JPH08211882A - 消音装置 - Google Patents
消音装置Info
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- JPH08211882A JPH08211882A JP7020258A JP2025895A JPH08211882A JP H08211882 A JPH08211882 A JP H08211882A JP 7020258 A JP7020258 A JP 7020258A JP 2025895 A JP2025895 A JP 2025895A JP H08211882 A JPH08211882 A JP H08211882A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 大容量の付加音源スピーカが不要で、付加音
源スピーカがその発生熱で破損しない消音装置を提供す
る。 【構成】 騒音信号を出力するセンサマイク12と、付
加音を放射すると共に、残留騒音信号も検出可能な付加
音源スピーカ141,142と、コントローラ13とを設
ける。コントローラ13は、騒音信号及び、残留騒音検
出手段として動作する付加音源スピーカ141,142か
らの残留騒音信号に基づいて、所定位置にて残留騒音を
常時最小とすべく、騒音の波形成分と逆位相となる付加
音を放射させる付加音信号を生成して、付加音放射手段
として動作する付加音源スピーカ141,142に供給す
る。コントローラ13は、予め設定された時間毎に、付
加音源スピーカ141,142の一方を付加音放射手段と
して動作させると共に、他方を残留騒音検出手段として
動作させる。
源スピーカがその発生熱で破損しない消音装置を提供す
る。 【構成】 騒音信号を出力するセンサマイク12と、付
加音を放射すると共に、残留騒音信号も検出可能な付加
音源スピーカ141,142と、コントローラ13とを設
ける。コントローラ13は、騒音信号及び、残留騒音検
出手段として動作する付加音源スピーカ141,142か
らの残留騒音信号に基づいて、所定位置にて残留騒音を
常時最小とすべく、騒音の波形成分と逆位相となる付加
音を放射させる付加音信号を生成して、付加音放射手段
として動作する付加音源スピーカ141,142に供給す
る。コントローラ13は、予め設定された時間毎に、付
加音源スピーカ141,142の一方を付加音放射手段と
して動作させると共に、他方を残留騒音検出手段として
動作させる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ダクト内を伝搬する
騒音を能動的に消音するための消音装置に関する。
騒音を能動的に消音するための消音装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の消音装置としては、例え
ば、特開平2−70195号公報に記載のものが知られ
ている。この消音装置は、図5に概略的に示すように、
換気ダクト1の開口部1a側から到来する外来騒音を、
換気ダクト1の開口部1b側近傍の内表面に埋設された
付加音源スピーカ2から上記外来騒音と同振幅で逆位相
の付加音を放射することにより消音するものである。
ば、特開平2−70195号公報に記載のものが知られ
ている。この消音装置は、図5に概略的に示すように、
換気ダクト1の開口部1a側から到来する外来騒音を、
換気ダクト1の開口部1b側近傍の内表面に埋設された
付加音源スピーカ2から上記外来騒音と同振幅で逆位相
の付加音を放射することにより消音するものである。
【0003】換気ダクト1内部の開口部1a近傍には、
センサマイク3が取り付けられており、このセンサマイ
ク3は、換気ダクト1内を伝搬する騒音の音圧レベルを
検出して騒音信号に変換する。この騒音信号は、コント
ローラ4に入力される。一方、換気ダクト1の開口部1
bの付加音源スピーカ2近傍には、この消音装置によっ
て減衰させられて残留する残留騒音の音圧レベルを検出
して残留騒音信号に変換するエラーマイク5が設けられ
ている。残留騒音信号は、コントローラ4に入力され
る。コントローラ4は、騒音信号及び残留騒音信号に基
づいて、付加音源スピーカ2とエラーマイク5との間の
伝達関数を含む制御アルゴリズムを用いて付加音源スピ
ーカ2を駆動する付加音信号を生成することにより、常
に、エラーマイク5の位置における騒音の大きさが最小
になるように適応制御を行っている。
センサマイク3が取り付けられており、このセンサマイ
ク3は、換気ダクト1内を伝搬する騒音の音圧レベルを
検出して騒音信号に変換する。この騒音信号は、コント
ローラ4に入力される。一方、換気ダクト1の開口部1
bの付加音源スピーカ2近傍には、この消音装置によっ
て減衰させられて残留する残留騒音の音圧レベルを検出
して残留騒音信号に変換するエラーマイク5が設けられ
ている。残留騒音信号は、コントローラ4に入力され
る。コントローラ4は、騒音信号及び残留騒音信号に基
づいて、付加音源スピーカ2とエラーマイク5との間の
伝達関数を含む制御アルゴリズムを用いて付加音源スピ
ーカ2を駆動する付加音信号を生成することにより、常
に、エラーマイク5の位置における騒音の大きさが最小
になるように適応制御を行っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、工場等のブ
ロア騒音のように、大きな音圧レベルを有する外来雑音
が常に発生している環境において、上記従来の消音装置
を用いる場合、上記騒音を充分に消音するためには、そ
の音圧レベルに匹敵する音圧レベルの付加音を放射可能
な大容量の付加音源スピーカ2が必要となるので、不経
済であるという欠点があった。また、上記従来の消音装
置において、付加音源スピーカ2の再生可能な音圧レベ
ルに余裕がない場合には、付加音源スピーカ2の駆動部
(例えば、マグネットやボイスコイル等)から熱が発生
し、その熱のために付加音源スピーカ2が破損したり、
効率が低下してしまうという虞もあった。
ロア騒音のように、大きな音圧レベルを有する外来雑音
が常に発生している環境において、上記従来の消音装置
を用いる場合、上記騒音を充分に消音するためには、そ
の音圧レベルに匹敵する音圧レベルの付加音を放射可能
な大容量の付加音源スピーカ2が必要となるので、不経
済であるという欠点があった。また、上記従来の消音装
置において、付加音源スピーカ2の再生可能な音圧レベ
ルに余裕がない場合には、付加音源スピーカ2の駆動部
(例えば、マグネットやボイスコイル等)から熱が発生
し、その熱のために付加音源スピーカ2が破損したり、
効率が低下してしまうという虞もあった。
【0005】この発明は、上述の事情に鑑みてなされた
もので、大容量の付加音源スピーカを用いることなく、
また、付加音源スピーカが自身の発生する熱によって破
損したり、効率が低下する虞がない消音装置を提供する
ことを目的としている。
もので、大容量の付加音源スピーカを用いることなく、
また、付加音源スピーカが自身の発生する熱によって破
損したり、効率が低下する虞がない消音装置を提供する
ことを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1記載の発明は、ダクト内を伝搬する騒音を
検出して騒音信号を出力する騒音検出手段と、入力され
る付加音信号に基づいて、所定位置に付加音を放射する
付加音放射手段と、前記所定位置に設けられ、前記騒音
が、前記付加音放射手段から放射される前記付加音によ
って打ち消されて残留する残留騒音を検出して残留騒音
信号を出力する残留騒音検出手段と、前記騒音信号及び
前記残留騒音信号に基づいて、前記所定位置にて前記残
留騒音を常時最小とすべく、前記騒音の波形成分と逆位
相となる付加音を放射させる付加音信号を生成して前記
付加音放射手段に供給する制御手段とを備えた消音装置
において、前記付加音放射手段及び前記残留騒音検出手
段は、共に音響を電気信号に変換すると共に、電気信号
を音響に変換する複数の電気音響変換素子からなり、前
記制御手段は、所定の条件に基づいて、前記複数の電気
音響変換素子のいずれかを前記付加音放射手段として動
作させると共に、他の電気音響変換素子を前記残留騒音
検出手段として動作させることを特徴としている。
に、請求項1記載の発明は、ダクト内を伝搬する騒音を
検出して騒音信号を出力する騒音検出手段と、入力され
る付加音信号に基づいて、所定位置に付加音を放射する
付加音放射手段と、前記所定位置に設けられ、前記騒音
が、前記付加音放射手段から放射される前記付加音によ
って打ち消されて残留する残留騒音を検出して残留騒音
信号を出力する残留騒音検出手段と、前記騒音信号及び
前記残留騒音信号に基づいて、前記所定位置にて前記残
留騒音を常時最小とすべく、前記騒音の波形成分と逆位
相となる付加音を放射させる付加音信号を生成して前記
付加音放射手段に供給する制御手段とを備えた消音装置
において、前記付加音放射手段及び前記残留騒音検出手
段は、共に音響を電気信号に変換すると共に、電気信号
を音響に変換する複数の電気音響変換素子からなり、前
記制御手段は、所定の条件に基づいて、前記複数の電気
音響変換素子のいずれかを前記付加音放射手段として動
作させると共に、他の電気音響変換素子を前記残留騒音
検出手段として動作させることを特徴としている。
【0007】
【作用】この発明の構成において、騒音検出手段は、ダ
クト内を伝搬する騒音を検出して騒音信号を出力する。
また、残留騒音検出手段として動作している電気音響変
換素子は、ダクト内を伝搬してきた騒音と、付加音放射
手段として動作している電気音響変換素子から放射され
る付加音との所定位置における干渉による干渉騒音を検
出して残留騒音信号を出力する。これにより、制御手段
が騒音信号及び残留騒音信号に基づいて、所定位置にて
残留騒音を常時最小とすべく、騒音の波形成分と逆位相
となる付加音を放射させる付加音信号を生成して付加音
放射手段として動作している電気音響変換素子に供給す
る。この電気音響変換素子は、入力される付加音信号に
基づいて、所定位置に付加音を放射する。制御手段は、
所定の条件に基づいて、上記各電気音響変換素子の動作
を切り替える。したがって、この発明の構成によれば、
大容量の付加音放射手段を用いることなく、効率的に消
音できる。
クト内を伝搬する騒音を検出して騒音信号を出力する。
また、残留騒音検出手段として動作している電気音響変
換素子は、ダクト内を伝搬してきた騒音と、付加音放射
手段として動作している電気音響変換素子から放射され
る付加音との所定位置における干渉による干渉騒音を検
出して残留騒音信号を出力する。これにより、制御手段
が騒音信号及び残留騒音信号に基づいて、所定位置にて
残留騒音を常時最小とすべく、騒音の波形成分と逆位相
となる付加音を放射させる付加音信号を生成して付加音
放射手段として動作している電気音響変換素子に供給す
る。この電気音響変換素子は、入力される付加音信号に
基づいて、所定位置に付加音を放射する。制御手段は、
所定の条件に基づいて、上記各電気音響変換素子の動作
を切り替える。したがって、この発明の構成によれば、
大容量の付加音放射手段を用いることなく、効率的に消
音できる。
【0008】
【実施例】以下、図面を参照して、この発明の実施例に
ついて説明する。図1は、この発明の一実施例である消
音装置の構成を示す概略図である。なお、この実施例に
おいては、消音すべき騒音の周波数を500Hz以下と
する。同図において、換気ダクト11内部の開口部11
a近傍には、センサマイク12が取り付けられており、
このセンサマイク12は、換気ダクト11内を伝搬する
騒音の音圧レベルを検出して騒音信号に変換する。この
騒音信号は、コントローラ13に入力される。
ついて説明する。図1は、この発明の一実施例である消
音装置の構成を示す概略図である。なお、この実施例に
おいては、消音すべき騒音の周波数を500Hz以下と
する。同図において、換気ダクト11内部の開口部11
a近傍には、センサマイク12が取り付けられており、
このセンサマイク12は、換気ダクト11内を伝搬する
騒音の音圧レベルを検出して騒音信号に変換する。この
騒音信号は、コントローラ13に入力される。
【0009】一方、換気ダクト11内部の開口部11b
近傍の内表面には、対向する位置に、付加音源スピーカ
141及び142が埋設されている。これらの付加音源ス
ピーカ141及び142は、適宜切り換えられ、一方が騒
音を打ち消すべき付加音を放射し、他方がその付加音に
よって減衰させられて残留する残留騒音のレベルを検出
して残留騒音信号に変換する。すなわち、付加音源スピ
ーカ141及び142は、一方が付加音放射手段として動
作している間は、他方が残留騒音検出手段として動作し
ている。付加音源スピーカ141及び142は、コントロ
ーラ13に接続されている。
近傍の内表面には、対向する位置に、付加音源スピーカ
141及び142が埋設されている。これらの付加音源ス
ピーカ141及び142は、適宜切り換えられ、一方が騒
音を打ち消すべき付加音を放射し、他方がその付加音に
よって減衰させられて残留する残留騒音のレベルを検出
して残留騒音信号に変換する。すなわち、付加音源スピ
ーカ141及び142は、一方が付加音放射手段として動
作している間は、他方が残留騒音検出手段として動作し
ている。付加音源スピーカ141及び142は、コントロ
ーラ13に接続されている。
【0010】次に、図2に参照してコントローラ13の
電気的構成について説明する。図2において、センサマ
イク12から出力された騒音信号は、アンプ15に入力
される。アンプ15は、騒音信号を増幅する。LPF1
6は、カットオフ周波数が500Hzであり、アンプ1
5の出力信号の低周波成分を通過させる。アナログ/デ
ジタル変換器(以下、A/Dコンバータという)17
は、サンプリング周波数1.5kHzでLPF16から
出力された騒音信号の低周波成分をデジタルの騒音デー
タに変換した後、信号処理部18に入力する。
電気的構成について説明する。図2において、センサマ
イク12から出力された騒音信号は、アンプ15に入力
される。アンプ15は、騒音信号を増幅する。LPF1
6は、カットオフ周波数が500Hzであり、アンプ1
5の出力信号の低周波成分を通過させる。アナログ/デ
ジタル変換器(以下、A/Dコンバータという)17
は、サンプリング周波数1.5kHzでLPF16から
出力された騒音信号の低周波成分をデジタルの騒音デー
タに変換した後、信号処理部18に入力する。
【0011】付加音源スピーカ141及び142は、コン
トローラ13内の入出力切替部19に接続されている。
残留騒音検出手段として動作している付加音源スピーカ
14 1又は142から出力された残留騒音信号は、入出力
切替部19を経てアンプ20に入力される。アンプ20
は、残留騒音信号を増幅する。LPF21は、カットオ
フ周波数が500Hzであり、アンプ20の出力信号の
低周波成分を通過させる。A/Dコンバータ22は、サ
ンプリング周波数1.5kHzでLPF21から出力さ
れた残留騒音信号の低周波成分をデジタルの残留騒音デ
ータε(i)に変換した後、信号処理部18に入力す
る。
トローラ13内の入出力切替部19に接続されている。
残留騒音検出手段として動作している付加音源スピーカ
14 1又は142から出力された残留騒音信号は、入出力
切替部19を経てアンプ20に入力される。アンプ20
は、残留騒音信号を増幅する。LPF21は、カットオ
フ周波数が500Hzであり、アンプ20の出力信号の
低周波成分を通過させる。A/Dコンバータ22は、サ
ンプリング周波数1.5kHzでLPF21から出力さ
れた残留騒音信号の低周波成分をデジタルの残留騒音デ
ータε(i)に変換した後、信号処理部18に入力す
る。
【0012】D/Aコンバータ23は、サンプリング周
波数1.5kHzで信号処理部18から出力されたデジ
タルデータをアナログ信号に変換する。また、LPF2
4は、カットオフ周波数が500Hzであって、アンチ
エリアシングフィルタによって構成されており、D/A
コンバータ23の出力信号の低周波成分を通過させる。
アンプ25は、LPF24の出力信号を増幅した後、入
出力切替部19を経て付加音放射手段として動作してい
る付加音源スピーカ14 1又は142に入力する。
波数1.5kHzで信号処理部18から出力されたデジ
タルデータをアナログ信号に変換する。また、LPF2
4は、カットオフ周波数が500Hzであって、アンチ
エリアシングフィルタによって構成されており、D/A
コンバータ23の出力信号の低周波成分を通過させる。
アンプ25は、LPF24の出力信号を増幅した後、入
出力切替部19を経て付加音放射手段として動作してい
る付加音源スピーカ14 1又は142に入力する。
【0013】次に、図3を参照して、信号処理部18の
電気的構成について説明する。図3において、信号処理
部18は、適応フィルタ(以下、ADFという)3
1 1,312と、コントロールド・フィルタ(以下、CN
Fという)321,322と、補正用フィルタ331,3
32等とから概略構成され、初期動作として、付加音放
射手段として動作している付加音源スピーカ141又は
142から残留騒音検出手段として動作している付加音
源スピーカ142又は141までの間の伝達関数G111,
G121の同定、及び適応制御動作として、センサマイク
12から残留騒音検出手段として動作している付加音源
スピーカ142又は141までの間の伝達関数G21,G22
の逆特性F1,F2(正確には、予め、伝達関数G111,
G121の効果を除去された逆特性F1,F2)の逐次同定
等を行い、騒音を打ち消すべきデジタルの付加音データ
を生成して出力する。この効果は、付加音放射手段とし
て動作している付加音源スピーカ141又は142から付
加音が放射されることにより加えられる(元に戻る)。
電気的構成について説明する。図3において、信号処理
部18は、適応フィルタ(以下、ADFという)3
1 1,312と、コントロールド・フィルタ(以下、CN
Fという)321,322と、補正用フィルタ331,3
32等とから概略構成され、初期動作として、付加音放
射手段として動作している付加音源スピーカ141又は
142から残留騒音検出手段として動作している付加音
源スピーカ142又は141までの間の伝達関数G111,
G121の同定、及び適応制御動作として、センサマイク
12から残留騒音検出手段として動作している付加音源
スピーカ142又は141までの間の伝達関数G21,G22
の逆特性F1,F2(正確には、予め、伝達関数G111,
G121の効果を除去された逆特性F1,F2)の逐次同定
等を行い、騒音を打ち消すべきデジタルの付加音データ
を生成して出力する。この効果は、付加音放射手段とし
て動作している付加音源スピーカ141又は142から付
加音が放射されることにより加えられる(元に戻る)。
【0014】A/Dコンバータ17(図2)から出力さ
れた騒音データは、信号処理部18のスイッチ34の共
通端子Tcに入力される。スイッチ34は、他のスイッ
チ35,36と連動して切り替えられ、共に共通端子T
cが端子Ta又は端子Tbに接続される。すなわち、付加
音源スピーカ141が付加音放射手段として動作し、付
加音源スピーカ142が残留騒音検出手段として動作す
る場合には、スイッチ34〜36の共通端子Tcは、全
て端子Taに接続され、付加音源スピーカ142が付加音
放射手段として動作し、付加音源スピーカ141が残留
騒音検出手段として動作する場合には、スイッチ34〜
36の共通端子Tcは、全て端子Tbに接続される。
れた騒音データは、信号処理部18のスイッチ34の共
通端子Tcに入力される。スイッチ34は、他のスイッ
チ35,36と連動して切り替えられ、共に共通端子T
cが端子Ta又は端子Tbに接続される。すなわち、付加
音源スピーカ141が付加音放射手段として動作し、付
加音源スピーカ142が残留騒音検出手段として動作す
る場合には、スイッチ34〜36の共通端子Tcは、全
て端子Taに接続され、付加音源スピーカ142が付加音
放射手段として動作し、付加音源スピーカ141が残留
騒音検出手段として動作する場合には、スイッチ34〜
36の共通端子Tcは、全て端子Tbに接続される。
【0015】したがって、付加音源スピーカ141が付
加音放射手段として動作し、付加音源スピーカ142が
残留騒音検出手段として動作する場合は、ADF3
11、CNF321、補正用フィルタ331、差動増幅器
351及びフィードバック補正用フィルタ361が動作す
る。一方、付加音源スピーカ142が付加音放射手段と
して動作し、付加音源スピーカ141が残留騒音検出手
段として動作する場合は、ADF312、CNF322、
補正用フィルタ332、差動増幅器352及びフィードバ
ック補正用フィルタ362が動作する。これらの構成及
び動作は、伝達関数等の違いの他は略同様であるので、
説明を簡単にするために、以下では、スイッチ34〜3
6の共通端子Tcが全て端子Taに接続された場合につい
てのみ説明する。
加音放射手段として動作し、付加音源スピーカ142が
残留騒音検出手段として動作する場合は、ADF3
11、CNF321、補正用フィルタ331、差動増幅器
351及びフィードバック補正用フィルタ361が動作す
る。一方、付加音源スピーカ142が付加音放射手段と
して動作し、付加音源スピーカ141が残留騒音検出手
段として動作する場合は、ADF312、CNF322、
補正用フィルタ332、差動増幅器352及びフィードバ
ック補正用フィルタ362が動作する。これらの構成及
び動作は、伝達関数等の違いの他は略同様であるので、
説明を簡単にするために、以下では、スイッチ34〜3
6の共通端子Tcが全て端子Taに接続された場合につい
てのみ説明する。
【0016】A/Dコンバータ17から出力され、スイ
ッチ34を経た騒音データは、差動増幅器351の非反
転入力端子に入力される。差動増幅器351の出力デー
タは、CNF321及び補正用フィルタ331に入力され
る。一方、図2に示すA/Dコンバータ16から出力さ
れ、スイッチ36を経たた残留騒音データε(i)は、
ADF311に入力される。
ッチ34を経た騒音データは、差動増幅器351の非反
転入力端子に入力される。差動増幅器351の出力デー
タは、CNF321及び補正用フィルタ331に入力され
る。一方、図2に示すA/Dコンバータ16から出力さ
れ、スイッチ36を経たた残留騒音データε(i)は、
ADF311に入力される。
【0017】ADF311は、補正用フィルタ331から
出力される、フィードバック補正用フィルタ361及び
補正用フィルタ331によって補正された騒音データX
HC1(i)の値に基づいて、残留騒音データε(i)
を用いて、最小2乗平均(LeastMean Squre; 以下、LM
Sという)等の適応制御アルゴリズムを駆使して、常に
残留騒音検出手段として動作する付加音源スピーカ14
2の位置での残留騒音が最小となるように、必要な伝達
関数(フィルタ係数)の適応化処理(適応動作)を行
う。CNF321には、センサマイク12から残留騒音
検出手段として動作する付加音源スピーカ142までの
間の伝達関数G21の逆特性F1に対応するフィルタ係数
j1が設定される。このフィルタ係数j1は、ADF31
1によって、上記サンプリング周期毎に更新される。
出力される、フィードバック補正用フィルタ361及び
補正用フィルタ331によって補正された騒音データX
HC1(i)の値に基づいて、残留騒音データε(i)
を用いて、最小2乗平均(LeastMean Squre; 以下、LM
Sという)等の適応制御アルゴリズムを駆使して、常に
残留騒音検出手段として動作する付加音源スピーカ14
2の位置での残留騒音が最小となるように、必要な伝達
関数(フィルタ係数)の適応化処理(適応動作)を行
う。CNF321には、センサマイク12から残留騒音
検出手段として動作する付加音源スピーカ142までの
間の伝達関数G21の逆特性F1に対応するフィルタ係数
j1が設定される。このフィルタ係数j1は、ADF31
1によって、上記サンプリング周期毎に更新される。
【0018】補正用フィルタ331は、FIRデジタル
フィルタから構成されており、上記適応制御アルゴリズ
ムの安定化に寄与するものであり、付加音放射手段とし
て動作する付加音源スピーカ141から残留騒音検出手
段として動作する付加音源スピーカ142までの間、正
確には、図1乃至図3に示す経路(ポイントJ→スイッ
チ35→D/Aコンバータ23→LPF24→アンプ2
5→入出力切替部19→付加音源スピーカ141→付加
音源スピーカ142→入出力切替部19→アンプ20→
LPF21→A/Dコンバータ22→スイッチ36→ポ
イントK)の500Hz以下の伝達関数G111に対応す
るフィルタ係数h11が設定される。この補正用フィルタ
331を含む適応制御アルゴリズムは、Filtere
d−XLMSアルゴリズムと呼ばれ、1985年にWi
drow等によって提唱されたものである。
フィルタから構成されており、上記適応制御アルゴリズ
ムの安定化に寄与するものであり、付加音放射手段とし
て動作する付加音源スピーカ141から残留騒音検出手
段として動作する付加音源スピーカ142までの間、正
確には、図1乃至図3に示す経路(ポイントJ→スイッ
チ35→D/Aコンバータ23→LPF24→アンプ2
5→入出力切替部19→付加音源スピーカ141→付加
音源スピーカ142→入出力切替部19→アンプ20→
LPF21→A/Dコンバータ22→スイッチ36→ポ
イントK)の500Hz以下の伝達関数G111に対応す
るフィルタ係数h11が設定される。この補正用フィルタ
331を含む適応制御アルゴリズムは、Filtere
d−XLMSアルゴリズムと呼ばれ、1985年にWi
drow等によって提唱されたものである。
【0019】フィードバック補正用フィルタ361は、
FIRデジタルフィルタから構成されており、付加音放
射手段として動作する付加音源スピーカ141から放射
された付加音がセンサマイク12によって電気信号に変
換されて音響帰還を起こすことを防止するためのもので
あり、付加音源スピーカ141からセンサマイク12ま
での間、正確には、図1乃至図3に示す経路(ポイント
J→スイッチ35→D/Aコンバータ23→LPF24
→アンプ25→入出力切替部19→付加音源スピーカ1
41→センサマイク12→アンプ15→LPF16→A
/Dコンバータ17→スイッチ34→ポイントL)の5
00Hz以下の伝達関数G121に対応するフィルタ係数
h21が設定される。
FIRデジタルフィルタから構成されており、付加音放
射手段として動作する付加音源スピーカ141から放射
された付加音がセンサマイク12によって電気信号に変
換されて音響帰還を起こすことを防止するためのもので
あり、付加音源スピーカ141からセンサマイク12ま
での間、正確には、図1乃至図3に示す経路(ポイント
J→スイッチ35→D/Aコンバータ23→LPF24
→アンプ25→入出力切替部19→付加音源スピーカ1
41→センサマイク12→アンプ15→LPF16→A
/Dコンバータ17→スイッチ34→ポイントL)の5
00Hz以下の伝達関数G121に対応するフィルタ係数
h21が設定される。
【0020】CNF321から出力された付加音データ
は、フィードバック補正用フィルタ361を経て、差動
増幅器351の反転入力端子に入力されて差動増幅器3
51において騒音データから減算され、これにより、フ
ィードバック補正が行われる。このフィードバック補正
を含むアルゴリズムは、1984年にWarnaka等
によって提唱されたものである。
は、フィードバック補正用フィルタ361を経て、差動
増幅器351の反転入力端子に入力されて差動増幅器3
51において騒音データから減算され、これにより、フ
ィードバック補正が行われる。このフィードバック補正
を含むアルゴリズムは、1984年にWarnaka等
によって提唱されたものである。
【0021】以上の説明は、スイッチ34〜36の共通
端子Tcが全て端子Taに接続された場合、すなわち、付
加音源スピーカ141が付加音放射手段として動作し、
付加音源スピーカ142が残留騒音検出手段として動作
する場合である。一方、付加音源スピーカ142が付加
音放射手段として動作し、付加音源スピーカ141が残
留騒音検出手段として動作するために、スイッチ34〜
36の共通端子Tcは、全て端子Tbに接続された場合、
補正用フィルタ332のフィルタ係数h12及びフィード
バック補正用フィルタ362のフィルタ係数h22は、以
下に示すように求められ、設定される。
端子Tcが全て端子Taに接続された場合、すなわち、付
加音源スピーカ141が付加音放射手段として動作し、
付加音源スピーカ142が残留騒音検出手段として動作
する場合である。一方、付加音源スピーカ142が付加
音放射手段として動作し、付加音源スピーカ141が残
留騒音検出手段として動作するために、スイッチ34〜
36の共通端子Tcは、全て端子Tbに接続された場合、
補正用フィルタ332のフィルタ係数h12及びフィード
バック補正用フィルタ362のフィルタ係数h22は、以
下に示すように求められ、設定される。
【0022】まず、付加音放射手段として動作する付加
音源スピーカ142から残留騒音検出手段として動作す
る付加音源スピーカ141までの間、正確には、図1乃
至図3に示す経路(ポイントM→スイッチ35→D/A
コンバータ23→LPF24→アンプ25→入出力切替
部19→付加音源スピーカ142→付加音源スピーカ1
41→入出力切替部19→アンプ20→LPF21→A
/Dコンバータ22→スイッチ36→ポイントN)の5
00Hz以下の伝達関数G112が求められ、さらに、こ
れに対応するフィルタ係数h12が求められ、補正用フィ
ルタ332に設定される。
音源スピーカ142から残留騒音検出手段として動作す
る付加音源スピーカ141までの間、正確には、図1乃
至図3に示す経路(ポイントM→スイッチ35→D/A
コンバータ23→LPF24→アンプ25→入出力切替
部19→付加音源スピーカ142→付加音源スピーカ1
41→入出力切替部19→アンプ20→LPF21→A
/Dコンバータ22→スイッチ36→ポイントN)の5
00Hz以下の伝達関数G112が求められ、さらに、こ
れに対応するフィルタ係数h12が求められ、補正用フィ
ルタ332に設定される。
【0023】また、付加音源スピーカ142からセンサ
マイク12までの間、正確には、図1乃至図3に示す経
路(ポイントM→スイッチ35→D/Aコンバータ23
→LPF24→アンプ25→入出力切替部19→付加音
源スピーカ142→センサマイク12→アンプ15→L
PF16→A/Dコンバータ17→スイッチ34→ポイ
ントO)の500Hz以下の伝達関数G122が求めら
れ、さらに、これに対応するフィルタ係数h22が求めら
れ、フィードバック補正用フィルタ362に設定され
る。
マイク12までの間、正確には、図1乃至図3に示す経
路(ポイントM→スイッチ35→D/Aコンバータ23
→LPF24→アンプ25→入出力切替部19→付加音
源スピーカ142→センサマイク12→アンプ15→L
PF16→A/Dコンバータ17→スイッチ34→ポイ
ントO)の500Hz以下の伝達関数G122が求めら
れ、さらに、これに対応するフィルタ係数h22が求めら
れ、フィードバック補正用フィルタ362に設定され
る。
【0024】上記構成において、まず、消音動作を行う
前に、初期設定として、補正用フィルタ331,332及
びフィードバック補正用フィルタ361,362のフィル
タ係数h11,h12,h21及びh22を求めておく必要があ
る。図4を参照して、この初期設定動作について説明す
る。図4において、図3の各部に対応した部分には同一
の符号を付け、その説明を省略する。図4には、図3に
は図示しない減算器411a,411b,412a,412b、
白色雑音発生部42及びスイッチ43が示されている。
なお、図4において、ADF311a,311b,312a,
312b及びCNF321a,321b,322a,322bはそ
れぞれ添字a,bが付されて2つずつ図示されている
が、これらは初期設定動作を説明するために便宜的に図
示したに過ぎない。
前に、初期設定として、補正用フィルタ331,332及
びフィードバック補正用フィルタ361,362のフィル
タ係数h11,h12,h21及びh22を求めておく必要があ
る。図4を参照して、この初期設定動作について説明す
る。図4において、図3の各部に対応した部分には同一
の符号を付け、その説明を省略する。図4には、図3に
は図示しない減算器411a,411b,412a,412b、
白色雑音発生部42及びスイッチ43が示されている。
なお、図4において、ADF311a,311b,312a,
312b及びCNF321a,321b,322a,322bはそ
れぞれ添字a,bが付されて2つずつ図示されている
が、これらは初期設定動作を説明するために便宜的に図
示したに過ぎない。
【0025】まず、スイッチ34〜36及び43は、初
期状態として共通端子Tcが全て端子Taに接続されてい
るものとする。白色雑音発生部42は、500Hz以下
に帯域制限されたM系列の白色雑音データX(i)(i
はサンプリング時間)を作成し、スイッチ43を介して
ADF311a,311b及びCNF321a,321bに入力
すると共に、スイッチ35を介して図2に示すD/Aコ
ンバータ23に入力する。
期状態として共通端子Tcが全て端子Taに接続されてい
るものとする。白色雑音発生部42は、500Hz以下
に帯域制限されたM系列の白色雑音データX(i)(i
はサンプリング時間)を作成し、スイッチ43を介して
ADF311a,311b及びCNF321a,321bに入力
すると共に、スイッチ35を介して図2に示すD/Aコ
ンバータ23に入力する。
【0026】これにより、D/Aコンバータ23に入力
された白色雑音データX(i)は、D/Aコンバータ2
3においてアナログ信号に変換された後、LPF24を
経てアンプ25に入力されて増幅され、入出力切替部1
9を経て付加音源スピーカ141(図1参照)に入力さ
れる。したがって、付加音源スピーカ141から白色雑
音データX(i)に対応する、500Hz以下に帯域制
限された白色雑音(音波)が放射され、付加音源スピー
カ142によって検出されるので、付加音源スピーカ1
42において、検出された白色雑音のレベルが騒音信号
に変換されて出力される。
された白色雑音データX(i)は、D/Aコンバータ2
3においてアナログ信号に変換された後、LPF24を
経てアンプ25に入力されて増幅され、入出力切替部1
9を経て付加音源スピーカ141(図1参照)に入力さ
れる。したがって、付加音源スピーカ141から白色雑
音データX(i)に対応する、500Hz以下に帯域制
限された白色雑音(音波)が放射され、付加音源スピー
カ142によって検出されるので、付加音源スピーカ1
42において、検出された白色雑音のレベルが騒音信号
に変換されて出力される。
【0027】次に、付加音源スピーカ142から出力さ
れた白色雑音データX(i)に対応する騒音信号は、入
出力切替部19を経て図2に示すアンプ20において増
幅された後、LPF21を経てA/Dコンバータ22に
おいてデジタルの騒音データに変換され、スイッチ34
を介して図3には図示しない減算器411a(図4参照)
の非反転入力端子に入力される。なお、初期設定時にお
いては、付加音源スピーカ142からの出力値は、残留
雑音ではないので、単に騒音データという。以下におい
て、同様である。
れた白色雑音データX(i)に対応する騒音信号は、入
出力切替部19を経て図2に示すアンプ20において増
幅された後、LPF21を経てA/Dコンバータ22に
おいてデジタルの騒音データに変換され、スイッチ34
を介して図3には図示しない減算器411a(図4参照)
の非反転入力端子に入力される。なお、初期設定時にお
いては、付加音源スピーカ142からの出力値は、残留
雑音ではないので、単に騒音データという。以下におい
て、同様である。
【0028】一方、ADF311b及びCNF321bに入
力された白色雑音データX(i)は、ADF311bで求
められた、補正用のフィルタ係数h11(初期値はランダ
ムまたは0)で畳み込み演算が行われた後、得られた演
算結果YC1(i)がCNF321bから出力されて、減
算器411bの反転入力端子に入力される。減算器41 1b
においては、A/Dコンバータ22から出力された騒音
データからCNF32 1bで処理された畳み込み演算の結
果YC1(i)が差分演算され、得られた結果が誤差デ
ータεC1(i)として出力され、ADF311bに入力
される。
力された白色雑音データX(i)は、ADF311bで求
められた、補正用のフィルタ係数h11(初期値はランダ
ムまたは0)で畳み込み演算が行われた後、得られた演
算結果YC1(i)がCNF321bから出力されて、減
算器411bの反転入力端子に入力される。減算器41 1b
においては、A/Dコンバータ22から出力された騒音
データからCNF32 1bで処理された畳み込み演算の結
果YC1(i)が差分演算され、得られた結果が誤差デ
ータεC1(i)として出力され、ADF311bに入力
される。
【0029】これにより、ADF311bにおいて、誤差
データεC1(i)と白色雑音データX(i)とに基づ
いて、式(1)に示す5秒程度のLMSアルゴリズム処
理が実行され、付加音源スピーカ141から付加音源ス
ピーカ142までの間の伝達関数G111が求められ、AD
F311bの係数が、得られた伝達関数G111に対応する
フィルタ係数h11に全て更新される。そして、このフィ
ルタ係数h11が、補正用フィルタ331に実際の消音動
作時のフィルタ係数h11として設定される。 h11(i+1)(n)=h11(i)(n)−2μX(i−n)εC1(i)…(1) 式(1)において、iはサンプリング時間、nはADF
311bのタップ番号、μは収束係数である。
データεC1(i)と白色雑音データX(i)とに基づ
いて、式(1)に示す5秒程度のLMSアルゴリズム処
理が実行され、付加音源スピーカ141から付加音源ス
ピーカ142までの間の伝達関数G111が求められ、AD
F311bの係数が、得られた伝達関数G111に対応する
フィルタ係数h11に全て更新される。そして、このフィ
ルタ係数h11が、補正用フィルタ331に実際の消音動
作時のフィルタ係数h11として設定される。 h11(i+1)(n)=h11(i)(n)−2μX(i−n)εC1(i)…(1) 式(1)において、iはサンプリング時間、nはADF
311bのタップ番号、μは収束係数である。
【0030】一方、図1に示す付加音源スピーカ141
から放射された、白色雑音データX(i)に対応する白
色雑音(音波)は、センサマイク12によっても検出さ
れるので、センサマイク12において、検出された白色
雑音のレベルが騒音信号に変換されて出力される。次
に、センサマイク12から出力された白色雑音データX
(i)に対応する騒音信号は、コントローラ13に入力
され、図2に示すアンプ15において増幅された後、L
PF16を経てA/Dコンバータ17においてデジタル
の騒音データに変換され、スイッチ34を経て図3には
図示しない減算器411a(図4参照)の非反転入力端子
に入力される。
から放射された、白色雑音データX(i)に対応する白
色雑音(音波)は、センサマイク12によっても検出さ
れるので、センサマイク12において、検出された白色
雑音のレベルが騒音信号に変換されて出力される。次
に、センサマイク12から出力された白色雑音データX
(i)に対応する騒音信号は、コントローラ13に入力
され、図2に示すアンプ15において増幅された後、L
PF16を経てA/Dコンバータ17においてデジタル
の騒音データに変換され、スイッチ34を経て図3には
図示しない減算器411a(図4参照)の非反転入力端子
に入力される。
【0031】一方、ADF311a及びCNF321aに入
力された白色雑音データX(i)は、ADF311aで求
められた、フィードバック補正用のフィルタ係数h21
(初期値はランダムまたは0)で畳み込み演算が行われ
た後、得られた演算結果YH1(i)がCNF321aか
ら出力されて、減算器411aの反転入力端子に入力され
る。減算器411aにおいては、図2に示すA/Dコンバ
ータ17から出力された騒音データからCNF321aで
処理された畳み込み演算の結果YH1(i)が差分演算
され、得られた結果が誤差データεH1(i)として出
力され、ADF311aに入力される。
力された白色雑音データX(i)は、ADF311aで求
められた、フィードバック補正用のフィルタ係数h21
(初期値はランダムまたは0)で畳み込み演算が行われ
た後、得られた演算結果YH1(i)がCNF321aか
ら出力されて、減算器411aの反転入力端子に入力され
る。減算器411aにおいては、図2に示すA/Dコンバ
ータ17から出力された騒音データからCNF321aで
処理された畳み込み演算の結果YH1(i)が差分演算
され、得られた結果が誤差データεH1(i)として出
力され、ADF311aに入力される。
【0032】これにより、ADF311aにおいて、誤差
データεH1(i)と白色雑音データX(i)とに基づ
いて、式(2)に示す5秒程度のLMSアルゴリズム処
理が実行され、付加音源スピーカ141からセンサマイ
ク12までの間の伝達関数G121が求められ、ADF3
11aの係数が、得られた伝達関数G121に対応するフィ
ルタ係数h21に全て更新される。そして、このフィルタ
係数h21が、フィードバック補正用フィルタ361に実
際の消音動作時のフィードバック補正用のフィルタ係数
h21として設定される。 h21(i+1)(n)=h21(i)(n)−2μX(i−n)εH1(i)…(2) 式(2)において、iはサンプリング時間、nはADF
311aのタップ番号、μは収束係数である。以上説明し
た処理を1サンプリング周期の間に行う。この処理を、
10〜20秒間程度繰り返すことにより、補正用フィル
タ331のフィルタ係数h11及びフィードバック補正用
フィルタ361のフィードバック補正用のフィルタ係数
h21を求める。
データεH1(i)と白色雑音データX(i)とに基づ
いて、式(2)に示す5秒程度のLMSアルゴリズム処
理が実行され、付加音源スピーカ141からセンサマイ
ク12までの間の伝達関数G121が求められ、ADF3
11aの係数が、得られた伝達関数G121に対応するフィ
ルタ係数h21に全て更新される。そして、このフィルタ
係数h21が、フィードバック補正用フィルタ361に実
際の消音動作時のフィードバック補正用のフィルタ係数
h21として設定される。 h21(i+1)(n)=h21(i)(n)−2μX(i−n)εH1(i)…(2) 式(2)において、iはサンプリング時間、nはADF
311aのタップ番号、μは収束係数である。以上説明し
た処理を1サンプリング周期の間に行う。この処理を、
10〜20秒間程度繰り返すことにより、補正用フィル
タ331のフィルタ係数h11及びフィードバック補正用
フィルタ361のフィードバック補正用のフィルタ係数
h21を求める。
【0033】以上の説明は、スイッチ34〜36及び4
3の共通端子Tcが全て端子Taに接続された場合、すな
わち、付加音源スピーカ141が付加音放射手段として
動作し、付加音源スピーカ142が残留騒音検出手段と
して動作する場合に用いられるフィルタ係数h11及びh
21を求める動作である。一方、付加音源スピーカ142
が付加音放射手段として動作し、付加音源スピーカ14
1が残留騒音検出手段として動作する場合に用いられる
フィルタ係数h12及びh22を求めるためには、スイッチ
34〜36及び43の共通端子Tcは、全て端子Tbに接
続される。そして、上述の場合と同様に、以下に示す式
(3)及び式(4)に基づいてフィルタ係数h12及びh
22が求められる。 h12(i+1)(n)=h12(i)(n)−2μX(i−n)εC2(i)…(3) h22(i+1)(n)=h22(i)(n)−2μX(i−n)εH2(i)…(4)
3の共通端子Tcが全て端子Taに接続された場合、すな
わち、付加音源スピーカ141が付加音放射手段として
動作し、付加音源スピーカ142が残留騒音検出手段と
して動作する場合に用いられるフィルタ係数h11及びh
21を求める動作である。一方、付加音源スピーカ142
が付加音放射手段として動作し、付加音源スピーカ14
1が残留騒音検出手段として動作する場合に用いられる
フィルタ係数h12及びh22を求めるためには、スイッチ
34〜36及び43の共通端子Tcは、全て端子Tbに接
続される。そして、上述の場合と同様に、以下に示す式
(3)及び式(4)に基づいてフィルタ係数h12及びh
22が求められる。 h12(i+1)(n)=h12(i)(n)−2μX(i−n)εC2(i)…(3) h22(i+1)(n)=h22(i)(n)−2μX(i−n)εH2(i)…(4)
【0034】以上説明した初期設定が完了すると、消音
動作が実行される。 (A) 付加音源スピーカ141を付加音放射手段とし
て用い、付加音源スピーカ142を残留騒音検出手段と
して用いる場合 この場合は、スイッチ34〜36の共通端子Tcを全て
端子Taに接続する。図1において、換気ダクト11の
開口部11aから換気ダクト11内に侵入した騒音は、
センサマイク12によってそのレベルが検出され、騒音
信号に変換された後、図2に示すアンプ15において増
幅され、LPF16を経てA/Dコンバータ17におい
てデジタルの騒音データに変換される。そして、A/D
コンバータ17から出力された騒音データは、信号処理
部18のスイッチ34を経て差動増幅器351(図3参
照)の非反転入力端子に入力される。
動作が実行される。 (A) 付加音源スピーカ141を付加音放射手段とし
て用い、付加音源スピーカ142を残留騒音検出手段と
して用いる場合 この場合は、スイッチ34〜36の共通端子Tcを全て
端子Taに接続する。図1において、換気ダクト11の
開口部11aから換気ダクト11内に侵入した騒音は、
センサマイク12によってそのレベルが検出され、騒音
信号に変換された後、図2に示すアンプ15において増
幅され、LPF16を経てA/Dコンバータ17におい
てデジタルの騒音データに変換される。そして、A/D
コンバータ17から出力された騒音データは、信号処理
部18のスイッチ34を経て差動増幅器351(図3参
照)の非反転入力端子に入力される。
【0035】一方、図3に示すCNF321において、
フィルタ係数j1(初期値は0)で畳み込み演算が行わ
れた付加音データは、フィードバック補正用フィルタ3
61において、フィルタ係数h21で畳み込み演算が行わ
れた後、差動増幅器351の反転入力端子に入力され
る。これにより、差動増幅器351において、騒音デー
タからフィードバック補正用フィルタ361の出力デー
タが減算されてフィードバック補正が行われる。
フィルタ係数j1(初期値は0)で畳み込み演算が行わ
れた付加音データは、フィードバック補正用フィルタ3
61において、フィルタ係数h21で畳み込み演算が行わ
れた後、差動増幅器351の反転入力端子に入力され
る。これにより、差動増幅器351において、騒音デー
タからフィードバック補正用フィルタ361の出力デー
タが減算されてフィードバック補正が行われる。
【0036】次に、差動増幅器361の出力データは、
CNF321及び補正用フィルタ33 1に入力される。こ
れにより、CNF321において、フィルタ係数j1で畳
み込み演算が行われて付加音データが生成された後、ス
イッチ35を経て図2に示すD/Aコンバータ23にお
いてアナログ信号に変換され、LPF24を経てアンプ
25に入力されて増幅され、図1に示す付加音源スピー
カ141に入力される。ただし、フィルタ係数j1の初期
値は0であるので、消音動作開始直後は、付加音源スピ
ーカ141からどのような音も放射されない。また、図
3に示す補正用フィルタ331において、差動増幅器3
51の出力データに対して、初期設定時及び後述する係
数修正動作時に設定されたフィルタ係数h11で畳み込み
演算が行われ、この演算結果XHC1(i)がADF3
11に入力される。
CNF321及び補正用フィルタ33 1に入力される。こ
れにより、CNF321において、フィルタ係数j1で畳
み込み演算が行われて付加音データが生成された後、ス
イッチ35を経て図2に示すD/Aコンバータ23にお
いてアナログ信号に変換され、LPF24を経てアンプ
25に入力されて増幅され、図1に示す付加音源スピー
カ141に入力される。ただし、フィルタ係数j1の初期
値は0であるので、消音動作開始直後は、付加音源スピ
ーカ141からどのような音も放射されない。また、図
3に示す補正用フィルタ331において、差動増幅器3
51の出力データに対して、初期設定時及び後述する係
数修正動作時に設定されたフィルタ係数h11で畳み込み
演算が行われ、この演算結果XHC1(i)がADF3
11に入力される。
【0037】一方、図1に示す付加音源スピーカ142
において、残留騒音のレベルが検出され、残留騒音信号
に変換された後、図2に示す入出力切替部19を経てア
ンプ20において増幅され、LPF21を経て A/D
コンバータ22においてデジタルの残留騒音データε
(i)に変換される。これにより、図3に示すADF3
11において、補正用フィルタ331から出力された、フ
ィードバック補正用フィルタ361及び補正用フィルタ
331によって補正された騒音データXHC1(i)の
値に基づいて、残留騒音データε(i)を用いて、式
(5)に示すLMSアルゴリズムによる適応化処理(適
応動作)が行われ、常に付加音源スピーカ142の位置
での残留騒音が最小となるように、センサマイク12か
ら付加音源スピーカ142までの間の伝達関数G21の逆
特性F1が求められる。そして、ADF311の係数が、
得られた伝達関数G21の逆特性F1に対応するフィルタ
係数j1に全て更新される。これにより、CNF321の
フィルタ係数が、このフィルタ係数j1に全て置き換え
られる。 j1(i+1)(n)=j1(i)(n)−2μXHC1(i−n)ε(i)…(5) 式(5)において、iはサンプリング時間、nはADF
311のタップ番号、μは収束係数である。
において、残留騒音のレベルが検出され、残留騒音信号
に変換された後、図2に示す入出力切替部19を経てア
ンプ20において増幅され、LPF21を経て A/D
コンバータ22においてデジタルの残留騒音データε
(i)に変換される。これにより、図3に示すADF3
11において、補正用フィルタ331から出力された、フ
ィードバック補正用フィルタ361及び補正用フィルタ
331によって補正された騒音データXHC1(i)の
値に基づいて、残留騒音データε(i)を用いて、式
(5)に示すLMSアルゴリズムによる適応化処理(適
応動作)が行われ、常に付加音源スピーカ142の位置
での残留騒音が最小となるように、センサマイク12か
ら付加音源スピーカ142までの間の伝達関数G21の逆
特性F1が求められる。そして、ADF311の係数が、
得られた伝達関数G21の逆特性F1に対応するフィルタ
係数j1に全て更新される。これにより、CNF321の
フィルタ係数が、このフィルタ係数j1に全て置き換え
られる。 j1(i+1)(n)=j1(i)(n)−2μXHC1(i−n)ε(i)…(5) 式(5)において、iはサンプリング時間、nはADF
311のタップ番号、μは収束係数である。
【0038】したがって、CNF321において、新た
に入力された騒音データに対して、新たに設定されたフ
ィルタ係数j1で畳み込み演算が行われて新たな付加音
データが生成された後、図2に示すD/Aコンバータ2
3においてアナログ信号に変換され、LPF24を経て
アンプ25に入力されて増幅され、入出力切替部19を
経て図1に示す付加音源スピーカ141に入力される。
これにより、付加音源スピーカ141から新たな付加音
データに対応する新たな付加音(消音音波)が放射さ
れ、付加音源スピーカ142の検出ポイントにおいて逆
位相の騒音と干渉して騒音を弱める。
に入力された騒音データに対して、新たに設定されたフ
ィルタ係数j1で畳み込み演算が行われて新たな付加音
データが生成された後、図2に示すD/Aコンバータ2
3においてアナログ信号に変換され、LPF24を経て
アンプ25に入力されて増幅され、入出力切替部19を
経て図1に示す付加音源スピーカ141に入力される。
これにより、付加音源スピーカ141から新たな付加音
データに対応する新たな付加音(消音音波)が放射さ
れ、付加音源スピーカ142の検出ポイントにおいて逆
位相の騒音と干渉して騒音を弱める。
【0039】干渉後の残留騒音の音圧は、付加音源スピ
ーカ142によってそのレベルが検出され、残留騒音信
号に変換された後、図2に示す入出力切替部19を経て
アンプ20において増幅され、LPF21を経てA/D
コンバータ22においてデジタルの残留騒音データε
(i)に変換されて、再び信号処理部18のADF31
1(図3参照)に入力される。上記適応能動制御は、A
DF311において1サンプリング周期(A/Dコンバ
ータ17から出力される1つの騒音データ)毎に繰り返
され、最終的に付加音源スピーカ142の検出ポイント
において騒音と付加音とが同振幅で逆位相の関係となっ
て、互いに充分打ち消し合って、換気ダクト11の開口
部11b(図1参照)から外部へ放出される騒音が能動
的に消音される。
ーカ142によってそのレベルが検出され、残留騒音信
号に変換された後、図2に示す入出力切替部19を経て
アンプ20において増幅され、LPF21を経てA/D
コンバータ22においてデジタルの残留騒音データε
(i)に変換されて、再び信号処理部18のADF31
1(図3参照)に入力される。上記適応能動制御は、A
DF311において1サンプリング周期(A/Dコンバ
ータ17から出力される1つの騒音データ)毎に繰り返
され、最終的に付加音源スピーカ142の検出ポイント
において騒音と付加音とが同振幅で逆位相の関係となっ
て、互いに充分打ち消し合って、換気ダクト11の開口
部11b(図1参照)から外部へ放出される騒音が能動
的に消音される。
【0040】また、上記消音動作と並行して、時間をカ
ウントする動作が実行される。そして、カウント時間が
予め設定された時間に到達すると、以下に示す動作が実
行される。 (B) 付加音源スピーカ142を付加音放射手段とし
て用い、付加音源スピーカ141を残留騒音検出手段と
して用いる場合 この場合は、スイッチ34〜36の共通端子Tcを全て
端子Tbに接続する。これ以降の動作は、上述した
(A)の場合の動作と略同様であるので、その説明を省
略する。なお、CNF322のフィルタ係数は、式
(6)に基づいて求められる。 j2(i+1)(n)=j2(i)(n)−2μXHC2(i−n)ε(i)…(6) 式(6)において、iはサンプリング時間、nはADF
312のタップ番号、μは収束係数である。上記適応能
動制御は、ADF312において1サンプリング周期
(A/Dコンバータ17から出力される1つの騒音デー
タ)毎に繰り返され、最終的に付加音源スピーカ141
の検出ポイントにおいて騒音と付加音とが同振幅で逆位
相の関係となって、互いに充分打ち消し合って、換気ダ
クト11の開口部11b(図1参照)から外部へ放出さ
れる騒音が能動的に消音される。
ウントする動作が実行される。そして、カウント時間が
予め設定された時間に到達すると、以下に示す動作が実
行される。 (B) 付加音源スピーカ142を付加音放射手段とし
て用い、付加音源スピーカ141を残留騒音検出手段と
して用いる場合 この場合は、スイッチ34〜36の共通端子Tcを全て
端子Tbに接続する。これ以降の動作は、上述した
(A)の場合の動作と略同様であるので、その説明を省
略する。なお、CNF322のフィルタ係数は、式
(6)に基づいて求められる。 j2(i+1)(n)=j2(i)(n)−2μXHC2(i−n)ε(i)…(6) 式(6)において、iはサンプリング時間、nはADF
312のタップ番号、μは収束係数である。上記適応能
動制御は、ADF312において1サンプリング周期
(A/Dコンバータ17から出力される1つの騒音デー
タ)毎に繰り返され、最終的に付加音源スピーカ141
の検出ポイントにおいて騒音と付加音とが同振幅で逆位
相の関係となって、互いに充分打ち消し合って、換気ダ
クト11の開口部11b(図1参照)から外部へ放出さ
れる騒音が能動的に消音される。
【0041】また、上記消音動作と並行して、時間をカ
ウントする動作が実行される。そして、カウント時間が
予め設定された時間に到達すると、再び上記(A)の場
合の動作が実行される。
ウントする動作が実行される。そして、カウント時間が
予め設定された時間に到達すると、再び上記(A)の場
合の動作が実行される。
【0042】以上、この発明の実施例を図面を参照して
詳述してきたが、具体的な構成はこの実施例に限られる
ものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計
の変更等があってもこの発明に含まれる。例えば、上述
の実施例においては、信号処理部18をハードウェアで
構成した例を示したが、これに限定されず、信号処理部
18をデジタル・シグナル・プロセッサ(DSP)で構
成し、上記適応制御等の信号処理をマイクロプログラ
ム、すなわち、ソフトウェアで実行するようにしても良
い。
詳述してきたが、具体的な構成はこの実施例に限られる
ものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計
の変更等があってもこの発明に含まれる。例えば、上述
の実施例においては、信号処理部18をハードウェアで
構成した例を示したが、これに限定されず、信号処理部
18をデジタル・シグナル・プロセッサ(DSP)で構
成し、上記適応制御等の信号処理をマイクロプログラ
ム、すなわち、ソフトウェアで実行するようにしても良
い。
【0043】また、上述の実施例においては、付加音源
スピーカを2個用いた例を示したが、それ以上用いても
良いことは言うまでもない。この場合、複数個の付加音
源スピーカを複数のブロックに分割し、ある1つのブロ
ックの付加音源スピーカを付加音放射手段として動作さ
せ、その他の複数のブロックの付加音源スピーカを残留
騒音検出手段として動作させるようにしても良い。
スピーカを2個用いた例を示したが、それ以上用いても
良いことは言うまでもない。この場合、複数個の付加音
源スピーカを複数のブロックに分割し、ある1つのブロ
ックの付加音源スピーカを付加音放射手段として動作さ
せ、その他の複数のブロックの付加音源スピーカを残留
騒音検出手段として動作させるようにしても良い。
【0044】さらに、上述の実施例においては、付加音
源スピーカ141,142とを予め設定された時間毎に切
り替えて用いる例を示したが、これ以外の切り替えの条
件としては、例えば、以下に示すものが考えられる。 各付加音源スピーカの駆動部(例えば、マグネット
やボイスコイル等)にそれぞれの温度を検出する検出器
を設け、付加音放射手段として動作している付加音源ス
ピーカの駆動部の温度が予め設定された温度を越えた場
合に、その付加音源スピーカを残留騒音検出手段として
動作するように切り替えると共に、今まで残留騒音検出
手段として動作していた付加音源スピーカを付加音放射
手段として動作するように切り替える。 付加音放射手段として動作している付加音源スピー
カの入力電力を常時測定し、その入力電力の時間的な平
均値が予め設定されたしきい値を越えた場合に、その付
加音源スピーカを残留騒音検出手段として動作するよう
に切り替えると共に、今まで残留騒音検出手段として動
作していた付加音源スピーカを付加音放射手段として動
作するように切り替える。 上記及びの切り替え条件は、上述の複数個の付加音
源スピーカを複数のブロックに分割する場合にも適用可
能であることは言うまでもない。
源スピーカ141,142とを予め設定された時間毎に切
り替えて用いる例を示したが、これ以外の切り替えの条
件としては、例えば、以下に示すものが考えられる。 各付加音源スピーカの駆動部(例えば、マグネット
やボイスコイル等)にそれぞれの温度を検出する検出器
を設け、付加音放射手段として動作している付加音源ス
ピーカの駆動部の温度が予め設定された温度を越えた場
合に、その付加音源スピーカを残留騒音検出手段として
動作するように切り替えると共に、今まで残留騒音検出
手段として動作していた付加音源スピーカを付加音放射
手段として動作するように切り替える。 付加音放射手段として動作している付加音源スピー
カの入力電力を常時測定し、その入力電力の時間的な平
均値が予め設定されたしきい値を越えた場合に、その付
加音源スピーカを残留騒音検出手段として動作するよう
に切り替えると共に、今まで残留騒音検出手段として動
作していた付加音源スピーカを付加音放射手段として動
作するように切り替える。 上記及びの切り替え条件は、上述の複数個の付加音
源スピーカを複数のブロックに分割する場合にも適用可
能であることは言うまでもない。
【0045】加えて、上述の実施例においては、付加音
放射手段としても残留騒音検出手段としても動作可能な
ものとして、スピーカを用いた例を示したが、これに限
定されず、音響を電気信号に変換できると共に、電気信
号を音響に変換できる電気音響変換素子であればどのよ
うな原理、構造、あるいは材質のものでも良い。
放射手段としても残留騒音検出手段としても動作可能な
ものとして、スピーカを用いた例を示したが、これに限
定されず、音響を電気信号に変換できると共に、電気信
号を音響に変換できる電気音響変換素子であればどのよ
うな原理、構造、あるいは材質のものでも良い。
【発明の効果】以上説明したように、この発明の消音装
置によれば、工場等のブロア騒音のように、大きな音圧
レベルを有する外来雑音が常に発生している環境におい
ても、大容量の付加音放射手段を用いることなく、比較
的小さい容量の付加音放射手段でも充分に消音でき、経
済的である。また、効率良く消音できるので、付加音放
射手段の再生可能な音圧レベルに余裕がない場合でも、
付加音放射手段の駆動部(例えば、マグネットやボイス
コイル等)から熱が発生することがない。したがって、
付加音放射手段が破損したり、効率が低下してしまうこ
とがなく、このため、消音すべき騒音を安定的に低減す
ることが可能である。すなわち、この発明の構成によれ
ば、従来の消音装置に簡単な回路及び機構を付加するだ
けで実現できるので、経済的である。さらに、消音のた
めに用いていない付加音放射手段を残留騒音検出手段と
して流用しているので、従来のように付加音放射手段以
外に残留騒音検出手段を新たに設ける必要がなく、この
点でも装置を安価に構成できる。
置によれば、工場等のブロア騒音のように、大きな音圧
レベルを有する外来雑音が常に発生している環境におい
ても、大容量の付加音放射手段を用いることなく、比較
的小さい容量の付加音放射手段でも充分に消音でき、経
済的である。また、効率良く消音できるので、付加音放
射手段の再生可能な音圧レベルに余裕がない場合でも、
付加音放射手段の駆動部(例えば、マグネットやボイス
コイル等)から熱が発生することがない。したがって、
付加音放射手段が破損したり、効率が低下してしまうこ
とがなく、このため、消音すべき騒音を安定的に低減す
ることが可能である。すなわち、この発明の構成によれ
ば、従来の消音装置に簡単な回路及び機構を付加するだ
けで実現できるので、経済的である。さらに、消音のた
めに用いていない付加音放射手段を残留騒音検出手段と
して流用しているので、従来のように付加音放射手段以
外に残留騒音検出手段を新たに設ける必要がなく、この
点でも装置を安価に構成できる。
【図1】この発明の一実施例の消音装置の構成を示す概
略図である。
略図である。
【図2】図1に示す消音装置のコントローラの構成を示
すブロック図である。
すブロック図である。
【図3】図2に示す信号処理部の構成を示すブロック図
である。
である。
【図4】この発明の一実施例の消音装置におけるフィル
タ係数初期設定動作を説明するためのブロック図であ
る。
タ係数初期設定動作を説明するためのブロック図であ
る。
【図5】従来の消音装置の構成例を示す概略図である。
11 換気ダクト(ダクト) 12 センサマイク(騒音検出手段) 13 コントローラ(制御手段) 141,142 付加音源スピーカ(付加音放射手
段、残留騒音検出手段、電気音響変換素子)
段、残留騒音検出手段、電気音響変換素子)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G10K 11/16
Claims (1)
- 【請求項1】 ダクト内を伝搬する騒音を検出して騒音
信号を出力する騒音検出手段と、入力される付加音信号
に基づいて、所定位置に付加音を放射する付加音放射手
段と、前記所定位置に設けられ、前記騒音が、前記付加
音放射手段から放射される前記付加音によって打ち消さ
れて残留する残留騒音を検出して残留騒音信号を出力す
る残留騒音検出手段と、前記騒音信号及び前記残留騒音
信号に基づいて、前記所定位置にて前記残留騒音を常時
最小とすべく、前記騒音の波形成分と逆位相となる付加
音を放射させる付加音信号を生成して前記付加音放射手
段に供給する制御手段とを備えた消音装置において、 前記付加音放射手段及び前記残留騒音検出手段は、共に
音響を電気信号に変換すると共に、電気信号を音響に変
換する複数の電気音響変換素子からなり、 前記制御手段は、所定の条件に基づいて、前記複数の電
気音響変換素子のいずれかを前記付加音放射手段として
動作させると共に、他の電気音響変換素子を前記残留騒
音検出手段として動作させることを特徴とする消音装
置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7020258A JPH08211882A (ja) | 1995-02-08 | 1995-02-08 | 消音装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7020258A JPH08211882A (ja) | 1995-02-08 | 1995-02-08 | 消音装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08211882A true JPH08211882A (ja) | 1996-08-20 |
Family
ID=12022179
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7020258A Pending JPH08211882A (ja) | 1995-02-08 | 1995-02-08 | 消音装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08211882A (ja) |
-
1995
- 1995-02-08 JP JP7020258A patent/JPH08211882A/ja active Pending
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