JPH08218306A - 横断歩道用スリップ防止機構 - Google Patents
横断歩道用スリップ防止機構Info
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- JPH08218306A JPH08218306A JP5048595A JP5048595A JPH08218306A JP H08218306 A JPH08218306 A JP H08218306A JP 5048595 A JP5048595 A JP 5048595A JP 5048595 A JP5048595 A JP 5048595A JP H08218306 A JPH08218306 A JP H08218306A
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- shaped
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 積雪後の氷結時に歩行者にとって危険な状態
になる横断歩道の現状に対処するために、本発明は経済
的な横断歩道用スリップ防止機構を提供する。 【構成】 本横断歩道用スリップ防止機構10は、横断
歩道の舗装12の舗装面上に敷設された板状の板状材1
4と、道路の車両走行方向の板状材14の両側縁に沿っ
て設置された止め金具16とから構成されている。板状
材14は、板状の板部20とその下に設けられた変形部
26とからなり、弾性物質により一体的に形成されてい
る部材である。板部は上面18が平面状に形成され、変
形部は板部の下面から下方に突出して形成されレール状
に延在する複数個の凸部22と、凸部間に形成された複
数個の溝状の凹部24とを有する。止め金具16は、板
状材14がその上を走行する車輪との摩擦により移動し
ないように板状材14の走行方向側縁に沿って設けてあ
る。
になる横断歩道の現状に対処するために、本発明は経済
的な横断歩道用スリップ防止機構を提供する。 【構成】 本横断歩道用スリップ防止機構10は、横断
歩道の舗装12の舗装面上に敷設された板状の板状材1
4と、道路の車両走行方向の板状材14の両側縁に沿っ
て設置された止め金具16とから構成されている。板状
材14は、板状の板部20とその下に設けられた変形部
26とからなり、弾性物質により一体的に形成されてい
る部材である。板部は上面18が平面状に形成され、変
形部は板部の下面から下方に突出して形成されレール状
に延在する複数個の凸部22と、凸部間に形成された複
数個の溝状の凹部24とを有する。止め金具16は、板
状材14がその上を走行する車輪との摩擦により移動し
ないように板状材14の走行方向側縁に沿って設けてあ
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、横断歩道用スリップ防
止機構に関し、更に詳細には路面が凍結する寒冷地の横
断歩道に使用するのに最適な横断歩道用スリップ防止機
構に関するものである。
止機構に関し、更に詳細には路面が凍結する寒冷地の横
断歩道に使用するのに最適な横断歩道用スリップ防止機
構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】寒冷地の道路では、路面上に積もった雪
の融雪、或いは除雪を容易にするために、従来から種々
の設備が設けられているが、歩行者が道路を安全に横断
するための区域として路面上に指定された横断歩道につ
いては、寒冷地にあってもその区域が横断歩道であるこ
とを白線で示すのみで、一般に、積雪時歩行者のスリッ
プを防止するための対策等は施されていない。
の融雪、或いは除雪を容易にするために、従来から種々
の設備が設けられているが、歩行者が道路を安全に横断
するための区域として路面上に指定された横断歩道につ
いては、寒冷地にあってもその区域が横断歩道であるこ
とを白線で示すのみで、一般に、積雪時歩行者のスリッ
プを防止するための対策等は施されていない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、冬季の路面
が凍結する寒冷地では、車輪のスリップ防止のため、従
来、スパイクタイヤが一般に使用されていた。しかし、
スパイクタイヤを使用すると、スパイクが路面を削って
粉塵を発生し、雪が融けて乾燥する時期になると、特に
春先に、その粉塵が、車の走行によって辺りに舞い上が
り、道路周辺に多量の粉塵を撒き散らす、いわゆる粉塵
公害を引き起こして来た。そこで、近年、スパイクタイ
ヤは使用禁止になり、代わってスタッドレスタイヤが使
用されるようになった。しかし、スタッドレスタイヤ
は、路面を削らない利点を有するが、スパイクタイヤで
あれば粉砕して撥ね飛ばした路面上の積雪層を粉砕する
ことなく押し固め氷層のように凍結させる。このため、
車が走行する路面上の積雪層の表面は、平面化し、かつ
平滑化して、滑り易い状態、いわゆる「ツルツル」の状
態になる。また、除雪車が積雪層を除去した場合でも、
路面上には除雪されなかった積雪層がかなりの厚さの層
となって残り、上述した場合と同じ状態となる。従っ
て、横断歩道上の路面も同様に「ツルツル」に凍結し、
歩行者の転倒事故がしばしば発生するようになってい
る。
が凍結する寒冷地では、車輪のスリップ防止のため、従
来、スパイクタイヤが一般に使用されていた。しかし、
スパイクタイヤを使用すると、スパイクが路面を削って
粉塵を発生し、雪が融けて乾燥する時期になると、特に
春先に、その粉塵が、車の走行によって辺りに舞い上が
り、道路周辺に多量の粉塵を撒き散らす、いわゆる粉塵
公害を引き起こして来た。そこで、近年、スパイクタイ
ヤは使用禁止になり、代わってスタッドレスタイヤが使
用されるようになった。しかし、スタッドレスタイヤ
は、路面を削らない利点を有するが、スパイクタイヤで
あれば粉砕して撥ね飛ばした路面上の積雪層を粉砕する
ことなく押し固め氷層のように凍結させる。このため、
車が走行する路面上の積雪層の表面は、平面化し、かつ
平滑化して、滑り易い状態、いわゆる「ツルツル」の状
態になる。また、除雪車が積雪層を除去した場合でも、
路面上には除雪されなかった積雪層がかなりの厚さの層
となって残り、上述した場合と同じ状態となる。従っ
て、横断歩道上の路面も同様に「ツルツル」に凍結し、
歩行者の転倒事故がしばしば発生するようになってい
る。
【0004】以上のように、積雪時に歩行者にとって危
険な状態になる横断歩道の現状に対処するために、本発
明は経済的な横断歩道用スリップ防止機構を提供するこ
とである。
険な状態になる横断歩道の現状に対処するために、本発
明は経済的な横断歩道用スリップ防止機構を提供するこ
とである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者は、以下の点に
着目した。即ち、車が積雪層上を走行すると、積雪層
は、車の車輪と雪との摩擦により発生した摩擦熱のた
め、その極く表面の部分が融けて水になるが、融けた水
は気温が低いので直ちに氷結する。かかる現象により、
同じ路面であっても、車が走行しない区域に比べて車が
走行する区域では、路面上の積雪層の氷結現象が著しい
のである。一方、道路上に指定された横断歩道であって
も、車が走行しない領域、例えば中央分離帯及びその付
近は歩行者のみが通るので、道路に沿って設けられてい
る一般の歩道上の積雪状態と同様である。一般の歩道上
の積雪層は、人の歩行により踏み固められて適度に凹凸
が付けられているので、歩行者は、滑ったり、或いは転
倒したりすることなく、比較的安全に歩行できるのであ
る。よって、本発明者は、横断歩道の区域であっても、
車の走行する領域についてのみ歩行者のスリップ防止を
考慮すれば良いのであるから、路面上を走行する車輪に
より横断歩道上の積雪が氷結した氷層を破砕することが
できないかと考えて実験を重ねた末、本発明を完成する
に到った。
着目した。即ち、車が積雪層上を走行すると、積雪層
は、車の車輪と雪との摩擦により発生した摩擦熱のた
め、その極く表面の部分が融けて水になるが、融けた水
は気温が低いので直ちに氷結する。かかる現象により、
同じ路面であっても、車が走行しない区域に比べて車が
走行する区域では、路面上の積雪層の氷結現象が著しい
のである。一方、道路上に指定された横断歩道であって
も、車が走行しない領域、例えば中央分離帯及びその付
近は歩行者のみが通るので、道路に沿って設けられてい
る一般の歩道上の積雪状態と同様である。一般の歩道上
の積雪層は、人の歩行により踏み固められて適度に凹凸
が付けられているので、歩行者は、滑ったり、或いは転
倒したりすることなく、比較的安全に歩行できるのであ
る。よって、本発明者は、横断歩道の区域であっても、
車の走行する領域についてのみ歩行者のスリップ防止を
考慮すれば良いのであるから、路面上を走行する車輪に
より横断歩道上の積雪が氷結した氷層を破砕することが
できないかと考えて実験を重ねた末、本発明を完成する
に到った。
【0006】前述の目的を達成するために、上述の知見
に基づき、本発明に係る横断歩道用スリップ防止機構
は、上面が平面状に形成された板部と、板部の下面から
下方に突出するように離散的に形成された複数個の凸部
と、凸部間に形成された複数個の凹部とを備える変形部
とを弾性物質により一体的に形成してなる板状材を板部
の上面を上にして道路の舗装路面上又は路盤上に敷設し
ていることを特徴としている。
に基づき、本発明に係る横断歩道用スリップ防止機構
は、上面が平面状に形成された板部と、板部の下面から
下方に突出するように離散的に形成された複数個の凸部
と、凸部間に形成された複数個の凹部とを備える変形部
とを弾性物質により一体的に形成してなる板状材を板部
の上面を上にして道路の舗装路面上又は路盤上に敷設し
ていることを特徴としている。
【0007】本発明の横断歩道用スリップ防止機構は、
舗装路面又は路盤上に板状材を直接敷設することにより
構成され、舗装路面とは、コンクリート舗装、アスファ
ルト舗装等の上面を言い、路盤とは舗装の下の路層を言
う。本発明で使用する弾性物質とは、荷重を掛けると荷
重の大きさにほぼ比例して変形し、荷重を取り去ると原
形に戻るような性質を有する物質を意味し、例えば天然
ゴム及び合成ゴムを加硫して得た加硫ゴム、軟質プラス
チックを言い、剪断弾性率が5〜16kgf/cm2 (0.5
〜1.6MPa )の範囲で、車荷重に耐えるためにJIS
Aによる硬さが40〜100の範囲にあるものが好まし
い。
舗装路面又は路盤上に板状材を直接敷設することにより
構成され、舗装路面とは、コンクリート舗装、アスファ
ルト舗装等の上面を言い、路盤とは舗装の下の路層を言
う。本発明で使用する弾性物質とは、荷重を掛けると荷
重の大きさにほぼ比例して変形し、荷重を取り去ると原
形に戻るような性質を有する物質を意味し、例えば天然
ゴム及び合成ゴムを加硫して得た加硫ゴム、軟質プラス
チックを言い、剪断弾性率が5〜16kgf/cm2 (0.5
〜1.6MPa )の範囲で、車荷重に耐えるためにJIS
Aによる硬さが40〜100の範囲にあるものが好まし
い。
【0008】凸部の形状は、特に限定はなく、後述のよ
うに凸部が突条状(いわゆる、レール状)に突出してい
ても良く、また角柱状、円柱状に突出していてもよい。
凹部は凸部の形状によりほぼ定まり、凸部がレール状の
場合には凹部は溝状になり、凸部が角柱状の場合には箱
状の穴になり、円柱状の場合には周辺が内に凸の曲面を
有する穴になる。凸部及び凹部の寸法は、輪荷重が板部
の上面に作用したとき、凸部と凹部とが協働して変形部
及び変形部の変形によって板部を変形させ、これにより
板状材上の氷結した積雪層が割れる程度に板状材が変形
できる寸法である。また、凸部及び凹部の配置は、離散
的かつ交互に配置されている限り特に制約はなく、その
寸法及び配置ピッチ等が規則的でも不規則でもよい。板
状材は、板部と変形部とが一体的に形成されている限
り、同じ弾性物質で均一体として形成されている必要は
なく、板部と変形部とを異なる弾性物質で形成しても良
く、それぞれを異なる弾性物資を使用して多層の積層体
として形成しても良い。
うに凸部が突条状(いわゆる、レール状)に突出してい
ても良く、また角柱状、円柱状に突出していてもよい。
凹部は凸部の形状によりほぼ定まり、凸部がレール状の
場合には凹部は溝状になり、凸部が角柱状の場合には箱
状の穴になり、円柱状の場合には周辺が内に凸の曲面を
有する穴になる。凸部及び凹部の寸法は、輪荷重が板部
の上面に作用したとき、凸部と凹部とが協働して変形部
及び変形部の変形によって板部を変形させ、これにより
板状材上の氷結した積雪層が割れる程度に板状材が変形
できる寸法である。また、凸部及び凹部の配置は、離散
的かつ交互に配置されている限り特に制約はなく、その
寸法及び配置ピッチ等が規則的でも不規則でもよい。板
状材は、板部と変形部とが一体的に形成されている限
り、同じ弾性物質で均一体として形成されている必要は
なく、板部と変形部とを異なる弾性物質で形成しても良
く、それぞれを異なる弾性物資を使用して多層の積層体
として形成しても良い。
【0009】本発明の好適な実施態様は、変形部の凸部
が車走行方向に直交する方向に突条状に延在し、凹部が
凸部間に溝状に延在することを特徴としている。これに
より、路面の中央が路側に比べて高くなっているクラウ
ン形状を利用して、板状材と路面間に溜まった水を凹部
を介して路側に排水することができるので、溜まった水
が、凍結して凹部の空間を塞ぐようなことがなくなり、
氷結温度以下の低温時でも変形部の機能が損なわれるこ
とがない。
が車走行方向に直交する方向に突条状に延在し、凹部が
凸部間に溝状に延在することを特徴としている。これに
より、路面の中央が路側に比べて高くなっているクラウ
ン形状を利用して、板状材と路面間に溜まった水を凹部
を介して路側に排水することができるので、溜まった水
が、凍結して凹部の空間を塞ぐようなことがなくなり、
氷結温度以下の低温時でも変形部の機能が損なわれるこ
とがない。
【0010】本発明の更に好適な実施態様は、編み目状
又は格子状の金属製又は繊維製の補強部材が板状材の板
部内にその上面にほぼ平行に延在していることを特徴と
している。これにより、板状材の引裂強度を高くして、
耐久性を向上させることができる。
又は格子状の金属製又は繊維製の補強部材が板状材の板
部内にその上面にほぼ平行に延在していることを特徴と
している。これにより、板状材の引裂強度を高くして、
耐久性を向上させることができる。
【0011】本発明の更に別の好適な実施態様は、板状
材の車走行方向前縁及び後縁に沿って板状材の厚さと実
質的に同じ高さのストッパを有し、かつ舗装又は路盤に
アンカーされた止め金具部を備えていることを特徴とし
ている。これにより、板状材が走行する車との摩擦によ
り位置が移動するのを防止することができる。
材の車走行方向前縁及び後縁に沿って板状材の厚さと実
質的に同じ高さのストッパを有し、かつ舗装又は路盤に
アンカーされた止め金具部を備えていることを特徴とし
ている。これにより、板状材が走行する車との摩擦によ
り位置が移動するのを防止することができる。
【0012】
【作用】図3(a)に示すように、道路の舗装12の舗
装面上又は路盤12の面上に敷設された板状材14から
なる本発明に係る横断歩道用スリップ防止機構10上に
氷結した氷層Aが形成されている場合を考える。ここ
で、板状材14に代えて、板状材14と同じ弾性物質で
形成された板部のみからなるシートが敷設されていると
する。シートが変形部を備えないで板部のみからなる場
合、車の輪荷重がシートに作用しても、シートは上下方
向に多少圧縮されるだけで変形量が少ないため、シート
上の氷結した氷層は割れたり破砕されたりしない。しか
るに、本発明では、板状材の板部の下面から下方に突出
するように離散的に形成された複数個の凸部と、凸部間
に形成された複数個の凹部とを有する変形部が板部の下
に設けられているので、板状材上の氷層A上を車Bが走
行すると、その輪荷重により、図3(b)に示すよう
に、変形部は凸部と凹部とが協働して変形し、変形部の
変形に従って変形部と一体的に形成された板部が変形す
る。しかし、その上の氷層Aは、板部の変形に追従でき
ずに輪荷重により破砕し、一部分は車輪に同伴したり、
撥ね飛ばされたりして消え失せると共に表面には凹凸が
生じて歩行者がスリップすることなく歩行できる状態と
なる。
装面上又は路盤12の面上に敷設された板状材14から
なる本発明に係る横断歩道用スリップ防止機構10上に
氷結した氷層Aが形成されている場合を考える。ここ
で、板状材14に代えて、板状材14と同じ弾性物質で
形成された板部のみからなるシートが敷設されていると
する。シートが変形部を備えないで板部のみからなる場
合、車の輪荷重がシートに作用しても、シートは上下方
向に多少圧縮されるだけで変形量が少ないため、シート
上の氷結した氷層は割れたり破砕されたりしない。しか
るに、本発明では、板状材の板部の下面から下方に突出
するように離散的に形成された複数個の凸部と、凸部間
に形成された複数個の凹部とを有する変形部が板部の下
に設けられているので、板状材上の氷層A上を車Bが走
行すると、その輪荷重により、図3(b)に示すよう
に、変形部は凸部と凹部とが協働して変形し、変形部の
変形に従って変形部と一体的に形成された板部が変形す
る。しかし、その上の氷層Aは、板部の変形に追従でき
ずに輪荷重により破砕し、一部分は車輪に同伴したり、
撥ね飛ばされたりして消え失せると共に表面には凹凸が
生じて歩行者がスリップすることなく歩行できる状態と
なる。
【0013】
【実施例】以下、添付図面を参照し、実施例に基づいて
本発明をより詳細に説明する。図1は本発明に係る横断
歩道用スリップ防止機構の実施例の構成を示す平面図、
図2(a)は図1の横断歩道用スリップ防止機構の断面
図、及び図2(b)はその裏面図である。本実施例の横
断歩道用スリップ防止機構10(以下、簡単に防止機構
10と言う)は、図1及び図2に示すように、道路面に
白線等により区画された横断歩道の舗装12の舗装面又
は路盤12の路盤面上に敷設されたシート状の板状材1
4と、道路の車両走行方向の板状材14の両側縁に沿っ
て設置された止め金具16とから構成されていて、車両
が横断歩道を横切る際には、車両は防止機構10上を走
行する。
本発明をより詳細に説明する。図1は本発明に係る横断
歩道用スリップ防止機構の実施例の構成を示す平面図、
図2(a)は図1の横断歩道用スリップ防止機構の断面
図、及び図2(b)はその裏面図である。本実施例の横
断歩道用スリップ防止機構10(以下、簡単に防止機構
10と言う)は、図1及び図2に示すように、道路面に
白線等により区画された横断歩道の舗装12の舗装面又
は路盤12の路盤面上に敷設されたシート状の板状材1
4と、道路の車両走行方向の板状材14の両側縁に沿っ
て設置された止め金具16とから構成されていて、車両
が横断歩道を横切る際には、車両は防止機構10上を走
行する。
【0014】板状材14は、板状の板部20と、輪荷重
により変形するように形状化された変形部26とからな
る部材であって、本実施例では板部20と変形部26と
は同じ弾性物質により一体的に形成されている。板部2
0は上面18が平面状に形成され、変形部26は、板部
20の下面から下方に突出するように離散的に形成され
た複数個の凸部22と、凸部22間に形成された複数個
の凹部24とを備えている。板状材14は、シート状に
長い形状でも、また比較的小さい寸法のブッロクを並べ
て敷設するものであっも良い。板状材14は、その板部
20と変形部26とが一体的に成形され、その上を車の
車輪が走行すると、弾性変形する程度の弾性率又はヤン
グ率と輪荷重に耐える圧縮強度を有する弾性物質、例え
ば加硫ゴムで形成されている。また、変形部26の凸部
22と凹部24とは、輪荷重により変形する結果、板状
材14に生じる変形量が上面18上の氷結した氷層が割
れる程度の大きさになる寸法を有する。加硫ゴムは、加
硫により、塑性変形を減少させる代わりに弾性が付与さ
れ、更に引張強度、引裂強度、耐摩耗性等の特性も向上
している。本実施例で使用した加硫ゴムは、合成ゴムに
加硫を施して得たもので、剪断弾性率が5〜16kgf/cm
2 (0.5〜1.6MPa )の範囲で、車荷重に耐えため
にJISAによる硬さが40〜100の範囲にある。
により変形するように形状化された変形部26とからな
る部材であって、本実施例では板部20と変形部26と
は同じ弾性物質により一体的に形成されている。板部2
0は上面18が平面状に形成され、変形部26は、板部
20の下面から下方に突出するように離散的に形成され
た複数個の凸部22と、凸部22間に形成された複数個
の凹部24とを備えている。板状材14は、シート状に
長い形状でも、また比較的小さい寸法のブッロクを並べ
て敷設するものであっも良い。板状材14は、その板部
20と変形部26とが一体的に成形され、その上を車の
車輪が走行すると、弾性変形する程度の弾性率又はヤン
グ率と輪荷重に耐える圧縮強度を有する弾性物質、例え
ば加硫ゴムで形成されている。また、変形部26の凸部
22と凹部24とは、輪荷重により変形する結果、板状
材14に生じる変形量が上面18上の氷結した氷層が割
れる程度の大きさになる寸法を有する。加硫ゴムは、加
硫により、塑性変形を減少させる代わりに弾性が付与さ
れ、更に引張強度、引裂強度、耐摩耗性等の特性も向上
している。本実施例で使用した加硫ゴムは、合成ゴムに
加硫を施して得たもので、剪断弾性率が5〜16kgf/cm
2 (0.5〜1.6MPa )の範囲で、車荷重に耐えため
にJISAによる硬さが40〜100の範囲にある。
【0015】変形部26では、凸部22と凹部24とが
隣接して交互に設けられ、凸部22は突条状(レール
状)に形成され、凸部22と凸部22との間は溝状の凹
部24として形成されている。凸部22の下端面28は
上面18に平行な平面に形成されていて、凸部22の面
が舗装路面又は平面状に仕上げられた路盤面に面接触す
るように敷設される。よって、凹部24は、板状材14
と板状材14が敷設された路面との間に溝状の空間を形
成している。本実施例では、凸部22及び凹部24の幅
はそれぞれ約10mm、凸部22の高さ、従って凹部24
の深さは約5mm、上面18から凸部22の下端面28ま
での厚さ(板部20と変形部26との合計の厚さ)は、
約15mmである。
隣接して交互に設けられ、凸部22は突条状(レール
状)に形成され、凸部22と凸部22との間は溝状の凹
部24として形成されている。凸部22の下端面28は
上面18に平行な平面に形成されていて、凸部22の面
が舗装路面又は平面状に仕上げられた路盤面に面接触す
るように敷設される。よって、凹部24は、板状材14
と板状材14が敷設された路面との間に溝状の空間を形
成している。本実施例では、凸部22及び凹部24の幅
はそれぞれ約10mm、凸部22の高さ、従って凹部24
の深さは約5mm、上面18から凸部22の下端面28ま
での厚さ(板部20と変形部26との合計の厚さ)は、
約15mmである。
【0016】止め金具16は、板状材14がその上を走
行する車輪との摩擦により移動しないように板状材14
の走行方向側縁に沿って設けてある。止め金具16は、
アンカーボルト30により、舗装のコンクリート層、ア
スファルト層又は路盤に支持され、板状材14を挟む側
面の反対側を傾斜面32にして、車の車輪に対する抵抗
を小さくしている。また、板状材14を挟む側の上端部
には、板状材14に向かって突出している突出部34が
設けてあって、板状材14を上下方向に移動しないよう
に保持している。
行する車輪との摩擦により移動しないように板状材14
の走行方向側縁に沿って設けてある。止め金具16は、
アンカーボルト30により、舗装のコンクリート層、ア
スファルト層又は路盤に支持され、板状材14を挟む側
面の反対側を傾斜面32にして、車の車輪に対する抵抗
を小さくしている。また、板状材14を挟む側の上端部
には、板状材14に向かって突出している突出部34が
設けてあって、板状材14を上下方向に移動しないよう
に保持している。
【0017】冬季積雪があった時、特に寒冷地で路面の
積雪がスタッドレスタイヤにより「ツルツル」に凍結し
た時、板状材14の上面18上に凍結した板状の氷層A
が図3(a)に示すように形成される。しかし、本実施
例では、以上の構成により、車輪Bが板状材14上を走
行すると、板状材14の凸部22が、凹部24と協働し
て、例えば図3(b)に示すように変形し、それによっ
て板状材14自体が変形することによって、板状材14
上の氷層Aがその変形に追随できずに破砕される。破砕
された氷片は車輪Bに同伴したり、撥ね飛ばされたりし
て板状材14上から飛散すると共に表面に凹凸が多数生
じて歩行者がスリップすることなく歩行できる表面状態
になる。また、降雪中であっても、かかる現象が次々と
起こるので、板状材14上に「ツルツル」の氷層Aが残
存して、歩行者が転倒するようなことは無い。
積雪がスタッドレスタイヤにより「ツルツル」に凍結し
た時、板状材14の上面18上に凍結した板状の氷層A
が図3(a)に示すように形成される。しかし、本実施
例では、以上の構成により、車輪Bが板状材14上を走
行すると、板状材14の凸部22が、凹部24と協働し
て、例えば図3(b)に示すように変形し、それによっ
て板状材14自体が変形することによって、板状材14
上の氷層Aがその変形に追随できずに破砕される。破砕
された氷片は車輪Bに同伴したり、撥ね飛ばされたりし
て板状材14上から飛散すると共に表面に凹凸が多数生
じて歩行者がスリップすることなく歩行できる表面状態
になる。また、降雪中であっても、かかる現象が次々と
起こるので、板状材14上に「ツルツル」の氷層Aが残
存して、歩行者が転倒するようなことは無い。
【0018】上述の実施例では、レール状の凸部22と
溝状の凹部20とが交互に設けられているが、このパタ
ーンに限ることはなく、例えば図4に示すように平面図
で見て四角柱状の凸部36及び同じ四角形の箱穴状の凹
部38とが縦方向及び横方向とも交互に設けてあるよう
な格子状のパターンもある。更に、図5に示すように円
柱状の凸部40が碁盤目状に配置され、凸部40と凸部
40の間が凹部42として形成されているものもある。
また、板状材14の引裂強度を増大して耐久性を向上さ
せるために、図6に示すように金属製の金網又は繊維製
の網44を板状材14の板部20内に延在させても良
い。また、板状材14は、一層である必要はなく、例え
ば複数層の弾性の異なるフィルムで形成しても良い。
溝状の凹部20とが交互に設けられているが、このパタ
ーンに限ることはなく、例えば図4に示すように平面図
で見て四角柱状の凸部36及び同じ四角形の箱穴状の凹
部38とが縦方向及び横方向とも交互に設けてあるよう
な格子状のパターンもある。更に、図5に示すように円
柱状の凸部40が碁盤目状に配置され、凸部40と凸部
40の間が凹部42として形成されているものもある。
また、板状材14の引裂強度を増大して耐久性を向上さ
せるために、図6に示すように金属製の金網又は繊維製
の網44を板状材14の板部20内に延在させても良
い。また、板状材14は、一層である必要はなく、例え
ば複数層の弾性の異なるフィルムで形成しても良い。
【0019】
【発明の効果】本発明の構成によれば、板部と、その下
に設けられ、車の輪荷重により変形する変形部とを弾性
物質により一体的に形成してなる板状材を板部を上にし
て横断歩道の舗装路面上又は路盤上に敷設することによ
り、寒冷地にあって、冬季、車のタイヤがスタッドレス
タイヤであっても、車の走行により横断歩道上の積雪層
を氷結させることなく破砕して四散させると共に表面に
は凹凸が多数生じて歩行者がスリップしないで歩行でき
る状態になる。よって、本発明に係る横断歩道用スリッ
プ防止機構を横断歩道に使用することにより、歩行者は
転倒することなく安全に道路を横断することができる。
に設けられ、車の輪荷重により変形する変形部とを弾性
物質により一体的に形成してなる板状材を板部を上にし
て横断歩道の舗装路面上又は路盤上に敷設することによ
り、寒冷地にあって、冬季、車のタイヤがスタッドレス
タイヤであっても、車の走行により横断歩道上の積雪層
を氷結させることなく破砕して四散させると共に表面に
は凹凸が多数生じて歩行者がスリップしないで歩行でき
る状態になる。よって、本発明に係る横断歩道用スリッ
プ防止機構を横断歩道に使用することにより、歩行者は
転倒することなく安全に道路を横断することができる。
【図1】本発明に係る横断歩道用スリップ防止機構の実
施例の平面図である。
施例の平面図である。
【図2】図2(a)は図1の横断歩道用スリップ防止機
構の断面図、図2(b)はその裏面図である。
構の断面図、図2(b)はその裏面図である。
【図3】図3(a)及び(b)は、それぞれ横断歩道用
スリップ防止機構の機能を説明するための図である。
スリップ防止機構の機能を説明するための図である。
【図4】変形部の改変例の裏面図である。
【図5】変形部の別の改変例の裏面図である。
【図6】板状材の改変例の断面図である。
10 横断歩道用スリップ防止機構 12 舗装盤又は路盤 14 板状材 16 止め金具 18 板状材の上面 20 板部 22 凸部 24 凹部 26 変形部 28 凸部の下端面 30 アンカーボルト 32 傾斜面 34 突出部 36 四角柱状の凸部 38 四角形の箱穴状の凹部 40 円柱状の凸部 42 凹部 44 金網又は繊維製の網
Claims (4)
- 【請求項1】 上面が平面状に形成された板部と、板部
の下面から下方に突出するように離散的に形成された複
数個の凸部及び凸部間に形成された複数個の凹部を備え
る変形部とを弾性物質により一体的に形成してなる板状
材を板部の上面を上にして道路の舗装路面上又は路盤上
に敷設していることを特徴とする横断歩道用スリップ防
止機構。 - 【請求項2】 変形部の凸部が車走行方向に直交する方
向に突条状に延在し、凹部が凸部間に溝状に延在するこ
とを特徴とする請求項1に記載の横断歩道用スリップ防
止機構。 - 【請求項3】 編み目状又は格子状の金属製又は繊維製
の補強部材が板状材の板部内にその上面にほぼ平行に延
在していることを特徴とする請求項1又は2に記載の横
断歩道用スリップ防止機構。 - 【請求項4】 板状材の車走行方向前縁及び後縁に沿っ
て板状材の厚さと実質的に同じ高さのストッパを有し、
かつ舗装又は路盤にアンカーされた止め金具部を備えて
いることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に
に記載の横断歩道用スリップ防止機構。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5048595A JPH08218306A (ja) | 1995-02-15 | 1995-02-15 | 横断歩道用スリップ防止機構 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5048595A JPH08218306A (ja) | 1995-02-15 | 1995-02-15 | 横断歩道用スリップ防止機構 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08218306A true JPH08218306A (ja) | 1996-08-27 |
Family
ID=12860226
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5048595A Pending JPH08218306A (ja) | 1995-02-15 | 1995-02-15 | 横断歩道用スリップ防止機構 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08218306A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100660622B1 (ko) * | 2006-05-19 | 2006-12-22 | (주) 한백종합기술공사 | 동절기 도로 미끄럼 방지판 |
| JP2007197997A (ja) * | 2006-01-26 | 2007-08-09 | Nippon Light Metal Co Ltd | 路面凍結防止用ブロック及びその製造方法 |
| JP2011012447A (ja) * | 2009-07-01 | 2011-01-20 | Yokohama Rubber Co Ltd:The | 地覆部用又は縁石部用伸縮継手 |
-
1995
- 1995-02-15 JP JP5048595A patent/JPH08218306A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007197997A (ja) * | 2006-01-26 | 2007-08-09 | Nippon Light Metal Co Ltd | 路面凍結防止用ブロック及びその製造方法 |
| KR100660622B1 (ko) * | 2006-05-19 | 2006-12-22 | (주) 한백종합기술공사 | 동절기 도로 미끄럼 방지판 |
| JP2011012447A (ja) * | 2009-07-01 | 2011-01-20 | Yokohama Rubber Co Ltd:The | 地覆部用又は縁石部用伸縮継手 |
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