JPH08224533A - 水性塗料の塗装方法 - Google Patents
水性塗料の塗装方法Info
- Publication number
- JPH08224533A JPH08224533A JP2980195A JP2980195A JPH08224533A JP H08224533 A JPH08224533 A JP H08224533A JP 2980195 A JP2980195 A JP 2980195A JP 2980195 A JP2980195 A JP 2980195A JP H08224533 A JPH08224533 A JP H08224533A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- water
- based paint
- coating
- pure water
- tension
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 高粘度の水性塗料を使用しても塗装面の外観
品質が低下しないようにする。 【構成】 粘度2000cp〜2900cpの水性塗料
を所定のインターバルで複数回重ね塗りした後、所定の
インターバルをおいて塗装面に純水を塗布してから加熱
硬化させる。純水を塗布しない図3(A)の場合には、
塗り重ね回数が1回目から外観品質の優劣を表すパラメ
ータであるテンションが合格基準値である0.75を下
回ってしまうが、純水を塗布した図3(B)の場合には
塗り重ね回数が3回目までテンションが0.75以上に
維持される。純水に代えて純水と水性塗料の溶剤との混
合液を使用しても良い。
品質が低下しないようにする。 【構成】 粘度2000cp〜2900cpの水性塗料
を所定のインターバルで複数回重ね塗りした後、所定の
インターバルをおいて塗装面に純水を塗布してから加熱
硬化させる。純水を塗布しない図3(A)の場合には、
塗り重ね回数が1回目から外観品質の優劣を表すパラメ
ータであるテンションが合格基準値である0.75を下
回ってしまうが、純水を塗布した図3(B)の場合には
塗り重ね回数が3回目までテンションが0.75以上に
維持される。純水に代えて純水と水性塗料の溶剤との混
合液を使用しても良い。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高粘度の水性塗料を塗
装する場合に好適な水性塗料の塗装方法に関する。
装する場合に好適な水性塗料の塗装方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、自動車の車体塗装工程において、
塗料の揮発成分が環境に及ぼす影響を軽減すべく水性塗
料を用いた上塗り塗装が普及しつつある。一般に、かか
る水性塗料の上塗り塗装には、ベル型塗装ガン及びスプ
レーガンを併用してウエットオンウエットによる複数回
の重ね塗りが採用されており、その際に重ね塗りのイン
ターバルは水性塗料のフロー性の観点から40秒〜80
秒とされ、また水性塗料の粘度は塗膜の膜厚の観点から
1600cp〜2000cpとされる。
塗料の揮発成分が環境に及ぼす影響を軽減すべく水性塗
料を用いた上塗り塗装が普及しつつある。一般に、かか
る水性塗料の上塗り塗装には、ベル型塗装ガン及びスプ
レーガンを併用してウエットオンウエットによる複数回
の重ね塗りが採用されており、その際に重ね塗りのイン
ターバルは水性塗料のフロー性の観点から40秒〜80
秒とされ、また水性塗料の粘度は塗膜の膜厚の観点から
1600cp〜2000cpとされる。
【0003】ところで、黄色等の隠蔽性の低い塗色の塗
料を使用する場合にはスケを防止するために塗膜を厚く
する必要があり、塗膜の膜厚を稼ぐために高粘度の水性
塗料を使用すると、表面状態が悪くなって塗装品質が低
下する問題がある。
料を使用する場合にはスケを防止するために塗膜を厚く
する必要があり、塗膜の膜厚を稼ぐために高粘度の水性
塗料を使用すると、表面状態が悪くなって塗装品質が低
下する問題がある。
【0004】図2(A)、図3(A)及び図4(A)
は、表面処理した鋼板にカチオン電着塗装及び中塗り塗
装を施して加熱硬化させたものをテストピースとし、ア
クリル樹脂エマルジョンやウレタン樹脂エマルジョンよ
りなる市販の水性塗料で粘度が2000cp、2500
cp、2900cpのものを、デビルビスエアースプレ
ーガンを用いて40cc/分の塗布量で60秒のインタ
ーバルを置いて複数回重ね塗りした結果を示すものであ
る。前記重ね塗りは、図1に示す如くマスキングテープ
T1 〜T5 を長手方向に位置をずらせて5重に重ね張り
した上にスプレーガンで1回目の塗装を行い、マスキン
グテープT1 〜T5 を順次剥がしながら、その度に60
秒のインターバルを置いてスプレーガンで2回目〜6回
目の塗装を行うもので、これにより領域a〜fにそれぞ
れ6回塗り〜1回塗りの塗膜を得る。そして、重ね塗り
が施されたテストピースを加熱硬化させた後に、その塗
膜のテンション(面粗度)及び膜厚を測定した。塗装面
のテンションは外観品質の優劣を表すパラメータであ
り、テンションが0.75が合格基準である。
は、表面処理した鋼板にカチオン電着塗装及び中塗り塗
装を施して加熱硬化させたものをテストピースとし、ア
クリル樹脂エマルジョンやウレタン樹脂エマルジョンよ
りなる市販の水性塗料で粘度が2000cp、2500
cp、2900cpのものを、デビルビスエアースプレ
ーガンを用いて40cc/分の塗布量で60秒のインタ
ーバルを置いて複数回重ね塗りした結果を示すものであ
る。前記重ね塗りは、図1に示す如くマスキングテープ
T1 〜T5 を長手方向に位置をずらせて5重に重ね張り
した上にスプレーガンで1回目の塗装を行い、マスキン
グテープT1 〜T5 を順次剥がしながら、その度に60
秒のインターバルを置いてスプレーガンで2回目〜6回
目の塗装を行うもので、これにより領域a〜fにそれぞ
れ6回塗り〜1回塗りの塗膜を得る。そして、重ね塗り
が施されたテストピースを加熱硬化させた後に、その塗
膜のテンション(面粗度)及び膜厚を測定した。塗装面
のテンションは外観品質の優劣を表すパラメータであ
り、テンションが0.75が合格基準である。
【0005】図2(A)は粘度が2000cpの水性塗
料を使用した場合であって、重ね塗り回数が増加するに
伴って膜厚は次第に増加するが、重ね塗り回数が3回で
テンションが合格基準値である0.75を下回って不合
格となる。また、それぞれ粘度が2500cp及び29
00cpの水性塗料を使用した図3(A)及び図4
(A)の何れの場合についても、1回目の塗装からテン
ションが合格基準値である0.75を下回って不合格と
なる。
料を使用した場合であって、重ね塗り回数が増加するに
伴って膜厚は次第に増加するが、重ね塗り回数が3回で
テンションが合格基準値である0.75を下回って不合
格となる。また、それぞれ粘度が2500cp及び29
00cpの水性塗料を使用した図3(A)及び図4
(A)の何れの場合についても、1回目の塗装からテン
ションが合格基準値である0.75を下回って不合格と
なる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
の塗装方法では、高粘度の水性塗料を使用するとテンシ
ョンが合格基準値である0.75を下回ってしまうた
め、低粘度の水性塗料をウエットオンウエットで多数回
重ね塗りする必要があり、このために工数が増加してコ
ストが上昇するだけでなく、設備も大型化する問題があ
る。
の塗装方法では、高粘度の水性塗料を使用するとテンシ
ョンが合格基準値である0.75を下回ってしまうた
め、低粘度の水性塗料をウエットオンウエットで多数回
重ね塗りする必要があり、このために工数が増加してコ
ストが上昇するだけでなく、設備も大型化する問題があ
る。
【0007】本発明は前述の事情に鑑みてなされたもの
で、高粘度の水性塗料を使用してもテンションを高い値
に維持することが可能な水性塗料の塗装方法を提供する
ことを目的とする。
で、高粘度の水性塗料を使用してもテンションを高い値
に維持することが可能な水性塗料の塗装方法を提供する
ことを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の水性塗料の塗装方法は、粘度2000cp
〜2900cpの水性塗料を塗装した後、前記水性塗料
の塗装面に純水又は純水と水性塗料の溶剤成分との混合
液を塗布することを特徴とする。
に、本発明の水性塗料の塗装方法は、粘度2000cp
〜2900cpの水性塗料を塗装した後、前記水性塗料
の塗装面に純水又は純水と水性塗料の溶剤成分との混合
液を塗布することを特徴とする。
【0009】
【作用】前記構成によれば、水性塗料の塗装面に純水又
は純水と水性塗料の溶剤成分との混合液を塗布すること
により、高粘度の水性塗料を使用しても塗装面のテンシ
ョンを高い値に維持することができ、これにより塗装の
外観品質が向上する。
は純水と水性塗料の溶剤成分との混合液を塗布すること
により、高粘度の水性塗料を使用しても塗装面のテンシ
ョンを高い値に維持することができ、これにより塗装の
外観品質が向上する。
【0010】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明の実施例を説明
する。
する。
【0011】図1に示す方法を用いてテストピース上の
領域a〜fにそれぞれ6回塗り〜1回塗りの塗膜を形成
し、6回目の重ね塗りの終了後に60秒のインターバル
を置いて純水をスプレーガンで噴霧した後、塗膜を加熱
硬化さてテンション及び膜厚を測定した。
領域a〜fにそれぞれ6回塗り〜1回塗りの塗膜を形成
し、6回目の重ね塗りの終了後に60秒のインターバル
を置いて純水をスプレーガンで噴霧した後、塗膜を加熱
硬化さてテンション及び膜厚を測定した。
【0012】図2(B)は粘度が2000cpの水性塗
料を使用した場合であって、重ね塗り回数が5回までテ
ンションは合格基準値である0.75以上であり、重ね
塗り回数が6回で始めてテンションが0.75を下回
る。粘度が2500cpの水性塗料を使用した図3
(B)の場合には、重ね塗り回数が3回までテンション
は合格基準値である0.75以上となる。粘度が290
0cpの水性塗料を使用した図4(B)の場合にも、重
ね塗り回数が3回までテンションは合格基準値である
0.75以上となる。
料を使用した場合であって、重ね塗り回数が5回までテ
ンションは合格基準値である0.75以上であり、重ね
塗り回数が6回で始めてテンションが0.75を下回
る。粘度が2500cpの水性塗料を使用した図3
(B)の場合には、重ね塗り回数が3回までテンション
は合格基準値である0.75以上となる。粘度が290
0cpの水性塗料を使用した図4(B)の場合にも、重
ね塗り回数が3回までテンションは合格基準値である
0.75以上となる。
【0013】上述したように、粘度の高い水性塗料を使
用しても、その塗膜に純水を塗布するだけでテンション
を高い値に維持することができるので、粘度の低い水性
塗料を多数回重ね塗りする代わりに、粘度の高い水性塗
料を1回或いは2回重ね塗りするだけで充分な膜厚を確
保することができる。これにより、塗装工数を減らして
コストを削減し、併せて塗装設備の小型化を図ることが
できる。
用しても、その塗膜に純水を塗布するだけでテンション
を高い値に維持することができるので、粘度の低い水性
塗料を多数回重ね塗りする代わりに、粘度の高い水性塗
料を1回或いは2回重ね塗りするだけで充分な膜厚を確
保することができる。これにより、塗装工数を減らして
コストを削減し、併せて塗装設備の小型化を図ることが
できる。
【0014】以上、本発明の実施例を詳述したが、本発
明はその要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更を行う
ことが可能である。
明はその要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更を行う
ことが可能である。
【0015】例えば、純水に代えて、純水と水性塗料の
溶剤成分との混合液を使用しても良い。前記溶剤成分に
は純水200部に分散剤及び消泡剤を8部添加したもの
を使用し、純水に加える溶剤成分の量は0%〜5%が適
当である。溶剤成分の量を前記範囲とすることにより水
性塗料のフロー性を高めることができ、溶剤成分の量が
前記範囲を越えるとフロー性が高まり過ぎてタレが発生
する。また、本発明は自動車のボディ以外の任意の被塗
装物に対しても適用することができる。
溶剤成分との混合液を使用しても良い。前記溶剤成分に
は純水200部に分散剤及び消泡剤を8部添加したもの
を使用し、純水に加える溶剤成分の量は0%〜5%が適
当である。溶剤成分の量を前記範囲とすることにより水
性塗料のフロー性を高めることができ、溶剤成分の量が
前記範囲を越えるとフロー性が高まり過ぎてタレが発生
する。また、本発明は自動車のボディ以外の任意の被塗
装物に対しても適用することができる。
【0016】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、水性塗
料の塗装面に純水又は純水と水性塗料の溶剤成分との混
合液を塗布することにより、高粘度の水性塗料を使用し
ても塗装面のテンションを高い値に維持することができ
る。その結果、塗り重ね回数を減らしても塗膜の膜厚を
充分に確保することができ、塗装工数を減らしてコスト
を削減するとともに、塗装設備を小型化してコストを削
減することができる。
料の塗装面に純水又は純水と水性塗料の溶剤成分との混
合液を塗布することにより、高粘度の水性塗料を使用し
ても塗装面のテンションを高い値に維持することができ
る。その結果、塗り重ね回数を減らしても塗膜の膜厚を
充分に確保することができ、塗装工数を減らしてコスト
を削減するとともに、塗装設備を小型化してコストを削
減することができる。
【図1】水性塗料を重ね塗りする手法を説明する図
【図2】粘度が2000cpの水性塗料のテスト結果を
示すグラフ
示すグラフ
【図3】粘度が2500cpの水性塗料のテスト結果を
示すグラフ
示すグラフ
【図4】粘度が2900cpの水性塗料のテスト結果を
示すグラフ
示すグラフ
Claims (1)
- 【請求項1】 粘度2000cp〜2900cpの水性
塗料を塗装した後、前記水性塗料の塗装面に純水又は純
水と水性塗料の溶剤成分との混合液を塗布することを特
徴とする水性塗料の塗装方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2980195A JPH08224533A (ja) | 1995-02-17 | 1995-02-17 | 水性塗料の塗装方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2980195A JPH08224533A (ja) | 1995-02-17 | 1995-02-17 | 水性塗料の塗装方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08224533A true JPH08224533A (ja) | 1996-09-03 |
Family
ID=12286122
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2980195A Pending JPH08224533A (ja) | 1995-02-17 | 1995-02-17 | 水性塗料の塗装方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08224533A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007169353A (ja) * | 2005-12-20 | 2007-07-05 | Nippon Light Metal Co Ltd | 耐食性水系塗料組成物及び耐食性アルミニウム塗装材 |
-
1995
- 1995-02-17 JP JP2980195A patent/JPH08224533A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007169353A (ja) * | 2005-12-20 | 2007-07-05 | Nippon Light Metal Co Ltd | 耐食性水系塗料組成物及び耐食性アルミニウム塗装材 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20040914 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20041228 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20050420 |