JPH08217190A - タンクの放爆構造 - Google Patents
タンクの放爆構造Info
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- Filling Or Discharging Of Gas Storage Vessels (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 屋根の放爆する位置と放爆した屋根の飛ぶ位
置とをコントロールできるタンクの放爆構造を提供する
こと。 【構成】 タンクの屋根4の周囲の一部分にステンレス
薄板12を溶接し、このステンレス薄板12をタンク側
板3の上端のフランジ部5aに形成した肉盛り溶接によ
るステンレス層11に溶接してシールする。これによ
り、ステンレス薄板部分の強度を小さくして放爆させる
一方、ステンレス鋼を用いて腐蝕を防止できるようにし
ている。また、屋根4の放爆部分と反対側に屋根4と側
板3とを連結するワイヤ13bを取付け、放爆によって
屋根4が飛ぶような場合の屋根4の動きを規制するよう
にしている。こうすることによってタンク全体や底板と
側板の溶接部などの破壊による貯蔵液の流出が防止さ
れ、二次災害の発生が未然に防止される。
置とをコントロールできるタンクの放爆構造を提供する
こと。 【構成】 タンクの屋根4の周囲の一部分にステンレス
薄板12を溶接し、このステンレス薄板12をタンク側
板3の上端のフランジ部5aに形成した肉盛り溶接によ
るステンレス層11に溶接してシールする。これによ
り、ステンレス薄板部分の強度を小さくして放爆させる
一方、ステンレス鋼を用いて腐蝕を防止できるようにし
ている。また、屋根4の放爆部分と反対側に屋根4と側
板3とを連結するワイヤ13bを取付け、放爆によって
屋根4が飛ぶような場合の屋根4の動きを規制するよう
にしている。こうすることによってタンク全体や底板と
側板の溶接部などの破壊による貯蔵液の流出が防止さ
れ、二次災害の発生が未然に防止される。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、原油や揮発性石油類
などの可燃性液体を貯蔵するタンクの放爆構造に関し、
放爆の際に動く可能性のある屋根の動く方向を拘束でき
るようにしたものである。
などの可燃性液体を貯蔵するタンクの放爆構造に関し、
放爆の際に動く可能性のある屋根の動く方向を拘束でき
るようにしたものである。
【0002】
【従来の技術】原油,揮発性石油類等の可燃性液体を貯
蔵するタンクは、図3(a)(b)に示すように、地上
に形成された基礎1上に底板2が敷設され、この底板2
上に設立される円筒状の側板3の周縁部に中央部が上方
に突出するコーン型あるいはドーム型の屋根4が張ら
れ、内部に原油等の可燃性液体を貯蔵するように構成さ
れている。
蔵するタンクは、図3(a)(b)に示すように、地上
に形成された基礎1上に底板2が敷設され、この底板2
上に設立される円筒状の側板3の周縁部に中央部が上方
に突出するコーン型あるいはドーム型の屋根4が張ら
れ、内部に原油等の可燃性液体を貯蔵するように構成さ
れている。
【0003】この種可燃性液体を貯蔵するタンクにおい
ては、タンク付近の火災による輻射熱の影響等によって
内部圧力が急激に高まって爆発に至る場合などにタンク
全体が破壊されると、貯蔵可燃液が付近に流出してこれ
が燃焼し、大きな二次災害をもたらすことになる。その
ため万一、爆発しても屋根4のみが剥れて上方へ放爆す
る構造とすることが要求されている。
ては、タンク付近の火災による輻射熱の影響等によって
内部圧力が急激に高まって爆発に至る場合などにタンク
全体が破壊されると、貯蔵可燃液が付近に流出してこれ
が燃焼し、大きな二次災害をもたらすことになる。その
ため万一、爆発しても屋根4のみが剥れて上方へ放爆す
る構造とすることが要求されている。
【0004】一方では、タンク屋根の上方を流れる強風
等によりタンクの屋根4の上面に大きな負圧が発生する
が、この負圧によっても屋根4が引剥されることがない
よう必要な強度をもって取付けることが要求される。
等によりタンクの屋根4の上面に大きな負圧が発生する
が、この負圧によっても屋根4が引剥されることがない
よう必要な強度をもって取付けることが要求される。
【0005】従来、このような要求を満す取付け手段と
して、図3(b)に一部分を拡大した断面を示すよう
に、側板3の上端周縁部に溶接されたトップアングル5
の水平方向のフランジ部5aに屋根4の周縁部の端部を
全周にわたって隅肉溶接により気密状態に溶接固定し、
この溶接部6の脚長Lを屋根4の板厚より小さくするこ
とにより、タンクを放爆させる必要がある場合に前記溶
接部6が最先に破断し、上方へ放爆するようにして、タ
ンク全体が破壊されることがないように考慮されてい
る。
して、図3(b)に一部分を拡大した断面を示すよう
に、側板3の上端周縁部に溶接されたトップアングル5
の水平方向のフランジ部5aに屋根4の周縁部の端部を
全周にわたって隅肉溶接により気密状態に溶接固定し、
この溶接部6の脚長Lを屋根4の板厚より小さくするこ
とにより、タンクを放爆させる必要がある場合に前記溶
接部6が最先に破断し、上方へ放爆するようにして、タ
ンク全体が破壊されることがないように考慮されてい
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
溶接構造では、必ずしも溶接部6の強度が最少になら
ず、他の部分から破断が起ることもある。
溶接構造では、必ずしも溶接部6の強度が最少になら
ず、他の部分から破断が起ることもある。
【0007】このため放爆の必要がある場合に屋根4が
容易に剥離するようにするには、溶接部6の脚長Lを可
及的に小さくすることが望ましい反面、タンクの気密保
持の面からは溶接部6の脚長Lを十分にとることが望ま
しいという矛盾した要求が生じる。
容易に剥離するようにするには、溶接部6の脚長Lを可
及的に小さくすることが望ましい反面、タンクの気密保
持の面からは溶接部6の脚長Lを十分にとることが望ま
しいという矛盾した要求が生じる。
【0008】そこで、溶接部6の強度を予め計算してお
き、これに応じた溶接部6の脚長Lで溶接を行うことも
考えられるが、実験によると、計算値と実測値におおき
な差異が生じてしまい設計通りの圧力で破断が生じなか
ったり、溶接部6の脚長Lを短かくしながら気密性を確
保するための溶接作業に高度な熟練技術が必要となり、
屋根4の取付けが容易でないものとなっている。
き、これに応じた溶接部6の脚長Lで溶接を行うことも
考えられるが、実験によると、計算値と実測値におおき
な差異が生じてしまい設計通りの圧力で破断が生じなか
ったり、溶接部6の脚長Lを短かくしながら気密性を確
保するための溶接作業に高度な熟練技術が必要となり、
屋根4の取付けが容易でないものとなっている。
【0009】さらに、溶接部6の脚長Lを短くすると、
通常使用されている軟鋼の場合には、タンクの寿命途中
で溶接部6の近傍が腐蝕して穴があいて雨水等が浸入し
てしまう恐れがある。
通常使用されている軟鋼の場合には、タンクの寿命途中
で溶接部6の近傍が腐蝕して穴があいて雨水等が浸入し
てしまう恐れがある。
【0010】また、万一、放爆した場合にタンクの屋根
4が剥がれて飛んでしまい、これによる災害を起こす恐
れもある。
4が剥がれて飛んでしまい、これによる災害を起こす恐
れもある。
【0011】この発明は、上記従来技術の問題点を抜本
的に改善し、屋根の放爆する位置と放爆した屋根の飛ぶ
位置とをコントロールでき、しかも必要時に確実に放爆
させることができるタンクの放爆構造を提供しようとす
るものである。
的に改善し、屋根の放爆する位置と放爆した屋根の飛ぶ
位置とをコントロールでき、しかも必要時に確実に放爆
させることができるタンクの放爆構造を提供しようとす
るものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記従来技術が有する問
題点を解決するため、この発明の請求項1記載のタンク
の放爆構造は、底板上に設立された側板の上端周縁部に
環状のフランジ部を形成し、このフランジ部の周囲の少
なくとも一部分に肉盛り溶接によるステンレス層を形成
し、少なくともこのステンレス層に対応する屋根の周囲
に放爆用のステンレス薄板の内周縁を溶接するととも
に、このステンレス薄板の外周縁を前記ステンレス層上
にシール溶接する一方、このシール溶接部のタンク中心
を挾む反対側に屋根の放爆による動きを規制する拘束部
材を設けたことを特徴とするものである。
題点を解決するため、この発明の請求項1記載のタンク
の放爆構造は、底板上に設立された側板の上端周縁部に
環状のフランジ部を形成し、このフランジ部の周囲の少
なくとも一部分に肉盛り溶接によるステンレス層を形成
し、少なくともこのステンレス層に対応する屋根の周囲
に放爆用のステンレス薄板の内周縁を溶接するととも
に、このステンレス薄板の外周縁を前記ステンレス層上
にシール溶接する一方、このシール溶接部のタンク中心
を挾む反対側に屋根の放爆による動きを規制する拘束部
材を設けたことを特徴とするものである。
【0013】また、この発明の請求項2記載のタンクの
放爆構造は、請求項1記載の構成に替え、前記拘束部材
を前記屋根を貫通する配管と兼用したことを特徴とする
ものである。
放爆構造は、請求項1記載の構成に替え、前記拘束部材
を前記屋根を貫通する配管と兼用したことを特徴とする
ものである。
【0014】
【作用】請求項1記載のタンクの放爆構造によれば、タ
ンクの屋根の周囲の一部分にステンレス薄板を溶接し、
このステンレス薄板をタンク側板上端のフランジ部に形
成した肉盛り溶接によるステンレス層に溶接するように
しており、ステンレス薄板部分の強度を小さくしてこの
部分から剥がれて放爆させるようにし、しかもステンレ
ス鋼を用いて腐蝕を防止できるようにしている。
ンクの屋根の周囲の一部分にステンレス薄板を溶接し、
このステンレス薄板をタンク側板上端のフランジ部に形
成した肉盛り溶接によるステンレス層に溶接するように
しており、ステンレス薄板部分の強度を小さくしてこの
部分から剥がれて放爆させるようにし、しかもステンレ
ス鋼を用いて腐蝕を防止できるようにしている。
【0015】また、屋根の放爆部分と反対側に屋根と側
板とを連結するワイヤ等の拘束部材を取付けるようにし
ており、放爆によって屋根が飛ぶような場合でもこの拘
束部材を支点として屋根の動きを規制するようにしてい
る。
板とを連結するワイヤ等の拘束部材を取付けるようにし
ており、放爆によって屋根が飛ぶような場合でもこの拘
束部材を支点として屋根の動きを規制するようにしてい
る。
【0016】また、請求項2記載のタンクの放爆構造に
よれば、拘束部材を屋根を貫通する配管と兼用し、放爆
部分と反対側の配管と屋根とを連結等するようにしてお
り、これによって放爆で飛ぶ屋根の動きを規制するよう
にしている。
よれば、拘束部材を屋根を貫通する配管と兼用し、放爆
部分と反対側の配管と屋根とを連結等するようにしてお
り、これによって放爆で飛ぶ屋根の動きを規制するよう
にしている。
【0017】こうすることによってタンク全体や底板と
側板の溶接部などの破壊による貯蔵液の流出が防止さ
れ、二次災害の発生が未然に防止される。
側板の溶接部などの破壊による貯蔵液の流出が防止さ
れ、二次災害の発生が未然に防止される。
【0018】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面に基づき詳細
に説明する。図1(a)および(b)はこの発明による
タンクの放爆構造の分解斜視図および部分拡大断面図で
あり、図3と同一部分には、同じ符号を付してある。
に説明する。図1(a)および(b)はこの発明による
タンクの放爆構造の分解斜視図および部分拡大断面図で
あり、図3と同一部分には、同じ符号を付してある。
【0019】このタンクの放爆構造10では、屋根4の
放爆する位置及び放爆した際の屋根4の飛ぶ方向を規制
することできる構成となっている。
放爆する位置及び放爆した際の屋根4の飛ぶ方向を規制
することできる構成となっている。
【0020】すなわち、このタンクの放爆構造10で
は、タンクの側板3の上端周縁部に溶接等により逆L字
状のトップアングル5が環状に固着され、その水平方向
外側に突き出したフランジ部5aの上面の円周の一部
分、例えば半周程度に肉盛り溶接によりステンレス層1
1が形成してある。この肉盛り溶接によるステンレス層
11は、タンクの使用期間中(寿命中)腐食などで穴が
あかない程度の厚さとされるとともに、その半径方向の
幅も腐食を考慮して定められる。
は、タンクの側板3の上端周縁部に溶接等により逆L字
状のトップアングル5が環状に固着され、その水平方向
外側に突き出したフランジ部5aの上面の円周の一部
分、例えば半周程度に肉盛り溶接によりステンレス層1
1が形成してある。この肉盛り溶接によるステンレス層
11は、タンクの使用期間中(寿命中)腐食などで穴が
あかない程度の厚さとされるとともに、その半径方向の
幅も腐食を考慮して定められる。
【0021】一方、このフランジ部5aの上面の円周の
一部分に肉盛り溶接されたステンレス層11と対応する
屋根4の周縁の一部分には、ステンレス薄板12の内周
縁が屋根4に溶接によってシール状態で取付けられ、こ
のステンレス薄板12の外周縁部と他の屋根4の外周縁
とで円形となるようにしてある。このステンレス薄板1
2の厚さは通常軟鋼が用いられる屋根4の厚さの1/3
〜1/4程度としてある。
一部分に肉盛り溶接されたステンレス層11と対応する
屋根4の周縁の一部分には、ステンレス薄板12の内周
縁が屋根4に溶接によってシール状態で取付けられ、こ
のステンレス薄板12の外周縁部と他の屋根4の外周縁
とで円形となるようにしてある。このステンレス薄板1
2の厚さは通常軟鋼が用いられる屋根4の厚さの1/3
〜1/4程度としてある。
【0022】そして、このステンレス薄板12の外周縁
がタンク側板の上端周縁部のトップアングル5の上面の
円周の一部分に肉盛り溶接されたステンレス層11上に
すみ肉溶接でシール状態で取付けてある。さらに、この
ステンレス薄板12の外周縁以外の屋根4の外周縁がト
ップアングル5のフランジ部5aの上面に直接すみ肉溶
接されてシール状態で取付けてある。
がタンク側板の上端周縁部のトップアングル5の上面の
円周の一部分に肉盛り溶接されたステンレス層11上に
すみ肉溶接でシール状態で取付けてある。さらに、この
ステンレス薄板12の外周縁以外の屋根4の外周縁がト
ップアングル5のフランジ部5aの上面に直接すみ肉溶
接されてシール状態で取付けてある。
【0023】このように構成したタンクの放爆構造10
では、屋根4の円周の一部分のステンレス薄板12とス
テンレス層11との溶接部の脚長が短く、他の屋根4の
溶接部に比べて強度が小さくなっており、放爆の必要が
あるばあいには、この部分から屋根4を引き剥がすよう
にして放爆させることができ、放爆の位置を規制するこ
とができる。
では、屋根4の円周の一部分のステンレス薄板12とス
テンレス層11との溶接部の脚長が短く、他の屋根4の
溶接部に比べて強度が小さくなっており、放爆の必要が
あるばあいには、この部分から屋根4を引き剥がすよう
にして放爆させることができ、放爆の位置を規制するこ
とができる。
【0024】また、ステンレス層11とステンレス薄板
12とのすみ肉溶接では、溶接部の脚長が短く、タンク
使用中の腐蝕の問題があるが、ここでは、軟鋼のトップ
アングル5のフランジ部5aの上面に肉盛り溶接でステ
ンレス層11を形成するようにしたので、これによりト
ップアングル5の腐蝕を抑えることができ、ステンレス
薄板12とのすみ肉溶接部から腐蝕によって穴があくよ
うなことはない。
12とのすみ肉溶接では、溶接部の脚長が短く、タンク
使用中の腐蝕の問題があるが、ここでは、軟鋼のトップ
アングル5のフランジ部5aの上面に肉盛り溶接でステ
ンレス層11を形成するようにしたので、これによりト
ップアングル5の腐蝕を抑えることができ、ステンレス
薄板12とのすみ肉溶接部から腐蝕によって穴があくよ
うなことはない。
【0025】一方、屋根4の一部分をステンレス薄板1
2としてステンレス層11とすみ肉溶接することで、放
爆する位置をこの部分から開始するように規制すること
ができるが、放爆によって加わる力の程度によっては、
屋根4が大きく飛んでしまう恐れがある。
2としてステンレス層11とすみ肉溶接することで、放
爆する位置をこの部分から開始するように規制すること
ができるが、放爆によって加わる力の程度によっては、
屋根4が大きく飛んでしまう恐れがある。
【0026】そこで、このタンクの放爆構造10では、
屋根4の動きを規制する拘束部材13が屋根4に設けて
ある。
屋根4の動きを規制する拘束部材13が屋根4に設けて
ある。
【0027】この屋根4の拘束部材13としては、図1
に示すように、タンクの屋根4の放爆を開始させるステ
ンレス層11とステンレス薄板12との溶接部の円周方
向中央部と反対側の屋根4上と側板3の外側面とにブラ
ケット13aが溶接などで取付けられ、2つのブラケッ
ト13aの間にワイヤ13bが取付けて構成してある。
に示すように、タンクの屋根4の放爆を開始させるステ
ンレス層11とステンレス薄板12との溶接部の円周方
向中央部と反対側の屋根4上と側板3の外側面とにブラ
ケット13aが溶接などで取付けられ、2つのブラケッ
ト13aの間にワイヤ13bが取付けて構成してある。
【0028】なお、2つのブラケット13a間を連結す
るワイヤ13bに替え、金属ロッドやパイプ、チェーン
等を用いるようにすることもできる。さらに、拘束部材
13は屋根4および側板3の間に1個だけ設置する場合
に限らず、屋根4の大きさや重量などを考慮して隣接さ
せて複数個設置するようにしても良い。
るワイヤ13bに替え、金属ロッドやパイプ、チェーン
等を用いるようにすることもできる。さらに、拘束部材
13は屋根4および側板3の間に1個だけ設置する場合
に限らず、屋根4の大きさや重量などを考慮して隣接さ
せて複数個設置するようにしても良い。
【0029】このような拘束部材13を設けてあるの
で、万一、屋根4が放爆する場合にも、屋根4が拘束部
材13で連結した状態で飛ぶことになり、拘束部材13
を支点として回転する形で屋根4を落下させることがで
き、予め予想したところに屋根4を位置させることがで
きる。
で、万一、屋根4が放爆する場合にも、屋根4が拘束部
材13で連結した状態で飛ぶことになり、拘束部材13
を支点として回転する形で屋根4を落下させることがで
き、予め予想したところに屋根4を位置させることがで
きる。
【0030】したがって、屋根4の放爆が開始する場所
をステレス層11及びステンレス薄板12の溶接部で規
制でき、屋根4が放爆で飛んで落下する位置も拘束部材
13で規制することができるので、周囲の環境に合わせ
て溶接部と拘束部材13の取付位置を定めておくように
すれば、確実に放爆させることができるとともに、安全
に放爆させることができる。
をステレス層11及びステンレス薄板12の溶接部で規
制でき、屋根4が放爆で飛んで落下する位置も拘束部材
13で規制することができるので、周囲の環境に合わせ
て溶接部と拘束部材13の取付位置を定めておくように
すれば、確実に放爆させることができるとともに、安全
に放爆させることができる。
【0031】次に、この発明の他の一実施例について、
図2により説明する。このタンクの放爆構造20では、
放爆の際の屋根4の飛ぶ方向や位置を規制する拘束部材
21をタンクの配管22と兼用するようにしたものであ
る。
図2により説明する。このタンクの放爆構造20では、
放爆の際の屋根4の飛ぶ方向や位置を規制する拘束部材
21をタンクの配管22と兼用するようにしたものであ
る。
【0032】この拘束部材21は、屋根4を貫通する配
管22の周囲のうち、屋根4の放爆開始部分となるステ
レス層11及びステンレス薄板12の溶接部の反対側
に、ブラケット21aが配置されて配管22の側面およ
び屋根4の上面が溶接で固定されて構成されている。
管22の周囲のうち、屋根4の放爆開始部分となるステ
レス層11及びステンレス薄板12の溶接部の反対側
に、ブラケット21aが配置されて配管22の側面およ
び屋根4の上面が溶接で固定されて構成されている。
【0033】したがって、この拘束部材21によって、
万一、屋根4が放爆する場合には、屋根4が拘束部材2
1を支点として変形する形で屋根4を放爆させることが
でき、屋根4が大きく飛ぶことを防止することができ、
予め予想したタンク側板3の付近に屋根4を位置させる
ことができる。
万一、屋根4が放爆する場合には、屋根4が拘束部材2
1を支点として変形する形で屋根4を放爆させることが
でき、屋根4が大きく飛ぶことを防止することができ、
予め予想したタンク側板3の付近に屋根4を位置させる
ことができる。
【0034】このようなタンクの屋根4を貫通する配管
22を拘束部材21と兼用することで、容易に放爆構造
を設置することができる。
22を拘束部材21と兼用することで、容易に放爆構造
を設置することができる。
【0035】
【発明の効果】以上、実施例とともに具体的に説明した
ようにこの発明の請求項1記載のタンクの放爆構造によ
れば、タンクの屋根の周囲の一部分にステンレス薄板を
溶接し、このステンレス薄板をタンク側板上端のフラン
ジ部に形成した肉盛り溶接によるステンレス層に溶接す
るようにしたので、ステンレス薄板部分の強度を小さく
してこの部分から剥がれて放爆させることができ、しか
もステンレス鋼を用いて腐蝕を防止することができる。
ようにこの発明の請求項1記載のタンクの放爆構造によ
れば、タンクの屋根の周囲の一部分にステンレス薄板を
溶接し、このステンレス薄板をタンク側板上端のフラン
ジ部に形成した肉盛り溶接によるステンレス層に溶接す
るようにしたので、ステンレス薄板部分の強度を小さく
してこの部分から剥がれて放爆させることができ、しか
もステンレス鋼を用いて腐蝕を防止することができる。
【0036】また、屋根の放爆部分と反対側に屋根と側
板とを連結するワイヤ等の拘束部材を取付けるようにし
たので、放爆によって屋根が飛ぶような場合でもこの拘
束部材を支点として屋根の動きを規制することができ
る。
板とを連結するワイヤ等の拘束部材を取付けるようにし
たので、放爆によって屋根が飛ぶような場合でもこの拘
束部材を支点として屋根の動きを規制することができ
る。
【0037】さらに、放爆箇所を定めるための溶接部を
ステンレス層とステンレス薄板との溶接部としたので、
タンク寿命中に腐蝕によって穴があくこともなく、雨水
等の浸入を防止することができる。
ステンレス層とステンレス薄板との溶接部としたので、
タンク寿命中に腐蝕によって穴があくこともなく、雨水
等の浸入を防止することができる。
【0038】また、請求項2記載のタンクの放爆構造に
よれば、拘束部材を屋根を貫通する配管と兼用し、放爆
部分と反対側の配管と屋根とを連結等するようにしたの
で、これによって放爆で飛ぶ屋根の動きを規制すること
ができ、安全に屋根を飛ばすことができるとともに、構
造も簡単となる。
よれば、拘束部材を屋根を貫通する配管と兼用し、放爆
部分と反対側の配管と屋根とを連結等するようにしたの
で、これによって放爆で飛ぶ屋根の動きを規制すること
ができ、安全に屋根を飛ばすことができるとともに、構
造も簡単となる。
【0039】さらに、これら発明により、タンク屋根の
放爆位置および放爆した屋根の動きを規制することがで
き、こうすることによってタンク全体や底板と側板の溶
接部などの破壊による貯蔵液の流出が防止され、二次災
害の発生を未然に防止することができる。
放爆位置および放爆した屋根の動きを規制することがで
き、こうすることによってタンク全体や底板と側板の溶
接部などの破壊による貯蔵液の流出が防止され、二次災
害の発生を未然に防止することができる。
【図1】この発明のタンクの放爆構造の一実施例にかか
る分解斜視図および部分拡大断面図である。
る分解斜視図および部分拡大断面図である。
【図2】この発明のタンクの放爆構造の他の一実施例に
かかる斜視図および部分拡大断面図である。
かかる斜視図および部分拡大断面図である。
【図3】従来のタンクの放爆構造にかかる斜視図および
部分拡大断面図である。
部分拡大断面図である。
1 基礎 2 底板 3 側板 4 屋根 5 トップアングル 5a トップアングルのフランジ部 6 溶接部 10 タンクの放爆構造 11 ステンレス層(肉盛り溶接) 12 ステンレス薄板 13 拘束部材 13a ブラケット 13b ワイヤ 20 タンクの放爆構造 21 拘束部材 21a ブラケット 22 配管
Claims (2)
- 【請求項1】底板上に設立された側板の上端周縁部に環
状のフランジ部を形成し、このフランジ部の周囲の少な
くとも一部分に肉盛り溶接によるステンレス層を形成
し、少なくともこのステンレス層に対応する屋根の周囲
に放爆用のステンレス薄板の内周縁を溶接するととも
に、このステンレス薄板の外周縁を前記ステンレス層上
にシール溶接する一方、このシール溶接部のタンク中心
を挾む反対側に屋根の放爆による動きを規制する拘束部
材を設けたことを特徴とするタンクの放爆構造。 - 【請求項2】前記拘束部材を前記屋根板を貫通する配管
と兼用したことを特徴とする請求項1記載のタンクの放
爆構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7046292A JPH08217190A (ja) | 1995-02-10 | 1995-02-10 | タンクの放爆構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7046292A JPH08217190A (ja) | 1995-02-10 | 1995-02-10 | タンクの放爆構造 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08217190A true JPH08217190A (ja) | 1996-08-27 |
Family
ID=12743145
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7046292A Pending JPH08217190A (ja) | 1995-02-10 | 1995-02-10 | タンクの放爆構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08217190A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| FR2992635A1 (fr) * | 2012-06-29 | 2014-01-03 | Tissot Ind | Reservoir frangible de stockage |
| CN105752539A (zh) * | 2016-02-29 | 2016-07-13 | 贾富广 | 一种防爆拱顶储罐 |
| CN107246048A (zh) * | 2017-04-27 | 2017-10-13 | 中铁建设集团有限公司 | 一种快速泄水抗震屋顶水箱、快速泄水方法及水回用装置 |
| KR20210011882A (ko) * | 2019-07-23 | 2021-02-02 | 탁구현 | 알루미늄 돔을 포함하는 저장탱크의 연결방법 |
-
1995
- 1995-02-10 JP JP7046292A patent/JPH08217190A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| FR2992635A1 (fr) * | 2012-06-29 | 2014-01-03 | Tissot Ind | Reservoir frangible de stockage |
| CN105752539A (zh) * | 2016-02-29 | 2016-07-13 | 贾富广 | 一种防爆拱顶储罐 |
| CN107246048A (zh) * | 2017-04-27 | 2017-10-13 | 中铁建设集团有限公司 | 一种快速泄水抗震屋顶水箱、快速泄水方法及水回用装置 |
| KR20210011882A (ko) * | 2019-07-23 | 2021-02-02 | 탁구현 | 알루미늄 돔을 포함하는 저장탱크의 연결방법 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |