JPH08223190A - 通信システム - Google Patents
通信システムInfo
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- JPH08223190A JPH08223190A JP7024997A JP2499795A JPH08223190A JP H08223190 A JPH08223190 A JP H08223190A JP 7024997 A JP7024997 A JP 7024997A JP 2499795 A JP2499795 A JP 2499795A JP H08223190 A JPH08223190 A JP H08223190A
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Landscapes
- Selective Calling Equipment (AREA)
- Testing Electric Properties And Detecting Electric Faults (AREA)
- Small-Scale Networks (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 マスタと複数のスレーブとの間で1対n通信
を行う通信システムにおいて、マスタからの要求メッセ
ージに対して、複数のスレーブが自らの応答メッセージ
をマスタに送信する際に、通信路上で他のメッセージと
衝突させないようにする。 【構成】 テスタ5(マスタ)が要求メッセージ1を送
信したら、制御装置2(スレーブ)は、トラブルコード
数を組み込んだ応答メッセージを送信する。このとき制
御装置1(スレーブ)は、上記応答メッセージのコード
数に応じて待ち時間tを設定した後、自らの応答メッセ
ージを送信する。そしてテスタ5が要求メッセージ2を
送信したら、制御装置2は、上記コード数に応じた長さ
の応答メッセージ1、2を送信する。このとき制御装置
1は、要求メッセージ2の送信から待ち時間tが経過し
てから、すなわち上記応答メッセージ2の送信が完了し
てから、自らの応答メッセージを送信する。
を行う通信システムにおいて、マスタからの要求メッセ
ージに対して、複数のスレーブが自らの応答メッセージ
をマスタに送信する際に、通信路上で他のメッセージと
衝突させないようにする。 【構成】 テスタ5(マスタ)が要求メッセージ1を送
信したら、制御装置2(スレーブ)は、トラブルコード
数を組み込んだ応答メッセージを送信する。このとき制
御装置1(スレーブ)は、上記応答メッセージのコード
数に応じて待ち時間tを設定した後、自らの応答メッセ
ージを送信する。そしてテスタ5が要求メッセージ2を
送信したら、制御装置2は、上記コード数に応じた長さ
の応答メッセージ1、2を送信する。このとき制御装置
1は、要求メッセージ2の送信から待ち時間tが経過し
てから、すなわち上記応答メッセージ2の送信が完了し
てから、自らの応答メッセージを送信する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数のスレーブ装置
(例えばエンジン制御装置、トランスミッション制御装
置のような電子制御装置)と、これに外部接続されるマ
スタ装置(例えばテスタのような外部装置)との間で、
例えば診断のためのデータ通信を行う通信システムに関
する。
(例えばエンジン制御装置、トランスミッション制御装
置のような電子制御装置)と、これに外部接続されるマ
スタ装置(例えばテスタのような外部装置)との間で、
例えば診断のためのデータ通信を行う通信システムに関
する。
【0002】
【従来の技術】近年の車両のエレクトロニクス化は目ざ
ましく、エンジンやトランスミッションをはじめとする
車両各部の車載機器が、マイクロコンピュータによって
高度に電子制御化されている。このため、これら車載機
器の制御性は飛躍的に高められるに至っているが、その
反面、これら車載機器の故障診断はますます複雑なもの
になってきている。
ましく、エンジンやトランスミッションをはじめとする
車両各部の車載機器が、マイクロコンピュータによって
高度に電子制御化されている。このため、これら車載機
器の制御性は飛躍的に高められるに至っているが、その
反面、これら車載機器の故障診断はますます複雑なもの
になってきている。
【0003】このため多くの車載電子制御装置には自己
診断機能が付加されて、その対象とする車載機器を制御
するとともに、車載機器や制御装置自らの故障診断をも
行うように改良されたり、あるいは、(イ)これら車載
電子制御装置をスレーブ装置とし、このスレーブ装置
を、故障診断テスタと称されるマスタ装置としての外部
装置に共通接続し、この故障診断テスタによる支援のも
とに、より高度な故障診断や診断データの解析を行う、
(ロ)これら車載電子制御装置間で、1つをマスタ、他
をスレーブとする通信路を形成し、このマスタとなる電
子制御装置を通じて、他の全ての電子制御装置の故障診
断等を集中して行う、等のシステムとして改良される
等、ますます複雑になりつつある車両システムの診断に
対処するための様々な工夫が講じられている。
診断機能が付加されて、その対象とする車載機器を制御
するとともに、車載機器や制御装置自らの故障診断をも
行うように改良されたり、あるいは、(イ)これら車載
電子制御装置をスレーブ装置とし、このスレーブ装置
を、故障診断テスタと称されるマスタ装置としての外部
装置に共通接続し、この故障診断テスタによる支援のも
とに、より高度な故障診断や診断データの解析を行う、
(ロ)これら車載電子制御装置間で、1つをマスタ、他
をスレーブとする通信路を形成し、このマスタとなる電
子制御装置を通じて、他の全ての電子制御装置の故障診
断等を集中して行う、等のシステムとして改良される
等、ますます複雑になりつつある車両システムの診断に
対処するための様々な工夫が講じられている。
【0004】ところで、こうした故障診断テスタを用い
て車両システムの診断を行う場合、故障診断テスタと車
載電子制御装置との間における通信手順として、一般的
に国際規格ISO−9141−2で規定された通信手順
を用いる場合が多い。この国際規格における通信手順を
図9を用いて説明すると、 (1)故障診断テスタが第1〜第n電子制御装置に対
し、診断要求メッセージRM1を送信する。 (2)優先順位の最も高い第1電子制御装置が、この診
断要求メッセージRM1に対する応答の準備を開始す
る。 (3)第1電子制御装置が故障診断テスタに対し、要求
メッセージRM1に対する応答メッセージAM11を送
信する。 (4)優先順位が次に高い第2電子制御装置は、上記第
1電子制御装置による応答完了を確実にするために、一
旦同期が外され、同要求メッセージRM1に対する自分
の応答の準備を開始する。 (5)第2電子制御装置が故障診断テスタに対し、要求
メッセージRM1に対する応答メッセージAM12を送
信する。 (6)これら(2)と(3)、および(4)と(5)の
処理を、優先順位の最も低い第n電子制御装置まで繰り
返す。 (7)その後、故障診断テスタは、上記各電子制御装置
による応答完了を確実にするために、一旦同期が外さ
れ、次の診断要求メッセージRM2のための準備を開始
する。 (8)故障診断テスタが第1〜第n電子制御装置に対
し、同要求メッセージRM2を送信する。 といった態様でのデータ授受が繰り返し実行される。
て車両システムの診断を行う場合、故障診断テスタと車
載電子制御装置との間における通信手順として、一般的
に国際規格ISO−9141−2で規定された通信手順
を用いる場合が多い。この国際規格における通信手順を
図9を用いて説明すると、 (1)故障診断テスタが第1〜第n電子制御装置に対
し、診断要求メッセージRM1を送信する。 (2)優先順位の最も高い第1電子制御装置が、この診
断要求メッセージRM1に対する応答の準備を開始す
る。 (3)第1電子制御装置が故障診断テスタに対し、要求
メッセージRM1に対する応答メッセージAM11を送
信する。 (4)優先順位が次に高い第2電子制御装置は、上記第
1電子制御装置による応答完了を確実にするために、一
旦同期が外され、同要求メッセージRM1に対する自分
の応答の準備を開始する。 (5)第2電子制御装置が故障診断テスタに対し、要求
メッセージRM1に対する応答メッセージAM12を送
信する。 (6)これら(2)と(3)、および(4)と(5)の
処理を、優先順位の最も低い第n電子制御装置まで繰り
返す。 (7)その後、故障診断テスタは、上記各電子制御装置
による応答完了を確実にするために、一旦同期が外さ
れ、次の診断要求メッセージRM2のための準備を開始
する。 (8)故障診断テスタが第1〜第n電子制御装置に対
し、同要求メッセージRM2を送信する。 といった態様でのデータ授受が繰り返し実行される。
【0005】このように通常は、スレーブ装置である第
1〜第n電子制御装置に対して優先順位を予め持たせて
おき、これら各電子制御装置から応答メッセージが送信
される順番を決めておく。例えば上記第2電子制御装置
については、これよりも優先順位の高い第1電子制御装
置からの応答メッセージの送信が完了したことを確認し
て初めて、第2電子制御装置からの応答メッセージが送
信されるようにしている。
1〜第n電子制御装置に対して優先順位を予め持たせて
おき、これら各電子制御装置から応答メッセージが送信
される順番を決めておく。例えば上記第2電子制御装置
については、これよりも優先順位の高い第1電子制御装
置からの応答メッセージの送信が完了したことを確認し
て初めて、第2電子制御装置からの応答メッセージが送
信されるようにしている。
【0006】このような調停が行われることによって、
これら応答メッセージが上記通信路上で衝突しないよう
にし、ひいてはデータが破壊されるといった事態も回避
できるようにしている。また、上記メッセージを構成す
る各データバイトのビットフォーマットには、例えば図
10に示されるような8ビットからなるNRZ(ノンリ
ターンゼロ)方式が採用されている。そして、その先頭
に論理L(ロー)レベルのスタートビットが、またその
末尾に論理H(ハイ)レベルのストップビットがそれぞ
れ付加されて、これらデータバイトの存在が認識される
ようになっている。
これら応答メッセージが上記通信路上で衝突しないよう
にし、ひいてはデータが破壊されるといった事態も回避
できるようにしている。また、上記メッセージを構成す
る各データバイトのビットフォーマットには、例えば図
10に示されるような8ビットからなるNRZ(ノンリ
ターンゼロ)方式が採用されている。そして、その先頭
に論理L(ロー)レベルのスタートビットが、またその
末尾に論理H(ハイ)レベルのストップビットがそれぞ
れ付加されて、これらデータバイトの存在が認識される
ようになっている。
【0007】なお、上記国際規格によれば、1つの電子
制御装置から送信される応答メッセージを構成するデー
タバイトのうち、あるバイトのストップビットが完了し
てから次のバイトのスタートビットの先端が来るまでの
時間を、図9に示される時間P1(0〜20ms)と規
定している。従って、あるバイトのストップビットが完
了してから20ms以内には、次のバイトのスタートビ
ットの先端が来ることになる。
制御装置から送信される応答メッセージを構成するデー
タバイトのうち、あるバイトのストップビットが完了し
てから次のバイトのスタートビットの先端が来るまでの
時間を、図9に示される時間P1(0〜20ms)と規
定している。従って、あるバイトのストップビットが完
了してから20ms以内には、次のバイトのスタートビ
ットの先端が来ることになる。
【0008】また上記国際規格によれば、あるメッセー
ジの最後に付加されるチェックサムバイト(以下、CS
という)のストップビットが完了し、次のメッセージの
スタートビットの先端が来るまでの時間を、図9に示さ
れる時間P2(0〜50msまたは25〜50ms、P
2>P1)と規定している。従って、ある電子制御装置
から送信された応答メッセージのCSのストップビット
が完了してから50ms以内には、次のメッセージのス
タートビットの先端が来ることになる。
ジの最後に付加されるチェックサムバイト(以下、CS
という)のストップビットが完了し、次のメッセージの
スタートビットの先端が来るまでの時間を、図9に示さ
れる時間P2(0〜50msまたは25〜50ms、P
2>P1)と規定している。従って、ある電子制御装置
から送信された応答メッセージのCSのストップビット
が完了してから50ms以内には、次のメッセージのス
タートビットの先端が来ることになる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記メッセ
ージの長さは可変長であるが、メッセージとして一度に
送ることのできる最大データ数、すなわち最大バイト数
は、米国自動車技術会(SAE)のE/E故障診断テス
トモード推奨手順J1979によって決められている。
図11に、このJ1979によって決められているメッ
セージのフレーム構成を示す。
ージの長さは可変長であるが、メッセージとして一度に
送ることのできる最大データ数、すなわち最大バイト数
は、米国自動車技術会(SAE)のE/E故障診断テス
トモード推奨手順J1979によって決められている。
図11に、このJ1979によって決められているメッ
セージのフレーム構成を示す。
【0010】図11に示すように、メッセージを構成す
る最大バイト数は、メッセージヘッダの3バイト、デー
タバイトの7バイト(♯1〜♯7)、およびCSの合計
11バイトというように規定されている。このように最
大バイト数を制限するのは、メッセージを受信する受け
手(スレーブまたはマスタ)が、マイクロコンピュータ
で行うプログラム処理の関係上、受信データをリアルタ
イムにて処理する能力がないためである。そして、受信
データをリアルタイムにて処理させるためには、その受
信データを一時的にバッファに格納させておく必要があ
り、そのために、そのバッファの数の上限を予め決めて
おくのである。
る最大バイト数は、メッセージヘッダの3バイト、デー
タバイトの7バイト(♯1〜♯7)、およびCSの合計
11バイトというように規定されている。このように最
大バイト数を制限するのは、メッセージを受信する受け
手(スレーブまたはマスタ)が、マイクロコンピュータ
で行うプログラム処理の関係上、受信データをリアルタ
イムにて処理する能力がないためである。そして、受信
データをリアルタイムにて処理させるためには、その受
信データを一時的にバッファに格納させておく必要があ
り、そのために、そのバッファの数の上限を予め決めて
おくのである。
【0011】こうした事情から、上記各電子制御装置の
うち例えば第1電子制御装置が応答しなければならない
データが10バイト(CSを含めると11バイト)を超
えるときは、応答メッセージを複数に分けて送信しなけ
ればならない。一方、上記国際規格が規定する時間P2
(図9)とは、あるメッセージにおけるCSのストップ
ビットが完了し、次のメッセージのスタートビットの先
端が来るまでの時間を規定しているものであるので、上
記のように第1電子制御装置から複数のメッセージを送
信する場合にも、これらのメッセージの間隔を上記時間
P2にする必要がある。
うち例えば第1電子制御装置が応答しなければならない
データが10バイト(CSを含めると11バイト)を超
えるときは、応答メッセージを複数に分けて送信しなけ
ればならない。一方、上記国際規格が規定する時間P2
(図9)とは、あるメッセージにおけるCSのストップ
ビットが完了し、次のメッセージのスタートビットの先
端が来るまでの時間を規定しているものであるので、上
記のように第1電子制御装置から複数のメッセージを送
信する場合にも、これらのメッセージの間隔を上記時間
P2にする必要がある。
【0012】しかしこの場合、第1電子制御装置よりも
優先順位の低い第2電子制御装置は、第1電子制御装置
からいくつのメッセージが送信されるのかが分からな
い。そのため、第1電子制御装置から送信された1番目
のメッセージの終了が確認された時刻から時間P2後
に、第2電子制御装置は自分のメッセージの送信を開始
してしまう場合が発生する。この様子を図12を用いて
説明する。
優先順位の低い第2電子制御装置は、第1電子制御装置
からいくつのメッセージが送信されるのかが分からな
い。そのため、第1電子制御装置から送信された1番目
のメッセージの終了が確認された時刻から時間P2後
に、第2電子制御装置は自分のメッセージの送信を開始
してしまう場合が発生する。この様子を図12を用いて
説明する。
【0013】すわなちいま、第1電子制御装置から時刻
t1に送信された第1応答メッセージが時刻t2に終了
したとすると、第1電子制御装置は、この時刻t2から
時間P2後の時刻t3に、通信路が空いた状態(アイド
ル状態)がP2続いたことを確認し、第2応答メッセー
ジの送信の準備をする。但し、実際に第2応答メッセー
ジが送信されるのは、第1電子制御装置におけるマイク
ロコンピュータの処理遅れ等に起因して、通常は、この
時刻t3から更にP2′遅れた時刻t5となる。
t1に送信された第1応答メッセージが時刻t2に終了
したとすると、第1電子制御装置は、この時刻t2から
時間P2後の時刻t3に、通信路が空いた状態(アイド
ル状態)がP2続いたことを確認し、第2応答メッセー
ジの送信の準備をする。但し、実際に第2応答メッセー
ジが送信されるのは、第1電子制御装置におけるマイク
ロコンピュータの処理遅れ等に起因して、通常は、この
時刻t3から更にP2′遅れた時刻t5となる。
【0014】他方、第2電子制御装置は、第1応答メッ
セージの終了時刻t2から、上記アイドル状態が時間P
2続いたことから、自分が応答メッセージを送信するタ
イミングであると判断し、自分の応答メッセージの送信
を準備する。但しこの場合も、第2電子制御装置のマイ
クロコンピュータの処理遅れ等に起因して、実際にメッ
セージが送信されるのは時刻t4となる。
セージの終了時刻t2から、上記アイドル状態が時間P
2続いたことから、自分が応答メッセージを送信するタ
イミングであると判断し、自分の応答メッセージの送信
を準備する。但しこの場合も、第2電子制御装置のマイ
クロコンピュータの処理遅れ等に起因して、実際にメッ
セージが送信されるのは時刻t4となる。
【0015】この場合には、時刻t4に、第2電子制御
装置から応答メッセージが送信されているにも係わら
ず、その少し後の時刻t5に、第1電子制御装置から第
2応答メッセージが送信されてしまい、この時刻t5
に、両メッセージが互いに衝突してしまう。もっとも、
このような微妙なタイミングでのメッセージの衝突は必
ず発生するわけではないが、信頼性の高いデータ通信を
確保、維持するためには、上記のような問題は必ず克服
しなければならない。
装置から応答メッセージが送信されているにも係わら
ず、その少し後の時刻t5に、第1電子制御装置から第
2応答メッセージが送信されてしまい、この時刻t5
に、両メッセージが互いに衝突してしまう。もっとも、
このような微妙なタイミングでのメッセージの衝突は必
ず発生するわけではないが、信頼性の高いデータ通信を
確保、維持するためには、上記のような問題は必ず克服
しなければならない。
【0016】また、上記のように1つの電子制御装置
(スレーブ)から複数の応答メッセージを送信する可能
性がある場合には、マスタ対スレーブの通信システムは
1対nの構成を避けて1対1の通信を行うことが多い。
従って特開平3−124141号公報に示されるよう
に、マスタである故障診断テスタは、各電子制御装置を
個個に選択して診断要求メッセージを送信し、応答メッ
セージを受信するといった通信手順を踏まなくてはなら
ず、診断手順が煩雑で手間が掛かるといった問題があっ
た。
(スレーブ)から複数の応答メッセージを送信する可能
性がある場合には、マスタ対スレーブの通信システムは
1対nの構成を避けて1対1の通信を行うことが多い。
従って特開平3−124141号公報に示されるよう
に、マスタである故障診断テスタは、各電子制御装置を
個個に選択して診断要求メッセージを送信し、応答メッ
セージを受信するといった通信手順を踏まなくてはなら
ず、診断手順が煩雑で手間が掛かるといった問題があっ
た。
【0017】そこで本発明は上記問題に鑑み、マスタ装
置と複数のスレーブ装置との間で1対n通信を行う通信
システムにおいて、マスタ装置からブロッドキャスト的
に送信される要求メッセージに対して、複数のスレーブ
装置が、この要求メッセージに対する自らの応答メッセ
ージを、他のスレーブ装置からの応答メッセージと通信
路上で互いに衝突させることなく、マスタ装置に送信す
ることのできる通信システムを提供することを目的とす
る。
置と複数のスレーブ装置との間で1対n通信を行う通信
システムにおいて、マスタ装置からブロッドキャスト的
に送信される要求メッセージに対して、複数のスレーブ
装置が、この要求メッセージに対する自らの応答メッセ
ージを、他のスレーブ装置からの応答メッセージと通信
路上で互いに衝突させることなく、マスタ装置に送信す
ることのできる通信システムを提供することを目的とす
る。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明では、マスタ装置(5)と複数
のスレーブ装置(1、2、6)とが通信路(3)を介し
て接続され、前記マスタ装置(5)は、所定の処理の実
行を要求する要求メッセージを前記通信路(3)上に送
信し、前記複数のスレーブ装置(1、2、6)は、前記
通信路(3)からの前記要求メッセージを受信したら、
この要求メッセージに対する応答メッセージを、優先順
位の高いスレーブ装置から順に前記通信路(3)上に送
信する通信システムにおいて、前記スレーブ装置(1、
2、6)は、前記通信路(3)からの前記要求メッセー
ジを受信したら、自分の応答メッセージの長さに関連し
た情報を応答メッセージの内部に組み込み、この情報を
組み込んだ応答メッセージを前記通信路(3)上に送信
する第1応答メッセージ送信手段(ステップ152)
と、自分よりも優先順位の高い前記スレーブ装置(1、
2、6)の前記第1応答メッセージ送信手段(ステップ
152)が送信した前記応答メッセージを受信したら、
この応答メッセージに組み込まれた前記情報を記憶する
記憶手段(ステップ111)と、この記憶手段(ステッ
プ111)に記憶された前記情報に基づいて、基準時間
(t)を設定する基準時間設定手段(ステップ143、
145、146)と、前記要求メッセージの送信完了か
ら前記基準時間(t)が経過してから、自分の応答メッ
セージを前記通信路上に送信する第2応答メッセージ送
信手段(ステップ164)とを備える通信システムを特
徴とする。
め、請求項1記載の発明では、マスタ装置(5)と複数
のスレーブ装置(1、2、6)とが通信路(3)を介し
て接続され、前記マスタ装置(5)は、所定の処理の実
行を要求する要求メッセージを前記通信路(3)上に送
信し、前記複数のスレーブ装置(1、2、6)は、前記
通信路(3)からの前記要求メッセージを受信したら、
この要求メッセージに対する応答メッセージを、優先順
位の高いスレーブ装置から順に前記通信路(3)上に送
信する通信システムにおいて、前記スレーブ装置(1、
2、6)は、前記通信路(3)からの前記要求メッセー
ジを受信したら、自分の応答メッセージの長さに関連し
た情報を応答メッセージの内部に組み込み、この情報を
組み込んだ応答メッセージを前記通信路(3)上に送信
する第1応答メッセージ送信手段(ステップ152)
と、自分よりも優先順位の高い前記スレーブ装置(1、
2、6)の前記第1応答メッセージ送信手段(ステップ
152)が送信した前記応答メッセージを受信したら、
この応答メッセージに組み込まれた前記情報を記憶する
記憶手段(ステップ111)と、この記憶手段(ステッ
プ111)に記憶された前記情報に基づいて、基準時間
(t)を設定する基準時間設定手段(ステップ143、
145、146)と、前記要求メッセージの送信完了か
ら前記基準時間(t)が経過してから、自分の応答メッ
セージを前記通信路上に送信する第2応答メッセージ送
信手段(ステップ164)とを備える通信システムを特
徴とする。
【0019】また請求項2記載の発明では、請求項1記
載の通信システムにおいて、前記要求メッセージの送信
完了からの経過時間が、前記基準時間設定手段(ステッ
プ143、145、146)によって設定された前記基
準時間(t)を超えたか否かを判定する経過時間判定手
段(ステップ163)を備え、前記第2応答メッセージ
送信手段(ステップ164)は、前記経過時間判定手段
(ステップ163)によって、前記経過時間が前記基準
時間(t)を超えたと判定されてから、前記自らの応答
メッセージを前記通信路(3)上に送信するように構成
されたことを特徴とする。
載の通信システムにおいて、前記要求メッセージの送信
完了からの経過時間が、前記基準時間設定手段(ステッ
プ143、145、146)によって設定された前記基
準時間(t)を超えたか否かを判定する経過時間判定手
段(ステップ163)を備え、前記第2応答メッセージ
送信手段(ステップ164)は、前記経過時間判定手段
(ステップ163)によって、前記経過時間が前記基準
時間(t)を超えたと判定されてから、前記自らの応答
メッセージを前記通信路(3)上に送信するように構成
されたことを特徴とする。
【0020】また請求項3記載の発明では、マスタ装置
(5)と複数のスレーブ装置(1、2、6)とが通信路
(3)を介して接続され、前記マスタ装置(5)は、所
定の処理の実行を要求する要求メッセージを前記通信路
(3)上に送信し、前記複数のスレーブ装置(1、2、
6)は、前記通信路(3)からの前記要求メッセージを
受信したら、この要求メッセージに対する応答メッセー
ジを、優先順位の高いスレーブ装置から順に前記通信路
(3)上に送信する通信システムにおいて、前記マスタ
装置(5)は、前記要求メッセージとして、第1要求メ
ッセージを送信した後、所定時間後に、これとは異なる
第2要求メッセージを送信するように構成され、前記ス
レーブ装置(1、2、6)は、前記通信路(3)からの
前記第1要求メッセージを受信したら、前記第2要求メ
ッセージに対する自分の応答メッセージの長さに関する
情報を応答メッセージの内部に組み込み、この情報を組
み込んだ応答メッセージを前記通信路(3)上に送信す
る第1応答メッセージ送信手段(ステップ152)と、
自分よりも優先順位の高い前記スレーブ装置(1、2、
6)の前記第1応答メッセージ送信手段(ステップ15
2)が送信した前記応答メッセージを、前記通信路
(3)を介して受信したら、この応答メッセージに組み
込まれた前記情報を記憶する記憶手段(ステップ11
1)と、この記憶手段(ステップ111)に記憶された
前記情報に基づいて、基準時間(t)を設定する基準時
間設定手段(ステップ143、145、146)と、前
記第2要求メッセージの送信完了から前記基準時間
(t)が経過してから、前記第2要求メッセージに対す
る自分の応答メッセージを前記通信路(3)上に送信す
る第2応答メッセージ送信手段(ステップ164)とを
備える通信システムを特徴とする。
(5)と複数のスレーブ装置(1、2、6)とが通信路
(3)を介して接続され、前記マスタ装置(5)は、所
定の処理の実行を要求する要求メッセージを前記通信路
(3)上に送信し、前記複数のスレーブ装置(1、2、
6)は、前記通信路(3)からの前記要求メッセージを
受信したら、この要求メッセージに対する応答メッセー
ジを、優先順位の高いスレーブ装置から順に前記通信路
(3)上に送信する通信システムにおいて、前記マスタ
装置(5)は、前記要求メッセージとして、第1要求メ
ッセージを送信した後、所定時間後に、これとは異なる
第2要求メッセージを送信するように構成され、前記ス
レーブ装置(1、2、6)は、前記通信路(3)からの
前記第1要求メッセージを受信したら、前記第2要求メ
ッセージに対する自分の応答メッセージの長さに関する
情報を応答メッセージの内部に組み込み、この情報を組
み込んだ応答メッセージを前記通信路(3)上に送信す
る第1応答メッセージ送信手段(ステップ152)と、
自分よりも優先順位の高い前記スレーブ装置(1、2、
6)の前記第1応答メッセージ送信手段(ステップ15
2)が送信した前記応答メッセージを、前記通信路
(3)を介して受信したら、この応答メッセージに組み
込まれた前記情報を記憶する記憶手段(ステップ11
1)と、この記憶手段(ステップ111)に記憶された
前記情報に基づいて、基準時間(t)を設定する基準時
間設定手段(ステップ143、145、146)と、前
記第2要求メッセージの送信完了から前記基準時間
(t)が経過してから、前記第2要求メッセージに対す
る自分の応答メッセージを前記通信路(3)上に送信す
る第2応答メッセージ送信手段(ステップ164)とを
備える通信システムを特徴とする。
【0021】また請求項4記載の発明では、請求項3記
載の通信システムにおいて、前記第2要求メッセージの
送信完了からの経過時間が、前記基準時間設定手段(ス
テップ143、145、146)によって設定された前
記基準時間(t)を超えたか否かを判定する経過時間判
定手段(ステップ163)を備え、前記第2応答メッセ
ージ送信手段(ステップ164)は、前記経過時間判定
手段(ステップ163)によって、前記経過時間が前記
基準時間(t)を超えたと判定されてから、前記自分の
応答メッセージを前記通信路(3)上に送信するように
構成されたことを特徴とする。
載の通信システムにおいて、前記第2要求メッセージの
送信完了からの経過時間が、前記基準時間設定手段(ス
テップ143、145、146)によって設定された前
記基準時間(t)を超えたか否かを判定する経過時間判
定手段(ステップ163)を備え、前記第2応答メッセ
ージ送信手段(ステップ164)は、前記経過時間判定
手段(ステップ163)によって、前記経過時間が前記
基準時間(t)を超えたと判定されてから、前記自分の
応答メッセージを前記通信路(3)上に送信するように
構成されたことを特徴とする。
【0022】また請求項5記載の発明では、請求項1な
いし4いずれか1つ記載の通信システムにおいて、前記
基準時間設定手段(ステップ143、145、146)
は、前記情報から、前記自分よりも優先順位の高いスレ
ーブ装置(1、2、6)の応答メッセージの長さが長い
とみなされる程、前記基準時間(t′)を長い時間とし
て決定する決定手段(ステップ145)を備えることを
特徴とする。
いし4いずれか1つ記載の通信システムにおいて、前記
基準時間設定手段(ステップ143、145、146)
は、前記情報から、前記自分よりも優先順位の高いスレ
ーブ装置(1、2、6)の応答メッセージの長さが長い
とみなされる程、前記基準時間(t′)を長い時間とし
て決定する決定手段(ステップ145)を備えることを
特徴とする。
【0023】また請求項6記載の発明では、請求項5記
載の通信システムにおいて、前記基準時間設定手段(ス
テップ143、145、146)は、前記決定手段(ス
テップ145)によって決定された前記基準時間
(t′)を、前記第1応答メッセージ送信手段(ステッ
プ152)からの前記応答メッセージを受信する度に加
算する加算手段(ステップ146)を備えることを特徴
とする。
載の通信システムにおいて、前記基準時間設定手段(ス
テップ143、145、146)は、前記決定手段(ス
テップ145)によって決定された前記基準時間
(t′)を、前記第1応答メッセージ送信手段(ステッ
プ152)からの前記応答メッセージを受信する度に加
算する加算手段(ステップ146)を備えることを特徴
とする。
【0024】また請求項7記載の発明では、請求項1な
いし6いずれか1つ記載の前記スレーブ装置(1、2、
6)が、車両に搭載される車両用通信システムを特徴と
する。なお、請求項3記載の発明でいう所定時間とは、
複数のスレーブ装置の全てから応答メッセージの送信を
完了する時間に相当する。
いし6いずれか1つ記載の前記スレーブ装置(1、2、
6)が、車両に搭載される車両用通信システムを特徴と
する。なお、請求項3記載の発明でいう所定時間とは、
複数のスレーブ装置の全てから応答メッセージの送信を
完了する時間に相当する。
【0025】また、上記各手段の括弧内の符号は、後述
する実施例の具体的手段との対応関係を示すものであ
る。
する実施例の具体的手段との対応関係を示すものであ
る。
【0026】
【発明の作用効果】請求項1記載の発明によれば、マス
タ装置が要求メッセージを通信路上に送信すると、これ
に対してスレーブ装置が、自分の応答メッセージの長さ
に関連した情報を応答メッセージの中に組み込み、この
情報を組み込んだ応答メッセージを第1応答メッセージ
送信手段によって通信路上に送信する。
タ装置が要求メッセージを通信路上に送信すると、これ
に対してスレーブ装置が、自分の応答メッセージの長さ
に関連した情報を応答メッセージの中に組み込み、この
情報を組み込んだ応答メッセージを第1応答メッセージ
送信手段によって通信路上に送信する。
【0027】さらにスレーブ装置は、自分よりも優先順
位の高いスレーブ装置の第1応答メッセージ送信手段が
応答メッセージを送信したら、この応答メッセージを受
信して、この応答メッセージの中に組み込まれた前記情
報を記憶手段にて記憶する。そして、この記憶手段に記
憶された前記情報に基づいて、基準時間を基準時間設定
手段にて設定し、さらに前記要求メッセージの送信完了
から前記基準時間が経過してから、自分の応答メッセー
ジを第2応答メッセージ送信手段によって送信する。
位の高いスレーブ装置の第1応答メッセージ送信手段が
応答メッセージを送信したら、この応答メッセージを受
信して、この応答メッセージの中に組み込まれた前記情
報を記憶手段にて記憶する。そして、この記憶手段に記
憶された前記情報に基づいて、基準時間を基準時間設定
手段にて設定し、さらに前記要求メッセージの送信完了
から前記基準時間が経過してから、自分の応答メッセー
ジを第2応答メッセージ送信手段によって送信する。
【0028】これによって、例えば2番目に優先順位の
高いスレーブ装置(以下、第2スレーブ装置という)
は、最も優先順位の高いスレーブ装置(以下、第1スレ
ーブ装置という)の第1応答メッセージ送信手段が応答
メッセージを送信したとき、この応答メッセージの中に
組み込まれた前記情報を記憶手段に記憶し、この記憶し
た情報に基づいて基準時間設定手段が基準時間を設定す
る。
高いスレーブ装置(以下、第2スレーブ装置という)
は、最も優先順位の高いスレーブ装置(以下、第1スレ
ーブ装置という)の第1応答メッセージ送信手段が応答
メッセージを送信したとき、この応答メッセージの中に
組み込まれた前記情報を記憶手段に記憶し、この記憶し
た情報に基づいて基準時間設定手段が基準時間を設定す
る。
【0029】ここで第2スレーブ装置は、上記基準時間
を、前記情報、すなわち第1スレーブ装置の応答メッセ
ージの長さに応じて、例えばこの長さよりも長目に設定
すれば、仮に第1スレーブ装置からの応答メッセージが
2つに分かれても、これら2つのメッセージの送信が完
了するまで、第2スレーブ装置は自分の応答メッセージ
の送信を待機することができる。従って、第1スレーブ
装置からの応答メッセージと第2スレーブ装置からの応
答メッセージとを、通信路上で衝突させないようにする
ことができる。
を、前記情報、すなわち第1スレーブ装置の応答メッセ
ージの長さに応じて、例えばこの長さよりも長目に設定
すれば、仮に第1スレーブ装置からの応答メッセージが
2つに分かれても、これら2つのメッセージの送信が完
了するまで、第2スレーブ装置は自分の応答メッセージ
の送信を待機することができる。従って、第1スレーブ
装置からの応答メッセージと第2スレーブ装置からの応
答メッセージとを、通信路上で衝突させないようにする
ことができる。
【0030】また請求項2記載の発明では、スレーブ装
置は、経過時間判定手段によって、要求メッセージの送
信完了からの時間が前記基準時間を超えたか否かを判定
し、この判定手段によって超えたと判定されてから、第
2応答メッセージ送信手段によって自らの応答メッセー
ジを送信する。従って、例えば上記第2スレーブ装置
は、要求メッセージの送信完了から前記基準時間を超え
たと判定されたときに、第1スレーブ装置からの応答メ
ッセージが送信完了したとみなして、自らの応答メッセ
ージの送信を開始する。
置は、経過時間判定手段によって、要求メッセージの送
信完了からの時間が前記基準時間を超えたか否かを判定
し、この判定手段によって超えたと判定されてから、第
2応答メッセージ送信手段によって自らの応答メッセー
ジを送信する。従って、例えば上記第2スレーブ装置
は、要求メッセージの送信完了から前記基準時間を超え
たと判定されたときに、第1スレーブ装置からの応答メ
ッセージが送信完了したとみなして、自らの応答メッセ
ージの送信を開始する。
【0031】また請求項3記載の発明では、マスタ装置
が第1要求メッセージを通信路上に送信すると、スレー
ブ装置は、第2要求メッセージに対する自分の応答メッ
セージの長さに関連した情報を応答メッセージの中に組
み込み、この情報を組み込んだ応答メッセージを、第1
応答メッセージ送信手段が通信路上に送信する。さらに
スレーブ装置は、自分よりも優先順位の高いスレーブ装
置の第1応答メッセージ送信手段が応答メッセージを送
信したら、これを受信し、この応答メッセージの中に組
み込まれた前記情報を記憶手段にて記憶する。そして、
この記憶手段に記憶された前記情報に基づいて、基準時
間を基準時間設定手段にて設定し、さらに第2要求メッ
セージの送信完了から前記基準時間が経過してから、自
分の応答メッセージを第2応答メッセージ送信手段が送
信する。
が第1要求メッセージを通信路上に送信すると、スレー
ブ装置は、第2要求メッセージに対する自分の応答メッ
セージの長さに関連した情報を応答メッセージの中に組
み込み、この情報を組み込んだ応答メッセージを、第1
応答メッセージ送信手段が通信路上に送信する。さらに
スレーブ装置は、自分よりも優先順位の高いスレーブ装
置の第1応答メッセージ送信手段が応答メッセージを送
信したら、これを受信し、この応答メッセージの中に組
み込まれた前記情報を記憶手段にて記憶する。そして、
この記憶手段に記憶された前記情報に基づいて、基準時
間を基準時間設定手段にて設定し、さらに第2要求メッ
セージの送信完了から前記基準時間が経過してから、自
分の応答メッセージを第2応答メッセージ送信手段が送
信する。
【0032】これによって、例えば上記第2スレーブ装
置は、上記第1スレーブ装置の第1応答メッセージ送信
手段が応答メッセージを送信したとき、この応答メッセ
ージの中に組み込まれた前記情報を記憶手段に記憶し、
この記憶した情報に基づいて基準時間設定手段が基準時
間を設定する。ここで第2スレーブ装置は、上記基準時
間を、前記情報、すなわち第1スレーブ装置の応答メッ
セージの長さに応じて、例えばこの長さよりも長目に設
定すれば、第2要求メッセージに対する第1スレーブ装
置からの応答メッセージが仮に2つに分かれても、これ
ら2つのメッセージの送信が完了するまで、第2スレー
ブ装置は自分の応答メッセージの送信を待機することが
できる。従って、第1スレーブ装置からの応答メッセー
ジと第2スレーブ装置からの応答メッセージとを、通信
路上で衝突させないようにすることができる。
置は、上記第1スレーブ装置の第1応答メッセージ送信
手段が応答メッセージを送信したとき、この応答メッセ
ージの中に組み込まれた前記情報を記憶手段に記憶し、
この記憶した情報に基づいて基準時間設定手段が基準時
間を設定する。ここで第2スレーブ装置は、上記基準時
間を、前記情報、すなわち第1スレーブ装置の応答メッ
セージの長さに応じて、例えばこの長さよりも長目に設
定すれば、第2要求メッセージに対する第1スレーブ装
置からの応答メッセージが仮に2つに分かれても、これ
ら2つのメッセージの送信が完了するまで、第2スレー
ブ装置は自分の応答メッセージの送信を待機することが
できる。従って、第1スレーブ装置からの応答メッセー
ジと第2スレーブ装置からの応答メッセージとを、通信
路上で衝突させないようにすることができる。
【0033】また請求項4記載の発明では、スレーブ装
置は、経過時間判定手段によって、第2要求メッセージ
の送信完了からの時間が前記基準時間を超えたか否かを
判定し、この判定手段によって超えたと判定されてか
ら、第2応答メッセージ送信手段が自分の応答メッセー
ジを送信する。従って、例えば上記第2スレーブ装置
は、第2要求メッセージの送信完了から前記基準時間を
超えたと判定されたときに、第1スレーブ装置からの応
答メッセージが送信完了したとみなして、自らの応答メ
ッセージの送信を開始する。
置は、経過時間判定手段によって、第2要求メッセージ
の送信完了からの時間が前記基準時間を超えたか否かを
判定し、この判定手段によって超えたと判定されてか
ら、第2応答メッセージ送信手段が自分の応答メッセー
ジを送信する。従って、例えば上記第2スレーブ装置
は、第2要求メッセージの送信完了から前記基準時間を
超えたと判定されたときに、第1スレーブ装置からの応
答メッセージが送信完了したとみなして、自らの応答メ
ッセージの送信を開始する。
【0034】また請求項5記載の発明では、自分よりも
優先順位の高いスレーブ装置からの応答メッセージの長
さが長いほど、決定手段が前記基準時間を長い時間とし
て決定するので、自分からの応答メッセージを送信する
タイミングを遅くすることができる。また請求項6記載
の発明では、自分よりも優先順位の高いスレーブ装置が
複数ある場合に有効で、例えば、自分が3番目に優先順
位の高いスレーブ装置(以下、第3スレーブ装置とい
う)とすると、まず上記第1スレーブ装置から応答メッ
セージが送信されてきたら、前記決定手段にて、この応
答メッセージの長さに応じて基準時間を決定する。次
に、上記第2スレーブ装置から応答メッセージが送信さ
れてきたら、前回決定した基準時間に対して、今回新た
に決定手段で決定された基準時間を加えた時間を最終的
な基準時間とする。
優先順位の高いスレーブ装置からの応答メッセージの長
さが長いほど、決定手段が前記基準時間を長い時間とし
て決定するので、自分からの応答メッセージを送信する
タイミングを遅くすることができる。また請求項6記載
の発明では、自分よりも優先順位の高いスレーブ装置が
複数ある場合に有効で、例えば、自分が3番目に優先順
位の高いスレーブ装置(以下、第3スレーブ装置とい
う)とすると、まず上記第1スレーブ装置から応答メッ
セージが送信されてきたら、前記決定手段にて、この応
答メッセージの長さに応じて基準時間を決定する。次
に、上記第2スレーブ装置から応答メッセージが送信さ
れてきたら、前回決定した基準時間に対して、今回新た
に決定手段で決定された基準時間を加えた時間を最終的
な基準時間とする。
【0035】従ってこの場合、上記第3スレーブ装置
は、第1および第2スレーブ装置の両方が応答メッセー
ジの送信を完了してから、自らの応答メッセージの送信
を開始することができる。
は、第1および第2スレーブ装置の両方が応答メッセー
ジの送信を完了してから、自らの応答メッセージの送信
を開始することができる。
【0036】
【実施例】次に、本発明を車両診断システムに適用した
実施例について、図1ないし図8に基づいて説明する。
本実施例のシステムは、図1に示すように、車両に搭載
されるスレーブ装置としての複数の電子制御装置(エン
ジン制御装置1、トランスミッション制御装置2、エア
コン制御装置6等)と、外部接続されるマスタ装置とし
ての故障診断テスタ5とが、1本の通信線3および接続
手段4(ダイアグコネクタ)を介して接続され、これら
故障診断テスタ5と各電子制御装置との間で1対nのデ
ータ通信が実行される。
実施例について、図1ないし図8に基づいて説明する。
本実施例のシステムは、図1に示すように、車両に搭載
されるスレーブ装置としての複数の電子制御装置(エン
ジン制御装置1、トランスミッション制御装置2、エア
コン制御装置6等)と、外部接続されるマスタ装置とし
ての故障診断テスタ5とが、1本の通信線3および接続
手段4(ダイアグコネクタ)を介して接続され、これら
故障診断テスタ5と各電子制御装置との間で1対nのデ
ータ通信が実行される。
【0037】また、上記各電子制御装置には、上記1対
nのデータ通信を行う際の優先順位が予め決められてお
り、故障診断テスタ5が要求メッセージ(後述する)を
各電子制御装置に対して送信したときに、優先順位の高
い電子制御装置から順に、自らの応答メッセージ(後述
する)を送信するように構成されている。なお、本実施
例では、トランスミッション制御装置2→エンジン制御
装置1→エアコン制御装置6の順で優先順位が設定され
ている。
nのデータ通信を行う際の優先順位が予め決められてお
り、故障診断テスタ5が要求メッセージ(後述する)を
各電子制御装置に対して送信したときに、優先順位の高
い電子制御装置から順に、自らの応答メッセージ(後述
する)を送信するように構成されている。なお、本実施
例では、トランスミッション制御装置2→エンジン制御
装置1→エアコン制御装置6の順で優先順位が設定され
ている。
【0038】また、これら接続される故障診断テスタ5
と上記車載電子制御装置との間では、その通信方式とし
て上記国際規格(ISO−9141−2)に準拠したプ
ロトコルが用いられるものとする。以下、これら各要素
の詳細について説明する。ここでは、車載電子制御装置
の一例としてエンジン制御装置1を代表としてその構成
および機能を説明する。
と上記車載電子制御装置との間では、その通信方式とし
て上記国際規格(ISO−9141−2)に準拠したプ
ロトコルが用いられるものとする。以下、これら各要素
の詳細について説明する。ここでは、車載電子制御装置
の一例としてエンジン制御装置1を代表としてその構成
および機能を説明する。
【0039】エンジン制御装置1は、CPU11、RO
M12、RAM13、入力回路14、出力回路15、A
D変換回路(以下ADC回路という)16、および通信
回路17等をそれぞれ有して構成されている。ここで通
信回路17は、通信線3をドライブする入出力バッファ
回路である。また入力回路14には、エンジン回転数を
検出するセンサ(具体的にはクランク角センサ)21や
車速センサ22等のセンサから出力される、主にパルス
信号からなるセンサ信号が入力され、ADC回路16に
は、スロットルセンサ23、エアフローメータ24、水
温センサ25、O2 センサ26等、車両各部に設けられ
たセンサから出力されるアナログ信号からなるセンサ信
号が入力される。
M12、RAM13、入力回路14、出力回路15、A
D変換回路(以下ADC回路という)16、および通信
回路17等をそれぞれ有して構成されている。ここで通
信回路17は、通信線3をドライブする入出力バッファ
回路である。また入力回路14には、エンジン回転数を
検出するセンサ(具体的にはクランク角センサ)21や
車速センサ22等のセンサから出力される、主にパルス
信号からなるセンサ信号が入力され、ADC回路16に
は、スロットルセンサ23、エアフローメータ24、水
温センサ25、O2 センサ26等、車両各部に設けられ
たセンサから出力されるアナログ信号からなるセンサ信
号が入力される。
【0040】これらの信号はいずれも、それら検出値に
対応したセンサデータとしてRAM13のデータ領域に
格納され、CPU11による燃料噴射量や点火時期の演
算のための演算値として利用される。なおRAM13に
は、上記データ領域の他に、後述する各カウンタ、各バ
ッファ、各フラグ、および待ち時間t等の登録領域がそ
れぞれ形成されている。
対応したセンサデータとしてRAM13のデータ領域に
格納され、CPU11による燃料噴射量や点火時期の演
算のための演算値として利用される。なおRAM13に
は、上記データ領域の他に、後述する各カウンタ、各バ
ッファ、各フラグ、および待ち時間t等の登録領域がそ
れぞれ形成されている。
【0041】またCPU11は、ROM12に予め格納
されている制御プログラムに従い、RAM13に取り込
まれたセンサデータに基づく所定の演算を実行して、そ
の都度の燃料噴射量や点火時期を求めるとともに、故障
診断テスタ5との間で後述する通信メッセージの授受、
およびそのメッセージを通じて指定された診断処理を実
行する部分である。
されている制御プログラムに従い、RAM13に取り込
まれたセンサデータに基づく所定の演算を実行して、そ
の都度の燃料噴射量や点火時期を求めるとともに、故障
診断テスタ5との間で後述する通信メッセージの授受、
およびそのメッセージを通じて指定された診断処理を実
行する部分である。
【0042】なお、ROM12に格納された上記制御プ
ログラムには、RAM13内の上記各カウンタをソフト
ウェア的にカウント処理するカウンタプログラムが含ま
れる。またROM内には、トラブルコード数に対応した
待ち時間t′(後述する)を設定するテーブル(図8)
も格納されている。なお、このCPU11を通じて求め
られた燃料噴射量は出力回路15に与えられ、この出力
回路15を通じて、上記求められた燃料噴射量に対応す
る信号がエンジン制御手段27に出力される。エンジン
制御手段27としては例えば燃料噴射弁がある。
ログラムには、RAM13内の上記各カウンタをソフト
ウェア的にカウント処理するカウンタプログラムが含ま
れる。またROM内には、トラブルコード数に対応した
待ち時間t′(後述する)を設定するテーブル(図8)
も格納されている。なお、このCPU11を通じて求め
られた燃料噴射量は出力回路15に与えられ、この出力
回路15を通じて、上記求められた燃料噴射量に対応す
る信号がエンジン制御手段27に出力される。エンジン
制御手段27としては例えば燃料噴射弁がある。
【0043】一方、故障診断テスタ5も、上記電子制御
装置と同じくCPU、ROM、RAM、通信回路等を備
えた構成である。そして、故障診断テスタ5の外側表面
に設けられた操作手段5a(具体的にはキーボード)を
通じて所定の診断モードが設定されたときは、この診断
モードに応じた要求メッセージ(後述する)が、ダイア
グコネクタ4を介して各電子制御装置に送信される。
装置と同じくCPU、ROM、RAM、通信回路等を備
えた構成である。そして、故障診断テスタ5の外側表面
に設けられた操作手段5a(具体的にはキーボード)を
通じて所定の診断モードが設定されたときは、この診断
モードに応じた要求メッセージ(後述する)が、ダイア
グコネクタ4を介して各電子制御装置に送信される。
【0044】なお、故障診断テスタ5では、上記要求メ
ッセージに対する応答メッセージ(後述する)の内容
を、図示しない表示器に一覧表示したりグラフ表示した
りすることによって、診断結果を診断者に知らせること
ができる。またダイアグコネクタ4には、イグニッショ
ンスイッチ18を経て、バッテリー19より電源が供給
されており、故障診断テスタ5がこうして車載電子制御
装置と電気的に接続されるとき、このダイアグコネクタ
4を介して故障診断テスタ5にも電源が供給されるよう
になっている。
ッセージに対する応答メッセージ(後述する)の内容
を、図示しない表示器に一覧表示したりグラフ表示した
りすることによって、診断結果を診断者に知らせること
ができる。またダイアグコネクタ4には、イグニッショ
ンスイッチ18を経て、バッテリー19より電源が供給
されており、故障診断テスタ5がこうして車載電子制御
装置と電気的に接続されるとき、このダイアグコネクタ
4を介して故障診断テスタ5にも電源が供給されるよう
になっている。
【0045】また、車両のセンサ等が断線した場合に記
憶されたトラブルコードを故障診断テスタ5に読み出
し、車両のどの部分が故障しているかを診断するトラブ
ルコード読み出し診断や、センサデータそのもののRA
M値を読み出すRAM値読み出し診断等、の要求メッセ
ージが故障診断テスタ5から送信されてきたら、RAM
13に取り込まれたセンサデータや診断結果をCPU1
1が順次読み出し、この読み出したデータを、診断デー
タとして通信回路17を介して通信線3に送信する。
憶されたトラブルコードを故障診断テスタ5に読み出
し、車両のどの部分が故障しているかを診断するトラブ
ルコード読み出し診断や、センサデータそのもののRA
M値を読み出すRAM値読み出し診断等、の要求メッセ
ージが故障診断テスタ5から送信されてきたら、RAM
13に取り込まれたセンサデータや診断結果をCPU1
1が順次読み出し、この読み出したデータを、診断デー
タとして通信回路17を介して通信線3に送信する。
【0046】図2に、上記トラブルコード読み出し診断
処理における、要求メッセージおよび応答メッセージの
時間的な流れをタイムチャートとして示す。なお、以下
説明する各メッセージを構成する各バイトのビットフォ
ーマット、およびメッセージのフレーム構成は、上述し
た図10、11に示される方式を採用している。まず、
操作者がキーボード5aを操作して、上記トラブルコー
ド読み出し診断処理を行う旨を設定すると、故障診断テ
スタ5から、上記トラブルコードの数の読み出しを要求
する要求メッセージ1が送信される。
処理における、要求メッセージおよび応答メッセージの
時間的な流れをタイムチャートとして示す。なお、以下
説明する各メッセージを構成する各バイトのビットフォ
ーマット、およびメッセージのフレーム構成は、上述し
た図10、11に示される方式を採用している。まず、
操作者がキーボード5aを操作して、上記トラブルコー
ド読み出し診断処理を行う旨を設定すると、故障診断テ
スタ5から、上記トラブルコードの数の読み出しを要求
する要求メッセージ1が送信される。
【0047】なお、この要求メッセージ1のヘッダ3バ
イトには、図2に示すように、 ・「このメッセージが要求メッセージであること($6
8)」、 ・「このメッセージの送信先がエンジン制御装置1やト
ランスミッション制御装置2やエアコン制御装置6であ
ること($6A)」、 ・「このメッセージの送信元が故障診断テスタ5である
こと($F1)」、 等が組み込まれる。
イトには、図2に示すように、 ・「このメッセージが要求メッセージであること($6
8)」、 ・「このメッセージの送信先がエンジン制御装置1やト
ランスミッション制御装置2やエアコン制御装置6であ
ること($6A)」、 ・「このメッセージの送信元が故障診断テスタ5である
こと($F1)」、 等が組み込まれる。
【0048】また、その次のデータバイトには、 ・「RAM値を要求するモード表示($01)」、 ・「コード数を要求するパラメータID($01)」、 が組み込まれ、最後にCSが付加される。一方、エンジ
ン制御装置1やトランスミッション制御装置2やエアコ
ン制御装置6は、この要求メッセージ1を受信したら、
自らが記憶しているトラブルコード数を応答メッセージ
の中に組み込んで、次の手順で送信する。
ン制御装置1やトランスミッション制御装置2やエアコ
ン制御装置6は、この要求メッセージ1を受信したら、
自らが記憶しているトラブルコード数を応答メッセージ
の中に組み込んで、次の手順で送信する。
【0049】本実施例では、まず、最も優先順位の高い
トランスミッション制御装置2が、上記要求メッセージ
の送信完了から上記時間P2(本実施例では30ms)
後に、自らの応答メッセージの送信を開始する。その応
答メッセージのヘッダバイト3バイトには、 ・「このメッセージが応答メッセージであること($4
8)」、 ・「このメッセージの送信先が故障診断テスタ5である
こと($6B)」、 ・「このメッセージの送信元がトランスミッション制御
装置2であること($01)」、 等が組み込まれる。
トランスミッション制御装置2が、上記要求メッセージ
の送信完了から上記時間P2(本実施例では30ms)
後に、自らの応答メッセージの送信を開始する。その応
答メッセージのヘッダバイト3バイトには、 ・「このメッセージが応答メッセージであること($4
8)」、 ・「このメッセージの送信先が故障診断テスタ5である
こと($6B)」、 ・「このメッセージの送信元がトランスミッション制御
装置2であること($01)」、 等が組み込まれる。
【0050】また、その次のデータバイトには、 ・「RAM値を送信するモード表示($41)」、 ・「トラブルコード数を表すパラメータID($0
1)」、 ・「実際に記憶しているトラブルコード数($0
6)」、 が組み込まれ、最後にCSが付加される。
1)」、 ・「実際に記憶しているトラブルコード数($0
6)」、 が組み込まれ、最後にCSが付加される。
【0051】ここでエンジン制御装置1は、通信回路1
7を介して、トランスミッション制御装置2からの上記
応答メッセージの内容をモニタできるように構成されて
いる。従って、エンジン制御装置1はこのとき、上記ト
ランスミッション制御装置2からの応答メッセージの6
バイト目のデータ、すなわちトランスミッション制御装
置2が実際に記憶しているトラブルコード数を確認して
おき(後述するステップ143)、このコード数に応じ
て、後で送信されてくる要求メッセージ2に対する自ら
の応答メッセージの送信タイミング(後述する待ち時間
t)を設定しておく(後述するステップ145、14
6、151)。
7を介して、トランスミッション制御装置2からの上記
応答メッセージの内容をモニタできるように構成されて
いる。従って、エンジン制御装置1はこのとき、上記ト
ランスミッション制御装置2からの応答メッセージの6
バイト目のデータ、すなわちトランスミッション制御装
置2が実際に記憶しているトラブルコード数を確認して
おき(後述するステップ143)、このコード数に応じ
て、後で送信されてくる要求メッセージ2に対する自ら
の応答メッセージの送信タイミング(後述する待ち時間
t)を設定しておく(後述するステップ145、14
6、151)。
【0052】そしてエンジン制御装置1は、トランスミ
ッション2からの上記応答メッセージが1フレーム内に
納まる7バイト長であるため、この応答メッセージの送
信完了から時間P2後に、自らの応答メッセージの送信
を開始する。ところでこのエンジン制御装置1からの応
答メッセージのヘッダバイト3バイトには、 ・「このメッセージが応答メッセージであること($4
8)」、 ・「このメッセージの送信先が故障診断テスタ5である
こと($6B)」、 ・「このメッセージの送信元がエンジン制御装置1であ
ること($02)」、 等が組み込まれる。
ッション2からの上記応答メッセージが1フレーム内に
納まる7バイト長であるため、この応答メッセージの送
信完了から時間P2後に、自らの応答メッセージの送信
を開始する。ところでこのエンジン制御装置1からの応
答メッセージのヘッダバイト3バイトには、 ・「このメッセージが応答メッセージであること($4
8)」、 ・「このメッセージの送信先が故障診断テスタ5である
こと($6B)」、 ・「このメッセージの送信元がエンジン制御装置1であ
ること($02)」、 等が組み込まれる。
【0053】また、その次のデータバイトには、 ・「RAM値を送信するモード表示($41)」、 ・「トラブルコード数を表すパラメータID($0
1)」、 ・「実際に記憶しているトラブルコード数($0
1)」、 が組み込まれ、最後にCSが付加される。
1)」、 ・「実際に記憶しているトラブルコード数($0
1)」、 が組み込まれ、最後にCSが付加される。
【0054】以下、同様の要領で、他の電子制御装置
(エアコン制御装置6等)が自らの応答メッセージを順
次送信する。なお、上記他の電子制御装置(エアコン制
御装置6等)も、自分以外の制御装置からの応答メッセ
ージをモニタできるように構成されている。従って、こ
れらの電子制御装置も、自分よりも優先順位の高い制御
装置からの応答メッセージの6バイト目のトラブルコー
ド数をその都度確認し、それぞれのコード数を全て足し
合わせた数に応じて、要求メッセージ2に対する自らの
上記待ち時間tを設定しておく(後述するステップ14
5、146、151)。
(エアコン制御装置6等)が自らの応答メッセージを順
次送信する。なお、上記他の電子制御装置(エアコン制
御装置6等)も、自分以外の制御装置からの応答メッセ
ージをモニタできるように構成されている。従って、こ
れらの電子制御装置も、自分よりも優先順位の高い制御
装置からの応答メッセージの6バイト目のトラブルコー
ド数をその都度確認し、それぞれのコード数を全て足し
合わせた数に応じて、要求メッセージ2に対する自らの
上記待ち時間tを設定しておく(後述するステップ14
5、146、151)。
【0055】このようにして、各電子制御装置のすべて
が応答メッセージの送信を完了したら、この完了時から
上記国際規格で規定された時間P3(本実施例では55
ms)後に、故障診断テスタ5が、今度は実際のトラブ
ルコードの読み出しを要求する要求メッセージ2を送信
する。それに対してトランスミッション制御装置2は、
この要求メッセージ2の送信完了から時間P2後に、自
らが記憶している実際のトラブルコードを応答メッセー
ジの中に組み込んで送信開始する。
が応答メッセージの送信を完了したら、この完了時から
上記国際規格で規定された時間P3(本実施例では55
ms)後に、故障診断テスタ5が、今度は実際のトラブ
ルコードの読み出しを要求する要求メッセージ2を送信
する。それに対してトランスミッション制御装置2は、
この要求メッセージ2の送信完了から時間P2後に、自
らが記憶している実際のトラブルコードを応答メッセー
ジの中に組み込んで送信開始する。
【0056】ここで1つのトラブルコードは、上記J1
979によると2バイト長であり、本実施例もこのJ1
979に従っているため、この例のようにトランスミッ
ション制御装置が6個のトラブルコードを記憶している
場合は、応答メッセージを2つのフレームに分けなけれ
ばならない。従って、トランスミッション制御装置2は
まず第1の応答メッセージとして、ヘッダバイト3バイ
ト、トラブルコードを送信するモード表示1バイト($
43)、トラブルコード6バイト($0143、$01
96、$0234)、およびCS1バイトの合計11バ
イトから成る応答メッセージ1を送信する。
979によると2バイト長であり、本実施例もこのJ1
979に従っているため、この例のようにトランスミッ
ション制御装置が6個のトラブルコードを記憶している
場合は、応答メッセージを2つのフレームに分けなけれ
ばならない。従って、トランスミッション制御装置2は
まず第1の応答メッセージとして、ヘッダバイト3バイ
ト、トラブルコードを送信するモード表示1バイト($
43)、トラブルコード6バイト($0143、$01
96、$0234)、およびCS1バイトの合計11バ
イトから成る応答メッセージ1を送信する。
【0057】そしてトランスミッション制御装置2は、
この応答メッセージ1の送信完了から時間P2後に、ヘ
ッダバイト3バイト、トラブルコードを送信するモード
表示1バイト($43)、トラブルコード6バイト($
0357、$0531、$0661)、およびCS1バ
イトの合計11バイトから成る応答メッセージ2を送信
する。
この応答メッセージ1の送信完了から時間P2後に、ヘ
ッダバイト3バイト、トラブルコードを送信するモード
表示1バイト($43)、トラブルコード6バイト($
0357、$0531、$0661)、およびCS1バ
イトの合計11バイトから成る応答メッセージ2を送信
する。
【0058】ここでエンジン制御装置1は、要求メッセ
ージ2の送信完了から上記待ち時間tが経過するまで
は、自らの応答メッセージの送信を禁止し、この待ち時
間tが経過したら、自らの応答メッセージの送信を開始
するように構成されている。つまりエンジン制御装置1
は、上記待ち時間tを、要求メッセージ2の送信完了時
から応答メッセージ2の送信完了時までの時間よりも長
目に設定し、これによって、トランスミッション制御装
置2が応答メッセージ1、2の両方の送信を完了してか
ら、エンジン制御装置1が自らの応答メッセージの送信
を開始するようにし、ひいては図12を用いて上述した
問題を回避するようにしている。
ージ2の送信完了から上記待ち時間tが経過するまで
は、自らの応答メッセージの送信を禁止し、この待ち時
間tが経過したら、自らの応答メッセージの送信を開始
するように構成されている。つまりエンジン制御装置1
は、上記待ち時間tを、要求メッセージ2の送信完了時
から応答メッセージ2の送信完了時までの時間よりも長
目に設定し、これによって、トランスミッション制御装
置2が応答メッセージ1、2の両方の送信を完了してか
ら、エンジン制御装置1が自らの応答メッセージの送信
を開始するようにし、ひいては図12を用いて上述した
問題を回避するようにしている。
【0059】またエアコン制御装置6は、要求メッセー
ジ1に対するトランスミッション制御装置2およびエン
ジン制御装置1からの各応答メッセージをモニタして、
各メッセージに含まれていたトラブルコード数を足し合
わせたコード数(=7)に応じて待ち時間tを設定して
いるので、トランスミッション制御装置2からの応答メ
ッセージ1、2、およびエンジン制御装置1からの応答
メッセージが全て送信完了してから、自らの応答メッセ
ージの送信が開始される。
ジ1に対するトランスミッション制御装置2およびエン
ジン制御装置1からの各応答メッセージをモニタして、
各メッセージに含まれていたトラブルコード数を足し合
わせたコード数(=7)に応じて待ち時間tを設定して
いるので、トランスミッション制御装置2からの応答メ
ッセージ1、2、およびエンジン制御装置1からの応答
メッセージが全て送信完了してから、自らの応答メッセ
ージの送信が開始される。
【0060】以上、本実施例のトラブルコード読み出し
診断処理における要求メッセージ、応答メッセージの時
間的な流れについて図2を用いて説明したが、今度は、
要求メッセージおよび応答メッセージを上記のような流
れで送信するための具体的手段について、図3〜図8を
用いて説明する。なお、図3〜図7に示す処理は、それ
ぞれの電子制御装置で行われる処理であり、図3は、い
つ送信されてくるか分からないメッセージを確実に取り
込むために、CPUのシリアル入力割込み機能を通じて
実現される割込処理を示すフローチャート、および図4
〜図7は、ベースループごとに起動されるメインルーチ
ンを示すフローチャートである。
診断処理における要求メッセージ、応答メッセージの時
間的な流れについて図2を用いて説明したが、今度は、
要求メッセージおよび応答メッセージを上記のような流
れで送信するための具体的手段について、図3〜図8を
用いて説明する。なお、図3〜図7に示す処理は、それ
ぞれの電子制御装置で行われる処理であり、図3は、い
つ送信されてくるか分からないメッセージを確実に取り
込むために、CPUのシリアル入力割込み機能を通じて
実現される割込処理を示すフローチャート、および図4
〜図7は、ベースループごとに起動されるメインルーチ
ンを示すフローチャートである。
【0061】また、以下説明する処理で用いられる各カ
ウンタ、各フラグ、および待ち時間tは、イグニッショ
ンスイッチ18をオンして各電子制御装置に電源が供給
された初期状態においては、全て0になっている。とこ
ろで各電子制御装置は、故障診断テスタ5からの要求メ
ッセージあるいは他の電子制御装置からの応答メッセー
ジのバイトの受信が完了する度に、図3に示す処理を行
って、そのメッセージに含まれる受信データおよびバイ
ト数を、受信バッファおよび受信カウンタに格納する。
ウンタ、各フラグ、および待ち時間tは、イグニッショ
ンスイッチ18をオンして各電子制御装置に電源が供給
された初期状態においては、全て0になっている。とこ
ろで各電子制御装置は、故障診断テスタ5からの要求メ
ッセージあるいは他の電子制御装置からの応答メッセー
ジのバイトの受信が完了する度に、図3に示す処理を行
って、そのメッセージに含まれる受信データおよびバイ
ト数を、受信バッファおよび受信カウンタに格納する。
【0062】具体的には、上記メッセージのバイトの受
信が完了する度にステップ101にてこのシリアル入力
割込処理を起動し、ステップ102にて、受信割込要求
フラグをクリアして、次のバイトの受信割込を受け付け
る準備をする。そしてステップ103にて、受信したバ
イトがメッセージの1バイト目か否かを判定し、1バイ
ト目であると判定したら、ステップ104にて、その受
信データを受信バッファ(1)に格納する。
信が完了する度にステップ101にてこのシリアル入力
割込処理を起動し、ステップ102にて、受信割込要求
フラグをクリアして、次のバイトの受信割込を受け付け
る準備をする。そしてステップ103にて、受信したバ
イトがメッセージの1バイト目か否かを判定し、1バイ
ト目であると判定したら、ステップ104にて、その受
信データを受信バッファ(1)に格納する。
【0063】そしてステップ105にて、受信カウンタ
に1をセットし、次のステップ112にて、通信線3が
空いた状態の継続時間を計測するためのアイドルカウン
タをクリアして、この割込処理を抜ける。なお、このア
イドルカウンタは、図示しないタイマによる時間割込み
(例えば2ms割込み)に応じて1カウントずつカウン
トアップされる。従ってアイドルカウンタは、ステップ
112にてクリアされた後は再び0からカウントアップ
される。
に1をセットし、次のステップ112にて、通信線3が
空いた状態の継続時間を計測するためのアイドルカウン
タをクリアして、この割込処理を抜ける。なお、このア
イドルカウンタは、図示しないタイマによる時間割込み
(例えば2ms割込み)に応じて1カウントずつカウン
トアップされる。従ってアイドルカウンタは、ステップ
112にてクリアされた後は再び0からカウントアップ
される。
【0064】また、ステップ103の判定結果が2バイ
ト目以降であれば、ステップ106にて受信カウンタを
インクリメントして、今何バイト目かを判定する情報と
して用いる。そしてステップ107にて、現在受信した
バイト数が11を超えたか否かを受信カウンタに基づい
て判定し、超えたと判定されたら異常とみなして、ステ
ップ108〜110にて、通信エラーフラグのセット、
受信バッファ(1)〜(n)のオールクリア、受信カウ
ンタのクリアを実行し、この処理を抜ける。
ト目以降であれば、ステップ106にて受信カウンタを
インクリメントして、今何バイト目かを判定する情報と
して用いる。そしてステップ107にて、現在受信した
バイト数が11を超えたか否かを受信カウンタに基づい
て判定し、超えたと判定されたら異常とみなして、ステ
ップ108〜110にて、通信エラーフラグのセット、
受信バッファ(1)〜(n)のオールクリア、受信カウ
ンタのクリアを実行し、この処理を抜ける。
【0065】また、ステップ107にて受信バイト数が
11を超えていないと判定されたら、ステップ111に
て、今受信したデータを受信バッファ(n)に格納する
とともに、ステップ112の処理を実行して、この処理
を抜ける。また各電子制御装置は、上記のような割込み
処理の他に、図4〜図7に示すメインルーチンを行う。
11を超えていないと判定されたら、ステップ111に
て、今受信したデータを受信バッファ(n)に格納する
とともに、ステップ112の処理を実行して、この処理
を抜ける。また各電子制御装置は、上記のような割込み
処理の他に、図4〜図7に示すメインルーチンを行う。
【0066】具体的には、まずステップ121にて、受
信バッファ(1)にデータが存在するか否かを判定する
ことによって、メッセージを受信している最中か否かを
判定する。そして受信バッファ(1)になにがしかのデ
ータが存在していれば、メッセージを受信中であるとみ
なして、ステップ122に進む。反対にステップ121
にてNOと判定されたら(同番地のデータが「$00」
であれば)、このルーチンを抜ける。
信バッファ(1)にデータが存在するか否かを判定する
ことによって、メッセージを受信している最中か否かを
判定する。そして受信バッファ(1)になにがしかのデ
ータが存在していれば、メッセージを受信中であるとみ
なして、ステップ122に進む。反対にステップ121
にてNOと判定されたら(同番地のデータが「$00」
であれば)、このルーチンを抜ける。
【0067】ステップ122では、アイドルカウンタが
上記国際規格で規定された時間P1の最大値(20m
s)を超えたか否かを判定することによって、メッセー
ジの受信を完了したか否かを判定する。ここで超えてい
ないと判定されたら、まだメッセージの受信を完了して
いないとみなして、このルーチンを抜ける。反対に超え
たと判定されたら、メッセージの受信を完了したとみな
して、続くステップ123〜125において、このメッ
セージのサムチェックを行う。
上記国際規格で規定された時間P1の最大値(20m
s)を超えたか否かを判定することによって、メッセー
ジの受信を完了したか否かを判定する。ここで超えてい
ないと判定されたら、まだメッセージの受信を完了して
いないとみなして、このルーチンを抜ける。反対に超え
たと判定されたら、メッセージの受信を完了したとみな
して、続くステップ123〜125において、このメッ
セージのサムチェックを行う。
【0068】このサムチェックでは、まずステップ12
3において、受信カウンタのカウント値に基づき受信し
たメッセージが何バイト長かを確認する。そしてこの数
値に基づき、次のステップ124で受信バッファ(1)
〜(n−1)に格納されているデータの総和を計算し、
最後のステップ125にてその総和値の下位8ビットの
データと受信バッファ(n)に格納されているデータ、
すなわちCSの値とが一致しているか否かを判定する。
3において、受信カウンタのカウント値に基づき受信し
たメッセージが何バイト長かを確認する。そしてこの数
値に基づき、次のステップ124で受信バッファ(1)
〜(n−1)に格納されているデータの総和を計算し、
最後のステップ125にてその総和値の下位8ビットの
データと受信バッファ(n)に格納されているデータ、
すなわちCSの値とが一致しているか否かを判定する。
【0069】このサムチェックの結果、上記各値が一致
していないと判定されたら、異常とみなし、ステップ1
26にて通信エラーフラグをセットし、ステップ127
にて受信バッファ(1)〜(n)を全てクリアし、ステ
ップ128で受信カウンタをクリアしてこのルーチンを
抜ける。また上記サムチェックの結果が正常であれば、
受信データに問題はないものと判断して、続くステップ
129において、受信バッファ(1)〜(3)の内容、
すなわちメッセージヘッダが正常か否かを更に判定す
る。この判定では、要求メッセージと応答メッセージと
の両方のヘッダについてその正当性を判定する。
していないと判定されたら、異常とみなし、ステップ1
26にて通信エラーフラグをセットし、ステップ127
にて受信バッファ(1)〜(n)を全てクリアし、ステ
ップ128で受信カウンタをクリアしてこのルーチンを
抜ける。また上記サムチェックの結果が正常であれば、
受信データに問題はないものと判断して、続くステップ
129において、受信バッファ(1)〜(3)の内容、
すなわちメッセージヘッダが正常か否かを更に判定す
る。この判定では、要求メッセージと応答メッセージと
の両方のヘッダについてその正当性を判定する。
【0070】そして続くステップ130にて、受信バッ
ファ(1)に格納されたデータに基づいて、このメッセ
ージが要求メッセージであるか応答メッセージであるか
を判定する。以下、このステップ130にて、要求メ
ッセージと判定された場合、応答メッセージと判定さ
れた場合、に大きく分けて説明する。 (ステップ130で要求メッセージと判定された場
合)この場合は、次にステップ131にて、受信バッフ
ァ(4)に格納されたデータに基づいて、これがいずれ
の診断モードを指定しているものかを判定する。
ファ(1)に格納されたデータに基づいて、このメッセ
ージが要求メッセージであるか応答メッセージであるか
を判定する。以下、このステップ130にて、要求メ
ッセージと判定された場合、応答メッセージと判定さ
れた場合、に大きく分けて説明する。 (ステップ130で要求メッセージと判定された場
合)この場合は、次にステップ131にて、受信バッフ
ァ(4)に格納されたデータに基づいて、これがいずれ
の診断モードを指定しているものかを判定する。
【0071】ここでトラブルコード数を読み出すモード
が指定されていると判定されたら、図5のステップ13
2にジャンプする。また、実際のトラブルコードを読み
出すモードが指定されていると判定されたら、図5のス
テップ133にジャンプする。また、それ以外のモード
が指定されていると判定されたら、ステップ200、ス
テップ300等にジャンプする。
が指定されていると判定されたら、図5のステップ13
2にジャンプする。また、実際のトラブルコードを読み
出すモードが指定されていると判定されたら、図5のス
テップ133にジャンプする。また、それ以外のモード
が指定されていると判定されたら、ステップ200、ス
テップ300等にジャンプする。
【0072】なお、ステップ200にジャンプするとき
とは、特定のRAM値を読み出すモードが指定されてい
るときである。また、ステップ300にジャンプすると
きとは、RAM値の書き換えを行って車両の診断を実行
するモードが指定されているときである。上記ステップ
131にて、トラブルコード数を読み出す診断モードが
指定されていると判定された場合、すなわち故障診断テ
スタ5から上記要求メッセージ1が送信された場合に
は、ステップ132にて、この要求メッセージ1を受信
したことを記憶させるためにトラブルコード数実行フラ
グをセットする。
とは、特定のRAM値を読み出すモードが指定されてい
るときである。また、ステップ300にジャンプすると
きとは、RAM値の書き換えを行って車両の診断を実行
するモードが指定されているときである。上記ステップ
131にて、トラブルコード数を読み出す診断モードが
指定されていると判定された場合、すなわち故障診断テ
スタ5から上記要求メッセージ1が送信された場合に
は、ステップ132にて、この要求メッセージ1を受信
したことを記憶させるためにトラブルコード数実行フラ
グをセットする。
【0073】ここで上記トラブルコード数実行フラグを
セットする理由は、トランスミッション制御装置2より
も優先順位の低い制御装置(例えばエンジン制御装置
1)は、自分よりも優先順位の高い制御装置が応答メッ
セージの送信を完了してからでないと、自分の応答メッ
セージを送信できないという制約があるため、とりあえ
ず上記実行フラグをセットして要求メッセージ1を受信
したことを一旦記憶しておき、その上で、自分よりも優
先順位の高い制御装置が応答メッセージの送信を完了し
たら、この実行フラグがセットされていることを確認し
て自分が応答メッセージを送信するためである。
セットする理由は、トランスミッション制御装置2より
も優先順位の低い制御装置(例えばエンジン制御装置
1)は、自分よりも優先順位の高い制御装置が応答メッ
セージの送信を完了してからでないと、自分の応答メッ
セージを送信できないという制約があるため、とりあえ
ず上記実行フラグをセットして要求メッセージ1を受信
したことを一旦記憶しておき、その上で、自分よりも優
先順位の高い制御装置が応答メッセージの送信を完了し
たら、この実行フラグがセットされていることを確認し
て自分が応答メッセージを送信するためである。
【0074】そして次のステップ134にて、自分が最
も優先順位の高い制御装置か否かを判定する。すなわ
ち、トランスミッション制御装置2ではこのステップ1
34にてYESと判定され、それ以外の電子制御装置で
はNOと判定される。このステップ134にてNOと判
定されたら、上記ステップ127(図4)の処理にジャ
ンプし、YESと判定されたら、ステップ152(図
6)にジャンプする。
も優先順位の高い制御装置か否かを判定する。すなわ
ち、トランスミッション制御装置2ではこのステップ1
34にてYESと判定され、それ以外の電子制御装置で
はNOと判定される。このステップ134にてNOと判
定されたら、上記ステップ127(図4)の処理にジャ
ンプし、YESと判定されたら、ステップ152(図
6)にジャンプする。
【0075】このステップ152では、具体的には、ま
ず要求メッセージ1に対する応答メッセージを作成す
る。なお、このメッセージの6バイト目には、図2に示
したようにトラブルコード数が組み込まれる。そしてア
イドルカウンタが上記時間P2を経過したことを確認し
た後で、応答メッセージを送信する。そしてステップ1
52にて応答メッセージを送信したら、ステップ153
にてコード数出力実行フラグをクリアして、図7のステ
ップ162に移る。
ず要求メッセージ1に対する応答メッセージを作成す
る。なお、このメッセージの6バイト目には、図2に示
したようにトラブルコード数が組み込まれる。そしてア
イドルカウンタが上記時間P2を経過したことを確認し
た後で、応答メッセージを送信する。そしてステップ1
52にて応答メッセージを送信したら、ステップ153
にてコード数出力実行フラグをクリアして、図7のステ
ップ162に移る。
【0076】このステップ162では、故障診断テスタ
5から要求メッセージ2を受信したときに、要求メッセ
ージ2を受信したことを一時的に記憶させるためのコー
ド出力実行フラグ、がセットされているか否かを判定す
る。なお、このコード出力実行フラグは、後述するステ
ップ133にてセットされる。ここでセットされていな
い、すなわち要求メッセージ2を受信していないと判定
されたら、ステップ166にて受信バッファ(1)〜
(n)を全てクリアし、ステップ167にて受信カウン
タをクリアして、この処理を抜ける。反対に、セットさ
れている、すなわち要求メッセージ2を受信したと判定
されたら、ステップ163にて、要求メッセージ2の送
信完了からの時間を計測するための待ち時間カウンタが
上記待ち時間tを超えているか否かを判定する。
5から要求メッセージ2を受信したときに、要求メッセ
ージ2を受信したことを一時的に記憶させるためのコー
ド出力実行フラグ、がセットされているか否かを判定す
る。なお、このコード出力実行フラグは、後述するステ
ップ133にてセットされる。ここでセットされていな
い、すなわち要求メッセージ2を受信していないと判定
されたら、ステップ166にて受信バッファ(1)〜
(n)を全てクリアし、ステップ167にて受信カウン
タをクリアして、この処理を抜ける。反対に、セットさ
れている、すなわち要求メッセージ2を受信したと判定
されたら、ステップ163にて、要求メッセージ2の送
信完了からの時間を計測するための待ち時間カウンタが
上記待ち時間tを超えているか否かを判定する。
【0077】なお、上記待ち時間カウンタは、図示しな
いタイマによる時間割込み(例えば2ms割込み)に応
じて1カウントずつカウントアップされる。また、上記
待ち時間tは、後述するステップ146にて設定され
る。上記ステップ163にて、待ち時間カウンタが待ち
時間tを超えていないと判定されたら、そのままこの処
理を抜ける。反対に、超えていると判定されたら、ステ
ップ164の処理を行う。このステップ164では、具
体的には、まず要求メッセージ2に対する応答メッセー
ジを作成する。なお、このメッセージ中には、図2に示
したように実際のトラブルコードが組み込まれる。そし
てアイドルカウンタが上記時間P2を経過したことを確
認した後で、応答メッセージを送信する。
いタイマによる時間割込み(例えば2ms割込み)に応
じて1カウントずつカウントアップされる。また、上記
待ち時間tは、後述するステップ146にて設定され
る。上記ステップ163にて、待ち時間カウンタが待ち
時間tを超えていないと判定されたら、そのままこの処
理を抜ける。反対に、超えていると判定されたら、ステ
ップ164の処理を行う。このステップ164では、具
体的には、まず要求メッセージ2に対する応答メッセー
ジを作成する。なお、このメッセージ中には、図2に示
したように実際のトラブルコードが組み込まれる。そし
てアイドルカウンタが上記時間P2を経過したことを確
認した後で、応答メッセージを送信する。
【0078】そしてステップ164にて応答メッセージ
を送信したら、ステップ165にてコード数出力実行フ
ラグをクリアして、ステップ166、ステップ167の
処理を実行し、この処理を抜ける。一方、上記ステップ
131(図4)にて、実際のトラブルコードを読み出す
モードが指定されていると判定された場合は、ステップ
133にて上記コード出力実行フラグをセットする。
を送信したら、ステップ165にてコード数出力実行フ
ラグをクリアして、ステップ166、ステップ167の
処理を実行し、この処理を抜ける。一方、上記ステップ
131(図4)にて、実際のトラブルコードを読み出す
モードが指定されていると判定された場合は、ステップ
133にて上記コード出力実行フラグをセットする。
【0079】ここでコード出力実行フラグをセットする
目的は、上記ステップ132にてコード数出力実行フラ
グをセットする目的と同じである。このように、コード
出力実行フラグをセットして要求メッセージ2を受信し
たことを記憶しておくことによって、自分よりも優先順
位の高い制御装置が応答メッセージの送信を完了した
ら、この実行フラグがセットされていることを確認して
自分が応答メッセージを送信することができる。
目的は、上記ステップ132にてコード数出力実行フラ
グをセットする目的と同じである。このように、コード
出力実行フラグをセットして要求メッセージ2を受信し
たことを記憶しておくことによって、自分よりも優先順
位の高い制御装置が応答メッセージの送信を完了した
ら、この実行フラグがセットされていることを確認して
自分が応答メッセージを送信することができる。
【0080】そして次のステップ160にて、上記待ち
時間カウンタをクリアする。ここで、故障診断テスタ5
が要求メッセージ2を送信したときには、各電子制御装
置はこの要求メッセージ2を同時に受信し、同時にこの
ステップ160の処理を行うので、各電子制御装置は全
て同じタイミングで待ち時間カウンタをカウントアップ
する。
時間カウンタをクリアする。ここで、故障診断テスタ5
が要求メッセージ2を送信したときには、各電子制御装
置はこの要求メッセージ2を同時に受信し、同時にこの
ステップ160の処理を行うので、各電子制御装置は全
て同じタイミングで待ち時間カウンタをカウントアップ
する。
【0081】そして次のステップ161にて、上記ステ
ップ134と同じ判定処理を行い、NOと判定された
ら、上記ステップ127(図4)の処理に移り、YES
と判定されたら、ステップ164(図7)にジャンプす
る。 (ステップ130で応答メッセージと判定された場
合)上記ステップ130にて、受信したメッセージが応
答メッセージであると判定されたら、ステップ141
(図6)にジャンプして、この応答メッセージが自分よ
りも優先順位の高い制御装置から送信されたものである
か否かを、受信バッファ(3)に格納されたデータに基
づいて判定する。
ップ134と同じ判定処理を行い、NOと判定された
ら、上記ステップ127(図4)の処理に移り、YES
と判定されたら、ステップ164(図7)にジャンプす
る。 (ステップ130で応答メッセージと判定された場
合)上記ステップ130にて、受信したメッセージが応
答メッセージであると判定されたら、ステップ141
(図6)にジャンプして、この応答メッセージが自分よ
りも優先順位の高い制御装置から送信されたものである
か否かを、受信バッファ(3)に格納されたデータに基
づいて判定する。
【0082】このステップ141にてNOと判定された
ら、ステップ127(図3)の処理に移る。逆にYES
と判定されたら、ステップ142にて上記コード数出力
フラグがセットされているか否かを判定する。ここでセ
ットされていないと判定されたら、ステップ162(図
7)にジャンプし、逆にセットされている、すなわち受
信した応答メッセージが要求メッセージ1に対する応答
メッセージであると判定されたら、ステップ143に進
む。
ら、ステップ127(図3)の処理に移る。逆にYES
と判定されたら、ステップ142にて上記コード数出力
フラグがセットされているか否かを判定する。ここでセ
ットされていないと判定されたら、ステップ162(図
7)にジャンプし、逆にセットされている、すなわち受
信した応答メッセージが要求メッセージ1に対する応答
メッセージであると判定されたら、ステップ143に進
む。
【0083】このステップ143では、受信バッファ
(6)に格納されているデータ、すなわち自分よりも優
先順位の高い制御装置からの応答メッセージに組み込ま
れているトラブルコード数に関する情報を確認する。そ
して次のステップ145では、上記ステップ143で確
認したトラブルコード数に基づいて、待ち時間t′をテ
ーブルサーチする。なお、このテーブルは、図8に示す
ように、トラブルコード数に対応する待ち時間t′とし
て予め設定されたものである。
(6)に格納されているデータ、すなわち自分よりも優
先順位の高い制御装置からの応答メッセージに組み込ま
れているトラブルコード数に関する情報を確認する。そ
して次のステップ145では、上記ステップ143で確
認したトラブルコード数に基づいて、待ち時間t′をテ
ーブルサーチする。なお、このテーブルは、図8に示す
ように、トラブルコード数に対応する待ち時間t′とし
て予め設定されたものである。
【0084】ここで、上記待ち時間t′の長さの考え方
としては、例えば、トランスミッション制御装置2から
の応答メッセージ中のトラブルコード数が1の場合、ト
ランスミッション制御装置2は、要求メッセージ2に対
して7バイト長の応答メッセージを送信することにな
る。従って、この7バイト長の応答メッセージの長さよ
りも少し長目の時間(本実施例では99ms)を設定し
ておく。
としては、例えば、トランスミッション制御装置2から
の応答メッセージ中のトラブルコード数が1の場合、ト
ランスミッション制御装置2は、要求メッセージ2に対
して7バイト長の応答メッセージを送信することにな
る。従って、この7バイト長の応答メッセージの長さよ
りも少し長目の時間(本実施例では99ms)を設定し
ておく。
【0085】また、例えばトランスミッション制御装置
2からの応答メッセージ中のトラブルコード数が4の場
合、トランスミッション制御装置2は、要求メッセージ
2に対して、11バイト長の応答メッセージ1と7バイ
ト長の応答メッセージ2とを送信することになる。従っ
て、これら両メッセージの長さと各メッセージ間のアイ
ドル時間(=P2)とを合わせた時間よりも少し長目の
時間(本実施例では228ms)を設定しておく。
2からの応答メッセージ中のトラブルコード数が4の場
合、トランスミッション制御装置2は、要求メッセージ
2に対して、11バイト長の応答メッセージ1と7バイ
ト長の応答メッセージ2とを送信することになる。従っ
て、これら両メッセージの長さと各メッセージ間のアイ
ドル時間(=P2)とを合わせた時間よりも少し長目の
時間(本実施例では228ms)を設定しておく。
【0086】このような考え方で設定された待ち時間
t′をステップ145でテーブルサーチした後、そして
ステップ146にて、前回RAMに格納した待ち時間t
に、今回ステップ145で設定された待ち時間t′を足
した時間を、最終的な待ち時間tとして新しくRAMに
格納する。なお、イグニッションスイッチ18をオンし
て制御装置に初めて電源が供給された状態では、RAM
に格納された待ち時間tは0であるので、電源供給後初
めてこのステップ146の処理を行うときは、待ち時間
tはt′となる。
t′をステップ145でテーブルサーチした後、そして
ステップ146にて、前回RAMに格納した待ち時間t
に、今回ステップ145で設定された待ち時間t′を足
した時間を、最終的な待ち時間tとして新しくRAMに
格納する。なお、イグニッションスイッチ18をオンし
て制御装置に初めて電源が供給された状態では、RAM
に格納された待ち時間tは0であるので、電源供給後初
めてこのステップ146の処理を行うときは、待ち時間
tはt′となる。
【0087】そしてステップ150では、自分よりも優
先順位の高い制御装置の全てから、応答メッセージの送
信が完了したか否かを判定する。例えば、エアコン制御
装置6においては、トランスミッション制御装置2およ
びエンジン制御装置1の両方が、その応答メッセージの
送信を全て完了したか否かを判定する。ステップ150
で送信が完了したと判定されたら、ステップ152の処
理に移る。反対に送信が完了していないと判定された
ら、ステップ162の処理に移る。
先順位の高い制御装置の全てから、応答メッセージの送
信が完了したか否かを判定する。例えば、エアコン制御
装置6においては、トランスミッション制御装置2およ
びエンジン制御装置1の両方が、その応答メッセージの
送信を全て完了したか否かを判定する。ステップ150
で送信が完了したと判定されたら、ステップ152の処
理に移る。反対に送信が完了していないと判定された
ら、ステップ162の処理に移る。
【0088】以上のステップ143〜ステップ150の
処理を具体的に説明すると、エンジン制御装置1は、要
求メッセージ1に対するトランスミッション制御装置2
からの応答メッセージを受信すると、ステップ145に
て待ち時間t′(=272ms)をテーブルサーチし、
ステップ146にてt=272msに設定する。そして
次のステップ150ではYESと判定されるので、最終
的にRAMに格納される待ち時間tは272msとな
る。
処理を具体的に説明すると、エンジン制御装置1は、要
求メッセージ1に対するトランスミッション制御装置2
からの応答メッセージを受信すると、ステップ145に
て待ち時間t′(=272ms)をテーブルサーチし、
ステップ146にてt=272msに設定する。そして
次のステップ150ではYESと判定されるので、最終
的にRAMに格納される待ち時間tは272msとな
る。
【0089】またエアコン制御装置6は、要求メッセー
ジ1に対するトランスミッション制御装置2からの応答
メッセージを受信すると、ステップ145にてt′=2
72msをテーブルサーチし、ステップ146にてt=
272msに設定する。そして次のステップ150では
NOと判定され、ステップ162→166→167と経
てこの処理を抜ける。
ジ1に対するトランスミッション制御装置2からの応答
メッセージを受信すると、ステップ145にてt′=2
72msをテーブルサーチし、ステップ146にてt=
272msに設定する。そして次のステップ150では
NOと判定され、ステップ162→166→167と経
てこの処理を抜ける。
【0090】そして、次に要求メッセージ1に対するエ
ンジン制御装置1からの応答メッセージを受信すると、
ステップ145にて待ち時間t′(=99ms)をテー
ブルサーチし、ステップ146にて、前回のt(=27
2ms)に99msを加えた値(=371ms)を最新
のtとする。そして次のステップ150ではYESと判
定されるので、この371msが最終的な待ち時間tと
なる。
ンジン制御装置1からの応答メッセージを受信すると、
ステップ145にて待ち時間t′(=99ms)をテー
ブルサーチし、ステップ146にて、前回のt(=27
2ms)に99msを加えた値(=371ms)を最新
のtとする。そして次のステップ150ではYESと判
定されるので、この371msが最終的な待ち時間tと
なる。
【0091】以上詳述した本実施例によると、トランス
ミッション制御装置2よりも優先順位の低い制御装置
(エンジン制御装置1、エアコン制御装置6等)は、要
求メッセージ1に対する、自分よりも優先順位の高い制
御装置からの応答メッセージを受信したときに、この応
答メッセージ中に組み込まれたトラブルコード数に応じ
て上記待ち時間tを設定し、その後要求メッセージ2に
対する応答メッセージを自分が送信するタイミングを、
要求メッセージ2の送信完了から上記待ち時間tの経過
後としたので、自分よりも優先順位の高い制御装置から
の応答メッセージが全て送信完了してから、自分の応答
メッセージを送信させることができ、ひいては両メッセ
ージが通信線3上で衝突することを回避することができ
る。 (他の実施例)上記実施例では、故障診断テスタ5をマ
スタ装置とし、電子制御装置をスレーブ装置としたシス
テムについて説明したが、複数の電子制御装置の任意の
1つをマスタ装置、他の電子制御装置をスレーブ装置と
したものについても適用することができる。
ミッション制御装置2よりも優先順位の低い制御装置
(エンジン制御装置1、エアコン制御装置6等)は、要
求メッセージ1に対する、自分よりも優先順位の高い制
御装置からの応答メッセージを受信したときに、この応
答メッセージ中に組み込まれたトラブルコード数に応じ
て上記待ち時間tを設定し、その後要求メッセージ2に
対する応答メッセージを自分が送信するタイミングを、
要求メッセージ2の送信完了から上記待ち時間tの経過
後としたので、自分よりも優先順位の高い制御装置から
の応答メッセージが全て送信完了してから、自分の応答
メッセージを送信させることができ、ひいては両メッセ
ージが通信線3上で衝突することを回避することができ
る。 (他の実施例)上記実施例では、故障診断テスタ5をマ
スタ装置とし、電子制御装置をスレーブ装置としたシス
テムについて説明したが、複数の電子制御装置の任意の
1つをマスタ装置、他の電子制御装置をスレーブ装置と
したものについても適用することができる。
【0092】また上記実施例では、本発明における通信
システムを車両に用いた場合について説明したが、車両
以外のものにも適用することができる。また上記実施例
では、故障診断テスタ5が、ダイアグコード数を送信さ
せるための要求メッセージ1をまず送信し、その後、実
際のダイアグコードを送信させるための要求メッセージ
2を送信するタイプのものについて説明したが、上記要
求メッセージ1を送信せず、その代わりに要求メッセー
ジ2を、トラブルコード数および実際のトラブルコード
を送信させるためのメッセージとしたタイプにしても良
い。
システムを車両に用いた場合について説明したが、車両
以外のものにも適用することができる。また上記実施例
では、故障診断テスタ5が、ダイアグコード数を送信さ
せるための要求メッセージ1をまず送信し、その後、実
際のダイアグコードを送信させるための要求メッセージ
2を送信するタイプのものについて説明したが、上記要
求メッセージ1を送信せず、その代わりに要求メッセー
ジ2を、トラブルコード数および実際のトラブルコード
を送信させるためのメッセージとしたタイプにしても良
い。
【0093】この場合、例えばエンジン制御御装置1
は、要求メッセージ2に対するトランスミッション制御
装置2の応答メッセージをモニタし、このときにトラブ
ルコード数を確認し、自分の待ち時間tを設定するよう
にする。なお、上記トラブルコードは、できるだけ最初
の方(例えば4バイト目か5バイト目)に設けることが
望ましい。
は、要求メッセージ2に対するトランスミッション制御
装置2の応答メッセージをモニタし、このときにトラブ
ルコード数を確認し、自分の待ち時間tを設定するよう
にする。なお、上記トラブルコードは、できるだけ最初
の方(例えば4バイト目か5バイト目)に設けることが
望ましい。
【0094】また上記実施例では、待ち時間カウンタ
を、要求メッセージ2の送信完了からカウントアップさ
せるようにしたが、トランスミッション制御装置2の応
答メッセージの送信開始からカウントアップさせるよう
にしても良い。この場合は、ステップ145で決定する
待ち時間t′の長さを、要求メッセージ2の送信完了か
ら応答メッセージ1の送信開始までのアイドル時間(=
P2)だけ、上記実施例に比べて短くすれば良い。
を、要求メッセージ2の送信完了からカウントアップさ
せるようにしたが、トランスミッション制御装置2の応
答メッセージの送信開始からカウントアップさせるよう
にしても良い。この場合は、ステップ145で決定する
待ち時間t′の長さを、要求メッセージ2の送信完了か
ら応答メッセージ1の送信開始までのアイドル時間(=
P2)だけ、上記実施例に比べて短くすれば良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明一実施例の全体構成図である。
【図2】上記実施例のトラブルコード読み出し診断処理
における通信手順を示すタイムチャートである。
における通信手順を示すタイムチャートである。
【図3】上記実施例の各電子制御装置におけるシリアル
入力割込処理手順を示すフローチャートである。
入力割込処理手順を示すフローチャートである。
【図4】上記各電子制御装置におけるメインルーチンを
示すフローチャートである。
示すフローチャートである。
【図5】上記各電子制御装置におけるメインルーチンを
示すフローチャートである。
示すフローチャートである。
【図6】上記各電子制御装置におけるメインルーチンを
示すフローチャートである。
示すフローチャートである。
【図7】上記各電子制御装置におけるメインルーチンを
示すフローチャートである。
示すフローチャートである。
【図8】上記実施例のトラブルコード数に対応する待ち
時間t′を予め設定したテーブルである。
時間t′を予め設定したテーブルである。
【図9】国際規格ISO−9141−2の通信手順を示
すタイムチャートである。
すタイムチャートである。
【図10】上記実施例の各メッセージを構成する各デー
タバイトのビットフォーマットを示すタイムチャートで
ある。
タバイトのビットフォーマットを示すタイムチャートで
ある。
【図11】米国自動車技術会(SAE)J1979に定
められる1メッセージのフレーム構成を示すフローチャ
ートである。
められる1メッセージのフレーム構成を示すフローチャ
ートである。
【図12】従来技術において各メッセージが衝突する様
子を説明するためのタイムチャートである。
子を説明するためのタイムチャートである。
1…エンジン制御装置(スレーブ装置)、2…トランス
ミッション制御装置(スレーブ装置)、3…通信線(通
信路)、5…故障診断テスタ(マスタ装置)、5a…キ
ーボード(操作手段)、6…エアコン制御装置(スレー
ブ装置)
ミッション制御装置(スレーブ装置)、3…通信線(通
信路)、5…故障診断テスタ(マスタ装置)、5a…キ
ーボード(操作手段)、6…エアコン制御装置(スレー
ブ装置)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04Q 9/00 311 H04Q 9/00 321E 321 G01M 17/00 H
Claims (7)
- 【請求項1】 マスタ装置と複数のスレーブ装置とが通
信路を介して接続され、 前記マスタ装置は、所定の処理の実行を要求する要求メ
ッセージを前記通信路上に送信し、 前記複数のスレーブ装置は、前記通信路からの前記要求
メッセージを受信したら、この要求メッセージに対する
応答メッセージを、優先順位の高いスレーブ装置から順
に前記通信路上に送信する通信システムにおいて、 前記スレーブ装置は、 前記通信路からの前記要求メッセージを受信したら、自
分の応答メッセージの長さに関連した情報を応答メッセ
ージの内部に組み込み、この情報を組み込んだ応答メッ
セージを前記通信路上に送信する第1応答メッセージ送
信手段と、 自分よりも優先順位の高い前記スレーブ装置の前記第1
応答メッセージ送信手段が送信した前記応答メッセージ
を、前記通信路を介して受信したら、この応答メッセー
ジに組み込まれた前記情報を記憶する記憶手段と、 この記憶手段に記憶された前記情報に基づいて、基準時
間を設定する基準時間設定手段と、 前記要求メッセージの送信完了から前記基準時間が経過
してから、自分の応答メッセージを前記通信路上に送信
する第2応答メッセージ送信手段とを備えることを特徴
とする通信システム。 - 【請求項2】 前記要求メッセージの送信完了からの経
過時間が、前記基準時間設定手段によって設定された前
記基準時間を超えたか否かを判定する経過時間判定手段
を備え、 前記第2応答メッセージ送信手段は、前記経過時間判定
手段によって、前記経過時間が前記基準時間を超えたと
判定されてから、前記自分の応答メッセージを前記通信
路上に送信するように構成されたことを特徴とする請求
項1記載の通信システム。 - 【請求項3】 マスタ装置と複数のスレーブ装置とが通
信路を介して接続され、 前記マスタ装置は、所定の処理の実行を要求する要求メ
ッセージを前記通信路上に送信し、 前記複数のスレーブ装置は、前記通信路からの前記要求
メッセージを受信したら、この要求メッセージに対する
応答メッセージを、優先順位の高いスレーブ装置から順
に前記通信路上に送信する通信システムにおいて、 前記マスタ装置は、前記要求メッセージとして、第1要
求メッセージを送信した後、所定時間後に、これとは異
なる第2要求メッセージを送信するように構成され、 前記スレーブ装置は、 前記通信路からの前記第1要求メッセージを受信した
ら、前記第2要求メッセージに対する自分の応答メッセ
ージの長さに関する情報を応答メッセージの内部に組み
込み、この情報を組み込んだ応答メッセージを前記通信
路上に送信する第1応答メッセージ送信手段と、 自分よりも優先順位の高い前記スレーブ装置の前記第1
応答メッセージ送信手段が送信した前記応答メッセージ
を、前記通信路を介して受信したら、この応答メッセー
ジに組み込まれた前記情報を記憶する記憶手段と、 この記憶手段に記憶された前記情報に基づいて、基準時
間を設定する基準時間設定手段と、 前記第2要求メッセージの送信完了から前記基準時間が
経過してから、前記第2要求メッセージに対する自分の
応答メッセージを前記通信路上に送信する第2応答メッ
セージ送信手段とを備えることを特徴とする通信システ
ム。 - 【請求項4】 前記第2要求メッセージの送信完了から
の経過時間が、前記基準時間設定手段によって設定され
た前記基準時間を超えたか否かを判定する経過時間判定
手段を備え、 前記第2応答メッセージ送信手段は、前記経過時間判定
手段によって、前記経過時間が前記基準時間を超えたと
判定されてから、前記自分の応答メッセージを前記通信
路上に送信するように構成されたことを特徴とする請求
項3記載の通信システム。 - 【請求項5】 前記基準時間設定手段は、 前記情報から、前記自分よりも優先順位の高いスレーブ
装置の応答メッセージの長さが長いとみなされる程、前
記基準時間を長い時間として決定する決定手段を備える
ことを特徴とする請求項1ないし4いずれか1つ記載の
通信システム。 - 【請求項6】 前記基準時間設定手段は、 前記決定手段によって決定された前記基準時間を、前記
第1応答メッセージ送信手段からの前記応答メッセージ
を受信する度に加算する加算手段を備えることを特徴と
する請求項5記載の通信システム。 - 【請求項7】 請求項1ないし6いずれか1つ記載の前
記スレーブ装置が、車両に搭載されることを特徴とする
車両用通信システム。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7024997A JPH08223190A (ja) | 1995-02-14 | 1995-02-14 | 通信システム |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7024997A JPH08223190A (ja) | 1995-02-14 | 1995-02-14 | 通信システム |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08223190A true JPH08223190A (ja) | 1996-08-30 |
Family
ID=12153623
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7024997A Pending JPH08223190A (ja) | 1995-02-14 | 1995-02-14 | 通信システム |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08223190A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6321148B1 (en) | 1997-03-31 | 2001-11-20 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Vehicle communication control apparatus and method |
| WO2005050464A1 (ja) * | 2003-11-05 | 2005-06-02 | Hitachi, Ltd. | 通信システム、リアルタイム制御装置及び情報処理システム |
| JP2009126299A (ja) * | 2007-11-21 | 2009-06-11 | Denso Corp | 車両制御装置 |
| US8347009B2 (en) | 2009-07-29 | 2013-01-01 | Denso Corporation | Communication system having a plurality of communication nodes |
| JP2014227060A (ja) * | 2013-05-23 | 2014-12-08 | 本田技研工業株式会社 | 車両診断システム |
| WO2021020191A1 (ja) * | 2019-07-30 | 2021-02-04 | マツダ株式会社 | 車両制御システム |
-
1995
- 1995-02-14 JP JP7024997A patent/JPH08223190A/ja active Pending
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6321148B1 (en) | 1997-03-31 | 2001-11-20 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Vehicle communication control apparatus and method |
| WO2005050464A1 (ja) * | 2003-11-05 | 2005-06-02 | Hitachi, Ltd. | 通信システム、リアルタイム制御装置及び情報処理システム |
| US7680228B2 (en) | 2003-11-05 | 2010-03-16 | Hitachi, Ltd. | Communication system, real-time control device, and information processing system |
| JP2009126299A (ja) * | 2007-11-21 | 2009-06-11 | Denso Corp | 車両制御装置 |
| US8347009B2 (en) | 2009-07-29 | 2013-01-01 | Denso Corporation | Communication system having a plurality of communication nodes |
| JP2014227060A (ja) * | 2013-05-23 | 2014-12-08 | 本田技研工業株式会社 | 車両診断システム |
| WO2021020191A1 (ja) * | 2019-07-30 | 2021-02-04 | マツダ株式会社 | 車両制御システム |
| JP2021020651A (ja) * | 2019-07-30 | 2021-02-18 | マツダ株式会社 | 車両制御システム |
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