JPH08214659A - 人力畑用株間除草器 - Google Patents

人力畑用株間除草器

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JPH08214659A
JPH08214659A JP5369295A JP5369295A JPH08214659A JP H08214659 A JPH08214659 A JP H08214659A JP 5369295 A JP5369295 A JP 5369295A JP 5369295 A JP5369295 A JP 5369295A JP H08214659 A JPH08214659 A JP H08214659A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 手押しで連続的に前進して除草可能な畑用株
間除草器を得る。 【構成】 そり1、2を適当間隔を介し左右対向に並
べ、後端の両側からそれぞれ直棒3、4を後方に突設す
る。逆U形アーム5を前記そり1、2の後端部上面に着
脱可能に両端部を取付け、前記逆U形アーム5の頂部中
央から柄12を後方斜め上方に突設する。平面視弓形湾
曲の左、右のスプリングタイン9を、前記そり1、2の
前端部に突設したタイン止め6に前端のリング部8を旋
回かつ上下調節可能に取付け、後端部を前記直棒3、4
の後方下位において小間隙を介し対向させ、そり1、2
の対向間隔中心線に対し左右対称に配設する。鎌刃1
0、11を前記左右のスプリングタイン9の端末に、刃
縁hを前方へ斜め下向きにして基部を固着し、前進方向
Fに対しハ字状に配置する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、手押しによって連続的
に前進されて株間除草を行う人力畑用株間除草器に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来から、畑の除草には、株元周辺およ
び株間の除草が可能な人力用ホーが周知である。また、
本発明の発明者は、作物を傷めることなく株間の除草が
できるものとして、図15に示すような人力除草具を、
すでに実願平6−7029号(考案の名称「除草刃
体」)で提案している。
【0003】上記考案の人力除草具は、図15に示すよ
うに、除草刃体32の上辺部中央に突設した支杆34に
柄33の前端部を取り付けて構成したものである。前記
除草刃体32は、二またスプリングタイン35を左右に
張出している上辺部に連なる中間部から下部が次第に中
央部に向かって狭まる下向き緩傾斜に湾曲し、両下端部
内側面が小間隙を介し対向し、端末にそれぞれ鎌刃36
および37を刃縁hを矢印B方向に向け基部を固着する
と共に、ハ字状に配置したものである。そして、柄33
を柄角約40度程度にし、二またスプリングタイン35
をB方向へ斜めに立てると、鎌刃36、37が斜め下向
きに接地するようになっている。
【0004】この人力除草具は、作業者が柄33を両手
で持ち、二またスプリングタイン35の両下端部の間隙
を作物列に合わせ、鎌刃36、37を接地させて立姿後
退(図14のB矢印方向)の引き動作で作業を行う。そ
うすると、刃縁hが斜め下向きに接地している鎌刃3
6、37が地中に浅く切込み、作物Pの株元周辺の雑草
wを切断する。このとき、作物は、鎌刃36、37に先
行する前記小間隙の内側にあって、鎌刃で切断されな
い。
【0005】また、前記の地中切削により鎌刃36、3
7に働く抵抗力は、鎌刃のハ字配置によって鎌刃36、
37を互に内向きに変位させる分力を生じ、この分力が
二またスプリングタイン35の弾力に抗し鎌刃36、3
7の基部背面を近接または当接させる。したがって、鎌
刃36、37の基部の刃が株間に入り込み、株間の雑草
wの切断を可能にする。そして、鎌刃36、37の基部
背面が当接した状態で作物の箇所に近ずくと、鎌刃に先
行する二またスプリングタイン35下端部の内側面が作
物の株元に接触しながら鎌刃の基部背面の当接を外方に
離し、作物を通過させる。このとき、二スプリングタイ
ン35の復帰弾力は、前述の鎌刃を内方に寄せる分力と
反対に働き、株元を押圧する力を弱め、作物の損傷を防
止する効果を奏する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来の人力用ホーは、
株間の除草が可能であるが、立姿引き込み動作で停止・
前進または後退を間欠的に繰返す関係上、能率が低いだ
けでなく、手元の狂いで作物を傷めることがある。図1
5に示す人力除草具は、浅い地中を鎌刃が進行するの
で、軽く引くことができる。また、前述したように、鎌
刃の土中切削抵抗の分力を巧みに利用することによっ
て、作物を傷めることなく株間除草ができるという長所
がある。しかし、作業が立姿後退作業なために、前進作
業に比べて能率が低くなる。また、二またスプリングタ
インを柄を持ちながら保持し、鎌刃の切削深を浅く保た
なければならないという難点があった。
【0007】そこで、本発明は、能率的な除草作業を実
現するには、手押し前進作業が好適であること、そして
株間除草が可能な前述の除草刃体において、鎌刃の切削
深を浅く保つには、株元を挾んで両側にそりを設ければ
よいことに注目し、手押し連続前進で作業を可能にする
簡易にして能率的な人力畑用株間除草器を提供すること
を目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の人力畑用株間除草器においては、前端部が
上向き凹湾曲の長方形板から成るそりを適当間隔を介し
左右対向に併設し、逆U形アームを前記左右のそりの間
を横断させて両下端部を前記左右のそりの後端部にそれ
ぞれ着脱可能に取付けると共に、斜め上向きに後方へ突
設し、前記左右のそりの後端両側から直棒をそれぞれそ
りの長手方向に沿って後方へ突設し、前記逆U形アーム
の頂部中央から後方斜め上方に柄を突設する。そして、
前記逆U形アームの下端部前方の前記左右のそりの上面
にそれぞれタイン止めを突設し、前端のリング部を前記
タイン止めに旋回かつ上下可能に取付けて前記左右のそ
り、の間に配設すると共に、平面視で弓形に凹湾曲し後
方に延びるにつれ次第に前記左右のそりの対向間隔中心
線に接近し、後端部を前記左右のそり後端の直棒の後方
に向かって次第に低く傾斜させると共に、小間隙を介し
左右に対向させた左右のスプリングタインの端末に、刃
縁hを前方かつ斜め下向きにして基部を固着した左右の
鎌刃を、前記左右のそりより浅い低位にし前進方向に対
しハ字状に配設している。
【0009】前記逆U形アームの下端部前方において前
記左右のそりの上面に突設したタイン止めが、タイン挿
通孔を前進方向に対し斜め外方に向けて穿設し、左右の
スプリングタインが上面を平面aにした適当長の直棒部
を前端部とし、該直棒部を前記タイン挿通孔に挿通し上
方から押圧して取付けるものにしてもよい。
【0010】また、左右のそりを、前記左右のそりの後
端両側の直棒に代えて長方形板を適当長延長し、前、後
端部をそれぞれ上向き凹湾曲にしたものにし、前記逆U
形アームの両下端部を左右のそりの長手方向の中央部に
取付けたものにすることもできる。さらに、逆U形アー
ムの両下端部を、左右のそりの上面に溶着したものにし
てもよい。
【0011】
【作用】上述の人力畑用株間除草器の使用に当たって
は、作業者が柄を両手で持ちこれを持ち上げて左右のス
プリングタイン後端の小間隙を作物列に合わせて降下
し、作物列を挾んで左右のそりを接地させる。そして、
作業者が作物側方の畦間に位置し、柄を押しながら前進
すると、左右のそりが作物両側の地表面を滑走する。こ
のとき、そり前端部の上向き凹湾曲は走行抵抗を減ら
し、左右のそり後端両側からそりの長手方向に沿って後
方へ突設した直棒は、浅く地表下に沈下しながらそりの
蛇行をなくする。また、そりの上面にタイン止めを介し
前端部が取付けられたスプリングタイン後端末の鎌刃の
切削深を、左右のそりが保時する。
【0012】左右のそりの走行にしたがって、スプリン
グタイン後端末に基部を固着しそり後端の直棒より浅く
低位に配設された左右の鎌刃に、スプリングタインが下
向きに弾力を及ぼし、また刃縁の斜め下向きが地中貫入
作用を発生し、鎌刃を地中に浅く切込ませ、作物の株元
周辺の雑草の切断を可能にする。このとき、鎌刃に先行
するスプリングタインの端末は、その小間隙の内側に位
置する作物を、鎌刃で切断されないようにする。
【0013】また、前記の地中切り込みにより左右の鎌
刃に働く抵抗力は、鎌刃のハ字配置によって鎌刃を互に
内向きに変位させる分力を生じ、従来技術で説明したよ
うに、鎌刃基部背面が当接し基部の刃が株間に入り込
み、株間の雑草の切断を可能にし、作物の箇所では鎌刃
に先行する左右のスプリングタイン端末部の内側面が作
物の株元に接触しながら鎌刃の基部背面の当接を外方に
離し、作物を通過させる。このとき、左右のスプリング
タインの復帰弾力は、前述の鎌刃を内方に寄せる分力と
反対に働き、株元を押圧する力を弱めて作物の損傷を防
止する。さらに、浅く土中に切り込む鎌刃は、裏面で作
物の張り根をこすり、適当な物理的刺激を与えて作物の
生長を促進する。
【0014】左右のスプリングタイン前端のリング部の
タイン止めに対する旋回および上下は、左右のスプリン
グタイン後端部の対向間隙および前端部の取付け高さの
調節を可能にし、この取付け高さの調節は、鎌刃の高低
の調節、即ち鎌刃の切削深の調節を可能にする。
【0015】左右のそりに突設したタイン止めが、タイ
ン挿通孔を前進方向に対し斜め外方に向けて穿設し、左
右のスプリングタイン前端部の上面を平面にした直棒部
を前記タイン挿通孔に挿通し、上方から押圧して取付け
るものにした場合には、スプリングタインの前端部をタ
イン挿通孔内で捻回しないものにすると共に、前記の前
端部をタイン挿通孔に出退可能にする。したがって、出
退によってタイン止めから端末までのスプリングタイン
の長さを変え、スプリングタインの弾力を変えると共
に、左右のスプリングタイン端末の対向間隙を変えるこ
とを可能にする。
【0016】また、左右のそりを、前記後端両側の直棒
に代えて長方形板を延長し、前、後端部をそれぞれ上向
き凹湾曲にした場合は、接地面積を大きくし軟弱な圃場
においても沈下しないものになり、後端部の上向き凹湾
曲はそりの後退時に土との引っ掛りをなくし、スムース
にそりを後退させる。さらに、左右のそりの上面に逆U
形アームの両下端部を溶着した場合には、逆U形アーム
を左右のそりの対向間隔を堅固に保持可能にする。
【0017】
【実施例】本発明の実施例1を、図1ないし図5に基づ
いて説明する。図中、矢印Fは前進方向を示し、左右は
前進方向に見ての表示である。まず、図1の斜視図にお
いて、1および2は、それぞれ左そりおよび右そりであ
り、厚さ2mmないし3mm、幅約50mm長さ約18
0mmの長方形板を、走行抵抗を減らすために前端部を
上向き凹弧状に湾曲している。左、右のそり1、2の前
端部をそれぞれ内側に斜めに切り落とているのは、作物
を挾んで両側を前進するとき、作物の茎葉を傷めないよ
うにするためである。
【0018】3、4は直棒であり、そり1、2の後端面
両側からそりの長手方向に沿っ後方に突設している。実
施例は、直径6mmの丸鋼を用い、外側および内側の直
棒3および4の長さを、それぞれ約23cmおよび18
cmにした。外側の走行安定棒14を内側の走行安定棒
14より長くしたのは、後述のように前進方向にハ字状
に配設される鎌刃10、11の刃縁に合わせたものであ
り、両者が同じ長さでも差支えない。また、直棒3、4
は角鋼を用いてもよい。
【0019】左、右のそり1および2の後端部上面に
は、逆U形アーム5の両下端部を取り付けるために、突
片20を斜め後方に傾斜させ、垂直に固着する(図4参
照)。逆U形アーム5は、適宜な直径の丸鋼を用い、左
右に張出した下辺から上方へ突弧状に湾曲し頂点で接合
した形状になっている(図4参照)。左右に張出したの
は、作物の茎葉を傷めないように通過させるためであ
る。逆U形アーム5の両下端部には、長方形短片21、
21を左右に対向かつ垂直にして上端部を溶着する。そ
して、この逆U形アーム5を、左右のそり1、2の間を
横断させ、前記の突片20の外側に複数のボルト・ナッ
ト22で取り付けると共に、斜め後方上向きに突設す
る。
【0020】このように逆U形アーム5と左右のそり
1、2を結合したとき、左右のそり1と2は、内側の相
互間隔が約15cmであり、左右に対向し平行になって
いる。また、このように取り付けられた逆U形アーム5
の頂部下面の高さは、そり1、2の底面から約25cm
であり、そり1、2を作物の両側を走行させたとき、作
物が通過できる高さになっている。なお、逆U形アーム
5は、そり1と2の対向間隔の中心線に対し両下端が左
右対称位置にそり1、2に取付けられている。
【0021】前記突片20は、図5のように、それぞれ
前記のボルト・ナット22が貫通するボルト孔23およ
び長孔24を設け、ボルト・ナット22を緩め、ボルト
孔23を中心に長孔24を介し逆U形アーム5の前後の
傾きを矢印イ−ロに調節できるようにすることもでき
る。13は支杆であり、逆U形アーム5の頂部中央から
後方へ斜めに突設し、柄12の前端部を取付けて止めね
じ25で固定するようになっている。そして、このよう
に取付けられた柄12の柄角は、左右のそり1、2の水
平状態で、押し作業に好適とされる約40度程度になっ
ている。
【0022】6はタイン止めであり、そり1、2の対向
間隔の中心線に対し左右対称な位置に、左右のそり1、
2の上面に突設されたねじ棒26に、ナット27を上下
に螺着しその間にばね座金28を備えている(図3、図
5参照)。
【0023】9はスプリングタインタインであり、前端
が前記タイン止め6のねじ棒26に旋回自在に外嵌する
リング部8になっている。このスプリングタイン9は、
前端のリング部8をばね座金28と共に上下のナット2
7の間でねじ棒26に外嵌し、上下のナット27をロッ
クナットにしてリング部8を固定して、左右のそり1、
2の間に取り付けるものである。
【0024】そして、左右のスプリングタイン9は、上
述のようにタイン止め6に取付けたとき、平面視で弓形
に凹湾曲し後方に延びるにつれ次第に前記左右のそり
1、2の対向間隔中心線に接近し、後端部を後方に向か
って前記そり1、2後端の直棒3、4の後方に次第に低
く傾斜させると共に、小間隙を介し左右に対向するよう
になっている。前記の小間隙は標準が約20mmであ
る。10、11は鎌刃であり、刃縁hを前方かつ斜め下
向きにし前記弓形凹湾曲側に斜め後退状にして基部をス
プリングタイン9、9の端末にそれぞれ固着すると共
に、前記左右のそり1、2より浅い低位にしかつ前進方
向に対しハ字状に配設している。そして、鎌刃10、1
1は、地表GLからの切削深dが約1cmになっている
(図3参照)。
【0025】前述のタイン止め6は、上方のナット27
を緩めてリング部8をねじ棒26の周りに旋回し、左右
のスプリングタイン9端末の対向間隙を調節し、再びナ
ット27で固定できるものである。さらに、予め下方の
ナット27を上、下しておくことによって、スプリング
タイン9、9の前端部の取り付け高さを調節し、鎌刃1
0、11の切削深の調節が可能になつている。
【0026】鎌刃10、11は、厚さ2mm、刃長約1
5cm、幅2cmであり、全体を浅く凹湾曲し、図12
に示すように、地表下を浅く進行する際に作物Pの根R
の上方を通過し、作物の根を傷めないようになってい
る。また、図2のA−A線切断の拡大端面図である図8
に示すように、貫入角αが約20度になっている。スプ
リングタイン9は、たとえばピアノ線のように硬質で弾
性のある適宜太さの線材で形成する。実施例1のもの
は、線径4mm、前端から端末までの直線寸法が約39
cmである。
【0027】つぎに、実施例2を図6および図7を参照
して説明する。これらの図において、実施例2のもの
は、左右のそり1、2の上面にタイン止め7を突設し、
このタイン止め7にスプリングタイン15、15の前端
部を取付けて固定するものである。スプリングタイン1
5、15は、実施例1のスプリングタイン9、9と同じ
く弓形凹湾曲し、後端部がそり1、2の直棒3、4の後
方で低位になっている。鎌刃10、11も、実施例1と
同じにスプリングタイン15、15の端末に基部が固着
され、前進方向にハ字状配設になっている。その他の構
成は、実施例1と同じである。
【0028】タイン止め7を、図10も参照して説明す
ると、位置を前述したねじ棒6と同じにし、そり1、2
の上面にねじ棒30を突設する。ねじ棒30には、基部
の段部31の上面を基底にし、タイン挿通孔14を貫通
に設けると共に、孔の中心線c−cを前進方向Fに対し
斜め外向きに約35度にしている。スプリングタイン1
5、15は、前端部を前記タイン挿通孔14に摺動自在
に挿通する直棒部16に形成している。
【0029】直棒部16は、長さ約7cm、図6のB−
B線切断の拡大端面図を示す図9のように、上面を平面
aになっている。直棒部16をタイン挿通孔14に挿通
し、ねじ棒30に螺着するナット29で平面aを締付け
ると、直棒部16が捻回しないようになっている。
【0030】つぎに、図11は、スプリングタイン1
5、15の取付調節を説明する要部平面図である。即
ち、矢印で示すように、タイン止め7のタイン挿通孔1
4に直棒部16を深く差し込みナット29で固定する
と、タイン止め7からスプリングタイン15の端末まで
の寸法が短くなり、スプリングタイン15の弾力が強く
なり、端末の対向間隙Cが一点鎖線で示す状態から実線
のように広くなる。
【0031】直棒部16を前記矢印と反対方向にスライ
ドしてナット29で固定すると、タイン止め7からスプ
リングタイン15の端末までの寸法が長くなり、スプリ
ングタインの弾力が弱くなり、前記の間隙Cが狭くな
る。つまり、実施例2は、スプリングタイン15、15
の弾力調節と、スプリングタイン15、15端末の間隙
調節ができるようになっている。
【0032】図13は実施例3の全体斜視図である。実
施例3のものは、右そり17、左そり18を、実施例1
の左右のそり1、2の後端両側の直棒3、4に代えて長
方形板を適当長に延長し、前端部と後端部を上向きに凹
湾曲したものであり、その他の構成は実施例1と同じで
ある。そり17、18は、厚さ、幅が実施例1と同じで
あり、長さを約35cmにし、接地面積が実施例1の約
2倍にしている。図示を省略したが、そり17、18を
実施例2にも適用することができる。
【0033】図14は実施例4の要部斜視図である。実
施例4のものは、逆U形アーム19の両下端部を実施例
3のそり17、18上面の左右の突片20の位置に、そ
れぞれ溶着したものである。逆U形アーム19は、高
さ、幅および後方へ斜めに突設するこことは、逆U形ア
ーム5と同じである。図示を省略したが、図14におけ
るタイン止め6およびスプリングタイン9を、実施例2
のタイン止め7およびしスプリングタイン15にするこ
ともできる。
【0034】
【発明の効果】本発明の株間除草器においては、まず、
作業者が作物の片側近くに立ち、柄を持って本除草器を
持ち上げ、作物列をまたがせて左右のそりを作物の両側
に接地させる。そして、柄を押しながら前進すると、そ
りが左右に配置されているので、安定して走行すること
ができる。このとき、後方斜め上方に突設された柄を押
すことによってそりを地表に押し付け、そりの走行を安
定させることができる。また、そりの後端両側から後方
へ突設した直棒は、浅く地表下に沈み、そりの蛇行を防
ぐことができる。したがって、柄を押すだけで、連続的
に安定して走行させることができ、従来の立姿後退作業
で使用する人力除草具に比べて、格段に高い能率で前進
して除草作業ができる。たとえば、畦間60cmに植栽
されている小豆畑における人力用ホーによる除草能率
は、せいぜい1日30アール程度であったが、本除草器
では1日150アールの除草ができた。
【0035】左右のそりの間を横断して両下端部を左右
のそりに取付けた逆U形アームは、その内側空間に作物
の茎葉を容易に通過させ、作物が繁茂している圃場にお
いても、茎葉を傷めずに除草作業を可能にする。
【0036】とくに、左右のスプリングタインを左右の
そりの前端部に突設したタイン止めに前端部を取付け、
後方にゆくにしたがって左右のそりの対向間隔中心線に
次第に接近する左右対称形に配設すると共に、後端末を
小間隙を介し対向させ、この端末に刃縁を前方かつ斜め
下向きにて基部を固着した鎌刃を、そりの後方の浅い低
位において前進方向に対しハ字状に配設したことによ
り、既に従来技術で説明したように、左右の鎌刃の基部
の刃が株間に入り込み、作物を傷めることなく株間の除
草ができる。
【0037】とくに、本発明においては、左右のそりの
上面にスプリングタインの前端部を取付けたことによ
り、鎌刃の切削深を浅く一定に保持することができるの
で、作物の側根が切断されことを防止することができる
と共に、鎌刃の切削深を柄の保持によって行う必要がな
くなり、除草作業を容易にすることができる。
【0038】また、スプリングタインの前端部をリング
部にし、そり上面に突設したタイン止めに旋回かつ上下
位置調節可能にすることによって、左右の鎌刃の基部背
面の間隙および鎌刃の切削深を調節することができる。
同様にスプリングタインの前端部上面を平面にした直棒
部にし、これをタイン止めのタイン挿通孔に出退自在に
挿通し前記平面を押圧して固定した場合は、前端部の出
退によってスプリングタインの作用部の長さが変わるの
で、スプリングタインの弾力並びに鎌刃の基部背面の間
隙の調節ができる。とくに、直棒部の上面を平面にしこ
れを押圧してタイン止めに固定すると、スプリングタイ
ンをタイン挿通孔内で捻回しないものにできるので、ス
プリングタイン端末の鎌刃の切削深の変動を防止するこ
とができる。
【0039】さらに、左右のそりを、実施例3に示すよ
うに、実施例1より接地面積を大きな長方形板にし、前
端部、後端部を上向きに凹湾曲させたものにすることに
よって、軟弱な土壌の圃場においてもそりが沈下しない
ので、柄を軽く押すことができる。また、後端部の上向
き凹湾曲によって、圃場端末などにおける回行時に、土
への引っ掛りがなくなり、スムースに回行するこができ
る。また、実施例4のように、逆U形アームの両下端部
を左右のそりの上面に溶着することによって、そりと逆
U形アームで左右のそりの対向間隔を堅固に保ことがで
きると共に、工作を簡単にすることができる。
【0040】そして、本株間除草器の主要部は、左右の
そり、逆U形アーム、左右のスプリングタインとその端
末の鎌刃、および柄である。したがって、全体が軽量で
取扱の容易なものにできるので、トラクタ用カルチベー
タが使用できない傾斜地や、狭い圃場においても除草作
業ができるという特有な効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1の全体斜視図。
【図2】同じく要部平面図。
【図3】同じく要部側面図。
【図4】同じく要部背面図。
【図5】同じく一部分の拡大側面図。
【図6】実施例2の要部平面図。
【図7】同じく要部側面図。
【図8】図2のA−A線切断の拡大端面図。
【図9】図6のB−B線切断の拡大端面図。
【図10】実施例2の一部分の拡大斜視図。
【図11】実施例2の鎌刃付スプリングタインの調節を
説明する要部平面図。
【図12】実施例1の作用を模式的に説明する土中切断
の要部背面図。
【図13】実施例3の斜視図。
【図14】実施例4の要部斜視図。
【図15】従来の人力除草具を使用状態と共に示す斜視
図。
【符号の説明】
1、17 左そり 2、18 右そり 3、 4 直棒 5、19 逆U形アーム 6、 7 タイン止め 8 リング部 9、15 スプリングタイン 10、11 鎌刃 12 柄 13 支杆 14 タイン挿通孔 16 直棒部 a 平面 h 刃縁 F 前進方向

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前端部が上向き凹湾曲の長方形板から成
    るそり(1、2)を適当間隔を介し左右対向に併設し、
    逆U形アーム(5)を前記左右のそり(1、2)の間を
    横断させて両下端部を前記左右のそり(1、2)の後端
    部にそれぞれ着脱可能に取付けると共に、斜め上向きに
    後方へ突設し、前記左右のそり(1、2)の後端両側か
    ら直棒(3、4)をそれぞれそりの長手方向に沿って後
    方へ突設し、前記逆U形アーム(5)の頂部中央から後
    方斜め上方に柄(12)を突設し、前記逆U形アーム
    (5)の下端部前方の前記左右のそり(1、2)の上面
    にそれぞれタイン止め(6)を突設し、前端のリング部
    (8)を前記タイン止め(6)に旋回かつ上下可能に取
    付けて前記左右のそり(1、2)の間に配設すると共
    に、平面視で弓形に凹湾曲し後方に延びるにつれ次第に
    前記左右のそり(1、2)の対向間隔中心線に接近し、
    後端部を前記左右のそり(1、2)後端の直棒(3、
    4)の後方に向かって次第に低く傾斜させると共に、小
    間隙を介し左右に対向させた左右のスプリングタイン
    (9、9)の端末に、刃縁hを前方かつ斜め下向きにし
    て基部を固着した左右の鎌刃(10、11)を、前記左
    右のそり(1、2)より浅い低位にし前進方向に対しハ
    字状に配設した人力畑用株間除器。
  2. 【請求項2】 前記逆U形アーム(5)の下端部前方に
    おいて前記左右のそり(1、2)の上面に突設したタイ
    ン止め(7)が、基部にタイン挿通孔(14)を前進方
    向に対し斜め外方に向けて穿設し、左右のスプリングタ
    イン(15、15)が上面を平面aにした適当長の直棒
    部(16)を前端部とし、該直棒部(16)を前記タイ
    ン挿通孔(14)に挿通し上方から押圧して取付けるも
    のにした請求項1記載の人力畑用株間除草器。
  3. 【請求項3】 左右のそり(17、18)が、前記後端
    両側の直棒(3、4)に代えて長方形板を適当長延長
    し、前、後端部をそれぞれ上向き凹湾曲にしたものであ
    って、前記逆U形アーム(5)の両下端部を前記左右の
    そり(17、18)の長手方向の中央部に取付けたもの
    である請求項1又は2記載の人力畑用株間除草器。
  4. 【請求項4】 逆U形アーム(19)の両下端部を、左
    右のそり(1、2)、(17、18)の上面に溶着した
    ものである請求項1、2又は3記載の人力畑用株間除草
    器。
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