JPH08211403A - 空間光変調素子 - Google Patents
空間光変調素子Info
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- JPH08211403A JPH08211403A JP7254648A JP25464895A JPH08211403A JP H08211403 A JPH08211403 A JP H08211403A JP 7254648 A JP7254648 A JP 7254648A JP 25464895 A JP25464895 A JP 25464895A JP H08211403 A JPH08211403 A JP H08211403A
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Landscapes
- Liquid Crystal (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 本発明は、読み出し光の斜め入射成分を低減
して、高解像度、高コントラスト比の空間光変調素子を
提供する。 【解決手段】 空間光変調素子10の読み出し光入射側
の透明基板18の読み出し光入射側にファイバープレー
ト20が設けられており、読み出し光の斜め入射成分を
低減している。これによれば、光吸収層14a及び光反
射層14bとを積層して構成されている誘電体ミラー1
4の、光吸収層14aの層数を少なくすることができ、
その結果、素子10の解像度及びコントラスト比が向上
する。
して、高解像度、高コントラスト比の空間光変調素子を
提供する。 【解決手段】 空間光変調素子10の読み出し光入射側
の透明基板18の読み出し光入射側にファイバープレー
ト20が設けられており、読み出し光の斜め入射成分を
低減している。これによれば、光吸収層14a及び光反
射層14bとを積層して構成されている誘電体ミラー1
4の、光吸収層14aの層数を少なくすることができ、
その結果、素子10の解像度及びコントラスト比が向上
する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フラットパネルデ
ィスプレイ、光演算素子、ビデオプロジェクタなどに使
用される空間光変調素子の透明基板及び誘電体ミラーに
かかり、表示品質の改善や生産性の改善に関するもので
ある。
ィスプレイ、光演算素子、ビデオプロジェクタなどに使
用される空間光変調素子の透明基板及び誘電体ミラーに
かかり、表示品質の改善や生産性の改善に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】空間光変調素子は、インコヒーレント・
コヒーレント光変換又はその逆の変換が可能で、データ
の並列処理や画像の直接演算処理などに対する応用が考
えられている。また、光の強度増幅を行うようにすれ
ば、ビデオプロジェクタなどの表示システムにも応用す
ることができる。
コヒーレント光変換又はその逆の変換が可能で、データ
の並列処理や画像の直接演算処理などに対する応用が考
えられている。また、光の強度増幅を行うようにすれ
ば、ビデオプロジェクタなどの表示システムにも応用す
ることができる。
【0003】このような空間光変調素子としては、例え
ば特開昭58−215626号公報等に開示されたもの
があり、図5に示す様な構造となっている。同図におい
て、空間光変調素子22は、透明基板11、透明電極膜
12、光導電層13、不導体の遮光層23、誘電体ミラ
ー24、配向膜15、変調材料として例えば液晶が用い
られる光変調層16、配向膜15、透明電極膜17、透
明基板18が積層されている。そして、透明電極膜1
2,17間には、適宜の駆動用電源19が接続されてい
る。
ば特開昭58−215626号公報等に開示されたもの
があり、図5に示す様な構造となっている。同図におい
て、空間光変調素子22は、透明基板11、透明電極膜
12、光導電層13、不導体の遮光層23、誘電体ミラ
ー24、配向膜15、変調材料として例えば液晶が用い
られる光変調層16、配向膜15、透明電極膜17、透
明基板18が積層されている。そして、透明電極膜1
2,17間には、適宜の駆動用電源19が接続されてい
る。
【0004】以上のような空間光変調素子の概略の作用
を説明すると、所望される情報を含んだ書き込み光は、
矢印F1で示すように素子の光導電層13に入射する。
光導電層13では、書き込み光の強度に応じてその導電
性が変化し、書き込み光の強度分布に対応して導電性分
布となる。このため、駆動用電源19の電圧がその導電
性分布、即ち書き込み光の強度分布に対応して光変調層
16に印加されるようになる。
を説明すると、所望される情報を含んだ書き込み光は、
矢印F1で示すように素子の光導電層13に入射する。
光導電層13では、書き込み光の強度に応じてその導電
性が変化し、書き込み光の強度分布に対応して導電性分
布となる。このため、駆動用電源19の電圧がその導電
性分布、即ち書き込み光の強度分布に対応して光変調層
16に印加されるようになる。
【0005】他方、光変調層16には、矢印F2で示す
ように読み出し光が入射する。ところが、この光変調層
16には、書き込み光の強度分布に対応した電界が影響
しており、この電界分布に対応して読み出し光の光変調
が行われることとなる。変調を受けた読み出し光は、誘
電体ミラー24によって反射され、矢印F3で示すよう
に出力される。なお、遮光層23は、誘電体ミラー24
を突き抜けた読み出し光が光導電層13に達して電荷像
を乱し、読み出し画像のコントラストの低下が起こらな
いようにするためのもので、必要に応じて設けられる。
ように読み出し光が入射する。ところが、この光変調層
16には、書き込み光の強度分布に対応した電界が影響
しており、この電界分布に対応して読み出し光の光変調
が行われることとなる。変調を受けた読み出し光は、誘
電体ミラー24によって反射され、矢印F3で示すよう
に出力される。なお、遮光層23は、誘電体ミラー24
を突き抜けた読み出し光が光導電層13に達して電荷像
を乱し、読み出し画像のコントラストの低下が起こらな
いようにするためのもので、必要に応じて設けられる。
【0006】例えばビデオプロジェクタなどのように非
常に強い読み出し光を使うものに用いられる空間光変調
素子は、遮光層23の厚みが1〜10μm、誘電体ミラ
ー24の厚みが数μm以上と厚くなる。このため、光導
電層13の導電性変化に基づいて光変調層16に印加さ
れる電圧の損失が大きくなる。従って、電源19の駆動
電圧は増大し、また、読み出し画像のコントラストが低
下することになる。さらに光導電層13における電界の
横方向の広がりが大きくなり、読み出し画像の解像度が
低下するという不都合も生じる。また、強い読み出し光
からの熱により空間光変調素子の温度が上昇するので遮
光層23のインピ−ダンスが変化してしまう。そのため
光変調層16に印加される電圧が変化し、コントラスト
比が低下してしまうという問題も生じる。
常に強い読み出し光を使うものに用いられる空間光変調
素子は、遮光層23の厚みが1〜10μm、誘電体ミラ
ー24の厚みが数μm以上と厚くなる。このため、光導
電層13の導電性変化に基づいて光変調層16に印加さ
れる電圧の損失が大きくなる。従って、電源19の駆動
電圧は増大し、また、読み出し画像のコントラストが低
下することになる。さらに光導電層13における電界の
横方向の広がりが大きくなり、読み出し画像の解像度が
低下するという不都合も生じる。また、強い読み出し光
からの熱により空間光変調素子の温度が上昇するので遮
光層23のインピ−ダンスが変化してしまう。そのため
光変調層16に印加される電圧が変化し、コントラスト
比が低下してしまうという問題も生じる。
【0007】この問題を解決する手法としては、特開平
3−217825、特開平6−3693号公報等に開示
されており、遮光層23をなくし、誘電体ミラー24の
みで構成され、例えば誘電体ミラー24は、SiO2 膜
とSi膜とを交互に積層して光導電層側に設けられた光
吸収層と、SiO2 膜とTiO2 膜とを交互に積層して
光変調層側に設けられた光反射層とから構成され、遮光
層としての性質も兼ね備えるようにして、解像度やコン
トラスト比の向上を図っている。
3−217825、特開平6−3693号公報等に開示
されており、遮光層23をなくし、誘電体ミラー24の
みで構成され、例えば誘電体ミラー24は、SiO2 膜
とSi膜とを交互に積層して光導電層側に設けられた光
吸収層と、SiO2 膜とTiO2 膜とを交互に積層して
光変調層側に設けられた光反射層とから構成され、遮光
層としての性質も兼ね備えるようにして、解像度やコン
トラスト比の向上を図っている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ビデオ
プロジェクターの高輝度化が進み、読み出し光強度が増
大すると、従来の誘電体ミラー24では読み出し光に対
する遮光性が不足し、読み出し光が誘電体ミラー24を
透過し光導電層13まで達し、その結果画像欠陥が急激
に増大し、表示品質が大きく劣化するという欠点が生じ
た。特に赤色の読み出し光においてその現象は著しい。
この問題の発生原因は、空間光変調素子に入射する読み
出し光の斜め成分にあることが分かった。
プロジェクターの高輝度化が進み、読み出し光強度が増
大すると、従来の誘電体ミラー24では読み出し光に対
する遮光性が不足し、読み出し光が誘電体ミラー24を
透過し光導電層13まで達し、その結果画像欠陥が急激
に増大し、表示品質が大きく劣化するという欠点が生じ
た。特に赤色の読み出し光においてその現象は著しい。
この問題の発生原因は、空間光変調素子に入射する読み
出し光の斜め成分にあることが分かった。
【0009】図6は、空間光変調素子に入射する読み出
し光強度と入射角度との関係を示したものであり、同図
から、読み出し光には入射角度が10°から70°まで
の斜め入射成分が多く存在していることが分かる。ここ
では、赤色の読み出し光を例にあげており、空間光変調
素子の読み出し光入射側の透明基板面に垂直な方向から
入射する光の入射角度を0゜としている。
し光強度と入射角度との関係を示したものであり、同図
から、読み出し光には入射角度が10°から70°まで
の斜め入射成分が多く存在していることが分かる。ここ
では、赤色の読み出し光を例にあげており、空間光変調
素子の読み出し光入射側の透明基板面に垂直な方向から
入射する光の入射角度を0゜としている。
【0010】図7は、読み出し光が図6のような波長分
布をもち中心波長λは640nmの場合において設計さ
れた従来の誘電体ミラー24の遮光性を表す吸光度(Op
tical Density )の中心波長λで640nmにおける入
射角依存性を示したもので、斜め入射光(入射角度15
°〜75°)に対して吸光度が小さくなることが分か
る。つまり、この誘電体ミラー24は、斜め入射光に対
して遮光性は低いといえる。そして、読み出し光強度が
増大すると斜め入射成分も同時に大きくなり、斜め入射
成分が誘電体ミラー24を透過し、光導電層13を感光
するため、画像欠陥を生じる。
布をもち中心波長λは640nmの場合において設計さ
れた従来の誘電体ミラー24の遮光性を表す吸光度(Op
tical Density )の中心波長λで640nmにおける入
射角依存性を示したもので、斜め入射光(入射角度15
°〜75°)に対して吸光度が小さくなることが分か
る。つまり、この誘電体ミラー24は、斜め入射光に対
して遮光性は低いといえる。そして、読み出し光強度が
増大すると斜め入射成分も同時に大きくなり、斜め入射
成分が誘電体ミラー24を透過し、光導電層13を感光
するため、画像欠陥を生じる。
【0011】これに対する改善策として、誘電体ミラー
24の光吸収層の光学厚みを増加し、積層数を増やす方
法があるが、誘電体ミラー24膜厚が厚くなり解像度及
びコントラスト比が劣化する。また、読み出し光強度が
非常に強い場合には、遮光層としての十分な効果が得ら
れないという問題点があった。
24の光吸収層の光学厚みを増加し、積層数を増やす方
法があるが、誘電体ミラー24膜厚が厚くなり解像度及
びコントラスト比が劣化する。また、読み出し光強度が
非常に強い場合には、遮光層としての十分な効果が得ら
れないという問題点があった。
【0012】本発明はこれらの点に着目したもので、読
み出し光中の斜め入射光成分を低減して、誘電体ミラー
膜厚を薄くしても十分な遮光性が得られ、高解像度、高
コントラスト比の空間光変調素子を提供することを目的
とするものである。
み出し光中の斜め入射光成分を低減して、誘電体ミラー
膜厚を薄くしても十分な遮光性が得られ、高解像度、高
コントラスト比の空間光変調素子を提供することを目的
とするものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するための手段として、透明電極を有する透明基板間
に、少なくとも誘電体ミラーと、前記誘電体ミラーの書
き込み光入射側に設けられた光導電層と、前記誘電体ミ
ラーの読み出し光入射側に設けられた光変調層とを有す
る空間光変調素子において、読み出し光入射側の透明基
板の読み出し光入射側にファイバープレートを設ける
か、又は読み出し光入射側の透明基板をファイバープレ
ートにより形成することを特徴とする空間光変調素子を
提供するものである。また、前記誘電体ミラーは、夫々
屈折率の異なる複数の種類の膜を積層した、前記書き込
み光入射側に光吸収性を有する第1の層(光吸収層)
と、前記読み出し光入射側に光反射性を有する第2の層
(光反射層)とを含んで構成されるものであり、読み出
し光入射側の透明基板の読み出し光入射側にファイバー
プレートを設けるか、又は読み出し光入射側の透明基板
をファイバープレートにより形成することを特徴とする
空間光変調素子を提供するものである。なお、読み出し
光入射側の透明基板の読み出し光入射側にファイバープ
レートを設ける場合、ファイバープレートは透明基板に
接していても接していなくても良いものである。
成するための手段として、透明電極を有する透明基板間
に、少なくとも誘電体ミラーと、前記誘電体ミラーの書
き込み光入射側に設けられた光導電層と、前記誘電体ミ
ラーの読み出し光入射側に設けられた光変調層とを有す
る空間光変調素子において、読み出し光入射側の透明基
板の読み出し光入射側にファイバープレートを設ける
か、又は読み出し光入射側の透明基板をファイバープレ
ートにより形成することを特徴とする空間光変調素子を
提供するものである。また、前記誘電体ミラーは、夫々
屈折率の異なる複数の種類の膜を積層した、前記書き込
み光入射側に光吸収性を有する第1の層(光吸収層)
と、前記読み出し光入射側に光反射性を有する第2の層
(光反射層)とを含んで構成されるものであり、読み出
し光入射側の透明基板の読み出し光入射側にファイバー
プレートを設けるか、又は読み出し光入射側の透明基板
をファイバープレートにより形成することを特徴とする
空間光変調素子を提供するものである。なお、読み出し
光入射側の透明基板の読み出し光入射側にファイバープ
レートを設ける場合、ファイバープレートは透明基板に
接していても接していなくても良いものである。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して本発明
の空間光変調素子の実施例について詳細に説明する。図
1は本発明の一実施例の空間光変調素子を示している。
同図において、空間光変調素子10の読み出し光入射側
の透明基板18の読み出し光入射側に、グラスファイバ
を成型し板状加工したファイバープレート20が設けら
れている。このファイバープレート20は、互いに密接
配設された多数の光学ファイバで構成され、ここでは夫
々のファイバの一端は透明基板18に当接され、他端面
は、平坦面を形成し、この他端面に入射した読み出し光
が、ファイバ中を伝播し、ファイバの一端から出射して
透明基板18に照射されるものである。ここで、ファイ
バープレート20は、透明基板に当接したものとした
が、特に当接する必要はない。当接しない場合は、余分
な光が入らないように隙間を何かで覆うと良い。なお、
上述した図5の構成要素と同様の構成要素には同じ符号
を付してその説明を省略する。
の空間光変調素子の実施例について詳細に説明する。図
1は本発明の一実施例の空間光変調素子を示している。
同図において、空間光変調素子10の読み出し光入射側
の透明基板18の読み出し光入射側に、グラスファイバ
を成型し板状加工したファイバープレート20が設けら
れている。このファイバープレート20は、互いに密接
配設された多数の光学ファイバで構成され、ここでは夫
々のファイバの一端は透明基板18に当接され、他端面
は、平坦面を形成し、この他端面に入射した読み出し光
が、ファイバ中を伝播し、ファイバの一端から出射して
透明基板18に照射されるものである。ここで、ファイ
バープレート20は、透明基板に当接したものとした
が、特に当接する必要はない。当接しない場合は、余分
な光が入らないように隙間を何かで覆うと良い。なお、
上述した図5の構成要素と同様の構成要素には同じ符号
を付してその説明を省略する。
【0015】図2はファイバープレートを透過した読み
出し光強度と出射角度との関係を示している。同図か
ら、ファイバープレート20を透過した光強度は、出射
角度が20゜以上のものが非常に小さくなっている。従
って、ファイバープレート20を用いた空間光変調素子
10の誘電体ミラー14に入射する読み出し光は、斜め
入射成分の多くが除去されたものとなり、当然の如く、
誘電体ミラー14を透過する読み出し光の斜め入射成分
は非常に小さくなる。その結果、空間光変調素子10の
読み出し光の斜め入射成分に対する遮光性は非常に高ま
り、読み出し光の垂直入射成分に対する遮光性のみを考
慮して誘電体ミラー14を設計すればよいことになる。
出し光強度と出射角度との関係を示している。同図か
ら、ファイバープレート20を透過した光強度は、出射
角度が20゜以上のものが非常に小さくなっている。従
って、ファイバープレート20を用いた空間光変調素子
10の誘電体ミラー14に入射する読み出し光は、斜め
入射成分の多くが除去されたものとなり、当然の如く、
誘電体ミラー14を透過する読み出し光の斜め入射成分
は非常に小さくなる。その結果、空間光変調素子10の
読み出し光の斜め入射成分に対する遮光性は非常に高ま
り、読み出し光の垂直入射成分に対する遮光性のみを考
慮して誘電体ミラー14を設計すればよいことになる。
【0016】図3は、誘電体ミラー14の一例を示し、
読み出し光の中心波長をλとすると、夫々SiO2 膜、
Si膜、SiO2 膜、TiO2 膜はλ/4の光学厚みを
有し、書き込み光入射側から、SiO2 膜とSi膜とを
交互に複数積層した光吸収層14aの上に、SiO2 膜
とTiO2 膜とを交互に複数積層した光反射層14bが
積層されている。そして、最後にSiO2 膜がλ/2の
光学厚さで積層されている。表1に、ファイバープレー
ト20がある場合とない場合での、光強度が10 mW/cm
2 及び100 mW/cm2 の読み出し光に対して十分な遮光
性を得る誘電体ミラー14の光吸収層14aの層数を示
す。なお、光反射層14bは4層積層されている。
読み出し光の中心波長をλとすると、夫々SiO2 膜、
Si膜、SiO2 膜、TiO2 膜はλ/4の光学厚みを
有し、書き込み光入射側から、SiO2 膜とSi膜とを
交互に複数積層した光吸収層14aの上に、SiO2 膜
とTiO2 膜とを交互に複数積層した光反射層14bが
積層されている。そして、最後にSiO2 膜がλ/2の
光学厚さで積層されている。表1に、ファイバープレー
ト20がある場合とない場合での、光強度が10 mW/cm
2 及び100 mW/cm2 の読み出し光に対して十分な遮光
性を得る誘電体ミラー14の光吸収層14aの層数を示
す。なお、光反射層14bは4層積層されている。
【0017】
【表1】
【0018】表1に示す様に、ファイバープレート20
がある場合は、ファイバープレート20がない場合に比
べ光吸収層14aの層数は1/2となり、膜厚は薄くて
よいことが分かった。また、読み出し光強度が10倍に
上昇した場合でも、ファイバープレート20を透過した
後の読み出し光の斜め入射成分が非常に小さいため、光
吸収層14aの層数は12層でよいことが分かった。
がある場合は、ファイバープレート20がない場合に比
べ光吸収層14aの層数は1/2となり、膜厚は薄くて
よいことが分かった。また、読み出し光強度が10倍に
上昇した場合でも、ファイバープレート20を透過した
後の読み出し光の斜め入射成分が非常に小さいため、光
吸収層14aの層数は12層でよいことが分かった。
【0019】表2に、ファイバープレート無しで光吸収
層14aの層数が20層の場合とファイバープレート有
りで10層の場合での、空間光変調素子10の解像度及
びコントラスト比を示す。
層14aの層数が20層の場合とファイバープレート有
りで10層の場合での、空間光変調素子10の解像度及
びコントラスト比を示す。
【0020】
【表2】
【0021】表2から、誘電体ミラー14膜厚が薄くな
ると、解像度及びコントラスト比は向上することが分か
る。従って、表1及び表2から、ファイバープレート2
0を設けたことにより、誘電体ミラー14膜厚を薄くす
ることができ、解像度及びコントラスト比が向上するこ
とが分かる。
ると、解像度及びコントラスト比は向上することが分か
る。従って、表1及び表2から、ファイバープレート2
0を設けたことにより、誘電体ミラー14膜厚を薄くす
ることができ、解像度及びコントラスト比が向上するこ
とが分かる。
【0022】次に、本発明の第2の実施例について説明
する。図4は、本発明の第2の実施例の空間光変調素子
を示している。同図において、ファイバープレート20
を透明基板18として使用して、誘電体ミラー14に入
射する読み出し光のうち、斜め入射成分を少なくしてい
る。他の構成は上述した図1と同様である。従って、こ
の空間光変調素子21によれば、第1の実施例と同様の
効果が得られると共に、更にファイバープレート20を
透明基板18として使用することにより、空間光変調素
子全体の厚さを薄くすることができる。
する。図4は、本発明の第2の実施例の空間光変調素子
を示している。同図において、ファイバープレート20
を透明基板18として使用して、誘電体ミラー14に入
射する読み出し光のうち、斜め入射成分を少なくしてい
る。他の構成は上述した図1と同様である。従って、こ
の空間光変調素子21によれば、第1の実施例と同様の
効果が得られると共に、更にファイバープレート20を
透明基板18として使用することにより、空間光変調素
子全体の厚さを薄くすることができる。
【0023】なお、上述した第1及び第2実施例に限ら
ず、ファイバープレート20は誘電体ミラー14と光変
調層16との間に設けてもよい。
ず、ファイバープレート20は誘電体ミラー14と光変
調層16との間に設けてもよい。
【0024】次に、空間光変調素子の温度変化に対して
の安定性について調べたので、図1、図8を用いて説明
する。読み出し光の強度が非常に強い場合には図示しな
い読み出し光源からの熱が空間光変調素子10に加えら
れるので、空間光変調素子10は高温にさらされること
になる。そのために光吸収層14aのインピ−ダンスが
変化すると、光変調層16に印加される電圧が変化する
のでコントラスト比が変化してしまう。そこで、高温に
さらされた時の光吸収層14aのインピ−ダンスについ
て調べた。また読み出し光を空間光変調素子10に照射
した時に読み出し光が光導電層13に到達すると光導電
層13のインピ−ダンスの変動を生じるので、遮光性に
ついては透明電極膜12と17間のインピ−ダンスを測
定して評価した。
の安定性について調べたので、図1、図8を用いて説明
する。読み出し光の強度が非常に強い場合には図示しな
い読み出し光源からの熱が空間光変調素子10に加えら
れるので、空間光変調素子10は高温にさらされること
になる。そのために光吸収層14aのインピ−ダンスが
変化すると、光変調層16に印加される電圧が変化する
のでコントラスト比が変化してしまう。そこで、高温に
さらされた時の光吸収層14aのインピ−ダンスについ
て調べた。また読み出し光を空間光変調素子10に照射
した時に読み出し光が光導電層13に到達すると光導電
層13のインピ−ダンスの変動を生じるので、遮光性に
ついては透明電極膜12と17間のインピ−ダンスを測
定して評価した。
【0025】図8は、温度変化に対する光吸収層のイン
ピ−ダンス特性(実線A)と、温度変化に対する透明電
極膜間のインピ−ダンス特性(破線B)とをそれぞれ示
す図である。この場合、光強度が100mW/cm2の読み出
し光を空間光変調素子10に照射している。この両特性
から明らかなように、光吸収層のインピ−ダンス特性
(実線A)と温度変化に対する透明電極膜間のインピ−
ダンス特性(破線B)とは、それぞれ温度依存性がな
く、常時安定した値を維持することができる。この結果
から空間光変調素子10が高温になっても、遮光性は保
持され、光変調層16に印加される電圧は一定であり、
安定したコントラスト比の表示画像が得られることが分
かる。
ピ−ダンス特性(実線A)と、温度変化に対する透明電
極膜間のインピ−ダンス特性(破線B)とをそれぞれ示
す図である。この場合、光強度が100mW/cm2の読み出
し光を空間光変調素子10に照射している。この両特性
から明らかなように、光吸収層のインピ−ダンス特性
(実線A)と温度変化に対する透明電極膜間のインピ−
ダンス特性(破線B)とは、それぞれ温度依存性がな
く、常時安定した値を維持することができる。この結果
から空間光変調素子10が高温になっても、遮光性は保
持され、光変調層16に印加される電圧は一定であり、
安定したコントラスト比の表示画像が得られることが分
かる。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように、本発明には以下の
効果がある。 (1)読み出し光入射側の透明基板の読み出し光入射側
にファイバープレートを設ける、又は読み出し光入射側
の透明基板としてファイバープレートを用いるので、読
み出し光の斜め入射成分が低減される。従って、読み出
し光が光導電層へ達するのを防ぐ誘電体ミラーの遮光性
は小さくてよい。つまり、誘電体ミラー膜厚を薄くする
ことができる。また、読み出し光強度が大きく増加した
場合でも、従来に比して誘電体ミラー膜厚は薄くてよ
い。 (2)誘電体ミラー膜厚が薄くできるので、解像度やコ
ントラスト比の向上を図ることができる。 (3)誘電体ミラー膜厚が薄くでき、また、空間光変調
素子全体の厚さも薄くできるので、生産性の向上及びコ
ストの削減を図ることができる。 (4)誘電体ミラ−に光吸収層と光反射層を設けること
により、温度変化に対しもコントラストの安定した表示
画像を有する空間光変調素子を提供できる。
効果がある。 (1)読み出し光入射側の透明基板の読み出し光入射側
にファイバープレートを設ける、又は読み出し光入射側
の透明基板としてファイバープレートを用いるので、読
み出し光の斜め入射成分が低減される。従って、読み出
し光が光導電層へ達するのを防ぐ誘電体ミラーの遮光性
は小さくてよい。つまり、誘電体ミラー膜厚を薄くする
ことができる。また、読み出し光強度が大きく増加した
場合でも、従来に比して誘電体ミラー膜厚は薄くてよ
い。 (2)誘電体ミラー膜厚が薄くできるので、解像度やコ
ントラスト比の向上を図ることができる。 (3)誘電体ミラー膜厚が薄くでき、また、空間光変調
素子全体の厚さも薄くできるので、生産性の向上及びコ
ストの削減を図ることができる。 (4)誘電体ミラ−に光吸収層と光反射層を設けること
により、温度変化に対しもコントラストの安定した表示
画像を有する空間光変調素子を提供できる。
【図1】本発明の第1の実施例の空間光変調素子を示す
構成図である。
構成図である。
【図2】ファイバープレートを透過した読み出し光強度
と出射角度の関係を示す図である。
と出射角度の関係を示す図である。
【図3】誘電体ミラーの一例を示す構成図である。
【図4】本発明の第2の実施例の空間光変調素子を示す
構成図である。
構成図である。
【図5】従来の空間光変調素子の一例を示す構成図であ
る。
る。
【図6】空間光変調素子に入射する読み出し光強度と入
射角度の関係を示す図である。
射角度の関係を示す図である。
【図7】誘電体ミラーのOptical Density と入射角度の
関係を示す図である。
関係を示す図である。
【図8】光吸収層及び透明電極膜間のインピ−ダンスと
温度との関係を示す図である。
温度との関係を示す図である。
10 空間光変調素子 11,18 透明基板 12,17 透明電極膜 13 光導電層 14 誘電体ミラー 14a 光吸収層 14b 光反射層 15 配向膜 16 光変調層 19 駆動用電源 20 ファイバープレート
Claims (4)
- 【請求項1】透明電極を有する2つの透明基板間に、少
なくとも誘電体ミラーと、前記誘電体ミラーの書き込み
光入射側に設けられた光導電層と、前記誘電体ミラーの
読み出し光入射側に設けられた光変調層とを有する空間
光変調素子において、 読み出し光入射側の前記透明基板の読み出し光入射側に
ファイバープレートを設けたことを特徴とする空間光変
調素子。 - 【請求項2】前記誘電体ミラーは、屈折率の異なる複数
の種類の膜を積層した、前記書き込み光入射側に光吸収
性を有する第1の層と、前記読み出し光入射側に光反射
性を有する第2の層とを含んで構成されるものであるこ
とを特徴とする請求項1記載の空間光変調素子。 - 【請求項3】透明電極を有する2つの透明基板間に、少
なくとも誘電体ミラーと、前記誘電体ミラーの書き込み
光入射側に設けられた光導電層と、前記誘電体ミラーの
読み出し光入射側に設けられた光変調層とを有する空間
光変調素子において、 前記読み出し光入射側の前記透明基板をファイバープレ
ートにより形成したことを特徴とする空間光変調素子。 - 【請求項4】前記誘電体ミラーは、屈折率の異なる複数
の種類の膜を積層した、前記書き込み光入射側に光吸収
性を有する第1の層と、前記読み出し光入射側に光反射
性を有する第2の層とを含んで構成されるものであるこ
とを特徴とする請求項3記載の空間光変調素子。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7254648A JPH08211403A (ja) | 1994-11-30 | 1995-09-06 | 空間光変調素子 |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32362894 | 1994-11-30 | ||
| JP6-323628 | 1994-11-30 | ||
| JP7254648A JPH08211403A (ja) | 1994-11-30 | 1995-09-06 | 空間光変調素子 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08211403A true JPH08211403A (ja) | 1996-08-20 |
Family
ID=26541775
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7254648A Pending JPH08211403A (ja) | 1994-11-30 | 1995-09-06 | 空間光変調素子 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08211403A (ja) |
-
1995
- 1995-09-06 JP JP7254648A patent/JPH08211403A/ja active Pending
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