JPH08218416A - クラムシェルバケット装置 - Google Patents

クラムシェルバケット装置

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JPH08218416A
JPH08218416A JP5047595A JP5047595A JPH08218416A JP H08218416 A JPH08218416 A JP H08218416A JP 5047595 A JP5047595 A JP 5047595A JP 5047595 A JP5047595 A JP 5047595A JP H08218416 A JPH08218416 A JP H08218416A
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JP
Japan
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bucket
intermediate shaft
shell
pair
shells
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JP5047595A
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Inventor
Mitsuhiro Kishi
光宏 岸
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Japanic Corp
Original Assignee
Japanic Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】バケットシェルの開回動できる範囲を拡大して
土砂を掘り取る範囲を増大させるとともにバケットシェ
ルの開閉速度を高めて能力向上を図ること、また構成の
簡素化および軽量化を図って、掘削能率の向上、製作時
や補修時等における取扱いがの容易化およびコスト低減
等を図れるようにする。 【構成】自重により常時下方を向くように連結される吊
り具33と、この吊り具の左右の側部からそれぞれ1対
ずつ左右方向に揺動できるように垂下したリンクアーム
47を設ける。各リンクアームの下端に背側両端部が支
持されてエッジ部が上下方向に首振りできる一対の対向
するバケットシェル48を設ける。バケットシェルの中
間位置でエッジ部の上方部位を互いに連結する水平な1
本の中間軸54と、この中間軸にこれを上下に移動でき
るように駆動先端部分が連結されて中間軸の上昇時に各
バケットシェルを閉じ、下降時にバケットシェルを開く
駆動機構56を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば土木工事や建設
工事等で使用される掘削機に適用される開閉式のバケッ
ト装置、いわゆるクラムシェルバケットに関し、特に土
砂の掘り取り容量の増大および開閉動作速度の向上を図
ったクラムシェルバケット装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より土木工事、建設工事等において
は直径に比べ深さが際めて深い穴を掘り取る作業工程が
存在した。例えば、鉄塔を支えるアンカー用の穴、浄化
槽の埋め込み用の穴、建築物の基礎工事、井戸掘り工事
等の作業があげられる。このような深掘り作業において
は、穴の直径が5メートル程度であるのに対し、深さが
15メートルないし20メートルといった極めて深い穴
を掘らざるを得ないものであった。
【0003】このような深掘り作業には、伸縮する複数
段のブームをテレスコピック状に組み立てた伸縮ブーム
を用い、この伸縮ブームを掘削機のアームに取り付け
て、最下段のブームの先端にクラムシェルバケットを連
結した構造の深掘り掘削機が用いられている。
【0004】一般にクラムシェルバケットは、掘削機の
ブーム下端に自在継手式の連結部を介して自重により常
時下方を向くように連結される吊り具と、この吊り具の
中央部から下方に延びる垂直な支柱と、この支柱に水平
な軸を介して左右両脇に開閉回動できるように支持され
た一対のバケットシェルとを有している。
【0005】そして、この左右の各バケットシェルが、
それぞれの背側縁部と吊り具との間に伸縮できるように
個別に設けられた油圧シリンダー等の駆動機構によっ
て、同時に押し引き動作され、これによって開動作およ
び閉動作を行うようになっている。この場合、各油圧シ
リンダーは、それぞれ吊り具と左右の各バケットシェル
の背側縁部の回動軌跡とを結ぶ接線に沿って配置され、
バケットシェルが開閉回動する場合には左右方向の広が
りに対応して左右方向に揺動するようになっている。
【0006】ところが、このような従来のクラムシェル
バケット装置では、各バケットシェルが支柱に固定支点
で支持されているので左右方向への開動作時にバケット
シェルの一部が支柱と干渉したり、油圧シリンダーが左
右に揺動しながら伸縮動作して直接バケットシェルを押
し引きして回動させるため円滑な動作を行わせる範囲が
限定されたりした。このため、従来のバケット装置では
バケットシェルの開回動できる範囲が制限されて左右に
最大限開動作できず、土砂を掘り取る範囲が減少して本
来の収容能力に対応する土砂掴み取りが行えない等、掘
削能力を低減させていた。
【0007】また、従来のバケット装置ではシリンダー
装置の伸縮速度が直接にバケットシェルの開閉速度とな
るので、バケットシェルの開閉速度がシリンダー装置に
よって直接影響を受け、シリンダー装置の伸縮速度以上
の高速化が図れないものであった。
【0008】さらに、左右両方のバケットシェルに対応
して一対のシリンダー装置が必要であるため大型かつ大
重量の部品数が多くなり、構成も大掛かりで複雑かつ重
いものとなり、掘削能率の向上を阻害する要因となって
いた。そして、この構造のために、製作時や補修時等に
おける取扱いが面倒で多くの手間を要し、これらに掛か
るコストも高くなっていた。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】従来のクラムシェルバ
ケット装置では上述したように、各バケットシェルが固
定支点で回動する構成となっていたこと、各バケットシ
ェルの両側にシリンダー装置が配置されていたことなど
から、バケットシェルの開回動できる範囲が制限されて
土砂を掘り取る範囲が減少して掘削能力を低減させてい
た。また、バケットシェルの開閉速度がシリンダー装置
によって直接影響を受け、シリンダー装置の伸縮速度以
上の高速化が図れず、作業の迅速性に欠けるものであっ
た。さらに、大型かつ大重量の部品数が多くなり、構成
も大掛かりで複雑かつ重いものとなり、掘削能率の向上
を阻害する要因となっていた。このため、装置の製作時
や補修時等における取扱いが面倒で多くの手間を要し、
これらに掛かるコストも高くなっていたなど、種々の問
題があった。
【0010】このような事情から、本発明で解決しよう
とする課題は、バケットシェルの開回動できる範囲を拡
大して土砂を掘り取る範囲を増大させるとともにバケッ
トシェルの開閉速度を高めて能力向上を図ることであ
る。また、構成の簡素化および軽量化を図ることによ
り、掘削能率の向上、製作時や補修時等における取扱い
がの容易化およびコスト低減等を図れるようにすること
にある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
めに、請求項1の発明に係るクラムシェルバケット装置
は、掘削機のブーム下端に自在継手式の連結部を介して
自重により常時下方を向くように連結される吊り具と、
この吊り具の左右の側部からそれぞれ少なくとも一対ず
つ左右方向に揺動できるように垂下したリンクアーム
と、これら左右の各リンクアームの下端にそれぞれ背側
両端部が支持されて土砂掘り取り用のエッジ部が上下方
向に首振りできる左右一対の対向するバケットシェル
と、これら両バケットシェルの中間位置でエッジ部の上
方部位を互いに蝶番状に連結する水平な1本の中間軸
と、この中間軸にこれを上下に移動できるように駆動先
端部分が連結されて当該中間軸の上昇時に各バケットシ
ェルを閉じる方向に、また下降時にバケットシェルを開
く方向にそれぞれ左右に開閉動させる駆動機構とを備え
たことを特徴とする。
【0012】請求項2の発明に係るクラムシェルバケッ
ト装置は、掘削機のブーム下端に自在継手式の連結部を
介して自重により常時下方を向くように連結される吊り
具と、この吊り具の左右の側部からそれぞれ少なくとも
一対ずつ左右方向に揺動できるように垂下したリンクア
ームと、これら左右の各リンクアームの下端にそれぞれ
背側両端部が支持されて土砂掘り取り用のエッジ部が上
下方向に首振りできる左右一対の対向するバケットシェ
ルと、これら両バケットシェルの中間位置でエッジ部の
上方部位を互いに蝶番状に連結する水平な1本の中間軸
と、この中間軸にこれを上下に移動できるように駆動先
端部分が連結されて当該中間軸の上昇時に各バケットシ
ェルを閉じる方向に、また下降時にバケットシェルを開
く方向にそれぞれ左右に開閉動させる駆動機構とを備
え、前記駆動機構は1つのシリンダー装置を駆動源とす
ることを特徴とする。
【0013】請求項3の発明に係るクラムシェルバケッ
ト装置は、掘削機のブーム下端に自在継手式の連結部を
介して自重により常時下方を向くように連結される吊り
具と、この吊り具の左右の側部からそれぞれ少なくとも
一対ずつ左右方向に揺動できるように垂下したリンクア
ームと、これら左右の各リンクアームの下端にそれぞれ
背側両端部が支持されて土砂掘り取り用のエッジ部が上
下方向に首振りできる左右一対の対向するバケットシェ
ルと、これら両バケットシェルの中間位置でエッジ部の
上方部位を互いに蝶番状に連結する水平な1本の中間軸
と、この中間軸にこれを上下に移動できるように駆動先
端部分が連結されて当該中間軸の上昇時に各バケットシ
ェルを閉じる方向に、また下降時にバケットシェルを開
く方向にそれぞれ左右に開閉動させる駆動機構とを備
え、前記駆動機構は1つのシリンダー装置を駆動源と
し、かつシリンダー装置の先端に設けたワイヤーによっ
て前記中間軸を吊り上げおよび吊り下げする昇降駆動装
置であることを特徴とする。
【0014】請求項4の発明に係るクラムシェルバケッ
ト装置は、掘削機のブーム下端に自在継手式の連結部を
介して自重により常時下方を向くように連結される吊り
具と、この吊り具の左右の側部からそれぞれ少なくとも
一対ずつ左右方向に揺動できるように垂下したリンクア
ームと、これら左右の各リンクアームの下端にそれぞれ
背側両端部が支持されて土砂掘り取り用のエッジ部が上
下方向に首振りできる左右一対の対向するバケットシェ
ルと、これら両バケットシェルの中間位置でエッジ部の
上方部位を互いに蝶番状に連結する水平な1本の中間軸
と、この中間軸にこれを上下に移動できるように駆動先
端部分が連結されて当該中間軸の上昇時に各バケットシ
ェルを閉じる方向に、また下降時にバケットシェルを開
く方向にそれぞれ左右に開閉動させる駆動機構とを備
え、前記駆動機構は一方のバケットシェルに連結された
1つのシリンダー装置を駆動源とし、かつシリンダー装
置の先端に設けたワイヤーによって前記中間軸を吊り上
げおよび吊り下げする昇降駆動装置であり、さらに前記
ワイヤーはシリンダー装置から中間軸までの間に動滑車
に巻き回されて倍速機構を構成していることを特徴とす
る。
【0015】請求項5の発明に係るクラムシェルバケッ
ト装置は、掘削機のブーム下端に自在継手式の連結部を
介して自重により常時下方を向くように連結される吊り
具と、この吊り具の左右の側部からそれぞれ少なくとも
一対ずつ左右方向に揺動できるように垂下したリンクア
ームと、これら左右の各リンクアームの下端にそれぞれ
背側両端部が支持されて土砂掘り取り用のエッジ部が上
下方向に首振りできる左右一対の対向するバケットシェ
ルと、これら両バケットシェルの中間位置でエッジ部の
上方部位を互いに蝶番状に連結する水平な1本の中間軸
と、この中間軸にこれを上下に移動できるように駆動先
端部分が連結されて当該中間軸の上昇時に各バケットシ
ェルを閉じる方向に、また下降時にバケットシェルを開
く方向にそれぞれ左右に開閉動させる駆動機構とを備
え、前記駆動機構は一方のバケットシェルに連結された
1つのシリンダー装置を駆動源とし、かつシリンダー装
置の先端に設けたワイヤーによって前記中間軸を吊り上
げおよび吊り下げする昇降駆動装置であり、さらに前記
ワイヤーはシリンダー装置から中間軸までの間に動滑車
に巻き回されて倍速機構を構成しており、この倍速機構
は、前記一方のバケットシェルの背側縁部と前記吊り具
との間に回動可能に架設したケースと、このケース内に
設けられたシリンダー装置と、このシリンダー装置の作
動ロッドの先端に設けられた第1滑車と、前記一方のバ
ケットシェルの背側縁部側に設けられた第2滑車と、前
記吊り具側に設けられた第3滑車と、前記一方のバケッ
トシェルの背側縁部側に結束され前記第1、第2および
第3滑車に巻き回されたのちに前記中間軸に連結されて
いるワイヤーとを有することを特徴とする。
【0016】
【作用】本発明(請求項1の発明)に係るクラムシェル
バケット装置により土砂を掘り取る場合には、まず掘削
機のブームを下降させて左右一対のバケットシェルを掘
削位置に配置し、各バケットシェルを開動作させる。こ
の場合のバケットシェルの開動作は、駆動機構によって
中間軸を下降させることで行われる。すなわち、各バケ
ットシェルはその背側をリンクアームの下端で首振り可
能に支持されているので、中間軸を下降させると、各バ
ケットシェルのリンクアームによる背側の支持部分を中
心としてエッジ部側が下降するように左右に開回動す
る。
【0017】この開動作においては、各リンクアームが
ほぼ一定の高さ位置で横方向に揺動するだけであり、各
バケットシェルの開度は中間軸の下降によってのみ設定
される。したがって、各バケットシェルの背側をシリン
ダーなどで持ち上げる従来のクラムシェルバケット装置
と異なり、上方移動による干渉部品がなく、単に自重等
を利用した中間軸の下降のみでよいため、開動作に伴う
動作上の制約は何ら受けることがない。このため、バケ
ットシェルの開度を従来に比して大きく取ることができ
るとともに、開動作の速度も向上できる。
【0018】そして、このような各バケットシェルを開
状態で下降させて土砂に食い込ませた後、中間軸を上昇
させることによって各バケットシェルを閉動作させて土
砂を掴み掘り取ることができる。この後、掘削機のブー
ムを上昇させて所定位置に土砂を搬送すればよい。この
土砂の掴み取り作用は単に中間軸の上昇によって行える
ものであるから、その上昇を行うための駆動機構は一か
所を持ち上げる簡単な構造で済む。
【0019】請求項2の発明では、駆動機構を1つのシ
リンダー装置を駆動源とする構成とすることで、複数の
シリンダー装置を必要とする従来に比して大型な駆動部
品の数を減少し、駆動機構の簡素化および軽量化が図れ
るものである。
【0020】また、請求項3の発明では、駆動機構を1
つのシリンダー装置の先端に設けたワイヤーによって中
間軸を吊り上げおよび吊り下げする昇降駆動装置とする
ことで、さらに構成を簡単なものとすることができる。
【0021】また、請求項4の発明では、ワイヤーがシ
リンダー装置から中間軸までの間に動滑車に巻き回され
て倍速機構を構成するものとしたものである。このた
め、シリンダー装置のシリンダーロッドの駆動速度をワ
イヤーで倍にして中間軸に伝達してバケットシェルの開
閉動作を行わせることができる。したがって、シリンダ
ーの駆動速度を直接バケットシェルの開閉動作速度とし
て伝達していた従来例に比べて、本発明では高速化が図
れるようになる。
【0022】さらに、請求項5の発明では、倍速機構
を、一方のバケットシェルの背側縁部と吊り具との間に
回動可能に架設したケースと、このケース内に設けられ
たシリンダー装置と、このシリンダー装置の作動ロッド
の先端に設けられた第1滑車と、一方のバケットシェル
の背側縁部側に設けられた第2滑車と、吊り具側に設け
られた第3滑車と、一方のバケットシェルの背側縁部側
に結束され第1、第2および第3滑車に巻き回されたの
ちに中間軸に連結されているワイヤーとを有する構成と
することで、軽量かつ高速の駆動機構が実現できる。
【0023】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面により説明す
る。図1〜図9は本発明の一実施例を示している。この
実施例において、図1は深掘り掘削機全体の外観を示す
斜視図であり、図2は本発明のクラムシェルバケット装
置の基本構成を全体的に示す斜視図であり、図3はバケ
ットを閉状態にしたクラムシェルバケット装置を示す正
面図であり、図4はバケットを閉状態にしたクラムシェ
ルバケット装置を示す側面図であり、図5はバケットを
開状態にしたクラムシェルバケット装置を示す正面図で
ある。また、図6は駆動機構としてのシリンダーユニッ
トを示す斜視図であり、図7は図6中でAーA矢視した
駆動機構としてのシリンダーユニットの側断面図であ
り、図8は図6中でBーB矢視した駆動機構としてのシ
リンダーユニットの縦断面図であり、図9はシリンダー
ユニットの構成要素を示す分解斜視図である。
【0024】この実施例では、地表より下部方向に向け
て垂直な深い穴を掘り、構造物の基礎工事、埋設工事に
利用するための深掘り掘削機に本発明を応用した例につ
いて説明する。
【0025】この実施例では図1に示すように、車体1
0の左右にそれぞれクローラー11が巻き付けてあり、
このクローラー11により車体10は前後左右に自由に
移動することができる。この車体10の上面には作業台
12が水平方向に360度旋回できるように設置してあ
り、この作業台12の上部前面にやや『く』の字形に折
り曲げたアーム13の下端が上下方向に揺動できるよう
に軸支してある。このアーム13の中央と前記作業台1
2の前面との間には俯仰制御用の油圧シリンダー14が
介在させてある。
【0026】そして、アーム13の先端には断面が四角
形をした中空の細長い基端ブーム15がブラケット16
および支持ピン17によって上下に揺動自在に連結して
あり、アーム14の背面中央と基端ブーム15の後部と
の間には油圧シリンダー18が介在させてある。この基
端ブーム15は例えば薄肉鋼板を折り曲げて形成した断
面四角形で内部中空の細長い形状をしており、その下端
開口からは薄肉鋼板を折り曲げて形成した断面四角形
で、内部中空の中間ブーム19が摺動自在に挿通してあ
る。
【0027】さらに、この中間ブーム19の下端開口か
らは薄肉鋼板を折り曲げて形成した断面四角形で、内部
中空の細長い形状の先端ブーム20が摺動自在に挿入さ
せてある。これら基端ブーム15、中間ブーム19、先
端ブーム20からなる3つのブームエレメントによって
3段に伸縮できるテレスコピック状に組み立てられた伸
縮ブーム21が構成されている。
【0028】そして、先端ブーム20の先端にはブラケ
ット22および連結ピン23を介して本発明のクラムシ
ェルバケット装置の実施例であるクラムシェルバケット
31が吊り下げられている。このクラムシェルバケット
31の機構を図2、図3、図4と共に詳しく説明する。
【0029】この図2はクラムシェルバケット31を閉
じた状態の全体を示す斜視図であり、図3は同じく正面
図であり、図4は図3の側面図である。これらの図に示
すように、この実施例のクラムシェルバケット31は、
掘削機の先端ブーム21の下端に自在継手式の連結部3
2を介して自重により常時下方を向くように連結される
吊り具33を有している。
【0030】この吊り具33は、四角板状の天板34
と、この天板34の前後方向(図3の紙面厚さ方向)両
端部から垂下する一対の垂下片35とからなる断面が
『コ』の字形のものを、開口面が下向きとなる配置にし
たものである。そして、垂下片35は天板34よりも下
側が次第に幅広となるように傾斜するとともに、底縁が
片側に向かって下がるように傾斜している(図3で左か
ら右方向に傾斜している)。
【0031】自在継手式の連結部32は、吊り具33の
天板34中央部から立ち上がる一対の対向するブラケッ
ト36と、これらのブラケット36の孔に挿通して吊り
具を一方向で回動可能に支持するほぼ水平な下側軸37
とを有している。また、この下側軸37には一対のブラ
ケット38を挿通してあり、両ブラケット38の上端に
は水平に上側支持部材39を結合してある。この上側支
持部材39は四角形をした薄肉鋼板で形成してあり、こ
の上側支持部材39の上面中央部にはブラケット38の
平面とその平面が直交する方向に位置して一対のブラケ
ット40を立ち上げて固定してある。これら一対のブラ
ケット40の側面には水平方向に孔が開口してあり、こ
の孔には上側支持部材39を吊り下げる上側軸としての
前述した連結ピン23が挿通してある。この連結ピン2
3が先端ブーム21の下端のブラケット22に連結され
ている。
【0032】このようにして、連結部32には上下に連
結ピン23と下側軸37とが配置してあり、両連結ピン
23と下側軸37の軸線の方向は直交するように配置し
てある。これらの互いに交差する方向に配置した水平な
一組の下側軸37と連結ピン23とによって従来から知
られている自在継手が構成され、吊り具33はその自重
により常に下向きとなるように保持されるようになって
いる。
【0033】この吊り具33の両垂下片35の隅角部に
は一対の支点ピン46、61が平行となるように挿通し
てあり、支点ピン46の左右には一対のリンクアーム4
7の上端が連結してあり、支点ピン61の左右には一対
のリンクアーム62の上端が連結してある。これら一対
づつのリンクアーム47、62(計4本)はそれぞれ図
2、図3、図5の左右方向に揺動できるように回動自在
に垂下させてある。そして、これらのリンクアーム4
7、62は、それぞれの下方が図4で示すように下方に
向かって左右方向に幅広となるように適宜の角度で曲げ
てある。このため、4本のリンクアーム47、62は図
2で示すように下方に向けて放射状に広がった形状を形
成している。
【0034】そして、前記クラムシェルバケット31の
本体である土砂を掘り取る作用を行うバケットシェル4
8、63はそれぞれがシェル状の形状をしており、一対
のバケットシェル48、63の上縁の前後(図3、図5
において紙面に垂直方向、図4において左右)にはそれ
ぞれ一対の支持アーム49、64が突起するように固着
してある。この支持アーム49にはリンクアーム47の
下端が支持ピン50により回動自在に連結してあり、支
持アーム64にはリンクアーム62の下端が支持ピン6
5により回動自在に連結してある。そして、各バケット
シェル48、63の下縁には土砂掘り取り用のエッジ部
51、66が形成してあり、両バケットシェル48、6
3は支持ピン50、65により左右の方向に首振りでき
るようになっている。なお、バケットシェル48のエッ
ジ部51の下端には複数の土砂掘り取り用の爪52が突
出して設けてあり、バケットシェル63のエッジ部66
の下端には複数の土砂掘り取り用の爪67が突出して設
けてあり、両爪52、67は互いに食い違いに噛み合わ
されるように配置してある。
【0035】このバケットシェル48の側面から見て三
角形となった頂点(支持アーム49と爪52が設けてい
ない残りの角隅部)には図2、図3、図5に置いて紙面
の前後方向、図4において左右方向に一対の中間アーム
53が突出するように固着してある。また、バケットシ
ェル63の側面から見て三角形となった頂点(支持アー
ム64と爪67が設けていない残りの角隅部)には図
2、図3、図5に置いて紙面の前後方向、図4において
左右方向に一対の中間アーム68が突出するように固着
してある。そして、一対の中間アーム53の左右の外側
面の間隔は、一対の中間アーム68の左右の内側面の間
隔とほぼ同じ長さになるように設定してあり、両中間ア
ーム68の内部空間に両中間アーム53が組み合わせる
ように挿入できる寸法に設定してある。
【0036】このように設定した一対の中間アーム53
を一対の中間アーム68の内部空間に挿入して組み合わ
せた後に、各中間アーム53、68には水平方向に1本
の中間軸54を共通して挿通してある。この中間軸54
を中間アーム53、68に挿入することにより互いに蝶
番状に連結されており、各中間アーム53、68に連結
したバケットシェル48、63はこの中間軸54をその
回動中心として図3、図5において左右に回動すること
ができる。そして、この中間軸54の中央部分(一対の
中間アーム53、53の内側面の内部空間)は四角柱状
部55となっており、この四角柱状部55の中央位置に
はこの中間軸54ごとバケットシェル48、63を上下
動させるためのブラケット57が上方に向けて固着して
ある。このブラケット57にはワイヤー取付け孔58が
開口してある。
【0037】このブラケット57には駆動機構56のワ
イヤー76の終端が結線してあり、駆動機構56の動力
によりバケットシェル48、63が動作されるようにな
っている。すなわち、この中間軸54の四角柱状部55
の上端に突出するブラケット57に対して、駆動機構5
6の駆動先端部分である後述するワイヤー76が連結さ
れていて、当該中間軸54がワイヤー76により上昇さ
れると各バケットシェル48、63が閉じる方向に作動
される。また、中間軸54がワイヤー76により下降さ
れると各バケットシェル48、63が開く方向に作動さ
れ、両バケットシェル48、63は中間軸54を回動中
心にしてそれぞれ左右に開閉動させられることになる。
【0038】次に、図6は、この駆動機構56を構成す
るシリンダーユニット70を示す斜視図であり、図7は
同シリンダーユニット70を示すもので図6中でAーA
矢視した断面図であり、図8は同シリンダーユニット7
0を示すもので図6中でBーB矢視した断面図であり、
図9はシリンダーユニット70の主要な構成要素を示す
分解斜視図である。
【0039】これらの図6〜図9では、前述した図2〜
図5に示すように、シリンダーユニット70の一方(図
3、図4、図5の左方)はバケットシェル48の背部中
央に突出して固定した連結アーム71に第2軸103で
回動自在に連結されており、シリンダーユニット70の
他方は前記支点ピン46の中央に回動自在に連結されて
いる。そして、このシリンダーユニット70内部には一
本のシリンダー装置である油圧シリンダー73がその長
さ方向を平行にして収納してあり、油圧シリンダー73
がこのクラムシェルバケット装置の駆動源となってい
る。この油圧シリンダー73を含めたシリンダーユニッ
ト70が昇降駆動装置を構成している。
【0040】この昇降駆動装置を構成する油圧シリンダ
ー73は、縦長配置のシリンダー本体74と作動ロッド
としての下向きのシリンダーロッド75とから成ってい
る。そして、このシリンダーロッド75の先端に設けた
ワイヤー76によって前述した中間軸54を吊り上げた
り、吊り下げることができるようになっており、ワイヤ
ー76は、油圧シリンダー73のシリンダーロッド75
から中間軸54までの間に動滑車に巻き回されて倍速機
構81を構成している。
【0041】この倍速機構81を詳しく説明すると、図
6に示すように、その外周は金属製の両端が半円弧に曲
げられたケース82により覆われており、このケース8
2の一方はバケットシェル48の背側上部に固着した連
結アーム71に連結され、ケース82の他方は吊り具3
3に連結されている。このケース82の内側には前記油
圧シリンダー73がその長さ方向を一致させて収納して
ある。このケース82は細長い箱形をしたもので、両側
面および一端側(図6の右端)が開口しており、両端部
は半円弧状に丸めた形状となっている。そして、このケ
ース82の一端側の開口部83がワイヤ挿通口となって
いる。
【0042】また、ケース82の本体74部分の他端側
(図6の左側)の対向した上下にあるそれぞれの内面に
おける対向した位置には、油圧シリンダー73のシリン
ダーロッド75を長さ方向に移動するように案内するた
めのガイドレール84が固着してある。これらのガイド
レール84はケース82の長さ方向に一致させてあり、
かつケース82のそれぞれの内面の両側に平行となるよ
うに、一対ずつ合計四本が固着してある。
【0043】図7、図8および図9には、油圧シリンダ
ー73、第1滑車94、第2滑車105、第3滑車11
3およびワイヤー76の構成が詳細に示されている。こ
れらの図で示すように、油圧シリンダー73のシリンダ
ーロッド75の先端にはコの字形の第1ブラケット91
が固着してある。この第1ブラケット91にはシリンダ
ーロッド75の長さ方向と直角になるように孔92が開
口してあり、この孔92には第1軸93を挿通してあ
り、コの字形となった第1ブラケット91の内部に位置
にはこの第1軸93に動滑車である第1滑車94が回転
自由に軸支してある。そして、この第1軸93の第1ブ
ラケット91の左右に突出した両端側には、それぞれワ
ッシャー95を介して一対のガイド車輪96を回転自在
に挿通してあり、これらのガイド車輪96が前述したガ
イドレール84に沿って案内され、第1ブラケット91
とシリンダーロッド75がケース82内で往復移動でき
るように案内している。
【0044】また、第1滑車94に対向したケース82
内の位置(つまりバケットシェル48の背側上縁に接近
した位置。図7、図8で下側、図9で左側)には、ケー
ス82内周に位置してコの字形をした第2ブラケット1
01が固定してある。この第2ブラケット101はその
コの字形をした開口をケース82の内周に密着させてあ
り、一対の側壁がケース82の長さ方向と平行になるよ
うに配置してある。そして、この第2ブラケット101
の一対の側壁にはそれぞれの軸線がケース82の長さ方
向と直角になるように孔102が開口してあり、この孔
102には第2軸103が挿通してある。この第2軸1
03の第2ブラケット101の内部の位置には固定滑車
である第2滑車105が回転自由に軸支してあり、第2
ブラケット101より突出した第2軸103の両端には
ワッシャー104を挿通してある。なお、第2ブラケッ
ト101の第1ブラケット91と対向する側面(図7、
図8で上面、図9で右側)にはワイヤー取り付けブラケ
ット106が突出して固着してあり、このワイヤー取り
付けブラケット106の中央にはワイヤー取り付け孔1
07が穿設されている。
【0045】さらに、シリンダー本体74の基端部にも
同様にコの字形の第3ブラケット111が固着してあ
り、第3ブラケット111のコの字形に開口した端面を
ケース82の内周面に対向するように配置してある。こ
の第3ブラケット111の両側にはシリンダー本体74
の長さ方向とは直角となるように孔116が開口してあ
り、この孔116には第3軸である前述した吊り具33
側の支点ピン46が挿通してある。この第3ブラケット
111のコの字形となった空間の位置には第3軸である
支点ピン46に固定滑車である第3滑車113が回転自
由な状態で軸支されている。さらに、第3ブラケット1
11の両側に突出した支点ピン46の両端にはそれぞれ
ワッシャー112を挿通してある。
【0046】そして、バケットシェル48、63を作動
させるワイヤー76は、ケース82内側に固着してある
第2ブラケット101のワイヤー取り付けブラケット1
06のワイヤー取り付け孔107にその一端が結束され
ている。このワイヤー76は、ここから動滑車である第
1滑車94に巻き廻された後、固定滑車である第2滑車
105側に戻されて反転され、その後第3滑車113の
方向に導かれて、第3滑車113の外周に接触するよう
にほぼ半回転分を巻かれた後、ケース82の開口部83
を通過してケース82の外方(図7において右方向)に
引き出されている。前記吊り具33の下部側面に垂れ下
げた一対の垂下片35の中央には軸114が水平に挿通
してあり、この軸114の中央であって一対の垂下片3
5の中間には固定滑車である第4滑車115が回動自在
に軸支してある(図3、図4参照)。前述のように、ケ
ース82の開口部83より外方に引き出されたワイヤー
76はこの第4滑車115の周面に接触し、垂直下方に
延長するように伸ばされている。そして、このワイヤー
76の終端は、中間軸54の四角柱状部55に固着した
ブラケット57のワイヤー取り付け孔58に結線されて
いる。
【0047】次に、このように構成されたバケット装置
の作用について説明する。
【0048】土砂を掘り取る場合には、図1に示すよう
に、まず掘削機のブーム15、19、20を下降させて
左右一対のバケットシェル48、63を掘削位置に配置
し、各バケットシェル48、63を開動作させる。
【0049】この場合のバケットシェル48、63の開
動作は、図3の状態から図5の状態に示すように行な
い、駆動機構56のシリンダーロッド75を上方に向か
って縮小させる動作を行うことによって、ワイヤー76
を緩め、バケットシェル48、63の自重によって中間
軸54を下降させることで行われる。
【0050】すなわち、各バケットシェル48、63は
その背側をリンクアーム47、62の下端に首振り可能
に支持されているので、中間軸54を下降させると、各
バケットシェル48、63のリンクアーム47、62に
よる背側の支持部分を中心としてエッジ部51、66側
が下降するように左右の方向に開回動する。
【0051】このようにして、各バケットシェル48、
63を開状態で下降させて、掘削する地面の穴の底にあ
る土砂に爪52、67を食い込ませ、次いでバケットシ
ェル48、63を閉鎖することで土砂を掴み取ることに
なる。このような動作は、前記と逆に、図5の状態から
図3の状態に変化させ、バケットシェル48、63を閉
動作させて行うことになる。この動作では、駆動機構5
6のシリンダーロッド75を下方に向かって伸長動作さ
せ、これによってワイヤー76を引っ張り状態にして中
間軸54を引上げ、各バケットシェル48、63を中間
軸54を回動の中心にしてそれぞれ逆方向に回動させ
る。すると、両バケットシェル48、63の下端開口に
固着した爪52、67が相互に噛み合うように組み合わ
さり、エッジ部51、66が接触して両バケットシェル
48、63は閉鎖する。このようにして、両バケットシ
ェル48、63の内部空間には地面の穴の底にある土砂
が掴み取られたことになり、この状態で掘削機のブーム
15、19、20を縮小させることでクラムシェルバケ
ット装置全体を上昇させて掴み取った土砂を掘り下げる
穴の底から引き上げることができる。
【0052】この土砂の掴み取りの動作は、単に中間軸
54の上昇によって行えるものであるから、その上昇を
行うための駆動機構56はワイヤー76によって一か所
を持ち上げる簡単な構造で済むことになる。
【0053】そして、本実施例では、図7、図8および
図9に示すように、ワイヤー76がシリンダーユニット
70から中間軸54までの間に動滑車である第1滑車9
4から固定滑車である第2滑車105、第3滑車、11
3に順に巻き回されて倍速機構81を構成するものとし
たので、ワイヤー76の引き上げる速度はシリンダーユ
ニット70のシリンダーロッド75の駆動速度の約2倍
となり、この倍速に加速された速度でワイヤー76が中
間軸54を引き上げることができる。このため、バケッ
トシェル48、63を開閉させる動作はシリンダーロッ
ド75の速度よりも早く作動させることができる。
【0054】したがって、シリンダーロッド75の伸縮
する駆動速度を直接バケットシェル48、63が開閉す
る動作の速度として伝達していた従来技術に比べて、本
実施例では作業の高速化を図ることができる。
【0055】さらに、本実施例では、倍速機構81は、
バケットシェル48の背側縁部と吊り具33との間に回
動可能に架設したケース82と、このケース82内に設
けられたシリンダーユニット70と、このシリンダーユ
ニット70の作動ロッドであるシリンダーロッド75の
先端に設けられた第1滑車94と、バケットシェル48
の背側縁部側に設けられた第2滑車105と、吊り具3
3側に設けられた第3滑車113と、バケットシェル4
8の背側縁部側に結束され第1滑車94、第2滑車9
4、および第3滑車113に巻き廻されたのちに中間軸
54に連結されているワイヤー76とを有する構成とす
ることで、軽量かつ高速の駆動機構が実現できる。
【0056】前述のバケットシェル48、63を開く動
作においては、各リンクアーム47、62はほぼ一定の
高さ位置で横方向に揺動するだけであり、各バケットシ
ェル48、63の開度は中間軸の下降によってのみ設定
されている。
【0057】したがって、本実施例によると、各バケッ
トシェル48、63の背側をシリンダーなどで持ち上げ
る従来例と異なり、上方移動による干渉部品がなく、単
に自重等を利用した中間軸54の下降のみで行われ、開
動作に伴う動作上の制約は何ら受けることがない。この
ため、バケットシェル48、63の開角度を従来のクラ
ムシェルバケット装置に比して大きく取ることができる
とともに、開動作の速度も向上できる。
【0058】特に本実施例では、駆動機構56を1本の
シリンダーユニット70を駆動源とする構成とすること
で、複数のシリンダーを必要とする従来技術に比して大
型な駆動部品の数を減少し、駆動機構の簡素化および軽
量化を図ることができる。
【0059】また、本実施例では、駆動機構56を1本
のシリンダーユニット70の先端に設けたワイヤー76
によって中間軸54を吊り上げおよび吊り下げする昇降
駆動装置としたので、さらに構成を簡単なものとするこ
とができる。
【0060】
【発明の効果】上述の実施例で詳述したように、本発明
によれば、従来のクラムシェルバケット装置では各バケ
ットシェルが固定支点で回動する構成となっていたこ
と、各バケットシェルの両側にシリンダー装置が配置さ
れていたことなどから、バケットシェルの開回動できる
範囲が制限されて土砂を掘り取る範囲が減少し、掘削能
力を低減させていた欠点を解消することができる。
【0061】また、従来のクラムシェルバケット装置で
は、バケットシェルの開閉速度がシリンダー装置によっ
て直接影響を受け、シリンダー装置の伸縮速度以上の高
速化が図れず、さらに大型かつ大重量の部品数が多くな
り、構成も大掛かりで複雑かつ重いものとなり、掘削能
率の向上を阻害する要因となるとともに、製作時や補修
時等における取扱いが面倒で多くの手間を要し、これら
に掛かるコストも高くなっていた。しかし、本発明で
は、左右のバケットシェルの開回動できる角度の範囲を
拡大しており、掴み取る土砂の量を増大させることがで
き、バケットシェルの開閉速度を高めて作業の効率の向
上を図ることができる。
【0062】また、本発明では、クラムシェルバケット
装置を構成する機構を簡素化することができ、装置の軽
量化が図れ、掘削能率の向上、製作時や補修時等におけ
る取扱いの容易化およびコスト低減等を図れる等の優れ
た効果が奏される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例であるクラムシェルバケット
装置を示すもので、同バケット装置を適用した掘削機全
体の外観を示す斜視図である。
【図2】本発明の一実施例であるクラムシェルバケット
装置を使用したクラムシェルバケットの基本構成を全体
的に示す斜視図である。
【図3】本発明の一実施例であるクラムシェルバケット
装置のバケットの閉状態を示す正面図である。
【図4】本発明の一実施例であるクラムシェルバケット
装置の閉状態を示す側面図である。
【図5】本発明の一実施例であるクラムシェルバケット
装置の開状態を示す正面図である。
【図6】本発明の一実施例であるクラムシェルバケット
装置に使用する駆動機構としてのシリンダーユニットを
示す斜視図である。
【図7】本発明の一実施例であるクラムシェルバケット
装置であって、図6中でAーA矢視した駆動機構として
のシリンダーユニットの側断面図である。
【図8】本発明の一実施例であるクラムシェルバケット
装置であって、図6中でBーB矢視した駆動機構として
のシリンダーユニットの縦断面図である。
【図9】本発明の一実施例であるクラムシェルバケット
装置に使用するシリンダーユニットを示す分解斜視図で
ある。
【符号の説明】
10 車体 11 クローラー 12 作業台 13 アーム 14 油圧シリンダー 15 基端ブーム 16 ブラケット 17 8支持ピン 18 油圧シリンダー 19 中間ブーム 20 先端ブーム 21 伸縮ブーム 22 ブラケット 23 連結ピン 31 クラムシェルバケット 32 連結部 33 吊り具 34 天板 35 垂下片 36 ブラケット 37 下側軸 38 ブラケット 39 上側支持部材 40 ブラケット 46 支点ピン 47 リンクアーム 48 バケットシェル 49 支持アーム 50 支持ピン 51 エッジ部 52 爪 53 中間アーム 54 中間軸 55 四角柱状部 56 駆動機構 57 ブラケット 58 ワイヤー 61 支点ピン 62 リンクアーム 63 バケットシェル 64 支持アーム 65 支持ピン 66 エッジ部 67 爪 70 シリンダーユニット 71 連結アーム 73 油圧シリンダー 74 シリンダー本体 75 シリンダーロッド 76 ワイヤー 81 倍速機構 82 ケース 83 開口部 84 ガイドレール 91 第1ブラケット 92 孔 93 第1軸 94 第1滑車 95 ワッシャー 96 ガイド車輪 101 第2ブラケット 102 孔 103 第2軸 104 ワッシャー 105 第2滑車 106 ワイヤー取り付けブラケット 107 ワイヤー取り付け孔 111 第3ブラケット 112 ワッシャー 113 第3滑車

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 掘削機のブーム下端に自在継手式の連結
    部を介して自重により常時下方を向くように連結される
    吊り具と、この吊り具の左右の側部からそれぞれ少なく
    とも一対ずつ左右方向に揺動できるように垂下したリン
    クアームと、これら左右の各リンクアームの下端にそれ
    ぞれ背側両端部が支持されて土砂掘り取り用のエッジ部
    が上下方向に首振りできる左右一対の対向するバケット
    シェルと、これら両バケットシェルの中間位置でエッジ
    部の上方部位を互いに蝶番状に連結する水平な1本の中
    間軸と、この中間軸にこれを上下に移動できるように駆
    動先端部分が連結されて当該中間軸の上昇時に各バケッ
    トシェルを閉じる方向に、また下降時にバケットシェル
    を開く方向にそれぞれ左右に開閉動させる駆動機構とを
    備えたことを特徴とするクラムシェルバケット装置。
  2. 【請求項2】 掘削機のブーム下端に自在継手式の連結
    部を介して自重により常時下方を向くように連結される
    吊り具と、この吊り具の左右の側部からそれぞれ少なく
    とも一対ずつ左右方向に揺動できるように垂下したリン
    クアームと、これら左右の各リンクアームの下端にそれ
    ぞれ背側両端部が支持されて土砂掘り取り用のエッジ部
    が上下方向に首振りできる左右一対の対向するバケット
    シェルと、これら両バケットシェルの中間位置でエッジ
    部の上方部位を互いに蝶番状に連結する水平な1本の中
    間軸と、この中間軸にこれを上下に移動できるように駆
    動先端部分が連結されて当該中間軸の上昇時に各バケッ
    トシェルを閉じる方向に、また下降時にバケットシェル
    を開く方向にそれぞれ左右に開閉動させる駆動機構とを
    備え、前記駆動機構は1つのシリンダー装置を駆動源と
    することを特徴とするクラムシェルバケット装置。
  3. 【請求項3】 掘削機のブーム下端に自在継手式の連結
    部を介して自重により常時下方を向くように連結される
    吊り具と、この吊り具の左右の側部からそれぞれ少なく
    とも一対ずつ左右方向に揺動できるように垂下したリン
    クアームと、これら左右の各リンクアームの下端にそれ
    ぞれ背側両端部が支持されて土砂掘り取り用のエッジ部
    が上下方向に首振りできる左右一対の対向するバケット
    シェルと、これら両バケットシェルの中間位置でエッジ
    部の上方部位を互いに蝶番状に連結する水平な1本の中
    間軸と、この中間軸にこれを上下に移動できるように駆
    動先端部分が連結されて当該中間軸の上昇時に各バケッ
    トシェルを閉じる方向に、また下降時にバケットシェル
    を開く方向にそれぞれ左右に開閉動させる駆動機構とを
    備え、前記駆動機構は1つのシリンダー装置を駆動源と
    し、かつシリンダー装置の先端に設けたワイヤーによっ
    て前記中間軸を吊り上げおよび吊り下げする昇降駆動装
    置であることを特徴とするクラムシェルバケット装置。
  4. 【請求項4】 掘削機のブーム下端に自在継手式の連結
    部を介して自重により常時下方を向くように連結される
    吊り具と、この吊り具の左右の側部からそれぞれ少なく
    とも一対ずつ左右方向に揺動できるように垂下したリン
    クアームと、これら左右の各リンクアームの下端にそれ
    ぞれ背側両端部が支持されて土砂掘り取り用のエッジ部
    が上下方向に首振りできる左右一対の対向するバケット
    シェルと、これら両バケットシェルの中間位置でエッジ
    部の上方部位を互いに蝶番状に連結する水平な1本の中
    間軸と、この中間軸にこれを上下に移動できるように駆
    動先端部分が連結されて当該中間軸の上昇時に各バケッ
    トシェルを閉じる方向に、また下降時にバケットシェル
    を開く方向にそれぞれ左右に開閉動させる駆動機構とを
    備え、前記駆動機構は一方のバケットシェルに連結され
    た1つのシリンダー装置を駆動源とし、かつシリンダー
    装置の先端に設けたワイヤーによって前記中間軸を吊り
    上げおよび吊り下げする昇降駆動装置であり、さらに前
    記ワイヤーはシリンダー装置から中間軸までの間に動滑
    車に巻き回されて倍速機構を構成していることを特徴と
    するクラムシェルバケット装置。
  5. 【請求項5】 掘削機のブーム下端に自在継手式の連結
    部を介して自重により常時下方を向くように連結される
    吊り具と、この吊り具の左右の側部からそれぞれ少なく
    とも一対ずつ左右方向に揺動できるように垂下したリン
    クアームと、これら左右の各リンクアームの下端にそれ
    ぞれ背側両端部が支持されて土砂掘り取り用のエッジ部
    が上下方向に首振りできる左右一対の対向するバケット
    シェルと、これら両バケットシェルの中間位置でエッジ
    部の上方部位を互いに蝶番状に連結する水平な1本の中
    間軸と、この中間軸にこれを上下に移動できるように駆
    動先端部分が連結されて当該中間軸の上昇時に各バケッ
    トシェルを閉じる方向に、また下降時にバケットシェル
    を開く方向にそれぞれ左右に開閉動させる駆動機構とを
    備え、前記駆動機構は一方のバケットシェルに連結され
    た1つのシリンダー装置を駆動源とし、かつシリンダー
    装置の先端に設けたワイヤーによって前記中間軸を吊り
    上げおよび吊り下げする昇降駆動装置であり、さらに前
    記ワイヤーはシリンダー装置から中間軸までの間に動滑
    車に巻き回されて倍速機構を構成しており、この倍速機
    構は、前記一方のバケットシェルの背側縁部と前記吊り
    具との間に回動可能に架設したケースと、このケース内
    に設けられたシリンダー装置と、このシリンダー装置の
    作動ロッドの先端に設けられた第1滑車と、前記一方の
    バケットシェルの背側縁部側に設けられた第2滑車と、
    前記吊り具側に設けられた第3滑車と、前記一方のバケ
    ットシェルの背側縁部側に結束され前記第1、第2およ
    び第3滑車に巻き回されたのちに前記中間軸に連結され
    ているワイヤーとを有することを特徴とするクラムシェ
    ルバケット装置。
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Cited By (4)

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