JPH08224528A - サブストレートのコーティング又は被覆のための方法と装置 - Google Patents
サブストレートのコーティング又は被覆のための方法と装置Info
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- JPH08224528A JPH08224528A JP7335316A JP33531695A JPH08224528A JP H08224528 A JPH08224528 A JP H08224528A JP 7335316 A JP7335316 A JP 7335316A JP 33531695 A JP33531695 A JP 33531695A JP H08224528 A JPH08224528 A JP H08224528A
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Abstract
サブストレート29をコーティングもしくは被覆するた
めの装置において、コーティング液又は被覆液により充
填された容器10が設けられており、毛管状隙間をコー
ティング液もしくは被覆液内に浸漬してコーティング液
もしくは被覆液を容器から毛管状隙間に供給するように
この容器内に部材12が配置されており、かつ、毛管状
隙間の出口40を容器10に対して相対的に高さ方向に
運動させるための手段が設けられている。 【効果】 毛管状隙間の出口がコーティング過程中に、
高さ方向で行われる運動により完全に流体内に浸漬され
る。これにより、コーティング過程により毛管状隙間に
残された残留流体の乾燥が排除され、かつ外部からの粒
子の堆積が阻止される。
Description
ブストレートをコーティング又は被覆するための方法と
装置に関する。以下の記載において、簡単にコーティン
グもしくはコーティング過程という場合、適当な流体に
よる、要するに適当なラッカ又は適当な被覆液による被
覆若しくは被覆過程をも意味している。
位置指示器、半導体製造のためのマスク、半導体サブス
トレート又はセラミックサブストレートの製作時に、ラ
ッカ又はその他のはじめは液状の媒体から成る均一な
層、例えば色フィルタ、フォトラッカ又は特別な保護層
を方形又は円形のディスクに備えるという課題がしばし
ば生じる。その場合、公知技術ではコーティングのため
のディスクが水平に回転テーブル上に固定される。ディ
スクの中心点上に、上方からノズルを介して所定量のラ
ッカが滴下される。次いで、回転テーブルが運動させら
れる。遠心力の作用により、回転運動中にラッカがサブ
ストレート上に分配される(スピンコーティング)。そ
の際、ラッカの大部分がサブストレートの縁を介して撥
ね飛ばされる。得られるべきラッカの厚さの均一性は回
転の遠心力、回転速度並びにラッカの粘度に依存する。
ト上でのラッカの厚さの均一性を得る困難はこの公知方
法では特にサブストレートの縁の領域内において著し
い。この公知方法によれば、ラッカの厚さが高くなって
いる縞、要するにラッカ隆起部が形成される。これによ
り、コーティングの均一性は著しく悪化する。
たラッカを捕集するために、かつコーティングステーシ
ョンを保護するために、この種のコーティング用の回転
テーブルは一般的には一種のポット内に組込まれる。こ
れについては例えばドイツ連邦共和国実用新案登録第9
103494号明細書を参照されたい。コーティング中
に跳ね返りがサブストレートの表面に達することがあ
る。このことはサブストレートのその後の加工に不都合
である。その上、この公知方法では、使用されるラッカ
の90%より多い量がサブストレートの縁を介して跳ね
飛ばされてしまう。このラッカ量の再使用のための費用
は著しく高い。コーティング若しくは被覆できるディス
クの大きさには上限がある。さらに、この種の装置の回
転する部分に摩滅が生じて、その粒子が剥離してディス
クの表面に堆積し、次のプロセスの障害となる。さら
に、遠心処理の際にラッカがサブストレートの縁に達
し、このことが次のプロセスで問題を生じる。その上、
この種の回転テーブルの構造全体及び駆動装置は複雑か
つ高価である。
流体と呼ぶ)を毛管状に狭くされた隙間を介して下方か
らサブストレートの下向きの表面にもたらす形式のディ
スクのコーティング及び被覆のための装置(PCT/ド
イツ連邦共和国93/00777号明細書)により、コ
ーティング過程及び被覆過程の改善が得られている。サ
ブストレートは均一な速度で隙間上を通過させられる。
隙間は毛管として作用してラッカを自動的にかつ特別均
一な速度で補充するように形成されている。毛管作用
は、隙間が例えば0.5mmより小さい幅を有すること
により得られる。この毛管作用により、流体は毛管状隙
間内で自動的に一定速度で重力に逆らって上昇してその
出口から流出する。隙間の上方でラッカの流れは狭い線
状にサブストレートの被覆面上に衝突し、その間にサブ
ストレートが出口に対して相対的に運動させられる際
に、この被覆面上に均一な層として堆積する。
過程は毛管効果と付着効果とを組合わせて利用すること
により行われる。この装置によれば、特に方形のサブス
トレート上のラッカ層の厚さの均一性が改善され、かつ
ラッカ消費量が軽減される。しかし、この場合の欠点と
するところは、装置の運転に関して長期的には流体が個
々のコーティング過程もしくは被覆過程の間に毛管状隙
間の出口の領域で乾燥して出口に付着もしくは出口を塞
いでしまうことにある。このことは後続のコーティング
過程もしくは被覆過程に著しく不利に作用する。さらに
不都合にも、コーティングすべきもしくは被覆すべきサ
ブストレートの端縁のところの付着作用により、ラッカ
又は被覆材料の不所望な隆起部が生じる。
ころは、サブストレートのコーティング及び被覆のため
の新しい装置及び新しい方法を提供することにある。
明装置の構成によれば、毛管状隙間を備えた部材による
サブストレートのコーティング又は被覆のための装置で
あって、ラッカ又は被覆液(以下流体と呼ぶ)により充
填された容器が設けられており、かつ、毛管状隙間が容
器内の流体に接続されて流体が毛管状隙間に供給される
ように前記部材が前記容器内に配置されており、かつ、
毛管状隙間の出口を容器に対して相対的に高さ方向に運
動させるための手段が設けられている。出口の運動性に
より、コーティング開始時に出口をサブストレートの特
別近くまで接近させることができ、コーティング終了時
に再びサブストレートから遠ざけることができる。
方向で行われる運動により完全に流体内に浸漬可能であ
る。これにより、コーティング過程の合間に毛管状隙間
の出口を完全に流体内へ浸すことができる。これによ
り、コーティング過程により場合によって毛管状隙間の
ところに生じた残留流体の乾燥並びに外部からの粒子の
堆積という、後続のコーティング過程の障害が排除され
る。
非使用時に容器を外部に対して閉鎖するために容器のた
めの閉鎖装置が設けられている。これにより、全流体量
のそのつどの乾燥過程が排除され、そのことのために、
閉鎖装置が有利には気密に形成される。
循環中に濾過するためにフィルタ装置とポンプとが設け
られている。フィルタを清潔に、かつコーティングの目
的に適した状態に保つために、精密フィルタを介して流
体を濾過することができる。その場合、有利には被覆過
程もしくはコーティング過程中には濾過が中断される。
べきサブストレートの端縁にラッカ隆起部が形成される
のを阻止するために、有利には、容器内の流体のレベル
を、特にコーティング又は被覆過程の終了時点で迅速に
低下させる手段が設けられている。このレベルの降下に
より、流体は迅速に毛管状隙間内に吸い戻され、その結
果、サブストレートの端縁のところのラッカ隆起部の形
成が軽減もしくは回避される。
ために、容器内に存在する流体内に、容積可変の部材が
配置されている。この容積が減少させられると、容器内
の液面が降下する。このことにより、毛管状隙間内に負
圧が生じ、この負圧が毛管状隙間内に存在する流体を下
方へ引戻す。
又は被覆のための本発明に基づく方法によれば、流体を
保有する容器から流体を毛管状隙間を介してサブストレ
ートに供給し、コーティング又は被覆の終了時に、コー
ティング又は被覆の過程を中断するために、容器内の流
体のレベルを迅速に降下せしめる。流体レベルの迅速な
降下により、毛管状隙間内の流体が吸い戻され、これに
より、サブストレートの端縁のところにラッカ隆起部を
形成することなくコーティングを中断することができ
る。
体によりサブストレートをコーティング又は被覆するた
めの本発明の他の方法によれば、a) 被覆過程又はコ
ーティング過程開始時に毛管状隙間の出口をサブストレ
ートの下側の近くへ接近せしめ、これにより、出口のと
ころで流体をサブストレートの下側に接触せしめる。 b}次いで、この出口とサブストレートの下側との間隔
をコーティング又は被覆のために充分な値まで増大せし
める。これにより、コーティングの開始及び毛管状隙間
内での流体搬送過程の開始が簡単に保証される。
説明するが、本発明はこの実施例に限定されないのは勿
論である。
本原理を概略的に説明し、次いで図4から図10までに
基づきこの原理で作動する本発明の実際の実施例を説明
する。
室10aは以下に「流体11もしくは111」と呼ぶラ
ッカ又は被覆媒体によりほぼ満杯に充填されている。長
尺のトラフ又は長尺の槽の形状を有するこの容器10内
には長尺の部材12が配置されており、この部材はコー
ティング過程に必要な毛管状隙間13を備えている。こ
の毛管状隙間13は一般に0.1ないし0.8mmの範
囲内の幅を有し、かつ部材内で鉛直に延びているスリッ
トにより形成されており、このスリットは、毛管状隙間
13へ流体11が妨げなく供給されるように、下向きに
拡張した拡張部13aを有している。
出口40を有しており、この出口はノズルということも
でき、図7にその詳細が示されている。被覆しようとす
るサブストレート29(図2及び図3)の幅に応じて、
この出口40は例えば50ないし75cmの範囲内の長
さを有しているが、しかし、それより長い又はそれより
短い寸法を有していてもよい。
おり、この基本形は上方では2つの斜めに下がった屋根
状の面41,42により制限されており、その中央には
2つのナイフ状突出部43,44が上向きに突出してお
り、各突出部はノズル即ち出口40の領域内ではほぼ
0.1ないし0.5mmの幅しか有していない。要する
に、これらの突出部43,44は上向きにテーパしてい
て、その上部では極めて薄く形成されている。
されている。このロッド15はたんに略示した装置44
Aを介して矢印16で示す方向で鉛直方向に移動させら
れる。これにより部材12は鉛直方向に運動させられ
る。容器10の中空室10aはロッド15の貫通してい
るその底部のところで図示したようにベロー17により
シールされている。このベロー17はロッド15の右と
左に分割されて示されている。装置44Aとしては例え
ば液圧的又は空気力的な作動シリンダが適している。
は右上では定置の板18により、左上では移動可能なア
ングルプロフィール材19により閉鎖されている。板1
8は容器10の右側の側壁に直に固定されている。アン
グルプロフィール材19はたんに略示された直線運動装
置46により矢印20で示す方向で側方向に移動可能で
ある(図1)。この移動の案内は例えば図示のように、
容器10の左側の側壁に固定されているガイドピン21
により行われる。
ロフィール22,23によりシールされる。エラストマ
プロフィール22は板18の端面に設けた適当な溝内に
挿入されていて、アングルプロフィール材19の端面に
より、図1に示すように圧着される。シールプロフィー
ル、要するにエラストマプロフィール23は容器10の
左側の側壁に設けた適当な溝内に挿入されていてアング
ルプロフィール材19の鉛直方向に延びているフランジ
19′により圧着される。圧着力はアングルプロフィー
ル材19を推動する装置46によりもたらされる。選択
的に、板18及びアングルプロフィール材19は耐溶剤
性の適当なプラスチックにより厚さ0.5mmに被覆さ
れていてもよい。その場合、閉鎖状態でこのプラスチッ
クがシール機能を果す。
1では完全に流体11のレベル24の下方に浸漬されて
示されている。この状態は、コーティングが行われてい
ない状態に対応しており、換言すれば部材12の出口4
0が流体11のレベル24より低く位置している。
グ過程中で断面して示されている。板18及びアングル
プロフィール材19から成る、中空室10aの閉鎖部材
は、アングルプロフィール材19が図1の図示に対比し
て矢印20の示す方向で左方へ移動させられることによ
り開放される。毛管状隙間13を備えた部材12は矢印
28で示す方向でのロッド15の鉛直方向運動により上
方へ運動させられている。これにより、ナイフ状突出部
43,44が容器10内の流体11のレベル24の上方
へ突出し、板18とアングルプロフィール材19との間
の狭い開口48を貫通している。この状態は、コーティ
ング過程中の状態に対応する。ナイフ状突出部43,4
4の形状が薄いことにより、この開口48は極めて狭く
てよく、このことにより、開口48を介して流体11内
に汚れの侵入する危険が軽減される。さらに、このこと
により、流体11の蒸発が減少する。
ーティングすべきサブストレート29(ディスク状)が
示されている。このサブストレート29は矢印30で示
す方向に均一速度で毛管状隙間13の出口40の上方へ
極めてわずかな間隔(例えば0.2ないし0.5mm)
をおいて接近させられる。その際、毛管作用と付着作用
とにより極めて一様なラッカ層31がサブストレート2
9の下側50へ塗布される。この状態でラッカ層31の
厚さは典型的に5ないし50μmである。
ーティング過程中で縦断面して示されている。部材12
は図2の図示と同様に、矢印28で示す方向で上方へ移
動させられている。コーティングしようとするサブスト
レート29の下側50には均一なラッカ層31が塗布さ
れている。このラッカ層31の厚さは著しく誇張されて
示されている。
の左部分52と、部材12の鉛直方向の駆動に役立つロ
ッド15とを示している。これに対して鏡面対称的に容
器10の右部分にはロッド15に対応する第2のロッド
が設けられているが、このロッドは図3には示されてい
ない。対称平面が記号54で示されている。部材12の
全長はすでに説明したように、例えば50ないし75c
mであり、その場合、図3に示されているような外側の
縁領域はコーティングのためには使用されない。ロッド
15の平行な上下運動により、毛管状隙間13の出口
(ノズル)40がいつでも所要の正確な水平位置に止ま
ることができる。
して示されている。ポンプ34の接続後、中空室10a
内の流体11のレベルがこのオーバフロー管32の上縁
に達すると直ちに、流体が流出する。流体はオーバフロ
ー管32を介して補償容器即ち貯蔵容器33、例えば貯
蔵びん内に達する。この貯蔵びんは例えば2.5lの流
体を保有する。ポンプ34は管34′を介して貯蔵容器
33に接続されていて、この貯蔵容器から流体11を吸
込む。ポンプ34により流体11は精密フイルタ35と
導管35aとを介して中空室10a内に戻される。ポン
プ34及び精密フイルタ35は市販されている部品であ
り、それゆえ概略的にのみ示されている。
の合間での流体の循環により、流体11が浄化され、か
つ容器10内でのそのレベル24が常時所定の高さに維
持される。これら両者はコーティング過程もしくは被覆
過程の質にとって重要である。コーティング過程もしく
は被覆過程中に流体11は精密フイルタ35を介してポ
ンピングされない。それというのは、容器10内の流れ
がコーティング過程もしくは被覆過程にネガテイブな影
響を与えるおそれがあるからである。1サブストレート
29のコーティング時に一般には3mlの流体11が消
費され、これにより、レベル24は極めてわずかしか、
例えば0.1ないし0.4mmしか低下せず、このこと
はコーティング時の妨げとならない。
置されている。その上方の閉鎖板56は、容器10の底
部を貫通しているロッド57を介して作動シリンダ60
のピストン58に結合されており、この作動シリンダは
概略的に示した装置62により操作される。
図示されていないマイクロプロセッサにより中央制御方
式で行われる)、ピストン58は矢印63で示す方向で
下向きに移動させられ、その結果、ベロー25の上方の
閉鎖板56は下向きに移動し、ベロー25の容積が減少
し、その際、容器10の底部に設けられた開口65を通
して空気が下方へ逃がされる。これにより、容器10内
のレベル24が迅速に低下する。これとは逆に、作動シ
リンダ60により上方の閉鎖板56が上向きに運動させ
られると、レベル24はオーバフロー管32により規定
された最大値まで上昇する。それゆえ、装置62の適当
な制御により、容器10内のレベル24が必要に応じて
迅速に変化させられる。
を説明する。
コーティング過程の開始のために位置決めされると直ち
に、アングルプロフィール材19を装置46により左方
へ移動させることにより、容器10のカバーが開放され
る。次いで、部材12のナイフ状突出部43,44が上
向きに、コーティングされるべきサブストレート29の
前縁の下方へ例えば0.05mmの極めてわずかな間隔
をおいた位置まで接近させられる。この場合、ポンプ3
4は遮断されているため、レベル24はわずかに、例え
ば0.1ないし0.5mmだけ低下するが、これは障害
とならない。この低下がわずかである原因は、流体11
から突出するナイフ状突出部43,44がわずかな容積
しか有していないためであり、このことはこの場合極め
て有利である。部材12の運動により、毛管状隙間13
の出口40を介して浸漬浴即ち容器内の流体により留め
られたわずかな流体量と、コーティングすべきサブスト
レート29の前側の下縁との間の接触が生じる。この接
触が生じた後、部材12の出口40とコーティングすべ
きもしくは被覆すべきサブストレート29との間隔が再
び例えばほぼ0.2ないし0.5mmまで増大させられ
る。これにより、毛管効果が発動し、この毛管効果によ
り流体11が重力に逆らって均一な速度で毛管状隙間1
3を通って上方へ搬送される。その際、サブストレート
29が均一な速度で矢印30で示す方向で水平方向に運
動させられる。その際、毛管状隙間13を通ってサブス
トレート29の下側に薄い流体層31が塗付される。
(図示されていない)端縁が到達すると、ベロー25が
すでに記載したように迅速に、例えば1秒以内で縮小さ
れる。これにより、中空室10a内のレベル24が迅速
に低下する(その際、ポンプ34が停止される)。この
ようにして毛管状隙間13内には負圧が生じ、この負圧
が毛管状隙間13内に保有されていた流体を下方へ吸込
む。これにより、サブストレート29の下側での流体塗
付が突然終了し、サブストレート29の図示されていな
い端縁のところの不所望な隆起部形成が確実に阻止され
る。ナイフ状突出部43,44の形状がノズル、要する
に出口40の領域内で極めて狭いことにより、サブスト
レート29の端縁のところにラッカ隆起部などが形成さ
れない。
戻され、板18及びアングルプロフィール材19から成
るカバーが再び閉鎖され、これにより、容器12の内室
が外部に対して気密に閉鎖され、中空室10a内の流体
11の蒸発が妨げられる。
することによりカバーが閉鎖された後、ポンプ34が接
続される。これにより、コーティング時に消費された分
の流体11が再び中空室10aに供給される。流体11
の所要のレベルが得られると、直ちに流体11はオーバ
フロー管32を介して補償容器33内に流出する。流体
11は循環回路を通って濾過される。ポンプ34が接続
されている時間は一般には数秒に過ぎない。しかし、流
体11の汚れが確認されたならば、フィルタ35を介し
て流体を浄化するためにポンプ34を比較的長時間稼働
することができる。貯蔵容器33はそれの内部の流体が
消費された場合に適時交換されなければならない。本発
明の大きな利点は流体の消費が著しく節約されることに
あり、その消費量は例えば被覆すべき1サブストレート
29につきほぼ1ないし3mlである。貯蔵容器33と
しては、流体の製造者がその供給のために流体を収容し
たびんを使用することができる。
のは勿論である。例えば、部材12は自軸線回りの回転
運動により図2に示された位置から下方の浸漬された位
置へもたらされることも可能である。しかし、コーティ
ング中に流体内の不所望な非対称的な流れ状態を回避す
るためには部材12の鉛直方向の移動が有利である。本
発明に基づく装置は、例えばPCT/ドイツ連邦共和国
第93/00777号明細書に開示されているような大
型のコーティング装置の一部を形成することができる。
このPCT出願明細書の内容については長大であるので
ここに引用しない。
有利な1実施例を示す。図1から図3までと同じ部分は
同じ数字に100を加えた符号で、例えば13の代わり
に113で示されている。
る。この装置100は長尺の槽状の容器110を有して
おり、その底部は符号110′で示されている。その中
空室110aは図8に示されているように、オーバフロ
ー管132の高さの所まで流体111により充填されて
いる。レベルが図8では符号124で示されている。容
器110内には長尺の部材112が配置されており、こ
の部材112は図5から判るように、1つの毛管状隙間
113によって互いに分離された2つの対称的な半部1
12a,112bから構成されている。この毛管状隙間
113は図7によれば、使用される流体111に応じ
て、ほぼ0.1ないし0.8mmのギャップ幅d1を有
している。毛管状隙間113はその下方の領域で拡張さ
れて横断面漏斗状の拡張部113aを形成しており、こ
の拡張部が図4.図5及び図6に示されている。この拡
張部は毛管状隙間113への流体111の供給を容易に
する。
うに、対称的な半部112a,112bはその中央領域
内で鉛直方向で幅広く形成されており、これにより、た
わみが回避されている。半部はその両方の端部で若干上
げ底にされており、かつその箇所で適当に、例えば(図
示されていない)ねじにより取付け板170若しくは1
71に固定されており、これらの取付け板は円筒状のロ
ッド115もしくは115′に固定されている。これら
のロッドは容器110の底部110′を貫通していて、
その下端で結合ビーム172により互いに結合されてい
る。これらのロッドは装置144Aにより鉛直方向に移
動可能であり、これにより、すでに図1及び図2で説明
したように、部材112が昇降させられる。装置144
Aは任意の直線駆動装置、例えば空気力シリンダ又は電
動式の直線駆動装置から成ることができる。
117′により、図1から図3までにベロー17につい
てすでに説明したようにシールされている。
うに、長尺の部材112の半部112a,112bはそ
の上端にそれぞれナイフ状突出部143,144を備え
ており、これらの突出部はほぼ鉛直方向で上向きに突出
している。各ナイフ状突出部143,144は上部に狭
い水平な面177もしくは178(図7)を備えてお
り、この面内で毛管状隙間113の出口140が開口し
ている。この出口140及びこれを囲む面177,17
8はノズルともいうことができる。
おり、この幅は0.1ないし0.5mmの間にあり、か
つ有利には0.3mmである。面178は同じく0.1
ないし0.5mmの間、有利には0.3mmの幅d3 を
有している。この狭い面の有する利点とするところは、
被覆すべきサブストレート129の後縁のところに流体
隆起部が形成されることが著しく回避されることにあ
る。この種のサブストレート129が図8に示されてい
る。その幅Wは部材112の長さに比して短い。換言す
れば、均一な被覆のために部材112の中央の長さ部分
だけが利用される。端部領域内では流体層(図2で符号
31)の非連続性を生じるおそれがある。
大部分は閉鎖シール板118により覆われている。この
閉鎖シール板118は方形の切欠118′を備えてお
り、かつこの切欠内には移動可能なアングル板119が
適合されており、このアングル板は矢印120で示す方
向で水平方向に移動可能である。アングル板が図9内で
前方へ移動させられると、開口119′が開き、この開
口を通ってナイフ状突出部143,144がコーティン
グ過程のために上方へ移動させられる。アングル板11
9が後方へ移動させられると、開口119′が完全にシ
ール下で閉鎖される。このことのために、両方の板、要
するに閉鎖シール板118及びアングル板119が耐溶
剤性のプラスチック(図示されていない)により被覆さ
れることができ、この被覆の厚さは例えば0.5mmで
あり、縁のところに所望のシールを生ぜしめる。
に、2つの直線駆動部材146,146′(図10)が
役立てられており、これらの直線駆動部材は、アングル
板119の均一な移動を得るために、互いに同期的に操
作される。
125も配置されており、その容積は操作部材160に
より変化可能である。ベロー125の操作ロッドを下向
きに運動させることによりベローの容積が減少すると、
容器110内でのレベルが迅速に低下し、これにより、
毛管状隙間113内の流体は下方へ吸込まれ、コーティ
ング過程が終了する。ロッド157が上方へ運動させら
れると、レベル124が迅速に上昇する。
れた管180が接続されており、この管はカバー13
3′を貫通して流体111のための貯蔵容器133の内
部へ通じている。この貯蔵容器133からは、同様にカ
バー133′を貫通して吸込み管182がポンプ134
へ通じている。このポンプはコーティング過程が行われ
ていない場合にのみ操作される。このポンプ134は流
体を矢印183(図8)で示す方向で精密フィルタ13
5へ搬送し、かつこの精密フィルタから導管135aを
介して容器110の中空室110a内へ戻す。
ず)容器110の上側を気密に閉鎖すると、ポンプ13
4が作動させられる。ポンプ134は流体111を貯蔵
容器133から精密フィルタ135を介して容器110
の中空室110a内へ吐出して中空室をオーバフロー管
132の高さのところまで充填する(図8)。(コーテ
ィング過程では流体の消費量が少ないためレベル124
はわずかにしか低下しない。) 次に図4から図10までに示した実施例の作業形式を説
明する。
がコーティング過程の開始のために位置決めされると直
ちに、アングルプロフィール材119を両方の装置14
6,146′により開放方向に移動させることにより、
容器110のカバーが開放される。次いで、部材112
のナイフ状突出部143,144が駆動装置144Aに
より上向きに、コーティングされるべきサブストレート
129の前縁の下方へ例えば0.05mmの極めてわず
かな間隔をおいた位置までもたらされる。これにより、
毛管状隙間113の出口140を介して容器110内の
流体111により留められているわずかな流体量と、コ
ーティングすべきサブストレート129の前側の下縁と
の間に接触が生じる。この接触が生じた後、部材112
の出口140とコーティングすべきもしくは被覆すべき
サブストレート129との間隔が再び例えばほぼ0.2
ないし0.5mmまで増大させられる。これにより、毛
管効果が発動し、この毛管効果により流体111が重力
に逆らって均一な速度で毛管状隙間113を通って上方
へ搬送される。その際、サブストレート129が図2で
説明したように均一な速度で水平方向に運動させられ
る。その際、毛管状隙間113を通ってサブストレート
129の下側に薄い流体層が塗付される。この層はウエ
ットな状態で通常5ないし50μm である。
の(図示されていない)端縁が到達すると、ペロー12
5がすでに記載したように迅速に、例えば1秒以内で縮
小される。これにより、中空室110a内のレベル12
4が迅速に低下する(その際、ポンプ134が停止され
る)。このようにして毛管状隙間113内には負圧が生
じ、この負圧が毛管状隙間113内に保有されていた流
体を下方へ吸込む。これにより、サブストレート129
の下側での流体塗付が突然終了し、サブストレート12
9の図示されていない端縁のところの不所望な隆起部形
成が確実に阻止される。ナイフ状突出部143,144
の形状が出口140の領域内で極めて狭いことにより、
サブストレート129の端縁のところにラッカ隆起部な
どが形成されない。
再び下方へ容器110内に引戻されて、流体111内に
完全に没入され、開口119′がアングル板119によ
り再び気密に閉鎖され、これにより、容器112の内室
が外部に対して気密に閉鎖され、従って中空室110a
内の流体111の蒸発が妨げられる。
4が接続され、これにより、コーティング過程時に消費
された分の流体111が再び中空室110aに供給され
る。流体111の所要のレベルが得られると、直ちに流
体111はオーバフロー管132を介して補償容器即ち
貯蔵容器133内に流出する。流体111は循環回路を
通って精密フィルタ135により濾過される。ポンプは
この目的のために通常数秒間だけ接続されるが、しか
し、流体111の浄化の目的でそれより長い時間接続さ
れてもよい。貯蔵容器133はその内部の流体11が消
費された場合に適時新しいびんと交換される。このこと
のために、新しいびん、要するに貯蔵容器133は定置
のカバー133′に下方からねじ固定される。本発明の
大きな利点は流体111の消費が著しく節約されるこ
と、さらに残留流体を排出する必要がないことにある。
化実施例が可能であるのは勿論である。例えば、容器1
10の閉鎖は種々の形式で、例えばカバーを上方から載
着することにより行われる。さらに、出口140を下方
からサブストレート129の下側へもたらす代わりに、
選択的にサブストレート129を上方から部材112の
出口140へもたらすこともできる。
10から迅速に流体111を吸込み、レベル124を迅
速に低下させるポンプを設けることもできる。その場
合、このポンプは極めて簡単には作動シリンダの中空室
として形成することができる。この措置は、注射前に注
射すべき液体を注射器内に吸込む過程に類似している。
いずれにしろ(ポンプであれシリンダであれ)、液体は
次いで、例えばこのポンプ(図示せず)の吐出方向の逆
転により、再び容器110内へポンピングにより戻され
る。
とするところは、高さ方向で行われる運動により毛管状
隙間の出口が完全に流体内に浸漬可能であり、これによ
り、コーティング過程により場合によって毛管状隙間の
ところに生じた残留流体の乾燥並びに外部からの粒子の
堆積という、後続のコーティング過程の障害が排除され
るとともに、コーティングすべきサブストレートの端縁
のところの付着作用による不都合なコーティング材の隆
起部の形成が高さ方向の運動により回避できることにあ
る。
漬させた状態で本発明装置を横断面した図である。
の流体から突出するように毛管状隙間を備えた部材を浸
漬させた状態で図1に示す装置を図3のII−II線に
沿って断面した図である。
た毛管状隙間部材を備えた本発明装置の部分を縦断面し
た図である。
ある。
る。
細斜視図である。
間が作業位置を占めている状態を上方から見た斜視図で
ある。
る。
又は被覆媒体(流体)、 12 毛管状隙間を備えた部
材、 13 毛管状隙間、 13a 拡張部、15 ロ
ッド、 16 矢印、 17 べロー、 18 板、
19 アングルプロフィール材、 19′ フランジ、
20 矢印、 21 ガイドピン、22,23 エラ
ストマプロフィール、 24 レベル、 25 ベロ
ー、28 矢印、 29 サブストレート、 30 矢
印、 31 ラッカ層、 32 オーバフロー管、 3
3 貯蔵容器、 34 ポンプ、 35 精密フィル
タ、 35a 導管、 40 出口(ノズル)、 4
1,42 面、 43,44 突出部、 44A 装
置、 46 駆動装置、 48 開口、 50 下側、
52 左部分、 54 対称平面、 56 閉鎖板、
57 ロッド、58 ピストン、 60 作動シリン
ダ、 62 装置、 63 矢印、 65開口、 10
0 装置、 110 容器、 110′ 底部、 11
0a 中空室、 111 流体、 112 毛管状隙
間を備えた部材、 112a,112b 半部、 11
3 毛管状隙間、 113a 拡張部、 115,11
5′ ロッド、 117,117′ ベロー、 11
8 シール閉鎖板、 118′ 切欠、 119 アン
グル板、 119′ 開口、 120 矢印、 124
レベル、 132 オーバフロー管、 133 貯蔵
容器、 133′カバー、 134 ポンプ、 135
フィルタ、 135a 導管、 140出口、 14
3,144 突出部、 146,146′ 直線駆動部
材、 157 ロッド、 160 操作部材、 171
取付け板、 172 結合ビーム、 177,178
水平な面、 180 導管、 183 矢印
Claims (23)
- 【請求項1】 毛管状隙間(13;113)を備えた部
材(12;112)によるサブストレートのコーティン
グ又は被覆のための装置であって、ラッカ又は被覆液
(以下流体11;111と呼ぶ)により充填された容器
(10;110)が設けられており、かつ、毛管状隙間
(13;113)が容器内の流体(11;111)に接
続されて流体が毛管状隙間(13;113)に供給され
るように前記部材(12;112)が前記容器内に配置
されており、かつ、毛管状隙間(13;113)の出口
(40;140)を容器(10;110)に対して相対
的に高さ方向(16,28)で運動させるための手段が
設けられていることを特徴とするサブストレートのコー
ティング又は被覆のための装置。 - 【請求項2】 毛管状隙間(13;113)の出口(4
0;140)が、高さ方向で行われる運動により完全に
流体(11;111)内に浸漬可能である請求項1記載
の装置。 - 【請求項3】 高さ方向で行われる運動により、毛管状
隙間(13;113)の出口(40;140)がサブス
トレート(29;129)の下側(50)に接近可能で
あり、又はサブストレートの下側が出口に接近可能であ
る請求項1又は2記載の装置。 - 【請求項4】 部材(12;112)の運動がその鉛直
方向の運動(16)として構成されている請求項1から
3までのいずれか1項記載の装置。 - 【請求項5】 容器(10;110)がトラフ又は槽の
形態で形成されている請求項1から4までのいずれか1
項記載の装置。 - 【請求項6】 装置(100)の非使用時に容器(1
0;110)を外部に対して閉鎖するために容器(1
0;110)のための閉鎖装置(19;119)が設け
られている請求項1から5までのいずれか1項記載の装
置。 - 【請求項7】 閉鎖装置が、容器(10;110)のた
めの側方向に移動可能な上方の閉鎖部材(19;11
9)を備えている請求項6記載の装置。 - 【請求項8】 容器(10;110)内の流体(11;
111)のレベル(24;124)をコンスタントに保
つために、容器(10;110)にオーバフロー管(3
2;132)が対応して配置されている請求項1から7
までのいずれか1項記載の装置。 - 【請求項9】 被覆により消費された流体(11;11
1)を貯蔵容器(33;133)から容器(10;11
0)の中空室(10a;110a)に供給するためにポ
ンプ(34;134)が設けられている請求項1から8
までのいずれか1項記載の装置。 - 【請求項10】 容器(10;110)内に存在する流
体(11;111)を循環中に濾過するためにフィルタ
装置(35;135)とポンプ(34;134)とが設
けられている請求項1から9までのいずれか1項記載の
装置。 - 【請求項11】 被覆過程又はコーティング過程中に濾
過が中断される請求項10記載の装置。 - 【請求項12】 容器内の流体のレベル(24;12
4)を、特にコーティング過程又は被覆過程の終了時点
で迅速に低下させる手段(25,125)が設けられて
いる請求項1から11までのいずれか1項記載の装置。 - 【請求項13】 容器(10;110)内に存在する流
体(11;111)内に、容積可変の部材(25;12
5)が配置されている請求項12記載の装置。 - 【請求項14】 容積可変の部材がベロー(25;12
5)として形成されている請求項13記載の装置。 - 【請求項15】 ベロー(25;125)の容積が直線
駆動装置(60;160)により可変である請求項14
記載の装置。 - 【請求項16】 部材(12;112)の毛管状隙間
(13;113)の出口(40;140)の領域が2つ
のナイフ状部分(43,44;143,144)により
形成されており、これら両方のナイフ状部分の間に毛管
状隙間(13;113)が延びている請求項1から15
までのいずれか1項記載の装置。 - 【請求項17】 容器(10;110)の上側に設けら
れた開口(119′)の寸法が、ナイフ状部分(14
3;144)をわずかな間隔で囲むようにナイフ状部分
の寸法に適合している請求項16記載の装置。 - 【請求項18】 ナイフ状部分(43,44;143,
144)がそれぞれ出口(40;140)の領域内に水
平な面(177もしくは178)を備えており、その幅
(d2もしくはd3)がそれぞれ0.1から0.5mmの
範囲内、有利にはほぼ0.2mmである請求項16又は
17記載の装置。 - 【請求項19】 毛管状隙間(113)を有する部材
(112)によりサブストレート(129)をコーティ
ング又は被覆するための装置において、流体(111)
により充填された容器(110)が設けられており、毛
管状隙間(113)が容器内の流体(111)に接続さ
れてこの流体が毛管状隙間(113)に供給されるよう
に容器(110)内に部材(112)が配置されてお
り、かつ、この部材(112)にナイフ状部分(14
3,144)が設けられており、これらのナイフ状部分
がそれらの間に、出口(140)の領域内で毛管状隙間
(113)を形成していることを特徴とするサブストレ
ートをコーティング又は被覆するための装置。 - 【請求項20】 ナイフ状部分(143,144)がそ
れぞれ出口(140)の領域内に水平な面(177もし
くは178)を備えており、その幅(d2もしくはd3)
がそれぞれ0.1から0.5mmの範囲内、有利にはほ
ぼ0.2mmである請求項19記載の装置。 - 【請求項21】 流体によりサブストレートをコーティ
ング又は被覆するための方法において、 流体を保有する容器から流体を毛管状隙間を介してサブ
ストレートに供給し、コーティング又は被覆の終了時
に、コーティング又は被覆の過程を中断するために、容
器内の流体のレベルを迅速に降下せしめることを特徴と
するサブストレートをコーティング又は被覆するための
方法。 - 【請求項22】 毛管状隙間を介して供給される流体に
よりサブストレートをコーティング又は被覆するための
方法において、 a) 被覆過程又はコーティング過程の開始時に毛管状
隙間の出口をサブストレートの下側へ接近せしめ、これ
により、出口のところで流体をサブストレートの下側に
接触せしめ、 b) 次いで、この出口とサブストレートの下側との間
隔をコーティング又は被覆のために充分な値まで増大せ
しめることを特徴とするサブストレートをコーティング
又は被覆するための方法。 - 【請求項23】 サブストレートを毛管状隙間の出口の
上方へ案内するか又は出口をサブストレートの下方に案
内する請求項22記載の方法。
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