JPH08221754A - 情報記録媒体、情報記録方法及び情報記録再生方法 - Google Patents

情報記録媒体、情報記録方法及び情報記録再生方法

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JPH08221754A
JPH08221754A JP3094495A JP3094495A JPH08221754A JP H08221754 A JPH08221754 A JP H08221754A JP 3094495 A JP3094495 A JP 3094495A JP 3094495 A JP3094495 A JP 3094495A JP H08221754 A JPH08221754 A JP H08221754A
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JP
Japan
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information recording
information
recording medium
layer
diffraction grating
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Application number
JP3094495A
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English (en)
Inventor
Naoaki Shindou
直彰 新藤
Kiyoshi Horie
潔 堀江
Takehide Kita
武秀 喜多
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Toppan Inc
Original Assignee
Toppan Printing Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 再記録可能な情報記録媒体及び情報記録方法
等を提供する。 【構成】 情報記録装置に挿入された情報記録媒体A
は、記録機構系4によって所定位置に位置決めされる。
そして、発光部3からレーザー光3aが照射され、第1
の光熱変換層15中に発熱部分Pが生じ、これと対応し
たホログラム形成層13に熱変形が発生する。この結
果、その部分の回析格子が破壊される。このように回析
格子が破壊されると、本来反射すべき方向への反射光は
得られなくなる。したがって、反射光を検出することに
より、回析格子が破壊されているか否かが判り、このこ
とから回析格子の破壊,非破壊により2値情報の記録が
可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ホログラムを用いた情
報記録媒体、情報記録方法及び情報記録再生方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、照射光を特定角度で反射する
回析格子を用いたホログラムが知られており、このホロ
グラムは、カードや商品に貼着され、それらの装飾や偽
造防止等に利用されていた。
【0003】また、近年、自動読取可能なホログラムを
情報記録媒体に適用し、情報の記録再生を行う技術も開
発されつつある。この技術は、回析格子が照射光を一定
角度で反射するという光学的性質を利用して、照射光を
特定角度で情報記録媒体に照射し、その反射光の光量を
検出し、これにより情報の再生を行うものである。な
お、以下においては、自動読取可能なホログラムをマシ
ンリーダブルホログラムと呼ぶ。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来のマシ
ンリーダブルホログラムを利用した情報記録媒体は、ス
タンパを押圧して回析格子を形成し、これにより、情報
を記録しているため、記録が一回しかできないリードオ
ンリー型の情報記録媒体であった。したがって、同一の
情報を有する情報記録媒体を大量に生産する場合には適
するが、各情報記録媒体で異なる情報を有する場合や、
生産後に情報を書き込みたい場合には適さないといった
欠点があった。本発明は係る事情に鑑みてなされたもの
であり、各情報記録媒体に異なる情報を記録可能にする
と共に、生産後に情報を記録可能にすることを目的であ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1に係る構成にあっては、基体の上面に、入
射光を反射する反射層と、入射光によって発熱する光熱
変換層と、入射光を透過する透過層と、複数の回析格子
を有する回析格子層とを順次積層し、該光熱変換層は、
入射光が所定量を越えると、その近傍にある回析格子を
発熱によって破壊することを特徴とする。
【0006】また、請求項2に係る構成にあっては、基
体の上面に、入射光を反射する反射層と、入射光によっ
て発熱する光熱変換層とを順次積層してなる情報記録媒
体であって、該光熱変換層には、複数の回析格子が形成
されていることを特徴とする。
【0007】また、請求項3に係る構成にあっては、基
体の上面に、入射光を反射する反射層と、入射光によっ
て発熱する第1の光熱変換層と、入射光を透過する透過
層と、入射光によって発熱する第2の光熱変換層とを順
次積層してなる情報記録媒体であって、該第2の光熱変
換層には、複数の回析格子が形成されていることを特徴
とする。
【0008】また、請求項4に係る構成にあっては、上
記反射層を発熱によって変質する素材で形成したことを
特徴とする。
【0009】また、請求項5に係る構成にあっては、請
求項1、2又は3記載の情報記録媒体に情報を記録する
情報記録方法であって、レーザー光を上記情報記録媒体
に照射し、その光熱変換層を熱し、所定の回析格子を破
壊して情報を記録することを特徴とする。
【0010】また、請求項6に係る構成にあっては、請
求項4記載の情報記録媒体に情報を記録する情報記録方
法であって、レーザー光を上記情報記録媒体に照射し、
記録すべき情報に応じた部分の光熱変換層を熱して、所
定の回析格子に対応した上記反射層を破壊して情報を記
録することを特徴とする。
【0011】また、請求項7に係る構成にあっては、請
求項1,2又は3記載の情報記録媒体に情報を記録再生
する情報記録再生方法であって、レーザー光を上記情報
記録媒体に照射し、その光熱変換層を熱し、所定の回析
格子を破壊して情報を記録し、レーザー光を上記情報記
録媒体に照射し、所定の回析格子を介して反射層で反射
された反射光の光量を検出し、検出された光量に基づい
て情報を再生することを特徴とする。
【0012】また、請求項8に係る構成にあっては、請
求項4記載の情報記録媒体に情報を記録再生する情報記
録再生方法であって、レーザー光を上記情報記録媒体に
照射し、その光熱変換層を熱し、所定の回析格子に対応
した上記反射層を破壊して情報を記録し、レーザー光を
上記情報記録媒体に照射し、所定の回析格子を介して反
射層で反射された反射光の光量を検出し、検出された光
量に基づいて情報を再生することを特徴とする。
【0013】
【作用】請求項1に係る構成にあっては、基体はベース
として機能し、反射層は入射光を反射する。光熱変換層
は入射光によって発熱し、入射光が所定量を越えると、
その近傍にある回析格子を発熱によって破壊する。透過
層は製造工程で回析格子を保護する。また、回析格子層
には、複数の回析格子が形成される。
【0014】また、請求項2に係る構成にあっては、基
体はベースとして機能し、反射層は入射光を反射する。
また、光熱変換層には複数の回析格子が形成され、その
回析格子は発熱によって破壊される。
【0015】また、請求項3に係る構成にあっては、基
体はベースとして機能し、反射層は入射光を反射する。
また、第1の光熱変換層は入射光によって発熱し、透過
層は製造工程で回析格子を保護する。さらに、第2の光
熱変換層には複数の回析格子が形成され、その回析格子
は発熱によって破壊される。
【0016】また、請求項4に係る構成にあっては、反
射層は発熱によって変質する素材で形成される。
【0017】また、請求項5に係る構成にあっては、レ
ーザー光を情報記録媒体に照射し、その光熱変換層を熱
し、所定の回析格子を破壊して情報を記録する。
【0018】また、請求項6に係る構成にあっては、レ
ーザー光を上記情報記録媒体に照射し、記録すべき情報
に応じた部分の光熱変換層を熱して、所定の回析格子に
対応した上記反射層を破壊して情報を記録する。
【0019】また、請求項7に係る構成にあっては、レ
ーザー光を情報記録媒体に照射し、その光熱変換層を熱
し、所定の回析格子を破壊して情報を記録し、レーザー
光を上記情報記録媒体に照射し、所定の回析格子を介し
て反射層で反射された反射光の光量を検出し、検出され
た光量に基づいて情報を再生する。
【0020】また、請求項8に係る構成にあっては、レ
ーザー光を情報記録媒体に照射し、その光熱変換層を熱
し、所定の回析格子に対応した上記反射層を破壊して情
報を記録し、レーザー光を上記情報記録媒体に照射し、
所定の回析格子を介して反射層で反射された反射光の光
量を検出し、検出された光量に基づいて情報を再生す
る。
【0021】
【実施例】
1.第1実施例 A.情報記録媒体 まず、情報記録媒体の構成を図1を用いて説明する。図
1は情報記録媒体の平面図である。同図において、Aは
情報記録媒体であり、マシンリーダブルホログラム1と
基体2とから構成される。マシンリーダブルホログラム
1は、田の字型のホログラム101〜104を有してお
り、ここに情報が記録される。また、基体2は、マシン
リーダブルホログラム1のベースとして機能する。
【0022】このマシンリーダブルホログラム1は、図
2(C)に示す構造になっている。同図において、12
は保護層であり、情報記録媒体Aを化学的機械的損傷か
ら保護する目的で設けられた層である。そして、保護層
12は、グラビア法を用い、乾燥温度110度の環境の
下、厚さ1.5μmとなるように基材11の下面に形成
される。また、その組成物は、アクリル樹脂(20
部),ポリエチレンワックス(3部),ポリエステル樹
脂(7部),トルエン(20部),メチルエチルケトン
(30部)及びメチルイソブチルケトン(20部)から
なる。
【0023】また、13はホログラム形成層であり、こ
こに自動読取可能な微細な回析格子が形成される。この
ため、この層には、エンボス成形性が良好で、均一なプ
レス成形が可能な素材が用いられる。そして、ホログラ
ム形成層13は、グラビア法を用い、乾燥温度110度
の環境の下、厚さ1.0μmとなるように保護層12の
下面に形成される。また、その組成物は、塩化ビニル−
酢酸ビニル共重合体(10部),ポリウレタン樹脂(2
0部),メチルエチルケトン(35部)及びトルエン
(35部)からなる。
【0024】そして、ホログラム形成層13の一部又は
全部に、微細な凹凸パターンを有するニッケル製のプレ
ス版を165度で加熱押圧し、レリーフホログラムから
なるホログラム形成面を形成する。これを図3に図示す
る。同図において、ホログラム101は、領域a〜dを
有する田の字型であり、領域a〜dは特定角度の入射光
をそれぞれ異なる角度で反射する。また、ホログラム1
02〜104も領域e〜h,i〜l,m〜pを夫々有す
る。なお、領域e,i,mは領域aと、領域f,j,n
は領域bと、領域g,k,oは領域cと、領域h,l,
pは領域dと夫々同一の回析格子である。
【0025】次に、図2(C)に示す14は入射光を透
過させる透明薄膜層であり、情報記録媒体Aの製造工程
においてホログラム形成面を保護する。この透明薄膜層
14は、ホログラム形成層13の下面に厚さ50nmの
ZnSを真空蒸着して形成される。
【0026】また、15は第1の光熱変換層であり、加
熱されるとホログラム形成面を破壊して情報を記録する
機能がある。また、第1の光熱変換層15は、グラビア
法を用い、乾燥温度110度の環境の下、厚さ2.0μ
mとなるように透明薄膜層14の下面に形成される。そ
して、その組成物は、シアニン系光熱交換剤(10
部),ポリエステル樹脂(30部),メチルエチルケト
ン(30部),トルエン(20部)及び酢酸エチル(1
0部)からなる。
【0027】また、16は反射性薄膜層であり、入射光
を反射する層である。反射性薄膜層16は、厚さ100
nmのアルミニウムと50nmのスズとを真空蒸着法に
よって、第1の光熱変換層15の下面に積層したもので
ある。
【0028】次に、17は接着層であり、反射性薄膜層
16を基体2に固定する機能がある。接着層17は、グ
ラビア法を用い、乾燥温度110度の環境の下、厚さ
2.0μmになるように反射性薄膜層16の下面に形成
される。また、その組成物は、塩化ビニル−酢酸ビニル
共重合体(15部)、ポリエステル樹脂(10部)、メ
チルエチルケトン(40部)及びトルエン(35部)か
らなる。このようにして、マシンリーダブルホログラム
1は略7μmの厚さを有する薄膜として形成される。
【0029】次に、情報記録媒体Aの製造方法を図2を
用いて説明する。同図(A)において、Bはホログラム
シート(転写箔)であり、マシンリーダブルホログラム
1の上面に基材11を形成してなる。また、基材11
は、厚さ25μmのポリエチレンテレフタレートフィル
ムを素材とする。そして、同図(B)に図示するよう
に、基体2の上面にホログラムシートBを固定した後、
ホログラムシートBから基材11を剥離して、同図
(C)に図示する情報記録媒体Aを製造する。
【0030】B.情報記録装置 次に、情報記録装置の構成を説明する。図4は、情報記
録媒体Aに所定の情報を記録する情報記録装置のブロッ
ク図である。同図において、3は発光部であり、150
nmのビーム径で、波長780nmのレーザー光を照射
する半導体レーザー装置を有している。また、4は記録
機構系であり、情報記録媒体Aを所定位置に搬送する。
さらに、5は記録制御手段であり、記録情報aaに基づ
いて、発光部3の照射タイミングを制御する制御信号5
aと記録機構系4の動作タイミングを制御する制御信号
5bとを生成している。
【0031】また、情報記録装置の動作を図4を参照し
つつ説明する。まず、情報記録装置に挿入された情報記
録媒体Aは、記録機構系4によって所定位置に位置決め
される。そして、発光部3からレーザー光3aが照射さ
れ、第1の光熱変換層15中に発熱部分Pが生じ、これ
と対応したホログラム形成層13に熱変形が発生する。
この結果、その部分の回析格子が破壊される。このよう
に回析格子が破壊されると、本来反射すべき方向への反
射光は得られなくなる。したがって、反射光を検出する
ことにより、回析格子が破壊されているか否かが判り、
このことから回析格子の破壊,非破壊により2値情報の
記録が可能となる。
【0032】ここで、ホログラム101〜104は領域
a〜d,e〜h,i〜l,m〜pからなるので、どの領
域を破壊するかによって、一つのホログラムにおいて4
ビットの情報を表すことが可能になる。すなわち、上記
した各領域の破壊によって、16種の破壊パターンが得
られ、これに対応して図6に図示する数情報が表される
こととなる。なお、同図においては、黒部分が破壊され
た領域を表している。
【0033】今、図4の記録情報aaが“5A3B”を
表すものとすると、記録機構系4による情報記録媒体A
の搬送に同期してレーザー光3aの照射が行われ、領域
c→領域d→領域e→領域g→領域i→領域m→領域n
→領域pの順に破壊が行われる。この結果、情報記録媒
体Aのホログラム形成層13は、図7に図示するものと
なる。
【0034】C.情報再生装置 次に、情報再生装置の構成を説明する。図5は、情報記
録媒体Aより所定の情報を再生する情報再生装置のブロ
ック図である。同図において、21は発光部であり、情
報記録媒体Aから情報を再生するためにレーザー光21
aを照射する。また、22〜25は第1〜第4の受光部
であり、情報記録媒体Aから反射された反射光を光電変
換して、その光量を検出する。このため、第1〜第4の
受光部22〜24は、ホログラム101〜104の各領
域に対応した所定位置に設けられている。
【0035】また、26は再生機構系であり、情報記録
媒体Aを搬送する。また、27は再生制御手段であり、
発光部3の照射タイミングを制御する制御信号27a
と、記録機構系4の動作タイミングを制御する制御信号
27bとを生成する。さらに、28は情報再生手段であ
り、信号22a〜25aに基づいて再生情報bbを生成
する。
【0036】次に、情報再生再生装置の動作を図5を参
照しつつ説明する。情報情報記録媒体Aが情報再生装置
に挿入されると、再生機構系26は、情報記録媒体Aを
所定の位置に搬送する。そして、発光部21からホログ
ラム101の領域aにレーザー光21aを照射し、領域
aで特定角度に反射された反射光を第1の受光部22で
光電変換して、反射光の光量を表す信号22aを生成す
る。これに続いて、領域bから領域oまでの反射光の光
量を順次検出する。
【0037】そして、情報再生手段28は、信号22a
〜25aを予め定められた基準値Rと夫々比較して、基
準値Rを上回る場合は“1”を表し、基準値Rを下回る
場合は“0”を表す2値信号(図示せず)を夫々生成す
る。すなわち、記録時に破壊されていない領域に対応し
た2値信号は“1”となり、記録時に破壊されている領
域に対応した2値信号は“0”となる。
【0038】ここで、情報記録媒体Aに数値“5A3
B”が記録されているとすると、ホログラム101の領
域a〜dに対応した2値信号は“1,1,0,0”とな
り、ホログラム102の領域e〜hに対応した2値信号
は“0,1,0,1”となり、ホログラム103の領域
i〜lに対応した2値信号は“0,1,1,1”とな
り、ホログラム104の領域m〜pに対応した2値信号
は“0,0,1,0”となる。そして、各ホログラム単
位で得られた2値信号をアドレス情報とし、図6に図示
した数情報を格納したROM(図示せず)を参照して、
数値“5A3B”を再生する。
【0039】2.第2実施例 図8に第2実施例における情報記録媒体の構成を示す。
同図において、第2実施例における情報記録媒体Aと第
1実施例における情報記録媒体Aとが相違するのは、第
1実施例のホログラム形成層13,透明薄膜層14及び
第1の光熱変換層15(図2(C)参照)の代わりに、
第2の光熱変換層18が用いられている点である。以
下、この点について説明する。
【0040】同図に示す第2の光熱変換層18は、保護
層12の下面に塗布された光熱変換剤に、回析格子がプ
レス成形されることにより形成される。第2の光熱変換
層18は、グラビア法を用い、乾燥温度110度の環境
の下、厚さ1.0μmとなるように保護層12の下面に
形成される。また、その組成物は、シアニン系光熱変換
剤(5部),塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体(25
部),ポリウレタン樹脂(10部),メチルエチルケト
ン(30部)及びトルエン(30部)からなる。このよ
うにして形成される第2の光熱変換層18は、その上面
の保護層12及びその下面の反射性薄膜層16と良好な
接着性を有する。
【0041】そして、第2の光熱変換層18の下面の一
部又は全部には、微細な凹凸パターンを有するニッケル
製のプレス版が165度で加熱押圧され、レリーフホロ
グラムが形成される。したがって、第2の光熱変換層1
8は、第1実施例のホログラム形成層13と第1の光熱
変換層15とを兼用した層となる。この場合、光熱変換
剤自体に回析格子が直接形成されるので、透明薄膜層1
4は省略される。また、第2実施例の情報記録媒体A
は、第1実施例の基材11を有するホログラムシートB
が基体2に固定され、その後、基材11が剥離されるこ
とによって製造される。
【0042】このようにして得られた第2実施例の情報
記録媒体Aについての情報の記録及び再生は、前述した
情報記録装置及び情報再生装置によって各々なされる。
但し、第2実施例の情報記録媒体Aは、ホログラム形成
層13を有さないため、情報記録装置の動作が第1実施
例と相違する。そこで、この点について、図9を用いて
説明する。
【0043】同図において、発光部3よりレーザー光3
aが照射されると、第2の光熱変換層18中に発熱部分
Pが生じ、この下面に形成されているホログラム形成面
は、熱変形によって直接破壊される。この結果、記録情
報aaに対応した第2の光熱変換層18の回析格子に破
壊部分が生じ、情報が記録される。このように第2実施
例においては、第2の光熱変換層18に回析格子からな
るホログラム形成面を設けたので、第1実施例のように
第1の光熱変換層15と別個独立してホログラム形成層
13を設ける必要がなく、情報情報記録媒体Aを簡易な
ものとすることができる。
【0044】3.第3実施例 図10に第3実施例における情報記録媒体の構成を示
す。同図において、この実施例における情報記録媒体A
と第1実施例における情報記録媒体Aとが相違するの
は、ホログラム形成層13及び第1の光熱変換層15
(図2(C)参照)の代わりに、第2の光熱変換層18
と第3の光熱変換層19とが用いられている点である。
以下、この点について説明する。
【0045】同図に示す第2の光熱変換層18は、保護
層12の下面に塗布された光熱変換剤に、回析格子がプ
レス成形されることにより形成される。また、第3の光
熱変換層19は、第2の光熱変換層18で生じる発熱を
補助する感熱増感層として機能する。そして、第3の光
熱変換層19は、グラビア法を用い、乾燥温度110度
の環境の下、厚さ2.0μmになるように透明薄膜層1
4の下面に形成される。また、その組成物はシアニン系
光熱変換剤(5部),塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体
(15部),ポリエステル樹脂(10部),メチルエチ
ルケトン(30部),トルエン(30部)及び酢酸エチ
ル(10部)からなる。また、第3実施例の情報記録媒
体Aは、第1実施例の基材11を有するホログラムシー
トBが基体2に固定され、その後、基材11が剥離され
ることによって製造される。
【0046】このようにして得られた第3実施例の情報
記録媒体Aについての情報の記録及び再生は、前述した
情報記録装置及び情報再生装置によって各々なされる。
但し、第3実施例の情報記録媒体Aは、第2,第3の光
熱変換層18,19を有するため、情報記録装置の動作
が第1実施例と相違する。そこで、この点について、図
11を用いて説明する。
【0047】同図において、発光部3よりレーザー光3
aが照射されると、第2の光熱変換層18及び第3の光
熱変換層19中に発熱部分Pが生じ、第2の光熱変換層
18の下面に形成されているホログラム形成面は、上下
からの熱によって変形する。この結果、回析格子が破壊
され、記録情報aaに対応した情報が記録される。この
ように第3実施例においては、第3の光熱変換層16を
新たに設け、回析格子からなるホログラム形成面を上下
より加熱したので、より確実に情報を記録することがで
きる。
【0048】4.変形例 本発明は上述した実施例に限定されるものではなく、以
下に述べる種々の変形が可能である。 上記各実施例において、基材11は、25μmのポリ
エチレンテレフタレートフィルムとして説明したが、ポ
リ塩化ビニル、ポリエステル、ポロカーボネート、ポリ
メタクリル酸メチル若しくはポリエステル等の合成樹
脂、天然樹脂、紙又は合成紙であっても良く。また、こ
れらを組み合わせた複合体であっても良い。さらに、そ
の厚さは、4〜100μmが好ましいが、特に規定する
ものではない。
【0049】また、上記各実施例において、保護層1
2は、基材11からの剥離を容易にするという機能をも
有している。また、保護層12の素材として、熱可塑性
アクリル樹脂,塩化ビニル−酢酸ブニル共重合樹脂,セ
ルロース系樹脂,塩素化ポリプロピレン化樹脂,若しく
はエポキシ樹脂等の熱可塑性樹脂、熱硬化樹脂、又はラ
ジカル重合性不飽和基を用いても良い。また、外部から
の機械的損傷を防ぐために、耐摩擦剤を上記素材に添加
することが好ましい。耐摩擦剤としては、動物系ワック
ス,植物系ワックス,鉱物系ワックス、石油系ワックス
等の天然ワックス、合成炭化水素系ワックス,脂肪族ア
ルコール系ワックス,脂肪族酸系ワックス、脂肪酸エス
テル系ワックス,脂肪酸グリセライト系ワックス,水素
化系ワックス,合成ケトン系ワックス,アミン系ワック
ス,アマイド系ワックス,塩素化炭化水素系ワックス,
合成動物系ワックス及びアルコールオレフィン系ワック
ス等の合成ワックス、テフロンパウダー、ポリエチレン
パウダー、無機系フィラー、又は高級脂肪酸の金属塩等
の有機系化合物(ステアリン酸亜鉛)を用いることがで
きる。
【0050】また、上記第1実施例において、ホログ
ラム形成層13の材料としては、ホログラム画像を形成
可能な安定性を有する材料であれば任意であるが、特に
以下の材料は好適である。例えば、ポリカーボネート樹
脂,ポリスチレン樹脂,ポリ塩化ビニル樹脂等の熱可塑
性樹脂、不飽和ポリエステル樹脂,メラミン樹脂,エポ
キシ樹脂,ウレタン(メタ)アクリレート,ポリエステ
ル(メタ),エポキシ(メタ)アクリレート,メラミン
(メタ)アクリレート及びトリアジン(メタ)アクリレ
ート等の熱硬化性樹脂、ポリエステルポリオール,ポリ
エーテルポリオール若しくはアクリルポリオール等のポ
リオール成分とイソシアネート基を有するプレポリマー
からなるポリオール硬化型ウレタン樹脂等である。な
お、イソシアネート基としては、トリレンジイソシアネ
ート、キシレンジイソシアネート及びヘキサメチレンジ
イソシアネート等である。
【0051】また、上記第1,3実施例において、透
明薄膜層14の屈折率をホログラム形成層13の屈折率
(1.3〜1.5)より高くすることで、装飾性を向上
できる。この場合、透明薄膜層14の材料として、下記
の表1に示す無機材料を用いれば良い。
【0052】
【表1】
【0053】また、透明薄膜層14は、多層膜であって
も良く、例えば、屈折率の異なる複数の層を適宜積層し
ても、高屈折率の層と低屈折率の層とを交互に積層して
も良い。さらに、透明薄膜層14を形成する方法として
は、真空蒸着法の代わりにスッパッタリング法やイオン
プレーティング法を適用しても良い。なお、透明薄膜層
14の厚さは、10nm〜1000nmの範囲であるこ
とが好ましい。
【0054】また、上記第1実施例において、第1の
光熱変換層15に用いる光熱交換剤は、シアニン系色素
を一例として説明したが、この代わりにメロシアニン系
色素やトリフェニルメタン系色素等を用いても良い。ま
た、バインダー樹脂としては、ポリエステル樹脂、ポリ
アクリル樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリ塩化ビニル樹
脂、ポリ酢酸ビニル樹脂又はこれらの共重合体等の熱可
塑性樹脂等が使用できるが、これに限定されるものでは
ない。
【0055】また 上記第各実施例において、反射性
薄膜層16の素材には、銀、金又は酸化チタン(TiN
X)等も適用できる。また、接着層17のバインダー樹
脂としては、ポリエステル樹脂、ポリウレタン樹脂、ア
クリル樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、ポリ酢酸ビニル樹脂
又はこれらの共重合体等の熱可塑性樹脂等が使用できる
が、これに限定されるものではない。また、反射性薄膜
層16に融点の低い金属を用いることにより、反射性薄
膜層16も併せて破壊し、より確実に情報を記録するこ
とも可能である。すなわち、発光部3よりレーザー光3
aを照射すると、発熱部分Pからの熱によって、低融点
の金属が融解し、ボウルアップが発生して、反射性薄膜
層16は破壊される。この結果、再生時に照射光の反射
率が低下して、記録情報を確実に再生することができ
る。
【0056】また、上記第2実施例において、第2の
光熱変換層18の光熱変換剤としては、シアニン系色素
に代えて、メロシアニン系色素又はトリフェニルメタン
系色素を適用できる。また、第2の光熱変換層18のバ
インダーとしては、回析格子が形成できる安定性のある
物質を用いれば良いが、特に、第1実施例におけるホロ
グラム形成層13に用いられる熱可塑性樹脂及び熱硬化
性樹脂が好適である。
【0057】また、上記各実施例において、情報記録
媒体Aを製造するのに、基体2の上面に上述した各層を
順次積層して製造しても良い。
【0058】また、上記各実施例において、情報再生
装置は単一の発光部からレーザー光を照射することとし
たが、田の字型の回析格子を構成する4つの領域に対応
する発光部を夫々設けても良いことは勿論である。ま
た、受光部は回析格子の各領域に対応するよう4つ設け
ていたが、反射鏡を各領域に対応して設け単一の受光部
で反射光の光量を検出しても良い。
【0059】
【発明の効果】上述したように請求項1〜5、7記載の
構成によれば、回析格子を発熱によって破壊する光熱変
換層を備えるので、情報記録媒体を生産した後に情報を
記録することができる。
【0060】また、請求項1又は3記載の構成によれ
ば、保護層を備えるので、情報記録媒体の製造工程にお
ける溶剤アタックから回析格子を保護することができ
る。
【0061】また、請求項2記載の構成によれば、光熱
変換層に、複数の回析格子が直接形成されるので、回析
格子層を別途に設ける必要がなく、構成を簡易にでき
る。
【0062】また、請求項3〜5、7記載の構成によれ
ば、第1,第2の光熱変換層を有するので、回析格子を
上下面より加熱し、確実に情報を記録できる。
【0063】また、請求項4、6又は8記載の構成によ
れば、反射層を発熱によって変質する素材で形成したの
で、光熱変換層の発熱により、反射層を破壊することが
でき、この結果、回析格子の破壊と併せて情報をより確
実に記録できる。
【0064】また、請求項7又は8記載の構成によれ
ば、所定の回析格子で反射された反射光の光量を検出
し、検出された光量に基づいて情報を再生することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 情報記録媒体の平面図である。
【図2】 第1実施例における情報記録媒体の製造工程
を説明するための概念図である。
【図3】 ホログラム形成層の平面図である。
【図4】 第1実施例の情報記録装置のブロック図であ
る。
【図5】 ホログラムの破壊パターンを示す概念図であ
る。
【図6】 記録されたホログラム形成層の平面図であ
る。
【図7】 第1実施例の情報再生装置のブロック図であ
る。
【図8】 第2実施例の情報記録媒体の断面図である。
【図9】 第2実施例の情報記録装置のブロック図であ
る。
【図10】 第3実施例の情報記録媒体の断面図であ
る。
【図11】 第3実施例の情報記録装置のブロック図で
ある。
【符号の説明】
2 基体 A 情報記録媒体 13 ホログラム形成層(回析格子層) 14 透明薄膜層(透過層) 15 第1の光熱変換層(光熱変換層) 16 反射性薄膜層(反射層) 18 第2の光熱変換層 19 第3の光熱変換層(第1の光熱変換層)

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基体の上面に、入射光を反射する反射層
    と、入射光によって発熱する光熱変換層と、入射光を透
    過する透過層と、複数の回析格子を有する回析格子層と
    を順次積層し、 該光熱変換層は、入射光が所定量を越えると、その近傍
    にある回析格子を発熱によって破壊することを特徴とす
    る情報記録媒体。
  2. 【請求項2】 基体の上面に、入射光を反射する反射層
    と、入射光によって発熱する光熱変換層とを順次積層し
    てなる情報記録媒体であって、 該光熱変換層には、複数の回析格子が形成されているこ
    とを特徴とする情報記録媒体。
  3. 【請求項3】 基体の上面に、入射光を反射する反射層
    と、入射光によって発熱する第1の光熱変換層と、入射
    光を透過する透過層と、入射光によって発熱する第2の
    光熱変換層とを順次積層してなる情報記録媒体であっ
    て、 該第2の光熱変換層には、複数の回析格子が形成されて
    いることを特徴とする情報記録媒体。
  4. 【請求項4】 上記反射層を発熱によって変質する素材
    で形成したことを特徴とする請求項1、2又は3記載の
    情報記録媒体。
  5. 【請求項5】 請求項1、2又は3記載の情報記録媒体
    に情報を記録する情報記録方法であって、 レーザー光を上記情報記録媒体に照射し、その光熱変換
    層を熱し、所定の回析格子を破壊して情報を記録するこ
    とを特徴とする情報記録方法。
  6. 【請求項6】 請求項4記載の情報記録媒体に情報を記
    録する情報記録方法であって、 レーザー光を上記情報記録媒体に照射し、記録すべき情
    報に応じた部分の光熱変換層を熱して、所定の回析格子
    に対応した上記反射層を破壊して情報を記録することを
    特徴とする情報記録方法。
  7. 【請求項7】 請求項1,2又は3記載の情報記録媒体
    に情報を記録再生する情報記録再生方法であって、 レーザー光を上記情報記録媒体に照射し、その光熱変換
    層を熱し、所定の回析格子を破壊して情報を記録し、 レーザー光を上記情報記録媒体に照射し、所定の回析格
    子を介して反射層で反射された反射光の光量を検出し、
    検出された光量に基づいて情報を再生することを特徴と
    する情報記録再生方法。
  8. 【請求項8】 請求項4記載の情報記録媒体に情報を記
    録再生する情報記録再生方法であって、 レーザー光を上記情報記録媒体に照射し、記録すべき情
    報に応じた部分の光熱変換層を熱して、所定の回析格子
    に対応した上記反射層を破壊して情報を記録し、 レーザー光を上記情報記録媒体に照射し、所定の回析格
    子を介して反射層で反射された反射光の光量を検出し、
    検出された光量に基づいて情報を再生することを特徴と
    する情報記録再生方法。
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