JPH08216643A - 車両懸架装置 - Google Patents
車両懸架装置Info
- Publication number
- JPH08216643A JPH08216643A JP2647895A JP2647895A JPH08216643A JP H08216643 A JPH08216643 A JP H08216643A JP 2647895 A JP2647895 A JP 2647895A JP 2647895 A JP2647895 A JP 2647895A JP H08216643 A JPH08216643 A JP H08216643A
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- Japan
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- damping force
- characteristic
- vertical velocity
- force characteristic
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 車両の通常走行時においてはスカイフック制
御理論に基づいた最適な減衰力特性制御が得られると共
に、制動時においては車輪荷重の変動(低下)による制
動性能の低下を防止することができる車両懸架装置の提
供。 【構成】 ばね上上下速度検出手段cで検出されたばね
上上下速度信号の方向判別符号が0である時はショック
アブソーバb1 ,b2 をソフト領域(SS)に制御し、
上向きの正である時は伸側ハード領域(HS)で伸行程
側の減衰力特性を、また下向きの負である時は圧側ハー
ド領域(SH)で圧行程側の減衰力特性をそれぞればね
上上下速度信号に応じたハード特性に可変制御する基本
制御部dと、制動状態検出手段fで車両の制動状態が検
出された時は、前輪側ショックアブソーバb1 の減衰力
特性制御を行なうばね上上下速度信号の0点を圧側がハ
ード特性となる負の方向に所定量オフセットする制動時
補正制御部gと、を備える。
御理論に基づいた最適な減衰力特性制御が得られると共
に、制動時においては車輪荷重の変動(低下)による制
動性能の低下を防止することができる車両懸架装置の提
供。 【構成】 ばね上上下速度検出手段cで検出されたばね
上上下速度信号の方向判別符号が0である時はショック
アブソーバb1 ,b2 をソフト領域(SS)に制御し、
上向きの正である時は伸側ハード領域(HS)で伸行程
側の減衰力特性を、また下向きの負である時は圧側ハー
ド領域(SH)で圧行程側の減衰力特性をそれぞればね
上上下速度信号に応じたハード特性に可変制御する基本
制御部dと、制動状態検出手段fで車両の制動状態が検
出された時は、前輪側ショックアブソーバb1 の減衰力
特性制御を行なうばね上上下速度信号の0点を圧側がハ
ード特性となる負の方向に所定量オフセットする制動時
補正制御部gと、を備える。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ショックアブソーバの
減衰力特性を最適制御する車両の懸架装置に関する。
減衰力特性を最適制御する車両の懸架装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ショックアブソーバの減衰力特性
制御を行う車両懸架装置としては、例えば、特表平4−
502439号公報に記載されたものが知られている。
制御を行う車両懸架装置としては、例えば、特表平4−
502439号公報に記載されたものが知られている。
【0003】この従来の車両懸架装置は、ばね上上下速
度と、相対的なピストン移動量から求められたばね上−
ばね下間相対速度の両方向判別符号が一致する制振域の
時は、ショックアブソーバの減衰力特性をその時のばね
上上下速度およびばね上−ばね下間相対速度に応じたハ
ード特性に制御することにより、制振力を高めて車体の
振動を抑制し、両方向判別符号が不一致となる加振域の
時には、ショックアブソーバの減衰力特性をソフト特性
に制御することにより、加振力を弱めてばね下入力のば
ね上への伝達を抑制するという、カルノップ制御理論
(スカイフック制御理論)に基づいた減衰力特性制御を
行なうようにしたものであった。
度と、相対的なピストン移動量から求められたばね上−
ばね下間相対速度の両方向判別符号が一致する制振域の
時は、ショックアブソーバの減衰力特性をその時のばね
上上下速度およびばね上−ばね下間相対速度に応じたハ
ード特性に制御することにより、制振力を高めて車体の
振動を抑制し、両方向判別符号が不一致となる加振域の
時には、ショックアブソーバの減衰力特性をソフト特性
に制御することにより、加振力を弱めてばね下入力のば
ね上への伝達を抑制するという、カルノップ制御理論
(スカイフック制御理論)に基づいた減衰力特性制御を
行なうようにしたものであった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来装
置にあっては、上述のように構成されていることから、
以下に述べるような問題点があった。
置にあっては、上述のように構成されていることから、
以下に述べるような問題点があった。
【0005】即ち、この従来装置では、車両の制動が行
なわれると、前輪側が沈み込むダイブ現象により、前輪
側ショックアブソーバでは、ばね上上下速度の方向判別
符号(下向きの負)とばね上−ばね下間相対速度の方向
判別符号(圧行程側の負)とが一致した状態となること
から、減衰力特性制御手段では、前輪側ショックアブソ
ーバの減衰力特性をハード特性側に切り換え制御するこ
とになるが、この時の減衰力は、ばね上上下速度に応じ
た値に制御されることになるため、車両の制動時のよう
にばね上上下速度が小さい時には、減衰力特性の値も小
さくなり、従って、制動時における車輪荷重の変動(低
下)が大きくなって制動性能が低下する場合がある。
なわれると、前輪側が沈み込むダイブ現象により、前輪
側ショックアブソーバでは、ばね上上下速度の方向判別
符号(下向きの負)とばね上−ばね下間相対速度の方向
判別符号(圧行程側の負)とが一致した状態となること
から、減衰力特性制御手段では、前輪側ショックアブソ
ーバの減衰力特性をハード特性側に切り換え制御するこ
とになるが、この時の減衰力は、ばね上上下速度に応じ
た値に制御されることになるため、車両の制動時のよう
にばね上上下速度が小さい時には、減衰力特性の値も小
さくなり、従って、制動時における車輪荷重の変動(低
下)が大きくなって制動性能が低下する場合がある。
【0006】本発明は、上述の従来の問題点に着目して
なされたもので、車両の通常走行時においてはスカイフ
ック制御理論に基づいた最適な減衰力特性制御が得られ
ると共に、制動時においては車輪荷重の変動(低下)に
よる制動性能の低下を防止することができる車両懸架装
置を提供することを目的とするものである。
なされたもので、車両の通常走行時においてはスカイフ
ック制御理論に基づいた最適な減衰力特性制御が得られ
ると共に、制動時においては車輪荷重の変動(低下)に
よる制動性能の低下を防止することができる車両懸架装
置を提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、本発明請求項1記載の車両懸架装置は、図1のク
レーム対応図に示すように、車体側と各車輪側の間に介
在されていて伸行程側および圧行程側の減衰力特性が共
にソフト特性となるソフト領域(SS)を中心とし、圧
行程側はソフト特性に保持されたままで伸行程側の減衰
力特性だけをハード特性側に可変制御可能な伸側ハード
領域(HS)と、伸行程側はソフト特性に保持されたま
まで圧行程側の減衰力特性だけをハード特性側に可変制
御可能な圧側ハード領域(SH)とを備えた減衰力特性
変更手段aを有するショックアブソーバb1 ,b2 と、
前輪側および後輪側における左右各車輪位置のばね上上
下速度を検出するばね上上下速度検出手段cと、ばね上
上下速度検出手段cで検出されたばね上上下速度信号の
方向判別符号が0である時はショックアブソーバb1 ,
b2 をソフト領域(SS)に制御し、上向きの正である
時は伸側ハード領域(HS)側において伸行程側の減衰
力特性を、また下向きの負である時は圧側ハード領域
(SH)側において圧行程側の減衰力特性をそれぞれば
ね上上下速度信号に応じたハード特性に可変制御する基
本制御部dを有する減衰力特性制御手段eと、車両の制
動状態を検出する制動状態検出手段fと、前記減衰力特
性制御手段eに設けられていて制動状態検出手段fで車
両の制動状態が検出された時は、前輪側ショックアブソ
ーバb1 の減衰力特性制御を行なうばね上上下速度信号
の0点を圧側がハード特性となる負の方向に所定量オフ
セットする制動時補正制御部gと、を備えた手段とし
た。
めに、本発明請求項1記載の車両懸架装置は、図1のク
レーム対応図に示すように、車体側と各車輪側の間に介
在されていて伸行程側および圧行程側の減衰力特性が共
にソフト特性となるソフト領域(SS)を中心とし、圧
行程側はソフト特性に保持されたままで伸行程側の減衰
力特性だけをハード特性側に可変制御可能な伸側ハード
領域(HS)と、伸行程側はソフト特性に保持されたま
まで圧行程側の減衰力特性だけをハード特性側に可変制
御可能な圧側ハード領域(SH)とを備えた減衰力特性
変更手段aを有するショックアブソーバb1 ,b2 と、
前輪側および後輪側における左右各車輪位置のばね上上
下速度を検出するばね上上下速度検出手段cと、ばね上
上下速度検出手段cで検出されたばね上上下速度信号の
方向判別符号が0である時はショックアブソーバb1 ,
b2 をソフト領域(SS)に制御し、上向きの正である
時は伸側ハード領域(HS)側において伸行程側の減衰
力特性を、また下向きの負である時は圧側ハード領域
(SH)側において圧行程側の減衰力特性をそれぞれば
ね上上下速度信号に応じたハード特性に可変制御する基
本制御部dを有する減衰力特性制御手段eと、車両の制
動状態を検出する制動状態検出手段fと、前記減衰力特
性制御手段eに設けられていて制動状態検出手段fで車
両の制動状態が検出された時は、前輪側ショックアブソ
ーバb1 の減衰力特性制御を行なうばね上上下速度信号
の0点を圧側がハード特性となる負の方向に所定量オフ
セットする制動時補正制御部gと、を備えた手段とし
た。
【0008】また、請求項2記載の車両懸架装置では、
前記制動状態検出手段を、ブレーキセンサで構成した。
また、請求項3記載の車両懸架装置では、アンチスキッ
ド制御装置を備え、前記制動状態検出手段を、アンチス
キッド制御作動状態検出手段で構成した。
前記制動状態検出手段を、ブレーキセンサで構成した。
また、請求項3記載の車両懸架装置では、アンチスキッ
ド制御装置を備え、前記制動状態検出手段を、アンチス
キッド制御作動状態検出手段で構成した。
【0009】
【作用】本発明請求項1記載の車両懸架装置では、上述
のように構成されるため、減衰力特性制御手段eの基本
制御部dでは、ばね上上下速度検出手段cで検出された
ばね上上下速度信号の方向判別符号が、0である時はシ
ョックアブソーバb1 ,b2 がソフト領域(SS)に制
御され、上向きの正である時は伸行程側の減衰力特性
が、また下向きの負である時は圧行程側の減衰力特性
が、ばね上上下速度信号に応じたハード特性に可変制御
される一方で、その逆行程側の減衰力特性はそれぞれソ
フト特性に固定制御された状態となるものであり、この
ため、ばね上上下速度とばね上−ばね下間相対速度の方
向判別符号が一致する制振域においては、その時のショ
ックアブソーバb1 ,b2 の行程側の減衰力特性をハー
ド特性側で可変制御することで車両の制振力を高めると
共に、両者の方向判別符号が不一致となる加振域におい
ては、その時のショックアブソーバb1 ,b2 の行程側
の減衰力特性をソフト特性にすることで車両の加振力を
弱める、といったスカイフック制御理論に基づいた基本
的な減衰力特性の切り換え制御が行なわれることにな
る。即ち、車両の通常走行時においては、基本制御部d
において、スカイフック制御理論に基づいた最適の減衰
力特性制御が行なわれることになる。
のように構成されるため、減衰力特性制御手段eの基本
制御部dでは、ばね上上下速度検出手段cで検出された
ばね上上下速度信号の方向判別符号が、0である時はシ
ョックアブソーバb1 ,b2 がソフト領域(SS)に制
御され、上向きの正である時は伸行程側の減衰力特性
が、また下向きの負である時は圧行程側の減衰力特性
が、ばね上上下速度信号に応じたハード特性に可変制御
される一方で、その逆行程側の減衰力特性はそれぞれソ
フト特性に固定制御された状態となるものであり、この
ため、ばね上上下速度とばね上−ばね下間相対速度の方
向判別符号が一致する制振域においては、その時のショ
ックアブソーバb1 ,b2 の行程側の減衰力特性をハー
ド特性側で可変制御することで車両の制振力を高めると
共に、両者の方向判別符号が不一致となる加振域におい
ては、その時のショックアブソーバb1 ,b2 の行程側
の減衰力特性をソフト特性にすることで車両の加振力を
弱める、といったスカイフック制御理論に基づいた基本
的な減衰力特性の切り換え制御が行なわれることにな
る。即ち、車両の通常走行時においては、基本制御部d
において、スカイフック制御理論に基づいた最適の減衰
力特性制御が行なわれることになる。
【0010】また、車両の制動が行なわれた時は、制動
時補正制御部gにおいて、前輪側ショックアブソーバb
1 の減衰力特性制御を行なうばね上上下速度信号の0点
を圧側がハード特性となる負の方向に所定量オフセット
する補正が行なわれる。
時補正制御部gにおいて、前輪側ショックアブソーバb
1 の減衰力特性制御を行なうばね上上下速度信号の0点
を圧側がハード特性となる負の方向に所定量オフセット
する補正が行なわれる。
【0011】即ち、制動時におけるばね上上下速度が小
さくても、ばね上上下速度の0点が負の方向(圧側ハー
ド領域側)にオフセットされることで、前輪側ショック
アブソーバb1 の圧行程側の減衰力特性が高められる一
方で、伸行程側の減衰力特性は逆に弱められる方向に補
正制御されるもので、これにより、前輪側ショックアブ
ソーバb1 の圧行程時には高減衰力により車輪荷重が高
められ、かつ、伸行程時には低減衰力により車輪荷重の
低下が阻止される方向に作用する。従って、制動時にお
ける車輪荷重の変動(低下)による制動性能の低下が防
止される。
さくても、ばね上上下速度の0点が負の方向(圧側ハー
ド領域側)にオフセットされることで、前輪側ショック
アブソーバb1 の圧行程側の減衰力特性が高められる一
方で、伸行程側の減衰力特性は逆に弱められる方向に補
正制御されるもので、これにより、前輪側ショックアブ
ソーバb1 の圧行程時には高減衰力により車輪荷重が高
められ、かつ、伸行程時には低減衰力により車輪荷重の
低下が阻止される方向に作用する。従って、制動時にお
ける車輪荷重の変動(低下)による制動性能の低下が防
止される。
【0012】
【実施例】本発明実施例を図面に基づいて説明する。図
2は、本発明実施例の車両懸架装置を示す構成説明図で
あり、車体と4つの車輪との間に介在されて、4つのシ
ョックアブソーバSAFL,SAFR,SARL,SARR(な
お、ショックアブソーバを説明するにあたり、これら4
つをまとめて指す場合、およびこれらの共通の構成を説
明する時にはただ単にSAと表示する。また、右下の符
号は車輪位置を示すもので、FLは前輪左,FRは前輪右,
RLは後輪左,RRは後輪右をそれぞれ示している。)が設
けられている。そして、前輪左右の各ショックアブソー
バSAFL,SAFRおよび後輪左右各ショックアブソーバ
SARL,SARRの近傍位置(タワー位置)の車体には、
上下方向の加速度Gを検出する上下加速度センサ(以
後、上下Gセンサという)1FL,1FR,1RL,1RRが設
けられ、また、図示を省略したが、車両の制動状態検出
手段を構成するブレーキセンサ2が設けられ、さらに、
運転席の近傍位置には、各上下Gセンサ1(1FL,
1FR,1RL,1RR)からの信号を入力して、各ショック
アブソーバSAのパルスモータ3に駆動制御信号を出力
するコントロールユニット4が設けられている。
2は、本発明実施例の車両懸架装置を示す構成説明図で
あり、車体と4つの車輪との間に介在されて、4つのシ
ョックアブソーバSAFL,SAFR,SARL,SARR(な
お、ショックアブソーバを説明するにあたり、これら4
つをまとめて指す場合、およびこれらの共通の構成を説
明する時にはただ単にSAと表示する。また、右下の符
号は車輪位置を示すもので、FLは前輪左,FRは前輪右,
RLは後輪左,RRは後輪右をそれぞれ示している。)が設
けられている。そして、前輪左右の各ショックアブソー
バSAFL,SAFRおよび後輪左右各ショックアブソーバ
SARL,SARRの近傍位置(タワー位置)の車体には、
上下方向の加速度Gを検出する上下加速度センサ(以
後、上下Gセンサという)1FL,1FR,1RL,1RRが設
けられ、また、図示を省略したが、車両の制動状態検出
手段を構成するブレーキセンサ2が設けられ、さらに、
運転席の近傍位置には、各上下Gセンサ1(1FL,
1FR,1RL,1RR)からの信号を入力して、各ショック
アブソーバSAのパルスモータ3に駆動制御信号を出力
するコントロールユニット4が設けられている。
【0013】以上の構成を示すのが図3のシステムブロ
ック図であって、コントロールユニット4は、インタフ
ェース回路4a,CPU4b,駆動回路4cを備え、前
記インタフェース回路4aに、前記各上下Gセンサ
1FL,1FR,1RL,1RRからのばね上上下加速度GFL,
GFR,GRL,GRR信号、および、ブレーキセンサ2から
の制動ON−OFF信号が入力される。そして、前記イ
ンタフェース回路4aには、図14に示すように、ばね
上上下加速度GFL,GFR,GRL,GRR信号から各タワー
位置のばね上上下速度ΔxFL,ΔxFR,ΔxRL,ΔxRR
およびばね上−ばね下間相対速度(Δx−Δx0 )FL,
(Δx−Δx0 )FR,(Δx−Δx0 )RL,(Δx−Δ
x0 )RRを求めるための信号処理回路が設けられてい
る。なお、この信号処理回路の詳細については後述す
る。
ック図であって、コントロールユニット4は、インタフ
ェース回路4a,CPU4b,駆動回路4cを備え、前
記インタフェース回路4aに、前記各上下Gセンサ
1FL,1FR,1RL,1RRからのばね上上下加速度GFL,
GFR,GRL,GRR信号、および、ブレーキセンサ2から
の制動ON−OFF信号が入力される。そして、前記イ
ンタフェース回路4aには、図14に示すように、ばね
上上下加速度GFL,GFR,GRL,GRR信号から各タワー
位置のばね上上下速度ΔxFL,ΔxFR,ΔxRL,ΔxRR
およびばね上−ばね下間相対速度(Δx−Δx0 )FL,
(Δx−Δx0 )FR,(Δx−Δx0 )RL,(Δx−Δ
x0 )RRを求めるための信号処理回路が設けられてい
る。なお、この信号処理回路の詳細については後述す
る。
【0014】次に、図4は、ショックアブソーバSAの
構成を示す断面図であって、このショックアブソーバS
Aは、シリンダ30と、シリンダ30を上部室Aと下部
室Bとに画成したピストン31と、シリンダ30の外周
にリザーバ室32を形成した外筒33と、下部室Bとリ
ザーバ室32とを画成したベース34と、ピストン31
に連結されたピストンロッド7の摺動をガイドするガイ
ド部材35と、外筒33と車体との間に介在されたサス
ペンションスプリング36と、バンパラバー37とを備
えている。
構成を示す断面図であって、このショックアブソーバS
Aは、シリンダ30と、シリンダ30を上部室Aと下部
室Bとに画成したピストン31と、シリンダ30の外周
にリザーバ室32を形成した外筒33と、下部室Bとリ
ザーバ室32とを画成したベース34と、ピストン31
に連結されたピストンロッド7の摺動をガイドするガイ
ド部材35と、外筒33と車体との間に介在されたサス
ペンションスプリング36と、バンパラバー37とを備
えている。
【0015】次に、図5は前記ピストン31の部分を示
す拡大断面図であって、この図に示すように、ピストン
31には、貫通孔31a,31bが形成されていると共
に、各貫通孔31a,31bをそれぞれ開閉する圧側減
衰バルブ20および伸側減衰バルブ12が設けられてい
る。また、ピストンロッド7の先端に螺合されたバウン
ドストッパ41には、ピストン31を貫通したスタッド
38が螺合して固定されていて、このスタッド38に
は、貫通孔31a,31bをバイパスして上部室Aと下
部室Bとを連通する流路(後述の伸側第2流路E,伸側
第3流路F,バイパス流路G,圧側第2流路J)を形成
するための連通孔39が形成されていて、この連通孔3
9内には前記流路の流路断面積を変更するための調整子
40が回動自在に設けられている。また、スタッド38
の外周部には、流体の流通の方向に応じて前記連通孔3
9で形成される流路側の流通を許容・遮断する伸側チェ
ックバルブ17と圧側チェックバルブ22とが設けられ
ている。なお、この調整子40は、前記パルスモータ3
によりコントロールロッド70を介して回転されるよう
になっている(図4参照)。また、スタッド38には、
上から順に第1ポート21,第2ポート13,第3ポー
ト18,第4ポート14,第5ポート16が形成されて
いる。
す拡大断面図であって、この図に示すように、ピストン
31には、貫通孔31a,31bが形成されていると共
に、各貫通孔31a,31bをそれぞれ開閉する圧側減
衰バルブ20および伸側減衰バルブ12が設けられてい
る。また、ピストンロッド7の先端に螺合されたバウン
ドストッパ41には、ピストン31を貫通したスタッド
38が螺合して固定されていて、このスタッド38に
は、貫通孔31a,31bをバイパスして上部室Aと下
部室Bとを連通する流路(後述の伸側第2流路E,伸側
第3流路F,バイパス流路G,圧側第2流路J)を形成
するための連通孔39が形成されていて、この連通孔3
9内には前記流路の流路断面積を変更するための調整子
40が回動自在に設けられている。また、スタッド38
の外周部には、流体の流通の方向に応じて前記連通孔3
9で形成される流路側の流通を許容・遮断する伸側チェ
ックバルブ17と圧側チェックバルブ22とが設けられ
ている。なお、この調整子40は、前記パルスモータ3
によりコントロールロッド70を介して回転されるよう
になっている(図4参照)。また、スタッド38には、
上から順に第1ポート21,第2ポート13,第3ポー
ト18,第4ポート14,第5ポート16が形成されて
いる。
【0016】一方、調整子40は、中空部19が形成さ
れると共に、内外を連通する第1横孔24および第2横
孔25が形成され、さらに、外周部に縦溝23が形成さ
れている。
れると共に、内外を連通する第1横孔24および第2横
孔25が形成され、さらに、外周部に縦溝23が形成さ
れている。
【0017】従って、前記上部室Aと下部室Bとの間に
は、伸行程で流体が流通可能な流路として、貫通孔31
bを通り伸側減衰バルブ12の内側を開弁して下部室B
に至る伸側第1流路Dと、第2ポート13,縦溝23,
第4ポート14を経由して伸側減衰バルブ12の外周側
を開弁して下部室Bに至る伸側第2流路Eと、第2ポー
ト13,縦溝23,第5ポート16を経由して伸側チェ
ックバルブ17を開弁して下部室Bに至る伸側第3流路
Fと、第3ポート18,第2横孔25,中空部19を経
由して下部室Bに至るバイパス流路Gの4つの流路があ
る。また、圧行程で流体が流通可能な流路として、貫通
孔31aを通り圧側減衰バルブ20を開弁する圧側第1
流路Hと、中空部19,第1横孔24,第1ポート21
を経由し圧側チェックバルブ22を開弁して上部室Aに
至る圧側第2流路Jと、中空部19,第2横孔25,第
3ポート18を経由して上部室Aに至るバイパス流路G
との3つの流路がある。
は、伸行程で流体が流通可能な流路として、貫通孔31
bを通り伸側減衰バルブ12の内側を開弁して下部室B
に至る伸側第1流路Dと、第2ポート13,縦溝23,
第4ポート14を経由して伸側減衰バルブ12の外周側
を開弁して下部室Bに至る伸側第2流路Eと、第2ポー
ト13,縦溝23,第5ポート16を経由して伸側チェ
ックバルブ17を開弁して下部室Bに至る伸側第3流路
Fと、第3ポート18,第2横孔25,中空部19を経
由して下部室Bに至るバイパス流路Gの4つの流路があ
る。また、圧行程で流体が流通可能な流路として、貫通
孔31aを通り圧側減衰バルブ20を開弁する圧側第1
流路Hと、中空部19,第1横孔24,第1ポート21
を経由し圧側チェックバルブ22を開弁して上部室Aに
至る圧側第2流路Jと、中空部19,第2横孔25,第
3ポート18を経由して上部室Aに至るバイパス流路G
との3つの流路がある。
【0018】即ち、ショックアブソーバSAは、調整子
40を回動させることにより、伸側・圧側のいずれとも
図6に示すような特性で減衰力特性を多段階に変更可能
に構成されている。つまり、図7に示すように、伸側・
圧側いずれもソフトとした状態(以後、ソフト領域SS
という)から調整子40を反時計方向に回動させると、
伸側のみ減衰力特性を多段階に変更可能で圧側が低減衰
力特性に固定の領域(以後、伸側ハード領域HSとい
う)となり、逆に、調整子40を時計方向に回動させる
と、圧側のみ減衰力特性を多段階に変更可能で伸側が低
減衰力特性に固定の領域(以後、圧側ハード領域SHと
いう)となる構造となっている。
40を回動させることにより、伸側・圧側のいずれとも
図6に示すような特性で減衰力特性を多段階に変更可能
に構成されている。つまり、図7に示すように、伸側・
圧側いずれもソフトとした状態(以後、ソフト領域SS
という)から調整子40を反時計方向に回動させると、
伸側のみ減衰力特性を多段階に変更可能で圧側が低減衰
力特性に固定の領域(以後、伸側ハード領域HSとい
う)となり、逆に、調整子40を時計方向に回動させる
と、圧側のみ減衰力特性を多段階に変更可能で伸側が低
減衰力特性に固定の領域(以後、圧側ハード領域SHと
いう)となる構造となっている。
【0019】ちなみに、図7において、調整子40を
,,のポジションに配置した時の、図5における
K−K断面,L−L断面およびM−M断面,N−N断面
を、それぞれ、図8,図9,図10に示し、また、各ポ
ジションの減衰力特性を図11,12,13に示してい
る。
,,のポジションに配置した時の、図5における
K−K断面,L−L断面およびM−M断面,N−N断面
を、それぞれ、図8,図9,図10に示し、また、各ポ
ジションの減衰力特性を図11,12,13に示してい
る。
【0020】次に、コントロールユニット4の制御作動
のうち、ばね上上下速度Δxおよびばね上−ばね下間相
対速度(Δx−Δx0 )を求めるための信号処理回路の
構成を、図14のブロック図に基づいて説明する。
のうち、ばね上上下速度Δxおよびばね上−ばね下間相
対速度(Δx−Δx0 )を求めるための信号処理回路の
構成を、図14のブロック図に基づいて説明する。
【0021】まず、B1では、位相遅れ補償式を用い、
各上下Gセンサ1(1FL,1FR,1RL,1RR)で検出さ
れた各ばね上上下加速度G(GFL,GFR,GRL,GRR)
を、各タワー位置のばね上上下速度信号に変換する。な
お、位相遅れ補償の一般式は、次の伝達関数式(1) で表
わすことができる。
各上下Gセンサ1(1FL,1FR,1RL,1RR)で検出さ
れた各ばね上上下加速度G(GFL,GFR,GRL,GRR)
を、各タワー位置のばね上上下速度信号に変換する。な
お、位相遅れ補償の一般式は、次の伝達関数式(1) で表
わすことができる。
【0022】 G(S) =(AS+1)/(BS+1)・・・・・・・・(1) (A<B) そして、減衰力特性制御に必要な周波数帯(0.5 Hz〜 3
Hz )において積分(1/S)する場合と同等の位相お
よびゲイン特性を有し、低周波(〜0.05 Hz )側でのゲ
インを下げるための位相遅れ補償式として、次の伝達関
数式(2) が用いられる。
Hz )において積分(1/S)する場合と同等の位相お
よびゲイン特性を有し、低周波(〜0.05 Hz )側でのゲ
インを下げるための位相遅れ補償式として、次の伝達関
数式(2) が用いられる。
【0023】 G(S) =(0.001 S+1)/(10S+1)×γ・・・・・・・・(2) なお、γは、積分(1/S)により速度変換する場合の
信号とゲイン特性を合わせるためのゲインであり、この
実施例ではγ=10に設定されている。その結果、図1
5の(イ) における実線のゲイン特性、および、図15の
(ロ) における実線の位相特性に示すように、減衰力特性
制御に必要な周波数帯(0.5 Hz〜 3 Hz )における位相
特性を悪化させることなく、低周波側のゲインだけが低
下した状態となる。なお、図15の(イ),(ロ) の点線は、
積分(1/S)により速度変換されたばね上上下速度信
号のゲイン特性および位相特性を示している。
信号とゲイン特性を合わせるためのゲインであり、この
実施例ではγ=10に設定されている。その結果、図1
5の(イ) における実線のゲイン特性、および、図15の
(ロ) における実線の位相特性に示すように、減衰力特性
制御に必要な周波数帯(0.5 Hz〜 3 Hz )における位相
特性を悪化させることなく、低周波側のゲインだけが低
下した状態となる。なお、図15の(イ),(ロ) の点線は、
積分(1/S)により速度変換されたばね上上下速度信
号のゲイン特性および位相特性を示している。
【0024】続くB2では、制御を行なう目標周波数帯
以外の成分を遮断するためのバンドパスフィルタ処理を
行なう。即ち、このバンドパスフィルタBPFは、2次
のハイパスフィルタHPF(0.3 Hz)と2次のローパス
フィルタLPF(4 Hz)とで構成され、車両のばね上共
振周波数帯を目標としたばね上上下速度Δx(ΔxFL,
ΔxFR,ΔxRL,ΔxRR)信号を求める。
以外の成分を遮断するためのバンドパスフィルタ処理を
行なう。即ち、このバンドパスフィルタBPFは、2次
のハイパスフィルタHPF(0.3 Hz)と2次のローパス
フィルタLPF(4 Hz)とで構成され、車両のばね上共
振周波数帯を目標としたばね上上下速度Δx(ΔxFL,
ΔxFR,ΔxRL,ΔxRR)信号を求める。
【0025】一方、B3では、次式(3) に示すように、
各ばね上上下加速度からばね上−ばね下間相対速度まで
の伝達関数Gu(S) を用い、各上下Gセンサ1で検出さ
れた上下方向加速度G(GFL,GFR,GRL,GRR)信号
から、各タワー位置のばね上−ばね下間相対速度(Δx
−Δx0 )[(Δx−Δx0 )FL,(Δx−Δx
0 )FR,(Δx−Δx0 )RL,(Δx−Δx0 )RR]信
号を求める。 Gu(S) =−ms/(cs+k)・・・・・・・・(3) なお、mはばね上マス、cはサスペンションの減衰係
数、kはサスペンションのばね定数である。即ち、この
実施例では、上下Gセンサ1と信号処理回路とで、請求
の範囲の各車輪位置のばね上上下速度検出手段を構成さ
せている。
各ばね上上下加速度からばね上−ばね下間相対速度まで
の伝達関数Gu(S) を用い、各上下Gセンサ1で検出さ
れた上下方向加速度G(GFL,GFR,GRL,GRR)信号
から、各タワー位置のばね上−ばね下間相対速度(Δx
−Δx0 )[(Δx−Δx0 )FL,(Δx−Δx
0 )FR,(Δx−Δx0 )RL,(Δx−Δx0 )RR]信
号を求める。 Gu(S) =−ms/(cs+k)・・・・・・・・(3) なお、mはばね上マス、cはサスペンションの減衰係
数、kはサスペンションのばね定数である。即ち、この
実施例では、上下Gセンサ1と信号処理回路とで、請求
の範囲の各車輪位置のばね上上下速度検出手段を構成さ
せている。
【0026】次に、前記コントロールユニット4におけ
るショックアブソーバSAの減衰力特性制御作動のう
ち、基本制御部による基本制御の内容を図16のフロー
チャートに基づいて説明する。なお、この基本制御は各
ショックアブソーバSAFL,SAFR,SARL,SARRご
とに行なわれる。
るショックアブソーバSAの減衰力特性制御作動のう
ち、基本制御部による基本制御の内容を図16のフロー
チャートに基づいて説明する。なお、この基本制御は各
ショックアブソーバSAFL,SAFR,SARL,SARRご
とに行なわれる。
【0027】ステップ101では、ばね上上下速度Δx
が正の値であるか否かを判定し、YESであればステッ
プ102に進んで各ショックアブソーバSAを伸側ハー
ド領域HSに制御し、NOであればステップ103に進
む。
が正の値であるか否かを判定し、YESであればステッ
プ102に進んで各ショックアブソーバSAを伸側ハー
ド領域HSに制御し、NOであればステップ103に進
む。
【0028】ステップ103では、ばね上上下速度Δx
が負の値であるか否かを判定し、YESであればステッ
プ104に進んで各ショックアブソーバSAを圧側ハー
ド領域SHに制御し、NOであればステップ105に進
む。
が負の値であるか否かを判定し、YESであればステッ
プ104に進んで各ショックアブソーバSAを圧側ハー
ド領域SHに制御し、NOであればステップ105に進
む。
【0029】ステップ105は、ステップ101および
ステップ103でNOと判断された時、即ち、ばね上上
下速度Δxの値が、0である時の処理ステップであり、
この時は、各ショックアブソーバSAをソフト領域SS
に制御する。
ステップ103でNOと判断された時、即ち、ばね上上
下速度Δxの値が、0である時の処理ステップであり、
この時は、各ショックアブソーバSAをソフト領域SS
に制御する。
【0030】次に、減衰力特性制御の作動を図16のタ
イムチャートにより説明する。ばね上上下速度Δxおよ
びばね上−ばね下間相対速度(Δx−Δx0 )に基づく
ばね上上下速度Δxが、この図に示すように変化した場
合、図に示すように、ばね上上下速度Δxの値が0であ
る時には、ショックアブソーバSAをソフト領域SSに
制御する。
イムチャートにより説明する。ばね上上下速度Δxおよ
びばね上−ばね下間相対速度(Δx−Δx0 )に基づく
ばね上上下速度Δxが、この図に示すように変化した場
合、図に示すように、ばね上上下速度Δxの値が0であ
る時には、ショックアブソーバSAをソフト領域SSに
制御する。
【0031】また、ばね上上下速度Δxの値が正の値に
なると、伸側ハード領域HSに制御して、圧側の減衰力
特性をソフト特性に固定する一方、伸側の減衰力特性
(目標減衰力特性ポジションPT )を、次式(4) に基づ
き、ばね上上下速度Δxに比例させて変更する。 PT =α・Δx・K・・・・・・・・・・・・・・・・(4) なお、αは、伸側の定数、Kは、ばね上−ばね下間相対
速度(Δx−Δx0 )に応じて可変設定されるゲインで
ある。
なると、伸側ハード領域HSに制御して、圧側の減衰力
特性をソフト特性に固定する一方、伸側の減衰力特性
(目標減衰力特性ポジションPT )を、次式(4) に基づ
き、ばね上上下速度Δxに比例させて変更する。 PT =α・Δx・K・・・・・・・・・・・・・・・・(4) なお、αは、伸側の定数、Kは、ばね上−ばね下間相対
速度(Δx−Δx0 )に応じて可変設定されるゲインで
ある。
【0032】また、ばね上上下速度Δxの値が負の値に
なると、圧側ハード領域SHに制御して、伸側減衰力特
性をソフト特性に固定する一方、圧側の減衰力特性(目
標減衰力特性ポジションPC )を、次式(5) に基づき、
ばね上上下速度Δxに比例させて変更する。 PC =β・Δx・K・・・・・・・・・・・・・・・・(5) なお、βは、圧側の定数である。
なると、圧側ハード領域SHに制御して、伸側減衰力特
性をソフト特性に固定する一方、圧側の減衰力特性(目
標減衰力特性ポジションPC )を、次式(5) に基づき、
ばね上上下速度Δxに比例させて変更する。 PC =β・Δx・K・・・・・・・・・・・・・・・・(5) なお、βは、圧側の定数である。
【0033】次に、コントロールユニット4の減衰力特
性制御作動のうち、主にショックアブソーバSAの制御
領域の切り換え作動状態を図17のタイムチャートに基
づいて説明する。
性制御作動のうち、主にショックアブソーバSAの制御
領域の切り換え作動状態を図17のタイムチャートに基
づいて説明する。
【0034】図17のタイムチャートにおいて、領域a
は、ばね上上下速度Δxおよびばね上−ばね下間相対速
度(Δx−Δx0 )に基づくばね上上下速度Δxが負の
値(下向き)から正の値(上向き)に逆転した状態であ
る、この時はまだ相対速度(Δx−Δx0 )は負の値
(ショックアブソーバSAの行程は圧行程側)となって
いる領域であるため、この時は、ばね上上下速度Δxの
方向に基づいてショックアブソーバSAは伸側ハード領
域HSに制御されており、従って、この領域ではその時
のショックアブソーバSAの行程である圧行程側がソフ
ト特性となる。
は、ばね上上下速度Δxおよびばね上−ばね下間相対速
度(Δx−Δx0 )に基づくばね上上下速度Δxが負の
値(下向き)から正の値(上向き)に逆転した状態であ
る、この時はまだ相対速度(Δx−Δx0 )は負の値
(ショックアブソーバSAの行程は圧行程側)となって
いる領域であるため、この時は、ばね上上下速度Δxの
方向に基づいてショックアブソーバSAは伸側ハード領
域HSに制御されており、従って、この領域ではその時
のショックアブソーバSAの行程である圧行程側がソフ
ト特性となる。
【0035】また、領域bは、ばね上上下速度Δxが正
の値(上向き)のままで、ばね上−ばね下間相対速度
(Δx−Δx0 )は負の値から正の値(ショックアブソ
ーバSAの行程は伸行程側)に切り換わった領域である
ため、この時は、ばね上上下速度Δxの方向に基づいて
ショックアブソーバSAは伸側ハード領域HSに制御さ
れており、かつ、ショックアブソーバの行程も伸行程で
あり、従って、この領域ではその時のショックアブソー
バSAの行程である伸行程側が、ばね上上下速度Δxの
値に比例したハード特性となる。
の値(上向き)のままで、ばね上−ばね下間相対速度
(Δx−Δx0 )は負の値から正の値(ショックアブソ
ーバSAの行程は伸行程側)に切り換わった領域である
ため、この時は、ばね上上下速度Δxの方向に基づいて
ショックアブソーバSAは伸側ハード領域HSに制御さ
れており、かつ、ショックアブソーバの行程も伸行程で
あり、従って、この領域ではその時のショックアブソー
バSAの行程である伸行程側が、ばね上上下速度Δxの
値に比例したハード特性となる。
【0036】また、領域cは、ばね上上下速度Δxが正
の値(上向き)から負の値(下向き)に逆転した状態で
あるが、この時はまだばね上−ばね下間相対速度(Δx
−Δx0 )は正の値(ショックアブソーバSAの行程は
伸行程側)となっている領域であるため、この時は、ば
ね上上下速度Δxの方向に基づいてショックアブソーバ
SAは圧側ハード領域SHに制御されており、従って、
この領域ではその時のショックアブソーバSAの行程で
ある伸行程側がソフト特性となる。
の値(上向き)から負の値(下向き)に逆転した状態で
あるが、この時はまだばね上−ばね下間相対速度(Δx
−Δx0 )は正の値(ショックアブソーバSAの行程は
伸行程側)となっている領域であるため、この時は、ば
ね上上下速度Δxの方向に基づいてショックアブソーバ
SAは圧側ハード領域SHに制御されており、従って、
この領域ではその時のショックアブソーバSAの行程で
ある伸行程側がソフト特性となる。
【0037】また、領域dは、ばね上上下速度Δxが負
の値(下向き)のままで、ばね上−ばね下間相対速度
(Δx−Δx0 )は正の値から負の値(ショックアブソ
ーバSAの行程は伸行程側)になる領域であるため、こ
の時は、ばね上上下速度Δxの方向に基づいてショック
アブソーバSAは圧側ハード領域SHに制御されてお
り、かつ、ショックアブソーバの行程も圧行程であり、
従って、この領域ではその時のショックアブソーバSA
の行程である圧行程側が、ばね上上下速度Δxの値に比
例したハード特性となる。
の値(下向き)のままで、ばね上−ばね下間相対速度
(Δx−Δx0 )は正の値から負の値(ショックアブソ
ーバSAの行程は伸行程側)になる領域であるため、こ
の時は、ばね上上下速度Δxの方向に基づいてショック
アブソーバSAは圧側ハード領域SHに制御されてお
り、かつ、ショックアブソーバの行程も圧行程であり、
従って、この領域ではその時のショックアブソーバSA
の行程である圧行程側が、ばね上上下速度Δxの値に比
例したハード特性となる。
【0038】以上のように、この実施例では、ばね上上
下速度Δxとばね上−ばね下間相対速度(Δx−Δx
0 )とが同符号の時(領域b,領域d)は、その時のシ
ョックアブソーバSAの行程側をハード特性に制御し、
異符号の時(領域a,領域c)は、その時のショックア
ブソーバSAの行程側をソフト特性に制御するという、
スカイフック制御理論に基づいた減衰力特性制御と同一
の制御が、ばね上上下速度Δx信号のみに基づいて行な
われることになる。そして、さらに、この実施例では、
ショックアブソーバSAの行程が切り換わった時点、即
ち、領域aから領域b,および領域cから領域d(ソフ
ト特性からハード特性)へ移行する時には、切り換わる
行程側の減衰力特性ポジションは前の領域a,cで既に
ハード特性側への切り換えが行なわれているため、ソフ
ト特性からハード特性への切り換えが時間遅れなく行な
われるもので、これにより、高い制御応答性が得られる
と共に、ハード特性からソフト特性への切り換えはパル
スモータ3を駆動させることなしに行なわれるもので、
これにより、パルスモータ3の耐久性向上と、消費電力
の節約が成されることになる。
下速度Δxとばね上−ばね下間相対速度(Δx−Δx
0 )とが同符号の時(領域b,領域d)は、その時のシ
ョックアブソーバSAの行程側をハード特性に制御し、
異符号の時(領域a,領域c)は、その時のショックア
ブソーバSAの行程側をソフト特性に制御するという、
スカイフック制御理論に基づいた減衰力特性制御と同一
の制御が、ばね上上下速度Δx信号のみに基づいて行な
われることになる。そして、さらに、この実施例では、
ショックアブソーバSAの行程が切り換わった時点、即
ち、領域aから領域b,および領域cから領域d(ソフ
ト特性からハード特性)へ移行する時には、切り換わる
行程側の減衰力特性ポジションは前の領域a,cで既に
ハード特性側への切り換えが行なわれているため、ソフ
ト特性からハード特性への切り換えが時間遅れなく行な
われるもので、これにより、高い制御応答性が得られる
と共に、ハード特性からソフト特性への切り換えはパル
スモータ3を駆動させることなしに行なわれるもので、
これにより、パルスモータ3の耐久性向上と、消費電力
の節約が成されることになる。
【0039】次に、コントロールユニット4の制御作動
のうち、前輪側左右ショックアブソーバSAFL,SAFR
における減衰力特性の基本制御と制動時補正制御の切り
換え制御作動の内容について、図18のタイムチャート
に基づいて説明する。
のうち、前輪側左右ショックアブソーバSAFL,SAFR
における減衰力特性の基本制御と制動時補正制御の切り
換え制御作動の内容について、図18のタイムチャート
に基づいて説明する。
【0040】(イ)通常走行時 車両の通常走行時においては、基本制御部において、各
ショックアブソーバSAの減衰力特性が、各ばね上上下
速度Δxに比例した基本制御時における目標減衰力特性
ポジションPT ,PC に設定される基本制御が行なわ
れ、これにより、前述のように、スカイフック制御理論
に基づいた最適の減衰力特性制御が行なわれることにな
る。
ショックアブソーバSAの減衰力特性が、各ばね上上下
速度Δxに比例した基本制御時における目標減衰力特性
ポジションPT ,PC に設定される基本制御が行なわ
れ、これにより、前述のように、スカイフック制御理論
に基づいた最適の減衰力特性制御が行なわれることにな
る。
【0041】(ロ)制動時 車両が走行中において、制動が行なわれると、制動時判
断信号としてのブレーキセンサ2からの制動ON信号に
基づき、制動時補正制御部において、ばね上上下速度Δ
xの0点を負の方向へ0s点までオフセットさせる補正
制御が行なわれる。
断信号としてのブレーキセンサ2からの制動ON信号に
基づき、制動時補正制御部において、ばね上上下速度Δ
xの0点を負の方向へ0s点までオフセットさせる補正
制御が行なわれる。
【0042】即ち、車両の制動時においては、前輪側が
沈み込むダイブ現象により、前輪側ショックアブソーバ
SAFL,SAFR位置においては、ばね上上下速度Δx信
号の方向が下向きの負となり、このため、前輪側ショッ
クアブソーバSAFL,SAFRの減衰力特性が圧側ハード
領域(SH)側に制御されると共に、この時の圧側減衰
力は、その時のばね上上下速度Δx信号に応じた値に制
御されることになるが、制動時においては、前述のよう
に、ばね上上下速度Δx信号の0点が圧側がハード特性
となる負の方向の0s点までオフセットされることか
ら、ばね上上下速度Δxの値が小さくても、前輪側ショ
ックアブソーバSAFL,SAFRの圧行程側の減衰力特性
が所定のハード特性側にオフセット分(0s−0)だけ
加算された値に制御されるもので、これにより、車輪荷
重を高める方向に圧行程側の高減衰力が作用し、また、
前輪側ショックアブソーバSAFL,SAFRの伸行程側の
減衰力特性が所定のソフト特性側にオフセット分(0s
−0)だけ減算された値に制御されるもので、これによ
り、車輪荷重の低下を防止する方向に伸行程側の低減衰
力が作用することになる。従って、制動時における車輪
荷重の変動(低下)による制動性能の低下が防止され
る。
沈み込むダイブ現象により、前輪側ショックアブソーバ
SAFL,SAFR位置においては、ばね上上下速度Δx信
号の方向が下向きの負となり、このため、前輪側ショッ
クアブソーバSAFL,SAFRの減衰力特性が圧側ハード
領域(SH)側に制御されると共に、この時の圧側減衰
力は、その時のばね上上下速度Δx信号に応じた値に制
御されることになるが、制動時においては、前述のよう
に、ばね上上下速度Δx信号の0点が圧側がハード特性
となる負の方向の0s点までオフセットされることか
ら、ばね上上下速度Δxの値が小さくても、前輪側ショ
ックアブソーバSAFL,SAFRの圧行程側の減衰力特性
が所定のハード特性側にオフセット分(0s−0)だけ
加算された値に制御されるもので、これにより、車輪荷
重を高める方向に圧行程側の高減衰力が作用し、また、
前輪側ショックアブソーバSAFL,SAFRの伸行程側の
減衰力特性が所定のソフト特性側にオフセット分(0s
−0)だけ減算された値に制御されるもので、これによ
り、車輪荷重の低下を防止する方向に伸行程側の低減衰
力が作用することになる。従って、制動時における車輪
荷重の変動(低下)による制動性能の低下が防止され
る。
【0043】また、車両の制動時においては、前輪側が
沈み込んで後輪側が浮き上がる所謂車体のダイブ現象に
より車体が傾斜すると共に、この傾斜状態で車体速度が
減速されることで、減速度の分力分を、上下Gセンサ1
が下向き(負)のばね上上下加速度成分として検出し、
この継続的に入力される低周波の下向きばね上加速度成
分により、信号をドリフトさせる原因となる。
沈み込んで後輪側が浮き上がる所謂車体のダイブ現象に
より車体が傾斜すると共に、この傾斜状態で車体速度が
減速されることで、減速度の分力分を、上下Gセンサ1
が下向き(負)のばね上上下加速度成分として検出し、
この継続的に入力される低周波の下向きばね上加速度成
分により、信号をドリフトさせる原因となる。
【0044】なお、以上のことは、スカット現象を生じ
させるような車両の急加速時や、車両が長い上り坂で加
速走行する時(この場合は、上向きのばね上上下加速度
成分を検出する)、または、長い下り坂で加速走行する
時においても生じ、さらには、上下Gセンサ1の信号に
低周波のDC成分が入力されることによっても生じる。
させるような車両の急加速時や、車両が長い上り坂で加
速走行する時(この場合は、上向きのばね上上下加速度
成分を検出する)、または、長い下り坂で加速走行する
時においても生じ、さらには、上下Gセンサ1の信号に
低周波のDC成分が入力されることによっても生じる。
【0045】ところが、この実施例では、各上下Gセン
サ1で検出された各ばね上上下加速度Gを、各タワー位
置のばね上上下速度信号に変換する速度変換手段とし
て、位相遅れ補償式を用いることにより、減衰力特性制
御に必要な周波数帯(0.5 Hz〜3 Hz )における位相特
性を悪化させることなしに、低周波側のゲインだけを低
下させたばね上上下速度信号が得られる。
サ1で検出された各ばね上上下加速度Gを、各タワー位
置のばね上上下速度信号に変換する速度変換手段とし
て、位相遅れ補償式を用いることにより、減衰力特性制
御に必要な周波数帯(0.5 Hz〜3 Hz )における位相特
性を悪化させることなしに、低周波側のゲインだけを低
下させたばね上上下速度信号が得られる。
【0046】従って、制動時等のように、上下Gセンサ
1の信号に余分な低周波成分が加算されるような状況に
おいても、低周波側ゲインの低下により、減衰力特性制
御への影響をなくすことができる。
1の信号に余分な低周波成分が加算されるような状況に
おいても、低周波側ゲインの低下により、減衰力特性制
御への影響をなくすことができる。
【0047】以上説明してきたように、この実施例の車
両懸架装置では、以下に列挙する効果が得られる。 車両の通常走行時においては基本制御部によるスカ
イフック制御理論に基づいた最適な減衰力特性制御が得
られると共に、ばね上上下速度が小さい車両制動時にお
いては、制動時補正制御部による前輪側ショックアブソ
ーバにおける加算されたハードな圧側減衰力と減算され
たソフトな伸側減衰力により前輪側における車輪荷重の
変動(低下)を防止し、これにより、制動性能の低下を
防止することができるようになる。
両懸架装置では、以下に列挙する効果が得られる。 車両の通常走行時においては基本制御部によるスカ
イフック制御理論に基づいた最適な減衰力特性制御が得
られると共に、ばね上上下速度が小さい車両制動時にお
いては、制動時補正制御部による前輪側ショックアブソ
ーバにおける加算されたハードな圧側減衰力と減算され
たソフトな伸側減衰力により前輪側における車輪荷重の
変動(低下)を防止し、これにより、制動性能の低下を
防止することができるようになる。
【0048】 ばね上上下加速度からばね上上下速度
に変換するための手段として、位相遅れ補償式を用いた
ことで、制動時等におけるように、余分な低周波信号入
力に基づく信号ドリフトを防止し、これにより、ショッ
クアブソーバSAにおける減衰力特性の制御性の悪化を
防止して車両の乗り心地を確保することができるように
なる。
に変換するための手段として、位相遅れ補償式を用いた
ことで、制動時等におけるように、余分な低周波信号入
力に基づく信号ドリフトを防止し、これにより、ショッ
クアブソーバSAにおける減衰力特性の制御性の悪化を
防止して車両の乗り心地を確保することができるように
なる。
【0049】 ソフト特性からハード特性への切り換
えが時間遅れなく行なわれるもので、これにより、高い
制御応答性が得られると共に、ハード特性からソフト特
性への切り換えはアクチュエータを駆動させることなし
に行なわれるもので、これにより、アクチュエータの耐
久性向上と、消費電力の節約が可能になる。
えが時間遅れなく行なわれるもので、これにより、高い
制御応答性が得られると共に、ハード特性からソフト特
性への切り換えはアクチュエータを駆動させることなし
に行なわれるもので、これにより、アクチュエータの耐
久性向上と、消費電力の節約が可能になる。
【0050】以上、実施例について説明してきたが具体
的な構成はこの実施例に限られるものではなく、本発明
の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等があっても本発明
に含まれる。
的な構成はこの実施例に限られるものではなく、本発明
の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等があっても本発明
に含まれる。
【0051】例えば、実施例では、制動状態検出手段と
して、ブレーキセンサを用いたが、アンチスキッド制御
装置を備えたシステムにおいては、アンチスキッド制御
作動状態を検出する手段を用いることもできるし、前後
Gセンサにより車両の減速度を検出し、もしくは車速セ
ンサや車輪速センサを備えたシステムにおいては、車速
や車輪速の変動から車両の減速度を検出し、その値が所
定値を越えることで制動状態を検出するようにしてもよ
い。
して、ブレーキセンサを用いたが、アンチスキッド制御
装置を備えたシステムにおいては、アンチスキッド制御
作動状態を検出する手段を用いることもできるし、前後
Gセンサにより車両の減速度を検出し、もしくは車速セ
ンサや車輪速センサを備えたシステムにおいては、車速
や車輪速の変動から車両の減速度を検出し、その値が所
定値を越えることで制動状態を検出するようにしてもよ
い。
【0052】また、実施例では、前輪側のショックアブ
ソーバのみ補正制御するようにしたが、後輪側のショッ
クアブソーバについても併せて補正制御するようにして
もよい。
ソーバのみ補正制御するようにしたが、後輪側のショッ
クアブソーバについても併せて補正制御するようにして
もよい。
【0053】また、実施例では、上下Gセンサを各車輪
位置にそれぞれ設ける場合を示したが、その設置個数は
任意であり、前輪側に設けた上下Gセンサの信号から所
定の伝達関数に基づいて各車輪位置のばね上上下速度を
推定するようにしてもよい。また、実施例では、ばね上
上下速度信号が0の時のみソフト領域SSに制御するよ
うにしたが、0を中心とする所定の不感帯を設けこの不
感帯の範囲内でばね上上下速度が推移している間は減衰
力特性をソフト領域SSに維持させることにより、制御
ハンチングを防止することができる。
位置にそれぞれ設ける場合を示したが、その設置個数は
任意であり、前輪側に設けた上下Gセンサの信号から所
定の伝達関数に基づいて各車輪位置のばね上上下速度を
推定するようにしてもよい。また、実施例では、ばね上
上下速度信号が0の時のみソフト領域SSに制御するよ
うにしたが、0を中心とする所定の不感帯を設けこの不
感帯の範囲内でばね上上下速度が推移している間は減衰
力特性をソフト領域SSに維持させることにより、制御
ハンチングを防止することができる。
【0054】
【発明の効果】以上説明してきたように本発明請求項1
記載の車両懸架装置では、上述のように、ばね上上下速
度検出手段で検出されたばね上上下速度信号の方向判別
符号が0である時はショックアブソーバをソフト領域
(SS)に制御し、上向きの正である時は伸側ハード領
域(HS)側において伸行程側の減衰力特性を、また下
向きの負である時は圧側ハード領域(SH)側において
圧行程側の減衰力特性をそれぞれ制御信号に応じたハー
ド特性に可変制御する基本制御部を有する減衰力特性制
御手段と、制動状態検出手段で車両の制動状態が検出さ
れた時は、前輪側ショックアブソーバの減衰力特性制御
を行なうばね上上下速度信号の0点を圧側がハード特性
となる負の方向に所定量オフセットする制動時補正制御
部と、を備えたことで、車両の通常走行時においてはス
カイフック制御理論に基づいた最適な減衰力特性制御が
得られると共に、制動時においては前輪側ショックアブ
ソーバにおける加算されたハードな圧側減衰力と減算さ
れたソフトな伸側減衰力により前輪側における車輪荷重
の変動(低下)を防止し、これにより、制動性能の低下
を防止することができるようになるという効果が得られ
る。
記載の車両懸架装置では、上述のように、ばね上上下速
度検出手段で検出されたばね上上下速度信号の方向判別
符号が0である時はショックアブソーバをソフト領域
(SS)に制御し、上向きの正である時は伸側ハード領
域(HS)側において伸行程側の減衰力特性を、また下
向きの負である時は圧側ハード領域(SH)側において
圧行程側の減衰力特性をそれぞれ制御信号に応じたハー
ド特性に可変制御する基本制御部を有する減衰力特性制
御手段と、制動状態検出手段で車両の制動状態が検出さ
れた時は、前輪側ショックアブソーバの減衰力特性制御
を行なうばね上上下速度信号の0点を圧側がハード特性
となる負の方向に所定量オフセットする制動時補正制御
部と、を備えたことで、車両の通常走行時においてはス
カイフック制御理論に基づいた最適な減衰力特性制御が
得られると共に、制動時においては前輪側ショックアブ
ソーバにおける加算されたハードな圧側減衰力と減算さ
れたソフトな伸側減衰力により前輪側における車輪荷重
の変動(低下)を防止し、これにより、制動性能の低下
を防止することができるようになるという効果が得られ
る。
【図1】本発明の車両懸架装置を示すクレーム概念図で
ある。
ある。
【図2】本発明実施例の車両懸架装置を示す構成説明図
である。
である。
【図3】実施例の車両懸架装置を示すシステムブロック
図である。
図である。
【図4】実施例装置に適用したショックアブソーバを示
す断面図である。
す断面図である。
【図5】前記ショックアブソーバの要部を示す拡大断面
図である。
図である。
【図6】前記ショックアブソーバのピストン速度に対応
した減衰力特性図である。
した減衰力特性図である。
【図7】前記ショックアブソーバのパルスモータのステ
ップ位置に対応した減衰力特性図である。
ップ位置に対応した減衰力特性図である。
【図8】前記ショックアブソーバの要部を示す図5のK
−K断面図である。
−K断面図である。
【図9】前記ショックアブソーバの要部を示す図5のL
−L断面およびM−M断面図である。
−L断面およびM−M断面図である。
【図10】前記ショックアブソーバの要部を示す図5の
N−N断面図である。
N−N断面図である。
【図11】前記ショックアブソーバの伸側ハード時の減
衰力特性図である。
衰力特性図である。
【図12】前記ショックアブソーバの伸側・圧側ソフト
状態の減衰力特性図である。
状態の減衰力特性図である。
【図13】前記ショックアブソーバの圧側ハード状態の
減衰力特性図である。
減衰力特性図である。
【図14】実施例装置における信号処理回路を示すブロ
ック図である。
ック図である。
【図15】実施例装置における信号処理回路で得られた
ばね上上下速度信号のゲイン特性(イ) および位相特性
(ロ) を示す図である。
ばね上上下速度信号のゲイン特性(イ) および位相特性
(ロ) を示す図である。
【図16】実施例装置におけるコントロールユニットの
減衰力特性制御作動のうち、基本制御部による基本制御
作動の内容を示すフローチャートである。
減衰力特性制御作動のうち、基本制御部による基本制御
作動の内容を示すフローチャートである。
【図17】実施例装置におけるコントロールユニットの
減衰力特性制御作動のうち、基本制御部による基本制御
作動の内容を示すタイムチャートである。
減衰力特性制御作動のうち、基本制御部による基本制御
作動の内容を示すタイムチャートである。
【図18】実施例装置におけるコントロールユニットの
減衰力特性制御作動のうち、基本制御部による基本制御
と制動時補正制御部による補正制御の切り換え制御作動
の内容を示すタイムチャートである。
減衰力特性制御作動のうち、基本制御部による基本制御
と制動時補正制御部による補正制御の切り換え制御作動
の内容を示すタイムチャートである。
a 減衰力特性変更手段 b1 前輪側ショックアブソーバ b2 後輪側ショックアブソーバ c ばね上上下速度検出手段 d 基本制御部 e 減衰力特性制御手段 f 制動状態検出手段 g 制動時補正制御部
Claims (3)
- 【請求項1】 車体側と各車輪側の間に介在されていて
伸行程側および圧行程側の減衰力特性が共にソフト特性
となるソフト領域(SS)を中心とし、圧行程側はソフ
ト特性に保持されたままで伸行程側の減衰力特性だけを
ハード特性側に可変制御可能な伸側ハード領域(HS)
と、伸行程側はソフト特性に保持されたままで圧行程側
の減衰力特性だけをハード特性側に可変制御可能な圧側
ハード領域(SH)とを備えた減衰力特性変更手段を有
するショックアブソーバと、 前輪側および後輪側における左右各車輪位置のばね上上
下速度を検出するばね上上下速度検出手段と、 ばね上上下速度検出手段で検出されたばね上上下速度信
号の方向判別符号が0である時はショックアブソーバを
ソフト領域(SS)に制御し、上向きの正である時は伸
側ハード領域(HS)側において伸行程側の減衰力特性
を、また下向きの負である時は圧側ハード領域(SH)
側において圧行程側の減衰力特性をそれぞればね上上下
速度に応じたハード特性に可変制御する基本制御部を有
する減衰力特性制御手段と、 車両の制動状態を検出する制動状態検出手段と、 前記減衰力特性制御手段に設けられていて制動状態検出
手段で車両の制動状態が検出された時は、前輪側ショッ
クアブソーバの減衰力特性制御を行なうばね上上下速度
信号の0点を圧側がハード特性となる負の方向に所定量
オフセットする制動時補正制御部と、を備えたことを特
徴とする車両懸架装置。 - 【請求項2】 前記制動状態検出手段が、ブレーキセン
サで構成されていることを特徴とする請求項1記載の車
両懸架装置。 - 【請求項3】 アンチスキッド制御装置を備え、前記制
動状態検出手段が、アンチスキッド制御作動状態検出手
段で構成されていることを特徴とする請求項1記載の車
両懸架装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2647895A JPH08216643A (ja) | 1995-02-15 | 1995-02-15 | 車両懸架装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2647895A JPH08216643A (ja) | 1995-02-15 | 1995-02-15 | 車両懸架装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08216643A true JPH08216643A (ja) | 1996-08-27 |
Family
ID=12194616
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2647895A Pending JPH08216643A (ja) | 1995-02-15 | 1995-02-15 | 車両懸架装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08216643A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2011173503A (ja) * | 2010-02-24 | 2011-09-08 | Hitachi Automotive Systems Ltd | サスペンション制御装置 |
| EP3354496A1 (en) * | 2017-01-30 | 2018-08-01 | Honda Motor Co., Ltd. | Suspension of motorcycle |
-
1995
- 1995-02-15 JP JP2647895A patent/JPH08216643A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2011173503A (ja) * | 2010-02-24 | 2011-09-08 | Hitachi Automotive Systems Ltd | サスペンション制御装置 |
| EP3354496A1 (en) * | 2017-01-30 | 2018-08-01 | Honda Motor Co., Ltd. | Suspension of motorcycle |
| US10532623B2 (en) | 2017-01-30 | 2020-01-14 | Honda Motor Co., Ltd. | Suspension of motorcycle |
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