JPH0331560Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0331560Y2 JPH0331560Y2 JP16246983U JP16246983U JPH0331560Y2 JP H0331560 Y2 JPH0331560 Y2 JP H0331560Y2 JP 16246983 U JP16246983 U JP 16246983U JP 16246983 U JP16246983 U JP 16246983U JP H0331560 Y2 JPH0331560 Y2 JP H0331560Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- film
- undercoat
- resin
- painted
- film thickness
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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Landscapes
- Coating Of Shaped Articles Made Of Macromolecular Substances (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
- Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
Description
本考案は樹脂素材からなる塗装部品、特に塗膜
の外観の良行な樹脂塗装部品に関する。 樹脂素材からなる部品、たとえば自動車のボデ
ー構成部品は車両の軽量化に適し、強度的にも改
良され、使用例が増加している。しかし、この樹
脂部品は高温焼付塗装を行なうことにより加熱収
縮を生じるという不具合がある。 たとえば、第1図に示すような2層塗膜の塗装
部品を得る場合、従来の工法では、まず、ガラス
繊維入ウレタン樹脂を素材とした車両等の基部品
1に対し、1液型ウレタン塗料を吹付け、膜厚
30μとし、これを温度120℃で20分乾燥処理して
下塗を行ない、続いて、下塗膜2上に2液型ウレ
タン塗料を吹付け、膜厚30μとし、これを温度
110℃で20分乾燥処理して上塗を行ない、上塗膜
3を形成している。 更に、第2図に示すような3層塗膜の塗装部品
を得る場合、まず、ガラス繊維入ナイロン樹脂を
素材とした車両等の基部品4に対し、1液型エポ
キシエステル塗料を吹付け、膜厚30μとし、これ
を温度150℃で30分乾燥処理し下塗を行ない。続
いて、下塗膜5上にメラミンアルキツド系塗料を
吹付け、膜厚20μとし、これを温度150℃で20分
乾燥処理して中塗を行ない、続いて中塗膜6上に
メラミンアルキツド系塗料を吹付け、膜厚30μと
し、これを温度150℃で20分乾燥処理して上塗を
行ない、上塗膜7を形成している。 これら高温焼付塗装を行なうと、第3図に実線
で示すように樹脂素材からなる基部品1は加熱に
より一旦熱膨張し、これを常温に戻すと元の寸法
0より大きく縮み、いわゆる加熱収縮が生じ
る。ここで、樹脂素材の加熱収縮率を下表に示
す。
の外観の良行な樹脂塗装部品に関する。 樹脂素材からなる部品、たとえば自動車のボデ
ー構成部品は車両の軽量化に適し、強度的にも改
良され、使用例が増加している。しかし、この樹
脂部品は高温焼付塗装を行なうことにより加熱収
縮を生じるという不具合がある。 たとえば、第1図に示すような2層塗膜の塗装
部品を得る場合、従来の工法では、まず、ガラス
繊維入ウレタン樹脂を素材とした車両等の基部品
1に対し、1液型ウレタン塗料を吹付け、膜厚
30μとし、これを温度120℃で20分乾燥処理して
下塗を行ない、続いて、下塗膜2上に2液型ウレ
タン塗料を吹付け、膜厚30μとし、これを温度
110℃で20分乾燥処理して上塗を行ない、上塗膜
3を形成している。 更に、第2図に示すような3層塗膜の塗装部品
を得る場合、まず、ガラス繊維入ナイロン樹脂を
素材とした車両等の基部品4に対し、1液型エポ
キシエステル塗料を吹付け、膜厚30μとし、これ
を温度150℃で30分乾燥処理し下塗を行ない。続
いて、下塗膜5上にメラミンアルキツド系塗料を
吹付け、膜厚20μとし、これを温度150℃で20分
乾燥処理して中塗を行ない、続いて中塗膜6上に
メラミンアルキツド系塗料を吹付け、膜厚30μと
し、これを温度150℃で20分乾燥処理して上塗を
行ない、上塗膜7を形成している。 これら高温焼付塗装を行なうと、第3図に実線
で示すように樹脂素材からなる基部品1は加熱に
より一旦熱膨張し、これを常温に戻すと元の寸法
0より大きく縮み、いわゆる加熱収縮が生じ
る。ここで、樹脂素材の加熱収縮率を下表に示
す。
【表】
【表】
ここで、元寸法=1000mmと仮定すると、概略
の樹脂素材の加熱収縮率は0.3%程度のため一側
端では△=3/2mm、元寸法より縮む。この
場合、基部品1上の下塗膜2にはせん断歪が発生
する。ここで下塗膜の膜厚をt1=30μとすると、
歪角θ1は、Cotθ1=15×10-3/3=5×10-3、こ
れよりθ1=89゜17′となる。 ところで、従来の鋼板に高温焼付塗装する場
合、たとえば下塗を電着塗装し、中塗および上塗
をメラミンアルキツド系塗料で行なつたもので
は、鋼板が熱収縮を起さないので上述の不具合は
発生せず、通常、下塗による膜厚が30μ以上あれ
ば外観は良好となる。ところが、樹脂素材を基部
品とした従来の塗装部品では鋼板の場合と同様の
下塗を行ない。膜厚も同程度とするため、せん断
歪により塗膜の外観が悪化するという不具合を生
じている。 なお、第4図には、従来の2層および3層の各
塗膜の塗装部品の外観である映像鮮明度を黒三角
印および白三角印でそれぞれ示した。更に、従来
の鋼板へ3層塗膜を形成した塗装部品の映像鮮明
度の一例を黒丸印で示した。 本考案は外観の良好な樹脂塗装部品を提供する
ことを目的とする。 本考案による樹脂塗装部品は、その塗装表面に
高温焼付塗装により下塗膜および上塗膜を形成
し、上記下塗膜の膜厚を100〔μ〕以上に設定した
そとを特徴とする。 以下、本考案を添付図面と共に説明する。 本考案の一実施例としての樹脂塗装部品は自動
車のボデー構成部品の一つである外板であり、2
層塗膜の塗装部品である。これは、第5図に示す
ように、ガラス繊維入ウレタン樹脂を素材とした
基部品10を備え、この塗装基面に対し、1液型
ウレタン塗料を吹付け、膜厚が150μの下塗が行
なわれている。この場合、膜厚を30μ、焼付温度
120℃で20分乾燥の工程を数回繰り返して形成し
てもよく、下塗塗料や下塗付工法を適宜選択して
1度に150μの膜厚の下塗膜11を形成してもよ
い。更に、下塗膜11上には2液ウレタン塗料が
吹付けられ、膜厚が30μとされ、これを焼付温度
110℃で20分乾燥処理して上塗を済行ない、上塗
膜12を形成している。 ここで基部品10は、その加熱収縮率を0.3%
とすると、第6図に示すように、元寸法=1000
mm当り3mm縮む。この場合も基部品1上の下塗膜
11にせん断歪が加わる。ここで下塗膜11の膜
厚t2=150μとすると、歪角θ2は、Cotθ2=75×
10-3/3=25×10-3、これよりθ2=88゜34′となる。
この値は第3図で説明した歪角θ1と比べ小さくな
つている。なお、同様にして、下塗膜の膜厚を
100μあるいは200μとすることもでき、これらに
より得られる塗装部品の映像鮮明度を第4図に白
丸印で示した。この第4図において、白丸印から
なる曲線は全て映像鮮明度が略9.4以上にある。
これに対し、黒三角あるいは白三角印からなる曲
線は、膜厚が40μ近傍であると映像鮮明度が9.1近
くまで達している。ところが、この値は、9.2乃
至9.3当りを境いに、肉眼により受ける鮮明度の
良、非が明確な差となつて表われるという実状の
ため、ここでの9.1と9.4の差は大きなものとな
り、下塗膜の膜厚を100μ以上とする効果は大き
い。 次に、第7図に3層塗膜の外板を示した。これ
は、ガラス繊維入ナイロン樹脂を素材とした基部
品20を備え、この塗装表面に対し、1液型エポ
キシエステル塗料を吹付け、膜厚が150μとなる
下塗が行なわれる。この場合も膜厚を30μ、焼付
温度150℃で30分乾燥の工程を数回繰り返しても
よく、下塗塗料や下塗付工法を適宜選択して1度
に150μの膜厚の下塗を行なつてもよい。下塗膜
21上には20μの膜厚のメラミンアルキツド系塗
料を150℃で20分焼付塗装し、中塗膜22を形成
している。続いて、中塗膜22上には30μの膜厚
のメラミンアルキツド系塗料を150℃で20分焼付
塗装し、上塗膜23を形成している。このような
3層塗膜の塗装部品の映像鮮明度を第4図に2重
白丸印で示した。この二重白丸印からなる曲線も
全て映像鮮明度が9.5以上にあるため、肉眼によ
り受ける鮮明度が良好である。この場合も第6図
に示したと同様のせん断歪が生じるが、下塗膜2
1が十分厚く、これがせん断歪の悪影響を緩衝で
き、これを上塗膜23に伝えない。 上述のように本考案による樹脂塗装部品は塗装
基面に下塗膜を100μ以上に高温焼付塗装により
形成している。このため、基部品が加熱収縮し下
塗膜の下側にせん断歪が大きく生じても膜厚が大
きいため、下塗膜の上側ではせん断歪による変形
が小さくなり、上塗膜はせん断歪による悪影響を
受けず、良好な外観の塗面を得ることができる。
このため、外観品質が重要となる自動車のボデー
外板類に樹脂外板をより使用し易いという利点が
ある。
の樹脂素材の加熱収縮率は0.3%程度のため一側
端では△=3/2mm、元寸法より縮む。この
場合、基部品1上の下塗膜2にはせん断歪が発生
する。ここで下塗膜の膜厚をt1=30μとすると、
歪角θ1は、Cotθ1=15×10-3/3=5×10-3、こ
れよりθ1=89゜17′となる。 ところで、従来の鋼板に高温焼付塗装する場
合、たとえば下塗を電着塗装し、中塗および上塗
をメラミンアルキツド系塗料で行なつたもので
は、鋼板が熱収縮を起さないので上述の不具合は
発生せず、通常、下塗による膜厚が30μ以上あれ
ば外観は良好となる。ところが、樹脂素材を基部
品とした従来の塗装部品では鋼板の場合と同様の
下塗を行ない。膜厚も同程度とするため、せん断
歪により塗膜の外観が悪化するという不具合を生
じている。 なお、第4図には、従来の2層および3層の各
塗膜の塗装部品の外観である映像鮮明度を黒三角
印および白三角印でそれぞれ示した。更に、従来
の鋼板へ3層塗膜を形成した塗装部品の映像鮮明
度の一例を黒丸印で示した。 本考案は外観の良好な樹脂塗装部品を提供する
ことを目的とする。 本考案による樹脂塗装部品は、その塗装表面に
高温焼付塗装により下塗膜および上塗膜を形成
し、上記下塗膜の膜厚を100〔μ〕以上に設定した
そとを特徴とする。 以下、本考案を添付図面と共に説明する。 本考案の一実施例としての樹脂塗装部品は自動
車のボデー構成部品の一つである外板であり、2
層塗膜の塗装部品である。これは、第5図に示す
ように、ガラス繊維入ウレタン樹脂を素材とした
基部品10を備え、この塗装基面に対し、1液型
ウレタン塗料を吹付け、膜厚が150μの下塗が行
なわれている。この場合、膜厚を30μ、焼付温度
120℃で20分乾燥の工程を数回繰り返して形成し
てもよく、下塗塗料や下塗付工法を適宜選択して
1度に150μの膜厚の下塗膜11を形成してもよ
い。更に、下塗膜11上には2液ウレタン塗料が
吹付けられ、膜厚が30μとされ、これを焼付温度
110℃で20分乾燥処理して上塗を済行ない、上塗
膜12を形成している。 ここで基部品10は、その加熱収縮率を0.3%
とすると、第6図に示すように、元寸法=1000
mm当り3mm縮む。この場合も基部品1上の下塗膜
11にせん断歪が加わる。ここで下塗膜11の膜
厚t2=150μとすると、歪角θ2は、Cotθ2=75×
10-3/3=25×10-3、これよりθ2=88゜34′となる。
この値は第3図で説明した歪角θ1と比べ小さくな
つている。なお、同様にして、下塗膜の膜厚を
100μあるいは200μとすることもでき、これらに
より得られる塗装部品の映像鮮明度を第4図に白
丸印で示した。この第4図において、白丸印から
なる曲線は全て映像鮮明度が略9.4以上にある。
これに対し、黒三角あるいは白三角印からなる曲
線は、膜厚が40μ近傍であると映像鮮明度が9.1近
くまで達している。ところが、この値は、9.2乃
至9.3当りを境いに、肉眼により受ける鮮明度の
良、非が明確な差となつて表われるという実状の
ため、ここでの9.1と9.4の差は大きなものとな
り、下塗膜の膜厚を100μ以上とする効果は大き
い。 次に、第7図に3層塗膜の外板を示した。これ
は、ガラス繊維入ナイロン樹脂を素材とした基部
品20を備え、この塗装表面に対し、1液型エポ
キシエステル塗料を吹付け、膜厚が150μとなる
下塗が行なわれる。この場合も膜厚を30μ、焼付
温度150℃で30分乾燥の工程を数回繰り返しても
よく、下塗塗料や下塗付工法を適宜選択して1度
に150μの膜厚の下塗を行なつてもよい。下塗膜
21上には20μの膜厚のメラミンアルキツド系塗
料を150℃で20分焼付塗装し、中塗膜22を形成
している。続いて、中塗膜22上には30μの膜厚
のメラミンアルキツド系塗料を150℃で20分焼付
塗装し、上塗膜23を形成している。このような
3層塗膜の塗装部品の映像鮮明度を第4図に2重
白丸印で示した。この二重白丸印からなる曲線も
全て映像鮮明度が9.5以上にあるため、肉眼によ
り受ける鮮明度が良好である。この場合も第6図
に示したと同様のせん断歪が生じるが、下塗膜2
1が十分厚く、これがせん断歪の悪影響を緩衝で
き、これを上塗膜23に伝えない。 上述のように本考案による樹脂塗装部品は塗装
基面に下塗膜を100μ以上に高温焼付塗装により
形成している。このため、基部品が加熱収縮し下
塗膜の下側にせん断歪が大きく生じても膜厚が大
きいため、下塗膜の上側ではせん断歪による変形
が小さくなり、上塗膜はせん断歪による悪影響を
受けず、良好な外観の塗面を得ることができる。
このため、外観品質が重要となる自動車のボデー
外板類に樹脂外板をより使用し易いという利点が
ある。
第1図および第2図は従来の塗膜を形成された
樹脂塗装部品の各々異なる断面図、第3図は従来
の塗膜の受けるせん断歪説明図、第4図は下塗膜
の膜厚−画像鮮明度特性線図、第5図および第7
図は本考案の各々異なる実施例としての樹脂塗装
部品の断面図、第6図は第5図中の塗膜の受ける
せん断歪説明図をそれぞれ示している。 10,20……基部品、11,21……下塗
膜、12,23……上塗膜。
樹脂塗装部品の各々異なる断面図、第3図は従来
の塗膜の受けるせん断歪説明図、第4図は下塗膜
の膜厚−画像鮮明度特性線図、第5図および第7
図は本考案の各々異なる実施例としての樹脂塗装
部品の断面図、第6図は第5図中の塗膜の受ける
せん断歪説明図をそれぞれ示している。 10,20……基部品、11,21……下塗
膜、12,23……上塗膜。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 樹脂素材の塗装基面に高温焼付塗装により、下
塗膜とこの下塗膜上に塗り重ねられる上塗膜とを
それぞれ形成した樹脂塗装部品において、上記下
塗膜の膜厚を100〔μ〕以上に設定したことを特徴
とする樹脂塗装部品。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16246983U JPS6069627U (ja) | 1983-10-20 | 1983-10-20 | 樹脂塗装部品 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16246983U JPS6069627U (ja) | 1983-10-20 | 1983-10-20 | 樹脂塗装部品 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6069627U JPS6069627U (ja) | 1985-05-17 |
| JPH0331560Y2 true JPH0331560Y2 (ja) | 1991-07-04 |
Family
ID=30356765
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP16246983U Granted JPS6069627U (ja) | 1983-10-20 | 1983-10-20 | 樹脂塗装部品 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6069627U (ja) |
-
1983
- 1983-10-20 JP JP16246983U patent/JPS6069627U/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6069627U (ja) | 1985-05-17 |
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