JPH08217847A - 半硬質ポリウレタンフォームの製造方法 - Google Patents

半硬質ポリウレタンフォームの製造方法

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JPH08217847A
JPH08217847A JP7023125A JP2312595A JPH08217847A JP H08217847 A JPH08217847 A JP H08217847A JP 7023125 A JP7023125 A JP 7023125A JP 2312595 A JP2312595 A JP 2312595A JP H08217847 A JPH08217847 A JP H08217847A
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Abstract

(57)【要約】 【構成】高分子量活性水素化合物、架橋剤およびイソシ
アネートを触媒の存在下反応させて半硬質ポリウレタン
フォームを製造する方法において、ピペラジン類にアル
キレンオキシドを反応させて得られる高分子量ポリオー
ルを使用することを特徴とする。 【効果】キュア性が向上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半硬質ポリウレタンフ
ォームの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】半硬質ポリウレタンフォーム成形品は、
一般にはポリ塩化ビニルなどの合成樹脂で被覆されて使
用され、優れた弾性触感と意匠性を持つため、クラッシ
ュパッド、ヘッドレスト、アームレストなどの自動車用
内装部品に多用されている。
【0003】従来、ポリ塩化ビニル等の合成樹脂で被覆
された半硬質ポリウレタンフォームを、高圧発泡機等を
使用して成形する際に、表面被覆物(特にポリ塩化ビニ
ル)の変色(アミン触媒での脱塩酸反応による)を防ぐ
ため、アミン触媒の構造の一部をイソシアネート基と反
応するように、ヒドロキシル化またはアミノ化したもの
が使用されてきた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、構造の一部を
ヒドロキシル化またはアミノ化した反応型アミン触媒
は、反応途中でイソシアネート基と反応するため、反応
後半の触媒活性が低くなり、脱型性(キュア性)が不十
分であった。特に最近は、短時間で成形品を脱型するこ
とが求められているため、反応型アミン触媒の添加量も
多くなり、熱分解によって再発生するアミン触媒での表
面被覆物(特にポリ塩化ビニル)の変色が問題になって
いた。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は前述の問題点を
解決した次の発明である。
【0006】イソシアネート基と反応しうる活性水素含
有官能基を2以上有する高分子量活性水素化合物、架橋
剤およびポリイソシアネート化合物を触媒と発泡剤の存
在下に反応させて半硬質ポリウレタンフォームを製造す
るにあたり、高分子量活性水素化合物の少なくとも一部
がピペラジン類にアルキレンオキシドを開環付加反応さ
せて得られる高分子量ピペラジン系ポリオールである
か、または架橋剤の少なくとも一部がピペラジン類にア
ルキレンオキシドを開環付加反応させて得られる低分子
量ピペラジン系ポリオールであることを特徴とする半硬
質ポリウレタンフォームの製造方法。
【0007】イソシアネート基と反応しうる活性水素含
有官能基を2以上有する高分子量活性水素化合物、架橋
剤およびポリイソシアネート化合物を触媒と発泡剤の存
在下に反応させて半硬質ポリウレタンフォームを製造す
るにあたり、高分子量活性水素化合物の少なくとも一部
がピペラジン類にアルキレンオキシドを開環付加反応さ
せて得られる高分子量ピペラジン系ポリオールであり、
かつ、架橋剤の少なくとも一部がピペラジン類にアルキ
レンオキシドを開環付加反応させて得られる低分子量ピ
ペラジン系ポリオールであることを特徴とする半硬質ポ
リウレタンフォームの製造方法。
【0008】(ピペラジン系ポリオール)本発明におい
て使用するピペラジン系ポリオールとは、ピペラジン類
にアルキレンオキシドを開環付加反応させて得られるポ
リオキシアルキレンポリオールである。本発明でいうピ
ペラジン類とは、ピペラジンのみならずピペラジン中の
水素原子をアルキル基やアミノアルキル基などの有機基
で置換した置換ピペラジンをも意味する。該ピペラジン
類はアルキレンオキシドが反応しうる活性水素を少なく
とも2個有することを必須とする。このような化合物を
開始剤としてアルキレンオキシドを開環付加反応させて
得られるピペラジン系ポリオールおいては、ピペラジン
類における環を構成する2個の窒素原子は3級アミンと
なる。
【0009】具体的なピペラジン類には次の化合物があ
る。ピペラジン、2−メチルピペラジン、2−エチルピ
ペラジン。2−ブチルピペラジン、2−ヘキシルピペラ
ジン、2,5−、2,6−、2,3−または2,2−ジ
メチルピペラジン、2,3,5,6−または2,2,
5,5−テトラメチルピペラジンなどの環を構成する炭
素原子に結合した水素原子を低級アルキル基で置換した
アルキル基置換ピペラジン。1−(2−アミノエチル)
ピペラジンなど、環を構成する窒素原子に結合した水素
原子をアミノアルキル基で置換したアミノアルキル基置
換ピペラジン。
【0010】ピペラジン類に開環付加反応させるアルキ
レンオキシドとしては、炭素数2〜4のアルキレンオキ
シドが好ましい。具体的にはエチレンオキシド、プロピ
レンオキシド、1,2−ブチレンオキシド、2,3−ブ
チレンオキシドから選ばれる少なくとも1種が好まし
い。特に、プロピレンオキシドとエチレンオキシドの併
用が好ましい。
【0011】本発明においては、高分子量活性水素化合
物の少なくとも一部が高分子量ピペラジン系ポリオール
であるかまたは架橋剤の少なくとも一部が低分子量ピペ
ラジン系ポリオールであることを特徴とする。本発明に
おいてはピペラジン系ポリオールの使用量が多い方がよ
り効果的であるので、高分子量活性水素化合物の少なく
とも一部が高分子量ピペラジン系ポリオールである方が
架橋剤の少なくとも一部が低分子量ピペラジン系ポリオ
ールであるより好ましい。
【0012】本発明をもっとも効果的なものにするには
両者の併用、すなわち高分子量活性水素化合物の少なく
とも一部が高分子量ピペラジン系ポリオールであり、か
つ、架橋剤の少なくとも一部が低分子量ピペラジン系ポ
リオールであることが好ましい。次に、高分子量活性水
素化合物および架橋剤について説明する。
【0013】(高分子量活性水素化合物)本発明におい
て使用する高分子量活性水素化合物としては、高分子量
ピペラジン系ポリオール、高分子量ピペラジン系ポリオ
ール以外のポリオキシアルキレンポリオール、ポリマー
分散ポリオール、その他の高分子量活性水素化合物など
がある。以下それぞれについて説明する。
【0014】(高分子量ピペラジン系ポリオール)高分
子量ピペラジン系ポリオールとは、前述のピペラジン系
ポリオールのうち分子量の高いものをいう。高分子量ピ
ペラジン系ポリオールの水酸基価は20〜85、特に2
5〜40であることが好ましい。水酸基数は2〜4が好
ましい。
【0015】高分子量ピペラジン系ポリオールは末端や
内部にオキシエチレン基を含有することが好ましく、そ
の含有量は3〜30重量%、特に5〜30重量%である
ことが好ましい。オキシエチレン基の大部分は分子鎖の
末端部分に存在することが好ましい。
【0016】高分子量ピペラジン系ポリオールは2種以
上の混合物であってもよく、その場合の好ましい平均水
酸基数、平均水酸基価の範囲は上記の通りである。
【0017】高分子量ピペラジン系ポリオールの使用割
合は全高分子量活性水素化合物の0〜100重量%であ
り、40〜100重量%であることが好ましい。
【0018】(ポリオキシアルキレンポリオール)高分
子量ピペラジン系ポリオール以外のポリオキシアルキレ
ンポリオールはピペラジン以外の、活性水素を2個以上
有する活性水素化合物を開始剤としてアルキレンオキシ
ド開環付加反応させて得られるポリオキシアルキレンポ
リオールが用いられる。
【0019】アルキレンオキシドとしては炭素数2以上
のアルキレンオキシド、具体的には、エチレンオキシ
ド、プロピレンオキシド、1,2−ブチレンオキシド、
2,3−ブチレンオキシド、スチレンオキシド、が例示
される。特に、プロピレンオキシド、1,2−ブチレン
オキシド、および2,3−ブチレンオキシドから選ばれ
る少なくとも1種とエチレンオキシドの併用が好まし
い。
【0020】開始剤として使用される活性水素化合物と
しては、多価アルコール、多価フェノール、ポリアミ
ン、アルカノールアミン、などがある。具体的には、た
とえば、エチレングリコール、ジエチレングリコール、
プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、ネオ
ペンチルグリコール、1,4ーブタンジオール、1,6
−ヘキサンジオール、グリセリン、トリメチロールプロ
パン、ペンタエリスリトール、ジグリセリン、デキスト
ロース、シュークロース、ビスフェノールA,エチレン
ジアミン、およびこれらにアルキレンオキシドを開環付
加反応して得られ目的物よりは低分子量のポリオキシア
ルキレンポリオール、などがある。
【0021】これら開始剤は1種のみ使用してもよく、
2種以上を併用してもよい。特に好ましい開始剤は多価
アルコールである。
【0022】このポリオキシアルキレンポリオールは、
末端や内部にオキシエチレン基を含有することが好まし
く、その含有量は3〜30重量%であることが好まし
い。オキシエチレン基の大部分は分子鎖の末端部分に存
在することが好ましい。
【0023】このポリオキシアルキレンポリオールの水
酸基価は20〜85、特に25〜40であることが好ま
しい。水酸基数は2〜8が好ましい。
【0024】このポリオキシアルキレンポリオールは2
種以上の混合物であってもよく、その場合の好ましい平
均水酸基数、平均水酸基価の範囲は上記の通りである。
【0025】(ポリマー分散ポリオール)また上記以外
のポリオキシアルキレンポリオールとして、ポリマー分
散ポリオールを使用できる。
【0026】ポリマー分散ポリオールは、ポリオキシア
ルキレンポリオールをマトリックスとしてこのマトリッ
クス中にポリマー微粒子が安定的に分散している分散体
であり、ポリマーとしては付加重合体系ポリマーや縮重
合体系ポリマーがある。
【0027】このようなポリマー分散ポリオールは公知
であり、ポリウレタンフォーム用ポリオールとして広く
用いられている。本発明におけるポリマー分散ポリオー
ルは前記ポリオキシアルキレンポリオールをマトリック
スとして従来の方法で製造できる。従来公知のポリマー
分散ポリオールの比較的少量を前記ポリオキシアルキレ
ンポリオールに添加してもよい。
【0028】ポリマー分散ポリオール中のポリマー微粒
子は、アクリロニトリル、スチレン、メタクリレート、
アクリレート、その他のビニルモノマーのホモポリマー
やコポリマーなどの付加重合体系ポリマーやポリエステ
ル、ポリウレア、ポリウレタン、メラミン樹脂、などの
縮重合系ポリマーからなる。このポリマー微粒子の存在
により、ポリマー分散ポリオール全体の水酸基価はマト
リックスのポリオキシアルキレンポリオールの水酸基価
よりも一般的にいって低下する。
【0029】したがって、前記ポリオキシアルキレンポ
リオールをマトリックスとするポリマー分散ポリオール
の全体の水酸基価は80以下、特に3〜35であること
が好ましい。
【0030】全ポリオキシアルキレンポリオール中のポ
リマー微粒子の含有量は、通常40重量%以下であるこ
とが好ましい。ポリマー微粒子の量は特に多い必要はな
く、また多すぎても、経済的な面以外では不都合ではな
い。多くの場合3〜35重量%以下が好ましい。また、
ポリオール中のポリマー微粒子の存在は必ずしも必須で
はないが、それが存在するとポリウレタンフォームの硬
度、通気性、その他の物性の向上に有効である。
【0031】(その他の高分子量活性水素化合物)本発
明において上記以外の高分子量活性水素化合物を任意の
成分として併用できるが、その使用は必須ではない。し
かしポリ塩化ビニル等の合成樹脂で被覆された半硬質ポ
リウレタンフォームの物性を向上させる目的で、または
他の目的のために使用できる。たとえば、ポリ塩化ビニ
ル等の合成樹脂表皮と半硬質ポリウレタンフォームの接
着性を向上させる目的で、ポリエステルポリオールを使
用することが好ましい場合がある。
【0032】このような高分子活性水素化合物として、
1級アミノ基または2級アミノ基を2以上有する高分子
量ポリアミンや1級アミノ基または2級アミノ基を1以
上かつ水酸基を1以上有する高分子量化合物を併用する
こともできる。
【0033】これら高分子量活性水素化合物の官能基当
たりの分子量は400以上、特に800以上で、1分子
当たりの官能基の数は2〜8が好ましい。官能基当たり
の分子量は10000以下が好ましい。
【0034】このような化合物としては、前記のような
ポリオキシアルキレンポリオールの水酸基の一部ないし
全部をアミノ基に変換させて得られる化合物や前記のよ
うなポリオキシアルキレンポリオールと過剰当量のポリ
イソシアネート化合物とを反応させて得られる末端にイ
ソシアネート基を有するプレポリマーのイソシアネート
基を加水分解してアミノ基に変換して得られる化合物が
ある。
【0035】なお該高分子量活性水素化合物を使用する
場合、その使用量は全高分子量活性水素化合物中40重
量%以下、特に20重量%以下が好ましい。
【0036】(架橋剤)本発明では架橋剤を使用する。
架橋剤としては、水酸基、1級アミノ基および2級アミ
ノ基から選ばれる官能基を2個以上有する化合物が好ま
しい。架橋剤は官能基は2〜8であることが好ましく、
分子量は60〜800程度が好ましい。このような架橋
剤としては、低分子量ピペラジン系ポリオール、ピペラ
ジン系ポリオール以外のヒドロキシル化合物、およびポ
リアミン化合物などがある。
【0037】(低分子量ピペラジン系ポリオール)低分
子量ピペラジン系ポリオールとは、前に述べたピペラジ
ン系ポリオールのうち、分子量の低いものをいう。低分
子量ピペラジン系ポリオールの水酸基価は200〜18
50であることが好ましい。水酸基数は2〜4が好まし
い。
【0038】低分子量ピペラジン系ポリオールにおいて
は、オキシエチレン基は含有されていてもされていなく
てもよい。
【0039】架橋剤のうち、低分子量ピペラジン系ポリ
オールの使用割合は0〜100重量%、特に30〜10
0重量%であることが好ましい。
【0040】(ヒドロキシル化合物)ヒドロキシル化合
物系架橋剤は、2〜8個の水酸基または水酸基とアミノ
基を有することが好ましい。該架橋剤には多価アルコー
ル、多価フェノール、アルカノールアミン、それらにア
ルキレンオキシドを付加して得られる低分子量ポリオキ
シアルキレンポリオール、およびアミン類にアルキレン
オキシドを付加して得られる有する低分子量ポリオキシ
アルキレンポリオール等のポリオールがある。特に水酸
基価が200〜1850であることが好ましい。架橋剤
は2種以上併用してもよい。
【0041】具体的には例えば次の化合物があるが、こ
れらに限定されない。エチレングリコール、1,4−ブ
タンジオール、ネオペンチルグリコール、1,6−ヘキ
サンジオール、ジエチレングリコール、トリエチレング
リコール、ジプロピレングリコール、グリセリン、トリ
メチロールプロパン、ペンタエリスリトール、ソルビト
ール、シュークロース、モノエタノールアミン、ジエタ
ノールアミン、トリエタノールアミン、N−アルキルジ
エタノール、ビスフェノールA、およびこれらの化合物
にアルキレンオキシドを開環付加反応させて得られる低
分子量ポリオキシアルキレン化合物、並びに脂肪族アミ
ン、脂環族アミン、複素環アミン、芳香族アミンにアル
キレンオキシドを開環付加反応させて得られる低分子量
ポリオキシアルキレン化合物。
【0042】(ポリアミン化合物)ポリアミン化合物系
架橋剤としては、芳香族ポリアミン、脂肪族ポリアミ
ン、脂環式ポリアミンなどがある。
【0043】芳香族ポリアミンとしては芳香族ジアミン
が好ましい。芳香族ジアミンとしては、アミノ基が結合
している芳香核にアルキル基、シクロアルキル基、アル
コキシ基、アルキルチオ基、電子吸引性基から選ばれた
少なくとも1個の置換基を有する芳香族ジアミンが好ま
しく、特にジアミノベンゼン誘導体が好ましい。電子吸
引性基を除く上記置換基はアミノ基が結合した芳香核に
2〜4個結合していることが好ましく、特にアミノ基の
結合部位に対してオルト位の少なくとも1個、好ましく
はすべてに結合していることが好ましい。電子吸引性基
はアミノ基が結合している芳香核に1または2個結合し
ていることが好ましい。電子吸引性基と他の置換基が1
つの芳香核に結合していてもよい。
【0044】アルキル基、アルコキシ基、およびアルキ
ルチオ基の炭素数は4以下が好ましく、シクロアルキル
基はシクロヘキシル基が好ましい。電子吸引性基として
は、ハロゲン原子、トリハロメチル基、ニトロ基、シア
ノ基、アルコキシカルボニル基などが好ましく、特に塩
素原子、トリフルオロメチル基、およびニトロ基が好ま
しい。
【0045】脂肪族ポリアミンとしては炭素数6以下の
ジアミノアルカンやポリアルキレンポリアミン、低分子
量ポリオキシアルキレンポリオールの水酸基の一部ない
し全部をアミノ基に変換して得られるポリアミン等があ
る。さらに、アミノアルキル基を2個以上有する芳香族
化合物、アミノアルキル基を合計2個以上有する芳香族
化合物、および上記のような置換基を有するこれら芳香
族化合物、などの芳香核を有するポリアミンも使用でき
る。
【0046】脂環族ポリアミンとしては、アミノ基およ
び/またはアミノアルキル基を2個以上有するシクロア
ルカンがある。
【0047】ポリアミン化合物系架橋剤の具体例を次に
挙げるがこれらに限定されない。1−メチル−3,5−
ジエチル−2,4(あるいは2,6)−ジアミノベンゼ
ン(DETDA)、2−クロロ−p−フェニレンジアミ
ン(CPA)、1−メチル−3,5−ジメチルチオ−
2,4(あるいは2,6)−ジアミノベンゼン、1−ト
リフルオロメチル−3,5−ジアミノベンゼン、1−ト
リフルオロメチル−4−クロロ−3,5−ジアミノベン
ゼン、2,4−トルエンジアミン、2,6−トルエンジ
アミン、ビス(3,5−ジメチル−4−アミノフェニ
ル)メタン、4,4−ジアミノジフェニルメタン、エチ
レンジアミン、m−キシレンジアミン、1,4−ジアミ
ノヘキサン、1,3−ビス(アミノメチル)シクロヘキ
サン、イソホロンジアミン。
【0048】(ポリイソシアネート化合物)ポリイソシ
アネート化合物としては、イソシアネート基を2以上有
する芳香族系、脂環族系、または脂肪族系の化合物であ
る。具体的には、たとえば、トリレンジイソシアネート
(TDI)、ジフェニルメタンジイソシアネート(MD
I)、ポリメチレンポリフェニルイソシアネート(通
称:クルードMDI)、キシリレンジイソシアネート
(XDI)、イソホロンジイソシアネート(IPD
I)、ヘキサメチレンジイソシアネート(HMDI)、
などのポリイソシアネートやそれらのプレポリマー型変
性体、ヌレート変性体、ウレア変性体、カルボジイミド
変性体などがある。これらは2種以上を混合して使用し
てもよい。
【0049】(発泡剤)本発明では、発泡剤として水お
よび/または不活性ガスを使用することが好ましい。不
活性ガスとしては具体的には、空気、窒素などが例示さ
れる。これら発泡剤の使用量は特に限定されないが、水
のみを使用する場合、高分子活性水素化合物100重量
部に対して10重量部まで、特に0.1〜5重量部が適
当である。その他の発泡剤も発泡倍率等の要求に応じて
適切な量を使用できる。
【0050】(触媒)ポリオールとポリイソシアネート
化合物を反応させる際、触媒の使用が必要とされる。ポ
リ塩化ビニルなどの合成樹脂で被覆された半硬質ポリウ
レタンフォームを成形する場合においては、表皮材の変
色を防止するために、昇華性の低いアミン化合物また
は、有機金属化合物がある。
【0051】アミン化合物としてはトリエチレンジアミ
ンなどがある。また、アミン化合物の構造の一部をイソ
シアネートと反応するように、ヒドロキシル化またはア
ミノ化した反応型アミン触媒を必要最小限使用すること
が好ましい。反応型アミン触媒の例としては、N,N−
ジメチルエタノールアミン、トリメチルアミノエチルエ
タノールアミン、N,N−ジメチルエタノールアミンの
2エチレンオキシド付加物がある。アミン化合物系触媒
の使用量は高分子活性水素化合物100重量部に対して
1.0重量部まで、特に0.05〜1.0重量部が好ま
しい。
【0052】有機金属化合物系触媒としては、有機スズ
化合物や有機ビスマス化合物、有機鉛化合物、有機亜鉛
化合物、などがある。
【0053】たとえば、ジ−n−ブチルスズオキシド、
ジ−n−ブチルスズジラウレート、ジ−n−ブチルス
ズ、ジ−n−ブチルスズジアセテート、ジ−n−オクチ
ルスズオキシド、ジ−n−オクチルスズジラウレート、
モノブチルスズトリクロリド、ジ−n−ブチルスズジア
ルキルメルカプタン、ジ−n−オクチルスズジアルキル
メルカプタン、などがある。有機金属化合物系触媒の使
用量は高分子活性水素化合物100重量部に対して1.
0重量部まで、特に0.005〜1.0重量部が好まし
い。
【0054】(その他の添加剤)さらに、良好な気泡を
形成するための整泡剤も多くの場合使用される。整泡剤
としては、たとえばシリコーン系整泡剤や含フッ素化合
物系整泡剤などがある。その他、任意に使用しうる配合
剤としては、たとえば充填剤、安定剤、着色剤、難燃
剤、破泡剤などがある。
【0055】(半硬質ポリウレタンフォームの製造)半
硬質ポリウレタンフォームの成形は低圧発泡機または高
圧発泡機を用いて反応性混合物を直接金型に注入する方
法(すなわち、反応射出成形方法)または、開放状態の
金型に反応性混合物を注入する方法で行われることが好
ましい。高圧発泡機は通常の2液を混合するタイプが好
ましく、そのうちの1液がポリイソシアネート化合物、
他の液はポリイソシアネート化合物以外の全原料の混合
物が用いられる。場合によっては、触媒あるいは破泡剤
(通常、一部の高分子量ポリオールに分散ないし溶解し
て用いる)を別液とする合計3液で反応性混合物を形成
し注入することもできる。
【0056】
【実施例】以下、本発明を実施例(例1〜7)、比較例
(例8〜10)により具体的に説明するが本発明はこれ
らに限定されない。
【0057】例1〜10で使用したポリオールA〜E
は、表1に示した開始剤にプロピレンオキシド、次いで
エチレンオキシドを、開環付加反応させて得られるポリ
オキシプロピレン・オキシエチレンポリオールである。
ポリオールA〜Eの分子量、官能基数、オキシエチレン
基含有量(EO基含有量、単位:重量%)、水酸基価
(mgKOH/g)および開始剤を表1に示す。ただし
ポリオールCはビニルポリマーを20重量%含有するポ
リマー分散ポリオールである。また、アミノエチルピペ
ラジンとは、1−(2−アミノエチル)ピペラジンを指
す。他の処方成分を表2に示す。
【0058】表1および表2に示した原料を表3上段に
示した処方(数字は重量部)で使用した。このうち、ポ
リイソシアネート化合物を反応射出成形装置(高圧発泡
機)の一方の原料タンクに入れ、その液温を25〜30
℃に調節した。また、ポリオール化合物、架橋剤、触媒
等の混合物を反応射出成形装置の他方の原料タンクに入
れ、その液温を25〜30℃に調節した。
【0059】両者をイソシアネートインデックスが11
0となる割合で混合して射出した。イソシアネートイン
デックスとは、全活性水素化合物の100当量に対する
イソシアネート化合物の当量をいう。射出条件は、射出
圧力150kg/cm2 、射出量300g/sとした。
成形型には300mm×500mm×10mm(t)の
内寸法をもつ金型を使用した。その型温は30〜40℃
に調整し、注入後1分で脱型した。
【0060】得られた半硬質ポリウレタンフォームのキ
ュア性は、脱型30秒後に指でフォームを圧縮し変形の
度合いにより3段階(○:ほぼ指跡変形無し、△:少し
指跡変形あるもののフォームの戻りあり、×:指跡変形
大、フォームの戻り無し)で評価した。フォーム密度
(単位:kg/m3 )とともに表3下段に示す。
【0061】
【表1】
【0062】
【表2】
【0063】
【表3】
【0064】
【発明の効果】従来、ポリ塩化ビニル等の合成樹脂で被
覆された半硬質ウレタンフォームでは、表面被覆物の変
色の問題から、多量のアミン触媒を使用せずに、短時間
で良成形品を得ることは非常に困難であった。本発明に
示されるシステムを使用して製造された半硬質ポリウレ
タンフォーム成形品は、多量の触媒を使用せずに、キュ
ア性が大幅に向上する効果が認められる。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】イソシアネート基と反応しうる活性水素含
    有官能基を2以上有する高分子量活性水素化合物、架橋
    剤およびポリイソシアネート化合物を触媒と発泡剤の存
    在下に反応させて半硬質ポリウレタンフォームを製造す
    るにあたり、高分子量活性水素化合物の少なくとも一部
    がピペラジン類にアルキレンオキシドを開環付加反応さ
    せて得られる高分子量ピペラジン系ポリオールである
    か、または架橋剤の少なくとも一部がピペラジン類にア
    ルキレンオキシドを開環付加反応させて得られる低分子
    量ピペラジン系ポリオールであることを特徴とする半硬
    質ポリウレタンフォームの製造方法。
  2. 【請求項2】イソシアネート基と反応しうる活性水素含
    有官能基を2以上有する高分子量活性水素化合物、架橋
    剤およびポリイソシアネート化合物を触媒と発泡剤の存
    在下に反応させて半硬質ポリウレタンフォームを製造す
    るにあたり、高分子量活性水素化合物の少なくとも一部
    がピペラジン類にアルキレンオキシドを開環付加反応さ
    せて得られる高分子量ピペラジン系ポリオールであり、
    かつ、架橋剤の少なくとも一部がピペラジン類にアルキ
    レンオキシドを開環付加反応させて得られる低分子量ピ
    ペラジン系ポリオールであることを特徴とする半硬質ポ
    リウレタンフォームの製造方法。
  3. 【請求項3】高分子量ピペラジン系ポリオールは、水酸
    基価が20〜85である、請求項1または2の製造方
    法。
  4. 【請求項4】低分子量ピペラジン系ポリオールは、水酸
    基価が200〜1850である、請求項1または2の製
    造方法。
  5. 【請求項5】発泡剤は、水および/または不活性ガスで
    ある、請求項1または2の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6306918B1 (en) 1999-03-09 2001-10-23 Kao Corporation Semi-rigid polyurethane foam
JP2006131717A (ja) * 2004-11-04 2006-05-25 Inoac Corp ポリウレタン発泡体

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