JPH08215083A - 気泡浴槽の設置構造 - Google Patents
気泡浴槽の設置構造Info
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- JPH08215083A JPH08215083A JP2796695A JP2796695A JPH08215083A JP H08215083 A JPH08215083 A JP H08215083A JP 2796695 A JP2796695 A JP 2796695A JP 2796695 A JP2796695 A JP 2796695A JP H08215083 A JPH08215083 A JP H08215083A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 気泡浴槽の発生する振動が階下に伝わりにく
く、階下への騒音を気にせず入浴できるような気泡浴槽
の設置構造の提供。 【構成】 浴槽1とこの浴槽1内に気泡を発生させるポ
ンプ2とを有する気泡浴槽の設置構造において、前記の
気泡浴槽を支持脚3を介して床4上に設置し、この支持
脚3に外筒5を一体に設けるとともに、支持脚3と外筒
5との隙間に粉体6を充填保持している。
く、階下への騒音を気にせず入浴できるような気泡浴槽
の設置構造の提供。 【構成】 浴槽1とこの浴槽1内に気泡を発生させるポ
ンプ2とを有する気泡浴槽の設置構造において、前記の
気泡浴槽を支持脚3を介して床4上に設置し、この支持
脚3に外筒5を一体に設けるとともに、支持脚3と外筒
5との隙間に粉体6を充填保持している。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、気泡浴槽の設置構造に
関し、詳しくは、気泡を発生させるポンプを有し、気泡
混じりの湯を浴槽内に噴射したり、浴槽底面より気泡を
発生させたりして、快適に入浴できる気泡浴槽の設置構
造に関する。
関し、詳しくは、気泡を発生させるポンプを有し、気泡
混じりの湯を浴槽内に噴射したり、浴槽底面より気泡を
発生させたりして、快適に入浴できる気泡浴槽の設置構
造に関する。
【0002】
【従来の技術】気泡浴槽は、身体のマッサージ効果や気
泡の感触によって、快適感のあるリラックスした入浴を
楽しめるものであって、近年、戸建住宅の二階または集
合住宅などにも多数設置されるようになってきている。
泡の感触によって、快適感のあるリラックスした入浴を
楽しめるものであって、近年、戸建住宅の二階または集
合住宅などにも多数設置されるようになってきている。
【0003】図5はこのような従来の気泡浴槽の設置構
造を示したものであり、戸建住宅の二階または集合住宅
などに気泡浴槽を設置した場合を示している。この図に
示すように、支柱3bを介して床4上に床パン7を浮かせ
て設け、ポンプ2と浴槽1とを有する気泡浴槽に浴槽脚
部3aを一体に形成し、この気泡浴槽を前記床パン7上に
設置している。このような設置構造では、気泡を発生さ
せるポンプ2の振動が、浴槽脚部3aおよび支柱3bから階
下に伝わって、騒音が発生することがある。このため、
防振ゴムまたは遮音シートなどを用いて、振動を遮断す
るような対策がとられている。
造を示したものであり、戸建住宅の二階または集合住宅
などに気泡浴槽を設置した場合を示している。この図に
示すように、支柱3bを介して床4上に床パン7を浮かせ
て設け、ポンプ2と浴槽1とを有する気泡浴槽に浴槽脚
部3aを一体に形成し、この気泡浴槽を前記床パン7上に
設置している。このような設置構造では、気泡を発生さ
せるポンプ2の振動が、浴槽脚部3aおよび支柱3bから階
下に伝わって、騒音が発生することがある。このため、
防振ゴムまたは遮音シートなどを用いて、振動を遮断す
るような対策がとられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例の防振ゴムまたは遮音シートなどを用いた対策で
は、低周波域の騒音に対する効果が十分にあるとは言い
難い場合がある。特に、都市部のように住宅が密集して
集合した環境にあっては、たとえば、深夜などの静かな
時間帯では、気泡浴槽の使用を控えたくなる場合があ
る。
来例の防振ゴムまたは遮音シートなどを用いた対策で
は、低周波域の騒音に対する効果が十分にあるとは言い
難い場合がある。特に、都市部のように住宅が密集して
集合した環境にあっては、たとえば、深夜などの静かな
時間帯では、気泡浴槽の使用を控えたくなる場合があ
る。
【0005】本発明は、以上のような問題点を解決する
ためになされたものであり、その目的は、気泡浴槽の発
生する振動が階下に伝わりにくく、階下への騒音を気に
せず入浴できるような気泡浴槽の設置構造の提供にあ
る。
ためになされたものであり、その目的は、気泡浴槽の発
生する振動が階下に伝わりにくく、階下への騒音を気に
せず入浴できるような気泡浴槽の設置構造の提供にあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する請求
項1記載の発明は、浴槽1とこの浴槽1内に気泡を発生
させるポンプ2とを有する気泡浴槽の設置構造におい
て、前記の気泡浴槽を支持脚3を介して床4上に設置
し、この支持脚3に外筒5を一体に設けるとともに、支
持脚3と外筒5との隙間に粉体6を充填保持して成るこ
とを特徴として構成している。
項1記載の発明は、浴槽1とこの浴槽1内に気泡を発生
させるポンプ2とを有する気泡浴槽の設置構造におい
て、前記の気泡浴槽を支持脚3を介して床4上に設置
し、この支持脚3に外筒5を一体に設けるとともに、支
持脚3と外筒5との隙間に粉体6を充填保持して成るこ
とを特徴として構成している。
【0007】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、支持脚3を、気泡浴槽に一体に形成した浴
槽脚部3aとして成ることを特徴として構成している。
明において、支持脚3を、気泡浴槽に一体に形成した浴
槽脚部3aとして成ることを特徴として構成している。
【0008】請求項3記載の発明は、請求項1記載の発
明において、支持脚3を支柱3bとし、この支柱3bを介し
て床4上に床パン7を浮かせて設け、この床パン7上に
気泡浴槽を設置して成ることを特徴として構成してい
る。
明において、支持脚3を支柱3bとし、この支柱3bを介し
て床4上に床パン7を浮かせて設け、この床パン7上に
気泡浴槽を設置して成ることを特徴として構成してい
る。
【0009】請求項4記載の発明は、請求項1記載の発
明において、支持脚3を浴槽脚部3aおよび支柱3bとし、
支柱3bを介して床4上に床パン7を浮かせて設けるとと
もに、浴槽脚部3aを一体に形成した気泡浴槽を前記床パ
ン7上に設置して成ることを特徴として構成している。
明において、支持脚3を浴槽脚部3aおよび支柱3bとし、
支柱3bを介して床4上に床パン7を浮かせて設けるとと
もに、浴槽脚部3aを一体に形成した気泡浴槽を前記床パ
ン7上に設置して成ることを特徴として構成している。
【0010】請求項5記載の発明は、請求項4記載の発
明において、支柱3bと浴槽脚部3aとで外筒5の長さを異
ならせて成ることを特徴として構成している。
明において、支柱3bと浴槽脚部3aとで外筒5の長さを異
ならせて成ることを特徴として構成している。
【0011】請求項6記載の発明は、請求項1ないし5
のいずれかに記載の発明において、支持脚3に複数の長
さの異なる外筒5a、5b、5cを一体に設けるとともに、支
持脚3とそれぞれの外筒5a、5b、5cとの隙間に粉体6を
充填保持して成ることを特徴として構成している。
のいずれかに記載の発明において、支持脚3に複数の長
さの異なる外筒5a、5b、5cを一体に設けるとともに、支
持脚3とそれぞれの外筒5a、5b、5cとの隙間に粉体6を
充填保持して成ることを特徴として構成している。
【0012】
【作用】請求項1記載の発明では、ポンプ2で発生した
振動が、この気泡浴槽の支持脚3に設けられた外筒5内
に充填した粉体6によって吸収され、気泡浴槽の設置さ
れる床4を介して階下に伝わって騒音となることが防止
されている。
振動が、この気泡浴槽の支持脚3に設けられた外筒5内
に充填した粉体6によって吸収され、気泡浴槽の設置さ
れる床4を介して階下に伝わって騒音となることが防止
されている。
【0013】充填された粉体6は、この粉体6の形成す
る粉体層の縦振動によって、振動を吸収するものであっ
て、その吸収特性は吸音ピーク周波数frで最大の吸収
がなされる山形のものになる。この吸音ピーク周波数f
rは、粉体層のヤング率E、嵩密度ρ、粉体層厚みtに
対応して以下の式で表される。
る粉体層の縦振動によって、振動を吸収するものであっ
て、その吸収特性は吸音ピーク周波数frで最大の吸収
がなされる山形のものになる。この吸音ピーク周波数f
rは、粉体層のヤング率E、嵩密度ρ、粉体層厚みtに
対応して以下の式で表される。
【0014】 fr=(1/4t)×(E/ρ)1/2 この式からわかるように、吸音ピーク周波数frは、粉
体層のヤング率Eが低い程、嵩密度ρおよび粉体層厚み
t(外筒5の長さ)が大きいほど低くなる。そして、こ
の吸音ピーク周波数frが、ポンプ2で発生した振動の
中心となる低周波域の周波数に一致するように、粉体層
のヤング率E、嵩密度ρ、粉体層厚みtを適切に設定し
て粉体層を形成することによって、振動が確実に吸収さ
れる。
体層のヤング率Eが低い程、嵩密度ρおよび粉体層厚み
t(外筒5の長さ)が大きいほど低くなる。そして、こ
の吸音ピーク周波数frが、ポンプ2で発生した振動の
中心となる低周波域の周波数に一致するように、粉体層
のヤング率E、嵩密度ρ、粉体層厚みtを適切に設定し
て粉体層を形成することによって、振動が確実に吸収さ
れる。
【0015】請求項2記載の発明では、気泡浴槽に一体
に形成した浴槽脚部3aにおいて、振動が吸収され、床4
に伝わることが防止されている。
に形成した浴槽脚部3aにおいて、振動が吸収され、床4
に伝わることが防止されている。
【0016】請求項3記載の発明では、気泡浴槽から床
パン7に伝わった振動が、床パン7と床4との間に設け
られる支柱3bにおいて吸収され、床4に伝わることが防
止されている。支柱3bに設けられる外筒5は、床パン7
下方にあって見えず、また、浴室内の水に晒されること
もない。
パン7に伝わった振動が、床パン7と床4との間に設け
られる支柱3bにおいて吸収され、床4に伝わることが防
止されている。支柱3bに設けられる外筒5は、床パン7
下方にあって見えず、また、浴室内の水に晒されること
もない。
【0017】請求項4記載の発明では、浴槽脚部3aおよ
び支柱3bの両方において、振動が吸収され、床4に伝わ
ることが防止されている。
び支柱3bの両方において、振動が吸収され、床4に伝わ
ることが防止されている。
【0018】請求項5記載の発明では、異なる長さの支
柱3bと浴槽脚部3aとに、異なる長さに対応した外筒5を
設けることができ、それぞれの外筒5に粉体6を充填保
持した粉体層が形成され、それぞれの粉体層が異なる吸
音ピーク周波数を有して振動を吸収している。
柱3bと浴槽脚部3aとに、異なる長さに対応した外筒5を
設けることができ、それぞれの外筒5に粉体6を充填保
持した粉体層が形成され、それぞれの粉体層が異なる吸
音ピーク周波数を有して振動を吸収している。
【0019】請求項6記載の発明では、長さの異なるそ
れぞれの外筒5と支持脚3との隙間に、粉体6を充填保
持した粉体層が形成され、それぞれの粉体層が異なる吸
音ピーク周波数を有して振動を吸収している。
れぞれの外筒5と支持脚3との隙間に、粉体6を充填保
持した粉体層が形成され、それぞれの粉体層が異なる吸
音ピーク周波数を有して振動を吸収している。
【0020】
【実施例】本発明の一実施例を以下に添付図を参照して
説明する。
説明する。
【0021】図1は実施例1における気泡浴槽の設置構
造を示す概略断面図であり、図2は同設置構造の要部を
示す概略断面図であり、(A)は横断面、(B)は縦断
面を示している。図3は同実施例における吸音率の周波
数特性を示すグラフ図である。図4は実施例2における
気泡浴槽の設置構造の要部を示す概略断面図である。
造を示す概略断面図であり、図2は同設置構造の要部を
示す概略断面図であり、(A)は横断面、(B)は縦断
面を示している。図3は同実施例における吸音率の周波
数特性を示すグラフ図である。図4は実施例2における
気泡浴槽の設置構造の要部を示す概略断面図である。
【0022】実施例1を図1ないし図3を参照し、以下
に説明する。図1において、1は浴槽であり、2はこの
浴槽1内に気泡を発生させるポンプである。この図の気
泡浴槽は浴槽1とポンプ2を有し、ポンプ2は配管10に
よって浴槽1の壁面に設けた吸い込み口および噴出口に
接続され、浴槽1内に湯を循環させている。また、配管
10の噴射口近くに空気取り入れ口が設けられて、気泡混
じりの湯として浴槽1内に噴射するように形成されてい
る。なお、このような気泡浴槽のほかに、たとえば、ポ
ンプ2をエアーポンプとして浴槽1の底面より気泡を発
生させるようなものであってもよい。
に説明する。図1において、1は浴槽であり、2はこの
浴槽1内に気泡を発生させるポンプである。この図の気
泡浴槽は浴槽1とポンプ2を有し、ポンプ2は配管10に
よって浴槽1の壁面に設けた吸い込み口および噴出口に
接続され、浴槽1内に湯を循環させている。また、配管
10の噴射口近くに空気取り入れ口が設けられて、気泡混
じりの湯として浴槽1内に噴射するように形成されてい
る。なお、このような気泡浴槽のほかに、たとえば、ポ
ンプ2をエアーポンプとして浴槽1の底面より気泡を発
生させるようなものであってもよい。
【0023】この実施例では、以上のような気泡浴槽を
支持脚3を介して床4上に設置している。そして、この
支持脚3に外筒5を一体に設けるとともに、支持脚3と
外筒5との隙間に粉体6を充填保持している。
支持脚3を介して床4上に設置している。そして、この
支持脚3に外筒5を一体に設けるとともに、支持脚3と
外筒5との隙間に粉体6を充填保持している。
【0024】支持脚3は、浴槽脚部3aおよび支柱3bであ
って、この支柱3bを介して床4上に床パン7を浮かせて
設け、気泡浴槽に浴槽脚部3aを一体に形成し、この気泡
浴槽を前記床パン7上に設置している。また、浴槽脚部
3aは、浴槽1底面とポンプ2を支える架台に一体に形成
されている。
って、この支柱3bを介して床4上に床パン7を浮かせて
設け、気泡浴槽に浴槽脚部3aを一体に形成し、この気泡
浴槽を前記床パン7上に設置している。また、浴槽脚部
3aは、浴槽1底面とポンプ2を支える架台に一体に形成
されている。
【0025】図2は、外筒5の部分の詳細を示し、支持
脚3の外周外側に隙間を有するように、外筒5を有底と
して一体に設け、この隙間に粉体6を充填し、ゴムキャ
ップ11によって蓋をして粉体6を保持している。
脚3の外周外側に隙間を有するように、外筒5を有底と
して一体に設け、この隙間に粉体6を充填し、ゴムキャ
ップ11によって蓋をして粉体6を保持している。
【0026】なお、支持脚3と外筒5との隙間に粉体6
を充填保持する支持脚3としては、浴槽脚部3aのみと
し、直接床4に気泡浴槽を設置してもよい。または、支
柱3bのみとし、気泡浴槽に一体に形成される浴槽脚部3a
には、外筒5を設けて粉体6を充填しないものであって
もよい。
を充填保持する支持脚3としては、浴槽脚部3aのみと
し、直接床4に気泡浴槽を設置してもよい。または、支
柱3bのみとし、気泡浴槽に一体に形成される浴槽脚部3a
には、外筒5を設けて粉体6を充填しないものであって
もよい。
【0027】以上のように設置される気泡浴槽では、ポ
ンプ2で発生した振動が、この気泡浴槽の支持脚3に設
けられた外筒5内に充填した粉体6によって吸収される
ので、気泡浴槽の設置される床4を介して階下に伝わっ
て騒音となることが防止されている。
ンプ2で発生した振動が、この気泡浴槽の支持脚3に設
けられた外筒5内に充填した粉体6によって吸収される
ので、気泡浴槽の設置される床4を介して階下に伝わっ
て騒音となることが防止されている。
【0028】つまり、充填された粉体6は、この粉体6
の形成する粉体層の縦振動によって、振動を吸収するも
のである。その吸収特性は吸音ピーク周波数frで最大
の吸収がなされる山形のものになり、この吸音ピーク周
波数frは、粉体層のヤング率E、嵩密度ρ、粉体層厚
みtにしたがって決まる。したがって、ポンプ2で発生
した振動の中心となる低周波域の周波数に一致するよう
に、粉体層のヤング率E、嵩密度ρ、粉体層厚みtを適
切に設定して粉体層を形成することによって、振動が確
実に吸収されるのである。
の形成する粉体層の縦振動によって、振動を吸収するも
のである。その吸収特性は吸音ピーク周波数frで最大
の吸収がなされる山形のものになり、この吸音ピーク周
波数frは、粉体層のヤング率E、嵩密度ρ、粉体層厚
みtにしたがって決まる。したがって、ポンプ2で発生
した振動の中心となる低周波域の周波数に一致するよう
に、粉体層のヤング率E、嵩密度ρ、粉体層厚みtを適
切に設定して粉体層を形成することによって、振動が確
実に吸収されるのである。
【0029】気泡浴槽に一体に形成した浴槽脚部3aにお
いては、振動発生源に近い位置で吸収するので、より効
果的に振動を吸収し、騒音が階下に発生することを防止
できる。
いては、振動発生源に近い位置で吸収するので、より効
果的に振動を吸収し、騒音が階下に発生することを防止
できる。
【0030】床パン7と床4との間に設けられた支柱3b
においては、床パン7下の支柱3bに設けられる外筒5が
見えないので、目立たず、また、水に接触する心配もな
いので、粉体を水密に保持するようなことに気を使う必
要がなくて、粉体を設置しやすい。
においては、床パン7下の支柱3bに設けられる外筒5が
見えないので、目立たず、また、水に接触する心配もな
いので、粉体を水密に保持するようなことに気を使う必
要がなくて、粉体を設置しやすい。
【0031】また、階下への騒音は、特にポンプ2で発
生する振動の低周波成分が問題となるので、ある程度外
筒5を長くして、粉体層を長く形成し、低周波域の吸音
ピーク周波数frが得られるようにする必要がある。こ
の点で、浴槽脚部3aよりも支柱3bの方が、床パン7の下
方に設けられて目立たないので、長く形成しやすく、粉
体層の長さを長くしてより低周波域の振動に適合させや
すいものである。
生する振動の低周波成分が問題となるので、ある程度外
筒5を長くして、粉体層を長く形成し、低周波域の吸音
ピーク周波数frが得られるようにする必要がある。こ
の点で、浴槽脚部3aよりも支柱3bの方が、床パン7の下
方に設けられて目立たないので、長く形成しやすく、粉
体層の長さを長くしてより低周波域の振動に適合させや
すいものである。
【0032】なお、支柱3bと浴槽脚部3aとで外筒5の長
さを異ならせるように形成することも好ましいものであ
る。この場合、異なるそれぞれの外筒5と浴槽脚部3aま
たは支柱3bとの隙間に形成された粉体層が、それぞれ異
なる吸音ピーク周波数を有して振動を吸収するので、ブ
ロードな周波数域の振動によって発生する騒音をよく抑
えることができる。また、浴槽脚部3aと支柱3bとで長さ
を変えることは容易であり、ブロードな周波数域の振動
の抑制を容易に実現することができる。
さを異ならせるように形成することも好ましいものであ
る。この場合、異なるそれぞれの外筒5と浴槽脚部3aま
たは支柱3bとの隙間に形成された粉体層が、それぞれ異
なる吸音ピーク周波数を有して振動を吸収するので、ブ
ロードな周波数域の振動によって発生する騒音をよく抑
えることができる。また、浴槽脚部3aと支柱3bとで長さ
を変えることは容易であり、ブロードな周波数域の振動
の抑制を容易に実現することができる。
【0033】さらに、浴槽脚部3aにおいて、ポンプ2の
架台における浴槽脚部3aと、浴槽1の浴槽脚部3aとで、
粉体層の長さを変えるようにすることも同様に好ましい
ものである。
架台における浴槽脚部3aと、浴槽1の浴槽脚部3aとで、
粉体層の長さを変えるようにすることも同様に好ましい
ものである。
【0034】以下、具体的な数値を示して、粉体2を保
持する構造について説明する。外径33mm、内径30mm、長
さ32mmの有底筒体を外筒5と成し、この外筒5の中心に
外径15mmの支持脚3を配するように一体に設ける。そし
て、この外筒5内に、平均粒径18μm、嵩密度0.4g/c
m3、ヤング率1.9E+5N/m2である粉体6としてタルクを充
填し、ゴムキャップ11で密封する。
持する構造について説明する。外径33mm、内径30mm、長
さ32mmの有底筒体を外筒5と成し、この外筒5の中心に
外径15mmの支持脚3を配するように一体に設ける。そし
て、この外筒5内に、平均粒径18μm、嵩密度0.4g/c
m3、ヤング率1.9E+5N/m2である粉体6としてタルクを充
填し、ゴムキャップ11で密封する。
【0035】このような構成によって、粉体6が170Hz
で共振し、ポンプ2から発生する低周波振動の中心周波
数とよく一致するので、この振動が階下に伝わって騒音
となることが防止される。
で共振し、ポンプ2から発生する低周波振動の中心周波
数とよく一致するので、この振動が階下に伝わって騒音
となることが防止される。
【0036】図3は以上の粉体2を保持する構造による
吸音特性を示すグラフ図であって、縦軸に吸音率、横軸
に周波数をとっている。この図から、170Hz を中心とす
る低周波成分がよく吸収されていることがわかる。
吸音特性を示すグラフ図であって、縦軸に吸音率、横軸
に周波数をとっている。この図から、170Hz を中心とす
る低周波成分がよく吸収されていることがわかる。
【0037】実施例2を図4を参照し、以下に説明す
る。この実施例は、実施例1の外筒5の部分を、以下の
ように構成している。
る。この実施例は、実施例1の外筒5の部分を、以下の
ように構成している。
【0038】図4に示すように、この実施例では、支持
脚3に複数の長さの異なる外筒5a、5b、5cを一体に設け
るとともに、支持脚3とそれぞれの外筒5a、5b、5cとの
隙間に粉体6を充填保持している。外筒5a、5b、5cは、
外径33mm、内径30mmであって、それぞれの長さを45mm、
32mm、23mmと異ならせており、10mm間隔に外径15mmの支
持脚3に設けられている。
脚3に複数の長さの異なる外筒5a、5b、5cを一体に設け
るとともに、支持脚3とそれぞれの外筒5a、5b、5cとの
隙間に粉体6を充填保持している。外筒5a、5b、5cは、
外径33mm、内径30mmであって、それぞれの長さを45mm、
32mm、23mmと異ならせており、10mm間隔に外径15mmの支
持脚3に設けられている。
【0039】このような構成によって、外筒5a、5b、5c
における粉体層は、それぞれ120Hz、170Hz 、240Hz で
共振し、それぞれ異なる吸音ピーク周波数を有して振動
を吸収するので、ブロードな周波数域の振動によって発
生する騒音を抑えることができる。したがって、ポンプ
2の発生する振動の周波数特性がブロードな場合は、こ
のような構成にすることによって、より効果的に階下へ
の騒音が抑えられる。
における粉体層は、それぞれ120Hz、170Hz 、240Hz で
共振し、それぞれ異なる吸音ピーク周波数を有して振動
を吸収するので、ブロードな周波数域の振動によって発
生する騒音を抑えることができる。したがって、ポンプ
2の発生する振動の周波数特性がブロードな場合は、こ
のような構成にすることによって、より効果的に階下へ
の騒音が抑えられる。
【0040】
【発明の効果】請求項1記載の発明では、ポンプで発生
した振動が、この気泡浴槽の支持脚において吸収され、
気泡浴槽の設置される部屋の階下に伝わることが防止さ
れている。また、ポンプで発生した振動は低周波域であ
り、この低周波域の振動を支持脚において、特によく吸
収することができる。
した振動が、この気泡浴槽の支持脚において吸収され、
気泡浴槽の設置される部屋の階下に伝わることが防止さ
れている。また、ポンプで発生した振動は低周波域であ
り、この低周波域の振動を支持脚において、特によく吸
収することができる。
【0041】したがって、戸建住宅の二階または集合住
宅においても、階下に振動が伝わって迷惑をかけること
がなく、階下に気兼ねすることなく気泡浴槽を使用して
快適に入浴することができる。
宅においても、階下に振動が伝わって迷惑をかけること
がなく、階下に気兼ねすることなく気泡浴槽を使用して
快適に入浴することができる。
【0042】請求項2記載の発明では、気泡浴槽に一体
に形成した浴槽脚部において、振動が吸収される。この
場合、振動発生源に近い位置で吸収するので、より効果
的に振動が吸収され、騒音が階下に発生することを防止
できる。
に形成した浴槽脚部において、振動が吸収される。この
場合、振動発生源に近い位置で吸収するので、より効果
的に振動が吸収され、騒音が階下に発生することを防止
できる。
【0043】請求項3記載の発明では、床パンと床との
間に設けられる支柱において、振動が吸収され、騒音が
階下に発生することを防止できる。この場合、床パン下
に外筒を設けるので、目立たず、また、水に接触する心
配もないので、水密性を考慮する必要のないものであっ
て、粉体を設置しやすい。
間に設けられる支柱において、振動が吸収され、騒音が
階下に発生することを防止できる。この場合、床パン下
に外筒を設けるので、目立たず、また、水に接触する心
配もないので、水密性を考慮する必要のないものであっ
て、粉体を設置しやすい。
【0044】また、気泡浴槽の支持脚よりも長い支柱を
用い、粉体層の長さを長くしてより低周波域の振動に適
合させやすい。
用い、粉体層の長さを長くしてより低周波域の振動に適
合させやすい。
【0045】請求項4記載の発明では、浴槽脚部および
支柱の両方において、振動が吸収されるので、階下に発
生する騒音をより低減させることができる。
支柱の両方において、振動が吸収されるので、階下に発
生する騒音をより低減させることができる。
【0046】請求項5記載の発明では、それぞれの外筒
と支持脚との隙間に形成された異なる長さの粉体層が、
それぞれ異なる吸音ピーク周波数を有して振動を吸収す
るので、ブロードな周波数域の振動によって発生する騒
音を抑えることができる。
と支持脚との隙間に形成された異なる長さの粉体層が、
それぞれ異なる吸音ピーク周波数を有して振動を吸収す
るので、ブロードな周波数域の振動によって発生する騒
音を抑えることができる。
【0047】また、浴槽脚部と支柱とで長さを変えるこ
とは容易であり、ブロードな周波数域の振動の抑制を容
易に実現することができる。
とは容易であり、ブロードな周波数域の振動の抑制を容
易に実現することができる。
【0048】請求項6記載の発明では、長さの異なるそ
れぞれの外筒と支持脚との隙間に形成された粉体層が、
それぞれ異なる吸音ピーク周波数を有して振動を吸収す
るので、ブロードな周波数域の振動によって発生する騒
音を抑えることができる。
れぞれの外筒と支持脚との隙間に形成された粉体層が、
それぞれ異なる吸音ピーク周波数を有して振動を吸収す
るので、ブロードな周波数域の振動によって発生する騒
音を抑えることができる。
【図1】本発明の実施例1における気泡浴槽の設置構造
を示す概略断面図である。
を示す概略断面図である。
【図2】同上気泡浴槽の設置構造の要部を示す概略断面
図であり、(A)は横断面、(B)は縦断面を示してい
る。
図であり、(A)は横断面、(B)は縦断面を示してい
る。
【図3】同上実施例における吸音率の周波数特性を示す
グラフ図である。
グラフ図である。
【図4】本発明の実施例2における気泡浴槽の設置構造
の要部を示す概略断面図である。
の要部を示す概略断面図である。
【図5】従来例における気泡浴槽の設置構造を示す概略
断面図である。
断面図である。
1 浴槽 2 ポンプ 3 支持脚 4 床 5 外筒 6 粉体 7 床パン 10 配管 11 ゴムキャップ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 奥平 有三 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 (72)発明者 梅岡 一哲 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 (72)発明者 大西 兼司 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 (72)発明者 安藤 秀行 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 (72)発明者 中村 康輔 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内
Claims (6)
- 【請求項1】 浴槽とこの浴槽内に気泡を発生させるポ
ンプとを有する気泡浴槽の設置構造において、前記の気
泡浴槽を支持脚を介して床上に設置し、この支持脚に外
筒を一体に設けるとともに、支持脚と外筒との隙間に粉
体を充填保持して成ることを特徴とする気泡浴槽の設置
構造。 - 【請求項2】 支持脚を、気泡浴槽に一体に形成した浴
槽脚部として成ることを特徴とする請求項1記載の気泡
浴槽の設置構造。 - 【請求項3】 支持脚を支柱とし、この支柱を介して床
上に床パンを浮かせて設け、この床パン上に気泡浴槽を
設置して成ることを特徴とする請求項1記載の気泡浴槽
の設置構造。 - 【請求項4】 支持脚を浴槽脚部および支柱とし、支柱
を介して床上に床パンを浮かせて設けるとともに、浴槽
脚部を一体に形成した気泡浴槽を前記床パン上に設置し
て成ることを特徴とする請求項1記載の気泡浴槽の設置
構造。 - 【請求項5】 支柱と浴槽脚部とで外筒の長さを異なら
せて成ることを特徴とする請求項4記載の気泡浴槽の設
置構造。 - 【請求項6】 支持脚に複数の長さの異なる外筒を一体
に設けるとともに、支持脚とそれぞれの外筒との隙間に
粉体を充填保持して成ることを特徴とする請求項1ない
し5のいずれかに記載の気泡浴槽の設置構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2796695A JPH08215083A (ja) | 1995-02-16 | 1995-02-16 | 気泡浴槽の設置構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2796695A JPH08215083A (ja) | 1995-02-16 | 1995-02-16 | 気泡浴槽の設置構造 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08215083A true JPH08215083A (ja) | 1996-08-27 |
Family
ID=12235642
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2796695A Withdrawn JPH08215083A (ja) | 1995-02-16 | 1995-02-16 | 気泡浴槽の設置構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08215083A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2023039541A (ja) * | 2021-09-09 | 2023-03-22 | 株式会社竹中工務店 | 吸音構造 |
-
1995
- 1995-02-16 JP JP2796695A patent/JPH08215083A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2023039541A (ja) * | 2021-09-09 | 2023-03-22 | 株式会社竹中工務店 | 吸音構造 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20020507 |