JPH08207924A - 複合容器、その製造方法およびその製造装置 - Google Patents
複合容器、その製造方法およびその製造装置Info
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- JPH08207924A JPH08207924A JP29713995A JP29713995A JPH08207924A JP H08207924 A JPH08207924 A JP H08207924A JP 29713995 A JP29713995 A JP 29713995A JP 29713995 A JP29713995 A JP 29713995A JP H08207924 A JPH08207924 A JP H08207924A
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Abstract
できる合成樹脂フランジ部を容易に成形すること。 【解決手段】 射出金型31,32内に、胴部11と底
部12とを有し紙層を含む積層ブランク材料からなるカ
ップを装填する。次に射出金型31,32内に合成樹脂
を射出して胴部11の上端開口周縁にフランジ部21を
成形する。
Description
ルするためのフランジ部とを有し、食料、デザート、惣
菜等を充てんするための複合容器、その製造方法および
その製造装置に関する。
なものが知られている(特開昭54−140680号公
報)。図7(a)において、複合容器は上端が開口した
胴部11と底部12とを有し、紙層を含む積層ブランク
材料からなるカップ10を備え、胴部11の上端開口周
縁は外方に折曲げられてカールフランジ部13を形成し
ている。
ジ部13に、蓋材20がヒートシールされる。
いる(実公昭62−39758号公報)。図8(a)に
おいて、複合容器は胴部11と底部12とを有し、紙層
を含むブランク材料からなるカップ10を備え、胴部1
1の上端開口周縁はカールされることなく外方に拡げら
れてフランジ部14を形成している。
14に、蓋材20がヒートシールされる。
ている(実公昭58−54350号公報)。図9におい
て、複合容器は胴部11と底部12とを有し、紙層を含
むブランク材料からなるカップ10を備え、胴部11の
上端開口周縁は外方に拡げられてフランジ部14を形成
している。このフランジ部14には、プラスチック製の
断面L字状の成形品15が装着され、この成形品15に
蓋材20がヒートシールされる。このようにフランジ部
14に成形品15を装着することにより、フランジ部1
4の強度を補強することができ、また成形品15から蓋
材を容易に剥すこと(イージーピール)が可能となって
いる。
れている(特公昭63−24464号公報、特公平1−
17929号公報、および特公平1−17930号公
報)。図10(a)に示す複合容器は、胴部11と底部
12とを有し、紙層を含むブランク材料からなるカップ
10を備え、胴部11の上端開口周縁は外方に折曲げら
れてカールフランジ部13を形成している。図10
(b)に示すように、カールフランジ部13にプラスチ
ック製の断面コ字状の成形品16が装着され、この成形
品16に蓋材20がヒートシールされる。
ら各種の複合容器が用いられているが、例えば図7
(a)(b)および図8(a)(b)に示す複合容器
は、フランジ部にブランク材料の胴貼り重ね合せによる
段差が生じ、蓋材20のヒートシールにおいて完全なシ
ールが難しいという問題があり、またフランジ部13,
14の剛性および強度が弱く、このため蓋材20のシー
ジーピールがむずかしいという問題がある。また図9お
よび図10(a)(b)に示す複合容器は、フランジ部
14,13の剛性および強度を強化することができる
が、複合容器の製造に際してプラスチック製の成形品1
5,16を成形する工程が必要になるとともに、プラス
チック製の成形品15,16をフランジ部14,13に
装着する工程が必要になる。また成形品15,16をフ
ランジ部14,13に装着する際、成形品15,16を
フランジ部14,13に接着する必要があり、この接着
作業は技術的にむずかしく難易度が高いという問題があ
る。
ものであり、フランジ部の平滑性、剛性および強度を強
化することができ、かつ製造工程を容易とすることがで
きる複合容器、その製造方法および製造装置を提供する
ことを目的とする。
上端が開口した胴部と、底部とを有し、紙層を含む積層
ブランク材料からなるカップと、このカップの上端開口
周縁に合成樹脂を射出して成形されたフランジ部と、を
備えたことを特徴とする複合容器である。
ビティ内に、上端が開口した胴部と底部とを有し紙層を
含む積層ブランク材料からなるカップを装填する工程
と、カップの上端開口周縁に合成樹脂を射出してフラン
ジ部を成形する工程と、を備えたことを特徴とする複合
容器を製造する複合容器の製造方法である。
り、上端が開口した胴部と底部とを有し、紙層を含む積
層ブランク材からなるカップが装填されるキャビティを
形成する射出金型を備え、前記キャビティは、少なくと
もカップ上端開口周縁に対応する位置にフランジ部用の
合成樹脂の射出部分を有し、前記雄型のうちカップ上端
近傍内面に対応する部分に射出ゲートを設けたことを特
徴とする複合容器の製造装置である。
部とを有し紙層を含む積層ブランク材料からなるカップ
を射出金型のキャビティ内に装填し、カップの上端開口
周縁に合成樹脂を射出することにより、合成樹脂製フラ
ンジ部を容易に成形することができる。このためフラン
ジ部の平滑性、剛性および強度を高めることができる。
また、射出金型の雄型のうち、カップ上端近傍内面に対
応する位置に、射出ゲートを設けることにより、ゲート
跡は小さく目立たなくすることができ、直接フランジに
口を付けて内容物を飲む場合にも唇へのゲート後の突起
の当たりがないため、違和感がなく安全である。
て説明する。図1乃至図3は、本発明の第1の実施の形
態を示す図である。
開口した胴部11と底部12とを有するカップ10と、
胴部11の上端開口周縁にポリエチレン等の合成樹脂を
射出して成形されたフランジ部21とを備えている。そ
してこのフランジ部21には、蓋材20(図7参照)が
ヒートシールされるようになっている。
含む積層ブランク材料を胴貼部25において貼合せて形
成され、また底部12は同じく紙層を含む積層ブランク
材料から形成されている。また胴部11と底部12とは
別体に構成され、底縁部26において互いに連結されて
いる。なお、胴部11は底部12より更に下方に向って
延び、底部12周縁に位置する糸じり27を形成してい
る。
部11の胴貼部25内面にも射出され、この胴貼部25
の内面側の重ね合せ部分を被覆する胴貼端面被覆部22
を成形している。胴貼端面被覆部22はフランジ部21
から下方に延び底縁部26に達している。
部22を成形する合成樹脂は、胴部11と底部12とを
連結する底縁部26の内面にも射出され、底縁部26の
内面を被覆する底縁被覆部23を成形する。この底縁被
覆部23は底縁部26内面を被覆するとともに、胴貼端
面被覆部22に連結され、このためフランジ部21、胴
貼端面被覆部22および底縁被覆部23は互いに連結さ
れることになる。また底縁被覆部23は内側低面部23
aと、内側低面部23aより高くなっている外側高面部
23bと、内側底面部23aと外側高面部23bとの間
の段部23cとを有している。そしてこの段部23cに
より、後述する射出金型を構成する雌型31と雄型32
との間のキャビティ内エアをスムーズに外方へ排出する
ことができる。さらに底縁被覆部23の円周方向所望位
置に(1〜5箇所)、上方に延びるとともに、複合容器
を積重ねた場合、上方に位置する複合容器の糸じり27
の底面に当接するスタックリブ45が設けられている。
2および底縁被覆部23のうち、フランジ部21のみ合
成樹脂により成形してもよく、またフランジ部21およ
び胴貼端面被覆部22のみ合成樹脂により成形してもよ
い。
する。まず紙層を含む積層ブランク材料を次のように作
製する。すなわち紙層を構成する紙原反に印刷を施し、
その後紙原反にポリエチレン等の熱可塑性樹脂、各種バ
リア材を積層して積層ブランク材料を作製する。
例えば次のような層構成のものが考えられる。
ピンホール層/熱可塑性樹脂 上記層構成のうち、外側の熱可塑性樹脂、および接着層
/バリア層/耐ピンホール層は省略してもよい。
いて胴部用ブランクおよび底部用ブランクを形成し、胴
部用ブランクを胴貼部25において貼合せて胴部11を
作製するとともに、底部用ブランクから底部12を作製
する。次に胴部11と底部12とを底縁部26で連結し
てカップ10を形成する。その後カップ10を、雌型3
1と雄型32とからなる射出金型31,32内に装填す
る。次に射出金型31,32内に雄型32側の射出ゲー
ト35からポリエチレン等の熱可塑性樹脂が射出され、
胴部11の上端開口周縁にフランジ部21が成形される
とともに、胴貼部25内面に胴貼端面被覆部22が成形
される。同時に底縁部26内面に底縁被覆部23および
スタックリブ45が成形され、このようにして複合容器
が得られる。この場合、フランジ部21内面にゲート跡
21aが形成される。
れ、フランジ部21に蓋材20(図7参照)がヒートシ
ールされる。
塑性樹脂を射出して成形されるので全周に渡って平滑に
成形され、フランジ部21の剛性および強度を高めるこ
とができるとともに、蓋材20の密封シール性が良好で
ありイージピールを容易に行うことができる。またフラ
ンジ部21は射出成形により一体成形されるため容易か
つ確実に形成される。
部25内面に成形されているので、胴貼部25の紙層端
面から内容物が浸透することを防止できる。通常、この
端面処理はスカイブ・ヘミング、テープ貼り等の方法で
行われるが、本発明では、フランジ部等の成形と同時に
端面処理を行うことができる。
成形されているので、底縁部26のシール効果を向上さ
せることができるとともに、底縁部26に生じる隙間を
埋めることができ、このためカップ10を殺菌する場
合、隙間に残存し易い菌を確実に死滅することができ
る。
説明する。図4乃至図6に示す変形例は、胴部11の上
端の形状が異なるのみであり、他は図1乃至図3に示す
実施例と略同一である。
に押し拡げて拡大部27を形成し、この拡大部27に射
出成形によりフランジ部21を成形してもよい。このよ
うに拡大部27を形成することにより、胴部11とフラ
ンジ部21との連結部分の剛性を強化することができ
る。
外側に押し拡げた後折曲げてカール部28を形成し、こ
のカール部28に射出成形によりフランジ部21を成形
してもよい。
斜角αを設けて、この拡大部27に射出成形によりフラ
ンジ部21を成形してもよい。この場合、フランジ部2
1の内面を胴部11の内面の延長線と同一、または少し
外方に位置させることにより、胴部11内面側にフラン
ジ部21が突出しないようにすることができる。これに
よりカップ10を多数スタックする際フランジ部21が
邪魔になることはなく、上方に位置するカップ10を下
方に位置するカップ10内に深く挿入することができる
(図11)。
ランク材は紙層を有しているが、カップ10の胴部のう
ち所望部分において積層ブランク材から紙層を取除くこ
とにより、透明部分60を形成してもよい(図1)。こ
の場合積層ブランク材のうち紙層以外の層は透明材から
なり、透明部分60を透して内部を確認することができ
る。
順に第1のポリエチレン/紙/第2のポリエチレンと
し、第1のポリエチレンとして軟化点の低い低密度ポリ
エチレンを選ぶとともに、第2のポリエチレンとして軟
化点の高い高密度ポリエチレンを選んでもよい。
ンを設けた積層ブランク材を用いてカップ10を形成
し、このカップ10に対して合成樹脂を射出することに
より、フランジ部21、胴貼端面被覆部22、底縁被覆
部23およびスタックリブ45が成形され、複合容器が
得られる。
理され紙の中の水分を水蒸気化させることにより、カッ
プ10の外側に位置する低密度ポリエチレンのみが発泡
して発泡体を形成する。このようにカップ10の外側に
発泡体が形成されることにより断熱性が向上し、高温の
内容物を複合容器内に充填しても、容易にカップ10を
把持することができる。
お、第2の実施の形態において、図1乃至図6および図
11に示す第1の実施の形態と同一部分には、同一符号
を付して詳細な説明は省略する。図12乃至図14に示
すように、本発明による複合容器の製造装置は、可動側
雌型31と固定側雄型32とからなり、カップ10が装
填される内部にキャビティが形成された射出金型31,
32を備えている。
ップ10の上端開口周縁に対応する位置に設けられたフ
ランジ部21成形用の樹脂成形部41と、カップ10の
胴貼部25内面に対応する位置に設けられた胴貼端面被
覆部22成形用の樹脂成形部42と、底縁部26内面に
対応する位置に設けられた底縁被覆部23成形用の樹脂
成形部43とを有している。また射出金型31,32内
のキャビティは、スタックリブ45成形用の樹脂成形部
45aと、カップ10を装填するカップ装填空間とを有
している。
32のうち雄型32には、カップ10上端近傍内面に対
応する部分に、フランジ部成形用樹脂成形部41内に対
して合成樹脂を射出する射出ゲート35が設けられてい
る。さらに、キャビティのうちフランジ部成形用樹脂成
形部41、胴貼端面被覆部成形用樹脂成形部42、底縁
被覆部成形用樹脂成形部43およびスタックリブ成形用
樹脂成形部45aは、いずれもカップ10の内側に設け
られている。このため射出ゲート35からフランジ部成
形用樹脂成形部41内に合成樹脂を射出した場合、カッ
プ10を雌型31内面に対して押し付けることができ、
キャビティ内においてカップ10の位置精度を高めるこ
とができる。上述のように、カップ10は、キャビティ
のカップ装填空間内に配置されているが、カップ装填空
間内のカップ10は合成樹脂の樹脂成形部41,42,
43、および45a以外の全面において、雌型31と雄
型32との間で密着挾持されている。このため、射出ゲ
ート35から射出された合成樹脂が、キャビティ内の樹
脂成形部41,42,43、および45a以外の部分に
漏洩することはない。
31の内面には、カップ10の胴貼部25の端面25a
に当接する突起40が設けられている。この突起40は
図12に示すように雄型32の射出ゲート35に対向し
て配置されている。
25の端面25aに当接することによって、雌型31内
面においてカップ10の位置決めを行うことができる。
このため精度良く射出成形を行うことができる。また射
出ゲート35は、カップ10の胴貼部25の端面25a
に当接する突起40に対向して設けられているため、カ
ップ10が突起40によって位置決めされた場合、射出
ゲート35はカップ10の胴貼部25内面に対応する位
置にくる。
10の胴貼部25a近傍部分について図14(a)−
(c)により詳述する。図14(a)に示すように、雄
型32には、カップ10の胴貼部25内面に対応する位
置に胴貼端面被覆部成形用樹脂成形部42が形成される
とともに、樹脂成形部42に連通して胴貼部25を収納
する収納空間42aが形成されている。一方雌型31に
はカップ10の胴貼部25の端面25aに当接する突起
40が設けられるとともに、胴貼部25に対応する部分
は平坦状になっている。このため射出成形時において、
カップ10の胴貼部25の外面は平坦な雌型31の内面
によって平坦状に保たれる。
が胴貼部25の端面25aに当接した場合、胴貼部25
の端面25aは収納空間42aの端部に位置するように
なっており、この時収納空間42a内は胴貼部25によ
って完全に塞がれる。このため射出形成時に合成樹脂が
樹脂成形部42から収納空間42a側に漏洩することは
ない。またカップの胴貼部25が雌型31と雄型32と
の間で破断することもない。
成形部42側へくると、合成樹脂が樹脂成形部42から
収納空間42a側に漏洩することも考えられ(図14
(b))、またカップ10の胴貼部25が収納空間42
a側へ寄りすぎると胴貼部25が雌型31と雄型32と
の間で破断してしまうが、本発明によれば(図14
(a))、このような漏洩および破断は生じない。
ビティ内のエアを外方へ排出するバキューム回路38が
設けられている。
ップ10の糸じり27の内側に嵌込まれ糸じり27の外
周面を雌型31に対して押付ける円柱又は円筒状の軟質
部材47と、この軟質部材47の中央部に設けられ軟質
部材47を半径方向外方へ押し拡げる駆動部材48とが
設けられている。このうち軟質部材47はウレタン、シ
リコン、テフロン、エラストマー、ゴム等からなってお
り、半径方向に変形自在となっている。また軟質部材4
7と駆動部材48とによって押付装置が構成される。
47を押し拡げ、カップ10の糸じり27の外周面を軟
質部材47と雌型31との間で挾持することにより、カ
ップ10の底縁部26および糸じり27近傍に合成樹脂
が回り込むことはない。カップ10の底縁部26に合成
樹脂が回り込むと、複合容器の廃棄時に潰しにくくなる
が、本願発明によればこのような問題が生じることはな
い。
なる押付装置の代わりに、コラプシブルコアを用いても
よい。図16(a)−(d)に示すように、コラプシブ
ルコア50は切頭円すい状コア51と、このコア51の
周囲に設けられたバネ体52,53とからなっている。
このうちバネ体52,53は、いずれも内側に向って付
勢されており、またバネ体52,53は各々複数部分5
2a,53aに分割されている。またバネ体52,53
の各部分52a,53aは交互に隣接して配置されてい
る。
シブルコア50のコア51が上昇するとバネ体52,5
3が半径方向外方へ押し拡げられ、このバネ体52,5
3がカップ11の糸じり27を雌型31に対して押付け
る。
コア51が降下すると、まずバネ体52の部分52aが
内側に移動し、その後バネ体53の部分53aが内側に
移動する。このためバネ体52,53による糸じり27
の押付けが解除される。
ネ体52,53の直径D1 は、図16(c)(d)に示
すバネ体52,53の直径D2 より大きくなっている。
の作用について説明する。
部11と底部12とを有し積層ブランク材料からなるカ
ップ10が装填される。この場合、カップ10の胴貼部
25の端面25aが雌型31内面の突起40に当接し
て、雌型31内におけるカップ10の位置決めが行われ
る。
雌型31と雄型32との間にキャビティが形成される。
この場合、カップ10はキャビティのカップ装填空間内
に配置される。同時にカップ装填空間内のカップ10
は、樹脂成形部41,42,43および45a以外の全
面において、雌型31と雄型32との間で密着挾持され
る。またカップ10の糸じり27が軟質部材47または
コラプシブルコア50のバネ体52,53によって雌型
31内面に押付けられる(図12および図16)。
成形用樹脂成形部41に向って合成樹脂が射出され、フ
ランジ部成形用樹脂成形部41内に射出された合成樹脂
は、その後胴貼端面被覆部成形用樹脂成形部42を経
て、底縁被覆部成形用樹脂成形部43およびスタックリ
ブ成形用樹脂成形部45aに達する。このようにしてカ
ップ10の上端開口周縁にフランジ部21が成形される
とともに、胴貼部25内面に胴貼端面被覆部21が成形
される。同時に底縁部26内面に底縁被覆部23および
スタックリブ45が成形される。
2,43および45aはいずれもカップ10の内側に設
けられているので、射出成形時にカップ10を雌型31
内面に押し付けて、キャビティ内においてカップ10の
位置精度を向上させることができる。またカップ10が
雌型31と雄型32との間で密着挾持されているので、
合成樹脂が樹脂成形部41,42,43および45a以
外の部分に漏洩することはない。さらに射出ゲート35
は胴貼部25の内面に対応する位置にあるので、射出ゲ
ート35からの合成樹脂をフランジ部成形用樹脂成形部
41から胴貼端面被覆部成形用樹脂成形部42を経て、
底縁被覆部成形用樹脂成形部43およびスタックリブ成
形用樹脂成形部45aにスムーズに移行させることがで
きる。
ジ部21、胴貼端面被覆部22、底縁被覆部23および
スタックリブ45を成形してなる複合容器が得られる。
この複合容器において、フランジ部21の内面に射出ゲ
ート35によるゲート跡21aが形成されるが(図2参
照)、射出ゲート跡35をフランジ部21の内面に形成
することによってゲート跡21aが外方から目立つこと
はない。なお、複合容器を複数積み重ねた場合、複合容
器のスタックリブ45は上方に位置する複合容器の糸じ
り27の底面に当接する。このため複合容器を積み重ね
る際、複数の複合容器をきつく嵌込むことはなく、その
後個々の複合容器を容易に取出すことができる。
ティの樹脂成形部41,42,43,45aに射出され
る合成樹脂について詳述する。合成樹脂としては、例え
ば高密度ポリエチレンを用いることができる。
指標)は、20以上であれば良く、30以上であればよ
り好ましい。
であり、0.93以上であることが好ましい。
変形例について述べる。図17および図18に示すよう
に、カップ10の底部12には飲み口用の開口55が設
けられている。すなわち、複合容器のフランジ部21に
は蓋材20(図7参照)がヒートシールされ、複合容器
内の内容物は底部12の開口55から外方へ取出される
ようになっている。底部12の開口55周縁には合成樹
脂製の枠体56が設けられ、この枠体56は底縁被覆部
23と連結部57を介して連結されている。この枠体5
6および連結部57は、合成樹脂の射出成形により底縁
被覆部23と同時に成形される。
封するプルタブ58が貼付けられており、このプルタブ
58の周縁部分は底部12の開口55周縁に設けられた
枠体56により支持されている。
る。本実施例は第1の実施の形態に対応している。実施例1 積層ブランク材料として、外側から順に ポリエチレン(PE)20μm/カップ原紙300g/
m2 /ポリエチレン(PE)40μm のものを用いて、胴貼部の端面処理を行わず、また、胴
部上端に拡大部、カール部等の処理を行わないカップを
形成し、このカップを射出成形金型内に装填して高密度
ポリエチレン(HDPE、メルトインデックス 40g/
10min 、密度0.9628/cm2 、曲げ弾性率1400
0kg/cm2)を射出し、フランジ部21のみ成形して複合
容器を製造した。
後、外側から順にAl30μm/PE15μm/EVA
30μmからなる蓋材20をヒートシールした。
密封性は、いずれも良好であった。実施例2 HDPEでフランジ部21に加えて胴貼端面被覆部22
を成形した点を除いて、実施例1と同一の条件で複合容
器を製造した。
てんした後、実施例1と同一の蓋材20をヒートシール
した。
なかった。
密封性は、いずれも良好であった。実施例3 積層ブランクとして、外側から順に PE20μm/カップ原紙300g/m2 /PE15μ
m/Al7μm/PET12μm/PE40μm のものを用いて、胴貼部の端面処理を行わず、また、胴
部上端に拡大部、カール部等の処理を行わないカップを
形成し、このカップを射出成形金型内に装填してHDP
Eを射出し、フランジ部21、胴貼端面被覆部22およ
び底縁被覆部23を成形して複合容器を製造した。
を過酸化水素殺菌方式の充てん機に供給し、コーヒー飲
料を充てんした後、蓋材20をヒートシールした。
0のイージーピール性は、いずれも良好であった。実施例4 積層ブランクとして、外側から順に PE20μm/カップ原紙300g/m2 /PE15μ
m/SiOx・PET12μm/PE40μm のものを用い、蓋材20として外側から順に紙160g
/m2 /SiOx・PET12μm/PE15μm/E
VA30μmを用いた、点を除いて、実施例3と同一条
件で複合容器を製造した後、蓋材20をヒートシールし
た。
密封性は、いずれも良好であった。実施例5 積層ブランクとして、外側から順に PE20μm/カップ原紙300g/m2 /PE15μ
m/Al7μm/酸変性PET50μm のものを用いて、胴貼部の端面処理を行わず、また、胴
部上端に拡大部、カール部等の処理を行わないカップを
形成し、このカップを射出成形金型内に装填してポリエ
チレンテレフタレート(PET)を用い、フランジ部2
1、胴貼端面被覆部22および底縁被覆部23を成形し
て複合容器を製造した。
0%オレンジ果汁を無菌充てんした。蓋材20として外
側から順にAl30μm/PET12μm酸変性PET
30μmのものを用いて、なる蓋材20をヒートシール
した。
にオレンジ果汁のフレーバーも良好に保たれていた。比較例1 積層ブランクとして、外側から順に PE20μm/カップ原紙300g/m2 /PE40μ
m のものを用いて、胴部11および底部12とからなるカ
ップ10を製造した。
(図7参照)を形成し、カップ10内に乳飲料をチルド
充てんした後、カールフランジ部13に、Al30μm
/PE15μm/EVA30μmからなる蓋材20をヒ
ートシールした。実施例1と比較すると良好な密封性を
維持するためのヒートシール条件(温度、圧力、時間)
の許容範囲が狭かった。
する際、カールフランジ部分の紙層で層間剥離が発生
し、フランジの強度がかなり低下した。比較例2 積層ブランクとして、外側から順に PE20μm/カップ原紙300g/m2 /PE40μ
m のものを用いて、胴部11および底部12とからなるカ
ップ10を製造した。
形成し、胴部1に対して胴貼部の端面処理を行わず、グ
レープジュースをチルド充てんした後、カールフランジ
部13に、Al30μm/PE15μm/EVA30μ
mからなる蓋材20をヒートシールした。
ジュースが浸透した。
ップの上端開口周縁に合成樹脂製フランジ部を容易に成
形することができる。このためフランジ部の平滑性、剛
性および強度を高め、蓋材とのシール性およびイージー
ピール性を向上させることができる。またフランジ部内
面に射出ゲートを設けることにより、ケート跡を目立た
なくすることができ、外観上優れた複合容器を得ること
ができる。
図。
示す図。
リブを示す図。
Claims (25)
- 【請求項1】上端が開口した胴部と、底部とを有し、紙
層を含む積層ブランク材料からなるカップと、 このカップの上端開口周縁に合成樹脂を射出して成形さ
れたフランジ部と、 を備えたことを特徴とする複合容器。 - 【請求項2】カップの胴部は積層ブランク材料を胴貼部
で貼合せてなり、この胴貼部内面に合成樹脂を射出して
胴貼端面被覆部を成形したことを特徴とする請求項1記
載の複合容器。 - 【請求項3】カップの胴部と底部は別体に構成されると
ともに、底縁部において互いに連結され、この底縁部内
面に合成樹脂を射出して底縁被覆部を成形したことを特
徴とする請求項2記載の複合容器。 - 【請求項4】底縁被覆部には内側低面部と、外側高面部
と、これら内側低面部および外側高面部との間に設けら
れた段部とが各々形成されていることを特徴とする請求
項3記載の複合容器。 - 【請求項5】フランジ部、胴貼端面被覆部および底縁部
は、同一の合成樹脂により一体成形されていることを特
徴とする請求項3記載の複合容器。 - 【請求項6】フランジ部の内面に射出ゲート跡が形成さ
れていることを特徴とする請求項3記載の複合容器。 - 【請求項7】カップは底部の周縁から下方へ延びる糸じ
りを有するとともに、 底縁被覆部の所望複数位置に、上方に延び複合容器を複
数積重ねた場合、上方に位置する複合容器の糸じり底面
に当接するスタックリブを設けたことを特徴とする請求
項3記載の複合容器。 - 【請求項8】カップの積層ブランク材料は、更に透明プ
ラスチック層を含み、カップの胴部のうち所望部分にお
いて紙層を除いてカップの透明部分を形成したことを特
徴とする請求項1記載の複合容器。 - 【請求項9】カップの積層ブランク材は、紙層外側に設
けられた熱可塑性樹脂層を発泡させたことを特徴とする
請求項1記載の複合容器。 - 【請求項10】紙層外側の熱可塑性樹脂層は加温処理さ
れて発泡体を形成することを特徴とする請求項9記載の
複合容器。 - 【請求項11】カップの底部には開口が設けられ、この
開口はプルタブにより密封されていることを特徴とする
請求項1記載の複合容器。 - 【請求項12】カップの底部には開口が設けられ、この
開口周縁に底縁被覆部から延びて開口を囲む枠体が形成
されていることを特徴とする請求項3記載の複合容器。 - 【請求項13】射出金型のキャビティ内に、上端が開口
した胴部と底部とを有し紙層を含む積層ブランク材料か
らなるカップを装填する工程と、 カップの上端開口周縁に合成樹脂を射出してフランジ部
を成形する工程と、 を備えたことを特徴とする請求項1記載の複合容器を製
造する複合容器の製造方法。 - 【請求項14】射出金型は雌型と雄型とからなり、 射出金型のキャビティ内にカップを装填する工程におい
て、カップを雌型と雄型との間で密着挾持することを特
徴とする請求項13記載の複合容器の製造方法。 - 【請求項15】カップの上端開口周縁に合成樹脂を射出
してフランジ部を成形する工程において、カップ上端近
傍内面に向って射出金型の射出ゲートより合成樹脂を射
出することを特徴とする請求項13記載の複合容器の製
造方法。 - 【請求項16】カップの胴部は積層ブランク材料を胴貼
部で貼合せてなり、カップの胴部と底部は別体に構成さ
れるとともに、底縁部において互いに連結され、 カップの上端開口周縁に合成樹脂を射出してフランジ部
を成形する工程において、胴貼部内面および底縁部内面
にフランジ部と同一の合成樹脂を射出して各々胴貼端面
被覆部および底縁被覆部を成形することを特徴とする請
求項13記載の複合容器の製造方法。 - 【請求項17】雌型と雄型とからなり、上端が開口した
胴部と底部とを有し、紙層を含む積層ブランク材からな
るカップが装填されるキャビティを形成する射出金型を
備え、 前記キャビティは、少なくともカップ上端開口周縁に対
応する位置にフランジ部用の樹脂成形部を有し、前記雄
型のうちカップ上端近傍内面に対応する部分に射出ゲー
トを設けたことを特徴とする複合容器の製造装置。 - 【請求項18】雌型と雄型は、キャビティ内でカップを
密着挾持することを特徴とする請求項17記載の複合容
器の製造装置。 - 【請求項19】フランジ部用の樹脂成形部はカップ内側
に配設されていることを特徴とする請求項18記載の複
合容器の製造装置。 - 【請求項20】カップの胴部は積層ブランク材料を胴貼
部で貼合せてなり、キャビティはこの胴貼部内面に対応
する位置に胴貼端面被覆部用の樹脂成形部を有し、射出
ゲートは胴貼部内面に対応する部分に位置していること
を特徴とする請求項17記載の複合容器の製造装置。 - 【請求項21】雌型内面に、カップの胴貼部の端面に当
接する突起を設けたことを特徴とする請求項20記載の
複合容器の製造装置。 - 【請求項22】キャビティのうち胴貼端面被覆部用の樹
脂成形部は雄型外周面に形成され、雌型のうち胴貼端面
被覆部用の樹脂成形部に対応する部分は平坦となってい
ることを特徴とする請求項20記載の複合容器の製造装
置。 - 【請求項23】カップの胴部と底部は別体に構成される
とともに、底縁部において互いに連結され、キャビティ
はこの底縁部内面に対応する位置に底縁被覆部用の樹脂
成形部を有し、 カップは底部の周縁から下方へ延びる糸じりを有すると
ともに、糸じり内側に嵌込まれ糸じりの外周面を雌型に
対して押付ける押付装置を設けたことを特徴とする請求
項17記載の複合容器の製造装置。 - 【請求項24】押付装置は糸じり内面に当接する円筒状
軟質部材と、この軟質部材の中心に位置して円筒状軟質
部材を押し拡げる駆動部材とからなることを特徴とする
請求項23記載の複合容器の製造装置。 - 【請求項25】押付装置は糸じり内面に当接するコラプ
シブルコアからなることを特徴とする請求項23記載の
複合容器の製造装置。
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| JP28068694 | 1994-11-15 | ||
| JP29713995A JP3746819B2 (ja) | 1994-11-15 | 1995-11-15 | 複合容器、その製造方法およびその製造装置 |
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|---|---|---|---|
| JP29713995A Expired - Fee Related JP3746819B2 (ja) | 1994-11-15 | 1995-11-15 | 複合容器、その製造方法およびその製造装置 |
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-
1995
- 1995-11-15 JP JP29713995A patent/JP3746819B2/ja not_active Expired - Fee Related
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