JPH08224655A - 精密鋳造方法 - Google Patents
精密鋳造方法Info
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- JPH08224655A JPH08224655A JP5678695A JP5678695A JPH08224655A JP H08224655 A JPH08224655 A JP H08224655A JP 5678695 A JP5678695 A JP 5678695A JP 5678695 A JP5678695 A JP 5678695A JP H08224655 A JPH08224655 A JP H08224655A
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- JP
- Japan
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- mold
- casting
- heating furnace
- furnace
- solidification
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- Molds, Cores, And Manufacturing Methods Thereof (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 複雑形状で引け巣欠陥の防止が要求される高
品質精密鋳造品に適用される精密鋳造品の製造法に関す
るもので、品質向上、欠陥補修のための工数の低減等を
目的としている。 【構成】 真空容器1内に鋳型8を設置し、鋳型加熱炉
3で鋳型を1500℃に加熱した後、溶解炉2で155
0℃に加熱、溶解したSCS13を鋳型内に注湯し、注
湯後1min経過してから毎分5〜100mmで鋳型の
引下げを開始し、鋳物の上部が加熱炉外に出るまで一定
速度で引下げ、鋳物の凝固が完了した時点で大気中に取
り出し、そのまま冷却する。
品質精密鋳造品に適用される精密鋳造品の製造法に関す
るもので、品質向上、欠陥補修のための工数の低減等を
目的としている。 【構成】 真空容器1内に鋳型8を設置し、鋳型加熱炉
3で鋳型を1500℃に加熱した後、溶解炉2で155
0℃に加熱、溶解したSCS13を鋳型内に注湯し、注
湯後1min経過してから毎分5〜100mmで鋳型の
引下げを開始し、鋳物の上部が加熱炉外に出るまで一定
速度で引下げ、鋳物の凝固が完了した時点で大気中に取
り出し、そのまま冷却する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は精密鋳造品特に複雑形状
で引け巣欠陥の防止が要求される高品質な精密鋳造品に
適用される精密鋳造品の製造方法に関する。
で引け巣欠陥の防止が要求される高品質な精密鋳造品に
適用される精密鋳造品の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に精密鋳造品は、珪砂、アルミナ、
ジルコンあるいはムライト等からなるセラミックシェル
鋳型を1000℃程度に加熱して、この鋳型に大気ある
いは真空中にて溶湯を鋳造し、凝固させる工法であり、
比較的小型、薄肉で複雑形状の鋳物を最終製品形状に近
い形状で高寸法精度に製造できる特徴を有している。
ジルコンあるいはムライト等からなるセラミックシェル
鋳型を1000℃程度に加熱して、この鋳型に大気ある
いは真空中にて溶湯を鋳造し、凝固させる工法であり、
比較的小型、薄肉で複雑形状の鋳物を最終製品形状に近
い形状で高寸法精度に製造できる特徴を有している。
【0003】しかしながら、3次元的に複雑な形状の鋳
物をなるべく最終製品形状で製造する観点から、余肉等
をつけることが困難であり、またその工法の性格上、冷
し金及び保温材等の設置が実質上不可能であることか
ら、凝固制御すなわち鋳物を下部から上部へと凝固させ
る指向性凝固が難しく、鋳物の内・表面に引け巣欠陥が
発生し易いという問題を有している。
物をなるべく最終製品形状で製造する観点から、余肉等
をつけることが困難であり、またその工法の性格上、冷
し金及び保温材等の設置が実質上不可能であることか
ら、凝固制御すなわち鋳物を下部から上部へと凝固させ
る指向性凝固が難しく、鋳物の内・表面に引け巣欠陥が
発生し易いという問題を有している。
【0004】このため従来、精密鋳造品の引け巣欠陥防
止については、湯道の大きさ、湯道に対する鋳物の取り
付け位置及び方向等が試行錯誤的になされているが、複
雑形状鋳物になれば引け巣欠陥を完全に防止することは
困難あるいは場合によっては不可能である。
止については、湯道の大きさ、湯道に対する鋳物の取り
付け位置及び方向等が試行錯誤的になされているが、複
雑形状鋳物になれば引け巣欠陥を完全に防止することは
困難あるいは場合によっては不可能である。
【0005】一方、鋳造過程でこの引け巣欠陥の防止が
困難である場合には、鋳造後に鋳物を熱間静水圧加圧処
理により、鋳物内部の引け巣欠陥を消滅させる工夫がな
されているが、鋳物表面と連通した欠陥の消滅は不可能
であり、また熱間静水圧加圧処理に伴う製造価格上昇の
問題がある。
困難である場合には、鋳造後に鋳物を熱間静水圧加圧処
理により、鋳物内部の引け巣欠陥を消滅させる工夫がな
されているが、鋳物表面と連通した欠陥の消滅は不可能
であり、また熱間静水圧加圧処理に伴う製造価格上昇の
問題がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前述のように従来精密
鋳造品は複雑形状及びその工法の性格上、指向性凝固の
確保が難しく、そのために引け巣欠陥が発生し易い不具
合があり、その防止が非常に困難であった。
鋳造品は複雑形状及びその工法の性格上、指向性凝固の
確保が難しく、そのために引け巣欠陥が発生し易い不具
合があり、その防止が非常に困難であった。
【0007】本発明は精密鋳造品を指向性凝固させるこ
とにより、前記従来技術の不具合点を解消し、引け巣欠
陥を防止することを目的としている。
とにより、前記従来技術の不具合点を解消し、引け巣欠
陥を防止することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
本発明の精密鋳造方法は、鋳型加熱炉と該加熱炉内で鋳
型の上昇、下降機構を有する装置において、鋳型加熱炉
内にセラミック製鋳型を設置し、該鋳型を鋳物の融点以
上に加熱した後に溶湯を注入し、注入後に所定時間経過
してから、鋳型を加熱炉外へ毎分5〜40mmの速度で
下方に引き出しながら鋳物を凝固させることを特徴とし
ている。
本発明の精密鋳造方法は、鋳型加熱炉と該加熱炉内で鋳
型の上昇、下降機構を有する装置において、鋳型加熱炉
内にセラミック製鋳型を設置し、該鋳型を鋳物の融点以
上に加熱した後に溶湯を注入し、注入後に所定時間経過
してから、鋳型を加熱炉外へ毎分5〜40mmの速度で
下方に引き出しながら鋳物を凝固させることを特徴とし
ている。
【0009】また、鋳型加熱炉と該加熱炉の上昇、下降
機構を有する装置において、鋳型加熱炉内にセラミック
製鋳型を設置し、該鋳型を鋳物の融点以上に加熱した後
に溶湯を注入し、注入後に所定時間経過してから、鋳型
加熱炉を毎分40mm以下の速度で上方に引き上げなが
ら鋳物を凝固させることも効果的である。
機構を有する装置において、鋳型加熱炉内にセラミック
製鋳型を設置し、該鋳型を鋳物の融点以上に加熱した後
に溶湯を注入し、注入後に所定時間経過してから、鋳型
加熱炉を毎分40mm以下の速度で上方に引き上げなが
ら鋳物を凝固させることも効果的である。
【0010】
【作用】上記のように本発明においては、加熱炉内で鋳
物の融点以上に加熱したセラミック鋳型に溶湯を注入
し、鋳型を加熱炉から引き下げるか、あるいは鋳型及び
鋳物は一定位置で加熱炉を引き上げながら鋳物を凝固さ
せ、鋳物の下部から上部に向かって指向性凝固させる。
物の融点以上に加熱したセラミック鋳型に溶湯を注入
し、鋳型を加熱炉から引き下げるか、あるいは鋳型及び
鋳物は一定位置で加熱炉を引き上げながら鋳物を凝固さ
せ、鋳物の下部から上部に向かって指向性凝固させる。
【0011】このように鋳物の下部から上部へ向けて凝
固することにより、凝固収縮に見合う量の溶鋼が凝固界
面より上部に存在する未凝固溶湯から重力により補給さ
れ、引け巣発生が防止できる。
固することにより、凝固収縮に見合う量の溶鋼が凝固界
面より上部に存在する未凝固溶湯から重力により補給さ
れ、引け巣発生が防止できる。
【0012】
【実施例】以下本発明の実施例について図面に基づいて
説明する。
説明する。
【0013】〔実施例1〕ワックスを射出成形し、これ
を組立てた図3に示す試験片模型に、シリカゾル(コロ
イダルシリカ)をバインダとしてジルコン及びムライト
を骨材としたセラミック鋳型を製作し(鋳型の厚さは約
10mm)、図1及び図2に示すように高周波誘導炉等
の溶解炉2、円筒型の鋳型加熱炉3及び該加熱炉の下方
に配設した鋳型の上昇・下降用軸4等を有する真空容器
1内における加熱炉内にセラミックシェル鋳型等の鋳型
8を設置して、鋳型加熱炉3にて鋳型8を1500℃に
加熱した後に、溶解炉2にて1550℃に加熱、溶解し
たSCS13(18wt%Cr−8wt%Ni鋼)を注
湯用湯口カップ9を介して鋳型内に注入(注湯)し、注
湯後1min経過してから毎分5mmないし100mm
の種々の速度にて鋳型8の引下げを開始した。
を組立てた図3に示す試験片模型に、シリカゾル(コロ
イダルシリカ)をバインダとしてジルコン及びムライト
を骨材としたセラミック鋳型を製作し(鋳型の厚さは約
10mm)、図1及び図2に示すように高周波誘導炉等
の溶解炉2、円筒型の鋳型加熱炉3及び該加熱炉の下方
に配設した鋳型の上昇・下降用軸4等を有する真空容器
1内における加熱炉内にセラミックシェル鋳型等の鋳型
8を設置して、鋳型加熱炉3にて鋳型8を1500℃に
加熱した後に、溶解炉2にて1550℃に加熱、溶解し
たSCS13(18wt%Cr−8wt%Ni鋼)を注
湯用湯口カップ9を介して鋳型内に注入(注湯)し、注
湯後1min経過してから毎分5mmないし100mm
の種々の速度にて鋳型8の引下げを開始した。
【0014】そして鋳型(鋳物)8の上部が加熱炉3外
に出るまで前記鋳型上昇・下降用軸4を介して一定速度
で電動モータ及び減速機6、ネジ機構5により引下げを
行ない、鋳物8の凝固が完了した時点で大気中に取り出
し、そのまま冷却した。
に出るまで前記鋳型上昇・下降用軸4を介して一定速度
で電動モータ及び減速機6、ネジ機構5により引下げを
行ない、鋳物8の凝固が完了した時点で大気中に取り出
し、そのまま冷却した。
【0015】なお7は鋳型設置板で前記上昇・下降用軸
4の上端に設置し、鋳型8を支承する。
4の上端に設置し、鋳型8を支承する。
【0016】また10,11は加熱炉3の下端及び上端
にそれぞれ配設された放熱防止板である。
にそれぞれ配設された放熱防止板である。
【0017】上記実施例方法により製造された鋳物につ
き図3に示す厚さ8mmの板状部分を取り出し、表面を
グラインダーで研磨した後に浸透探傷による表面欠陥及
びX線透過探傷による鋳物内部欠陥の評価を行なった。
き図3に示す厚さ8mmの板状部分を取り出し、表面を
グラインダーで研磨した後に浸透探傷による表面欠陥及
びX線透過探傷による鋳物内部欠陥の評価を行なった。
【0018】特にX線透過探傷により点状及び線状の欠
陥(引け巣)の有無を評価した。その結果は次に示す第
1表に示すとおりであった。
陥(引け巣)の有無を評価した。その結果は次に示す第
1表に示すとおりであった。
【0019】
【表1】
【0020】第1表でわかるように、初期鋳型温度を1
000℃とし、引下げを行なわない従来の鋳造法では明
瞭な引け巣欠陥が検出されたが、鋳型8を1500℃に
加熱して引下げながら凝固することにより、欠陥発生を
防止できた。
000℃とし、引下げを行なわない従来の鋳造法では明
瞭な引け巣欠陥が検出されたが、鋳型8を1500℃に
加熱して引下げながら凝固することにより、欠陥発生を
防止できた。
【0021】ただし引下げ速度が毎分40mmないし毎
分50mm以上になると引下げの効果がなく、引け巣欠
陥が発生する。これより引下げ速度を毎分5mm〜40
mmにすると引け巣欠陥の発生が防止できることが確認
された。
分50mm以上になると引下げの効果がなく、引け巣欠
陥が発生する。これより引下げ速度を毎分5mm〜40
mmにすると引け巣欠陥の発生が防止できることが確認
された。
【0022】また鋳型(鋳物)8と加熱炉3が相対的に
移動する条件にて、図3に示した板状試験片の凝固解析
を実施し、板状試験片の中心部の高さ方向の温度勾配を
計算した結果を図4に示す。
移動する条件にて、図3に示した板状試験片の凝固解析
を実施し、板状試験片の中心部の高さ方向の温度勾配を
計算した結果を図4に示す。
【0023】凝固収縮に伴う溶湯の補給のし易さは温度
勾配の大小によって評価でき、温度勾配が大きい程溶湯
が補給され易く、引け巣欠陥が発生しにくいことにな
る。
勾配の大小によって評価でき、温度勾配が大きい程溶湯
が補給され易く、引け巣欠陥が発生しにくいことにな
る。
【0024】本計算では図5に示すような鋳型加熱炉内
の温度分布も考慮したこともあり、図4において引下げ
速度が毎分16.7mmの条件で最も凝固時の温度勾配
が大きくなった。
の温度分布も考慮したこともあり、図4において引下げ
速度が毎分16.7mmの条件で最も凝固時の温度勾配
が大きくなった。
【0025】すなわち引下げ速度を例えば50mm/m
in以上にすると引下げの効果が小さくなるが、逆に引
下げ速度が必要以上に小さくても、図5に示した炉内の
温度分布(炉の下端では鋳物の融点より低温になってい
る)のために凝固時の温度勾配は低下する傾向にある。
in以上にすると引下げの効果が小さくなるが、逆に引
下げ速度が必要以上に小さくても、図5に示した炉内の
温度分布(炉の下端では鋳物の融点より低温になってい
る)のために凝固時の温度勾配は低下する傾向にある。
【0026】第1表に示したように、引下げ速度が5m
m/minでも引け巣欠陥防止の効果は明らかに認めら
れたが、生産性等の観点からは、なるべく大きい引下げ
速度で実施することが好ましい。
m/minでも引け巣欠陥防止の効果は明らかに認めら
れたが、生産性等の観点からは、なるべく大きい引下げ
速度で実施することが好ましい。
【0027】〔実施例2〕実施例1と同一の鋳型8を図
6に示すように円筒型の鋳型加熱炉3及びネジ機構5に
て加熱炉の上昇、下降を行なう軸5等を有する装置にお
いて、該鋳型8を加熱炉3内に設置して、鋳型8を15
00℃に加熱した後に、溶解炉2にて溶解したSCS1
3(18wt%Cr−8wt%Ni鋼)を一旦取鍋に出
湯し、1550℃にて湯口カップ9を介して加熱された
鋳型8に注湯し、注湯後1min経過してから毎分5m
mないし100mmの種々の速度にて加熱炉3の上昇を
行なった。
6に示すように円筒型の鋳型加熱炉3及びネジ機構5に
て加熱炉の上昇、下降を行なう軸5等を有する装置にお
いて、該鋳型8を加熱炉3内に設置して、鋳型8を15
00℃に加熱した後に、溶解炉2にて溶解したSCS1
3(18wt%Cr−8wt%Ni鋼)を一旦取鍋に出
湯し、1550℃にて湯口カップ9を介して加熱された
鋳型8に注湯し、注湯後1min経過してから毎分5m
mないし100mmの種々の速度にて加熱炉3の上昇を
行なった。
【0028】そして鋳型(鋳物)8の上部が加熱炉3外
に出るまで一定速度で上昇を行ない、そのまま鋳物が完
全に凝固するまで冷却した。
に出るまで一定速度で上昇を行ない、そのまま鋳物が完
全に凝固するまで冷却した。
【0029】鋳物品質の評価は実施例1と全く同様の方
法、条件で実施した。この方法は実施例1と比較して、
鋳物を下降させるかあるいは加熱炉3を上昇させるかの
違いだけで、鋳物と加熱炉3の相対移動は全く同じであ
り、凝固のさせ方も原理的に全く同一である。
法、条件で実施した。この方法は実施例1と比較して、
鋳物を下降させるかあるいは加熱炉3を上昇させるかの
違いだけで、鋳物と加熱炉3の相対移動は全く同じであ
り、凝固のさせ方も原理的に全く同一である。
【0030】図3に示した板状試験片の浸透探傷及びX
線透過探傷結果も、実施例1の結果すなわち第1表に示
した結果とほとんど同一の品質となった。
線透過探傷結果も、実施例1の結果すなわち第1表に示
した結果とほとんど同一の品質となった。
【0031】すなわちこの場合でも、毎分40mm以下
の速度で加熱炉を上昇すれば、凝固に伴う収縮に対して
溶湯が補給され、引け巣欠陥の発生が防止できることを
確認した。
の速度で加熱炉を上昇すれば、凝固に伴う収縮に対して
溶湯が補給され、引け巣欠陥の発生が防止できることを
確認した。
【0032】なお6は電動モータ及び減速機、10は放
熱防止板を示す。
熱防止板を示す。
【0033】以上本発明の実施例につき縷々説明した
が、本発明は上記実施例方法に限定されるものでなく本
発明技術思想の範囲内において変更が可能であり、それ
らは何れも本発明の技術的範囲に属する。
が、本発明は上記実施例方法に限定されるものでなく本
発明技術思想の範囲内において変更が可能であり、それ
らは何れも本発明の技術的範囲に属する。
【0034】なお、一方向凝固鋳造材あるいは単結晶鋳
造材の製造方法として、本発明と同様に鋳物の融点以上
に加熱した鋳型内に注湯して、鋳型を引下げながら凝固
させる鋳造法が公知であるが、これは結晶を所定の方向
に成長させることが目的であり、本発明の狙いとする引
け巣欠陥の防止を目的としたものではない。
造材の製造方法として、本発明と同様に鋳物の融点以上
に加熱した鋳型内に注湯して、鋳型を引下げながら凝固
させる鋳造法が公知であるが、これは結晶を所定の方向
に成長させることが目的であり、本発明の狙いとする引
け巣欠陥の防止を目的としたものではない。
【0035】またこの結晶成長制御鋳造法での鋳型の引
下げ速度は毎分0.8mmないし5mm程度であり、本
発明での鋳型あるいは加熱炉の移動速度と大幅に条件が
異なっている。
下げ速度は毎分0.8mmないし5mm程度であり、本
発明での鋳型あるいは加熱炉の移動速度と大幅に条件が
異なっている。
【0036】
【発明の効果】以上述べたように本発明の精密鋳造方法
によれば、複雑形状の鋳物でも鋳物の下部から上部に向
かっての指向性凝固が確保され、その結果凝固収縮に見
合う量の溶湯が上部から補給され、鋳物の表面及び内部
での引け巣欠陥の防止が可能となった。
によれば、複雑形状の鋳物でも鋳物の下部から上部に向
かっての指向性凝固が確保され、その結果凝固収縮に見
合う量の溶湯が上部から補給され、鋳物の表面及び内部
での引け巣欠陥の防止が可能となった。
【0037】これにより、精密鋳造品の品質の向上、欠
陥補修のための工数の低減が達成できた。
陥補修のための工数の低減が達成できた。
【図1】本発明の第1実施例に係る鋳物(鋳型)引下げ
法を実施する装置の断面図である。
法を実施する装置の断面図である。
【図2】同装置の要部拡大図である。
【図3】同実施例における鋳物試験片の斜視図である。
【図4】同実施例における鋳物凝固時の温度勾配図であ
る。
る。
【図5】同実施例における加熱炉内の温度分布図であ
る。
る。
【図6】本発明の第2実施例に係る加熱炉上昇(引上
げ)法を実施する装置の断面図である。
げ)法を実施する装置の断面図である。
1 真空容器 2 溶解炉 3 鋳型加熱炉 4 鋳型(鋳物)の上昇・下降用軸 5 上昇・下降用ネジ機構 6 電動モータ及び減速機 7 鋳型設置板 8 鋳型 9 注湯用湯口カップ 10,11 放熱防止板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 藤本 茂寿 神戸市兵庫区和田崎町一丁目1番1号 三 菱重工業株式会社神戸造船所内 (72)発明者 山室 繁昭 神戸市兵庫区和田崎町一丁目1番1号 三 菱重工業株式会社神戸造船所内
Claims (2)
- 【請求項1】 鋳型加熱炉と該加熱炉内で鋳型の上昇、
下降機構を有する装置において、鋳型加熱炉内にセラミ
ック製鋳型を設置し、該鋳型を鋳物の融点以上に加熱し
た後に溶湯を注入し、注入後に所定時間経過してから、
鋳型を加熱炉外へ毎分5〜40mmの速度で下方に引き
出しながら鋳物を凝固させることを特徴とした精密鋳造
方法。 - 【請求項2】 鋳型加熱炉と該加熱炉の上昇、下降機構
を有する装置において、鋳型加熱炉内にセラミック製鋳
型を設置し、該鋳型を鋳物の融点以上に加熱した後に溶
湯を注入し、注入後に所定時間経過してから、鋳型加熱
炉を毎分40mm以下の速度で上方に引き上げながら鋳
物を凝固させることを特徴とした精密鋳造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5678695A JPH08224655A (ja) | 1995-02-22 | 1995-02-22 | 精密鋳造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5678695A JPH08224655A (ja) | 1995-02-22 | 1995-02-22 | 精密鋳造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08224655A true JPH08224655A (ja) | 1996-09-03 |
Family
ID=13037108
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5678695A Withdrawn JPH08224655A (ja) | 1995-02-22 | 1995-02-22 | 精密鋳造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08224655A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2020516464A (ja) * | 2017-06-09 | 2020-06-11 | メタル キャスティング テクノロジー,インコーポレイテッド | 反重力式金型充填方法および装置 |
| CN113814355A (zh) * | 2021-10-19 | 2021-12-21 | 中国航发沈阳黎明航空发动机有限责任公司 | 一种附带排气及挡夹杂功能的支撑系统 |
-
1995
- 1995-02-22 JP JP5678695A patent/JPH08224655A/ja not_active Withdrawn
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2020516464A (ja) * | 2017-06-09 | 2020-06-11 | メタル キャスティング テクノロジー,インコーポレイテッド | 反重力式金型充填方法および装置 |
| JP2021191590A (ja) * | 2017-06-09 | 2021-12-16 | メタル キャスティング テクノロジー,インコーポレイテッド | 反重力式金型充填方法および装置 |
| US11364539B2 (en) | 2017-06-09 | 2022-06-21 | Metal Casting Technology, Inc. | Method and apparatus for counter-gravity mold filling |
| CN113814355A (zh) * | 2021-10-19 | 2021-12-21 | 中国航发沈阳黎明航空发动机有限责任公司 | 一种附带排气及挡夹杂功能的支撑系统 |
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