JPH08215314A - 二重チューブ、二重チューブ製造装置、二重チューブを用いたバルーンカテーテル及びバルーンカテーテルの製造方法 - Google Patents
二重チューブ、二重チューブ製造装置、二重チューブを用いたバルーンカテーテル及びバルーンカテーテルの製造方法Info
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- JPH08215314A JPH08215314A JP7127335A JP12733595A JPH08215314A JP H08215314 A JPH08215314 A JP H08215314A JP 7127335 A JP7127335 A JP 7127335A JP 12733595 A JP12733595 A JP 12733595A JP H08215314 A JPH08215314 A JP H08215314A
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Abstract
ーテルを押し出し機等によって容易に作製することがで
きる二重チューブ、二重チューブ製造装置、二重チュー
ブを用いたバルーンカテーテル及びバルーンカテーテル
の製造方法を提供する。 【構成】 遠位端から近位端に貫通するルーメンを有す
るアウターチューブ1及びアウターチューブのルーメン
内に設けられ、遠位端から近位端に貫通するルーメンを
有するインナーチューブ2からなる二重チューブで、ア
ウターチューブ内面とインナーチューブ外面とを連設さ
せる接続部3として帯形状の長尺体が設けられている二
重チューブ。アウターチューブ部分を形成する樹脂を押
し出す第一押出手段、インナーチューブ部分を形成する
樹脂を押し出す第二押出手段及び第一押出手段並びに第
二押出手段で押し出された各樹脂をそれぞれ管状に形成
するためのダイを有する二重チューブ製造装置。
Description
ーブ製造装置、二重チューブを用いたバルーンカテーテ
ル及びバルーンカテーテルの製造方法に関し、さらに詳
しくは、剛性が高いバルーンカテーテルを容易に作製す
るのに好適な二重チューブ、これを製造するのに好適な
二重チューブ製造装置、二重チューブを用いたバルーン
カテーテル及びバルーンカテーテルの製造方法に関す
る。
ンカテーテルや、血管拡張(いわゆるPTCA)バルー
ンカテーテルは、それを構成するチューブがアウターチ
ューブと、アウターチューブのルーメン内に設けられた
インナーチューブとからなる医用二重チューブになって
いる。また、バルーンを折り畳み収納する空間を確保
し、カテーテルの生体への挿入を容易にするために、該
チューブの遠位端においてアウターチューブはインナー
チューブより短くなっていて、バルーンフィルムはアウ
ターチューブの遠位端とインナーチューブの遠位端とで
固定され、インナーチューブに巻き付けて畳めるように
なっている。これらバルーンカテーテルに用いる医用二
重チューブはインナーチューブがアウターチューブのル
ーメン内で自由に移動するのでインナーチューブがよじ
れやすく、アウターチューブのルーメンを流れる流体の
抵抗が高くなるのでバルーンの膨張収縮動作の応答性が
低くなる。また、ルーメンの断面積を広くするために
は、チューブの壁厚を小さくする必要があるが、その場
合にはチューブ全体の剛性が低下しあるいはキンクしや
すくなるので生体管への挿入が困難になるという問題が
あった。そこで、別の医用二重チューブとして一のルー
メンを有するアウターチューブの内面の一部にインナー
チューブの外面の一部を密着固定した医用二重チューブ
が提案されている。このチューブでは、流体の抵抗が小
さくなり、インナーチューブのよじれがなくなる。しか
し、アウターチューブ内面とインナーチューブ外面とが
密着しているため、インナーチューブのみを長くし、ア
ウターチューブを短くするように切り出すのは困難であ
るため工業的大量生産には適さない。
機などにより大量に生産されている。単チューブは環状
の孔を有するダイを用いて樹脂を押し出すことにより得
られる。また多層チューブは環状の孔を1個有するダイ
を用いて、内層側を形成する樹脂をダイの軸方向から押
し出し、同時に外層側を形成する樹脂をダイの軸方向に
対して所定角度ずれた方向から押し出し、ダイの中で二
層構造を形成し、その二層構造のままダイ出口から押し
出すことにより得られる。単チューブまたは二層チュー
ブの押出成形ではルーメンの領域を確保するために押出
成形機のダイの出口から気体を吹き出してルーメンが潰
れて閉塞するのを防いでいる。しかし、医用二重チュー
ブは、該吹き出し空気の圧力変動によってインナーチュ
ーブまたはアウターチューブのルーメンが容易に潰れて
閉塞しやすい。そのため医用二重チューブを押出成形で
大量生産することはできなかった。
が高く、流体抵抗が小さいバルーンカテーテルを押出機
等によって容易に作製することができる二重チューブ、
二重チューブ製造装置、二重チューブを用いたバルーン
カテーテル及びバルーンカテーテルの製造方法を提供す
ることにある。本発明者らは、この目的を達成すべく鋭
意研究を行った結果、アウターチューブの内面とインナ
ーチューブの外面とを遠位端から近位端まで連なる帯形
状の長手状体で連設した二重チューブを用いることによ
って、前記目的を達成できることを見いだし、この知見
に基いて本発明を完成するに到った。
ば、(1) 遠位端から近位端に貫通するルーメンを有
するアウターチューブ及びアウターチューブのルーメン
内に設けられ、遠位端から近位端に貫通するルーメンを
有するインナーチューブを備える医用二重チューブであ
って、アウターチューブの内面の一部とインナーチュー
ブの外面の一部とが、遠位端から近位端まで連なる接続
部を介して連設されてなり、接続部はアウターチューブ
の内面とインナーチューブの外面とを所望の距離で隔て
ることができる形状をなすものであることを特徴とする
二重チューブが提供され、好適な態様として、(2)接
続部が遠位端から近位端まで連なる長手状体であること
を特徴とする前記(1)の二重チューブ、(3) 長手
状体がその長軸方向に沿って連続した切り欠き部を有す
るものであることを特徴とする前記(1)の二重チュー
ブ、(4) 切り欠き部がアウターチューブの内面又は
インナーチューブの外面に近接した部分にあることを特
徴とする前記(3)の二重チューブ及び(5) 前記
(1)〜(4)のいずれかの特徴を有するバルーンカテ
ーテル用二重チューブが提供される。
アウターチューブ部分を形成する樹脂を押し出す第一押
出手段、二重チューブのインナーチューブ部分を形成す
る樹脂を押し出す第二押出手段及び第一押出手段並びに
第二押出手段で押し出された各樹脂をそれぞれ管状に形
成するためのダイを有する押出成形装置であって、ダイ
は第一押出手段により押し出される樹脂がダイ後方から
前方へ通過する第一環状孔と、第二押出手段により押し
出される樹脂がダイ後方から前方へ通過する第二環状孔
とを有し、第一環状孔の内側に第二環状孔が設けられ、
第一環状孔または第二環状孔の前方出口から後方に向か
って、該第一環状孔の内側孔壁または第二環状孔の外側
孔壁にスリットが形成され、該スリットによりインナー
チューブ部分を形成する樹脂とアウターチューブ部分を
形成する樹脂とを連接させる接続部を形成するようにな
っており、第一押出手段は第一押出手段から押し出され
た樹脂がダイの第一環状孔を後方から前方へ通過できる
ようにダイに接続され、第二押出手段は第二押出手段か
ら押し出された樹脂がダイの第二環状孔を後方から前方
へ通過できるようにダイに接続されていることを特徴と
する二重チューブ製造装置が提供され、好適な態様とし
て、
出口から後方に向かって10mm以内の範囲に第一環状
孔の内側孔壁又は第二環状孔の外側孔壁にスリットを形
成してなること特徴とする前記(6)の二重チューブ製
造装置及び(8) スリットが第二環状孔の上方に位置
するように形成されてなることを特徴とする前記(6)
又は(7)の二重チューブ製造装置が提供される。
がインナーチューブの長さよりも短く、インナーチュー
ブ遠位端がアウターチューブの遠位端よりも遠位方向へ
伸長している前記(1)、(2)、(3)、(4)また
は(5)の二重チューブとバルーンとを有するバルーン
カテーテルであって、バルーンは円筒状のフィルムで形
成され、該フィルムの一端はインナーチューブ遠位端
に、他端はアウターチューブ遠位端に固定されてなるこ
とを特徴とするバルーンカテーテルが提供される。
(2)、(3)、(4)又は(5)の二重チューブのア
ウターチューブ遠位端から所望の長さだけ離れた位置で
アウターチューブを輪切りする工程、接続部の遠位端か
ら前記輪切りした部分までとアウターチューブの遠位端
から前記輪切りした部分までとを分離する工程、アウタ
ーチューブの遠位端から前記輪切りした部分までを除去
する工程及び円筒状フィルムの一端をアウターチューブ
輪切り部に他端をインナーチューブ遠位端に固定する工
程とを有することを特徴とするバルーンカテーテルの製
造方法が提供される。
ブ及びインナーチューブを備える二重チューブであり、
アウターチューブの内面とインナーチューブの外面と
が、遠位端から近位端まで連なる接続部を介して連設さ
れている。接続部はアウターチューブの内面とインナー
チューブの外面とを所望の距離で隔てることができる形
状をなすものである。接続部は、通常、遠位端から近位
端まで連なる長手状体である。長手状体は、その断面に
よって限定されず、長方形、正方形、ひし形、台形、三
角形、五角形などの多角形;真円、楕円などの円形等が
挙げられる。長手状体はチューブの長手方向に伸長する
形状をなすものであり、棒状や帯状の形態をなしてい
る。
ーチューブを形成する材料と同じ材料を通常用いるが、
アウターチューブまたはインナーチューブとの分離を容
易にするためにアウターチューブまたはインナーチュー
ブを形成する材料と異なるものを用いることが好まし
い。接続部はインナーチューブ外面とアウターチューブ
内面との距離が、通常0.05〜3mm、好ましくは
0.1〜2mmになる高さを有する。接続部の厚みは、
アウターチューブまたはインナーチューブとの分離を容
易にするためにできるだけ小さい方が好ましく、通常、
0.03〜0.8mm、好ましくは0.05〜0.6m
mである。
との分離を容易にするために接続部に、長軸方向に沿っ
て連続した切り欠き部6を有する長手状体を用いること
が好ましい。切り欠き部の大きさは特に限定されない。
切り欠き部はインナーチューブ外面とアウターチューブ
内面との間の位置に設ける。アウターチューブの分離を
容易にするためにインナーチューブ外面またはアウター
チューブ内面に近接した位置に設けること(図3
(A)、(B)、(D)または(E))が好ましい。
ーブとインナーチューブとで囲まれる空間はバルーンカ
テーテルのバルーンを膨張させるための液体または気体
を通過させるために使用する。本発明の二重チューブは
アウターチューブとインナーチューブとが接続部を介し
て連設されているから、二重チューブを捻ったり、巻い
たりしてもインナーチューブがアウターチューブ内で蛇
行しない。そのため、バルーンを膨張させるための液体
または気体の通過抵抗が小さくなる。また、本発明の二
重チューブはアウターチューブとインナーチューブとが
接続部を介して連設されているから、接続部が骨格部材
として機能してチューブ全体の剛性を高める。
ューブがアウターチューブよりも長く、インナーチュー
ブがアウターチューブの遠位端から遠位方向に伸長して
いる二重チューブが用いられる。本発明の二重チューブ
は接続部を切り放すことによってアウターチューブとイ
ンナーチューブとの連設を容易に解くことができるの
で、アウターチューブを輪切りする工程、遠位端からア
ウターチューブ輪切り部までのアウターチューブを接続
部から分離する工程及び遠位端からアウターチューブ輪
切り部までの接続部とインナーチューブとを分離する工
程、アウターチューブを取り除くことによって、インナ
ーチューブを傷つけることなく、インナーチューブがア
ウターチューブよりも長く且つアウターチューブ遠位端
(輪切り部)から遠位方向へ伸長している二重チューブ
を容易に得ることができる。
接続部にその長軸方向に沿って連続した切り欠き部を有
するものは、該切り欠き部において容易に分離可能であ
るのでアウターチューブの切除がさらに容易に行なうこ
とができる。
出手段により押し出される樹脂が第一環状孔13を通過
してアウターチューブ部分を形成し、第二押出手段によ
り押し出される樹脂が第二環状孔14を通過しインナー
チューブ部分を形成するので、吹き出し空気の圧力変動
によるインナーチューブまたはアウターチューブのルー
メンの潰れや変形が効果的に防止できる。また、第一環
状孔13または第二環状孔14の前方出口から後方に向
かってスリットが形成してあるので、第一環状孔13及
び第二環状孔14の前方出口において、両環状孔を通過
した樹脂が接触して、インナーチューブ外面の一部とア
ウターチューブ1内面の一部とが接続部で連設された二
重チューブが大量に生産可能である。
ついて、図面を参照しつつ詳細に説明する。図1は本発
明の一実施例に係る二重チューブの一部破壊図、図2は
図1に示すチューブのI−I’断面図、図3は本発明二
重チューブの接続部の態様例を表わした図、図4は本発
明の二重チューブ製造装置の一態様の断面を示す図、図
5、図6及び図7は本発明の二重チューブ製造装置に用
いるダイの態様を示す図、図8は図1に示すチューブを
用いてバルーンカテーテルを製造する過程を表わした概
略図である。
る二重チューブは、遠位端から近位端に貫通するルーメ
ンを有するアウターチューブ1及びアウターチューブ1
のルーメン内に設けられ、遠位端から近位端に貫通する
ルーメンを有するインナーチューブ2からなる二重チュ
ーブである。アウターチューブ1の内径は、通常、0.
4〜6mm、好ましくは0.5〜4mmであり、アウタ
ーチューブ1の肉厚は、通常、0.03〜0.8mm、
好ましくは0.05〜0.6mmである。
れ生体組織と接触する部分であるので、アウターチュー
ブ1の材料として用いられるものは、通常、生体適合性
材料である。生体適合性材料としては、ポリアミド樹
脂、ポリイミド樹脂、フッ素樹脂、ポリ塩化ビニル樹
脂、ポリプロピレン樹脂、ポリエチレン樹脂、ポリウレ
タン樹脂などが挙げられる。なお、生体適合性材料に
は、造影剤、抗菌剤などが配合されていてもよい。
2〜3mm、好ましくは0.3〜2mmであり、インナ
ーチューブ2の肉厚は、通常、0.03〜0.8mm、
好ましくは0.05〜0.6mmである。インナーチュ
ーブ2は生体組織と直接には触れないが、生体液がイン
ナーチューブ2のルーメンに侵入してくるのでアウター
チューブ1と同様に生体適合性材料で形成する。
ブ2外面とを連設する接続部3は長手状体である。長手
状体は、その断面によって限定されず、長方形、正方
形、ひし形、台形、三角形、五角形などの多角形;真
円、楕円などの円形等が挙げられる(図3)。二重チュ
ーブをバルーンカテーテルに加工する際にインナーチュ
ーブ2とアウターチューブ1との分離を容易にするため
に、三角形、五角形、ひし形が好ましい。長手状体はア
ウターチューブ1またはインナーチューブ2を形成する
材料と同じ材料を通常、用いる。アウターチューブ1ま
たはインナーチューブ2との分離を容易にするためにア
ウターチューブ1またはインナーチューブ2を形成する
材料と異なるものを用いることが好ましい。接続部3は
インナーチューブ2外面とアウターチューブ1内面との
距離が、通常0.05〜3mm、好ましくは0.1〜2
mmになる高さを有する。接続部3の厚みは、アウター
チューブ1またはインナーチューブ2との分離を容易に
するためにできるだけ小さい方が好ましく、通常、0.
03〜0.8mm、好ましくは0.05〜0.6mmで
ある。
ブ2との分離を容易にするために接続部3に、長軸方向
に沿って連続した切り欠き部6を有する長手状体を用い
ることが好ましい。切り欠き部の大きさは特に限定され
ない。切り欠き部は、通常、インナーチューブ2外面と
アウターチューブ1内面との間の位置に設けるが、アウ
ターチューブ1の分離を容易にするためにインナーチュ
ーブ2外面またはアウターチューブ1内面に近接した位
置に設けることが好ましい。
法によって製造される。具体的には、一つの押出機に材
料を仕込み、この押出機を用いて口金から材料を押し出
し成形するか、一つの押出機にアウターチューブ用の材
料を仕込み、他の一つの押出機にインナーチューブ用の
材料を仕込み、該二つの押出機を用いてそれぞれの材料
を同時に口金から押し出し成形するかなどする。後者の
二つの押出機を用いて成形する方法を採用すると、接続
部3の部分にアウターチューブ用材料及びインナーチュ
ーブ用材料が押し込まれて界面が生じアウターチューブ
1の分離が容易になる。なお、口金の形状は、インナー
チューブ2、アウターチューブ1及び接続部3が同時に
押し出し成形されるものであればよい。口金にはインナ
ーチューブ2及びアウターチューブ1のルーメンを確保
するために空気吹き出し口を設けることもできる。
るために好適な製造装置は、二重チューブのアウターチ
ューブ部分を形成する樹脂を押し出す第一押出手段1
1、二重チューブのインナーチューブ部分を形成する樹
脂を押し出す第二押出手段12及び第一押出手段11並
びに第二押出手段12で押し出された各樹脂をそれぞれ
管状に形成するためのダイを有する押出成形装置であ
る。
は、ダイの後方から樹脂を圧入し、ダイの前方の出口か
ら樹脂を吐き出させるものである。第一押出手段11及
び第二押出手段12は各々から押し出された樹脂がダイ
に在る環状孔を通過できるように接続され得るようにな
っている。
しては、通常、スクリュ、歯車(ギア)、遊星ネジ、回
転円板のごとき押出機構を有する押出機が挙げられる。
押出機の具体例としては、単軸押出機、二軸押出機、ベ
ント型押出機、混練押出機、二段押出機、多軸押出機、
斜交多軸押出機、遊星ネジ押出機、歯車型押出機、ラム
式押出機、回転円板式押出機などが挙げられる。
手段12により押し出された樹脂を所望の形状に成形す
るための型である。図5(1−A)並びに(2−A)、
図6(1−A)並びに(2−A)及び図7(1−A)は
本発明の二重チューブ製造装置に用いるダイの態様を示
す断面図、図5(1−B)並びに(2−B)、図6(1
−B)並びに(2−B)及び図7(1−B)はそれぞれ
図5(1−A)並びに(2−A)、図6(1−A)並び
に(2−A)及び図7(1−A)に示すダイを前方から
見たときの正面図である。
出手段11により押し出される樹脂が通過する第一環状
孔13と、第二押出手段12により押し出される樹脂が
通過する第二環状孔14とを有し、第一環状孔13の内
側(環の内側)に第二環状孔14が設けられている。ダ
イの第一環状孔13と第二環状孔14とは、通常、実質
的に連通していない。第一環状孔13と第二環状孔14
とが実質的に連通していないので、第一押出手段11で
樹脂を押し出すと第一環状孔13から樹脂が吐き出され
てアウターチューブ1部分を形成でき、第二押出手段1
2で樹脂を押し出すと第二環状孔14から樹脂が吐き出
されてインナーチューブ2部分を形成できる。ここで、
実質的に連通していないとは後記のスリットを設けた僅
かな部分だけが連通していることができることをいう。
第一環状孔13または第二環状孔14にアウターチュー
ブ1の内面の一部とインナーチューブ2の外面の一部と
を連設する接続部3を形成するためのスリット15が連
接されている。該スリットの長さはダイ前方の出口から
後方に向かって、通常、約10mm以下の範囲、好まし
くは5mm以下の範囲であることがインナーチューブ2
またはアウターチューブ1のルーメンの潰れや閉塞を防
ぐのに好ましい。スリット15は、通常、第一環状孔1
3または第二環状孔14と連通している。スリット15
が第一環状孔13または第二環状孔14のどちらか一方
に設けられている場合(図5(2−A)又は図6(1−
A))には、スリット15の底が第二環状孔14または
第一環状孔13に近接するように、通常、1mm以下、
好ましくは0.5mm以下の距離になるように、またス
リット15が第一環状孔13及び第二環状孔14の両方
に設けられている場合(図7(1−A))には、スリッ
ト15の底同士が近接するように、通常、1mm以下、
好ましくは0.5mm以下の距離になるように、スリッ
ト15を設けることがアウターチューブ1の内面の一部
とインナーチューブ2の外面の一部とを連設するために
好ましい。なお、スリット15が第一環状孔13及び第
二環状孔14の両方に設けられ、第一環状孔13及び第
二環状孔14が連通するようになっている方が、接続部
とインナーチューブ及びアウターチューブとが確実に連
接されるので好適である。
きさは、二重チューブのアウターチューブ1とインナー
チューブ2の外径及び内径に適合させて適宜選択でき
る。スリット15の形状は、第一環状孔13または第二
環状孔14と連通するできる形状で、アウターチューブ
1内面の一部とインナーチューブ2外面の一部とを連設
する接続部3を形成できるものである。例えば、ダイを
軸方向正面から観察したときに、図5(1−B)のごと
く四角形であってもよいし、図5(2−B)や図6(1
−B)のごとく三角形、図6(2−B)のごとく五角形
またはひし形であってもよい。二重チューブをバルーン
カテーテルに加工する際にインナーチューブ2とアウタ
ーチューブ1との分離を容易にするために、図3に示し
たような断面の二重チューブを得るために三角形、五角
形、ひし形が好ましい。スリット15の幅及び深さは、
アウターチューブ1とインナーチューブ2とを連設する
接続部3の大きさに従って設計すればよい。
保するために空気吹き出し口(図示せず)を第二環状孔
14の内側(環の内側)及び第二環状孔14の外側(環
の外側)で第一環状孔13の内側(環の内側)に設ける
ことができる。
押出手段11及び第二押出手段12にダイの第一環状孔
13及び第二環状孔14が概ね水平になるように取り付
ける。なお、本発明の製造装置においては、二重チュー
ブのインナーチューブ2及びアウターチューブ1のルー
メンの寸法安定性を高めるためにスリット15が第二環
状孔14の上方になるようにダイを第一押出手段11及
び第二押出手段12に取り付けたものが好ましい。
テーテルを製造する方法は、図8に示すように、前記二
重チューブのアウターチューブ1遠位端から所望の長さ
だけ離れた位置でアウターチューブ1を輪切りする工
程、接続部3の遠位端から前記輪切りした部分までとア
ウターチューブ1の遠位端から前記輪切りした部分まで
とを分離する工程、アウターチューブ1の遠位端から前
記輪切りした部分までを除去する工程及び円筒状フィル
ムで前記輪切り部からインナーチューブ2遠位端部まで
を覆い、該フィルムの一端をアウターチューブ1輪切り
部に他端をインナーチューブ2遠位端に固定する工程を
有するものである。
いて輪切りする位置は目的とするバルーンカテーテルご
とに異なるが、遠位端から、通常、10〜500mm、
好ましくは50〜400mmである。輪切りの手段は特
に限定されず、例えば、パイプカッター、ナイフ等でア
ウターチューブ1の壁を切断する手段などを採用でき
る。
までとアウターチューブ1の遠位端から前記輪切りした
部分までとを分離する工程において、分離する手段は、
特に限定されず、例えば引き裂き分離する手段、ナイフ
等で切断分離する手段などがある。これら工程を経るこ
とによりアウターチューブ1の遠位端から前記輪切りし
た部分までを除去できる。なお、アウターチューブ1遠
位端より遠位方向に伸長して突き出ているインナーチュ
ーブ2の外面を滑らかにするために、接続部3の遠位端
から前記輪切りした部分までとインナーチューブ2の遠
位端から前記輪切りした部分までとを分離する工程を加
えて、接続部3の遠位端から前記輪切りした部分までを
インナーチューブ2から除去してもよい。
り部までを除去した後、円筒状のフィルムでアウターチ
ューブ1輪切り部(以下、アウターチューブ1遠位端と
もいう。)からインナーチューブ2遠位端部までを覆
い、該フィルムの一端をアウターチューブ1遠位端に他
端をインナーチューブ2遠位端に固定する。円筒状のフ
ィルムは、バルーンを形成するためのものである。フィ
ルムの膜厚は、通常、80〜150μmであり、フィル
ムの面積は、このフィルムを固定しバルーンを形成した
後、膨張させた状態において、その容量が、通常、10
〜80cm3になり、バルーンの外径が、通常、10〜
20mmになり、バルーンの長軸方向の長さが、通常、
10〜500mmになるようになる範囲である。フィル
ムとしては屈曲疲労耐性及び抗血栓性に優れた材質のも
のを使用する。例えば、ポリウレタン、天然ゴムなどが
挙げられる。フィルムはアウターチューブ1遠位端及び
インナーチューブ2遠位端に、熱融着または接着などの
手段で固定される。
ブとインナーチューブとが接続部を介して連設されてい
るから、二重チューブを捻ったり、巻いたりしても、イ
ンナーチューブがアウターチューブ内で蛇行しない。そ
のため、バルーンを膨張させるための液体または気体の
通過抵抗が小さくなる。アウターチューブとインナーチ
ューブとが接続部を介して連設されているから、接続部
が骨格部材として機能しチューブ全体の剛性を高める。
とインナーチューブとを連設する接続部を切り放すこと
によって、アウターチューブとインナーチューブとの連
設を容易に解くことができるので、アウターチューブを
輪切りする工程、遠位端からアウターチューブ輪切り部
までのアウターチューブを接続部と分離する工程及び遠
位端からアウターチューブ輪切り部までの接続部とイン
ナーチューブとを分離する工程を任意の順で行ない、ア
ウターチューブだけを取り除くことによって、インナー
チューブに傷を付けることなく、インナーチューブがア
ウターチューブよりも長く且つアウターチューブ遠位端
から露出しているものを容易に得ることができるもので
ある。
接続部がその長軸方向に沿って連続した切り欠き部を有
するものは、該切り欠き部において容易に分離可能であ
るので、アウターチューブの切除がさらに容易に行なう
ことができる。
あり、特にバルーンカテーテル用として好適である。
破壊図。
態様例を表わした図。
面を示す図。
の態様を示す図。
の別の態様を示す図。
の別の態様を示す図。
テーテルを製造する過程を表わした概略図
Claims (4)
- 【請求項1】 遠位端から近位端に貫通するルーメンを
有するアウターチューブ及びアウターチューブのルーメ
ン内に設けられ、遠位端から近位端に貫通するルーメン
を有するインナーチューブを備える医用二重チューブで
あって、 アウターチューブの内面の一部とインナーチューブの外
面の一部とが、遠位端から近位端まで連なる接続部を介
して連設されてなり、 接続部はアウターチューブの内面とインナーチューブの
外面とを所望の距離で隔てることができる形状をなすも
のであることを特徴とする二重チューブ。 - 【請求項2】 二重チューブのアウターチューブ部分を
形成する樹脂を押し出す第一押出手段、 二重チューブのインナーチューブ部分を形成する樹脂を
押し出す第二押出手段及び第一押出手段並びに第二押出
手段で押し出された各樹脂をそれぞれ管状に形成するた
めのダイを有する押出成形装置であって、 ダイは第一押出手段により押し出される樹脂がダイ後方
から前方へ通過する第一環状孔と、第二押出手段により
押し出される樹脂がダイ後方から前方へ通過する第二環
状孔とを有し、第一環状孔の内側に第二環状孔が設けら
れ、 第一環状孔または第二環状孔の前方出口から後方に向か
って、該第一環状孔の内側孔壁または第二環状孔の外側
孔壁にスリットが形成され、該スリットによりインナー
チューブ部分を形成する樹脂とアウターチューブ部分を
形成する樹脂とを連接させる接続部を形成するようにな
っており、 第一押出手段は第一押出手段から押し出された樹脂がダ
イの第一環状孔を後方から前方へ通過できるようにダイ
に接続され、第二押出手段は第二押出手段から押し出さ
れた樹脂がダイの第二環状孔を後方から前方へ通過でき
るようにダイに接続されていることを特徴とする二重チ
ューブ製造装置。 - 【請求項3】 アウターチューブの長さがインナーチュ
ーブの長さよりも短く、インナーチューブ遠位端がアウ
ターチューブの遠位端よりも遠位方向へ伸長している請
求項1記載の二重チューブとバルーンとを有するバルー
ンカテーテルであって、 バルーンは円筒状のフィルムで形成され、 該フィルムの一端はインナーチューブ遠位端に、他端は
アウターチューブ遠位端に固定されてなることを特徴と
するバルーンカテーテル。 - 【請求項4】 請求項1記載の二重チューブのアウター
チューブ遠位端から所望の長さだけ離れた位置でアウタ
ーチューブを輪切りする工程、接続部の遠位端から前記
輪切りした部分までとアウターチューブの遠位端から前
記輪切りした部分までとを分離する工程、アウターチュ
ーブの遠位端から前記輪切りした部分までを除去する工
程及び円筒状フィルムの一端をアウターチューブ輪切り
部に他端をインナーチューブ遠位端に固定する工程とを
有することを特徴とするバルーンカテーテルの製造方
法。
Priority Applications (5)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12733595A JP3775439B2 (ja) | 1994-12-12 | 1995-04-27 | 二重チューブ、二重チューブ製造装置、二重チューブを用いたバルーンカテーテル及びバルーンカテーテルの製造方法 |
| US08/849,316 US5833672A (en) | 1994-12-12 | 1995-11-11 | Double tube, balloon catheter produced by using double tube, and process for producing balloon catheter |
| PCT/JP1995/002534 WO1996018430A1 (en) | 1994-12-12 | 1995-12-11 | Double tube, apparatus for producing double tube, balloon catheter produced by using double tube, and process for producing balloon catheter |
| DE69530790T DE69530790T2 (de) | 1994-12-12 | 1995-12-11 | Doppelschlauch, apparat zur herstellung von doppelschläuchen, ballonkatheterherstellung mit hilfe von doppelschläuchen und verfahren zur herstellung von doppelschläuchen |
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|---|---|---|---|
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ID=26463315
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| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3775439B2 (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2005094917A1 (ja) * | 2004-03-31 | 2005-10-13 | Zeon Corporation | バルーンカテーテル |
| JP2010131391A (ja) * | 2008-12-03 | 2010-06-17 | Biosense Webster Inc | カテーテル灌注管のよじれの防止 |
| JP2013031522A (ja) * | 2011-08-01 | 2013-02-14 | Goodman Co Ltd | カテーテル及びカテーテルの製造方法 |
| KR20210068140A (ko) * | 2018-10-31 | 2021-06-08 | 생-고뱅 퍼포먼스 플라스틱스 코포레이션 | 다층 경화성 물품 |
-
1995
- 1995-04-27 JP JP12733595A patent/JP3775439B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| WO2005094917A1 (ja) * | 2004-03-31 | 2005-10-13 | Zeon Corporation | バルーンカテーテル |
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| CN113165360A (zh) * | 2018-10-31 | 2021-07-23 | 美国圣戈班性能塑料公司 | 多层可固化制品 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
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