JPH08210874A - レゾルバの断線検出方法及び装置 - Google Patents

レゾルバの断線検出方法及び装置

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JPH08210874A
JPH08210874A JP7018256A JP1825695A JPH08210874A JP H08210874 A JPH08210874 A JP H08210874A JP 7018256 A JP7018256 A JP 7018256A JP 1825695 A JP1825695 A JP 1825695A JP H08210874 A JPH08210874 A JP H08210874A
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  • Measurement Of Length, Angles, Or The Like Using Electric Or Magnetic Means (AREA)
  • Transmission And Conversion Of Sensor Element Output (AREA)
  • Testing Of Short-Circuits, Discontinuities, Leakage, Or Incorrect Line Connections (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 信号処理をソフトウエア化し、ハードウエア
構成を簡素化することができるレゾルバの断線検出方法
及び装置を提供する。 【構成】 パルス発生手段26によりレゾルバの励磁信
号14に同期したパルス信号を発生し、このパルス信号
に基づいて停止起動されるタイマーのタイマー値をタイ
マー制御手段28から発生し、タイマー値比較手段34
によってその値が所定範囲に入っているか否かを判断す
る。また、全波整流されたコサイン信号16及びサイン
信号18のサンプリングをサンプリング手段30により
前述のパルスと同期しておこない、このサンプリングさ
れた値に基き演算手段46においてそれらの2乗和の演
算をおこないこの演算値が所定の範囲にあるかどうかを
演算値比較手段48において判断する。タイマー値及び
演算値が所定の範囲にない場合にはエラー出力手段36
によりエラー信号を発生する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、回転角度や回転角速度
等を検出するために使用されるレゾルバの断線を検出す
るための方法及び装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】レゾルバは直交する2巻線を正弦波電圧
によって励磁し、ロータから出力される2つの出力信号
をレゾルバデジタルコンバータ(RDコンバータ)に入
力し、ロータの回転角度を検出するものである。従って
レゾルバは回転機器の速度制御や位置制御のセンサとし
て用いられる。
【0003】このようなレゾルバの例が図9に示され
る。図9において、レゾルバ10には発振回路12から
励磁用の正弦波電圧である励磁信号(sinωt)14
が入力される。レゾルバ10からは、そのロータの回転
角度θに応じて励磁信号14がcosθ及びsinθで
振幅変調された信号が出力される。以後cosθで振幅
変調された信号をコサイン信号16とし、sinθで振
幅変調された出力信号をサイン信号18とする。
【0004】上述の2つの出力信号であるコサイン信号
16及びサイン信号18は、R/Dコンバータ20に入
力され、R/Dコンバータ20からはロータの回転角度
θがデジタル信号として出力される。このθのデジタル
信号は制御手段22に入力されて所定の制御に使用され
る。
【0005】上述のレゾルバに断線が生じた場合には、
各種制御機構に誤動作を生じさせる原因となるので、レ
ゾルバ10の断線は速やかに検出する必要がある。
【0006】レゾルバ10の断線検出の方法としては、
励磁信号14、コサイン信号16及びサイン信号18の
それぞれの線の断線を個別におこなう方法が従来実用化
されていた。また、これら3線を同時に断線検出する方
法も提案されていた。3線同時に断線検出をおこなうほ
うが素子数を減らすことができ、それぞれ単独で断線検
出する方法よりも優れている。このような3線同時に断
線検出をおこなう方法の例が、特開平3−78668に
開示されている。
【0007】図10には、上記3線同時検出のための回
路構成が示される。図10において、発振回路100か
らレゾルバ102に供給される励磁信号は、増幅回路1
04でゲイン調整されVsinωtとなって全波整流回
路106に入力され全波整流されて直流電圧に変換され
る。全波整流回路106の出力は比較回路108に入力
される。
【0008】また、レゾルバ102から出力されるサイ
ン信号は増幅回路110でゲイン調整されVsinθs
inωtとなって移相回路112に入力される。移相回
路112ではsinωtの位相が移相されVsinθc
osωtとなって出力され、これが加算回路114に入
力される。一方、レゾルバ102から出力されるコサイ
ン信号は、増幅回路116でゲイン調整されVcosθ
sinωtとなって前述の加算回路114に入力され
る。
【0009】加算回路114では、Vsinθcosω
tとVcosθsinωtとが加算され、その出力とし
てVsin(ωt+θ)という信号を得る。この信号
は、励磁信号Vsinωtと位相がθずれただけの信号
であるので、全波整流回路118で全波整流されて直流
電圧に変換された場合には、全波整流回路106の出力
と同じ直流電圧が得られる。そこで、全波整流回路11
8の出力も比較回路108に入力して全波整流回路10
6と118の出力電圧を比較しレゾルバ102の断線を
判定している。レゾルバ102に断線が発生した場合に
は、2つの全波整流回路からの出力直流電圧が等しくな
くなるので、レゾルバ102の断線を検知することがで
きる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかし、図10に示さ
れた従来のレゾルバ断線検出装置においては、レゾルバ
102の励磁信号及びレゾルバ102からの出力信号の
処理をすべてハードウエアで行っており、回路構成が複
雑となって素子数が多くなるという問題があった。
【0011】本発明は上記従来の課題に鑑みなされたも
のであり、その目的は、信号処理をソフトウエア化し、
ハードウエア構成を簡素化することができるレゾルバの
断線検出方法及び装置を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本願の第1の発明は、1入力2出力タイプのレゾル
バの断線検出方法であって、レゾルバを励磁するための
励磁用正弦波信号に同期したパルス信号を発生するパル
ス発生工程と、前記励磁用正弦波信号の振幅がレゾルバ
の回転角度θに対応したsinθ及びcosθで変調さ
れたレゾルバの2つの出力信号を、前記パルス信号に同
期してサンプリングするサンプリング工程と、前記サン
プリングされた2つの出力信号の2乗和である加工信号
値を算出する演算工程と、前記パルス信号の周期及び前
記加工信号値が所定の範囲内にない場合に断線出力信号
を発生する断線出力工程と、を含むことを特徴とする。
【0013】また、本願の第2の発明は、1入力2出力
タイプのレゾルバの断線検出装置であって、レゾルバを
励磁するための励磁用正弦波信号に同期したパルス信号
を発生するパルス発生手段と、前記励磁用正弦波信号の
振幅がレゾルバの回転角度θに対応したsinθ及びc
osθで変調されたレゾルバの2つの出力信号を、前記
パルス信号に同期してサンプリングするサンプリング手
段と、前記サンプリングされた2つの出力信号の2乗和
である加工信号値を算出する演算手段と、前記パルス信
号の周期及び前記加工信号値が所定の範囲内にない場合
に断線出力信号を発生する断線出力手段と、を含むこと
を特徴とする。
【0014】
【作用】上記構成によれば、レゾルバの入力信号及びサ
ンプリング工程でサンプリングされたレゾルバの出力信
号を演算工程及び断線出力工程においてソフトウエア的
に処理しているので、装置のハードウエア構成を簡素化
することができる。
【0015】
【実施例】以下、本発明の好適な実施例を図面に基づい
て説明する。
【0016】実施例1.図1には、本発明に係るレゾル
バの断線検出装置の実施例1の構成がブロック図として
示され、図9に示された従来例と同一構成要素には同一
符号を付して説明を省略する。
【0017】最初に、レゾルバ10に励磁信号14を入
力するための入力側に断線が発生し励磁信号14に異常
が発生した場合の検知方法について説明する。
【0018】図1において、レゾルバ10への励磁信号
14は、バイアス回路24に入力されバイアスすなわち
所定の直流成分の付加がおこなわれる。レゾルバ10の
励磁信号14の波形が図2(a)に示され、バイアス回
路24でバイアスされた励磁信号の波形が図2(b)に
示される。図2(b)に示された波形は図2(a)に示
された波形よりも直流分だけ図の上方向すなわち縦軸方
向に移動されている。
【0019】バイアス回路24でバイアスされた励磁信
号14は、制御手段22に設けられたパルス発生手段2
6に入力される。
【0020】パルス発生手段26は、バイアス回路24
からの出力信号が所定のスレッシュホルドTを超えてい
る期間矩形パルスとなるパルス信号を発生するように構
成されている。このパルス信号が図2(c)に示され
る。このパルス信号はタイマー制御手段28及びサンプ
リング手段30にそれぞれ入力される。
【0021】タイマー制御手段28においては、パルス
発生手段26から入力されたパルス信号に基づいて、そ
の立ち下がりエッジ毎にタイマーの停止、リセット及び
起動がおこなわれる。この様子が図2(d)に示され
る。図2(d)においては、縦軸にタイマー値が示され
横軸に時間が示される。パルス信号の立ち下がりエッジ
においてタイマーの停止とタイマー値のリセット及びタ
イマーの再起動がおこなわれているので、パルス信号の
立ち下がりエッジ毎にタイマー値が0となり同時に起動
されて次のパルスの立ち下がりエッジまでタイマーが起
動されタイマー値が増加していく。
【0022】従って、パルス信号が所定の周期で発生し
ている場合には、タイマーが停止されるときのタイマー
値は常に所定の範囲内すなわちタイマー値の最小値であ
るCminとタイマー値の最大値であるCmaxとの間
にあることになる。
【0023】もし、レゾルバ10に励磁信号14を入力
するための入力側に断線などのトラブルが発生した場合
には、図3に示されるようにパルス信号の周期が一定で
なくなる。すなわち、図3(a)に示されるように全く
パルスが発生しないか、図3(b)に示されるように所
定周期よりも早い周期のパルスが発生するかあるいは図
3(c)に示されるように所定周期よりも遅い周期のパ
ルスが発生することなどが考えられる。これらの場合に
は、タイマーが停止されるときのタイマー値が前述した
CminとCmaxとの間に入らなくなるので、この状
態を監視していればレゾルバ10の入力側の断線を検知
することができる。
【0024】このために、タイマー制御手段28から出
力されるタイマー値は断線出力手段32に設けられたタ
イマー値比較手段34に入力される。タイマー値比較手
段34においては、前述したタイマーが停止された時の
タイマー値とCmin及びCmaxとの値が比較され
る。そして、タイマー値がCmin及びCmaxの間に
ない場合には、タイマー値比較手段34が断線出力手段
32に設けられたエラー出力手段36を起動し、エラー
出力手段36からレゾルバの断線出力信号であるエラー
信号が出力される。
【0025】次に、レゾルバ10の内部に断線が発生し
出力信号に異常が発生した場合の検知方法について説明
する。
【0026】前述したように、レゾルバ10に入力され
た励磁信号14は、レゾルバ10の回転角度θに基づい
て振幅変調され、コサイン信号16及びサイン信号18
として出力される。図4(a)には励磁信号14が示さ
れ、図4(d)には出力信号であるコサイン信号16
が、図4(e)には出力信号であるサイン信号18がそ
れぞれ示される。コサイン信号16及びサイン信号18
は、図1に示されたフィルター38、40によりノイズ
が除去された後それぞれ全波整流回路42、44に入力
される。コサイン信号16が全波整流回路42で全波整
流された波形が図4(f)に示され、サイン信号18が
全波整流回路44で全波整流された波形が図4(g)に
示される。これら全波整流された信号はそれぞれ制御手
段22に設けられたサンプリング手段30に入力され
る。
【0027】一方サンプリング手段30には、図4
(b)に示されるバイアスされた励磁信号に基づいてパ
ルス発生手段26によって発生された、図4(c)に示
されるパルス信号が入力されている(これらは図2
(b),(c)に示された信号と同じである)。サンプ
リング手段30では、このパルス信号の立ち下がりエッ
ジのタイミングにおいて図4(f)、(g)に示された
全波整流されたコサイン信号及びサイン信号のサンプリ
ングがおこなわれる。このサンプリングされた信号は制
御手段22に設けられた演算手段46に入力される。
【0028】演算手段46においては、サンプリング手
段30でサンプリングされたコサイン信号及びサイン信
号をソフトウエア的に加工する。すなわち、レゾルバ1
0の変圧比をKとすると、コサイン信号16はKsin
ωtcosθと表わされる。またサイン信号18はKs
inωtsinθと表わされる。演算手段46ではこれ
らの値を使用して以下の計算式に基づいた演算がおこな
われ、加工信号値Pが算出される。
【0029】
【数1】P=(Ksinωtcosθ)2 +(Ksin
ωtsinθ)2=K2 sin2 ωt(sin2 θ+c
os2 θ) 図4(c)、(f)、(g)に示されるように、コサイ
ン信号及びサイン信号のサンプリングはパルス信号の立
ち下がりエッジにおいて同時におこなわれるので、上記
演算式においてsin2 θ+cos2 θ=1が成立す
る。また、sinωtすなわち励磁信号14について
も、パルス信号の立ち下がりエッジのタイミングでは常
に一定値となっている。更に、レゾルバ10の変圧比K
は一定値である。以上より、上記演算式の加工信号値P
はレゾルバ10に断線が生じない限り一定値として算出
されることになる。
【0030】そこで、演算手段46から加工信号値Pの
演算結果を断線出力手段32に設けられた演算値比較手
段48に出力する。演算値比較手段48においては、演
算手段46で演算された加工信号値Pが理論値の±10
%の範囲に入っているかどうかが比較監視される。
【0031】加工信号値Pが上記範囲から外れた場合に
は、演算値比較手段48がエラー出力手段36を起動し
レゾルバの断線出力信号であるエラー信号が出力され
る。
【0032】なお、加工信号値Pの許容範囲については
レゾルバ10あるいは制御手段22の特性などにより適
宜変更することができる。
【0033】図5には、以上に述べたレゾルバ10の断
線検出方法がフローチャートとして示される。
【0034】図5の(S1)において、パルス発生手段
26によって発生されたパルス信号の立ち下がりエッジ
として定義されたインタラプトを認識すると、以下に示
されるタイマー値チェック工程が進められる。
【0035】すなわち、(S2)においてタイマーが停
止され、(S3)においてタイマー値が所定範囲すなわ
ちCminとCmaxとの間にあるか否かが判断され
る。タイマー値がこの範囲にない場合には(S4)にお
いてエラー信号が出力される。
【0036】一方、タイマー値が上記範囲内にある場合
には、(S5)においてタイマーがリセットされ、(S
6)においてタイマーが再起動された後(S7)におい
てリターン処理がおこなわれる。
【0037】また(S1)においてインタラプトが認識
された場合には、上記タイマー値チェック工程と同時に
以下に示される加工信号値チェック工程も進められる。
【0038】すなわち、(S8)においてP=(Ksi
nωtcosθ)2 +(Ksinωtsinθ)2 の計
算がおこなわれる。
【0039】次に(S9)において上記計算されたPが
その理論値であるAの±10%にはいっているか否かが
判断される。この範囲にPがはいっていない場合には
(S10)においてエラー信号が出力される。
【0040】またPが上記範囲内にある場合には上記タ
イマー値チェック工程と同様に(S7)においてリター
ン処理がおこなわれる。
【0041】なお、上記(S4)、(S10)において
エラー信号が出力された後の処理についてはレゾルバ1
0が組み込まれた装置の都合により適宜決定される。
【0042】実施例2.上述の実施例1における回転角
度θは、回路の地落あるいはショート等によりレゾルバ
10から逓倍された角度として出力される場合がある。
実施例2は、このような異常の検出方法に関するもので
ある。
【0043】本実施例においては、図1に示されるよう
に、コサイン信号16あるいはサイン信号18を全波整
流回路42、44で全波整流した後の信号がパルス発生
手段26に入力されている。
【0044】図6には、コサイン信号16を使用した例
が示されており、図6(a)にはコサイン信号16の半
周期の波形が、(b)にはその全波整流された波形がそ
れぞれ示される。そして、全波整流された信号をパルス
発生手段26に入力し所定のスレッシュホルドTにより
図6(c)に示されるパルス信号を発生させる。
【0045】すなわち、パルス発生手段26では全波整
流されたコサイン信号16が前述のスレッシュホルドT
を超えている期間矩形パルスとなるパルス信号が発生さ
れる。
【0046】図6(c)に示されるパルス信号は励磁信
号14(sinωt)の周期と同期している。また、上
記スレッシュホルドTを適宜決定することにより、図6
(b)に示されたcosθの半周期Lの期間内には必ず
複数個のパルス信号が発生することになる。図6の例で
は3個のパルス信号が発生している。
【0047】上述したようにこれらのパルス信号は励磁
信号14に同期しているので、その立ち下がりエッジ間
の時間は一定の範囲の長さになっている。一方、cos
θの1つの半周期と次の半周期との間には、図6(b)
に示されるように、コサイン信号16が前記スレッシュ
ホルドTを超えない期間があるので、この間ではパルス
信号が発生されない。従って、この期間の立ち下がりエ
ッジ間の時間は、cosθのある半周期の最後に発生し
たパルス信号の立ち下がりエッジと次の半周期の最初に
発生したパルス信号の立ち下がりエッジとの間の時間と
なるので、前述した一定範囲よりも長い時間間隔となっ
ている。
【0048】図7には、上記パルス信号をタイマー制御
手段28に入力してタイマー1及びタイマー2の停止、
起動を行わせた場合の説明図が示される。すなわち、図
7(a)にはcosθの各半周期毎に発生されたパルス
信号列が示され、図7(b)にはこのパルス信号の立ち
下がりエッジにおいてタイマー1を停止、タイマー値の
リセット及び再起動した場合のタイマー1のタイマー値
の様子が示される。
【0049】図7(a)に示されるA1はcosθのあ
る半周期に発生した3つのパルス信号列であり、A2は
その次の半周期で発生したパルス信号列である。A1と
A2との間の時間は、A1内あるいはA2内のパルス信
号の立ち下がりエッジ間の時間より長くなっている。そ
こで、タイマー1のタイマー値に上限を設け、ある半周
期で発生したパルス列、例えばA1の最後のパルス信号
の立ち下がりエッジから次の半周期、例えばA2で発生
した最初のパルス信号の立ち下がりエッジまでの期間に
タイマー1のタイマー値がこの上限値に達するように設
定しておく。これにより、cosθのある半周期と次の
半周期との間でタイマー1のタイマー値は必ずオーバー
フローしていることになる。
【0050】一方、タイマー2は、タイマー1のタイマ
ー値がオーバーフローしている状態から停止されるごと
に停止、タイマー値のリセット及び再起動がおこなわれ
る。この様子が図7(c)に示される。タイマー2のタ
イマー値は、ある半周期で発生したパルス列の最初のパ
ルス信号の立ち下がりエッジから次の半周期で発生した
最初のパルス信号の立ち下がりエッジまでの時間すなわ
ちcosθの周期に対応した時間を表している。
【0051】本実施例においては、タイマー値比較手段
34でタイマー2のタイマー値の監視をおこなうことに
よりθが逓倍された異常を検知している。
【0052】もし、θに上述したような逓倍される異常
が発生した場合には、cosθの周期が短くなる。従っ
て、タイマー2が停止されるごとのタイマー2のタイマ
ー値も小さくなる。
【0053】このような条件において、タイマー1のタ
イマー値がオーバーフローしている状態から停止リセッ
トされ次にタイマー値がオーバーフローして停止するま
での間にカウントされるタイマー2のタイマー値が所定
の範囲すなわち図7(c)のCmin以上かどうかを監
視する。タイマー2のタイマー値がCminより小さく
なった場合は、cosθの周期が短くなっており、θが
逓倍されていることを表している。これをタイマー値比
較手段34によって検出しエラー出力手段36によって
エラー信号を発生させる。
【0054】以上の異常検出方法が、図8にフローチャ
ートとして示される。
【0055】(S11)においてパルス信号の立ち下が
りエッジであるインタラプトが認識されると、(S1
2)においてタイマー1が停止される。
【0056】次に(S13)においてタイマー1のタイ
マー値がオーバーフローしているかどうかが判断され、
タイマー値がオーバーフローしている場合には、(S1
4)においてタイマー2が起動されているか否かが判断
される。
【0057】タイマー2が起動されていない場合は、
(S15)においてタイマー2のタイマー値のリセット
がおこなわれ、(S16)においてタイマー2が起動さ
れる。これは、主に装置の起動時におこなわれる処理で
ある。
【0058】次に、(S17)においてタイマー1のタ
イマー値のリセットがおこなわれ、(S18)において
タイマー1が起動された後、(S11)に戻ってインタ
ラプトの認識の有無が監視される。
【0059】一方、(S13)において、タイマー1の
タイマー値がオーバーフローしていない場合にも(S1
7)から(S11)までの工程が実行される。これは、
タイマー1のタイマー値のオーバーフローからオーバー
フローまでの間すなわちcosθのある半周期の期間内
でパルス信号が発生するごとにおこなわれる処理であ
る。
【0060】以上の状態から、(S11)でインタラプ
トが認識された時に(S13)でタイマー1のタイマー
値がオーバーフローしており、(S14)でタイマー2
が起動されていた場合には、(S19)においてタイマ
ー2が停止され、(S20)においてタイマー2のタイ
マー値がCmin以上か否かが判断される。
【0061】タイマー2のタイマー値がCminより小
さい場合は(S21)でエラー信号が発生される。この
場合に、次にどのような処理がおこなわれるかは装置の
都合により適宜決定される。
【0062】(S20)でタイマー2のタイマー値がC
min以上の場合には(S15)からの処理が繰り返さ
れる。
【0063】以上によりcosθの周期が監視され、θ
が逓倍されるという異常を検出することができる。
【0064】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の実施例1
によれば、レゾルバの励磁信号の周期を観察すると共
に、レゾルバの2つの出力信号から加工信号値を算出し
これらをソフトウエア的に処理してレゾルバの断線を検
出するので、ハードウエアによる信号処理の必要がなく
装置のハードウエア構成を簡素化することができる。
【0065】また、本発明の実施例2によれば、cos
θの周期を監視でき、θが逓倍されるという異常を検出
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るレゾルバの断線検出装置を示す
ブロック図である。
【図2】 本発明の実施例1に係るレゾルバの入力側の
断線検出方法を説明するための波形図である。
【図3】 レゾルバの励磁信号の異常を説明するための
波形図である。
【図4】 本発明の実施例1に係るレゾルバの出力側の
断線検出方法を説明するための波形図である。
【図5】 実施例1に係るレゾルバの断線検出方法を説
明するためのフローチャートである。
【図6】 本発明の実施例2に係るパルス発生方法の説
明をするための波形図である。
【図7】 実施例2の異常検出方法を説明するための波
形図である。
【図8】 実施例2の異常検出方法を説明するためのフ
ローチャートである。
【図9】 従来におけるレゾルバ10を使用した回転角
度検出装置の構成を示すブロック図である。
【図10】 従来の3線同時検出のための回路構成を示
す図である。
【符号の説明】
10 レゾルバ、12 発振回路、14 励磁信号、1
6 コサイン信号、18 サイン信号、20 R/Dコ
ンバータ、22 制御手段、24 バイアス回路、26
パルス発生手段、28 タイマー制御手段、30 サ
ンプリング手段、32 断線出力手段、34 タイマー
値比較手段、36 エラー出力手段、38,40 フィ
ルター、42,44 全波整流回路、46 演算手段、
48 演算値比較手段。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1入力2出力タイプのレゾルバの断線検
    出方法であって、 レゾルバを励磁するための励磁用正弦波信号に同期した
    パルス信号を発生するパルス発生工程と、 前記励磁用正弦波信号の振幅がレゾルバの回転角度θに
    対応したsinθ及びcosθで変調されたレゾルバの
    2つの出力信号を、前記パルス信号に同期してサンプリ
    ングするサンプリング工程と、 前記サンプリングされた2つの出力信号の2乗和である
    加工信号値を算出する演算工程と、 前記パルス信号の周期及び前記加工信号値が所定の範囲
    内にない場合に断線出力信号を発生する断線出力工程
    と、 を含むことを特徴とするレゾルバの断線検出方法。
  2. 【請求項2】 1入力2出力タイプのレゾルバの断線検
    出装置であって、 レゾルバを励磁するための励磁用正弦波信号に同期した
    パルス信号を発生するパルス発生手段と、 前記励磁用正弦波信号の振幅がレゾルバの回転角度θに
    対応したsinθ及びcosθで変調されたレゾルバの
    2つの出力信号を、前記パルス信号に同期してサンプリ
    ングするサンプリング手段と、 前記サンプリングされた2つの出力信号の2乗和である
    加工信号値を算出する演算手段と、 前記パルス信号の周期及び前記加工信号値が所定の範囲
    内にない場合に断線出力信号を発生する断線出力手段
    と、 を含むことを特徴とするレゾルバの断線検出装置。
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