JPH08215570A - メタノール合成用触媒およびその製造方法並びにメタノールの合成法 - Google Patents
メタノール合成用触媒およびその製造方法並びにメタノールの合成法Info
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- JPH08215570A JPH08215570A JP7029394A JP2939495A JPH08215570A JP H08215570 A JPH08215570 A JP H08215570A JP 7029394 A JP7029394 A JP 7029394A JP 2939495 A JP2939495 A JP 2939495A JP H08215570 A JPH08215570 A JP H08215570A
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P20/00—Technologies relating to chemical industry
- Y02P20/50—Improvements relating to the production of bulk chemicals
- Y02P20/52—Improvements relating to the production of bulk chemicals using catalysts, e.g. selective catalysts
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- Catalysts (AREA)
- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
- Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 CO2とH2ガスからメタノールを製造する触
媒およびその製造法並びにその触媒を用いたメタノール
の合成法を関する。 【構成】 一般式:TM(Tは希土類元素およびMg,
Ca,Mn,Zr,Hf,Al,Gaから選ばれる少な
くとも一種の元素、Mは周期律表IB族〔Cu,Ag,
Au〕およびVIII族〔Fe,Co,Ni,Ru,Rh,
Pd,Os,Ir,Pt〕から選ばれる以上一種の元
素)で示される合金からなり、表面がT元素からなる酸
化物上にM元素からなる金属微細粒子が分散してなるこ
とを特徴とするメタノール合成用触媒並びに上記組成の
非晶質相および/又は微細結晶質相を含む合金を酸化雰
囲気又はメタノール合成と同等の雰囲気中で50〜70
0℃に加熱する製造法および触媒を用いたメタノールの
合成法である。
媒およびその製造法並びにその触媒を用いたメタノール
の合成法を関する。 【構成】 一般式:TM(Tは希土類元素およびMg,
Ca,Mn,Zr,Hf,Al,Gaから選ばれる少な
くとも一種の元素、Mは周期律表IB族〔Cu,Ag,
Au〕およびVIII族〔Fe,Co,Ni,Ru,Rh,
Pd,Os,Ir,Pt〕から選ばれる以上一種の元
素)で示される合金からなり、表面がT元素からなる酸
化物上にM元素からなる金属微細粒子が分散してなるこ
とを特徴とするメタノール合成用触媒並びに上記組成の
非晶質相および/又は微細結晶質相を含む合金を酸化雰
囲気又はメタノール合成と同等の雰囲気中で50〜70
0℃に加熱する製造法および触媒を用いたメタノールの
合成法である。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はCO2を主成分とする燃
焼排ガスとH2ガスからメタノールを製造する触媒及び
その製造法並びにメタノールの合成法に関するものであ
る。
焼排ガスとH2ガスからメタノールを製造する触媒及び
その製造法並びにメタノールの合成法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】経済活動の活発化に伴いCO2の排出量
は年と共に増加の傾向にあり、このCO2の蓄積による
地球温暖化が最近深刻化し、CO2排出量の削減が急務
となっている。その解決策の一つとして種々CO2削減
法が検討されているが、中でも有力な方法としてCO2
をH2と反応させメタノールなどのアルコール原料に変
換し、再資源化する方法がある。この方法により得られ
るメタノールは、エネルギー源として利用することもで
きるが、化学品合成の際の基幹原料でもあるため、この
方法が確立できれば、CO2排出量の削減ができるだけ
でなく、石油資源の節約にも貢献できるのである。この
種の反応を行うための触媒は、従来から研究されてお
り、金属塩を出発原料とした共沈、含浸法などの化学的
手法を用いて作ったCu−Zn系等の触媒が有望視され
ており、システム的なところまで検討がなされるように
なりはじめてきたが、副生成物の除去や未反応ガスのリ
サイクルに大きな電力を必要とするといった問題点があ
り、触媒性能の更なる向上が期待されていた。又、金属
塩を出発原料にしているため、不純物イオンの残存があ
ることや触媒粒子の分散度が小さい問題がある。さらに
特開昭60−87233号公報には、水素と一酸化炭素
とからなる合成ガスを触媒材料である非晶質合金に直接
接触させることによりメタノールを製造する方法が開示
されている。また、この方法では触媒として機能するの
は非晶質合金そのものであることが示されているが、非
晶質合金そのものは熱的に不安定であり、しかも表面積
も小さいため、そのままでは大きな活性を得ることがで
きない。
は年と共に増加の傾向にあり、このCO2の蓄積による
地球温暖化が最近深刻化し、CO2排出量の削減が急務
となっている。その解決策の一つとして種々CO2削減
法が検討されているが、中でも有力な方法としてCO2
をH2と反応させメタノールなどのアルコール原料に変
換し、再資源化する方法がある。この方法により得られ
るメタノールは、エネルギー源として利用することもで
きるが、化学品合成の際の基幹原料でもあるため、この
方法が確立できれば、CO2排出量の削減ができるだけ
でなく、石油資源の節約にも貢献できるのである。この
種の反応を行うための触媒は、従来から研究されてお
り、金属塩を出発原料とした共沈、含浸法などの化学的
手法を用いて作ったCu−Zn系等の触媒が有望視され
ており、システム的なところまで検討がなされるように
なりはじめてきたが、副生成物の除去や未反応ガスのリ
サイクルに大きな電力を必要とするといった問題点があ
り、触媒性能の更なる向上が期待されていた。又、金属
塩を出発原料にしているため、不純物イオンの残存があ
ることや触媒粒子の分散度が小さい問題がある。さらに
特開昭60−87233号公報には、水素と一酸化炭素
とからなる合成ガスを触媒材料である非晶質合金に直接
接触させることによりメタノールを製造する方法が開示
されている。また、この方法では触媒として機能するの
は非晶質合金そのものであることが示されているが、非
晶質合金そのものは熱的に不安定であり、しかも表面積
も小さいため、そのままでは大きな活性を得ることがで
きない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、従来
から知られている共沈法などで作ったCu−Zn系や非
晶質合金等の触媒よりも優れた活性、選択性を有するC
O2とH2ガスからメタノールを製造する触媒材料及びそ
の触媒の製造法並びにメタノールの合成法を提供するも
のである。
から知られている共沈法などで作ったCu−Zn系や非
晶質合金等の触媒よりも優れた活性、選択性を有するC
O2とH2ガスからメタノールを製造する触媒材料及びそ
の触媒の製造法並びにメタノールの合成法を提供するも
のである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
には、触媒中の不純物イオンの除去、活性な金属粒
子の更なる微細化、金属超微粒子の更なる分散度の向
上を達成する必要があり、本発明は急速凝固した合金を
出発材料に用いることにより、〜を達成した内容を
開示したものである。本発明の第一は、一般式:TM
(ただし、Tは希土類元素〔Y,La,Ce,Pr,N
d,Pm,Sm,Eu,Gd,Tb,Dy,Ho,E
r,Tm,Yb,Lu〕およびMg,Ca,Mn,Z
r,Hf,Al,Gaから選ばれる少なくとも一種の元
素、Mは周期律表IB族〔Cu,Ag,Au〕およびVI
II族〔Fe,Co,Ni,Ru,Rh,Pd,Os,I
r,Pt〕から選ばれる少なくとも一種の元素)で示さ
れる合金からなり、その表面がT元素からなる酸化物上
にM元素からなる金属微細粒子が分散にてなることを特
徴とするメタノール合成用触媒である。上記一般式にお
いて、原子パーセントでT元素は1〜99%、M元素は
1〜99%である。また、島状に分散したM元素からな
る金属微粒子の大きさはサブナノメートルから数十ナノ
メートル、より具体的には30nm以下の微粒子が触媒
として特に有効に働く。
には、触媒中の不純物イオンの除去、活性な金属粒
子の更なる微細化、金属超微粒子の更なる分散度の向
上を達成する必要があり、本発明は急速凝固した合金を
出発材料に用いることにより、〜を達成した内容を
開示したものである。本発明の第一は、一般式:TM
(ただし、Tは希土類元素〔Y,La,Ce,Pr,N
d,Pm,Sm,Eu,Gd,Tb,Dy,Ho,E
r,Tm,Yb,Lu〕およびMg,Ca,Mn,Z
r,Hf,Al,Gaから選ばれる少なくとも一種の元
素、Mは周期律表IB族〔Cu,Ag,Au〕およびVI
II族〔Fe,Co,Ni,Ru,Rh,Pd,Os,I
r,Pt〕から選ばれる少なくとも一種の元素)で示さ
れる合金からなり、その表面がT元素からなる酸化物上
にM元素からなる金属微細粒子が分散にてなることを特
徴とするメタノール合成用触媒である。上記一般式にお
いて、原子パーセントでT元素は1〜99%、M元素は
1〜99%である。また、島状に分散したM元素からな
る金属微粒子の大きさはサブナノメートルから数十ナノ
メートル、より具体的には30nm以下の微粒子が触媒
として特に有効に働く。
【0005】一般式で示されるT元素とM元素とを組み
合わせることにより、その溶融合金の急速凝固体が非晶
質あるいは非晶質と微細結晶質相との混相からなる合金
(非晶質相を含む合金)又は微細結晶質相からなる合金
を得て、それを所定の酸化処理または酸化−還元処理を
してT元素よりなる酸化物上にM元素の金属微細粒子又
は表層が金属よりなる金属酸化物超微粒子が分散してな
る表面層を得ることができる。T元素よりなる酸化物
は、M元素よりなる金属微細粒子と強い相互作用で結び
つき、金属微細粒子をそのまま安定に固定し、大きな活
性を示す。T元素とM元素の組み合わせから外れると非
晶質相を前駆体としても活性は低い。
合わせることにより、その溶融合金の急速凝固体が非晶
質あるいは非晶質と微細結晶質相との混相からなる合金
(非晶質相を含む合金)又は微細結晶質相からなる合金
を得て、それを所定の酸化処理または酸化−還元処理を
してT元素よりなる酸化物上にM元素の金属微細粒子又
は表層が金属よりなる金属酸化物超微粒子が分散してな
る表面層を得ることができる。T元素よりなる酸化物
は、M元素よりなる金属微細粒子と強い相互作用で結び
つき、金属微細粒子をそのまま安定に固定し、大きな活
性を示す。T元素とM元素の組み合わせから外れると非
晶質相を前駆体としても活性は低い。
【0006】T元素およびM元素の好ましい範囲は、合
金状態図上での共晶点付近が非晶質相や微細な結晶組織
を得るのに最も効果的であり、そのため触媒活性も高
い。原子パーセントでT元素が1〜99%、M元素が9
9〜1%の範囲とすることにより酸化物上に金属微細粒
子が分散してなる組織がより顕著に表れ、高活性を示
す。具体例としては、LaAu合金ではLabalAu
10〜95、CeCo合金ではCebalCo5〜50、NdAg
合金ではNdbalAg10〜95、GdAu合金ではGdbal
Au5〜90、MgPd合金ではMgbalPd5〜30、Ca
Cu合金ではCabalCu10〜50、MnCu合金ではM
nbalCu40〜80(但し、balは残部、数字は原子パ
ーセントを示す)などが挙げられる。もちろん、他の組
み合わせ例でも同程度の範囲となる。又、それぞれの元
素の好ましい組成範囲はT元素30〜70%、M元素7
0〜30%である。この範囲で大きな活性が得られる。
金属微粒子の大きさは前述のようにサブナノメートルか
ら数十ナノメートル、より具体的には30nm以下、特
に10nm以下で触媒効果が飛躍的に向上する。さらに
は5nm以下が好ましい。本発明触媒の対象反応は、下
記のCO2の接触水素化によるメタノール合成反応であ
る。 CO2+3H2 → CH3OH+H2O 本発明の第二は上記一般式TMに示す合金の溶融組成よ
り非晶質相および/又は微細結晶質相を含む合金を作製
し、これを酸化雰囲気下で50〜700℃に加熱し、T
元素からなる酸化物上にM元素からなる金属微細粒子を
析出分散せしめることを特徴とするメタノール合成用触
媒の製造法である。
金状態図上での共晶点付近が非晶質相や微細な結晶組織
を得るのに最も効果的であり、そのため触媒活性も高
い。原子パーセントでT元素が1〜99%、M元素が9
9〜1%の範囲とすることにより酸化物上に金属微細粒
子が分散してなる組織がより顕著に表れ、高活性を示
す。具体例としては、LaAu合金ではLabalAu
10〜95、CeCo合金ではCebalCo5〜50、NdAg
合金ではNdbalAg10〜95、GdAu合金ではGdbal
Au5〜90、MgPd合金ではMgbalPd5〜30、Ca
Cu合金ではCabalCu10〜50、MnCu合金ではM
nbalCu40〜80(但し、balは残部、数字は原子パ
ーセントを示す)などが挙げられる。もちろん、他の組
み合わせ例でも同程度の範囲となる。又、それぞれの元
素の好ましい組成範囲はT元素30〜70%、M元素7
0〜30%である。この範囲で大きな活性が得られる。
金属微粒子の大きさは前述のようにサブナノメートルか
ら数十ナノメートル、より具体的には30nm以下、特
に10nm以下で触媒効果が飛躍的に向上する。さらに
は5nm以下が好ましい。本発明触媒の対象反応は、下
記のCO2の接触水素化によるメタノール合成反応であ
る。 CO2+3H2 → CH3OH+H2O 本発明の第二は上記一般式TMに示す合金の溶融組成よ
り非晶質相および/又は微細結晶質相を含む合金を作製
し、これを酸化雰囲気下で50〜700℃に加熱し、T
元素からなる酸化物上にM元素からなる金属微細粒子を
析出分散せしめることを特徴とするメタノール合成用触
媒の製造法である。
【0007】上記非晶質相および/又は微細結晶質相を
含む合金を作製する手段としては、溶融金属の液体急冷
法により104〜106K/sの冷却速度で急速凝固させ
る方法やアトマイズ法、液中紡糸法、MA(メカニカル
アロイング)法、スパッタ法、メッキ法などがある。か
かる合金は酸化雰囲気下で加熱することにより表面層か
ら酸化され、T元素からなる酸化物(Tが二種以上の場
合は、それぞれの複合酸化物および/混合酸化物)上に
数十ナノメートルのM元素からなる金属微細粒子が分散
した状態になり、高い触媒活性を示す。上記に示す酸化
物上に金属微粒子が存在する触媒を製造する酸化雰囲気
としては酸化性の雰囲気なら、液相、気相いずれでもか
まわないが、操作性からすると気相の方が簡易で望まし
く、特に空気または酸素と不活性ガスの混合ガスで行う
ことが望ましい。不活性ガスと酸素との濃度比は、それ
ぞれの合金の酸化のされ易さによって異なり、酸化され
易い合金ほど急激に酸化され発熱し、微粒子の焼結等が
起こるため、不活性ガス濃度を高める必要がある。また
その時の酸化処理温度に関しては、50〜700℃の範
囲で行う必要がある。これも合金の種類により温度は異
なるが、高温で処理すると酸化はされ易いが、微粒子の
焼結等も起こり易いためできるかぎり低い温度で行うこ
とが望ましい。
含む合金を作製する手段としては、溶融金属の液体急冷
法により104〜106K/sの冷却速度で急速凝固させ
る方法やアトマイズ法、液中紡糸法、MA(メカニカル
アロイング)法、スパッタ法、メッキ法などがある。か
かる合金は酸化雰囲気下で加熱することにより表面層か
ら酸化され、T元素からなる酸化物(Tが二種以上の場
合は、それぞれの複合酸化物および/混合酸化物)上に
数十ナノメートルのM元素からなる金属微細粒子が分散
した状態になり、高い触媒活性を示す。上記に示す酸化
物上に金属微粒子が存在する触媒を製造する酸化雰囲気
としては酸化性の雰囲気なら、液相、気相いずれでもか
まわないが、操作性からすると気相の方が簡易で望まし
く、特に空気または酸素と不活性ガスの混合ガスで行う
ことが望ましい。不活性ガスと酸素との濃度比は、それ
ぞれの合金の酸化のされ易さによって異なり、酸化され
易い合金ほど急激に酸化され発熱し、微粒子の焼結等が
起こるため、不活性ガス濃度を高める必要がある。また
その時の酸化処理温度に関しては、50〜700℃の範
囲で行う必要がある。これも合金の種類により温度は異
なるが、高温で処理すると酸化はされ易いが、微粒子の
焼結等も起こり易いためできるかぎり低い温度で行うこ
とが望ましい。
【0008】さらに合金の種類によっては、この酸化処
理によってM元素まで完全に酸化されてしまう場合もあ
る。その時は水素気流中、または水素と不活性ガスの混
合ガス気流中などの還元雰囲気下で加熱し、M元素又は
M元素表面を還元する必要もでてくる。またこの還元処
理温度に関しても、50〜700℃の範囲で行う必要が
ある。これも合金の種類により温度は異なるが、高温で
処理すると、微粒子の焼結等も起こり易いためできるか
ぎり低い温度で行うことが望ましい。上記発明により、
反応温度200〜300℃、圧力30〜100気圧の範
囲のCO2の接触水素化反応で高活性、高選択性を示す
結果となった。なお、本発明の触媒は、COとH2ガス
からメタノールを合成する際にも適用できる。本発明の
第三は、上記一般式TMに示す合金よりなる触媒に二酸
化炭素と水素を導入するとともに加圧、加熱することを
特徴とするメタノール合成用触媒の製造法である。かか
る方法により、反応温度200〜300℃、圧力30〜
100気圧の範囲の前記CO2の接触水素化反応におい
て、触媒の高活性、高選択性により、高効率でメタノー
ルを合成することができる。
理によってM元素まで完全に酸化されてしまう場合もあ
る。その時は水素気流中、または水素と不活性ガスの混
合ガス気流中などの還元雰囲気下で加熱し、M元素又は
M元素表面を還元する必要もでてくる。またこの還元処
理温度に関しても、50〜700℃の範囲で行う必要が
ある。これも合金の種類により温度は異なるが、高温で
処理すると、微粒子の焼結等も起こり易いためできるか
ぎり低い温度で行うことが望ましい。上記発明により、
反応温度200〜300℃、圧力30〜100気圧の範
囲のCO2の接触水素化反応で高活性、高選択性を示す
結果となった。なお、本発明の触媒は、COとH2ガス
からメタノールを合成する際にも適用できる。本発明の
第三は、上記一般式TMに示す合金よりなる触媒に二酸
化炭素と水素を導入するとともに加圧、加熱することを
特徴とするメタノール合成用触媒の製造法である。かか
る方法により、反応温度200〜300℃、圧力30〜
100気圧の範囲の前記CO2の接触水素化反応におい
て、触媒の高活性、高選択性により、高効率でメタノー
ルを合成することができる。
【0009】
【実施例】以下、本発明を実施例に基づき具体的に説明
する。 実施例1 アーク溶解炉によりY40Ag60の合金を作り、これを先
端に小孔を有する石英管に挿入し、加熱溶融後、その石
英管を200mmの銅ロール直上に設置し、回転数40
00r.p.mの高速回転下、石英管内の溶融金属をA
r加圧下0.4kg/cm2により石英管の小孔から噴
出し、ロールの表面と接触することにより急速凝固させ
て幅約1mmの薄体を得た。この際の冷却速度は105
K/sである。かかる薄体を用いて空気中300℃で5
時間酸化処理し、Y2O3上にAg超微粒子が高密度で分
散した状態の触媒とした。
する。 実施例1 アーク溶解炉によりY40Ag60の合金を作り、これを先
端に小孔を有する石英管に挿入し、加熱溶融後、その石
英管を200mmの銅ロール直上に設置し、回転数40
00r.p.mの高速回転下、石英管内の溶融金属をA
r加圧下0.4kg/cm2により石英管の小孔から噴
出し、ロールの表面と接触することにより急速凝固させ
て幅約1mmの薄体を得た。この際の冷却速度は105
K/sである。かかる薄体を用いて空気中300℃で5
時間酸化処理し、Y2O3上にAg超微粒子が高密度で分
散した状態の触媒とした。
【0010】実施例2 La70Au30合金から実施例1と同様な方法により、L
a2O3上にAu超微粒子が高密度で分散した触媒を作っ
た。 実施例3 Ce40Ag50Cu10合金から実施例1と同様な方法によ
り、CeO2上にCu,Agの超微粒子が高密度で分散
した触媒を作った。 比較例 触媒塩を出発原料として共沈法で作ったCu−Zn−O
系触媒を用いた。上記これらの材料1gに250℃、5
0気圧の条件でCO2とH2の混合ガス(CO2:H2=
1:3)を100ml/minの流速で通過させたとき
の、このCO2接触水素化反応に体する触媒性能評価の
結果を以下に示す。
a2O3上にAu超微粒子が高密度で分散した触媒を作っ
た。 実施例3 Ce40Ag50Cu10合金から実施例1と同様な方法によ
り、CeO2上にCu,Agの超微粒子が高密度で分散
した触媒を作った。 比較例 触媒塩を出発原料として共沈法で作ったCu−Zn−O
系触媒を用いた。上記これらの材料1gに250℃、5
0気圧の条件でCO2とH2の混合ガス(CO2:H2=
1:3)を100ml/minの流速で通過させたとき
の、このCO2接触水素化反応に体する触媒性能評価の
結果を以下に示す。
【0011】
【表1】
【0012】
【発明の効果】本発明の触媒はCO2の接触水素化反応
に対して、高い活性と選択性を兼ね備えた性質を有する
ため、従来の触媒に比較して、副生成物の除去設備を簡
略化でき、また未反応ガスのリサイクル回転も減らすこ
とが出来るなどの点で有利である。これらにより、本発
明ではCO2よりメタノールを合成し再資源化技術とし
て有効である。
に対して、高い活性と選択性を兼ね備えた性質を有する
ため、従来の触媒に比較して、副生成物の除去設備を簡
略化でき、また未反応ガスのリサイクル回転も減らすこ
とが出来るなどの点で有利である。これらにより、本発
明ではCO2よりメタノールを合成し再資源化技術とし
て有効である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B01J 23/68 B01J 23/78 Z 23/76 23/89 Z 23/78 C07C 29/154 23/835 29/156 23/889 9155−4H 31/04 23/89 C07B 61/00 300 C07C 29/154 B01J 23/56 301Z 29/156 23/64 104Z 31/04 23/82 Z // C07B 61/00 300 23/84 311Z
Claims (8)
- 【請求項1】 一般式:TM(ただし、Tは希土類元素
〔Y,La,Ce,Pr,Nd,Pm,Sm,Eu,G
d,Tb,Dy,Ho,Er,Tm,Yb,Lu〕およ
びMg,Ca,Mn,Zr,Hf,Al,Gaから選ば
れる少なくとも一種の元素、Mは周期律表IB族〔C
u,Ag,Au〕およびVIII族〔Fe,Co,Ni,R
u,Rh,Pd,Os,Ir,Pt〕から選ばれる少な
くとも一種の元素)で示される合金からなり、その表面
がT元素からなる酸化物上にM元素からなる金属微細粒
子が分散してなることを特徴とするメタノール合成用触
媒。 - 【請求項2】 原子パーセントで、T元素は1〜99
%、M元素は99〜1%である請求項1記載のメタノー
ル合成用触媒。 - 【請求項3】 M元素からなる金属微細粒子の大きさが
サブナノメートルから数十ナノメートルである請求項1
記載のメタノール合成用触媒。 - 【請求項4】 一般式:TM(ただし、Tは希土類元素
〔Y,La,Ce,Pr,Nd,Pm,Sm,Eu,G
d,Tb,Dy,Ho,Er,Tm,Yb,Lu〕およ
びMg,Ca,Mn,Zr,Hf,Al,Gaから選ば
れる少なくとも一種の元素、Mは周期律表IB族〔C
u,Ag,Au〕およびVIII族〔Fe,Co,Ni,R
u,Rh,Pd,Os,Ir,Pt〕から選ばれる少な
くとも一種の元素)の溶融組成より非晶質相および/又
は微細結晶質相を含む合金を作製し、これを酸化雰囲気
又はメタノール合成と同等の雰囲気中で50〜700℃
に加熱し、合金表面を酸化させT元素からなる酸化物上
にM元素からなる金属微細粒子を析出分散せしめること
を特徴とするメタノール合成用触媒の製造方法。 - 【請求項5】 請求項4記載の酸化雰囲気下での熱処理
後、さらに還元雰囲気で50〜700℃に加熱すること
により、T元素からなる酸化物上にM元素からなる金属
微細粒子を析出分散せしめることを特徴とするメタノー
ル合成用触媒の製造法。 - 【請求項6】 請求項4,5に記載した酸化処理、還元
処理を繰り返すことにより、T元素からなる酸化物上に
M元素からなる金属微細粒子を析出分散せしめることを
特徴とするメタノール合成用触媒の製造法。 - 【請求項7】 一般式:TM(ただし、Tは希土類元素
〔Y,La,Ce,Pr,Nd,Pm,Sm,Eu,G
d,Tb,Dy,Ho,Er,Tm,Yb,Lu〕およ
びMg,Ca,Mn,Zr,Hf,Al,Gaから選ば
れる少なくとも一種の元素、Mは周期律表IB族〔C
u,Ag,Au〕およびVIII族〔Fe,Co,Ni,R
u,Rh,Pd,Os,Ir,Pt〕から選ばれる少な
くとも一種の元素)で示される合金からなり、その表面
がT元素からなる酸化物上にM元素からなる金属微細粒
子が分散してなる触媒に二酸化炭素と水素を導入すると
ともに、加圧、加熱することを特徴とするメタノールの
合成法。 - 【請求項8】 原子パーセントでT元素は1〜99%、
M元素は99〜1%である触媒を用いる請求項7記載の
メタノールの合成法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7029394A JPH08215570A (ja) | 1995-02-17 | 1995-02-17 | メタノール合成用触媒およびその製造方法並びにメタノールの合成法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7029394A JPH08215570A (ja) | 1995-02-17 | 1995-02-17 | メタノール合成用触媒およびその製造方法並びにメタノールの合成法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08215570A true JPH08215570A (ja) | 1996-08-27 |
Family
ID=12274934
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7029394A Pending JPH08215570A (ja) | 1995-02-17 | 1995-02-17 | メタノール合成用触媒およびその製造方法並びにメタノールの合成法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08215570A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN1102437C (zh) * | 1999-05-24 | 2003-03-05 | 中国科学院山西煤炭化学研究所 | 一种合成甲醇催化剂 |
| CN100486693C (zh) | 2003-09-29 | 2009-05-13 | 雷敏宏 | 高效能催化性燃烧的触媒材质与其应用方法 |
| JP2009215263A (ja) * | 2008-03-12 | 2009-09-24 | Tokyo Electric Power Co Inc:The | メタノール合成方法 |
| WO2012105631A1 (ja) | 2011-02-02 | 2012-08-09 | 独立行政法人産業技術総合研究所 | 貴金属-酸化物接合ナノ粒子、及び、その高純度製造方法 |
| WO2012122057A3 (en) * | 2011-03-04 | 2012-11-22 | Felix Studt | Catalysts for the reduction of carbon dioxide to methanol |
-
1995
- 1995-02-17 JP JP7029394A patent/JPH08215570A/ja active Pending
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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| US9675964B2 (en) | 2011-02-02 | 2017-06-13 | National Institute Of Advanced Industrial Science And Technology | Noble metal-oxide combined nanoparticle, and, method of producing the same with high purity |
| WO2012122057A3 (en) * | 2011-03-04 | 2012-11-22 | Felix Studt | Catalysts for the reduction of carbon dioxide to methanol |
| CN103547366A (zh) * | 2011-03-04 | 2014-01-29 | 里兰斯坦福初级大学理事会 | 用于将二氧化碳还原成甲醇的催化剂 |
| EP2680964A4 (en) * | 2011-03-04 | 2014-11-19 | Univ Leland Stanford Junior | CATALYSTS FOR REDUCING CARBON DIOXIDE TO METHANOL |
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