JPH08214468A - 充電装置およびそれを内蔵した情報処理装置 - Google Patents

充電装置およびそれを内蔵した情報処理装置

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JPH08214468A
JPH08214468A JP7014759A JP1475995A JPH08214468A JP H08214468 A JPH08214468 A JP H08214468A JP 7014759 A JP7014759 A JP 7014759A JP 1475995 A JP1475995 A JP 1475995A JP H08214468 A JPH08214468 A JP H08214468A
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batteries
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Hidetoshi Yano
秀俊 矢野
Tadashi Okumura
匡史 奥村
Nobuo Tanaka
信夫 田中
Tsutomu Suzui
勤 鈴井
Hidekiyo Ozawa
秀清 小澤
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  • Charge And Discharge Circuits For Batteries Or The Like (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 単一の充電器を使って複数の二次電池を充電
する際の充電時間の短縮を実現する充電装置の提供を目
的とする。 【構成】 複数の電池対応に設けられ並列接続された複
数の逆流阻止手段を介して前記複数の電池に充電電流を
供給する充電電流供給手段と、前記複数の電池に供給さ
れる各充電電流値を検出する充電電流検出手段とを有
し、前記充電電流供給手段は、前記充電電流検出手段に
より検出される各充電電流値が所定値以下になったこと
を検出して充電電流の供給を停止させる充電装置であ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、単一の充電回路を使っ
て複数の充電可能な電池(二次電池)を並列充電するこ
とで、充電時間の短縮を実現する充電装置およびその充
電装置を使用して充電された電池を電源として稼働する
情報処理装置に関する。ノートパソコン等の携帯型電子
機器においては、装置用の電源として電池が搭載される
が、装置の運用コストや瞬間的に放電可能な電流容量等
の関係で、NicdやNiMHやLi+等のような二次
電池が搭載されているのが一般的である。また、装置に
ACアダプタ等を接続するだけで簡単に装置内蔵の二次
電池に対して充電ができるようにと充電装置(充電回
路)を内蔵している例が多い。
【0002】二次電池を構成する電池パックは、電池の
出力電圧や電力の関係で、複数個の電池セルを直列に接
続して構成されるが、直列に接続できるセル数は、電池
電圧と外部から供給される電源電圧との関係で上限が規
定される。一般的な装置での電源系の耐圧が16Vであ
ることを考慮すると、NicdやNiMHでは、単セル
当たりの電圧が最大約1.7Vであることから9本の直列
接続が上限となり、Li+(リチウム・イオン電池)で
は、単セル当たりの電圧が最大約4.2Vであることから
3本の直列接続が上限となる。
【0003】一方、電池の単セル当たりの容量は、電池
のサイズに基づいた基本容量で規定される。従って、電
池の容量を増加させるには、複数の電池セルを直列に接
続したものを、並列に接続する以外に方法はない。しか
し、複数個の電池セルを直並列接続することによって電
池の容量を大きくすることができるが、電池パックおよ
び該電池パックにより稼働する装置の物理的なサイズが
大きくなり、重量も増加する。
【0004】そこで、1つの電池パック内で電池セルを
直並列接続するのではなく、1つの電池パック内では電
池セルを直列に接続し、装置の構成や使用環境に応じて
各々独立した複数の電池パックを並列に接続するように
したほうが汎用性がある。
【0005】
【従来の技術】図10は、従来の充電装置を示す図であ
り、複数の電池を充電するものである。また、この図1
0は、外部電源(例えば、商用電源の交流電流をACア
ダプタにより直流電流に変換された電源)または電池を
電源として稼働する電源装置を備えた、例えば携帯型電
子機器などの情報処理装置を図示するものでもある。
【0006】本従来例の情報処理装置は2個の電池(電
池パック)を搭載し、外部電源からの電力供給がある場
合はそれを電源とし、外部電源からの電力供給がない場
合には2個の電池のいずれかを電源として稼働するもの
である。図10において、二次電池101,102は、
各々直列接続の複数の電池セルで構成される充電可能な
電池(電池パック)である。
【0007】DCコネクタ103は、図示しないACア
ダプタ等により商用電源などの外部電源で装置を稼働す
るとき、あるいは、ACアダプタ等の外部電源で装置内
蔵の二次電池101,102を充電するときに、外部か
らの電源供給を受け取るためのコネクタである。DC/
DCコンバータ104は、DCコネクタ103経由で供
給される外部電源または二次電池101または102か
らの電力供給を受けて、装置が必要とする電圧を作成す
るために電圧変換を行なうものである。
【0008】電圧比較器105はDCコネクタ103か
ら電力が供給されていることを検出するものであり、D
Cコネクタ103の電圧と電圧比較用の基準電圧e1と
を比較し、DCコネクタ103の電圧が基準電圧e1よ
り高いときハイレベルを出力して後述する充電制御部1
06にDCコネクタ103から電力が供給されているこ
とを通知する。また、DCコネクタ103の電圧が基準
電圧e1より低いときローレベルを出力して充電制御部
106にDCコネクタ103から電力が供給されていな
いことを通知する。
【0009】充電制御部106は二次電池101,10
2への充電制御を行なうための制御部であり、後述する
充電器107へ二次電池101,102への充電の開始
(on),停止(off)を指示する。充電器107は
DCコネクタ103経由で外部から電力が供給されてい
るとき、二次電池101,102を充電するのに必要な
電力を作成するための定電流電源である。充電器107
は充電制御部106によるon/offの指示に従って
充電用電力の制御を行い、onが指示されているとき充
電動作を開始して充電用電力を発生させる。また、DC
コネクタ103に電力が供給されていないか、または充
電制御部106からoffが指示されているとき、充電
器107は停止状態となり充電用電力を発生しない。
【0010】抵抗R11は二次電池101または102
への充電電流を測定するためのセンス抵抗である。ま
た、電流測定回路108は該センス抵抗R11の両端の
電圧を測定して二次電池101または102への充電電
流値を測定するものであり、その測定値を前記充電制御
部106へ通知する。また、R12は二次電池101ま
たは102からの放電電流を測定するためのセンス抵抗
である。この抵抗R12の電圧降下を電流測定回路10
9が測定し、該測定結果を受けた充電制御部106が現
在使用している二次電池101または102の残量を求
める。求めた残量は、図示しない表示部に表示される。
【0011】ダイオードD11,D12およびD13
は、DCコネクタ103にACアダプタは接続されてい
るがAC電源が供給されていない等の理由により、AC
アダプタが非動作状態にあるときに二次電池101また
は102から電力が外部に流出するのを防止するための
逆流阻止用保護ダイオードである。また、ダイオードD
21およびD22は、外部より電力が供給されていない
ときに、DC/DCコンバータ104に二次電池101
または102からの電力を供給するとともに、DCコネ
クタ103経由で外部より電力が供給されているとき
に、その電圧が二次電池101,102に印加されるの
を防止するための保護ダイオードである。
【0012】トランジスタFET1及びFET2は、充
電対象の二次電池を選択するためのスイッチ回路であ
り、充電器107から供給される充電電流を二次電池1
01に流すか、二次電池102に流すかを制御する。ま
た、トランジスタFET3およびFET4は、DCコネ
クタ103経由でACアダプタからの電力が供給されて
いないときに、DC/DCコンバータ104へ二次電池
の電力を供給するときに、二次電池101の電力を供給
するのか、二次電池102の電力を供給するのかを制御
するためのスイッチ回路である。二次電池101,10
2の両方から常に同時に並列放電する場合には、このス
イッチ回路は不要である。
【0013】このような構成において、DCコネクタ1
03にACアダプタ等が接続されることで外部より電力
が供給されているときには、ダイオードD11を介して
その外部電力がDC/DCコンバータ104に供給さ
れ、これに応じてDC/DCコンバータ104が装置の
必要とする電圧を作成する。このとき、その外部電力は
ダイオードD21,D22に阻止されて二次電池10
1,102に印加されることはない。
【0014】一方、外部より電力が供給されているとき
に、二次電池101または102に対して電力を供給し
て充電を行うのは、電圧比較回路105が外部から電力
が供給されていることを検出し、該電圧比較回路105
からその通知を受けた充電制御部106からの充電指示
で充電器107が充電用の電力を作成しているときだけ
である。充電器107が停止しているときには、充電器
内部の回路が遮断されて二次電池101または102へ
の電力供給は行われない。そして、充電制御部106は
外部からの電力供給が途絶えたことを電圧比較回路10
5から通知されると、トランジスタFET3およびFE
T4のON/OFFを制御し、ダイオードD21または
D22を介して二次電池の電力がDC/DCコンバータ
104に供給され、これに応じてDC/DCコンバータ
104が装置の必要とする電圧を作成する。このとき、
その電力は、ダイオードD1,D21またはD22に阻
止されて外部に流出することはない。
【0015】外部から供給された電力により充電器10
7が動作して作成した電力は、トランジスタFET1ま
たはFET2を経由して、二次電池101または二次電
池102を充電する。二次電池101を充電するときに
は、充電制御部106はトランジスタFET1をONと
して二次電池101への電流パスを閉じることにより充
電が行われる。このとき、充電制御部106はトランジ
スタFET2をOFF状態とするため、充電器107の
生成する電流は全て二次電池101を充電するのに使用
される。ここで、DCコネクタ103から入力される電
圧が充電器107の電圧よりも高いことでダイオードD
21が逆バイアス状態にあることから、二次電池101
への充電電流がDC/DCコンバータ104側に漏れた
り、二次電池102側に漏れたりすることはない。
【0016】一方、二次電池102を充電するときに
は、充電制御部106はトランジスタFET2をONと
して二次電池102への電流パスを閉じることにより充
電が行われる。このとき、トランジスタFET1をOF
F状態とするため、充電器107が生成した電流は全て
二次電池102を充電するのに使用される。ここで、D
Cコネクタ103から入力される電圧が充電器107の
電圧よりも高いことでダイオードD22が逆バイアス状
態にあることから、二次電池102への充電電流がDC
/DCコンバータ104側に漏れたり、二次電池101
側に漏れたりすることはない。
【0017】このように、従来では、複数の二次電池
(電池パック)に対して1個の充電器で充電を行なう場
合、充電それらを順番に別々に充電していくという構成
を採っていた。また、電池に対して並列充電を行なう従
来の技術として、特開平6−303729号がある。
【0018】この特開平6−303729号に開示され
ている技術は、その公開公報の特許請求の範囲に記載の
ように、請求項1の「複数のリチウムイオン電池が接続
され、一のリチウムイオン電池に所定の期間充電すると
次のリチウムイオン電池に所定の期間充電し、上記複数
のリチウムイオン電池の全てに所定の期間充電した後
に、上記複数のリチウムイオン電池の全てに同時に充電
を行なうようにしたことを特徴とする充電装置。」、請
求項2の「上記複数のリチウムイオン電池への充電電流
の供給を制御する手段と、上記充電電流の電流値を検出
する手段とを有し、上記充電電流が所定値以下になった
ときに、上記一のリチウムイオン電池から次のリチウム
イオン電池に充電電流の供給を切り換えるようにしたこ
とを特徴とする請求項1記載の充電装置。」、請求項3
の「上記複数のリチウムイオン電池への充電電流が全て
上記所定値以下となったときに、上記複数のリチウムイ
オン電池の全てに並列に充電電流を供給するようにした
ことを特徴とする請求項2記載の充電装置。」、請求項
4の「上記複数のリチウムイオン電池の全てに並列に充
電電流を供給する期間の長さは、タイマー手段によって
規制されるようにしたことを特徴とする請求項3記載の
充電装置。」である。
【0019】上記技術を実現するための具体的構成は、
公開公報第3頁左欄第11行乃至第4頁右欄第5行の実
施例の説明およびその説明に用いられる図1に記載され
ている。この特開平6−303729号の図1を図11
として示す。この公報第3頁左欄第21行乃至第28行
に記載されているように、主充電器100の出力端子C
Cに接続される充電装置200の端子2が、それぞれp
np型トランジスタ31 ,32 ,33 のエミッタ、コレ
クタを通じて、リチウムイオン電池BA1 ,BA2 ,B
3 の装着される一方の接点41 ,42 ,43 に接続さ
れ、電池BA1 ,BA2 ,BA3 の装着される他方の接
点51 ,52 ,53 が互いに接続され、この接続中点が
抵抗器6を通じて接地端子GNDに接続される充電装置
200の端子7に接続されている。
【0020】また、同頁同欄第36行乃至第39行に記
載のように、制御マイコン9の検出端子Iに、上述の他
方の接点51 ,52 ,53 の接続中点が接続され、これ
によって、充電電流で生じる抵抗器6の降下電圧が制御
マイコン9で測定される。そして、充電装置200によ
る複数のリチウムイオン電池BA1 ,BA2 ,BA3
の充電は次のように行なわれる。
【0021】まず、公報第3頁右欄第3行乃至第34行
に記載されているように、制御マイコン9がトランジス
タ31 をオンして電池BA1 への急速充電を開始し、抵
抗器6の降下電圧を測定して充電電流が350mA以下
になったとき、トランジスタ31 をオフして電池BA1
への充電を休止する。次いで、トランジスタ32 をオン
して電池BA2 への充電を開始し、前記電池BA1 への
充電のときと同様に、抵抗器6の降下電圧を測定して充
電電流が350mA以下になったとき、トランジスタ3
2 をオフして電池BA2 への充電を休止する。前記電池
BA1 ,BA2と同様に、充電電流が350mA以下に
なるまで電池BA3 への充電を行なう。このように、各
電池BA1 ,BA2 ,BA3 への充電電流が所定値にな
るまで電池を切り換えて充電を行なう。
【0022】上記のように、各電池BA1 ,BA2 ,B
3 への充電が終了すると、公報第3頁右欄第34行乃
至第43行に記載のように、各トランジスタ31
2 ,3 3 をオンして(公報では出力ポートCH1 ,C
2 ,CH3 をハイレベルにすると記述)、電池B
1 ,BA2 ,BA3 を全て充電状態にする。つまり、
電池BA1 ,BA2 ,BA3 に並列充電を行なう。
【0023】そして、タイマー手段が計測され、例えば
2時間などの所定時間が経過すると全ての回路がオフさ
れて全ての電池BA1 ,BA2 ,BA3 への充電が完了
する。このような充電により、各電池BA1 ,BA2
BA3 の充電量を70%にするための時間にそれぞれ約
1時間、その後に各電池BA1 ,BA2 ,BA3 の充電
量を約100%にするのための同時充電の時間が約2時
間、合計約5時間で3個の電池全てに対する充電が終了
する。
【0024】
【発明が解決しようとする課題】前記のように、複数の
二次電池(電池パック)に対して1個の充電器で充電を
行う場合、複数の二次電池から充電対象となる二次電池
を選択して充電器から充電対象となる二次電池への電流
経路を制御するためのトランジスタなどのスイッチ回路
が必要である。
【0025】また、複数の二次電池に対して順番に充電
を行うため、全ての二次電池を充電するのに必要な充電
時間は二次電池の個数倍になり、充電時間が増加してし
まう。例えば、1個のリチウム・イオン(Li+)二次
電池を1.0Cの電流で充電する場合は約2.0〜2.
5時間必要であり、2個の二次電池を充電する場合は2
倍の時間、すなわち約4.0〜5.0時間が必要であっ
た。
【0026】また、特開平6−303729号では、充
電電流が所定値以下になるまで複数の電池を切り換えな
がら個々に充電を行なった後、全ての電池の充電量が所
定値になっとところで全ての電池に対して並列に充電を
行ない、その並列充電の開始から所定時間経過したとき
を充電完了としている。このため、前記の充電の場合と
同様、個々に充電する際に、充電対象となる電池を選択
して主充電器から充電対象となる電池への電流経路を制
御するためのトランジスタなどのスイッチ回路が必要で
ある。
【0027】さらに、複数の電池に対する並列充電時に
充電装置から電池が外され、充電量が少ない他の電池が
装着された場合、並列充電開始時から所定時間経過後を
充電完了としているため、新たに装着された電池が完全
充電する前に、全電池への充電完了となってしまう。従
って、該電池を使用した装置の稼働時間が短くなる場合
が生じる。
【0028】本発明はかかる事情に鑑みてなされたもの
であって、単一の充電器を使って複数の二次電池を充電
する際の充電時間の短縮を実現する充電装置の提供、ハ
ードウェアを削減して簡単な回路で複数の二次電池に対
して充電を行なう充電装置の提供、複数の二次電池への
満充電を確実に行なう充電装置の提供、複数の二次電池
に対する充電を効率的に行なう充電装置の提供を目的と
する。さらに、上記充電装置を用いて充電された二次電
池を電源として稼働させる際に、稼働時間を延長させた
情報処理装置の提供を目的とする。
【0029】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の第1の原
理図である。図1において、1は充電装置である。2
a,2bは逆流阻止手段であり、充電対象となる複数の
電池101,102の各々に対応して設けられ、並列接
続されたものである。
【0030】3は充電電流供給手段であり、前記複数の
逆流阻止手段2a,2bを介して前記複数の電池10
1,102に充電電流を供給するものである。また、後
述の充電電流検出手段4により検出される各充電電流値
が所定値以下になったことを検出して充電電流の供給を
止めるものである。4は充電電流検出手段であり、前記
複数の電池101,102に供給される各充電電流値を
検出するものである。
【0031】また、前記各電池101,102をリチウ
ム・イオン電池とする。さらに、前記各逆流阻止手段2
a,2bをダイオードとする。10は情報処理装置であ
り、上記の充電装置1を内蔵し、該充電装置1により充
電された前記複数の電池の各々から並列出力される放電
電流を電源とするものである。
【0032】図2は本発明の第2の原理図である。図2
において、1は充電装置である。101は充電可能な装
置内蔵の電池、いわゆる二次電池である。また、102
A,102Nは逆流阻止手段を有する充電可能な電池
(二次電池)であり、ユーザの必要に応じて装着可能な
増設電池である。この逆流阻止手段を有する電池102
A,102Nは並列接続され、装置の1つの端子に対し
て並列接続される。
【0033】2aは逆流阻止手段であり、充電対象とな
る電池101に対応して設けられたものである。3は充
電電流供給手段であり、前記逆流阻止手段2aを介して
前記電池101に,電池102A,102Nへは1つの
端子を介して並列に充電電流を供給するものである。ま
た、後述の充電電流検出手段4により検出される各充電
電流値が所定値以下になったことを検出して充電電流の
供給を止めるものである。
【0034】4は充電電流検出手段であり、前記電池1
01への充電電流値と、電池102Aと102Nに供給
される各充電電流値を検出するものである。図3は本発
明の第3の原理図である。図3において、1は充電装置
である。3は充電電流供給手段であり、前記複数の逆流
阻止手段2a,2bを介して前記複数の電池101,1
02に充電電流を供給するものである。
【0035】5a,5bはスイッチング手段であり、複
数の電池101,102の各々に対応して設けられ、並
列接続されたものである。6は比較手段であり、前記複
数の電池101,102間の電池電圧を比較するもので
ある。7は制御手段であり、前記比較手段6による比較
結果に基づき、電池電圧が低い電池に対応するスイッチ
ング手段をオフさせるものである。
【0036】
【作用】第1の発明では、複数の電池101,102の
各々に対する逆流阻止手段2a,2bを並列に接続し、
充電電流供給手段3は該逆流阻止手段2a,2bを介し
て充電電流を供給し、各々の電池に供給されている充電
電流値を検出するようにしている。
【0037】このような各電池対応に逆流阻止手段2
a,2bを設けることによって各電池は分離され、電池
の残量に差があって電池電圧が不均衡状態であっても、
残量の多い電池から残量の少ない電池に電流が流れるこ
とがなくなり、複数の電池を並列充電することが可能と
なる。そして、各充電電流値が所定値以下になったと
き、充電電流供給手段3は充電電流の供給を停止するよ
うにしている。
【0038】このような本発明の構成により、電池を製
造したメーカの違いなどから電池の充電完了と判断する
充電電流値が異なる場合が生じても、充電完了と判断す
る充電電流値を個々の電池対応に設定しておけば、過充
電を起こすようなことなく確実に充電完了を検出するこ
とができる。上記の電池をリチウム・イオン電池とす
る。このリチウム・イオン電池は充電していると所定電
池電圧値以後一定値となると共に、充電電流値が減少す
るという特性がある。
【0039】この特性を利用し、各リチウム・イオン電
池への充電電流値が所定値以下になったことを検出して
充電完了とする。また、電池への充電電流の逆流阻止手
段2a,2bとして、ダイオードを使用しているため、
充電電流の逆流を阻止するための複雑な回路および特別
な制御を必要としない。
【0040】第2の発明では、充電対象となる複数の増
設電池102A,102Nの各々に逆流阻止手段を内蔵
させ、該増設電池の逆流阻止手段を1つの端子に対して
並列に接続させるようにしている。そして、充電供給手
段3は内蔵の電池に対応する逆流阻止手段2aと、前記
端子に対して充電電流を供給する。
【0041】充電電流検出手段4は内蔵電池へ供給され
る充電電流値と前記端子に供給される充電電流値を検出
し、充電供給手段3は充電電流検出手段4によって検出
された各充電電流値が所定値以下になったことを検出し
て充電電流の供給を止める。このように、ユーザによっ
て増設装着される複数の増設電池102A,102Nへ
の充電電流を個々に検出するのではなく、該増設電池1
02A,102Nがそれぞれ有する逆流阻止手段が接続
される1つの端子に対する充電電流のみを検出するた
め、各増設電池への充電電流を検出するための回路およ
びその制御信号を削減することができる。
【0042】第3の発明においては、複数の電池10
1,102の各々に対するスイッチング手段5a,5b
を並列に接続し、充電供給手段3aによって充電された
電池101および102の放電電流を使用して情報処理
装置を稼働させる際に、比較手段6が該電池101と電
池102の電池電圧を比較し、例えば、電池101の電
池電圧が電池102の電池電圧より所定値以下の場合、
制御手段7は該電池101に対応するスイッチング手段
5aをオフして、スイッチング手段5aとスイッチング
手段5bの並列接続を切り離すようにしている。
【0043】このように、電池電圧の低い電池が接続さ
れるスイッチング手段を切り離すことにより、該スイッ
チング手段に対して電池電圧の高い電池からの電流の流
入を防止することができる。
【0044】
【実施例】図4は本発明の第1の実施例を示す図であ
る。図4の構成において、従来技術の図10と同構成に
は同参照番号を付与してある。図4において、二次電池
101,102は、各々直列接続の複数の電池セルで構
成される充電可能な電池であり、リチウム・イオン二次
電池である。この二次電池は携帯型電子機器などの情報
処理装置に内蔵のものでもいいし、装置に着脱可能なも
のでもよい。また、この二次電池は電池セルを複数個直
列に接続したものを1つの筐体内に収納した、いわゆる
電池パックである。この二次電池101,102が図1
の複数の二次電池に対応する。
【0045】DCコネクタ103は、図示しないACア
ダプタ等により商用電源などの外部電源で装置を稼働す
るとき、あるいは、ACアダプタ等の外部電源で二次電
池101,102を充電するときに、外部からの電源供
給を受け取るためのコネクタである。DC/DCコンバ
ータ104は、DCコネクタ103経由で供給される外
部電源または二次電池101,102からの電力供給を
受けて、装置が必要とする電圧を作成するために電圧変
換を行なうものである。
【0046】電圧比較器105はDCコネクタ103を
経由して外部から電力が供給されていることを検出する
ものであり、DCコネクタ103の電圧と電圧比較用の
基準電圧e1とを比較し、DCコネクタ103の電圧が
基準電圧e1より高いときハイレベルを出力して後述の
充電制御部11にDCコネクタ103から電力が供給さ
れていることを通知する。また、DCコネクタ103の
電圧が基準電圧e1より低いときローレベルを出力して
充電制御部11にDCコネクタ103から電力が供給さ
れていないことを通知する。
【0047】ダイオードD1,D2およびD3は、DC
コネクタ103にACアダプタは接続されているがAC
電源が供給されていない等の理由により、ACアダプタ
が非動作状態にあるときに二次電池101または102
から電力が外部に流出するのを防止するための逆流阻止
用保護ダイオードである。また、ダイオードD4および
D5は、外部より電力が供給されていないときに、DC
/DCコンバータ104に二次電池101または102
からの電力を供給するとともに、DCコネクタ103経
由で外部より電力が供給されているときに、その電圧が
二次電池101,102に印加されるのを防止するため
の保護ダイオードである。このダイオードD2,D3が
図1の逆流阻止手段2a,2bに相当する。
【0048】抵抗R1,R2は充電電流を測定するため
のセンス抵抗であり、抵抗R1が二次電池101用,抵
抗R2が二次電池102用である。また、電流測定回路
13,14は各々センス抵抗R1,R2の両端の電圧を
測定して、充電時には二次電池101,102への充電
電流値、放電時には二次電池101,102の放電電流
値を測定するものであり、その測定値を充電制御部11
へ通知する。電流測定回路13,14は同構成である。
【0049】図5に電流測定回路13,14の構成を示
す。抵抗Rが電流測定対象となる抵抗であり、図2の抵
抗1や抵抗2である。図5に示すように、抵抗RaとR
bによって分圧された電圧が演算増幅器CMP1の正極
側端子に入力されるよう接続され、抵抗RcとRdによ
って分圧された電圧が演算増幅器CMP2の正極側端子
に入力されるよう接続されている。また、演算増幅器C
MP1の出力は抵抗Rfを介して演算増幅器CMP1の
負極側端子に入力されるよう接続され、演算増幅器CM
P2の出力は抵抗Rgを介して演算増幅器CMP2の負
極側端子に入力されるよう接続されており、それぞれが
差動増幅器を構成している。
【0050】上記演算増幅器CMP1からの出力は抵抗
Rhを介して演算増幅器CMP3の正極側端子に入力さ
れるよう接続され、また、演算増幅器CMP2の出力は
抵抗Riを介して演算増幅器CMP3の負極側端子に入
力されるよう接続されている。また、演算増幅器CMP
3の出力も抵抗Rjを介して演算増幅器CMP3の負極
側端子に入力されるよう接続されており、差動増幅器を
構成している。
【0051】この演算増幅器CMP3から出力される電
圧値Vが、抵抗Rを流れる電流Iによって生じた電圧降
下に応じた値となるため、電流値IはI=電圧V÷(抵
抗R×これらの回路による増幅値)で求まる。上記式に
よる電流値Iの算出は、電流測定回路から出力される電
圧値を用いて充電制御部11によって行なわれる。
【0052】充電制御部11は二次電池101,102
への充電制御を行なうための制御部であり、前記電流測
定回路13,14による充電電流の測定値に基づき、後
述する充電器12へ二次電池101,102への充電の
開始(on),停止(off)を指示する。前記の抵抗
R1,R2と電流測定回路13,14および該電流測定
回路13,14の出力から充電電流を算出する充電制御
部11が図1の充電電流検出手段4に相当する。
【0053】充電器12はDCコネクタ103経由で外
部から電力が供給されているとき、二次電池101,1
02を充電するのに必要な電力を作成するための定電流
電源である。充電器12は充電制御部11によるon/
offの指示に従って充電用電力の制御を行い、onが
指示されているとき充電動作を開始して充電用電力を発
生させる。また、DCコネクタ103に電力が供給され
ていないか、または充電制御部11からoffが指示さ
れているとき、充電器12は停止状態となり充電用電力
を発生しない。この充電器12が図1の充電電流供給手
段3に相当し、充電電流検出手段4である充電制御部1
1による充電制御指示に応じて、充電用電力の作成,停
止を行なう。
【0054】図6に充電器12の構成を示す。図6にお
いて、メイントランジスタTR1は、制御部1Aの制御
によりスイッチング動作をするものでありP型MOSF
ETである。チョークコイルLは、メイントランジスタ
TR1がオンの期間にエネルギーを貯え、オフの期間に
放出してメイントランジスタTR1により生成される断
続電流を平滑するものである。
【0055】平滑用コンデンサCは、メイントランジス
タTR1の出力を平滑するものである。フライホイール
ダイオードDは、メイントランジスタTR1がオンの期
間にチョークコイルLに蓄積されたエネルギーをメイン
トランジスタTR1のオフの期間にL−C−Dのフライ
バック回路に右廻りの電流を流し、二次電池に電力が供
給されるようにするものである。
【0056】抵抗RA,RBは抵抗REの電流流入側の
電圧を分圧するものであり、抵抗RC,RDは抵抗RE
の電流流出側の電圧を分圧するものである。制御部1A
はDCコネクタ103からの電源供給を受け、さらに入
力端子I1,I2,I3からの入力を受け、メイントラ
ンジスタTR1の制御を行なうものである。また、図示
しない充電制御部11からの充電開始指示に応じて充電
用電力を作成し、充電停止指示に応じて充電用電力の作
成を停止するものである。
【0057】制御部1Aの電源端子およびメイントラン
ジスタTR1のソースに、DCコネクタ103からの電
力が供給されるよう接続されている。また、メイントラ
ンジスタTR1のドレインは、逆方向接続されたフライ
ホイールダイオードDを介して接地され、かつチョーク
コイルLを介して平滑用コンデンサCおよび抵抗RA、
RCの一方の端子と抵抗REに接続される。さらに、コ
レクタには、制御部1Aからの制御出力が接続される。
【0058】抵抗RAの他方の端子は抵抗RBを介して
接地され、かつ制御部1Aの入力端子I1に接続され
る。同様に、抵抗RCの他方の端子は抵抗RDを介して
接地され、かつ制御部1Aの入力端子I2およびI3に
接続される。制御部1Aは、入力端子I1と入力端子I
2に入力される入力電圧を比較して電位差から抵抗RE
の降下電圧を検出し、抵抗REに流れる電流を測定す
る。
【0059】測定値が予め定められた規定値より大きけ
れば、メイントランジスタTR1ををオフにし,規定値
より小さければオンとして充電電流の安定化を図る。ま
た、入力端子I3に入力される抵抗RCとRDの分圧電
圧により充電電圧を検出し、充電電圧が規定値より低い
場合にはメイントランジスタTR1をオンとする制御電
圧をメイントランジスタTR1のコレクタに出力し、規
定値より高い場合にはメイントランジスタTR1をオフ
とする制御電圧を出力する。
【0060】この制御部1Aによる制御によりメイント
ランジスタTR1がオンの期間に流れる電流はチョーク
コイルLに蓄積され、メイントランジスタTR1がオフ
の期間にL−C−Dのフライバック回路に右廻りの電流
が流れ,その時発生する電圧が二次電池に印加される。
このように、メイントランジスタTR1を制御して充電
電流、出力電圧を安定化する。
【0061】次に、図2の構成による二次電池101,
102への充電動作について説明する。電圧比較部10
5は、DCコネクタ103経由で供給される外部からの
電圧と基準電圧e1とを比較して、その結果を充電制御
部11に出力する。充電制御部11は電圧比較部105
からの出力により外部から電力が供給されていることを
検出すると、充電器12に対して充電開始の指示を出力
する。
【0062】充電の開始を指示された充電器12は、D
Cコネクタ103経由で供給される外部電力により充電
電流を作成し、ダイオードD2,D3を介して二次電池
101,102に作成した充電電流を供給する。電流測
定回路13,14は各二次電池101,102への充電
電流を測定し、測定値を充電制御部11に出力する。
【0063】充電制御部11は電流測定値13,14か
らの測定値が予め定められた規定値以下になった場合、
充電器12に対して充電停止の指示を出力する。充電器
12は充電制御部11からの充電停止指示に応じて、充
電電流の作成を停止して充電を完了する。さらに、図7
を用いて充電器12による充電での二次電池の電圧と充
電電流について説明する。
【0064】図7はリチウム・イオン(Li+)二次電
池を本発明の充電装置を用いて充電したときの電池の電
圧と充電電流の関係を示すものである。図7において、
実線は二次電池(電池パック)が1個の場合の充電特性
を示すものであり、破線は2個の場合の充電特性を示す
ものである。また、グラフの横軸は充電時間を示し、縦
軸の上段は充電時の電池電圧を、下段は充電電流値を示
している。
【0065】二次電池の電池電圧が2.5Vのときを空
とし、図7はこの空の状態から二次電池への充電を開始
するものである。まず、二次電池が1個の際の充電につ
いて説明する。充電開始時の二次電池の電圧が2.5V
で、1.0C(容量1280mAHの電池を1300m
Aで充電)で充電し始めると、充電開始から最初の24
分間は1300mAの電流で充電され、それに連れて電
池電圧も上昇していく。この領域を定電流充電領域と称
する。
【0066】充電を続けていると、電池電圧が4.2V
に達した時点で、電池電圧が4.2Vのまま充電電流が
徐々に低下し、その後18分程経過すると充電電流値は
0.5C(容量1280mAHの電池を650mAで充
電)まで低下する。この領域を定電圧充電領域と称す
る。更に充電を続けていると、電池電圧が4.2Vのま
ま充電電流値は低下し続け、更に約1時間18分程で1
00mAまで充電電流が低下する。
【0067】リチウム・イオン二次電池は、定電圧定電
流で充電を行い、充電電流値が100mA以下になった
ときを充電完了状態としているため、この時点で充電が
完了することになる。従って、リチウム・イオン二次電
池1個のときの充電に要する総時間は、定電流充電領域
での充電時間24分と定電圧充電領域での充電時間18
分および1時間18分との合計時間である約2時間とな
る。
【0068】次に、2個の二次電池の並列充電について
説明する。図は2個の二次電池がいずれも空の状態から
充電を行なった場合を示すものである。充電器107
は、充電する二次電池の個数に関わらず1300mAの
充電電流で充電を行なう。
【0069】二次電池101および102の両方とも空
の場合の電池電圧は平衡しているため、各二次電池への
充電電流値は1300mAの半分となり、0.5C(容
量1280mAHの電池を650mAで充電)で充電を
開始することになる。充電を開始すると、充電開始から
1時間8分は650mAの電流で充電が行なわれ、それ
に連れて電池電圧も上昇していく。(定電流充電領域) 充電を続けていると、電池電圧が4.2Vに達した時点
で、電池電圧は4.2Vのまま充電電流が徐々に低下す
る。
【0070】更に充電を続けていると、充電電流値は低
下し続け、約1時間18分程で100mAまで充電電流
が低下する。前述のように、リチウム・イオン二次電池
は、充電電流値が100mA以下になったときを充電完
了状態としているため、この状態で充電が完了すること
になる。
【0071】従って、二次電池2個のときの充電に要す
る総時間は、定電流充電領域での充電時間1時間8分と
定電圧充電領域での充電時間1時間18分との合計時間
である約2時間26分となる。前記説明した充電制御に
おいて、充電時間を短くするために充電電流値を大きく
して、例えば1.3C(容量1280mAHの電池を1
700mAHで充電)の電流で充電すると、定電流充電
領域での充電時間は約14分間であり、その後は定電圧
充電領域に入る。その定電圧充電領域での充電時間は前
記1.0Cでの充電時間と同じであるため、定電流充電
領域での充電時間が24分から14分に減るのみで、総
充電時間でみると前記約2時間の充電時間が約1時間5
0分に短くなるだけであり殆ど変わらない。
【0072】以上、本発明により、2つのリチウム・イ
オン二次電池パック101,102をダイオードD1,
D2を介して並列接続し、同時に並列充電を行なうこと
により、従来は約4時間かかった充電時間を約2時間2
6分に削減することができる。また、本発明は前記第1
の実施例のように、電池パックが2個の場合に限定され
るものではなく、2個以上の電池パックに対しても本発
明を適用可能であり、第1の実施例と同様に充電対象と
なる電池パックの個数分のダイオードを並列接続し、同
時に並列充電を行なえばよい。ちなみに、3個のリチウ
ム・イオン二次電池パックを前記第1の実施例と同様に
ダイオードを介して並列接続し、同時に並列充電を行な
った場合の充電時間は約3時間12分であり、4個の電
池パックを充電するのに要する時間は、従来が8時間
(2時間×4個=8時間)であったのが、本発明を適用
すると半分の約4時間で全ての電池パックを充電でき
る。
【0073】これは、充電器側は1300mAでの充電
能力があるのに対し、電池パックに1300mAで充電
が行なわれるのは、前記2個の電池パックを充電する場
合は全充電時間2時間26分の内の僅かに24分間でし
かない。さらに、全充電時間2時間26分の内の1時間
18分については650mA以下の電流で充電されてい
ることとなる。つまり、前記充電時間2時間の内の1時
間18分については2個の電池パックを同時に充電でき
る能力を充電器が持っているため、この時間については
同時に充電を行なっても充電時間に影響を与えないため
である。
【0074】次に、本発明の第2の実施例を説明する。
図8は、本発明の第2の実施例を示す図であり、前記第
1の実施例と同様の構成には、図2と同様の参照番号を
付与してある。図8において、二次電池111,11
2,113は、各々直列接続の複数の電池セルで構成さ
れる充電可能な電池である。この電池は前記第1の実施
例と同様の電池パックであり、二次電池111は装置に
内蔵、二次電池112,113は装置の稼働時間の延長
を目的としてユーザが必要に応じて増設装着したもので
ある。
【0075】DCコネクタ103は、図示しないACア
ダプタ等により商用電源などの外部電源で装置を稼働す
るとき、あるいは、ACアダプタ等の外部電源で装置内
蔵の二次電池101,102を充電するときに、外部か
らの電源供給を受け取るためのコネクタである。DC/
DCコンバータ104は、DCコネクタ103経由で供
給される外部電源または二次電池101または102か
らの電力供給を受けて、装置が必要とする電圧を作成す
るために電圧変換を行なうものである。
【0076】電圧比較器105はDCコネクタ103を
経由して外部から電力が供給されていることを検出する
ものであり、DCコネクタ103の電圧と電圧比較用の
基準電圧e1とを比較し、DCコネクタ103の電圧が
基準電圧e1より高いときハイレベルを出力して後述す
る充電制御部11にDCコネクタ103から電力が供給
されていることを通知する。また、DCコネクタ103
の電圧が基準電圧e1より低いときローレベルを出力し
て充電制御部12にDCコネクタ103から電力が供給
されていないことを通知する。
【0077】ダイオードD1,D7は、DCコネクタ1
03にACアダプタは接続されているがAC電源が供給
されていない等の理由により、ACアダプタが非動作状
態にあるときに二次電池111,112,113からの
電力が外部に流出するのを防止するための逆流阻止用保
護ダイオードである。また、ダイオードD6は、外部よ
り電力が供給されていないときに、DC/DCコンバー
タ104に二次電池111からの電力を供給するととも
に、DCコネクタ103経由で外部より電力が供給され
ているときに、その電圧が内蔵二次電池111に印加さ
れるのを防止するための保護ダイオードである。
【0078】また、増設用の二次電池である112,1
13には、各二次電池の充電端子側にダイオードD8が
接続されている。このダイオードD8は、ACアダプタ
がDCコネクタ103に接続されているが、AC電源が
供給されていない等の理由によりDCコネクタ103に
電力が供給されていない場合に、増設二次電池112,
113から電力が外部に流出するのを防止するための逆
流阻止用保護ダイオードである。同様に、各二次電池の
放電端子側にはダイオードD9が接続されている。この
ダイオードD9は、外部より電力が供給されていないと
き、DC−DCコンバータ104に二次電池112,1
13からの電力を供給すると共に、外部から電力が供給
されているとき、その電力が二次電池112,113に
印加されるのを防止するための保護ダイオードである。
【0079】抵抗R3は内蔵の二次電池111への充電
電流および該二次電池111からの放電電流を測定する
ためのセンス抵抗である。抵抗R4は増設の二次電池1
12,113への充電電流を測定するためのセンス抵抗
である。また、抵抗R5は増設の二次電池112,11
3からの放電電流を測定するためのセンス抵抗である。
【0080】電流測定回路15は抵抗R3の両端の電圧
を測定して、充電時には二次電池111への充電電流
値、放電時には二次電池111からの放電電流値を測定
するものであり、その測定値を充電制御部11へ通知す
る。この電流測定回路15の構成は、図5に示したもの
と同様である。また、電流測定回路16は抵抗R4の両
端の電圧を測定して二次電池112,113への充電電
流値を測定し、抵抗R5の両端の電圧を測定して二次電
池112,113の放電電流値を測定するものである。
この電流測定回路16は、図5に示した構成の回路を抵
抗R4測定用と抵抗R5測定用の2つを有する。
【0081】充電制御部11は二次電池101,102
への充電制御を行なうための制御部であり、後述する充
電器107へ二次電池101,102への充電の開始
(on),停止(off)を指示する。また、充電電流
値または放電電流値が通知された充電制御部11はその
電流値から二次電池101,102の残量を求め、図示
しない表示部にその残量を表示するよう制御する。
【0082】充電器12はDCコネクタ103経由で外
部から電力が供給されているとき、二次電池111,1
12,113を充電するのに必要な電力を作成するため
の定電流電源である。充電器12は充電制御部11によ
るon/offの指示に従って充電用電力の制御を行
い、onが指示されているとき充電動作を開始して充電
用電力を発生させる。また、DCコネクタ103に電力
が供給されていないか、または充電制御部11からof
fが指示されているとき、充電器12は停止状態となり
充電用電力を発生しない。
【0083】この充電器12の動作は図6の説明と同様
なので省略する。このような構成による二次電池11
1,112,113への充電動作について、図8を使用
して説明を行なう。電圧比較部105は、DCコネクタ
103経由で供給される外部からの電圧と基準電圧e1
とを比較して、その結果を充電制御部11に出力する。
【0084】充電制御部11は電圧比較部105からの
出力により外部から電力が供給されていることを検出す
ると、充電器12に対して充電開始の指示を出力する。
充電の開始を指示された充電器12は、DCコネクタ1
03経由で供給される外部電力により充電電流を作成
し、ダイオードD7を介して内蔵の二次電池111に作
成した充電電流を供給し、ダイオードD8を介して増設
の二次電池112,113に充電電流を供給する。
【0085】電流測定回路15は二次電池111への充
電電流を測定し、電流測定回路16は二次電池112,
113への充電電流を測定し、それぞれ測定値を充電制
御部11に出力する。充電制御部11は電流測定値1
5,16からの測定値が予め定められた規定値以下にな
った場合、充電器12に対して充電停止の指示を出力す
る。充電器12は充電制御部11からの充電停止指示に
応じて、充電電流の作成を停止して充電を完了する。
【0086】本構成において、充電制御部11は前述と
同様の制御により二次電池111,112,113への
充電を行なう。しかし、電流測定回路16が2個の二次
電池112,113への充電電流を測定しているため、
充電制御部11は内蔵の二次電池111への充電完了と
判定される充電電流値の2倍以下(例えば、前述のよう
に、100mA以下の充電電流値で充電完了とする場
合、200mA以下)を規定値として充電制御を行な
う。
【0087】また、二次電池111,112,113を
使用して装置を稼働させている場合、抵抗R3による降
下電圧を電流測定回路15によって測定することにより
二次電池111の放電電流が測定され、抵抗R5による
降下電圧を電流測定回路16によって測定することによ
り二次電池112,113の合計放電電流が測定され
る。
【0088】充電制御部11は、上記測定された各放電
電流値を受けて、二次電池111の残量と二次電池11
2,113の合成残量を算出し、図示しない表示部にそ
の算出した残量を表示させるよう制御する。このよう
に、増設二次電池112,113内の充電端子側に逆流
阻止用保護ダイオードD8、放電端子側に充電防止用の
保護ダイオードD9を設けることで、増設電池112,
113を装置10の充電用端子対して直接並列した場
合、第1の実施例で示した接続構成と同様となる。この
ような接続構成をとることで、内蔵電池111,増設電
池112,113の全てがダイオードを介して並列接続
となるため、第1の実施例と同様の制御で充電が可能と
なる。
【0089】次に、第3の実施例について説明する。図
9は、第3の実施例を示す図である。図9において、二
次電池211,212は、各々直列接続の複数の電池セ
ルで構成される充電可能な電池であり、リチウム・イオ
ン二次電池である。DCコネクタ103は、図示しない
ACアダプタ等により商用電源などの外部電源で装置を
稼働するとき、あるいは、ACアダプタ等の外部電源で
二次電池211,212を充電するときに、外部からの
電源供給を受け取るためのコネクタである。
【0090】DC/DCコンバータ104は、DCコネ
クタ103経由で供給される外部電源または二次電池2
11,212からの電力供給を受けて、装置が必要とす
る電圧を作成するために電圧変換を行なうものである。
電圧比較器105はDCコネクタ103を経由して外部
から電力が供給されていることを検出するものであり、
DCコネクタ103の電圧と電圧比較用の基準電圧e1
と電圧比較器IC1によって比較し、DCコネクタ10
3の電圧が基準電圧e1より高いときハイレベルを出力
する。また、DCコネクタ103の電圧が基準電圧e1
より低いときローレベルを出力する。否定回路NOTは
電圧比較器IC1の出力を反転するためのものである。
【0091】ダイオードD1,Da,DbはDCコネク
タ103にACアダプタが接続されているが、ACアダ
プタにAC電源が供給されていない等の理由によりAC
アダプタが非動作状態になるとき、二次電池211,2
12から電力が外部に流出するのを防止するための逆流
阻止用保護ダイオードである。トランジスタFET5,
FET6は各々、二次電池211,212の放電端子に
接続され、外部から電力が供給されていないとき、DC
−DCコンバータ104に二次電池211,212から
の電力を供給すると共に、DCコネクタ103を経由し
て電力が供給されているとき、その電力が二次電池21
1,212に印加されるのを防止するための保護用のス
イッチ回路である。
【0092】電圧比較器IC2は二次電池211と二次
電池212の電圧を比較するものであり、e2は二次電
池211の電圧を二次電池212の電圧と比較する場合
の比較基準を規定するための基準電圧である。この電圧
比較器IC2は常に二次電池211と二次電池212の
電圧を比較し、二次電池211の電圧が二次電池212
の電圧よりも基準電圧e2以上低いときにローレベルを
出力し、そうでないときにハイレベルを出力する。
【0093】同様に、電圧比較器IC3も二次電池21
2と二次電池211の電圧を比較するものであり、二次
電池212の電圧が二次電池211の電圧よりも基準電
圧e2以上低いときにローレベルを出力し、そうでない
ときにハイレベルを出力する。否定論理積回路NAND
1は電圧比較器IC2および否定回路NOTの双方がハ
イレベルを出力しているとき、ローレベルを出力してト
ランジスタFET5をオンし、電圧比較器IC2,否定
回路NOTのいずれかがローレベルを出力していると
き、トランジスタFET5をオフさせる。
【0094】また、否定論理積回路NAND2は否定回
路NOT,電圧比較器IC3の双方がハイレベルを出力
しているとき、ローレベルを出力してトランジスタFE
T6をオンし、否定回路NOT,電圧比較器IC3のい
ずれかがローレベルを出力しているとき、トランジスタ
FET6をオフさせる。否定回路NOTがハイレベルを
出力するのは、電圧比較部105の電圧比較器IC1が
ローレベルを出力するときであり、それはDCコネクタ
103を経由して外部から電力が供給されていないとき
である。また、電圧比較器IC2がハイレベルを出力す
るのは二次電池211の電圧が二次電池212の電圧に
比して基準電圧値e2より高いときであり、電圧比較器
IC3がハイレベルを出力するのは二次電池212の電
圧が二次電池211の電圧に比して基準電圧値e2より
高いときである。
【0095】従って、外部からDCコネクタ103を経
由して電力が供給されているときは、否定論理積回路N
AND1,NAND2はそれぞれトランジスタFET
5,FET6をオフして二次電池211および212に
外部電力が印加されるのを防止する。また、二次電池2
11の電圧が二次電池212の電圧に比して基準電圧e
2以上低いとき、否定論理積回路NAND1はトランジ
スタFET5をオフさせて二次電池211に二次電池2
12からの放電電流が流入するのを防止し、それ以外の
ときにトランジスタ5をオンさせて二次電池211を放
電させる。
【0096】同様に、二次電池212の電圧が二次電池
211の電圧に比して基準電圧e2以上低いとき、否定
論理積回路NAND2はトランジスタFET6をオフさ
せて二次電池212に二次電池211からの放電電流が
流入するのを防止し、それ以外のときにトランジスタ6
をオンさせて二次電池212を放電させる。つまり、外
部から電力供給がなく、二次電池211,212の放電
によって装置を稼働する場合、トランジスタFET5,
FET6を制御して電池電圧の低い二次電池へ放電電流
が流入するのを防止し、かつトランジスタを使用するこ
とにより電力損失を防止している。
【0097】このような構成により、放電時に二次電池
からの逆流阻止手段による電力損失を軽減させることが
でき、充電された電池を使用して装置を稼働する際の稼
働時間を延長することが可能となる。図9では、二次電
池が2個の場合について説明したが、これに限定される
ものではなく、さらに多くの二次電池を使用した場合に
ついても本発明は適用できる。そのような場合には、各
二次電池間の電池電圧を比較した結果を更に比較し、最
終的に最も電池電圧が低い二次電池を並列接続から切り
離すようにすればよい。
【0098】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によると、
各電池対応に設けられた逆流阻止手段によって各電池は
分離され、電池の残量に差があって電池電圧が不均衡状
態であっても、残量の多い電池から残量の少ない電池に
電流が流れることがなくなり、複数の電池を並列充電す
ることが可能となり、電池への充電時間を短縮すること
ができる。また、この並列接続される逆流阻止手段とし
てダイオードを使用した簡単な回路のため、制御のため
の複雑な回路を設ける必要がなくハードウェアも削減で
きる。
【0099】また、装置内蔵の電池と増設用電池を使用
する場合、増設用電池に上記逆流阻止手段を内蔵させ、
装置の1つの入力端子に複数の増設用電池からの放電電
流を入力させるように各増設用電池の逆流阻止手段を並
列に接続したため、その端子を介して電池へ充電させる
ための充電電流の測定は1つの電流測定回路で行なうこ
とができる。よって、各増設用電池毎に電流測定回路を
設ける必要がないため、ハードウェアおよびその制御信
号を削減することができる。
【0100】そして、充電動作において、各充電電流値
が所定値以下になったとき、充電電流の供給を停止する
ようにしているので、電池を製造したメーカの違いなど
から電池の充電完了と判断する充電電流値が異なる場合
が生じても、充電完了と判断する充電電流値を個々の電
池対応に設定しておけば、過充電を起こすようなことな
く確実に充電完了を検出することができる。
【0101】さらに、充電された電池の並列出力を使用
して情報処理装置を稼働させる場合、電池電圧の低いも
のをトランジスタによって並列接続から切り離すこと
で、放電電流による電力損失を軽減させ、稼働時間を延
ばして効率的に情報処理装置を使用させることが可能と
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の原理図である。
【図2】本発明の第2の原理図である。
【図3】本発明の第3の原理図である。
【図4】本発明の第1の実施例を示す図である。
【図5】電流測定回路の構成を示す図である。
【図6】充電器の構成を示す図である。
【図7】充電器による充電での二次電池の電圧と充電電
流の関係を示す図である。
【図8】本発明の第2の実施例を示す図である。
【図9】本発明の第3の実施例を示す図である。
【図10】従来の充電装置を示す図である。
【図11】従来の他の充電装置を示す図である。
【符号の説明】
1 充電装置 101,102 電池 102A,102N 逆流阻止手段内蔵の増設電池 2a,2b 逆流阻止手段 3 充電電流供給手段 4 充電電流検出手段 5a,5b スイッチング手段 6 比較手段 7 制御手段 10 情報処理装置
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成7年2月8日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図2】
【図3】
【図5】
【図6】
【図4】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田中 信夫 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通 株式会社内 (72)発明者 鈴井 勤 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通 株式会社内 (72)発明者 小澤 秀清 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通 株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 充電可能な複数の電池を充電する充電装
    置において、 前記複数の電池対応に設けられ、並列接続された複数の
    逆流阻止手段と、 前記複数の逆流阻止手段を介して前記複数の電池に充電
    電流を供給する充電電流供給手段と、 前記複数の電池に供給される各充電電流値を検出する充
    電電流検出手段とを有し、 前記充電電流供給手段は、前記充電電流検出手段により
    検出される各充電電流値が所定値以下になったことを検
    出して充電電流の供給を停止することを特徴とする充電
    装置。
  2. 【請求項2】 前記各電池はリチウム・イオン電池であ
    ることを特徴とすることを特徴とする前記請求項1記載
    の充電装置。
  3. 【請求項3】 前記各逆流阻止手段はダイオードである
    ことを特徴とする前記請求項1または2記載の充電装
    置。
  4. 【請求項4】 前記請求項1乃至3のいずれかに記載の
    充電装置を内蔵し、該充電装置により充電された前記複
    数の電池の各々から並列出力される放電電流を電源とす
    ることを特徴とする情報処理装置。
  5. 【請求項5】 前記複数の電池は内蔵電池および各々逆
    流阻止手段を備えた複数の増設電池からなり、 増設電池からの放電電流を入力する1つの端子に対し
    て、該複数の増設電池の逆流阻止手段が並列接続されて
    いることを特徴とする前記請求項4記載の情報処理装
    置。
  6. 【請求項6】 前記複数の電池に対応して設けられ、並
    列接続された複数のスイッチング手段と、 前記複数の電池間の電池電圧を比較する比較手段と、 前記比較手段による比較結果に基づき、電池電圧が低い
    電池に対応するスイッチング手段をオフさせる制御手段
    と、 を有することを特徴とする前記請求項4記載の情報処理
    装置。
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