JPH0253467B2 - - Google Patents
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- JPH0253467B2 JPH0253467B2 JP61098356A JP9835686A JPH0253467B2 JP H0253467 B2 JPH0253467 B2 JP H0253467B2 JP 61098356 A JP61098356 A JP 61098356A JP 9835686 A JP9835686 A JP 9835686A JP H0253467 B2 JPH0253467 B2 JP H0253467B2
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- G03G—ELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
- G03G15/00—Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
- G03G15/20—Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for fixing, e.g. by using heat
- G03G15/2003—Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for fixing, e.g. by using heat using heat
- G03G15/2014—Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for fixing, e.g. by using heat using heat using contact heat
- G03G15/2053—Structural details of heat elements, e.g. structure of roller or belt, eddy current, induction heating
- G03G15/2057—Structural details of heat elements, e.g. structure of roller or belt, eddy current, induction heating relating to the chemical composition of the heat element and layers thereof
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Description
[発明の技術分野]
本発明は、乾式電子写真複写機やプリンターな
どにおいて、複写紙上に形成されたトナー粉末像
を加圧、および加熱により定着させるためのロー
ル用シリコーンゴム組成物に関し、とくにその表
面を研磨して使用する型のロールにおいて、その
ロール表面に継続的にシリコーンオイルをブリー
ドさせることができ、トナーに対する離型性およ
びコピーライフを飛躍的に向上せしめ得るロール
用シリコーンゴム組成物に関する。 [発明の技術的背景とその問題点] OA機器の中でも、乾式電子写真法による複写
機の普及は目覚しいものがあるが、一方において
は製造の合理化のほかに、省資源、省エネルギー
および長寿命化などの要求も益々強くなつてきて
いる情況である。ところで、こうした乾式電子写
真複写機では、光とトナーによつて現像されたド
ラムから紙などの支持体上にトナー粉末像を転写
し、その像を加熱したゴムロールで加圧し、加熱
融着させて固定する、いわゆる加熱ロール定着方
法が慣用されている。これに使用されるロール
は、以前から耐熱性や離型性に極めて優れている
シリコーンゴムが主に使われており、現在はそれ
の長寿命化が最大のテーマになつている。 この目的に使用される加熱定着用ゴムロールに
は、有機過酸化物で架橋する加熱硬化型シリコー
ンゴム(たとえば、特公昭36−1277号公報および
特開昭54−159485号公報参照)と液状シリコーン
ゴムとがあつて、液状シリコーンゴムとしては、
さらに縮合反応によつて室温で架橋する縮合型液
状シリコーンゴム(たとえば、特開昭52−2439号
公報参照)と付加反応によつて架橋する付加型液
状シリコーンゴム(たとえば、特公昭61−4855号
公報参照)が知られている。 加熱硬化型シリコーンゴムを用いて製造したロ
ールは、強度的には非常に優れているが、それだ
けではトナーに対する離型性が劣り、コピーライ
フが十分でないため、使用中にその表面にシリコ
ーンオイルのような離型剤を継続的に供給し塗布
するための機構が必要となり、装置が複雑化する
という問題点を有している。さらに、加熱硬化型
シリコーンゴムの場合には、未加硫ゴムが非流動
性であるところから触媒混入や分出し作業に2本
ロールを使用する必要があり、また成形方法とし
てもプレス成形や巻きむし成形に頼らざるを得な
いなど、ロールの製造において手作業や工程数が
増加することなどのために製造工程の自動化や連
続化に適してないほか、有機過酸化物の分解生成
物を除去するための二次加硫が必要であるなど、
生産性などの点において大きな問題点を有してい
る。 一方、ロール用液状シリコーンゴムには、前述
したように硬化機構の違いから縮合反応型と付加
反応型の2種類がある。加熱硬化型シリコーンゴ
ムに比較して、液状シリコーンゴムを使用した場
合の主な利点は、(1)原料ポリマーが液状であると
ころから成形加工性および生産性の面で有利であ
ること;(2)液状シリコーンゴム組成物中に、架橋
反応に関与しない低粘度シリコーンオイルをあら
かじめ添加しておくことが可能であるため、使用
時のロール表面にシリコーンオイルをブリードせ
しめて軽剥離性あるいはトナー離型性を格段に向
上し得ることができ、そのために離型剤の塗布機
構が不要になること;の2点である。 縮合型液状シリコーンゴムの場合には、液状で
あることから成形加工面での有利さはあるが、硬
化時間に数時間ないし数日間を要するために生産
性が著しく劣るほか、硬化反応時に副生成物が発
生し、反応終了後にこれを除去するための工程が
必要であるなどの問題点を有している。これに対
して、白金もしくは白金化合物を触媒とする、い
わゆる付加型液状シリコーンゴムでは、硬化時間
を加熱温度に応じて数秒ないし数分間に調節する
ことが可能であることおよび硬化前の組成物が液
状であることから、簡単な射出成形機を用いて自
動的に連続生産することができる。さらにはロー
ル成形後の研磨が不要であり、また硬化時に反応
副生成物を発生しないのでその除去が不要である
ことなど、成形加工性および生産性の面で格段の
向上が認められる。 次に、シリコーンオイルの添加による軽剥離性
またはトナー離型性についてであるが、前述の縮
合型液状シリコーンゴムにおいては、とくに低粘
度のシリコーンオイルを添加する必要がある。す
なわち、添加するシリコーンオイルの粘度が高い
と、ロール表面へオイルのブリードが十分でない
ために優れた離型性が得られないためである。し
かしながら、低粘度のシリコーンオイルを使用し
た場合、実用時の加圧・加熱工程において極めて
素早くブリードしてしまうことから初期の離型性
には優れているものの、長期にわたつてその離型
性を保持できないという大きな問題が生じてい
る。一方、付加型液状シリコーンゴムにおいて
も、縮合型ゴムと同じ観点で低粘度シリオーンオ
イルが使用されているため、前述と同様の問題点
を有している。さらに詳しく述べると、付加型ゴ
ムの方が縮合型ゴムに比べてオイルブリード性で
むしろ劣る傾向にあり、とくに最終的に表面を研
磨して使用する型のロールでは、オイルブリード
性の変動が著しく、実用上の信頼性に乏しいとい
う難点があげられる。さらに、トナー離型性の向
上を目的に配合したシリコーンオイルの耐熱性が
劣る場合には、熱分解をうけて低分子量のポリオ
ルガノシロキサンとなり、ゴムの系外へ揮散して
しまうところから、ゴムロールの径細り現象が発
生するといる問題点があり、したがつてこれらの
改善が切望されている。 [発明の目的] 本発明は上記の問題点を解消し、乾式電子写真
複写機やプリンターなどに使用される加熱定着用
ロールの構成材料として使用した場合、より広い
温度範囲域において該ロール表面に長期にわたつ
て継続的に優れたオイルブリード性を保持するこ
とができることから、該ロールのトナーとの離型
性およびコピーライフの延長に大きく資すること
ができ、また径細り現象の発生を低減化せしめる
ことができる液状シリコーンゴム組成物を提供す
ることを目的とする。 [発明の構成] 本発明者らは上記の目的を達成すべく鋭意研究
を行つた結果、必須成分として特定の金属原子を
含有するポリジオルガノシロキサンを用いること
により、オイルブリード性を向上させることがで
き、これによつてトナーの離型性の向上、コピー
ライフの大幅な延長およびロールの径細り現象の
発生の低減下を達成することができ、また該ポリ
ジオルガノシロキサンが優れた耐熱性を有するこ
とから、より広い温度範囲域において使用した場
合においても、上記したような特性をそのまま保
持できることを見い出し本発明を完成するに到つ
た。 すなわち本発明の液状シリコーンゴム組成物
は、 (1) (A) 一般式、 (式中、R1はアルケニル基を表し;R2は脂
肪族不飽和結合を含まない置換または非置換の
1価の基を表し;aは1または2を表し;bは
0,1または2を表し;およびa+bは1,2
または3を表す) で示される構成単位を分子中に少なくとも2個
有し、25℃における粘度が100〜500000cPであ
るポリオルガノシロキサン、100重量部; (B) 一般式、 (式中、R3は置換または非置換の1価の基
を表し;cは0,1または2を表し;dは1ま
たは2を表し;およびc+dは1,2または3
を表す) で示される構成単位からなり、ケイ素原子に結
合した水素原子を分子中に少なくとも3個有す
るポリオルガノハイドロジエンシロキサンを(A)
成分中の基R11個に対してケイ素原子に結合し
た水素原子の個数が0.5〜4.0になる量; (C) 一般式、 (式中、R4は脂肪族不飽和結合を含まない
置換または非置換の1価の基を表し;eは1.9
〜2.2の数を表し;fは0〜0.1の数を表し;お
よびe+fは1.9〜2.2の数を表す) で示される構成単位からなり、25℃における粘
度が5〜200000cPのポリジオルガノシロキサ
ン100重量部に、 金属化合物を0.01〜2重量部を添加したのち
溶解せしめるか、または加熱下反応せしめて得
られる金属含有ポリジオルガノシロキサン、
0.1〜50重量部; (D) 無機質充填剤、5〜200重量部; および (E) 白金系触媒を(A)成分の重量に対して白金原子
として1〜100ppmとなる量; からなることを特徴とする。 本発明に用いられる(A)成分のポリオルガノシロ
キサンは、ケイ素原子に結合したアルケニル基
R1を含有する式()で示される構成単位を1
分子中に少なくとも2個有するものである。かか
るポリオルガノシロキサンとしては、直鎖状もし
くは分枝状のいずれも用いることができ、またこ
れらの混合物を用いることもできる。 上記式()におけるR1としては、たとえば
ビニル基、アリル基、1―ブテニル基、1―ヘキ
セニル基などを挙げることができるが、合成の容
易さや熱安定性などの点からビニル基が最も有利
である。R2およびR1とR2以外のケイ素原子に結
合可能な有機基としては、たとえばメチル基、ニ
チル基、プロピル基、ブチル基、ヘキシル基、ド
デシル基などのアルキル基;フエニル基のような
アリール基;β―フエニルエチル基、β―フエニ
ルプロピル基のようなアラルキル基;さらには、
クロロメチル基、3,3,3―トリフルオロプロ
ピル基などの置換炭化水素基を挙げることができ
る。これらの基のうち、ポリオルガノシロキサン
の合成が容易で、しかも硬化後に良好な物理的性
質を保つ上で必要な重合度を与え、かつ硬化前に
おいては低い粘度を与えるという点から、基R2
としてはメチル基が最も好ましい。このような式
()で示される構成単位は、ポリオルガノシロ
キサンの分子鎖末端および分子鎖中のいずれに存
在していてもよいが、硬化物に優れた機械的特性
を付与するためには、少なくとも一方の分子末端
に存在することが好ましい。 また(A)成分のポリオルガノシロキサンは、25℃
における粘度が100〜500000cPであることが必要
である。粘度が100cP未満の場合は、硬化物に充
分な伸びや弾性を付与することが困難であり、ま
た500000cPを超える場合は注型または加工時に
おける作業性の低下を来たす。さらには、機械的
強度オイルブリード性などを考慮した場合は、粘
度が200〜100000cPであることが好ましい。 本発明で用いる(B)成分のポリオルガノハイドロ
ジエンシロキサンは、上記の一般式()で示さ
れる構成単位からなり、ケイ素原子に結合した水
素原子を分子中に少なくとも3個有するものであ
る。式中、R3としては、たとえば上記した一般
式()で示される構成単位中のR2において例
示したものと同様なものを挙げることができる
が、合成の容易さの点からメチル基が最も好まし
い。また、このポリオルガノハイドロジエンシロ
キサンは、合成の容易さや、取り扱いの容易さか
ら25℃における粘度が1〜10000cPであることが
好ましい。このようなポリオルガノハイドロジエ
ンシロキサンとしては、直鎖状、分枝状もしくは
環状の重合体、またはこれらの混合物を用いるこ
とができる。 本発明の組成物における(B)成分の配合量は、(A)
成分中のアルケニル基1個に対して、(B)成分中の
ケイ素原子に結合した水素原子の数が、0.5〜4.0
個、好ましくは1.0〜3.0個となるような量であ
る。水素原子の数が0.5個未満である場合は、組
成物の硬化が充分に進行せずに、硬化後の硬化物
の硬度が低下し、また水素原子の数が4.0個を超
える場合には、硬化後の硬化物の物理的性質が低
下する。 本発明で用いる(C)成分の金属化合物含有ポリジ
オルガノシロキサンは、本発明の組成物を構成材
料とする加熱定着ロールの表面に、長期間にわた
つて優れたトナー離型性を付与してコピーライフ
をを延長させる作用を示す成分であり、また該ロ
ールの径細り現象の発生を低減化することができ
る成分であり、たとえば特公昭60−10535号公報
に記載の成分である。この(C)成分は、(C)および
(C)の2成分から得られるものであり、両成分の
混合物として、もしくは両成分を出発原料とする
化合物として、またはこれらを混合した状態で用
いることができる。 (C)成分を構成する一方の成分である(C)成分の
一般式()で示されるポリジオルガノシロキサ
ンにおけるR4としては、上記(A)成分におけるR2
と同様のものを挙げることができるが、合成が容
易であること、およびトナー離型性が優れている
ことなどの点から、これらのうち50%以上がメチ
ル基であることが好ましく、さらには全てがメチ
ル基であることが好ましい。また、とくに高い耐
熱性が要求される場合は、50%までのフエニル基
を導入することが好ましい。e,fおよびe+f
の意味は上記のとおりであるが、これらのうちf
は、分子中に水酸基が多く存在する場合は硬化物
の耐熱性が低下するために0に近い方が好まし
く、実質的に0であることが最も好ましい。また
e+fの値が1.9未満の場合はオイルブリード性
が劣り、2.2を超える場合は低分子量化し、(C)
成分が揮発性を示すようになり好ましくない。 この(C)成分のポリジオルガノシロキサンの25
℃における粘度は5〜200000cPが好ましい。粘
度が5cP未満の場合は高温における揮発減量が大
になり、トナー離型性が低下するために好ましく
なく、粘度が200000cPを超える場合にはロール
表面のオイルブリード性が劣るだけでなく、ロー
ル成形時の作業性にも悪影響を及ぼすために適当
でない。 また他方の成分である(C)成分の金属化合物
は、酸化能と還元能の両方の性質を示す金属の化
合物、たとえば鉄、マンガン、コバルト、銅およ
びセリウムなどの化合物であり、このような化合
物としては、たとえば鉄()オクトエート、マ
ンガン()オクトエート、コバルト()アセ
チルアセトネート、銅()ラウレート、セリウ
ム()アセチルアセトネートおよびセリウム
()アセチルアセトネートなどを挙げることが
できる。 (C)成分は(C)および(C)成分を出発原料として
用い、これらを(イ)混合・分散し溶解せしめるか;
または(ロ)加熱下で反応せしめることによつて得る
ことができる。(イ)の方法の場合は、常温で両成分
を均一になるように混合・分散し、溶解させる;
(ロ)の方法の場合は、たとえば両成分を混合したの
ち60〜80℃に加熱し、攪拌下1〜2時間保持する
が、好ましくはこの加熱時に反応系内に空気(酸
素)を導入する。次いで、さらに空気を導入しな
がら200〜300℃で3〜8時間加熱することによ
り、上記したような金属のみをポリジオルガノシ
ロキサンの分子中に導入する;ことによつて(C)成
分を得ることができる。これらの方法のうち(ロ)の
方法で得られた(C)成分は、その分子中おいて、次
式Si―O―M(式中、Mは上記したような金属を
表す)で示される結合を有しているものと考えら
れ、この結合の存在によつて、(C)成分の低分子
量のポリオルガノシロキサンが揮散し難くなり、
耐熱性が向上するものと考えられる。 (C)成分の製造に際しては、(イ)および(ロ)のいずれ
の方法においても、(C)成分100重量部に対して
(C)成分を0.01〜2重量部配合する。配合量が
0.01重量部未満の場合は(C)成分に充分な耐熱性を
付与することができず、2重量部を超える場合は
逆に耐熱性の低下を招来する。 本発明の組成物中における(C)成分の配合量は、
(A)成分100重量部に対して0.1〜50重量部であり、
好ましくは0.5〜30重量部である。配合量が0.1重
量部未満の場合は、本発明の目的を達成すること
ができず、50重量部を超える場合は、ロールの径
細り現象が多発し、その信頼性が損なわれる。 本発明で用いる(D)成分の無機質充填剤は、組成
物の粘度や流動性を適切なものとし、その硬化物
に優れた機械的強度、硬さおよび熱伝導性などを
付与するものである。このような無機質充填剤と
しては、例えば煙霧質シリカ、沈澱シリカ、溶融
シリカ、石英微粉末、珪澡土、アルミナ、珪酸ア
ルミニウム、酸化鉄、酸化チタン、酸化亜鉛、炭
酸カルシウム、カーボンブラツクなどを挙げるこ
とができ、これらは1種以上で用いることができ
る。また、これらの無機質充填剤は、必要に応じ
てその表面をポリジメチルシロキサンやオクタメ
チルシクロテトラシロキサンなどのポリオルガノ
シロキサン類;ヘキサメチルジシラザンや1,
1,3,3―テトラメチル―1,3―ジビニルジ
シラザンなどのシラザン類;およびビニルトリエ
トキシシランなどのオルガノシラン類;などの有
機ケイ素化合物で処理したものを用いることがで
きる。 本発明の組成物における(D)成分の配合量は、(A)
成分100重量部に対して5〜200重量部、好ましく
は10〜150重量部である。配合量が5重量部未満
の場合は、硬化物の機械的強度、硬さおよび熱伝
導性が劣り、また200重量部を超える場合は、組
成物の流動性が悪化し、硬化物も脆化してしま
う。 本発明で用いる(E)成分の白金系触媒は、(A)成分
中のアルケニル基と、(B)成分中のヒドロシリル基
との間で付加反応を促進させる成分である。この
ような白金系触媒としては、たとえば白金単体や
塩化白金酸、白金―オレフイン錯体および白金―
アルコール錯体などの白金配位化合物などを挙げ
ることができる。 (E)成分の配合量は、(A)成分に対して白金原子と
して1〜100ppmであり、好ましくは2〜50ppm
である。配合量が1ppm未満の場合は、本発明の
目的を達成することができず、また100ppmを超
える場合でも、もはやそれ以上の硬化速度の向上
は達成できない。 本発明の組成物は、上記(A)〜(E)の5成分を均一
になるまで混合することによつて製造することが
できるが、この場合の具体的な手順は、特に制限
されず、(A)成分に対して(C)成分を添加し、できる
だけ均一に分散させたのち他成分を添加し、混合
することが好ましい。これは(A),(B)および(E)成分
を共存させるとただちに硬化反応が開始するため
である。したがつて(A)成分と(B)および(E)成分は、
注型あるいは射出成形作業を行なう直前に共存さ
せることが好ましい。またこの場合において、硬
化反応を抑制するために、組成物中にアセチレン
系化合物、オレフイン系化合物、有機窒素化合物
および有機リン化合物などの付加反応遅延剤を添
加することもできる。また、本発明の組成物には
必要に応じて、ポリジオルガノシロキサン以外の
離型剤、帯電防止剤、難燃剤、顔料、ガラス繊維
および炭素繊維などを添加することもできる。 [実施例] 以下、合成例、実施例および比較例を掲げ本発
明をさらに詳細に説明する。なお、合成例、実施
例および比較例において、「部」は全て「重量部」
を表す。 合成例 1 25℃における粘度が3000cPで、ジフエニルシ
ロキサン単位を8モル%含有し、末端がトリメチ
ルシリル基で封鎖されたポリジメチルシロキサン
100部に、鉄()オクトエートを0.15部添加し、
常温で溶解せしめて、鉄含有ポリオルガノシロキ
サン(P―1)を得た。 合成例 2 25℃における粘度が10000cPで、末端がトリメ
チルシリル基で封鎖されたポリジメチルシロキサ
ン100部に、セリウム()アセチルアセトネー
ト水和物0.2部を添加した。その後70〜80℃の温
度に加熱し、反応系内に空気を吹き込みながら1
時間攪拌を続け、セリウム()アセチルアセト
ネート水和物を完全にポリジメチルシロキサン中
に分散(ただし、一部は溶解している)せしめ
て、セリウム含有ポリジメチルシロキサン(P―
2)を得た。 合成例 3 合成例2と同様のポリジメチルシロキサン100
部を270℃の温度に加熱し、反応系内への空気の
吹き込みと攪拌を同時に行いながら、合成例2で
得たセリウム含有ポリジメチルシロキサン100部
を2時間かけて滴下した。その後、温度を270℃
に保持しながら、さらに攪拌と空気の吹き込みを
3時間続けたのち、放冷してセリウム含有ポリジ
メチルシロキサン(P―3)を得た。 合成例 4 25℃における粘度が100cPで末端がトリメチル
シリル基で封鎖されているポリジメチルシロキサ
ン100部に、マンガン()オクトエート1.0部を
添加して、分散せしめてマンガン含有ポリジメチ
ルシロキサン(p―4)を得た。 実施例 1 25℃における粘度が10000cPの分子鎖の両末端
がジメチルビニルシリル基で封鎖されたポリジメ
チルシロキサンベースオイル100部、アエロジル
200(デグツサ社製、商品名)20部、セライトスー
パーフロス(ジヨン マンビル社製、商品名)5
部、(CH3)2HSiO1/2単位とSiO2単位からなり、
ケイ素原子に結合した水素原子を1.00重量%含有
しており、25℃における粘度が20cPのポリオル
ガノハイドロジエンシロキサン1.5部、金属含有
ポリジオルガノシロキサン、P―1を10部および
塩化白金酸のイソプロピルアルコール溶液を白金
原子としてベースオイルに対して10ppm混合し、
均一に分散せしめて本発明の組成物を得た。 実施例 2 実施例1においてP―1の代りにP―2を20部
使用する以外は同様にして本発明の組成物を得
た。 比較例 1 実施例1においてP―1を使用しないほかは同
様にして比較組成物を得た。 比較例 2 実施例1においてP―1の代りに25℃における
粘度が3000cPで、ジフエニルシロキサン単位を
8モル%含み末端がトリメチルシリル基で封鎖さ
れたポリジメチルシロキサン10部を使用する以外
は同様にして比較組成物を得た。 比較例 3 実施例2においてP―2を使用する代わりに25
℃における粘度が100cPで、トリメチルシリル基
で封鎖されたポリジメチルシロキサンを20部使用
する以外は同様にして比較組成物を得た。 以上の実施例1〜2および比較例1〜3で得ら
れた組成物をクロムメツキの施された金型に入
れ、30Kg/cm2の圧力下、170℃で10分間プレスを
行い、2mm厚および6mm厚のシリコーンゴムシー
トを得た。次にこのシートを200℃にて4時間ア
ト加硫を行つたのち、常温にてJISK6301に基づ
く機械特性の測定およびトナー剥離性試験を行つ
た。結果を第1表に示す。なお、トナー剥離性試
験は注1に示す方法により行つた。 注1 トナー剥離試験 加熱処理した後、室温に戻した2mm厚のシート
を30mm×130mmの2枚のタンザク状に切り、その
表面をサンドペーパー(No.1000)で十分に研磨す
る。このシートの研磨を終えた面の端部表面30mm
×100mmにトナーEP 310(ミノルタ(株)製、商品名)
を表面に均一に塗布する。その後、図面に示すよ
うに2枚のシートのトナー塗布面を重ね合わせ、
180℃で30分間、1000gのおもりを載せて圧着す
る。なお、図面においてl1=30mm、l2=100mmであ
る。次いで室温に戻し自動記録計付引張試験機を
用いて180℃の方向に引張り、圧着部を剥がすに
要する力を「トナー剥離力」とする。この値が小
さいほど剥離性がよいことを表す。 また、各組成物をプライマー処理を施したロー
ル芯金を挿入した円筒形の金型を用いて上記条件
でプレス加硫を行い、さらに200℃で4時間アト
加硫したのちに研磨して加熱定着用ロールを得
た。このロールについて、注2のコピーライフ試
験を行つた。それらの結果を第1表に示す。 注2 コピーライフ試験 下記の各実施例にしたがつて製造された定着ロ
ールを東芝レオドライ7811乾式電子写真複写機
((株)東芝製;商品名)の付属定着ロールと置き換
え、下記の運転条件で連続して複写を行い、定着
ロールに汚れ(マクベス濃度1.0以上)が発生す
るまでの複写枚数をコピーライフとした。 定着温度 180℃ 定着圧力 4Kgf/cm2 オリジナル 画像部の面積比率約30%の文字原稿 複写速度 28枚/分 複写用紙 東芝レオドライ 7811用 ((株)東芝製;商品名) サ イ ズ A4 使用トナー 東芝レオドライ7811用トナー ((株)東芝製;商品名)
どにおいて、複写紙上に形成されたトナー粉末像
を加圧、および加熱により定着させるためのロー
ル用シリコーンゴム組成物に関し、とくにその表
面を研磨して使用する型のロールにおいて、その
ロール表面に継続的にシリコーンオイルをブリー
ドさせることができ、トナーに対する離型性およ
びコピーライフを飛躍的に向上せしめ得るロール
用シリコーンゴム組成物に関する。 [発明の技術的背景とその問題点] OA機器の中でも、乾式電子写真法による複写
機の普及は目覚しいものがあるが、一方において
は製造の合理化のほかに、省資源、省エネルギー
および長寿命化などの要求も益々強くなつてきて
いる情況である。ところで、こうした乾式電子写
真複写機では、光とトナーによつて現像されたド
ラムから紙などの支持体上にトナー粉末像を転写
し、その像を加熱したゴムロールで加圧し、加熱
融着させて固定する、いわゆる加熱ロール定着方
法が慣用されている。これに使用されるロール
は、以前から耐熱性や離型性に極めて優れている
シリコーンゴムが主に使われており、現在はそれ
の長寿命化が最大のテーマになつている。 この目的に使用される加熱定着用ゴムロールに
は、有機過酸化物で架橋する加熱硬化型シリコー
ンゴム(たとえば、特公昭36−1277号公報および
特開昭54−159485号公報参照)と液状シリコーン
ゴムとがあつて、液状シリコーンゴムとしては、
さらに縮合反応によつて室温で架橋する縮合型液
状シリコーンゴム(たとえば、特開昭52−2439号
公報参照)と付加反応によつて架橋する付加型液
状シリコーンゴム(たとえば、特公昭61−4855号
公報参照)が知られている。 加熱硬化型シリコーンゴムを用いて製造したロ
ールは、強度的には非常に優れているが、それだ
けではトナーに対する離型性が劣り、コピーライ
フが十分でないため、使用中にその表面にシリコ
ーンオイルのような離型剤を継続的に供給し塗布
するための機構が必要となり、装置が複雑化する
という問題点を有している。さらに、加熱硬化型
シリコーンゴムの場合には、未加硫ゴムが非流動
性であるところから触媒混入や分出し作業に2本
ロールを使用する必要があり、また成形方法とし
てもプレス成形や巻きむし成形に頼らざるを得な
いなど、ロールの製造において手作業や工程数が
増加することなどのために製造工程の自動化や連
続化に適してないほか、有機過酸化物の分解生成
物を除去するための二次加硫が必要であるなど、
生産性などの点において大きな問題点を有してい
る。 一方、ロール用液状シリコーンゴムには、前述
したように硬化機構の違いから縮合反応型と付加
反応型の2種類がある。加熱硬化型シリコーンゴ
ムに比較して、液状シリコーンゴムを使用した場
合の主な利点は、(1)原料ポリマーが液状であると
ころから成形加工性および生産性の面で有利であ
ること;(2)液状シリコーンゴム組成物中に、架橋
反応に関与しない低粘度シリコーンオイルをあら
かじめ添加しておくことが可能であるため、使用
時のロール表面にシリコーンオイルをブリードせ
しめて軽剥離性あるいはトナー離型性を格段に向
上し得ることができ、そのために離型剤の塗布機
構が不要になること;の2点である。 縮合型液状シリコーンゴムの場合には、液状で
あることから成形加工面での有利さはあるが、硬
化時間に数時間ないし数日間を要するために生産
性が著しく劣るほか、硬化反応時に副生成物が発
生し、反応終了後にこれを除去するための工程が
必要であるなどの問題点を有している。これに対
して、白金もしくは白金化合物を触媒とする、い
わゆる付加型液状シリコーンゴムでは、硬化時間
を加熱温度に応じて数秒ないし数分間に調節する
ことが可能であることおよび硬化前の組成物が液
状であることから、簡単な射出成形機を用いて自
動的に連続生産することができる。さらにはロー
ル成形後の研磨が不要であり、また硬化時に反応
副生成物を発生しないのでその除去が不要である
ことなど、成形加工性および生産性の面で格段の
向上が認められる。 次に、シリコーンオイルの添加による軽剥離性
またはトナー離型性についてであるが、前述の縮
合型液状シリコーンゴムにおいては、とくに低粘
度のシリコーンオイルを添加する必要がある。す
なわち、添加するシリコーンオイルの粘度が高い
と、ロール表面へオイルのブリードが十分でない
ために優れた離型性が得られないためである。し
かしながら、低粘度のシリコーンオイルを使用し
た場合、実用時の加圧・加熱工程において極めて
素早くブリードしてしまうことから初期の離型性
には優れているものの、長期にわたつてその離型
性を保持できないという大きな問題が生じてい
る。一方、付加型液状シリコーンゴムにおいて
も、縮合型ゴムと同じ観点で低粘度シリオーンオ
イルが使用されているため、前述と同様の問題点
を有している。さらに詳しく述べると、付加型ゴ
ムの方が縮合型ゴムに比べてオイルブリード性で
むしろ劣る傾向にあり、とくに最終的に表面を研
磨して使用する型のロールでは、オイルブリード
性の変動が著しく、実用上の信頼性に乏しいとい
う難点があげられる。さらに、トナー離型性の向
上を目的に配合したシリコーンオイルの耐熱性が
劣る場合には、熱分解をうけて低分子量のポリオ
ルガノシロキサンとなり、ゴムの系外へ揮散して
しまうところから、ゴムロールの径細り現象が発
生するといる問題点があり、したがつてこれらの
改善が切望されている。 [発明の目的] 本発明は上記の問題点を解消し、乾式電子写真
複写機やプリンターなどに使用される加熱定着用
ロールの構成材料として使用した場合、より広い
温度範囲域において該ロール表面に長期にわたつ
て継続的に優れたオイルブリード性を保持するこ
とができることから、該ロールのトナーとの離型
性およびコピーライフの延長に大きく資すること
ができ、また径細り現象の発生を低減化せしめる
ことができる液状シリコーンゴム組成物を提供す
ることを目的とする。 [発明の構成] 本発明者らは上記の目的を達成すべく鋭意研究
を行つた結果、必須成分として特定の金属原子を
含有するポリジオルガノシロキサンを用いること
により、オイルブリード性を向上させることがで
き、これによつてトナーの離型性の向上、コピー
ライフの大幅な延長およびロールの径細り現象の
発生の低減下を達成することができ、また該ポリ
ジオルガノシロキサンが優れた耐熱性を有するこ
とから、より広い温度範囲域において使用した場
合においても、上記したような特性をそのまま保
持できることを見い出し本発明を完成するに到つ
た。 すなわち本発明の液状シリコーンゴム組成物
は、 (1) (A) 一般式、 (式中、R1はアルケニル基を表し;R2は脂
肪族不飽和結合を含まない置換または非置換の
1価の基を表し;aは1または2を表し;bは
0,1または2を表し;およびa+bは1,2
または3を表す) で示される構成単位を分子中に少なくとも2個
有し、25℃における粘度が100〜500000cPであ
るポリオルガノシロキサン、100重量部; (B) 一般式、 (式中、R3は置換または非置換の1価の基
を表し;cは0,1または2を表し;dは1ま
たは2を表し;およびc+dは1,2または3
を表す) で示される構成単位からなり、ケイ素原子に結
合した水素原子を分子中に少なくとも3個有す
るポリオルガノハイドロジエンシロキサンを(A)
成分中の基R11個に対してケイ素原子に結合し
た水素原子の個数が0.5〜4.0になる量; (C) 一般式、 (式中、R4は脂肪族不飽和結合を含まない
置換または非置換の1価の基を表し;eは1.9
〜2.2の数を表し;fは0〜0.1の数を表し;お
よびe+fは1.9〜2.2の数を表す) で示される構成単位からなり、25℃における粘
度が5〜200000cPのポリジオルガノシロキサ
ン100重量部に、 金属化合物を0.01〜2重量部を添加したのち
溶解せしめるか、または加熱下反応せしめて得
られる金属含有ポリジオルガノシロキサン、
0.1〜50重量部; (D) 無機質充填剤、5〜200重量部; および (E) 白金系触媒を(A)成分の重量に対して白金原子
として1〜100ppmとなる量; からなることを特徴とする。 本発明に用いられる(A)成分のポリオルガノシロ
キサンは、ケイ素原子に結合したアルケニル基
R1を含有する式()で示される構成単位を1
分子中に少なくとも2個有するものである。かか
るポリオルガノシロキサンとしては、直鎖状もし
くは分枝状のいずれも用いることができ、またこ
れらの混合物を用いることもできる。 上記式()におけるR1としては、たとえば
ビニル基、アリル基、1―ブテニル基、1―ヘキ
セニル基などを挙げることができるが、合成の容
易さや熱安定性などの点からビニル基が最も有利
である。R2およびR1とR2以外のケイ素原子に結
合可能な有機基としては、たとえばメチル基、ニ
チル基、プロピル基、ブチル基、ヘキシル基、ド
デシル基などのアルキル基;フエニル基のような
アリール基;β―フエニルエチル基、β―フエニ
ルプロピル基のようなアラルキル基;さらには、
クロロメチル基、3,3,3―トリフルオロプロ
ピル基などの置換炭化水素基を挙げることができ
る。これらの基のうち、ポリオルガノシロキサン
の合成が容易で、しかも硬化後に良好な物理的性
質を保つ上で必要な重合度を与え、かつ硬化前に
おいては低い粘度を与えるという点から、基R2
としてはメチル基が最も好ましい。このような式
()で示される構成単位は、ポリオルガノシロ
キサンの分子鎖末端および分子鎖中のいずれに存
在していてもよいが、硬化物に優れた機械的特性
を付与するためには、少なくとも一方の分子末端
に存在することが好ましい。 また(A)成分のポリオルガノシロキサンは、25℃
における粘度が100〜500000cPであることが必要
である。粘度が100cP未満の場合は、硬化物に充
分な伸びや弾性を付与することが困難であり、ま
た500000cPを超える場合は注型または加工時に
おける作業性の低下を来たす。さらには、機械的
強度オイルブリード性などを考慮した場合は、粘
度が200〜100000cPであることが好ましい。 本発明で用いる(B)成分のポリオルガノハイドロ
ジエンシロキサンは、上記の一般式()で示さ
れる構成単位からなり、ケイ素原子に結合した水
素原子を分子中に少なくとも3個有するものであ
る。式中、R3としては、たとえば上記した一般
式()で示される構成単位中のR2において例
示したものと同様なものを挙げることができる
が、合成の容易さの点からメチル基が最も好まし
い。また、このポリオルガノハイドロジエンシロ
キサンは、合成の容易さや、取り扱いの容易さか
ら25℃における粘度が1〜10000cPであることが
好ましい。このようなポリオルガノハイドロジエ
ンシロキサンとしては、直鎖状、分枝状もしくは
環状の重合体、またはこれらの混合物を用いるこ
とができる。 本発明の組成物における(B)成分の配合量は、(A)
成分中のアルケニル基1個に対して、(B)成分中の
ケイ素原子に結合した水素原子の数が、0.5〜4.0
個、好ましくは1.0〜3.0個となるような量であ
る。水素原子の数が0.5個未満である場合は、組
成物の硬化が充分に進行せずに、硬化後の硬化物
の硬度が低下し、また水素原子の数が4.0個を超
える場合には、硬化後の硬化物の物理的性質が低
下する。 本発明で用いる(C)成分の金属化合物含有ポリジ
オルガノシロキサンは、本発明の組成物を構成材
料とする加熱定着ロールの表面に、長期間にわた
つて優れたトナー離型性を付与してコピーライフ
をを延長させる作用を示す成分であり、また該ロ
ールの径細り現象の発生を低減化することができ
る成分であり、たとえば特公昭60−10535号公報
に記載の成分である。この(C)成分は、(C)および
(C)の2成分から得られるものであり、両成分の
混合物として、もしくは両成分を出発原料とする
化合物として、またはこれらを混合した状態で用
いることができる。 (C)成分を構成する一方の成分である(C)成分の
一般式()で示されるポリジオルガノシロキサ
ンにおけるR4としては、上記(A)成分におけるR2
と同様のものを挙げることができるが、合成が容
易であること、およびトナー離型性が優れている
ことなどの点から、これらのうち50%以上がメチ
ル基であることが好ましく、さらには全てがメチ
ル基であることが好ましい。また、とくに高い耐
熱性が要求される場合は、50%までのフエニル基
を導入することが好ましい。e,fおよびe+f
の意味は上記のとおりであるが、これらのうちf
は、分子中に水酸基が多く存在する場合は硬化物
の耐熱性が低下するために0に近い方が好まし
く、実質的に0であることが最も好ましい。また
e+fの値が1.9未満の場合はオイルブリード性
が劣り、2.2を超える場合は低分子量化し、(C)
成分が揮発性を示すようになり好ましくない。 この(C)成分のポリジオルガノシロキサンの25
℃における粘度は5〜200000cPが好ましい。粘
度が5cP未満の場合は高温における揮発減量が大
になり、トナー離型性が低下するために好ましく
なく、粘度が200000cPを超える場合にはロール
表面のオイルブリード性が劣るだけでなく、ロー
ル成形時の作業性にも悪影響を及ぼすために適当
でない。 また他方の成分である(C)成分の金属化合物
は、酸化能と還元能の両方の性質を示す金属の化
合物、たとえば鉄、マンガン、コバルト、銅およ
びセリウムなどの化合物であり、このような化合
物としては、たとえば鉄()オクトエート、マ
ンガン()オクトエート、コバルト()アセ
チルアセトネート、銅()ラウレート、セリウ
ム()アセチルアセトネートおよびセリウム
()アセチルアセトネートなどを挙げることが
できる。 (C)成分は(C)および(C)成分を出発原料として
用い、これらを(イ)混合・分散し溶解せしめるか;
または(ロ)加熱下で反応せしめることによつて得る
ことができる。(イ)の方法の場合は、常温で両成分
を均一になるように混合・分散し、溶解させる;
(ロ)の方法の場合は、たとえば両成分を混合したの
ち60〜80℃に加熱し、攪拌下1〜2時間保持する
が、好ましくはこの加熱時に反応系内に空気(酸
素)を導入する。次いで、さらに空気を導入しな
がら200〜300℃で3〜8時間加熱することによ
り、上記したような金属のみをポリジオルガノシ
ロキサンの分子中に導入する;ことによつて(C)成
分を得ることができる。これらの方法のうち(ロ)の
方法で得られた(C)成分は、その分子中おいて、次
式Si―O―M(式中、Mは上記したような金属を
表す)で示される結合を有しているものと考えら
れ、この結合の存在によつて、(C)成分の低分子
量のポリオルガノシロキサンが揮散し難くなり、
耐熱性が向上するものと考えられる。 (C)成分の製造に際しては、(イ)および(ロ)のいずれ
の方法においても、(C)成分100重量部に対して
(C)成分を0.01〜2重量部配合する。配合量が
0.01重量部未満の場合は(C)成分に充分な耐熱性を
付与することができず、2重量部を超える場合は
逆に耐熱性の低下を招来する。 本発明の組成物中における(C)成分の配合量は、
(A)成分100重量部に対して0.1〜50重量部であり、
好ましくは0.5〜30重量部である。配合量が0.1重
量部未満の場合は、本発明の目的を達成すること
ができず、50重量部を超える場合は、ロールの径
細り現象が多発し、その信頼性が損なわれる。 本発明で用いる(D)成分の無機質充填剤は、組成
物の粘度や流動性を適切なものとし、その硬化物
に優れた機械的強度、硬さおよび熱伝導性などを
付与するものである。このような無機質充填剤と
しては、例えば煙霧質シリカ、沈澱シリカ、溶融
シリカ、石英微粉末、珪澡土、アルミナ、珪酸ア
ルミニウム、酸化鉄、酸化チタン、酸化亜鉛、炭
酸カルシウム、カーボンブラツクなどを挙げるこ
とができ、これらは1種以上で用いることができ
る。また、これらの無機質充填剤は、必要に応じ
てその表面をポリジメチルシロキサンやオクタメ
チルシクロテトラシロキサンなどのポリオルガノ
シロキサン類;ヘキサメチルジシラザンや1,
1,3,3―テトラメチル―1,3―ジビニルジ
シラザンなどのシラザン類;およびビニルトリエ
トキシシランなどのオルガノシラン類;などの有
機ケイ素化合物で処理したものを用いることがで
きる。 本発明の組成物における(D)成分の配合量は、(A)
成分100重量部に対して5〜200重量部、好ましく
は10〜150重量部である。配合量が5重量部未満
の場合は、硬化物の機械的強度、硬さおよび熱伝
導性が劣り、また200重量部を超える場合は、組
成物の流動性が悪化し、硬化物も脆化してしま
う。 本発明で用いる(E)成分の白金系触媒は、(A)成分
中のアルケニル基と、(B)成分中のヒドロシリル基
との間で付加反応を促進させる成分である。この
ような白金系触媒としては、たとえば白金単体や
塩化白金酸、白金―オレフイン錯体および白金―
アルコール錯体などの白金配位化合物などを挙げ
ることができる。 (E)成分の配合量は、(A)成分に対して白金原子と
して1〜100ppmであり、好ましくは2〜50ppm
である。配合量が1ppm未満の場合は、本発明の
目的を達成することができず、また100ppmを超
える場合でも、もはやそれ以上の硬化速度の向上
は達成できない。 本発明の組成物は、上記(A)〜(E)の5成分を均一
になるまで混合することによつて製造することが
できるが、この場合の具体的な手順は、特に制限
されず、(A)成分に対して(C)成分を添加し、できる
だけ均一に分散させたのち他成分を添加し、混合
することが好ましい。これは(A),(B)および(E)成分
を共存させるとただちに硬化反応が開始するため
である。したがつて(A)成分と(B)および(E)成分は、
注型あるいは射出成形作業を行なう直前に共存さ
せることが好ましい。またこの場合において、硬
化反応を抑制するために、組成物中にアセチレン
系化合物、オレフイン系化合物、有機窒素化合物
および有機リン化合物などの付加反応遅延剤を添
加することもできる。また、本発明の組成物には
必要に応じて、ポリジオルガノシロキサン以外の
離型剤、帯電防止剤、難燃剤、顔料、ガラス繊維
および炭素繊維などを添加することもできる。 [実施例] 以下、合成例、実施例および比較例を掲げ本発
明をさらに詳細に説明する。なお、合成例、実施
例および比較例において、「部」は全て「重量部」
を表す。 合成例 1 25℃における粘度が3000cPで、ジフエニルシ
ロキサン単位を8モル%含有し、末端がトリメチ
ルシリル基で封鎖されたポリジメチルシロキサン
100部に、鉄()オクトエートを0.15部添加し、
常温で溶解せしめて、鉄含有ポリオルガノシロキ
サン(P―1)を得た。 合成例 2 25℃における粘度が10000cPで、末端がトリメ
チルシリル基で封鎖されたポリジメチルシロキサ
ン100部に、セリウム()アセチルアセトネー
ト水和物0.2部を添加した。その後70〜80℃の温
度に加熱し、反応系内に空気を吹き込みながら1
時間攪拌を続け、セリウム()アセチルアセト
ネート水和物を完全にポリジメチルシロキサン中
に分散(ただし、一部は溶解している)せしめ
て、セリウム含有ポリジメチルシロキサン(P―
2)を得た。 合成例 3 合成例2と同様のポリジメチルシロキサン100
部を270℃の温度に加熱し、反応系内への空気の
吹き込みと攪拌を同時に行いながら、合成例2で
得たセリウム含有ポリジメチルシロキサン100部
を2時間かけて滴下した。その後、温度を270℃
に保持しながら、さらに攪拌と空気の吹き込みを
3時間続けたのち、放冷してセリウム含有ポリジ
メチルシロキサン(P―3)を得た。 合成例 4 25℃における粘度が100cPで末端がトリメチル
シリル基で封鎖されているポリジメチルシロキサ
ン100部に、マンガン()オクトエート1.0部を
添加して、分散せしめてマンガン含有ポリジメチ
ルシロキサン(p―4)を得た。 実施例 1 25℃における粘度が10000cPの分子鎖の両末端
がジメチルビニルシリル基で封鎖されたポリジメ
チルシロキサンベースオイル100部、アエロジル
200(デグツサ社製、商品名)20部、セライトスー
パーフロス(ジヨン マンビル社製、商品名)5
部、(CH3)2HSiO1/2単位とSiO2単位からなり、
ケイ素原子に結合した水素原子を1.00重量%含有
しており、25℃における粘度が20cPのポリオル
ガノハイドロジエンシロキサン1.5部、金属含有
ポリジオルガノシロキサン、P―1を10部および
塩化白金酸のイソプロピルアルコール溶液を白金
原子としてベースオイルに対して10ppm混合し、
均一に分散せしめて本発明の組成物を得た。 実施例 2 実施例1においてP―1の代りにP―2を20部
使用する以外は同様にして本発明の組成物を得
た。 比較例 1 実施例1においてP―1を使用しないほかは同
様にして比較組成物を得た。 比較例 2 実施例1においてP―1の代りに25℃における
粘度が3000cPで、ジフエニルシロキサン単位を
8モル%含み末端がトリメチルシリル基で封鎖さ
れたポリジメチルシロキサン10部を使用する以外
は同様にして比較組成物を得た。 比較例 3 実施例2においてP―2を使用する代わりに25
℃における粘度が100cPで、トリメチルシリル基
で封鎖されたポリジメチルシロキサンを20部使用
する以外は同様にして比較組成物を得た。 以上の実施例1〜2および比較例1〜3で得ら
れた組成物をクロムメツキの施された金型に入
れ、30Kg/cm2の圧力下、170℃で10分間プレスを
行い、2mm厚および6mm厚のシリコーンゴムシー
トを得た。次にこのシートを200℃にて4時間ア
ト加硫を行つたのち、常温にてJISK6301に基づ
く機械特性の測定およびトナー剥離性試験を行つ
た。結果を第1表に示す。なお、トナー剥離性試
験は注1に示す方法により行つた。 注1 トナー剥離試験 加熱処理した後、室温に戻した2mm厚のシート
を30mm×130mmの2枚のタンザク状に切り、その
表面をサンドペーパー(No.1000)で十分に研磨す
る。このシートの研磨を終えた面の端部表面30mm
×100mmにトナーEP 310(ミノルタ(株)製、商品名)
を表面に均一に塗布する。その後、図面に示すよ
うに2枚のシートのトナー塗布面を重ね合わせ、
180℃で30分間、1000gのおもりを載せて圧着す
る。なお、図面においてl1=30mm、l2=100mmであ
る。次いで室温に戻し自動記録計付引張試験機を
用いて180℃の方向に引張り、圧着部を剥がすに
要する力を「トナー剥離力」とする。この値が小
さいほど剥離性がよいことを表す。 また、各組成物をプライマー処理を施したロー
ル芯金を挿入した円筒形の金型を用いて上記条件
でプレス加硫を行い、さらに200℃で4時間アト
加硫したのちに研磨して加熱定着用ロールを得
た。このロールについて、注2のコピーライフ試
験を行つた。それらの結果を第1表に示す。 注2 コピーライフ試験 下記の各実施例にしたがつて製造された定着ロ
ールを東芝レオドライ7811乾式電子写真複写機
((株)東芝製;商品名)の付属定着ロールと置き換
え、下記の運転条件で連続して複写を行い、定着
ロールに汚れ(マクベス濃度1.0以上)が発生す
るまでの複写枚数をコピーライフとした。 定着温度 180℃ 定着圧力 4Kgf/cm2 オリジナル 画像部の面積比率約30%の文字原稿 複写速度 28枚/分 複写用紙 東芝レオドライ 7811用 ((株)東芝製;商品名) サ イ ズ A4 使用トナー 東芝レオドライ7811用トナー ((株)東芝製;商品名)
【表】
第1表から明らかなように、本発明の組成物か
ら得られる硬化物はトナー剥離性やコピーライフ
において優れた特性を示した。なお、コピーライ
フについては、定着温度が170℃および190℃の異
なる温度における試験においてもほぼ同様の結果
を示した。 実施例 3 25℃における粘度が3000cPの分子鎖の両末端
がジメチルビニルシリル基で封鎖されたポリジメ
チルシロキサンベースオイル100部、セライトス
ーパーフロス(ジヨン マンビル社製、商品名)
40部、(CH3)2HSiO1/2単位とSiO2単位からなり
ケイ素原子に結合した水素原子を1.02重量%含有
し、25℃における粘度が21cPのポリオルガノハ
イドロジエンシロキサン1.5部および金属触媒含
有ポリオルガノシロキサンP―3を30部および塩
化白金酸のイソプロピルアルコール溶液を白金原
子としてベースオイルに対して8ppmを混合し、
均一に分散せしめて本発明の組成物を得た。 実施例 4 実施例3においてP―3の代りにP―4を5部
使用する以外は同様にして本発明の組成物を得
た。 比較例 4 実施例3においてP―3を使用しない以外は同
様にして比較組成物を得た。 比較例 5 実施例3においてP―3を使用する代わりに、
25℃における粘度が500cPの分子鎖の末端がトリ
メチルシリル基で封鎖されたポリジメチルシロキ
サン30部を使用する以外は同様にして、比較組成
物を得た。 比較例 6 実施例4においてP―4の代わりに25℃におけ
る粘度が100cPで、分子鎖の末端がトリメチルシ
リル基で封鎖されたポリジメチルシロキサン5部
を使用する以外は同様にして比較組成物を得た。 以上の実施例3〜4と比較例4〜6で得られた
各組成物を用いて、実施例1と同様にして2mm厚
および6mm厚のシートを得、また加熱定着ロール
を得た。得られたシートを用い、実施例1と同様
にして機械的特性を測定し、コピーライフ試験を
行つた。また、コピーライフの限界に到達した時
点におけるロールの径細りの状態をレーザ外径測
定機LM8300(リード電機(株)製;商品名)によつ
て測定した。結果を第2表に示す。
ら得られる硬化物はトナー剥離性やコピーライフ
において優れた特性を示した。なお、コピーライ
フについては、定着温度が170℃および190℃の異
なる温度における試験においてもほぼ同様の結果
を示した。 実施例 3 25℃における粘度が3000cPの分子鎖の両末端
がジメチルビニルシリル基で封鎖されたポリジメ
チルシロキサンベースオイル100部、セライトス
ーパーフロス(ジヨン マンビル社製、商品名)
40部、(CH3)2HSiO1/2単位とSiO2単位からなり
ケイ素原子に結合した水素原子を1.02重量%含有
し、25℃における粘度が21cPのポリオルガノハ
イドロジエンシロキサン1.5部および金属触媒含
有ポリオルガノシロキサンP―3を30部および塩
化白金酸のイソプロピルアルコール溶液を白金原
子としてベースオイルに対して8ppmを混合し、
均一に分散せしめて本発明の組成物を得た。 実施例 4 実施例3においてP―3の代りにP―4を5部
使用する以外は同様にして本発明の組成物を得
た。 比較例 4 実施例3においてP―3を使用しない以外は同
様にして比較組成物を得た。 比較例 5 実施例3においてP―3を使用する代わりに、
25℃における粘度が500cPの分子鎖の末端がトリ
メチルシリル基で封鎖されたポリジメチルシロキ
サン30部を使用する以外は同様にして、比較組成
物を得た。 比較例 6 実施例4においてP―4の代わりに25℃におけ
る粘度が100cPで、分子鎖の末端がトリメチルシ
リル基で封鎖されたポリジメチルシロキサン5部
を使用する以外は同様にして比較組成物を得た。 以上の実施例3〜4と比較例4〜6で得られた
各組成物を用いて、実施例1と同様にして2mm厚
および6mm厚のシートを得、また加熱定着ロール
を得た。得られたシートを用い、実施例1と同様
にして機械的特性を測定し、コピーライフ試験を
行つた。また、コピーライフの限界に到達した時
点におけるロールの径細りの状態をレーザ外径測
定機LM8300(リード電機(株)製;商品名)によつ
て測定した。結果を第2表に示す。
【表】
【表】
第2表から明らかなように、本発明の組成物か
ら得られる硬化物は、トナー剥離性やコピーライ
フにおいて優れた特性を示し、径細りもなかつ
た。なお、コピーライフについては、実施例1〜
2と同様に温度を変えて試験を行つたが、いずれ
の温度においてもほぼ同様の結果を示した。 [発明の効果] 以上に説明したとおり本発明の液状シリコーン
ゴム組成物は、必須成分として優れた耐熱性を有
する金属含有ポリジオルガノシロキサンを配合せ
しめることにより、乾式電子写真複写機やプリン
ターなどに用いる加熱定着用ロールの構成材料と
した場合に、該ロールの表面において広い温度範
囲で長期にわたり継続的に優れたオイルブリード
性を発揮することができるものである。このよう
に優れたオイルブリード性を有することから、ト
ナー剥離性が優れており、またコピーライフをも
飛躍的に増大せしめることができ、径細り現象を
生じることも少ない。さらには、本発明の組成物
はその硬化物の硬さや引つ張り強さ等においても
充分満足できるものであり、上記のような加熱定
着用ロール、とくにロールを成形後、その表面を
研磨したのちに実用に供する型の加熱定着用ロー
ルの構成材料として有用である。
ら得られる硬化物は、トナー剥離性やコピーライ
フにおいて優れた特性を示し、径細りもなかつ
た。なお、コピーライフについては、実施例1〜
2と同様に温度を変えて試験を行つたが、いずれ
の温度においてもほぼ同様の結果を示した。 [発明の効果] 以上に説明したとおり本発明の液状シリコーン
ゴム組成物は、必須成分として優れた耐熱性を有
する金属含有ポリジオルガノシロキサンを配合せ
しめることにより、乾式電子写真複写機やプリン
ターなどに用いる加熱定着用ロールの構成材料と
した場合に、該ロールの表面において広い温度範
囲で長期にわたり継続的に優れたオイルブリード
性を発揮することができるものである。このよう
に優れたオイルブリード性を有することから、ト
ナー剥離性が優れており、またコピーライフをも
飛躍的に増大せしめることができ、径細り現象を
生じることも少ない。さらには、本発明の組成物
はその硬化物の硬さや引つ張り強さ等においても
充分満足できるものであり、上記のような加熱定
着用ロール、とくにロールを成形後、その表面を
研磨したのちに実用に供する型の加熱定着用ロー
ルの構成材料として有用である。
図面は本発明の実施例のトナー剥離試験におけ
るシートの状態を示す図である。
るシートの状態を示す図である。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 (A) 一般式、 (式中、R1はアルケニル基を表し;R2は脂
肪族不飽和結合を含まない置換または非置換の
1価の基を表し;aは1または2を表し;bは
0,1または2を表し;およびa+bは1,2
または3を表す) で示される構成単位を分子中に少なくとも2個
有し、25℃における粘度が100〜500000cPであ
るポリオルガノシロキサン、100重量部; (B) 一般式、 (式中、R3は置換または非置換の1価の基
を表し;cは0,1または2を表し;dは1ま
たは2を表し;およびc+dは1,2または3
を表す) で示される構成単位からなり、ケイ素原子に結
合した水素原子を分子中に少なくとも3個有す
るポリオルガノハイドロジエンシロキサン、(A)
成分中の基R11個に対してケイ素原子に結合し
た水素原子の個数が0.5〜4.0になる量; (C) 一般式、 (式中、R4は脂肪族不飽和結合を含まない
置換または非置換の1価の基を表し;eは1.9
〜2.2の数を表し;fは0〜0.1の数を表し;お
よびe+fは1.9〜2.2の数を表す) で示される構成単位からなり、25℃における粘
度が5〜200000cPのポリジオルガノシロキサ
ン100重量部に、 金属化合物を0.01〜2重量部添加したのち溶
解せしめるか、または加熱下反応せしめて得ら
れる金属含有ポリジオルガノシロキサン、0.1
〜50重量部; (D) 無機質充填剤、5〜200重量部; および (E) 白金系触媒、(A)成分の重量に対して白金原子
として1〜100ppmとなる量; からなることを特徴とする液状シリコーンゴム組
成物。 2 (C) 成分のポリジオルガノシロキサンの一
般式()において、fが0である特許請求の範
囲第1項記載の組成物。 3 (C) 成分のポリジオルガノシロキサンが一
般式、 (R4)3SiO[(R4)2SiO]oSi(R4)3 () (式中、R4は上記と同義であり、nは下記の
粘度範囲になるように選ばれた数を表す)で示さ
れ、25℃における粘度が5〜200000cPの実質的
に直鎖状の重合体である特許請求の範囲第1項記
載の組成物。 4 前記式()で示されるポリオルガノシロキ
サンにおいて、式中のR4がメチル基である特許
請求の範囲第3項記載の組成物。 5 (C)成分の金属含有ポリオルガノシロキサンの
分子中において、金属原子とケイ素原子が次の、
Si―O―M(式中、Mは金属原子を表す)で示さ
れる結合状態で存在している特許請求の範囲第1
項記載の組成物。 6 最終的にその表面を研磨して使用する加熱定
着用ロールの製造材料として用いる特許請求の範
囲第1項記載の組成物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61098356A JPS62256863A (ja) | 1986-04-30 | 1986-04-30 | ロール用液状シリコーンゴム組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61098356A JPS62256863A (ja) | 1986-04-30 | 1986-04-30 | ロール用液状シリコーンゴム組成物 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS62256863A JPS62256863A (ja) | 1987-11-09 |
| JPH0253467B2 true JPH0253467B2 (ja) | 1990-11-16 |
Family
ID=14217609
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP61098356A Granted JPS62256863A (ja) | 1986-04-30 | 1986-04-30 | ロール用液状シリコーンゴム組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS62256863A (ja) |
Families Citing this family (11)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2515857B2 (ja) * | 1988-07-05 | 1996-07-10 | 東芝シリコーン株式会社 | ロ―ル用ポリオルガノシロキサン組成物 |
| JP2610748B2 (ja) * | 1992-04-20 | 1997-05-14 | 東芝シリコーン株式会社 | 熱定着用シリコーンゴムローラ |
| JP3385133B2 (ja) * | 1995-06-30 | 2003-03-10 | 信越化学工業株式会社 | 熱定着ローラー用付加硬化型シリコーンゴム組成物及びそれを用いた熱定着用ローラー |
| EP0752629B1 (en) * | 1995-07-05 | 2003-08-27 | Canon Kabushiki Kaisha | Fixing member and fixing apparatus including same |
| US5864740A (en) * | 1997-04-08 | 1999-01-26 | Xerox Corporation | Thermally stabilized silicone liquid and a fusing system using the thermally stabilized silicone liquid |
| JP3494039B2 (ja) * | 1998-11-06 | 2004-02-03 | 信越化学工業株式会社 | 熱定着ロール用シリコーンゴム組成物及び熱定着ロール |
| JP2000267488A (ja) | 1999-01-11 | 2000-09-29 | Canon Inc | ロール部材およびそれを用いた定着装置 |
| JP4565491B2 (ja) * | 2003-04-15 | 2010-10-20 | 東レ・ダウコーニング株式会社 | 熱伝導性付加硬化型液状シリコーンゴム組成物 |
| JP2008291069A (ja) * | 2007-05-22 | 2008-12-04 | Momentive Performance Materials Japan Kk | 熱伝導性シリコーングリース組成物 |
| EP3041897B1 (en) * | 2013-09-03 | 2017-05-24 | Dow Corning Corporation | Additive for a silicone encapsulant |
| JP6228284B1 (ja) * | 2016-11-02 | 2017-11-08 | 株式会社ダイセル | 硬化性樹脂組成物、硬化物、及び半導体装置 |
-
1986
- 1986-04-30 JP JP61098356A patent/JPS62256863A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS62256863A (ja) | 1987-11-09 |
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