JPH08212832A - 多層プリント配線板用層間電気絶縁材料 - Google Patents

多層プリント配線板用層間電気絶縁材料

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JPH08212832A
JPH08212832A JP2031995A JP2031995A JPH08212832A JP H08212832 A JPH08212832 A JP H08212832A JP 2031995 A JP2031995 A JP 2031995A JP 2031995 A JP2031995 A JP 2031995A JP H08212832 A JPH08212832 A JP H08212832A
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JP
Japan
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type epoxy
rubber
vinyl ester
printed wiring
ester resin
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Application number
JP2031995A
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English (en)
Inventor
Seiichi Kitazawa
清一 北沢
Tadashi Yasuda
忠司 安田
Makoto Yanagawa
誠 柳川
Masato Hoshino
政人 星野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tamura Kaken Corp
DIC Corp
Original Assignee
Tamura Kaken Corp
Dainippon Ink and Chemicals Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 (A)ビスフェノールA型エポキシ樹脂と、
共役ジエン系ビニルモノマーとアクリロニトリルとの直
鎖状の共重合体であって分子両末端にカルボキシル基を
有する重合体と、アクリル酸との反応によって得られる
ゴム変性ビスフェノールA型エポキシビニルエステル樹
脂の水酸基にテトラヒドロ無水マレイン酸を反応させた
構造を有する酸ペンダント型ゴム変性ビスフェノールA
型エポキシビニルエステル樹脂、(B)希釈剤、(C)
光重合開始剤および(D)クレゾールノボラック型エポ
キシ樹脂を含有する多層プリント配線板用層間電気絶縁
材料。 【効果】 ビルドアップ法で得られる多層プリント配線
板において、回路を形成する銅メッキとの密着性に優れ
る層間電気絶縁塗膜が得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、多層プリント配線板用
電気絶縁材料に関する。さらに詳しくは、特定の構造を
有する酸ペンダント型ゴム変性ビスフェノールA型エポ
キシビニルエステル樹脂、希釈剤、光重合開始剤および
熱硬化成分を必須成分とする、銅メッキとの密着性に優
れ、かつ、可撓性や半田耐熱性、耐溶剤性、電気特性な
どの諸特性のバランスの良い、多層プリント配線板の製
造に適した希アルカリ溶液で現像可能な多層プリント配
線板用層間電気絶縁材料に関する。
【0002】
【従来の技術】最近のプリント配線板の進歩はめざまし
く、特に表面実装技術の向上によりプリント配線板の高
集積化は加速度的に進んでおり、さらに高密度、高信頼
性が要求されている。特に多層プリント配線板において
は、1層当たりの板厚を薄くしたり、また貫通孔のみを
持つ従来の多層プリント配線板から、板の表面や内部に
部分的なバイアを持つ多層プリント配線板へと展開して
きた。
【0003】しかし、この多層プリント配線板において
は、スルホールが配線域を狭めたり、また、スルホール
の径を小さくするには限界があるため、スルホールプリ
ント配線板に現在要求されている高密度化には限度があ
った。
【0004】そこで現在、多層プリント配線板の製造法
として、プリント配線板上に感光性樹脂を塗布、露光、
現像後、フォトビアホールを有する層間電気絶縁層を形
成し、次いで過マンガン酸カリにより絶縁層の表面を粗
化し、無電解銅メッキ、電解銅メッキを施し、ついで、
ドライフィルムをラミネートし、露光、現像、エッチン
グ、エッチングレジストを剥離し導体回路を形成し、こ
れらの工程を順次繰り返し積層していく、フォトレジス
ト法によるビルドアップ法が提案されている。
【0005】このフォトレジスト法は小径のバイアを自
由に形成でき高密度な多層プリント配線板が得られる点
で優れており、開発が進められている。このフォトレジ
スト法によるビルドアップ法での最大の課題の一つとし
て、回路と電気絶縁層との密着強度の向上が挙げられ
る。
【0006】現在、フォトレジスト法による多層プリン
ト配線板用層間電気絶縁材料として酸ペンダント型ノボ
ラックエポキシビニルエステル樹脂が検討されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の酸
ペンダント型ノボラックエポキシビニルエステル樹脂
は、銅メッキとの密着性が充分でなく、多層プリント配
線板用電機絶縁材料として使用した場合には、導体回路
間の充分な密着強度が得られないという課題を有する
他、可撓性も劣るため割れやすいといった課題を有して
いた。
【0008】本発明が解決しようとする課題は、回路を
形成する銅メッキの密着性に優れ、また、優れた可撓性
をも有する、多層プリント配線板の製造に適した希アル
カリ溶液で現像可能な多層プリント配線板用層間電気絶
縁材料を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、多層プリ
ント配線板用層間電気絶縁材料の前述した問題点を鋭意
研究した結果、特定の酸ペンダント型ゴム変性ビスフェ
ノールA型エポキシビニルエステル樹脂、希釈剤、光重
合開始剤および熱硬化成分を用いることにより、銅メッ
キとの密着性に優れ、かつ、可撓性や半田耐熱性、耐溶
剤性、電気特性などの諸特性のバランスの良い、多層プ
リント配線板の製造に適した希アルカリ溶液で現像可能
な多層プリント配線板用層間電気絶縁材料が得られるこ
とを見い出し本発明を完成するに至った。
【0010】即ち、本発明は、(A)共役ジエン系ビニ
ルモノマーとアクリロニトリルとの直鎖状の共重合体で
あって分子両末端にカルボキシル基を有する重合体をゴ
ム成分とし、かつ、前記カルボキシル基とエポキシ基と
の反応によって変性されたゴム変性ビスフェノールA型
エポキシビニルエステル樹脂の水酸基に多塩基酸無水物
を反応させた構造を有する酸ペンダント型ゴム変性ビス
フェノールA型エポキシビニルエステル樹脂、(B)希
釈剤、(C)光重合開始剤、および、(D)熱硬化成分
を必須成分とすることを特徴とする多層プリント配線板
用層間電気絶縁材料に関する。
【0011】本発明で用いる酸ペンダント型ゴム変性ビ
スフェノールA型エポキシビニルエステル樹脂(A)
は、共役ジエン系ビニルモノマーとアクリロニトリルと
の直鎖状の共重合体であって分子両末端にカルボキシル
基を有する重合体をゴム成分とし、かつ、前記カルボキ
シル基とエポキシ基との反応によって変性されたゴム変
性ビスフェノールA型エポキシビニルエステル樹脂の水
酸基に多塩基酸無水物を反応させた構造を有するもので
あり、特に特定されるものではないが、その酸価が30
〜140mgKOH/gの範囲のものが好ましい。なか
でもアルカリ水溶液に対する溶解性が良好で現像性に優
れ、層間電気絶縁塗膜の特性にも優れる点で酸価が40
〜120mgKOH/gの範囲のものが特に好ましい。
【0012】上記酸価範囲の酸ペンダント型ゴム変性ビ
スフェノールA型エポキシビニルエステル樹脂(A)を
得るには、上述した通り、例えばゴム変性ビスフェノー
ルA型エポキシビニルエステル樹脂と多塩基酸無水物と
を反応して得られるが、それらの反応割合は特に限定さ
れず、通常、ゴム変性ビスフェノールA型エポキシビニ
ルエステル樹脂中の水酸基1モルに対し、多塩基酸無水
物中の酸無水物基の数が0.3〜1.0モルとなる割合
が挙げられる。なかでも、酸価を40〜120mgKO
H/gの範囲に調整する場合、ゴム変性ビスフェノール
A型エポキシビニルエステル樹脂中の水酸基1モルに対
し、多塩基酸無水物中の酸無水物基の数が0.4〜0.
9モルとなる割合で両者を反応させることが好ましい。
【0013】なお、本発明においてはこれらのゴム変性
ビスフェノールA型エポキシビニルエステル樹脂に、更
に必要に応じ、その他の酸ペンダント型エポキシビニル
エステル樹脂を併用してもよい。その他の酸ペンダント
型エポキシビニルエステル樹脂としては、従来からアル
カリ現像型ソルダーレジストインキに使用されているも
のが何れも使用でき、例えば、酸ペンダント型ノボラッ
クエポキシビニルエステル樹脂、酸ペンダント型ビスフ
ェノールA型エポキシビニルエステル樹脂、酸ペンダン
ト型ビスフェノールF型エポキシビニルエステル樹脂、
酸ペンダント型ビスフェノールS型エポキシビニルエス
テル樹脂、酸ペンダント型ビキシノール型エポキシビニ
ルエステル樹脂等が挙げられる。
【0014】ここで、ゴム変性ビスフェノールA型エポ
キシビニルエステル樹脂とは、ビスフェノールA型エポ
キシ樹脂、共役ジエン系ビニルモノマーとアクリロニト
リルとの直鎖状の共重合体であって分子両末端にカルボ
キシル基を有する重合体、およびエチレン性不飽和一塩
基酸を反応させた構造のものであり、この構造中には、
ビスフェノールA型エポキシ樹脂、共役ジエン系ビニル
モノマーとアクリロニトリルとの直鎖状の共重合体であ
って分子両末端にカルボキシル基を有する重合体、およ
びエチレン性不飽和一塩基酸の反応によって生成するエ
ステル結合が存在しているものである。本発明において
は、これらのエステル結合の内、共役ジエン系ビニルモ
ノマーとアクリロニトリルとの直鎖状の共重合体であっ
て分子両末端にカルボキシル基を有する重合体に基づく
エステル結合部位(ゴム状重合体部分を含む)の含有率
が、酸ペンダント型ゴム変性ビスフェノールA型エポキ
シビニルエステル樹脂(A)中の3〜60重量%となる
範囲であることが、銅メッキとの密着性に優れ、かつ、
可撓性や半田耐熱性、耐溶剤性、電気特性などの諸特性
に優れる樹脂が得られる点で好ましい。
【0015】また、このゴム変性ビスフェノールA型エ
ポキシビニルエステル樹脂を製造するにあたっては、ビ
スフェノールA型エポキシ樹脂、共役ジエン系ビニルモ
ノマーとアクリロニトリルとの直鎖状の共重合体であっ
て分子両末端にカルボキシル基を有する重合体、および
エチレン性不飽和一塩基酸の各成分は同時に反応させて
も良いし、またビスフェノールA型エポキシ樹脂と共役
ジエン系ビニルモノマーとアクリロニトリルとの直鎖状
の共重合体であって分子両末端にカルボキシル基を有す
る重合体とを反応させた後、エチレン性不飽和一塩基酸
を反応させても良い。
【0016】この際、ビスフェノールA型エポキシ樹脂
と、共役ジエン系ビニルモノマーとアクリロニトリルと
の直鎖状の共重合体であって分子両末端にカルボキシル
基を有する重合体及びエチレン性不飽和一塩基酸との反
応比率は、特に制限されるものではないが、ビスフェノ
ールA型エポキシ樹脂のエポキシ基1当量当たり、共役
ジエン系ビニルモノマーとアクリロニトリルとの直鎖状
の共重合体であって分子両末端にカルボキシル基を有す
る重合体、およびエチレン性不飽和一塩基酸の総カルボ
キシル基が0.8〜1.1当量となる範囲であることが
ゴム状重合体エステル構造部位の含有率を上記範囲に調
製し易い点から好ましく、なかでも光硬化性及び貯蔵安
定性に優れる樹脂が得られる点で0.9〜1.0モルと
なる範囲が好ましい。
【0017】本発明で用いるビスフェノールA型エポキ
シ樹脂は、特に構造が特定されるものではないが、例え
ば、ビスフェノールAとエピクロルヒドリンを反応させ
て得られるエポキシ樹脂、或いは、ビスフェノールAと
エピクロルヒドリンを反応させて得られるエポキシ樹脂
に、更にビスフェノールAを反応させた高分子量タイプ
のエポキシ樹脂等が挙げられる。なかでも、融点が50
℃以上のエポキシ樹脂が乾燥後タックのない光重合性皮
膜を形成することができ好ましい。また、そのエポキシ
当量は特に制限されるものではないが、乾燥後タックの
ない光重合性皮膜を形成する点から250〜40,00
0g/eqであることが好ましい。
【0018】また、共役ジエン系ビニルモノマーとアク
リロニトリルとの直鎖状の共重合体であって分子両末端
にカルボキシル基を有する重合体としては、例えば、下
記構造式1に代表されるブタジエン−アクリロニトリル
共重合体の分子量末端にカルボキシル基を有する重合体
や、下記構造式2に代表されるブタジエン−アクリロニ
トリル共重合体の分子末端に水酸基を有する重合体と、
無水マレイン酸などの多塩基酸無水物とのハーフエステ
ル等が挙げられる。 構造式1
【0019】
【化1】
【0020】(ここで、nおよびmは平均の繰り返し単
位数を示し、nは5〜50の整数、mは25〜90の整
数をそれぞれ示す。) 構造式2
【0021】
【化2】
【0022】(ここで、nおよびmは平均の繰り返し単
位数を示し、nは5〜50の整数、mは25〜90の整
数をそれぞれ示す。) また、上記共役ジエン系ビニルモノマーとアクリロニト
リルとの直鎖状の共重合体であって分子両末端にカルボ
キシル基を有する重合体に用いられる共役ジエン系ビニ
ルモノマーとしては既述の例示重合体で用いられるブタ
ジエンのみでなく、イソプレン、クロロプレンなどを用
いてもよいが、なかでもブタジエンが好ましい。また、
これらの化合物は、それぞれ単独で使用してもよいし、
また、2種以上を併用して重合させてもよいが、後者の
場合はブタジエンを1成分として使用することが好まし
い。
【0023】また、共役ジエン系ビニルモノマーとアク
リロニトリルとの共重合体であって分子末端に水酸基を
有する重合体と多塩基酸無水物とのハーフエステル等に
用いられる多塩基酸無水物としては、具体的には、無水
マレイン酸、無水コハク酸、無水イタコン酸、ドデシル
無水コハク酸、テトラヒドロ無水フタル酸、ヘキサヒド
ロ無水フタル酸、3−メチルテトラヒドロ無水フタル
酸、4−メチルテトラヒドロ無水フタル酸、3ーメチル
ヘキサヒドロ無水フタル酸、4−メチルヘキサヒドロ無
水フタル酸、3,4−ジメチルテトラヒドロ無水フタル
酸、4−(4−メチル−3−ペンテニル)テトラヒドロ
無水フタル酸、3−ブテニル−5,6−ジメチルテトラ
ヒドロ無水フタル酸、3,6−エンドメチレン−テトラ
ヒドロ無水フタル酸、7−メチル−3,6−エンドメチ
レンテトラヒドロ無水フタル酸、無水フタル酸、テトラ
クロロ無水フタル酸、テトラブロモ無水フタル酸、無水
クロレンド酸、無水トリメリット酸、無水ピロメリット
酸、ベンゾフェノンテトラカルボン酸無水物、メチルシ
クロヘキセンジカルボン酸無水物などが挙げられる
【0024】また、得られるゴム状重合体中のカルボキ
シル基の数は特に限定されるものではないが、1分子カ
ルボキシル基の数は分子中に1〜3個、より好ましくは
1.5〜2.5個の範囲にある事が望ましい。
【0025】また、ゴム変性ビスフェノールA型エポキ
シビニルエステル樹脂の製造において、ビスフェノール
A型エポキシ樹脂との反応に使用されるエチレン性不飽
和一塩基酸としては、例えば(メタ)アクリル酸、クロ
トン酸、桂皮酸、アクリル酸ダイマー、モノメチルマレ
ート、モノプロピルマレート、モノブチルマレート、モ
ノ(2−エチルヘキシル)マレート、ソルビン酸などが
挙げられ、なかでも(メタ)アクリル酸が好ましい。
【0026】以上詳述した各成分を反応して得られるゴ
ム変性ビスフェノールA型エポキシビニルエステル樹脂
は、特にその構造が特定されるものではなく、種々の構
造のものが混在した状態で使用し得るものであるが、例
えば、分子末端にカルボキシル基を有するゴム状重合体
のカルボキシル基およびエチレン性不飽和一塩基酸が、
ビスフェノールA型エポキシ樹脂中のエポキシ基と反応
してエステル結合を形成した構造のものが挙げられる。
【0027】更に具体的には、例えば分子両末端にカル
ボキシル基を有する直鎖状のゴム状重合体を結接部位と
して、ビスフェノールA型エポキシ樹脂構造がエステル
結合を介して連結しており、その末端に存在するエポキ
シ基がエチレン性不飽和一塩基酸とエステル構造を形成
した構造のものが挙げられる。
【0028】次に、上記ゴム変性ビスフェノールA型エ
ポキシビニルエステル樹脂の水酸基に反応させる前記多
塩基酸無水物としては、特に制限されるものではない
が、具体的には、無水マレイン酸、無水コハク酸、無水
イタコン酸、ドデシル無水コハク酸、テトラヒドロ無水
フタル酸、ヘキサヒドロ無水フタル酸、3−メチルテト
ラヒドロ無水フタル酸、4−メチルテトラヒドロ無水フ
タル酸、3ーメチルヘキサヒドロ無水フタル酸、4−メ
チルヘキサヒドロ無水フタル酸、3,4−ジメチルテト
ラヒドロ無水フタル酸、4−(4−メチル−3−ペンテ
ニル)テトラヒドロ無水フタル酸、3−ブテニル−5,
6−ジメチルテトラヒドロ無水フタル酸、3,6−エン
ドメチレン−テトラヒドロ無水フタル酸、7−メチル−
3,6−エンドメチレンテトラヒドロ無水フタル酸、無
水フタル酸、テトラクロロ無水フタル酸、テトラブロモ
無水フタル酸、無水クロレンド酸、無水トリメリット
酸、無水ピロメリット酸、ベンゾフェノンテトラカルボ
ン酸無水物、メチルシクロヘキセンジカルボン酸無水物
などが挙げられるが、なかでも電食性に優れる点からテ
トラヒドロ無水フタル酸およびヘキサヒドロ無水フタル
酸が好ましい。
【0029】本発明で用いる希釈剤(B)としては、前
記酸ペンダント型ゴム変性ビスフェノールA型エポキシ
ビニルエステル樹脂(A)に溶解し、スクリーン印刷や
ロールコーター法等の各種の塗装方法に適した粘度にな
るようにして塗布し、次いで乾燥を行い光重合性皮膜を
形成するための必須の構成条件であり、通常、有機溶剤
及び光重合性ビニルモノマーが挙げられ、その使用に際
しては、それぞれ単独で使用しても良いし、また、両者
を併用してもよい。
【0030】ここで用いる有機溶剤としては、例えばト
ルエン、キシレンなどの芳香族炭化水素;メタノール、
イソプロピルアルコールなどのアルコール類;酢酸エチ
ル、酢酸ブチルなどのエステル類;1,4−ジオキサ
ン、テトラヒドロフランなどのエーテル類;メチルエチ
ルケトン、メチルイソブチルケトンなどのケトン類;セ
ロソルブ、ブチルセロソルブアセテート、セロソルブア
セテートなどのグリコール誘導体;シクロヘキサノン、
シクロヘキサノールなどの脂環式炭化水素及び石油エー
テル、石油ナフサなどの石油系溶剤などが挙げられる。
これらのなかでも作業性に優れる点からグリコール誘導
体と石油系溶剤を併用することが好ましい。
【0031】また、光重合性ビニルモノマーとしては、
例えば2−エチルヘキシル(メタ)アクリレート、ラウ
リル(メタ)アクリレート、シクロヘキシル(メタ)ア
クリレート、テトラヒドロフルフリール(メタ)アクリ
レート、イソホ゛ロニル(メタ)アクリレート、フェニ
ル(メタ)アクリレート、ベンジル(メタ)アクリレー
ト、フェノキシジエチレングリコール(メタ)アクリレ
ートなどの(メタ)アクリル酸のエステル類;ヒドロキ
シエチル(メタ)アクリレート、ヒドロキシプロピル
(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールトリ(メ
タ)アクリレートなどのヒドロキシアルキル(メタ)ア
クリレート類;メトキシエチル(メタ)アクリレート、
エトキシエチル(メタ)アクリレートなどのアルコキシ
アルキレングリコールモノ(メタ)アクリレート類;エ
チレングリコールジ(メタ)アクリレート、ブタンジオ
ールジ(メタ)アクリレート、ネオペンチルグリコール
ジ(メタ)アクリレート、1,6−ヘキサンジオールジ
(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパントリ
(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールテトラ
(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールヘキサ
(メタ)アクリレートなどのアルキレンポリオールポリ
(メタ)アクリレート;ジエチレングリコールジ(メ
タ)アクリレート、トリエチレングリコールジ(メタ)
アクリレート、ポリエチレングリコール200ジ(メ
タ)アクリレート、ポリエトキシ化トリメチロールプロ
パントリ(メタ)アクリレート、ポリプロポキシ化トリ
メチロールプロパントリ(メタ)アクリレート、ポリエ
トキシ化ビスフェノールAジ(メタ)アクリレート、ポ
リプロポキシ化ビスフェノールAジ(メタ)アクリレー
ト、ポリエトキシ化水添ビスフェノールAジ(メタ)ア
クリレート、ポリプロポキシ化水添ビスフェノールAジ
(メタ)アクリレート、ポリエトキシ化ジシクロペンタ
ニエルジ(メタ)アクリレート、ポリプロポキシ化ジシ
クロペンタニエルジ(メタ)アクリレートなどのポリオ
キシアルキレングリコールポリ(メタ)アクリレート
類;ヒドロキシピバリン酸ネオペンチルグリコールエス
テルジ(メタ)アクリレートなどのエステルタイプのポ
リ(メタ)アクリレート類;トリス〔(メタ)アクリロ
キシエチル〕イソシアヌレートなどのイソシアヌレート
型ポリ(メタ)アクリレート類;N,N−ジメチルアミ
ノエチル(メタ)アクリレート、N,N−ジメチルアミ
ノプロピル(メタ)アクリレート、N,N−ジエチルア
ミノエチル(メタ)アクリレート、t−ブチルアミノエ
チル(メタ)アクリレートなどのアミノアルキル(メ
タ)アクリレート類;(メタ)アクリルアミド、N−メ
チル(メタ)アクリルアミド、N,N−ジメチルアクリ
ルアミド、N,N−ジメチル(メタ)アクリルアミド、
(メタ)アクリロイルモルホリンなどの(メタ)アクリ
ルアミド類;ビニルピロリドンなどが挙げられる。これ
らのなかでも絶縁塗膜の耐熱性に優れる点から3官能以
上のアクリレートが好ましい。
【0032】なお、上記希釈剤(B)の使用量は、前記
酸ペンダント型エポキシビニルエステル樹脂(A)10
0重量部に対して20〜300重量部、好ましくは30
〜250重量部となる割合が適当である。
【0033】また、前記光重合性ビニルモノマーは光重
合性を促進したり、水溶性の光重合性ビニルモノマーは
アルカリ水溶液への溶解性を助ける役目もするが、前記
光重合性ビニルモノマーを少なくした方が、乾燥後タッ
クのない光重合性皮膜を形成することができ、該光重合
性皮膜とパターンフィルムとの密着性並びに露光後のパ
ターンフィルムの剥離性が良好となり、フォトビアホー
ルパターンの解像度を向上させることができる他、さら
に耐薬品性や電気特性なども向上する。その使用量は前
記酸ペンダント型ゴム変性ビスフェノールA型エポキシ
ビニルエステル樹脂(A)100重量部に対して50重
量部以下、なかでも2〜20重量部であることが好まし
い。
【0034】次に、前記した光重合開始剤(C)として
は、例えばベンゾイン、ベンゾインメチルエーテル、ベ
ンゾインエチルエーテル、ベンゾインイソプロピルエー
テル、ベンゾインイソブチルエーテル、ベンジルメチル
ケタールなどのベンゾインとそのアルキルエーテル類;
アセトフェノン、2,2−ジメトキシ−2−フェニルア
セトフェノン、2−ヒドロキシ−2−メチル−1−フェ
ニルプロパン−1−オン、ジエトキシアセトフェノン、
2,2−ジエトキシ−2−フェニルアセトフェノン、
1,1−ジクロロアセトフェノン、1−ヒドロキシシク
ロヘキシルフェニルケトン、2−メチル−1−〔4−
(メチルチオ)フェニル〕−2−モルフォリノープロパ
ン−1−オンなどのアセトフェノン類;メチルアントラ
キノン、2−エチルアントラキノン、2−タシャリーブ
チルアントラキノン、1−クロロアントラキノン、2−
アミルアントラキノンなどのアントラキノン類;チオキ
サントン、2,4−ジエチルチオキサントン、2−クロ
ロチオキサントン、2,4−ジクロロチオキサントン、
2−メチルチオキサントン、2,4−ジイソプロピルチ
オキサントンなどのチオキサントン類;アセトフェンノ
ンジメチルケタール、ベンジルジメチルケタールなどの
ケタ−ル類;ベンゾフェノン、4,4−ビスメチルアミ
ノベンゾフェノンなどのベンゾフェノン類及びアゾ化合
物などが挙げられるが、なかでもアセトフェノン類が好
ましい。
【0035】これらは単独または2種以上の混合物とし
て使用でき、さらにはトリエタノールアミン、メチルジ
エタノールアミンなどの第3級アミン;2−ジメチルア
ミノエチル安息香酸、4−ジメチルアミノ安息香酸エチ
ルなどの安息香酸誘導体などの光開始助剤などと組み合
わせて使用することができる。その使用量は、前記酸ペ
ンダント型ビスフェノール型エポキシビニルエステル樹
脂(A)と希釈剤(B)の総重量100重量部に対して
0.5〜20重量部、好ましくは2〜15重量部となる
割合が好ましい。
【0036】本発明は、上述した各成分に更に硬化系成
分として、熱硬化成分(D)を用いることにより、半田
耐熱性や電気特性に優れた多層プリント配線板用層間電
気気絶縁材料とすることができる。
【0037】本発明で用いる熱硬化成分(D)として
は、酸ペンダント型ゴム変性ビスフェノールA型エポキ
シビニルエステル樹脂(A)と熱硬化する官能基を分子
中に有するものであればよく、特に特定されるものでは
ないが、例えばエポキシ樹脂、メラミン化合物、尿素化
合物、オキサゾリン化合物、フェノール化合物などを挙
げる事が出来る。エポキシ樹脂としては、具体的には、
ビスフェノールA型エポキシ樹脂、ビスフェノールF型
エポキシ樹脂、フェノールノボラック型エポキシ樹脂、
クレゾールノボラック型エポキシ樹脂、臭素化エポキシ
樹脂、ビキレノール型エポキシ樹脂、ビフェノール型エ
ポキシ樹脂などのグリシジルエーテル類;3,4−エポ
キシ−6−メチルシクロヘキシルメチル−3,4−エポ
キシ−6−メチルシクロヘキサンカルボキシレート、
3,4−エポキシシクロヘキシルメチル−3,4−エポ
キシシクロヘキサンカルボキシレート、1−エポキシエ
チル−3,4−エポキシシクロヘキサンなどの脂環式エ
ポキシ樹脂;フタル酸ジグリシジルエステル、テトラヒ
ドロフタル酸ジグリシジルエステル、ダイマー酸グリシ
ジルエステルなどのグリシジルエステル類;テトラグリ
シジルジアミノジフェニルメタン、トリグリシジルP−
アミノフェノール、N,N−ジグリシジルアニリンなど
のグリシジルアミン類;1,3−ジグリシジル−5,5
−ジメチルヒダントイン、トリグリシジルイソシアヌレ
ートなどの複素環式エポキシ樹脂などが挙げられる。な
かでも、融点が50℃以上のエポキシ樹脂が乾燥後タッ
クのない光重合性皮膜を形成することができ好ましい。
【0038】メラミン化合物としては、メラミン、メラ
ミンとホルマリンとの重縮合物であるメラミン樹脂が挙
げられる。尿素化合物としては、尿素、尿素とホルマリ
ンの重縮合物である尿素樹脂などが挙げられる。
【0039】オキサゾリン化合物としては、2−オキサ
ゾリン、2ーメチル−2−オキサゾリン、2ーフェニル
ー2オキサゾリン、2、5ージメチルー2オキサゾリ
ン、5ーメチルー2ーフェニルー2オキサゾリン、2、
4ージフェニルオキサゾリン等が挙げれる。
【0040】フェノール化合物としては、例えば、フェ
ノール、クレゾール、キレノール、カテコール、レゾル
シン、ハイドロキノン、ピロガロール、レゾールなどが
挙げられる。
【0041】これらの熱硬化成分(D)の中でも特に酸
ペンダント型ゴム変性ビスフェノールA型エポキシビニ
ルエステル樹脂(A)中のカルボキシル基との反応性に
優れ、かつ、銅メッキとの密着性も良好である点からエ
ポキシ樹脂が好ましい。
【0042】上記熱硬化成分(D)の使用量の好適な範
囲は、通常、前記酸ペンダント型ゴム変性ビスフェノー
ルA型エポキシビニルエステル樹脂(A)中のカルボキ
シル基1個当たり、該熱硬化成分(D)の官能基基が
0.2〜3.0当量となる割合である。なかでもプリン
ト配線板にした際の半田耐熱性や電気特性に優れる点か
ら1.0〜1.5当量となる割合が好ましい。
【0043】また、上記熱硬化成分(D)としてエポキ
シ樹脂を使用する場合は、前記酸ペンダント型ゴム変性
ビスフェノールA型エポキシビニルエステル樹脂(A)
中のカルボキシル基との反応を促進するためにエポキシ
樹脂の硬化促進剤を用いることが好ましい。エポキシ樹
脂の硬化促進剤としては具体的には、2ーメチルイミダ
ゾール、2ーエチルー3メチルイミダゾール、2ーウン
デシルイミダゾール、2ーフェニルイミダゾール、1ー
シアノエチルー2エチルイミダゾール、1ーシアノエチ
ルー2ウンデシルイミダゾール、等のイミダゾール化合
物;メラミン、グアナミン、アセトグアナミン、ベンゾ
グアナミン、エチルジアミノトリアジン、2、4ージア
ミノトリアジン、2、4ージアミノー6ートリルトリア
ジン、2、4ージアミノー6ーキシリルトリアジン等の
トリアジン誘導体;トリメチルアミン、トリエタノール
アミン、N,Nージメチルオクチルアミン、ピリジン、
m−アミノフェノール等の三級アミン類;ポリフェノー
ル類などが挙げられる。これらの硬化促進剤は単独また
は併用して使用する事が出来る。
【0044】さらに、本発明では前記した酸ペンダント
型ゴム変性ビスフェノールA型エポキシビニルエステル
樹脂(A)、希釈剤(B)、光重合開始剤(C)、およ
び、熱硬化成分(D)に、さらに必要に応じて各種の添
加剤、例えばタルク、硫酸バリウム、炭酸カルシウム、
炭酸マグネシウム、チタン酸バリウム、水酸化アルミニ
ウム、酸化アルミニウム、シリカ、クレーなどの充填
剤;アエロジルなどのチキソトロピー付与剤;フタロシ
アニンブルー、フタロシアニングリーン、酸化チタンな
どの着色剤;シリコーン、フッ素系のレベリング剤や消
泡剤;ハイドロキノン、ハイドロキノンモノメチルエー
テルなどの重合禁止剤などを層間電気絶縁材料の諸性能
を高める目的で添加することが出来る。
【0045】この様にして得られる本発明の多層プリン
ト配線板用層間電気絶縁材料は、プリント配線板上にス
クリーン印刷法や、静電塗装法、ロールコーター法、カ
ーテンコーター法などにより塗布し、乾燥して得た光重
合性皮膜に紫外線などの活性エネルギー線を照射後、希
アルカリ水溶液で未露光部分を除去することによりフォ
トビアホールパターンを形成、さらに熱によりポストキ
ュアーして層間電気絶縁層を形成し、次いで過マンガン
酸カリにより絶縁層の表面を粗化し、無電解銅メッキ、
電解銅メッキを施し、ついで、ドライフィルムをラミネ
ートし、露光、現像、エッチング、エッチングレジスト
を剥離し導体回路を形成し、これらの工程を順次繰り返
し積層していくことにより目的とする多層プリント配線
板とすることができる。
【0046】
【実施例】以下に、本発明を実施例及び比較例によって
説明するが、これはあくまで一態様でしかなく、本発明
はこれらに限定されるものではない。また例中の部及び
%はすべて重量基準である。
【0047】実施例1 エポキシ当量が260のビスフェノールA型エポキシ樹
脂「エピクロン8600」〔大日本インキ化学工業
(株)製〕260部と、分子量が3500、結合アクリ
ロニトリルが27重量%、カルボキシル基1.9個/分
子のブタジエンとアクリロニトリルの共重合体の分子両
末端にカルボキシル基を有するHYCARCTBN 1
300X13〔B. F. Goodrich Che
mical社製〕160部、アクリル酸65部(エポキ
シ基の数:総カルボキシル基の数=1:1)とを反応さ
せて得られたゴム変性ビスフェノールA型エポキシビニ
ルエステル樹脂の485部と、テトラヒドロ無水フタル
酸178部(水酸基の数:酸無水物基の数=1:0.
9)とを、ブチルカルビトールアセテート284部中で
反応させ、酸価が99mgKOH/gの樹脂分を70%
含有する樹脂溶液(A−1)を得た。
【0048】この樹脂溶液(A−1)と共に、光重合開
始剤、有機溶剤および充填材とを下記の通り配合し、3
本ロールミルを用いて混練して、主剤を調製した。次い
で、エポキシ樹脂と有機溶剤及び充填材を下記配合に従
って配合し、3本ロールを用いて混練りして、硬化剤を
調整した。
【0049】 (配合) 主剤 樹脂溶液(A−1) 50部 2,2−ジメトキシ−2−フェニルアセトフェノン 5部 ソルベッソ150 15部 硫酸バリウム 30部 主剤合計 100部
【0050】 硬化剤 クレゾールノボラック型エポキシ樹脂 「エピクロンN−673」(大日本インキ化 学工業(株)製) 15部 ブチルセロソルブアセテート 5部 硫酸バリウム 10部 硬化剤合計 30部
【0051】次に、この主剤と硬化剤を混合した後、こ
の混合物を予め回路の形成された銅スルホールプリント
配線板上に30〜40μmの厚みになるようにスクリー
ン印刷法により全面に塗布し、80℃で20分間乾燥さ
せた後、フォトビアホールのパターンフィルムを塗布面
に密着させ、オーク製作所製メタルハライドランプ露光
装置を用いて60秒間露光し、次に液温30℃の1%炭
酸ナトリウム水溶液を用いて60秒間現像を行い、その
後熱風乾燥器を用い150℃で30分間加熱処理してフ
ォトビアホールパターンが形成されたプリント配線板を
得た。
【0052】次いで、フォトビアホールの形成されたプ
リント配線板をアルカリ性過マンガン酸カリ溶液で60
〜80℃で層間電気絶縁塗膜を表面粗化し、残留するア
ルカリを中和し、水洗後乾燥した。
【0053】次に、表面を粗化された層間電気絶縁塗膜
を有するプリント配線板をコンディショナー処理、マイ
クロエッチング、酸洗、触媒化、アクセレレータ処理を
順次行い、無電解銅メッキを行い、0.3μm厚の薄い
銅メッキを表面を粗化された層間電気絶縁塗膜上に施し
た。
【0054】次いで、無電解銅メッキを施したプリント
配線板を銅メッキ浴の入ったメッキ槽に置き陰極とし、
プリント配線板の両側に陽極を置いて電流を流し、18
μm厚の電解銅メッキを施し、水洗、乾燥を行い片面に
銅メッキを施した供試体(1−a)を得た。
【0055】得られた供試体(1−a)をバフロールで
研磨整面し、ドライフィルムを熱ロールで圧着し、次い
で、IPC−TM−650のIPC−B−25のパター
ンフィルムを密着させ、紫外線を露光し、次に液温30
℃の1%炭酸ナトリウム水溶液を用いて現像を行い、さ
らに塩化第二鉄を主成分としたエッチング液をスプレー
で吹き付け、レジストパターン以外不要の銅を溶解し
た。ついで、水酸化ナトリウムの水溶液を用いドライフ
ィルムの剥離を行い、次に水洗、乾燥し、IPC−TM
−650のIPC−B−25のパターンを有する供試体
(1ーb)を得た。
【0056】また別に、この主剤と硬化剤を混合した
後、この混合物を予めJIS K 5400に準じて表
面を280番の研磨紙で研磨された厚み0.8mmの鋼
板に30〜40μmの厚みになるようにスクリーン印刷
法により全面に塗布し、80℃で20分間乾燥させた
後、オーク製作所製メタルハライドランプ露光装置を用
いて60秒間露光し、その後熱風乾燥器を用い150℃
で30分間加熱処理して可とう性試験用の供試体(1−
c)を得た。
【0057】次いで、以下に示す評価試験方法に従い、
銅箔の引きはがし強度および、はんだ耐熱性、耐トリク
レン性は供試体(1−a)を用い、絶縁抵抗は供試体
(1−b)を用い、また可とう性試験は供試体(1−
c)を用いて測定を行い、その結果を第1表に示す。
【0058】実施例2 エポキシ当量475のビスフェノールA型エポキシ樹脂
「エピクロン4050」〔大日本インキ化学工業(株)
製〕の475部とHYCAR CTBN 1300X1
3の80部、アクリル酸65部(エポキシ基の数:総カ
ルボキシル基の数=1:0.95)とを反応させて得ら
れるゴム変性ビスフェノールA型エポキシビニルエステ
ル樹脂620部と、テトラヒドロ無水フタル酸95部
(水酸基の数:酸無水物基の数=1:0.3)とを、ブ
チルカルビトールアセテート306部中で反応させて、
酸価が49mgKOH/gの樹脂分を70%含有する樹
脂溶液(A−2)を得た。
【0059】次いで、下記のごとき配合にした以外は実
施例1と同様にして、本発明の組成物を調製した後、更
に実施例1と同様にして供試体(2−a、2−b、2−
c)を得た。
【0060】 (配合) 主剤 樹脂溶液(A−2) 50部 2,2−ジメトキシ−2−フェニルアセトフェノン 5部 ソルベッソ150 15部 硫酸バリウム 30部 主剤合計 100部
【0061】 硬化剤 クレゾールノボラック型エポキシ樹脂 「エピクロンN−680」(大日本インキ化 学工業(株)製) 15部 ブチルセロソルブアセテート 5部 硫酸バリウム 10部 硬化剤合計 30部 次いで、実施例1と同様にして、以下に示す評価試験方
法に従って測定した結果を第1表に示す。
【0062】実施例3 エポキシ当量188のビスフェノールA型エポキシ樹脂
「エピクロン850」〔大日本インキ化学工業(株)
製〕188部と、HYCAR CTBN 1300X1
3の321部、アクリル酸の58部(エポキシ基の数:
総カルボキシル基の数=1:1)とを反応させて得られ
るゴム変性ビスフェノールA型エポキシビニルエステル
樹脂559部と、テトラヒドロ無水フタル酸の117部
(水酸基の数:酸無水物基の数=1:0.7)とを、ブ
チルカルビトールアセテート290部中で反応させて、
酸価が64mgKOH/gの樹脂分を70%含有する樹
脂溶液(A−3)を得た。
【0063】次いで、下記のごとき配合にした以外は実
施例1と同様にして、本発明の組成物を調製した後、更
に実施例1と同様にして供試体(3−a、3−b、3−
c)を得た。
【0064】 (配合) 主剤 樹脂溶液(A−3) 50部 2,2−ジメトキシ−2−フェニルアセトフェノン 5部 ソルベッソ150 12部 ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート 3部 硫酸バリウム 30部 主剤合計 100部
【0065】 硬化剤 「エピクロンN−680」 15部 ブチルセロソルブアセテート 5部 硫酸バリウム 10部 硬化剤合計 30部 次いで、実施例1と同様にして、以下に示す評価試験方
法に従って測定した結果を第1表に示す。
【0066】実施例4 エポキシ当量215の「エピクロンN−680」215
部とアクリル酸72部(エポキシ基の数:総カルボキシ
ル基の数=1:1)とを反応させて得られるエポキシビ
ニルエステル樹脂287部と、テトラヒドロ無水フタル
酸91部(水酸基の数:酸無水物基の数=1:0.6)
とを、ブチルカルビトールアセテート162部中で反応
させて、酸価が89mgKOH/gの樹脂分を70%含
有する樹脂溶液(B−1)を得た。
【0067】次いで、下記のごとき配合にした以外は実
施例1と同様にして、本発明の組成物を調製した後、更
に実施例1と同様にして供試体(4−a、4−b、4−
c)を得た。
【0068】 (配合) 主剤 樹脂溶液(A−1) 25部 樹脂溶液(B−1) 25部 2,2−ジメトキシ−2−フェニルアセトフェノン 5部 ソルベッソ150 12部 ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート 3部 硫酸バリウム 30部 主剤合計 100部
【0069】 硬化剤 「エピクロンN−680」 15部 ブチルセロソルブアセテート 5部 硫酸バリウム 10部 硬化剤合計 30部 次いで、実施例1と同様にして、以下に示す評価試験方
法に従って測定した結果を第1表に示す。
【0070】比較例1 次いで、実施例4で合成した樹脂溶液(B−1)を用
い、下記のごとき配合にした以外は実施例1と同様にし
て、本発明の組成物を調製した後、更に実施例1と同様
にして供試体(1’−a、1’−b、1’−c)を得
た。
【0071】 (配合) 主剤 樹脂溶液(B−1) 50部 2,2−ジメトキシ−2−フェニルアセトフェノン 5部 ソルベッソ150 15部 硫酸バリウム 30部 主剤合計 100部
【0072】 硬化剤 「エピクロンN−680」 15部 ブチルセロソルブアセテート 5部 硫酸バリウム 10部 硬化剤合計 30部 次いで、実施例1と同様にして、以下に示す評価試験方
法に従って測定した結果を第1表に示す。
【0073】比較例2 「エピクロン860」260部とアクリル酸72部(エ
ポキシ基の数:カルボキシル基の数=1:1)とを反応
させて得られるエポキシビニルエステル樹脂332部
と、テトラヒドロ無水フタル酸158部(水酸基の数:
酸無水物基の数=1:0.8)とを、ブチルカルビトー
ルアセテート210部中で反応させて、酸価が91mg
KOH/gの樹脂分を70%含有する樹脂溶液(B−
2)を得た。
【0074】次いで、下記のごとき配合にした以外は実
施例1と同様にして、比較用の組成物を調製した後、更
に実施例1と同様にして供試体(2’−a、2’−b、
2’−c)を得た。
【0075】 (配合) 主剤 樹脂溶液(B−2) 50部 2,2−ジメトキシ−2−フェニルアセトフェノン 5部 ソルベッソ150 15部 硫酸バリウム 30部 主剤合計 100部
【0076】 硬化剤 「エピクロンN−680」 15部 ブチルセロソルブアセテート 5部 硫酸バリウム 10部 硬化剤合計 30部 次いで、実施例1と同様にして、以下に示す評価試験方
法に従って測定した結果を第1表に示す。
【0077】比較例3 「エピクロン850」188部とアクリル酸72部(エ
ポキシ基の数:カルボキシル基の数=1:1)とを反応
させて得られるエポキシビニルエステル樹脂260部
と、テトラヒドロ無水フタル酸117部(水酸基の数:
酸無水物基の数=1:0.7)とを、ブチルカルビトー
ルアセテート162部中で反応させて、酸価が104m
gKOH/gの樹脂分を70%含有する樹脂溶液(B−
3)を得た。
【0078】次いで、下記のごとき配合にした以外は実
施例1と同様にして、比較用の組成物を調製した後、更
に実施例1と同様にして供試体(3’−a、3’−b、
3’−c)を得た。 (配合) 主剤 樹脂溶液(B−3) 50部 2,2−ジメトキシ−2−フェニルアセトフェノン 5部 ソルベッソ150 15部 硫酸バリウム 30部 主剤合計 100部
【0079】 硬化剤 「エピクロンN−680」 15部 ブチルセロソルブアセテート 5部 硫酸バリウム 10部 硬化剤合計 30部 次いで、実施例1と同様にして、以下に示す評価試験方
法に従って測定した結果を第1表に示す。
【0080】[評価試験方法]引きはがし強さ:片面に
銅メッキを施した供試体を用い、JIS C 6481
に準じて、はがした銅箔の先端をつかみ具でつかみ、引
っ張り方向が銅箔面に垂直になる方向に引きはがし、こ
の時の最低値を銅箔の引きはがし強さとする。
【0081】はんだ耐熱性:電解銅メッキを施したプリ
ント配線板を用い、JIS C 6481に準じて、銅
箔のある面を下に向け、全面がはんだに浸かるように浮
かべ、260℃のはんだ浴に10秒間浮かせ、取り出し
た後、銅箔面及び層間絶縁層面のふくれまたは剥がれ、
クラックなどの異常が発生の有無を観察した。
【0082】耐トリクロールエチレン性:片面に銅メッ
キを施した供試体をJIS C 6481に準じて試験
片を作成し、沸騰したトリクロールエチレン中に5分間
浸漬してから取り出し、層間絶縁層面及び銅箔面の外観
の変化を調べる。
【0083】○:外観変化なし。 ×:外観変化(絶縁層面の白化やクラック;銅箔面の剥
離やふくれ)有り。 絶縁抵抗:IPC規格のIPC−TM−650のIPC
−B−25のパターンを有する供試体を用い、IPC−
SM−840B 3.8.2 クラス3に準じて供試体
を調製し、100Vの直流電圧を加えて1分間保った
後、その電圧印加状態で絶縁抵抗を測定した。
【0084】可とう性試験:JIS K 5400に準
じてエリクセン試験機を用いて、試験片の裏面から鋼球
を押し出して、試験片を変形させたときに塗膜の割れお
よび剥がれを生じるまでの押し出し距離を測定した。
【0085】
【表1】
【0086】
【発明の効果】本発明によれば、銅メッキとの密着性に
優れ、かつ、可撓性や半田耐熱性、耐溶剤性、電気特性
などの諸特性のバランスの良い、希アルカリ溶液で現像
可能な多層プリント配線板の層間電気絶縁層を形成がで
きる。
フロントページの続き (72)発明者 柳川 誠 埼玉県久間市狭山ヶ原16−2 タムラ化研 株式会社社内 (72)発明者 星野 政人 埼玉県久間市狭山ヶ原16−2 タムラ化研 株式会社社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (A)共役ジエン系ビニルモノマーとア
    クリロニトリルとの直鎖状の共重合体であって、その分
    子両末端にカルボキシル基を有する重合体をゴム成分と
    し、かつ、該重合体のカルボキシル基とエポキシ基との
    反応によって変性されたゴム変性ビスフェノールA型エ
    ポキシビニルエステル樹脂の水酸基に多塩基酸無水物を
    反応させた構造を有する酸ペンダント型ゴム変性ビスフ
    ェノールA型エポキシビニルエステル樹脂、(B)希釈
    剤、(C)光重合開始剤、および、(D)熱硬化成分を
    必須成分とすることを特徴とする多層プリント配線板用
    層間電気絶縁材料。
  2. 【請求項2】 ゴム変性ビスフェノールA型エポキシビ
    ニルエステル樹脂が、ビスフェノールA型エポキシ樹脂
    に、共役ジエン系ビニルモノマーとアクリロニトリルと
    の直鎖状の共重合体であって分子両末端にカルボキシル
    基を有する重合体と、エチレン性不飽和一塩基酸とを反
    応させた構造を有するものである請求項1記載の多層プ
    リント配線板用電気絶縁材料。
  3. 【請求項3】 酸ペンダント型ゴム変性ビスフェノール
    A型エポキシビニルエステル樹脂(A)が、共役ジエン
    系ビニルモノマーとアクリロニトリルとの直鎖状の共重
    合体であって分子両末端にカルボキシル基を有する重合
    体とのゴム状重合体エステル構造部位を、該エポキシビ
    ニルエステル樹脂(A)中、3〜60重量%の割合で含
    有するものである請求項1または2記載の多層プリント
    配線板用層間電気絶縁材料。
  4. 【請求項4】 酸ペンダント型ゴム変性ビスフェノール
    A型エポキシビニルエステル樹脂(A)が、30〜14
    0mgKOH/gの酸価を有するものである請求項1、
    2、または3記載の多層プリント配線板用層間電気絶縁
    材料。
  5. 【請求項5】 ゴム変性ビスフェノールA型エポキシビ
    ニルエステル樹脂が、ビスフェノールA型エポキシ樹脂
    のエポキシ基1当量当たり、共役ジエン系ビニルモノマ
    ーとアクリロニトリルとの直鎖状の共重合体であって分
    子両末端にカルボキシル基を有する重合体中に存在する
    カルボキシル基とエチレン性不飽和一塩基酸のカルボキ
    シル基との合計が0.8〜1.1当量となる割合で反応
    したものである請求項4記載の多層プリント配線板用層
    間電気絶縁材料。
  6. 【請求項6】 酸ペンダント型ゴム変性ビスフェノール
    A型エポキシビニルエステル樹脂(A)が、ゴム変性ビ
    スフェノールA型エポキシビニルエステル樹脂の水酸基
    1モルに対して、多塩基酸無水物中の無水酸基が0.3
    〜1.0モルとなる割合で用いて反応させた構造有する
    ものである請求項5記載の多層プリント配線板用層間電
    気絶縁材料。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN119019926A (zh) * 2024-07-08 2024-11-26 广东安捷伦新材料科技有限公司 一种uv绝缘涂料及其应用

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