JPH08225523A - 新規デカリンカルボン酸誘導体、その製造法および用途 - Google Patents

新規デカリンカルボン酸誘導体、その製造法および用途

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JPH08225523A
JPH08225523A JP29876795A JP29876795A JPH08225523A JP H08225523 A JPH08225523 A JP H08225523A JP 29876795 A JP29876795 A JP 29876795A JP 29876795 A JP29876795 A JP 29876795A JP H08225523 A JPH08225523 A JP H08225523A
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JP
Japan
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compound
group
acid
formula
reaction
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Withdrawn
Application number
JP29876795A
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English (en)
Inventor
Naofumi Ishii
尚書 石井
Kozo Hayashi
浩三 林
Tsuneaki Hida
恒明 飛田
Yukimasa Nozaki
幸正 野崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Takeda Pharmaceutical Co Ltd
Original Assignee
Takeda Chemical Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】ファルネシルトランスフェラーゼを阻害する化
合物またはその塩、その製造法および用途を提供する。 【解決手段】一般式[I] 〔式中、R1はエステル化またはアミド化されていても
よいカルボキシル基を、R2は水素原子または置換され
ていてもよい炭化水素基を、R3は水素原子またはアシ
ル基を示し、 は単結合または二重結合を示す。] で表される化合物またはその塩(但し式[II]で表され
る化合物は除く)、並びにそれらを含有してなるファル
ネシルタランスフェラーゼ阻害剤、抗腫瘍剤。 【効果】本発明の化合物またはその塩は、低毒性で、優
れたファルネシルトランスフェラーゼ阻害活性を有し、
ファルネシルトランスフェラーゼ阻害剤、抗腫瘍剤とし
て有用である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ファルネシルトラ
ンスフェラーゼ阻害剤として有用な新規オクタまたはデ
カヒドロ−2−ナフタレンカルボン酸誘導体、その製造
法および用途に関する。
【0002】
【従来の技術】ras(ラス)遺伝子は、真核細胞に広く
保存されており、最近の研究からras遺伝子産物(Rasタ
ンパク質)が細胞の分化や増殖制御におけるシグナル伝
達因子として重要な働きをしていることが明らかにされ
つつある。また、種々の腫瘍において、ras系遺伝子の
点突然変異が高頻度に認められており、その機序は、変
異Rasタンパク質が常時GTP結合活性化型にとどまる
ことにより増殖促進シグナルが常に伝わっていることに
あるとされる〔キャンサー・リサーチ(CancerResearc
h)49,4682(1989)〕。該Rasタンパク質
は、分子量が約21,000のGTP結合タンパク質
で、そのC末端システイン残基には3段階の翻訳後修飾
によりファルネシルイソプレノイドが付加されており、
これをアンカーにして細胞質膜に局在して初めてシグナ
ルを伝えると考えられている〔ネイチャー(Nature)3
10,583(1984)、プロシーディングス・オブ
・ザ・ナショナル・アカデミー・オブ・サイエンス(Pr
oceedings of the National Academy of Science, US
A)86,6630(1989)等〕。従って、Rasタ
ンパク質のファルネシル化を抑えることによりRasタン
パク質の機能を抑制し、ひいてはras変異を有する腫瘍
の増殖をも抑制できると期待されている。一方、Rasタ
ンパク質のC末端領域には、ユニークなアミノ酸配列モ
チーフCAAX(Cはシステイン、Aは脂肪族アミノ
酸、Xは通常セリンまたはメチオニンを示す)が認めら
れる〔アニュアル・レビュー・オブ・バイオケミストリ
ー(Annual Review of Biochemistry)61,355
(1992)、アニュアル・レビュー・オブ・ジェネテ
ィクス(Annual Review of Genetics)30,209
(1992)等〕。ファルネシルトランスフェラーゼ
は、このRasタンパク質のCAAXモチーフを認識して
コレステロール生合成中間体であるファルネシルピロリ
ン酸をシステイン残基へ転移する酵素として、ラット脳
より単離された〔セル(Cell)62,81(199
0)〕。
【0003】微生物由来のファルネシルトランスフェラ
ーゼ阻害作用を有する物質として、10’−デスメトキ
シストレプトニグリン(desmethoxystreptonigrin)、
グリオトキシン(gliotoxin)類、ペプチシンナミン(p
epticinnamin)類、マニュマイシン(manumycin)類、
ザラゴジックアシッド(zaragozic acid)類、ケトメ
リックアシッド(chaetomellic acid)類〔いずれもト
レンズ・イン・バイオケミカル・サイエンス(Trends i
n Biochemical Sciences)18,349(1993)参
照〕、パツリン(patulin)〔フェブス・レターズ(FEB
S Letters)318,88(1993)〕等がある。ま
た、テトラペプチドCAAXのアナログである合成ペプ
チド〔サイエンス(Science)260,1934−19
42(1993)等〕、また、もう一つの基質であるフ
ァルネシルピロリン酸の合成アナログ〔リピド(Lipi
d)28,969(1993)等〕などもファルネシル
トランスフェラーゼ阻害物質として報告されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述した種々のファル
ネシルトランスフェラーゼ阻害物質は、代謝的に不安定
である、細胞に対して不活性であるといった欠点、ある
いはファルネシルトランスフェラーゼの阻害以外にも別
の生物活性を有し特異性に乏しいことなどの副作用につ
ながる懸念がある。したがって、生体内でも安定で特異
性の高い新たなファルネシルトランスフェラーゼ阻害剤
を開発することが望まれていた。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは上記のごと
き課題を解決すべく、新規なファルネシルトランスフェ
ラーゼ阻害物質を微生物代謝産物の中に求め鋭意探索し
た結果、新規オクタまたはデカヒドロナフタレン−2−
カルボン酸誘導体がファルネシルトランスフェラーゼ阻
害作用、細胞増殖阻害作用および抗腫瘍作用を有するこ
とを見いだした。これらの知見に基づき、更に検討した
結果、本発明を完成するに至った。
【0006】すなわち、本発明は、(1)一般式
【化11】 〔式中、R1はエステル化またはアミド化されていても
よいカルボキシル基を、R2は水素原子または置換され
ていてもよい炭化水素基を、R3は水素原子またはアシ
ル基を示し、
【化12】 は単結合または二重結合を示す〕で表される化合物また
はその塩。ただし式
【化13】 で表される化合物を除く、(2)R1が式 −COOR4 〔式中、R4は水素原子または置換されていてもよいC
1-20炭化水素基を示す〕 または式 −COX 〔式中、Xは式
【化14】 (式中、R5およびR6は同一または異なって、水素原
子、置換されていてもよいC1-20炭化水素基または4な
いし7員複素環基を示すか、またはこれらが結合してい
る窒素原子とともに3ないし8員複素環基を示す)で表
される基または保護基を有していてもよい1から4個の
アミノ酸残基からなるアミノ酸配列を示す〕で表される
(1)記載の化合物、(3)R2で表される炭化水素基
がC1-10アルキル基、C2-10アルケニル基、C2-10アル
キニル基、C7-10アラルキル基またはC3-6シクロアル
キル−C1-4アルキル基である(1)記載の化合物、
(4)R2で表される置換されていてもよい炭化水素基
における置換基がハロゲン原子である(1)記載の化合
物、(5)R3で表されるアシル基がC1-7アルカノイル
基、C3-7アルケノイル基、C7-15アロイル基またはC
6-14アリール−C2-7アルカノイル基である(1)記載
の化合物、(6)R4で表される置換されていてもよい
1-20炭化水素基における置換基が、C1-6アルコキ
シ、C1-6アルコキシカルボニル、カルバモイル、シア
ノ、ニトロ基またはハロゲン原子である(2)記載の化
合物、(7)R5またはR6で表される置換されていても
よいC1-20炭化水素基における置換基が、C1-6アルコ
キシ、C1-6アルキルチオ、水酸基、モルホリノ基また
は保護されていてもよいアミノ基である(2)記載の化
合物、(8)R2およびR3が水素原子である(1)記載
の化合物、(9)N−(2−エトキシエチル)−5−
〔2,5−ジヒドロ−4−(1−オクテン−3−イル)−
2,5−ジオキソ−1H−ピロール−3−カルボニル〕
−8a−ヒドロキシ−4,6−ジメチル−1,2,3,4,
4a,5,6,8a−オクタヒドロ−2−ナフタレンカル
ボン酸アミドである(1)記載の化合物、(10)一般
【化15】 〔式中、R2は水素原子または置換されていてもよい炭
化水素基を、R3は水素原子またはアシル基を示し、
【化16】 は単結合または二重結合を示す〕で表される化合物また
はその塩をエステル化またはアミド化反応に付すか、一
般式
【化17】 〔式中、R1はエステル化またはアミド化されていても
よいカルボキシル基を、R3は水素原子またはアシル基
を示し、
【化18】 は単結合または二重結合を示す〕で表される化合物また
はその塩をN−置換反応に付すかまたは一般式
【化19】 〔式中、R1はエステル化またはアミド化されていても
よいカルボキシル基を、R2は水素原子または置換され
ていてもよい炭化水素基を、
【化20】 は単結合または二重結合を示す〕で表される化合物また
はその塩をアシル化反応に付すことを特徴とする(1)
記載の化合物またはその塩の製造法、(11)(1)記
載の化合物またはその塩を含有してなるファルネシルト
ランスフェラーゼ阻害剤、および(12)(1)記載の
化合物またはその塩を含有してなる抗腫瘍剤に関する。
【0007】一般式〔I〕において、R1で表されるエ
ステル化されたカルボキシル基としては、例えば合成中
間体として用いられるもの、薬理学的に享受し得るもの
等が用いられる。エステル化されたカルボキシル基は、
好ましくは式−COOR4'〔式中、R4'は置換されてい
てもよいC1-20炭化水素基を示す〕で表される基であ
る。ここにおいて炭化水素基は、具体的には例えば直鎖
もしくは分枝状の炭素数1から20のアルキル基(例、
メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イ
ソブチル、sec-ブチル、tert-ブチル、ペンチル、イソ
ペンチル、sec-ペンチル、neo-ペンチル、tert-ペンチ
ル、1-メチルブチル、2-メチルブチル、1,2-ジメチ
ルプロピル、1-エチルプロピル、ヘキシル、イソヘキ
シル、1-メチルペンチル、2-メチルペンチル、3-メ
チルペンチル、1,1-ジメチルブチル、1,2-ジメチル
ブチル、2,2-ジメチルブチル、3,3-ジメチルブチ
ル、1,3-ジメチルブチル、2,3-ジメチルブチル、1
-エチルブチル、2-エチルブチル、1,1,2-トリメチ
ルプロピル、1,2,2-トリメチルプロピル、1-エチル
-1-メチルプロピル、1-エチル-2-メチルプロピル、
ヘプチル、イソヘプチル、オクチル、イソオクチル、デ
シル、イソデシル等)、炭素数3から8のシクロアルキ
ル基(例、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペン
チル、シクロヘキシル、シクロヘプチル、シクロオクチ
ル等)、直鎖もしくは分枝状の炭素数2から20のアル
ケニル基(例、ビニル、アリル、2-メチルアリル、イ
ソプロペニル、1-プロペニル、1-ブテニル、2-ブテ
ニル、3-ブテニル、1-メチル-1-プロペニル、1-メ
チル-2-プロペニル、2-メチル-1-プロペニル、2-メ
チル-2-プロペニル、1-ペンテニル、2-ペンテニル、
3-ペンテニル、4-ペンテニル、1-メチル-1-ブテニ
ル、2-メチル-1-ブテニル、3-メチル-1-ブテニル、
1-メチル-2-ブテニル、2-メチル-2-ブテニル、3-
メチル-2-ブテニル、1-ヘキセニル、2-ヘキセニル、
3-ヘキセニル、4-ヘキセニル、5-ヘキセニル、1-メ
チル-1-ペンテニル、2-メチル-1-ペンテニル、4-メ
チル-3-ペンテニル、2-エチル-1-ブテニル、2−ヘ
プテニル、3−オクテニル、2−デセニル、ゲラニル、
ファルネシル等)、炭素数3から10のシクロアルケニ
ル基(例、シクロプロペニル、シクロブテニル、シクロ
ペンテニル、シクロヘキセニル、シクロヘプテニル、シ
クロオクテニル、シクロデセニル等)、直鎖もしくは分
枝状の炭素数2から10のアルキニル基(例、エチニ
ル、1-プロピニル、2-プロピニル、1-ブチニル、2-
ブチニル、3-ブチニル、1-メチル-2-プロピニル、1
-ペンチニル、2-ペンチニル、3-ペンチニル、4-ペン
チニル、1-メチル-3-ブチニル、2-メチル-3-ブチニ
ル、1-ヘキシニル、2-ヘキシニル、3-ヘキシニル、
4-ヘキシニル、5-ヘキシニル、2-ヘプチニル、2-オ
クチニル、2-デシニル等)、炭素数6から14のアリ
ール基(例、フェニル、ビフェニリル、アントリル、1
-または2-ナフチル、1-、2-、4-、5-または6-ア
ズレニル等)、炭素数7から20のアラルキル基〔例、
ベンジル、フェネチル、3-フェニルプロピル、ベンズ
ヒドリル、トリチル、トリフェニルエチル、(1-ナフ
チル)メチル、(2-ナフチル)メチル等〕、炭素数3
から8のシクロアルキル−炭素数1から4のアルキル基
(例、シクロプロピルメチル、シクロペンチルメチル、
シクロヘキシルメチル、シクロヘキシルブチル等)等を
示す。
【0008】これらの中では、さらに好ましくは、炭素
数1から10のアルキル基(好ましくは、C1-6アルキ
ル基)、炭素数3から8のシクロアルキル基、炭素数2
から20のアルケニル基、炭素数3から10のシクロア
ルケニル基、炭素数2から10のアルキニル基、炭素数
6から10のアリール基、炭素数7から10のアラルキ
ル基、炭素数3から6のシクロアルキル−炭素数1から
4のアルキル基等が挙げられる。特に好ましくは、炭素
数1から10のアルキル基、炭素数2から20のアルケ
ニル基、炭素数7から10のアラルキル基、炭素数6か
ら10のアリール基である。
【0009】このような炭化水素基は置換可能な位置
に、例えば(1)ニトロ、(2)水酸基、(3)オキ
ソ、(4)チオキソ、(5)シアノ、(6)カルバモイ
ル、(7)カルボキシル、(8)炭素数1から6のアル
コキシ−カルボニル(例、メトキシカルボニル、エトキ
シカルボニル、tert-ブトキシカルボニル等)、(9)
スルホ、(10)ハロゲン原子(例、フッ素、塩素、臭
素、ヨウ素等)、(11)炭素数1から6のアルコキシ
(例、メトキシ、エトキシ、プロポキシ、イソプロポキ
シ、ブトキシ、イソブトキシ、sec-ブトキシ、tert-ブ
トキシ等)、(12)ハロゲン化されていてもよいアリ
ールオキシ、(13)炭素数1から6のアルキルチオ
(例、メチルチオ、エチルチオ、n-プロピルチオ、イソ
プロピルチオ、n-ブチルチオ、tert-ブチルチオ等)、
(14)炭素数6から14のアリールチオ(例、フェニ
ルチオ、ビフェニリルチオ、アントリルチオ、1-また
は2-ナフチルチオ、1-、2-、4-、5-または6-アズ
レニルチオ等)、(15)炭素数1から6のアルキルス
ルフィニル(例、メチルスルフィニル、エチルスルフィ
ニル等)、(16)炭素数1から6のアルキルスルホニ
ル(例、メチルスルホニル、エチルスルホニル等)、
(17)アミノ、(18)炭素数1から6のアシルアミ
ノ(例、アセチルアミノ、プロピオニルアミノ等)、
(19)モノ-またはジ-C1-6アルキルアミノ(例、メ
チルアミノ、エチルアミノ、n-プロピルアミノ、イソプ
ロピルアミノ、n-ブチルアミノ、ジメチルアミノ、ジエ
チルアミノ等)、(20)炭素数1から6のアルカノイ
ル(例、ホルミル、アセチル等)、(21)アリールカ
ルボニル(例、フェニルカルボニル、ビフェニリルカル
ボニル、アントリルカルボニル、1-または2-ナフチル
カルボニル、1-、2-、4-、5-または6-アズレニル
カルボニル等)、(22)ハロゲン(例、臭素、塩
素、フッ素等)、炭素数1から6のアルキル(例、エ
チル、プロピル、イソプロピル等)、o-、m-またはp-
ブロモフェノキシ等のハロゲンフェノキシ、水酸基、
シアノ基、アルコキシ基等から選ばれる1〜4個の
置換基を有していてもよい、炭素原子以外に酸素、硫
黄、窒素等から選ばれたヘテロ原子を1〜4個含む4な
いし7員複素環基(例、アゼチニル、ピロリル、ピロリ
ジニル、ピペリジニル、モルホニル、チオモルホニル、
ヘキサメチレンイミン、チエニル、フリル、ピラゾリ
ル、チアゾリル、イソチアゾリル、オキサゾリル、イソ
オキサゾリル、イミダゾリル、1,2,3-または1,
2,4-トリアゾル、1Hまたは2H-テトラゾリル、ピ
リジル、ピリミジル、ピリダニジル、キノリル、イソキ
ノリル、インドリル等)、及び(23)ハロゲノC1-10
アルキル基(例、ジフルオロメチル、トリフルオロメチ
ル、トリフルオロエチル、トリクロロエチル等)等から
選ばれる1〜5個の置換基を有していてもよく、また炭
化水素基がシクロアルキル、シクロアルケニル、アリー
ルまたはアラルキル基である場合はC1-6のアルキル
(例、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル等)を
置換基として1〜4個有していてもよい。これらの中で
ハロゲン、炭素数1から6のアルコキシ、炭素数1から
6のアルコキシ−カルボニル、シアノ、ニトロ、カルバ
モイルなどが好ましい。R4'は特に好ましくは、ハロゲ
ン、炭素数1から6のアルコキシ、炭素数1から6のア
ルコキシカルボニル、シアノ、ニトロもしくはカルバモ
イルで置換されていてもよい炭素数1から10のアルキ
ル基、炭素数2から20のアルケニル基、炭素数7から
10のアラルキル基、炭素数6から10のアリール基で
ある。
【0010】一般式〔I〕においてR1で表されるアミ
ド化されたカルボキシル基としては、例えば合成中間体
として用いられるもの、薬理学的に享受し得るもの等が
用いられる。好ましくはアミド化されたカルボキシル基
は、一般式 −COX 〔式中、Xは式
【化21】 (式中R5およびR6は同一または異なって、水素原子、
置換されていてもよいC1-20炭化水素基または4ないし
7員複素環基を示すか、またはこれらが結合している窒
素原子とともに3ないし8員複素環基を示す)で表され
る基または保護基を有していてもよい1から4個のアミ
ノ酸残基からなるアミノ酸配列を示す〕で表される基で
ある。Xで表される式〔II〕においてR5、R6で示され
る置換されていてもよい炭化水素基における炭化水素基
は、上記R4'で定義されものと同様な炭化水素基が用い
られ、なかでもC1-10アルキル基、C6-10アリール基、
7-10アラルキル基、C3-6シクロアルキル−C1-4アル
キル基などが好ましい。これらの炭化水素基の置換基と
しては水酸基、C1-6アルコキシ,C1-6アルキルチオ、
保護されていてもよいアミノ基(例、C1-6アシルアミ
ノ等)、炭素原子以外にO,S,N等から選ばれたヘテ
ロ原子を1から4個含む4ないし7員複素環基(例、モ
ルホリノ等)などが好ましい。R5、R6で示される置換
されていてもよい複素環基における複素環基としては、
炭素原子以外に酸素、硫黄、窒素等から選ばれたヘテロ
原子を1〜4個含む4ないし7員複素環基(例、アゼチ
ニル、ピロリル、ピロリジニル、ピペリジニル、モルホ
ニル、チオモルホニル、ヘキサメチレンイミノ、チエニ
ル、フリル、ピラゾリル、チアゾリル、イソチアゾリ
ル、オキサゾリル、イソオキサゾリル、イミダゾリル、
1,2,3-または1,2,4-トリアゾル、1Hまたは
2H-テトラゾリル、ピリジル、ピリミジル、ピリダニ
ジル、キノリル、イソキノリル、インドリル等)等が挙
げられる。これらの複素環基の置換基としては、前記の
5、R6で示される置換されていてもよい炭化水素基の
置換基と同様のものが用いられる。R5およびR6はこれ
らが結合している窒素原子ともに複素環基を形成してい
る場合、このような環状アミンとしては、具体的には置
換されていてもよい、窒素原子を1〜2個含む3ないし
8員複素環(例、アジリジン、アゼチジン、ピロリン、
ピロリジン、イミダゾリジン、ピラゾリン、ピラゾリジ
ン、ピペリジン、モルホリン、チオモルホリン、ピペラ
ジン、ヘキサメチレンイミン、ヘプタメチレンイミン
等)が挙げられる。なかでもアゼチジン、ピロリン、ピ
ロリジン、モルホリン、チオモルホリンなどが挙げられ
る。このうち4から7員の環状アミンが好ましい。置換
基としては、例えばハロゲン(例、臭素、塩素、フッ
素等)、炭素数1〜6のアルキル基(例、メチル、エ
チル、プロピル、イソプロピル等)、o-,m-またはp-
ブロモフェノキシ等のハロゲンフェノキシ、水酸基、
炭素数1〜6のアルコキシ基(例、メトキシ、エトキ
シ、プロポキシ、イソプロポキシ等)、シアノ基等が
挙げられる。なかでも水酸基が好ましい。
【0011】さらに、XはN−末端で結合する保護基を
有していてもよいアミノ酸残基よりなるアミノ酸配列で
あってもよい。保護基を有していてもよいアミノ酸残基
よりなるアミノ酸配列におけるアミノ酸とは、分子内に
アミノ基と酸性基(例、カルボキシル基、スルホ基等)
を有する化合物を意味する。具体的には該アミノ酸とし
ては、例えば蛋白質を構成するアミノ酸〔例、グリシ
ン、アラニン、バリン、ロイシン、イソロイシンなどの
脂肪族モノアミノモノカルボン酸、セリン、スレオニン
などの脂肪族オキシアミノ酸、アスパラギン酸、 グル
タミン酸などのモノアミノジカルボン酸、アスパラギ
ン、グルタミンなどのモノアミノジカルボン酸アミド、
フェニルアラニン、チロシン、トリプトファンなどの芳
香族アミノ酸、プロリン、ヒドロキシプロリンなどのイ
ミノカルボン酸、アルギニン、リシン、ヒスチジンなど
のジアミノモノカルボン酸、メチオニン、シスチン、シ
ステインなどの含硫アミノ酸等〕、例えば微生物代謝産
物あるいは動植物成分として天然界から得られるアミノ
酸〔例、L-α-アミノ酪酸、γ-アミノ酪酸、β-アミノ
イソ酪酸、β-アラニン、ホモセリン、α-メチル-D-セ
リン、 O-カルバミル-D-セリン、δ-ハイドロキシ-γ-
オキソ-ノルバリンなどの脂肪族モノアミノモノカルボ
ン酸、L-α-アミノアジピン酸、L-β-アミノアジピン
酸、L-テアニン、L-γ-メチレングルタミン酸、L-γ-メ
チルグルタミン酸などのモノアミノジカルボン酸、L-オ
ルニチン、β-リシン、α,β-ジアミノプロピオン酸、L
-α,γ-ジアミノ酪酸などのジアミノモノカルボン酸、
ジアミノピメリン酸などのジアミノジカルボン酸、シス
テイン酸などのスルホン酸含有モノアミノモノカルボン
酸、タウリンなどの含アミノスルホン酸、キヌレニン、
3,4-ジオキシフェニル-L-アラニンなどの芳香族アミ
ノ酸、2,3-ジカルボキシアジリジン,〔S〕-2-アミ
ノ-3-(イソキサゾリン-5-オン-4-イル)-プロピオン
酸、アンチカプシンなどの複素環アミノ酸、L-4-オキ
サリシン、L-4-オキソリシン、〔3R,5R〕-3,6-ジア
ミノ-5-ヒドロキシヘキサン酸などの2個以上のアミノ
基を有するカルボン酸、ランチオニン、S-メチル-L-シ
ステインなどの含硫アミノ酸、ピペコリン酸、アゼチジ
ン-2-カルボン酸、〔1R,2S〕-2-アミノシクロペンタ
ン-1-カルボン酸などの環状アミノ酸、シトルリン、ア
ラノシン、L-アザセリンなどの特殊官能基置換アミノ酸
等〕、有機合成法によって得られるアミノ酸〔例、6-
アミノヘキサン酸、8-アミノオクタン酸、12-アミノ
ドデカン酸、4-アミノ安息香酸、4-(アミノメチル)
安息香酸、4-(N-(カルボキシメチル)アミノメチ
ル)安息香酸等)などが用いられる。Xのアミノ酸残基
よりなるアミノ酸配列とは具体的には、1から4個のア
ミノ酸残基からなるアミノ酸配列が好ましく、例えば、
D-Glu、Met、Leu、Val、Pro、Lys、Cys、Ser、CysValPh
eMet(配列番号:1)、CysValIleMet(配列番号:
2)、CysValLeuSer(配列番号:3)、CysValValMet
(配列番号:4)、CysIleIleSer(配列番号:5)など
が用いられる。
【0012】上記Xにおいて保護基を有していてもよい
アミノ酸残基よりなるアミノ酸配列における保護基とし
ては、ペプチド合成においてアミノ基、カルボキシル
基、ヒドロキシル基またはチオール基の保護のために用
いられるもので、例えば加水分解、加水素分解、アミノ
リシスまたはヒドラジノリシスなどによって脱離される
保護基である。
【0013】アミノ基の保護基としては、ウレタン型保
護基(例、ベンジルオキシカルボニル、tert-ブチルオ
キシカルボニル、アリルオキシカルボニル、tert-アミ
ルオキシカルボニル、イソボルニルオキシカルボニル、
4-メトキシベンジルオキシカルボニル、2-クロルベン
ジルオキシカルボニル、アダマンチルオキシカルボニ
ル、9-フルオレニルメチルオキシカルボニル、2,2,
2-トリクロロエチルオキシカルボニルなど)、アシル
型保護基(例、ホルミル、アセチル、プロピル、トリフ
ルオロアセチル、クロロアセチルなどの炭素数1から6
までの置換基を有していてもよい低級脂肪酸残基、フタ
リル、トシル、2-ニトロスルフェニル、4-メトキシ-
2-ニトロスルフェニル、ベンゾイルなど)、アラルキ
ル型保護基(例、トリチル、ベンツヒドリル、ベンジル
など)などが用いられる。これらの中でウレタン型保護
基が特に好ましい。
【0014】カルボキシル基は、例えばアミド化、ヒド
ラジド化又はエステル化することによって保護される。
アミド基又はヒドラジド基は置換されているのが好まし
い。アミド基は例えばアルコキシ基で置換されていても
よいC7-19アラルキル基(例、3,4-ジメトキシベンジ
ル基又はビス-(p-メトキシフェニル)-メチル基など)
で置換されているのが好ましい。ヒドラジド基は例えば
ハロゲン(例、フッ素,塩素,臭素など)またはC6-12
アリール基(例、フェニル、p-ビフェニリルなど)で置
換されていてもよいC1-6アルキルオキシカルボニル基
〔例、ベンジルオキシカルボニル基,トリクロロエチル
オキシカルボニル基,tert-ブチルオキシカルボニル
基,2-(p-ビフェニリル)-イソプロピルオキシカルボ
ニル基など〕、ハロゲン化C2-6アルカノイル基(例、
トリフルオロアセチル基など)、C7-19アラルキル基
(例、トリチル、ベンツヒドリル、ベンジル基など)な
どで置換されているのが好ましい。カルボキシル基は、
例えば低級アルコキシ基もしくはハロゲン原子によって
置換されていてもよい低級アルコール(例、メタノー
ル、エタノール、シアノメチルアルコール、ベンゾイル
メチルアルコール、tert-ブタノールなど)、アラルカ
ノール〔例、低級アルキル基、低級アルコキシ基もしく
はハロゲン原子によって置換されていてもよいベンジル
アルコール又はベンズヒドロール類(例、ベンズヒドロ
ール、p-ニトロベンジルアルコール、p-メトキシベンジ
ルアルコール、2,4,6-トリメチルベンジルアルコー
ルなど)など〕、電子吸引性置換基で置換されていても
よいフェノール及びチオフェノール(例、チオフェノー
ル、チオクレゾール、p-ニトロチオフェノール、2,4,
5-及び2,4,6-トリクロロフェノール、p-シアノフェ
ノール、p-メタンスルホニルフェノールなど)、更にN
-ヒドロキシイミド(例、N-ヒドロキシスクシンイミ
ド、N-ヒドロキシフタルイミドなど)、N-ヒドロキシ
ピペリジン、8-ヒドロキシキノリンなどによりエステ
ル化されていることが好ましい。中性条件下で脱離しう
るカルボキシル基の特別の保護基はドイツ連邦共和国特
許出願公開第2706490号に記載されているヒドロ
カルビル-シリル-エチル基(例、2-(トリメチルシリ
ル)-エチル基等)である。
【0015】R5およびR6は、水素原子、炭素数1から
10のアルキル基、炭素数3から8のシクロアルキル
基、炭素数2から10のアルケニル基、炭素数3から1
0のシクロアルケニル基、炭素数2から10のアルキニ
ル基、炭素数6から10のアリール基(例、フェニル、
アントリル、1-、2-、4-、5-または6-アズレニル
等)、炭素数7から15のアラルキル基(例、ベンジ
ル、フェネチル、3-フェニルプロピル等)、炭素数3
から6のシクロアルキル−炭素数1から4のアルキル基
(例、シクロプロピルメチル、シクロペンチルメチル、
シクロヘキシルメチル、シクロヘキシルブチル等)、窒
素原子1〜2個含む4ないし7員複素環基(モルホリノ
等)またはこれらが結合している窒素原子ともに窒素原
子1〜2個含む3または8員複素環基を形成している場
合が好ましい。特に、R5またはR6の一方が水素原子
で、もう一方が水酸基、C1-6アルコキシ、C1-6アルキ
ルチオ、保護されていてもよいアミノ基、モルホリノ基
で置換されていてもよいC1-10アルキル基である場合ま
たはR5とR6が結合している窒素原子ともに水酸基など
で置換されていてもよい4から7員の複素環基である場
合が好ましい。
【0016】一般式〔I〕中、R2で示される置換基を
有していてもよい炭化水素基は、前記R4'において定義
された置換されていてもよい炭化水素基と同意義を有す
る。R2は好ましくは、水素原子またはハロゲンで置換
されていてもよい炭素数1から10の炭化水素基(例、
1-10アルキル基、C2-10アルケニル基、C2-10アルキ
ニル基、C7-10アラルキル基、C3-6シクロアルキル−
1-4アルキル等)である。R2は、特に好ましくは水素
原子である。
【0017】一般式〔I〕中、R3で表されるアシル基
としては、カルボン酸から誘導されるアシル基、例えば
アルカノイル基、アルケノイル基等の脂肪族アシル基、
アロイル基等の芳香族アシル基、アリールアルカノイル
基、アリールアルケノイル基等のアリール基置換脂肪族
アシル基が用いられ、これらは適当な置換基で置換され
ていてもよい。 アルカノイル基の好ましい例として
は、例えばホルミル、アセチル、プロピオニル、ブチリ
ル、イソブチリル、バレリル、イソバレリル、ピバロイ
ル、ヘキサノイルなどの炭素数1から7のアルカノイル
基が用いられる。アルケノイル基とはアルケニルカルボ
ニル基を意味し、その好ましい例としては、例えばアク
リロイル、メタクリロイル、クロトノイル、イソクロト
ノイルなどの炭素数3から7のアルケノイル基が用いら
れる。アロイル基の好ましい例としては、例えばベンゾ
イル、トルオイル、ナフトイルなどの炭素数7から15
のアロイル基が用いられる。アリールアルカノイル基の
好ましい例としては、例えばフェニルアセチル、フェニ
ルプロピオニル、ヒドロアトロポイル、フェニルブチリ
ルなどの炭素数6から14のアリール基で置換された2
から7のアルカノイル基が用いられる。アリールアルケ
ノイル基とは、アリール基で置換されたアルケニルカル
ボニル基を意味し、その好ましい例としては、例えばシ
ンナモイル、アトロポイルなどの炭素数6から14のア
リール基で置換された炭素数3から7のアルケノイル基
が用いられる。
【0018】置換基としては、前記R4において定義し
た炭化水素基における置換基と同様なものが用いられ
る。R3は好ましくは、水素原子、C1-7アルカノイル
基、C3-7アルケノイル基、C7-15アロイル基、C6-14
アリール−C2-7アルカノイル基である。特に好ましく
は水素原子である。
【0019】化合物〔I〕において、
【化22】 は単結合または二重結合を示し、化合物〔I〕は例え
ば、
【化23】
【化24】
【化25】 及び、
【化26】 等が挙げられる。このうち好ましくは(Ia)および(I
i)である。本発明の化合物において、異性体が多数存
在し得るが、それらの各異性体およびそれらの混合物も
本発明に含まれる。化合物〔I〕において、R1がカルボ
キシル基である化合物は、例えばナトリウム、カリウム
などのアルカリ金属、カルシウム、マグネシウム等のア
ルカリ土類金属、アンモニウム等の無機塩基との塩、メ
チルアミン、エチルアミン、プロピルアミン、イソプロ
ピルアミン、ブチルアミン、tert-ブチルアミン、ジメ
チルアミン、ジエチルアミン、トリメチルアミン、ピリ
ジン、ピコリン、ジシクロヘキシルアミン、N,N-ジベ
ンジルエチレンジアミンなどの有機アミン類との塩、リ
シン、アルギニンなどの塩基性アミノ酸等との塩などの
薬理学的に許容される塩を形成してもよい。
【0020】合成原料化合物TAN−1813はフォー
マ属に属し、化合物TAN−1813を生産する能力を
有する微生物を培地に培養し、培養物中に化合物TAN
−1813を生成蓄積せしめ、これを採取することによ
り製造される。該製造法に用いることができる微生物と
しては、フォーマ(Phoma)属に属しTAN−1813
を生産する菌であればいずれでもよい。例えば、福島県
の植物から分離された糸状菌フォーマ・エスピー FL
−41510株(FERM BP−4632)が使用し
うる例としてあげられる。FL−41510株は以下の
ような性質を示す。 (a)形態的特徴 気生菌糸 :隔壁を有する。表面は滑面または粗面で、
菌糸の巾は1〜1.5μm、所々で多数集まってループ状
に重なり、また縄状を呈する。 分生子殻 :埋没性。球形〜亜球形。一個の孔口を持
つ。暗褐色。直径150〜200μm。 分生子 :一細胞。無色で表面は滑面を示す。楕円形
〜卵円形。3〜5×1.5〜2μm。
【0021】(b)寒天培地上の性状 1)麦芽エキス寒天培地 生育は中程度で培地上での拡がりは遅く、24℃2週間
後のコロニーの直径は20〜22mmであった。表面は盛
り上がった羊毛状の菌糸体よりなり、外縁はやや不規則
に縁どられている。中央部から周辺部にかけて、淡灰色
から灰白色を呈する。裏面の中央部から中間部にかけ
て、暗灰黒色から暗灰色を呈し、周辺部は淡灰色を呈す
る。可溶性色素の生成は認められない。 2)バレイショ・ブドウ糖寒天培地 生育は中程度で培地上での拡がりはやや遅く、24℃2
週間後のコロニーの直径は33〜35mmであった。表面
は盛り上がった羊毛状の菌糸体よりなり、外縁は規則正
しく縁どられている。中央部から周辺部にかけて暗灰色
から淡灰色を呈する。裏面の中央部から周辺部にかけ
て、暗茶褐色から淡茶褐色を呈する。可溶性色素の生成
が認められた。
【0022】3)ツアペック寒天培地 生育は中程度で、24℃2週間後のコロニーの直径は3
2mmであった。表面はやや盛り上がった羊毛状の菌糸体
よりなり、外縁は規則正しく縁どられている。中央部か
ら中間部にかけて暗黒灰色から淡黒灰色を呈し、周辺部
は淡灰色を呈する。裏面の中央部から周辺部にかけて、
暗黒褐色から淡黒褐色を呈する。可溶性色素の生成は認
められない。 4)オートミール寒天培地 生育は中程度で、24℃2週間後のコロニーの直径は4
2mmであった。表面は盛り上がった羊毛状の菌糸体より
なり、外縁は規則正しく縁どられている。中央部から周
辺部にかけて暗灰色から淡灰色を呈する。裏面の中央部
から周辺部にかけて、茶褐色から淡茶褐色を呈する。可
溶性色素の生成は認められない。
【0023】(c)生理学的性状 本菌株の生育条件をバレイショ・ブドウ糖寒天培地で調
べると、pH3〜12のいずれでも生育し、生育温度範
囲は6〜32℃であり、至適生育温度は25〜29℃で
ある。35℃では生育しない。以上の諸性質を、ディー
・マロチ(D.Malloch)著、宇田川俊一訳「かびの分
離・培養と同定」(昭和58年、医歯薬出版株式会社)
51頁記載の同定検索表と照合すると、本菌は、胞子は
1細胞からなり、コロニー、分生子及び他の器官は暗色
で、分生子は連鎖せず分生子殻内部に形成し、菌糸は隔
壁を有することから、フォーマ(Phoma)属に属するこ
とが明らかであり、本菌株をフォーマ・エスピー(Phom
a sp.) FL−41510と同定した。本菌株は、平
成6年3月1日に財団法人発酵研究所(IFO)に寄託
番号IFO 32613として、また平成6年4月11
日に通商産業省工業技術院生命工学工業技術研究所(N
IBH)にブタペスト条約に基づき、寄託番号FERM
BP−4632としてそれぞれ寄託されている。化合物
TAN−1813またはその塩は、これらの菌株に限ら
ず、遺伝子操作技術を含め、自体公知の方法(例、X
線、ガンマー線、紫外線等の放射線の照射、薬剤処理、
薬剤含有培地上での培養等)により、これらの菌株から
誘導される本化合物の生産能を有する変異株をはじめ、
当該生産能を有する微生物を培地中で培養し、本化合物
を培地中に生成蓄積せしめ、それを採取することにより
製造できる。
【0024】化合物TAN−1813の生産菌の培養に
用いる培地は、該菌が利用しうる栄養源を含むものなら
液状でも固状でもよいが、大量に処理するときには液体
培地を用いるのが適当である。培地には、該化合物生産
菌が同化しうる炭素源、窒素源、無機物質、微量栄養源
を適宜配合する。炭素源としては、例えばブドウ糖、乳
糖、ショ糖、麦芽糖、デキストリン、澱粉、グリセリ
ン、マンニトール、ソルビトール、油脂類(例、大豆
油、ラード油、チキン油など)、n−パラフィンなどが
用いられる。窒素源としては、例えば肉エキス、酵母エ
キス、乾燥酵母、大豆粉、コーン・スティープ・リカ
ー、ペプトン、 綿実粉、廃糖蜜、尿素、アンモニウム
塩類(例、硫酸アンモニウム、塩化アンモニウム、硝酸
アンモニウム、酢酸アンモニウムなど)が用いられる。
さらに、ナトリウム、カリウム、カルシウム、マグネシ
ウムなどを含む塩類、鉄、マンガン、亜鉛、コバルト、
ニッケルなどの金属塩類、リン酸、ホウ酸などの塩類、
酢酸、プロピオン酸などの有機酸の塩類などを適宜用い
てもよい。その他、アミノ酸類(例、グルタミン酸、ア
スパラギン酸、アラニン、リシン、メチオニン、プロリ
ンなど)、ペプチド類(例、ジペプチド、トリペプチド
など)、ビタミン類(例、ビタミンB1、ビタミンB2
ニコチン酸、ビタミンB12、ビタミンCなど)、核酸類
(例、プリン、ピリミジン、その誘導体など)などを含
有させてもよい。培地のpHを調節する目的で、無機また
は有機の酸またはアルカリ類、緩衝剤などを加え、ある
いは消泡の目的で油脂類、界面活性剤などの適量を添加
しても差し支えない。液体培養に際しては、培地のpHは
中性付近、pH6〜8が好ましい。培養温度は約20〜
30℃、培養時間は約48〜168時間が好ましい。培
養の手段は、静置培養、振盪培養または通気撹拌培養法
等の自体公知の方法に従えばよい。大量の処理には通気
撹拌培養法が好ましい。通常、4〜6日の培養でTAN
−1813の生産量は最高に達する。
【0025】培養物から目的とする化合物TAN−18
13を採取する方法を以下に述べる。該化合物は酸性で
脂溶性を示すため、この性質を利用する一般的手段を採
用すれば良い。培養液中、TAN−1813は、菌体お
よび培養上清中に含まれるため、まず培養液をpH2〜
7、好ましくはpH2.5〜4.0に調整後、水と混和し
ない有機溶媒、例えばクロロホルム、酢酸エチル、メチ
ルイソブチルケトンあるいはブタノールなどを加え、約
10分から20時間、好ましくは約20分から4時間撹
拌混和し、瀘過助剤を加えて瀘過するか、または遠心分
離して有機層を分離する。このようにして得られた有機
層を水で洗浄後、濃縮することによってTAN−181
3を含有する粗物質が得られる。あるいは得られた有機
層から適当な塩基性塩、例えば重曹、炭酸ナトリウムな
どの水溶液などにより水層へ転溶して有機層と分離後、
水層をpH2〜7、好ましくはpH2.5〜4に調整
し、水と混和しない前述の有機溶媒で再び抽出後、抽出
液を濃縮することによってもTAN−1813を含有す
る粗物質が得られる。
【0026】粗物質をさらに精製し、純粋なTAN−1
813を得るには種々のクロマトグラフィー法が有利に
用いられる。担体としては、シリカゲル、結晶性セルロ
ース、セファデックスLH−20(ファルマシア社製、
スウェーデン)など、または吸着性樹脂、陰イオン交換
樹脂などが用いられる。これらは通常カラムクロマトグ
ラフィー法で行なわれる。担体から活性物質を溶出する
には適当な有機溶媒、例えばヘキサン、クロロホルム、
トルエン、酢酸エチル、ジクロロメタン、アセトン、ア
セトニトリル、メタノール、酢酸、ギ酸などの単独ある
いはこれらの混合溶媒が用いられる。これらの溶媒に水
を混和させた溶媒も用いることができる。
【0027】さらに、分取高速液体クロマトグラフィー
(HPLC)によってもTAN−1813を精製しても
よい。担体としてはオクタデシルシラン(ODS)系お
よびシリカゲル系のものが有利に用いられる。例えばO
DSの場合、メタノールあるいはアセトニトリルと塩類
含有水溶液の混合溶液が溶出液として有利に用いられ
る。溶出液を濃縮することによって粗粉末が得られる
が、あるいは溶出液が水溶液の場合には水と混和しない
適当な有機溶媒で抽出し、濃縮すると粗粉末が得られ
る。粗粉末を適当な溶媒、例えば石油ベンジン、石油エ
ーテル、ヘキサン、トルエン、エーテル、クロロホル
ム、酢酸エチル、エタノール、メタノールあるいはこれ
らの混合液に溶解し、冷所で放置して粉末化するとTA
N−1813の精製粉末が得られる。このようにして得
られた化合物TAN−1813は、自体公知の方法に従
いエタノールなどのアルコール類に溶解し、これに水酸
化ナトリウム、炭酸ナトリウムなどの塩基の水溶液を加
え、TAN−1813の塩基塩とすることができる。
【発明の実施の形態】
【0028】以下に、TAN−1813から誘導される
本発明化合物〔I〕またはその塩の製造法を示す。例え
ば、下記1)、2)、3)、4)に示す方法により本発
明化合物〔I〕またはその塩は製造できる。
【化27】 尚、化合物(Ia2)、(Ia3)及び(Ib1)を、必要により塩基
または酸を用いた加水分解反応に付すことにより、それ
ぞれの化合物においてR1がカルボキシル基である化合
物が得られる。
【0029】
【化28】 尚、化合物(Ic2)〜(Ic4)、(Ie2)〜(Ie4)、(Ig2)〜(I
g4)、(Ii2)〜(Ii4)、(Ij2)〜(Ij4)、(Ik2)〜((Ik4)、(I
l2)〜(Il4)、(Id1)、(If1)及び(Ih1)を、必要により塩
基または酸を用いた加水分解反応に付すことにより、そ
れぞれの化合物においてR1がカルボキシル基である化
合物が得られる。
【0030】
【化29】 〔上記式で表される化合物は、それぞれ式(Ic)、(Ie)、
(Ig)、(Ii)、(Ij)及び(Ik)中、R1はエステル化または
アミド化されたカルボキシル基を、R2は置換されてい
てもよい炭化水素基を、R3はアシル基を示す化合物〕 尚、化合物(Ia4)〜(Ia6)、(Ic5)、(Ie5)、(Ig5)、(I
j5)、(Ii5)、(Ik5)及び(Ih2)を、必要により塩基または
酸を用いた加水分解反応に付すことにより、それぞれの
化合物においてR1がカルボキシル基である化合物が得
られる。
【0031】
【化30】 等が挙げられる。
【0032】具体的には式(Ia1)〔式(Ia)中、R1
エステル化されたカルボキシル基を、R2及びR3がそれ
ぞれ水素原子を示す〕で表される化合物またはその塩
は、TAN−1813またはその塩をエステル化反応に
付すことにより製造される。エステル化反応は、自体公
知の方法、例えば次の方法により行われる。 (1)TAN−1813をジアゾアルカン(例、ジアゾ
メタン、フェニルジアゾメタン、ジフェニルジアゾメタ
ン等)と反応を阻害しない溶媒(例、テトラヒドロフラ
ン、ジオキサン等のエーテル類、酢酸エチルなどのエス
テル類、アセトニトリル等のニトリル類など)との混合
溶液中で反応させる。反応温度は約0℃ないし還流温度
である。反応時間は約2分から約2時間である。 (2)TAN−1813のアルカリ金属塩(例、ナトリ
ウム塩、カリウム塩、リチウム塩等)を活性化アルキル
ハライド(例、ヨウ化メチル、ベンジルブロミド、p-ブ
ロモ-ベンジルブロミド、m-フェノキシベンジルブロミ
ド、p-tert-ブチルベンジルブロミド、ピバロイルオキ
シメチルクロリド等)と反応させる。本反応は、反応を
阻害しない溶媒(例、ジメチルホルムアミド、ジメチル
アセトアミド、ヘキサメチルホスホルアミド等のアミド
類)中で実施される。反応温度は、約0℃ないし約60
℃である。反応時間は、約2分から約4時間である。 (3)TAN−1813をアルコール(例、メタノー
ル、エタノール、ベンジルアルコール等)と反応させ
る。この反応は、カルボジイミド縮合剤〔例、ジシクロ
ヘキシルカルボジイミド(DCC)、水溶性カルボジイ
ミド・塩酸塩(WSC)等〕の存在下で行われる。反応
温度は、約0℃ないし還流温度である。反応時間は、約
15分ないし約18時間である。溶媒としては、反応を
阻害しない溶媒、例えばクロロホルム、ジクロロメタ
ン、ジクロロエタン等のハロゲン化炭化水素類、ジメチ
ルホルムアミド等のアミド類が用いられる。
【0033】(4)TAN−1813を酸ハロゲン化物
(例、エチルクロロホルメート、ベンジルクロロホルメ
ート等)と反応させ、酸無水物を形成させ、次いでアル
コールと反応させる。TAN−1813と酸ハロゲン化
物との反応は、反応を阻害しない溶媒(例、テトラヒド
ロフランなどのエーテル類、ジクロロメタンなどのハロ
ゲン化炭化水素類等)の中で実施される。反応温度は、
約25℃ないし還流温度である。反応時間は、約15分
ないし約10時間である。このようにして得られた酸無
水物とアルコールとの反応は、上記(3)に記載の反応
と同様に行われる。
【0034】これらのエステル化反応は、触媒を用いる
ことにより、さらに有利に進行する。そのような触媒と
しては、例えば塩基性触媒が用いられる。塩基性触媒と
しては、例えば三級アミン〔例、トリエチルアミン等の
脂肪族三級アミン、ピリジン、α-、β-またはγ-ピコ
リン、2,6-ルチジン、4-ジメチルアミノピリジン、
4-(1-ピロジニル)ピリジン、ジメチルアニリン、ジ
エチルアニリン等の芳香族三級アミン等〕、ハロゲン化
アルカリ金属(例、フッ化カリウム、無水ヨウ化リチウ
ム等)、有機酸塩(例、酢酸ナトリウム等)などが用い
られる。これらの中で4-ジメチルアミノピリジンが好
ましい。触媒の使用量は、通常1モルの原料化合物TA
N−1813またはその塩に対して約0.001ないし
約10モル、好ましくは約0.01ないし約1モルであ
る。尚、本エステル化反応において、化合物(Ia2)を
同時に製造することもできる。
【0035】式(Ia1)〔式(Ia)中、R1がアミド化さ
れたカルボキシル基を、R2及びR3がそれぞれ水素原子
を示す〕で表される化合物またはその塩は、TAN−1
813またはその塩をアミド化反応に付すことにより製
造される。アミド化反応は、自体公知の方法により行わ
れる。例えばTAN−1813またはその塩にアミン類
を反応させることにより製造される。アミン類として
は、例えば一般式
【化31】 〔式中、R5およびR6は前記と同意義を示す〕で表され
るアミンが挙げられる。本反応の際、TAN−1813
またはその塩のカルボン酸を反応性誘導体とするのが望
ましい。このような反応性誘導体としては、酸ハライ
ド、酸無水物、活性エステル、活性チオエステル等が挙
げられる。このような反応性誘導体を具体的に述べると
次の通りである。 (1)酸ハライド 例えば酸クロリド、酸ブロミドなどが挙げられる。 (2)混合酸無水物 例えば脂肪族カルボン酸(例、酢酸、吉草酸、ヘキサン
酸など)との混合酸無水物、芳香族カルボン酸(例、安
息香酸など)との混合酸無水物などが挙げられる。 (3)活性エステル 例えば4-ニトロフェニルエステル、2,4-ジニトロフ
ェニルエステル、トリクロロフェニルエステル、ペンタ
クロロフェニルエステル、メシルフェニルエステルなど
のエステルの他、シアノリン酸ジエチル、1-ヒドロキ
シ-1H-2-ピリドン、N-ヒドロキシサクシンイミド、
N-ヒドロキシフタルイミド、1-ヒドロキシベンゾトリ
アゾール(HOBT)などとのエステルが挙げられる。 (4)活性チオエステル 例えば2-ピリジンチオール、2-ベンゾチアゾリルチオ
ールなどの複素環チオール等とのチオエステルが挙げら
れる。
【0036】本アミド化反応は、カルボジイミド縮合剤
〔例、ジシクロヘキシルカルボジイミド(DCC)、水
溶性カルボジイミド・塩酸塩(WSC)等〕の存在下実
施してもよい。カルボジイミド縮合剤の使用量は用いら
れる原料化合物、カルボン酸の反応性誘導体の種類、反
応温度、反応時間などによって異なるが、原料化合物に
対して通常0.1モルないし20モル、好ましくは約1
モルないし約10モルである。また本アミド化反応は塩
基の存在下実施してもよい。用いられる塩基としては前
記エステル化反応で用いられる塩基性触媒と同様なもの
が挙げられる。塩基を用いる場合、塩基の使用量は、用
いられる原料化合物TAN−1813またはその塩、カ
ルボン酸の反応性誘導体の種類、反応温度、反応時間な
どによって異なるが、TAN−1813またはその塩に
対して通常約1モルないし約30モル、好ましくは約1
モルないし約10モルである。本アミド化反応におい
て、TAN−1813またはその塩1モルに対して、ア
ミン類を通常約1〜約100モル用いるが、反応に支障
のない限り過剰に用いることもできる。
【0037】本アミド化反応は、通常反応を阻害しない
溶媒中で行われる。該溶媒としては、例えばジオキサ
ン、テトラヒドロフラン、ジエチルエーテル、ジイソプ
ロピルエーテルなどのエーテル類;酢酸エチル、ギ酸エ
チルなどのエステル類;クロロホルム、ジクロロメタ
ン、1,2-ジクロロエタン、1,1,1-トリクロルエタ
ンなどのハロゲン化炭化水素類;ベンゼン、トルエン、
n-ヘキサンなどの炭化水素類;ジメチルホルムアミ
ド、ジメチルアセトアミドなどのアミド類;アセトニト
リルなどのニトリル類など通常の有機溶媒が単独または
混合して用いられる。反応温度は、反応が進行する限り
特に限定されないが、通常約−50℃ないし約150
℃、好ましくは−30℃ないし50℃である。反応時間
は通常数十分から数十時間である。さらに、原料化合物
TAN−1813をアミノ酸あるいはペプチド化合物と
の縮合反応によりアミド化してもよい。該縮合反応は、
上記したアミド化反応と同様の方法により行われる。例
えば該縮合反応は溶媒の存在下に行うことができる。溶
媒としては、ペプチド縮合反応に使用し得ることが知ら
れているものから適宜選択され得る。例えば無水または
含水のホルムアミド、ジメチルホルムアミド、N-メチル
ピロリドンなどのアミド類、ジメチルスルホキサイドな
どのスルホキシド類、ピリジンなどの芳香族アミン類、
クロロホルム、ジクロロメタンなどのハロゲン化炭化水
素類、テトラヒドロフラン、ジオキサンなどのエーテル
類、アセトニトリルなどのニトリル類、酢酸エチル、ギ
酸エチルなどのエステル類、あるいはこれらの適宜の割
合の混合物などが挙げられる。反応温度は、ペプチド結
合形成反応に使用されうることが知られている範囲から
適宜選択される。具体的には、例えば通常約−20℃か
ら約40℃の範囲から適宜選択される。反応時間は、ペ
プチド結合形成反応に要することが知られている範囲か
ら適宜選択される。具体的には、例えば数分から48時
間程度反応させる。
【0038】式(Ia2)〔式(Ia)中、R1がエステル化
またはアミド化されたカルボキシル基を、R2が置換さ
れていてもよい炭化水素基を、R3が水素原子を示す〕
で表される化合物またはその塩は、例えば前記した化合
物(Ia1)またはその塩をN−置換反応に付すことによ
り製造することができる。本反応は、通常反応を阻害し
ない溶媒中で行われる。本N-置換反応は、該溶媒に化
合物(Ia1)を溶解もしくは懸濁させ、これに例えばア
ルキル化剤、アルケニル化剤、アルキニル化剤、アラル
キル化剤などを加えて行われる。その方法は例えば以下
の通りである。 (1)化合物(Ia1)をジアゾアルカン(例、ジアゾメ
タン等)等と溶媒(例、ジエチルエーテル、テトラヒド
ロフラン、ジオキサン、メタノール等)の中で反応させ
る。反応温度は約0℃ないし還流温度である。反応時間
は約2分ないし約10時間である。 (2)化合物(Ia1)を活性化アルキルハライド(例、
ヨウ化メチル、n-ブチルクロリド等)、活性化アルケ
ニルハライド(例、アリールブロミド、ビニルブロミド
等)、活性化アルキニルハライド(例、プロパルギルブ
ロミド等)、活性化アラルキルハライド(例、4-ブロモ
ベンジルブロミド等)等と反応させる。本反応は溶媒
(例、ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミドな
ど)中で実施される。反応温度は約0℃ないし約60℃
である。反応時間は約2分から約20時間である。この
反応液にアルカリ金属塩(例、炭酸ナトリウム、炭酸カ
リウムなど)あるいはアンモニア、トリエチルアミンな
どを共存させても反応の進行には差し支えない。
【0039】式(Ia3)〔式(Ia)中、R1がエステル化
またはアミド化されたカルボキシル基を、R2が置換さ
れていてもよい炭化水素基を、R3がアシル基を示す〕
で表される化合物またはその塩は、例えば前記した化合
物(Ia2)またはその塩をアシル化反応に付すことによ
って製造される。アシル化反応は、自体公知の方法によ
り行われる。アシル化反応は、例えばアシル化剤を用い
て行われる。アシル化剤としては、例えばカルボン酸ま
たはカルボン酸の反応性誘導体が挙げられる。カルボン
酸の反応性誘導体としては、酸ハライド、酸無水物、混
合酸無水物、活性エステルなどが用いられ、具体的に述
べると次の通りである。 1)酸ハライド 例えば、酸クロリド、酸ブロミド等が挙げられ、例えば
アセチルクロリド、アセチルブロミド、プロピオニルク
ロリド、ブチリルクロリド、イソブチリルクロリド、ベ
ンゾイルクロリドなどが挙げられる。 2)酸無水物、混合酸無水物 例えば、無水酢酸、無水プロピオン酸などの対称型酸無
水物、あるいは無水ギ酸酢酸、無水ギ酸プロピオン酸、
無水ギ酸安息香酸、無水酢酸トリクロロ酢酸などの混合
酸無水物などが挙げられる。 3)活性エステル 例えば、4-ニトロフェニルエステル、2,4-ジニトロ
フェニルエステル、トリクロロフェニルエステル、ペン
タクロロフェニルエステル、メシルフェニルエステルな
どのエステルの他、シアノリン酸ジエチル、1-ヒドロ
キシ-1H-2-ピリドン、N-ヒドロキシサクシンイミ
ド、N-ヒドロキシフタルイミド、HOBTなどとのエ
ステルが挙げられる。
【0040】化合物(Ia2)とカルボン酸とを直接反応
させる場合には、例えばDCC、WSC、DICなどの
縮合剤が用いられる。これらの縮合剤は、さらに上述の
活性エステル、例えば1-ヒドロキシ-1H-2-ピリド
ン、N-ヒドロキシサクシンイミド、N-ヒドロキシフタ
ルイミド、HOBTなどを用いてもよい。アシル化反応
は、通常反応を阻害しない溶媒中で行われる。該溶媒と
しては、例えばホルムアミド、ジメチルホルムアミド、
N-メチルピロリドンなどのアミド類、ジメチルスルホ
キサイドなどのスルホキシド類、ピリジンなどの芳香族
アミン類、クロロホルム、ジクロロメタンなどのハロゲ
ン化炭化水素類、テトラヒドロフラン、ジオキサンなど
のエーテル類、アセトニトリルなどのニトリル類、酢酸
エチル、ギ酸エチルなどのエステル類、酢酸、プロピオ
ン酸などの有機酸、あるいはこれらの適宜の割合の混合
物などが挙げられる。本反応において、化合物(Ia2
1モルに対してカルボン酸の反応性誘導体を通常1モル
用いるが、反応に支障のない限り過剰に用いることもで
きる。反応温度は、反応が進行する限り特に限定されな
いが、通常約−50℃ないし約150℃、好ましくは約
−30℃ないし約80℃で行われる。反応時間は、用い
られる原料、塩基、反応温度、溶媒の種類により異なる
が、通常数十分から数十時間である。
【0041】アシル化反応は、酸の存在下に行ってもよ
い。該酸としては、例えば塩化水素、硫酸などの無機
酸、10-カンファースルホン酸、p-トルエンスルホン
酸、クロロスルホン酸などのスルホン酸類などが挙げら
れる。アシル化反応は、塩基の存在下に行ってもよい。
該塩基としては、例えばトリメチルアミン、トリエチル
アミン、トリプロピルアミン、N-メチルピペリジン、N
-メチルピロリジン、シクロヘキシルジメチルアミン、
N-メチルモルフォリンなどの第三アミン、ジ-n-ブチル
アミン、ジイソブチルアミン、ジシクロヘキシルアミン
などの第二アミン、ピリジン、ルチジン、コリジンなど
の芳香族アミン、リチウム、ナトリウム、カリウムなど
のアルカリ金属の水酸化物またはそれらの塩基性塩、カ
ルシウム、マグネシウムなどのアルカリ土類金属の水酸
化物またはそれらの塩基性塩などが挙げられる。塩基の
使用量は、用いられる化合物(Ia2)、カルボン酸の反
応性誘導体の種類、その他の反応条件によって異なる
が、化合物(Ia2)1モルに対して通常約1ないし約5
モル、好ましくは約1ないし約3モルである。
【0042】化合物(Ib1)またはその塩は、化合物(I
a3)またはその塩を異性化反応に付すことによって製造
される。異性化反応は、自体公知の方法により行われ
る。異性化反応は、例えば有機溶媒に化合物(Ia3)ま
たはその塩を溶解することによって得られる。上記溶媒
としては、例えば酢酸エチル、ギ酸エチルなどのエステ
ル類、アセトン、メチルエチルケトンなどのケトン類、
ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサンな
どのエーテル類、アセトニトリル等のニトリル類、ベン
ゼン、トルエン、キシレンなどの炭化水素類、ジクロロ
メタン、クロロホルム、1,2-ジクロロエタンなどのハ
ロゲン化炭化水素類、ジメチルホルムアミド、ジメチル
アセトアミドなどのアミド類、ピリジン、ルチジン、コ
リジンなどの芳香族アミン類など、通常の有機溶媒が単
独または2種類以上を適宜の割合に混合して用いられ
る。反応温度は、反応が進行する限り特に限定されない
が、通常約−50℃ないし約150℃、好ましくは約2
0℃ないし約100℃で行われる。反応時間は、数分か
ら数十時間である。化合物(Ib1)またはその塩は、化
合物(Ia2)またはその塩を上記した異性化反応に付し
た後に、前記したアシル化反応に付すことにより製造す
ることもできる。
【0043】尚、化合物(Ia2)、(Ia3)及び(Ib1
またはその塩を加水分解反応に付すことにより、それぞ
れの化合物においてR1がカルボキシル基である化合物
を製造することができる。加水分解反応は、酸また塩基
の存在下に行われる。加水分解反応は、水あるいは水の
存在下に反応に悪影響を与えない溶媒中で行われる。該
溶媒としては、例えばアルコール類(例、メタノール、
エタノールなど)、環状エーテル類(例、テトラヒドロ
フラン、ジオキサンなど)、水等が挙げられる。これら
の溶媒は、適宜の割合で混合してもよい。酸としては、
例えば塩酸、硫酸、三フッ化ホウ酸等の無機酸または酢
酸等の有機酸が用いられる。塩基としては、例えば水酸
化ナトリウム、水酸化カリウム等の水酸化アルカリ金
属、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム等の炭酸アルカリ金
属塩等が用いられる。塩基は、好ましくは、例えば水酸
化ナトリウム、水酸化カリウム等の水酸化アルカリ金属
である。上記塩基の使用量は、通常上記した化合物1モ
ルに対して約0.001ないし約10モル、好ましくは
約0.1ないし約2モルである。反応温度は、反応が進
行する限り特に限定されないが、通常約−50℃ないし
約150℃、好ましくは約−30℃ないし約60℃で行
われる。反応時間は、用いられる化合物、酸、塩基、反
応温度、溶媒の種類により異なるが、通常数十分から数
十時間である。
【0044】原料化合物TAN−1813またはその塩
を前記したエステル化、アミド化及びアシル化反応に付
す場合、TAN−1813のピロール環の窒素原子は保
護されていてもよく、該保護基としては例えば加水分
解、アミノリシスまたはヒドラジノリシスなどによって
脱離される保護基が用いられる。TAN−1813のピ
ロール環の窒素原子の保護ならびにその保護基の脱離な
どは、自体公知のものあるいは自体公知の手段から適宜
選択しうる。該保護基としては、例えばウレタン型保護
基(例、ベンジルオキシカルボニル、tert-ブチルオキ
シカルボニル、アリルオキシカルボニル、tert-アミル
オキシカルボニル、イソボルニルオキシカルボニル、4
-メトキシベンジルオキシカルボニル、2-クロルベンジ
ルオキシカルボニル、アダマンチルオキシカルボニル、
9-フルオレニルメチルオキシカルボニル、2,2,2-ト
リクロロエチルオキシカルボニルなど)、アシル型保護
基(例、ホルミル、アセチル、プロピル、トリフルオロ
アセチル、クロロアセチルなどの炭素数1から6までの
置換基を有していてもよい低級脂肪酸残基、フタリル、
トシル、2-ニトロスルフェニル、4-メトキシ-2-ニト
ロスルフェニル、ベンゾイルなど)、アラルキル型保護
基(例、トリチル、ベンツヒドリル、ベンジルなど)な
どが用いられる。これらの中でウレタン型保護基が好ま
しい。
【0045】化合物(Ic1)、(Ie1)、(Ii1)、(I
j1)、(Ik1)及び(Il1)またはそれらの塩は、TAN
−1813またはその塩を水素気流下、触媒を用い接触
還元に付すことによって製造される。接触還元に用いら
れる触媒としては、例えばパラジウム触媒(例、パラジ
ウム炭素、パラジウム黒、酸化パラジウムなど)、白金
触媒(例、酸化白金、白金黒など)等の通常接触還元に
用いられる触媒が挙げられる。本反応は、通常反応を阻
害しない溶媒に二重結合を有する化合物もしくはその塩
を溶解もしくは懸濁させ、これに上記触媒を加え、水素
気流下で行われる。上記溶媒としては、例えばメタノー
ル、エタノールなどのアルコール類、酢酸エチル、ギ酸
エチルなどのエステル類など通常の有機溶媒が単独また
は2種類以上を適宜の割合に混合して用いられる。本反
応においては、触媒を通常使用量用いる。その使用量は
触媒の種類、他の反応条件によって異なるが、上記した
化合物1重量部に対し約0.001から約50重量部、
好ましくは約0.01から約30重量部が用いられる。
反応温度は、反応が進行するかぎり特に限定されない
が、通常約−50℃ないし約150℃、好ましくは約−
30℃ないし約80℃で行われる。反応時間は、数分か
ら数十時間程度(例、約5分から約30時間程度)であ
る。
【0046】化合物(Ig1)、(Ij1)、(Ik1)及び(I
l1)またはそれらの塩は、(Ia1)、(Ic1)、(Ie1
及び(Ii1)またはそれらの塩をそれぞれ水素化ホウ素
ナトリウム、水素化リチウムナトリウム、水素化リチウ
ムアルミニウムまたはシアノ水素化ホウ素ナトリウムな
どの還元剤と反応させることによっても得られる。すな
わち、(Ia1)、(Ic1)、(Ie1)及び(Ii1)またはそ
れらの塩を約1ないし約100mg/ml好ましくは約
5ないし約50mg/mlの濃度でメタノール、エタノ
ールあるいはテトラヒドロフランに溶かし、例えば水素
化ホウ素ナトリウムを約0.2ないし約10モル好まし
くは約0.5ないし約5モル加え、反応温度約4℃ない
し約80℃、好ましくは約10℃ないし約40℃で約3
0秒ないし約5時間、好ましくは約5分ないし約1時間
反応させればよい。上記反応で得られた化合物(I
g1)、(Ij1)、(Ik1)及び(Il1)またはそれらの塩
を、前記と同様なエステル化またアミド化反応、N−置
換反応及びアシル化反応に順次付すことにより、化合物
(Ig2)〜(Ig4)、(Ij2)〜(Ij4)、(Ik2)〜(I
k4)及び(Il2)〜(Il4)またはそれらの塩がそれぞれ
得られる。
【0047】このようにして製造された化合物〔I〕ま
たはその塩は反応終了後、自体公知の方法、例えば、濃
縮、抽出、転溶、溶媒抽出、凍結乾燥、結晶化、再結
晶、各種クロマトグラフィー、高速液体クロマトグラフ
ィーなどによって採取される。
【0048】上述の製造法によって得られる化合物を
〔表1〕〜〔表5〕に示す(〔表2〕〜〔表5〕の化合
物の一般式は〔表1〕のものと同様である)。
【表1】
【0049】
【表2】
【0050】
【表3】
【0051】
【表4】
【0052】
【表5】
【0053】化合物〔I〕またはその塩は低毒性であ
り、これらを有効成分とするファルネシルトランスフェ
ラーゼ阻害剤は、哺乳動物(例、ラット、マウス、ウ
シ、ウマ、サル、ヒト等)に投与して、ファルネシルト
ランスフェラーゼ阻害剤として有用であり、例えば哺乳
動物の腫瘍の治療あるいは転移防止に用いることができ
る。該薬剤は、化合物〔I〕またはその塩を、自体公知
の方法により、薬理学的に許容される担体と混合するこ
とにより得られる。本剤は、非経口剤として、例えば注
射剤、点滴剤、外用剤(例、経鼻投与製剤、経皮製剤な
ど)、坐剤(例、直腸坐剤、膣坐剤など)、経口剤とし
て、例えばカプセル剤、錠剤、シロップ剤、散剤および
顆粒剤またはそのほかの医薬組成物として経口的または
非経口的に投与することができる。
【0054】これらの製剤は、製剤工程において通常一
般に用いられる自体公知の方法により製造することがで
きる。例えば、経口投与製剤にするには、自体公知の方
法に従い、化合物〔I〕またはその塩を、例えば賦形剤
(例、乳糖、白糖、デンプンなど)、崩壊剤(例、デン
プン、炭酸カルシウムなど)、結合剤(例、デンプン、
アラビアゴム、カルボキシメチルセルロース、ポリビニ
ルピロリドン、ヒドロキシプロピルセルロースなど)ま
たは滑沢剤(例、タルク、ステアリン酸マグネシウム、
ポリエチレングリコール6000など)などを添加して
圧縮成形し、次いで必要に応じ、味のマスキング、直溶
性あるいは持続性の目的のため自体公知の方法でコーテ
ィングすることにより経口投与製剤とすることができ
る。該コーティング剤としては、例えばヒドロキシプロ
ピルメチルセルロース、エチルセルロース、ヒドロキシ
メチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ポ
リオキシエチレングリコール、ツィーン80、プルロニ
ックF68、セルロースアセテートフタレート、ヒドロ
キシプロピルメチルセルロースフタレート、ヒドロキシ
メチルセルロースアセテートサクシネート、オイドラギ
ット(ローム社製、ドイツ、メタアクリル酸・アクリル
酸共重合)及び酸化チタン、ベンガラ等の色素が用いら
れる。非経口剤、例えば注射剤を製造する際には、化合
物〔I〕またはその塩を分散剤(例、ツィーン(Tween)
80(アトラスパウダー社製、米国)、HCO60(日光ケミ
カルズ製)、ポリエチレングリコール、カルボキシメチ
ルセルロース、アルギン酸ナトリウムなど)、保存剤
(例、メチルパラベン、プロピルパラベン、ベンジルア
ルコール、クロロブタノールなど)、等張化剤(例、塩
化ナトリウム、グリセリン、ソルビトール、ブドウ糖な
ど)などと共に水性注射剤に成形する。または、例えば
オリーブ油、ゴマ油、ラッカセイ油、綿実油、コーン油
などの植物油、プロピレングリコールなどに溶解、懸濁
あるいは乳化して油性注射剤に成形すればよい。
【0055】例えば、外用剤とするには、自体公知の方
法に従い、化合物〔I〕またはその塩を固状、半固状ま
たは液状の外用投与剤とすることができる。例えば、上
記固状のものとしては、化合物〔I〕またはその塩をそ
のまま、あるいは賦形剤(例、マンニトール、デンプ
ン、微結晶セルロースなど)、増粘剤(例、天然ゴム
類、セルロース誘導体、アクリル酸重合体など)などを
添加、混合して粉状の組成物とする。上記液状のものと
しては、注射剤の場合と同様で、油性あるいは水性懸濁
剤とする。半固状の場合は、水性または油性のゲル剤、
あるいは軟膏状のものと混合すればよい。また、これら
はいずれも、pH調節剤(例、炭酸、リン酸、クエン
酸、塩酸、水酸化ナトリウムなど)、防腐剤(例、パラ
オキシ安息香酸エステル類、クロロブタノール、塩化ベ
ンザルコニウムなど)などを加えても良い。例えば、坐
剤とするには、自体公知の方法に従い、本発明の化合物
〔I〕またはその塩を油性または水性の固状、半固状あ
るいは液状の坐剤とすることができる。上記組成物に用
いる油性基剤としては、例えば高級脂肪酸のグリセリド
〔例、カカオ脂、ウイテプゾル類(ダイナマイトノーベ
ル社製)など〕、中級脂肪酸〔例、ミグリオール類(ダ
イナマイトノーベル社製)〕あるいは植物油(例、ゴマ
油、大豆油、綿実油など)などが挙げられる。また、水
性基剤としては、例えばポリエチレングリコール類、プ
ロピレングリコールなどが、水性ゲル基剤としては、例
えば天然ゴム類、セルロースおよびその誘導体、ビニル
重合体、アクリル酸重合体などが挙げられる。
【0056】これらの製剤は経口的または非経口的に投
与され、例えばヒトに経口的に用いる場合の投与量は対
象疾病の種類、程度、患者の年齢などで変動し得るが、
通常、化合物〔I〕またはその塩の含量として、1日成
人(体重50kg)1人当たり約1から約40mg、好
ましくは約2から約30mgが疾患の治療に用いられ
る。これらの製剤は、1日1〜3回に分けて投与するこ
とができる。例えば化合物〔I〕またはその塩を、注射
剤として非経口的に皮下、静脈内または筋肉内に投与す
る場合、その投与量は成人(体重50kg)1人当たり
約0.5から約50mg/kg/日、好ましくは約1から
約20mg/kg/日である。
【0057】
【実施例】以下に参考例、実施例、試験例、製剤例を挙
げて本発明を更に詳しく説明するが、これによって本発
明が限定されるものではない。参考例および実施例にお
けるパーセント(%)は、特に断りのない限り、重量/
容量パーセントである。また、溶媒の混合比率は、特に
断りのない限り、容量混合比である。また参考例中で用
いる記号は次の意味を有する。 s:シングレット,d:ダブレット,t:トリプレット,
q:クワルテット,dd:ダブルダブレット,ddd:ダブル
ダブルダブレット,m:マルチプレット,br:幅広い,
J:カップリング定数
【0058】
【参考例1】 化合物1;5−〔2,5−ジヒドロ−4−(1−オクテ
ン−3−イル)−2,5−ジオキソ−1H−ピロール−
3−カルボニル〕−8a−ヒドロキシ−4,6−ジメチ
ル−1,2,3,4,4a,5,6,8a−オクタヒドロ−2
−ナフタレンカルボン酸(TAN−1813)の製造 ポテト・デキストロース・ブロス(ディフコ社製、米
国)24g、寒天20g及び水1リットルからなる斜面
培地上で、28℃で、7日間培養したフォーマ・エスピ
ー FL−41510株(FERM BP−4632)
を2%ブドウ糖、3%麦芽糖、1.5%生大豆粉、1%
コーン・スティープ・リカー、0.5%ペプトン、0.3
%酵母エキス、0.3%塩化ナトリウムおよび0.05%
アクトコール(商品名、消泡剤、武田薬品工業(株)
製)を含む500mlの種培地(pH6.0)に接種し、2
リットル容坂口フラスコ中で、24℃、48時間往復振
盪培養を行った。得られた培養液1リットルを上記種培
地30リットルを入れた50リットル容タンクに移植し
24℃で更に48時間通気撹拌培養(通気量30リット
ル/分、撹拌毎分280回転)を行うことによって得ら
れた種培養液6リットルを、1%ブドウ糖、4%デキス
トリン、0.5%生大豆粉、0.5%麦芽エキス、0.5
%ペプトン、0.2%酵母エキス、0.05%硫酸第一鉄
(7水和物)、0.05%硫酸マグネシウム(7水和
物)、0.05%硫酸マンガン(4水和物)、0.1%燐
酸二水素カリウム、0.5%炭酸カルシウムおよび0.0
5%アクトコールからなる主培養培地(pH7.5)12
0リットルを入れた200リットル容タンクに接種し2
4℃で114時間通気撹拌培養(通気量120リットル
/分、撹拌毎分150回転)を行ない、培養液を得た。
【0059】得られた培養液105リットルをpH2.
6に調整し、酢酸エチル100リットルを加えて30分
間撹拌した。混合物にラジオライト600(昭和化学工
業社製)を加えてろ過し、得られた有機層80リットル
を水30リットルにて2度洗浄後、濃縮すると粗油状物
78gが得られた。この油状物を少量のクロロホルム−
酢酸エチル混合液に溶解し、シリカゲル(1.3リット
ル、シリカゲル60、70−230メッシュ、イー・メ
ルク社、ドイツ)のカラムクロマトグラフィーに付し
た。カラムをヘキサン2リットル、ヘキサン−アセトン
(9:1)2リットルおよびヘキサン−アセトン(8:
2)5リットルにて順次洗浄後、活性物質をヘキサン−
アセトン(6:4)2リットルにて溶出した。溶出液を
濃縮すると褐色粉末8.9gが得られた。この粉末を5
等分し、それぞれを高速液体クロマトグラフィー(HP
LC)(カラム、YMC−Pack S−363−1
5、I−15、ODS、ワイエムシー社製;溶媒、58
%アセトニトリル−10mMリン酸緩衝液(pH3.
0);流速、20ml/分)に付し、20mlづつ分画
した。各回についてフラクション番号22から32を集
め(合計1.1リットル)、400mlになるまで濃縮
後、pHを3.0に補正し、酢酸エチルにて抽出した
(2×200ml)。酢酸エチル層を合わせ、水洗(2
×150ml)後、無水硫酸ナトリウムにて乾燥し、濃
縮した。得られた残渣を、少量のエーテルに溶解しヘキ
サンを加えることにより、化合物1(TAN−181
3)が淡黄色の粉末2.1gとして得られた。
【0060】得られた化合物1(TAN−1813)の
物理化学的性状を以下に示す。 (1)外観:淡黄色粉末 (2)質量分析値(EIMS法):m/z 457
(M)+ (3)分子式:C26H35NO6 (4)元素分析値(%):C26H35NO6として 計算値:C,68.25 H,7.71 N,3.06 実測値:C,67.95 H,7.63 N,2.93 (5)紫外線(UV)吸収スペクトル:メタノール中、
〔図1〕 極大値:240nm(ε 16500) (6)赤外線(IR)吸収スペクトル:KBr 錠剤中、主
な波数を示す(cm-1)〔図2〕 3330、3250、2965、2935、2860、2630、1725、1710、16
70、1595、1460、1335、1095、1005、925、760、700 (7)1H核磁気共鳴(NMR)スペクトル:300MH
z、重ジメチルスルホキシド中、テトラメチルシランの
シグナルを内部標準(0 ppm)とする〔図3〕。 δ ppm;0.64(3H,d,J=6.7Hz)、0.77(3H,d,J=7.4H
z)、0.83(3H,t,J=6.6Hz)、1.09(1H,m)、1.15(1H,
m)、1.24(4H,m)、1.30(1H,m)、1.36(1H,t,J=12.8
Hz)、1.55(1H,t,J=10.5Hz)、1.71(2H,m)、1.77(1
H,m)、1.92(2H,m)、2.74(1H,m)、2.77(1H,m)、
3.94(1H,dd,J=10.5,7.8Hz)、4.00(1H,q,J=8.3Hz)、
4.41(1H,s)、5.05(1H,brd,J=10.2Hz)、5.07(1H,br
d,J=17.1Hz)、5.54(1H,dd,J=9.5,3.7Hz)、5.65(1H,
dd,J=9.5,2.1Hz)、5.99(1H,ddd,J=17.1,10.2,8.3H
z),11.29(1H,brs)、 11.99(1H,brs) (8)13C核磁気共鳴スペクトル:75MHz、重ジメチ
ルスルホキシド中、テトラメチルシランのシグナルを内
部標準(0 ppm)とする〔図4〕。 δ ppm;13.7(CH3)、17.6(CH3)、21.9(CH2)、23.2
(CH3)、26.6(CH2)、29.8(CH)、30.7(CH2)、31.
2(CH)、32.2(CH2)、37.7(CH)、38.3(CH2)、41.
0(CH)、41.3(CH2)、47.2(CH)、48.2(CH)、67.1
(Q)、117.4(CH2)、132.9(CH)、133.1(Q)、134.
1(CH)、137.3(CH)、153.4(Q)、169.9(Q)、170.
2(Q)、176.8(Q)、199.6(Q) (ただし、Qは4級炭素、CHはメチン炭素、CH2はメチレ
ン炭素、CH3はメチル炭素をそれぞれ示す。) (9)比旋光度:〔α〕D 22 −48.9°(c 0.
52、メタノール) (10)高速液体クロマトグラフィー(HPLC): カラム;YMC−Pack A−312 ODS(ワイ
エムシー社製) 移動相;65%アセトニトリル−10mMリン酸緩衝液
(pH3.0) 流速;2.0ml/分 検出;UV吸収、214nm、254nm 保持時間;4.5分 (11)薄層クロマトグラフィー(TLC): A 担体;シリカゲル60 F254 TLCプレート
(イー・メルク社製、ドイツ) 展開溶媒;クロロホルム−メタノ―ル(9:1) Rf値; 0.43 B 担体;シリカゲル60 F254 TLCプレート
(イー・メルク社製、ドイツ) 展開溶媒;ヘキサン−アセトン(1:1) Rf値; 0.50 (12)呈色反応: 陽性;リンモリブデン酸、ヨウ素、濃硫酸、過マンガン
酸カリウム 陰性;ニンヒドリン、エールリッヒ試薬、バートン試薬 (13)酸性、中性、塩基性の別:酸性 (14)溶解性: 易溶;メタノール、酢酸エチル、クロロホルム、ジメチ
ルスルホキシド 難溶;水、ヘキサン
【0061】以上のデータの詳細な検討により、原料化
合物TAN−1813は下記構造式と決定された。
【化32】
【0062】
【実施例1】 化合物2a;5−〔2,5−ジヒドロ−4−(オクタン
−3−イル)−2,5−ジオキソ−1H−ピロール−3
−カルボニル〕−8a−ヒドロキシ−4,6−ジメチル
−1,2,3,4,4a,5,6,8a−オクタヒドロ
−2−ナフタレンカルボン酸および化合物2b;5−
〔2,5−ジヒドロ−4−(オクタン−3−イル)−
2,5−ジオキソ−1H−ピロール−3−カルボニル〕
−8a−ヒドロキシ−4,6−ジメチル−1,2,3,
4,4a,5,6,7,8,8a−デカヒドロ−2−ナ
フタレンカルボン酸の製造 化合物1(550 mg)をメタノール(50 ml)に溶解後、
5%パラジウム炭素(25 mg)を加え水素気流下常圧で
4時間撹拌した。反応液より触媒を濾別後、濾液を濃縮
し粗粉末(560 mg)を得た。これを分取HPLC〔カラ
ム、 YMC-Pack S-363, I-15, ODS, ワイエムシー社製;
溶媒、 57% アセトニトリル−10 mM リン酸緩衝液 (pH
3);流速、20 ml/分 〕に付し、溶出容量880−98
0mlおよび1020−1200mlの画分を集め濃縮
した。これらをそれぞれpH3に調整後、酢酸エチルで
抽出した。酢酸エチル層を水洗後、無水硫酸ナトリウム
で脱水し、濃縮乾固して化合物2a(40 mg)および化
合物2b(200 mg)の黄色粉末をそれぞれ得た。 化合物2a 元素分析値 (%):C26H37NO6 として 計算値 : C, 67.95; H, 8.11; N, 3.05 実測値 : C, 67.67; H, 8.24; N, 3.32 IR 吸収スペクトル:KBr 錠剤中、主な波数を示す (cm
-1) 3440, 2960, 2930, 1720, 1460, 1340 化合物2b 元素分析値 (%):C26H39NO6・0.45H2O として 計算値 : C, 66.49; H, 8.56; N, 2.98 実測値 : C, 66.78; H, 8.35; N, 2.78 IR 吸収スペクトル:KBr 錠剤中、主な波数を示す (cm
-1) 3440, 2960, 2930, 1720, 1460, 1340
【0063】
【実施例2】 化合物3;5−〔4−(オクタン−3−イル)−2,5
−ジオキソピロリジン−3−カルボニル〕−8a−ヒド
ロキシ−4,6−ジメチル−1,2,3,4,4a,
5,6,7,8,8a−デカヒドロ−2−ナフタレンカ
ルボン酸の製造 化合物1(300 mg)をメタノール(30 ml)に溶解後、
10%パラジウム炭素(30 mg)を加え水素気流下常圧
で4時間撹拌した。反応液より触媒を濾別後、濾液を濃
縮し粗粉末(312 mg)を得た。これを分取HPLC〔カ
ラム、 YMC-Pack S-363, I-15, ODS, ワイエムシー社
製; 溶媒、 50% アセトニトリル−10 mMリン酸緩衝液
(pH 3);流速、20 ml/分〕に付し、溶出容量630−7
40mlの画分を集め濃縮後、pH3に調整し酢酸エチ
ルで抽出した。酢酸エチル層を水洗後、無水硫酸ナトリ
ウムで脱水し、濃縮乾固して化合物3(208 mg)の白色
粉末を得た。 化合物3 元素分析値 (%):C26H41NO6・0.5H2O として 計算値 : C, 66.08; H, 8.96; N, 2.96 実測値 : C, 66.29; H, 8.85; N, 2.81 IR 吸収スペクトル:KBr 錠剤中、主な波数を示す (cm
-1) 3440, 2960, 2930, 1710, 1460, 1180
【0064】
【実施例3】 化合物4;5−〔4−(1−オクテン−3−イル)−
2,5−ジオキソピロリジン−3−カルボニル〕−8a
−ヒドロキシ−4,6−ジメチル−1,2,3,4,4
a,5,6,8a−オクタヒドロ−2−ナフタレンカル
ボン酸の製造 化合物1(200 mg)をメタノール(20 ml)に溶解し、
水素化ホウ素ナトリウム(18 mg)を加え室温で1時間
撹拌した。反応液を濃縮後、10%クエン酸水(20 m
l)を加え酢酸エチル(80 ml)で抽出した。酢酸エチル
層を水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで脱水し、濃縮乾
固して油状物(214 mg)を得た。これを分取HPLC
〔カラム、 D-ODS-5, ワイエムシー社製; 溶媒、 50%
アセトニトリル−10 mM リン酸緩衝液 (pH 3);流速、1
0 ml/分〕に付し、溶出容量210−260mlの画分
を集め濃縮後、pH3に調整し酢酸エチルで抽出した。
酢酸エチル層を水洗後、無水硫酸ナトリウムで脱水、濃
縮乾固して化合物4(48 mg)の白色粉末を得た。 化合物4 元素分析値 (%) :C26H41NO6・0.75H2O として 計算値 : C, 66.01; H, 8.20; N, 2.96 実測値 : C, 65.85; H, 7.90; N, 2.83 IR 吸収スペクトル:KBr 錠剤中、主な波数を示す (cm
-1) 3450, 2960, 2930, 1710, 1350, 1180
【0065】
【実施例4】 化合物5;5−〔4−(1−オクテン−3−イリデン)
−2,5−ジオキソピロリジン−3−カルボニル〕−8
a−ヒドロキシ−4,6−ジメチル−1,2,3,4,
4a,5,6,8a−オクタヒドロ−2−ナフタレンカ
ルボン酸の製造 化合物1(200 mg)をアセトニトリル(50 ml)に溶解
し、70℃ で15時間撹拌した。反応液を濃縮後、分
取HPLC〔カラム、 D-ODS-5, ワイエムシー社製;
溶媒、 32% アセトニトリル−10 mM リン酸緩衝液 (pH
7);流速、10 ml/分〕に付し、溶出容量320−500
mlの画分を集め濃縮後、pH3に調整し酢酸エチルで
抽出した。酢酸エチル層を水洗後、無水硫酸ナトリウム
で脱水、濃縮乾固して化合物5(89 mg)の白色粉末を
得た。 化合物5 元素分析値 (%):C26H35NO6・0.25H2O として 計算値 : C, 67.57; H, 7.74; N, 3.03 実測値 : C, 67.71; H, 7.88; N, 3.15 IR 吸収スペクトル:KBr 錠剤中、主な波数を示す (cm
-1) 3450, 2960, 2930, 1700, 1340, 1200
【0066】
【実施例5】 化合物6;5−〔2,5−ジヒドロ−4−(1−オクテ
ン−3−イル)−2,5−ジオキソ−1−メチル−1H
−ピロール−3−カルボニル〕−8a−ヒドロキシ−
4,6−ジメチル−1,2,3,4,4a,5,6,8
a−オクタヒドロ−2−ナフタレンカルボン酸メチルエ
ステルの製造 化合物1(10 mg)をジメチルホルムアミド(1.0 ml)
に溶解し、炭酸カリウム(6.1 mg)およびヨウ化メチル
(6.8 μl)を加え、室温で1.5時間撹拌した。反応
液に0.01N塩酸(5 ml)を加え、酢酸エチル(20 m
l)で抽出した。酢酸エチル層を水洗後、無水硫酸ナト
リウムで脱水、濃縮乾固して油状物質(13 mg)を得
た。これをシリカゲルカラムクロマトグラフィー(10 m
l)に付し、ヘキサン−アセトン(8:2)で溶出される画
分を集め濃縮乾固して化合物6(9 mg)の黄色油状物を
得た。 化合物6 IR 吸収スペクトル:KBr 錠剤中、主な波数を示す (cm
-1) 3480, 2960, 2930, 1710, 1440, 1380, 1250, 1010
【0067】
【実施例6】 化合物7;5−〔2,5−ジヒドロ−4−(1−オクテ
ン−3−イル)−2,5−ジオキソ−1−メチル−1H
−ピロール−3−カルボニル〕−8a−ヒドロキシ−
4,6−ジメチル−1,2,3,4,4a,5,6,8
a−オクタヒドロ−2−ナフタレンカルボン酸の製造 実施例5で得た化合物6(30 mg)をメタノール (500
μl) に溶解し10N水酸化ナトリウム水溶液(62 μ
l)を加え室温で6時間撹拌した。反応液を濃縮後、
0.01N塩酸(10ml)を加え酢酸エチル(30 ml)で
抽出した。酢酸エチル層を水で洗浄後、無水硫酸ナトリ
ウムで脱水、濃縮乾固して粗粉末(30 mg)を得た。こ
れを分取HPLC〔カラム、 D-ODS-5, ワイエムシー社
製; 溶媒、 65% アセトニトリル−10 mM リン酸緩衝液
(pH 3);流速、10 ml/分〕に付し、溶出容量310−
390mlの画分を集め濃縮後、pH3に調整し酢酸エ
チルで抽出した。酢酸エチル層を水洗後、無水硫酸ナト
リウムで脱水、濃縮乾固して化合物7(9 mg)の黄色粉
末を得た。 化合物7 IR 吸収スペクトル:KBr 錠剤中、主な波数を示す (cm
-1) 3440, 2960, 2930, 1700, 1430, 1380, 1280, 1260, 10
10
【0068】
【実施例7】 化合物8;5−〔2,5−ジヒドロ−4−(1−オクテ
ン−3−イル)−2,5−ジオキソ−1H−ピロール−
3−カルボニル〕−8a−ヒドロキシ−4,6−ジメチ
ル−1,2,3,4,4a,5,6,8a−オクタヒド
ロ−2−ナフタレンカルボン酸メチルエステルの製造 化合物1(100 mg)をジメチルホルムアミド(2.0 ml)
に溶解し、炭酸カリウム(30 mg)およびヨウ化メチル
(27 μl)を加え、室温で1時間撹拌した。反応液に
0.01N塩酸(10ml)を加え酢酸エチル(30 ml)で
抽出した。酢酸エチル層を水で洗浄後、無水硫酸ナトリ
ウムで脱水、濃縮乾固して油状物質(101mg)を得た。
これを分取HPLC〔カラム、 D-ODS-5, ワイエムシー
社製; 溶媒、 70% アセトニトリル−10 mM リン酸緩衝
液 (pH 3);流速、10 ml/分〕に付し、溶出容量355
−375mlの画分を集め濃縮後、pH3に調整し酢酸
エチルで抽出した。酢酸エチル層を水洗後、無水硫酸ナ
トリウムで脱水、濃縮乾固して化合物8(2.8 mg)の黄
色粉末を得た。 化合物8 IR 吸収スペクトル:KBr 錠剤中、主な波数を示す (cm
-1) 3440, 2960, 2930, 1720, 1440, 1340, 1260, 1100
【0069】
【実施例8】 化合物9;5−〔2,5−ジヒドロ−4−(1−オクテ
ン−3−イル)−2,5−ジオキソ−1H−ピロール−
3−カルボニル〕−8a−ヒドロキシ−4,6−ジメチ
ル−1,2,3,4,4a,5,6,8a−オクタヒド
ロ−2−ナフタレンカルボン酸(1−メトキシカルボニ
ルエチル)エステルの製造 化合物1(100 mg)をジクロロメタン(5 ml)に溶解
し、1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)
−カルボジイミド塩酸塩(63 mg)、ジメチルアミノピ
リジン(11 mg)および(R)−(+)−乳酸メチル(4
2 μl)を加え室温で3時間撹拌した。反応液を濃縮
後、酢酸エチル(50 ml)を加え、10%クエン酸水、
2%炭酸水素ナトリウム水および水で洗浄後、酢酸エチ
ル層を無水硫酸ナトリウムで脱水、濃縮乾固して油状物
(105 mg)を得た。これを分取HPLC〔カラム、 D-O
DS-5, ワイエムシー社製; 溶媒、 78% アセトニトリル
−10 mM リン酸緩衝液 (pH 3);流速、10 ml/分〕に付
し、溶出容量210−270mlの画分を集め濃縮後、
pH3に調整し酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層を
水洗後、無水硫酸ナトリウムで脱水、濃縮乾固して化合
物9(36 mg)の黄色粉末を得た。 化合物9 IR 吸収スペクトル:KBr 錠剤中、主な波数を示す (cm
-1) 3450, 3280, 2960, 2930, 1740, 1720, 1640, 1460, 13
40, 1220, 1100, 760
【0070】
【実施例9】 化合物10a;5−〔2,5−ジヒドロ−4−(1−オ
クテン−3−イル)−2,5−ジオキソ−1−(4−ブ
ロモベンジル)−1H−ピロール−3−カルボニル〕−
8a−ヒドロキシ−4,6−ジメチル−1,2,3,
4,4a,5,6,8a−オクタヒドロ−2−ナフタレ
ンカルボン酸(4−ブロモベンジル)エステルおよび1
0b;5−〔2,5−ジヒドロ−4−(1−オクテン−
3−イル)−2,5−ジオキソ−1H−ピロール−3−
カルボニル〕−8a−ヒドロキシ−4,6−ジメチル−
1,2,3,4,4a,5,6,8a−オクタヒドロ−
2−ナフタレンカルボン酸(4−ブロモベンジル)エス
テルの製造 化合物1(50 mg)をジメチルホルムアミド(1.0 ml)
に溶解し、炭酸カリウム(6.1 mg)および4−ブロモベ
ンジルブロミド(30 mg)を加え、室温で3時間撹拌し
た。反応液に0.01N塩酸(15 ml)を加え酢酸エチ
ル(50 ml)で抽出した。 酢酸エチル層を水で洗浄後、
無水硫酸ナトリウムで脱水、濃縮乾固して油状物質(85
mg)を得た。これをシリカゲルカラムクロマトグラフ
ィー(20ml)に付し、ヘキサン−アセトン(9:1)およ
び(8:2)で溶出される画分を集め濃縮乾固して化合物
10a(22 mg)および化合物10b(9 mg)の黄色粉
末をそれぞれ得た。 化合物10a IR 吸収スペクトル:KBr 錠剤中、主な波数を示す (cm
-1) 3440, 2960, 2930, 1730, 1700, 1490, 1390, 1340, 11
70, 1070, 1010 化合物10b IR 吸収スペクトル:KBr 錠剤中、主な波数を示す (cm
-1) 3440, 2960, 2930, 1720, 1640, 1490, 1460, 1340, 12
70, 1170, 1070, 1010
【0071】
【実施例10】 化合物11;N−〔1,3−(ジ−tert−ブトキシカル
ボニル)プロピル〕−5−〔2,5−ジヒドロ−4−
(1−オクテン−3−イル)−2,5−ジオキソ−1H
−ピロール−3−カルボニル〕−8a−ヒドロキシ−
4,6−ジメチル−1,2,3,4,4a,5,6,8
a−オクタヒドロ−2−ナフタレンカルボン酸アミドの
製造 化合物1(150 mg)をジメチルホルムアミド(5.0 ml)
に溶解し、D−グルタミン酸ジ−tert−ブチルエステル
(85 mg)、シアノリン酸ジエチル(49 μl)およびト
リエチルアミン(68 μl)を加え、0℃で30分撹拌し
た。反応液に0.01N塩酸(10 ml)を加え酢酸エチ
ル(30 ml)で抽出した。酢酸エチル層を水で洗浄後、
無水硫酸ナトリウムで脱水、濃縮乾固して黄色粉末(20
0 mg)を得た。これを分取HPLC〔カラム、 D-ODS-
5, ワイエムシー社製; 溶媒、 80%アセトニトリル−10
mM リン酸緩衝液 (pH 3);流速、10 ml/分〕に付し、
溶出容量 260−320mlの画分を集め濃縮後、p
H3に調整し酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層を水
洗後、無水硫酸ナトリウムで脱水、濃縮乾固して化合物
11(36 mg)の黄色粉末を得た。 化合物11 IR 吸収スペクトル:KBr 錠剤中、主な波数を示す (cm
-1) 3380, 2960, 2930, 1720, 1650, 1530, 1460, 1370, 13
40, 1260, 1160
【0072】
【実施例11】 化合物12;N−(2−メチルブチル)−5−〔2,5
−ジヒドロ−4−(1−オクテン−3−イル)−2,5
−ジオキソ−1H−ピロール−3−カルボニル〕−8a
−ヒドロキシ−4,6−ジメチル−1,2,3,4,4
a,5,6,8a−オクタヒドロ−2−ナフタレンカル
ボン酸アミドの製造 化合物1(45 mg)をジメチルホルムアミド(2.0 ml)
に溶解し、(S)−(−)−2−メチルブチルアミン
(12 μl) 、シアノリン酸ジエチル(15 μl)および
トリエチルアミン(15 μl)を加え、0℃で30分撹拌
した。反応液に0.01N塩酸(5 ml)を加え酢酸エチ
ル(20 ml)で抽出した。酢酸エチル層を水で洗浄後、
無水硫酸ナトリウムで脱水、濃縮乾固して黄色粉末(50
mg)を得た。これを分取HPLC〔カラム、 D-ODS-5,
ワイエムシー社製; 溶媒、 75%アセトニトリル−10 m
M リン酸緩衝液 (pH 3);流速、10 ml/分〕に付し、溶
出容量225−255mlの画分を集め濃縮後、pH3
に調整し酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層を水洗
後、無水硫酸ナトリウムで脱水、濃縮乾固して化合物1
2(11 mg)の黄色粉末を得た。 化合物12 IR 吸収スペクトル:KBr 錠剤中、主な波数を示す (cm
-1) 3400, 2960, 2930, 1720, 1
640, 1540, 1460, 1340
【0073】
【実施例12】 化合物24;N−(3−ヒドロキシプロピル)−5−
〔2,5−ジヒドロ−4−(1−オクテン−3−イル)
−2,5−ジオキソ−1H−ピロ−ル−3−カルボニ
ル〕−8a−ヒドロキシ−4,6−ジメチル−1,2,
3,4,4a,5,6,8a−オクタヒドロ−2−ナフ
タレンカルボン酸アミドの製造 化合物1 (100 mg) をジメチルホルムアミド
(1.0 ml) に溶解し、HOBT (32.5mg), WSC (46.1 mg)
および3−アミノ−1−プロパノ−ル (18.4 μl)を加
え、室温で30分攪拌した。反応液に10%クエン酸水
溶液 (20 ml) を加え酢酸エチル (30 ml) で抽出した。
有機層を水洗後、無水硫酸ナトリウムで脱水、濃縮乾固
して黄色油状残渣 (111 mg) を得た。これを分取HPL
C〔カラム、D-ODS-5, ワイエムシー社製;溶媒、48%
アセトニトリル−10 mM リン酸緩衝液 (pH3); 流速、1
0 ml/分〕に付し、溶出容量310ー330mlの画分
を集め濃縮後、pH3に調整し酢酸エチルで抽出した。
酢酸エチル層を水洗後、無水硫酸ナトリウムで脱水、濃
縮乾固して化合物24 (18 mg) を黄色粉末として得
た。 化合物24 IR 吸収スペクトル:KBr 錠剤中、主な波数を示す (cm
-1) 3410, 2960, 2930, 1720, 1630, 1540, 1460, 1340, 10
80
【0074】
【実施例13】 化合物25;N−(3−メトキシプロピル)−5−
〔2,5−ジヒドロ−4−(1−オクテン−3−イル)
−2,5−ジオキソ−1H−ピロ−ル−3−カルボニ
ル〕−8a−ヒドロキシ−4,6−ジメチル−1,2,
3,4,4a,5,6,8a−オクタヒドロ−2−ナフ
タレンカルボン酸アミドの製造 化合物1 (100 mg) と3−メトキシプロピルアミン (2
4.6 μl) を実施例12と同様の条件で反応し、化合物
25 (38 mg) を黄色粉末として得た。 化合物25 IR 吸収スペクトル:KBr 錠剤中、主な波数を示す (c
−1) 3400, 2960, 2930, 1720, 1
640, 1540, 1460, 1340, 11
00
【0075】
【実施例14】 化合物26;N−(3−メチルチオプロピル)−5−
〔2,5−ジヒドロ−4−(1−オクテン−3−イル)
−2,5−ジオキソ−1H−ピロ−ル−3−カルボニ
ル〕−8a−ヒドロキシ−4,6−ジメチル−1,2,
3,4,4a,5,6,8a−オクタヒドロ−2−ナフ
タレンカルボン酸アミドの製造 化合物1 (100 mg) と3−メチルチオプロピルアミン
(26.3 μl) を実施例12と同様の条件で反応し、化合
物26 (53 mg) を黄色粉末として得た。 化合物26 IR 吸収スペクトル:KBr 錠剤中、主な波数を示す (cm
-1) 3400, 2960, 2930, 1720, 1640, 1540, 1460, 1340,
【0076】
【実施例15】 化合物27;N−(3−エトキシプロピル)−5−
〔2,5−ジヒドロ−4−(1−オクテン−3−イル)
−2,5−ジオキソ−1H−ピロ−ル−3−カルボニ
ル〕−8a−ヒドロキシ−4,6−ジメチル−1,2,
3,4,4a,5,6,8a−オクタヒドロ−2−ナフ
タレンカルボン酸アミドの製造 化合物1 (100 mg) と3−エトキシプロピルアミン (2
9.0 μl) を実施例12と同様の条件で反応し、化合物
27 (62 mg) を黄色粉末として得た。 化合物27 IR 吸収スペクトル:KBr 錠剤中、主な波数を示す (cm
-1) 3410, 2960, 2930, 1720, 1640, 1540, 1460, 1340, 11
00
【0077】
【実施例16】 化合物28;N−(3−イソプロポキシプロピル)−5
−〔2,5−ジヒドロ−4−(1−オクテン−3−イ
ル)−2,5−ジオキソ−1H−ピロ−ル−3−カルボ
ニル〕−8a−ヒドロキシ−4,6−ジメチル−1,
2,3,4,4a,5,6,8a−オクタヒドロ−2−
ナフタレンカルボン酸アミドの製造 化合物1 (100 mg) と3−イソプロポキシプロピルアミ
ン (33.5 μl) を実施例12と同様の条件で反応し、化
合物28 (64 mg) を黄色粉末として得た。 化合物28 IR 吸収スペクトル:KBr 錠剤中、主な波数を示す (cm
-1) 3400, 2960, 2930, 1720, 1640, 1540, 1460, 1340, 11
00
【0078】
【実施例17】 化合物29;N−(3−ブトキシプロピル)−5−
〔2,5−ジヒドロ−4−(1−オクテン−3−イル)
−2,5−ジオキソ−1H−ピロ−ル−3−カルボニ
ル〕−8a−ヒドロキシ−4,6−ジメチル−1,2,
3,4,4a,5,6,8a−オクタヒドロ−2−ナフ
タレンカルボン酸アミドの製造 化合物1 (100 mg) と3−ブトキシプロピルアミン (3
7.1 μl) を実施例12と同様の条件で反応し、化合物
29 (61 mg) を黄色粉末として得た。 化合物29 IR 吸収スペクトル:KBr 錠剤中、主な波数を示す (cm
-1) 3410, 2960, 2930, 1720, 1640, 1540, 1460, 1340, 11
00
【0079】
【実施例18】 化合物30;N−(2−メトキシエチル)−5−〔2,
5−ジヒドロ−4−(1−オクテン−3−イル)−2,
5−ジオキソ−1H−ピロ−ル−3−カルボニル〕−8
a−ヒドロキシ−4,6−ジメチル−1,2,3,4,
4a,5,6,8a−オクタヒドロ−2−ナフタレンカ
ルボン酸アミドの製造 化合物1 (100 mg) と2−メトキシエチルアミン (21.0
μl) を実施例12と同様の条件で反応し、化合物30
(55 mg) を黄色粉末として得た。 化合物30 IR 吸収スペクトル:KBr 錠剤中、主な波数を示す (cm
-1) 3410, 2960, 2930, 1720, 1640, 1540, 1460, 1340, 11
20, 1100
【0080】
【実施例19】 化合物31;N−プロピル−5−〔2,5−ジヒドロ−
4−(1−オクテン−3−イル)−2,5−ジオキソ−
1H−ピロ−ル−3−カルボニル〕−8a−ヒドロキシ
−4,6−ジメチル−1,2,3,4,4a,5,6,
8a−オクタヒドロ−2−ナフタレンカルボン酸アミド
の製造 化合物1 (100 mg) とプロピルアミン (20.0 μl) を実
施例12と同様の条件で反応し、化合物31 (57 mg)
を黄色粉末として得た。 化合物31 IR 吸収スペクトル:KBr 錠剤中、主な波数を示す (cm
-1) 3400, 2960, 2930, 1720, 1640, 1540, 1460, 1340, 11
00
【0081】
【実施例20】 化合物32;N−ペンチル−5−〔2,5−ジヒドロ−
4−(1−オクテン−3−イル)−2,5−ジオキソ−
1H−ピロ−ル−3−カルボニル〕−8a−ヒドロキシ
−4,6−ジメチル−1,2,3,4,4a,5,6,
8a−オクタヒドロ−2−ナフタレンカルボン酸アミド
の製造 化合物1 (100 mg) とペンチルアミン (28.0 μl) を実
施例12と同様の条件で反応し、化合物32 (50 mg)
を黄色粉末として得た。 化合物32 IR 吸収スペクトル:KBr 錠剤中、主な波数を示す (cm
-1) 3400, 2960, 2930, 1720, 1640, 1540, 1460, 1340, 11
00
【0082】
【実施例21】 化合物33;N−(2−エトキシエチル)−5−〔2,
5−ジヒドロ−4−(1−オクテン−3−イル)−2,
5−ジオキソ−1H−ピロ−ル−3−カルボニル〕−8
a−ヒドロキシ−4,6−ジメチル−1,2,3,4,
4a,5,6,8a−オクタヒドロ−2−ナフタレンカ
ルボン酸アミドの製造 化合物1 (100 mg) と2−エトキシエチルアミン (25.2
μl) を実施例12と同様の条件で反応し、化合物33
(46 mg) を黄色粉末として得た。 化合物33 IR 吸収スペクトル:KBr 錠剤中、主な波数を示す (cm
-1) 3420, 2960, 2930, 1720, 1640, 1540, 1460, 1340, 11
00
【0083】
【実施例22】 化合物34;N−〔4−(tert−ブトキシカルボニ
ルアミノ)ブチル〕−5−〔2,5−ジヒドロ−4−
(1−オクテン−3−イル)−2,5−ジオキソ−1H
−ピロ−ル−3−カルボニル〕−8a−ヒドロキシ−
4,6−ジメチル−1,2,3,4,4a,5,6,8
a−オクタヒドロ−2−ナフタレンカルボン酸アミドの
製造 化合物1 (100 mg) と4−(tert−ブトキシカルボ
ニルアミノ)ブチルアミン (45.3 mg) を実施例12と
同様の条件で反応し、化合物34 (46 mg) を黄色粉末
として得た。 化合物34 IR 吸収スペクトル:KBr 錠剤中、主な波数を示す (cm
-1) 3420, 2960, 2930, 1640, 1540, 1460, 1360, 1340, 11
80
【0084】
【実施例23】 化合物35;1−{5−〔2,5−ジヒドロ−4−(1
−オクテン−3−イル)−2,5−ジオキソ−1H−ピ
ロ−ル−3−カルボニル〕−8a−ヒドロキシ−4,6
−ジメチル−1,2,3,4,4a,5,6,8a−オ
クタヒドロナフタレン−2−カルボニル}ヘキサメチレ
ンイミンの製造 化合物1 (100 mg) とヘキサメチレンイミン (27.1 μ
l) を実施例12と同様の条件で反応し、化合物35 (5
8 mg) を黄色粉末として得た。 化合物35 IR 吸収スペクトル:KBr 錠剤中、主な波数を示す (cm
-1) 3430, 2960, 2930, 1720, 1610, 1460, 1340
【0085】
【実施例24】 化合物36;1−{5−〔2,5−ジヒドロ−4−(1
−オクテン−3−イル)−2,5−ジオキソ−1H−ピ
ロ−ル−3−カルボニル〕−8a−ヒドロキシ−4,6
−ジメチル−1,2,3,4,4a,5,6,8a−オ
クタヒドロナフタレン−2−カルボニル}ピペリジンの
製造 化合物1 (100 mg) とピペリジン (23.8 μl) を実施例
12と同様の条件で反応し、化合物36 (37 mg) を黄
色粉末として得た。 化合物36 IR 吸収スペクトル:KBr 錠剤中、主な波数を示す (cm
-1) 3440, 2930, 2860, 1720, 1610, 1460, 1340, 1020
【0086】
【実施例25】 化合物37;1−{5−〔2,5−ジヒドロ−4−(1
−オクテン−3−イル)−2,5−ジオキソ−1H−ピ
ロ−ル−3−カルボニル〕−8a−ヒドロキシ−4,6
−ジメチル−1,2,3,4,4a,5,6,8a−オ
クタヒドロナフタレン−2−カルボニル}ピロリジンの
製造 化合物1 (100 mg) とピロリジン (20.1 μl) を実施例
12と同様の条件で反応し、化合物37 (51 mg) を黄
色粉末として得た。 化合物37 IR 吸収スペクトル:KBr 錠剤中、主な波数を示す (cm
-1) 3430, 2960, 2930, 1720, 1620, 1450, 1340
【0087】
【実施例26】 化合物38;1−{5−〔2,5−ジヒドロ−4−(1
−オクテン−3−イル)−2,5−ジオキソ−1H−ピ
ロ−ル−3−カルボニル〕−8a−ヒドロキシ−4,6
−ジメチル−1,2,3,4,4a,5,6,8a−オ
クタヒドロナフタレン−2−カルボニル}アゼチジンの
製造 化合物1 (100 mg) とアゼチジン (16.2 μl) を実施例
12と同様の条件で反応し、化合物38 (56 mg) を黄
色粉末として得た。 化合物38 IR 吸収スペクトル:KBr 錠剤中、主な波数を示す (c
−1) 3430, 2960, 2930, 1720, 1
620, 1470, 1340
【0088】
【実施例27】 化合物39;4−{5−〔2,5−ジヒドロ−4−(1
−オクテン−3−イル)−2,5−ジオキソ−1H−ピ
ロ−ル−3−カルボニル〕−8a−ヒドロキシ−4,6
−ジメチル−1,2,3,4,4a,5,6,8a−オ
クタヒドロナフタレン−2−カルボニル}モルホリンの
製造 化合物1 (100 mg) とモルホリン (20.9 μl) を実施例
12と同様の条件で反応し、化合物39 (39 mg) を黄
色粉末として得た。 化合物39 IR 吸収スペクトル:KBr 錠剤中、主な波数を示す (cm
-1) 3440, 2960, 2930, 1720, 1620, 1460, 1340, 1110, 10
40
【0089】
【実施例28】 化合物40;4−{5−〔2,5−ジヒドロ−4−(1
−オクテン−3−イル)−2,5−ジオキソ−1H−ピ
ロ−ル−3−カルボニル〕−8a−ヒドロキシ−4,6
−ジメチル−1,2,3,4,4a,5,6,8a−オ
クタヒドロナフタレン−2−カルボニル}チオモルホリ
ンの製造 化合物1 (100 mg) とチオモルホリン (24.2 μl) を実
施例12と同様の条件で反応し、化合物40 (45 mg)
を黄色粉末として得た。 化合物40 IR 吸収スペクトル:KBr 錠剤中、主な波数を示す (cm
-1) 3430, 2960, 2930, 1720, 1620, 1460, 1340, 1100, 10
40
【0090】
【実施例29】 化合物41;N−(2−モルホリノエチル)−5−
〔2,5−ジヒドロ−4−(1−オクテン−3−イル)
−2,5−ジオキソ−1H−ピロ−ル−3−カルボニ
ル〕−8a−ヒドロキシ−4,6−ジメチル−1,2,
3,4,4a,5,6,8a−オクタヒドロ−2−ナフ
タレンカルボン酸アミドの製造 化合物1 (100 mg) と4−(2−アミノエチル)モルホ
リン (31.6 μl) を実施例12と同様の条件で反応し、
化合物41 (12 mg) を黄色粉末として得た。 化合物41 IR 吸収スペクトル:KBr 錠剤中、主な波数を示す (cm
-1) 3420, 2960, 2930, 1720, 1640, 1540, 1460, 1340, 11
10
【0091】
【実施例30】 化合物42;1−{5−〔2,5−ジヒドロ−4−(1
−オクテン−3−イル)−2,5−ジオキソ−1H−ピ
ロ−ル−3−カルボニル〕−8a−ヒドロキシ−4,6
−ジメチル−1,2,3,4,4a,5,6,8a−オ
クタヒドロナフタレン−2−カルボニル}−4−ヒドロ
キシピペリジンの製造 化合物1 (100 mg) と4−ヒドロキシピペリジン (24.3
mg) を実施例12と同様の条件で反応し、化合物42
(45 mg) を黄色粉末として得た。 化合物42 IR 吸収スペクトル:KBr 錠剤中、主な波数を示す (cm
-1) 3430, 2960, 2930, 1720, 1620, 1460, 1340, 1070, 10
20
【0092】
【実施例31】 化合物43;N−モルホリノ−5−〔2,5−ジヒドロ
−4−(1−オクテン−3−イル)−2,5−ジオキソ
−1H−ピロ−ル−3−カルボニル〕−8a−ヒドロキ
シ−4,6−ジメチル−1,2,3,4,4a,5,
6,8a−オクタヒドロ−2−ナフタレンカルボン酸ア
ミドの製造 化合物1 (100 mg) と4−アミノモルホリン (23.2 μ
l) を実施例12と同様の条件で反応し、化合物43 (4
7 mg) を黄色粉末として得た。 化合物43 IR 吸収スペクトル:KBr 錠剤中、主な波数を示す (cm
-1) 3430, 2960, 2930, 1720, 1650, 1460, 1340, 1270, 11
10
【0093】
【実施例32】 化合物44;3−{5−〔2,5−ジヒドロ−4−(1
−オクテン−3−イル)−2,5−ジオキソ−1H−ピ
ロ−ル−3−カルボニル〕−8a−ヒドロキシ−4,6
−ジメチル−1,2,3,4,4a,5,6,8a−オ
クタヒドロナフタレン−2−カルボニル}チアゾリジン
の製造 化合物1 (100 mg) とチアゾリジン (19.0 μl) を実施
例12と同様の条件で反応し、化合物44 (38 mg) を
黄色粉末として得た。 化合物44 IR 吸収スペクトル:KBr 錠剤中、主な波数を示す (cm
-1) 3430, 2960, 2930, 1720, 1620, 1440, 1340
【0094】
【実施例33】 化合物45;N−〔(R)−(−)−1−シクロヘキシ
ルエチル〕−5−〔2,5−ジヒドロ−4−(1−オク
テン−3−イル)−2,5−ジオキソ−1H−ピロ−ル
−3−カルボニル〕−8a−ヒドロキシ−4,6−ジメ
チル−1,2,3,4,4a,5,6,8a−オクタヒ
ドロ−2−ナフタレンカルボン酸アミドの製造 化合物1 (100 mg) と(R)−(−)−1−シクロヘキ
シルエチルアミン (35.3 μl) を実施例12と同様の条
件で反応し、化合物45 (54 mg) を黄色粉末として得
た。 化合物45 IR 吸収スペクトル:KBr 錠剤中、主な波数を示す (cm
-1) 3430, 2930, 2850, 1720, 1640, 1540, 1450, 1340
【0095】
【実施例34】 化合物46;N−〔(S)−(−)−1−(p−トリ
ル)エチル〕−5−〔2,5−ジヒドロ−4−(1−オ
クテン−3−イル)−2,5−ジオキソ−1H−ピロ−
ル−3−カルボニル〕−8a−ヒドロキシ−4,6−ジ
メチル−1,2,3,4,4a,5,6,8a−オクタ
ヒドロ−2−ナフタレンカルボン酸アミドの製造 化合物1 (100 mg) と(S)−(−)−1−(p−トリ
ル)エチルアミン (34.8 μl) を実施例12と同様の条
件で反応し、化合物46 (65 mg) を黄色粉末として得
た。 化合物46 IR 吸収スペクトル:KBr 錠剤中、主な波数を示す (cm
-1) 3390, 2960, 2930, 1720, 1640, 1520, 1460, 1340, 11
00
【0096】
【実施例35】 化合物47;N−(2−フェニルエチル)−5−〔2,
5−ジヒドロ−4−(1−オクテン−3−イル)−2,
5−ジオキソ−1H−ピロ−ル−3−カルボニル〕−8
a−ヒドロキシ−4,6−ジメチル−1,2,3,4,
4a,5,6,8a−オクタヒドロ−2−ナフタレンカ
ルボン酸アミドの製造 化合物1 (100 mg) と2−フェニルエチルアミン (30.5
μl) を実施例12と同様の条件で反応し、化合物47
(53 mg) を黄色粉末として得た。 化合物47 IR 吸収スペクトル:KBr 錠剤中、主な波数を示す (cm
-1) 3420, 2960, 2930, 1720, 1640, 1540, 1460, 1340
【0097】
【実施例36】 化合物48;N−メチル−N’−(1−ナフチルメチ
ル)−5−〔2,5−ジヒドロ−4−(1−オクテン−
3−イル)−2,5−ジオキソ−1H−ピロ−ル−3−
カルボニル〕−8a−ヒドロキシ−4,6−ジメチル−
1,2,3,4,4a,5,6,8a−オクタヒドロ−
2−ナフタレンカルボン酸アミドの製造 化合物1 (100 mg) とN−メチル−1−ナフチルメチル
アミン (39.5 μl) を実施例12と同様の条件で反応
し、化合物48 (73 mg) を黄色粉末として得た。 化合物48 IR 吸収スペクトル:KBr 錠剤中、主な波数を示す (c
−1) 3430, 2960, 2930, 1720, 1
620, 1460, 1340, 1100
【0098】
【実施例37】 化合物49;N−(p−トリル)−5−〔2,5−ジヒ
ドロ−4−(1−オクテン−3−イル)−2,5−ジオ
キソ−1H−ピロ−ル−3−カルボニル〕−8a−ヒド
ロキシ−4,6−ジメチル−1,2,3,4,4a,
5,6,8a−オクタヒドロ−2−ナフタレンカルボン
酸アミドの製造 化合物1 (100 mg) とp−トルイジン (25.8 mg) を実
施例12と同様の条件で反応し、化合物49 (55 mg)
を黄色粉末として得た。 化合物49 IR 吸収スペクトル:KBr 錠剤中、主な波数を示す (cm
-1) 3380, 2960, 2930, 1720, 1600, 1520, 1340
【0099】
【実施例38】 化合物50;N−(1−エトキシカルボニル−2−ヒド
ロキシエチル)−5−〔2,5−ジヒドロ−4−(1−
オクテン−3−イル)−2,5−ジオキソ−1H−ピロ
−ル−3−カルボニル〕−8a−ヒドロキシ−4,6−
ジメチル−1,2,3,4,4a,5,6,8a−オク
タヒドロ−2−ナフタレンカルボン酸アミドの製造 化合物1 (100 mg) をジメチルホルムアミド (1.0 ml)
に溶解し、HOBT (32.5mg), WSC (46.1 mg) 、L−セリ
ンエチルエステル塩酸塩 (40.8 mg)、およびトリエチル
アミン (33.5 μl) を加え、室温で3時間攪拌した。反
応液に10%クエン酸水溶液 (20 ml) を加え酢酸エチ
ル (30 ml) で抽出した。有機層を水洗後、無水硫酸ナ
トリウムで脱水、濃縮乾固して黄色油状残渣 (131 mg)
を得た。これを分取HPLC〔カラム、D-ODS-5, ワイ
エムシー社製;溶媒、60% アセトニトリル−10 mM リン
酸緩衝液 (pH 3); 流速、10 ml/分〕に付し、溶出容量
220−250mlの画分を集め濃縮後、pH3に調整
し酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層を水洗後、無水
硫酸ナトリウムで脱水、濃縮乾固して化合物50 (38m
g) を黄色粉末として得た。 化合物50 IR 吸収スペクトル:KBr 錠剤中、主な波数を示す (cm
-1) 3410, 2960, 2930, 1720, 1640, 1530, 1460, 1340, 12
00, 1100, 1030
【0100】
【実施例39】 化合物51;N−(1−アミノカルボニル−3−メチル
チオプロピル)−5−〔2,5−ジヒドロ−4−(1−
オクテン−3−イル)−2,5−ジオキソ−1H−ピロ
−ル−3−カルボニル〕−8a−ヒドロキシ−4,6−
ジメチル−1,2,3,4,4a,5,6,8a−オク
タヒドロ−2−ナフタレンカルボン酸アミドの製造 化合物1 (100 mg) とL−メチオニンアミド塩酸塩 (44
mg) を実施例38と同様の条件で反応し、化合物51
(63 mg) を黄色粉末として得た。 化合物51 IR 吸収スペクトル:KBr 錠剤中、主な波数を示す (cm
-1) 3440, 2960, 2930, 1720, 1680, 1530, 1450, 1340
【0101】
【実施例40】 化合物52;N−(1−エトキシカルボニル−3−メチ
ルチオプロピル)−5−〔2,5−ジヒドロ−4−(1
−オクテン−3−イル)−2,5−ジオキソ−1H−ピ
ロ−ル−3−カルボニル〕−8a−ヒドロキシ−4,6
−ジメチル−1,2,3,4,4a,5,6,8a−オ
クタヒドロ−2−ナフタレンカルボン酸アミドの製造 化合物1 (100 mg) とL−メチオニンエチルエステル塩
酸塩 (51 mg) を実施例38と同様の条件で反応し、化
合物52 (64 mg) を黄色粉末として得た。 化合物52 IR 吸収スペクトル:KBr 錠剤中、主な波数を示す (cm
-1) 3380, 2960, 2930, 1720, 1650, 1530, 1460, 1340, 12
00, 1030
【0102】
【実施例41】 化合物53;N−〔1−(tert−ブトキシカルボニル)
−3−メチルチオプロピル〕−5−〔2,5−ジヒドロ
−4−(1−オクテン−3−イル)−2,5−ジオキソ
−1H−ピロ−ル−3−カルボニル〕−8a−ヒドロキ
シ−4,6−ジメチル−1,2,3,4,4a,5,
6,8a−オクタヒドロ−2−ナフタレンカルボン酸ア
ミドの製造 化合物1 (100 mg) とL−メチオニンtert−ブチル
エステル塩酸塩 (58 mg) を実施例38と同様の条件で
反応し、化合物53 (80 mg) を黄色粉末として得た。 化合物53 IR 吸収スペクトル:KBr 錠剤中、主な波数を示す (cm
-1) 3380, 2960, 2930, 1720, 1650, 1530, 1460, 1370, 13
40, 1160
【0103】
【実施例42】 化合物54;N−〔1−(メトキシカルボニル)−5−
(ベンジルオキシカルボニルアミノ)ペンチル〕−5−
〔2,5−ジヒドロ−4−(1−オクテン−3−イル)
−2,5−ジオキソ−1H−ピロ−ル−3−カルボニ
ル〕−8a−ヒドロキシ−4,6−ジメチル−1,2,
3,4,4a,5,6,8a−オクタヒドロ−2−ナフ
タレンカルボン酸アミドの製造 化合物1 (100 mg) とN−ベンジルオキシカルボニル−
L−リシンメチルエステル塩酸塩 (80 mg) を実施例3
8と同様の条件で反応し、化合物54 (79 mg)を黄色粉
末として得た。 化合物54 IR 吸収スペクトル:KBr 錠剤中、主な波数を示す (cm
-1) 3430, 2960, 2930, 1720, 1640, 1530, 1460, 1340, 12
60
【0104】
【実施例43】 化合物55;N−〔1−(ベンジルオキシカルボニル)
−5−(ベンジルオキシカルボニルアミノ)ペンチル〕
−5−〔2,5−ジヒドロ−4−(1−オクテン−3−
イル)−2,5−ジオキソ−1H−ピロ−ル−3−カル
ボニル〕−8a−ヒドロキシ−4,6−ジメチル−1,
2,3,4,4a,5,6,8a−オクタヒドロ−2−
ナフタレンカルボン酸アミドの製造 化合物1 (100 mg) とN−ベンジルオキシカルボニル−
L−リシンベンジルエステル塩酸塩 (98 mg) を実施例
38と同様の条件で反応し、化合物55 (88 mg) を黄
色粉末として得た。 化合物55 IR 吸収スペクトル:KBr 錠剤中、主な波数を示す (cm
-1) 3410, 2960, 2930, 1720, 1650, 1530, 1460, 1340, 12
60
【0105】
【実施例44】 化合物56;N−(1−エトキシカルボニル−2−メチ
ルプロピル)−5−〔2,5−ジヒドロ−4−(1−オ
クテン−3−イル)−2,5−ジオキソ−1H−ピロ−
ル−3−カルボニル〕−8a−ヒドロキシ−4,6−ジ
メチル−1,2,3,4,4a,5,6,8a−オクタ
ヒドロ−2−ナフタレンカルボン酸アミドの製造 化合物1 (100 mg) とL−バリンエチルエステル塩酸塩
(44 mg) を実施例38と同様の条件で反応し、化合物
56 (70 mg) を黄色粉末として得た。 化合物56 IR 吸収スペクトル:KBr 錠剤中、主な波数を示す (cm
-1) 3380, 2960, 2930, 1720, 1650, 1530, 1460, 1380, 13
40, 1200, 1030
【0106】
【実施例45】 化合物57;N−(1−エトキシカルボニル−3−メチ
ルブチル)−5−〔2,5−ジヒドロ−4−(1−オク
テン−3−イル)−2,5−ジオキソ−1H−ピロ−ル
−3−カルボニル〕−8a−ヒドロキシ−4,6−ジメ
チル−1,2,3,4,4a,5,6,8a−オクタヒ
ドロ−2−ナフタレンカルボン酸アミドの製造 化合物1 (100 mg) とL−ロイシンエチルエステル塩酸
塩 (47 mg) を実施例38と同様の条件で反応し、化合
物57 (70 mg) を黄色粉末として得た。 化合物57 IR 吸収スペクトル:KBr 錠剤中、主な波数を示す (cm
-1) 3380, 2960, 2930, 1720, 1650, 1530, 1460, 1340, 12
00, 1030
【0107】
【実施例46】 化合物58;1−{5−〔2,5−ジヒドロ−4−(1
−オクテン−3−イル)−2,5−ジオキソ−1H−ピ
ロ−ル−3−カルボニル〕−8a−ヒドロキシ−4,6
−ジメチル−1,2,3,4,4a,5,6,8a−オ
クタヒドロナフタレン−2−カルボニル}−2−アミノ
カルボニルピロリジンの製造 化合物1 (100 mg) とL−プロリンアミド塩酸塩 (36 m
g) を実施例38と同様の条件で反応し、化合物58 (6
1 mg) を黄色粉末として得た。 化合物58 IR 吸収スペクトル:KBr 錠剤中、主な波数を示す (cm
-1) 3430, 2960, 2930, 1720, 1680, 1630, 1440, 1340
【0108】
【実施例47】 化合物59;1−{5−〔2,5−ジヒドロ−4−(1
−オクテン−3−イル)−2,5−ジオキソ−1H−ピ
ロ−ル−3−カルボニル〕−8a−ヒドロキシ−4,6
−ジメチル−1,2,3,4,4a,5,6,8a−オ
クタヒドロナフタレン−2−カルボニル}−2−(tert
−ブトキシカルボニル)ピロリジンの製造 化合物1 (100 mg) とL−プロリンtert−ブチルエ
ステル (41 mg) を実施例38と同様の条件で反応し、
化合物59 (58 mg) を黄色粉末として得た。 化合物59 IR 吸収スペクトル:KBr 錠剤中、主な波数を示す (cm
-1) 3440, 2960, 2930, 1720, 1630, 1450, 1370, 1340
【0109】
【実施例48】 化合物60;1−{5−〔2,5−ジヒドロ−4−(1
−オクテン−3−イル)−2,5−ジオキソ−1H−ピ
ロ−ル−3−カルボニル〕−8a−ヒドロキシ−4,6
−ジメチル−1,2,3,4,4a,5,6,8a−オ
クタヒドロナフタレン−2−カルボニル}−2−ベンジ
ルオキシカルボニルピロリジンの製造 化合物1 (100 mg) とL−プロリンベンジルエステル塩
酸塩 (58 mg) を実施例38と同様の条件で反応し、化
合物60 (80 mg) を黄色粉末として得た。 化合物60 IR 吸収スペクトル:KBr 錠剤中、主な波数を示す (cm
-1) 3430, 2960, 2930, 1720, 1630, 1450, 1340, 1170
【0110】
【実施例49】 化合物61;1−{5−〔2,5−ジヒドロ−4−(1
−オクテン−3−イル)−2,5−ジオキソ−1H−ピ
ロ−ル−3−カルボニル〕−8a−ヒドロキシ−4,6
−ジメチル−1,2,3,4,4a,5,6,8a−オ
クタヒドロナフタレン−2−カルボニル}−2−
〔(S)−メトキシカルボニル〕ピロリジンの製造 化合物1 (100 mg) とL−プロリンメチルエステル塩酸
塩 (40 mg) を実施例38と同様の条件で反応し、化合
物61 (63 mg) を黄色粉末として得た。 化合物61 IR 吸収スペクトル:KBr 錠剤中、主な波数を示す (cm
-1) 3430, 2960, 2930, 1720, 1620, 1440, 1340, 1200, 11
70
【0111】
【実施例50】 化合物62;1−{5−〔2,5−ジヒドロ−4−(1
−オクテン−3−イル)−2,5−ジオキソ−1H−ピ
ロ−ル−3−カルボニル〕−8a−ヒドロキシ−4,6
−ジメチル−1,2,3,4,4a,5,6,8a−オ
クタヒドロナフタレン−2−カルボニル}−2−
〔(R)−メトキシカルボニル〕ピロリジンの製造 化合物1 (100 mg) とD−プロリンメチルエステル塩酸
塩 (40 mg) を実施例38と同様の条件で反応し、化合
物62 (79 mg) を黄色粉末として得た。 化合物62 IR 吸収スペクトル:KBr 錠剤中、主な波数を示す (cm
-1) 3430, 2960, 2930, 1720, 1630, 1440 ,1340, 1200, 11
80
【0112】
【実施例51】 化合物63;N−〔1−メトキシカルボニル−2−(ト
リフェニルメチルチオ)エチル〕−5−〔2,5−ジヒ
ドロ−4−(1−オクテン−3−イル)−2,5−ジオ
キソ−1H−ピロ−ル−3−カルボニル〕−8a−ヒド
ロキシ−4,6−ジメチル−1,2,3,4,4a,
5,6,8a−オクタヒドロ−2−ナフタレンカルボン
酸アミドの製造 化合物1 (100 mg) とS−トリチル−L−システインメ
チルエステル (91 mg)を実施例38と同様の条件で反応
し、化合物63 (96 mg) を黄色粉末として得た。 化合物63 IR 吸収スペクトル:KBr 錠剤中、主な波数を示す (cm
-1) 3420, 2960, 2930, 1720, 1650, 1510, 1490, 1440, 13
40, 1040
【0113】
【実施例52】 化合物64;N−〔1−メトキシカルボニル−2−(te
rt−ブチルジチオ)エチル〕−5−〔2,5−ジヒドロ
−4−(1−オクテン−3−イル)−2,5−ジオキソ
−1H−ピロ−ル−3−カルボニル〕−8a−ヒドロキ
シ−4,6−ジメチル−1,2,3,4,4a,5,
6,8a−オクタヒドロ−2−ナフタレンカルボン酸ア
ミドの製造 化合物1 (100 mg) とS−tert−ブチルチオ−L−
システインメチルエステル (54 mg) を実施例12と同
様の条件で反応し、化合物64 (64 mg) を黄色粉末と
して得た。 化合物64 IR 吸収スペクトル:KBr 錠剤中、主な波数を示す (c
−1) 3400, 2960, 2930, 1720, 1
650, 1520, 1460, 1340, 12
10, 1090, 1010
【0114】
【実施例53】 化合物65;N−(1−ヒドロキシメチル−3−メチル
チオプロピル)−5−〔2,5−ジヒドロ−4−(1−
オクテン−3−イル)−2,5−ジオキソ−1H−ピロ
−ル−3−カルボニル〕−8a−ヒドロキシ−4,6−
ジメチル−1,2,3,4,4a,5,6,8a−オク
タヒドロ−2−ナフタレンカルボン酸アミドの製造 化合物1 (100 mg) と2−アミノ−4−チオメチルブタ
ノ−ル (33 mg) を実施例12と同様の条件で反応し、
化合物65 (41 mg) を黄色粉末として得た。 化合物65 IR 吸収スペクトル:KBr 錠剤中、主な波数を示す (cm
-1) 3390, 2960, 2930, 1720, 1640, 1540, 1460, 1340, 10
90, 1040
【0115】
【実施例54】 化合物66;N−(2−メトキシエチル)−5−〔2,
5−ジヒドロ−4−(オクタン−3−イル)−2,5−
ジオキソ−1H−ピロ−ル−3−カルボニル〕−8a−
ヒドロキシ−4,6−ジメチル−1,2,3,4,4
a,5,6,7,8,8a−デカヒドロ−2−ナフタレ
ンカルボン酸アミドの製造 化合物2b (50 mg) と2−メトキシエチルアミン (10.
4 μl) を実施例12と同様の条件で反応し、化合物6
6 (24 mg) を黄色粉末として得た。 化合物66 IR 吸収スペクトル:KBr 錠剤中、主な波数を示す (cm
-1) 3430, 2960, 2930, 1720, 1650, 1540, 1460, 1380, 13
40, 1120, 1030
【0116】
【実施例55】 化合物67 4−{5−〔2,5−ジヒドロ−4−(オ
クタン−3−イル)−2,5−ジオキソ−1H−ピロ−
ル−3−カルボニル〕−8a−ヒドロキシ−4,6−ジ
メチル−1,2,3,4,4a,5,6,7,8,8a
−デカヒドロナフタレン−2−カルボニル}モルホリン
の製造 化合物2b (50 mg) とモルホリン (10.4 μl) を実施
例12と同様の条件で反応し、化合物67 (40 mg) を
黄色粉末として得た。 化合物67 IR 吸収スペクトル:KBr 錠剤中、主な波数を示す (cm
-1) 3440, 2960, 2930, 1720, 1620, 1460, 1340, 1270, 11
10, 1030
【0117】
【実施例56】 化合物68;1−{5−〔2,5−ジヒドロ−4−(オ
クタン−3−イル)−2,5−ジオキソ−1H−ピロ−
ル−3−カルボニル〕−8a−ヒドロキシ−4,6−ジ
メチル−1,2,3,4,4a,5,6,7,8,8a
−デカヒドロナフタレン−2−カルボニル}ピロリジン
の製造 化合物2b (50 mg) とピロリジン (9.9 μl) を実施例
12と同様の条件で反応し、化合物68 (39 mg) を黄
色粉末として得た。 化合物68 IR 吸収スペクトル:KBr 錠剤中、主な波数を示す (cm
-1) 3430, 2960, 2930, 1720, 1620, 1450, 1340
【0118】
【実施例57】 化合物69;N−(1−ヒドロキシカルボニル−3−メ
チルブチル)−5−〔2,5−ジヒドロ−4−(1−オ
クテン−3−イル)−2,5−ジオキソ−1H−ピロ−
ル−3−カルボニル〕−8a−ヒドロキシ−4,6−ジ
メチル−1,2,3,4,4a,5,6,8a−オクタ
ヒドロ−2−ナフタレンカルボン酸アミドの製造 化合物57 (20 mg) をメタノ−ル (300 μl) に溶解
し、10N水酸化ナトリウム水溶液 (32.4 μl) を加
え、室温で4時間攪拌した。反応液に10%クエン酸水
溶液 (15 ml) を加え酢酸エチル (15 ml) で抽出した。
有機層を水洗後、無水硫酸ナトリウムで脱水、濃縮乾固
して黄色油状残渣 (20 mg) を得た。これを分取HPL
C〔カラム、D-ODS-5, ワイエムシー社製;溶媒、59%
アセトニトリル−10 mM リン酸緩衝液 (pH 3); 流速、
10 ml/分〕に付し、溶出容量225−315mlの画分
を集め濃縮後、pH3に調整し酢酸エチルで抽出した。
酢酸エチル層を水洗後、無水硫酸ナトリウムで脱水、濃
縮乾固して化合物69 (4.1 mg) を黄色粉末として得
た。 化合物69 IR 吸収スペクトル:KBr 錠剤中、主な波数を示す (cm
-1) 3410, 2960, 2930, 1720, 1640, 1540, 1460, 1340
【0119】
【実施例58】 化合物70;N−(1−ヒドロキシカルボニル−2−メ
チルプロピル)−5−〔2,5−ジヒドロ−4−(1−
オクテン−3−イル)−2,5−ジオキソ−1H−ピロ
−ル−3−カルボニル〕−8a−ヒドロキシ−4,6−
ジメチル−1,2,3,4,4a,5,6,8a−オク
タヒドロ−2−ナフタレンカルボン酸アミドの製造 化合物56 (20 mg) を実施例57と同様の条件で反応
し、化合物70 (5.3 mg) を黄色粉末として得た。 化合物70 IR 吸収スペクトル:KBr 錠剤中、主な波数を示す (cm
-1) 3430, 2960, 2930, 1720, 1640, 1530, 1460, 1340, 10
90
【0120】
【実施例59】 化合物71;N−(1−ヒドロキシカルボニル−3−メ
チルチオプロピル)−5−〔2,5−ジヒドロ−4−
(1−オクテン−3−イル)−2,5−ジオキソ−1H
−ピロ−ル−3−カルボニル〕−8a−ヒドロキシ−
4,6−ジメチル−1,2,3,4,4a,5,6,8
a−オクタヒドロ−2−ナフタレンカルボン酸アミドの
製造 化合物52 (20 mg) を実施例57と同様の条件で反応
し、化合物71 (4.0 mg) を黄色粉末として得た。 化合物71 IR 吸収スペクトル:KBr 錠剤中、主な波数を示す (cm
-1) 3400, 2960, 2930, 1720, 1640, 1540, 1460, 1340
【0121】
【実施例60】 化合物72;5−〔2,5−ジヒドロ−4−(1−オク
テン−3−イル)−2,5−ジオキソ−1H−ピロ−ル
−3−カルボニル〕−8a−ヒドロキシ−4,6−ジメ
チル−1,2,3,4,4a,5,6,8a−オクタヒ
ドロ−2−ナフタレンカルボン酸ゲラニルエステルの製
造 化合物1 (100 mg) をテトラヒドロフラン (500 μl)
とジクロロメタン (1.5ml) の混合溶媒に溶解し、WSC
(4.6 mg)、ジメチルアミノピリジン (13.4 mg)およびゲ
ラニオ−ル (41.7 μl) を加え、室温で3時間攪拌し
た。反応液に10%クエン酸水溶液 (20 ml) を加え酢
酸エチル (30 ml) で抽出した。有機層を水洗後、無水
硫酸ナトリウムで脱水、濃縮乾固して黄色油状残渣 (11
5 mg) を得た。これをシリカゲル (5.0 g) のカラムク
ロマトグラフィ−に付し、ヘキサン−酢酸エチル (10:
1, 30 ml) で洗浄後 (5:1, Fr. 1-25, 各 5 ml) で溶
出分画した。Fr.12−14を集め濃縮乾固して、化
合物72 (47 mg) を黄色粉末として得た。 化合物72 IR 吸収スペクトル:KBr 錠剤中、主な波数を示す (cm
-1) 3440, 2960, 2930, 1720, 1640, 1460, 1380, 1340, 12
60, 1170
【0122】
【実施例61】 化合物73;5−〔2,5−ジヒドロ−4−(1−オク
テン−3−イル)−2,5−ジオキソ−1H−ピロ−ル
−3−カルボニル〕−8a−ヒドロキシ−4,6−ジメ
チル−1,2,3,4,4a,5,6,8a−オクタヒ
ドロ−2−ナフタレンカルボン酸ファルネシルエステル
の製造 化合物1 (50 mg) とファルネソ−ル (30.1 μl) を実
施例60と同様の条件で反応し、化合物73 (9.4 mg)
を黄色粉末として得た。 化合物73 IR 吸収スペクトル:KBr 錠剤中、主な波数を示す (cm
-1) 3460, 3270, 2960, 2930, 1720, 1640, 1460, 1340, 12
60, 1170, 1100, 1000
【0123】
【実施例62】 化合物74;5−〔2,5−ジヒドロ−4−(1−オク
テン−3−イル)−2,5−ジオキソ−1H−ピロ−ル
−3−カルボニル〕−8a−ヒドロキシ−4,6−ジメ
チル−1,2,3,4,4a,5,6,8a−オクタヒ
ドロ−2−ナフタレンカルボン酸(2−エトキシエチ
ル)エステルの製造 化合物1 (100 mg) と2−エトキシエタノ−ル (23.3
μl) を実施例60と同様の条件で反応し、化合物74
(29 mg)を黄色粉末として得た。 化合物74 IR 吸収スペクトル:KBr 錠剤中、主な波数を示す (cm
-1) 3450, 2960, 2930, 1720, 1640, 1460, 1340, 1120, 10
40
【0124】
【実施例63】 化合物75;5−〔2,5−ジヒドロ−4−(1−オク
テン−3−イル)−2,5−ジオキソ−1H−ピロ−ル
−3−カルボニル〕−8a−ヒドロキシ−4,6−ジメ
チル−1,2,3,4,4a,5,6,8a−オクタヒ
ドロ−2−ナフタレンカルボン酸(p−クロロフェニ
ル)エステルの製造 化合物1 (100 mg) とp−クロロフェノ−ル (31 mg)
を実施例60と同様の条件で反応し、化合物75 (25 m
g)を黄色粉末として得た。 化合物75 IR 吸収スペクトル:KBr 錠剤中、主な波数を示す (cm
-1) 3440, 2960, 2930, 1750, 1720, 1640, 1490, 1340, 12
00, 1090, 1010
【0125】
【実施例64】 化合物76;5−〔2,5−ジヒドロ−4−(1−オク
テン−3−イル)−2,5−ジオキソ−1H−ピロ−ル
−3−カルボニル〕−8a−ヒドロキシ−4,6−ジメ
チル−1,2,3,4,4a,5,6,8a−オクタヒ
ドロ−2−ナフタレンカルボン酸(p−ニトロフェニ
ル)エステルの製造 化合物1 (50 mg) をジメチルホルムアミド (0.5 ml)
に溶解し、WSC (46.1 mg) およびp−ニトロフェノ−ル
(16.7 mg)を加え、室温で5時間攪拌した。反応液に1
0%クエン酸水溶液 (20 ml) を加え酢酸エチル (30 m
l) で抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄後、無水硫
酸ナトリウムで脱水、濃縮乾固して黄色油状残渣 (60 m
g) を得た。これを分取HPLC〔カラム、D-ODS-5, ワ
イエムシー社製;溶媒、80% アセトニトリル−10 mM リ
ン酸緩衝液 (pH 3); 流速、10 ml/分〕に付し、溶出容
量285−325mlの画分を集め濃縮後、pH3に調
整し酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層を水洗後、無
水硫酸ナトリウムで脱水、濃縮乾固して化合物76 (9.
1 mg) を黄色粉末として得た。 化合物76 IR 吸収スペクトル:KBr 錠剤中、主な波数を示す (cm
-1) 3430, 2960, 2930, 1760, 1720, 1520, 1210, 1100
【0126】
【実施例65】 化合物77;5−〔2,5−ジヒドロ−4−(1−オク
テン−3−イル)−2,5−ジオキソ−1H−ピロ−ル
−3−カルボニル〕−8a−ヒドロキシ−4,6−ジメ
チル−1,2,3,4,4a,5,6,8a−オクタヒ
ドロ−2−ナフタレンカルボン酸カルバモイルメチルエ
ステルの製造 化合物1 (50 mg) とヨ−ドアセタミド (22 mg) を実施
例7と同様の条件で反応し、化合物77 (11 mg)を黄色
粉末として得た。 化合物77 IR 吸収スペクトル:KBr 錠剤中、主な波数を示す (cm
-1) 3450, 2960, 2930, 1720, 1690, 1340, 1170, 1150
【0127】
【実施例66】 化合物78;5−〔2,5−ジヒドロ−4−(1−オク
テン−3−イル)−2,5−ジオキソ−1H−ピロ−ル
−3−カルボニル〕−8a−ヒドロキシ−4,6−ジメ
チル−1,2,3,4,4a,5,6,8a−オクタヒ
ドロ−2−ナフタレンカルボン酸シアノメチルエステル
の製造 化合物1 (50 mg) とヨ−ドアセトニトリル (11.8 μl)
を実施例7と同様の条件で反応し、化合物78 (14 m
g)を黄色粉末として得た。 化合物78 IR 吸収スペクトル:KBr 錠剤中、主な波数を示す (cm
-1) 3420, 2960, 2930, 1720, 1460, 1340, 1140, 1100, 10
40
【0128】
【実施例67】 化合物79;5−〔2,5−ジヒドロ−4−(1−オク
テン−3−イル)−2,5−ジオキソ−1−ヘキシル−
1H−ピロ−ル−3−カルボニル〕−8a−ヒドロキシ
−4,6−ジメチル−1,2,3,4,4a,5,6,
8a−オクタヒドロ−2−ナフタレンカルボン酸ヘキシ
ルエステルの製造 化合物1 (100 mg) と1−ヨ−ドヘキサン (161 μl)
を実施例5と同様の条件で反応し、化合物79 (11 mg)
を黄色粉末として得た。 化合物79 IR 吸収スペクトル:KBr 錠剤中、主な波数を示す (cm
-1) 3450, 2960, 2930, 1730, 1700, 1460, 1400, 1380, 12
60, 1170
【0129】
【実施例68】 化合物80;5−〔2,5−ジヒドロ−4−(1−オク
テン−3−イル)−2,5−ジオキソ−1−アリル−1
H−ピロ−ル−3−カルボニル〕−8a−ヒドロキシ−
4,6−ジメチル−1,2,3,4,4a,5,6,8
a−オクタヒドロ−2−ナフタレンカルボン酸アリルエ
ステルの製造 化合物1 (100 mg) とアリルブロミド (94.6 μl) を実
施例5と同様の条件で反応し、化合物80 (56 mg)を黄
色粉末として得た。 化合物80 IR 吸収スペクトル:KBr 錠剤中、主な波数を示す (c
−1) 3450, 2960, 2930, 1730, 1
710, 1430, 1400, 1340, 12
60, 1170
【0130】
【実施例69】 化合物81;5−〔2,5−ジヒドロ−4−(1−オク
テン−3−イル)−2,5−ジオキソ−1−シクロプロ
ピルメチル−1H−ピロ−ル−3−カルボニル〕−8a
−ヒドロキシ−4,6−ジメチル−1,2,3,4,4
a,5,6,8a−オクタヒドロ−2−ナフタレンカル
ボン酸シクロプロピルメチルエステルの製造 化合物1 (100 mg) とシクロプロピルメチルブロミド
(106 μl) を実施例5と同様の条件で反応し、化合物8
1 (5.5 mg)を黄色粉末として得た。 化合物81 IR 吸収スペクトル:KBr 錠剤中、主な波数を示す (cm
-1) 3450, 2960, 2930, 1720, 1700, 1380, 1260, 1170, 10
90
【0131】
【実施例70】 化合物82;N−(2−メトキシエチル)−5−〔2,
5−ジヒドロ−4−(1−オクテン−3−イル)−2,
5−ジオキソ−1−ベンジル−1H−ピロ−ル−3−カ
ルボニル〕−8a−ヒドロキシ−4,6−ジメチル−
1,2,3,4,4a,5,6,8a−オクタヒドロ−
2−ナフタレンカルボン酸アミドの製造 化合物30 (50 mg) とベンジルブロミド (12.7 μl)
を実施例9と同様の条件で反応し、化合物82 (29 mg)
を黄色粉末として得た。 化合物82 IR 吸収スペクトル:KBr 錠剤中、主な波数を示す (cm
-1) 3430, 2960, 2930, 1710, 1640, 1400, 1340, 1120
【0132】
【実施例71】 化合物83;N−(2−メトキシエチル)−5−〔2,
5−ジヒドロ−4−(1−オクテン−3−イル)−2,
5−ジオキソ−1−アリル−1H−ピロ−ル−3−カル
ボニル〕−8a−ヒドロキシ−4,6−ジメチル−1,
2,3,4,4a,5,6,8a−オクタヒドロ−2−
ナフタレンカルボン酸アミドの製造 化合物30 (50 mg) とアリルブロミド (9.0 μl) を実
施例7と同様の条件で反応し、化合物83 (25 mg) を
黄色粉末として得た。 化合物83 IR 吸収スペクトル:KBr 錠剤中、主な波数を示す (cm
-1) 3430, 2960, 2930, 1710, 1640, 1550, 1390, 1340, 12
00, 1120
【0133】
【実施例72】 化合物84;N−(2−メトキシエチル)−5−〔2,
5−ジヒドロ−4−(1−オクテン−3−イル)−2,
5−ジオキソ−1−プロパルギル−1H−ピロ−ル−3
−カルボニル〕−8a−ヒドロキシ−4,6−ジメチル
−1,2,3,4,4a,5,6,8a−オクタヒドロ
−2−ナフタレンカルボン酸アミドの製造 化合物30 (50 mg) とプロパルギルブロミド (9.5 μ
l) を実施例7と同様の条件で反応し、化合物84 (28
mg) を黄色粉末として得た。 化合物84 IR 吸収スペクトル:KBr 錠剤中、主な波数を示す (cm
-1) 3400, 2960, 2930, 1710, 1640, 1540, 1420, 1400, 13
40, 1120
【0134】
【実施例73】 化合物85;N−(2−メトキシエチル)−5−〔2,
5−ジヒドロ−4−(1−オクテン−3−イル)−2,
5−ジオキソ−1−エチル−1H−ピロ−ル−3−カル
ボニル〕−8a−ヒドロキシ−4,6−ジメチル−1,
2,3,4,4a,5,6,8a−オクタヒドロ−2−
ナフタレンカルボン酸アミドの製造 化合物30 (50 mg) とヨ−ドエタン (8.55 μl) を実
施例7と同様の条件で反応し、化合物85 (23 mg) を
黄色粉末として得た。 化合物85 IR 吸収スペクトル:KBr 錠剤中、主な波数を示す (c
−1) 3440, 2960, 2930, 1700, 1
640, 1550, 1450, 1400, 13
80, 1350, 1220, 1120
【0135】
【実施例74】 化合物86;5−〔2,5−ジヒドロ−4−(オクタン
−3−イル)−2,5−ジオキソ−1H−ピロ−ル−3
−カルボニル〕−8a−アセチルオキシ−4,6−ジメ
チル−1,2,3,4,4a,5,6,7、8、8a−
デカヒドロ−2−ナフタレンカルボン酸の製造 化合物2b (50 mg) を酢酸 (0.5 ml) および
無水酢酸 (0.5 ml) に溶解し、10−カンファ−スルホ
ン酸 (5.0 mg) を加え、室温で1時間攪拌した。反応液
を濃縮後、酢酸エチル (30 ml) を加えた。酢酸エチル
層を水洗後、無水硫酸ナトリウムで脱水、濃縮乾固して
黄色油状残渣 (58 mg) を得た。これを分取HPLC
〔カラム、D-ODS-5, ワイエムシー社製;溶媒、63% ア
セトニトリル−10 mMリン酸緩衝液 (pH 3); 流速、10
ml/分〕に付し、溶出容量390−450mlの画分を
集め濃縮後、pH3に調整し酢酸エチルで抽出した。酢
酸エチル層を水洗後、無水硫酸ナトリウムで脱水、濃縮
乾固して化合物86 (9.7 mg) を黄色粉末として得た。 化合物86 IR 吸収スペクトル:KBr 錠剤中、主な波数を示す (cm
-1) 3270, 2960, 2930, 1720, 1460, 1370, 1340, 1280, 12
40, 1030
【0136】
【試験例1】 ファルネシルトランスフェラーゼ阻害試
験 〔測定法〕ラット脳からのファルネシルトランスフェラ
ーゼの調製は、ワイ・ライス(Y.Reiss)らの方法〔セ
ル(Cell)62,81(1990)〕に従った。また、
以下の操作は4℃で行った。すなわち、SDラット
(雄、6週令、チャールズリバー社)より脳を取り出し
ハサミで細切りした後、1mM EDTA、1mM EGT
A、 0.2mM フェニルメチルスルフォニルフルオライ
ドおよび0.1mM ロイペプチンを含む50mMトリス塩
酸緩衝液(pH7.5)を脳1個あたり2mlずつ加え、
テフロンホモジナイザー(浜田理科社製)で氷中にてホ
モジナイズした。この抽出液を60,000×gで70
分間遠心分離して得られた上澄液から、硫酸アンモニウ
ム濃度が30〜50W/V%の間に沈澱してくる画分を回
収し、1mMジチオスレイトール、20μM塩化亜鉛を
含む20mMトリス塩酸緩衝液(pH7.5)で一晩透析
する。透析終了後に15,000×gで10分間遠心分
離して得られた上澄液を粗酵素液とした。
【0137】ファルネシルトランスフェラーゼ活性の測
定は、FTアッセイキット(アマシャム社製)を用いて
以下に述べるように行った。ヒトのラミンBのC末端部
分の11アミノ酸残基からなるペプチドのN末端にビオ
チン化修飾を施したペプチド100nM、120nM
3H−ファルネシルピロリン酸、6mM 塩化マグネシ
ウム、4mM 塩化カリウム、1mM ジチオスレイト
ール、0.002% トリトンX−100および10mM
HEPES緩衝液(pH7.5)からなる反応液60
μl に、本発明化合物〔I〕の溶液20μlと上記粗酵
素液20μlとの混合液40μl を加え、37℃で1時
間保温した後、アマシャム社製のSPAビーズ液150
μlを添加し、反応を停止した。3H−ファルネシル化ペ
プチドの定量は、SPAビーズとの結合によって生じる
カウントをシンチレーションカウンターで測定し、本発
明化合物〔I〕の存在下あるいは非存在下のカウントを
比較することにより本発明化合物〔I〕のファルネシル
トランスフェラーゼ阻害率を算出した。 〔結果〕供試化合物のファルネシルトランスフェラーゼ
50%阻害濃度を〔表6〕に示す。
【表6】
【0138】
【試験例2】 細胞増殖阻害試験 〔測定法〕本発明化合物〔I〕の細胞増殖阻害作用を、
マウス胎児由来線維芽細胞株NIH3T3のK-ras形質
転換細胞株NIH3T3/K-rasを用い、モスマン(Mos
mann)の方法〔ジャーナル・オブ・イミュノロジカル・
メソッド(Journal of Immunological Methods)65,
55(1983)〕を改変した方法で測定した。すなわ
ち、NIH3T3/K-ras細胞を3×104個/ml の濃
度で培地に懸濁し、あらかじめ種々の濃度の供試化合物
を溶かしたリン酸緩衝化生理食塩水(phosphate - buff
ered saline、PBS)を10μl添加した96穴平底プレ
ート(ヌンク社)の各ウエルに0.1mlずつ分注した。
培地はダルベッコ改変型イーグル・ミニマムエッセンシ
ャルメディウム〔ウイッタカー・バイオプロダクツ(Wh
ittaker Bioproducts)社、米国〕にウシ胎児血清(FC
S、Whittaker Bioproducts社、米国)を10%(v/
v)添加したものを用いた。上記プレートを37℃、5
%CO2 に設定した炭酸ガスインキュベーターで3日間培
養後、テトラゾリウム塩MTT(シグマ社、米国)を5mg/
ml となるようにPBS に溶かした溶液を25μl添加し、
上記炭酸ガスインキュベーター中にて保温した。4時間
後に0.01N 塩酸に10%となるようにSDS を加えた
溶液を各ウエルに0.1ml ずつ加え、上記炭酸ガスイン
キュベーター中にて一晩保温し、620nm での吸光度
をタイターテックマルチスキャン吸光度計(フロー社、
米国)を用いて測定した。PBS のみを10μl 加えた場
合の吸光度を対照として、各濃度における供試化合物の
細胞増殖阻害率(%)を算出した。 〔結果〕マウス胎児由来線維芽細胞株NIH3T3のK-
ras 形質転換細胞株の増殖に対する、供試化合物の50
%阻害濃度を〔表7〕に示す。
【表7】
【0139】
【試験例3】 生体内腫瘍増殖抑制試験 〔測定法〕ヒト線維肉腫細胞株HT−1080をヌード
マウス1匹あたり2×106個皮下移植し、移植4日後
から5日間、3匹を処理群として、前述の実施例21で
得られた化合物33を毎日10mg/kg と3mg/kg の用量
で腹腔内投与した。抗腫瘍活性は癌細胞移植後11日後
の腫瘍塊の体積を測定することにより判定した。腫瘍増
殖抑制率は、未処理のコントロール群3匹の腫瘍塊体積
(C)mm3を測定し、化合物33投与群3匹の腫瘍塊体
積(T)mm3と比較することにより算出した。腫瘍塊体
積は長径(a)と短径(b)をキャリバーで測定し、計
算式0.5×a×b2から算出した。 〔結果〕腫瘍体積比(T/C×100)を〔表8〕に示
す。これより化合物33の投与により、腫瘍の増殖は顕
著に抑制されたことがわかる。
【表8】 以上述べた試験例から明らかなように、本発明の化合物
〔I〕またはその塩は、優れたファルネシルトランスフ
ェラーゼ阻害作用、細胞増殖阻害作用及び抗腫瘍作用を
示す。
【0140】
【製剤例1】実施例21で得られた化合物33を用い
て、下記に示す処方の全成分を混和し、ゼラチンカプセ
ルに充填し、カプセル1個当たり、30mgの化合物3
3を含有するカプセル剤を製造した。 化合物33 30mg 乳糖 100mg コーンスターチ 40mgステアリン酸マグネシウム 10mg 合 計 180mg
【0141】
【製剤例2】実施例21で得られた化合物33、乳糖、
コーンスターチ(下記に示す量の半分)及びヒドロキシ
プロピルセルロースを混合し、これに水を加えて練合・
造粒した。次いで真空乾燥後、これとステアリン酸マグ
ネシウム及びコーンスターチ(下記に示す量の半分)の
混合物とを混合した。得られた混合物を圧縮成型し、下
記に示す処方の錠剤を製造した。 化合物33 60 mg 乳糖 73.4mg コーンスターチ 60 mg ヒドロキシプロピルセルロース 6 mgステアリン酸マグネシウム 0.6mg 合 計 200.0mg
【0142】
【製剤例3】実施例21で得られた化合物33の濃度が
ミグリオール812〔MIGLYOL812、カプリル酸/カプリ
ン酸トリグリセリド、ヒルス社(HULS AKTIENGESELLSCH
AFT)、ドイツ〕に対して10mg/ml(0.1% w/
v)となるように溶解させ、均一な溶液を調製した。こ
の溶液20mlを窒素置換したバイアルに封入して、化
合物33を含有する製剤を得た。
【0143】
【発明の効果】本発明の化合物〔I〕は、優れたファル
ネシルトランスフェラーゼ阻害作用、細胞増殖阻害作用
及び抗腫瘍作用を有し、ファルネシルトランスフェラー
ゼ阻害剤、抗腫瘍剤として用いられる。
【0144】
【配列表】
配列番号:1 配列の長さ:4 配列の型:アミノ酸 トポロジー:直鎖状 配列の種類:ペプチド
【0145】
【配列表】
配列番号:2 配列の長さ:4 配列の型:アミノ酸 トポロジー:直鎖状 配列の種類:ペプチド
【0146】
【配列表】
配列番号:3 配列の長さ:4 配列の型:アミノ酸 トポロジー:直鎖状 配列の種類:ペプチド
【0147】
【配列表】
配列番号:4 配列の長さ:4 配列の型:アミノ酸 トポロジー:直鎖状 配列の種類:ペプチド
【0148】
【配列表】
配列番号:5 配列の長さ:4 配列の型:アミノ酸 トポロジー:直鎖状 配列の種類:ペプチド
【0149】
【図面の簡単な説明】
【図1】化合物TAN−1813の紫外線吸収スペクト
ル(メタノール中)
【図2】化合物TAN−1813の赤外線吸収スペクト
ル(KBr錠剤中)
【図3】化合物TAN−1813の1H核磁気共鳴(N
MR)スペクトル(重ジメチルスルホキシド中、内部標
準としてテトラメチルシランを添加)
【図4】化合物TAN−1813の13C核磁気共鳴(N
MR)スペクトル(重ジメチルスルホキシド中、内部標
準としてテトラメチルシランを添加)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 野崎 幸正 大阪府池田市室町11番23号

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一般式 【化1】 〔式中、R1はエステル化またはアミド化されていても
    よいカルボキシル基を、R2は水素原子または置換され
    ていてもよい炭化水素基を、R3は水素原子またはアシ
    ル基を示し、 【化2】 は単結合または二重結合を示す〕で表される化合物また
    はその塩。ただし式 【化3】 で表される化合物を除く。
  2. 【請求項2】R1が式 −COOR4 〔式中、R4は水素原子または置換されていてもよいC
    1-20炭化水素基を示す〕または式 −COX 〔式中、Xは式 【化4】 (式中、R5およびR6は同一または異なって、水素原
    子、置換されていてもよいC1-20炭化水素基または4な
    いし7員複素環基を示すか、またはこれらが結合してい
    る窒素原子とともに3ないし8員複素環基を示す)で表
    される基または保護基を有していてもよい1から4個の
    アミノ酸残基からなるアミノ酸配列を示す〕で表される
    請求項1記載の化合物。
  3. 【請求項3】R2で表される炭化水素基がC1-10アルキ
    ル基、C2-10アルケニル基、C2-10アルキニル基、C
    7-10アラルキル基またはC3-6シクロアルキル−C1-4
    ルキル基である請求項1記載の化合物。
  4. 【請求項4】R2で表される置換されていてもよい炭化
    水素基における置換基がハロゲン原子である請求項1記
    載の化合物。
  5. 【請求項5】R3で表されるアシル基がC1-7アルカノイ
    ル基、C3-7アルケノイル基、C7-15アロイル基または
    6-14アリール−C2-7アルカノイル基である請求項1
    記載の化合物。
  6. 【請求項6】R4で表される置換されていてもよいC
    1-20炭化水素基における置換基が、C1-6アルコキシ、
    1-6アルコキシカルボニル、カルバモイル、シアノ、
    ニトロ基またはハロゲン原子である請求項2記載の化合
    物。
  7. 【請求項7】R5またはR6で表される置換されていても
    よいC1-20炭化水素基における置換基が、C1-6アルコ
    キシ、C1-6アルキルチオ、水酸基、モルホリノ基また
    は保護されていてもよいアミノ基である請求項2記載の
    化合物。
  8. 【請求項8】R2およびR3が水素原子である請求項1記
    載の化合物。
  9. 【請求項9】N−(2−エトキシエチル)−5−〔2,5
    −ジヒドロ−4−(1−オクテン−3−イル)−2,5−
    ジオキソ−1H−ピロール−3−カルボニル〕−8a−
    ヒドロキシ−4,6−ジメチル−1,2,3,4,4a,5,
    6,8a−オクタヒドロ−2−ナフタレンカルボン酸ア
    ミドである請求項1記載の化合物。
  10. 【請求項10】一般式 【化5】 〔式中、R2は水素原子または置換されていてもよい炭
    化水素基を、R3は水素原子またはアシル基を示し、 【化6】 は単結合または二重結合を示す〕で表される化合物また
    はその塩をエステル化またはアミド化反応に付すか、一
    般式 【化7】 〔式中、R1はエステル化またはアミド化されていても
    よいカルボキシル基を、R3は水素原子またはアシル基
    を示し、 【化8】 は単結合または二重結合を示す〕で表される化合物また
    はその塩をN−置換反応に付すかまたは一般式 【化9】 〔式中、R1はエステル化またはアミド化されていても
    よいカルボキシル基を、R2は水素原子または置換され
    ていてもよい炭化水素基を、 【化10】 は単結合または二重結合を示す〕で表される化合物また
    はその塩をアシル化反応に付すことを特徴とする請求項
    1記載の化合物またはその塩の製造法。
  11. 【請求項11】請求項1記載の化合物を含有してなるフ
    ァルネシルトランスフェラーゼ阻害剤。
  12. 【請求項12】請求項1記載の化合物またはその塩を含
    有してなる抗腫瘍剤。
JP29876795A 1994-11-29 1995-11-16 新規デカリンカルボン酸誘導体、その製造法および用途 Withdrawn JPH08225523A (ja)

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