JPH08207326A - カラーインクシート再生型熱転写記録装置 - Google Patents

カラーインクシート再生型熱転写記録装置

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Publication number
JPH08207326A
JPH08207326A JP7017192A JP1719295A JPH08207326A JP H08207326 A JPH08207326 A JP H08207326A JP 7017192 A JP7017192 A JP 7017192A JP 1719295 A JP1719295 A JP 1719295A JP H08207326 A JPH08207326 A JP H08207326A
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JP
Japan
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ink
sheet
color
light
photosensitive roller
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP7017192A
Other languages
English (en)
Inventor
Shinichi Ito
眞一 伊東
Noboru Otaki
登 大瀧
Shinji Hayakawa
慎司 早川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】再生されたインクシートを使用して印刷を行っ
た場合に画像品位が低下することがないようにする。 【構成】感光ローラ49と、帯電手段と、転写後のイン
ク欠落部及びインク残留部が形成されたインクシート4
1を介して、前記感光ローラ49に可視光の光を照射
し、インク欠落部に対応する電荷パターンを形成する光
照射手段と、粉体インク43aをインク欠落部に付着さ
せるインク付着手段と、付着させられた粉体インク43
aを加熱して溶融させる加熱手段とを有する。前記イン
クシート41の基材の色は、インク及び粉体インク43
aの色と補色の関係にある色にされる。光照射手段がイ
ンクシート41を介して感光ローラ49に可視光の光を
照射するとインク残留部を透過して感光層に入射される
光はなくなるので、インク欠落部に対応する電荷パター
ンを感光ローラ49に形成することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、カラーインクシート再
生型熱転写記録装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、感熱転写記録方式によるプリンタ
は、小型であり、コストが低く、手軽に高画質の画像を
得ることができるので、多く使用されている。前記プリ
ンタには、記録材としてインクシートが使用され、該イ
ンクシートは、高分子樹脂製の基材(インクフィルム)
にインクを被覆することによって形成され、カートリッ
ジに収容された状態でプリンタにセットされる。
【0003】そして、サーマルヘッドを使用して、前記
インクを画像のドットに対応させて選択的に加熱する
と、画像に対応する部分のインクが記録紙に転写される
ようになっている。ところで、前記インクシートにおけ
る画像に対応しない部分のインクは、記録紙に転写され
ず基材に被覆されたまま残留する。そして、インクシー
トをすべて使用して、カートリッジ又はインクシートを
廃棄する場合、基材に被覆されたまま残留したインクも
廃棄されてしまう。したがって、プリンタのランニング
コストが高くなってしまう。
【0004】そこで、インクシートを再生可能にし、繰
り返し使用することができるようにインクシート再生装
置を備えたプリンタが提供されている。図2は従来の第
1のインクシート再生装置の概略図である。図におい
て、11は断熱インクタンク、12は該断熱インクタン
ク11内で回転させられるインクローラである。該イン
クローラ12にはヒータ13が埋設され、表面には図示
しないスパイラルのV字溝が形成されている。また、1
4は前記インクローラ12に接触させて配設され、該イ
ンクローラ12と逆方向に回転させられるリバースロー
ラである。
【0005】そして、前記断熱インクタンク11内には
熱可塑性のインク15が収容される。該インク15は常
温で固体状であり、前記ヒータ13によって加熱されて
溶融させられる。また、17はインクシートの基材、1
8は該基材17を介して前記リバースローラ14と対向
させて配設されたバックアッププレートである。前記構
成のインクシート再生装置において、インクローラ12
が回転させられると、溶融させられたインク15が断熱
インクタンク11から引き込まれ、インクローラ12と
リバースローラ14との接触点の近傍にインク溜(だ)
め19が形成される。このとき、前記リバースローラ1
4におけるインク溜め19と反対側の面Pには、定量の
インク15が前記V字溝を介して供給される。そして、
前記バックアッププレート18が下げられ、部分的にイ
ンクが残留した基材17をリバースローラ14に接触さ
せると、該リバースローラ14の表面のインク15は基
材17に移動してインク層を形成する。
【0006】ここで、前記リバースローラ14は基材1
7の走行方向と逆方向に回転させられる。したがって、
該基材17に残留したインク15は、前記リバースロー
ラ14の回転に伴って加えられる力と、リバースローラ
14を介して供給されるインク15の熱とを受けて溶融
させられ、インク溜め19に回収される(I.Nos
e、etc.:A Color Thermal Tr
ansfer Printer with Recoa
ting Mechanism、SID−85Dige
st、1985参照)。
【0007】図3は従来の第2のインクシート再生装置
の概略図である。図において、31は図示しないサーマ
ルヘッド等によって画像形成が終了したインクシートで
あり、該インクシート31における基材32の表面にイ
ンク層33が形成される。前記インクシート31は、導
電性でかつ磁性の粉体状のインク(以下「粉体インク」
という。)34によって形成されるブラシと摺動(しゅ
うどう)して移動させられる。該粉体インク34は、多
極に着磁させられた磁石を内蔵する導電性スリーブ35
によって保持され、搬送される。
【0008】また、インクシート31の背面側に当接す
るように背面電極36が配設され、該背面電極36と前
記導電性スリーブ35との間にバイアス電圧が印加され
る。そして、電荷が、粉体インク34のブラシに沿って
先端方向に移動し、前記インク層33の転写部に接触し
た粉体インク34又はインク層33に注入される。ここ
で、注入される電荷の量は、バイアス電圧と基材32の
静電容量との積に比例し、また、注入された電荷によっ
て、粉体インク34とインクシート31との間に静電気
力が発生させられる。
【0009】ところが、インク層33におけるインクが
残留した部分(以下「インク残留部」という。)及び粉
体インク34は導電性であるので、単に電荷の通り道に
なるだけで静電気力は発生させられず、粉体インク34
は磁気的な拘束力によって導電性スリーブ35に保持さ
れる。したがって、インク層33におけるインクが欠落
した部分(以下「インク欠落部」という。)だけに粉体
インク34を付着させて補充し、ほぼ1層から成るイン
ク層33を形成することができる。
【0010】なお、37は導電性スリーブ35の中に配
設されたマグネットローラ、38は電源、39は補充さ
れた粉体インク34を溶融するヒューザである(志村英
次著「熱溶融転写プリンタ用インクシートの新しい再生
方式」JH90、電子写真学会、1990年参照)。と
ころが、第1のインクシート再生装置においては、プリ
ンタによる印刷を開始する際に、熱容量の大きい固体状
のインク15(図2)を溶融させる必要があり、プリン
タの電源を投入した後の立上がりの時間が長くなるだけ
でなく、印刷を終了して電源を切った後も、インク15
はしばらくの間溶融状態を保つ。
【0011】したがって、プリンタを移動させたときに
インク15が断熱インクタンク11からこぼれてしま
う。一方、第2のインクシート再生装置においては、静
電誘導によって粉体インク34(図3)に電荷を誘起
し、基材32に粉体インク34を付着させるようになっ
ているので、粉体インク34を導電性にする必要があ
る。そのために、該粉体インク34に導電性の粒子を混
合させるようにしているが、導電性の粒子を混合する
と、カラーの印刷を行ったときに色の彩度が低くなって
しまう。
【0012】そこで、プリンタの立上がりに時間がかか
らず、カラーの印刷を行ったときに色の彩度が低くなる
ことがないインクシート再生装置が考えられる。この場
合、まず、表面が一様かつ均一に帯電させられた感光ロ
ーラの上に使用後のインクシートを重ね、該インクシー
トの上から前記感光ローラを露光して、インク欠落部に
対応させて感光ローラの表面の電荷を除去する。これに
より、インク欠落部に対応する電荷パターンが感光ロー
ラに形成される。
【0013】次に、あらかじめ摩擦によって逆極性に帯
電させられた粉体インクを前記電荷パターンに対応させ
て基材に付着させる。したがって、インク欠落部に粉体
インクが付着することになる。続いて、前記基材の上の
粉体インクを溶融させ、一様にインク層を形成する。こ
の方法によると、粉体インクを使用するので、プリンタ
の立上がりの時間が短くなる。また、基材に粉体インク
を付着させるために静電誘導を利用することなく、摩擦
によってあらかじめ帯電させられた粉体インクを使用す
るので、該粉体インクに導電性の粒子をあらかじめ混合
しておく必要がない。したがって、カラーの印刷を行っ
たときに色の彩度が低くなることがない。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来のインクシート再生方法においては、カラーの印刷を
行うと、次のような問題が発生した。すなわち、カラー
のインクにおいてはブラックのインクと異なり、可視光
領域に非吸収領域が存在し、該非吸収領域の波長の光は
インク層を透過してしまう。したがって、感光ローラの
上に使用後のインクシートを重ね、該インクシートの上
から感光ローラを露光した場合、非吸収領域の波長の光
がインク残留部を透過し、感光ローラの感光層に入射さ
れてしまう。
【0015】その結果、感光ローラに、インク欠落部に
対応する電荷パターンを形成することができず、感光ロ
ーラの表面の電荷は一様に除去され、インク残留部にも
粉体インクが付着してしまう。そして、インク欠落部及
びインク残留部の両方に粉体インクが付着すると、イン
ク残留部のインク層が厚くなってインクシートに凹凸が
生じ、インクシートの再生を繰り返すたびに凹凸が大き
くなってしまう。
【0016】したがって、このように再生されたインク
シートを使用して印刷を行った場合に、画像に濃度むら
が発生したり解像度が低くなったりして、画像品位が低
下してしまう。本発明は、前記従来のインクシート再生
方法の問題点を解決して、再生されたインクシートに凹
凸が生じることがなく、再生されたインクシートを使用
して印刷を行った場合に画像品位が低下することがない
カラーインクシート再生型熱転写記録装置を提供するこ
とを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】そのために、本発明のカ
ラーインクシート再生型熱転写記録装置においては、イ
ンクシートのインクを選択的に加熱して記録紙に転写
し、画像を形成する画像形成手段と、回転自在に配設さ
れた感光ローラと、該感光ローラの表面を一様にかつ均
一に帯電させる帯電手段と、転写後におけるインク欠落
部及びインク残留部が形成されたインクシートを介し
て、前記感光ローラに可視光の光を照射し、インク欠落
部に対応する電荷パターンを形成する光照射手段と、前
記感光ローラの電荷パターンに対応させ、あらかじめ摩
擦によって帯電させられた粉体インクをインク欠落部に
静電気力によって付着させるインク付着手段と、前記イ
ンク欠落部に付着させられた粉体インクを加熱して溶融
させる加熱手段とを有する。
【0018】そして、前記インクシートの基材の色は、
インク及び粉体インクの色と補色の関係にある色にされ
る。本発明の他のカラーインクシート再生型熱転写記録
装置においては、インクシートのインクを選択的に加熱
して記録紙に転写し、画像を形成する画像形成手段と、
回転自在に配設された感光ローラと、該感光ローラの表
面を一様にかつ均一に帯電させる帯電手段と、転写後に
おけるインク欠落部及びインク残留部が形成されたイン
クシートを介して、前記感光ローラに光を照射し、イン
ク欠落部に対応する電荷パターンを形成する光照射手段
と、前記感光ローラの電荷パターンに対応させ、あらか
じめ摩擦によって帯電させられた粉体インクをインク欠
落部に静電気力によって付着させるインク付着手段と、
前記インク欠落部に付着させられた粉体インクを加熱し
て溶融させる加熱手段とを有する。
【0019】そして、前記光照射手段によって照射され
る光の色は、インク及び粉体インクの色と補色の関係に
ある色にされる。本発明の更に他のカラーインクシート
再生型熱転写記録装置においては、インクシートのイン
クを選択的に加熱して記録紙に転写し、画像を形成する
画像形成手段と、回転自在に配設された感光ローラと、
該感光ローラの表面を一様にかつ均一に帯電させる帯電
手段と、転写後におけるインク欠落部及びインク残留部
が形成されたインクシートを介して、前記感光ローラに
可視光の光を照射し、インク欠落部に対応する電荷パタ
ーンを形成する光照射手段と、前記感光ローラの電荷パ
ターンに対応させ、あらかじめ摩擦によって帯電させら
れた粉体インクをインク欠落部に静電気力によって付着
させるインク付着手段と、前記インク欠落部に付着させ
られた粉体インクを加熱して溶融させる加熱手段とを有
する。
【0020】そして、前記感光ローラは、インク及び粉
体インクの色と補色の関係にある色に対してだけ感度が
高い感光層を備える。
【0021】
【作用】本発明によれば、前記のようにカラーインクシ
ート再生型熱転写記録装置においては、インクシートの
インクを選択的に加熱して記録紙に転写し、画像を形成
する画像形成手段を有する。この場合、インクシートの
インクを選択的に加熱して記録紙に転写すると、インク
シートにはインク欠落部及びインク残留部が形成され
る。
【0022】また、回転自在に配設された感光ローラ
と、該感光ローラの表面を一様にかつ均一に帯電させる
帯電手段と、転写後におけるインク欠落部及びインク残
留部が形成されたインクシートを介して、前記感光ロー
ラに可視光の光を照射し、インク欠落部に対応する電荷
パターンを形成する光照射手段と、前記感光ローラの電
荷パターンに対応させ、あらかじめ摩擦によって帯電さ
せられた粉体インクをインク欠落部に静電気力によって
付着させるインク付着手段と、前記インク欠落部に付着
させられた粉体インクを加熱して溶融させる加熱手段と
を有する。
【0023】そして、前記インクシートの基材の色は、
インク及び粉体インクの色と補色の関係にある色にされ
る。したがって、表面が一様にかつ均一に帯電させられ
た感光ローラに、インクシートを介して光照射手段によ
って可視光の光が照射されると、インク残留部におい
て、基材の色の光はインクに吸収され、その他の色の光
はインクを透過して基材に入射され、吸収される。一
方、インク欠落部において、基材の色の光は基材を透過
して感光ローラの感光層に入射され、その他の色の光は
基材に吸収される。
【0024】本発明の他のカラーインクシート再生型熱
転写記録装置においては、インクシートのインクを選択
的に加熱して記録紙に転写し、画像を形成する画像形成
手段を有する。この場合、インクシートのインクを選択
的に加熱して記録紙に転写すると、インクシートにはイ
ンク欠落部及びインク残留部が形成される。また、回転
自在に配設された感光ローラと、該感光ローラの表面を
一様にかつ均一に帯電させる帯電手段と、転写後におけ
るインク欠落部及びインク残留部が形成されたインクシ
ートを介して、前記感光ローラに光を照射し、インク欠
落部に対応する電荷パターンを形成する光照射手段と、
前記感光ローラの電荷パターンに対応させ、あらかじめ
摩擦によって帯電させられた粉体インクをインク欠落部
に静電気力によって付着させるインク付着手段と、前記
インク欠落部に付着させられた粉体インクを加熱して溶
融させる加熱手段とを有する。
【0025】そして、前記光照射手段によって照射され
る光の色は、インク及び粉体インクの色と補色の関係に
ある色にされる。したがって、表面が一様にかつ均一に
帯電させられた感光ローラに、インクシートを介して光
照射手段によって基材の色の光が照射されると、インク
残留部において、照射された光はインクに吸収される。
一方、インク欠落部において、照射された光は基材を透
過して感光ローラの感光層に入射される。
【0026】本発明の更に他のカラーインクシート再生
型熱転写記録装置においては、インクシートのインクを
選択的に加熱して記録紙に転写し、画像を形成する画像
形成手段を有する。この場合、インクシートのインクを
選択的に加熱して記録紙に転写すると、インクシートに
はインク欠落部及びインク残留部が形成される。また、
回転自在に配設された感光ローラと、該感光ローラの表
面を一様にかつ均一に帯電させる帯電手段と、転写後に
おけるインク欠落部及びインク残留部が形成されたイン
クシートを介して、前記感光ローラに可視光の光を照射
し、インク欠落部に対応する電荷パターンを形成する光
照射手段と、前記感光ローラの電荷パターンに対応さ
せ、あらかじめ摩擦によって帯電させられた粉体インク
をインク欠落部に静電気力によって付着させるインク付
着手段と、前記インク欠落部に付着させられた粉体イン
クを加熱して溶融させる加熱手段とを有する。
【0027】そして、前記感光ローラは、インク及び粉
体インクの色と補色の関係にある色に対してだけ感度が
高い感光層を備える。したがって、表面が一様にかつ均
一に帯電させられた感光ローラに、インクシートを介し
て光照射手段によって可視光の光が照射されると、イン
ク残留部において、感光層の感度が高い色の光はインク
に吸収され、その他の色の光はインク及び基材を透過し
て感光層に入射されるが、該感光層の感度が低いので電
荷は除去されない。
【0028】一方、インク欠落部において、感光層の感
度が高い色の光は基材を透過して感光層に入射され、電
荷を除去する。また、その他の色の光は基材を透過して
感光層に入射されるが、該感光層の感度が低いので電荷
は除去されない。
【0029】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
ながら詳細に説明する。図1は本発明の実施例における
カラーインクシート再生型熱転写記録装置の概略図、図
4は本発明の実施例におけるカラーインクシート再生型
熱転写記録装置の画像形成工程図、図5は本発明の実施
例におけるカラーインクシート再生型熱転写記録装置の
帯電工程図、図6は本発明の実施例におけるカラーイン
クシート再生型熱転写記録装置の光照射工程図、図7は
本発明の実施例におけるイエローインクの透過率波長特
性図、図8は本発明の実施例におけるイエローインクを
使用したときの青色の基材の透過率波長特性図、図9は
本発明の実施例における光照射状態を示す第1の図、図
10は従来のインクシート再生装置における光照射状態
を示す比較図、図11は本発明の実施例におけるカラー
インクシート再生型熱転写記録装置の粉体インク塗布工
程図、図12は本発明の実施例におけるインクシート再
生型熱転写記録装置の加熱溶融工程図である。なお、図
7及び8において、横軸に波長を、縦軸に透過率を採っ
てある。また、図9及び10において、(a)はインク
欠落部の状態を、(b)はインク残留部の状態を示す。
【0030】図において、41はインクシートであり、
該インクシート41は青色の高分子フィルムから成る基
材42、及び該基材42の上に塗布されたイエローイン
ク43から成る。なお、必要に応じて、基材42の裏側
において画像形成手段としてのサーマルヘッド45に接
触する面に滑性層を形成することもできる。前記基材4
2として、ポリエステル、ポリイミド、ポリエーテルイ
ミド、ポリエーテルサルフォン、ポリエーテルエーテル
ケトン等のフィルムを使用することができる。その場
合、フィルムの厚さは強度及び取扱性の点から1〔μ
m〕以上であって、画像形成工程における熱伝達性の点
から10〔μm〕以下にするのが好ましい。また、イエ
ローインク43は、ワックス、レジン等に顔料、染料等
を混入させたものを使用することができる。そして、4
6は記録紙であり、前記インクシート41及び記録紙4
6を挟んでサーマルヘッド45及びプラテンローラ48
が配設され、両者間に一定の圧力が加えられる。
【0031】また、49は感光ローラであり、アルミニ
ウム等の導電性基材49aの表面に有機系の感光層49
bを塗布して形成される。そして、53は前記感光ロー
ラ49と対向させて配設された帯電手段としての帯電ロ
ーラであり、金属製の芯金(しんがね)に導電性のゴム
を積層して形成される。帯電手段としては、図に示すよ
うな帯電ローラ53のほかにコロナ放電器を使用するこ
とができる。
【0032】前記感光ローラ49とインクシート41と
が接触させて重ねられた箇所に、光照射手段としての光
源51が配設され、該光源51はインクシート41を介
して感光ローラ49に光を一様に照射し露光する。この
場合、前記光源51は光として可視光を発生させる。ま
た、52はインク付着手段としての粉体インク搬送ロー
ラであり、容器57に収容されたイエローの粉体インク
43aを図示しない摩擦帯電付与手段による摩擦によっ
てあらかじめ静電気力で表面に付着させ、ブレード等の
厚さ均一化手段54によって均一な厚さにして、インク
シート41に搬送する。
【0033】そして、56は加熱手段としての加熱ロー
ラであり、金属製の中空部材に図示しないハロゲンラン
プを内蔵して形成される。加熱手段としては、このほか
にガラス、セラミック等の基材の表面にNi−P等から
成る発熱抵抗層を形成し、更にその上にTa2 5 、フ
ッ素樹脂等の保護層を形成した加熱体を使用することも
できる。なお、60は記録紙46を収容する紙カセッ
ト、61は給紙ローラ、62は送紙ローラである。
【0034】次に、前記構成のカラーインクシート再生
型熱転写記録装置の動作について説明する。カラーイン
クシート再生型熱転写記録装置の図示しない電源が投入
されると、加熱ローラ56の前記ハロゲンランプが通電
される。前記加熱ローラ56の内部には図示しない温度
検出センサが配設されていて、該温度検出センサが検出
した温度によって加熱ローラ56が制御され、粉体イン
ク43aを溶融させるのに必要な温度に維持される。
【0035】前記加熱ローラ56は、熱容量が比較的小
さいので、わずかな時間で必要な温度に達する。そし
て、印刷が開始されると、まず、図示しない駆動手段に
よってプラテンローラ48が矢印A方向に回転させられ
る。また、紙カセット60に収容された記録紙46が給
紙ローラ61によって給紙され、送紙ローラ62によっ
て画像形成部に送紙される。
【0036】そして、画像形成工程においてサーマルヘ
ッド45に画像信号が転送されると、該サーマルヘッド
45の各発熱部に前記画像信号に対応させて電圧が印加
され、電流が供給され、各発熱部が発熱する。該発熱部
と接触したインクシート41のイエローインク43は基
材42を介して加熱され溶融せられ、記録紙46に転写
される。
【0037】ここで、図4に示すように、インクシート
41において、画像部に対応させて記録紙46に転写さ
れたイエローインクを43b、非画像部に対応するイン
ク残留部のイエローインクを43cで示す。画像形成が
終了した後のインクシート41にはインク残留部及びイ
ンク欠落部が存在する。一方、前記画像形成工程とほぼ
同時に設定された帯電工程においては、図5に示すよう
に、インクシート41の走行に伴って感光ローラ49が
回転させられ、該感光ローラ49の表面が帯電ローラ5
3によって一様にかつ均一に帯電させられる。そのため
に、感光ローラ49の導電性基材49aと帯電ローラ5
3の芯金との間には電圧が印加される。この電圧を制御
することによって、感光ローラ49の表面の帯電電位が
制御される。
【0038】次に、光照射工程においては、図6に示す
ように、インクシート41と感光ローラ49とが接触さ
せて重ねられた箇所に光源51が配設され、該光源51
の可視光の光がインクシート41を介して感光ローラ4
9に照射されて露光が行われる。ここで、前記イエロー
インク43と青色の基材42とは、図7及び8に示すよ
うに補色の関係を有する。すなわち、前記イエローイン
ク43は、波長が500〔nm〕より短い光に対して透
過率が低く、波長が500〔nm〕以上の光に対して透
過率が高い。一方、基材42は波長が500〔nm〕よ
り短い光に対して透過率が高く、波長が500〔nm〕
以上の光に対して透過率が低い。
【0039】ところで、光源51からの可視光の光は、
感光ローラ49に一様に照射される。本発明の場合、図
9の(b)に示すように、インク残留部には青色の基材
42の上にイエローインク43cが存在し、青色光はイ
エローインク43cに吸収される。また、緑色光及び赤
色光はイエローインク43cを透過して基材42に入射
される。ここで、該基材42とイエローインク43cと
は補色の関係を有するので、緑色光及び赤色光は基材4
2に吸収される。
【0040】このように、光源51からの光は、青色
光、緑色光及び赤色光のいずれも感光層49bには入射
されない。したがって、感光ローラ49におけるインク
残留部に対応する部分の電荷は除去されない。一方、図
9の(a)に示すように、インク欠落部には青色の基材
42の上にイエローインク43cは存在しないので、青
色光は基材42を透過して感光層49bに入射される。
また、緑色光及び赤色光は基材42に吸収される。
【0041】したがって、感光ローラ49におけるイン
ク欠落部に対応する部分の電荷は除去される。このよう
に、本発明においては、インク残留部を透過して感光層
49bに入射される光はなくなるので、インク欠落部に
対応する電荷パターンを感光ローラ49に形成すること
ができる。その結果、再生されたインクシート41に凹
凸が生じるのを防止することができるので、該インクシ
ート41を使用して印刷を行った場合に、画像に濃度む
らが発生したり、解像度が低くなったりすることがな
く、画像品位を向上させることができる。
【0042】ところで、従来のインクシート再生装置の
ように、透明な基材を使用した場合には、インク欠落部
に対応する電荷パターンを感光ローラ49に形成するこ
とができない。すなわち、図10の(b)に示すよう
に、インク残留部において、透明な基材72の上にイエ
ローインク43cが存在すると、青色光はイエローイン
ク43cに吸収される。また、緑色光及び赤色光はイエ
ローインク43cを透過して基材72に入射される。こ
こで、該基材72が透明であるので、緑色光及び赤色光
は基材72に吸収されることなく感光層49bに入射さ
れる。
【0043】したがって、感光ローラ49におけるイン
ク残留部に対応する部分の電荷は、緑色光及び赤色光に
よって除去されてしまう。一方、図10の(a)に示す
ように、インク欠落部には透明な基材72の上にイエロ
ーインク43cは存在しないので、青色光、緑色光及び
赤色光は基材72を透過し、感光層49bに入射され
る。したがって、感光ローラ49におけるインク欠落部
に対応する部分の電荷は除去される。
【0044】したがって、透明な基材72を使用する
と、感光ローラ49におけるインク残留部及びインク欠
落部のいずれに対応する部分の電荷も除去されてしまう
ので、インク欠落部に対応する電荷パターンを感光ロー
ラ49に形成することができない。続いて、図11に示
すように、粉体インク塗布工程においては、感光ローラ
49に密着させられた基材42に接触又は近接させて粉
体インク搬送ローラ52が配設され、感光ローラ49の
導電性基材49aと粉体インク搬送ローラ52との間に
インク塗布バイアス電圧が形成される。したがって、粉
体インク搬送ローラ52と基材42との間には、前記電
荷パターンに対応する電界が形成され、電気力線が絶縁
性の基材42を貫通して発生させられる。
【0045】その結果、粉体インク搬送ローラ52の表
面において帯電させられたイエローの粉体インク43a
は、静電気力によって前記インク欠落部に付着し、イエ
ローインク43を補充する。この場合、前記インク塗布
バイアス電圧を制御することによって、粉体インク43
aの量、すなわちイエローインク43の厚さを制御する
ことができる。この粉体インク塗布工程が終了すると、
基材42の表面にはイエローインク43cと粉体インク
43aとが混在した層が形成される。
【0046】続いて、図12に示すように、加熱溶融工
程において、前記インクシート41が加熱ローラ56を
通過するときに、粉体インク43aは基材42を介して
加熱され溶融させられる。そして、溶融させられた前記
粉体インク43aは、イエローインク43cと境界をな
くなるように混合されて均一な厚さのイエローインク4
3の層を形成する。このようにして、インクシート41
は再生され画像形成部に搬送されて再び使用される。
【0047】このようにして、イエローインク43につ
いてインクシート41を再生することができる。また、
図示しないマゼンタインク及びシアンインクについても
同様にそれぞれの補色の基材を使用することによってイ
ンクシート41を再生することができる。
【0048】図13は本発明の実施例における光照射状
態を示す第2の図、図14は本発明の実施例における光
照射状態を示す第3の図である。なお、図13及び14
において、(a)はインク欠落部の状態を、(b)はイ
ンク残留部の状態を示す。すなわち、マゼンタインク6
8についてインクシート41(図1)を再生する場合
は、該インクシート41の基材として、マゼンタインク
68と補色の関係にある緑色のものを使用する。
【0049】ところで、光源51からの可視光の光は、
感光ローラ49に一様に照射される。本発明の場合、図
13の(b)に示すように、インク残留部には緑色の基
材69の上にマゼンタインク68が存在し、緑色光はマ
ゼンタインク68に吸収される。また、青色光及び赤色
光はマゼンタインク68を透過して基材69に入射され
る。ここで、該基材69とマゼンタインク68とは補色
の関係を有するので、緑色光及び赤色光は基材69に吸
収される。
【0050】このように、光源51からの可視光の光
は、青色光、緑色光及び赤色光のいずれも感光層49b
には入射されない。したがって、感光ローラ49におけ
るインク残留部に対応する部分の電荷は除去されない。
一方、図13の(a)に示すように、インク欠落部には
緑色の基材69の上にマゼンタインク68は存在しない
ので、緑色光は基材69を透過して感光層49bに入射
される。また、青色光及び赤色光は基材69に吸収され
る。
【0051】したがって、感光ローラ49におけるイン
ク欠落部に対応する部分の電荷は緑色光によって除去さ
れる。このように、緑色光によって、インク欠落部に対
応する電荷パターンが感光ローラ49に形成される。そ
して、シアンインク70についてインクシート41を再
生する場合は、該インクシート41の基材として、シア
ンインク70と補色の関係にある赤色のものを使用す
る。
【0052】ところで、光源51からの可視光の光は、
感光ローラ49に一様に照射される。本発明の場合、図
14の(b)に示すように、インク残留部には赤色の基
材71の上にシアンインク70が存在し、赤色光はシア
ンインク70に吸収される。また、青色光及び緑色光は
シアンインク70を透過して基材71に入射される。こ
こで、該基材71とシアンインク70とは補色の関係に
あるので、青色光及び緑色光は基材71に吸収される。
【0053】このように、光源51からの可視光の光
は、青色光、緑色光及び赤色光のいずれも感光層49b
には入射されない。したがって、感光ローラ49におけ
るインク残留部に対応する部分の電荷は残る。一方、図
14の(a)に示すように、インク欠落部には赤色の基
材71の上にシアンインク70は存在しないので、赤色
光は基材71を透過して感光層49bに入射される。ま
た、青色光及び緑色光は基材71に吸収される。
【0054】したがって、感光ローラ49におけるイン
ク欠落部に対応する部分の電荷は赤色光によって除去さ
れる。このように、赤色光によって、インク欠落部に対
応する電荷パターンが感光ローラ49に形成される。本
実施例においては、光源51によって可視光の光を発生
させ、インクシート41を介して前記感光ローラ49を
照射するようにしているが、インクシート41に入射さ
れる光をあらかじめ選択することもできる。
【0055】例えば、イエローインクについてインクシ
ートを再生する場合、インクシートの基材として透明な
ものを使用し、インクシートに入射される光を青色光に
することができる。この場合、光源によって発生させら
れる光自体を青色光にすることができるだけでなく、光
源とインクシートとの間に光照射手段として図示しない
青色のフィルタを配設し、青色光を選択することもでき
る。
【0056】したがって、光源がインクシートを介して
青色光を感光ローラに照射すると、インク残留部におい
て、青色光はイエローインクに吸収される。一方、イン
ク欠落部において、青色光は基材を透過して感光層に入
射される。このように、インク残留部を透過して感光層
に入射される光はなくなるので、インク欠落部に対応す
る電荷パターンを感光ローラに形成することができる。
その結果、再生されたインクシートに凹凸が生じるのを
防止することができるので、該インクシートを使用して
印刷を行った場合に、画像に濃度むらが発生したり解像
度が低くなったりすることがなく、画像品位を向上させ
ることができる。
【0057】なお、マゼンタインク及びシアンインクに
ついても同様な方法によって、インクシートに入射され
る光を選択することができる。さらに、感光ローラの感
光層における波長特性を利用することもできる。すなわ
ち、イエローインク、マゼンタインク及びシアンインク
のそれぞれについて、互いに異なる波長特性を有する感
光層の感光ローラを使用することもできる。
【0058】例えば、イエローインクについてインクシ
ートを再生する場合、青色光に対してだけ感度が高い感
光層を使用し、マゼンタインクについてインクシートを
再生する場合、緑色光に対してだけ感度が高い感光層を
使用し、シアンインクについてインクシートを再生する
場合、赤色光に対してだけ感度が高い感光層を使用する
ことができる。
【0059】したがって、イエローインクについてイン
クシートを再生する場合、光源がインクシートを介して
感光ローラに可視光の光を照射すると、インク残留部に
おいて、感光層の感度が高い青色光はイエローインクに
吸収され、その他の色の光はイエローインク及び基材を
透過して感光層に入射されるが、該感光層の感度が低い
ので電荷は除去されない。
【0060】一方、インク欠落部において、感光層の感
度が高い青色光は基材を透過して感光層に入射され、電
荷を除去する。また、その他の色の光は基材を透過して
感光層に入射されるが、該感光層の感度が低いので電荷
は除去されない。このように、感光ローラにおけるイン
ク残留部に対応する部分の電荷は除去されないので、感
光ローラに、インク欠落部に対応する電荷パターンを形
成することができる。その結果、再生されたインクシー
トに凹凸が生じるのを防止することができるので、該イ
ンクシートを使用して印刷を行った場合に、画像に濃度
むらが発生したり解像度が低くなったりすることがな
く、画像品位を向上させることができる。
【0061】また、例えば、光源51、フィルタ及びイ
ンクシート41の基材42、69、71を特別なものに
する必要はない。さらに、本実施例においては、イエロ
ーインク43、マゼンタインク68及びシアンインク7
0のうちの1色だけを使用する単色のカラーインクシー
ト再生型熱転写記録装置について説明しているが、イエ
ローインク43、マゼンタインク68及びシアンインク
70をすべて使用するカラーインクシート再生型熱転写
記録装置にも適用することができる。
【0062】そして、本実施例においては、熱溶融法の
カラーインクシート再生型熱転写記録装置について説明
しているが、通電転写法によるカラーインクシート再生
型熱転写記録装置にも適用することができる。また、イ
ンクシートをエンドレスのものとして説明したが、給紙
ロール及び巻取ロールによってインクシートを搬送する
こともできる。なお、本発明は前記実施例に限定される
ものではなく、本発明の趣旨に基づいて種々変形させる
ことが可能であり、これらを本発明の範囲から排除する
ものではない。
【0063】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、カラーインクシート再生型熱転写記録装置におい
ては、インクシートのインクを選択的に加熱して記録紙
に転写し、画像を形成する画像形成手段を有する。ま
た、回転自在に配設された感光ローラと、該感光ローラ
の表面を一様にかつ均一に帯電させる帯電手段と、転写
後におけるインク欠落部及びインク残留部が形成された
インクシートを介して、前記感光ローラに可視光の光を
照射し、インク欠落部に対応する電荷パターンを形成す
る光照射手段と、前記感光ローラの電荷パターンに対応
させ、あらかじめ摩擦によって帯電させられた粉体イン
クをインク欠落部に静電気力によって付着させるインク
付着手段と、前記インク欠落部に付着させられた粉体イ
ンクを加熱して溶融させる加熱手段とを有する。
【0064】そして、前記インクシートの基材の色は、
インク及び粉体インクの色と補色の関係にある色にされ
る。この場合、光照射手段がインクシートを介して感光
ローラに可視光の光を照射すると、インク残留部におい
て、基材の色の光はインクに吸収され、その他の色の光
はインクを透過して基材に入射され、吸収される。
【0065】したがって、インク残留部を透過して感光
層に入射される光はなくなるので、インク欠落部に対応
する電荷パターンを感光ローラに形成することができ
る。その結果、再生されたインクシートに凹凸が生じる
のを防止することができるので、該インクシートを使用
して印刷を行った場合に、画像に濃度むらが発生したり
解像度が低くなったりすることがなく、画像品位を向上
させることができる。
【0066】本発明の他のカラーインクシート再生型熱
転写記録装置においては、インクシートのインクを選択
的に加熱して記録紙に転写し、画像を形成する画像形成
手段を有する。また、回転自在に配設された感光ローラ
と、該感光ローラの表面を一様にかつ均一に帯電させる
帯電手段と、転写後におけるインク欠落部及びインク残
留部が形成されたインクシートを介して、前記感光ロー
ラに光を照射し、インク欠落部に対応する電荷パターン
を形成する光照射手段と、前記感光ローラの電荷パター
ンに対応させ、あらかじめ摩擦によって帯電させられた
粉体インクをインク欠落部に静電気力によって付着させ
るインク付着手段と、前記インク欠落部に付着させられ
た粉体インクを加熱して溶融させる加熱手段とを有す
る。
【0067】そして、前記光照射手段によって照射され
る光の色は、インク及び粉体インクの色と補色の関係に
ある色にされる。この場合、光照射手段がインクシート
を介して感光ローラに基材の色の光を照射すると、イン
ク残留部において、基材の色の光はインクに吸収され
る。したがって、インク残留部を透過して感光層に入射
される光はなくなるので、インク欠落部に対応する電荷
パターンを感光ローラに形成することができる。その結
果、再生されたインクシートに凹凸が生じるのを防止す
ることができるので、該インクシートを使用して印刷を
行った場合に、画像に濃度むらが発生したり解像度が低
くなったりすることがなく、画像品位を向上させること
ができる。
【0068】本発明の更に他のカラーインクシート再生
型熱転写記録装置においては、インクシートのインクを
選択的に加熱して記録紙に転写し、画像を形成する画像
形成手段を有する。また、回転自在に配設された感光ロ
ーラと、該感光ローラの表面を一様にかつ均一に帯電さ
せる帯電手段と、転写後におけるインク欠落部及びイン
ク残留部が形成されたインクシートを介して、前記感光
ローラに可視光の光を照射し、インク欠落部に対応する
電荷パターンを形成する光照射手段と、前記感光ローラ
の電荷パターンに対応させ、あらかじめ摩擦によって帯
電させられた粉体インクをインク欠落部に静電気力によ
って付着させるインク付着手段と、前記インク欠落部に
付着させられた粉体インクを加熱して溶融させる加熱手
段とを有する。
【0069】そして、前記感光ローラは、インク及び粉
体インクの色と補色の関係にある色に対してだけ感度が
高い感光層を備える。この場合、光照射手段がインクシ
ートを介して感光ローラに可視光の光を照射すると、イ
ンク残留部において、感光層の感度が高い色の光はイン
クに吸収され、その他の色の光はインク及び基材を透過
して感光層に入射されるが、該感光層の感度が低いので
電荷は除去されない。
【0070】したがって、感光ローラにおけるインク残
留部に対応する部分の電荷は除去されないので、インク
欠落部に対応する電荷パターンを感光ローラに形成する
ことができる。その結果、再生されたインクシートに凹
凸が生じるのを防止することができるので、該インクシ
ートを使用して印刷を行った場合に、画像に濃度むらが
発生したり解像度が低くなったりすることがなく、画像
品位を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例におけるカラーインクシート再
生型熱転写記録装置の概略図である。
【図2】従来の第1のインクシート再生装置の概略図で
ある。
【図3】従来の第2のインクシート再生装置の概略図で
ある。
【図4】本発明の実施例におけるカラーインクシート再
生型熱転写記録装置の画像形成工程図である。
【図5】本発明の実施例におけるカラーインクシート再
生型熱転写記録装置の帯電工程図である。
【図6】本発明の実施例におけるカラーインクシート再
生型熱転写記録装置の光照射工程図である。
【図7】本発明の実施例におけるイエローインクの透過
率波長特性図である。
【図8】本発明の実施例におけるイエローインクを使用
したときの青色の基材の透過率波長特性図である。
【図9】本発明の実施例における光照射状態を示す第1
の図である。
【図10】従来のインクシート再生装置における光照射
状態を示す比較図である。
【図11】本発明の実施例におけるカラーインクシート
再生型熱転写記録装置の粉体インク塗布工程図である。
【図12】本発明の実施例におけるインクシート再生型
熱転写記録装置の加熱溶融工程図である。
【図13】本発明の実施例における光照射状態を示す第
2の図である。
【図14】本発明の実施例における光照射状態を示す第
3の図である。
【符号の説明】
41 インクシート 42 基材 43 イエローインク 43a 粉体インク 45 サーマルヘッド 46 記録紙 49 感光ローラ 49b 感光層 51 光源 52 粉体インク搬送ローラ 53 帯電ローラ 56 加熱ローラ 68 マゼンタインク 70 シアンインク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 7416−2H B41M 5/26 Z

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)インクシートのインクを選択的に
    加熱して記録紙に転写し、画像を形成する画像形成手段
    と、(b)回転自在に配設された感光ローラと、(c)
    該感光ローラの表面を一様にかつ均一に帯電させる帯電
    手段と、(d)転写後におけるインク欠落部及びインク
    残留部が形成されたインクシートを介して、前記感光ロ
    ーラに可視光の光を照射し、インク欠落部に対応する電
    荷パターンを形成する光照射手段と、(e)前記感光ロ
    ーラの電荷パターンに対応させ、あらかじめ摩擦によっ
    て帯電させられた粉体インクをインク欠落部に静電気力
    によって付着させるインク付着手段と、(f)前記イン
    ク欠落部に付着させられた粉体インクを加熱して溶融さ
    せる加熱手段とを有するとともに、(g)前記インクシ
    ートの基材の色を、インク及び粉体インクの色と補色の
    関係にある色にしたことを特徴とするカラーインクシー
    ト再生型熱転写記録装置。
  2. 【請求項2】 (a)インクシートのインクを選択的に
    加熱して記録紙に転写し、画像を形成する画像形成手段
    と、(b)回転自在に配設された感光ローラと、(c)
    該感光ローラの表面を一様にかつ均一に帯電させる帯電
    手段と、(d)転写後におけるインク欠落部及びインク
    残留部が形成されたインクシートを介して、前記感光ロ
    ーラに光を照射し、インク欠落部に対応する電荷パター
    ンを形成する光照射手段と、(e)前記感光ローラの電
    荷パターンに対応させ、あらかじめ摩擦によって帯電さ
    せられた粉体インクをインク欠落部に静電気力によって
    付着させるインク付着手段と、(f)前記インク欠落部
    に付着させられた粉体インクを加熱して溶融させる加熱
    手段とを有するとともに、(g)前記光照射手段によっ
    て照射される光の色を、インク及び粉体インクの色と補
    色の関係にある色にしたことを特徴とするカラーインク
    シート再生型熱転写記録装置。
  3. 【請求項3】 (a)インクシートのインクを選択的に
    加熱して記録紙に転写し、画像を形成する画像形成手段
    と、(b)回転自在に配設された感光ローラと、(c)
    該感光ローラの表面を一様にかつ均一に帯電させる帯電
    手段と、(d)転写後におけるインク欠落部及びインク
    残留部が形成されたインクシートを介して、前記感光ロ
    ーラに可視光の光を照射し、インク欠落部に対応する電
    荷パターンを形成する光照射手段と、(e)前記感光ロ
    ーラの電荷パターンに対応させ、あらかじめ摩擦によっ
    て帯電させられた粉体インクをインク欠落部に静電気力
    によって付着させるインク付着手段と、(f)前記イン
    ク欠落部に付着させられた粉体インクを加熱して溶融さ
    せる加熱手段とを有するとともに、(g)前記感光ロー
    ラは、インク及び粉体インクの色と補色の関係にある色
    に対してだけ感度が高い感光層を備えることを特徴とす
    るカラーインクシート再生型熱転写記録装置。
JP7017192A 1995-02-03 1995-02-03 カラーインクシート再生型熱転写記録装置 Withdrawn JPH08207326A (ja)

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