JPH08211018A - ゲル電気泳動方法及びその装置 - Google Patents

ゲル電気泳動方法及びその装置

Info

Publication number
JPH08211018A
JPH08211018A JP7035931A JP3593195A JPH08211018A JP H08211018 A JPH08211018 A JP H08211018A JP 7035931 A JP7035931 A JP 7035931A JP 3593195 A JP3593195 A JP 3593195A JP H08211018 A JPH08211018 A JP H08211018A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gel
migration
electrophoretic
sample
electrolyte
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7035931A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideji Fujiwake
秀司 藤分
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shimadzu Corp
Original Assignee
Shimadzu Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shimadzu Corp filed Critical Shimadzu Corp
Priority to JP7035931A priority Critical patent/JPH08211018A/ja
Publication of JPH08211018A publication Critical patent/JPH08211018A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Apparatus Associated With Microorganisms And Enzymes (AREA)
  • Investigating Or Analysing Biological Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 スマイリング現象を抑えて塩基配列を正しく
決定できるようにする。 【構成】 上側電極槽8の内側壁面でゲル板2aから遠
い側の壁面に絶縁されたヒータ24を設置し、電源26
によって電解液16の温度を40〜60℃に加熱する。
加熱は試料をゲル2の上端の試料投入スロット14に導
入する前から初め、試料導入中も加熱しておき、泳動を
開始するまでは加熱を継続しておく。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はDNAなどの核酸の塩基
配列を決定するゲル電気泳動方法とそれに用いる装置で
あって、特にスラブ状泳動ゲルを用いたゲル電気泳動方
法及び装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】スラブ状ゲルを用いたゲル電気泳動装置
では、泳動中に発生するジュール熱により、ゲル中央部
の移動速度が周辺部の移動速度に比べて速くなる、いわ
ゆるスマイリング現象が発生する。DNAシーケンシン
グ(塩基配列決定)などでは各泳動レーンの信号を泳動
順に読み取って塩基配列を推定するが、スマイリング現
象が生じると配列の逆転が生じ配列決定に間違いを生じ
る。
【0003】そこで、スマイリング現象を軽減するため
に次のような対策がとられている。 (1)スラブ状ゲルは前後をガラス板で挾まれた状態で
使用されるが、その前後のガラス板の外側をアルミニウ
ム板などの熱伝導性のよい放熱プレートでサンドイッチ
状に挾み、泳動中に発生するジュール熱によってゲル全
体の温度が不均一にならないようにする。 (2)スラブ状ゲルを挾み込んだガラス板の外側を、温
水を循環させる装置でサンドイッチ状に挾み込み、外部
からゲルを強制的に加温してゲル全体を均一な温度にす
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記の(1)や(2)
のような対策を講じるとスマイリング現象は軽減するこ
とができるが、それでも配列の誤読を十分に防ぐことは
できない。例えば、500塩基と501塩基との泳動度
差は0.2%(=1/500)であるが、温度制御によ
ってスマイリングによる泳動度差を0.2%以下に抑え
るためには、0.1℃以下の温度ムラに抑える必要があ
り、現実には困難である。本発明はスマイリング現象を
抑えて塩基配列を正しく決定することのできるゲル電気
泳動方法とそれを実現するゲル電気泳動装置を提供する
ことを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明では、核酸断片試
料を注入する側の泳動ゲル端部が浸されている電解液を
少なくとも泳動開始時には加熱しておく。
【0006】
【実施例】図1と図2に本発明をオンライン式塩基配列
決定装置に適用した例を示す。図1は全体の概略斜視
図、図2は図1のX−X´線位置での断面図である。ス
ラブ状泳動ゲル2は前側の透明ガラス板4と後側の透明
がラス板6の間にはさみ込まれた状態で形成されてお
り、両ガラス板4,6にゲルをはさみ込んだものをゲル
板と称し、記号2aで示している。測定系が設けられて
いる側(図1では手前側、図2では右側)を後方とし、
その反対側を前方とする。ゲル板2aの上端部にはその
前方方向に上側電極槽8が設けられており、電極槽8は
ゲル板2aと接する面と上面が開口した箱状に形成され
ている。電極槽8のゲル板側の開口部の端面とガラス板
4の間には液漏れ防止用にゴム製シール10が介在し、
電極槽8がゲル板2aに押しつけられた状態で固定され
ている。ガラス板4の上端部には、電極槽8のゲル板方
向の開口部の内側に切欠き12が設けられている。ゲル
2はガラス板4,6の下端からガラス板4の切欠き12
の底部位置まで形成されており、ゲル2の上端には末端
塩基別のDNA試料を注入するための試料投入スロット
14が形成されている。
【0007】電極槽8には電解液16が収容され、電解
液16はガラス板4の切欠き12を経てガラス板4,6
間に形成されたゲル2と接触している。ゲル板2aの下
端部は下側電極槽18に収容された電解液20中に浸さ
れている。上側電解液16と下側電解液20の間には高
圧電源部22により泳動電圧が印加されるようになって
いる。
【0008】ゲル2の上端の試料投入スロット14に注
入される試料は、螢光物質であるFITCにより既知の
方法で標識化され、サンガー法により末端に塩基A(ア
デニン)、G(グアニン)、T(チミン)、C(シトシ
ン)のそれぞれがくるように処理された4種類のDNA
断片試料である。FITCは488nmの波長のアルゴ
ンレーザ光で励起されると520nmの波長の螢光を発
する。
【0009】上側電極槽8の内側壁面でゲル板2aから
遠い側の壁面には絶縁されたヒータ24が設置されてお
り、電源26によって電解液16の温度を40〜60℃
に加熱できるようになっている。
【0010】ゲル板2aのガラス板4には前側放熱プレ
ート28が接して設けられ、ガラス板6には後側放熱プ
レート30が接して設けられている。放熱プレート2
8,30はアルミニウムなどの熱伝導性のよい金属板で
ある。後側放熱プレート30はゲル板2aの下端よりも
上の位置まで配置されており、放熱プレート30から露
出したゲル板部分には測定部からの励起光ビーム32が
照射され、ゲル2から発生する螢光が測定部で検出され
る。
【0011】測定部は488nmのレーザ光を発するア
ルゴンレーザからの励起光ビーム32を集光レンズ34
とミラー36によってゲル板下端部のゲル2を照射する
励起系と、その励起光ビーム32が当った所に泳動して
きた試料の泳動バンド38があればその泳動バンド38
の螢光物質から発せられた螢光を集光し、520nmの
干渉フィルタ及び集光レンズを含む螢光集光部40から
光ファイバ41を経て光電子増倍管42で検出する検出
系とを含んでいる。集光レンズ34、ミラー36及び螢
光集光部40は、励起光ビーム32によるゲルの照射位
置が泳動方向44と直交する走査方向46の測定ライン
上を一定時間ごとに走査するように機械的に移動するリ
ニアステージ48上に固定されている。50はリニアス
テージ48を走査するACサーボモータである。
【0012】CPU52は高圧電源部22による泳動電
圧の印加を制御し、ACサーボドライバ54を経てAC
サーボモータ50を制御しリニアステージ48を走査す
るとともに、光電子増倍管42の検出信号(螢光信号)
をA/D変換器56を経て取り込む。CPU52では励
起光ビーム32が泳動ゲル2上を照射するときに、その
照射部の位置に対応した情報を走査データとして利用す
ることができるので、励起光ビーム32による照射位置
が走査されて得られた全螢光信号がゲルの走査方向の場
所情報(A,G,C,Tのそれぞれの走査レーンに該当
する)とともに読み取られる。
【0013】この実施例の動作について説明すると、通
常のゲル電気泳動装置において行なわれる予備泳動中に
ヒータ24により上側の電解液16を加熱する。この予
備泳動はスマイリング現象を軽減するためにゲル2を予
熱するために行なわれているものであり、通常10〜3
0分間行なわれる。電解液16の温度はゲル2の温度よ
り高ければよく、DNA試料の泳動開始時に電解液16
を40〜60℃に加熱しておけばよい。ヒータ24によ
る電解液16の加熱は、試料をゲル2の上端の試料投入
スロット14に導入する前から初め、試料導入中も加熱
しておき、泳動を開始するまでは加熱を継続しておく必
要がある。泳動を開始した後も加熱を継続してもよい
が、泳動開始後は加熱を停止してもよい。この加熱され
た電解液16が熱源となり、試料投入スロット14のあ
る部分のゲル温度が均一となる。
【0014】一方、従来のように上側電解液16を加熱
しない場合には、予備泳動を行なっても試料投入スロッ
ト14のある部分のゲル温度は均一にはならず、この部
分の温度不均一が原因となってスマイリングが発生し、
発生したスマイリングは試料がゲル2中を移動する際に
さらに拡大される。また、試料投入スロット14の部分
のゲル温度不均一が原因となる現象として泳動の歪みも
生じる。この泳動の歪みも本発明により解消することが
できる。
【0015】A,G,C,Tの末端塩基別に調製された
DNAシーケンシング用試料を図1の装置により泳動さ
せ、オンラインで検出した例を図3に示す。図3で、上
側に示された泳動バンドほど先に検出された泳動バン
ド、すなわち塩基数の小さい泳動バンドであることを表
わしている。(A)は試料が注入される側の電解液を加
熱しない従来の方法で行なった場合、(B)は本発明に
より試料注入側電解液を泳動開始時まで60℃に加熱
し、泳動開始後は加熱を停止して泳動を行なった場合の
例である。ゲル2としては4%ロングレンジャ(21g
の尿素含有)を用い、泳動電圧として2750Vを印加
し、電解液には×1.2TBEを使用した。図3の結果
から、従来の方法(A)ではA,G,C,Tの泳動レー
ン間で泳動速度が不均一となってスマイリングが生じて
いるが、(B)に示されるように本発明により試料導入
側電解液を試料導入時まで加熱することによりスマイリ
ングが解消されていることが分かる。
【0016】図1,2の実施例では試料導入側の電極槽
12の内壁面にヒータ24を設置してその電極槽12内
の電解液16を加熱している。ヒータ24の位置は図
1,2の実施例に限らず、電極槽12の底面側であって
もよい。また、ヒータ24を設置するのに代えて、電極
槽12の壁面に加熱水を循環させることによりその電極
槽12内の電解液16を加熱してもよい。
【0017】
【発明の効果】本発明ではDNAなどの核酸断片試料を
注入する側の泳動ゲル端部が浸されている電解液を少な
くとも泳動開始時には加熱しておくようにしたので、ス
マイリング現象を抑えることができ、そのような簡単な
構成により核酸の塩基配列を正しく決定することができ
ようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施例を示す概略斜視図である。
【図2】図1のX−X´線位置での断面図である。
【図3】実施例により検出された泳動パターンを示す図
であり、(A)は電解液を加熱しない従来の方法による
もの、(B)は試料導入側電解液を加熱した本発明によ
るものである。
【符号の説明】
2 スラブ状泳動ゲル 2a ゲル板 4,6 ガラス板 8 試料導入側電極槽 14 試料投入スロット 16 試料導入側電極槽 22 高圧電源部 24 ヒータ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スラブ状泳動ゲルの両端をそれぞれの電
    解液に浸し、一方の電解液に浸された泳動ゲルの一端に
    は末端塩基の種類別に調製された核酸断片試料をそれぞ
    れの泳動レーンに分けて注入し、両電解液間に泳動電圧
    を印加して複数の泳動レーンで同時に電気泳動させるゲ
    ル電気泳動方法において、 核酸断片試料を注入する側の泳動ゲル端部が浸されてい
    る電解液を少なくとも泳動開始時には加熱しておくこと
    を特徴とするゲル電気泳動方法。
  2. 【請求項2】 両端がそれぞれの電解液に浸され、その
    内の一端には末端塩基の種類別に調製された核酸断片試
    料をそれぞれ注入する試料注入部を有するスラブ状泳動
    ゲルと、両電解液間に泳動電圧を印加して複数の泳動レ
    ーンで同時に電気泳動させる泳動電圧印加部とを備えた
    ゲル電気泳動装置において、 核酸断片試料を注入する側の泳動ゲル端部が浸されてい
    る電解液を加熱する機構を設けたことを特徴とするゲル
    電気泳動装置。
JP7035931A 1995-01-31 1995-01-31 ゲル電気泳動方法及びその装置 Pending JPH08211018A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7035931A JPH08211018A (ja) 1995-01-31 1995-01-31 ゲル電気泳動方法及びその装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7035931A JPH08211018A (ja) 1995-01-31 1995-01-31 ゲル電気泳動方法及びその装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08211018A true JPH08211018A (ja) 1996-08-20

Family

ID=12455782

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7035931A Pending JPH08211018A (ja) 1995-01-31 1995-01-31 ゲル電気泳動方法及びその装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08211018A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2424282A (en) * 2005-03-09 2006-09-20 Shimadzu Corp Electrophoresis Method Using Capillary Plate Where Solution Is Maintained At Temperature Substaintially Same As Maintained Temperature Of Capillary Plate

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2424282A (en) * 2005-03-09 2006-09-20 Shimadzu Corp Electrophoresis Method Using Capillary Plate Where Solution Is Maintained At Temperature Substaintially Same As Maintained Temperature Of Capillary Plate
GB2424282B (en) * 2005-03-09 2009-11-18 Shimadzu Corp Electrophoresis method using capillary plate
US7850834B2 (en) 2005-03-09 2010-12-14 Shimadzu Corporation Electrophoresis method using capillary plate

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3418292B2 (ja) 遺伝子解析装置
US5498324A (en) Multiplexed fluorescence detector system for capillary electrophoresis
JP3467995B2 (ja) キャピラリー電気泳動装置
JP2853745B2 (ja) 光検出電気泳動装置
JPH0798276A (ja) Dna塩基配列決定装置
JP7665800B2 (ja) 電気泳動システム
JPH08211018A (ja) ゲル電気泳動方法及びその装置
Chan et al. Separation of DNA restriction fragments using capillary electrophoresis
JPH10132784A (ja) Dna塩基配列決定装置
JP2840586B2 (ja) 光検出電気泳動装置
JPH10325826A (ja) Dna塩基配列決定装置
JP2003004701A (ja) 電気泳動用マイクロプレート
JPH07239317A (ja) 電気泳動装置
JP2003247981A (ja) 蛍光検出型キャピラリーアレー電気泳動装置
JPH0720090A (ja) キャピラリ電気泳動装置
JP3675056B2 (ja) ゲル電気泳動法
JP2004333190A (ja) 電気泳動装置
JP2500120Y2 (ja) スラブゲル電気泳動装置
JPH0827258B2 (ja) 塩基配列決定装置
JPH10132785A (ja) 電気泳動装置
JPS61278753A (ja) 電気泳動装置
JPH09178703A (ja) 塩基配列決定装置
JP2001133438A (ja) 超小型薄層ゲル電気泳動装置
JP2000304722A (ja) 電気泳動装置
JPH03285157A (ja) 塩基配列決定装置