JPH08224935A - 記録装置 - Google Patents

記録装置

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JPH08224935A
JPH08224935A JP3192095A JP3192095A JPH08224935A JP H08224935 A JPH08224935 A JP H08224935A JP 3192095 A JP3192095 A JP 3192095A JP 3192095 A JP3192095 A JP 3192095A JP H08224935 A JPH08224935 A JP H08224935A
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JP
Japan
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recording
ink
carriage
recording apparatus
recording head
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Application number
JP3192095A
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English (en)
Inventor
Takashi Nojima
隆司 野島
Hideki Yamaguchi
秀樹 山口
Soichi Hiramatsu
壮一 平松
Hiroyuki Inoue
博行 井上
Hitoshi Nakamura
仁志 中村
Takeshi Iwasaki
武史 岩崎
Akira Kida
朗 木田
Hideaki Kawakami
英明 川上
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Original Assignee
Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 さらなる小型化を可能とし、携帯性を向上さ
せる記録装置を提供すること。 【構成】 記録ヘッド1は、ガイドシャフト3とガイド
レール4に摺動自在に支持され、移動方向に対する面に
被記録媒体の主走査方向に対して傾斜を有するキャリッ
ジ2に搭載され、キャリッジ2の移動はシャーシ50に
保持されたキャリッジモータ5によりプーリ6に巻回さ
れたタイミングベルト7の一部をキャリッジ2に固定
し、キャリッジモータ5の回転方向を変えることで行わ
れる。なお、ガイドシャフト3およびガイドレール4は
シャーシ50に保持されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、記録装置の内部機構の
配置に関する。
【0002】
【従来の技術】プリンタ、複写機、ファクシミリ等の記
録装置は、転送されてくる画像情報に基づいて記録ヘッ
ドのエネルギー発生体を駆動させることにより、紙やプ
ラスチック薄板等の記録シートにドットパターンからな
る画像を記録していくように構成されている。
【0003】これらの記録装置は、記録方式により、イ
ンクジェット方式、ワイヤードット方式、サーマル方
式、レーザビーム方式等に分けることができ、また、記
録機構の構成により、記録幅全域にわたる記録手段を有
し用紙を副走査方向に移動させて記録を行うフルマルチ
型と、主走査を行うキャリッジに搭載された記録手段を
主走査し用紙を副走査方向に移動させて記録を行うシリ
アル型に分けることができる。その中で、シリアル型の
記録装置は幅広の記録手段が必要とされず装置が安価で
あるため、現在広く普及している。
【0004】記録装置の構成は通常、機構部分であるプ
リンターユニットと、入力された印字信号を記録ヘッド
に応じた信号に変換し、また、主走査、副走査のモータ
のドライブを行う等の記録工程を制御するメイン電気基
板と、オペレータがキー操作を行うコントロールパネル
と、それらをカバーするための外装からなっている。
【0005】近年のパーソナルコンピュータにおいて
は、携帯性を重視した小型化、軽量化が進んでいる。こ
れに伴い記録装置においても小型化、軽量化が進められ
携帯可能なものが考案されている。
【0006】図15は、上述したような携帯性を重視し
た従来の記録装置の一構成例を示す斜視図である。
【0007】図15に示すような従来の記録装置は、記
録装置のメイン電気基板(不図示)に電源の供給を行う
電源スイッチ511と、オペレータ(不図示)がキー操
作を行うためのコントロールパネル512と、用紙(不
図示)を挿入する用紙挿入口517と、副走査すなわち
用紙を搬送するローラー515と、記録を行う記録ヘッ
ド519と、記録ヘッド519を搭載し主走査を行うキ
ャリッジ520と、それらをカバーするペーパーカバー
514および上カバー518とから主に構成されてい
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の記録装置では、キャリッジの走査範囲近傍の空
間に機構部品が配置されておらず、また、キャリッジの
形状も略直方体であるため、効率的な部品配置がなされ
なかった。そのため、記録装置が大型化してしまい、携
帯性を向上させる目的に反してしまうという問題点があ
る。
【0009】本発明は、上述したような従来の技術が有
する問題点に鑑みてなされたものであって、さらなる小
型化を可能とし、携帯性を向上させる記録装置を提供す
ることを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、被記録媒体を記録開始位置へと搬送するた
めの搬送ローラおよび該搬送ローラを回転させる駆動手
段と、記録信号に応じて複数のドット形成手段列からイ
ンクを吐出する記録ヘッドと、前記記録ヘッドを搭載し
前記被記録媒体の副走査方向に往復運動されるキャリッ
ジとを有してなる記録装置において、前記キャリッジ
は、その移動方向に対する面が前記被記録媒体の主走査
方向に対して傾斜を有しており、前記駆動手段は、前記
キャリッジの傾斜面に対向する記録装置内壁面と前記キ
ャリッジの走査可能範囲との間にできる空間に設けられ
ることを特徴とする。
【0011】また、前記記録ヘッドは、前記各ドット形
成手段列を前記被記録媒体の主方向に対して傾斜を持た
せて配設されることを特徴とする。
【0012】また、前記駆動手段は、前記キャリッジの
傾斜面に対向する記録装置内壁面と前記キャリッジの走
査可能範囲との間にできる空間の広い側から狭い側へ駆
動が伝達されるように配設されていることを特徴とす
る。
【0013】また、前記インクジェット記録装置の記録
ヘッドは、吐出用のエネルギーをインクに与えるための
エネルギー発生素子として、熱エネルギーを発生する電
気熱変換体を備えていることを特徴とする。
【0014】また、前記インクジェット記録装置の記録
ヘッドは、前記電気熱変換体によって印加される熱エネ
ルギーにより、インクに生ずる膜沸騰を利用して吐出口
よりインクを吐出させることを特徴とする。
【0015】
【作用】上記のように構成された本発明では、キャリッ
ジの移動方向に対する面に被記録媒体の主走査方向に対
して傾斜を持たせ、駆動手段をキャリッジの傾斜面に対
向する記録装置内壁面と前記キャリッジの走査可能範囲
との間にできる空間の広い側から狭い側へ駆動が伝達さ
れるように配設したので、配設される部品にあった空間
形状となり、部品が存在しない無駄な空間がなくなる。
【0016】また、記録ヘッドの各ドット形成手段列が
前記被記録媒体の主方向に対して傾斜を有して配設され
ているので、同時に駆動するノズル数が減り、一度に吐
出するインクの量が少なくて済む。
【0017】
【実施例】以下に、本発明の実施例について図面を参照
して説明する。
【0018】図1は、本実施例におけるインクジェット
記録装置の概略斜視図であり、図2および図3は、本実
施例におけるインクジェット記録装置の概略断面図であ
る。
【0019】まず、本実施例におけるキャリッジ部の構
成および動作について説明する。
【0020】本実施例において記録ヘッド1は、ガイド
シャフト3とガイドレール4に摺動自在に支持されるキ
ャリッジ2に搭載され、キャリッジ2の移動はシャーシ
50に保持されたキャリッジモータ5によりプーリ6に
巻回されたタイミングベルト7の一部をキャリッジ2に
固定し、キャリッジモータ5の回転方向を変えることで
行われる。なお、ガイドシャフト3およびガイドレール
4はシャーシ50に保持されている。
【0021】記録ヘッド1はインクを吐出する機能を有
するインクジェットヘッドエレメント(不図示)とヘッ
ドエレメントにインクを供給するためのインクタンク1
cとが一体化されたもので、カラー印字可能な記録ヘッ
ドと黒印字専用の記録ヘッドが準備され、ユーザーの好
みに合わせてキャリッジ2に対して各々着脱可能となっ
ていて、印字によりインクが消費された時にはインクタ
ンク1cのみが記録ヘッド1に対して着脱可能とされて
いる。また、制御回路(不図示)からの信号に基づい
て、列状に配置された複数個の吐出口からインクを記録
紙8に吐出させるものである。
【0022】記録ヘッド1は前記の如くキャリッジ2に
搭載され、搬送ローラ52で搬送された記録シート8に
インク像を記録するものである。
【0023】この装置に於ける記録方式としてはインク
ジェット記録方式が好適に用いられる。インクジェット
記録方式は記録用のインク液を飛翔液滴として吐出噴射
させるための液体吐出口と、その吐出口に連通する液体
流路、及びこの液体路の一部に設けられ、流路内のイン
ク液に飛翔液滴を形成するための吐出エネルギーを与え
る吐出エネルギー発生手段とを備えている。そして画信
号に応じて前記吐出エネルギー発生手段を駆動し、イン
ク液滴を吐出して像を作成するものである。
【0024】前記吐出エネルギー発生手段としては、例
えばピエゾ素子等の電気機械変換体等の圧力エネルギー
発生手段を用いる方法、レーザー等の電磁波をインク液
に照射吸収させて飛翔液滴を発生させる電磁エネルギー
発生手段を用いる方法、或いは電気熱変換体等の熱エネ
ルギー発生手段を用いる方法等がある。この中で電気熱
変換体等の熱エネルギー発生手段を用いる方式が吐出口
を高密度で配列し得ると共に、記録ヘッドのコンパクト
化も可能であるために好適である。
【0025】本実施例では前記記録手段として前記イン
クジェット記録方式の1つであるバブルジェット記録方
式を用いている。
【0026】図8は、本実施例におけるインクジェット
記録装置の記録手段(記録ヘッド)1の構成説明図であ
り、図9は、本実施例におけるバブルジェット記録原理
の説明図である。
【0027】図8に示す記録ヘッドにおいて、ヒータボ
ード232には、シリコン基板上に電気熱変換体(吐出
ヒータ)233と、これに電力を供給するアルミニウム
等の電極234とが成膜されて配設されている。ヒータ
ボード232に対して、記録用液体の液路35を仕切る
ための隔壁を有する天板236を接着することにより構
成されている。
【0028】インクカートリッジ(不図示)より図示し
ない導管を介して供給されたインクは、天板236に設
けられた供給口238より記録ヘッド1内の共通液室2
39に充填され、この共通液室239より各液路235
内に導かれる。これらの液路235にはインク吐出口2
40が形成されており、また該吐出口240は記録ヘッ
ド1の記録紙8(図1参照)に対して記録紙搬送方向に
所定ピッチで形成されている。
【0029】ここで前記バブルジェット記録方式に於け
るインク飛翔原理を図9(a)〜(g)を参照して説明
する。
【0030】定常状態では図9(a)に示すように、液
路235内に充填されているインク241は吐出口で表
面張力と外圧が平衡している。この状態でインク241
を飛翔させる場合には、液路235内の電気熱変換体2
33に通電し、その液路235内のインク241に核沸
騰を越えて急速な温度上昇を生じさせる。すると、図9
(b)に示すように、電気熱変換体233に隣接したイ
ンク241が加熱されて微小気泡(バブル)を生じ、該
加熱部分のインクが気化して膜沸騰を生じ、図9(c)
に示すように気泡242が急速に成長する。
【0031】気泡242が図9(d)に示す如く最大に
成長すると、液路235内の吐出口からインク液滴が押
し出され、その速度でインク液滴が記録紙8(図1参
照)に飛翔してインク像が記録される。電気熱変換体2
33への通電が終了すると、図9(e)に示すように、
成長した気泡242に液路235内のインク241によ
り冷却されて収縮し、更に図9(f)は示すように電気
熱変換体233面にインクが接触して急激に冷却され、
気泡242は消滅するか又は殆ど無視し得る程度の体積
に収縮する。そして前記気泡242が収縮すると、図9
(g)に示すように液路235内には毛細管現象によっ
て共通液室239からインクが供給され、次の通電に備
える。従って、キャリッジ2(図1参照)の移動と同期
させ、両信号に応じて電気熱変換体233に通電するこ
とによって、記録紙8(図1参照)にインク像が記録さ
れるものである。
【0032】ここで、ドット形成手段列である吐出口
は、記録紙搬送方向に対し所定ピッチで形成されている
ことは前述の通りであるが、搬送直角方向に対して角度
A(図10参照)を有している。
【0033】図10は、インクジェット記録におけるヘ
ッドノズル角度説明図であり、図11は、インクジェッ
ト記録においてヘッドノズル角度無しの場合の駆動説明
図、図12は、インクジェット記録においてヘッドノズ
ル角度有りの場合の駆動説明図である。
【0034】図11および図12において、左が印字結
果のドットの並びを示しており、右が記録ヘッドの各ノ
ズルのヒーターのON/OFFと時間経過を表してい
る。
【0035】例えば縦罫線を印字する場合、記録ヘッド
のノズルに角度が無いと、図11に示すように全てのノ
ズルが同時にONとなってしまうが、角度があるとキャ
リッジ移動に応じて順次ヒーターをONすればよく、同
時に駆動されるノズル数が減るため瞬間の消費電力の低
減や瞬間のインクの供給が少なく済み供給流路の断面積
を減らすことができて装置の小型化に貢献する。
【0036】次に、本実施例における給紙部の構成およ
び動作について説明する。
【0037】図1から図3において、記録紙8は圧板5
1の右端部に一体的に形成された解除レバー51Aの左
側壁に右端を合わせて圧板51の上面に積載される。圧
板51はシャーシ50に対して軸部51Bを中心として
回動可能でピックアップゴム54に対して圧力がかかる
様に圧板ばね67により付勢されている。なお、圧板5
1は初期状態において、給送ローラ軸53のカム部53
Aによって押し下げられているので、圧板51とピック
アップゴム54との間にスキ間が生じ記録紙8がセット
可能である。
【0038】ここで、セットされた記録紙8の先端はベ
ース15に下部を固定された弾性体55の下方につき当
って保持される。従って、給紙スタック部がベース15
及び下部をベースに固定された弾性体55によって形成
されていることになる。
【0039】ここで、コントローラ(不図示)の給送命
令により紙送りモータ(不図示)が回転すると、図示し
ないギア列により回転が伝達され、ピックアップゴム5
4が矢印A方向に回転してカム部53Aが外れ、圧板ば
ね67により圧板51が引き上げられて圧板51に積載
された記録紙8が給送ローラ軸53に設けられたピック
アップゴム54に圧接される。なお、給送ローラ軸53
には摩擦係数の大きいピックアップゴム54が、その外
径が給送ローラ軸53の最大外径より大きくなるように
嵌着されており、圧板51上のピックアップゴム54に
対向する位置には記録紙8のスリップを防ぐ摩擦部材で
ある分離パット56が固定されている。
【0040】従って、更に給紙ローラ軸53が回転する
とピックアップゴム54の摩擦力により前方に押し出さ
れた記録紙8はベース15に下部を固定された弾性体5
5を撓ませ、この弾性体55の抵抗力の作用により、最
上位の記録紙8が1枚ずつ分離されて送り出されること
になる。従ってこの弾性体55が分離手段となり、ベー
ス15に保持されることになる。
【0041】次に、本実施例における搬送部の構成およ
び動作について説明する。
【0042】図1から図3において、分離給送された記
録紙8はシャーシ50に両端部が支持された搬送ローラ
52およびベース15に設けられたピンチローラ57に
挟持されながらキャリッジ2の下方すなわち、ベース1
5の上方に搬送される。ここは一般的にはプラテン部と
呼ばれ、記録紙をガイドするリブや、記録上がたわんだ
時に下側から支持するリブ等が設けられる。なお、記録
紙8はキャリッジ2の下方に搬送される前に排紙方向と
は逆に回転している搬送ローラ52及びピンチローラ5
7に突き当って先端を整列された後、搬送ローラ52が
正転してキャリッジ2の下方まで搬送される。
【0043】この状態で、キャリッジモータ5を駆動さ
せることでキャリッジ2が記録紙8の搬送方向と直行す
る方向に走査されるとともに、記録命令によりキャリッ
ジ2上の記録ヘッド1からインクが吐出されることで記
録紙8への印字動作が実行される。
【0044】ここでピンチローラ57について図2を用
いて述べる。
【0045】ピンチローラ57はピンチローラホルダー
58により回転自在に保持され、ピンチローラホルダー
58はベース15に対して軸部58Aを中心に回転可能
になっている。ピンチローラバネ59は、ベース15と
ピンチローラホルダー58の間に介在し、ピンチローラ
57を搬送ローラ52に押圧する。
【0046】次に、本実施例における排紙部の構成およ
び動作について説明する。
【0047】図1から図3において、キャリッジ2下方
(記録ヘッド1下方)で印字された記録紙8は搬送ロー
ラ52及びピンチローラ57により更に送られ、排紙ロ
ーラ60及び拍車61に到達する。ここで、排紙ローラ
60は排紙ローラ軸60Aと一体に形成され、弾性力を
有している。また、排紙ローラ軸60Aはベース15に
よって支持され、排紙ローラバネ62により、拍車61
に対向して設けられた排紙ローラ60を拍車61に押圧
する構成となっている。拍車61は拍車ホルダー63に
よって回転自在に保持されており、拍車ホルダー63は
シャーシ50に固定されたガイドレール4に固定されて
いる。なお、排紙ローラバネ62は低い荷重に設定され
ている。これは、紙種により紙厚が異なっても排紙ロー
ラ側(排紙ローラ軸60A)が紙厚に応じて上下動する
ことができるようにするためである。
【0048】更に、印字によって記録紙8が波打った場
合(コックリング)にも、記録紙8の挙動に合わせて上
下動する様に排紙ローラバネ62の付勢力が決められて
いる。
【0049】従って、シャーシ50に対して、固定され
ている搬送ローラ52及び拍車61に対してピンチロー
ラ57及び排紙ローラ60がそれぞれのピンチローラバ
ネ59及び排紙ローラバネ62により付勢され、かつ、
紙厚及び記録紙8の挙動に合わせてピンチローラ57及
び排紙ローラ60が上下動するため、記録ヘッド1と記
録紙8の距離は一定となり、従来必要であった紙間調整
レバー等は不要となる。
【0050】なお、拍車61は給紙ローラ60に対して
従動回転しており、記録紙を排紙することが可能であ
る。また、排紙ローラ60が2段になっているのは、ハ
ガキや封筒等の腰のある記録紙やカールされた記録紙を
搬送、排紙する時に記録ヘッド1にこすれるのを防ぐ為
である。
【0051】次に排紙ローラ60の駆動伝達について説
明する。排紙ローラ60の駆動伝達部はベース15の紙
パスをよけた左端部にベースにより保持されている。図
1および図3に示す様に搬送ローラ52にアイドルロー
ラバネ64により圧接される排紙アイドルローラ65か
らアイドルギア列66を介して排紙ローラ60に駆動が
伝達される。ここで排紙アイドルローラ65は搬送ロー
ラ52が送り方向(矢印A方向)に回転する時はアイド
ルギア列66へと駆動が伝達され、排紙ローラ60が回
転する。搬送ローラ52が逆回転(矢印B方向)する時
は排紙アイドルローラ65がアイドルギア列66と離れ
る方向(C方向)に移動し、アイドルギア列66との駆
動伝達は行なわれない。なお、上述した様に、排紙ロー
ラ60及び排紙の駆動伝達部もベース15によって保持
されている。
【0052】次に、本実施例におけるポンプ機構部の構
成および動作について説明する。
【0053】図4は、本実施例におけるインクジェット
記録装置のポンプ機構部の説明図である。
【0054】また、図5は、本実施例におけるインクジ
ェット記録装置のポンプ機構部の拡大図であり、(a)
は側面から見た図、(b)は上面から見た図である。
【0055】図4および図5において、記録ヘッド1を
密閉し得る弾性材料で形成されたキャップ部材9は塩素
化ブチルゴムその他の弾性を有する適宜な材料で形成さ
れる。キャップ部材9はキャップホルダー10に一体に
保持されている。そして前記キャップホルダー10はシ
リンダー11から一体に伸びた腕部11Aに回転自在に
保持される。シリンダー11は内部にピストン(不図
示)を有しておりピストン軸13を駆動することによ
り、シリンダー11内に負圧が発生する。
【0056】また、キャップ9にはキャップ9と一体に
形成されたジョイント部9Aが設けられており、ジョイ
ント部9Aをシリンダー11に設けられたジョイント部
11Bに締め代をもって圧入することで、シリンダ11
とキャップ9はシールされた状態で接合される。
【0057】次に、記録ヘッド1に対するキャップ9の
圧接、解除する方法について説明する。
【0058】上述したように、キャップホルダー10に
一体に保持されたキャップ9はシリンダ11と密閉を持
って接合されており、更に、キャップホルダー10はシ
リンダ11に対してシリンダ腕部11Aに回転自在に保
持されている。
【0059】ここで、図5に示す様に、キャップホルダ
ー10の下部にはキャップバネ14がベース15とキャ
ップホルダー10間に設置されており、キャップホルダ
ー10を常に記録ヘッド側に付勢している。ここで、シ
リンダー11はベース15によってシリンダー軸上で回
転自在に支持されている。従って、シリンダ11及びキ
ャップ9はシリンダ軸を中心としてキャップバネ14に
より回転力が与えられている。また、シリンダー11に
は図1および図4に示す様にシリンダ制御部11Cが一
体に形成されており、シリンダ制御部11Cの先端はベ
ース15に回転自在に保持されたポンプカムギア16の
カム部16Aに当接している。従ってシリンダ11の回
転はシリンダ制御部11Cを介してポンプカムギア16
のカム部16Aによって制御されることになる。すなわ
ち、ポンプカムギア16のカム部16Aに沿ってシリン
ダ制御部11Cが上下動することによって、シリンダ1
1を介してキャップ9が記録ヘッド1に対してキャッピ
ング及びキャッピング解除を行うことを可能としてい
る。
【0060】なお、ベース15により保持されているポ
ンプカムギア16及び駆動伝達部はベース15の紙パス
を避けた右端部に設けられている。ポンプカムギア16
は搬送ローラ52に圧入軸着されたLFギア17と選択
的に接続可能となっており、紙送りモータ(不図示)の
駆動力が不図示のギア列を介しLFギア17に伝わり、
その後、キャリッジ2の動きでクラッチ動作が行われる
と、LFギアに伝わった駆動力がポンプカムギア16に
伝わることになる。
【0061】図13は、本実施例におけるインクジェッ
ト記録装置の回復部のギア配置の説明図であり、図14
は、クラッチ機構の説明図である。
【0062】ここでクラッチ動作について図13および
図14を用いて説明する。
【0063】搬送ローラ52に圧入軸装着されたLFギ
ア17と、LFギア17と離間及び接触が可能となるよ
うにして搬送ローラ52に同心的かつ摺動自在にしてス
ライドギア132が設けられている。
【0064】LFギア17とスライドギア132の間に
は搬送ローラー軸と同心となるように配置されたコイル
状のスライドバネ141からなる押圧部材があり常にス
ライドギア132とLFギアが離間する方向に付勢して
いる。
【0065】スライドギア132とLFギアの互いに向
き合う面には、回転伝達部すなわち摩擦板あるいは互い
に噛み合うことが可能な複数の歯が円周等分に配置され
ている。
【0066】またポンプカムギア16のスライドギア1
32と対向する近傍の角度範囲は、厚く成形されてお
り、この角度範囲で外周に刻まれた歯の一部が幅方向近
傍から一端部にのびかつ半径方向に伸びる所定の長さの
切り欠き部を有する。
【0067】図14において、スライドギア132は搬
送ローラ軸に同心的かつ摺動自在にして設けられてお
り、またスライドバネ141の付勢力によってLFギア
17と離間しているので、駆動力を受けていないが、キ
ャリッジ2によって押されてポンプギアと噛合ってい
る。しかし、ポンプカムギア16はLFギア17と噛合
う部分が欠損(欠歯)しているため、LFギア17の駆
動力を受けない。キャリッジ2がより一層LFギア17
方向へ移動すると、スライドギア132はさらにスライ
ドバネの付勢力にさからってLFギア17側に移動し、
スライドギア132とLFギア17とが接触する。互い
の接触面(互いの対向軸)には、互いに噛合う歯部13
2a,17aが設けられており、これによってLFギア
17の回転にともなってスライドギア132が回転す
る。スライドギア132がLFギア17側に移動しても
スライドギア132とポンプカムギア16との噛合いは
解除されないので、スライドギア132の回転によって
ポンプカムギア16が回転する。
【0068】なおポンプカムギア16はシリンダキャッ
プギア18と係合されており、更にシリンダキャップギ
ア18内壁に設けられたボス18A(図4参照)をピス
トン軸13(図4参照)に設けられたリード溝(不図
示)に嵌合させることによりポンプカムギア16の回転
運動をピストン軸13(図4参照)の直線運動に変換す
ることが可能となる。
【0069】キャリッジ部において説明したように記録
ヘッド1(図1参照)のノズルは角度Aを有している。
装置外壁は記録媒体搬送方向と略平行になっているた
め、装置外壁に対してキャリッジも角度を持った形状と
なっている。すなわち、キャリッジ2が図13右端に移
動したときには装置外壁と角度を持った隙間が存在し、
図中上方が広く下方が狭い。
【0070】この隙間にあわせてLFモーターからシリ
ンダーに伝達するギア列は図中下方にいくに従って薄く
なっている。すなわち、ギアの厚みの仮想ラインとノズ
ル角度Aは略平行である。
【0071】以上説明した様にポンプ機構部において
は、ベース15によって保持され、かつ、ベース15と
キャップホルダー10間にキャップバネ14を介在させ
ることでキャップ9を記録ヘッド1に圧接することが可
能となる。従って、非記録時に記録ヘッドをキャッピン
グし、ノズルの乾燥を防ぐとともにノズル内に発生した
泡や、ノズル部に付着したゴミによる吐出不良が発生し
た場合は、キャッピング動作中にポンプ部を作動させ、
記録ヘッド1のノズル部よりインクを吸引することで、
吐出を正常化させることができる。
【0072】次に廃インク吸収体について図2および図
4を用いて説明する。
【0073】前述のポンプ機構部により、キャップ9を
介して記録ヘッド1より吸引された廃インクは、シリン
ダ11内に入り、ピストン(不図示)の動きにより、シ
リンダ端部11Dより排出される。シリンダ端部11D
はベース15内に差し込まれており、ベース15により
回転自在に保持されている。
【0074】シリンダー11の他端は前述した様にシリ
ンダキャップギア18を介してベース15に回転自在に
保持されている為、ポンプ機構部全体がベース15に回
転自在に保持されていることになる。
【0075】廃インクが排出されるシリンダ端部11D
にはシリンダ吸収体19が差し込まれており、シリンダ
吸収体19は発泡スポンジにより形成され、インクの伝
達性の良い材料が選ばれる。それは、シリンダ11内に
ある廃インクを効率良く、外部に排出する性能が要求さ
れるためである。
【0076】シリンダ吸収体19は図2および図4に示
す様にベース15内部にて廃インク吸収体20〜22に
挟まれており、圧接状態にある。従って、シリンダ内の
廃インクはシリンダ吸収体19から廃インク吸収体20
〜23へと伝播される。
【0077】ここで廃インク吸収体20〜23はインク
保持能力の高い材料が選ばれる。例えば紙の積層シート
や、高分子吸収体を含んだ吸収体などである。廃インク
吸収体20〜23は図2に示す様にベース内部に保持さ
れるが、ベース15はピンチローラ57及び排紙ローラ
60を有しており、その断面は一様でない。
【0078】また、廃インク吸収体20〜23は、コス
ト及び吸収性能より多くはパルプ材料が持ち入られ、抜
き型により作られる。従ってベース内に効率良く配置し
廃インク容量を多く確保するために複数の廃インク吸収
体がベース15内に収められることになる。
【0079】本実施例においては、廃インク吸収体は4
枚機構(20,21,22,23)となっており、吸収
体20,吸収体21,吸収体22間にはさまれる形でシ
リンダ吸収体19が圧接され配置されている。
【0080】このように、シリンダ吸収体19が廃イン
ク吸収体20〜23に挟まれて固定されているため、シ
リンダ11からのシリンダ吸収体19の抜け防止にな
り、廃インク漏れの発生を防いでいる。
【0081】またシリンダ吸収体19が廃インク吸収体
20〜22に挟まれることにより、シリンダ吸収体19
と廃インク吸収体20〜22との接触面積が大きくな
り、より廃インクの伝播性が良くなるという長所が挙げ
られる。
【0082】次に、廃インク吸収体の保持方法について
図2および図6を用いて述べる。
【0083】前述した様に廃インク吸収体は4枚から構
成され、ベース15内に収納されている。しかしながら
ベースユニットとして扱った場合、このままではベース
15から脱落してしまう。そこで、図2に示す様に廃イ
ンク吸収体をベース15に収めた後、廃インクシール2
4で蓋をかぶせる構成としている。廃インクシール24
は透明のポリエチレンシートから成り、ベース15の裏
側から見た時にベース内部に収めた廃インク吸収体が見
える様になっている。
【0084】図6は、本実施例におけるインクジェット
記録装置の概略下面図である。
【0085】図6に示す様に、廃インク吸収体の端部で
の長さを段階的に変化させることにより、廃インクシー
ル側から見た時に、吸収体20,吸収体21,吸収体2
2,吸収体23及びシリンダ吸収体19が目視チェック
出来る構成になっている。なお、吸収体20には穴20
Aがあり、内部にあるシリンダ吸収体19を確認でき
る。
【0086】このように、廃インクシール24を透明に
することで、全ての吸収体がユニット状態で外部から見
える為、正規に吸収体が組み込まれているか、あるい
は、吸収体の欠品がないかの確認を行うことが出来るよ
うになる。
【0087】次に、本実施例におけるインクジェット記
録装置のプリンタユニットの構成について説明する。
【0088】図7は、本実施例におけるインクジェット
記録装置のユニット説明図である。前述してきた様に、
ベース15はポンプ機構部とピンチローラ部とシート排
出部と廃インク吸収体を保持し、更に給紙スタック部及
び分離手段と駆動伝達部を保持しており、全体としてベ
ースユニットとなっている。
【0089】また、シャーシユニットとしては、シャー
シ50に固定された搬送ローラ52及びキャリッジガイ
ドシャフト3及び給紙ローラ53、キャリッジ2、拍車
61を保持したガイドレール4等から構成されている。
プリンタユニットとしてはベースユニットとシャーシユ
ニットを合体させる構成となる。ここで、ベース15に
設けられたボス15Aに対してシャーシ50に設けられ
た嵌合溝50Aに合わせ、ボス15Aを回転中心にシャ
ーシユニットを回動させることで、ベース15に設けら
れた爪部15Bがシャーシの穴50Bに嵌合し、ベース
ユニットとシャーシユニットは合体され、図1に示す様
なプリンタユニットとなる。
【0090】この時、いままで説明してきた様にベース
ユニット側に保持されているピンチローラ57は搬送ロ
ーラ52にバネ付勢され、排紙アイドルローラ65も搬
送ローラ52にバネ付勢され、排紙ローラ60は拍車6
1にバネ付勢され、キャップ9はキャリッジ2に装着さ
れる記録ヘッド1(図1参照)にバネ付勢されることに
なる。
【0091】従ってシャーシユニットに対するベースユ
ニットの接触部が全てバネ付勢されている為、ユニット
結合時のお互いのユニット同志の位置精度向上及び組立
性の向上が計られることになる。なお、上述の実施例に
おいては、キャリッジにインクジェット記録ヘッドを搭
載するプリンタを用いて本発明を説明したが、例えば、
インクジェット記録ヘッドとほぼ同一の外形を備えるこ
とで、このキャリッジにインクジェット記録ヘッドとコ
ンパチブルにキャリッジに搭載することのできるスキャ
ナーユニットを備え、プラテンに支持される原稿シート
から画像情報を読み取ることのできる情報処理装置であ
っても本発明を説明した構成を好適に用いることができ
る。本発明は、特にインクジェット記録方式の中でも熱
エネルギーを利用して飛翔的液滴を形成し、記録を行う
インクジェット方式の記録ヘッド、記録装置において、
優れた効果をもたらすものである。
【0092】その代表的な構成や原理については、例え
ば、米国特許第4723129号明細書、同第4740
796号明細書に開示されている基本的な原理を用いて
行うものが好ましい。この方式はいわゆるオンデマンド
型、コンティニュアス型のいずれにも適用可能である
が、特に、オンデマンド型の場合には、液体(インク)
が保持されているシートや液路に対応して配置されてい
る電気熱変換体に、記録情報に対応していて核沸騰を越
える急速な温度上昇を与える少なくとも一つの駆動信号
を印加することによって、電気熱変換体に熱エネルギー
を発生せしめ、記録ヘッドの熱作用面に膜沸騰を生じさ
せて、結果的にこの駆動信号に一対一で対応した液体
(インク)内の気泡を形成できるので有効である。この
気泡の成長、収縮により吐出用開口を介して液体(イン
ク)を吐出させて、少なくとも一つの滴を形成する。こ
の駆動信号をパルス形状とすると、即時適切に気泡の成
長収縮が行なわれるので、特に応答性に優れた液体(イ
ンク)の吐出が達成でき、より好ましい。
【0093】このパルス形状の駆動信号としては、米国
特許第4463359号明細書、同第4345262号
明細書に記載されているようなものが適している。な
お、上記熱作用面の温度上昇率に関する発明の米国特許
第4313124号明細書に記載されている条件を採用
すると、更に優れた記録を行なうことができる。
【0094】記録ヘッドの構成としては、上述の各明細
書に開示されているような吐出口、液路、電気熱変換体
の組み合わせ構成(直線状液流路または直角液流路)の
他に、熱作用部が屈曲する領域に配置されている構成を
開示する米国特許第4558333号明細書、米国特許
第4459600号明細書を用いた構成も本発明に含ま
れるものである。
【0095】加えて、複数の電気熱変換体に対して、共
通するスリットを電気熱変換体の吐出部とする構成を開
示する特開昭59−123670号公報や熱エネルギー
の圧力波を吸収する開孔を吐出部に対応させる構成を開
示する特開昭59−138461号公報に基づいた構成
としても本発明は有効である。
【0096】さらに、記録装置が記録できる最大記録媒
体の幅に対応した長さを有するフルラインタイプの記録
ヘッドとしては、上述した明細書に開示されているよう
な複数記録ヘッドの組み合わせによってその長さを満た
す構成や、一体的に形成された1個の記録ヘッドとして
の構成のいずれでもよいが、本発明は、上述した効果を
一層有効に発揮することができる。
【0097】加えて、装置本体に装着されることで、装
置本体との電気的な接続や装置本体からのインクの供給
が可能になる交換自在のチップタイプの記録ヘッド、あ
るいは記録ヘッド自体に一体的にインクタンクが設けら
れたカートリッジタイプの記録ヘッドを用いた場合にも
本発明は有効である。
【0098】また、本発明の記録装置の構成として設け
られる、記録ヘッドに対しての回復手段、予備的な補助
手段等を付加することは本発明の効果を一層安定できる
ので好ましいものである。これらを具体的に挙げれば、
記録ヘッドに対してのキャッピング手段、クリーニング
手段、加圧あるいは吸引手段、電気熱変換体あるいはこ
れとは別の加熱素子あるいはこれらの組み合わせによる
予備加熱手段、記録とは別の吐出を行う予備吐出モード
を行うことも安定した記録を行うために有効である。
【0099】さらに、記録装置の記録モードとしては黒
色等の主流色のみの記録モードだけではなく、記録ヘッ
ドを一体的に構成するか複数個の組み合わせによってで
もよいが、異なる色の複色カラー、または混色によるフ
ルカラーの少なくとも一つを備えた装置にも本発明は極
めて有効である。
【0100】以上説明した本発明の実施例においては、
インクを液体として説明しているが、室温やそれ以下で
固化するインクであって、室温で軟化するもの、もしく
は液体であるもの、あるいは上述のインクジェット方式
ではインク自体を30℃以上70℃以下の範囲内で温度
調整を行ってインクの粘性を安定吐出範囲にあるように
温度制御するものが一般的であるから、使用記録信号付
与時にインクが液状をなすものであれば良い。
【0101】加えて、積極的に熱エネルギーによる昇温
をインクの固形状態から液体状態への状態変化のエネル
ギーとして使用せしめることで防止するか、またはイン
クの蒸発防止を目的として放置状態で固化するインクを
用いるかして、いずれにしても熱エネルギーの記録信号
に応じた付与によってインクが液化し、液状インクとし
て吐出するものや、記録媒体に到達する時点では既に固
化し始めるもの等のような、熱エネルギーによって初め
て液化する性質のインクの使用も本発明には適用可能で
ある。このような場合インクは、特開昭54−5684
7号公報あるいは特開昭60−71260号公報に記載
されるような、多孔質シート凹部または貫通孔に液状ま
たは固形物として保持された状態で、電気熱変換体に対
して対向するような形態としても良い。本発明において
は、上述した各インクに対して最も有効なものは、上述
した膜沸騰方式を実行するものである。
【0102】さらに加えて、本発明に係る記録装置の形
態としては、ワードプロセッサやコンピュータ等の情報
処理機器の画像出力端末として一体または別体に設けら
れるものの他、リーダと組み合せた複写装置、さらには
送受信機能を有するファクシミリ装置の形態を採るもの
であってもよい。
【0103】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、以下記載するような効果を奏する。
【0104】請求項1に記載のものにおいては、キャリ
ッジの移動方向に対する面が前記被記録媒体の主方向に
対して傾斜を有しており、駆動手段がキャリッジの傾斜
面に対向する記録装置内壁面とキャリッジの走査可能範
囲との間にできる空間に設けられる構成としたため、配
設される部品にあった空間形状となり、部品が存在しな
い無駄な空間がなくなる。それにより、さらなる小型化
が可能となり携帯性が向上し、また、製品物流の効率化
も可能となる。
【0105】請求項2に記載のものにおいては、記録ヘ
ッドのドット形成手段列を被記録媒体の主方向に対して
傾斜を持たせて配設したため、同時に駆動させるノズル
数が減少し消費電力を低減することができ、また、一度
に吐出するインクの量が少なくなりインク供給経路の断
面積を減らすことでき、装置の小型化が可能となる。
【0106】請求項3に記載のものにおいては、駆動手
段を、キャリッジの斜面に対向する記録装置内壁面と、
キャリッジの走査可能範囲との間にできる空間の広い側
から狭い側へ駆動が伝達するように配設したため、請求
項1に記載のものと同様の効果を奏する。
【0107】請求項4に記載のものにおいては、記録ヘ
ッドがインク吐出用の熱エネルギーを発生するための電
気熱変換体を備えているため、特に応答性の優れたイン
クの吐出が達成できる。
【0108】請求項5に記載のものにおいては、記録ヘ
ッドが電気熱変換体によって印加される熱エネルギーに
より、インクに生ずる膜沸騰を利用して吐出口よりイン
クを吐出させる機能を有するため、請求項4に記載のも
のと同様に奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例におけるインクジェット記録
装置の概略斜視図である。
【図2】本発明の一実施例におけるインクジェット記録
装置の概略断面図である。
【図3】本発明の一実施例におけるインクジェット記録
装置の概略断面図である。
【図4】本発明の一実施例におけるインクジェット記録
装置のポンプ機構部の説明図である。
【図5】本発明の一実施例におけるインクジェット記録
装置のポンプ機構部の拡大図であり、(a)は側面から
見た図、(b)は上面から見た図である。
【図6】本発明の一実施例におけるインクジェット記録
装置の概略下面図である。
【図7】本発明の一実施例におけるインクジェット記録
装置のユニット説明図である。
【図8】本発明の一実施例におけるインクジェット記録
装置の記録手段の構成説明図である。
【図9】本発明の一実施例におけるバブルジェット記録
原理の説明図である。
【図10】インクジェット記録におけるヘッドノズル角
度説明図である。
【図11】インクジェット記録におけるヘッドノズル角
度無しの場合の駆動説明図である。
【図12】インクジェット記録におけるヘッドノズル角
度有りの場合の駆動説明図である。
【図13】本発明の一実施例におけるインクジェット記
録装置の回復部のギア配置の説明図である。
【図14】本発明の一実施例におけるインクジェット記
録装置のクラッチ機構の説明図である。
【図15】携帯性を重視した従来の記録装置の一構成例
を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 記録ヘッド 1c インクタンク 2 キャリッジ 3 ガイドシャフト 4 ガイドレール 5 キャリッジモータ 6 プーリー 7 タイミングベルト 8 記録紙 9 キャップ 9A ジョイント部 10 キャップホルダー 11 シリンダ 11A シリンダ腕部 11B シリンダジョイント部 11C シリンダ制御部 11D シリンダ端部(インク廃出部) 13 ピストン軸 14 キャップバネ 15 ベース 15A ボス 15B 爪部 16 ポンプカムギア 16A カム 17 LFギア 17a 歯部 18 シリンダキャップギア 18A ボス 19 シリンダ吸収体 20,21,22,23 廃インク吸収体 20A 穴 24 廃インクシール 50 シャーシ 50A 嵌合溝 50B 穴 51 圧板 51A 解除レバー 51B 軸部 52 搬送ローラ 53 給送ローラ軸 53A カム部 54 ピックアップローラ 55 弾性体 56 分離パット 57 ピンチローラ 58 ピンチローラホルダ 58A 軸部 59 ピンチローラバネ 60 排紙ローラ 60A 排紙ローラ軸 61 拍車 62 排紙ローラバネ 63 拍車ホルダー 64 アイドルローラバネ 65 排紙アイドルローラ 66 アイドルギア列 67 圧板バネ 90 ノズル部 132 スライドギア 132a 歯部 141 スライドバネ 232 ヒーターボード 233 電気熱変換体 234 電極 235 液路 236 天板 238 供給口 239 共通液室 240 インク吐出口 241 インク 242 気泡
フロントページの続き (72)発明者 井上 博行 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 中村 仁志 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 岩崎 武史 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 木田 朗 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 川上 英明 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被記録媒体を記録開始位置へと搬送する
    ための搬送ローラおよび該搬送ローラを回転させる駆動
    手段と、記録信号に応じて複数のドット形成手段列から
    インクを吐出する記録ヘッドと、前記記録ヘッドを搭載
    し前記被記録媒体の副走査方向に往復運動されるキャリ
    ッジとを有してなる記録装置において、 前記キャリッジは、その移動方向に対する面が前記被記
    録媒体の主走査方向に対して傾斜を有しており、 前記駆動手段は、前記キャリッジの傾斜面に対向する記
    録装置内壁面と前記キャリッジの走査可能範囲との間に
    できる空間に設けられることを特徴とする記録装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の記録装置において、 前記記録ヘッドは、前記各ドット形成手段列を前記被記
    録媒体の主方向に対して傾斜を持たせて配設されること
    を特徴とする記録装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載の記録装
    置において、 前記駆動手段は、前記キャリッジの傾斜面に対向する記
    録装置内壁面と前記キャリッジの走査可能範囲との間に
    できる空間の広い側から狭い側へ駆動が伝達されるよう
    に配設されていることを特徴とする記録装置。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至請求項3のいずれかに記載
    の記録装置において、 前記インクジェット記録装置の記録ヘッドは、吐出用の
    エネルギーをインクに与えるためのエネルギー発生素子
    として、熱エネルギーを発生する電気熱変換体を備えて
    いることを特徴とする記録装置。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至請求項4のいずれかに記載
    の記録装置において、 前記インクジェット記録装置の記録ヘッドは、前記電気
    熱変換体によって印加される熱エネルギーにより、イン
    クに生ずる膜沸騰を利用して吐出口よりインクを吐出さ
    せることを特徴とする記録装置。
JP3192095A 1995-02-21 1995-02-21 記録装置 Pending JPH08224935A (ja)

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