JPH08216353A - 金属板ラミネート用積層フイルム - Google Patents
金属板ラミネート用積層フイルムInfo
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- JPH08216353A JPH08216353A JP2282495A JP2282495A JPH08216353A JP H08216353 A JPH08216353 A JP H08216353A JP 2282495 A JP2282495 A JP 2282495A JP 2282495 A JP2282495 A JP 2282495A JP H08216353 A JPH08216353 A JP H08216353A
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Abstract
を主成分とするA層と、融点160〜250℃のエチレ
ンテレフタレート及び/またはエチレンイソフタレート
を主たる構成成分とするポリエステルBとガラス転移温
度が90℃以上の熱可塑性樹脂Aが重量比で80:20
〜99.9:0.1であるB層よりなることを特徴とす
る金属板ラミネート用積層フイルム。 【効果】本発明の金属板ラミネート用積層フィルムは缶
などに成形する際の成形性に優れているだけでなく、耐
衝撃性、味特性に優れた特性を有し、成形加工によって
製造される金属缶に好適に使用することができる。
Description
ルムに関するものである。更に詳しくは成形性、耐衝撃
性、味特性に優れ、成形加工によって製造される金属缶
に好適な金属板ラミネート用積層フイルムに関するもの
である。
止を目的として、エポキシ系、フェノ−ル系等の各種熱
硬化性樹脂を溶剤に溶解または分散させたものを塗布
し、金属表面を被覆することが広く行われてきた。しか
しながら、このような熱硬化性樹脂の被覆方法は塗料の
乾燥に長時間を要し、生産性が低下したり、多量の有機
溶剤による環境汚染など好ましくない問題がある。
缶の材料である鋼板、アルミニウム板あるいは該金属板
にめっき等各種の表面処理を施した金属板にフイルムを
ラミネ−トする方法がある。そして、フイルムのラミネ
−ト金属板を絞り成形やしごき成形加工して金属缶を製
造する場合、フイルムには次のような特性が要求され
る。
と。
などの欠陥を生じないこと。
エステルフイルムが剥離したり、クラック、ピンホール
が発生したりしないこと。
吸着したり、フイルムの臭いによって内容物の風味がそ
こなわれないこと(以下味特性と記載する)。
がなされており、例えば特開昭64−22530号公報
には特定の密度、面配向係数を有するポリエステルフイ
ルム、特開平2−57339号公報には特定の結晶性を
有する共重合ポリエステルフイルム等が開示されてい
る。しかしながら、これらの提案は上述のような多岐に
わたる要求特性を総合的に満足できるものではなく、特
に耐衝撃性、味特性に対しては十分に満足できるレベル
にあるとは言えなかった。
た従来技術の問題点を解消することにあり、成形性、耐
熱性、耐衝撃性、味特性に優れ、特に味特性に優れ成形
加工によって製造される金属缶に好適な金属板ラミネー
ト用二軸延伸積層フイルムを提供することにある。
は、ガラス転移温度が90℃以上の熱可塑性樹脂Aを主
成分とするA層と融点160〜250℃のエチレンテレ
フタレート及び/またはエチレンイソフタレートを主た
る構成成分とするポリエステルBとガラス転移温度が9
0℃以上の熱可塑性樹脂Aが重量比で80:20〜9
9.9:0.1含有されてなるB層よりなることを特徴
とする金属板ラミネート用積層フイルムによって達成す
ることができる。
る熱可塑性樹脂層と該樹脂を適量含有するポリエステル
層を積層したフィルムを得ることにより、金属板にラミ
ネートし、成形して缶を得た際、味特性が良好となるだ
けでなく、フィルム層間の密着性に優れているため成形
性に優れ、成形の度合いが高くても良好な缶体が得られ
ることを見いだしたものである。
上の熱可塑性樹脂Aとは、動的粘弾性測定装置において
観測されるガラス転移温度が90℃以上の熱可塑性樹脂
であれば特に限定されない。ガラス転移温度が90℃以
上であると味特性に優れるだけでなく耐熱性が良好とな
る。好ましくは、ガラス転移温度が100℃以上、より
好ましくは110℃以上であると特に味特性、耐熱性に
優れるので望ましい。熱可塑性樹脂Aとしては、例え
ば、ポリエステル、ポリカーボネート、ポリアリレー
ト、ポリアミドイミド、ポリスチレンやポリアミドなど
でアロイ化変性されたポリフェニレンエーテル、ポリス
ルフォン、ポリエーテルスルフォン、ポリフェニレンサ
ルファイド、ポリエーテルイミド、及びこれらの混合
物、反応物などが挙げられる。中でも、成形性、耐熱
性、味特性の点で芳香族ポリカーボネート、ポリアリレ
ートなどの非晶性かつ高ガラス転移温度を有する樹脂が
好ましく、ポリ−ジオキシジフェニル−2,2−プロパ
ンカーボネート(ビスフェノールAポリカーボネー
ト)、ポリ−ジオキシジフェニルメタンカーボネート、
ポリ−ジオキシジフェニルエタンカーボネート、ポリ−
ジオキシジフェニル−2,2−ブタンカーボネート、ポ
リ−ジオキシジフェニル−2,2−ペンタンカーボネー
ト、ポリ−ジオキシジフェニル−3,3−ペンタンカー
ボネート、ポリ−ジオキシジフェニル−2,2−ヘキサ
ンカーボネートなどの芳香族ポリカーボネート、ビスフ
ェノールAと芳香族ジカルボン酸からのポリアリレート
が好ましく使用できる。
び/またはエチレンイソフタレートを主たる構成成分と
するポリエステルBとは、繰り返し単位の80モル%以
上がエチレンテレフタレート及び/またはエチレンイソ
フタレートであるポリエステルを言い、さらに好ましく
は85モル%以上であると味特性が向上するので望まし
い。
は、融点として160〜245℃であることが耐熱性、
金属板との接着性を良好にする上で必要である。
り、熱可塑性樹脂Aと混合して溶融押出しする際に異物
を発生し易くなるので好ましくない。一方、融点が24
5℃を超えると金属との接着性が低下してしまう。
の特性を損ねない範囲で下記成分を共重合してもよく、
例えばジカルボン酸成分としては、ナフタレンジカルボ
ン酸、ジフェニルジカルボン酸、ジフェニルスルホンジ
カルボン酸、ジフェノキシエタンジカルボン酸、5−ナ
トリウムスルホイソフタル酸、フタル酸等の芳香族ジカ
ルボン酸、シュウ酸、コハク酸、アジピン酸、セバシン
酸、ダイマ−酸、マレイン酸、フマル酸等の脂肪族ジカ
ルボン酸、シクロヘキサンジカルボン酸等の脂環族ジカ
ルボン酸、p−オキシ安息香酸等のオキシカルボン酸等
を挙げることができる。一方、グリコ−ル成分としては
例えばプロパンジオ−ル、ブタンジオ−ル、ペンタンジ
オ−ル、ヘキサンジオ−ル、ネオペンチルグリコ−ル等
の脂肪族グリコ−ル、シクロヘキサンジメタノ−ル等の
脂環族グリコール、ビスフェノールA、ビスフェノール
S等の芳香族グリコール、ジエチレングリコール、ポリ
エチレングリコールなどのポリオキシエチレングリコー
ル等が挙げられる。なお、これらのジカルボン酸成分、
グリコ−ル成分は2種以上を併用してもよい。
いて、共重合ポリエステルにトリメリット酸、トリメシ
ン酸、トリメチロ−ルプロパン等の多官能化合物を共重
合してもよい。
定されないが、好ましくは、イソフタル酸共重合ポリエ
チレンテレフタレート、ブタンジオール/イソフタル酸
共重合ポリエチレンテレタレートなどの共重合ポリエス
テル、及び該ポリエステルにジエチレングリコール、ポ
リエチレングリコールなどのポリオキシエチレングリコ
ールを共重合したポリエステルなどが挙げられる。特に
味特性を重視する用途ではイソフタル酸共重合ポリエチ
レンテレフタレート及び該ポリエステルにジエチレング
リコール、ポリエチレングリコールなどのポリオキシエ
チレングリコールを共重合したポリエステルなどが好ま
しく使用される。
くはジエチレングリコール成分量が0.01〜1.5重
量%、さらに好ましくは0.01〜1.0重量%、特に
好ましくは0.01〜0.8重量%であることが製缶工
程での熱処理、製缶後のレトルト処理などの多くの熱履
歴を受けても良好な耐衝撃性を維持する上で望ましい。
このことは、200℃以上での耐酸化分解性が向上する
ものと考えられ、さらに公知の酸化防止剤を0.000
1〜1重量%添加してもよい。
とすることは重合工程が煩雑となり、コストの面で好ま
しくなく、1.5重量%を越すと製缶工程での熱履歴に
よりポリエステルの劣化が生じフィルムの耐衝撃性を低
下させる傾向がある。ジエチレングリコールは一般にポ
リエステル製造の際に副生するが、その量を減少させる
には、重合時間を短縮したり、重合触媒として使用され
るアンチモン化合物、ゲルマニウム化合物などの量を限
定する方法、液相重合と固相重合を組み合わせる方法、
アルカリ金属成分を含有させる方法などが挙げられるが
方法としては特に限定されない。
中のアセトアルデヒドの含有量を好ましくは30ppm
以下、さらに好ましくは25ppm以下、特に好ましく
は20ppm以下が望ましい。アセトアルデヒドの含有
量が30ppmを越えると味特性に劣る。フィルム中の
アセトアルデヒドの含有量を30pm以下とする方法は
特に限定されるものではないが、例えばポリエステルを
重縮反応等で製造する際の熱分解によって生じるアセト
アルデヒドを除去するため、ポリエステルを減圧下ある
いは不活性ガス雰囲気下において、ポリエステルの融点
以下の温度で熱処理する方法、好ましくはポリエステル
を減圧下あるいは不活性ガス雰囲気下において150℃
以上、融点以下の温度で固相重合する方法、ベント式押
出機を使用して溶融押出する方法、ポリマを溶融押出す
る際に押出温度を高融点ポリマ側の融点+30℃以内、
好ましくは融点+25℃以内で、短時間で押出す方法等
を挙げることができる。
性を良好にするためには、好ましくはポリエステルの固
有粘度が0.6以上、さらに好ましくは固有粘度が0.
65以上、特に好ましくは固有粘度が0.7以上である
と、ポリマ分子鎖の絡み合い密度が高まるためと考えら
れるが耐衝撃性、味特性をさらに向上させることができ
るので好ましい。
ゲルマニウム元素を1〜500ppm含有することが好
ましく、さらに好ましくは5〜300ppm、特に好ま
しくは10〜100ppmである。ゲルマニウム元素量
が1ppm未満であると味特性向上の効果が十分でな
く、また500ppmを越えると、ポリエステル中に異
物が発生し耐衝撃性が悪化したり、味特性を悪化してし
まう。ゲルマニウム元素をポリエステルに含有させる方
法は従来公知の任意の方法を採用することができ特に限
定されないが、通常ポリエステルの製造が完結する以前
の任意の段階において、重合触媒としてゲルマニウム化
合物を添加することが好ましい。このような方法として
は例えば、ゲルマニウム化合物の粉体をそのまま添加す
る方法や、あるいは特公昭54−22234号公報に記
載されているように、ポリエステルの出発原料であるグ
リコ−ル成分中にゲルマニウム化合物を溶解させて添加
する方法等を挙げることができる。ゲルマニウム化合物
としては、例えば二酸化ゲルマニウム、結晶水含有水酸
化ゲルマニウム、あるいはゲルマニウムテトラメトキシ
ド、ゲルマニウムテトラエトキシド、ゲルマニウムテト
ラブトキシド、ゲルマニウムエチレングリコキシド等の
ゲルマニウムアルコキシド化合物、ゲルマニウムフェノ
レ−ト、ゲルマニウムβ−ナフトレ−ト等のゲルマニウ
ムフェノキシド化合物、リン酸ゲルマニウム、亜リン酸
ゲルマニウム等のリン含有ゲルマニウム化合物、酢酸ゲ
ルマニウム等を挙げることができる。中でも二酸化ゲル
マニウムが好ましい。
の任意の方法を採用することができ、特に限定されるも
のではない。例えばポリエチレンテレフタレ−トにイソ
フタル酸成分を共重合し、ゲルマニウム化合物として二
酸化ゲルマニウムを添加する場合で説明する。テレフタ
ル酸成分、イソフタル酸成分とエチレングリコ−ルをエ
ステル交換またはエステル化反応せしめ、次いで二酸化
ゲルマニウム、リン化合物を添加し、引き続き高温、減
圧下で一定のジエチレングリコール含有量になるまで重
縮合反応せしめ、ゲルマニウム元素含有重合体を得る。
次いで得られた重合体をその融点以下の温度において減
圧下または不活性ガス雰囲気下で固相重合反応せしめ、
アセトアデルヒドの含有量を減少させ、所定の固有粘
度、カルボキシル末端基を得る方法等を挙げることがで
きる。
従来公知の反応触媒、着色防止剤を使用することがで
き、反応触媒としては例えばアルカリ金属化合物、アル
カリ土類金属化合物、亜鉛化合物、鉛化合物、マンガン
化合物、コバルト化合物、アルミニウム化合物、アンチ
モン化合物、チタン化合物等、着色防止剤としては例え
ばリン化合物等挙げることができる。
脂Aを重量比で80:20〜99.9:0.1であるB
層を設けることにより金属接着性だけでなく、成形の度
合いが大きくても良好な缶体を製造するのに好適な積層
二軸延伸フィルムが得られる。好ましくは重量比が8
5:15〜99.5:0.5、さらに好ましくは90:
10〜99:1である。ポリエステルBと熱可塑性樹脂
Aの重量比が、本発明外であると成形性の点で劣ること
となる。熱可塑性樹脂Aの重量比が20を超えると成形
時に厚み斑を生じ易くなり、重量比が0.1未満である
と層間接着性が低下しいずれも成形性が悪化する。さら
に熱可塑性樹脂Aが芳香族ポリカーボネート、ポリアリ
レートなどの非晶性かつ高ガラス転移温度を有する樹脂
であると製缶工程で種々の熱履歴を受けた後もB層の結
晶化の進行を低下でき、耐衝撃性が向上するので好まし
い。
混合層に公知の相溶化剤を添加し相溶性を改善すると耐
衝撃性が改善されるので好ましい。
にラミネートした後の成形性、金属に対する皮膜性、耐
衝撃性、味特性の点で、5〜60μmであることが好ま
しく、さらに好ましくは10〜40μmである。積層厚
みとしては、A層の厚みを0.01〜5μmとすること
が味特性、成形性の点で好ましく、さらに好ましくは、
0.1〜3μm、特に好ましくは0.5〜2μmであ
る。B層の厚みとしては4〜60μmであることが好ま
しく、さらに好ましくは8〜30μmである。
性を向上させるために、平均粒子径0.1〜10μmの
公知の内部粒子、無機粒子および/または有機粒子など
の外部粒子の中から任意に選定される粒子がA層及び/
またはB層に0.01〜10重量%含有されていること
が好ましく、さらには平均粒子径0.1〜5μmの内部
粒子、無機粒子および/または有機粒子が0.01〜3
重量%含有されていることが好ましい。内部粒子の析出
方法としては公知の技術を採用できるが、例えば特開昭
48−61556号公報、特開昭51−12860号公
報、特開昭53−41355号公報、特開昭54−90
397号公報などに記載の技術が挙げられる。さらに特
開昭55−20496号公報、特開昭59−20461
7号公報などの他の粒子との併用も行うことができる。
10μmを越える平均粒子径を有する粒子を使用すると
フィルムの欠陥が生じ易くなるので好ましくない。無機
粒子および/または有機粒子としては、例えば湿式およ
び乾式シリカ、コロイド状シリカ、酸化チタン、炭酸カ
ルシウム、リン酸カルシウム、硫酸バリウム、アルミ
ナ、マイカ、カオリン、クレ−等の無機粒子およびスチ
レン、シリコ−ン、アクリル酸類等を構成成分とする有
機粒子等を挙げることができる。なかでも湿式および乾
式コロイド状シリカ、アルミナ等の無機粒子およびスチ
レン、シリコーン、アクリル酸、メタクリル酸、ポリエ
ステル、ジビニルベンゼン等を構成成分とする有機粒子
等を挙げることができる。これらの内部粒子、無機粒子
および/または有機粒子は二種以上を併用してもよい。
いがB層の中心線平均粗さRaは好ましくは0.005
〜0.08μm、さらに好ましくは0.008〜0.0
6μmである。さらに、最大粗さRtとの比Rt/Ra
が5〜50、好ましくは8〜40であると高速製缶性が
向上する。
しては、特に限定されないが例えば熱可塑性樹脂A、粒
子を含有するポリエステルBと熱可塑性樹脂Aのブレン
ドを必要に応じて乾燥した後、各々を公知の溶融積層用
押出機に供給し、スリット状のダイからシート状に押出
し、静電印加などの方式によりキャスティングドラムに
密着させ冷却固化し未延伸シートを得る。成形の度合い
が大きい用途ではこの未延伸フィルムを必要に応じてコ
ロナ放電処理などの表面処理を行った後、スリット、巻
取りを行いフィルムを得ても良い。一方、後述するテイ
ンーフリースチール(以下TFS)鋼板を使用し、成形
の度合いがやや低い用途では以下のように未延伸フィル
ムをさらに二軸延伸して得られるフィルムを使用するこ
とが耐衝撃性の点で好ましい。二軸延伸フィルムを得る
方法としては、上記のキャスティングドラムに密着させ
冷却固化して得た未延伸シートをフイルムの長手方向及
び幅方向に延伸することにより得る。延伸倍率は目的と
するフイルムの配向度、強度、弾性率等に応じて任意に
設定することができるが、好ましくはフィルムの品質の
点でテンター方式によるものが好ましく、長手方向に延
伸した後、幅方向に延伸する逐次二軸延伸方式、長手方
向、幅方向をほぼ同時に延伸していく同時二軸延伸方式
が望ましい。延伸倍率としてはそれぞれの方向に1.5
〜4.0倍、好ましくは1.8〜4.0倍である。長手
方向、幅方向の延伸倍率はどちらを大きくしてもよく、
同一としてもよい。また、延伸速度は1000%/分〜
200000%/分であることが望ましく、延伸温度は
ポリエステルBのガラス転移温度以上、熱可塑性樹脂A
のガラス転移温度+20℃以下であれば任意の温度とす
ることができるが、通常は80〜190℃が好ましい。
更に二軸延伸の後にフイルムの熱処理を行うが、この熱
処理はオ−ブン中、加熱されたロ−ル上等、従来公知の
任意の方法で行なうことができる。熱処理温度は120
℃以上245℃以下の任意の温度とすることができる
が、好ましくは120〜240℃である。また熱処理時
間は任意とすることができるが、通常1〜60秒間行う
のが好ましい。熱処理はフイルムをその長手方向および
/または幅方向に弛緩させつつおこなってもよい。さら
に、再延伸を各方向に対して1回以上行ってもよく、そ
の後熱処理を行っても良い。
が5%以下であることが好ましい。熱収縮率が5%以
下、好ましくは4%以下、さらに好ましくは3%以下で
あると金属との熱ラミネート性が優れるだけでなく、耐
衝撃性が向上する。
たり、必要により酸化防止剤、可塑剤、帯電防止剤、耐
候剤、末端封鎖剤等の添加剤も適宜使用することができ
る。特に、酸化防止剤の併用は製缶工程での熱履歴によ
るポリエステルBの劣化を防止し好ましい。その量とし
ては、全フィルム重量に対し0.001〜1重量%程度
が好ましい。
理を施すことにより接着性を向上させることはさらに特
性を向上させる上で好ましい。その際、E値としては5
〜40、好ましくは10〜35である。
成形性の点で鉄やアルミニウムなどを素材とする金属板
が好ましい。さらに、鉄を素材とする金属板の場合、そ
の表面に接着性や耐腐食性を改良する無機酸化物被膜
層、例えばクロム酸処理、リン酸処理、クロム酸/リン
酸処理、電解クロム酸処理、クロメート処理、クロムク
ロメート処理などで代表される化成処理被覆層を設けて
もよい。特に金属クロム換算値でクロムとして6.5〜
150mg/m2 のクロム水和酸化物が好ましく、さら
に、展延性金属メッキ層、例えばニッケル、スズ、亜
鉛、アルミニウム、砲金、真ちゅうなどを設けてもよ
い。スズメッキの場合0.5〜15mg/m2、ニッケ
ルまたはアルミニウムの場合1.8〜20g/m2 のメ
ッキ量を有するものが好ましい。
り成形やしごき成形によって製造されるツーピース金属
缶の内面被覆用に好適に使用することができる。また、
ツーピース缶の蓋部分、あるいはスリーピース缶の胴、
蓋、底の被覆用としても良好な金属接着性、成形性を有
するため好ましく使用することができる。
ポリマの動的粘弾性の温度依存性を測定し、ガラス転移
温度に相当するα分散の温度を求めてガラス転移温度と
した。
−ル成分の含有量 NMR(13C −NMRスペクトル)によって測定した。
の含有量 蛍光X線測定によりポリエステル組成物中のゲルマニウ
ム元素の含有量とピーク強度の検量線から定量した。
℃において測定した。なお、不溶ポリマは濾過して取り
除いて測定した。
・エルマ−社製DSC−2型)により、10℃/min
の昇温速度で測定した。
量 フイルムの微粉末を2g採取しイオン交換水と共に耐圧
容器に仕込み、120℃で60分間水抽出後、高感度ガ
スクロで定量した。
子を露出させる。処理条件は樹脂は灰化するが粒子はダ
メージを受けない条件を選択する。これを走査型電子顕
微鏡で粒子数5000〜10000個を観察し、粒子画
像を画像処理装置により円相当径から求めた。
し厚さ0.1〜1μm程度の超薄切片を作成し、透過型
電子顕微鏡を用いて倍率5000〜20000程度で写
真を(10枚:25cm×25cm)撮影し、内部粒子
の平均分散径を円相当径より計算した。
ルを200mm間隔にマーキングし、サンプル支持板に
一定張力下で固定し、万能投影機(日本光学製V16
A)を用いてマーキング間隔の原長を測定した。測定し
たサンプルに3gのクリップを用いて荷重をかけ、15
0℃に設定した熱風オーブン中で30分間回転させなが
ら処理した。処理したサンプルは、原長を測定した雰囲
気下に2時間放置後、原長測定法と同様にマーキング間
隔を測定して収縮率を求めた。
さRa、最大粗さRt) 小坂研究所製の高精度薄膜段差測定器ET−10を用い
て測定した。条件は次の通りであり、20回の測定の平
均値をもって値とした。
粗さの測定・評価法」(総合技術センター、1983)
に示されているものである。
TFS鋼板(厚さ0.3mm)をB層が接着面となるよ
うにラミネート、急冷した後、絞り成形機(成形比(最
大厚み/最小厚み)=1.5、及び1.8)で80〜熱
可塑性樹脂Aのガラス転移温度+20℃以下において成
形可能温度領域で成形した缶を得た。得られた缶内に1
%の食塩水を入れて、食塩水中の電極と金属缶に6vの
電圧をかけて3秒後の電流値を読み取り、10缶測定後
の平均値を求めた。
15℃、3分の熱処理を行い、炭酸水を充填し0℃、4
8時間炭酸バブリングした。そして、内容物として水を
充填した缶(250g)を底面が落下した際にコンクリ
ートの地面に対して45゜となるようにして30cmの
高さから落下させて衝撃を与えた後内容物を除いて缶側
内面をろうでマスキングし、缶内に1%の食塩水を入れ
て、食塩水中の電極と金属缶に6vの電圧をかけて3秒
後の電流値を読み取り、10缶測定後の平均値を求め
た。
比1.5)後、215℃3分の条件で空焼きを行い、空
焼き後、120℃×30分のレトルト処理をし、市販の
ウーロン茶を充填し、30℃、24時間放置し、内容物
として水を充填した缶(250g)を底面が落下した際
にコンクリートの地面に対して45゜となるようにして
30cmの高さから落下させて衝撃を与えた後、内容物
を除き缶側内面をろうでマスキングして缶内に1%食塩
水を入れて、食塩水中の電極と金属缶に6Vの電圧をか
けて3秒後の電流値を読み取り、10缶測定後の平均値
を求めた。
m 水溶液)に接するようにして(接触面積:314c
m2 )常温14日間放置した後、熱可塑性樹脂Aのガラ
ス転移温度+5℃で30分間窒素気流中で加熱し追い出
される成分を、ガスクロマトグラフィーによりフイルム
1gあたりのd−リモネンの吸着量を定量し味特性を評
価した。
プロパンカーボネート(ガラス転移温度145℃)と
し、ポリエステルBとして平均粒子径の異なるコロイダ
ルシリカ粒子を含有するエチレングリコールスラリーを
190℃で2時間熱処理した後、エステル化反応終了後
にスラリーを添加し、重縮合反応を行い該粒子を所定量
含有するイソフタル酸12.0モル%共重合ポリエチレ
ンテレフタレート(ゲルマニウム元素量40ppm、固
有粘度0.69、ジエチレングリコール0.80重量
%、融点229℃、カルボキシル末端基:40当量/ト
ン)のチップを製造した。熱可塑性樹脂Aを120℃3
時間真空乾燥して単軸押出機に供給し、ポリエステルB
と熱可塑性樹脂Aを重量比で95:5となるようにチッ
プブレンドした後二軸真空ベント式押出機(押出機の温
度はいずれも270℃に設定)に供給し溶融し、しかる
後にフィードブロックにて2層(A層/B層=1/2
4)に積層して通常の口金から吐出後、静電印加(7k
v)でB層がドラム面になるように鏡面冷却ドラムにて
冷却固化して未延伸フィルムを得た。この未延伸フィル
ムを温度140℃にて長手方向に3.0倍延伸し、温度
145℃で幅方向に3.0倍延伸した後、187℃にて
リラックス5%、5秒間熱処理した。得られたフィルム
特性、缶特性は表1に示した通りであり、良好な成形
性、耐衝撃性、味特性を得ることができた。
ルの種類などを変更し実施例1と同様にして製膜し、フ
ィルムを得た。結果を表1〜2に示す。
シリカ粒子と内部粒子として、酸成分100部に対して
グリコール成分64部と酢酸カルシウム0.1部を触媒
として常法によりエステル交換反応を行い、酢酸リチウ
ム0.17部、トリメチルホスフェート0.15部、亜
リン酸0.02部、三酸化アンチモン0.03部を添加
し重縮合して得た内部粒子含有イソフタル酸12.0モ
ル%共重合ポリエチレンテレフタレートを無粒子のイソ
フタル酸12.0モル%共重合ポリエチレンテレフタレ
ートとブレンドすることによりポリエステルBを形成さ
せ、積層比をA層/B層=0.5/24.5、縦延伸温
度を120℃、横延伸温度を125℃とした以外は実施
例1と同様にしてフィルムを得た。得られたフィルム特
性、缶特性は表1に示した通りであり、良好な成形性、
耐衝撃性、味特性を得ることができた。
ールA・イソフタル酸/テレフタル酸(イソフタル酸/
テレフタル酸重量比=50/50)共重合ポリアリレー
ト(ガラス転移温度190℃)とし、ポリエステルBと
熱可塑性樹脂Aの重量比を99.2:0.8としてB層
を形成し、積層比A層/B層=0.1/24.9、延伸
方式温度を同時二軸延伸として延伸倍率を2.5×2.
5、延伸温度150℃とした以外は実施例1と同様にし
てフィルムを得た。得られたフィルム特性、缶特性は表
1に示す通りであり、良好な成形性、耐衝撃性、味特性
を得ることができた。
ポリエステルBの固有粘度を0.8、粒子処方を変更し
積層比A層/B層=3/22とし、未延伸で厚さ25μ
mとなるようにしてフィルムを得た。得られたフィルム
特性、缶特性は表2に示す通りであり、良好な成形性、
耐衝撃性、味特性を得ることができた。本フィルムは成
形比を1.8としても成形比1.5と同等の良好な缶特
性を示した。
いて熱可塑性樹脂Aに熱可塑性エラストマー(SEBS
(スチレン−エチレン/ブチレン−スチレンブロックコ
ポリマー、MI=3.0g/10分、S/EB比30/
70))を20重量%混合したポリマをポリエステルB
に重量比(ポリエステルB:ブレンド樹脂)90:10
となるようにしてB層を形成し、熱処理温度を170℃
とした以外は実施例1と同様にしてフィルムを得た。得
られたフィルム特性、缶特性は表2に示す通りであり、
特に耐衝撃性良好な缶体を得ることができた。
ンナフタレート(ガラス転移温度120℃)、ポリエス
テルBの組成をイソフタル酸12.0モル%共重合ポリ
エチレンテレフタレート(ゲルマニウム元素量40pp
m、固有粘度0.67、ジエチレングリコール0.80
重量%、融点229℃、カルボキシル末端基:42当量
/トン)とポリブチレンテレフタレートを重量比で8
0:20とし、縦延伸温度120℃、横延伸温度125
℃とした以外は実施例1と同様にしてフィルムを得た。
得られたフィルム特性、缶特性は表2に示す通りであ
り、熱可塑性樹脂Aが結晶性を有するため成形性はやや
低下したが、ポリエステル成分にポリブチレンテレフタ
レートのような低ガラス転移温度の樹脂を含有させたた
め良好な耐衝撃性、味特性を得ることができた。
可塑性樹脂Aを含有しなかった以外は実施例3と同様に
してフィルムを得た。得られたフィルムは表3に示すよ
うに成形性が悪化し、他の特性も大きく低下したものと
なった。
リエステルBと熱可塑性樹脂Aの重量比を75:25と
した以外は実施例3と同様にして単層フィルムを得た。
得られたフィルムは表3に示すように成形性が悪化し、
他の特性も大きく低下したものとなった。
ブチレンテレフタレートの重量比を50:50とした以
外は実施例1と同様にしてフィルムを得た。得られたフ
ィルム特性、缶特性は表3に示す通りであり、良好な特
性を得ることができず特に味特性が大きく低下した。
ムは缶などに成形する際の成形性に優れているだけでな
く、耐衝撃性、味特性に優れた特性を有し、成形加工に
よって製造される金属缶に好適に使用することができ
る。
Claims (2)
- 【請求項1】 ガラス転移温度が90℃以上の熱可塑性
樹脂Aを主成分とするA層と、融点160〜250℃の
エチレンテレフタレート及び/またはエチレンイソフタ
レートを主たる構成成分とするポリエステルBとガラス
転移温度が90℃以上の熱可塑性樹脂Aが重量比で8
0:20〜99.9:0.1であるB層よりなることを
特徴とする金属板ラミネート用積層フイルム。 - 【請求項2】 熱可塑性樹脂Aが芳香族ポリカーボネー
ト、ポリアリレートの中から任意に選択される樹脂であ
ることを特徴とする請求項1に記載の金属板ラミネート
用積層フイルム。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2282495A JP3546510B2 (ja) | 1995-02-10 | 1995-02-10 | 金属板ラミネート用積層フイルム |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2282495A JP3546510B2 (ja) | 1995-02-10 | 1995-02-10 | 金属板ラミネート用積層フイルム |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08216353A true JPH08216353A (ja) | 1996-08-27 |
| JP3546510B2 JP3546510B2 (ja) | 2004-07-28 |
Family
ID=12093448
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2282495A Expired - Fee Related JP3546510B2 (ja) | 1995-02-10 | 1995-02-10 | 金属板ラミネート用積層フイルム |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3546510B2 (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH10128935A (ja) * | 1996-09-09 | 1998-05-19 | Toray Ind Inc | 容器成形用二軸延伸ポリエステルフィルム |
| JP2000309325A (ja) * | 1999-02-22 | 2000-11-07 | Tsutsumi Yotaro | 樹脂被覆金属板、金属缶及び缶蓋 |
| JP2001301025A (ja) * | 2000-04-25 | 2001-10-30 | Toray Ind Inc | 金属板貼合せ用二軸延伸着色ポリエステルフィルム |
| JP2007203532A (ja) * | 2006-01-31 | 2007-08-16 | Mitsubishi Plastics Ind Ltd | 蓋材 |
-
1995
- 1995-02-10 JP JP2282495A patent/JP3546510B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH10128935A (ja) * | 1996-09-09 | 1998-05-19 | Toray Ind Inc | 容器成形用二軸延伸ポリエステルフィルム |
| JP2000309325A (ja) * | 1999-02-22 | 2000-11-07 | Tsutsumi Yotaro | 樹脂被覆金属板、金属缶及び缶蓋 |
| JP2001301025A (ja) * | 2000-04-25 | 2001-10-30 | Toray Ind Inc | 金属板貼合せ用二軸延伸着色ポリエステルフィルム |
| JP2007203532A (ja) * | 2006-01-31 | 2007-08-16 | Mitsubishi Plastics Ind Ltd | 蓋材 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3546510B2 (ja) | 2004-07-28 |
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