JPH08218055A - 化粧シート - Google Patents

化粧シート

Info

Publication number
JPH08218055A
JPH08218055A JP2257895A JP2257895A JPH08218055A JP H08218055 A JPH08218055 A JP H08218055A JP 2257895 A JP2257895 A JP 2257895A JP 2257895 A JP2257895 A JP 2257895A JP H08218055 A JPH08218055 A JP H08218055A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
decorative sheet
heat
sensitive
carbodiimide group
containing polymer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2257895A
Other languages
English (en)
Inventor
Yuka Imai
ゆか 今井
Kenjiro Kuroda
健二郎 黒田
Tatsuya Morimitsu
達也 守満
Yoshiaki Shiina
義明 椎名
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toppan Inc
Original Assignee
Toppan Printing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toppan Printing Co Ltd filed Critical Toppan Printing Co Ltd
Priority to JP2257895A priority Critical patent/JPH08218055A/ja
Publication of JPH08218055A publication Critical patent/JPH08218055A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Laminated Bodies (AREA)
  • Adhesive Tapes (AREA)
  • Adhesives Or Adhesive Processes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】化粧シートのカールや紙切れの抑制、化粧シー
トをパーティクルボードなどに強固に且つ均一に貼着で
きること、そして貼着された化粧シートが高温雰囲気下
で保持した場合でも優れた接着力を保持できること、こ
れらを共に満足できる化粧シートを提供する。 【構成】基材の片面に感熱遅延型粘着剤層が設けられ該
感熱遅延型粘着剤層がカルボジイミド基含有ポリマーを
含有することを特徴とする化粧シートであり、好ましく
はカルボジイミド基含有ポリマーが〔式〕−(−N=C
−N−R−)n −で表され、さらに好ましくはカルボジ
イミド基含有ポリマーが80乃至180℃の溶融温度を
有することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばパーティクルボ
ードやMDF(Middle Density Fiber board)等の家具
部材、あるいはハウジング部材に接着する化粧シートに
関する。
【0002】
【従来の技術】建物の内装材料や家具用材料としてパー
ティクルボードやベニアなどが使用されているが、これ
らに木目などの装飾模様を付与することにより商品価値
を高めることが行われている。従来、装飾模様を付与す
る有力な方法の一つとして、塩化ビニルシート基材上に
木目などの模様が印刷された塩化ビニル化粧シートを、
そのシートの非印刷面に接着剤を塗工しながらパーティ
クルボードなどへ接着することが行われている。最近で
は、製造コストの低減と環境問題への配慮から、塩化ビ
ニル化粧シートに代えて、基材として紙を使用した化粧
シートを使用してパーティクルボードを装飾することが
試みられている。
【0003】ところで、このような化粧シートをパーテ
ィクルボードに接着する場合、従来の塩化ビニル化粧シ
ートの場合と同様に、化粧シートに溶剤系やエマルジョ
ン系などの接着剤を塗工ユニットで塗布し、乾燥機であ
る程度乾燥しながら、パーティクルボードなどに貼り合
わせている。しかし、この場合には、接着剤の粘度や塗
工速度等の塗工条件について最適条件を見出すことが困
難であるという問題があった。また、接着剤を乾燥する
際に化粧シートに大きなカールが発生し、そのために貼
着性が大きく低下したり、貼着時に紙切れが起こり易く
なったりするなどの問題もあった。それから、接着剤が
紙基材から裏抜けし、化粧シートとして使用できなくな
り、生産性が大きく低下するという問題もあった。
【0004】そしてこれらの対策として、溶剤系やエマ
ルジョン系などの接着剤に代えてホットメルト接着剤を
使用することも考えられる。しかしこれによると、ホッ
トメルト接着剤は温度により粘着性の程度が大きく異な
るために、ホットメルト接着剤で化粧シートをパーティ
クルボードなどに貼着する場合には、加熱溶融した直後
に化粧シートを貼着しなければならず、さもなければ化
粧シートの接着状態が不十分となり、その結果として化
粧シートが剥離しやすくなるという問題があった。
【0005】これらの諸問題を解決するために、本出願
人は先に紙ベース基材に感熱遅延型粘着剤層を設けてな
る化粧シートを使用することを提案した(特願平6−1
27722号)。この感熱遅延型粘着剤層は、ポリ酢酸
ビニルやウレタン樹脂などの高分子化合物と、ロジン誘
導体やフェノール樹脂などの粘着性付与剤と、フタル酸
エステルなどの固体可塑剤と、更に化粧シートの耐水性
やその表面硬度を向上させるための架橋剤とを含有して
おり、加熱直後の粘着性がしばらく時間が経過した後も
保持される性質を有している。そのため、化粧シートの
全域をパーティクルボードなどに均一に貼着することが
できる。よって、カールの発生や紙切れの発生を大きく
抑制することができる。また、感熱遅延型粘着剤層の塗
工条件を、化粧シートとパーティクルボードとの接着条
件と独立的に定めることができるので、最適塗工条件の
設定が容易となる。
【0006】しかしながら、前記のような感熱遅延型粘
着剤層を設けた化粧シートの場合、それに添加された架
橋剤の影響のために、感熱遅延型粘着剤層の粘着力が時
間の経過に伴って低下したり、あるいはいったんパーテ
ィクルボードに貼着した後も、約60℃以上の高温雰囲
気下で保持してしまうとその粘着力が低下する、という
問題点があった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は前記従来の技
術が抱える問題点に鑑みなされたものであり、その目的
とは、接着剤の粘度や塗工速度等の塗工条件について最
適条件の設定にわずらわされたりせず、そして接着剤を
乾燥する際に発生するカールのために貼着性が著しく低
下したり貼着時に紙切れおこしたりすることを効果的に
抑制できるようにし、そして紙基材からの接着剤の裏抜
けの為に化粧シートとして使用できなくなったりせず、
また化粧シートをパーティクルボードなどに強固に且つ
均一に貼着できるようにし、そしてパーティクルボード
などに貼着された化粧シートが高温雰囲気下で保持した
場合でも優れた接着力を保持できるようにすること、結
果として高い生産性を得られるようにすること、これら
を共に満足できるようにすることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者は、化粧シート
に設ける接着剤層として、カルボジイミド基含有ポリマ
ーを含有する感熱遅延型粘着剤を使用することにより上
述の目的が達成できることを見出し、本発明を完成させ
るに至った。
【0009】即ち、前記課題を解決する為に本発明が提
供する手段は、まず請求項1に記載されているように、
基材上に感熱遅延型粘着剤層が形成された化粧シートに
おいて、感熱遅延型粘着剤層がカルボジイミド基含有ポ
リマーを含有することを特徴とする化粧シートである。
【0010】さらに好ましくは、請求項2に記載されて
いるように、カルボジイミド基含有ポリマーが、(式
1)
【0011】
【化2】
【0012】で表される請求項1に記載の化粧シートで
ある。
【0013】さらに好ましくは、請求項3に記載されて
いるように、カルボジイミド基含有ポリマーが、80乃
至180℃の溶融温度を有することを特徴とする請求項
1又は2のいずれかに記載の化粧シートである。
【0014】さらに好ましくは、請求項4に記載されて
いるように、感熱遅延型粘着剤層が更にバインダー樹脂
を含有することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか
に記載の化粧シートである。
【0015】さらに好ましくは、請求項5に記載されて
いるように、バインダー樹脂が、ウレタン樹脂、アクリ
ル樹脂、ポリエステル樹脂、アクリル/塩酢ビ共重合
体、ポリアミド樹脂又はポリビニルアルキルエーテル樹
脂であることを特徴とする請求項4に記載の化粧シート
である。
【0016】さらに好ましくは、請求項6に記載されて
いるように、カルボジイミド基含有ポリマーの含有量
が、感熱遅延型粘着剤固形分に対して5〜80重量%と
なるように含有することを特徴とする請求項1乃至5の
いずれかに記載の化粧シートである。
【0017】さらに好ましくは、請求項7に記載されて
いるように、感熱遅延型粘着剤層と反対側の基材面上
に、印刷層、更にトップコート層が形成されていること
を特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の化粧シ
ートである。
【0018】以下、本発明を図面を参照にしながら詳細
に説明する。図1は基材1とその上に形成された感熱遅
延型粘着剤層2からなる本発明の基本的態様の化粧シー
トの断面図であり、また、図2は感熱遅延型粘着剤層2
と反対側の基材1の表面上に印刷層3、更にトップコー
ト層4が形成された態様の化粧シートの断面図である。
【0019】本発明の化粧シートの特徴は、感熱遅延型
粘着剤層2がカルボジイミド基含有ポリマーを含むこと
である。このカルボジイミド基含有ポリマーは、その分
子中に少なくとも一つ以上のカルボジイミド基(−N=
C=N−)を有し、通常、室温で固体のポリマーであ
る。そして、このポリマーは加熱溶融するとカルボジイ
ミド基の二重結合が開環重合して内部架橋反応を起して
硬化し、感熱遅延型粘着剤層2に優れた耐熱性と耐水性
とを付与するのである。この場合、その重合は加熱溶融
後1〜2分で開始するのが通常である。従って、感熱遅
延型粘着剤層2は加熱後1〜2分間は硬化せずにその軟
化もしくは溶融流動状態を保持することができる。よっ
て、パーティクルボードなどに均一に仮接着させた後で
も十分に硬化させることができ、そのため良好な接着状
態を得ることができる。
【0020】また、カルボジイミド基は、活性水素を有
する活性水素化合物に対して反応性を有する。従って、
感熱遅延型粘着剤層2の架橋密度は、活性水素を有する
架橋剤により高めることができる。
【0021】本発明で使用するカルボジイミド基含有ポ
リマーとしては、公知のものを使用することができる
(米国特許2,941,956号明細書、特公平47−
33279号公報、J.Org.Chem.,28,2
069〜2075(1963)、あるいはChemic
al Review 81(4),619〜621(1
981)等を参照されたく)。なかでも、カルボジイミ
ド基含有ポリマーとしては、製造し易さなどの点から、
前記式(1)で表されるポリカルボジイミドを含有する
ものを好ましく例示することができる。これらは、有機
ジイソシアネートの脱二酸化炭素を伴う縮合反応を利用
する公知の方法により容易に製造することができる。
【0022】式(1)において、Rとしては、1,6−
ヘキサメチレンジイソシアネート等の脂肪族系ジイソシ
アネート残基、イソホロンジイソシアネート等の脂環式
系ジイソシアネート残基、トリレンジイソシアネート等
の芳香族系ジイソシアネート残基、あるいはキシリレン
ジイソシアネート等の芳香族−脂肪族系ジイソシアネー
ト残基、これらの混合物残基を例示することができる。
従って、式(1)のカルボジイミド基含有ポリマーとし
ては、例えば以下の式(2)〜式(16)
【0023】
【化3】
【0024】
【化4】
【0025】で表されるものを例示することができる。
これらの中でもRが芳香族系ジイソシアネート残基が好
ましい。具体的なカルボジイミド基含有ポリマーとして
は、カルボジライト10M−SP、カルボジライトIM
−50、あるいはカルボジライト9010(いずれも商
品名、日清紡績製)等で特定される市販品を使用するこ
とができる。
【0026】なお、式(1)のカルボジイミド基含有ポ
リマーの末端は、モノイソシアネート化合物等により封
止されていてもよい。
【0027】以上説明したカルボジイミド基含有ポリマ
ーは、テトラクロロエチレンなどの有機溶媒に溶解した
溶液として、あるいは溶液から沈殿させた粉末として得
ることができる。カルボジイミド基含有ポリマーとして
粉末を使用する場合には、その溶融温度が好ましくは8
0〜180℃となるように、そしてより好ましくはそれ
が100〜160℃となるように、nの値やRなどを設
定する。。
【0028】これは、溶融温度が80℃より低い場合に
は、カルボジイミド基含有ポリマーを含有する塗液又は
塗工物の安定性に問題が生じ、溶融温度が180℃を超
えると貼着条件が厳しくなるためである。それから、溶
融温度が100℃より低い場合には、カルボジイミド基
含有ポリマーの接着力が大幅に低下し、また溶融温度が
160℃を超える場合には、やはり貼着条件が厳しくな
り、さらには化粧シートの基材となる紙やフィルム等が
熱劣化する恐れがあるからである。
【0029】また、感熱遅延型粘着剤2の基本的な組成
は、高分子材料、粘着付与剤、固体可塑剤の3者より成
るものであり、常温では粘着性がないが加熱によって粘
着性がでて、それが冷却後もかなりの時間すなわち少な
くともパーティクルボード36への密着完了まで粘着性
が持続する接着層である。
【0030】ここで、高分子材料は接着力を与える成分
であり、ポリ酢酸ビニル、コポリエチレン−酢酸ビニ
ル、ポリアクリル酸エステル系、ポリ塩化ビニル系、天
然ゴム、合成ゴム、コポリ酢酸ビニル−アクリル酸エス
テル、ポリエステル系、ポリウレタン系等の高分子化合
物類である。
【0031】粘着付与剤は加熱により活性化された際に
粘着性を増強するための成分であり、ロジン誘導体、テ
ルペン樹脂系、石油樹脂系、フェノール樹脂系、キシレ
ン樹脂系等の樹脂類である。
【0032】固体可塑剤は、常温で固体であって、その
融点以上に加熱させると溶解し、高分子材料や粘着付与
剤を膨潤・溶解し、粘着性、接着性を発現させ、一旦溶
解した後はなかなか結晶化しないで、熱活性化後の粘着
保持時間を長くとることができる。フタル酸ジフェニ
ル、フタル酸ジヘキシル、フタル酸ジシクロヘキシル、
フタル酸ジヒドロアビエチル、イソフタル酸ジメチル、
安息香酸スクロース、ジ安息香酸エチレングリコール、
トリ安息香酸トリメチロールエタン、トリ安息香酸グリ
セリド、テトラ安息香酸ペンタエリエット、オクタ酢酸
スクロース、クエン酸トリシクロヘキシル、N−シクロ
ヘキシル−P−トルエンスルホンアミド等である。
【0033】感熱遅延型粘着剤とカルボジイミド基含有
ポリマーの混合割合は、カルボジイミド基含有ポリマー
の添加量が多すぎると貼着後の接着力が低下するおそれ
があり、少なすぎると得られた貼着物の表面硬度が低く
なるため、感熱遅延型粘着剤の固形分に対してカルボジ
イミド基含有ポリマーの含有量が5〜80重量%となる
ようにする。
【0034】感熱遅延型粘着剤層2の厚みは、使用目的
に応じて適宜設定することができるが、通常は5〜20
0μmとすることが好ましい。
【0035】感熱遅延型粘着剤層2には、前述したよう
に、活性水素を有する架橋剤を添加することができる。
【0036】本発明の化粧シートにおいて使用する基材
1としては、環境問題、原料コスト、印刷適性などの点
から紙を好ましく使用することができる。この場合、紙
の種類には特に限定はなく、例えば、上質紙、アート
紙、コート紙、加工紙などを使用目的に応じて適宜使用
することができる。また、紙の坪量なども使用目的など
に応じて適宜設定することができるが、通常は20〜1
00g/m2 とすることが好ましい。
【0037】その他に基材1としては、ポリプロピレ
ン、ポリエステル、ポリ塩化ビニルなどのプラスチック
のフィルムあるいはシートや、ポリプロピレン繊維など
からなる不織布などを使用することもできる。また、紙
にこれらを積層した複合基材も使用することができる。
この場合には、基材1の機械的強度を向上させることが
でき、しかも印刷インクの遮断性も向上させることがで
きる。
【0038】印刷層3は、化粧シートに所望の絵柄を付
与するものであり、一般的な印刷インクを使用すること
ができる。
【0039】トップコート層4は、化粧シートの表面保
護のために設けられる。また、トップコート層4を設け
ることにより、感熱遅延型粘着剤層2の形成時及び感熱
遅延型粘着剤層2の加熱硬化時に、接着剤が基材1とし
ての紙を裏抜けしないようにすることができる。このよ
うなトップコート層4は一般的なトップコート用樹脂、
例えば硬化型ウレタン樹脂などから形成することができ
る。
【0040】本発明の化粧シートは、常法により製造す
ることができる。例えば、図2の態様の化粧シートは、
基材1に印刷を施して印刷層3を形成し、更にその印刷
層3上にトップコート層を形成する。そして、基材1の
非印刷面に、カルボジイミド基含有ポリマー粉末をバイ
ンダー樹脂と溶媒とに分散させた分散液を塗工し、乾燥
することにより製造することができる。
【0041】次に、本発明の化粧シートをパーティクル
ボードにラッピング(貼着)する方法の一例を図3のラ
ッピング装置を適用する場合について説明する。
【0042】まず、巻き出しロールAに巻かれた本発明
の化粧シート31を、ガイドローラー33及び34によ
り図中の矢印の方向へ搬送する。このとき、ガイドロー
ラ33と34との間で、カルボジイミド基含有ポリマー
を含有する感熱遅延型粘着剤層が形成された側の化粧シ
ート表面31aに、熱風発生装置32から120℃〜3
00℃程度の熱風を吹き付け、感熱遅延型粘着剤層を軟
化もしくは溶融させる。なお、熱風発生装置32に代え
てヒートロールを使用することもできる。また、粉末状
のカルボジイミド基含有ポリマーを使用する場合、内部
架橋反応を起こさせるために、それが溶融する温度以上
に加熱する必要がある。
【0043】これとは別に、搬送ローラー35で、化粧
シート31を貼着する対象、例えばパーティクルボード
36を点線矢印の方向に搬送する。このとき、パーティ
クルボード36の表面36a上に付着している塵や埃
は、搬送ローラー35の搬入部35a近傍に設けられた
バキュームクリーナー37により除去しておく。
【0044】次に、ガイドローラ34を経た化粧シート
31の感熱遅延型粘着剤層側の化粧シート表面31a
を、圧着ローラ38によりパーティクルボード36に圧
着する。このとき、感熱遅延型粘着剤層は硬化せずに軟
化あるいは溶融しているので、パーティクルボード36
に均一且つ十分に仮接着することができる。そして、仮
接着後に内部架橋反応がはじまり強固で均一に化粧シー
ト31をパーティクルボード36に接着することができ
る。
【0045】
【作用】本発明の化粧シートの感熱遅延型粘着剤層は、
カルボジイミド基含有ポリマーを含有する。このカルボ
ジイミド基含有ポリマーは、加熱溶融すると、カルボジ
イミド基の二重結合が開環重合して内部架橋反応を起こ
して硬化し、感熱遅延型粘着剤層に優れた耐熱性と耐水
性及び表面硬度とを付与する。この場合、その重合は、
通常、加熱溶融後1〜2分で開始する。従って、感熱遅
延型粘着剤層2は、加熱後1〜2分間は硬化せずにその
軟化もしくは溶融状態を保持することができる。よっ
て、パーティクルボードなどに均一に仮接着させた後に
十分硬化させることができるので、良好な接着状態を得
ることが可能となる。
【0046】
【実施例】以下、本発明を実施例に基づいて具体的に説
明する。 <実施例1>坪量30g/m2 の紙に、ニトロセルロー
ス樹脂バインダーを含む樹脂インクで木目模様をグラビ
ア印刷し、その印刷面上にトップコート層として約9g
/m 2 の割合で硬化型ウレタン樹脂を塗工した。
【0047】次に、上述の紙の非印刷面に、ウレタン樹
脂バインダー10重量部、ロジンエステル10重量部、
フタル酸ギシクロヘキシル10重量部とからなる固形分
55%の感熱遅延型粘着組成物に、さらに融点140℃
の粉末状カルボジイミド基含有ポリマー(商品名:カル
ボジライト9010、日清紡績製)1.5重量部を添加
した粘着剤を乾燥膜厚で40μmとなるように塗工し、
感熱遅延型粘着剤層を形成することにより化粧シートを
作成した。
【0048】得られた化粧シートを、図3のラッピング
装置(ラッピング速度50m/min)を使用して被ラ
ッピング材(MDF)にラッピングした。この際、感熱
遅延型粘着剤層を熱風(吹き出し口温度300℃)で溶
融させ、硬化が始まる前に被ラッピング材に仮接着し、
更に硬化させた。その結果化粧シートは、外見上、良好
に接着できた。
【0049】<実施例2>実施例1のカルボジイミド基
ポリマー添加量1.5重量部を、13重量部にすること
以外は実施例1と同様に化粧シートを作製し、ラッピン
グした。その結果、外見上、良好に接着できた。
【0050】<実施例3>実施例1の溶融温度140℃
のカルボジイミド基含有ポリマーを、溶融温度90℃の
カルボジイミド基含有ポリマーにすること以外は実施例
1と同様に化粧シートを作製し、ラッピングした。その
結果、外見上、良好に接着できた。
【0051】<比較例1>ウレタン樹脂バインダー10
重量部とロジンエステル10重量部とフタル酸ジシクロ
ヘキシル10重量部とからなる固形分55%の感熱遅延
型粘着剤を使用する以外は実施例1と同様に化粧シート
を作製し、ラッピングした。その結果外見上、良好に接
着できた。
【0052】<比較例2>比較例1の感熱遅延型粘着剤
組成に更にエポキシ系架橋剤(商品名:BXX486
7、東洋インキ製造製)1重量部を添加する以外は比較
例1と同様に化粧シートを作製しラッピングした。その
結果、外見上、良好に接着できた。
【0053】<以上の評価>化粧シートがラッピングさ
れた実施例及び比較例の被ラッピング材(MDF)につ
いて、その化粧シートの接着力と耐熱性(耐温水性)、
及び表面硬度(鉛筆硬度)とを以下に示す方法により試
験評価した。
【0054】〔接着力試験〕常温(23℃)雰囲気と6
0℃雰囲気とにおいて、それぞれ180゜剥離によるピ
ール強度(gf/25mm)を測定した。その結果は、
後述する耐温水性や鉛筆硬度と共に後記の(表1)に示
す。なお、表中で「材破」とは化粧シートが破壊した場
合を意味する。
【0055】〔耐温水性試験〕化粧シートでラッピング
した被ラッピング材を70℃の温水中に2時間浸漬し、
その後60℃雰囲気中に被ラッピング材をそれが乾燥す
るまで放置し、乾燥後の化粧シートが被ラッピング材か
ら浮いたり剥がれたりしていないかを以下の評価基準で
目視にて評価した。
【0056】(耐温水性評価基準) 「評 価」 「状 態」 ○ : 化粧シートの浮きや剥がれが無い場合 × : 化粧シートの浮き叉は剥がれがある場合
【0057】〔鉛筆硬度試験〕三菱ユニ鉛筆を使用し、
角度45°、そして荷重1kgfにて傷の付かない硬度
を表示した。
【0058】
【表1】
【0059】(表1)からわかるように、実施例1〜3
の化粧シートは常温及び60℃雰囲気においても十分な
接着力が得られ、また耐水性、表面硬度も良好であっ
た。
【0060】一方、比較例1〜2の化粧シートはいずれ
も、60℃雰囲気では接着力が著しく低下した。特に比
較例1の化粧シートは耐温水性が不十分であった。さら
に比較例1〜2は、鉛筆硬度が6B以下または6Bと記
されてあるように、不十分な硬度しか得られなかった。
【0061】
【発明の効果】本発明に係わる化粧シートによれば、前
記課題をよく達成しており、まず接着剤の粘度や塗工速
度等の塗工条件について最適条件の設定にわずらわされ
たりせず、そして接着剤を乾燥する際に発生するカール
のために貼着性が著しく低下したり貼着時に紙切れおこ
したりすることを効果的に抑制できるようにし、そして
紙基材からの接着剤の裏抜けの為に化粧シートとして使
用できなくなったりせず、また化粧シートをパーティク
ルボードなどに強固に且つ均一に貼着できるようにし、
そしてパーティクルボードなどに貼着された化粧シート
が高温雰囲気下で保持した場合でも優れた接着力を保持
できるようにすること、結果として高い生産性を得られ
るようにすることが出来るようになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる化粧シートの一態様の概要を示
す断面図である。
【図2】本発明に係わる別の態様の化粧シートの概要を
示す断面図である。
【図3】化粧シートのラッピング装置の概要を示す説明
図である。
【符号の説明】
1・・・基材 2・・・感熱遅延型粘着剤層 3・・・印刷層 4・・・トップコート層 31・・・化粧シート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C09J 131/04 JCY C09J 131/04 JCY 133/04 JDD 133/04 JDD 167/00 JFS 167/00 JFS 175/04 JEZ 175/04 JEZ 177/00 JFX 177/00 JFX (72)発明者 椎名 義明 東京都台東区台東1丁目5番1号 凸版印 刷株式会社内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基材上に感熱遅延型粘着剤層が形成された
    化粧シートにおいて、 感熱遅延型粘着剤層がカルボジイミド基含有ポリマーを
    含有することを特徴とする化粧シート。
  2. 【請求項2】カルボジイミド基含有ポリマーが、(式
    1)で表される請求項1に記載の化粧シート。 【化1】
  3. 【請求項3】カルボジイミド基含有ポリマーが、80乃
    至180℃の溶融温度を有することを特徴とする請求項
    1又は2のいずれかに記載の化粧シート。
  4. 【請求項4】感熱遅延型粘着剤層が更にバインダー樹脂
    を含有することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか
    に記載の化粧シート。
  5. 【請求項5】バインダー樹脂が、ウレタン樹脂、アクリ
    ル樹脂、ポリエステル樹脂、アクリル/塩酢ビ共重合
    体、ポリアミド樹脂又はポリビニルアルキルエーテル樹
    脂であることを特徴とする請求項4に記載の化粧シー
    ト。
  6. 【請求項6】カルボジイミド基含有ポリマーの含有量
    が、感熱遅延型粘着剤固形分に対して5〜80重量%と
    なるように含有することを特徴とする請求項1乃至5の
    いずれかに記載の化粧シート。
  7. 【請求項7】感熱遅延型粘着剤層と反対側の基材面上
    に、印刷層、更にトップコート層が形成されていること
    を特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の化粧シ
    ート。
JP2257895A 1995-02-10 1995-02-10 化粧シート Pending JPH08218055A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2257895A JPH08218055A (ja) 1995-02-10 1995-02-10 化粧シート

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2257895A JPH08218055A (ja) 1995-02-10 1995-02-10 化粧シート

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08218055A true JPH08218055A (ja) 1996-08-27

Family

ID=12086750

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2257895A Pending JPH08218055A (ja) 1995-02-10 1995-02-10 化粧シート

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08218055A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
AU696490B2 (en) * 1996-08-30 1998-09-10 National Starch And Chemical Investment Holding Corporation Water-based laminating adhesives

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
AU696490B2 (en) * 1996-08-30 1998-09-10 National Starch And Chemical Investment Holding Corporation Water-based laminating adhesives

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0330519B2 (ja)
JPH02261645A (ja) 感圧接着フイルム複合体
JP4364993B2 (ja) マーキングフィルム
JP5001532B2 (ja) 冷却剥離型粘着剤組成物、冷却剥離型粘着シート、及びこれを用いたフィルムの加工方法
JPH073221A (ja) 装飾用粘着シート
JPH083521A (ja) 耐ブリスター性粘着シート用粘着剤、該粘着剤を用いた耐ブリスター性粘着シート及び該粘着シートを積層した耐ブリスター性積層体
JP3508233B2 (ja) 化粧シート
JPH10287857A (ja) 接着剤組成物、それを用いた接着方法ならびに化粧シート被覆材料の製造方法
KR100855954B1 (ko) 접착제 조성물 및 접착 시트
JP2002241712A (ja) 透明接着シート
JP3041079B2 (ja) 溶液接着剤およびプリントラミネーション用接着剤
JPS6121174A (ja) 表面保護用粘着テ−プもしくはシ−ト
JP4540801B2 (ja) マーキングフィルム
JPH08283674A (ja) 化粧シート及び化粧シート貼着材料の製造方法
JP4006248B2 (ja) 画像記録媒体及び画像表示シート
JP3358312B2 (ja) 板材の化粧方法及び化粧紙
JP4843585B2 (ja) 装飾シート
KR960014762B1 (ko) 점착필름의 제조방법
JP2002146274A (ja) プライマ及び粘着テープ
JPH0890741A (ja) 板材の化粧方法
JPH10100596A (ja) 化粧板の製造方法及びそれにより製造される化粧板
TW202100360A (zh) 裝飾成形用雙面黏著片、裝飾成形用積層黏著片及裝飾成形積層體
JP2000265123A (ja) マーキングフィルム及び複合マーキングフィルム
JP2004332367A (ja) 壁紙用防汚フィルム
JP2007023057A (ja) 架橋剤併用型自己粘着性フィルム