JPH08213884A - Mos型スタティックフリップフロップ - Google Patents

Mos型スタティックフリップフロップ

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JPH08213884A
JPH08213884A JP7041240A JP4124095A JPH08213884A JP H08213884 A JPH08213884 A JP H08213884A JP 7041240 A JP7041240 A JP 7041240A JP 4124095 A JP4124095 A JP 4124095A JP H08213884 A JPH08213884 A JP H08213884A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 MOS型スタティックフリップフロップにお
いて、トランジスタ数を低減する。 【構成】 D−フリップフロップの場合、CMOS型イ
ンバータIV1 〜IV6 及び制御スイッチS1 〜S4
図示の如く接続する。S1 ,S4 をPチャンネルMOS
型トランジスタで構成すると共に、S2 ,S3 をNチャ
ンネルMOS型トランジスタで構成する。S1 〜S4
してのトランジスタをいずれもクロック信号φで制御す
る。IV2 のNチャンネルMOS型NH 及びIV4 のP
チャンネルMOS型トランジスタPH としては、それぞ
れS1 及びS3 としてのトランジスタよりスレッショル
ド電圧が高いものを用いる。S2 ,IV3 を含む回路部
及びS4 ,IV5 を含む回路部は、それぞれIV1 及び
IV2 より駆動能力が低いCMOS型インバータにして
もよい。この発明は、T−フリップフロップにも応用で
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、MOS型スタティッ
クフリップフロップに関し、特にD(遅延)−フリップ
フロップ[以下、D−FFと略記する]においてインバ
ータ間のデータ転送を1相のクロック信号で制御するこ
とによりトランジスタ数の低減を図ったものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のD−FFとしては、図5
に示すものが知られている。図5の回路は、1つの半導
体チップに集積化されたMOS型集積回路のうちの1つ
のD−FFセルに相当する。
【0003】入力データDを受取る第1のインバータI
1 の出力側には、PチャンネルMOS型トランジスタ
1 及びNチャンネルMOS型トランジスタN1 を並列
接続した構成の制御スイッチS1 が接続されており、第
2のインバータIV2 は、スイッチS1 の導通時にイン
バータIV1 の出力を受取るようになっている。
【0004】第3のインバータIV3 は、インバータI
2 の出力D’を受取るもので、その出力側には、スイ
ッチS1 と同様の構成の制御スイッチS2 が接続されて
いる。インバータIV3 の出力は、スイッチS2 の導通
時にインバータIV2 に入力される。
【0005】インバータIV2 の出力側には、スイッチ
1 と同様の構成の制御スイッチS3 が接続されてお
り、第4のインバータIV4 は、スイッチS3 の導通時
にインバータIV2 の出力D’を受取るようになってい
る。
【0006】第5のインバータIV5 は、インバータI
4 の出力を受取るもので、その出力側には、スイッチ
1 と同様の構成の制御スイッチS4 が接続されてい
る。インバータIV5 の出力は、スイッチS4 の導通時
にインバータIV4 に入力される。
【0007】第6のインバータIV6 は、インバータI
4 の出力を反転し、その反転出力を出力データQとし
て送出するものである。出力データQの反転データに相
当する出力データNQを必要とするときは、インバータ
IV4 の出力を導出すればよい。
【0008】第7のインバータIV7 は、クロック信号
φを反転して逆相のクロック信号Nφを送出するもので
ある。クロック信号φは、スイッチS1 ,S4 のPチャ
ンネルMOS型トランジスタのゲートに供給されると共
に、スイッチS2 ,S3 のNチャンネルMOS型トラン
ジスタのゲートに供給される。また、クロック信号Nφ
は、スイッチS1 ,S4 のNチャンネルMOS型トラン
ジスタのゲートに供給されると共に、スイッチS2 ,S
3 のPチャンネルMOS型トランジスタのゲートに供給
される。
【0009】インバータIV1 〜IV7 は、いずれも図
6に示すようなCMOS(コンプリメンタリMOS)型
インバータIVからなるものである。このインバータI
Vにあっては、NチャンネルMOS型トランジスタN11
のゲートとPチャンネルMOS型トランジスタP11のゲ
ートとが共に入力配線Li に接続されると共に、トラン
ジスタN11のドレインとトランジスタP11のソースとが
共に出力配線Lo に接続される。また、トランジスタN
11のソースには、接地電位等の基準電位が与えられると
共に、トランジスタP11のドレインには、動作電位VDD
が与えられる。
【0010】入力配線Li に供給される入力信号Iが
“1”になると、トランジスタN11及びP11がそれぞれ
オン及びオフし、出力配線Lo から得られる出力信号N
Iは、“0”となる。そして、入力信号Iが“0”にな
ると、トランジスタN11及びP11がそれぞれオフ及びオ
ンし、出力信号NIは、“1”となる。
【0011】図7は、図5の回路の種々の信号波形を示
すもので、図7を参照して図5の回路の動作を説明す
る。
【0012】まず、時刻t1 にてクロック信号φ及びN
φがそれぞれ“0”及び“1”になると、スイッチS1
がオン状態となり、入力データD=“1”はインバータ
IV1 からインバータIV2 に転送され、インバータI
2 の出力D’は“1”となる。このとき、出力D’=
“1”はインバータIV3 に入力されるが、スイッチS
2 がオフ状態であるため、インバータIV3 の出力
“0”はインバータIV2に入力されない。また、スイ
ッチS3 もオフ状態であり、出力D’=“1”はインバ
ータIV4 に入力されない。
【0013】次に、時刻t2 でクロック信号φ及びNφ
がそれぞれ“1”及び“0”になると、スイッチS1
オフ状態になると共にスイッチS2 ,S3 が共にオン状
態になる。このため、インバータIV2 の出力D’=
“1”がインバータIV4 に転送され、これに応じてイ
ンバータIV6 の出力Qが“1”となる。また、出力
D’=“1”を受取るインバータIV3 の出力“0”
は、スイッチS2 を介してインバータIV2 に入力さ
れ、インバータIV2 は出力D’=“1”の状態を維持
する。このとき、インバータIV4 の出力“0”はイン
バータIV5 に入力されるが、スイッチS4 がオフ状態
であるため、インバータIV5 の出力“1”はインバー
タIV4 に入力されない。
【0014】時刻t2 の後スイッチS2 ,S3 がオン状
態にあるときは、入力データDが“1”から“0”に変
化しても、スイッチS1 がオフ状態であるため、インバ
ータIV2 の出力D’は変化せず、“1”のままであ
る。従って、出力Qも“1”のままである。
【0015】次に、時刻t3 でクロック信号φ及びNφ
がそれぞれ“0”及び“1”になると、スイッチS1
4 がオン状態になると共にスイッチS2 ,S3 がオフ
状態になる。このため、インバータIV5 の出力“1”
がスイッチS4 を介してインバータIV4 に入力され、
インバータIV4 は出力=“0”の状態を維持し、従っ
て出力Qも“1”の状態を維持する。このとき、入力デ
ータDが“0”であるので、インバータIV1 の出力=
“1”がスイッチS1 を介してインバータIV2 に転送
され、これに応じて出力D’が“0”となる。
【0016】時刻t3 の後スイッチS2 ,S3 がオフ状
態にあるときに、入力データDが“0”から“1”に変
化したり、“1”から“0”に変化したりすると、この
ような変化に対応してインバータIV2 ,IV3 の出力
状態は変化するものの、インバータIV4 の出力状態は
変化せず、従って出力Qの状態も変化しない。
【0017】この後、時刻t4 でクロック信号φ及びN
φがそれぞれ“1”及び“0”になると、スイッチS
1 ,S4 がオフ状態になると共にスイッチS2 ,S3
オン状態になる。このため、インバータIV3 の出力
“1”がスイッチS2 を介してインバータIV2 に入力
され、インバータIV2 は出力D’=“0”の状態を維
持する。また、出力D’=“0”がスイッチS3 を介し
てインバータIV4 に転送されるので、インバータIV
6 の出力Qは“0”となる。
【0018】時刻t5 以降の動作も上記したと同様に行
なわれる。図5の回路によれば、クロック信号φの立上
りで入力データDを取込み、その取込みデータをクロッ
ク信号φの次の立上りまで保持することができる。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来技術によ
ると、D−FFセル1つ当りトランジスタを22個も必
要とするため、セルサイズが増大し、チップサイズの増
大を招く不都合がある。
【0020】また、各制御スイッチを2個のMOS型ト
ランジスタで構成しているため、クロック入力数は、各
制御スイッチ毎に2個所で合計8個所と多い。従って、
入力容量が大きくなり、高速動作に不向きである。
【0021】一方、図8に示すようなデータ転送回路が
知られており、これを応用して図9に示すようなD−F
Fを構成することが考えられる。
【0022】図8の回路は、NチャンネルMOS型トラ
ンジスタN21及びPチャンネルMOS型トランジスタP
21を含む第1のインバータIV21と、NチャンネルMO
S型トランジスタN22と、NチャンネルMOS型トラン
ジスタN23及びPチャンネルMOS型トランジスタPH
を含む第2のインバータIV22とを備え、制御信号SC
に応じてトランジスタN22がオンしたときにインバータ
IV21の出力をインバータIV22に転送するようになっ
ている。
【0023】このような回路では、トランジスタN21
オフ状態のときにトランジスタN22がオンすると、トラ
ンジスタN23,PH のゲート接続点であるX点の電位
は、VDD−VTNまでしか上がらない。ここで、VDDは、
トランジスタP21,PH のソース電位、VTNは、トラン
ジスタN22のスレッショルド電圧である。従って、トラ
ンジスタPH のスレッショルド電圧がVTNに近い値であ
ると、トランジスタPHは十分にオフできず、リーク電
流が流れてしまう。そこで、トランジスタPH のスレッ
ショルド電圧の値をVTNに比べて大きく(例えば1.4
V程度)設定することによりトランジスタPH が十分に
オフするようにしている。
【0024】図9のD−FFは、このような考え方を図
5のD−FFに適用することによりトランジスタ数の低
減を図ったものである。すなわち、制御スイッチS1
4をいずれもNチャンネルMOS型トランジスタのみ
で構成すると共に、インバータIV2 ,IV4 を構成す
るPチャンネルMOS型トランジスタPH としてスレッ
ショルド電圧がS1 ,S3 としてのトランジスタより高
いものを用いたことによりトランジスタ数をセル当り2
2個から18個に低減したものである。このようにする
と、セルサイズ乃至チップサイズの縮小が可能になると
共にクロック入力数の低減が可能になるが、トランジス
タ数を一層低減するのが望ましい。
【0025】トランジスタ数の低減対策としては、クロ
ック信号Nφをセルの外部で作成し、各セルに供給する
ことも考えられる。このようにすると、セル当り更に2
個のトランジスタ(インバータIV7 )を削減できる。
しかしながら、クロック信号Nφを各セルに引き回すた
めの配線を設ける必要があり、チップ面積が増大すると
共にクロック信号φ及びNφ間に遅延時間差が生ずると
いう問題点がある。
【0026】この発明の目的は、このような問題点を伴
うことなくトランジスタ数を低減した新規なMOS型ス
タティックフリップフロップを提供することにある。
【0027】
【課題を解決するための手段】この発明に係るMOS型
スタティックフリップフロップは、CMOS型の第1の
インバータと、第1導電型のチャンネルを有するMOS
型トランジスタからなる第1の制御スイッチであって、
1相の制御信号によって制御されるものと、この第1の
制御スイッチの導通時に前記第1のインバータの出力を
受取るCMOS型の第2のインバータであって、このイ
ンバータを構成する2つのMOS型トランジスタのうち
前記第1導電型とは反対の第2導電型のチャンネルを有
するものが前記第1の制御スイッチを構成するトランジ
スタより高いスレッショルド電圧を有するものと、この
第2のインバータの出力を受取るCMOS型の第3のイ
ンバータと、前記第2導電型のチャンネルを有するMO
S型トランジスタからなる第2の制御スイッチであっ
て、前記制御信号によって制御され、導通時に前記第3
のインバータの出力を前記第2のインバータに入力する
ものと、前記第2導電型のチャンネルを有するMOS型
トランジスタからなる第3の制御スイッチであって、前
記制御信号によって制御されるものと、この第3の制御
スイッチの導通時に前記第2のインバータの出力を受取
るCMOS型の第4のインバータであって、このインバ
ータを構成する2つのMOS型トランジスタのうち前記
第1導電型のチャンネルを有するものが前記第3の制御
スイッチを構成するトランジスタより高いスレッショル
ド電圧を有するものと、この第4のインバータの出力を
受取るCMOS型の第5のインバータと、前記第1導電
型のチャンネルを有するMOS型トランジスタからなる
第4の制御スイッチであって、前記制御信号によって制
御され、導通時に前記第5のインバータの出力を前記第
4のインバータに入力するものとを備えたものである。
【0028】
【作用】この発明の構成によれば、第1〜第4の制御ス
イッチをいずれも1つのMOS型トランジスタで構成す
ると共に1相の制御信号で制御するようにしたので、ト
ランジスタ数がセル当り18個以下に低減されると共に
2相クロックの使用に伴う問題点をなくすことができ
る。
【0029】
【実施例】図1は、この発明の一実施例に係るD−FF
を示すもので、図5,9と同様の部分には同様の符号を
付して詳細な説明を省略する。
【0030】図1のD−FFは、図8,10に示すよう
なデータ転送回路を利用してインバータ間のデータ転送
を1相のクロック信号で制御するようにしたことを特徴
とするものである。
【0031】図10の回路は、図8の回路の考え方をP
チャンネルMOS型トランジスタP22によるデータ転送
に適用したものである。インバータIV21は、図8で述
べたのと同様のものであり、インバータIV23は、Nチ
ャンネルMOS型トランジスタNH 及びPチャンネルM
OS型トランジスタP23を含むものである。制御信号S
C’によりトランジスタP22がオンすると、インバータ
IV21の出力がインバータIV23に転送される。
【0032】このような回路では、トランジスタN21
オン状態のときにトランジスタP22がオンすると、トラ
ンジスタP23,NH のゲート接続点であるY点の電位
は、VSS+VTPまで上昇してしまう。ここで、VSSは、
トランジスタN21,NH のソース電位、VTPは、トラン
ジスタP22のスレッショルド電圧である。従って、トラ
ンジスタNH のスレッショルド電圧がVTPに近い値であ
ると、トランジスタNHが十分にオフできない。そこ
で、トランジスタNH のスレッショルド電圧をVTPに比
べて大きく設定することによりトランジスタNH が十分
にオフするようにしている。
【0033】図1の回路では、制御スイッチS1 をPチ
ャンネルMOS型トランジスタのみで構成すると共に1
相のクロック信号φで制御し、インバータIV2 のNチ
ャンネルMOS型トランジスタNH としてはS1 として
のトランジスタよりスレッショルド電圧が高いものを用
いている。従って、図10で述べた原理により正常な動
作が確保される。また、制御スイッチS3 をNチャンネ
ルMOS型トランジスタのみで構成すると共に1相のク
ロック信号φで制御し、インバータIV4 のPチャンネ
ルMOS型トランジスタPH としてはS3 としてのトラ
ンジスタよりスレッショルド電圧が高いものを用いてい
る。従って、図8で述べた原理により正常な動作が確保
される。
【0034】制御スイッチS2 は、スイッチS3 と同期
して動作するものであるから、S3と同様にNチャンネ
ルMOS型トランジスタのみで構成すると共に1相のク
ロック信号φで制御する。また、制御スイッチS4 は、
スイッチS1 と同期して動作するものであるから、S1
と同様にPチャンネルMOS型トランジスタのみで構成
すると共に1相のクロック信号φで制御する。
【0035】図1のD−FFは、図5のD−FFと同様
に動作するものである。図1のD−FFによれば、トラ
ンジスタ数が16個となり、セルサイズ乃至チップサイ
ズの縮小が可能である。また、クロック入力数が4個所
と少なく、入力容量が低減されることから高速動作が可
能である。さらに、クロック信号が1相であるため、2
相クロックの使用に伴う問題点もない。なお、出力デー
タQの反転出力に相当する出力データNQのみを利用す
るときは、インバータIV6 を省略することができ、ト
ランジスタ数は更に2個減る。
【0036】図1の回路において、インバータIV1
入力として入力データDの代りに破線BL1 で示すよう
に出力NQを供給すると共にS1 〜S4 の各スイッチの
制御信号として1相のクロック信号φの代りに1相のト
リガ信号を供給すると、T(トリガ又はトグル)−フリ
ップフロップ[以下、T−FFと略記する]を実現する
ことができる。
【0037】図2は、図1の回路の変形例を示すもの
で、図1と同様の部分には同様の符号を付して詳細な説
明を省略する。
【0038】図2のD−FFの特徴とするところは、イ
ンバータIV2 と制御スイッチS3との間にCMOS型
インバータIV8 を設け、インバータIV4 の出力側の
インバータIV6 をなくしたことである。この場合、イ
ンバータIV4 の出力側から出力データQが得られると
共にインバータIV4 の入力側から出力データNQが得
られる。
【0039】図2の回路においても、破線BL2 で示す
ように出力NQをインバータIV1の入力として供給す
ると共にクロック信号φの代りにトリガ信号を供給する
と、T−FFを実現することができる。
【0040】図3は、この発明の他の実施例に係るD−
FFを示すもので、図1と同様の部分には同様の符号を
付して詳細な説明を省略する。
【0041】図3のD−FFが図1のD−FFと異なる
ところは、図1の制御スイッチS2及びインバータIV3
を含む回路部に代えてインバータIV1 より駆動能力
が低いCMOS型インバータIV31を設けると共に図1
の制御スイッチS4 及びインバータIV5 を含む回路部
に代えてインバータIV2 より駆動能力が低いCMOS
型インバータIV51を設けたことである。インバータI
31,IV51としては、チャンネル長Lを大きくすると
共にチャンネル幅Wを小さくするなどして駆動能力を低
下させたものを用いることができる。
【0042】図3の構成において、制御スイッチS1
オンしたときはインバータIV2 の入力点Z1 の電位が
インバータIV1 の出力に応じて決定され、制御スイッ
チS3 がオンしたときはインバータIV4 の入力点Z2
の電位がインバータIV2 の出力に応じて決定される。
【0043】図3のD−FFによると、図1のD−FF
に比べて更に2つのトランジスタが減り、トランジスタ
数は14個となる。従って、セルサイズ乃至チップサイ
ズを一層縮小できると共に一層の高速化が可能となる。
【0044】図3の回路においても、破線BL3 で示す
ように出力NQをインバータIV1の入力として供給す
ると共にクロック信号φの代りにトリガ信号を供給する
と、T−FFを実現することができる。
【0045】図4は、図3の回路の変形例を示すもの
で、図3と同様の部分には同様の符号を付して詳細な説
明を省略する。
【0046】図4のD−FFの特徴とするところは、イ
ンバータIV2 と制御スイッチS3との間にCMOS型
インバータIV8 を設け、インバータIV4 の出力側の
インバータIV6 をなくしたことである。この場合、イ
ンバータIV51としては、インバータIV8 より駆動能
力が低いものを用いる。図4のD−FFによると、イン
バータIV4 の出力側から出力データQが得られると共
にインバータIV4 の入力側から出力データNQが得ら
れる。
【0047】図4の回路においても、破線BL4 で示す
ように出力NQをインバータIV1の入力として供給す
ると共にクロック信号φの代りにトリガ信号を供給する
と、T−FFを実現することができる。
【0048】この発明は、上記した実施例に限定される
ものではなく、種々の改変形態で実施可能なものであ
る。例えば、クロック信号としてφの代りにNφを用い
ると共に制御スイッチS1 〜S4 を構成するトランジス
タのチャンネル導電型を図示したものとは反対にし、イ
ンバータIV2 ではPチャンネルトランジスタを、イン
バータIV4 ではNチャンネルトランジスタをそれぞれ
高スレッショルド電圧とすればよい。
【0049】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、MO
S型スタティックフリップフロップを構成するトランジ
スタの数を大幅に低減したので、セルサイズ乃至チップ
サイズの縮小が可能となる効果が得られるものである。
【0050】また、各制御スイッチを1つのトランジス
タで構成すると共に1相の制御信号で制御するようにし
たので、高速動作が可能になると共に2相の制御信号の
使用に伴う不利益を免れる効果もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の一実施例に係るD−FFの回路構
成を示す回路図である。
【図2】 図1の回路の変形例を示す回路図である。
【図3】 この発明の他の実施例に係るD−FFの回路
構成を示す回路図である。
【図4】 図3の回路の変形例を示す回路図である。
【図5】 従来のD−FFの回路構成を示す回路図であ
る。
【図6】 CMOS型インバータの回路構成を示す回路
図である。
【図7】 図5の回路の動作を説明するための信号波形
図である。
【図8】 NチャンネルMOS型トランジスタを用いた
データ転送回路を示す回路図である。
【図9】 図8の回路を用いて構成されたD−FFの回
路構成を示す回路図である。
【図10】 PチャンネルMOS型トランジスタを用い
たデータ転送回路を示す回路図である。
【符号の説明】
IV1 〜IV8 ,IV31,IV51:CMOS型インバー
タ、S1 〜S4 :制御スイッチ。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】CMOS型の第1のインバータと、 第1導電型のチャンネルを有するMOS型トランジスタ
    からなる第1の制御スイッチであって、1相の制御信号
    によって制御されるものと、 この第1の制御スイッチの導通時に前記第1のインバー
    タの出力を受取るCMOS型の第2のインバータであっ
    て、このインバータを構成する2つのMOS型トランジ
    スタのうち前記第1導電型とは反対の第2導電型のチャ
    ンネルを有するものが前記第1の制御スイッチを構成す
    るトランジスタより高いスレッショルド電圧を有するも
    のと、 この第2のインバータの出力を受取るCMOS型の第3
    のインバータと、 前記第2導電型のチャンネルを有するMOS型トランジ
    スタからなる第2の制御スイッチであって、前記制御信
    号によって制御され、導通時に前記第3のインバータの
    出力を前記第2のインバータに入力するものと、 前記第2導電型のチャンネルを有するMOS型トランジ
    スタからなる第3の制御スイッチであって、前記制御信
    号によって制御されるものと、 この第3の制御スイッチの導通時に前記第2のインバー
    タの出力を受取るCMOS型の第4のインバータであっ
    て、このインバータを構成する2つのMOS型トランジ
    スタのうち前記第1導電型のチャンネルを有するものが
    前記第3の制御スイッチを構成するトランジスタより高
    いスレッショルド電圧を有するものと、 この第4のインバータの出力を受取るCMOS型の第5
    のインバータと、 前記第1導電型のチャンネルを有するMOS型トランジ
    スタからなる第4の制御スイッチであって、前記制御信
    号によって制御され、導通時に前記第5のインバータの
    出力を前記第4のインバータに入力するものとを備えた
    MOS型スタティックフリップフロップ。
  2. 【請求項2】CMOS型の第1のインバータと、 第1導電型のチャンネルを有するMOS型トランジスタ
    からなる第1の制御スイッチであって、1相の制御信号
    によって制御されるものと、 この第1の制御スイッチの導通時に前記第1のインバー
    タの出力を受取るCMOS型の第2のインバータであっ
    て、このインバータを構成する2つのMOS型トランジ
    スタのうち前記第1導電型とは反対の第2導電型のチャ
    ンネルを有するものが前記第1の制御スイッチを構成す
    るトランジスタより高いスレッショルド電圧を有するも
    のと、 この第2のインバータの出力を受取るCMOS型の第3
    のインバータと、 前記第2導電型のチャンネルを有するMOS型トランジ
    スタからなる第2の制御スイッチであって、前記制御信
    号によって制御され、導通時に前記第3のインバータの
    出力を前記第2のインバータに入力するものと、 前記第2のインバータの出力を受取るCMOS型の第4
    のインバータと、 前記第2導電型のチャンネルを有するMOS型トランジ
    スタからなる第3の制御スイッチであって、前記制御信
    号によって制御されるものと、 この第3の制御スイッチの導通時に前記第4のインバー
    タの出力を受取るCMOS型の第5のインバータであっ
    て、このインバータを構成する2つのMOS型トランジ
    スタのうち前記第1導電型のチャンネルを有するものが
    前記第3の制御スイッチを構成するトランジスタより高
    いスレッショルド電圧を有するものと、 この第5のインバータの出力を受取るCMOS型の第6
    のインバータと、 前記第1導電型のチャンネルを有するMOS型トランジ
    スタからなる第4の制御スイッチであって、前記制御信
    号によって制御され、導通時に前記第6のインバータの
    出力を前記第5のインバータに入力するものとを備えた
    MOS型スタティックフリップフロップ。
  3. 【請求項3】CMOS型の第1のインバータと、 第1導電型のチャンネルを有するMOS型トランジスタ
    からなる第1の制御スイッチであって、1相の制御信号
    によって制御されるものと、 この第1の制御スイッチの導通時に前記第1のインバー
    タの出力を受取るCMOS型の第2のインバータであっ
    て、このインバータを構成する2つのMOS型トランジ
    スタのうち前記第1導電型とは反対の第2導電型のチャ
    ンネルを有するものが前記第1の制御スイッチを構成す
    るトランジスタより高いスレッショルド電圧を有するも
    のと、 この第2のインバータの出力を反転し、その反転出力を
    前記第2のインバータに入力するCMOS型の第3のイ
    ンバータであって、前記第1のインバータより駆動能力
    が低いものと、 前記第2導電型のチャンネルを有するMOS型トランジ
    スタからなる第2の制御スイッチであって、前記制御信
    号によって制御されるものと、 この第2の制御スイッチの導通時に前記第2のインバー
    タの出力を受取るCMOS型の第4のインバータであっ
    て、このインバータを構成する2つのMOS型トランジ
    スタのうち前記第1導電型のチャンネルを有するものが
    前記第2の制御スイッチを構成するトランジスタより高
    いスレッショルド電圧を有するものと、 この第4のインバータの出力を反転し、その反転出力を
    前記第4のインバータに入力するCMOS型の第5のイ
    ンバータであって、前記第2のインバータより駆動能力
    が低いものとを備えたMOS型スタティックフリップフ
    ロップ。
  4. 【請求項4】CMOS型の第1のインバータと、 第1導電型のチャンネルを有するMOS型トランジスタ
    からなる第1の制御スイッチであって、1相の制御信号
    によって制御されるものと、 この第1の制御スイッチの導通時に前記第1のインバー
    タの出力を受取るCMOS型の第2のインバータであっ
    て、このインバータを構成する2つのMOS型トランジ
    スタのうち前記第1導電型とは反対の第2導電型のチャ
    ンネルを有するものが前記第1の制御スイッチを構成す
    るトランジスタより高いスレッショルド電圧を有するも
    のと、 この第2のインバータの出力を反転し、その反転出力を
    前記第2のインバータに入力するCMOS型の第3のイ
    ンバータであって、前記第1のインバータより駆動能力
    が低いものと、 前記第2のインバータの出力を受取るCMOS型の第4
    のインバータと、 前記第2導電型のチャンネルを有するMOS型トランジ
    スタからなる第2の制御スイッチであって、前記制御信
    号によって制御されるものと、 この第2の制御スイッチの導通時に前記第4のインバー
    タの出力を受取るCMOS型の第5のインバータであっ
    て、このインバータを構成する2つのMOS型トランジ
    スタのうち前記第1導電型のチャンネルを有するものが
    前記第2の制御スイッチを構成するトランジスタより高
    いスレッショルド電圧を有するものと、 この第5のインバータの出力を反転し、その反転出力を
    前記第5のインバータに入力するCMOS型の第6のイ
    ンバータであって、前記第4のインバータより駆動能力
    が低いものとを備えたMOS型スタティックフリップフ
    ロップ。
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