JPH08211074A - プローブ顕微鏡 - Google Patents
プローブ顕微鏡Info
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- JPH08211074A JPH08211074A JP1822595A JP1822595A JPH08211074A JP H08211074 A JPH08211074 A JP H08211074A JP 1822595 A JP1822595 A JP 1822595A JP 1822595 A JP1822595 A JP 1822595A JP H08211074 A JPH08211074 A JP H08211074A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 軸間干渉なく複数の探針又はカンチレバーを
自動的に切り換えることができ、かつ、高速走査が可能
なプローブ顕微鏡を提供すること。 【構成】 微動機構1は筒体の圧電体2および複数の電
極3X1 〜3Y4 で構成され、各電極に所定の電圧を印
加することによりX、Y軸方向の走査、Z軸方向の変位
を行う。Y軸方向に並列に固定された複数のカンチレバ
ー4(先端に探針5が固定されている)を備えたベース
21が圧電体2の自由端にばね22で圧接されている。
圧電体2の自由端側の隣接する各電極間にはスリット2
0が形成されている。これらの電極3X3 〜3Y4 に所
定の電圧を印加することにより、圧電体を用いた超音波
モータの原理でベース21をY軸方向へ移動させてカン
チレバー4を取り換えることができる。
自動的に切り換えることができ、かつ、高速走査が可能
なプローブ顕微鏡を提供すること。 【構成】 微動機構1は筒体の圧電体2および複数の電
極3X1 〜3Y4 で構成され、各電極に所定の電圧を印
加することによりX、Y軸方向の走査、Z軸方向の変位
を行う。Y軸方向に並列に固定された複数のカンチレバ
ー4(先端に探針5が固定されている)を備えたベース
21が圧電体2の自由端にばね22で圧接されている。
圧電体2の自由端側の隣接する各電極間にはスリット2
0が形成されている。これらの電極3X3 〜3Y4 に所
定の電圧を印加することにより、圧電体を用いた超音波
モータの原理でベース21をY軸方向へ移動させてカン
チレバー4を取り換えることができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、物体の微細な表面形状
やその他の微小物理量を測定するのに用いられるプロー
ブ顕微鏡に関する。
やその他の微小物理量を測定するのに用いられるプロー
ブ顕微鏡に関する。
【0002】
【従来の技術】プローブ顕微鏡には、検出物理量により
トンネル顕微鏡、原子間力顕微鏡、磁気力顕微鏡等があ
り、原子オーダの測定分解能を有し、各種被検体の形状
計測等の各種分野に適用されている。このようなプロー
ブ顕微鏡のうち、原子間力顕微鏡を図により説明する。
トンネル顕微鏡、原子間力顕微鏡、磁気力顕微鏡等があ
り、原子オーダの測定分解能を有し、各種被検体の形状
計測等の各種分野に適用されている。このようなプロー
ブ顕微鏡のうち、原子間力顕微鏡を図により説明する。
【0003】図12は原子間力顕微鏡の側面図、図13
は図12に示す線XIII −XIII に沿う断面図である。
各図で、X、Y、Zは座標軸を示す。1は微動機構であ
り、この微動機構1は、円筒形状の圧電体2およびこの
圧電体2に貼着、蒸着等により配置された複数の電極で
構成されている。これら電極のうち、電極3X1 、3X
2 は圧電体2の上部においてX軸方向に対向して配置さ
れた対向電極、電極3X3 、3X4 は圧電体2の下部に
おいてX軸方向に対向して配置された対向電極、電極3
Y1 、3Y2 は圧電体2の上部においてY軸方向に対向
して配置された対向電極、電極3Y3 、3Y4 は圧電体
2の下部においてY軸方向に対向して配置された対向電
極、3Zは圧電体2の中間においてその全周に配置され
た電極である。図13に示すように、圧電体2の内面全
周には共通電極3Cが配置されている。このような微動
機構1は例えば特開平2−266201号公報等で開示
されている。
は図12に示す線XIII −XIII に沿う断面図である。
各図で、X、Y、Zは座標軸を示す。1は微動機構であ
り、この微動機構1は、円筒形状の圧電体2およびこの
圧電体2に貼着、蒸着等により配置された複数の電極で
構成されている。これら電極のうち、電極3X1 、3X
2 は圧電体2の上部においてX軸方向に対向して配置さ
れた対向電極、電極3X3 、3X4 は圧電体2の下部に
おいてX軸方向に対向して配置された対向電極、電極3
Y1 、3Y2 は圧電体2の上部においてY軸方向に対向
して配置された対向電極、電極3Y3 、3Y4 は圧電体
2の下部においてY軸方向に対向して配置された対向電
極、3Zは圧電体2の中間においてその全周に配置され
た電極である。図13に示すように、圧電体2の内面全
周には共通電極3Cが配置されている。このような微動
機構1は例えば特開平2−266201号公報等で開示
されている。
【0004】4はカンチレバー、5はカンチレバー4の
先端に固定された探針、6はカンチレバー4を微動機構
1の端部に固定する固定部材である。7はこの原子間力
顕微鏡の測定対象である被検体を示し、探針5をnmオ
ーダ間隔で対応させることによりその表面形状が測定さ
れる。8はレーザ発信機、9は光検出器であり、図に二
点鎖線で示すように、レーザ発信機8からのレーザ光を
カンチレバー4の背面に反射させ、その反射光を光検出
器9で検出する。
先端に固定された探針、6はカンチレバー4を微動機構
1の端部に固定する固定部材である。7はこの原子間力
顕微鏡の測定対象である被検体を示し、探針5をnmオ
ーダ間隔で対応させることによりその表面形状が測定さ
れる。8はレーザ発信機、9は光検出器であり、図に二
点鎖線で示すように、レーザ発信機8からのレーザ光を
カンチレバー4の背面に反射させ、その反射光を光検出
器9で検出する。
【0005】上記の構成において、圧電体2は、+極性
の電圧を印加すると伸長し、−極性の電圧を印加すると
縮む。そこで、微動機構1の共通電極3Cを0ボルト
(V)とし、電極3X1 に+E(V)、電極3X2 に−
E(V)、電極3X3 に−E(V)、電極3X4 に+E
(V)を印加すると、圧電体2は図12に破線で示すよ
うに変形する。この結果、探針5はX軸方向に距離xだ
け変位する。通常、微動機構の寸法は数10mm、変位
は数μm〜100μmの領域であり、このことから判る
ように、図に示す破線の変形は誇張して描かれている。
の電圧を印加すると伸長し、−極性の電圧を印加すると
縮む。そこで、微動機構1の共通電極3Cを0ボルト
(V)とし、電極3X1 に+E(V)、電極3X2 に−
E(V)、電極3X3 に−E(V)、電極3X4 に+E
(V)を印加すると、圧電体2は図12に破線で示すよ
うに変形する。この結果、探針5はX軸方向に距離xだ
け変位する。通常、微動機構の寸法は数10mm、変位
は数μm〜100μmの領域であり、このことから判る
ように、図に示す破線の変形は誇張して描かれている。
【0006】上記の構成においては、上側の対向電極と
下側の対向電極の極性を逆にして圧電体2の上部と下部
の変形モードを逆にすることにより、探針5の平行な変
位が可能となる。Y軸方向の変位についても電極3Y1
〜3Y4 に対して同様な電圧を印加することにより同様
に変位を行うことができる。上記各電極の電圧の大きさ
を変化させることにより、探針5のX、Y軸方向の走査
を正確に行うことができる。なお、電極3Zに電圧を印
加すると、その電圧に応じて圧電体2がZ軸方向に伸縮
する。
下側の対向電極の極性を逆にして圧電体2の上部と下部
の変形モードを逆にすることにより、探針5の平行な変
位が可能となる。Y軸方向の変位についても電極3Y1
〜3Y4 に対して同様な電圧を印加することにより同様
に変位を行うことができる。上記各電極の電圧の大きさ
を変化させることにより、探針5のX、Y軸方向の走査
を正確に行うことができる。なお、電極3Zに電圧を印
加すると、その電圧に応じて圧電体2がZ軸方向に伸縮
する。
【0007】上記の手段を用いた走査の間、探針5と被
検体7との間に原子間力が作用すると、カンチレバー4
にたわみを生じ、このたわみの量はレーザ発信機8およ
び光検出器9により検出される。ここで、当該走査の
間、カンチレバー4の上記たわみの量を一定に保持する
ように電極3Zの電圧を制御して圧電体2を伸縮させる
と、この伸縮量(電圧)が被検体7の表面形状を表すこ
とになり、その測定ができる。このような測定におい
て、仮に、X、Y軸方向の走査を圧電体2の上部のみ又
は下部のみの変形で行うと、図に一点鎖線の矢印Aで示
すように探針5に円弧運動が生じ、X軸、Y軸方向に平
行な走査ができなくなり、被検体7の表面形状の高精度
の測定を行うことができなくなる。
検体7との間に原子間力が作用すると、カンチレバー4
にたわみを生じ、このたわみの量はレーザ発信機8およ
び光検出器9により検出される。ここで、当該走査の
間、カンチレバー4の上記たわみの量を一定に保持する
ように電極3Zの電圧を制御して圧電体2を伸縮させる
と、この伸縮量(電圧)が被検体7の表面形状を表すこ
とになり、その測定ができる。このような測定におい
て、仮に、X、Y軸方向の走査を圧電体2の上部のみ又
は下部のみの変形で行うと、図に一点鎖線の矢印Aで示
すように探針5に円弧運動が生じ、X軸、Y軸方向に平
行な走査ができなくなり、被検体7の表面形状の高精度
の測定を行うことができなくなる。
【0008】ところで、プローブ顕微鏡は前述のよう
に、トンネル顕微鏡、原子間力顕微鏡、磁気力顕微鏡等
種々の種類があり、例えばトンネル顕微鏡は電気特性の
測定に適し、原子間力顕微鏡は被検体表面の形状測定に
適し、磁気力顕微鏡は磁気特性の測定に適しており、こ
れら測定目的によりカンチレバー4が交換される。又、
探針形状にも種々の形状があり、例えば同じ原子間力顕
微鏡にあっても、種類の異なる、より一層測定に適した
カンチレバーや探針に交換する必要が生じる。このよう
なカンチレバーや探針の交換は人手によりなされていた
ので、交換に時間と手間を要するという問題がある。
に、トンネル顕微鏡、原子間力顕微鏡、磁気力顕微鏡等
種々の種類があり、例えばトンネル顕微鏡は電気特性の
測定に適し、原子間力顕微鏡は被検体表面の形状測定に
適し、磁気力顕微鏡は磁気特性の測定に適しており、こ
れら測定目的によりカンチレバー4が交換される。又、
探針形状にも種々の形状があり、例えば同じ原子間力顕
微鏡にあっても、種類の異なる、より一層測定に適した
カンチレバーや探針に交換する必要が生じる。このよう
なカンチレバーや探針の交換は人手によりなされていた
ので、交換に時間と手間を要するという問題がある。
【0009】この問題を解決するため、自動交換手段が
例えば特開平5−157508号公報に開示されてい
る。このような自動交換手段の概略を図により説明す
る。図14は複数のカンチレバーを取り付けたベースの
平面図、図15は図14に示すベースを用いたプローブ
顕微鏡の側面図である。各図で、4はカンチレバー、5
は探針、11はカンチレバー4を複数固定したベースで
ある。1は図12に示すものと同じく走査用の微動機
構、7は微動機構1上に載置された被検体、12はXY
ステージ、13はXYステージ12上に固定された回転
機構、14はベース11を回転自在に支持する台部、1
5はベース11を台部14に押し付ける板ばねである。
回転機構13を回転させることにより、ベース11に固
定されているカンチレバー4が選択的に切り換えられ、
カンチレバー4又は探針5の交換を人手によらず自動的
に行うことができる。
例えば特開平5−157508号公報に開示されてい
る。このような自動交換手段の概略を図により説明す
る。図14は複数のカンチレバーを取り付けたベースの
平面図、図15は図14に示すベースを用いたプローブ
顕微鏡の側面図である。各図で、4はカンチレバー、5
は探針、11はカンチレバー4を複数固定したベースで
ある。1は図12に示すものと同じく走査用の微動機
構、7は微動機構1上に載置された被検体、12はXY
ステージ、13はXYステージ12上に固定された回転
機構、14はベース11を回転自在に支持する台部、1
5はベース11を台部14に押し付ける板ばねである。
回転機構13を回転させることにより、ベース11に固
定されているカンチレバー4が選択的に切り換えられ、
カンチレバー4又は探針5の交換を人手によらず自動的
に行うことができる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上記図15に示す構成
では、図12に示す構成のように微動機構1とカンチレ
バー4とが一体構成となっていないので、XYZ軸方向
への微動動作と回転による交換動作が軸間で干渉するこ
とになり好ましくない。又、図15に示す構成では、微
動機構1で被検体7を走査させる構成であるので、被検
体7が例えば8インチ(200mm)のシリコンウエハ
のように大きなものの場合、走査質量が大きいので高速
走査ができなくなり、測定に長時間を要するという問題
も生じる。
では、図12に示す構成のように微動機構1とカンチレ
バー4とが一体構成となっていないので、XYZ軸方向
への微動動作と回転による交換動作が軸間で干渉するこ
とになり好ましくない。又、図15に示す構成では、微
動機構1で被検体7を走査させる構成であるので、被検
体7が例えば8インチ(200mm)のシリコンウエハ
のように大きなものの場合、走査質量が大きいので高速
走査ができなくなり、測定に長時間を要するという問題
も生じる。
【0011】本発明の目的は、上記従来技術における課
題を解決し、軸間干渉なく複数の探針又はカンチレバー
を自動的に切り換えることができ、かつ、高速走査が可
能なプローブ顕微鏡を提供することにある。
題を解決し、軸間干渉なく複数の探針又はカンチレバー
を自動的に切り換えることができ、かつ、高速走査が可
能なプローブ顕微鏡を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、請求項1に記載の発明は、探針を複数個、又は探針
を固定したカンチレバーを複数個取り付けたベースを備
え、前記探針、又は前記カンチレバーを取換えて使用す
るプローブ顕微鏡において、筒体形状の圧電体およびこ
の圧電体に配置された複数の電極より成り当該圧電体の
一端が固定され多端が自由端である微動機構と、この微
動機構の前記自由端に前記ベースを移動自在に圧接する
圧接手段と、前記ベースが前記微動機構の自由端に圧接
された状態で当該ベースを駆動して前記探針又は前記カ
ンチレバーを切り換えるベース駆動手段とを設けたこと
を特徴とする。
め、請求項1に記載の発明は、探針を複数個、又は探針
を固定したカンチレバーを複数個取り付けたベースを備
え、前記探針、又は前記カンチレバーを取換えて使用す
るプローブ顕微鏡において、筒体形状の圧電体およびこ
の圧電体に配置された複数の電極より成り当該圧電体の
一端が固定され多端が自由端である微動機構と、この微
動機構の前記自由端に前記ベースを移動自在に圧接する
圧接手段と、前記ベースが前記微動機構の自由端に圧接
された状態で当該ベースを駆動して前記探針又は前記カ
ンチレバーを切り換えるベース駆動手段とを設けたこと
を特徴とする。
【0013】又、請求項5に記載の発明は、探針を複数
個、又は探針を固定したカンチレバーを複数個取り付け
たベースを備え、前記探針、又は前記カンチレバーを取
換えて使用するプローブ顕微鏡において、筒体形状の圧
電体およびこの圧電体に配置された複数の電極より成り
当該圧電体を変形させて微小変位を得る微動機構と、こ
の微動機構の一端に固定されて当該微動機構を回転させ
る回転機構と、前記ベースを前記微動機構の他端に固定
する固定手段と、前記探針又は前記カンチレバーの取換
え毎にその取換えに応じた座標の変換を行う座標変換手
段とを設けたことも特徴とする。
個、又は探針を固定したカンチレバーを複数個取り付け
たベースを備え、前記探針、又は前記カンチレバーを取
換えて使用するプローブ顕微鏡において、筒体形状の圧
電体およびこの圧電体に配置された複数の電極より成り
当該圧電体を変形させて微小変位を得る微動機構と、こ
の微動機構の一端に固定されて当該微動機構を回転させ
る回転機構と、前記ベースを前記微動機構の他端に固定
する固定手段と、前記探針又は前記カンチレバーの取換
え毎にその取換えに応じた座標の変換を行う座標変換手
段とを設けたことも特徴とする。
【0014】
【作用】請求項1の構成において、探針又はカンチレバ
ーの選択は、ベース駆動手段により圧接手段の圧力に抗
してベースを移動させ、当該ベースに取り付けられた探
針又はカンチレバーのうち、所要のものを所定の位置に
位置させることにより行う。この状態で、ベースは圧接
手段により微動機構に圧接されているので、微動機構を
動作させると、これと一体となって探針又はカンチレバ
ーも移動し所定の走査が行われる。
ーの選択は、ベース駆動手段により圧接手段の圧力に抗
してベースを移動させ、当該ベースに取り付けられた探
針又はカンチレバーのうち、所要のものを所定の位置に
位置させることにより行う。この状態で、ベースは圧接
手段により微動機構に圧接されているので、微動機構を
動作させると、これと一体となって探針又はカンチレバ
ーも移動し所定の走査が行われる。
【0015】又、請求項5の構成において、探針又はカ
ンチレバーの選択は、回転機構を回転させることにより
微動機構を介してベースを回転させ、当該ベースに取り
付けられた探針又はカンチレバーのうち、所要のものを
所定の位置に位置させることにより行う。この場合、微
動機構が回転するので、これとともに座標も回転するこ
ととなり、微動機構による走査は、回転角度に基づく座
標変換手段で変換された座標に従って行われる。
ンチレバーの選択は、回転機構を回転させることにより
微動機構を介してベースを回転させ、当該ベースに取り
付けられた探針又はカンチレバーのうち、所要のものを
所定の位置に位置させることにより行う。この場合、微
動機構が回転するので、これとともに座標も回転するこ
ととなり、微動機構による走査は、回転角度に基づく座
標変換手段で変換された座標に従って行われる。
【0016】
【実施例】以下、本発明を図示の実施例に基づいて説明
する。図1は本発明の第1の実施例に係る原子間力顕微
鏡の側面図、図2は図1に示すベースおよびカンチレバ
ーの平面図である。各図で、X、Y、Zは座標軸、7は
被検体であり、これらは図12に示すものと同じであ
る。1は微動機構であり、後述するスリットを除き他の
構成は図12に示す微動機構と同じである。20はスリ
ットであり、圧電体2の自由端における隣接する各電極
3X3 、3X4 、3Y3 、3Y4 の間に形成される。こ
の場合、圧電体2の内面に配置された共通電極3Cもス
リット20の部分で分離されるが、電気的には互いに接
続されている。本実施例の微動機構1はスリット20が
形成されている点でのみ図12に示す微動機構と異なる
が、微動機構としての機能は同一である。
する。図1は本発明の第1の実施例に係る原子間力顕微
鏡の側面図、図2は図1に示すベースおよびカンチレバ
ーの平面図である。各図で、X、Y、Zは座標軸、7は
被検体であり、これらは図12に示すものと同じであ
る。1は微動機構であり、後述するスリットを除き他の
構成は図12に示す微動機構と同じである。20はスリ
ットであり、圧電体2の自由端における隣接する各電極
3X3 、3X4 、3Y3 、3Y4 の間に形成される。こ
の場合、圧電体2の内面に配置された共通電極3Cもス
リット20の部分で分離されるが、電気的には互いに接
続されている。本実施例の微動機構1はスリット20が
形成されている点でのみ図12に示す微動機構と異なる
が、微動機構としての機能は同一である。
【0017】21はベースであり、図2に示すように複
数(図では3つ)のカンチレバー4がY軸方向に並列に
取り付けられている。22は圧電体2の内部を通って上
部の固定部とベース21との間に装架されたばねであ
る。ばね22により、ベース21は圧電体2の自由端に
圧接される。なお、ばね22に代えて磁石を用いること
もでき、この場合、固定部およびベース21は磁性体で
構成する(以下に述べる第2、第3の実施例においても
同じ)。微動機構1の動作は図12に示すものと同じで
ある。したがって、微動機構1が前述のように変形せし
められると、圧電体2の自由端に圧接されたベース2
1、このベース21に取り付けられたカンチレバー4、
探針5は当該変形に応じて図12に示す場合と同様に変
位する。
数(図では3つ)のカンチレバー4がY軸方向に並列に
取り付けられている。22は圧電体2の内部を通って上
部の固定部とベース21との間に装架されたばねであ
る。ばね22により、ベース21は圧電体2の自由端に
圧接される。なお、ばね22に代えて磁石を用いること
もでき、この場合、固定部およびベース21は磁性体で
構成する(以下に述べる第2、第3の実施例においても
同じ)。微動機構1の動作は図12に示すものと同じで
ある。したがって、微動機構1が前述のように変形せし
められると、圧電体2の自由端に圧接されたベース2
1、このベース21に取り付けられたカンチレバー4、
探針5は当該変形に応じて図12に示す場合と同様に変
位する。
【0018】次に、本実施例のカンチレバー4の取換え
動作、即ちベース21の駆動手段を図3を参照しながら
説明する。図3は図1に示す圧電体2の自由端部分を示
す図である。図3で、図1に示す部分と同一部分には同
一符号が付してある。この図では、理解を容易にするた
め、電極3Y3 、3Y4 の配置部分は断面で示されてい
る。ベース21をY軸方向に沿って移動させる場合に
は、まず、共通電極3C、電極3X3 、3X4 に0
(V)、電極3Y3 に−E(V)、電極3Y4 に+E
(V)が印加される。これにより、圧電体2の自由端に
は、図3の(a)に示すように、電極3Y3 の部分が縮
み、電極3Y4 の部分が伸長する変形が生じ、当該変形
部分の端部とベース21との間にギャップgが発生す
る。なお、圧電体2の電極3X3 、3X4 の部分の端部
はベース21に圧接されたままである。
動作、即ちベース21の駆動手段を図3を参照しながら
説明する。図3は図1に示す圧電体2の自由端部分を示
す図である。図3で、図1に示す部分と同一部分には同
一符号が付してある。この図では、理解を容易にするた
め、電極3Y3 、3Y4 の配置部分は断面で示されてい
る。ベース21をY軸方向に沿って移動させる場合に
は、まず、共通電極3C、電極3X3 、3X4 に0
(V)、電極3Y3 に−E(V)、電極3Y4 に+E
(V)が印加される。これにより、圧電体2の自由端に
は、図3の(a)に示すように、電極3Y3 の部分が縮
み、電極3Y4 の部分が伸長する変形が生じ、当該変形
部分の端部とベース21との間にギャップgが発生す
る。なお、圧電体2の電極3X3 、3X4 の部分の端部
はベース21に圧接されたままである。
【0019】次いで、電極3X3 、3X4 に、さきに電
極3Y3 、3Y4 に印加した電圧レベルより大きな負の
電圧を印加すると、圧電体2の電極3X3 、3X4 の部
分は大きく縮み、この結果、図3の(b)に示すよう
に、圧電体2の電極3Y3 、3Y4 の部分の端部は変形
状態のままベース21に圧接し、圧電体2の電極3
X3、3X4 の部分の端部にはギャップgが発生する。
極3Y3 、3Y4 に印加した電圧レベルより大きな負の
電圧を印加すると、圧電体2の電極3X3 、3X4 の部
分は大きく縮み、この結果、図3の(b)に示すよう
に、圧電体2の電極3Y3 、3Y4 の部分の端部は変形
状態のままベース21に圧接し、圧電体2の電極3
X3、3X4 の部分の端部にはギャップgが発生する。
【0020】さらに、この状態から、(a)の場合とは
逆に、電極3Y3 に+E(V)、電極3Y4 に−E
(V)を印加すると、図3の(c)に示すように、圧電
体2の電極3Y3 の部分が伸長し、電極3Y4 の部分が
縮む変形が生じる。この変形は端部がベース21に圧接
した状態のまま発生するので、ベース21は当該変形に
引きずられて図3の(c)に示すように、矢印yの方向
に移動する。この移動の後、各電極に印加された電圧を
取り除く。以上の動作を繰り返すことにより、ベース2
1のY軸方向の移動を行うことができる。
逆に、電極3Y3 に+E(V)、電極3Y4 に−E
(V)を印加すると、図3の(c)に示すように、圧電
体2の電極3Y3 の部分が伸長し、電極3Y4 の部分が
縮む変形が生じる。この変形は端部がベース21に圧接
した状態のまま発生するので、ベース21は当該変形に
引きずられて図3の(c)に示すように、矢印yの方向
に移動する。この移動の後、各電極に印加された電圧を
取り除く。以上の動作を繰り返すことにより、ベース2
1のY軸方向の移動を行うことができる。
【0021】上記の動作中、ベース21は圧電体2の自
由端に圧接された状態で移動するが、圧電体2自身を摩
擦の少ない材料で作成するか、又はテフロンシート等の
潤滑用シートを介在させるか、或は接触圧力を極力小さ
くすることにより、ベース21の移動を支障なく行うこ
とができる(以下に述べる第2、第3の実施例において
も同じ)。
由端に圧接された状態で移動するが、圧電体2自身を摩
擦の少ない材料で作成するか、又はテフロンシート等の
潤滑用シートを介在させるか、或は接触圧力を極力小さ
くすることにより、ベース21の移動を支障なく行うこ
とができる(以下に述べる第2、第3の実施例において
も同じ)。
【0022】なお、上記の例では各電極に印加する電圧
が直流電圧である例について述べたが、実際には、一般
の超音波モータで採用されている交流電圧印加によるベ
ース駆動手段によるのが望ましい。その場合の印加電圧
は、ωを角周波数、tを時間、E1 、E2 (E1 >E
2 )を電圧の振幅とすると、次のとおりである。
が直流電圧である例について述べたが、実際には、一般
の超音波モータで採用されている交流電圧印加によるベ
ース駆動手段によるのが望ましい。その場合の印加電圧
は、ωを角周波数、tを時間、E1 、E2 (E1 >E
2 )を電圧の振幅とすると、次のとおりである。
【0023】電極3C:0(V) 電極3X3 、3X4 :E1 cos(ωt) (V) 電極3Y3 :E2 cos(ωt+90度) (V) 電極3Y4 :E2 cos(ωt−90度) (V) このように、本実施例では、微動機構を構成する圧電体
の端部にベースを圧接し、当該端部に各電極を分離する
スリットを設け、これら電極に所定の電圧を印加するよ
うにしたので、人手によらずに、かつ、軸間干渉を生じ
ることなく、ベースを移動させてカンチレバーの交換を
行うことができる。又、カンチレバーによる走査を行う
ので、図15に示す従来装置に比較して、どのような被
検体に対しても高速走査を行うことができる。
の端部にベースを圧接し、当該端部に各電極を分離する
スリットを設け、これら電極に所定の電圧を印加するよ
うにしたので、人手によらずに、かつ、軸間干渉を生じ
ることなく、ベースを移動させてカンチレバーの交換を
行うことができる。又、カンチレバーによる走査を行う
ので、図15に示す従来装置に比較して、どのような被
検体に対しても高速走査を行うことができる。
【0024】図4は本発明の第2の実施例に係る原子間
力顕微鏡の側面図、図5は図4に示すベースおよびカン
チレバーの平面図である。図4で、X、Y、Zは座標
軸、22はばねであり、これらは図1に示すものと同じ
である。1は微動機構であり、後述する回転電極を配置
した点を除き図12に示す微動機構1と同じ構成であ
る。3Zθ は回転電極であり、圧電体2のZ軸方向変
位用の電極3Zの上部に位置し、圧電体2の全周にわた
って配置される。23はベースであり、図5に示すよう
に複数(図では3つ)のカンチレバー4がベース23の
周囲に90度間隔で取り付けられている。このベース2
3はばね22により圧電体2の端部に圧接されている。
本実施例でも、ベース21に取り付けられたカンチレバ
ー4、探針5は微動機構1の変形に応じて変位する。
力顕微鏡の側面図、図5は図4に示すベースおよびカン
チレバーの平面図である。図4で、X、Y、Zは座標
軸、22はばねであり、これらは図1に示すものと同じ
である。1は微動機構であり、後述する回転電極を配置
した点を除き図12に示す微動機構1と同じ構成であ
る。3Zθ は回転電極であり、圧電体2のZ軸方向変
位用の電極3Zの上部に位置し、圧電体2の全周にわた
って配置される。23はベースであり、図5に示すよう
に複数(図では3つ)のカンチレバー4がベース23の
周囲に90度間隔で取り付けられている。このベース2
3はばね22により圧電体2の端部に圧接されている。
本実施例でも、ベース21に取り付けられたカンチレバ
ー4、探針5は微動機構1の変形に応じて変位する。
【0025】次に、本実施例のカンチレバー4の取換え
動作、即ちベース21の駆動手段を図6を参照しながら
説明する。図6は図1に示す圧電体2の回転電極3Zθ
より下の部分を示す図である。本実施例では、新たに
付加された回転電極3Zθと従来から配置されている電
極3Zとでベース23を回転させてカンチレバー4の切
り換えを行う。このため、回転電極3Zθ には、Ec
os(ωt) (V)、電極3Zには、Ecos(ωt
±90度) (V)の交流電圧を印加する。なお、ωは
角周波数、tは時間、Eは電圧の振幅である。回転電極
3Zθ と電極3Zに上記の電圧を印加すると、圧電体
2の端部(ベース23との接触部)に図6に矢印θで示
す回転変形が生じ、ベース23をZ軸まわりに回転移動
させることができる。この動作原理は一般の超音波モー
タと同じであるので詳細な説明は省略する。
動作、即ちベース21の駆動手段を図6を参照しながら
説明する。図6は図1に示す圧電体2の回転電極3Zθ
より下の部分を示す図である。本実施例では、新たに
付加された回転電極3Zθと従来から配置されている電
極3Zとでベース23を回転させてカンチレバー4の切
り換えを行う。このため、回転電極3Zθ には、Ec
os(ωt) (V)、電極3Zには、Ecos(ωt
±90度) (V)の交流電圧を印加する。なお、ωは
角周波数、tは時間、Eは電圧の振幅である。回転電極
3Zθ と電極3Zに上記の電圧を印加すると、圧電体
2の端部(ベース23との接触部)に図6に矢印θで示
す回転変形が生じ、ベース23をZ軸まわりに回転移動
させることができる。この動作原理は一般の超音波モー
タと同じであるので詳細な説明は省略する。
【0026】このように、本実施例では、別途回転電極
を設け、この回転電極と従来のZ軸方向変位を発生する
電極とに所定の電圧を印加してベースを回転させるよう
にしたので、さきの実施例と同じ効果を奏する。
を設け、この回転電極と従来のZ軸方向変位を発生する
電極とに所定の電圧を印加してベースを回転させるよう
にしたので、さきの実施例と同じ効果を奏する。
【0027】図7は本発明の第3の実施例に係るプロー
ブ顕微鏡の側面図である。この図で、X、Y、Zは座標
軸を示す。1は微動機構であり、図12に示すものと同
じである。本実施例のプローブ顕微鏡にも、図1および
図4に示すばね22が設けられているが、このばね22
は図示の複雑化を避けるため省略されている。24はベ
ースであり、図5に示すベース23と同様にその周囲に
90度の間隔で3つのカンチレバー4が固定されてい
る。図にはそれらカンチレバー4のうちの2つが示され
ている。25は圧電体2の自由端に固定され、カンチレ
バー4を所定の傾きに設定する接続リングである。26
は微動機構1を固定する固定部材、27は固定部材に固
定された回転機構である。前述のように図示はされてい
ないが、固定部材26とベース24との間にはばね22
が装架され、これによりベース24は接続リング25に
圧接されている。28は回転機構27の回転軸であり、
ベース24に連結されている。29は回転軸28の中間
に介在する回転伝達機構である。この回転伝達機構29
の構成を図8に示す。
ブ顕微鏡の側面図である。この図で、X、Y、Zは座標
軸を示す。1は微動機構であり、図12に示すものと同
じである。本実施例のプローブ顕微鏡にも、図1および
図4に示すばね22が設けられているが、このばね22
は図示の複雑化を避けるため省略されている。24はベ
ースであり、図5に示すベース23と同様にその周囲に
90度の間隔で3つのカンチレバー4が固定されてい
る。図にはそれらカンチレバー4のうちの2つが示され
ている。25は圧電体2の自由端に固定され、カンチレ
バー4を所定の傾きに設定する接続リングである。26
は微動機構1を固定する固定部材、27は固定部材に固
定された回転機構である。前述のように図示はされてい
ないが、固定部材26とベース24との間にはばね22
が装架され、これによりベース24は接続リング25に
圧接されている。28は回転機構27の回転軸であり、
ベース24に連結されている。29は回転軸28の中間
に介在する回転伝達機構である。この回転伝達機構29
の構成を図8に示す。
【0028】図8は図7に示す回転伝達機構の斜視図で
ある。この図で、X、Y、Zは図7に示すものと同じ座
標軸である。28は図7に示す回転軸を示す。回転伝達
機構29は剛体のブロック29B1 、29B2 で構成さ
れている。ブロック29B1には、互いに直交する方向
に貫通孔29H1 、29H2 が形成され、貫通孔29H
1 の形成により互いに平行な薄肉部29a1 、29a2
が形成され、貫通孔29H2 の形成により互いに平行な
薄肉部29b1 、29b2 が形成される。又、ブロック
29B2 には、貫通孔29H1 と同一方向の貫通孔29
H3 が形成され、この貫通孔29H3 の形成により2つ
の薄肉部29c1 、29c2 が形成される。薄肉部29
a1 、29a2 の面と、薄肉部29b1 、29b2 の面
と、薄肉部29c1 、29c2 面とは、互いに直交する
関係にある。
ある。この図で、X、Y、Zは図7に示すものと同じ座
標軸である。28は図7に示す回転軸を示す。回転伝達
機構29は剛体のブロック29B1 、29B2 で構成さ
れている。ブロック29B1には、互いに直交する方向
に貫通孔29H1 、29H2 が形成され、貫通孔29H
1 の形成により互いに平行な薄肉部29a1 、29a2
が形成され、貫通孔29H2 の形成により互いに平行な
薄肉部29b1 、29b2 が形成される。又、ブロック
29B2 には、貫通孔29H1 と同一方向の貫通孔29
H3 が形成され、この貫通孔29H3 の形成により2つ
の薄肉部29c1 、29c2 が形成される。薄肉部29
a1 、29a2 の面と、薄肉部29b1 、29b2 の面
と、薄肉部29c1 、29c2 面とは、互いに直交する
関係にある。
【0029】このような回転伝達機構29は、X軸方向
に沿う力に対しては薄肉部29a1、29a2 がたわむ
ことにより、又、Y軸方向に沿う力に対しては薄肉部2
9b1 、29b2 がたわむことにより、さらに、Z軸方
向に沿う力に対しては薄肉部29c1 、29c2 がたわ
むことにより柔となるが、Z軸まわりのモーメントに対
しては高い剛性を示す。
に沿う力に対しては薄肉部29a1、29a2 がたわむ
ことにより、又、Y軸方向に沿う力に対しては薄肉部2
9b1 、29b2 がたわむことにより、さらに、Z軸方
向に沿う力に対しては薄肉部29c1 、29c2 がたわ
むことにより柔となるが、Z軸まわりのモーメントに対
しては高い剛性を示す。
【0030】次に、本実施例のカンチレバー4の取換え
動作、即ちベース24の駆動手段を説明する。回転機構
27を駆動すると、その回転は回転軸28、回転伝達機
構29を介してベース24に伝達され、ベース24を回
転させる。この場合、回転の伝達は、上述のように回転
伝達機構29の回転軸28まわりの剛性が高いので、支
障なく行われる。この回転により、任意のカンチレバー
4を取り換えることができる。一方、原子間力顕微鏡の
測定中において、圧電体2にX、Y、Z軸方向の変形が
生じるが、回転伝達機構29はこれらの方向の力に対し
て柔であるので、ベース24が回転軸28により回転機
構27に連結されていても当該変形には何等の悪影響も
及ぼさない。
動作、即ちベース24の駆動手段を説明する。回転機構
27を駆動すると、その回転は回転軸28、回転伝達機
構29を介してベース24に伝達され、ベース24を回
転させる。この場合、回転の伝達は、上述のように回転
伝達機構29の回転軸28まわりの剛性が高いので、支
障なく行われる。この回転により、任意のカンチレバー
4を取り換えることができる。一方、原子間力顕微鏡の
測定中において、圧電体2にX、Y、Z軸方向の変形が
生じるが、回転伝達機構29はこれらの方向の力に対し
て柔であるので、ベース24が回転軸28により回転機
構27に連結されていても当該変形には何等の悪影響も
及ぼさない。
【0031】このように、本実施例では、X、Y、Z軸
方向の力に対して柔な回転伝達機構を介して回転機構に
よりベースを回転させるようにしたので、さきの実施例
と同じ効果を奏する。
方向の力に対して柔な回転伝達機構を介して回転機構に
よりベースを回転させるようにしたので、さきの実施例
と同じ効果を奏する。
【0032】図9は本発明の第4の実施例に係る原子間
力顕微鏡の側面図、図10は図9に示すベースおよびカ
ンチレバーの平面図である。上記第1〜第3の実施例に
おいては、複数のカンチレバーを備えたベースを圧電体
の自由端に圧接し、ベースを圧電体とは独立して移動さ
せる構成を例示したが、本実施例では、圧電体の自由端
とベースとを固定する構成とされている。図9で、X、
Y、Zは座標軸を示す。1は図12に示すものと同じ微
動機構である。31は回転機構であり、圧電体2の上端
を固定し、これを回転させる。32は圧電体2の自由端
に固定されたベースであり、図10に示すように、その
周囲には互いに90度の間隔で3つのカンチレバー4
a、4b、4cが固定されている。
力顕微鏡の側面図、図10は図9に示すベースおよびカ
ンチレバーの平面図である。上記第1〜第3の実施例に
おいては、複数のカンチレバーを備えたベースを圧電体
の自由端に圧接し、ベースを圧電体とは独立して移動さ
せる構成を例示したが、本実施例では、圧電体の自由端
とベースとを固定する構成とされている。図9で、X、
Y、Zは座標軸を示す。1は図12に示すものと同じ微
動機構である。31は回転機構であり、圧電体2の上端
を固定し、これを回転させる。32は圧電体2の自由端
に固定されたベースであり、図10に示すように、その
周囲には互いに90度の間隔で3つのカンチレバー4
a、4b、4cが固定されている。
【0033】次に、本実施例のカンチレバーの取換え動
作、即ちベース24の駆動手段を説明する。今、図10
に示すカンチレバー4aをカンチレバー4b又はカンチ
レバー4cに取り換える場合、回転機構31を駆動する
と圧電体2が回転し、これとともにベース32も回転す
る。これによりカンチレバーを取り換えることができ
る。しかしながら、圧電体2の回転により微動機構の座
標軸が変化するので、単にベース32を回転させてカン
チレバーを取り換えただけでは所期の測定はできない。
このため、本実施例ではカンチレバーの取り換え毎に座
標変換を行う。この座標変換を図11により説明する。
作、即ちベース24の駆動手段を説明する。今、図10
に示すカンチレバー4aをカンチレバー4b又はカンチ
レバー4cに取り換える場合、回転機構31を駆動する
と圧電体2が回転し、これとともにベース32も回転す
る。これによりカンチレバーを取り換えることができ
る。しかしながら、圧電体2の回転により微動機構の座
標軸が変化するので、単にベース32を回転させてカン
チレバーを取り換えただけでは所期の測定はできない。
このため、本実施例ではカンチレバーの取り換え毎に座
標変換を行う。この座標変換を図11により説明する。
【0034】図11は原子間力顕微鏡の制御系統を示す
ブロック図である。この図で、図9に示す部分と同一部
分には同一符号が付してある。34は回転機構31の回
転量(回転角度)を検出する検出器、35はマイクロコ
ンピュータで構成された原子間力顕微鏡の制御部であ
る。制御部35は、回転機構31が駆動されてカンチレ
バーの取り換えが行われると、検出器34からの信号に
より、どのカンチレバーが使用されるのか判断してこれ
に応じた座標変換を行う。
ブロック図である。この図で、図9に示す部分と同一部
分には同一符号が付してある。34は回転機構31の回
転量(回転角度)を検出する検出器、35はマイクロコ
ンピュータで構成された原子間力顕微鏡の制御部であ
る。制御部35は、回転機構31が駆動されてカンチレ
バーの取り換えが行われると、検出器34からの信号に
より、どのカンチレバーが使用されるのか判断してこれ
に応じた座標変換を行う。
【0035】例えば、カンチレバー4aが図9に示す座
標軸で使用されるものとすると、カンチレバー4aがカ
ンチレバー4bに取り換えられた場合、制御部35は座
標変換を行い、電極3X1 を電極3Y1 、電極3X2 を
電極3Y2 、電極3Y1 を電極3X2 、電極3Y2 を電
極3X1として処理する。同様に、カンチレバー4aが
カンチレバー4cに取り換えられた場合、制御部35
は、電極3X1 を電極3X2 、電極3X2 を電極3X
1 、電極3Y1 を電極3Y2 、電極3Y2 を電極3Y1
として処理する。自由端側の電極3X3 〜3Y4 につい
ても同様の座標変換処理を行う。
標軸で使用されるものとすると、カンチレバー4aがカ
ンチレバー4bに取り換えられた場合、制御部35は座
標変換を行い、電極3X1 を電極3Y1 、電極3X2 を
電極3Y2 、電極3Y1 を電極3X2 、電極3Y2 を電
極3X1として処理する。同様に、カンチレバー4aが
カンチレバー4cに取り換えられた場合、制御部35
は、電極3X1 を電極3X2 、電極3X2 を電極3X
1 、電極3Y1 を電極3Y2 、電極3Y2 を電極3Y1
として処理する。自由端側の電極3X3 〜3Y4 につい
ても同様の座標変換処理を行う。
【0036】このように、本実施例では、複数のカンチ
レバーを固定したベースを圧電体の自由端に固定し、圧
電体を回転機構に固定し、回転機構を駆動してカンチレ
バーを取り換えるとともに、座標変換を行うようにした
ので、さきの実施例と同じ効果を奏する。
レバーを固定したベースを圧電体の自由端に固定し、圧
電体を回転機構に固定し、回転機構を駆動してカンチレ
バーを取り換えるとともに、座標変換を行うようにした
ので、さきの実施例と同じ効果を奏する。
【0037】なお、上記各実施例の説明では、原子間力
顕微鏡について述べたが、他のプローブ顕微鏡にも適用
可能であるのは明らかである。又、カンチレバーを備え
ず、探針のみのものにも適用することができる。
顕微鏡について述べたが、他のプローブ顕微鏡にも適用
可能であるのは明らかである。又、カンチレバーを備え
ず、探針のみのものにも適用することができる。
【0038】
【発明の効果】以上述べたように、本発明では、微動機
構(圧電体)の自由端にベースを圧接し、このベースを
圧接された状態で駆動して探針又はカンチレバーを切り
換えるようにし、又は、回転機構で微動機構とこれに固
定したベースを一体に回転して探針又はカンチレバーを
切り換えるようにしたので、軸間干渉なく複数の探針又
はカンチレバーを自動的に切り換えることができ、か
つ、どのような被検体でも高速走査を行うことができ
る。
構(圧電体)の自由端にベースを圧接し、このベースを
圧接された状態で駆動して探針又はカンチレバーを切り
換えるようにし、又は、回転機構で微動機構とこれに固
定したベースを一体に回転して探針又はカンチレバーを
切り換えるようにしたので、軸間干渉なく複数の探針又
はカンチレバーを自動的に切り換えることができ、か
つ、どのような被検体でも高速走査を行うことができ
る。
【図1】本発明の第1の実施例に係る原子間力顕微鏡の
側面図である。
側面図である。
【図2】図1に示すベースとカンチレバーの平面図であ
る。
る。
【図3】図1に示す構成の動作を説明する図である。
【図4】本発明の第2の実施例に係る原子間力顕微鏡の
側面図である。
側面図である。
【図5】図4に示すベースとカンチレバーの平面図であ
る。
る。
【図6】図4に示す構成の動作を説明する図である。
【図7】本発明の第3の実施例に係る原子間力顕微鏡の
側面図である。
側面図である。
【図8】図7に示す回転伝達機構の斜視図である。
【図9】本発明の第4の実施例に係る原子間力顕微鏡の
側面図である。
側面図である。
【図10】図9に示すベースとカンチレバーの平面図で
ある。
ある。
【図11】図9に示す原子間力顕微鏡に使用する制御系
統のブロック図である。
統のブロック図である。
【図12】従来の原子間力顕微鏡の側面図である。
【図13】図12に示す線XIII −XIII に沿う断面図
である。
である。
【図14】複数のカンチレバーを備えたベースの平面図
である。
である。
【図15】従来のプローブ顕微鏡の側面図である。
4 カンチレバー 5 探針 1 微動機構 2 圧電体 3X1 〜3Y4 電極 20 スリット 21 ベース
Claims (6)
- 【請求項1】 探針を複数個、又は探針を固定したカン
チレバーを複数個取り付けたベースを備え、前記探針、
又は前記カンチレバーを取換えて使用するプローブ顕微
鏡において、筒体形状の圧電体およびこの圧電体に配置
された複数の電極より成り当該圧電体の一端が固定され
多端が自由端である微動機構と、この微動機構の前記自
由端に前記ベースを移動自在に圧接する圧接手段と、前
記ベースが前記微動機構の自由端に圧接された状態で当
該ベースを駆動して前記探針又は前記カンチレバーを切
り換えるベース駆動手段とを設けたことを特徴とするプ
ローブ顕微鏡。 - 【請求項2】 請求項1において、前記ベース駆動手段
は、圧電体自身を変形させて前記ベースを移動させる圧
電体変形手段であることを特徴とするプローブ顕微鏡。 - 【請求項3】 請求項2において、前記圧電体変形手段
は、前記微動機構の自由端近傍に配置され当該微動機構
をその筒体の軸方向と直交する第1の軸方向に変位させ
る対向する2つの電極より成る第1の対向電極、および
前記筒体の軸方向と前記第1の軸方向とに直交する第2
の軸方向に変位させる対向する2つの電極より成る第2
の対向電極で構成される電極群と、前記微動機構の自由
端から延びて前記電極群の各電極を分離するスリットと
で構成されていることを特徴とするプローブ顕微鏡。 - 【請求項4】 請求項2において、前記圧電体変形手段
は、前記圧電体をその筒体の軸方向に伸縮させる2つの
電極と、これら各電極に位相の異なる交流電圧を印加す
る電圧印加手段とで構成されていることを特徴とするプ
ローブ顕微鏡。 - 【請求項5】 請求項1において、前記ベース駆動手段
は、回転機構と、この回転機構と前記ベースとを前記微
動機構の筒体内部を通って連結する回転軸と、この回転
軸の中途に設けられ前記微動機構の変位方向に対して柔
であり、かつ、前記回転軸の回転方向に対して剛である
回転伝達機構とで構成されていることを特徴とするプロ
ーブ顕微鏡。 - 【請求項6】 探針を複数個、又は探針を固定したカン
チレバーを複数個取り付けたベースを備え、前記探針、
又は前記カンチレバーを取換えて使用するプローブ顕微
鏡において、筒体形状の圧電体およびこの圧電体に配置
された複数の電極より成り当該圧電体を変形させて微小
変位を得る微動機構と、この微動機構の一端に固定され
て当該微動機構を回転させる回転機構と、前記ベースを
前記微動機構の他端に固定する固定手段と、前記探針又
は前記カンチレバーの取換え毎にその取換えに応じた座
標の変換を行う座標変換手段とを設けたことを特徴とす
るプローブ顕微鏡。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1822595A JPH08211074A (ja) | 1995-02-06 | 1995-02-06 | プローブ顕微鏡 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1822595A JPH08211074A (ja) | 1995-02-06 | 1995-02-06 | プローブ顕微鏡 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08211074A true JPH08211074A (ja) | 1996-08-20 |
Family
ID=11965718
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1822595A Pending JPH08211074A (ja) | 1995-02-06 | 1995-02-06 | プローブ顕微鏡 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08211074A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003149121A (ja) * | 2001-11-16 | 2003-05-21 | Seiko Instruments Inc | 走査型プローブ顕微鏡 |
| WO2006046625A1 (ja) * | 2004-10-28 | 2006-05-04 | Japan Science And Technology Agency | デイジー型カンチレバーホイールを有する計測装置 |
-
1995
- 1995-02-06 JP JP1822595A patent/JPH08211074A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003149121A (ja) * | 2001-11-16 | 2003-05-21 | Seiko Instruments Inc | 走査型プローブ顕微鏡 |
| WO2006046625A1 (ja) * | 2004-10-28 | 2006-05-04 | Japan Science And Technology Agency | デイジー型カンチレバーホイールを有する計測装置 |
| JP2006125984A (ja) * | 2004-10-28 | 2006-05-18 | Japan Science & Technology Agency | デイジー型カンチレバーホイールを有する計測装置 |
| KR100947201B1 (ko) * | 2004-10-28 | 2010-03-30 | 도쿠리쓰교세이호징 가가쿠 기주쓰 신코 기코 | 데이지 타입의 칸틸레버 휠을 구비한 계측 장치 |
| US7694347B2 (en) | 2004-10-28 | 2010-04-06 | Japan Science And Technology Agency | Measuring device with daisy type cantilever wheel |
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