JPH0821173A - 梯子構造 - Google Patents

梯子構造

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JPH0821173A
JPH0821173A JP15494894A JP15494894A JPH0821173A JP H0821173 A JPH0821173 A JP H0821173A JP 15494894 A JP15494894 A JP 15494894A JP 15494894 A JP15494894 A JP 15494894A JP H0821173 A JPH0821173 A JP H0821173A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 鉄骨を組み上げて構造物を構築するに際し、
柱材に設けるようにする梯子構造において、柱材への取
り付けが極めて簡単に行え、且つガタツキが生じること
なく、また脱出も脱落も起きないようにする。 【構成】 張出片部6,7を有した台形盤体状の受具1
を、柱材に対して高さ方向に所定間隔で溶着する。受具
1に対し、両張出片部6,7をその両外側から抱き込む
ような抱持片部13,14を有した掛止具4をステップ
体2側へ一体的に設け、必要時においてこのステップ体
2(掛止具4)を受具1に嵌め込むようにする。受具1
と掛止具4とは、互いに横移動を阻止する楔作用と、前
後移動を阻止する楔作用とを奏し、ステップ体2として
ガタツキは一切生じない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、鉄骨組み上げ現場等で
用いられる梯子構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】鉄骨を用いた構築現場(例えば低層住
宅、倉庫、橋などの建設現場)では、コンクリート打ち
基盤に予め植設してあるアンカーボルトを利用して柱材
を立設固定し、その後、各柱材相互間に梁材等を掛け渡
して構造物の組み立てを行うという手順が採られるが、
梁材等の架設時には、作業員が既に立設状態にある柱材
の上に登る必要が生じる。そこで、柱材の側面に梯子を
付設することがある。
【0003】図6に示すようにこの梯子30は、立設前
の柱材31の側面(立壁面W)に対して、その高さ方向
の複数箇所に2本一組でボルト32を水平突出状態に溶
接してゆき、同一高さで互いに隣接するボルト32にス
テップ部材35を差し込んで、ナット36により固定す
るというものであった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の梯子30におい
ては、ボルト32における溶接代が小さく(外周縁部の
みである)、溶着強度に劣るため、安全性に問題があっ
た。また、ステップ部材35の取付時には、該ステップ
部材35のガタツキを防止するためにナット36を強く
締め付けなければならず、スパナ等の工具を必要とし且
つ作業性に劣るという欠点もあった。なお、一般には梁
材の架設後等においてステップ部材35を取り外すよう
にするので、この場合にもナット36を緩め取るうえで
作業性に劣る等の欠点を有していた。
【0005】更に、柱材31の隅角部31aや、柱材と
して断面円形のものが用いられている場合(図示略)
等、梯子30の取付対象となる立壁面Wが平面でない場
合には、ボルト32を溶接するに際して隣接するもの同
士を平行にすることが極めて面倒且つ困難であるため、
梯子30の付設を諦めざるを得ないことが多かった。本
発明は、上記事情に鑑みてなされたものであって、梯子
としての組み立て及び分解が簡単且つ迅速に行え、使用
時(登り降り時)の安全性が確保され、しかも付設位置
が制限されることもないようにした梯子構造を提供する
ことを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明では、上記目的を
達成するために、次の技術的手段を講じた。即ち、本発
明は、立壁面に対して高さ方向に所定間隔で取り付けら
れる受具と、この受具に上から嵌め込んで掛止可能とさ
れる掛止具を具備したステップ体とから成り、受具及び
掛止具には互いの嵌め込み度が増すにつれてステップ体
の横移動を阻止する幅方向楔作用と、ステップ体の前後
移動を阻止する前後方向楔作用とを強めるガタ防止構造
が設けられていると共に、ステップ体の上方向移動を阻
止する抜止め構造が設けられていることを特徴としてい
る。
【0007】前記抜止め構造は、受具に設けられた中央
孔と、ステップ体に螺合されて先端部を受具の中央孔内
に挿入可能となされたロックボルトとにより構成するこ
とができる。
【0008】
【作用】受具に対してステップ体の掛止具を嵌め込む
(外嵌めの場合と内嵌めの場合とがある)だけで、該ス
テップ体は、ガタ防止構造により幅方向楔作用及び前後
方向楔作用を受けるようになって不動に保持される。そ
のため、横方向へもまた前後方向へもガタツキを生じる
ことがない。
【0009】また抜止め構造を操作しておけば、不注意
等によってステップ板が外れないようにすることもでき
る。受具は、柱材等の立壁面へ溶接等によって取り付け
るようにすればよく、溶接代が大きくなるように、また
柱材等の立壁面に対応するように、各々の事情に応じた
適宜形状に形成することができる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づき説明す
る。図1は本発明に係る梯子構造の単位構成を示す分解
斜視図であって、この梯子構造は、受具1とステップ体
2とロックボルト3とを具備して成る。また、ステップ
体2には、受具1に掛止可能な掛止具4が設けられてい
る。
【0011】受具1は、台形状を呈する基板部5と、こ
の基板部5の左右両側で斜め前方へ向けて緩い角度で折
曲された張出片部6,7とを有して成る。基板部5の中
央には、その表裏を貫通する台形状開口を有した中央孔
8が形成されている。張出片部6,7が基板部5の両側
傾斜辺に沿って傾く角度をα(5°前後)とし、また張
出片部6,7がその外側寄りほど前方へ傾く角度をβ
(図2参照、なお45°前後)とする。
【0012】ステップ体2は、前記掛止具4に対して、
帯鋼材をコ字状に折曲して成る本体部10と、この本体
部10の先端側に架設状に設けられた渡り部11とが一
体的に設けられて成る。掛止具4は、前記受具1の基板
部5よりも幅広となる基板部12と、この基板部12の
左右両側で前記受具1の張出片部6,7を両外側から抱
き込み可能となるべく鉤形に折曲された抱持片13,1
4とを有して成る。即ち、これら抱持具13,14の下
端側内法寸法は張出片部6,7の上端側外法寸法より幅
広で、且つ抱持具13,14の上端側内法寸法は張出片
部6,7の上端側外法寸法より幅狭となるように形成さ
れているので、受具1に対して掛止具4を外嵌めするこ
とができる。そして、これら抱持片13,14も、張出
片部6,7と同様に、基板部12の両側傾斜辺に沿って
傾く角度αと、外側寄りほど前方へ傾く角度β(図2参
照)とを有している。
【0013】このような受具1の張出片部6,7と掛止
具4の抱持具13,14との組み合わせにより、幅方向
楔作用と前後方向楔作用とを奏するガタ防止構造15が
構成されるようになっている。ステップ体2には、本体
部10及び掛止具4を貫通するようにボルト孔18(実
際には、図3に示すように本体部10に対する部分をバ
カ孔とし、掛止具4に対する部分のみに雌ねじを形成さ
せた)が穿設されており、このボルト孔18に、前記し
たロックボルト3が螺合されるようになっている。
【0014】ロックボルト3は、ステップ体2(掛止具
4)を受具1に掛止させた状態で、該ステップ体2のボ
ルト孔18に対して一杯に螺合させたときに、ボルト先
端部が受具1の中央孔8内に達するような長さに形成さ
れている。従って、受具1に対してステップ体2を引き
上げることはできず、これによって抜止め構造19が構
成される。なお、ロックボルト3を上記した長さにする
ことで、抜止め構造19における操作の容易性(ボルト
先端部が確実に中央孔8内へ挿入されたか否かの判断を
する必要がない)及びロックボルト3の締め過ぎ防止が
図られる利点があるが、このことが限定されるものでは
ない。
【0015】上記ステップ体2において、本体部10に
おける左右の突出部分10aは、登り降りする場合の掴
み部とされ、また渡り部11は足載せ部とされる。この
渡り部11には、足の滑りを防止するために複数の打ち
抜き孔20が形成されていると共に、足の踏み外しを防
止するために両端立上げ部21が折曲形成されている。
なお、渡り部11は、掴み部としても使えるようにする
ために、前後方向の幅寸法を小さく抑えてある。
【0016】このようにして成る梯子構造を、柱材等の
立壁面Wへ取り付けるには、まず、受具1を、基板部5
の幅狭な方を上にして立壁面Wに溶接等により固着す
る。この場合、受具1の上縁部1a及び下縁部1bを溶
接代とすることができる他、中央孔8の内縁部(上縁部
8aを除く内周)をも溶接して、溶着強度を高めること
ができる。そのため、安全性を確保できる。なお、中央
孔8の上縁部8aは、ロックボルト3との係合作用を得
るために溶接しない方が好ましい。
【0017】そしてこの受具1に対し、必要時において
その上からステップ体2の掛止具4を嵌め込むようにす
る。このとき、図2に示すように受具1の張出片部6,
7と、掛止具4の抱持具13,14とが、角度α(図1
参照)に起因した幅方向楔作用を生じることによって互
いに横移動が阻止されると共に、角度βに起因した前後
方向楔作用を生じることによって互いに前後移動が阻止
されるようになる。従って、ステップ体2の全体とし
て、横方向へもまた前後方向へもガタツキを生じること
がないように制限され、不動となる。
【0018】この後、ステップ体2のボルト孔18にロ
ックボルト3を螺合させ、その先端部を受具1の中央孔
8内へ挿入させる状態にする(図3参照)。これによ
り、ステップ体2の脱出が防止される。そのため、例え
ば不注意によってステップ体2が上方へ蹴り上げられる
ことがあったとしても、該ステップ体2は決して受具1
から外れることがなく、登り降りする者にともっても、
また下に居る者にとっても安全が確保される。
【0019】勿論、ステップ体2を外す場合には、ロッ
クボルト3を緩めてステップ体2を上方へ引き抜けばよ
い。ところで、本発明において、受具1は図4に示すよ
うなものとしてもよい。この受具1は、基板部5が彎曲
形成されており、立壁面Wとして例えば柱材(図6の符
号31参照)の隅角部31aや、断面円形の柱材等に対
する溶着が簡単且つ確実に行えるようにしてある。
【0020】また、図5に示すように、ステップ体2に
具備される掛止具4が張出片部6,7を有したものとさ
れ、受具1が、これら張出片部6,7をその外側から抱
き込み可能な抱持具13,14を有したものとされてい
る(即ち、前記実施例とは角度α,βの向きが上下反対
であり、また受具1に対して掛止具4を内嵌めする)場
合であってもよい。
【0021】ロックボルト3は、手による螺合が簡単に
行えるように、蝶ボルト等の操作頭部(図示略)付きの
ものにしてもよい。なお、受具1及び掛止具4に設ける
角度α及びβは、数値的に限定されるものではない。ま
た、ステップ体2としての構成、形状は何ら限定される
ものではない。
【0022】
【発明の効果】本発明は、上述の構成を具備するもので
あって、受具に対してステップ体の掛止具を嵌め込むだ
けで、該ステップ体は、ガタ防止構造により幅方向楔作
用及び前後方向楔作用による不動制限を受け、横方向へ
もまた前後方向へもガタツキを生じることがない。従っ
て、梯子としての組み立て及び分解が簡単且つ迅速に行
える。
【0023】また抜止め構造を操作しておけば、不注意
等によってステップ板が外れないようにできるので、使
用時(登り降り時)の安全性が確保される。受具は、溶
接代が大きくなるように、また柱材等の立壁面に対応す
るように、各々の事情に応じた形状に形成できるので、
付設位置が制限されることはなく、しかも立壁面に対し
て確実に固着できる。そのため、汎用性が拡大されると
共に、安全性を一層高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る梯子構造の単位構成を示す分解斜
視図である。
【図2】同上実施例の組み立て状態を示す要部平面図で
ある。
【図3】図2のA−A線断面図である。
【図4】受具の別実施例を示す斜視図である。
【図5】本発明に係る梯子構造の別実施例を示すもので
あって、(a)は要部平面図、(b)は要部正面図であ
る。
【図6】従来の梯子構造を示す分解斜視図である。
【符号の説明】
1 受具 2 ステップ体 3 ロックボルト 4 掛止具 8 中央孔 15 ガタ防止構造 19 抜止め構造 W 立壁面

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 立壁面(W)に対して高さ方向に所定間
    隔で取り付けられる受具(1)と、この受具(1)に上
    から嵌め込んで掛止可能とされる掛止具(4)を具備し
    たステップ体(2)とから成り、受具(1)及び掛止具
    (4)には互いの嵌め込み度が増すにつれてステップ体
    (2)の横移動を阻止する幅方向楔作用と、ステップ体
    (2)の前後移動を阻止する前後方向楔作用とを強める
    ガタ防止構造(15)が設けられていると共に、ステッ
    プ体(2)の上方向移動を阻止する抜止め構造(19)
    が設けられていることを特徴とする梯子構造。
  2. 【請求項2】 前記抜止め構造(19)は、受具(1)
    に設けられた中央孔(8)と、ステップ体(2)に螺合
    されて先端部を受具(1)の中央孔(8)内に挿入可能
    となされたロックボルト(3)とにより構成されている
    ことを特徴とする請求項1記載の梯子構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0868283A (ja) * 1994-08-31 1996-03-12 Aruinko Kk 梯子の伸縮脚固定装置
GB2343614A (en) * 1998-10-22 2000-05-17 James Louis Noyes A V-shaped support rack

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0868283A (ja) * 1994-08-31 1996-03-12 Aruinko Kk 梯子の伸縮脚固定装置
GB2343614A (en) * 1998-10-22 2000-05-17 James Louis Noyes A V-shaped support rack

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