JPH08212855A - 電気絶縁層の形成方法 - Google Patents

電気絶縁層の形成方法

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JPH08212855A
JPH08212855A JP7043460A JP4346095A JPH08212855A JP H08212855 A JPH08212855 A JP H08212855A JP 7043460 A JP7043460 A JP 7043460A JP 4346095 A JP4346095 A JP 4346095A JP H08212855 A JPH08212855 A JP H08212855A
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JP
Japan
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insulating material
exposed conductor
electric insulating
insulating layer
electric
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Application number
JP7043460A
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English (en)
Inventor
Norihide Sakai
範秀 坂井
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Furukawa Electric Co Ltd
Original Assignee
Furukawa Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 常温で粘、接着性を有さないカード状の熱可
塑性シートからなる電気絶縁材(1) を予めその軟化点以
上に加熱軟化させ、この電気絶縁材(1) とその上に配置
した露出導体(2) とを開閉自在に結合した二つ割り金型
(4) 、(4')内にセットして金型(4) 、(4')を閉じ、加圧
放冷して電気絶縁材(1) を固化させ、露出導体(2) 上に
電気絶縁層を形成する。 【効果】 電線電路の直線接続部、分岐接続部、端末接
続部等の露出導体2上に信頼性に優れた電気絶縁層を極
めて簡単に形成することができ、しかも、装置を小型化
し移動を簡便化することで作業性を著しく向上させ得
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電線、電路の直線接続
部、分岐接続部、端末接続部等の露出導体上に電気絶縁
層を形成する方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、電線、電路の直線接続部、分岐接
続部、端末接続部等の露出導体上に電気絶縁層を形成す
る方法としては、
【0003】1.露出導体上及びその両側の絶縁被覆上
に亘り、粘着性を有する絶縁テープ又は自己融着性テー
プを重ね巻きして露出導体上に電気絶縁層を形成する方
法。
【0004】2.接続すべき一方の電線に予め熱収縮チ
ューブを挿通しておき、導体相互を接続した後、前記熱
収縮チューブを露出導体上に引き寄せ加熱収縮させて電
気絶縁層を形成する方法。
【0005】3.露出導体上及びその両側の絶縁被覆上
に亘り、熱可塑性テープ又は熱硬化性テープを巻き付
け、加熱融着又は加熱硬化させて露出導体上に電気絶縁
層を形成する方法。
【0006】4.露出導体部を金型内にセットし、金型
内に溶融させた絶縁材を圧入冷却固化させて電気絶縁層
を形成する方法。
【0007】5.露出導体部を金型内にセットし、金型
内に化学反応硬化形の絶縁材を注入硬化させて電気絶縁
層を形成する方法。等が広く用いられている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た各方法においては以下のような問題点がある。
【0009】1.露出導体上及びその両側の絶縁被覆上
に亘り、粘着性を有する絶縁テープ又は自己融着性テー
プを重ね巻きして露出導体上に電気絶縁層を形成する方
法においては、粘着性を有する絶縁テープ又は自己融着
性テープを重ね巻きする作業が面倒で長時間を要するば
かりでなく、重ね巻きしたテープ相互の融着一体化や露
出導体の延長上にある絶縁被覆との接着性が悪く、剥離
した空隙から接続部内に雨水が浸入する等、信頼性に欠
けるという問題点がある。
【0010】2.接続すべき一方の電線に予め熱収縮チ
ューブを挿通しておき、導体相互を接続した後、前記熱
収縮チューブを露出導体上に引き寄せ加熱収縮させて電
気絶縁層を形成する方法においては、作業工程が複雑と
なるばかりでなく、上述したと同様に露出導体の延長上
にある絶縁被覆との接着性が悪く接続部内に雨水が浸入
する等、信頼性に欠けるという問題点がある。
【0011】3.露出導体上及びその両側の絶縁被覆上
に亘り、熱可塑性テープ又は熱硬化性テープを巻き付
け、加熱融着又は加熱硬化させて露出導体上に電気絶縁
層を形成する方法においては、熱可塑性テープ又は熱硬
化性テープの巻回作業及び加熱融着又は加熱硬化させる
のに長時間を要し作業性が極めて悪い等の問題点があ
る。
【0012】4.露出導体部を金型内にセットし、金型
内に溶融させた絶縁材を圧入冷却固化させて電気絶縁層
を形成する方法においては、複数箇所の露出導体に電気
絶縁層を形成する度毎に金型を加熱冷却しなければなら
ないために作業性が悪く、しかも、樹脂圧入装置及び金
型が大型化し小回りが効かず、さらに、高価なものとな
る等の問題点がある。
【0013】5.露出導体部を金型内にセットし、金型
内に化学反応硬化形の絶縁材を注入硬化させて電気絶縁
層を形成する方法においては、化学反応硬化形の絶縁材
は硬化に長時間を要し作業性が悪く、また、上述したと
同様に装置自体が大型化し小回りが効かず、さらに、高
価なものとなる等の問題点がある。
【0014】本発明は、電線、電路の直線接続部、分岐
接続部、端末接続部等の露出導体上に信頼性の高い電気
絶縁層を極めて簡単に形成し得る方法を提供することを
目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明方法は、常温にお
いて粘、接着性を有さないカード状の熱可塑性シートか
らなる電気絶縁材1を予めその軟化点以上に加熱軟化さ
せ、この電気絶縁材1とその上に配置した露出導体2と
を開閉自在に結合した二つ割り金型4、4’内にセット
して金型4、4’を閉じ、加圧放冷して電気絶縁材1を
固化させ露出導体2上に電気絶縁層を形成する。
【0016】
【作用】常温では粘、接着性を有さないカード状の熱可
塑性シートからなる電気絶縁材1を、この電気絶縁材1
の軟化点以上に温度制御された加熱板上に数分間置いて
容易に変形融着する状態まで予め軟化させておく。次い
で、軟化させた電気絶縁材1及び露出導体2を開閉自在
に結合した二つ割り金型4、4’内にセットして金型
4、4’を閉じ数秒間加圧し、電気絶縁材1と露出導体
2とを完全密着させた後、金型4、4’を放冷して電気
絶縁材1を固化させるという極めて簡単な方法で、露出
導体2上及びその両側の絶縁被覆上に亘り極めて信頼性
の高い電気絶縁層を形成する。また、前述したように電
気絶縁材1は予め容易に変形融着する状態まで軟化させ
ておくので、金型4、4’を加圧した際の電気絶縁材1
の移動は小さく、また、加圧力も小さくて済むので装置
そのものを小型化し得る。
【0017】
【実施例】以下、本発明方法を図面により説明する。図
1は本発明方法の一実施例を示す説明図である。本発明
方法は、先ず、常温で粘、接着性を有さない軟質塩化ビ
ニール樹脂からなるカード状の熱可塑性の電気絶縁材1
を、この電気絶縁材1の軟化点以上に温度制御された鉄
板、アルミ板等からなる加熱板(図省略)上に数分間お
いて容易に変形融着する状態まで加熱軟化させておく。
次いで、蝶番結合、ヒンジピン結合等により開閉自在に
結合した金型4、4’を開き、電気絶縁材1を金型4、
4’に設けられた成形溝4a、4a’内に掛け渡しセッ
トし、一方の成形溝4aの中心に位置する電気絶縁材1
上に圧着端子3により接続された露出導体2を配置して
金型4、4’を閉じる。金型4、4’を閉じることによ
り、露出導体2は偏芯することなく電気絶縁材1に包み
込まれる。この状態で金型4、4’を所定の圧力で数秒
間加圧し電気絶縁材1と露出導体2とを完全密着させた
後、金型4、4’を放冷して電気絶縁材1を固化させ、
露出導体2上から両側の絶縁被覆上に亘り電気絶縁層を
形成する。
【0018】前述したように本発明においては、常温で
粘、接着性を有さない熱可塑性の電気絶縁材1を予めそ
の軟化点以上に加熱軟化させておくので、金型4、4’
を加圧した際の電気絶縁材1の移動は小さく、また、加
圧力も小さくて済むので装置自体を小型化し移動を簡便
化することができ、また、露出導体2は電気絶縁材1に
偏芯することなく包み込まれるので、複数箇所の露出導
体上に極めて信頼性の高い電気絶縁層を短時間で形成し
得る。
【0019】なお、カード状の電気絶縁材1の大きさ
は、直線接続、分岐接続等に応じて設けられた金型4、
4’の成形溝4a、4a’に掛け渡す長さLとし、幅W
は金型4、4’の幅と同一か多少大きくすることが好ま
しい(図2参照)。また、金型4、4’に設けた成形溝
4a、4a’内に電気絶縁材1及び露出導体2をセット
する方法は、電気絶縁材1の軸心に露出導体2が偏芯す
ることなく包み込まれる状態でセットし得る方法であれ
ば特に限定されるものではなく、さらに、本発明に使用
する金型4、4’の形状は図1に示す形状に限らず、図
5に示す形状とする等、必要に応じて適宜設計変更し得
るものである。
【0020】以下に本発明の具体的実施例について説明
する。
【0021】実施例1.外径3.6mm、芯径2.4m
mの低圧電線を圧着端子3により2本に分岐接続した露
出導体2上に電気絶縁層を形成するにあたり、電気絶縁
材1として2mm厚の軟質塩化ビニール樹脂(可塑剤4
5部配合)を35mm×45mmのカード状に切り出
し、このカード状に切り出した電気絶縁材1を、130
℃に温度制御された加熱板上で3分間加熱軟化させ、こ
の加熱軟化させた電気絶縁材1を、金型4、4’に設け
た成形溝4a、4a’内に掛け渡しセットし、一方の金
型4に設けた成形溝4aの中心に位置する電気絶縁材1
上に前記露出導体2を配置して金型4、4’を閉じ、金
型を5Kg/Cm2 の圧力で30秒間加圧した後、金型
を1分間放冷して露出導体2上に電気絶縁層を形成し
た。その結果、露出導体2の偏芯は見られず、露出導体
2上及びその両側の絶縁被覆上に亘り極めて信頼性の高
い電気絶縁層を形成することができた。
【0022】実施例2.外径3.6mm、芯径2.4m
mの低圧電線を圧着端子3により3本に分岐接続した露
出導体2上に電気絶縁層を形成するにあたり、電気絶縁
材1として1mm厚の軟質塩化ビニール樹脂(可塑剤4
5部配合)の下面に、この軟質塩化ビニール樹脂より軟
化点が高い、厚さ25μの二軸延伸ポリエステルフィル
ム1aを貼合積層した電気絶縁材1(図3参照)を35
mm×45mmのカード状に切り出し、このカード状に
切り出した電気絶縁材1を、170℃に温度制御された
加熱板上で3分間加熱軟化させ、加熱軟化させた電気絶
縁材1を、金型4、4’に設けた成形溝4a、4a’内
に掛け渡しセットし、一方の金型4に設けた成形溝4a
の中心に位置する電気絶縁材1上に露出導体2を配置し
て金型4、4’を閉じ、金型4、4’を3Kg/Cm2
の圧力で30秒間加圧した後、金型を1分間放冷して露
出導体2上及びその両側の絶縁被覆上に亘り電気絶縁層
を形成した。その結果、軟質塩化ビニール樹脂の下面
に、この軟質塩化ビニール樹脂より軟化点が高い二軸延
伸ポリエステルフィルムを貼合した電気絶縁材1は、そ
の形状を保持させた状態で軟質塩化ビニール樹脂を流動
状態にまで溶融させることができるので、軟質塩化ビニ
ール樹脂と露出導体2との接着性をより以上に向上させ
ることができ、しかも、二軸延伸ポリエステルフィルム
は軟化しないので、成形溝からの取り出しも容易で、露
出導体2上及びその両側の絶縁被覆上に亘り極めて信頼
性の高い電気絶縁層を形成することができた。
【0023】なお、軟質塩化ビニール樹脂の下面に、こ
の軟質塩化ビニール樹脂より軟化点が高く且つ柔軟性の
あるプラスチックエラストマー、不織布、ガラスクロス
等の有機質又は無機質のシート又はマットを貼合した電
気絶縁材1を用いた実験結果においても前記と同様の結
果が得られた。
【0024】実施例3.外径1.8mm、芯径1.2m
mの低圧電線に、外径1.6mm、芯径1.0mmの低
圧電線を圧着端子により2本分岐接続した露出導体上に
電気絶縁層を形成するにあたり、電気絶縁材1として
0.4mm厚の軟質塩化ビニール樹脂(可塑剤50部配
合)の上面に、変成ポリエステル樹脂からなる熱活性型
接着材1bを50μの厚さ積層した電気絶縁材1(図4
参照)を20mm×40mmのカード状に切り出し、こ
のカード状に切り出した電気絶縁材1を熱活性型接着材
1bが上面となるようにして135℃に温度制御された
加熱板上で1分間加熱軟化させ、この電気絶縁材1で露
出導体2を包み込んで図5に示すように金型4、4’内
にセットし、金型4、4’を2Kg/Cm2 で20秒間
加圧した後、30秒間放冷して電気絶縁材1を固化させ
て、露出導体2上に電気絶縁層を形成した。この結果、
露出導体2及びその両側の絶縁被覆と電気絶縁材1とは
完全密着し、極めて信頼性の高い電気絶縁層を形成する
ことができた。
【0025】
【発明の効果】本発明によれば前述したように、常温で
粘、接着性を有さないカード状の熱可塑性シートからな
る電気絶縁材1を予めその軟化点以上に加熱軟化させ、
この電気絶縁材1とその上に配置した露出導体2とを開
閉自在に結合した二つ割り金型4、4’内にセットして
金型4、4’を閉じ、加圧放冷して電気絶縁材1を固化
させるという極めて簡単な方法で、露出導体上に極めて
信頼性の高い電気絶縁層を形成することができ、しか
も、装置自体を小型化し移動を簡便化し得る等の優れた
利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明方法の一実施例を示す説明図
【図2】本発明方法に使用する電気絶縁材の一実施例を
示す斜視図
【図3】本発明方法に使用する電気絶縁材の他の実施例
を示す斜視図
【図4】本発明方法に使用する電気絶縁材の他の実施例
を示す斜視図
【図5】本発明方法に使用する金型の他の実施例を示す
側面図
【符号の説明】
1 電気絶縁材 2
露出導体 4、4’金型 4
a、4a’成形溝

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 常温において粘、接着性を有さないカー
    ド状の熱可塑性シートからなる電気絶縁材(1)を予め
    その軟化点以上に加熱軟化させ、この電気絶縁材(1)
    とその上に配置した露出導体(2)とを開閉自在に結合
    した二つ割り金型(4)、(4’)内にセットして金型
    (4)、(4’)を閉じ、加圧放冷して電気絶縁材
    (1)を固化させることを特徴とする電気絶縁層の形成
    方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の方法において、前記カー
    ド状の熱可塑性シートの下面に、この熱可塑性シートよ
    り軟化点が高く且つ柔軟性のある有機質又は無機質のシ
    ート(1a)を貼合した電気絶縁材(1)を用いること
    を特徴とする電気絶縁層の形成方法。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の方法において、前記カー
    ド状の熱可塑性シートの上面に熱活性型接着剤層(1
    b)を設けた電気絶縁材(1)を用いることを特徴とす
    る電気絶縁層の形成方法。
JP7043460A 1995-02-08 1995-02-08 電気絶縁層の形成方法 Pending JPH08212855A (ja)

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