JPH08207403A - インクリボン巻取装置 - Google Patents

インクリボン巻取装置

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JPH08207403A
JPH08207403A JP7015967A JP1596795A JPH08207403A JP H08207403 A JPH08207403 A JP H08207403A JP 7015967 A JP7015967 A JP 7015967A JP 1596795 A JP1596795 A JP 1596795A JP H08207403 A JPH08207403 A JP H08207403A
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康路 山地
Takaaki Nishi
隆朗 西
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 インクリボンを巻取ためのギア26と同軸と
なして固定ギア240に一部が噛み合うロック爪44を
備えたロック部材を軸ピンに回転可能に設け、ロック部
材40を固定ギア240側へと付勢するスプリングを同
軸上に設け、ロック状態を維持されている。そして、ス
プリングの一端を係止している切換レバー31の係止部
が反時計方向へと回動されていると、スプリングの付勢
力がロック部材に及ばなくなり、ロック爪44と固定ギ
ア240との噛み合いのみを維持する。これにより、巻
取ギア24のA方向の回転を可能にするものの、B方向
の回転を規制し、A方向に回転した後、B方向の回転の
ロックが解除される。 【効果】 インクリボンの巻取を行う部分が巻取方向と
逆方向の回転をロックするため、インクリボンの弛みを
確実に阻止でき、巻取方向の回転によりロックが完全に
解除されるため、巻取方向の回転負荷もなくなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、インクリボンを使用す
る印刷装置(印字装置)において、該インクリボンを供
給すると共に印字後の使用済みのインクリボンを巻取る
インクリボン巻取装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来プリンタ等の印字装置においては、
電子写真方式を利用したレーザプリンタやLEDプリン
タが知られている他、インクリボンを利用して該リボン
のインクを記録用紙に転移させて印字するリボン方式に
よるプリンタが一般的に知られている。
【0003】上記インクリボンを備えるプリンタにおい
ては、熱によるノンインパクト方式のサーマルプリンタ
や、活字、あるいは多数のワイヤによるインパクト方式
のプリンタ等がある。
【0004】ここで、リボン方式を利用するプリンタに
おいては、未使用のインクリボンを巻付けた回転可能な
リールより供給し、印字が完了した後に、該使用済みの
インクリボンを巻取る回転リールを利用して巻取る必要
がある。そのため、未使用のインクリボンを巻付けた供
給リールに対し、使用済みインクリボンを巻取る巻取リ
ールを1つのカセット内に備え、上記巻取リール側を印
字動作に応じて巻き取り駆動している。そして、未使用
のインクリボンを使用すれば、該インクリボンカセット
を新しいものと交換するようにしている。
【0005】特にインクリボンカセットは、印字するた
めのヘッド、例えばサーマルプリンタではサーマルヘッ
ドを搭載したキャリッジに交換可能に設けられており、
該キャリッジは、記録紙の記録面の沿って平行に走行
(主走査方向)され、記録紙の送り方向と直交する方向
に走査される。このキャリッジの走査時に、停止中の記
録紙にインクリボンを介してサーマルヘッドを押圧し、
選択的にサーマル素子を駆動することで、熱によりイン
クリボンのインクを記録紙に熱転写することで印字を行
っている。このキャリッジの走行に同期させて、インク
リボンカセットのインクリボンを巻取りリール側に順次
巻取っていく。
【0006】この場合、従来では、印字開始時にインク
リボンが弛むことで、印字不能状態または印字不良が発
生するため、印字停止時に弛み防止のため巻取りリール
側をロック、つまり固定する機構が設けられている。
【0007】上記ロック機能の構成の一例として、特開
平5−24329号公報に、各種の例が明記されてい
る。例えば、図9の(A),(B)及び(C)に示すも
のは、図示しない印字ヘッドが備えられたキャリッジ上
に備えられる巻取軸50の下部に円盤部51を有し、こ
の同軸上には巻取ギア52が配設されている。この巻取
ギア52は切換ギア53と噛み合い、切換ギア53は走
行されるキャリッジとは別に印字装置本体側に固定され
た駆動ラック54と噛み合っている。これにより、キャ
リッジが図中右方向に走行されることで、印字が行われ
ると、切換ギア53が時計方向に回転し、巻取ギア52
が反時計方向に回転されることで、巻取軸50がその上
部に位置したインクリボンカセット内のリールと嵌合さ
れる巻取ヘッド55を巻取り方向に駆動することにな
り、使用済みのインクリボンを巻き取ることになる。
【0008】上記切換ギア53は、巻取軸50を中心に
回動可能に設けられた切換レバー56の一端に回転可能
に軸57に軸支されており、その反対側の端部に回転カ
ム58が当接している。この回転カム58の回転によ
り、特に切換ギア53を駆動ラック54より離間又は噛
み合う位置へと切換レバー56を回動させる。
【0009】つまり回転カム58が、図9の(A)の位
置にあれば、切換ギア53が駆動ラック54に噛み合っ
ており、かつ印字ヘッドがインクリボンを介して記録紙
を図示しないプラテンへと押圧し、記録状態を維持す
る。
【0010】また、この切換レバー56の上記回転カム
58の当接する部分56a側には、上記円盤部51に巻
き付けられた線バネ59の一端が2個のピンにて係止さ
れており、他端をキャリッジ本体側のピン60に固定し
ている。このため、印字状態の時には線バネ59が、円
盤部51を締め付けることなく、巻取軸50をフリーな
状態にしている。よって印字のためにキャリッジが走行
されると、駆動ラック54にて切換ギア53を介して巻
取ギア52を巻き取り方向に回転させ、使用済みのイン
クリボンを巻取る。
【0011】一方、図9(C)に示すように、印字完了
後に印字ヘッドの押圧を解除するため、回転カム58を
回転させると、切換レバー56が反時計方向に回転さ
れ、よって線バネ59が円盤部51を締め付けて、巻取
軸50を固定、つまりロックする。この時、同時に駆動
ラック54より切換ギア53が離間され、キャリッジが
ホームポジションへと復帰走行(印字時の走行とは逆方
向)されても、巻取軸50には回転が伝達されず、ロッ
ク状態が維持され、非印字時には、巻取軸が回転せず、
インクリボンが弛むことはない。
【0012】また図10のものは上述の線バネ59とは
異なり、常時円盤部51を締め付け状態に構成したもの
である。つまり、図示しない印字ヘッドを搭載したキャ
リッジ上に備えられる巻取軸50の下部に設けられた円
盤部51を備え、この円盤部51に線バネ61を巻き付
けている。線バネ61の曲げ半径は円盤部51の半径よ
りやや小さく形成されている。この線バネ61の一端は
キャリッジ上の固定ピン62間に係止されている。従っ
て、線バネ61は、円盤部51を少し締め付け、その摩
擦力で巻取軸50の逆転防止、つまり回転を防止してい
る。そのため、常時、巻取軸51に線バネ61にて負荷
を与え、インクリボンの弛みを阻止している。
【0013】さらに図11に示すものは、巻取軸50に
円盤部51を設けることなく逆転防止ツメ63とロック
ツメ64を単純に噛み合わせたものである。つまり、ロ
ックツメ64はキャリッジに設けられている支点65を
中心に回転可能に設けらており、その一端64aを、切
換レバー56の一端部56a側に係止され、他端の係止
部64bを上記逆転防止ツメ(ラチェット)63と対応
させている。
【0014】この構成により、回転カム58を回転させ
ることで図11(A)の状態から、(C)の状態へと回
転させると、切換レバー56が回転することで、逆転防
止ツメ64が反時計方向に回転し、ツメ部分64bをロ
ックツメ63に係合させ、巻取軸50の回転をロックす
る。この時、切換ギア53が駆動ラック54より離間さ
れ、巻取軸50を非回転状態に維持する。
【0015】そして、印字動作時には、回転カム58を
図11(A)の状態まで回転させることで、印字ヘッド
がインクリボンを介して記録紙へと押圧される。この
時、切換レバー56が回動されるため、逆転防止ツメ6
4が係合部64bより離間し、巻取軸50をフリーな状
態にし、キャリッジの走行に関連して、使用済みのイン
クリボンを巻取軸50の回転により、巻取リールに順次
巻き取ることができる。
【0016】以上のように、インクリボンの巻取装置に
おいては、印字時には巻取部が巻取り方向に駆動され、
インクリボンの弛みは生じることはなく、また非印字時
においては、巻取部がロックされているため、インクリ
ボンが弛むことはない。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】以上説明した各インク
リボン巻取装置のロック機構によれば、非印字時にロッ
クされるため、インクリボンの弛みは阻止される。しか
しながら、図10に示すものであれば、常時規制状態、
つまりロック状態が維持されているため、印字時に巻取
軸を駆動するためのトルクを大きくする必要があり、キ
ャリッジの走行に支障をきたすことにもなる。特にキャ
リッジを走行させることで、巻取部を構成する軸50を
駆動ラック54等を利用して駆動する場合には、駆動ト
ルクの大きなモータを必要とする。そのため、印字装置
のプリンタ部分の形状が大きくなると共にコスト高にな
る。
【0018】そのため、図9に示すように構成すれば、
図10による欠点は解消される。しかしながら、印字を
開始するためのロック解除時に、線バネ59による巻取
軸50のロックが解放されるため、巻取軸50が回転す
る危惧がある。つまり、ロック解除による影響、特に振
動等によりフリーな状態にある巻取軸50が、インクリ
ボンと巻取方向と逆方向に回転する。これによりインク
リボンが弛み、印字ヘッドがインクリボンを介して記録
紙に押圧される時に、インクリボンに皺等が生じ印字不
能または印字不良となる原因を作り出す。
【0019】また、図11の巻取装置のロック機構であ
っても、ロックを解除すれば巻取軸はフリー状態に維持
されるため、何らかの原因、特に係合部64bが逆転防
止ツメ63より離間する時に回転する可能性が高く、で
インクリボンが弛むことが危惧される。
【0020】さらに、図11における切換レバー56の
付勢手段としてバネ部材66が、切換レバー56の一端
部56bに設けられているが、このバネ部材66を取り
付けるためのスペースが必要となり、部品点数が多いた
め機構全体が大型化すると同時にコストも高くなる。
【0021】なお、図9においては、切換レバー56の
復帰を行うために線バネ59で兼用させれば、上述した
付勢手段を必要としなくなるが、該線バネ59で復帰構
成のための付勢手段を兼用させると、線バネ59の耐久
性等の問題でコスト高になり、いずれにしても、図11
で示す付勢手段66が同様に設けられている。
【0022】また、図11における逆転防止ツメ63と
ロックツメ64を確実に噛み合わせるためにはロックツ
メ64は弾性部材、特に板バネで構成することが望まし
く、板バネ、板バネ等で成形された場合、ロックツメ6
4のツメ形状64bを微細形状に成形することは難し
く、結果として逆転防止ツメ63のピッチも、大きいも
のになり、ロックツメ64が逆転防止ツメ63の山に当
たるか谷に噛み合うかは確実性が無いため、繊細なロッ
ク制御が難しくなる。そのため、インクリボンの弛みが
生じることもある。
【0023】また、線バネ59により締め付ける構成で
は、締付方向に巻取り軸を回転させようとする力が働
き、線バネをゆるめる時は締め付ける時と反対方向に巻
取り軸を回転させる力が働く。即ち、ヘッドがヘッドダ
ウン状態(印字状態)からアップ状態(非印字状態)へ
移動する時、線バネ59が巻取軸50を正転方向へ回転
させ、アップ状態からダウン状態へ移動する時、線バネ
59が巻取軸50を逆転方向へ回転させる。そのため、
どうしてもインクリボンの弛みが生じる。
【0024】そこで、線バネ59の巻き付け方向を逆に
した場合は、その逆の動作となり、ヘッドアップ・ダウ
ンの1サイクル動作で巻き取ったリボンを弛める方向へ
力が発生し、本来の機能を損なう問題点があった。
【0025】また、サーマルプリンタにおいては、イン
クリボンを利用して普通紙である記録紙に記録する熱転
写印刷と、記録紙自体が感熱性のものである感熱印刷と
で、印字ヘッドの押圧力を変化させており、感熱印刷で
はリボンを巻取る必要が無いためリボンを巻取るための
駆動力の伝達は切り離し、熱転写印刷としてのヘッド押
圧力の切り換えは行っていなかった。そのため被転写紙
の質、印刷速度、その他リボン巻取りに関する動作内容
に応じてヘッド押し圧力を変化させることはできない問
題があった。
【0026】本発明は上述の点に鑑み、特にインクリボ
ンの巻取部分のロック解除時には、該巻取部分には少な
くとも巻取方向の回転が可能となるものの、それと反対
方向の回転を規制する機構を設けることで、インクリボ
ンの弛みを確実に防止することを目的とする。
【0027】また、本発明の上記目的を達成するための
ロック機構部分の構成を簡単にすることを目的としてい
る。
【0028】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、本発明のインクリボン巻取装置は、インクリボン
を介して印字ヘッドを記録紙に押圧し印字する際、イン
クリボンを印字ヘッドへと供給する供給部と、印字によ
り使用された使用済みのインクリボンを巻取る巻取部を
備えたインクリボン巻取装置において、上記使用済みの
インクリボンを巻取る巻取部を回転させる部材に、回転
を規制する固定部材を設け、該固定部材に係合し巻取方
向と逆方向の回転をロックするロック爪を有し、回転可
能に設けられたロック部材を備え、該ロック部材にはロ
ック爪を上記固定部材に係合させる方向へ付勢する付勢
部材を有し、上記印字ヘッドの非押圧駆動時に上記付勢
部材にてロック爪を上記固定部材側に付勢し、印字ヘッ
ドの押圧駆動時に上記付勢部材による付勢状態を解除す
るように上記付勢部材の一部が上記印字ヘッドの押圧駆
動に連動する機構に係合可能に設けられ、上記付勢部材
による付勢力が作用しない状態で上記ロック爪が固定部
材に係合し、インクリボンの巻取方向と逆方向の回転を
ロックすることを特徴とする。
【0029】上記装置において、付勢部材をロック部材
の回転可能に設けられる軸に巻回させる。
【0030】また、上述の目的を達成する本発明のイン
クリボン巻取装置は、インクリボンを介して印字ヘッド
を記録紙側に押圧し印字する際、インクリボンを印字ヘ
ッドへと供給する供給部と、印字により使用された使用
済みのインクリボンを巻取る巻取部を備えたインクリボ
ン巻取装置において、上記印字ヘッドの記録紙側への押
圧または非押圧に連動する変位部材と、一端が上記変位
部材に当接し揺動可能となし上記インクリボンの巻取部
の回転を伝達する部材を備えてなる切換レバーと、上記
巻取部の回転を規制するための固定部材と、該固定部材
と係合し巻取部の回転をロックするロック部材とを有
し、該ロック部材は上記切換レバーの揺動に連動し、上
記印字ヘッドが記録紙側へ押圧された状態で、かつ巻取
部がインクリボンを巻取る方向に回転したときにインク
リボン巻取部から離反するように配置された特徴とす
る。
【0031】上記装置において、ロック部材には、該ロ
ック部材を上記固定部材側へと付勢する付勢部材を有
し、該付勢部材は印字ヘッドの非押圧時にロック部材を
付勢し、押圧時に付勢を解除するように一端が上記切換
レバーに係止されている。
【0032】上記装置において、ロック部材は、切換レ
バーを変位部材に当接する方向に付勢する付勢部材を設
ける軸と同軸上に回転可能に設けられ、該軸に上記付勢
部材を設けている。
【0033】
【作用】以上の構成により本発明のインクリボン巻取装
置によれば、印字ヘッドによる記録を行わない場合にお
いて、ロック部材が、インクリボンの巻取部の回転を規
制するための固定部材に係合される。この場合、印字ヘ
ッドが記録紙より離間される動作に連動してロック部材
のロック爪が、固定部材の方向へ付勢部材の付勢力によ
り押圧され、固定部材にロック爪が係合される。これに
より、巻取り方向と逆方向の回転がロックされ、インク
リボンの弛みはなくなる。
【0034】そして、印字を行うために印字ヘッドが記
録紙側に押圧されると、これに連動して上記ロック部材
の付勢部材による付勢が解除される。この時、インクリ
ボンの巻取部が巻取方向と逆方向の回転がなされても、
ロック部材の上記付勢部材の付勢状態が解除されている
だけで、ロック爪と固定部材との結合は解除されておら
ず、その方向の回転をロックしている。その後、記録紙
への印字を開始することで、巻取部が巻取り方向に回転
させれば、ロック部材の付勢が解除されているため、ロ
ック爪が固定部材より離間する方向にロック部材が回転
する。そのため、印字が開始されるまでは巻取部がロッ
ク状態であるためインクリボンの弛みが解消されると共
に、巻取時にロック部材が回転負荷とならず、回転トル
クの小さい駆動手段を設けて、インクリボンの巻取を行
える。
【0035】ここで、上記ロック部材の付勢部材を、該
ロック部材の回転軸に設けることで、配置スペースを少
なくし、装置の小型化を可能にできる。
【0036】また、本発明のインクリボン巻取装置によ
れば、印字ヘッドを記録紙へと押圧または非押圧に連動
する変位部材により切換レバーを揺動させることで、イ
ンクリボン巻取部への回転の伝達または非伝達を行う場
合、印字ヘッドの非押圧時においては、切換レバーによ
り巻取部の回転が伝達されない。この時、巻取部におけ
る回転を規制する固定部材にロック部材が係合する。そ
のため、巻取方向と逆方向の回転がロック部材にてロッ
クされる。これにより、インクリボンの弛みは生じな
い。
【0037】そこで、印字を行うために印字ヘッドを押
圧すれば、切換レバーにより巻取部の回転が伝達可能に
なる。しかし、ロック部材は固定部材に係合された状態
が維持される。そのため、巻取り方向と逆方向の回転が
ロックされ、インクリボンの弛みを防止できる。その
後、印字が開始されることで巻取部がインクリボンの巻
取方向に回転される時に、ロック部材が固定部材より離
間される。これにより、巻取り方向と逆方向の回転が可
能になり、巻取部の負荷がなくなるため、回転トルクが
小さくても巻取りが可能になる。
【0038】特にロック部材に付勢部材を設けて固定部
材に付勢させておくことで、非印字時のロック状態を確
実に行うことができるとともに、該付勢手段を切換レバ
ーにより付勢解除させることでロック部材の固定部材の
離間を可能にできる。
【0039】また、切換レバーを変位部材に当接させる
第2付勢部材を設けた軸に、上記ロック部材を設け、か
つロック部材の付勢部材をも設けることで配置スペース
を非常に少なくできる。そのため装置の小型化を可能に
し、コスト低減にも貢献できる。
【0040】
【実施例】図1及び図2は、本発明における印字装置に
備わるインクリボン巻取装置の機構を示す上面図であ
り、図1はインクリボンの弛みを防止するため、インク
リボンの巻取部分のロック状態、つまり固定状態に維持
する状態を、図2はインクリボンを巻き取るために、イ
ンクリボン巻取軸のロックを解除し、巻取方向へと回転
を可能にしている。
【0041】また、この図1及び図2に示すインクリボ
ン巻取装置を備える印字装置のキャリッジは、図3に印
字装置のプリンタユニットを示す斜視図の通りであり、
符号1に示す。キャリッジ1は、図示していないスライ
ド軸に沿って移動可能に設けられている。記録紙は送り
ローラ2とガイド3との間に形成される挿入口4より差
し入れられ、送りローラ2を手動又は図示しない駆動モ
ータの回転により印字位置へと送り込まれる。
【0042】上記送りローラ2は、両側をプリンタユニ
ットのサイドフレーム5a,5b側に回転可能に軸支さ
れた回転軸2aの一端に、駆動ギヤ2bが固定されてお
り、このギヤ2bと噛み合うギヤを介して駆動モータの
回転が伝達される。この送りローラの軸2aと平行に、
図示しないプラテンが印字位置に配置されている。プラ
テンは、送りローラ2と従動ローラ6とで挟持して送ら
れてくる記録紙の背面に位置するように配置されてお
り、キャリッジ1上の印字ヘッド7の押圧時に、記録紙
がインクリボンを介してプラテンへと押圧される。
【0043】上記プラテンと平行に上述した図示しない
スライド軸が配置されており、このスライド軸に沿って
キャリッジ1が走行されることで、印字ヘッド7をプラ
テンへと押圧して、図示しないインクリボンを介して記
録紙に所望の画像を順次記録する。
【0044】該キャリッジ1は、スライド軸の印字ヘッ
ド7側と反対側に2個の回転可能なコロ8が設けられて
おり、該コロ8がプリンタユニットの下フレーム9を押
し曲げて形成された屈曲部平面9a上に保持されてお
り、スライド軸に沿って屈曲部平面9a上をコロ8を介
して移動する。
【0045】このキャリッジ1の走行のための駆動機構
は、キャリッジモータ10の回転により各伝達手段であ
るギヤを介してタイミングベルト11へと伝達され、該
タイミングベルト11の一部が固定されてキャリッジ1
が、上述したようにスライド軸に沿って走行される。上
記タイミングベルト11は、下フレーム9に回転可能
に、かつキャリッジ走行する両側に設けられてタイミン
ギヤ12aと12b間に張架されており、送りローラ2
側のタイミングベルト11がキャリッジ1に固定されて
いる。
【0046】更に、キャリッジ1には印刷を行うための
印字ヘッド7、インクリボンの終端検出を行うための検
出センサー13とインクリボンカセット内のインクリボ
ンを供給するためのリールを保持する供給部14と、本
発明における使用済みのインクリボンを巻き取るための
リボン巻取部15が設けられている。キャリッジ1上の
供給部14と巻取部15の各ヘッド部に一致するよう
に、インクリボンカセットの各リールが嵌まり込み、該
インクリボンカセットが着脱可能に設けられている。該
キャリッジ1は、その上部が着脱可能な蓋1aであっ
て、該蓋1aを除去すると図1及び図2に示す印字ヘッ
ド7の押圧機構や、巻取軸の駆動部が収容されている。
【0047】次に、本発明のインクリボン巻取装置の詳
細を図1及び図2に基づいて説明する。
【0048】まず図1において、キャリッジ1の内部
は、そのキャリッジ台1b上に、印字ヘッド7を固定し
てなるヘッドホルダ16と、該ヘッドホルダ16を押圧
するための押圧部材17及び押圧部材17の押圧状態を
制御するためのカムレバー18がそれぞれ同軸19に回
転可能に支持されている。上記押圧部材17は、キャリ
ッジ台1b上に設けられた軸ピン20aに巻回された付
勢手段であるスプリング20の一端が係止されており、
常時印字ヘッド6をプラテン方向に付勢する付勢力が付
与されている。このスプリング20の他端は、キャリッ
ジ台1bのストッパ部20bに係止されている。
【0049】また、カムレバー18は、常時プラテン方
向に付勢しているスプリング20の付勢力に抗して、印
字ヘッド7を印字位置と非印字位置において、プラテン
100へと押圧する状態と、非押圧状態とを位置制御す
るために、軸支部分19と反対側に設けられたピン18
aが、上述した供給部14の中心軸となる軸210を中
心に回転駆動されるカムギヤ21に形成されているカム
溝21aに挿入されている。このカムレバー18と上記
押圧部材17とは、折曲部18bと係止部17aとの間
で係止可能となっている。
【0050】上記支軸19にはスプリング22が巻回さ
れている。このスプリング22の一端は、カムレバー1
8側に上記折曲部18bと対応した折曲られた第2折曲
部18cとの間に介在されて係止されている。そして、
スプリング22の他端は、押圧部材17に形成された第
2折曲部17bに係止されている。特にスプリング22
のカムレバー18側の係止部分は、押圧部材17の第2
折曲げ部17cにも係止可能な位置関係になるように、
上述した両折曲部18bと18cとの間に係止されてい
る。
【0051】従って、スプリング22が第2折曲部17
cに係止されると、上記カムレバー18の折曲部18b
と押圧部材17の係止部17aとが係止される状態とな
り、カムレバー18の回転に連動して押圧部材17が回
動、つまり同時に回動する。これは、カムレバー18が
図において反時計方向に回動する場合に、押圧部材17
を同方向に連動させて回動させ、時計方向に回動する場
合には、押圧部材17はスプリング20の付勢力によ
り、回動力が作用されヘッドホルダ16をプラテン側へ
と押圧する付勢を行う。
【0052】さらに、プラテン100側へと印字ヘッド
7が押圧された状態で、さらにカムレバー18が回転す
れば、スプリング22の一端が第2折曲部17cより離
間することになり、スプリング22の付勢力が、押圧部
材17を更にプラテン100側へと押圧する作用をスプ
リング20と合わせて助長し、印字ヘッド7を更にプラ
テン100側へと押圧することになる。
【0053】そして、押圧部材17とヘッドホルダ16
とは、ほぼ中央部に形成された折曲部17dがヘッドホ
ルダ16に形成されている開口16aに挿入されてお
り、これにより折曲部17dが開口16aに係止する時
点で両者が連動する構成である。しかし、押圧部材17
の印字ヘッド7と対応する位置17eにて、ヘッドホル
ダ16を押圧しており、特にヘッド7部分と上記位置1
7eとが離間している状態において、ヘッドホルダ16
を上述の連動機構により回動させることが可能になる。
【0054】上記カムギヤ21を回転する手段は、キャ
リッジ台1bの下部に設けられた図示しないカム駆動モ
ータの回転軸に固定された駆動ギヤと、カムギヤ21と
が噛み合っており、該モータの回転により、カムギヤ2
1が時計方向、あるいは反時計方向に回転駆動制御され
る。この駆動において、印字ヘッド7が、カムレバー1
8、押圧部材17及びヘッドホルダ16を介して、プラ
テン100側へ押圧または非押圧されることになる。
【0055】上記ヘッドホルダ16、押圧部材17、カ
ムレバー18、カムギヤ21及び該カムギヤ21を回転
駆動するモータにて変位部材を構成している。
【0056】上記カムギヤ21の軸21aは、上述した
キャリッジ1の蓋1a上に配置される供給部14の中心
軸であり、特に供給部14はキャリッジ1の蓋1aに回
転可能に設けられ、かつ蓋1aとの間に介在されたスプ
リングによりインクリボンカセット内の供給リールの回
転を規制し、インクリボンの弛みを防止している。そし
て、供給部14は、軸210と対応する位置に軸挿入用
の挿通孔が形成されており、その挿通孔に沿って供給部
14が挿入されるように配置される。
【0057】上記供給部14と対応して所定の間隔を隔
てて配置される巻取部15は、図4の断面図に示す通
り、上記軸21aに対応してキャリッジ台1b上に設け
られた巻取軸22に回転可能に設けられており、巻取ヘ
ッド14aは軸22に回転可能に設けられた貫通軸23
に対し固定されたおり、該貫通軸23に対して回転可能
に設けられている。
【0058】そして、貫通軸23に対して回転可能に摩
擦部材23aを介して巻取ギア24が設けらており、巻
取ギア24の上部と巻取ヘッド15aの下面との間にス
プリング24aが介在されており、巻取ギア24の回転
が貫通軸23を介して供給部ヘッド15aに伝達され
る。これにより、キャリッジ1の蓋1a上部に装着され
たインクリボンカセット内の巻取リールが巻取ヘッド1
5aと嵌合されることで、巻取リールを回転させること
ができる。そして、必要以上の回転力(トルク)が作用
すれば、巻取ギア24のみ回転し、貫通軸23および巻
取ヘッド15aの回転が摩擦部材23aにて回転が伝達
されずスリップする。要するに、上記スプリング24a
及び摩擦部材23aにてトリクリミッタを構成する。
【0059】上記巻取ギア24を回転させる駆動伝達機
構は、その両端をプリンタの両フレーム5a,5b間に
固定された駆動ラック25と、噛み合うプリーギア26
aと、該プリーギア26aと一体化された第2プリーギ
ア26bと、該第2プリーギア26bと噛み合う中間ギ
ア27と、該中間ギア27と噛み合う切換ギア28とか
ら構成されており、切換ギア28が巻取ギア24に噛み
合うことで、巻取ギア24が回転可能になる。
【0060】特に上記駆動ラック25は、図3に示すプ
リンタユニット部のタイミングベルト11と平行に、プ
リンタユニットの左右両端のフレームに固定されてい
る。そのため、キャリッジ1が、図中右方向に回転する
ことで、プリーギア26aが、時計方向に回転駆動さ
れ、そして最終的に巻取ギア24が反時計方向(矢印A
方向)に回転し、よってインクリボンを巻取ることにな
る。この駆動ラック25に噛み合うプリーギア26は、
キャリッジ台1bに設けられた軸ピン29aに回転可能
に設けられ、駆動ラック25の背面に配置されたコロ2
9により、駆動ラック25の案内を行うと共に、該駆動
ラック25との噛み合いを正確、かつ確実に行うように
している。
【0061】上記駆動ラック25、中間ギア27、切換
ギア28がインクリボンの巻取部15の回転伝達部材で
あり、巻取ギア24が巻取部15の回転部材である。
【0062】また、中間ギア27は、キャリッジ台1b
上に設けられた軸ピン30に、回転可能に設けられた切
換レバー31と同軸の軸ピン32に回転可能に設けられ
ており、また、該中間ギア27と常に噛み合う切換ギア
28は、切換レバー31上に配置された軸ピン32に回
転可能に設けられている。そのため、切換レバー31が
回動することで、切換ギア28と巻取ギア24との噛み
合いが制御されることになる。
【0063】切換レバー31は、図4に示す通り、その
一端がキャリッジ台1b上に配置されたピン33に巻回
されたスプリング34の一端が係止する係止部31aが
形成されており、該スプリング34の付勢力により上述
した軸ピン30を中心に反時計方向への付勢力が付与さ
れている。このスプリング34の他端は、キャリッジ台
1bに設けられた固定ピン35(図1参照)に形成され
ている。
【0064】そして、切換レバー31のスプリング34
が形成される一端と反対の端部31bは、図5に示すよ
うにカムギア21の上面に形成された外カム21bと当
接し、上述したヘッド動作と同期して切換レバー31が
回動制御される。つまり、カムギア21が回転すること
で、その外カム21bの周面に沿って切換ギア31が軸
ピン32を中心に回動される。
【0065】上記カムギア21の下面に設けられた、カ
ム溝21aは、印字ヘッド7の記録位置上で印字ヘッド
7への押圧力を変化させる第1押圧位置dと第2押圧位
置eとを有し、カムギア21の上面には上述した印字ヘ
ッド動作と同期して切換レバー31を動作させる外カム
21bが形成されている。そのため、カムギア21が回
転されることで、印字ヘッド7をプラテン100より離
間させる図1の状態と、上述した印字ヘッド7をプラテ
ン100へと押圧する第1押圧位置dと、第2押圧位置
eを経て、ヘッドを離間させる位置fとにて、印字ヘッ
ド7の離間と押圧制御を行うのに同期して、切換レバー
31を反時計方向又は時計方向への回転を制御する。
【0066】以上の構成において、図1の状態にある印
字ヘッド7を印字に使用する場合、つまり図1が非印字
状態であり、この状態から印字を行う場合、図示されて
いないカムギア21の駆動用モータが回転し、カムギア
21を時計方向に回転させることで、該カムギア20の
下面に形成されたカム溝21aに沿って、カムレバー1
8のピン18aが案内され、該カムレバー18が時計方
向に回転される。これにより、スプリング20の付勢力
により押圧部材17が付勢され、カムレバー18の回動
に追従するように回動される。これにより、押圧部材1
7のヘッド部と対応する部分17eがヘッドホルダ16
背面を押圧し、時計方向へとヘッドホルダ16を回動さ
せることになる。これにより、印字ヘッド7がインクリ
ボンを介してプラテン100に配置される記録紙を押圧
する。この印字のための第1押圧位置cが、上記カムレ
バー18のピン18aに対応した状態で、印字ヘッド7
が印字プラテン100へ押圧される。この状態を図2に
示している。
【0067】そのため、切換レバー31も反時計方向に
回転され、切換ギア28を巻取ギア24へと噛み合わせ
る方向に移動させる。そして、印字ヘッド7が第1印字
位置に押圧される状態で、切換ギア28が巻取ギアに噛
み合う。そして、印字を行うために、キャリッジ1が右
方向に移動を開始すれば、駆動ラック25により両プリ
ーギア26が回転し、よって中間ギア27、切換ギア2
8を介して巻取ギア24が反時計方向に回転すること
で、使用済みのインクリボンを順次巻き取っていくこと
になる。
【0068】また、印字を完了すれば、印字ヘッドをプ
ラテンより離間するために、カムギア21が図1の状態
まで逆転駆動され、切換ギア28を巻取ギア24より離
間させる。この状態で、キャリッジ1を左方向へとリタ
ーン駆動し、次の行印字を行うために復帰させる。上記
キャリッジ1がリターン駆動されても、インクリボンの
巻取りは行われず、インクリボンの弛みが生じないよう
に、上記巻取ギア24が固定、つまりロック状態に維持
される。
【0069】なお、図2の状態でカムギア21を更に回
転させると、第2印字位置eにカムレバー18のピン1
8aが対応すれば、カムレバー18が反時計方向に回転
され、スプリング22の一端が押圧部材17の折曲部1
7cに当接する。この時、印字ヘッド7は、スプリング
20の付勢力により押圧部材17にて押圧される。つま
り、第1印字位置dにおいては、スプリング22の付勢
力をも作用されて、印字ヘッド7がプラテン100へと
押圧されることになる。この場合、切換レバー31も時
計方向に回転駆動されることで、巻取ギア24の回転が
停止され、例えば記録紙として感熱紙を利用する印字を
行うことになる。
【0070】次の本発明による上述した非印字時に巻取
ギア24をロックする機構について以下に説明する。
【0071】ロック機構は、上記切換レバー31を常時
反時計方向の付勢力を付与するスプリング34を巻回し
た軸ピン33にロック部材40を回転可能に設ける。ロ
ック部材40は、図6に示すように、コイル状のスプリ
ング39を挿入する凹部41を有し、該凹部41に関連
させて一部に扇形状の開口42を形成し、該開口42に
対応して円弧形状の上記スプリング39の係止部43を
設けており、さらに巻取ギア24と一体形成されている
巻取部15の回転を規制する固定部材である固定ギア2
40に噛み合うように延長されたロック爪44が一体的
に樹脂成型されている。
【0072】上記スプリング39は、巻回部分が上記凹
部41に挿通され、各端部が開口42を通り係止部43
に係止されている。そのため、スプリング39の付勢力
は、両端部分が係止部43に形成されている状態では、
ロック部材40を回転することはない。つまり、スプリ
ング39の一端を他端側へと圧縮させること、該スプリ
ングの付勢によりロック部材40を軸33を中心に回転
させることが可能になる。
【0073】そのため、ロック部材40は、切換ギア3
1を付勢するスプリング34を支持した軸ピン33に回
転可能に挿入されており、ロック爪44が上述した巻取
ギア24と一体形成されている固定ギア240に対応
し、噛み合う位置関係に配置されている。また、ロック
部材40のスプリング39の一端、つまりロック爪44
側と係止した位置とは反対側の端部が、切換レバー31
の係止部31aと対応する関係で設けられている。従っ
て、ロック部材40が図1において時計方向の回転が作
用すれば、スプリング39の一端が係止部31に係止さ
れてる状態で、ロック部材40を反時計方向に回転付勢
し、固定ギア240側へとロック爪44を付勢すること
になる。しかし、それと逆に切換レバー31が反時計方
向に回転すれば、スプリング39との係止が解かれ、ロ
ック部材40はロックした位置に停止したままとなる。
【0074】以上の構成において、印字ヘッド7が印字
位置から離間した退避位置(非印字時のヘッドアップ状
態)にある状態で、切換レバー31の作用点は外カム2
1bの長径側に当接(図1参照)している。そのため、
切換ギア28は巻取ギア24から離間し、切換レバー3
1によりロック部材40のスプリング39を反時計方向
へ移動させる。これにより、ロック部材40が、スプリ
ング39の付勢力による回転作用を受け、ロック爪44
が固定ギア240方向へと移動し、該ロック爪44と固
定ギア240とが噛み合い、巻取ギア24の矢印B方
向、つまり巻取ったインクリボンが引き出される方向の
回転に対しては完全なロック状態となる。そのため、矢
印A方向、つまりインクリボンを巻取る方向の回転に対
しては、ロック部材40の弾性体、特にスプリング39
の付勢力に打ち勝って巻取ギア26を矢印A方向に回転
させれば、固定ギア240がロック部材40のロック爪
44を乗り越えて矢印A方向に回転できる。しかし、こ
の場合にはインクリボンが弛むことはなく、巻取る方向
への回転となる。
【0075】この構成により、印字ヘッド7による印字
を行わない場合には、ロック部材40にて巻取ギア26
の巻取方向と逆方向の回転(矢印B方向)の回転を規制
し、ロックしているため、巻取ったインクリボンが弛む
ことはなくなる。特に、1行印字の終了時にキャリッジ
1がホームポジションに復帰するために移動されるとき
には、上述ように印字ヘッド6がヘッドアップ(図1の
状態)されており、その走行中に印字時に巻取ったイン
クリボンが弛むことはない。
【0076】次に、印字を再開する際に、印字ヘッド6
がヘッドアップ状態からプラテン上の印字位置(ヘッド
がプラテンに圧接したヘッドダウン状態)へ移動させる
ために、カムギア21が時計方向に回転駆動される。こ
れにより、カムレバー18、押圧部材17そしてヘッド
ホルダ16にて印字ヘッド7がプラテン100側へと押
圧される。この時、切換レバー31はカムギア21の外
カム21b上に当接し、長径部から短径部へと移動する
ことで、スプリング34の付勢力により、反時計方向に
回転付勢される。
【0077】これにより、カムギア21のカム溝21a
の第1印字位置dまで回転すれば、切換ギア28と巻取
ギア24とが噛み合い、ロック部材40のスプリング3
9と切換レバー31の係止部31aとの係止状態が解か
れる。そのため、ロック部材40のスプリング39は、
その緊張状態が解かれ(ロック部材40を固定ギア24
0方向への付勢が解除され)ているが、ロック部材44
のロック爪44が固定ギア240と噛み合った状態を保
持し、巻取ギア26の矢印B方向へのロック状態が継続
される。
【0078】そのため、印字ヘッド7がヘッドダウン方
向への駆動時においても、従来とはことなり、ロック部
材44に巻取ギア26のインクリボンの弛み方向への回
転が全く作用せず、ロックすることになり、インクリボ
ンの弛みが全く生じない。
【0079】その後、印字指示に伴い、キャリッジ1の
印字方向への移動によって、巻取ギア40が矢印A方向
(リボンの巻き取り方向)に回転し初めることによっ
て、ロック部材40のロック爪44は固定ギア240と
の噛み合いが解除される。つまり、図2の状態におい
て、巻取ギア24が回転しない場合には、ロック部材4
0のロック爪44は、固定ギア240に噛み合ってお
り、B方向の回転をロックしているが、上述したように
A方向の回転により、上記スプリング39の緊張状態が
解除、つまりスプリング39の一端が切換レバー31の
係止部31aとの係止状態が解かれているため、ロック
部材40が時計方向の回転駆動力を受け、その方向に回
転する。よって、B方向への回転の規制が解かれるもの
の、キャリッジの走行によりインクリボンが順次巻き取
られ、インクリボンが弛むことはない。また、ロック部
材40のスプリングの付勢力が及ばないため、インクリ
ボンの巻き取りのためのトルクが大きくなることもな
い。
【0080】ここで、ロック部材において、印字ヘッド
をヘッドダウンの状態に駆動した時、ロック状態を解除
するものの、インクリボンが弛む方向へのロックを行う
原理を図7及び図8に従って以下に説明する。
【0081】まず図7において、ロック部材40のロッ
ク爪44と固定ギア240と噛み合うロック爪44の作
用点をPとして、巻取ギア24(巻取ギア24と一体と
なってロック爪44と噛み合う固定ギア240)による
逆転方向、つまりインクリボンが弛む方向(矢印B方
向)の回転トルクTが作用する場合を考える。この場
合、ロック部材44にかかる逆転方向、つまり軸ピン3
3を中心として反時計方向の回転力がF=T/Rで表さ
れる。このRは、固定ギア240の半径である。
【0082】上記逆転方向の力Fを、ロック部材40の
ロック爪44の面に対して水平な力Fxと、垂直な力F
yとに分解し、ロック部材40の回転中心から作用点P
までの垂直な力Fy方向と平行となる作用点に対応する
点までの距離をxと、ロック部材40の中心から作用点
Pまでの水平な力Fxと平行となる距離をyとした時、
Fx×x+Fy×yが“0”以上、即ち Fx×x+Fy×y>0 の関係を維持するように、巻取ギア26回転中心位置に
対する、ロック部材40の回転中心位置、ロック爪44
の形状によって、ロック部材40を固定ギア240側へ
付勢する作用がなくても、巻取ギア24によるインクリ
ボンの巻き取る方向と反対方向の回転をロックする。特
にロック部材40の回転中心33と、固定ギア240の
回転中心22との直線部分より、ロック部材40のロッ
ク爪44を固定ギア240とを噛み合う点が下部になる
ようにすれば、上述の関係を維持できる。
【0083】これに対し、図8に示すように、巻取ギア
24をインクリボンの巻取る方向への回転(A方向の回
転)が行われると、上述同様に、その回転方向による回
転トルクTが作用すると、ロック部材40にかかる時計
方向の回転力FがF=T/Rで表される。そして、この
回転力Fを、それぞれ水平な力Fxと垂直な力Fyとに
分解し、ロック部材44の中心から作用点Pに相当する
それぞれの平行な距離をxおよびyとした時、ロック方
向の回転モーメントFx×xが、ロック解除方向への回
転モーメントFy×yより小さい時、つまり Fx×x<Fy×y の関係を維持する時、巻取ギア2
6のA方向への回転によるロック部材40が軸ピン33
を中心に、時計方向に回転され、ロック状態が解除さ
れ、巻取ギア26のB方向へのロックが解除される。
【0084】以上の説明においては、作用点Pにおける
ロック爪44の、爪44と固定ギア260との摩擦を無
視して説明しているが、要するに上述した式の関係を維
持するように、ロック部材40の中心と固定ギア240
(巻取ギア26と同軸)の中心との位置に対し、爪44
による固定ギア260との噛み合う位置との関係により
上述の式を満足でき、特に噛み合う位置を上述の中心線
の下部になるように設けることで、図において反時計方
向の回転をロックすることができる。ここで、時計方向
の回転をロックするようにするには、上述の反対の関係
になるように、ロック部材40の回転中心、固定ギア2
40の回転中心および噛み合い位置を設定すればよい。
【0085】また、本実施例によれば、ロック部材40
にて巻取ギア26をロックする構成とする場合、巻取ギ
ア26と同軸に設けられる固定ギア260との噛み合い
を利用している。このような構成でなく、巻取ギア26
と別の従動ギアを設け、該従動ギア26をロックする構
成でもよく、この従動ギアとの位置関係を上述したよう
に配置すれば、本発明の目的を達成できる。
【0086】この場合、ロック部材40のロック爪44
と噛み合う固定ギア260は、そのギア260の歯を非
常に細かく形成しても、その歯に噛み合うロック爪44
を簡単に形成できる。つまり、該ロック爪44を板バネ
形状の図10に示すようなものであれば、細かい細工が
行えず、そのためロックするための爪が大きくなり、細
かなロック制御を行えないものの、本発明によればこれ
らが解消され、非常に細かなロック制御を可能にでき
る。
【0087】なお、本実施例によるロック部材40の構
造物として樹脂成型品にて一体形成しており、これを弾
性体としてねじりコイルバネ(スプリング)を用いてい
るが、これと同様に作用するものであれば、形状および
構造はどのような物であってもよい。
【0088】
【発明の効果】本発明によれば、ロック部材の構成を非
常に簡単にできると同時に、インクリボンの巻取動作以
外には巻取方向の回転を可能にするものの、これと反対
方向の回転を阻止でき、印字開始時にロック状態が解か
れるためインクリボンの弛みを完全に阻止できる。この
場合、ロック部材を付勢する部材をロック部材と同軸に
設けることができ配置スペースを削減でき、小型化及び
低コスト化が可能になる。
【0089】特に、ロック部材は、そのロック位置が規
制されることがないため、非常に細かなロック位置制御
を行える。つまり、ロック部材が係合する固定部材のピ
ッチを細かくすることでロック制御を細かくできる。
【0090】しかも、印字開始時にロック部材が固定部
材より離間されるため、ロック部材が負荷とならず、巻
取りのための回転トルクを小さくできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるインクリボンの巻取装置における
インクリボンのロック状態を示す平面図。
【図2】本発明によるインクリボンの巻取装置における
インクリボンの非ロック状態を示す平面図。
【図3】本発明にかかる印字装置のプリンターユニット
の概要を示す斜視図。
【図4】本発明によるインクリボン巻取装置における巻
取部分を示す断面図。
【図5】本発明によるインクリボン巻取装置における巻
取部分の切換部分にかかる断面図。
【図6】本発明にかかるロック部材の一構造例を示す斜
視図。
【図7】本発明にかかる巻取部分のロック状態の原理を
説明するための図。
【図8】本発明にかかる巻取部分のロック解除状態にお
ける原理を示す説明図。
【図9】インクリボン巻取装置における従来のロック機
構を示すもので(A)は非ロック状態の平面図、(B)
は断面図、(C)はロック状態の平面図。
【図10】インクリボン巻取装置における従来のロック
機構の他の例を示すもので、(A)は平面図、(B)は
断面図。
【図11】インクリボン巻取装置における従来のロック
機能の他の例を示すもので、(A)は非ロック状態の平
面図、(B)は断面図、(C)はロック状態の平面図。
【符号の説明】
1 キャリッジ 1a 蓋 1b キャリッジ台 7 印字ヘッド 14 供給部 15 巻取部 16 ヘッドホルダ 17 押圧部材 18 カムレバー 21 カムギア 24 巻取ギア 25 駆動ラック 27 中間ギア 28 切換ギア 31 切換レバー 31a 係止部 33 軸ピン 39 スプリング(付勢手段) 40 ロック部材 44 ロック爪 240 固定ギア

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】インクリボンを介して印字ヘッドを記録紙
    に押圧し印字する際、インクリボンを印字ヘッドへと供
    給する供給部と、印字により使用された使用済みのイン
    クリボンを巻取る巻取部を備えたインクリボン巻取装置
    において、 上記使用済みのインクリボンを巻取る巻取部を回転させ
    る部材に、回転を規制する固定部材を設け、 該固定部材に係合し巻取方向と逆方向の回転をロックす
    るロック爪を有し、回転可能に設けらたロック部材を備
    え、 該ロック部材にはロック爪を上記固定部材に係合させる
    方向へ付勢する付勢部材を有し、上記印字ヘッドの非押
    圧駆動時に上記付勢手段にてロック爪を上記固定部材側
    に付勢し、印字ヘッドの押圧駆動時に上記付勢部材によ
    る付勢状態を解除するように上記付勢部材の一部が上記
    印字ヘッドの押圧駆動に連動する機構に係合可能に設け
    られ、 上記付勢部材による付勢力が作用しない状態で上記ロッ
    ク爪が固定部材に係合し、インクリボンの巻取方向と逆
    方向の回転をロックすることを特徴とするインクリボン
    巻取装置。
  2. 【請求項2】上記付勢部材をロック部材の回転可能に設
    けられる軸に巻回されたことを特徴とする請求項1記載
    のインクリボン巻取装置。
  3. 【請求項3】インクリボンを介して印字ヘッドを記録紙
    側に押圧し印字する際、インクリボンを印字ヘッドへと
    供給する供給部と、印字により使用された使用済みのイ
    ンクリボンを巻取る巻取部を備えたインクリボン巻取装
    置において、 上記印字ヘッドの記録紙側への押圧または非押圧に連動
    する変位部材と、 一端が上記変位部材に当接し揺動可能となし上記インク
    リボンの巻取部の回転を伝達する部材を備えてなる切換
    レバーと、 上記巻取部の回転を規制するための固定部材と、 該固定部材と係合し巻取部の回転をロックするロック部
    材とを有し、 該ロック部材は上記切換レバーの揺動に連動し、上記印
    字ヘッドが記録紙側へ押圧された状態で、かつ巻取部が
    インクリボンを巻取る方向に回転したときにインクリボ
    ン巻取部から離反するように配置された特徴とするリボ
    ン巻き取り装置。
  4. 【請求項4】上記ロック部材には、該ロック部材を上記
    固定部材側へと付勢する付勢部分を有し、該付勢部分は
    印字ヘッドの非押圧時にロック部材を付勢し、押圧時に
    付勢を解除するように一端が上記切換レバーに係止され
    ていることを特徴とする請求項3記載のインクリボン巻
    取装置。
  5. 【請求項5】上記ロック部材は、切換レバーを変位部材
    に当接する方向に付勢する第2付勢部材を設ける軸と同
    軸上に回転可能に設けられ、該軸に上記付勢部材を設け
    たこと特徴とする請求項4記載のリボン巻取装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN112874186A (zh) * 2021-03-16 2021-06-01 武汉精臣智慧标识科技有限公司 热敏打印机碳带自动收卷装置
CN116100959A (zh) * 2022-12-30 2023-05-12 武汉精臣智慧标识科技有限公司 一种打印机模组

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