JPH08218015A - ジェットインク用ポリマー微粒子及びそれを含有するジェットインク - Google Patents

ジェットインク用ポリマー微粒子及びそれを含有するジェットインク

Info

Publication number
JPH08218015A
JPH08218015A JP2518495A JP2518495A JPH08218015A JP H08218015 A JPH08218015 A JP H08218015A JP 2518495 A JP2518495 A JP 2518495A JP 2518495 A JP2518495 A JP 2518495A JP H08218015 A JPH08218015 A JP H08218015A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fine particles
jet ink
polyol
polymer fine
polymer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2518495A
Other languages
English (en)
Inventor
Mitsuo Kase
光雄 加瀬
Eiju Konno
英寿 今野
Isao Tabayashi
勲 田林
Ichiro Muramatsu
一郎 村松
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
DIC Corp
Original Assignee
Dainippon Ink and Chemicals Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Dainippon Ink and Chemicals Co Ltd filed Critical Dainippon Ink and Chemicals Co Ltd
Priority to JP2518495A priority Critical patent/JPH08218015A/ja
Priority to US08/598,980 priority patent/US6034154A/en
Priority to EP19960101985 priority patent/EP0732381A1/en
Publication of JPH08218015A publication Critical patent/JPH08218015A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09DCOATING COMPOSITIONS, e.g. PAINTS, VARNISHES OR LACQUERS; FILLING PASTES; CHEMICAL PAINT OR INK REMOVERS; INKS; CORRECTING FLUIDS; WOODSTAINS; PASTES OR SOLIDS FOR COLOURING OR PRINTING; USE OF MATERIALS THEREFOR
    • C09D11/00Inks
    • C09D11/30Inkjet printing inks
    • C09D11/32Inkjet printing inks characterised by colouring agents
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08GMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
    • C08G18/00Polymeric products of isocyanates or isothiocyanates
    • C08G18/06Polymeric products of isocyanates or isothiocyanates with compounds having active hydrogen
    • C08G18/08Processes
    • C08G18/0804Manufacture of polymers containing ionic or ionogenic groups
    • C08G18/0819Manufacture of polymers containing ionic or ionogenic groups containing anionic or anionogenic groups
    • C08G18/0823Manufacture of polymers containing ionic or ionogenic groups containing anionic or anionogenic groups containing carboxylate salt groups or groups forming them
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08GMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
    • C08G18/00Polymeric products of isocyanates or isothiocyanates
    • C08G18/06Polymeric products of isocyanates or isothiocyanates with compounds having active hydrogen
    • C08G18/28Polymeric products of isocyanates or isothiocyanates with compounds having active hydrogen characterised by the compounds used containing active hydrogen
    • C08G18/40High-molecular-weight compounds
    • C08G18/42Polycondensates having carboxylic or carbonic ester groups in the main chain
    • C08G18/4266Polycondensates having carboxylic or carbonic ester groups in the main chain prepared from hydroxycarboxylic acids and/or lactones
    • C08G18/4269Lactones
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08GMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
    • C08G18/00Polymeric products of isocyanates or isothiocyanates
    • C08G18/06Polymeric products of isocyanates or isothiocyanates with compounds having active hydrogen
    • C08G18/28Polymeric products of isocyanates or isothiocyanates with compounds having active hydrogen characterised by the compounds used containing active hydrogen
    • C08G18/40High-molecular-weight compounds
    • C08G18/62Polymers of compounds having carbon-to-carbon double bonds
    • C08G18/6216Polymers of alpha-beta ethylenically unsaturated carboxylic acids or of derivatives thereof
    • C08G18/625Polymers of alpha-beta ethylenically unsaturated carboxylic acids; hydrolyzed polymers of esters of these acids
    • C08G18/6254Polymers of alpha-beta ethylenically unsaturated carboxylic acids and of esters of these acids containing hydroxy groups
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10STECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10S260/00Chemistry of carbon compounds
    • Y10S260/38Ink

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Polymers & Plastics (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Wood Science & Technology (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Polyurethanes Or Polyureas (AREA)
  • Inks, Pencil-Leads, Or Crayons (AREA)
  • Processes Of Treating Macromolecular Substances (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 色材を内包し、平均粒子径が5〜700nm
で、かつ最大粒子径が1000nm以下、粒度分布がワ
イブル確率分布を適用した場合の形状パラメーターのm
値に於いて1.3以上であり、かつ、室温で皮膜形成性
を有することを特徴とするジェットインク用ポリマー微
粒子及び該ジェットインク用ポリマー微粒子を必須成分
として含有するジェットインク。 【効果】 本発明は、インクジェットの詰まりがなく、
貯蔵安定性に優れ、かつ優れた摩耗性、耐久性耐水性、
耐溶剤性、耐薬品性を持つジェットインク用ポリマー微
粒子と、それを用いた、水や汗によって滲みを生じ難
く、長く印刷部が鮮明なジェットインクを提供できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ジェットインク用ポリ
マー微粒子と、その製造方法、並びに該ジェットインク
用ポリマー微粒子を必須の成分として含んで成るジェッ
トインク用インクに関する。
【0002】本発明のジェットインク用ポリマー微粒子
は、平均粒子径が5〜700nmで、かつ最大粒子径が
1000nm以下である、色材を内包したポリマー微粒
子であって、更に粒度分布がワイブル確率分布を適用し
た場合の形状パラメーターのm値に於いて1.3以上の
形状を有するものである。
【0003】本発明のジェットインク用ポリマー微粒子
は、水等の分散媒に対して安定で、室温において被膜形
成性を有し、しかもアセトンに対して不溶な被膜を形成
するものであり、本発明のポリマー微粒子を含んで成る
インクは、インクジェット記録方式に最適な耐久性の優
れたインクを与えるものである。
【0004】
【従来の技術】インクジェット記録方式は、インクの無
駄がなく、用紙に普通紙が使用できるため、経済的であ
り、カラー化が容易で高品位の印刷が得られ、印刷時の
騒音も少ない等幾多の利点を有している。
【0005】しかし、インクジェット記録方式に用いら
れるインクは、基本的に水溶性樹脂を主体とする水性イ
ンクが用いられているため、従来の印刷物は水や汗によ
って滲みを生じ、印刷部が不鮮明になり易く、更に摩耗
性、耐久性に劣る等、実用上において重大な欠点を有し
ていた。
【0006】これらの欠点を改善する方法として、既に
幾多の試みがなされ、従来の水溶性樹脂に替わるバイン
ダーとして、例えば、特公昭58−45272号公報に
おいては、予めポリオールとジイソシアネートから調製
した0.01〜1.0ミクロンの粒子径を有するポリウ
レタンラテックスに、アセトンと酢酸エチルの混合溶剤
などの有機溶剤の存在下に疎水性の染料を添加、混合す
ることにより該染料を内包せしめたポリウレタンラテッ
クス粒子と水性媒体から成るインキが開示されている。
【0007】また特開昭62−95366号公報におい
ては、有機溶剤に可溶なポリマーと有機油溶性染料を水
不溶性の有機溶剤中に溶解せしめ、これを水中に懸濁、
乾燥して、0.3〜1ミクロンの染料を内包する微粒子
に再分散してインキとして用いる方法が開示されてい
る。
【0008】また更なる改良方法として特開平6−14
5570号公報では、水に不溶な樹脂エマルジョン、例
えば、ポリアクリル酸エステルエマルジョンを用いて顔
料と高分子分散剤を含むインクジェット記録用インクに
おいて、その組成分比を規定することにより、滲みの無
い高品位のインクが得られることを提案している。しか
しながら、これら何れの方法も従来からの欠点を充分に
克服できるものではなかった。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明が解決
しようとする課題は、インクジェットの詰まりがなく、
貯蔵安定性に優れ、かつ優れた摩耗性、耐久性耐水性、
耐溶剤性、耐薬品性を持つジェットインク用ポリマー微
粒子と、それを用いた、水や汗によって滲みを生じ難
く、長く印刷部が鮮明なインクジェット用インクを提供
することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記の課
題を解決する為に鋭意研究を行い、色材を内包し、室温
に於いて皮膜形成性を有し、有機溶剤に不溶なポリマー
微粒子、好ましくは架橋構造を有するウレタン系ポリマ
ー微粒子をインクジェット記録用のインクに用いること
により、従来の課題が一挙に解決されることを見いだし
て、本発明を完成するに至った。
【0011】即ち、本発明は色材を内包し、平均粒子径
が5〜700nmで、かつ最大粒子径が1000nm以
下、粒度分布がワイブル確率分布を適用した場合の形状
パラメーターのm値に於いて1.3以上であり、かつ、
室温で皮膜形成性を有することを特徴とするジェットイ
ンク用ポリマー微粒子である。
【0012】本発明のジェットインク用ポリマー微粒子
は有機溶剤に不溶であることを特徴とし、特に該有機溶
剤がアセトンであることを特徴とするものであり、ポリ
マー微粒子が架橋構造を有することを特徴とする。
【0013】本発明のジェットインク用ポリマー微粒子
は、特にポリマー微粒子がウレタン系微粒子であること
を特徴とするものであり、とりわけポリマー微粒子がイ
オン対を形成し得る基を有するウレタン系微粒子である
ことを特徴とする。更に、該イオン対を形成し得る基が
カルボキシル基であるものが好ましく用いられる。
【0014】更に本発明のジェットインク用ポリマー微
粒子は、ポリマー微粒子が球状であることを特徴とする
ものであり、またポリマー微粒子がイオン対を形成し得
る基を有するポリオール(A)と、ポリイソシアネート
(B)と、ポリアミン(C)を必須の成分として反応し
て得られるウレタン系微粒子を含むものであり、とりわ
け、該ウレタン系微粒子がポリウレタンポリ尿素構造を
有するものを含むものである。
【0015】また本発明は、イオン対を形成し得る基を
有するポリオール(A)と色材とを予め混合した後、ウ
レタン系微粒子を調製することを特徴とする、ジェット
インク用ポリマー微粒子の製造方法である。
【0016】即ち、本発明は、イオン対を形成し得る基
を有するポリオール(A)とポリイソシアネート(B)
とを、必要に応じて非反応性の有機溶剤の存在下で混合
して有機相を調製することを特徴とする、ジェットイン
ク用ポリマー微粒子の製造方法、該製造方法のイオン対
を形成し得る基を有するポリオール(A)の分子中に特
にカルボキシル基を有するものであることを特徴とす
る、ジェットインク用ポリマー微粒子の製造方法を含む
ものである。
【0017】更に詳しくは、本発明のジェットインク用
ポリマー微粒子の製造方法は、イオン対を形成し得る基
を有するポリオール(A)とポリアミン(C)における
水酸基と活性水素基を有するアミノ基の当量の総和に対
し、ポリイソシアネート(B)の当量が、1以上である
ことを特徴とするものであり、また分子中にカルボキシ
ル基を有するポリオール(A)と、該ポリオール(A)
とポリアミン(C)の水酸基当量と活性水素基当量の総
和に対し、ポリイソシアネート(B)の当量が1以上で
あることを特徴とするものである。
【0018】またこれらの製造方法において使用するポ
リオール(A)が分子中のカルボキシル基が塩基で中和
された塩であることを特徴とするジェットインク用ポリ
マー微粒子の製造方法を含むものである。更に本発明は
これらのインクジェット用ポリマー微粒子を必須の成分
として含んで成るジェットインクを含むものである。
【0019】以下、本発明の内容を具体的に説明する。
なお、一般にジェットインク、またはインクジェットイ
ンクなる言葉を用いるが、これは、いずれもインクジェ
ット方式による記録、ないし印刷に用いるインクを意味
するものである。日本語では、インクジェット記録用イ
ンク、あるいはインクジェット印刷用インクなる用語等
が用いられているが、英語では、インクジェットインク
(InkJet Ink)なる用語が用いられている例が見られる
が、本発明ではこれらをジェットインクと称する。
【0020】即ち、本発明は、色材を内包し、平均粒径
が5〜700nm、最大粒径が1000nm(1μm)
以下、粒度分布がワイブル確率分布の形状パラメーター
のm値で1.3以上を有する粒度の揃った、有機溶剤に
不溶であることを特徴とするインクジェット用ポリマー
微粒子、及び該微粒子を用いたジェットインクに関する
ものである。
【0021】本発明のポリマー微粒子は、その前提とし
て色材を内包するものであり、ここに言う内包の意味
は、基本的に、色材が微粒子中に均一な状態で内包され
ているものを言う。また有機溶剤に不溶なポリマー微粒
子とは、微粒子を構成するポリマー粒子の結晶性、ある
いは、溶解しにくいポリマー組成などに起因する微粒子
もあリ得るが、好ましくは、架橋構造を有するポリマー
微粒子を意味するものであり、その場合の代表的な有機
溶剤としては、ジェットインクに求められる性能から、
一般的にはアセトンを意味する。
【0022】しかし、ジェットインクに用いられる有機
溶剤は必要によっては変えられるものであり、その例と
しては、アセトンとブタノールの併用、あるいはメチル
エチルケトン等を挙げることができる。ここで言う、ア
セトン等の有機溶剤に不溶と判断する基準は、本発明の
微粒子を室温で塗布、乾燥、熟成して得られる皮膜を室
温下に該有機溶剤中に一昼夜、浸漬し、不溶分が50%
以上であることを目安とするものである。
【0023】本発明のジェットインク用ポリマー微粒子
は、ジェットインクがインクジェットの微細なノズルを
通過して記録に用いられるものであるため、該ポリマー
微粒子の粒度は厳密な管理が必要であり、本発明のジェ
ットインク用ポリマー微粒子の平均粒径は5〜700n
mであり、かつ最大粒径が1000nm(1μ)以下の
ものである。
【0024】これらの製造の為には、平均粒径、及び最
大粒径の値と粒度分布に関して、厳密な管理が求めら
れ、必要に応じて、微粒子の特別な粒度設定、管理が必
要とされると共に、管理基準を任意に設定し、球状で粒
度の揃った微粒子を製造し得ることが重要である。
【0025】本発明におけるポリウレタンポリ尿素粒子
は通常、その製法からほぼ球状であり粒径も球を基本形
状として求められる。こうした粒子は通常、粒径が不均
一な多数の粒子から構成されているので、平均粒径と粒
度分布によりその構成を表現する必要がある。
【0026】本発明者らは、既に粒度の数値管理に関す
る最適の方法として、信頼性工学の分野で、従来から広
く用いられているワイブル確率分布の形状パラメーター
のm値で微粒子の粒度分布を数値表現できる方法を報告
している(高分子論文集、50巻、No.5、1993
年)。
【0027】平均粒径とは、一般的に個数平均、長さ平
均、面積平均、体積平均があるが、本発明でいう平均粒
径とは、通常用いられる体積平均である。またワイブル
分布とは、下記の式1で表される。 F(t)=1−exp[−(t/η)m ] (式1) (式中、F(t)はワイブル分布関数、tは粒径、ηは
尺度母数、mは形状母数である。)
【0028】なお、ワイブル確率分布において粒度分布
を表す形状母数m値は、値の高いほど粒度の揃っている
こと、即ち、粒度分布のシャープなことを示している。
もちろん、ワイブル分布で全ての粒度分布を完全に表現
する事はできないので、最大限に近似できた値を用い
る。
【0029】本発明のポリマー微粒子の粒度は、m値で
1.3以上、好ましくは1.5以上、更に好ましくは
1.8以上の粒度の揃ったものであることが望ましい。
本発明のポリマー微粒子は、既に記述した如く室温で被
膜形成性を有し、更に望ましくは有機溶剤に不溶なもの
であり、ジェットインクに求められる性能の面から、耐
久性等の優れたウレタン系の架橋微粒子が好ましいもの
であり、更にウレタン系架橋微粒子にあっては、ウレタ
ン結合を有する架橋構造を有するものが特に好ましいも
のである。
【0030】上記の平均粒径を有するウレタン系架橋微
粒子の製造方法については、これまでに下記のような種
々の報告がなされている。例えば、 a)特公平3−12563号公報においては、4級アン
モニーウム基を含有し、自己分散性を有する末端イソシ
アネート基を有するポリウレタンプレポリマーを多官能
ポリイソシアネートと併用し、有機溶剤で希釈した状態
で分散、脱溶剤してウレタン系架橋微粒子を水分散体と
して得る方法や、
【0031】b)特開平3−128912号公報、及び
c)特開平4ー249517号公報等においては、前記
の公告特許と同様に自己分散性を有する末端イソシアネ
ート基を有するポリウレタンプレポリマーを多官能ポリ
イソシアネートと併用してポリアミンを含む水中に分散
し、ウレタン尿素架橋微粒子の水分散体を得る方法が提
案されている。
【0032】更に改良されたウレタン系架橋微粒子とし
ては、d)本発明者らの発明になるイオン対を形成し得
る基を有するポリオールとポリイソシアネートをポリア
ミンを含む水中に分散せしめて得られるウレタン尿素架
橋微粒子が挙げられる。
【0033】なお、ウレタン尿素架橋微粒子なる名称
は、従来は微粒子の製造時における配合組成、製造手順
からの推定構造に基ずくものであるが、最近、本発明者
等の比較的に粒径の大きなウレタン微粒子の構造解析に
関する研究結果から、上記の推定構造の正しいことが証
明されている(Preprints of 5th SPSJ InternationalP
olymer Conference、43頁)。
【0034】本発明のジェットインク用ポリマー微粒子
にあっては、上記のa)〜d)の特許に記載されたウレ
タン系架橋微粒子は、従来の微粒子に比較して好ましい
ものではあるが、その中にあっても、特にd)に記載さ
れたポリマー微粒子が特に好ましいものである。
【0035】即ち、上記、a)〜c)に記載された特許
では、分子末端にイソシアネート基を有するイソシアネ
ートプレポリマー中に色材を分散させることが必要であ
るが、イソシアネート基は水、湿気に対して敏感である
ため、微粒子は色材中に含まれる水分、空気中の湿気の
影響を受け易く、製造上においては品質安定化のために
相当の配慮が必要である。
【0036】一方、d)本発明者らのポリマー微粒子を
ジェットインク用ポリマー微粒子の製造に用いると、色
材に対して安定性が良い、変質の心配の無い、イオン対
を形成し得る基を有するポリオールに、予め色材を安定
的に充分分散させることが出来る。
【0037】次いで該ポリオールをポリイソシアネート
と混合し、必要に応じて有機溶剤で希釈して粘度調製の
後、ポリアミンを含む水中に分散させ、イソシアネート
基とアミノ基との尿素化反応により、微粒子表面にシェ
ルを形成させ、更に、微粒子の内部はポリオール分子中
の水酸基とイソシアネート基とのウレタン化反応によっ
て架橋硬化せしめせることにより、色材を内包する本発
明のジェットインク用のポリマー架橋微粒子を極めて容
易に、かつ安定して得ることができる。
【0038】本発明のジェットインクにおいて、特に望
ましいウレタン系架橋微粒子は、平均粒子径が5〜70
0nmで、最大粒子径が1000nm以下であり、かつ
粒度分布がワイブル確率分布のm値で1.3以上で、室
温で被膜形成性を有し、かつ有機溶剤に対して不溶であ
るポリマー微粒子であり、望ましくはウレタン系架橋微
粒子である。
【0039】該微粒子の好適なものは、イオン対を形成
し得る基を有するポリオール(A)と、ポリイソシアネ
ート(B)と、ポリアミン(C)を必須の成分して反応
して得られる色材を内包する架橋微粒子である。なお、
その際、ウレタン系架橋微粒子は、通常、水分散体の形
で得られるものである。
【0040】本発明に用いられる、イオン対を形成し得
る基を有するポリオール(A)は、対イオンとなり得る
基の存在下でイオンを形成して親水性を付与すると共
に、更にポリイソシアネートと反応性を有する、少なく
とも2個以上の水酸基を併せ持つ、数平均分子量300
〜10,000を有するポリオールである。
【0041】例えば、分子中にカルボキシル基を有し、
該カルボキシル基をアミンやアンモニア等の塩基で中和
することによって塩を形成し得る、数平均分子量300
〜10、000を有するポリオールであり、イオン対を
形成し得る基としては、カルボキシル基、スルホン酸
基、リン酸エステル基、あるいは三級アミノ基等が挙げ
られる。
【0042】この中にあって、微粒子の種々の性能面で
のバランスが取り易く、操作が容易で、好ましいものの
一つとして、カルボキシル基を挙げることができる。即
ち、カルボキシル基を有するポリオールは、アミン等の
塩基で中和して4級化することにより、容易にイオン対
を生成する。カルボキシル基を含有したポリオールは、
通常、公知の方法によって容易に製造できるものであ
る。それらのうち、特に代表的なものを例示すれば、例
えば、
【0043】カルボキシル基を有する、ポリウレタンポ
リオール、アクリルポリオール、ポリエステルポリオー
ル、ラクトン変性ポリエステルポリオール、ポリエステ
ルアミドポリオール、アルキドポリオール、ロジン変性
アルキドポリオール、フェノール樹脂変性ロジンエステ
ル、ポリエーテルポリオール、ポリチオエーテルポリオ
ール、ポリカーボネートポリオール、ポリアセタールポ
リオール、ポリオレフィンポリオール、エポキシ変性ポ
リオール、シリコン変性ポリオール、又はフッ素ポリオ
ールなどが挙げられる。
【0044】イオン対を形成し得る基を有するポリオー
ル(A)としては、上記の各種ポリオールのカルボキシ
ル基の代わりに、アミノ基を有するポリオールも当然の
ことながら用いることが出来る。
【0045】上記のイオン対を形成し得る基を有するポ
リオール(A)の代表的な幾つかのポリオールについ
て、その原料、製法等に関する説明を記ならば、以下の
通りである。
【0046】a)ポリウレタンポリオールは、エチレン
グリコール、1,3−プロパンジオール、1,4−ブタン
ジオール、1,3−ブタンジオール、1,5−ペンタンジ
オール、ネオペンチルグリコール、1,6−ヘキサンジ
オール、1,4−ビス(ヒドロキシメチル)シクロヘキ
サン、ビスフェノールA、水添ビスフェノールA、ヒド
ロキシピバリルヒドロキシピバレート等の2官能のアル
コール類、トリメチロールエタン、トリメチロールプロ
パン、グリセリンもしくはヘキサントリオール、ペンタ
エリスリトール等の3官能以上のアルコール類、
【0047】ポリプロピレングリコール、ポリルロピレ
ントリオール、ポリテトラメチレングリコール等のポリ
エーテルポリオール等、及び/又は上述した各種ポリオ
ール類の少なくとも1種以上と、後掲するジイソシアネ
ート化合物(モノマー)及びそれらの化合物から誘導さ
れるポリイソシアネート類の少なくとも1種以上と、ジ
メチロールプロピオン酸等のカルボキシル基を含有した
ジオール類とを反応せしめて得られるカルボキシル基を
有するポリオール等をその例として挙げることができ
る。
【0048】b)アクリルポリオール、例えば、β−ヒ
ドロキシエチルメタクリレート、β−ヒドロキシプロピ
ルメタクリレート、β−ヒドロキシエチルアクリレー
ト、及びβ−ヒドロキシプロピルアクリレート等の水酸
基含有アクリル単量体と、メタアクリル酸、イタコン酸
等のカルボキシル基含有単量体、更にこれらと共重合可
能な他のアクリル単量体、
【0049】例えば、メチルメタアクリレート、ブチル
メタアクリレート、2−エチルヘキチルメタアクリレー
ト、エチルアクリレート等、マレイン酸ジブチル、スチ
レン等の共重合せしめた、水酸基とカルボキシル基を分
子中に有するアクリル重合体がアクリルポリオールの例
として挙げられる。なお、上記のカルボン酸基含有アク
リルポリオールは、その設計により、1分子中に任意の
数の水酸基を有するものを容易に得ることができる。
【0050】c)ポリエステルポリオールは、上掲の如
き各種多価アルコールの1種以上と、多価カルボン酸類
との共縮合により得られる、分子中にカルボキシル基を
残存せしめたポリエステルポリオールであれば良い。こ
こに言う多価カルボン酸の代表的なものとしては、以下
のものが挙げられる。
【0051】即ち、アジピン酸、セバシン酸、アゼライ
ン酸、フタル酸、テトラヒドロフタル酸、ヘキサヒドロ
フタル酸、マレイン酸、フマル酸、シトラコ酸、イタコ
ン酸、1,2,5−ヘキサトリカルボン酸、1,4−シク
ロヘキサンジカルボン酸、1,2,4−ベンゼントリカル
ボン酸、1,2,5−ベンゼントリカルボン酸、1,2,4
−シクロヘキサントリカルボン酸、又は2,5,7−ナフ
タレントリカルボン酸などである。
【0052】d)ラクトン変性ポリエステルポリオール
は、例えば、その一例として上記、a)に記載したポリ
エステルポリオールを用いてε−カプロラクトン、δ−
バレロラクトンもしくは3−メチル−δ−バレロラクト
ンの如き各種ラクトン類と開環重合によって容易に得ら
れるものであり、分子中にカルボキシル基を残存させた
形のラクトン系ポリエステルポリオール類である。
【0053】e)ポリエステルアミドポリオールは、ア
ミノアルコール、例えば、エタノールアミンを上掲した
ポリエステルポリオールの原料の一つとしてと共縮合さ
せることによって得られる分子中にカルボキシル基を残
存させたものが、その例として挙げられる。
【0054】f)アルキドポリオールは、例えば、上
記、a)ポリエステルポリオールの製造に於いて用いら
れる2官能アルコール類の一部に変えて、各種の油脂類
とグリセリンのエステル交換によって得られるモノグリ
セライドを用いることにより、容易に製造できる物であ
る。
【0055】g)ポリエーテルポリオールとしては、ポ
リオキシエチレングリコール、ポリオキシプロピレング
リコール、ポリオキシプロピレントリオール、ポリオキ
シテトラメチレングリコール、ポリオキシプロピレン・
オキシテトラメチレングリコール共重合体等のポリエー
テルグリコール類、
【0056】或いはトリオール類等のの少なくとも1種
以上と、後掲する2、ないし3官能以上のポリイソシア
ネート類の少なくとも1種以上と、ジメチロールプロピ
オン酸等のカルボキシル基を含有したジオール類とのウ
レタン化反応生成物や、上掲したポリエーテルポリオー
ル類の少なくとも1種以上と、多価カルボン酸類との共
縮合によって得られるものである。
【0057】i)ポリチオエーテルポリオールは、チオ
ジグリコールと、上掲の多価アルコール類、多価カルボ
ン酸類とホルムアルデヒド、アミノアルコールもしくは
アミノカルボン酸と、ジメチロールプロピオン酸等のカ
ルボキシル基を含有したジオール類との縮合反応によっ
て得られる、分子中にカルボキシル基を含有するポリチ
オエーテル類が、その例として挙げられる。
【0058】j)ポリカーボネートポリオールは、上掲
の多価アルコール類とジメチロールプロピオン酸等のカ
ルボキシル基を含有したのジオール類とをジアリールカ
ーボネート、例えばジフェニルカーボネートと反応させ
ることによって得られるカルボキシル基を有するポリオ
ールがその例として挙げられる。
【0059】k)ポリアセタールポリオールは、例え
ば、グリコール又はヘキサンジオール、或いはトリメチ
ロールプロパン等とジメチロールプロピオン酸等のカル
ボキシル基を含有したポリオール類とをホルムアルデヒ
ドと反応させることによって製造されるカルボキシル基
含有ポリオールがその例として挙げられる。
【0060】l)ポリオレフィンポリオールは、例え
ば、水酸基を末端に有する多官能のブタジエンプレポリ
マー、イソプレンプレポリマーに、マレイン酸、或いは
イタコン酸等を付加せしめることにより、得られる分子
中にカルボキシル基を有するポリオールを、その例とし
て挙げことができる。
【0061】m)エポキシ変性ポリエステルポリオール
としては、ビスフェノールA型エポキシ化合物、水添ビ
スフェノールA型エポキシ化合物、一価及び/又は多価
アルコールのグリシジルエーテル、あるいは一塩基酸及
び/又は多塩基酸のグリシジルエステルの如き各種のエ
ポキシ化合物を、上掲したポリエステルポリオールの合
成時に、1種以上併用して得られる多官能のポリオール
である。
【0062】n)シリコ−ンポリオールは、分子中にシ
ロキシ結合を有するポリオールであり、反応性基を有す
るシリコ−ン化合物を、上掲したそれぞれのポリオール
の原料の1部として反応させて得られる各種シリコーン
ポリオールが挙げられる。反応性基を有するシリコン化
合物として代表的なものを示せば、
【0063】水酸基を有するシリコ−ン化合物として
は、X−22−160−AS、X−22−160A、X
−22−160B、X−22−160C等(信越シリコ
ーン株式会社製)や、SH−3746、SF−842
8、SH−3771、BY−16−036、BY−16
−027、BY−16−038(東レ・ダウコーニング
・シリコーン株式会社製)等、
【0064】アミノ基を有するシリコーン化合物として
は、X−22−161AS、X−22−161A、X−
22−161B、X−22−161−C(信越シリコー
ン株式会社製)等や、BY−16−828、BY−16
−850、BY−16−841、BY−16−849、
BY−16−872(東レ・ダウコーニング・シリコー
ン株式会社製)等、
【0065】及びグリシジル基を有するシリコーン化合
物としては、X−22−163AS、X−22−163
A、X−22−163B、X−22−163C(信越シ
リコーン株式会社製)や、SF−8413、SF−84
11(東レ・ダウコーニング・シリコーン株式会社製)
等、ビニル基を有するシリコ−ン化合物としては、X−
22−164AS、X−22−164A、X−22−1
64B、X−22−164C(信越シリコーン株式会社
製)等、
【0066】チオール基を有するシリコーン化合物とし
ては、X−22−167AS、X−22−167A、X
−22−167B、X−22−167C(信越シリコー
ン株式会社製)等が挙げられる。3官能以上のシリコー
ンポリオールは、上掲した3官能性以上の各種ポリール
の合成時に、上記した各種の反応性を有するシリコーン
化合物を反応させることによって得られる。
【0067】o)フッ素ポリオールは、分子中にフッ素
原子を有するポリオールであり、例えば、フッ化ビニリ
デン、テトラフルオロエチレン、クロロトリフルオロエ
チレン、ヘキサフルオロプポピレン、(パー)フルオロ
アルキルエーテル(但し、アルキル基の炭素数1〜1
8)又はアルキル基がC1〜C18なるパーフルオロアル
キル・トリフルオロビニルエーテルに代表されるフッ素
ビニル単量体と、水酸基含有ビニル単量体、カルボキシ
ル基含有ビニル単量体、及びこれらと共重合可能な他の
ビニル系単量体を共重合して得られる、分子中にカルボ
キシル基を含有する多官能のフッ素ポリオールが挙げら
れる。
【0068】本発明においては、上記の各種ポリオール
(A)を、単独、もしくは2種以上併用しても良い。ポ
リオール(A)の数平均分子量としては、300〜5
0,000、好ましくは500〜30,000、更に好ま
しくは1,000〜10,000であることが、ポリマー
微粒子内部の充分な架橋のために好適である。
【0069】またポリオール(A)は、有機溶剤に溶解
され、希釈された形で、反応に用いられても良い。ポリ
オール(A)に含有されるイオン対を形成し得る基、例
えばカルボキシル基などの酸基の場合には、トリエチル
アミン、トリプロピルアミン、トリブチルアミン等の3
級アミンやアンモニア等の塩基で中和した塩、即ち、4
級アンモニウム塩、即ちイオン対の形で使用される。
【0070】上記の如く、イオン対を形成し得る基は本
発明のポリオール(A)中に容易に導入することが出来
るものであり、イオン対を形成し得る基としては、カル
ボキシル基がその代表例であり、カルボキシル基を有す
るポリオールの場合、その濃度は酸価で15〜100、
好ましくは20〜60程度のものが、安定な微粒子の水
分散体を得る上で有効である。該ポリオール(A)の酸
価が低すぎると本発明の微細な粒度の微粒子の生成が難
しく、酸価が高すぎる場合には微粒子の耐久性等の性能
面で好ましくない。
【0071】ポリオール(A)として一般的なものとし
ては、ポリエステルポリオール、アルキドポリオール、
ポリウレタンポリオール、ヒドロキシル基含有ビニル共
重合体等があげられるが、これらのポリオールに限定さ
れるものではなく、必要に応じて、その他のポリオール
も使用し得るものである。
【0072】一方、ポリイソシアネート(B)を構成す
るイソシアネート類としては、それら自体が公知である
ようなものは、一般的に使用しうるが、それらのうちで
も特に代表的なもののみを例示すれば、
【0073】トリレンジイソシアネート、ジフェニルメ
タン−4,4'−ジイソシアネート、キシリレンジイソシ
アネート、ナフタレン−1,5−ジイソシアネート、p
−フェニレンジイソシアネート、ジベンジルジイソシア
ネート、ジフェニルエーテルジイソシアネート、m−も
しくはp−テトラメチルキシリレンジイソシアネート、
又はトリフェニルメタントリイソシアネートの如き芳香
族ジ−ないしトリイソシアネートモノマー類や、水添ト
リレンジイソシアネート、
【0074】水添ジフェニルメタン−4,4'−ジイソシ
アネート、1,4−テトラメチレンジイソシアネート、
1,6−ヘキサメチレンジイソシアネート、水添キシリ
レンジイソシアネート、シクロヘキシル−1,4−ジイ
ソシアネート、又はイソホロンジイソシアネートの如き
脂肪族、又は脂環式ジイソシアネートモノマー類などが
挙げられる。本発明には、これらの単独もしくは、2種
以上から構成されるポリイソシアネート(B)を単独も
しくは、2種以上の併用してもよい。
【0075】あるいは、これらの各種ジイソシアネート
モノマー類から誘導される3官能以上のポリイソシアヌ
レート型ポリイソシアネート、アダクト型ポリイソシア
ネート又はビュ−レット型ポリイソシアネートの如き各
種のイソシアネートプレポリマーもポリイソシアネート
(B)として好ましく使用することができる。
【0076】更に、特に望むならば、上掲された如き各
種のイソシアネートモノマー類やポリイソシアネート類
の1種以上と、上掲された多価アルコール、ポリウレタ
ンポリオール、アクリルポリオール、ポリエステルポリ
オール、
【0077】ラクトン変性ポリエステルポリオール、ポ
リエステルアミドポリオール、アルキドポリーオール、
ポリエーテルポリオール、変性ポリエーテルポリオー
ル、ポリチオエーテルポリオール、ポリカーボネートポ
リオール、ポリアセタールポリオール、ポリオレフィン
ポリオール、エポキシ変性ポリオール、
【0078】シリコンポリオール、又はフッ素ポリオー
ルの如き各種ポリヒドロキシ化合物の1種以上とをウレ
タン化反応させて得られる末端イソシアネート基を有す
るウレタン変性ポリイソシアネートプレポリマー類など
を、用いても良く、これらは単独使用で使用するほか
に、2種以上の併用でもよい。
【0079】ポリイソシアネート(B)の選択に当たっ
ては、耐候性や機械的物性などを考慮した場合には、原
料イソシアネートモノマーの種類としては、脂肪族系及
び/又は脂環式系が好ましい。更に、取扱い上の安全性
や、毒性を考慮した場合には、ポリイソシアネート
(B)としては、これらのイソシアネートプレポリマー
を用いるのが好ましい。
【0080】ポリイソシアネート(B)の数平均分子量
は、性能の優れた架橋微粒子を得る上から、100〜
3,000なる範囲内、好ましくは200〜2,000、
更に好ましくは400〜1,500なる範囲内にあるこ
とが望ましい。
【0081】本発明において使用する好適なポリアミン
(C)は、公知慣用のジアミン、ポリアミン又はそれら
の混合物であるが、そのうちでも特に代表的なもののみ
を挙げれば、1,2−エチレンジアミン、ビス−(3−
アミノプロピル)−アミン、ヒドラジン、ヒドラジン−
2−エタノール、ビス−(2−メチルアミノエチル)−
メチルアミン、1,4−ジアミノシクロヘキサン、3−
アミノ−1−メチルアミノプロパン、N−ヒドロキシエ
チルエチレンジアミン、
【0082】N−メチル−ビス−(3−アミノプロピ
ル)−アミン、テトラエチレンジアミン、ヘキサメチレ
ンジアミン、1−アミノエチル−1,2−エチレンジア
ミン、ビス−(N, N’−アミノエチル)−1,2−エ
チレンジアミン、ジエチレントリアミン、テトラエチレ
ンペンタミン、ペンタエチレンヘキサミン、フェニレン
ジアミン、トリレンジアミン、2,4,6−トリアミノト
ルエントリハイドロクロライド、1,3,6−トリアミノ
ナフタレン、イソホロンジアミン、
【0083】キシリレンジアミン、水添キシリレンジア
ミン、4,4’−ジアミノフェニルメタン又は水添4,
4’−ジアミノジフェニルメタン、あるいは、X−22
−161−AS、X−22−161A、X−22−16
1B、X−22−161C(信越シリコーン株式会社
製)や、BY−16−828、BY−16−850、B
Y−16−8417、BY−16−849、BY−16
−872(東レ・ダウコーニング・シリコーン株式会社
製)等のシリコーン系ポリアミン類、
【0084】更に、ジエチレントリアミンなどのポリア
ミン類に、パーフルオロオクチルクロライドやパーフル
オロオクチルスルホライドなどのパーフルオロアルキル
化合物を付加した化合物に代表されるフッ素系ポリアミ
ン類などの、ポリアミンモノマーの誘導体などが挙げら
れるが、耐候性の観点からは、脂肪族系及び/又は脂環
族系の使用が望ましい。
【0085】本発明のジェットインク用ポリマー微粒子
に包含させる色材としては、有機溶剤に溶解あるいは微
細分散が可能なものであれば、染料、顔料のいずれであ
っても良い。染料としては、例えば代表的な種類として
はアゾ系染料(黄、赤、オレンジ、紫等)、金属錯塩染
料、ナフトール系染料、アントラキノン系染料(バイオ
レット、青等)、トリアリールメタン系染料(バイオレ
ット)、
【0086】アジン系染料(赤紫)、インジゴ系染料、
カーボニウム系染料、キノイミン系染料、シアニン系染
料、キノリン系染料、ニトロ系染料、ニトロソ系染料、
ベンゾキノン系染料、ナフトキノン系染料、ナフタルイ
ミド系染料、ペリノン系染料、フタロシアニン系染料な
どが挙げられる。
【0087】顔料としては、例えば、不溶性アゾ系顔料
(黄:ジスアゾイエローAAA、ジスアゾイエローAA
MX、ファストイエロー10G等、オレンジ:ジスアゾ
オレンジPMT、ジアニシジンオレンジ等)、アゾレー
キ系顔料(赤:ウォッチングレッド(Ba)、(C
a)、(Sr)、レーキレッドC、ブリリアントカーミ
ン6B等)、キナクリドン系顔料(赤:キナクリドンマ
ゼンダ、紫:キナクリドンレッド等)、フタロシアニン
系顔料(青:銅フタロシアニンブルーα型、β型、非結
晶非凝集β型等、緑:銅フタロシアニングリーン等)を
挙げることができる。
【0088】本発明のインクジェット用ポリマー微粒子
を必須の成分として含んで成るジェットインク中の染料
または顔料の含有量は、染料または顔料がポリマー微粒
子に1〜30重量%含まれるポリマー微粒子を用いるこ
とにより、インク中の該ポリマー微粒子の含量が1〜5
0重量%であり、インク全体としての染料または顔料含
有量が2〜10重量%のものである。
【0089】本発明における好ましいポリマー微粒子を
得るための一般的な手順は、本発明者等の発明になる方
法を挙げることが出来る。即ち、本発明の微粒子、ウレ
タン系架橋微粒子は、イオン対を形成し得るポリオール
(A)、例えば、カルボキシル基を有するポリオールを
色材と混合後、三級アミン、或いはアンモニアにより中
和(四級化)し、これを速やかにポリイソシアネート
(B)と混合し、ポリアミン(C)を含む媒体、通常、
水媒体中に分散、熟成せしめることにより得られるもの
である。
【0090】上記の微粒子を得る方法においては、ポリ
オール(A)の水酸基とポリアミン(C)のアミノ基の
当量の総和に対し、ポリイソシアネート(B)の当量が
1以上であることが好ましい。
【0091】更に詳しくは、イオン対を形成し得る基を
有するポリオール(A)のヒドロキシ基当量とポリイソ
シアネート(B)のイソシアネート基当量との比率を
0.1:1〜0.9:1、好ましくは0.1:1〜0.8:
1、更に好ましくは0.2:1〜0.7:1なる範囲で両
成分を混合し、これら両成分の混合物それ自体が、三次
元架橋し得る組成にすることが好ましい。
【0092】即ち、該混合物を完全にウレタン化反応し
た際はゲル状になり、溶剤に溶解しないような配合にす
ることが必要である。また、ポリアミン(C)は、イソ
シアネート基の1当量につき0.2〜1.0当量、好まし
くは0.3〜1.0当量、更に好ましくは0.4〜0.9当
量を添加する。
【0093】本発明のジェットインク用ポリマー微粒子
においては、粒子内部におけるウレタン化反応を三次元
的に進行させることで、従来技術では得られなかった粒
子全体の強靱性や耐溶剤性の向上が図られる。粒子内部
の三次元的ウレタン化反応の為に、使用するポリオール
(A)及び/又はポリイソシアネート(B)は、その全
てが3官能以上の官能基を有する必要はないが、少なく
ともその一部は、3官能以上の官能基を有するポリオー
ル(A)及び/又はポリイソシアネート(B)である必
要がある。また3官能以上のポリアミンを添加すること
も有効である。
【0094】即ち、使用する反応成分として、3官能以
上の官能基を有するポリオール(A)及び/又はポリイ
ソシアネート(B)をポリオール(A)とポリイソシア
ネート(B)との総量中の、少なくとも0.1モル%以
上、好ましくは0.2モル%以上、更に好ましくは0.3
モル%以上用いて、残りは通常2官能性のイオン形成性
を有するポリオール及び/又はポリイソシアネートを使
用して、良好な粒子内部の三次元架橋構造を得ることが
できる。
【0095】本発明に言う三次元架橋構造とは、アセト
ン24時間浸漬によるゲル分率測定法で、ゲル分率が5
0%以上、好ましくは60%以上、更に好ましくは70
%であるものを言う。
【0096】本発明に於いては、水相中に分散される有
機相に、必要に応じて、非反応性の有機溶剤を添加して
粘度を低下せしめ、水相への分散性を向上せしめること
ができる。使用できる有機溶剤としては、イオン対を形
性し得る基を有するポリオール(A)、ポリイソシアネ
ート(B)、有機金属触媒(ウレタン化触媒)、及びポ
リアミン(C)と非反応性の溶剤であれば良い。
【0097】これらの溶剤としては、例えば、エステ
ル、エーテル、ケトン系、芳香族系又は脂肪族系炭化水
素が適しており、就中、酢酸エチル、酢酸ブチル、メチ
ルエチルケトン、アセトン、シクロヘキサノン、トルエ
ン、キシレン、シクロヘキサン、メチルシクロヘキサ
ン、ジフェニルエーテル、N−メチル−2−ピロリドン
又はミネラルスピリットなどが適している。これらの有
機溶剤は、必要に応じて、微粒子形成中あるいは微粒子
形成後に、加熱や減圧などの処理、溶剤置換等により除
去あるいは置換してもよい。
【0098】また有機相が分散される水相は、ノニオン
系、アニオン系、又はカチオン系の各種の界面活性剤
や、ポリビニルアルコール、ヒドロキシアルキルセルロ
ース、カルボキシアルキルセルロース、アラビアゴム、
ポリアクリレート、ポリアクリルアミド、ポリビニルピ
ロリドン及びエチレン無水マレイン酸共重合体などの各
種保護コロイドから選ばれる1種以上を含有しても差し
支えないが、特に耐水性等を必要とする場合は、上記界
面活性剤や保護コロイドの使用は好ましくない。
【0099】本発明は、ウレタン系微粒子の内部におい
ては積極的にウレタン化反応をさせることに特徴の一つ
を有するものであるが、公知の如く、ヒドロキシル基と
イソシアネート基とのウレタン化反応は、特にイソシア
ネート基が脂肪族あるいは脂環族系に基ずく場合には、
アミノ基との尿素化反応に比較して反応速度が遅い傾向
にある。
【0100】周知の如く、水とイソシアネート基との反
応性はヒドロキシル基との反応性に比較して極めて遅
く、通常ポリアミン(C)の添加により形成される外壁
による隔離効果により、水分の微粒子内部への浸透は無
視できる処から、反応温度を上げ、時間をかけることに
よって、微粒子内部でのウレタン化反応を実施するとい
う目的は達成できるが、有機金属触媒の使用による反応
促進が好ましい。
【0101】これらの有機金属触媒としては、イソシア
ネート基とヒドロキシル基の反応を促進せしめる公知慣
用のナフテン酸コバルト、ナフテン酸亜鉛、テトラ−n
−ブチル錫、トリ−n−ブチル錫アセテート、n−ブチ
ル錫トリクロライド、トリメチル錫ハイドロオキサイ
ド、ジメチル錫ジクロライド、ジブチル錫ジアセテー
ト、ジブチル錫ジラウレート、オクテン酸錫又はカリウ
ムオレエートの1種以上が用いられる。
【0102】即ち、該有機金属触媒を有機相に対して5
〜10,000ppm、好ましくは、8〜5,000pp
m、更に好ましくは10〜1,000ppmなる範囲で
添加することにより、極めて短時間に強靱な架橋微粒子
が形成される。
【0103】触媒の添加方法としては、有機相を水相中
に分散せしめる工程とポリアミン(C)を添加する工程
との中間で行うことによりポリウレタンポリ尿素架橋微
粒子分散体を得ることができるが、触媒を水分散化(微
細分散化)に先だって、有機相中に添加せしめることが
より好ましい。
【0104】水分散化(微細分散化)に先だっての該触
媒の有機相への添加は、水相への分散化後に該触媒を添
加するよりも、水の影響が無く、有機相中のポリオール
(A)とポリイソシアネート(B)との混合物に、触媒
が均質に分散できることから、微粒子内部の架橋が均質
となり高品質のポリウレタンポリ尿素架橋微粒子分散体
を得るため、より好ましい結果を与える。
【0105】ポリアミン(C)を添加した後の当該触媒
の添加は、微粒子外壁が形成されつつある状態のため
に、当該触媒が粒子内部に取り込まれ難くなり、微粒子
内部のウレタン化反応の促進性が低下する傾向にある処
から、あまり好ましくない。本発明のポリマー微粒子に
内包する色材は、記述のように染料、及び顔料の何れも
使用することができる。
【0106】本発明により製造されるポリマー微粒子の
場合は、微粒子に内包させる色材を、予め有機相中のポ
リオール(A)に分散・内包あるいは溶解させておくこ
とができるため、一層安定した品質の微粒子の極めて容
易に得られる利点がある。
【0107】また、一方、本発明のポリマー微粒子に
は、特に望むならば、色材以外にも芯物質として、様々
なものを内包せしめることができる。かかる内包用の芯
物質は有機相中に存在させて、ポリウレタンポリ尿素架
橋微粒子分散体内部に取り込むものであるが、こうした
芯物質の範囲や種類などは、特に限定されることはなく
広範囲に及ぶものである。本発明における芯物質の主た
るものは、当然のことながら色材であるが、場合によっ
ては、更に香料、磁性物質、発泡剤などを併用しても良
い。
【0108】ポリマー微粒子の設計に際しては、有機相
を構成するポリオール(A)中のイオン対を形成し得る
基の種類、使用量、中和度、あるいは分散工程での攪拌
速度や反応温度などの諸条件を適宜選択することによ
り、ジェットインク用ポリマー微粒子として好適なポリ
マー微粒子の架橋密度及び粒子径を自由に設計し調整す
ることができる。
【0109】本発明のポリマー微粒子の平均粒子径は、
動的光散乱測定法による測定、例えば、大塚電子株式会
社製の粒度分布計「Photal LAP−3000/
3100」で容易に測定できるものである。本発明のジ
ェットインク用ポリマー微粒子の平均粒子径は、5〜7
00nm、好ましくは、10〜500nmなる範囲であ
り、最大粒径は1000nm以下、好ましくは800n
m以下で、かつ粒度分布はワイブル確率分布の形状パラ
メーターのm値で1.3以上、好ましくは1.5以上、
更に好ましくは1.8以上のものである。
【0110】平均粒子径が700nmを越えると、イン
クジェットの径内を詰まらせる原因になるため好ましく
ない。また粒子径にばらつきが大きい、即ち、粒度分布
はワイブル確率分布の形状パラメーターのm値が1.2
以下であると、全くジェットインク用ポリマー微粒子と
して使用にできないものではないが、インクジェット装
置内の詰まりを発生させ易く、また最大粒子径が100
0nmを越えるものが生成しやすく、好ましくない、こ
の為、必要に応じて、0.1μm程度の孔径を有する、
ろ過膜等で、粒子径の大きなポリマー微粒子を除去する
こともできる。
【0111】本発明のジェットインク用ポリマー微粒子
の最も重要な特徴は、既に述べた如く室温で被膜形成性
を有し、有機溶剤に不溶な点にあり、本発明のジェット
インク用ポリマー微粒子を用いることにより、従来には
見られなかった優れた性能のジェットインクが得られる
ものである。
【0112】インクジェットの方式には、サーマルバブ
ルジェット方式、ピエゾ方式、コンテニュアス方式(連
続型)等があり、それらへ用いるジェットインクとして
は、インクの粘度等、各々の方式に適した配合に変える
必要はあるが、基本的には本発明のジェットインク用ポ
リマー微粒子を用いれば、他成分の簡単な配合の変更に
より、いずれの方式のインクジェットにも対応すること
ができる。
【0113】本発明のジェットインクは、本発明の色材
を包含するジェットインク用ポリマー微粒子、主溶剤で
ある水、更に必要に応じて、乾燥防止剤を含有するもの
である。かかる乾燥防止剤は、インクジェットの噴射ノ
ズル口でのインクの乾燥を防止する効果を与えるもので
あり通常水の沸点以上の沸点を有するものが使用され
る。インクジェット用インクの主溶剤である水は、ノズ
ル目詰まりを回避するために、濾過されたイオン交換水
以上のグレードの水を使用することが好ましい。
【0114】このような乾燥防止剤としては、従来から
インクジェット用インクに用いられている溶剤を用いる
ことができ、例えば、具体的にはエチレングリコール、
ジエチレングリコール、ポリエチレングリコール、グリ
セリン等の多価アルコール類、N−メチル−2−ピロリ
ドン、2−ピロリドン等のピロリドン類、アミド類、ジ
メチルスルホオキサイド、イミダゾリジオン等が挙げら
れるが、これらに限定されるものではない。
【0115】これら乾燥防止剤の使用量は、種類によっ
て異なるが、通常水100重量部に対して1〜150重
量部の範囲から適宜選択される。また、必要に応じてジ
ェット噴射して付着したインクを紙によりよく浸透させ
るために、浸透性付与剤として浸透性付与効果を示す水
溶性有機溶媒を加えても良い。
【0116】かかる浸透性付与剤としてはエタノール、
イソプロピルアルコール等の低級アルコール、ジエチレ
ングリコール−N−ブチルエーテル等のグリコールエー
テル等を用いることができるが、これらに限定されるも
のではない。浸透性付与剤の使用量は、本発明における
効果を達成する範囲であればよく、特に限定されない
が、最終的に得られるジェットインク中で0.1〜10
重量%となるような量が好ましい。
【0117】更に特に望むならば、アクリル酸樹脂・ポ
リビニルアルコール等の水溶性樹脂、炭酸ナトリウム・
水酸化カリウム・N−メチルジエタノールアミン・トリ
エタノールアミン等のアルカリ性のpH調整剤、酢酸・
グリコール酸等の酸性のpH調整剤、分散・消泡・紙へ
の浸透のためのアニオン性あるいはノニオン性の界面活
性剤、
【0118】安息香酸Na・デヒドロ酢酸Na・2−ピ
リジンチオール−1−オキサイドNa塩等の防腐・防か
び剤や、エチレンジアミン四酢酸4Na等のキレート剤
等を必要に応じて各種添加剤を加えてもよい。これらの
添加剤の添加量は一般に0.01%〜数%以内である。
【0119】以下、本発明を参考例、実施例により、一
層、具体的に説明する。以下において、部及び%は特に
断りのない限り、すべて重量基準であるものとする。
【0120】
【実施例】
(参考例1)(イオン形成性を有するポリオール(A)
の調製例) 2,2−ジメチロールプロピオン酸62部と、イソホロ
ンジイソシアネート156部と、酢酸エチル200部と
をフラスコに仕込み、窒素シール下に攪拌しながら80
℃まで昇温、同温度に4時間保持し、イソシアネート基
含有率の減少が認められなくなった後に、50℃に降温
し、「プラクセル212」(ダイセル化学工業株式会社
製、ポリカプロラクトンジオール;平均分子量=125
0)の582部を投入し、80℃で2時間反応した。
【0121】赤外吸収線スペクトル分析(以下、IRと
称す。)で、イソシアネート基が無くなったことを確認
し、不揮発分が80%、溶液酸価が26、溶液水酸基価
26で、25℃におけるガードナー粘度がZ6なる目的
樹脂を得た。これをP0−1とする。
【0122】(参考例2)(イオン形成性を有するポリ
オール(A)の調製例) スチレン250部、メチルメタクリレート157部、β
−ヒドロキシメタクリレート63部と、メタアクリル酸
30部と、パーブチルO(日本油脂株式会社製のter
t−ブチルパーオキシオクトエート)の8部との混合液
を得、次いで、この混合液の75部とメチルエチルケト
ン(MEK)500部とをフラスコに仕込、窒素シール
下に攪拌しながら、75℃に30分間保持した後、残り
の混合液を2時間にわたって滴下し、更に同温度で12
時間反応させて、不揮発分50%で溶液酸価が20、溶
液水酸基価が25、かつ粘度がZなる目的樹脂を得た。
これをPO−2とする。
【0123】(参考例3)(イオン形成性を有するポリ
オール(A)の調製例) 1,6−ヘキサンジオール123部、ネオペンチルグリ
コール83部、アジピン酸424部、2,2−ジメチロ
ールプロピオン酸71部をフラスコに仕込み、150℃
で2時間保持した後、5時間を要して230℃まで昇温
し、さらにその温度に8時間の間保持し、エステル化反
応を行った。
【0124】その後、50℃まで降温し、MEK300
部を仕込み、不揮発分70%、溶液酸価40、溶液水酸
基価44で、25℃におけるガードナー粘度がZ2−Z
3なる目的樹脂を得た。これをPO−3とする。
【0125】(ポリイソシアネート化合物)ポリイソシ
アネート化合物としては、次の2種類のものを使用し
た。 (1)「バーノック DN−950」(大日本インキ化
学工業株式会社製、ヘキサメチレンジイソシアネートア
ダクト型ポリイソシアネート樹脂;固形分換算イソシア
ネート基濃度=16.8%)の固形分を用いた。これを
PI−1とする。
【0126】(2)「バーノック DN−980S」
(大日本インキ化学工業株式会社製のヘキサメチレンジ
イソシアネートを用いて得られるイソシアヌレート型ポ
リイソシアネート樹脂;イソシアネート基濃度=21.
0%)。これをPI−2とする。
【0127】(実施例1)C.I.Solvent Bl
ack 43(保土谷化学工業株式会社製)18.8部
をメチルエチルケトン(MEK)の136部に溶解させ
た後、PO−1の146部とTEAの7.5部を混合
し、さらにPI−2の41部、及びジブチル錫ジラウレ
ートの0.1部とを混合し有機相を得た。この有機相を
攪拌機により良く攪拌されている水の628部からなる
水相に徐々に投入し分散体を得た。
【0128】次いで、水31部とジエチレントリアミン
3.5部との水溶液を徐々に投入し、30分そのまま攪
拌し、さらに80℃に1時間保持した後、同温度で減圧
蒸留して分散液中に含有されているMEK等を除去せし
めた。
【0129】得られた微粒子分散体は、不揮発分25%
で、粒度分布計「PhotalLAP−3000/31
00」(大塚電子株式会社製;動的光散乱法)による平
均粒子径は0.09μmであった。(以下、平均粒子径
は該粒度分布計にて同様に測定した。)また、得られた
粒度分布より計算されたワイブル確立分布の形状パラメ
ーターのm値(以下、m値と表記する)は1.9であっ
た。この微粒子分散体をMG−1とする。
【0130】(実施例2)C.I.Solvent Bl
ack 43の42.2部をMEKの136部に溶解さ
せること以外は、実施例1と同様にして、不揮発分が2
5%、粒子径が0.21μmで、m値が1.6の微粒子分
散体を得た。この微粒子分散体をMG−2とする。
【0131】(実施例3)C.I.Solvent Bl
ack 43の17.3部をMEKの63部に溶解さ
せ、PO−2の206部、PI−1の59部、TEAの
4部との有機相と、水の621部からなる水相、及び水
の43部とジエチレントリアミンの4.7部とを用いる
ようにした以外は、実施例1と同様にして、不揮発分が
25%、粒子径が0.12μmで、m値が1.5の微粒子
分散体を得た。この微粒子分散体をMG−3とする。
【0132】(実施例4)MICROPIGMO WM
BK−5(オリエンタル化学工業製)の40部をPO−
3の137部と混合攪拌下し、60℃にて加熱減圧して
水とMEKとを除去した後、MEKの194部とTEA
の11部を混合し、さらにPI−2の58部、ジブチル
錫ジラウレートの0.1部を均一に混合して有機相と
得、この有機相を攪拌機により良く攪拌されている水6
44部からなる水相に投入して、黒色の分散体が得られ
た。
【0133】次いで、この分散体に、水の25部とヒド
ラジンの2.8部との水溶液を投入し、30分そのまま
攪拌し、更に、80℃に1時間保持した後、同温度で減
圧蒸留して溶剤を除去し、不揮発分が25%で、粒子径
が0.32μmで、m値が1.5の黒色の微粒子分散体を
得た。この微粒子分散体をMG−4とする。
【0134】(比較例1)C.I.Solvent Bl
ack 43の10部をMEKの90部に溶解させ、不
揮発分が10%の黒色分散体を得た。この黒色分散体を
MG−5とする。
【0135】(比較例2)C.I.Solvent Bl
ack 43の10部をMEKの50部に溶解させた
後、ウォ−ターゾルS−744(大日本インキ化学工業
性製水溶性アクリル樹脂;不揮発分が40%)の225
部を混合し、さらに水の500部を混合攪拌した後、8
0℃で減圧蒸留して溶剤を除去し、不揮発分が25%
で、粒子径が0.32μmで、m値が1.2の黒色の微粒
子分散体を得た。この微粒子分散体をMG−6とする。
【0136】実施例1〜4、並びに比較例1、2で得ら
れた、それぞれの黒色微粒子分散体を用いて以下のよう
にしてインクジェット用インクを作成し、比較検討を行
ったものを、まとめて表1に示す。評価試験の項目とそ
れぞれの試験概要は以下の通りである。
【0137】(インクの調整と印刷)孔径1.0μmの
ミリポアフィルターを通した各々の黒色微粒子分散体6
0部に、グリセリン20部と水20部とを配合し、攪拌
混合して評価用のジェットインクを作成し、得られたイ
ンクをピエゾ式インクジェットプリンター(シャープ株
式会社製IO−735)を用い、富士ゼロックス社製P
PC用紙に文字を印刷した。
【0138】(保存安定性):100ccのガラス瓶
に、各々、得られた黒色微粒子分散体を入れ、40℃で
30日間静置し分散体の沈降状態を目視で判定した。 (放置乾燥性):スライドガラス上にインクを滴下し、
水分の蒸発に伴う乾燥性を評価し判定した。
【0139】(滲み性):印刷物をルーペにて拡大し、
フェザリングと呼ばれる髭状の線の滲みの程度を目視で
判定した。 (耐水性性):印刷物の表面に水を滴下し、外観を判定
した。
【0140】評価判定の基準は、以下の通りである。 ◎:良好なもの ○:ほぼ良好なもの △:軽度の異常が認められるもの ×:部分的に異常がみとめられるもの ××:好ましくない異常が認められるもの
【0141】
【表1】
【0142】
【発明の効果】本発明は、インクジェットの詰まりがな
く、貯蔵安定性に優れ、かつ優れた摩耗性、耐久性耐水
性、耐溶剤性、耐薬品性を持つジェットインク用ポリマ
ー微粒子と、それを用いた、水や汗によって滲みを生じ
難く、長く印刷部が鮮明なジェットインクを提供でき
る。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C08J 3/12 CFF C08J 3/03 CFF C09D 11/10 PTU

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 色材を内包し、平均粒子径が5〜700
    nmで、かつ最大粒子径が1000nm以下、粒度分布
    がワイブル確率分布を適用した場合の形状パラメーター
    のm値に於いて1.3以上であり、かつ、室温で皮膜形
    成性を有することを特徴とするジェットインク用ポリマ
    ー微粒子。
  2. 【請求項2】 有機溶剤に不溶であることを特徴とする
    請求項1に記載のジェットインク用ポリマー微粒子。
  3. 【請求項3】 有機溶剤がアセトンであることを特徴と
    する請求項2に記載のジェットインク用ポリマー微粒
    子。
  4. 【請求項4】 ポリマー微粒子が架橋構造を有すること
    を特徴とする請求項1から3の何れか一つに記載のジェ
    ットインク用ポリマー微粒子。
  5. 【請求項5】 ポリマー微粒子がウレタン系微粒子であ
    ることを特徴とする請求項1から4の何れか一つに記載
    のジェットインク用ポリマー微粒子。
  6. 【請求項6】 ポリマー微粒子がイオン対を形成し得る
    基を有するウレタン系微粒子であることを特徴とする請
    求項5に記載のジェットインク用ポリマー微粒子。
  7. 【請求項7】 ポリマー微粒子が球状であることを特徴
    とする請求項1から6の何れか一つに記載のジェットイ
    ンク用ポリマー微粒子。
  8. 【請求項8】 ポリマー微粒子がイオン対を形成し得る
    基を有するポリオール(A)と、ポリイソシアネート
    (B)と、ポリアミン(C)を必須の成分として反応し
    て得られるウレタン系微粒子であることを特徴とする請
    求項5から7の何れか一つに記載のジェットインク用ポ
    リマー微粒子。
  9. 【請求項9】 ウレタン系微粒子がポリウレタンポリ尿
    素構造を有することを特徴とする請求項5から8の何れ
    か一つに記載のポリマー微粒子。
  10. 【請求項10】 イオン対を形成し得る基を有するポリ
    オール(A)と色材とを予め混合した後、ウレタン系微
    粒子を調製することを特徴とする、請求項5から9の何
    れか一つに記載のジェットインク用ポリマー微粒子の製
    造方法。
  11. 【請求項11】 イオン対を形成し得る基を有するポリ
    オール(A)とポリイソシアネート(B)とを、必要に
    応じて非反応性の有機溶剤の存在下で混合して有機相を
    調製することを特徴とする、請求項8から10の何れか
    一つに記載のジェットインク用ポリマー微粒子の製造方
    法。
  12. 【請求項12】 イオン対を形成し得る基を有するポリ
    オール(A)の分子中にカルボキシル基を有するもので
    あることを特徴とする、請求項11に記載のジェットイ
    ンク用ポリマー微粒子の製造方法。
  13. 【請求項13】 イオン対を形成し得る基を有するポリ
    オール(A)とポリアミン(C)における水酸基と活性
    水素基を有するアミノ基の当量の総和に対し、ポリイソ
    シアネート(B)の当量が、1以上であることを特徴と
    する、請求項8から12のいずれか一つに記載ジェット
    インク用ポリマー微粒子の製造方法。
  14. 【請求項14】 分子中にカルボキシル基を有するポリ
    オール(A)と、該ポリオール(A)とポリアミン
    (C)の水酸基当量と活性水素基当量の総和に対し、ポ
    リイソシアネート(B)の当量が1以上であることを特
    徴とする、請求項8から13のいずれか一つに記載のイ
    ンクジェット用ポリマー微粒子の製造方法。
  15. 【請求項15】 分子中のカルボキシル基が塩基で中和
    された塩であることを特徴とする請求項14に記載のジ
    ェットインク用ポリマー微粒子の製造方法。
  16. 【請求項16】 請求項1から9のいずれか一つに記載
    のインクジェット用ポリマー微粒子を必須の成分として
    含んで成るジェットインク。
JP2518495A 1995-02-14 1995-02-14 ジェットインク用ポリマー微粒子及びそれを含有するジェットインク Pending JPH08218015A (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2518495A JPH08218015A (ja) 1995-02-14 1995-02-14 ジェットインク用ポリマー微粒子及びそれを含有するジェットインク
US08/598,980 US6034154A (en) 1995-02-14 1996-02-09 Polymer fine particles for jet ink, process for producing the same, and jet ink comprising the same
EP19960101985 EP0732381A1 (en) 1995-02-14 1996-02-12 Polymer fine particles for jet ink, process for producing the same, and jet ink comprising the same

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2518495A JPH08218015A (ja) 1995-02-14 1995-02-14 ジェットインク用ポリマー微粒子及びそれを含有するジェットインク

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004015574A Division JP3922460B2 (ja) 2004-01-23 2004-01-23 ジェットインク用ポリマー微粒子及びジェットインク

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08218015A true JPH08218015A (ja) 1996-08-27

Family

ID=12158909

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2518495A Pending JPH08218015A (ja) 1995-02-14 1995-02-14 ジェットインク用ポリマー微粒子及びそれを含有するジェットインク

Country Status (3)

Country Link
US (1) US6034154A (ja)
EP (1) EP0732381A1 (ja)
JP (1) JPH08218015A (ja)

Cited By (25)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2001096483A1 (fr) 2000-06-07 2001-12-20 Seiko Epson Corporation Encre d'impression par jet d'encre, jeu d'encres pour impression par jet d'encre, procede d'impression, impression et appareil d'impression par jet d'encre
JP2002167536A (ja) * 2000-06-14 2002-06-11 Mitsubishi Chemicals Corp 記録液およびインクジェット記録方法
US6538047B1 (en) 1999-09-29 2003-03-25 Seiko Epson Corporation Ink composition and ink jet recording method using the same
EP1308486A1 (en) * 2001-11-01 2003-05-07 Kao Corporation Ink set
US6864302B2 (en) 2000-09-14 2005-03-08 Seiko Epson Corporation Ink jet recording method and ink set therefor
US7074843B2 (en) 2001-08-27 2006-07-11 Seiko Epson Corporation Microencapsulated pigment, production process therefor, aqueous dispersion and ink jet recording ink
US7253216B2 (en) 2002-09-30 2007-08-07 Seiko Epson Corporation Microencapsulated pigment, production process therefor, and aqueous dispersion and ink jet recording ink using the pigment
JP2007522285A (ja) * 2004-01-21 2007-08-09 イー・アイ・デュポン・ドウ・ヌムール・アンド・カンパニー 架橋済みポリウレタンを含有するインクジェットインキ
JP2007269873A (ja) * 2006-03-30 2007-10-18 Toyo Ink Mfg Co Ltd 分岐ウレタン樹脂分散剤とその製造方法、及びそれを用いた顔料組成物
JP2007277397A (ja) * 2006-04-06 2007-10-25 Toyo Ink Mfg Co Ltd 分岐ウレタン樹脂分散剤とその製造方法、及びそれを用いた顔料組成物
US7345098B2 (en) 2001-12-28 2008-03-18 Kao Corporation Water-based ink
US7345099B2 (en) 2003-07-04 2008-03-18 Kao Corporation Aqueous ink for ink jet printer recording
US7384991B2 (en) 2003-09-02 2008-06-10 Seiko Epson Corporation Aqueous ink
US7423076B2 (en) 2003-10-14 2008-09-09 Seiko Epson Corporation Microencapsulated pigment, preparation process therefor, aqueous dispersion and ink jet recording ink
WO2010035665A1 (ja) * 2008-09-29 2010-04-01 Dic株式会社 顔料分散液及びインクジェット記録用水性インク
WO2011027785A1 (ja) 2009-09-02 2011-03-10 東海カーボン株式会社 ポリウレタン樹脂付加顔料の水性分散体の製造方法、ポリウレタン樹脂付加顔料の水性分散体およびインク組成物
US7906567B2 (en) 2006-04-25 2011-03-15 Seiko Epson Corporation Process for producing encapsulated product, and encapsulated product
WO2011152353A1 (ja) 2010-05-31 2011-12-08 東海カーボン株式会社 ポリウレタン樹脂付着顔料、顔料分散組成物およびインクジェットインク組成物
WO2012020611A1 (ja) 2010-08-12 2012-02-16 東海カーボン株式会社 ポリウレタン樹脂付加顔料、ポリウレタン樹脂付加顔料の製造方法、顔料分散組成物およびインクジェットインク組成物
WO2012108400A1 (ja) 2011-02-07 2012-08-16 東海カーボン株式会社 顔料分散組成物の製造方法
JP2013511615A (ja) * 2009-11-23 2013-04-04 イー・アイ・デュポン・ドウ・ヌムール・アンド・カンパニー ポリウレタン分散剤をベースとする被架橋顔料分散系
US8524803B2 (en) 2004-10-18 2013-09-03 Seiko Epson Corporation Encapsulation product, process for producing the same, and ink composition
JP2017114991A (ja) * 2015-12-22 2017-06-29 株式会社リコー インク、インク収容容器、インクジェット記録方法、インクジェット記録装置、及び記録物
WO2019004327A1 (ja) * 2017-06-27 2019-01-03 富士フイルム株式会社 捺染用インクジェットインク、インクカートリッジ、インクセット、及びインクジェット捺染方法
WO2020174784A1 (ja) * 2019-02-28 2020-09-03 富士フイルム株式会社 着色樹脂粒子分散物、インク、インクセット、及びインクジェット捺染方法

Families Citing this family (35)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3625479B2 (ja) * 1995-03-15 2005-03-02 富士通アイソテック株式会社 インクジェットプリンター用顔料系インク
DE19804123A1 (de) * 1998-02-03 1999-08-05 Agfa Gevaert Ag Inkjet-Tinte
US6136890A (en) * 1998-02-17 2000-10-24 3M Innovative Properties Company Ink jet ink containing polyurethane dispersant
GB9806788D0 (en) 1998-03-31 1998-05-27 Zeneca Ltd Composition
GB9806789D0 (en) * 1998-03-31 1998-05-27 Zeneca Ltd Composition
US6262152B1 (en) 1998-10-06 2001-07-17 E. I. Du Pont De Nemours And Company Particles dispersed w/polymer dispersant having liquid soluble and cross-linkable insoluble segments
DE19846433A1 (de) * 1998-10-08 2000-04-13 Agfa Gevaert Ag Inkjet-Tinte
USH2113H1 (en) * 1999-08-16 2005-01-04 Xerox Corporation Ink compositions
US6780901B1 (en) 1999-09-30 2004-08-24 Canon Kabushiki Kaisha Ink, ink-jet recording method, ink-jet recording apparatus, and coloring material
EP1088860B1 (en) * 1999-09-30 2005-12-07 Canon Kabushiki Kaisha Aqueous ink composition for ink jet and ink jet recording method
WO2002028660A2 (en) * 2000-10-02 2002-04-11 Kimberly-Clark Worldwide, Inc. Nanoparticle based inks and methods of making the same
JP2002363460A (ja) 2001-06-06 2002-12-18 Konica Corp 着色微粒子含有水性インク及び画像形成方法
EP1412439A2 (en) * 2001-07-13 2004-04-28 Cytec Surface Specialties, S.A. Energy curable polymeric ink compositions
US20030050361A1 (en) * 2001-09-05 2003-03-13 Eastman Kodak Company Ink jet ink composition
US20040092622A1 (en) * 2002-07-01 2004-05-13 Pearlstine Kathryn Amy Inkjet ink with reduced bronzing
US6780896B2 (en) * 2002-12-20 2004-08-24 Kimberly-Clark Worldwide, Inc. Stabilized photoinitiators and applications thereof
US8409618B2 (en) 2002-12-20 2013-04-02 Kimberly-Clark Worldwide, Inc. Odor-reducing quinone compounds
US7666410B2 (en) * 2002-12-20 2010-02-23 Kimberly-Clark Worldwide, Inc. Delivery system for functional compounds
US8440742B2 (en) 2004-02-05 2013-05-14 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Polymer colloid-containing ink-jet inks for printing on non-porous substrates
GB2433939B (en) * 2004-11-22 2007-12-05 Kao Corp Water-based inks for ink-jet printing
US8030376B2 (en) 2006-07-12 2011-10-04 Minusnine Technologies, Inc. Processes for dispersing substances and preparing composite materials
US7649030B2 (en) * 2007-01-25 2010-01-19 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Polyurethane with fluoro-diols suitable for ink-jet printing
US20090163887A1 (en) * 2007-12-20 2009-06-25 Arehart Kelly D Odor control cellulose granules with quinone compounds
EP2473572A4 (en) * 2009-09-03 2014-04-09 Hewlett Packard Development Co SYSTEM AND METHOD FOR INK RAY INK PRINTING
US20110105643A1 (en) * 2009-10-29 2011-05-05 Doris Pik-Yiu Chun Polymer-encapsulated nanoparticles
WO2011063190A1 (en) * 2009-11-23 2011-05-26 E. I. Du Pont De Nemours And Company Ink-jet ink comprising cross-linked pigment dispersion based on polyurethane dispersants
EP2480614B1 (en) * 2009-12-16 2015-04-15 Canon Kabushiki Kaisha Ink jet ink, ink cartridge, and ink jet recording method
JP6025353B2 (ja) * 2011-03-30 2016-11-16 キヤノン株式会社 インクジェット用インク、インクカートリッジ、及びインクジェット記録方法
JP6025351B2 (ja) * 2011-03-30 2016-11-16 キヤノン株式会社 インクジェット用インク、インクカートリッジ、及びインクジェット記録方法
GB201111585D0 (en) 2011-07-07 2011-08-24 Fujifilm Imaging Colorants Ltd Process for preparing polymers, polymers, dispersions, inks and uses
GB201111583D0 (en) 2011-07-07 2011-08-24 Fujifilm Imaging Colorants Ltd Process for preparing polymers,polymers,dispersions,inks and uses
GB201117093D0 (en) 2011-10-05 2011-11-16 Fujifilm Imaging Colorants Ltd Dispersions, process for preparing dispersions, inks and users
JP5544579B1 (ja) * 2013-01-11 2014-07-09 東洋インキScホールディングス株式会社 印刷インキバインダー樹脂およびそれを用いたラミネートインキ
US9624389B2 (en) * 2013-10-30 2017-04-18 Xerox Corporation Dual component inks comprising reactive latexes for indirect printing
CN112794978A (zh) * 2021-01-20 2021-05-14 重庆中科力泰高分子材料股份有限公司 一种大粒径水性聚氨酯分散体及其制备方法

Family Cites Families (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3873484A (en) * 1972-12-06 1975-03-25 Whitco Chemical Corp Latex of quaternized polyether-dialkanolamine polyisocyanate prepolymer chain extended with water with ethoxylated phenol, and cured products
CA1131376A (en) * 1976-10-04 1982-09-07 David G. Hangauer, Jr. Aqueous urea-urethane dispersions
JPS5845272A (ja) * 1981-09-11 1983-03-16 Konishiroku Photo Ind Co Ltd インクジエツト記録用インク組成物およびインクジエツト記録方法
DE3233605A1 (de) * 1982-09-10 1984-03-15 Basf Ag, 6700 Ludwigshafen Verfahren zur herstellung von vernetzten polyurethan-ionomerdispersionen
AU565936B2 (en) * 1983-06-29 1987-10-01 Toyo Soda Manufacturing Co. Ltd. Aqueous colored polymer
US4692188A (en) * 1985-10-15 1987-09-08 Xerox Corporation Preparation of ink jet compositions
DE3606512A1 (de) * 1986-02-28 1987-09-03 Basf Lacke & Farben Dispersionen von vernetzten polymermikroteilchen in waessrigen medien, verfahren zur herstellung dieser dispersionen und beschichtungszusammensetzungen, die diese dispersionen enthalten
US5272201A (en) * 1990-04-11 1993-12-21 E. I. Du Pont De Nemours And Company Amine-containing block polymers for pigmented ink jet inks
CA2043246C (en) * 1990-06-25 1997-05-13 Bruce A. Lent Ink jet composition and method
US5750592A (en) * 1992-08-04 1998-05-12 Seiko Epson Corporation Ink composition for ink jet recording
JP3334305B2 (ja) * 1993-01-27 2002-10-15 大日本インキ化学工業株式会社 ウレタン架橋微粒子の製造方法
CA2153134A1 (en) * 1994-07-11 1996-01-12 Judith D. Auslander Fluorescent pigmented ink composition having use in a bubble jet ink jet printer
GB9525914D0 (en) * 1995-12-19 1996-02-21 Ici Plc Aqueous dispersion

Cited By (41)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6538047B1 (en) 1999-09-29 2003-03-25 Seiko Epson Corporation Ink composition and ink jet recording method using the same
WO2001096483A1 (fr) 2000-06-07 2001-12-20 Seiko Epson Corporation Encre d'impression par jet d'encre, jeu d'encres pour impression par jet d'encre, procede d'impression, impression et appareil d'impression par jet d'encre
JP2002167536A (ja) * 2000-06-14 2002-06-11 Mitsubishi Chemicals Corp 記録液およびインクジェット記録方法
US6864302B2 (en) 2000-09-14 2005-03-08 Seiko Epson Corporation Ink jet recording method and ink set therefor
US7074843B2 (en) 2001-08-27 2006-07-11 Seiko Epson Corporation Microencapsulated pigment, production process therefor, aqueous dispersion and ink jet recording ink
US7683108B2 (en) 2001-08-27 2010-03-23 Seiko Epson Corporation Microencapsulated pigment, production process therefor, aqueous dispersion, and ink jet recording ink
EP1308486A1 (en) * 2001-11-01 2003-05-07 Kao Corporation Ink set
US6960622B2 (en) 2001-11-01 2005-11-01 Kao Corporation Ink set
US7345098B2 (en) 2001-12-28 2008-03-18 Kao Corporation Water-based ink
US7253216B2 (en) 2002-09-30 2007-08-07 Seiko Epson Corporation Microencapsulated pigment, production process therefor, and aqueous dispersion and ink jet recording ink using the pigment
US7345099B2 (en) 2003-07-04 2008-03-18 Kao Corporation Aqueous ink for ink jet printer recording
US7384991B2 (en) 2003-09-02 2008-06-10 Seiko Epson Corporation Aqueous ink
US7812070B2 (en) 2003-10-14 2010-10-12 Seiko Epson Corporation Microencapsulated pigment, preparation process therefor, aqueous dispersion and ink jet recording ink
US7423076B2 (en) 2003-10-14 2008-09-09 Seiko Epson Corporation Microencapsulated pigment, preparation process therefor, aqueous dispersion and ink jet recording ink
JP2007522285A (ja) * 2004-01-21 2007-08-09 イー・アイ・デュポン・ドウ・ヌムール・アンド・カンパニー 架橋済みポリウレタンを含有するインクジェットインキ
US8524803B2 (en) 2004-10-18 2013-09-03 Seiko Epson Corporation Encapsulation product, process for producing the same, and ink composition
JP2007269873A (ja) * 2006-03-30 2007-10-18 Toyo Ink Mfg Co Ltd 分岐ウレタン樹脂分散剤とその製造方法、及びそれを用いた顔料組成物
JP2007277397A (ja) * 2006-04-06 2007-10-25 Toyo Ink Mfg Co Ltd 分岐ウレタン樹脂分散剤とその製造方法、及びそれを用いた顔料組成物
US7906567B2 (en) 2006-04-25 2011-03-15 Seiko Epson Corporation Process for producing encapsulated product, and encapsulated product
WO2010035665A1 (ja) * 2008-09-29 2010-04-01 Dic株式会社 顔料分散液及びインクジェット記録用水性インク
JPWO2010035665A1 (ja) * 2008-09-29 2012-02-23 Dic株式会社 顔料分散液及びインクジェット記録用水性インク
US8198391B2 (en) 2008-09-29 2012-06-12 Dic Corporation Pigment dispersion and aqueous ink for inkjet recording
KR101292234B1 (ko) * 2008-09-29 2013-08-01 디아이씨 가부시끼가이샤 안료 분산액 및 잉크젯 기록용 수성 잉크
WO2011027785A1 (ja) 2009-09-02 2011-03-10 東海カーボン株式会社 ポリウレタン樹脂付加顔料の水性分散体の製造方法、ポリウレタン樹脂付加顔料の水性分散体およびインク組成物
US8497317B2 (en) 2009-09-02 2013-07-30 Tokai Carbon Co., Ltd. Preparation method for aqueous polyurethane resin-pigment dispersion, aqueous polyurethane resin-pigment dispersion, and ink composition
JP2013511615A (ja) * 2009-11-23 2013-04-04 イー・アイ・デュポン・ドウ・ヌムール・アンド・カンパニー ポリウレタン分散剤をベースとする被架橋顔料分散系
WO2011152353A1 (ja) 2010-05-31 2011-12-08 東海カーボン株式会社 ポリウレタン樹脂付着顔料、顔料分散組成物およびインクジェットインク組成物
US9045583B2 (en) 2010-05-31 2015-06-02 Tokai Carbon Co., Ltd. Polyurethane resin adhesion pigment, pigment dispersion composition and inkjet ink composition
WO2012020611A1 (ja) 2010-08-12 2012-02-16 東海カーボン株式会社 ポリウレタン樹脂付加顔料、ポリウレタン樹脂付加顔料の製造方法、顔料分散組成物およびインクジェットインク組成物
US9102840B2 (en) 2010-08-12 2015-08-11 Tokai Carbon Co., Ltd. Polyurethane resin addition pigment, process for producing polyurethane resin addition pigment, pigment dispersion composition, and jet printing ink composition
WO2012108400A1 (ja) 2011-02-07 2012-08-16 東海カーボン株式会社 顔料分散組成物の製造方法
US9018317B2 (en) 2011-02-07 2015-04-28 Tokai Carbon Co., Ltd. Process for producing pigment dispersion composition
JP2017114991A (ja) * 2015-12-22 2017-06-29 株式会社リコー インク、インク収容容器、インクジェット記録方法、インクジェット記録装置、及び記録物
WO2019004327A1 (ja) * 2017-06-27 2019-01-03 富士フイルム株式会社 捺染用インクジェットインク、インクカートリッジ、インクセット、及びインクジェット捺染方法
CN110785468A (zh) * 2017-06-27 2020-02-11 富士胶片株式会社 印染用喷墨油墨、油墨盒、油墨组及喷墨印染方法
JPWO2019004327A1 (ja) * 2017-06-27 2020-03-26 富士フイルム株式会社 捺染用インクジェットインク、インクカートリッジ、インクセット、及びインクジェット捺染方法
EP3647382A4 (en) * 2017-06-27 2020-07-15 FUJIFILM Corporation INK JET INK FOR TEXTILE PRINTING, INK CARTRIDGE, INK SET, AND INK JET TEXTILE PRINTING METHOD
CN110785468B (zh) * 2017-06-27 2022-07-26 富士胶片株式会社 印染用喷墨油墨、油墨盒、油墨组及喷墨印染方法
WO2020174784A1 (ja) * 2019-02-28 2020-09-03 富士フイルム株式会社 着色樹脂粒子分散物、インク、インクセット、及びインクジェット捺染方法
JPWO2020174784A1 (ja) * 2019-02-28 2021-11-25 富士フイルム株式会社 着色樹脂粒子分散物、インク、インクセット、及びインクジェット捺染方法
US12049569B2 (en) 2019-02-28 2024-07-30 Fujifilm Corporation Colored resin particle dispersion, ink, ink set, and inkjet printing method

Also Published As

Publication number Publication date
US6034154A (en) 2000-03-07
EP0732381A1 (en) 1996-09-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH08218015A (ja) ジェットインク用ポリマー微粒子及びそれを含有するジェットインク
US9255207B2 (en) Inkjet inks containing crosslinked polyurethanes
KR101292234B1 (ko) 안료 분산액 및 잉크젯 기록용 수성 잉크
TWI538589B (zh) 墨水及印刷方法
US20040176530A1 (en) Energy curable polymeric ink compositions
EP0769509A2 (en) Ink-jet ink compositions containing a colored polyurethane dispersion
CN104955861A (zh) 具有可逆干燥的可辐射固化的含水组合物
JP2011521096A (ja) 尿素末端封止ポリウレタン分散剤
US8623126B1 (en) Pigment-based inkjet inks
TW201446888A (zh) 墨水
EP2493990B1 (en) Printing process
TW201231567A (en) Ink-jet ink comprising cross-linked pigment dispersion and a polymeric binder
EP0790263B1 (en) Finely dispersed polyurethane polyurea crosslinked particles and process for producing the same
JPH08295837A (ja) 顔料含有ジェットインク用ポリマー微粒子及びそれを含有するジェットインク
JP5224008B2 (ja) インクジェット記録用水性インクの調製のための水性顔料分散体及びインクジェット記録用水性インク
JPH093376A (ja) ジェットインク用熱可塑性ポリマー微粒子及びジェットインク
JPH08208976A (ja) 蛍光顔料及び/又は蛍光染料を含むマイクロビーズ
DE102015213645B4 (de) Verfahren zur Herstellung einer Dispersion von gekapseltem Farbstoff
JP3922460B2 (ja) ジェットインク用ポリマー微粒子及びジェットインク
JP2017114991A (ja) インク、インク収容容器、インクジェット記録方法、インクジェット記録装置、及び記録物
JP5166824B2 (ja) インクジェット記録用水系インク
WO2015116328A1 (en) Aqueous ink jet ink compositions and uses
JP2009108116A (ja) インクジェット記録用水分散体
DE102015213643B4 (de) Verfahren zur Herstellung einer Dispersion von gekapseltem, sichtbares Licht absorbierendem Farbstoff
JPH1067958A (ja) ポリマー微粒子

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20050118