JPH08218196A - ベンドフローター型連続電気めっき装置 - Google Patents

ベンドフローター型連続電気めっき装置

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JPH08218196A
JPH08218196A JP2514095A JP2514095A JPH08218196A JP H08218196 A JPH08218196 A JP H08218196A JP 2514095 A JP2514095 A JP 2514095A JP 2514095 A JP2514095 A JP 2514095A JP H08218196 A JPH08218196 A JP H08218196A
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strip
arc
electrode pad
shaped electrode
guide
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JP2514095A
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Masato Kageyama
正人 景山
Yoshihisa Takada
良久 高田
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Nippon Steel Corp
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Nippon Steel Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、高速通板操業中に著しいストリッ
プ張力変動が生じた場合でも、多大な設備費用を必要と
せずに、ストリップと電極パッドとが接触することがな
い、ベンドフローター型連続電気めっき装置を提供する
ことを目的とする。 【構成】 本発明は、ベンドフローター型連続電気めっ
き装置において、第1円弧状電極パッドと第2円弧状電
極パッドとの間に、ストリップ3の幅方向端部に対向す
る部分に凹部を有しかつ前記パッドの円弧に沿って延在
するストリップガイド11を対向して設け、さらに該ス
トリップガイドには、第1円弧状電極パッドと第2円弧
状電極パッドと該ストリップガイドとで形成されたスト
リップの通路の走行方向断面のパスラインの中心から第
2円弧状電極パッド側の部分に、通路の外側と連通する
孔を設けている。またさらに、本発明は、上記ストリッ
プガイドが、ストリップの幅方向に移動自在に設けられ
ている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、金属ストリップの連続
電気めっき装置、特にベンドフローター型連続電気めっ
き装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】電気めっき装置においては、通板速度の
高速化による生産性向上のニーズに対しては、電解電流
密度を増大させることで、また省電力のニーズに対して
は、電極とストリップとの間隔を可及的に小さくするこ
とにより電解液による電圧損を小さくすること等で対処
するのが一般的である。
【0003】本発明者はこれらのニーズを実現する手段
として、先に特開平6−256992号公報に記載した
ベンドフローター型電気めっき装置を提案した。図6
(A)はこの電気めっき装置の構造例を示す側面断面
図、図6(B)はストリップ走行方向に対して垂直な断
面図(図6(A)のa−a′断面図)で、図7はその俯
瞰図である。以下に図6を用いて、このベンドフロータ
ー型電気めっき装置の特徴および作用について概説す
る。
【0004】この電気めっき装置の特徴は、電解めっき
位置にて金属ストリップ走行ラインを円弧状に曲げ、こ
の円弧状部においてストリップ3を挟むように一対の第
1円弧状電極パッド1および第2円弧状電極パッド2を
配置し、かつこれらの電極パッドには少なくともストリ
ップ入側および出側近傍に電解液噴射ノズル4および5
を設けることである。
【0005】そしてこの電気めっき装置の作用は、次の
三つである。一つには電解液噴射ノズル4および5から
電解液をストリップに高速で噴射することが、ストリッ
プへのめっき金属イオンの供給を促進し電解電流密度を
増大させ、結果としてめっき処理速度すなわち通板速度
の高速化が可能となり生産性向上が達成される。また、
もう一つには電解液噴射ノズル4および5から電解液を
ストリップに高速で噴射することが、ストリップと電極
パッド間に静圧を発生させ、この静圧がストリップに働
く張力と釣り合うことにより、ストリップを所要のライ
ンに沿って保持せしめていることである。残りの一つ
は、ストリップの走行ラインをその走行方向に曲げて円
弧部を形成せしめているので、ストリップ幅方向に剛性
が増しストリップの形状不良(いわゆるC反りと呼ばれ
る幅方向の反り)が矯正されることである。二つ目の静
圧によるストリップの所要ラインへの保持と三つ目の曲
げによるストリップの形状不良の矯正といった作用によ
り、電極パッドとストリップとが接触することはなくな
り、結果として電極パッドとストリップとの間隔を小さ
くできるので電解液による電圧損を小さくすることがで
きる。
【0006】以上述べたような特徴および作用のため、
ベンドフローター型電気めっき装置は、生産性向上およ
び省電力といったニーズに対応しうるものである。しか
し、このような装置においてさえも高速通板操業中に著
しいストリップ張力変動が生じた場合、ストリップを所
要ラインに保持している静圧とストリップ張力との釣り
合いが崩れ、時としてストリップと電極パッドとが接触
する場合があり品質上問題となる。この問題への対応策
として、静圧が電解液噴射ノズルからの電解液流速によ
り変化するという原理を利用する方法が考えられる。例
えば、ストリップと電極パッドとの距離をセンサー(例
えば、渦電流式変位計やレーザー式変位計といった市販
品や、あるいはストリップと電極パッド間にかかる電位
と流れる電流の値からオームの法則により電解液による
電気抵抗を算出し電解液の電気伝導度からストリップと
電極パッド間の距離を算出する方法など)により監視
し、ストリップ張力が増大するような変動のためストリ
ップと第1円弧状電極パッドとの距離が小さくなりすぎ
るような場合には、第1円弧状電極パッドに設けた電解
液噴射ノズルからの電解液流速を増やし、逆にストリッ
プ張力が減少するような変動のためストリップと第2円
弧状電極パッドとの距離が小さくなりすぎるような場合
には、第1円弧状電極パッドに設けた電解液噴射ノズル
からの電解液流速を減らす、といった制御を行うことで
静圧を加減し張力変動に対応する方法が考えられる。し
かし、このような対応策では、高速通板操業中に不可避
的に生じる速いストリップ張力変動に速やかに応答する
には、電解液を噴出させるためのポンプ容量を余分に大
きく取る必要があり設備コストの面から不利である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、ベンドフロ
ーター型連続電気めっき装置において、高速通板操業中
に著しいストリップ張力変動が生じた場合でも、多大な
設備費用を必要とせずに、ストリップを所要ラインに保
持している静圧とストリップ張力との釣り合いを保ち、
ストリップと電極パッドとが接触することがない、ベン
ドフローター型連続電気めっき装置を提供することを目
的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明のベンドフローター型連続電気めっき装置
は、電解めっき位置にて金属ストリップの走行ラインを
円弧状に曲げ、この円弧状部分の内側に沿って、ストリ
ップ片面に対向しかつその両端の少なくとも入側および
出側近傍に電解液噴射ノズルを有するストリップ非接触
支持用の第1円弧状電極パッドを配置するとともに、前
記円弧状部分の外側に沿って前記第1円弧状電極パッド
とストリップを挟んで対向する如く、かつその両端の少
なくとも入側および出側近傍に電解液噴射ノズルを有す
るストリップ非接触支持用の第2円弧状電極パッドを配
置したベンドフローター型連続電気めっき装置におい
て、前記第1円弧状電極パッドと前記第2円弧状電極パ
ッドとの間に、前記ストリップの幅方向端部に対向する
部分に凹部を有しかつ前記パッドの円弧に沿って延在す
るストリップガイドを対向して設け、さらに該ストリッ
プガイドには、前記第1円弧状電極パッドと前記第2円
弧状電極パッドと該ストリップガイドとで形成されたス
トリップの通路の走行方向断面のパスラインの中心より
第2円弧状電極パッド寄りの部分に、通路の外側と連通
する孔を設けたことを特徴とする。また、さらに本発明
のベンドフローター型連続電気めっき装置は、上記スト
リップガイドが、ストリップの幅方向に移動自在に設け
られていることを特徴とする。
【0009】
【作用】以下、本発明を実施例の図面に従って詳細に説
明する。図1(A),(B)は、本発明のストリップガ
イドを有するベンドフローター型連続電気めっき装置の
構造例を示す図で、図1(A)は本発明のベンドフロー
ター型連続電気めっき装置の側面断面図、図1(B)は
ストリップ走行方向に対して垂直な断面図(図1(A)
のa−a′断面図)である。また、図2(A),
(B),(C)は図1の装置のストリップ走行方向に対
して垂直な断面a−a′における断面図で、図2(A)
は安定した状態の場合の、また図2(B)はストリップ
張力が大きくなりストリップを支持している静圧より大
きくなった場合、図2(C)はストリップ張力が小さく
なりストリップを支持している静圧より小さくなった場
合の電極パッド間におけるストリップの通板位置を図示
したものである。以下本発明の作用を図2(A),
(B),(C)を用いて説明する。
【0010】本発明のベンドフローター型連続電気めっ
き装置には、その第1円弧状電極パッド1と第2円弧状
電極パッド2との間に、ストリップ3の幅方向端部に対
向する部分に凹部を有しかつ前記パッドの円弧に沿って
延在するストリップガイド11が対向して設けられてい
る。図2に示すように、ストリップガイド11には、ス
トリップの幅方向端部に対向する部分に凹部が形成され
ており、ストリップ走行方向に対して垂直な断面におけ
るストリップガイドの断面形状は、ストリップのパスラ
イン中心線に向けて開いた一対の『くの字』および『左
右逆くの字』状になっている。このように凹部を有する
ストリップガイドを設けることにより、ストリップの張
力が大きくなりストリップを支持している静圧より大き
くなった場合には、図2(B)に示すように、ストリッ
プはやや第1円弧状電極パッド側に近くなりはするもの
の、ストリップの幅方向端部とストリップガイドとの隙
間は急激に小さくなり、そのためその隙間を流れる電解
液には大きな流体抵抗がかかり、第1円弧状電極パッド
とストリップと間に発生する静圧は急激に増大するの
で、ストリップ張力とストリップを支持している静圧と
の釣り合いが速やかに回復され、図2(A)に示すよう
な定常状態に戻り、ストリップが第1円弧状電極パッド
側に近くなり過ぎることがなく接触するなどということ
を防ぐことが出来る。
【0011】なお、本発明のストリップガイドの上述し
た作用が有効に働くためには、図2に示すようにストリ
ップの幅WS、対向するストリップガイド11の凹部の
電極側の端部間の距離WG1、対向するストリップガイ
ドの凹部の底部間の距離WG2の間に、WG2>WSの
関係があることが必要で、かつWS>WG1の関係があ
ることが望ましい。その理由は、WG2<WSでは、ス
トリップの幅方向端部とストリップガイドが接触するた
め不都合であり、WS<WG1では、ストリップ張力が
大きくなり、ストリップが第1円弧状電極パッド側に接
近しても、ストリップの幅方向端部とストリップガイド
との隙間は急激に小さくならないため、第1円弧状電極
パッドとストリップと間に発生する静圧の増大が不足
し、第1円弧状電極パッドとストリップとが接触する可
能性があり不都合であるからである。また、WG2<W
G1では、ストリップの幅方向端部に対向する部分に凹
部を有したストリップガイドとはならず、逆にストリッ
プの幅方向端部に対向する部分に凸部を有したストリッ
プガイドとなり、ストリップが第1円弧状電極パッド側
に接近した場合、ストリップの幅方向端部とストリップ
ガイドとの隙間は大きくなり、第1円弧状電極パッドと
ストリップと間に発生する静圧は低下し、第1円弧状電
極パッドとストリップとが接触することとなる。
【0012】さらに、本発明のベンドフローター型連続
電気めっき装置は、上述のストリップガイドに、前記第
1円弧状電極パッドと前記第2円弧状電極パッドと該ス
トリップガイドとで形成されたストリップの通路の走行
方向断面のパスラインの中心より第2円弧状電極パッド
寄りの部分において、通路の外側と連通する孔が設けら
れている。図2の例では、凹部の、すなわち、断面が
『くの字』および『左右逆くの字』状の第2円弧状電極
パッド寄りの部分に電解液が通過するための孔を開けて
いる。この孔を設けたことにより、ストリップ張力が小
さくなりストリップを支持している静圧より小さくなっ
た場合には、図2(C)に示すように、ストリップは第
2円弧状電極パッド側に近くなるが、ストリップガイド
に開けた孔のうちストリップから第1円弧状電極パッド
面までの範囲の開口部から電解液が通路の外側に流れ出
て、第1円弧状電極パッドとストリップと間に発生する
静圧は急激に減少するので、ストリップ張力とストリッ
プを支持している静圧との釣り合いが速やかに回復さ
れ、ストリップが第2円弧状電極パッド側に近くなり過
ぎて接触するなどということを防ぐことが出来る。
【0013】なお、本発明のストリップガイドにおいて
上述した凹部、すなわち断面が『くの字』および『左右
逆くの字』状の第2円弧状電極パッド寄りの部分に開け
た孔の形状は特に限定しないが、その開口面積比率は凹
部の第2円弧状電極パッド寄り部分の断面積の10パー
セント以上かつ80パーセント以下にすることが好まし
い。その理由は、10パーセント未満であると、孔より
電解液が流れ出にくくなるため、第1円弧状電極パッド
とストリップと間に発生する静圧を減少させる効果が十
分でなくなるからで、一方、80パーセントより大きく
なるとストリップの第1円弧状電極パッド側の面と第2
円弧状電極パッド側の面とで電流の流れ方が異なること
となり、めっき目付量が不均一になるという問題を生じ
るからである。
【0014】以上、図2の例を用いて示した作用によ
り、本発明のベンドフローター型連続電気めっき装置
は、高速通板操業中に著しいストリップ張力変動が生じ
た場合でも、ストリップを支持している静圧とストリッ
プ張力との釣り合いを保つので、ストリップを定常の位
置に保持することが出来、ストリップと電極パッドとが
接触することがない。この場合、ストリップを保持する
定常の位置は、ストリップ幅方向端部と凹部の底とが最
も離れた位置、図2ではWG2の間隔となる位置であ
る。さらに図2では、この凹部の底の位置を第1円弧状
電極パッド側の面と第2円弧状電極パッド側の面との中
央付近とし、ストリップの保持される位置も第1円弧状
電極パッド側の面と第2円弧状電極パッド側の面との中
央付近とすることが好ましい。
【0015】ここで、本発明のベンドフローター型連続
電気めっき装置のストリップガイドの他の望ましい、も
しくは許容し得る形状や配置について以下に述べる。
【0016】まず、ストリップガイドがストリップ幅方
向端部に対向する部分に有している凹部の断面形状は、
図1(A)に示すような『くの字』および『左右逆くの
字』状といった直線的な2辺と鋭角で形成されていても
よいが、図3(A),(B),(C)に示すような湾曲
した辺であってもよいし、図4(A),(B)に示すよ
うな山形もしくは台形の溝をストリップ幅方向端部に対
向して裾が広がるように設け凹部を形成させてもよい。
いずれの場合でも、ストリップ幅方向端部と凹部とが最
も離れた部分、すなわち図2,3,4でWG2の間隔を
有する部分、すなわち凹部の底が、第1円弧状電極パッ
ドと第2円弧状電極パッドとの中央付近になるように凹
部の断面形状を形成するのが好ましい。このようにする
ことによりストリップをほぼパスラインの中央、すなわ
ち第1円弧状電極パッドと第2円弧状電極パッドとの等
距離の位置に保持できるようになるため、ストリップと
円弧状電極パッドとの接触の可能性をより小さくするこ
とが出来る。
【0017】次に、図5(A),(B),(C)は、ス
トリップガイド11の一部をストリップ走行方向側面か
らみた図であり、ストリップガイドに設けられた孔の形
状の例を示すものである。これら孔の形状は、先に図
2,3,4で示したどの断面形状のストリップガイドを
組み合わせて適用しても良い。但し、いずれの組み合わ
せでも先述したように、開口面積比率を、第1円弧状電
極パッドと第2円弧状電極パッドとの等距離の位置から
第2円弧状電極パッド面までの範囲のストリップガイド
の面積、つまり図5左上から右下へ向う斜線部の範囲の
面積の10パーセント以上かつ80パーセント以下にす
ることが好ましい。
【0018】孔の形状は特に限定しないが、図5(A)
の矩形状の孔は製作が簡単で、図5(B)の円状の孔は
製作工数は図5(A)に比べやや増えるが強度に優れて
いる。また図5(C)の台形状の孔は、第2円弧状電極
パッド面に近づくほど開口面積が大きくしたものであ
る。そのため、ストリップ張力がストリップを支持して
いる静圧より小さくなってストリップが第2円弧状電極
パッド側に接近するような場合、接近すればするほど孔
の開口面積が急激に広くなり、より多くの電解液が流れ
出ることになり、図5(C)の台形状の孔は、第1円弧
状電極パッドとストリップと間に発生する静圧はより急
激に減少し、ストリップ張力とストリップを支持してい
る静圧との釣り合いを迅速に回復するのに効果があり好
ましい。
【0019】次に、ストリップガイドの望ましい配置
は、ストリップ走行方向に対して垂直な、どの断面にお
いてもストリップ幅方向端部とストリップガイドとは一
定間隔を保つこと、すなわちストリップのパスラインと
ストリップガイドが平行になっていることが望ましい。
しかも、図2(A),(B),(C)、図3(A),
(B),(C)、図4(A),(B)のいずれにおいて
も、先述した理由からWG2>WS>WG1の関係があ
ることが必要である。従って、ストリップ幅が固定され
ている場合は、ストリップガイドは円弧状電極パッドに
固定して設けても良いが、扱うストリップの幅が変化す
る場合には、図1(B)に示すように、ストリップガイ
ドに駆動装置13を連結し、ストリップの幅方向に移動
自在にすることにより、WG2>WS>WG1の関係を
満たすようにストリップガイドの位置設定を行えるよう
にすることが望ましい。この場合、さらにストリップの
幅方向端部の位置を検出するセンサーをめっき装置のス
トリップ入り側部に設け、ストリップの幅方向端部検出
センサーの情報を元にストリップの幅WSを算出し、ス
トリップガイドの位置をWG2>WS>WG1の関係を
保つように制御することも望ましい。
【0020】
【実施例】図1を用いて、本発明を電気錫めっき装置に
適用した実施例を説明する。図示するように、本発明を
適用した電気錫めっき装置は、電解めっき位置にて金属
ストリップ3の走行ラインを円弧状に曲げ、この円弧状
部分の内側に沿って、ストリップ片面に対向しかつその
両端の少なくとも入側および出側近傍に電解液噴射ノズ
ル4を有するストリップ非接触支持用の第1円弧状電極
パッド1を配置するとともに、前記円弧状部分の外側に
沿って前記第1円弧状電極パッド1とストリップ3を挟
んで対向する如く、かつその両端の少なくとも入側およ
び出側近傍に電解液噴射ノズル5を有するストリップ非
接触支持用の第2円弧状電極パッド2を配置したベンド
フローター型連続電気めっき装置であり、さらに、この
電気錫めっき装置には、前記第1円弧状電極パッド1と
第2円弧状電極パッド2との間の円弧状部分に沿うよう
に、そしてストリップの幅方向端部に対向する部分に凹
部を有するストリップガイド11が設けられており、そ
のストリップガイドの形状は、ストリップ走行方向に対
して垂直な断面において、ストリップのパスライン中心
線に向けて開いた一対の『くの字』および『左右逆くの
字』状をなし、しかもその『くの字』および『左右逆く
の字』状をなし、しかもその『くの字』および『左右逆
くの字』状の第2円弧状電極パッド側の斜面には電解液
が通過するための図5(B)に示した円形状の孔が開い
ている。
【0021】さらに本実施例では、ストリップの幅変更
に備えて、ストリップの幅方向端部を検出するセンサー
12を設け、かつ本発明のストリップガイドをストリッ
プ幅方向に可動とし、これを油圧式の駆動装置13に連
接し、ストリップの幅方向端部検出センサーの情報を元
にストリップの幅WSを算出し、ストリップガイドの位
置をWG2>WS>WG1の関係を保つように制御して
いる。ちなみに本発明者が実施した例では、2mm≦WG
2−WS≦50mmかつ2mm≦WS−WG1≦50mmの範
囲で実施したが、5mm≦WG2−WS≦20mmかつ5mm
≦WS−WG1≦20mmとなるように制御した場合が最
もストリップの位置が安定しており接触もなく好ましい
ものであった。
【0022】なお、上述の実施例の装置の設備仕様例お
よび操業例を示す。 (電極パッド仕様) ・第1円弧状電極パッド径 R1 =500mm ・第2円弧状電極パッド径 R2 =520mm ・第1および第2円弧状電極パッド幅 W =1300mm ・ストリップの幅 WS =700〜1000mm ・ストリップガイドの端部間の距離 WG1=650〜998mm ・ストリップガイドの頂部間の距離 WG2=702〜1050mm 但し、ストリップガイドは、2mm≦WG2−WS≦50mmかつ2mm≦WS−W G1≦50mmとなるように制御した。 ・ストリップガイドの孔の開口比率 10%,50%,80% ・スリットノズル隙間距離 t =10mm ・円弧状電極パッドの材質 Ti母材にPtめっき (めっき液) ・めっき液組成 SnSO4 ・7H2 OとH2 SO4 とフ ェノールスルフォン酸とから成る。 ・めっき液温度 40〜60℃ (操業条件) ・通板速度 500〜1000mpm ・電流密度 50〜200A/dm2 ・張力 1kg/mm2
【0023】
【発明の効果】以上のごとく本発明によれば、ベンドフ
ローター型連続電気めっき装置において、高速通板操業
中に著しいストリップ張力変動が生じた場合でも、多大
な設備費用を必要とせずに、ストリップを所要ラインに
保持している静圧とストリップ張力との釣り合いを保
ち、ストリップと電極パッドとの接触を防止することが
出来た。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電気めっき装置の構造例を示す
図。
【図2】本発明の電気めっき装置におけるストリップガ
イドの形状を示すストリップ走行方向断面図(図1のa
−a′断面図)。
【図3】本発明の電気めっき装置におけるストリップガ
イドの他の形状例を示すストリップ走行方向断面図。
【図4】本発明の電気めっき装置におけるストリップガ
イドのさらに他の形状例を示すストリップ走行方向断面
図。
【図5】本発明のストリップガイドに開けられた孔の形
状例を示すストリップ走行方向側面図。
【図6】従来技術であるベンドフローター型電気めっき
装置の構造例を示す図。
【図7】従来技術であるベンドフローター型電気めっき
装置の俯瞰図。
【符号の説明】
1 第1円弧状電極パッド 2 第2円弧状電極パッド 3 金属ストリップ 4 第1円弧状電極パッドの噴射ノズル 5 第2円弧状電極パッドの噴射ノズル 6 コンダクターロール 7−1,7−2 電解液タンク 8−1,8−2 電解液排出孔 9 液切りロール 11 ストリップガイド 12 ストリップの幅方向端部を検出するセンサー 13 ストリップガイドの駆動装置 R1 第1円弧状電極パッド径 R2 第2円弧状電極パッド径 W 第1および第2円弧状電極パッド幅 WS ストリップの幅 WG1 ストリップガイドの端部間の距離 WG2 ストリップガイドの頂部間の距離 t スリットノズル隙間距離

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電解めっき位置にて金属ストリップの走
    行ラインを円弧状に曲げ、この円弧状部分の内側に沿っ
    て、ストリップ片面に対向しかつその両端の少なくとも
    入側および出側近傍に電解液噴射ノズルを有するストリ
    ップ非接触支持用の第1円弧状電極パッドを配置すると
    ともに、前記円弧状部分の外側に沿って前記第1円弧状
    電極パッドとストリップを挟んで対向する如く、かつそ
    の両端の少なくとも入側および出側近傍に電解液噴射ノ
    ズルを有するストリップ非接触支持用の第2円弧状電極
    パッドを配置したベンドフローター型連続電気めっき装
    置において、 前記第1円弧状電極パッドと前記第2円弧状電極パッド
    との間に、前記ストリップの幅方向端部に対向する部分
    に凹部を有しかつ前記第1,2円弧状電極パッドの円弧
    に沿って延在するストリップガイドを対向して設け、さ
    らに該ストリップガイドには、前記第1円弧状電極パッ
    ドと前記第2円弧状電極パッドと該ストリップガイドと
    で形成されたストリップの通路の走行方向断面のパスラ
    インの中心より第2円弧状電極パッド寄りの部分に、通
    路の外側と連通する孔を設けたことを特徴とする、ベン
    ドフローター型連続電気めっき装置。
  2. 【請求項2】 上記ストリップガイドが、ストリップの
    幅方向に移動自在に設けられていることを特徴とする請
    求項1記載のベンドフローター型連続電気めっき装置。
JP2514095A 1995-02-14 1995-02-14 ベンドフローター型連続電気めっき装置 Withdrawn JPH08218196A (ja)

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JP2514095A JPH08218196A (ja) 1995-02-14 1995-02-14 ベンドフローター型連続電気めっき装置

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