JPH08222560A - 絶縁膜の形成方法 - Google Patents
絶縁膜の形成方法Info
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- JPH08222560A JPH08222560A JP7029137A JP2913795A JPH08222560A JP H08222560 A JPH08222560 A JP H08222560A JP 7029137 A JP7029137 A JP 7029137A JP 2913795 A JP2913795 A JP 2913795A JP H08222560 A JPH08222560 A JP H08222560A
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Abstract
することなく、経時的に安定した特性を有する低誘電率
のPCVD−SiOF膜を得る。 【構成】 テトラエチルオルソシリケート(TEO
S)、酸素、及び、C2 F6を原料ガスとして用い、テ
トラエチルオルソシリケートガスに対する酸素ガスの体
積流量比を20倍乃至40倍にして、SiOF膜をPC
VD法によって成膜する。
Description
るものであり、特に、高集積度半導体集積回路装置の層
間絶縁膜として用いる誘電率の低い絶縁膜の形成方法に
関するものである。
いは高速化の観点から、多層配線に用いる層間絶縁膜の
見直しが行われている。特に、SiO2 膜は、安定性及
び成膜の容易性等の観点から従来より半導体集積回路装
置の層間絶縁膜として広く用いられているが、近年の微
細化の進行に伴って寄生容量の増加が問題になってい
る。
ルミニウム配線層等への影響を考慮して低温成膜法が用
いられており、例えば、テトラエチルオルソシリケート
(TEOS:Tetra−Ethyl−Ortho−S
ilicate)、即ち、(C2 H5 O)4 Siを用い
たプラズマ化学気相成長法(PCVD法)によるSiO
2 膜の形成方法が提案(特開平6−240459号公
報、及び、特開平6−140386号公報参照)されて
いる。
化が要望されているビューファインダー、CCD、或い
は、液晶プロジェクター等に使用されているポリシリコ
ン薄膜トランジスタ(poly−SiTFT)の製造工
程においてSiO2 膜を形成する際、TEOSに対する
O2 またはO2 とHeの混合ガスの体積流量比を50倍
以上にするものであり、このような流量比を選択するこ
とによって、成膜過程において大面積基板の中央部にあ
っても不純物は滞留せずに速やかに基板表面から排除さ
れ、均一な膜質が得られるものである。
を、メモリやロジック等のモノリシック半導体集積回路
装置の層間絶縁膜の堆積方法として用いた場合には、配
線段差に伴う層間絶縁膜の被覆性が低下してしまうた
め、実際には適用できないものである。
140386号公報)は、素子の特性劣化の原因となる
吸湿性の低減を目的としており、330cc/分の流量
のTEOSに対するO2 の流量を730cc/分、即
ち、TEOSに対するO2 の体積流量比を約2.2倍と
するものである。
の誘電率が約4.1と高いために配線層間の寄生容量が
比較的大きく、微細化が進行するとそれに伴って配線層
の間隔も狭くなるので寄生容量は更に増大し、また、こ
の寄生容量は信号伝播遅延の原因になるので、素子等を
微細化したわりには動作速度が向上しないという問題が
生ずる。
膜として誘電率の小さな材料を用いれば良く、誘電率の
低下に伴って寄生容量が低減し、信号伝播遅延も低減す
ることになる。
方法として、PCVD法によってSiO2 膜を形成する
際に、フッ素原子を含むガスを原料ガスに添加すること
によってフッ素を含有するSiO2 膜、即ち、SiOF
膜を形成することが報告されており(深田、赤堀,Ex
tended Abstracts of the19
93 International Conferen
ce on Solid State Devices
and Materials,Makuhari,1
993,pp.158−160、宇佐見、下川、吉村,
同上,pp.161−163、及び、水野、原ほか,同
上,pp.510−512参照)、このSiOF膜は誘
電率が従来のSiO2 の4.1よりも低いために、次世
代の半導体集積回路装置用の層間絶縁膜として注目を集
めている。
D法によるSiO2 膜と同様にSiOF膜の吸湿性が高
く、誘電率が不安定で最初に低誘電率のSiOF膜が得
られても経時変化によって誘電率が高くなる欠点があ
る。即ち、水自体の誘電率が80と非常に大きいため、
吸湿性が誘電率の増加の原因となる。
吸収は、単に誘電率の増加をもたらすだけでなく、半導
体装置自体にも悪影響を及ぼすために、半導体装置の信
頼性が低下するという問題がある。
Hz)及び高周波(13.56MHz)の2周波の電源
を用い、また、原料ガスとしてテトラエチルオルソシリ
ケート(TEOS:Tetra−Ethyl−Orth
o−Silicate)、酸素、及び、C2 F6 を用い
てSiOF膜を形成する際に、低周波電力の印加量を最
適化してPCVD法によるSiOF膜の吸湿を制御する
ことを提案している(特願平6−45920号)。
の電源を用いた場合には、半導体装置の種類によって
は、低周波の印加が層間絶縁膜の形成前に半導体基板内
に形成してあるトランジスタ特性を劣化させる原因とな
ることがあるので、必ずしも最良の方法とは言えなかっ
た。
に影響を与える低周波を印加することなく、経時的に安
定した特性を有する低誘電率のPCVD−SiOF膜を
得ることを目的とする。
気相成長法を用いた絶縁膜の形成方法において、絶縁膜
を形成する原料ガスとして、テトラエチルオルソシリケ
ート、酸素、及び、C 2 F6 を用いると共に、テトラエ
チルオルソシリケートガスに対する酸素ガスの体積流量
比を20倍乃至40倍にしたことを特徴とする。
ケート、酸素、及び、C2 F6 からなる原料ガスにおけ
る、テトラエチルオルソシリケートガスに対するC2 F
6 の体積流量比を5倍乃至7倍にしたことを特徴とす
る。
方法において、テトラエチルオルソシリケート、酸素、
及び、C2 F6 からなる原料ガスにおける、テトラエチ
ルオルソシリケートガスに対する酸素ガスの体積流量比
を20倍乃至40倍にすることによって、経時的に安定
した特性を有する低誘電率のPCVD−SiOF膜を得
ることができる。
変化の安定性によって決められるものであり、20倍未
満では経時変化が大きくなり成膜時の誘電率が3.5〜
3.7程度と低くても数日後には4程度となり、従来の
PCVD−SiO2 膜とそれほど差がなくなる。
レベルの成膜速度、及び、配線段差に対する被覆性(s
tep coverage:ステップ・カヴァレージ)
により決められるものであり、40倍を越えると成膜速
度が遅くなり、且つ、配線段差に対する被覆性が低下す
るので実用的ではなくなる。
素、及び、C2 F6 からなる原料ガスにおける、テトラ
エチルオルソシリケートガスに対するC2 F6 の体積流
量比を5倍乃至7倍にすることによって、SiOF膜の
吸湿性を少なくして経時的にさらに安定した特性を有す
る低誘電率のPCVD−SiOF膜を得ることができ
る。
る誘電率によって決められるものであり、5倍未満では
成膜時の誘電率が3.7以上になり、その後の経時変化
を考慮すると3.8以上になるので、信号伝播遅延防止
の効果が少なくなる。
化の安定性によって決められるものであり、7倍を越え
ると、例えば、8倍の場合には、成膜時の誘電率は3.
5と非常に低誘電率であるものの、数日後には4程度と
なり、従来のPCVD−SiO2 膜とそれほど差がなく
なる。
気相成長装置(PCVD装置)の概略的構成図であり、
まず、図1を参照して本発明の基本的製造方法を説明す
る。
接続し且つ13.56MHzの高周波電源3に接続され
たシャワーヘッド型上部電極4、被処理基板5の載置台
を兼ね且つ接地された下部電極6、及び、真空ポンプ7
に接続する排気口8によって主要部が構成される。な
お、被処理基板5及び載置台となる下部電極の加熱は、
反応室1の外に置かれたランプ(図示せず)による、ラ
ンプ加熱を用いる。
を介してC2 F6 ボンベ10が接続され、C2 F6 ガス
流量はマスフローコントローラ11によって制御され
る。また、配管12を介してO2 ボンベ13が接続さ
れ、O2 ガス流量はマスフローコントローラ14によっ
て制御される。さらに、配管15を介してTEOS(テ
トラエチルオルソシリケート)源が接続されている。
が収容されているTEOS容器17、及び、圧縮したH
eを送り込む配管18で構成され、TEOS源に接続さ
れる配管15は液体TEOS16の中に差し込まれるよ
うにする。
ら圧縮したHeを0.5〜1.0kg/cm2 の圧力で
送り込んで、液体TEOSを配管15に送り込むが、T
EOSの供給量は配管15に設けた液体マスフローコン
トローラ19によって制御される。
流量が制御された液体TEOSは気化器20内で気化し
てTEOSガスとなる。この気化器20には、配管21
及び配管24を介してHeボンベ22が接続され、TE
OSガスの供給量を安定化するキャリアガスとなるHe
ガスの流量はマスフローコントローラ23によって制御
される。
されたHeガスは配管24を介して気化器20内に送り
込まれ、TEOSガスと共に配管2を介して反応室1に
送り込まれる。この配管2にヒーター25を設け、配管
2を100℃に加熱することによって気化したTEOS
が配管2内で再び液化しないようにする。
したガスを直接供給する方法をダイレクト・インジェク
ションと言い、本発明におけるTEOSガスの流量はこ
のようなガス状態での流量(キャリアガスを含まない流
量)である。
及び配管12を介してC2 F6 ガス及びO2 を供給し、
高周波電源3によってシャワーヘッド型上部電極4及び
下部電極6の間に高周波電力を印加することによってプ
ラズマを発生させ、被処理基板5上にSiOF膜を堆積
させる。
験結果を図2乃至図10を参照して説明し、実験結果に
基づいて本発明の実施例として好適な各種製造条件の数
値範囲を検討する。 図2参照 図2は、TEOSガス、C2 F6 ガス、及び、Heガス
の流量を、それぞれ30sccm、210sccm(C
2 F6 とTEOSのガス流量比、即ち、C2 F 6 /TE
OS=7)、及び、500sccmとし、O2 ガスの流
量を300、450、600、1200、1350sc
cmと変化させて、SiOF膜を堆積させ、得られたS
iOF膜を大気中に放置することによる誘電率の経時変
化を測定した結果を示すものである。
cm2 であり、成膜圧力は5Torrであり、また、載
置台の温度は400℃である。そして、この条件下で2
000〜2700Å/分の堆積速度により、6000Å
の厚さのSiOF膜を堆積させた。
F6 /TEOSが7の場合、成膜時の誘電率は約3.6
でO2 流量に対する依存性はほとんど見られない。しか
し、大気中に放置すると、大気中の水分を吸収すること
によって次第に誘電率が増加する。
OSのガス流量比、即ち、O2 /TEOS=10)、及
び、O2 の流量が450sccm(O2 /TEOS=1
5)の場合には、経時変化が大きく、7日放置した場合
には4.0乃至4.2程度まで増加し、PCVD−Si
O2 膜と差がなくなり、実用上の意味がなくなる。
/TEOS=20)以上にした場合には、経時変化が小
さく大気放置後4日ごろから誘電率の増加に飽和の傾向
が見られ、3.75程度以下におちつく。
20倍以上にすると経時変化が安定な低誘電率の膜が得
られるが、O2 の流量が1350sccm(O2 /TE
OS=45)以上になると、成膜速度が小さくなりす
ぎ、且つ、配線段差に対する被覆性(ステップ・カヴァ
レージ)が悪くなり、実用上の問題が生ずるので、O2
の流量が1200sccm(O2 /TEOS=40)が
上限として適当であると判断する。
2 F6 ガス、及び、Heガスの流量を、それぞれ30s
ccm、150sccm(C2 F6 /TEOS=5)、
及び、500sccmとし、O2 ガスの流量を300、
450、600、1200sccmと変化させて、Si
OF膜を堆積させ、得られたSiOF膜を大気中に放置
した場合の結果を検討する。
同様で、印加電力は1.80W/cm2 であり、成膜圧
力は5Torrであり、また、載置台の温度は400℃
である。そして、この条件下で2700〜3000Å/
分の堆積速度により、6000Åの厚さのSiOF膜を
堆積させた。
やや高めになるが、図2の場合と同様にO2 流量に対す
る依存性はほとんど見られず、また、大気中に放置する
と、大気中の水分を吸収することによって次第に誘電率
が増加する。
sccm(O2 /TEOS=10)、及び、O2 の流量
が450sccm(O2 /TEOS=15)の場合に
は、経時変化が大きく、7日放置した場合には4.0乃
至4.2程度まで増加し、PCVD−SiO2 膜と差が
なくなり、実用上の意味がなくなる。
/TEOS=20)以上にした場合には、経時変化が小
さく大気放置後4日ごろから誘電率の増加に飽和の傾向
が見られ、3.8程度以下におちつく。
20倍以上にすると経時変化が安定な低誘電率の膜が得
られるが、O2 の流量が多くなると図2の場合と同様に
成膜速度が小さくなりすぎ、且つ、ステップ・カヴァレ
ージが悪くなり、実用上の問題が生ずるので、やはりO
2 の流量が1200sccm(O2 /TEOS=40)
が上限として適当であると判断する。
5倍未満にすると、SiOF膜中のフッ素濃度が少なく
なるため成膜時の誘電率が3.7よりさらに高くなり、
その後の経時変化を考慮すると敢えてフッ素を添加する
意味が薄れるので、TEOSに対するC2 F6 の流量は
5倍が下限として適当である。
2 F6 ガス、及び、Heガスの流量を、それぞれ30s
ccm、240sccm(C2 F6 /TEOS=8)、
及び、500sccmとし、O2 ガスの流量を300、
600、1350sccmと変化させて、SiOF膜を
堆積させ、得られたSiOF膜を大気中に放置した場合
の結果を検討する。
同様で、印加電力は1.80W/cm2 であり、成膜圧
力は5Torrであり、また、載置台の温度は400℃
である。そして、この条件下で1900〜2100Å/
分の堆積速度により、6000Åの厚さのSiOF膜を
堆積させた。
度とかなり低くなり、図2の場合と同様にO2 流量に対
する依存性はほとんど見られず、また、大気中に放置す
ると、大気中の水分を吸収することによって次第に誘電
率が増加する。
50sccm(O2 /TEOS=45)であっても、経
時変化が大きく、7日放置した場合には3.9となり、
且つ、誘電率の増加に飽和傾向が見られないので、さら
に放置した場合には、4.0以上に増加するものと推測
されるので、PCVD−SiO2 膜と差がなくなり、敢
えてフッ素を添加する意味がなくなる。
対して8倍以上にすると経時変化が大きく、最終的には
低誘電率のSiOF膜が得られないので、TEOSに対
するC2 F6 の流量は7倍が上限として適当である。
合的に判断すると、TEOSに対するO2 の体積流量比
は20倍〜40倍が好適であり、また、TEOSに対す
るC 2 F6 の体積流量比は5倍〜7倍が好適である。
電率の安定性を測定したので、その結果を図5乃至図1
0を参照して検討する。先ず、図5は、印加電力(1
3.56MHz)を変化させた場合に、SiOF膜の誘
電率の安定性が得られるO2 流量の印加電力依存性を測
定したもので、この時の成膜条件は、TEOSガス、C
2 F6 ガス、及び、Heガスの流量はそれぞれ30sc
cm、210sccm(C2 F6 /TEOS=7)、及
び、500sccm、成膜圧力は5Torr、載置台温
度は400℃である。
るO2 流量が600sccmの場合の安定性程度の安定
性であり、図2乃至図4からO2 流量が多い方が安定性
が増すことが明らかであるので、安定性の得られるO2
流量の下限値を示すものである。
5W/cm2 と通常使用している実用的な範囲で変化さ
せたが、得られた結果は、1.54W/cm2〜2.0
5W/cm2 の範囲において600sccm〜700s
ccmとほとんど印加電力依存性が見られなかった。し
たがって、前記のO2 /TEOS比の20倍〜40倍
は、印加電力と実質的に関係なく成立する数値範囲であ
る。
成膜圧力を変化させた場合に、SiOF膜の誘電率の安
定性が得られるO2 流量の成膜圧力依存性を測定したも
ので、この時の成膜条件は、TEOSガス、C2 F6 ガ
ス、及び、Heガスの流量はそれぞれ30sccm、2
10sccm(C2 F6 /TEOS=7)、及び、50
0sccm、印加電力は1.80W/cm2 、載置台温
度は400℃である。なお、この場合の安定性の意味も
図5の場合と同様である。
orrと実用的な範囲で変化させたが、得られた結果
は、3.0Torr〜8.0Torrの範囲において約
600sccmと全く成膜圧力依存性は見られなかっ
た。したがって、前記のO2 /TEOS比の20倍〜4
0倍は、成膜圧力と実質的に関係なく成立する数値範囲
である。
流量を500sccmにした状態でC2 F6 /TEOS
比を7に固定し、両者のガスの総流量を変化させた場合
に、SiOF膜の誘電率の安定性が得られるO2 流量の
ガス総流量依存性を測定したもので、この時の成膜条件
は、成膜圧力は5Torr、印加電力は1.80W/c
m2 、載置台温度は400℃である。なお、この場合の
安定性の意味も図5の場合と同様である。
80(10:70)sccm〜360(45:315)
sccmの範囲で変化させたが、得られた結果は、総流
量が80(10:70)sccmの場合は200scc
mのO2 流量、即ち、O2 /TEOS=20、総流量が
120(15:105)sccmの場合は300scc
mのO2 流量、即ち、O2 /TEOS=20、総流量が
240(30:210)sccmの場合は600scc
mのO2 流量、即ち、O2 /TEOS=20、そして、
総流量が360(45:315)sccmの場合は90
0sccmのO2 流量、即ち、O2 /TEOS=20が
得られた。
量と誘電率の安定化に必要なO2 流量とはリニアーな関
係にあるので、前記のO2 /TEOS比の20倍〜40
倍は、TEOSガスとC2 F6 ガスの総流量と関係なく
成立する数値範囲である。
ガス及びC2 F6 ガスの流量をそれぞれ30sccm及
び210sccm(C2 F6 /TEOS=7)とした状
態で、Heガスの流量を変化させた場合に、SiOF膜
の誘電率の安定性が得られるO2 流量のHeガス流量依
存性を測定したもので、この時の成膜条件は、成膜圧力
は5Torr、印加電力は1.80W/cm2 、載置台
温度は400℃である。なお、この場合の安定性の意味
も図5の場合と同様である。
0sccmと通常使用している実用的な範囲で変化させ
たが、得られた結果は、300sccm〜1000sc
cmの範囲において、誘電率を安定化させるために必要
なO2 ガス流量は600sccm〜700sccmであ
り、ほとんどHeガス流量依存性は見られなかった。し
たがって、前記のO2 /TEOS比の20倍〜40倍
は、Heガス流量と実質的に関係なく成立する数値範囲
である。
験におけるHeガスをArガスに代えたものであり、即
ち、TEOSガス及びC2 F6 ガスの流量をそれぞれ3
0sccm及び210sccm(C2 F6 /TEOS=
7)とした状態で、Arガスの流量を変化させた場合
に、SiOF膜の誘電率の安定性が得られるO2 流量の
Arガス流量依存性を測定したもので、この時の成膜条
件は、成膜圧力は5Torr、印加電力は1.80W/
cm2 、載置台温度は400℃である。なお、この場合
の安定性の意味も図5の場合と同様である。
0sccmと通常使用している実用的な範囲で変化させ
たが、得られた結果は、300sccm〜1000sc
cmの範囲において、誘電率を安定化させるために必要
なO2 ガス流量は600sccm〜700sccmであ
り、ほとんどArガス流量依存性は見られなかった。し
たがって、前記のO2 /TEOS比の20倍〜40倍
は、Arガス流量と実質的に関係なく成立する数値範囲
である。
も、Heガスと同様な結果が得られたのは、両者とも不
活性ガスであるため成膜過程の化学反応に直接関与しな
いためと考えられ、不活性ガスをキャリアガスとして用
いる限り、前記のO2 /TEOS比の20倍〜40倍
は、キャリアガスの種類と実質的に関係なく成立する数
値範囲である。
/TEOSの比は7と一定であるが、これらの実験結果
がC2 F6 /TEOS=5〜7の場合にも成立すること
は容易に予測しえる所であり、少なくとも、図2乃至図
3に示す好適実施例において成立する条件である。
度は400℃で一定であるが、この400℃は本発明の
PCVD法おける最適温度であり、この温度をあまり変
化させて実験する意味がないからである。
と、アルミニウム配線層や、オーミック電極、或いは、
場合によっては、ショットキーバリア電極に悪影響を与
えるので自ずと上限があり、また、低くなりすぎても、
SiOF膜の緻密度が低下する等の膜質の劣化が起きる
ので自ずと下限もある。例えば、本発明のPCVD法に
おける載置台温度は、360℃〜420℃の範囲が好適
である。
るO2 ガスの添加量の最適化によって、何故SiOF膜
の誘電率が安定化するのかについて実験したので、その
結果を検討する。
0sccm:500sccmとO2 流量を最適化したS
iOF膜と、TEOS:O2 :He=30sccm:4
00sccm:500sccmとO2 流量を最適化して
いないSiOF膜のTDS(Thermal Deso
rption Spectroscopy)分析の結果
を示すものである。
われるものであって、高真空下において、測定する試料
を昇温加熱し、昇温時に放出されるガスの分子量から試
料中に存在する物質の元素や分子を同定するものであ
り、SiOF膜の場合には膜中のFはフッ化水素(H
F)として放出されるので、図10は放出されたHFの
量を測定したものである。
ていくと、O2 流量が最適化されたSiOF膜の場合に
はHFの脱ガスは700℃以上で起こるのに対して、O
2 流量が最適化されていないSiOF膜の場合には40
0℃以下で既に脱ガスが始まり、且つ、脱ガスの量も大
幅に異なる。
OF膜の場合には、膜中のフッ素原子はシリコン原子と
結合せずに単体として存在していることを示唆するもの
であり、この未結合のフッ素原子が水分(H2 O)の吸
収に関与しているものと考えられる。
TEOS比を20倍〜40倍とした場合に、成膜圧力、
印加電力、総ガス流量、キャリアガスの流量、及び、キ
ャリアガスの種類に依存することなく、誘電率が経時的
に安定した低誘電率のSiOF膜を、実用上問題のない
成膜速度で、且つ、良好なステップ・カヴァレージで堆
積することができる。
5倍〜7倍とすることによって、PCVD−SiO2 膜
より低誘電率のSiOF膜を安定に形成することがで
き、半導体集積回路装置における信号伝播遅延を低減す
ることができる。
2 F6 を用いているが、それはC2F6 が吸湿性の制御
及び低誘電率化にとって最適であるからである。即ち、
フッ素源としてはC4 F8 、C3 F6 、或いは、CHF
3 等が挙げられるが、これらは重合性が高くプラズマ中
でCとFとの重合体を作りやすいので、成膜したSiO
F膜中にこのような重合体が不純物として残留しやす
く、膜の吸湿性を制御することが難しくなる。
CF4 が挙げられるが、これらのガスはプラズマ中での
分解効率が悪いために膜中にFを取り込み難く、したが
って、低誘電率化が困難であるためである。
示したダイレクト・インジェクション法を用いたPCV
D装置を用いているが、TEOS源として通常用いられ
ているバブラーを利用したPCVD装置を用いても良い
ものであるが、この場合には、TEOSガスの流量の制
御が難しくなる。また、加熱手段としては、ランプ加熱
を用いているが、抵抗ヒーターを用いても良いものであ
る。
集積回路装置の層間絶縁膜に適用した場合について述べ
ているが、本発明の絶縁膜の形成方法は、半導体集積回
路装置の層間絶縁膜の形成方法に限られるものではな
く、光IC等の他の誘電体集積回路装置にも適用し得る
ものである。
リケート(TEOS)、酸素、及び、C2 F6 を原料ガ
スとして用いたプラズマ化学気相成長法により絶縁膜を
形成する際に、テトラエチルオルソシリケートガスに対
する酸素ガスの体積流量比を20倍乃至40倍にし、ま
た、テトラエチルオルソシリケートガスに対するC2 F
6 の体積流量比を5倍乃至7倍にすることによって、誘
電率が経時的に安定な低誘電率のSiOF膜を得ること
ができ、したがって、このSiOF膜を層間絶縁膜とし
て用いた場合には、半導体集積回路装置の信号伝播遅延
を防止することができ、半導体集積回路装置の高速性と
信頼性とを大きく向上することができる。
置の概略的構成図である。
を7とした場合の、SiOF膜の誘電率の安定性のO2
流量依存性を示す図である。
を5とした場合の、SiOF膜の誘電率の安定性のO2
流量依存性を示す図である。
を8とした場合の、SiOF膜の誘電率の安定性のO2
流量依存性を示す図である。
を7とした場合の、SiOF膜の誘電率の安定に必要な
O2 流量の印加電力依存性を示す図である。
を7とした場合の、SiOF膜の誘電率の安定に必要な
O2 流量の成膜圧力依存性を示す図である。
を7とした場合の、SiOF膜の誘電率の安定に必要な
O2 流量の総ガス流量依存性を示す図である。
を7とした場合の、SiOF膜の誘電率の安定に必要な
O2 流量のHeガス流量依存性を示す図である。
を7とした場合の、SiOF膜の誘電率の安定に必要な
O2 流量のArガス流量依存性を示す図である。
依存性を示す図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 プラズマ化学気相成長法を用いた絶縁膜
の形成方法において、前記絶縁膜を形成する原料ガスと
して、テトラエチルオルソシリケート、酸素、及び、C
2 F6 を用いると共に、テトラエチルオルソシリケート
ガスに対する酸素ガスの体積流量比を20倍乃至40倍
にしたことを特徴とする絶縁膜の形成方法。 - 【請求項2】 上記原料ガスにおける、テトラエチルオ
ルソシリケートガスに対するC2 F6 の体積流量比を5
倍乃至7倍にしたことを特徴とする請求項1記載の絶縁
膜の形成方法。
Priority Applications (5)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP02913795A JP3218534B2 (ja) | 1995-02-17 | 1995-02-17 | 絶縁膜の形成方法 |
| US08/597,879 US6037274A (en) | 1995-02-17 | 1996-02-07 | Method for forming insulating film |
| KR1019960003328A KR100268074B1 (ko) | 1995-02-17 | 1996-02-12 | 반도체장치 및 절연막의 형성방법 |
| US09/389,009 US6448666B1 (en) | 1995-02-17 | 1999-09-02 | Semiconductor device and method for forming insulating film |
| KR1020000016028A KR100294376B1 (ko) | 1995-02-17 | 2000-03-29 | 반도체장치 및 절연막 형성방법 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP02913795A JP3218534B2 (ja) | 1995-02-17 | 1995-02-17 | 絶縁膜の形成方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08222560A true JPH08222560A (ja) | 1996-08-30 |
| JP3218534B2 JP3218534B2 (ja) | 2001-10-15 |
Family
ID=12267901
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP02913795A Expired - Lifetime JP3218534B2 (ja) | 1995-02-17 | 1995-02-17 | 絶縁膜の形成方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3218534B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0964176A (ja) * | 1995-08-21 | 1997-03-07 | Oki Electric Ind Co Ltd | 半導体素子の製造方法 |
-
1995
- 1995-02-17 JP JP02913795A patent/JP3218534B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0964176A (ja) * | 1995-08-21 | 1997-03-07 | Oki Electric Ind Co Ltd | 半導体素子の製造方法 |
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|---|---|
| JP3218534B2 (ja) | 2001-10-15 |
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