JPH0821073B2 - 照射野絞り有無判定方法 - Google Patents

照射野絞り有無判定方法

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JPH0821073B2
JPH0821073B2 JP63186086A JP18608688A JPH0821073B2 JP H0821073 B2 JPH0821073 B2 JP H0821073B2 JP 63186086 A JP63186086 A JP 63186086A JP 18608688 A JP18608688 A JP 18608688A JP H0821073 B2 JPH0821073 B2 JP H0821073B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、被写体の放射線画像が記録された記録シー
トから放射線画像を読み取って画像信号を得た後、この
画像信号に基づいて、放射線撮影の際照射野絞りが使用
されたか否かを判定する方法に関するものである。
(従来の技術) 記録された放射線画像を読み取って画像信号を得、こ
の画像信号に適切な画像処理を施した後、画像を再生記
録することは種々の分野で行なわれている。たとえば、
後の画像処理に適合するように設計されたガンマ値の低
いX線フィルムを用いてX線画像を記録し、このX線画
像が記録されたフィルムからX線画像を読み取って電気
信号に変換し、この電気信号(画像信号)に画像処理を
施した後コピー写真等に可視像として再生することによ
り、コントラスト,シャープネス,粒状性等の画質性能
の良好な再生画像を得ることのできるシステムが開発さ
れている(特公昭61−5193号公報参照)。
また本願出願人により、放射線(X線,α線,β線,
γ線,電子線,紫外線等)を照射するとこの放射線エネ
ルギーの一部が蓄積され、その後可視光等の励起光を照
射すると蓄積されたエネルギーに応じて輝尽発光を示す
蓄積性蛍光体(輝尽性発光体)を利用して、人体等の被
写体の放射線画像を一旦シート状の蓄積性蛍光体に撮影
記録し、この蓄積性蛍光体シートをレーザー光等の励起
光で走査して輝尽発光光を生ぜしめ、得られた輝尽発光
光を光電的に読み取って画像信号を得、この画像信号に
基づき被写体の放射線画像を写真感光材料等の記録材
料、CRT等に可視像として出力させる放射線画像記録再
生システムがすでに提案されている(特開昭55−12429
号,同56−11395号,同55−163472号,同56−104645
号,同55−116340号等)。
このシステムは、従来の銀塩写真を用いる放射線写真
システムと比較して極めて広い放射線露出域にわたって
画像を記録しうるという実用的な利点を有している。す
なわち、蓄積性蛍光体においては、放射線露光量に対し
て蓄積後に励起によって輝尽発光する発光光の光量が極
めて広い範囲にわたって比例することが認められてお
り、従って種々の撮影条件により放射線露光量がかなり
大幅に変動しても、蓄積性蛍光体シートより放射される
輝尽発光光の光量を読取ゲインを適当な値に設定して光
電変換手段により読み取って電気信号に変換し、この電
気信号を用いて写真感光材料等の記録材料、CRT等の表
示装置に放射線画像を可視像として出力させることによ
って、放射線露光量の変動に影響されない放射線画像を
得ることができる。
上記システムにおいて、蓄積性蛍光体シートに照射さ
れた放射線の線量等に応じて最適な読取条件で読み取っ
て画像信号を得る前に、予め低レベルの光ビームにより
蓄積性蛍光体シートを走査してこのシートに記録された
放射線画像の概略を読み取る先読みを行ない、この先読
みにより得られた先読画像信号を分析し、その後上記シ
ートに上記先読みの際の光ビームよりも高レベルの光ビ
ームを照射して走査し、この放射線画像に最適な読取条
件で読み取って画像信号を得る本読みを行なうように構
成されたシステムがある(特開昭58−67240号,同58−6
7241号,同58−67242号等)。
ここで読取条件とは、読取りにおける輝尽発光光の光
量と読取装置の出力との関係に影響を与える各種の条件
を総称するものであり、例えば人出力の関係を定める読
取ゲイン,スケールファクタあるいは、読取りにおける
励起光のパワー等を意味するものである。
また、光ビームの高レベル/低レベルとは、それぞ
れ、上記シートの単位面積当りに照射される光ビームの
エネルギーの大/小、もしくは上記シートから発せられ
る輝尽発光光のエネルギーが上記光ビームの波長に依存
する(波長感度分布を有する)場合は、上記シートの単
位面積当りに照射される光ビームのエネルギーを上記波
長感度で重みづけした後の重みづけエネルギーの大/小
をいい、光ビームのレベルを変える方法としては、異な
る波長の光ビームを用いる方法、レーザ光源等から発せ
られる光ビームの強度そのものを変える方法、光ビーム
の光路上にNDフィルター等を挿入,除去することにより
光ビームの強度を変える方法、光ビームのビーム径を変
えて走査密度を変える方法、走査速度を変える方法等、
公知の種々の方法を用いることができる。
また、この先読みを行なうシステムか先読みを行なわ
ないシステムかによらず、得られた画像信号(先読画像
信号を含む)を分析し、画像信号に画像処理を施す際の
最適な画像処理条件を決定するようにしたシステムもあ
る。この画像信号に基づいて最適な画像処理条件を決定
する方法は、蓄積性蛍光体シートを用いるシステムに限
られず、たとえば従来のX線フィルム等の記録シートに
記録された放射線画像から画像信号を得るシステムにも
適用されている。
上記画像信号(先読画像信号を含む)を分析して最適
な読取条件、画像処理条件を求める方法は種々提案され
ているが、その方法のひとつとして、画像信号のヒスト
グラムを作成する方法が知られている(たとえば、特願
昭59−12658号)。画像信号のヒストグラムを求めるこ
とにより、たとえば画像信号の最大値,最小値や、頻度
が最大となる点の画像信号の値等を知ることができ、こ
れらの各値から蓄積性蛍光体シート,X線フィルム等の記
録シートに記録された放射線画像の特徴を把握すること
ができる。そこでこのヒストグラムに基づいて最適な読
取条件,画像処理条件を求めることにより、観察適正の
すぐれた放射線画像を再生出力することが可能となる。
一方、記録シートに放射線画像を撮影記録するに際し
ては、被写体の観察に必要の無い部分に放射線を照射し
ないようにするため、あるいは観察に不要な部分に放射
線を照射するとその部分から観察に必要な部分に散乱線
が入り画質性能が低下するため、放射線が被写体の必要
な部分および記録シートの一部にのみ照射されるように
放射線の照射域を制限する照射野絞りを使用して撮影を
行なうことも多い。
ところが、前述のようにして画像信号を分析して読取
条件,画像処理条件を求めるにあたって、分析に用いた
画像信号が、照射野絞りを用いて撮影した記録シートか
ら得られた画像信号である場合、この照射野の存在を無
視して画像信号を分析しても撮影記録された放射線画像
が正しく把握されず、誤った読取条件、画像処理条件が
求められ観察適正の優れた放射線画像が再生記録されな
い場合が生ずる。
これを解決するために、本出願人は、放射線照射野を
認識する方法をいくつか既に提案しており(例えば特開
昭61−39039号)、このような方法によって照射野を認
識し、この認識領域のみに対応する画像信号に基づいて
読取条件,画像処理条件を求めるようにすれば、上述の
不具合は解消される。
上述のような放射線照射野を認識する方法においては
多くの場合、まず照射野の輪郭上にあると考えられる
点、すなわち輪郭点が求められる。このような輪郭点が
いくつか求められた後、次にそれらの点に沿う直線ある
いは曲線が求められ、これらの直線あるいは曲線の内側
が放射線照射野と認識される。
上記の輪郭点を検出する方法としては、例えば、記録
シート上の1本の線上の各画素に対応する画像信号を用
いて、この線に沿って微分処理し、この処理によって得
られた微分値の絶対値が所定のしきい値を超える点を、
あるいはそのような点がいくつか存在したならばそれら
のうち最も記録シートの端部に近い点を輪郭点として検
出する、という方法等が既に提案されている(例えば特
開昭62−15538号参照)。
(発明が解決しようとする課題) 上記のようにしてまず放射線照射野を求め、その後求
められた放射線照射野内に対応する画像信号を分析する
ことにより、適切な読取条件,画像処理条件が求められ
る。
しかし、放射線照射野を求めるために相当の演算時間
を要するため、その分、このシステムの処理能力が低下
するという問題点がある。上記演算時間を短縮するため
の工夫も種々なされているが、放射線照射野を正確に求
めるためには、それにも限界がある。
一方、撮影の際照射野絞りを使用せずに撮影記録され
た放射線画像も多い。しかし、これまでは、撮影に際し
て照射野絞りが使用されたか否かは、放射線照射野を求
める演算を施した後に始めて判明するため、すべての放
射線画像に対し放射線照射野を求めるための演算が施さ
れていた。
本発明は、上記事情に鑑み、照射野絞りを使用せずに
撮影された放射線画像については照射野を求める演算を
施さずに済むように、照射野を求める演算を施して正確
な照射野を求めるに先立って、簡単な演算により照射野
絞りが使用されたか否かを判定する方法を提供すること
を目的とするものである。
(課題を解決するための手段) 第1A図は、本発明の照射野絞り有無判定方法の手順を
明示したフローチャート、第1B図は本発明を説明するた
めに、記録シート6の各領域の一例を示した図である。
本発明の照射野絞り有無判定方法は、被写体の放射線
画像が記録された、蓄積性蛍光体シート,写真フィルム
等の記録シートから放射線画像を読み取って画像信号を
得(ステップ1)、この画像信号に基づいて、記録シー
トの周辺部の全部(たとえば第1B図の領域7)または一
部(たとえば第1B図の領域7′)に対応する画像信号の
値を代表する第1の代表値と、記録シートの全部(第1B
図の領域7+領域8)または略中央部(たとえば第1B図
の領域8)に対応する画像信号の値を代表する第2の代
表値とを求め(ステップ2)、第1の代表値と第2の代
表値との大小を比較し(ステップ3)、この大小により
照射野絞りの有無を判定する(ステップ4)ことを特徴
とするものである。
本発明の好ましい態様においては、上記記録シートか
ら得られた放射線画像を表わす光が光電的に読み取られ
て画像信号が得られるが、ここにおける上記記録シート
から得られた放射線画像を表わす光には、蓄積性蛍光体
シートから発せられた輝尽発光光や、写真フィルムを透
過し、または写真フィルムから反射された光等が含まれ
る。
ここで、上記「記録シートの全部または略中央部に対
応する画像信号の値を代表する第2の代表値」は、かな
らずしも記録シート全体または略中央部に対応する画像
信号全てに基づく必要はなく、記録シートの全部または
略中央部に対応する画像信号の値を代表しているとみな
し得る範囲で変動があってもよい。すなわち、記録シー
トの略全領域または略中央付近のまわりに所定の広がり
をもつ領域に対応する画像信号に基づいて第2の代表値
を求めてもよい。
また、上記第1の代表値,第2の代表値としては、対
応する画像信号のたとえば平均値,中央値,(最大値+
最小値)/2,画像信号の値の小さいものからその画像信
号の数を加算してプロットした累積ヒストグラム(後述
する第4図のグラフB参照)から求めた所定の累積値に
対応する画像信号の値等が用いられるが、第1の代表値
と第2の代表値は同一の演算方法により求めたもの(た
とえば両者とも平均値)でなくともよく、それぞれ適切
な代表値が選択される。
(作用) 第3A図は、照射野絞りを使用せずに撮影記録された放
射線画像の例を示した図、第3B図〜第3D図はそれぞれ異
なる照射野絞りを使用して撮影記録された放射線画像の
例を示した図である。これらの例では、放射線画像を撮
影記録する記録シートとして蓄積性蛍光体シート11が用
いられている。第3A図ではシート11全体が照射野9であ
り、また第3B図,第3C図,第3D図にはそれぞれ円形,矩
形,図の横方向のみ絞られた長方形の照射野9が記録さ
れている。
第3B図〜第3D図に例として示すように、照射野絞りり
には種々の形状のものが存在する。しかし、極めて限ら
れた特殊な撮影を除き、これらの照射野に共通する点
は、シート11の略中央付近に照射野9が形成されている
点である。
また、照射野9には、放射線が照射され、照射野9の
外側の領域10には放射線が照射されない(または散乱放
射線のみが照射されている)ため、照射野9内は蓄積さ
れた放射線エネルギー量が大きく、外側の領域10にはわ
ずかな放射線エネルギーしか蓄積されていないという差
異が生じている。また、シート11を写真フィルムに置き
換えて考えた場合、この写真フィルムに表われた画像の
濃度が照射野9内外で大きく異なっている。
本発明の照射野絞り有無判定方法は、上記の点に着目
してなされたものであり、照射野絞りを使用した場合に
照射野から外れた外部の領域と考えられる記録シートの
周辺部の全部または一部に対応する画像信号の値を代表
する第1の代表値と、記録シートの全体に対応する画像
信号の値、または照射野と考えられる記録シートの略中
央部に対応する画像信号の値を代表する第2の代表値と
の大小を比較することにより、たとえば第3B図〜第3D図
に示すような、照射絞りを使用して撮影記録された放射
線画像であるか、それともたとえば第3A図に示すよう
な、照射野絞りを使用しないで撮影記録された放射線画
像であるかを判定することができる。
照射野絞りを使用しないで撮影記録された放射線画像
であると判定された場合、その後、照射野の正確な輪郭
を求める演算を施す必要がなく、全体としての演算時間
を短縮することができ、システムの処理能力を高めるこ
とができる。
尚、たとえば第3D図に示すように、シート11の周囲の
一部が照射野9に含まれる場合もあるが、ひとつのシス
テムで使用される照射野絞りの形状はそのシステムに応
じて何種類かに限定されるため、第1の代表値および第
2の代表値を求める際の画像信号の範囲(たとえば第1
の代表値を求めるに際し、周囲の全体に対応する画像信
号に基づいて求めるか、又は周囲の一部に対応する画像
信号に基づいて求めるか等)、および代表値の求め方
(たとえば平均値を求めるか又は中央値を求めるか等)
はシステム毎に最適となるようにあらかじめ選択してお
けばよい。
(実施例) 以下、本発明の実施例について、図面を参照して説明
する。
第2図は、本発明の照射野絞り有無判定方法の一例を
使用した、放射線画像読取再生装置の一実施例の斜視図
である。この放射線画像読取再生装置は前述した蓄積性
蛍光体シートを用いる装置である。
放射線画像が記録された蓄積性蛍光体シート11は、読
取手段100の所定位置にセットされる。この所定位置に
セットされた蓄積性蛍光体シート11は、図示しない駆動
手段により駆動されるエンドレスベルト等のシート搬送
手段13により、矢印Y方向に搬送(副走査)される。一
方、レーザー光源14から発せられた光ビーム15はモータ
23により駆動され矢印方向に高速回転する回転多面鏡16
によって反射偏向され、fθレンズ等の集束レンズ17を
通過した後、ミラー18により光路を変えて前記シート11
に入射し副走査の方向(矢印Y方向)と略垂直な矢印X
方向に主走査する。この励起光15が照射されたシート11
の箇所からは、蓄積記録されている放射線画像情報に応
じた光量の輝尽発光光19が発散され、この輝尽発光光19
は光ガイド20によって導かれ、フォトマルチプライヤ
(光電子増倍管)21によって光電的に検出される。上記
光ガイド20はアクリル板等の導光性材料を成形して作ら
れたものであり、直鎖状をなす入射端面20aが蓄積性蛍
光体シート11上の主走査線に沿って延びるように配さ
れ、円環状に形成された出射端面20bにフォトマルチプ
ライヤ21の受光面が結合されている。入射端面20aから
光ガイド20内に入射した輝尽発光光19は、該光ガイド20
の内部を全反射を繰り返して進み、出射端面20bから出
射してフォトマルチプライヤ21に受光され、放射線画像
を表わす輝尽発光光19の光量がフォトマルチプライヤ21
によって電気信号に変換される。
フォトマルチプライヤ21から出力されたアナログ出力
信号Sはログアンプ26で対数的に増幅され、A/D変換器2
7でディジタル化され、画像信号SQが得られる。得られ
た画像信号SQは一旦記憶手段28に記憶された後、画像処
理手段29によって読み出される。
画像処理手段29では、まず、蓄積性蛍光体シート11に
蓄積記録されていた放射線画像が、照射野絞りを使用し
て撮影されたものが、照射野絞りを使用して撮影された
ものかの判定が行なわれ、その後、照射野絞りを使用し
て撮影されたものであると判定された場合には照射野の
正確な輪郭が求められる。このようにして照射野絞りの
有無、および照射野絞りが存在する場合の照射野の輪郭
が求められると、放射線が照射された照射野に対応する
画像信号SQに適切な画像処理が施される。
画像処理の施された画像信号SQは再生手段30に送ら
れ、再生手段30ではこの画像信号SQに基づく放射線画像
が再生記録される。
ここで、画像処理手段28で行なわれる、撮影記録の際
に照射野絞りが使用されたか否かを画像信号SQに基づい
て判定する方法についてさらに説明する。
第3A図,第3B図〜第3D図は前述したように、それぞれ
照射野絞りを使用しないで撮影記録された放射線画像、
種々の照射野絞りを使用して撮影記録された放射線画像
を表わした図である。この実施例のシステムでは、第3B
図〜第3C図にそれぞれ対応する円形の照射野絞り、矩形
の照射野絞り、および両サイドのみ絞る長方形の照射野
絞りの3種類が使用される。
ここで第3A図〜第3D図に示す破線で囲まれた領域12に
対応する画像信号に基づいて、この領域12を代表する第
1の代表値が求められる。この第1の代表値としては、
領域12に対応する画像信号の平均値が採用される。ま
た、蓄積性蛍光体シート11の全体に対応する画像信号に
基づいて、このシート11の放射線画像の全体を代表する
第2の代表値が求められる。
第4図を参照してこの第2の代表値の求め方について
説明する。
第4図は、シート11の全体に対応する画像信号SQのヒ
ストグラム(グラフA)と累積ヒストグラム(グラフ
B)の一例を示したグラフである。横軸は画像信号の値
を示しており、縦軸は、グラフAについては画像信号の
各値の発生頻度、グラフBについては、グラフAの頻度
を順次累積した累積値(%)を示している。
このように、第2の代表値を求めるために第4図に示
すような累積ヒストグラムが求められ、この累積ヒスト
グラムから累積値(%)30%に対応する画像信号の値S
30が求められ、このS30が第2の代表値とされる。
このようにして第1の代表値と第2の代表値が求めら
れると、この2つの代表値の大小が判断される。第1の
代表値は、前述したように第3A図〜第3D図に示す領域12
に対応する画像信号の平均値である。この領域12は第3A
図に示す放射線画像の場合は、被写体を経由(透過又は
反射)せずに直接放射線が照射された領域であるため、
この領域12に対応する画像信号の平均値は大きな値を示
す。また、第3B図〜第3C図に示す放射線画像の場合は、
領域12は照射野絞りにより放射線が遮ぎられた領域であ
るため、この領域12に対応する画像信号の平均値は小さ
な値を示す。第2の代表値は前述のようにして、第3A図
に対応する第1の代表値と第3B図〜第3D図に対応する第
1の代表値との略中央の値が選ばれている。
したがって、上記第1の代表値と第2の代表値とを比
較し、第1の代表値<第2の代表値の場合は、照射野絞
りを使用して撮影記録された放射線画像であり、第1の
代表値>第2の代表値の場合は、照射野絞りを使用しな
いで撮影記録された放射線画像であると判定される。
このようにして照射野絞りの有無が判定された後、照
射野絞りを使用した放射線画像の場合は次に照射野の輪
郭を求める演算が施され、その後照射野に対応する画像
信号に基づいて画像処理条件が求められる。照射野絞り
を使用しない放射線画像の場合には、照射野の輪郭を求
める演算を施すことなく、シート11の全体に対応する画
像信号に基づいて画像処理条件が求められる。
上記実施例は、先読みを行なわない放射線画像読取装
置について説明したが、先読みを行なって先読画像信号
を求め、この先読画像信号に基づいて照射野を求め、こ
の照射野内に対応する先読画像信号に基づいて本読みの
際の読取条件を求めるシステムにも本発明の照射野絞り
有無判定方法を用いることができることはいうまでもな
い。
また、本発明は、蓄積性蛍光体シートを用いる装置の
ほか、従来のX線フィルムを用いる装置等にも用いるこ
とができる。
第5図は、X線フィルムに記録されたX線画像を読み
取るX線画像読取装置の一実施例の斜視図である。
所定位置にセットされた、X線画像が記録されたX線
フィルム40がフィルム搬送手段41により図に示す矢印
Y′方向に搬送される。
また、一次元的に長く延びた光源42から発せられた読
取光43は、シリンドリカルレンズ44により収束され、X
線フィルム上を矢印Y′方向と略直角なX′方向に直線
状に照射する。読取光43が照射されたX線フィルム40の
下方には、X線フィルム40を透過しX線フィルム40に記
録されたX線画像により強度変調された読取光43を受光
する位置に、上記X線画像のX′方向の各画素間隔に対
応した多数の固体光電変換素子が直線状に配置されたMO
Sセンサ45が設けられている。このMOSセンサ45は、X線
フィルムが読取光43により照射されながら矢印Y′方向
に搬送される間、X線フィルム40を透過した読取光をX
線画像のY′方向の各画素間隔に対応した所定の時間間
隔で受光する。
第6図は、上記MOSセンサ45の等価回路を示した回路
図である。
多数の固体光電変換素子46に読取光43が当たって発生
するフォトキャリアによる信号は、固体光電変換素子46
内のキャパシタCi(i=1,2,……n)に蓄積される。蓄
積されたフォトキャリアの信号は、シフトレジスタ47に
よって制御されるスイッチ部48の順次開閉により順次読
み出され、これにより時系列化された画像信号が得られ
る。この画像信号は、その後増幅器49で増幅されてその
出力端子50から出力される。
出力されたアナログの画像信号はサンプリングされて
ディジタルの画像信号に変換され、その後、この画像信
号に基づいて、前述した実施例と同様にして、X線照射
野の有無が判定される。尚、本実施例において、MOSセ
ンサ44の代わりにCCD、CPD(Charge Priming Device)
等を用いることができることはいうまでもない。またX
線フィルムの読取りにおいても、前述した蓄積性蛍光体
シートの読取りと同様に光ビームで2次元的に走査して
読取りを行なってもよいことももちろんである。また上
記実施例ではX線フィルム40を透過した光を受光してい
るが、X線フィルム40から反射した光を受光するように
構成することができることももちろんである。
このように、本発明の照射野絞り有無判定方法は、被
写体の放射線画像が記録された記録シートから放射線画
像を読み取って画像信号を得、この画像信号に基づいて
放射線画像を再生出力する放射線画像読取再生装置一般
に適用することができる。
(発明の効果) 以上詳細に説明したように、本発明の照射野絞り有無
判定方法は、記録シートの周辺部の全部または一部に対
応する画像信号の値を代表する第1の代表値と、記録シ
ートの全部または略中央部に対応する画像信号の値を代
表する第2の代表値とを求め、これら第1の代表値と第
2の代表値との大小を比較し、この大小により照射野絞
りの有無を判定するようにしたため、簡単な演算で照射
野絞りの有無が判定でき、照射野絞りが使用されていな
い場合に照射野の輪郭を求める演算を省くことができ
る。したがって全体としての演算時間が短縮され、シス
テムの処理能力を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
第1A図は、本発明の照射野絞り有無判定方法の手順を示
したフローチャート、 第1B図は、記録シートの各領域の一例を示した図、 第2図は、本発明の照射野絞り有無判定方法の一例を使
用した、放射線画像読取再生装置の一実施例の斜視図、 第3A図は、照射野絞りを使用しないで撮影記録された放
射線画像を表わした図、 第3B図〜第3D図は、それぞれ異なる照射野絞りを使用し
て撮影記録された放射線画像を表わした図、 第4図は、画像信号のヒストグラムと累積ヒストグラム
の一例を示したグラフ、 第5図は、X線フィルムに記録されたX線画像を読み取
るX線画像読取装置の一実施例の斜視図、 第6図は、MOSセンサの等価回路を示した回路図であ
る。 6…記録シート、9…照射野 11…蓄積性蛍光体シート 19…輝尽発光光、21…フォトマルチプライヤ 26…ログアンプ、27…A/D変換器 28…記憶手段、29…画像処理手段 30…再生手段、40…X線フィルム 45…MOSセンサ、100…読取手段

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被写体の放射線画像が記録された記録シー
    トから前記放射線画像を読み取って画像信号を得、この
    画像信号に基づいて、前記記録シートの周辺部の全部ま
    たは一部に対応する前記画像信号の値を代表する第1の
    代表値と、前記記録シートの全部または略中央部に対応
    する前記画像信号の値を代表する第2の代表値とを求
    め、前記第1の代表値と前記第2の代表値との大小を比
    較し、この大小により照射野絞りの有無を判定すること
    を特徴とする照射野絞り有無判定方法。
JP63186086A 1988-03-31 1988-07-26 照射野絞り有無判定方法 Expired - Fee Related JPH0821073B2 (ja)

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