JPH08211084A - 流速測定装置 - Google Patents
流速測定装置Info
- Publication number
- JPH08211084A JPH08211084A JP16665595A JP16665595A JPH08211084A JP H08211084 A JPH08211084 A JP H08211084A JP 16665595 A JP16665595 A JP 16665595A JP 16665595 A JP16665595 A JP 16665595A JP H08211084 A JPH08211084 A JP H08211084A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- flow velocity
- magnetic field
- magnetic core
- measuring device
- measured
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Continuous Casting (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 溶融金属のような高温の対象の流速を安定し
て非常に感度良く、非接触で連続的に検出することがで
きる速度測定装置を得ることを目的する。 【構成】 中心の脚を中心として左右対称形のE型の形
状をなしており、移動する導電性の測定対象物201の
上に、脚の開いた面が測定対象物201に対向し、且つ
各脚が測定対象物201の移動方向に対し平行に並ぶよ
うに配置されるE型の磁心202と、各瞬間に、前記E
型の磁心のそれぞれ隣り合う脚同士で、逆向きの磁場を
生じるように、前記E型の磁心に巻き回され、交流電流
が供給されて、前記測定対象物に対して垂直な磁場を生
成させる励磁巻線203bと、E型の磁心201の両端
の脚にそれぞれ同じ向きの磁束を検出するように巻回さ
れた一対の検出用巻線203a,cと、一対の検出用巻
線203a,cの出力電圧の差に基いて前記測定対象物
の流速を測定する測定手段とを備えている。
て非常に感度良く、非接触で連続的に検出することがで
きる速度測定装置を得ることを目的する。 【構成】 中心の脚を中心として左右対称形のE型の形
状をなしており、移動する導電性の測定対象物201の
上に、脚の開いた面が測定対象物201に対向し、且つ
各脚が測定対象物201の移動方向に対し平行に並ぶよ
うに配置されるE型の磁心202と、各瞬間に、前記E
型の磁心のそれぞれ隣り合う脚同士で、逆向きの磁場を
生じるように、前記E型の磁心に巻き回され、交流電流
が供給されて、前記測定対象物に対して垂直な磁場を生
成させる励磁巻線203bと、E型の磁心201の両端
の脚にそれぞれ同じ向きの磁束を検出するように巻回さ
れた一対の検出用巻線203a,cと、一対の検出用巻
線203a,cの出力電圧の差に基いて前記測定対象物
の流速を測定する測定手段とを備えている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は連続鋳造プロセスにおい
て溶鋼を鋳込む鋳型内の溶鋼流の表面流速を測定する流
速測定装置に関するものである。
て溶鋼を鋳込む鋳型内の溶鋼流の表面流速を測定する流
速測定装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】連続鋳造ラインにおいては、図18に示
されるように、溶鋼3はタンディッシュ1からノズル2
を通して銅製の鋳型4中に注ぎ込まれて鋳造される。鋳
型中に注ぎ込まれた溶鋼は、鋳型壁面に当たり上昇流7
と下降流8とに分かれる。上昇流7は表面で流れ9a,
9bを作るが、ここで表面の溶鋼流動の左右のバランス
が崩れると渦が発生し、溶鋼表面上に撒いたパウダー5
を巻き込んだ流れ11を生成する。また、表面の溶鋼流
動が過大になると、溶鋼表面のパウダー5の一部10を
削り込む。何れの場合においても鋳片中に介在物が捕捉
され、製品欠陥の原因となる。この理由から、鋳型内溶
鋼流動を安定化させることは極めて重要な課題であり、
特に溶鋼表面近傍の流速を連続的に計測することが強く
求められている。
されるように、溶鋼3はタンディッシュ1からノズル2
を通して銅製の鋳型4中に注ぎ込まれて鋳造される。鋳
型中に注ぎ込まれた溶鋼は、鋳型壁面に当たり上昇流7
と下降流8とに分かれる。上昇流7は表面で流れ9a,
9bを作るが、ここで表面の溶鋼流動の左右のバランス
が崩れると渦が発生し、溶鋼表面上に撒いたパウダー5
を巻き込んだ流れ11を生成する。また、表面の溶鋼流
動が過大になると、溶鋼表面のパウダー5の一部10を
削り込む。何れの場合においても鋳片中に介在物が捕捉
され、製品欠陥の原因となる。この理由から、鋳型内溶
鋼流動を安定化させることは極めて重要な課題であり、
特に溶鋼表面近傍の流速を連続的に計測することが強く
求められている。
【0003】従来、溶鋼の流速測定装置は、例えば特開
平5−60774号公報において提案されているような
接触型の計測が主であった。この流速測定装置は、図1
9に示されるように、ファインセラミックス製の棒12
を溶鋼14に浸漬して、その棒12が溶鋼流動により受
ける圧力を、受圧センサ13により検出して、流速を測
定するものである。この測定装置では高温の溶鋼14に
セラミックス製の棒12を浸漬させるため、長時間の連
続測定が不可能であった。
平5−60774号公報において提案されているような
接触型の計測が主であった。この流速測定装置は、図1
9に示されるように、ファインセラミックス製の棒12
を溶鋼14に浸漬して、その棒12が溶鋼流動により受
ける圧力を、受圧センサ13により検出して、流速を測
定するものである。この測定装置では高温の溶鋼14に
セラミックス製の棒12を浸漬させるため、長時間の連
続測定が不可能であった。
【0004】これに対し、磁気を用いて非接触で速度を
計測できることが知られている。図19に示されるよう
に、均等な磁場中で導体15が動くと、その導体中にE
=v×Bなる速度起電力が生じる。この速度起電力によ
り、導体中に渦電流Jv が誘起され、導体上に誘導磁場
Bv が発生して、元の磁場は導体の速度方向に引きずら
れるようにBからB’へと歪む。このように磁場が導体
の運動により歪む効果を、以下磁場の速度効果と呼ぶ。
この速度効果による歪みの程度は導体の速度に対応して
変化するので、歪み量を測ることで対象導体の速度を知
ることができる。
計測できることが知られている。図19に示されるよう
に、均等な磁場中で導体15が動くと、その導体中にE
=v×Bなる速度起電力が生じる。この速度起電力によ
り、導体中に渦電流Jv が誘起され、導体上に誘導磁場
Bv が発生して、元の磁場は導体の速度方向に引きずら
れるようにBからB’へと歪む。このように磁場が導体
の運動により歪む効果を、以下磁場の速度効果と呼ぶ。
この速度効果による歪みの程度は導体の速度に対応して
変化するので、歪み量を測ることで対象導体の速度を知
ることができる。
【0005】このような磁気を用いて非接触で流速を測
定する流速測定装置としては例えば特開平2−3117
66号公報(文献1)があった。この流速測定装置は、
図21(a)に示されるように、溶鋼の流れ18と平行
に1次コイル19を配置し、水平方向両側に2つの2次
コイル20a,20bを配置したものである。1次コイ
ル19に交流電流を供給して溶鋼面と平行な交流磁場1
7を溶鋼表面に印加し、2次コイル20a,20bによ
り対象面と平行な磁場を検出する。導体が静止している
ときには磁場は1次コイル19を挟んで対称となり、2
つの2次コイル20a,20bの起電力に差はなく出力
は0である。導体が動いている場合には、図21(b)
に示されるように、速度効果により磁場は導体の速度方
向に歪み、励磁コイル19を挟んで対称でなくなるた
め、2つの2次コイル20a,20bに生じる起電力に
差が生じ、磁場の歪み量、即ち速度に対応した信号が2
つの2次コイル20a,20bの差分信号として得られ
る。
定する流速測定装置としては例えば特開平2−3117
66号公報(文献1)があった。この流速測定装置は、
図21(a)に示されるように、溶鋼の流れ18と平行
に1次コイル19を配置し、水平方向両側に2つの2次
コイル20a,20bを配置したものである。1次コイ
ル19に交流電流を供給して溶鋼面と平行な交流磁場1
7を溶鋼表面に印加し、2次コイル20a,20bによ
り対象面と平行な磁場を検出する。導体が静止している
ときには磁場は1次コイル19を挟んで対称となり、2
つの2次コイル20a,20bの起電力に差はなく出力
は0である。導体が動いている場合には、図21(b)
に示されるように、速度効果により磁場は導体の速度方
向に歪み、励磁コイル19を挟んで対称でなくなるた
め、2つの2次コイル20a,20bに生じる起電力に
差が生じ、磁場の歪み量、即ち速度に対応した信号が2
つの2次コイル20a,20bの差分信号として得られ
る。
【0006】また、磁気による方法では、装置と測定対
象物体との距離により速度感度が変化するが、特開平2
−311766号公報(文献2)に提案されている流速
測定装置においては、装置と測定対象物体との距離を、
対象面と平行な磁場を検出する2次コイルの片方の出力
電圧により測定して、それにより補正を行っていた。
象物体との距離により速度感度が変化するが、特開平2
−311766号公報(文献2)に提案されている流速
測定装置においては、装置と測定対象物体との距離を、
対象面と平行な磁場を検出する2次コイルの片方の出力
電圧により測定して、それにより補正を行っていた。
【0007】また、磁気を用いて流速を計測する別の流
速測定装置として、特開昭61−223564号公報
(文献3)に提案されているものがある。この流速測定
装置は、図22(a)に示されるように、測定対象に対
しE型コアと巻線とから成るE型の励磁装置21を、各
磁極の開放端が導体側を向き、更に、3つの磁極21
a,21b,21cが対象面と平行となるように配置
し、また、リング状の磁心を持った磁気センサ22をE
型の励磁装置の中心の磁極21cを囲むように配置した
ものである。そして、E型の励磁装置21にそれぞれ隣
り合う磁極に反対向きの磁場を生じるよう直流電流を流
す。導体24が運動すると速度効果により導体中に渦電
流が流れるが、この渦電流により導体中に、中心の磁極
21cと左右の磁極21a,21bとの間にそれぞれ正
負逆の磁極N2 ,S2 を生じる。この磁極N2 ,S2 か
ら生じる磁場の対象面に対し水平な成分を先のリング状
の磁気センサ22を用いて検出し、それにより流速を検
出する。
速測定装置として、特開昭61−223564号公報
(文献3)に提案されているものがある。この流速測定
装置は、図22(a)に示されるように、測定対象に対
しE型コアと巻線とから成るE型の励磁装置21を、各
磁極の開放端が導体側を向き、更に、3つの磁極21
a,21b,21cが対象面と平行となるように配置
し、また、リング状の磁心を持った磁気センサ22をE
型の励磁装置の中心の磁極21cを囲むように配置した
ものである。そして、E型の励磁装置21にそれぞれ隣
り合う磁極に反対向きの磁場を生じるよう直流電流を流
す。導体24が運動すると速度効果により導体中に渦電
流が流れるが、この渦電流により導体中に、中心の磁極
21cと左右の磁極21a,21bとの間にそれぞれ正
負逆の磁極N2 ,S2 を生じる。この磁極N2 ,S2 か
ら生じる磁場の対象面に対し水平な成分を先のリング状
の磁気センサ22を用いて検出し、それにより流速を検
出する。
【0008】また、磁気を用いて流速を計測する別の流
速測定装置として特開平5−297012号公報(文献
4)において提案されているものがある。この測定装置
は、図23に示されるように、1次コイル151を測定
対象152に対して垂直に配置し、1次コイル151に
交流電流を供給し、磁界153を生じさせ、1次コイル
151を挟んで両側に測定対象152に対して垂直に2
次コイル154a,154bを配置し、1次コイル15
1、2次コイル154a,154bを巻いた鉄心15
5,156a、156bを備えたものである。そして、
流速は2次コイル154a,154bに生じた起電力の
位相から検出する。
速測定装置として特開平5−297012号公報(文献
4)において提案されているものがある。この測定装置
は、図23に示されるように、1次コイル151を測定
対象152に対して垂直に配置し、1次コイル151に
交流電流を供給し、磁界153を生じさせ、1次コイル
151を挟んで両側に測定対象152に対して垂直に2
次コイル154a,154bを配置し、1次コイル15
1、2次コイル154a,154bを巻いた鉄心15
5,156a、156bを備えたものである。そして、
流速は2次コイル154a,154bに生じた起電力の
位相から検出する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の磁気を
用いた非接触の流速測定装置においては以下のような課
題が指摘される。 (1)文献1においては、水平方向に磁場を励磁する方
法を採用しているが、これでは、対象との距離が離れる
と磁場が大きく減衰し、検出能が下がる。また、速度効
果は磁場を対象に垂直に印加したときに最大となるの
で、効率が悪い。 (2)文献1においては、測定対象に平行に配置された
2次コイルに発生する起電力を検出し、その検出後の電
圧の差をとって流速の測定をする方法を採用している
が、磁場を検出する点での励磁磁場の大きさが大きく、
それに比べて、速度効果による磁場歪みが小さいため、
電圧の検出精度が流速の検出精度に影響し、十分な検出
精度が得られない。 (3)また、文献2においては、対象面と平行な磁場を
検出する2次コイルの片方の出力電圧により測定し、装
置と測定対象物体との距離を検出し、距離による速度感
度変化の補正を行う方法を採用しているが、距離検出精
度が十分でなく、補正後の流速検出精度も悪くなる。 (4)また、文献3においては、E型の励磁装置に直流
電流を流して直流磁場を生成しているが、流速が小さい
と、速度効果による磁場の歪み量が小さくなる。これに
比べて、連続鋳造ラインにおいては、周囲からの外乱磁
場の方が大きくなってしまうので、信号がノイズに埋も
れて計測できなくなる。 (5)また、文献4においては、2次コイルに発生する
起電力の位相の差から流速を測定する方法を採用してい
るが、位相を精度良く検出することが困難であり、その
検出精度が流速の検出精度に影響し、十分な検出精度が
得られない。
用いた非接触の流速測定装置においては以下のような課
題が指摘される。 (1)文献1においては、水平方向に磁場を励磁する方
法を採用しているが、これでは、対象との距離が離れる
と磁場が大きく減衰し、検出能が下がる。また、速度効
果は磁場を対象に垂直に印加したときに最大となるの
で、効率が悪い。 (2)文献1においては、測定対象に平行に配置された
2次コイルに発生する起電力を検出し、その検出後の電
圧の差をとって流速の測定をする方法を採用している
が、磁場を検出する点での励磁磁場の大きさが大きく、
それに比べて、速度効果による磁場歪みが小さいため、
電圧の検出精度が流速の検出精度に影響し、十分な検出
精度が得られない。 (3)また、文献2においては、対象面と平行な磁場を
検出する2次コイルの片方の出力電圧により測定し、装
置と測定対象物体との距離を検出し、距離による速度感
度変化の補正を行う方法を採用しているが、距離検出精
度が十分でなく、補正後の流速検出精度も悪くなる。 (4)また、文献3においては、E型の励磁装置に直流
電流を流して直流磁場を生成しているが、流速が小さい
と、速度効果による磁場の歪み量が小さくなる。これに
比べて、連続鋳造ラインにおいては、周囲からの外乱磁
場の方が大きくなってしまうので、信号がノイズに埋も
れて計測できなくなる。 (5)また、文献4においては、2次コイルに発生する
起電力の位相の差から流速を測定する方法を採用してい
るが、位相を精度良く検出することが困難であり、その
検出精度が流速の検出精度に影響し、十分な検出精度が
得られない。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の一つの態様によ
る流速測定装置は、中心の脚を中心として左右対称形の
E型の形状をなしており、移動する導電性の測定対象物
の上に、脚の開いた面が測定対象物に対向し、且つ各脚
が測定対象物の移動方向に対し平行に並ぶように配置さ
れるE型の磁心と、各瞬間に、前記E型の磁心のそれぞ
れ隣り合う脚同士で、逆向きの磁場を生じるように、前
記E型の磁心に巻き回され、交流電流が供給されて、前
記測定対象物に対して垂直な磁場を生成させる励磁巻線
と、E型の磁心の両端の脚にそれぞれが同じ向きの磁束
を検出するように巻回された一対の検出用巻線と、一対
の検出用巻線の出力電圧の差に基いて測定対象物の流速
を測定する測定手段とを備えている。また、本発明の他
の態様による流速測定装置は、上記の流速測定装置にお
いて、測定対象物との距離を計測する距離測定手段を有
し、測定手段は前記の出力電圧の差を前記の距離により
補正する。
る流速測定装置は、中心の脚を中心として左右対称形の
E型の形状をなしており、移動する導電性の測定対象物
の上に、脚の開いた面が測定対象物に対向し、且つ各脚
が測定対象物の移動方向に対し平行に並ぶように配置さ
れるE型の磁心と、各瞬間に、前記E型の磁心のそれぞ
れ隣り合う脚同士で、逆向きの磁場を生じるように、前
記E型の磁心に巻き回され、交流電流が供給されて、前
記測定対象物に対して垂直な磁場を生成させる励磁巻線
と、E型の磁心の両端の脚にそれぞれが同じ向きの磁束
を検出するように巻回された一対の検出用巻線と、一対
の検出用巻線の出力電圧の差に基いて測定対象物の流速
を測定する測定手段とを備えている。また、本発明の他
の態様による流速測定装置は、上記の流速測定装置にお
いて、測定対象物との距離を計測する距離測定手段を有
し、測定手段は前記の出力電圧の差を前記の距離により
補正する。
【0011】
【作用】本発明の一つの態様による流速測定装置におい
ては、励磁用巻線に交流電流が供給され、E型の磁心の
各脚から測定対象物に対して垂直な磁束が発生する。こ
の磁束は測定対象物を介して、E型の磁心の両端の脚に
戻ってくる。この戻ってきた磁束を一対の検出用巻線が
それぞれ検出する。磁界中を測定対象物が移動すると測
定対象中に渦流が流れて磁場が歪み、両端の検出用巻線
の位置における磁束に差が出て、その差分信号が変化す
る。この変化量は測定対象物の流速に対応しており、こ
の変化量から測定対象物の流速を測定することができ
る。従って、測定手段は、その一対の検出用巻線の出力
電圧の差に基いて測定対象物の流速を測定することにな
る。また、本発明の他の態様による流速測定装置におい
ては、測定手段は検出測定対象物対象との距離に基いて
流速値を補正する。この補正により、距離変化による流
速感度の変化が補正される。
ては、励磁用巻線に交流電流が供給され、E型の磁心の
各脚から測定対象物に対して垂直な磁束が発生する。こ
の磁束は測定対象物を介して、E型の磁心の両端の脚に
戻ってくる。この戻ってきた磁束を一対の検出用巻線が
それぞれ検出する。磁界中を測定対象物が移動すると測
定対象中に渦流が流れて磁場が歪み、両端の検出用巻線
の位置における磁束に差が出て、その差分信号が変化す
る。この変化量は測定対象物の流速に対応しており、こ
の変化量から測定対象物の流速を測定することができ
る。従って、測定手段は、その一対の検出用巻線の出力
電圧の差に基いて測定対象物の流速を測定することにな
る。また、本発明の他の態様による流速測定装置におい
ては、測定手段は検出測定対象物対象との距離に基いて
流速値を補正する。この補正により、距離変化による流
速感度の変化が補正される。
【0012】
【実施例】次に、本発明の実施例を説明にするのに先立
って、本発明の流速測定装置の動作原理を説明する。 (1)励磁・検出方法 本発明に係る流速計測装置のセンサヘッド200は、図
1に示されるように、中心の脚204bを中心として左
右対称形のE型の形状をした磁心202に対し、中心の
脚204bに励磁巻線203bを巻き、両端の脚204
a,cに検出巻線203a,cをそれぞれが同じ向きの
磁束を検出するように巻いたものである。これを移動す
る導電性の測定対象物201の上に、脚の開いた面が対
象面に向き、かつ各脚が対象面の移動方向に対し平行に
並ぶように配置する。なお、流速の方向は予め分かって
いる場合が多い。このようにE型の磁心202を脚の開
いた面が対象面に向け、中心の脚に励磁巻線203bを
施して励磁することにより、導体面に垂直に磁場を励磁
することができる。先に述べたように、速度効果はv×
Bで表されるので、対象の速度と磁場とが垂直となって
いるときに最大となる。ここで測定する流速は対象面と
平行なので、磁場を対象面と垂直に励磁すれば、水平に
励磁する場合よりも速度効果が大きくなり、速度検出感
度も大きくなる。
って、本発明の流速測定装置の動作原理を説明する。 (1)励磁・検出方法 本発明に係る流速計測装置のセンサヘッド200は、図
1に示されるように、中心の脚204bを中心として左
右対称形のE型の形状をした磁心202に対し、中心の
脚204bに励磁巻線203bを巻き、両端の脚204
a,cに検出巻線203a,cをそれぞれが同じ向きの
磁束を検出するように巻いたものである。これを移動す
る導電性の測定対象物201の上に、脚の開いた面が対
象面に向き、かつ各脚が対象面の移動方向に対し平行に
並ぶように配置する。なお、流速の方向は予め分かって
いる場合が多い。このようにE型の磁心202を脚の開
いた面が対象面に向け、中心の脚に励磁巻線203bを
施して励磁することにより、導体面に垂直に磁場を励磁
することができる。先に述べたように、速度効果はv×
Bで表されるので、対象の速度と磁場とが垂直となって
いるときに最大となる。ここで測定する流速は対象面と
平行なので、磁場を対象面と垂直に励磁すれば、水平に
励磁する場合よりも速度効果が大きくなり、速度検出感
度も大きくなる。
【0013】次に速度効果による磁場歪みの検出方法に
ついて説明する。図2(a)のように導体201が停止
していれば、磁場は中心の脚を中心として左右対象であ
り、左右の検出巻線の出力は等しく、その差分は0とな
る。導体201が動くと、図2(b)に示されるよう
に、その流速に対応して導体中に発生する渦電流により
磁場が歪み、両端の各検出巻き線位置での磁束に差が出
て、その差分信号が変化する。この変化量は対象の流速
に対応しており、この変化量から、対象の流速を測定す
ることができる。またこの時、磁束量の変化は、流れの
下流側と上流側の検出巻き線とでは逆方向で、外乱ノイ
ズや励磁装置からの直接磁場は、2つの検出巻線の位置
で同じため、2つの検出巻線の出力の差分をとれば、余
分な信号のみを除外することができ、流速に対応した歪
み量のみを更にS/N良く検出することが可能となる。
また、励磁電流を交流とし、各検出巻線の差分信号の振
幅を同期検波器もしくは位相検波器により検出すること
により、周囲の鉄などの磁性体の影響や、種々の外乱磁
場の影響を低減し、精度良く流速の測定が可能となる。
なお、ここで、速度に対応した磁場歪み量は、v×Bに
比例するので、低周波で励磁している場合は、磁場の歪
み量と、励磁磁場、即ち、励磁電流の位相は同じとな
る。これに対し、検出巻線の出力電圧と磁場とは−90
°の位相差があるため、位相検波器で検出する際には、
低周波の場合は励磁電流と−90°ずれた位相を選択す
れば良い。しかし、周波数が高い場合には、測定対象物
中での磁場の位相が−dB/dtに比例する渦電流によ
り変化するので、周波数ごとに速度による磁場歪み信号
が最大となる位相を選択する必要がある。
ついて説明する。図2(a)のように導体201が停止
していれば、磁場は中心の脚を中心として左右対象であ
り、左右の検出巻線の出力は等しく、その差分は0とな
る。導体201が動くと、図2(b)に示されるよう
に、その流速に対応して導体中に発生する渦電流により
磁場が歪み、両端の各検出巻き線位置での磁束に差が出
て、その差分信号が変化する。この変化量は対象の流速
に対応しており、この変化量から、対象の流速を測定す
ることができる。またこの時、磁束量の変化は、流れの
下流側と上流側の検出巻き線とでは逆方向で、外乱ノイ
ズや励磁装置からの直接磁場は、2つの検出巻線の位置
で同じため、2つの検出巻線の出力の差分をとれば、余
分な信号のみを除外することができ、流速に対応した歪
み量のみを更にS/N良く検出することが可能となる。
また、励磁電流を交流とし、各検出巻線の差分信号の振
幅を同期検波器もしくは位相検波器により検出すること
により、周囲の鉄などの磁性体の影響や、種々の外乱磁
場の影響を低減し、精度良く流速の測定が可能となる。
なお、ここで、速度に対応した磁場歪み量は、v×Bに
比例するので、低周波で励磁している場合は、磁場の歪
み量と、励磁磁場、即ち、励磁電流の位相は同じとな
る。これに対し、検出巻線の出力電圧と磁場とは−90
°の位相差があるため、位相検波器で検出する際には、
低周波の場合は励磁電流と−90°ずれた位相を選択す
れば良い。しかし、周波数が高い場合には、測定対象物
中での磁場の位相が−dB/dtに比例する渦電流によ
り変化するので、周波数ごとに速度による磁場歪み信号
が最大となる位相を選択する必要がある。
【0014】(2)温度ドリフト 高温の導体の流速を検出しようとするときには、装置の
温度が変化する。この時、励磁巻線及び磁心と検出巻線
及び磁心とが分離している場合には、各磁心を何らかの
固定治具により固定する必要がある。その際、高温の導
体の流速を検出しようとする場合には、周囲の温度が変
化すれば、固定治具や固定治具と磁心との結合部分が、
熱膨張あるいは熱収縮する。ここで、熱膨張・熱収縮が
左右の検出コイルに対して均等に作用すれば、2つの検
出コイルで差分をとるため、熱変形による信号変化は除
外される。しかし、固定していても本来各磁極はバラバ
ラなので、左右の検出コイルに対して熱変形は均等にな
らず、熱変形による信号変化分が残る。そのため例えば
図3(a)のように片側の磁心46aのみが大きく熱変
形によりずれれば(48a≠48b)、片側の検出巻線
47b出力が増加し、導体が動いていなくても擬似信号
を生じてしまう。この擬似信号は温度の上昇・下降に従
って増加もしくは下降するドリフト状のものである。
温度が変化する。この時、励磁巻線及び磁心と検出巻線
及び磁心とが分離している場合には、各磁心を何らかの
固定治具により固定する必要がある。その際、高温の導
体の流速を検出しようとする場合には、周囲の温度が変
化すれば、固定治具や固定治具と磁心との結合部分が、
熱膨張あるいは熱収縮する。ここで、熱膨張・熱収縮が
左右の検出コイルに対して均等に作用すれば、2つの検
出コイルで差分をとるため、熱変形による信号変化は除
外される。しかし、固定していても本来各磁極はバラバ
ラなので、左右の検出コイルに対して熱変形は均等にな
らず、熱変形による信号変化分が残る。そのため例えば
図3(a)のように片側の磁心46aのみが大きく熱変
形によりずれれば(48a≠48b)、片側の検出巻線
47b出力が増加し、導体が動いていなくても擬似信号
を生じてしまう。この擬似信号は温度の上昇・下降に従
って増加もしくは下降するドリフト状のものである。
【0015】そこで、図3(b)に示されるように、励
磁コイル47cと2つの検出コイル47a,bとを1つ
のコアに巻き、一体化する。このようにすれば、熱変形
は左右の検出コイル47a,bに対して均等に作用する
(48a=48b)ので、2つの検出コイルで差分をと
れば、熱変形による信号変化は除外され、温度ドリフト
を抑えることができる。しかし、左右の検出コイルの温
度は僅かに異なれば、熱変形が左右で均等にならず温度
ドリフトが残ってしまう。そこで、図4のような冷却シ
ャーシ49にセンサヘッド200を収納し、左右均等に
空気を吹き込み冷却することにより、装置全体の温度上
昇を抑え、かつ装置の左右の温度不均衡を防止すること
ができる。また、こうした冷却シャーシ49の材質が導
電性の場合、周囲の温度変化によりシャーシ49の導電
率が大きく変化し、装置の出力信号に影響を与える。そ
こで、シャーシ49は、全てあるいは少なくとも装置か
らの磁場が通る対象と面した底面を不導体により作成す
る。
磁コイル47cと2つの検出コイル47a,bとを1つ
のコアに巻き、一体化する。このようにすれば、熱変形
は左右の検出コイル47a,bに対して均等に作用する
(48a=48b)ので、2つの検出コイルで差分をと
れば、熱変形による信号変化は除外され、温度ドリフト
を抑えることができる。しかし、左右の検出コイルの温
度は僅かに異なれば、熱変形が左右で均等にならず温度
ドリフトが残ってしまう。そこで、図4のような冷却シ
ャーシ49にセンサヘッド200を収納し、左右均等に
空気を吹き込み冷却することにより、装置全体の温度上
昇を抑え、かつ装置の左右の温度不均衡を防止すること
ができる。また、こうした冷却シャーシ49の材質が導
電性の場合、周囲の温度変化によりシャーシ49の導電
率が大きく変化し、装置の出力信号に影響を与える。そ
こで、シャーシ49は、全てあるいは少なくとも装置か
らの磁場が通る対象と面した底面を不導体により作成す
る。
【0016】(3)リフトオフ補正 また、流速測定装置と測定対象との距離が変化すると、
速度感度も変化する。そのため、対象の流速が一定で
も、出力信号が変化しノイズとなる。そこで、例えば渦
流距離計の様なもので対象面との距離を測定し、検出用
巻線の磁場の歪み信号をこの距離信号により演算し、速
度感度を補正する。ここで、図5、図6及び図7を用い
てリフトオフ補正の原理を説明する。図5には流速計と
対象面との距離を変えたときの流速計の速度感度の変化
を示した。このように対象面との距離Lと速度感度Gと
は次式のような関係にある。 G=A・exp(−B・L) 従って、距離がLの時の本流速計測装置の磁場歪み信号
をS(L)とすると、そのときの対象の流速vは次式で
計算できる。 v=S(L)/{A・exp(−B・L)} =A’・S(L)・exp(B・L) (ここでA,Bは定数,A’=1/A) この式は例えば図6の示したような補正回路によって実
現できる。これは渦流距離計駆動・検出回路51、指数
特性を持ったアンプ52、乗算器54及びリニアアンプ
53から構成される。
速度感度も変化する。そのため、対象の流速が一定で
も、出力信号が変化しノイズとなる。そこで、例えば渦
流距離計の様なもので対象面との距離を測定し、検出用
巻線の磁場の歪み信号をこの距離信号により演算し、速
度感度を補正する。ここで、図5、図6及び図7を用い
てリフトオフ補正の原理を説明する。図5には流速計と
対象面との距離を変えたときの流速計の速度感度の変化
を示した。このように対象面との距離Lと速度感度Gと
は次式のような関係にある。 G=A・exp(−B・L) 従って、距離がLの時の本流速計測装置の磁場歪み信号
をS(L)とすると、そのときの対象の流速vは次式で
計算できる。 v=S(L)/{A・exp(−B・L)} =A’・S(L)・exp(B・L) (ここでA,Bは定数,A’=1/A) この式は例えば図6の示したような補正回路によって実
現できる。これは渦流距離計駆動・検出回路51、指数
特性を持ったアンプ52、乗算器54及びリニアアンプ
53から構成される。
【0017】図7に示されるように、渦流距離計56は
流速測定装置のセンサヘッド200の中心の磁極204
bの前面に併設する。そして、渦流距離計56及び駆動
・検出回路51により対象面との距離Lを検出する。検
出した距離信号58を指数アンプ52にかけ指数exp
(B・L)を計算する。更に、流速計の励磁・検出回路
50の出力の流速検出信号57と掛け合わせた後、利得
が可変のリニアアンプ53で定数倍する。これにより距
離が変化しても常に一定の速度感度で流速を計測するこ
とができる。また、ここでは回路により補正式を実現し
たが、流速計の出力及び渦流距離計の出力信号をそれぞ
れA/D変換し、その後ソフトウェア的に補正式の計算
を行っても良い。なお、ここで指数関数の係数Bは励磁
装置の形状により異なるため、あらかじめ図5のような
対象面との距離−速度感度曲線を計測して求めておく必
要がある。また、比例定数A即ちリニアアンプ53のゲ
インは、例えば特開平5−60774号公報の棒を浸漬
する方法のような、他の方法で計測した流速信号を用い
て予め調整しておけばよい。
流速測定装置のセンサヘッド200の中心の磁極204
bの前面に併設する。そして、渦流距離計56及び駆動
・検出回路51により対象面との距離Lを検出する。検
出した距離信号58を指数アンプ52にかけ指数exp
(B・L)を計算する。更に、流速計の励磁・検出回路
50の出力の流速検出信号57と掛け合わせた後、利得
が可変のリニアアンプ53で定数倍する。これにより距
離が変化しても常に一定の速度感度で流速を計測するこ
とができる。また、ここでは回路により補正式を実現し
たが、流速計の出力及び渦流距離計の出力信号をそれぞ
れA/D変換し、その後ソフトウェア的に補正式の計算
を行っても良い。なお、ここで指数関数の係数Bは励磁
装置の形状により異なるため、あらかじめ図5のような
対象面との距離−速度感度曲線を計測して求めておく必
要がある。また、比例定数A即ちリニアアンプ53のゲ
インは、例えば特開平5−60774号公報の棒を浸漬
する方法のような、他の方法で計測した流速信号を用い
て予め調整しておけばよい。
【0018】本発明の測定原理が明らかになったところ
で、次に本発明の実施例を説明する。ここでは、本発明
の一実施例を図1、図4及び図8〜図16に基いて説明
する。本実施例に係る流速測定装置は、図1、図4、図
7に示される装置と、図8の測定回路とから構成されて
いる。ここで、装置としては、流速測定の基本となるセ
ンサヘッド(図1)、高温環境下で計測する際の空冷シ
ャーシ(図4)、測定対象面との距離が変化する場合の
リフトオフ補正に用いる渦流距離計(図7)、から構成
される。センサヘッド200は、図1のように磁性材か
らなる中心の脚を中心として左右対称形のE型の磁心2
02と,励磁巻線203b, 検出巻線203a,cとか
ら構成される。ここでは、磁心202としては3%珪素
鋼板を積層したものを用いた。しかし、高温の測定環境
下では温度変化による磁心の熱変形を抑えるため、積層
した磁心を用いるよりも、例えばフェライトコアのよう
に一体型のコアを用いた方がより良い。また、センサヘ
ッド200はその両端の検出巻線203a,cと励磁巻
線203bとが対象の移動方向と平行となるように配置
される。
で、次に本発明の実施例を説明する。ここでは、本発明
の一実施例を図1、図4及び図8〜図16に基いて説明
する。本実施例に係る流速測定装置は、図1、図4、図
7に示される装置と、図8の測定回路とから構成されて
いる。ここで、装置としては、流速測定の基本となるセ
ンサヘッド(図1)、高温環境下で計測する際の空冷シ
ャーシ(図4)、測定対象面との距離が変化する場合の
リフトオフ補正に用いる渦流距離計(図7)、から構成
される。センサヘッド200は、図1のように磁性材か
らなる中心の脚を中心として左右対称形のE型の磁心2
02と,励磁巻線203b, 検出巻線203a,cとか
ら構成される。ここでは、磁心202としては3%珪素
鋼板を積層したものを用いた。しかし、高温の測定環境
下では温度変化による磁心の熱変形を抑えるため、積層
した磁心を用いるよりも、例えばフェライトコアのよう
に一体型のコアを用いた方がより良い。また、センサヘ
ッド200はその両端の検出巻線203a,cと励磁巻
線203bとが対象の移動方向と平行となるように配置
される。
【0019】更に、リフトオフ補正用として、図7に示
されるように、渦流距離計56をセンサヘッド200の
中心の脚204bの前面に配置する。ここでは渦流距離
計56をとしては特開昭62−30562号公報に提案
されているような差動帰還型渦流距離計を用いている。
また、高温の環境下で流速を測定する際には、センサヘ
ッド200及び渦流距離計56を図4に示されるような
空冷ボックス49中に配置し、センサヘッド200等を
冷却する。この空冷ボックス49は、セラミクス製で、
空気吹き込み口55a,b,c,dが加工されている。
この空冷ボックス49を用いて、空気吹き込み口54
a,b,c,dよりそれぞれ均等に空気を吹き込み、セ
ンサヘッド200等を均等に冷却する。
されるように、渦流距離計56をセンサヘッド200の
中心の脚204bの前面に配置する。ここでは渦流距離
計56をとしては特開昭62−30562号公報に提案
されているような差動帰還型渦流距離計を用いている。
また、高温の環境下で流速を測定する際には、センサヘ
ッド200及び渦流距離計56を図4に示されるような
空冷ボックス49中に配置し、センサヘッド200等を
冷却する。この空冷ボックス49は、セラミクス製で、
空気吹き込み口55a,b,c,dが加工されている。
この空冷ボックス49を用いて、空気吹き込み口54
a,b,c,dよりそれぞれ均等に空気を吹き込み、セ
ンサヘッド200等を均等に冷却する。
【0020】測定回路は、図8に示されるように、励磁
回路118、検出回路120及びリフトオフ補正回路1
21から構成されている。まず、励磁回路118は、励
磁巻線203bに交流電流を流し、測定対象物に磁場を
励磁する。この励磁は発振器123及び定電流アンプ1
26によってなされる。発振器123により1〜100
0Hzの正弦波を発生させ、定電流アンプ126を介し
て励磁巻線203bに励磁電流を送る。ここで、励磁周
波数としては、あまり高すぎると(1KHz程度以上)
測定対象に生じる渦電流が大きくなり、流速計としてよ
りも渦流距離計としての性質が強くなり、対象表面の波
立ちによるノイズが強くなる。また、周波数があまり低
すぎると(1Hz程度以下)、検出巻線203a,cに
生じる起電力が弱くなり検出感度が落ちる。従って、励
磁周波数としてはここでは14Hzとした。
回路118、検出回路120及びリフトオフ補正回路1
21から構成されている。まず、励磁回路118は、励
磁巻線203bに交流電流を流し、測定対象物に磁場を
励磁する。この励磁は発振器123及び定電流アンプ1
26によってなされる。発振器123により1〜100
0Hzの正弦波を発生させ、定電流アンプ126を介し
て励磁巻線203bに励磁電流を送る。ここで、励磁周
波数としては、あまり高すぎると(1KHz程度以上)
測定対象に生じる渦電流が大きくなり、流速計としてよ
りも渦流距離計としての性質が強くなり、対象表面の波
立ちによるノイズが強くなる。また、周波数があまり低
すぎると(1Hz程度以下)、検出巻線203a,cに
生じる起電力が弱くなり検出感度が落ちる。従って、励
磁周波数としてはここでは14Hzとした。
【0021】検出巻線203a,cからの出力信号は検
出回路120に入る。ここで2つの検出巻線からの信号
は差分された後、励磁周波数を中心周波数に持つバンド
パスフィルター129を通して、不要なノイズ信号を除
去し、同期検波器131(若しくは位相検波器)によっ
て、励磁電流と−90°ずれた位相の成分が検波される
(ここでは低周波なので−90°で良い)。この検波後
の信号の大きさが、流速に対応した磁場歪み信号とな
る。その後、この磁場歪み信号は、渦流距離計56から
の対象面との距離信号と共に、リフトオフ補正回路12
1によりリフトオフ補正される。リフトオフ補正回路1
21の中で、渦流距離計56の出力信号は、距離計の駆
動・検出回路135により距離信号に変換された後、指
数特性アンプ136を通して、磁場歪み信号と乗算器1
37により掛け合わされ、利得が可変のリニアアンプ1
38を通して最終的な流速出力信号となる。ここで指数
特性アンプ136は、例えば折れ線回路により組み立て
ることができる。また、先にも述べたように、指数関数
の係数は対象面との距離−速度感度曲線を計測してあら
かじめ求めておく。また、リニアアンプ138のゲイン
は、他の方法で計測した流速信号を用いてあらかじめ調
整しておく。
出回路120に入る。ここで2つの検出巻線からの信号
は差分された後、励磁周波数を中心周波数に持つバンド
パスフィルター129を通して、不要なノイズ信号を除
去し、同期検波器131(若しくは位相検波器)によっ
て、励磁電流と−90°ずれた位相の成分が検波される
(ここでは低周波なので−90°で良い)。この検波後
の信号の大きさが、流速に対応した磁場歪み信号とな
る。その後、この磁場歪み信号は、渦流距離計56から
の対象面との距離信号と共に、リフトオフ補正回路12
1によりリフトオフ補正される。リフトオフ補正回路1
21の中で、渦流距離計56の出力信号は、距離計の駆
動・検出回路135により距離信号に変換された後、指
数特性アンプ136を通して、磁場歪み信号と乗算器1
37により掛け合わされ、利得が可変のリニアアンプ1
38を通して最終的な流速出力信号となる。ここで指数
特性アンプ136は、例えば折れ線回路により組み立て
ることができる。また、先にも述べたように、指数関数
の係数は対象面との距離−速度感度曲線を計測してあら
かじめ求めておく。また、リニアアンプ138のゲイン
は、他の方法で計測した流速信号を用いてあらかじめ調
整しておく。
【0022】次に、上記実施例の測定結果例を図9〜図
11により説明する。図9に低融点合金金属(ウッドメ
タル)の流速を測定した出力例を示す。図9(a)が測
定対象の流速を他の方法により検出した値であり、図9
(b)が上記実施例の速測定装置により検出した流速信
号であり、リフトオフ補正前の生の速度効果による磁場
歪み信号である。このように、対象面との距離が大きく
変化しなければ、特に何の補正もなく測定対象の流速に
追従した信号が得ることができる。
11により説明する。図9に低融点合金金属(ウッドメ
タル)の流速を測定した出力例を示す。図9(a)が測
定対象の流速を他の方法により検出した値であり、図9
(b)が上記実施例の速測定装置により検出した流速信
号であり、リフトオフ補正前の生の速度効果による磁場
歪み信号である。このように、対象面との距離が大きく
変化しなければ、特に何の補正もなく測定対象の流速に
追従した信号が得ることができる。
【0023】次に高温の環境下での測定結果例を示す。
図10は高温の溶鋼の流速を上記実施例の測定装置によ
り流速を計測した例である。ここでは測定装置の下に溶
鋼を流しているので、装置の下からの熱放射を受けて周
囲温度が大きく変化している。図10(a)は測定対象
の流速をその流れた重量と流れの断面積とから算出した
値である。また、図10(b)が上記実施例の流速測定
装置により検出した磁場歪み信号である。更に、図10
(c)がセンサヘッドの温度を熱電対により測定した結
果である。このように装置全体を空冷ボックス49によ
り均等に空冷し、1体型の励磁・検出コイルを用いるこ
とにより、温度変化による温度ドリフトの影響を低減
し、溶鋼のような高温の液体金属に対し、環境の温度変
化の元でも安定して流速を計測できることが分かる。
図10は高温の溶鋼の流速を上記実施例の測定装置によ
り流速を計測した例である。ここでは測定装置の下に溶
鋼を流しているので、装置の下からの熱放射を受けて周
囲温度が大きく変化している。図10(a)は測定対象
の流速をその流れた重量と流れの断面積とから算出した
値である。また、図10(b)が上記実施例の流速測定
装置により検出した磁場歪み信号である。更に、図10
(c)がセンサヘッドの温度を熱電対により測定した結
果である。このように装置全体を空冷ボックス49によ
り均等に空冷し、1体型の励磁・検出コイルを用いるこ
とにより、温度変化による温度ドリフトの影響を低減
し、溶鋼のような高温の液体金属に対し、環境の温度変
化の元でも安定して流速を計測できることが分かる。
【0024】次に、対象面との距離が変動する場合の測
定結果例を図11に示す。図11(a)は渦流距離計に
より計測した距離信号、図11(b)はリフトオフ補正
前の流速計の出力信号である。図11(b)の信号を図
8の補正回路121が図11(a)の信号に基いて補正
した結果が図11(c)である。このように本リフトオ
フ補正方式により対象面との距離が変化しても安定して
流速を計測できることが分かる。
定結果例を図11に示す。図11(a)は渦流距離計に
より計測した距離信号、図11(b)はリフトオフ補正
前の流速計の出力信号である。図11(b)の信号を図
8の補正回路121が図11(a)の信号に基いて補正
した結果が図11(c)である。このように本リフトオ
フ補正方式により対象面との距離が変化しても安定して
流速を計測できることが分かる。
【0025】図12は本実施例の流速測定装置を連続鋳
造ラインに適用した第1の例を示す。タンディッシュ1
02の下面より空却ボック(図示せず)に入れた本実施
例のセンサヘッド200を吊り下げ、湯面上に配置す
る。これにより鋳型104内の溶鋼の流速105を監視
し、流速を制御して流れを安定化させ、連続鋳造中の表
面流の変動による品質欠陥の発生を未然に防ぐことがで
きる。また、このセンサヘッドを2つ、長辺方向に、ノ
ズルを中心として対称の位置に配置すれば、表面流れの
左右非対称性を監視できる。
造ラインに適用した第1の例を示す。タンディッシュ1
02の下面より空却ボック(図示せず)に入れた本実施
例のセンサヘッド200を吊り下げ、湯面上に配置す
る。これにより鋳型104内の溶鋼の流速105を監視
し、流速を制御して流れを安定化させ、連続鋳造中の表
面流の変動による品質欠陥の発生を未然に防ぐことがで
きる。また、このセンサヘッドを2つ、長辺方向に、ノ
ズルを中心として対称の位置に配置すれば、表面流れの
左右非対称性を監視できる。
【0026】また、図13は、本実施例の流速測定装置
を連続鋳造ラインに適用した第2の例である。ここで
は、溶鋼に対し水冷鋳型206を挟んで、長辺側215
のモールド中に、湯面直下の高さ付近で、ノズル213
と鋳型短辺214との間に本実施例のセンサヘッド20
0を設置する。センサヘッド200の向きは、図13の
ように2つの検出巻線(図示せず)が湯面に対し平行に
並ぶようにする。このように配置すれば、モールド表面
の流速209を測定できる。また、図13のようにセン
サヘッド200を2つ、長辺215方向にノズルを中心
として左右対称の位置に配置すれば、表面流れの左右非
対称性を監視できる。この他にも、センサを設置する位
置や、向きを変えれば、表面流速のみでなく、モールド
中の様々な流速を、測定することができる。
を連続鋳造ラインに適用した第2の例である。ここで
は、溶鋼に対し水冷鋳型206を挟んで、長辺側215
のモールド中に、湯面直下の高さ付近で、ノズル213
と鋳型短辺214との間に本実施例のセンサヘッド20
0を設置する。センサヘッド200の向きは、図13の
ように2つの検出巻線(図示せず)が湯面に対し平行に
並ぶようにする。このように配置すれば、モールド表面
の流速209を測定できる。また、図13のようにセン
サヘッド200を2つ、長辺215方向にノズルを中心
として左右対称の位置に配置すれば、表面流れの左右非
対称性を監視できる。この他にも、センサを設置する位
置や、向きを変えれば、表面流速のみでなく、モールド
中の様々な流速を、測定することができる。
【0027】例えば、図14に示されるように、センサ
ヘッド200を、ノズル213の吐出口近辺の高さで、
ノズルと鋳型短辺214との間に、2つの検出巻線がノ
ズル213からの吐出流と平行に並ぶように設置すれば
(ノズルの吐出口の角度から推定できる)、ノズル21
3からの吐出流速212を計測できる。更に、ノズル2
13を挟んで左右対称に、センサヘッドを2つ配置すれ
ば、ノズル吐出流の左右の不均衡を監視でき、溶鋼表面
で左右の流速バランスを推定できる。
ヘッド200を、ノズル213の吐出口近辺の高さで、
ノズルと鋳型短辺214との間に、2つの検出巻線がノ
ズル213からの吐出流と平行に並ぶように設置すれば
(ノズルの吐出口の角度から推定できる)、ノズル21
3からの吐出流速212を計測できる。更に、ノズル2
13を挟んで左右対称に、センサヘッドを2つ配置すれ
ば、ノズル吐出流の左右の不均衡を監視でき、溶鋼表面
で左右の流速バランスを推定できる。
【0028】また、図15に示されるように、センサヘ
ッド200を鋳型206内の下側の位置で、ノズル21
3と鋳型短辺214との間に、2つの検出巻線がノズル
213から吐出して下に向かう流れと平行に並ぶように
設置すれば設置すれば、下降流211を計測することも
できる。下降流が強すぎれば、溶鋼中に含まれる介在物
が浮上できずに、溶鋼層のより深い位置まで運ばれ、そ
のまま鋳片に補足されて、成品欠陥となってしまう。そ
こでこの下降流が監視できれば、欠陥の発生を予測で
き、防止措置を講じることができる。
ッド200を鋳型206内の下側の位置で、ノズル21
3と鋳型短辺214との間に、2つの検出巻線がノズル
213から吐出して下に向かう流れと平行に並ぶように
設置すれば設置すれば、下降流211を計測することも
できる。下降流が強すぎれば、溶鋼中に含まれる介在物
が浮上できずに、溶鋼層のより深い位置まで運ばれ、そ
のまま鋳片に補足されて、成品欠陥となってしまう。そ
こでこの下降流が監視できれば、欠陥の発生を予測で
き、防止措置を講じることができる。
【0029】このようにモールド中にセンサヘッド20
0を設置すれば、モールドは水冷されているので、セン
サヘッド200を特に空冷シャーシに入れて、冷却する
必要がなくなる。但し、この場合には、厚さ50mm程
度の銅製の鋳型を挟んで励磁するので、励磁周波数を低
くとる必要がある。
0を設置すれば、モールドは水冷されているので、セン
サヘッド200を特に空冷シャーシに入れて、冷却する
必要がなくなる。但し、この場合には、厚さ50mm程
度の銅製の鋳型を挟んで励磁するので、励磁周波数を低
くとる必要がある。
【0030】また、図16は本実施例の流速測定装置を
連続鋳造ラインに適用した第3の例である。ここでは、
長辺側のモールドの直下にセンサヘッド200を設置す
る。センサヘッド200の向きは、図16に示されるよ
うに、2つの検出巻線が鋳片の引き抜き方向と平行に並
ぶようにする。このように設置すれば、溶鋼の下降流2
11の流速の計測が可能となる。先に述べた第2の例で
も、下降流は計測できるが、先の場合は銅製鋳型を挟ん
でいるので、磁場を励磁するには、周波数をかなり低く
とらねばならず、検出巻線の起電力が低くなってしま
う。この例のように配置すれば、センサヘッド200と
溶鋼流との間には、凝固シェルがあるのみで、一般に溶
鋼の連続鋳造の場合には、凝固シェルの導電率は銅の1
/80とかなり小さく、また、厚みは30〜40mm程
度と銅製鋳型より薄いため、周波数は第2の例より高く
てもかまわず、検出巻線の起電力が比較的高くでき検出
精度が良くなる。なおこの場合は、センサヘッド200
と溶鋼流との間のシェルも、下方向に引き抜かれ、速度
を持っており、センサヘッド200の出力はこの速度と
溶鋼下降流の和を検出する。しかし、シェルの速度は数
m/minと非常に遅いため、下降流流速に大きな影響
はない。
連続鋳造ラインに適用した第3の例である。ここでは、
長辺側のモールドの直下にセンサヘッド200を設置す
る。センサヘッド200の向きは、図16に示されるよ
うに、2つの検出巻線が鋳片の引き抜き方向と平行に並
ぶようにする。このように設置すれば、溶鋼の下降流2
11の流速の計測が可能となる。先に述べた第2の例で
も、下降流は計測できるが、先の場合は銅製鋳型を挟ん
でいるので、磁場を励磁するには、周波数をかなり低く
とらねばならず、検出巻線の起電力が低くなってしま
う。この例のように配置すれば、センサヘッド200と
溶鋼流との間には、凝固シェルがあるのみで、一般に溶
鋼の連続鋳造の場合には、凝固シェルの導電率は銅の1
/80とかなり小さく、また、厚みは30〜40mm程
度と銅製鋳型より薄いため、周波数は第2の例より高く
てもかまわず、検出巻線の起電力が比較的高くでき検出
精度が良くなる。なおこの場合は、センサヘッド200
と溶鋼流との間のシェルも、下方向に引き抜かれ、速度
を持っており、センサヘッド200の出力はこの速度と
溶鋼下降流の和を検出する。しかし、シェルの速度は数
m/minと非常に遅いため、下降流流速に大きな影響
はない。
【0031】またここでは、E型鉄心の中心の脚に励磁
巻線を巻いた例を示したが、励磁巻線としては、各瞬間
にE型の磁心のそれぞれ隣り合う脚同士で、逆向きの磁
場を生じるようにE型磁心に巻けばどのように巻いても
かまわない。例えば図17(a),(b)の様に中心の
脚以外のところに巻いても、複数の巻き線を巻いてもか
まわない。また、図17(b)で各励磁巻線を検出巻線
の上から重ねて巻いても、検出巻線より下の位置に巻い
てもかまわない。また、図1,図17(a)、図17
(b)の巻き方を組み合わせてもかまわない。
巻線を巻いた例を示したが、励磁巻線としては、各瞬間
にE型の磁心のそれぞれ隣り合う脚同士で、逆向きの磁
場を生じるようにE型磁心に巻けばどのように巻いても
かまわない。例えば図17(a),(b)の様に中心の
脚以外のところに巻いても、複数の巻き線を巻いてもか
まわない。また、図17(b)で各励磁巻線を検出巻線
の上から重ねて巻いても、検出巻線より下の位置に巻い
てもかまわない。また、図1,図17(a)、図17
(b)の巻き方を組み合わせてもかまわない。
【0032】
【発明の効果】本発明の一つの態様によれば、中心の脚
を中心として左右対称形のE型の磁心がその脚の開いた
面が対象面に向き、且つ各脚が対象面の移動方向に対し
平行に並ぶように配置され、各瞬間に、E型の磁心のそ
れぞれ隣り合う脚同士で、逆向きの磁場を生じるよう
に、E型の磁心に巻回された励磁巻線に交流電流を供給
し、測定対象物に対して垂直な磁場を発生させ磁場の速
度効果による磁気歪みを、E型の磁心の両脚に巻回され
た検出巻線により検出して、測定対象物の流速を測定す
るようにしたので、対象面から離れた位置でも、感度良
く流速の測定ができる。また、本発明の他の態様によれ
ば、対象面との距離を計測し、その距離信号によって検
出した流速信号を補正するようにしたので、対象面との
距離変化による速度感度の変化が補正され、対象面との
距離が変動しても正確な流速の測定が可能となる。
を中心として左右対称形のE型の磁心がその脚の開いた
面が対象面に向き、且つ各脚が対象面の移動方向に対し
平行に並ぶように配置され、各瞬間に、E型の磁心のそ
れぞれ隣り合う脚同士で、逆向きの磁場を生じるよう
に、E型の磁心に巻回された励磁巻線に交流電流を供給
し、測定対象物に対して垂直な磁場を発生させ磁場の速
度効果による磁気歪みを、E型の磁心の両脚に巻回され
た検出巻線により検出して、測定対象物の流速を測定す
るようにしたので、対象面から離れた位置でも、感度良
く流速の測定ができる。また、本発明の他の態様によれ
ば、対象面との距離を計測し、その距離信号によって検
出した流速信号を補正するようにしたので、対象面との
距離変化による速度感度の変化が補正され、対象面との
距離が変動しても正確な流速の測定が可能となる。
【図1】本発明のセンサヘッドの構成を示す図である。
【図2】本発明の流速を測定するための動作原理を示す
図である。
図である。
【図3】温度ドリフトの説明図である。
【図4】本発明の冷却ボックスの構成を示した斜視図で
ある。
ある。
【図5】対象面との距離と速度感度との関係を示した特
性図である。
性図である。
【図6】リフトオフ変動の補正回路の構成を示したブロ
ック図である。
ック図である。
【図7】渦流距離計の配置例を示した斜視図である。
【図8】本発明の一実施例の流速測定装置の回路構成を
示したブロック図である。
示したブロック図である。
【図9】前記実施例の流速測定装置の計測結果を示す特
性図(その1)である。
性図(その1)である。
【図10】前記実施例の流速測定装置の計測結果を示す
特性図(その2)である。
特性図(その2)である。
【図11】前記実施例の流速測定装置の計測結果を示す
特性図(その3)である。
特性図(その3)である。
【図12】本発明の応用例を示す図である。
【図13】本発明の他の応用例を示す図である。
【図14】本発明の他の応用例を示す図である。
【図15】本発明の他の応用例を示す図である。
【図16】本発明の更に他の応用例を示す図である。
【図17】本発明のセンサヘッドの他の構成例を示す図
である。
である。
【図18】連続鋳造の説明図である。
【図19】接触式による従来の高温液体金属の流速測定
装置の説明図である。
装置の説明図である。
【図20】磁場の速度効果の説明図である。
【図21】従来の磁気による非接触式高温液体金属の流
速測定装置(その1)の説明図である。
速測定装置(その1)の説明図である。
【図22】従来の磁気による非接触式高温液体金属の流
速測定装置(その2)の説明図である。
速測定装置(その2)の説明図である。
【図23】従来の磁気による非接触式高温液体金属の流
速測定装置(その3)の説明図である。
速測定装置(その3)の説明図である。
200:センサヘッド 202:E型磁心 203a,c:検出巻線 203b:励磁巻線 56:渦流距離計 201:導電性測定対象物 118:励磁回路 123:発振器 126:定電流アンプ 120:検出回路 129:バンドパスフィルター 131:同期検波器(若しくは位相検波器) 121:リフトオフ補正回路 135:渦流距離計駆動・検出回路 136:指数特性アンプ 137:乗算器 138:リニアアンプ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 西岡 信一 東京都千代田区丸の内一丁目1番2号 日 本鋼管株式会社内 (72)発明者 加藤 宏晴 東京都千代田区丸の内一丁目1番2号 日 本鋼管株式会社内
Claims (2)
- 【請求項1】 中心の脚を中心として左右対称形のE型
の形状をなしており、移動する導電性の測定対象物の上
に、脚の開いた面が前記測定対象物に対向し、且つ各脚
が前記測定対象物の移動方向に対し平行に並ぶように配
置されるE型の磁心と、 各瞬間に、前記E型の磁心のそれぞれ隣り合う脚同士
で、逆向きの磁場を生じるように、前記E型の磁心に巻
き回され、交流電流が供給されて、前記測定対象物に対
して垂直な磁場を生成させる励磁巻線と、 前記E型の磁心の両端の脚にそれぞれが同じ向きの磁束
を検出するように巻回された一対の検出用巻線と、 前記一対の検出用巻線の出力電圧の差に基いて前記測定
対象物の流速を測定する測定手段とを備えたことを特徴
とする流速測定装置。 - 【請求項2】 前記測定対象物との距離を計測する距離
測定手段を有し、前記測定手段は前記出力電圧の差を前
記距離測定手段により計測された距離により補正するこ
とを特徴とする請求項1記載の流速測定装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16665595A JPH08211084A (ja) | 1994-07-01 | 1995-06-30 | 流速測定装置 |
Applications Claiming Priority (5)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15077694 | 1994-07-01 | ||
| JP29319194 | 1994-11-28 | ||
| JP6-293191 | 1994-11-28 | ||
| JP6-150776 | 1994-11-28 | ||
| JP16665595A JPH08211084A (ja) | 1994-07-01 | 1995-06-30 | 流速測定装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08211084A true JPH08211084A (ja) | 1996-08-20 |
Family
ID=27319996
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP16665595A Pending JPH08211084A (ja) | 1994-07-01 | 1995-06-30 | 流速測定装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08211084A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20010060792A (ko) * | 1999-12-28 | 2001-07-07 | 이구택 | 전도물질의 비접촉식 속도 측정장치 |
| KR20030052573A (ko) * | 2001-12-21 | 2003-06-27 | 재단법인 포항산업과학연구원 | 비접촉식 용융금속의 유속 측정방법 |
| JP2007078558A (ja) * | 2005-09-15 | 2007-03-29 | Toshiba Corp | 移動距離計測装置および移動距離計測方法 |
| JP2008087912A (ja) * | 2006-10-02 | 2008-04-17 | Mitsubishi Electric Corp | エレベーターの速度検出装置 |
| CN109387665A (zh) * | 2017-08-07 | 2019-02-26 | 纳博特斯克有限公司 | 速度检测装置和速度检测方法 |
-
1995
- 1995-06-30 JP JP16665595A patent/JPH08211084A/ja active Pending
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20010060792A (ko) * | 1999-12-28 | 2001-07-07 | 이구택 | 전도물질의 비접촉식 속도 측정장치 |
| KR20030052573A (ko) * | 2001-12-21 | 2003-06-27 | 재단법인 포항산업과학연구원 | 비접촉식 용융금속의 유속 측정방법 |
| JP2007078558A (ja) * | 2005-09-15 | 2007-03-29 | Toshiba Corp | 移動距離計測装置および移動距離計測方法 |
| JP2008087912A (ja) * | 2006-10-02 | 2008-04-17 | Mitsubishi Electric Corp | エレベーターの速度検出装置 |
| CN109387665A (zh) * | 2017-08-07 | 2019-02-26 | 纳博特斯克有限公司 | 速度检测装置和速度检测方法 |
| EP3450988A3 (en) * | 2017-08-07 | 2019-06-12 | Nabtesco Corporation | Speed detecting device and method |
| CN109387665B (zh) * | 2017-08-07 | 2022-09-09 | 纳博特斯克有限公司 | 速度检测装置和速度检测方法 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| CA1120235A (en) | Method and apparatus for regulating the bath level in a continuous casting mould by means of alternating electro-magnetic fields | |
| GB2142729A (en) | Method and apparatus for non-contact measurement of solidified shell of a metal casting having unsolidifed inner part | |
| US4567435A (en) | Method and apparatus for continuously measuring distance utilizing eddy current and having temperature difference influence elimination | |
| JP6524849B2 (ja) | 浸漬ノズル内の溶鋼流量測定方法及び装置、連続鋳造用タンディッシュ並びに複層鋳片の連続鋳造方法 | |
| JP3307170B2 (ja) | 流速測定方法及びその測定装置並びに連続鋳造方法及びその装置 | |
| JP2018114548A (ja) | 浸漬ノズル内の溶鋼流量測定方法及び装置、連続鋳造用タンディッシュ並びに複層鋳片の連続鋳造方法 | |
| JPH08211085A (ja) | 流速測定装置 | |
| JP4453556B2 (ja) | 連続鋳造鋳片の製造方法 | |
| JP3575264B2 (ja) | 流速測定方法及び装置 | |
| JPS60178318A (ja) | 連続鋳造設備における鋳型内湯面位置検出装置 | |
| JPH0194201A (ja) | 溶融スラグ厚さの測定方法及び装置 | |
| JPH08327647A (ja) | 流速測定装置 | |
| JPS6324789B2 (ja) | ||
| JPH08211086A (ja) | 流速測定方法及びその測定装置 | |
| JP2714437B2 (ja) | 溶融金属のメニスカス流速測定方法および装置 | |
| JPH09168847A (ja) | 鋼の連続鋳造方法 | |
| JP4414609B2 (ja) | 鋼の連続鋳造における溶鋼の偏流検知方法ならびに偏流検知装置 | |
| JP3546288B2 (ja) | 流速測定方法及び装置 | |
| JP2810511B2 (ja) | 溶融金属のメニスカス流速測定方法および装置 | |
| JPH09101320A (ja) | 流速測定方法及びその測定装置 | |
| JPS5913301B2 (ja) | 溶鋼通路のスラグ検知装置 | |
| JP2007098400A (ja) | 連続鋳造装置および流速測定方法 | |
| JPH10104038A (ja) | 流速測定方法及び装置 | |
| JPS60133955A (ja) | 連続鋳造の電磁撹拌方法 | |
| JPH09101321A (ja) | 流速測定方法及びその測定装置 |