JPH0822708A - 車両用灯具 - Google Patents

車両用灯具

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JPH0822708A
JPH0822708A JP6177682A JP17768294A JPH0822708A JP H0822708 A JPH0822708 A JP H0822708A JP 6177682 A JP6177682 A JP 6177682A JP 17768294 A JP17768294 A JP 17768294A JP H0822708 A JPH0822708 A JP H0822708A
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Hajime Maekawa
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 発光部と非発光部が連設された構造に成る車
両用灯具の灯室内において、光源用のバルブを点滅させ
たときに前面レンズの内面に温度差等による結露や曇り
の発生を防止する。 【構成】 灯室7の後部に構成したリフレクタ3の内面
に反射鏡面2を形成し、この反射鏡面2の光軸CL上に
光源用のバルブ9を装着して発光部Aを形成すると共
に、この発光部Aに連続して灯具ボディ1の後部から延
出形成された仕切壁12で区画され、且つ非発光部Bと
成る低温室8を形成する。この灯室7と低温室8間を形
成された上記仕切壁12の先端12aと前面レンズ6の
内側の間に連通部15を形成して両室7,8を連通さ
せ、低温室8側に灯具ボディ1の後部外側に開放した通
気孔20を形成したもの。両室7,8間の対流を促進
し、発光部A側の前面レンズ6内面の曇りの発生を防止
することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両用灯具の改良に係
り、特に発光部と非発光部が連設された構造に成る車両
用灯具の灯室内において、光源用のバルブを点滅させた
ときに前面レンズの内面に温度差等による結露や曇りの
発生を防止した車両用灯具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、従来の車両用灯具にあっては、
図6に示すように、灯具ボディ50の内面に反射鏡面5
1を形成すると共に、該反射鏡面51の後部に光源用の
バルブ52を装着したバルブソケット53を固設し、且
つ灯具ボディ50の前面開口縁に前面レンズ54を被着
して灯室55を密閉した構造に成っている。このような
密閉された灯室55を形成した車両用灯具においては、
バルブ52の点灯によって生ずる灯室内55内の圧力の
上昇による灯具の破損や、バルブ52の点滅に伴う温度
変化によって生ずる前面レンズ54の内面の曇りの発生
を防止するために、灯具ボディ50の後面に灯室55内
外に連通する通気孔56を開設し、この通気孔56開設
部の外側には灯具ボディ50と一体と成る筒部57を立
設すると共に、その先端に軟質筒状のグロメット58を
連結し、該グロメット58の開口端側を灯具ボディ50
の下方側へ曲折下降させることによって灯具ボディ50
外からの浸水を防止する構造に成っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記のように
構成した従来の車両用灯具においては、前面レンズ54
を介して通気孔56形成部分が暗部として現れたり、バ
ルブ52の前方領域に比べて灯室55内の両端部分に低
温域を形成して温度差が生じ、この部分の前面レンズ5
4内面に曇りが発生する等の問題があった。
【0004】本発明は、上記問題に鑑みて創案されたも
のであり、灯室内において曇りの発生し易い両端部分に
発光部を形成する灯室と連通する非発光部と成る低温室
を形成し、この低温室の後部に灯具ボディの外側へ連通
する通気孔を開設することによって発光部と成る灯室内
と非発光部と成る低温室間を強制的に対流させ、配光パ
ターンを形成するための灯室前方の前面レンズに曇りが
発生したり、バルブ点灯による発光部内の圧力上昇を防
止することができる車両用灯具を提供することを目的と
するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係る車両用灯具は、灯具ボディの前面に開
口する開口縁に前面レンズを被着し、内側に密閉された
灯室を形成して成る車両用灯具において、上記灯室の後
部にはリフレクタを構成し、その内面に反射鏡面を形成
し、該反射鏡面の光軸上に光源用のバルブを装着して発
光部を形成すると共に、この発光部に連続して灯具ボデ
ィの後部から延出形成された仕切壁で区画され、且つ非
発光部と成る低温室を形成し、前記仕切壁の先端に発光
部と非発光部間を連通させる連通部を形成したことを要
旨とするものである。上記非発光部側を被蓋している前
面レンズの裏面には再帰反射板を装着し、内部に対する
透視を防ぐように構成することができる。また、灯具ボ
ディの外側に連通する通気孔を、上記再帰反射板の後部
に開設することにより、非発光部側の低温室における暗
部の発生を防止することが可能に成る。
【0006】
【作用】上記構成によれば、発光部と成る灯室内と非発
光部と成る低温室間に強制的に対流現象を引き起こさ
せ、バルブによって高温化した気流を灯室を区画してい
る仕切壁の先端と前面レンズの内面間に形成された連通
部を介して低温室側へ対流排気させ、発光部と成る灯室
内には低温部が発生しない。また、灯具ボディの後面外
側へ開放した通気孔は、低温室側に開設されているた
め、発光部側に暗部が発生することがない。また、低温
室側の前面レンズの内側に再起反射板を付設することに
より低温室内に対する透視を防ぐことができ、内部に対
するボロ隠し的作用を奏すると共に、この低温室内に曇
りが発生しても前面レンズが再帰反射板で覆われ、かつ
非発光部として構成されているため、灯室内の曇り発生
状態を外部から視認することができない。
【0007】
【実施例】以下、本発明に係る車両用灯具に関する第一
の実施例を図1乃至図4に従って説明する。図面におい
て、符号1は、正面視において略長方形状を呈する灯具
ボディである。この灯具ボディ1は、後部内面に放物反
射鏡面2を有する略楕円体形状のリフレクタ3を形成す
ると共に、該リフレクタ3が車両の側方へ回り込む部分
に側方反射部4を連続形成して成る発光部Aを構成し、
該リフレクタ3の他方には再帰反射板5を内装した非発
光部Bを構成したものであり、発光部A及び非発光部B
を形成する灯具ボディ1の前方へ開口する開口縁には前
面レンズ6を共通に被蓋して発光部A側と非発光部B側
に密閉さた灯室7と低温室8を形成してある。また、発
光部A側の灯室7の後面に形成されたリフレクタ3の前
面には、該リフレクタ3の光軸CL上略焦点位置Fに2
個のフィラメント9a,9bが位置するようにバルブ9
を支持すべく、リフレクタ3の後部に開設したバルブソ
ケット固定孔10に対してバルブソケット11を着脱自
在に固設する構造に成っている。このバルブソケット固
定孔10は、リフレクタ3の光軸CLに対して車両Cの
側方側へやや傾斜θするように形成してあり、バルブ9
を装着してこのバルブソケット固定孔10に固定したバ
ルブソケット11の固定姿勢を上記傾斜角度θに対応し
て傾斜させて支持するように成っている。また、発光部
A側の灯室7は、隣接する非発光部B側の低温室8との
間に仕切壁12を延出形成した構造に成っており、バル
ブ9のフィラメント9aの照射光束がリフレクタ3の内
面に形成した略放物反射鏡面2上で反射して灯具前方へ
略平行光束L1を出射すると共に、上記仕切壁12の内
面で反射した照射光束L2が灯室7の後部においてリフ
レクタ3が形成されていない非反射面13に対応する前
面レンズ6の前方部分を照明し、またバルブ9の他のフ
ィラメント9bの照明光束L3によって車両C側方へ回
り込んで形成された灯室7a内を照明すると共に、該部
分における前面レンズ6の内面で灯室7a内に再反射し
た反射光束によって、この灯室7aの後部を密閉する灯
具ボディ1の内面に形成した拡散反射面14上で拡散反
射させ前面レンズ6の該部分を輝光させるように成って
いる。
【0008】発光部Aを形成する灯室7と非発光部Bを
形成する低温室8を区画する仕切壁12の先端部12a
と前面レンズ4の内面との間に両者を連通させる連通部
15を形成すると共に、低温室8の後部に通気孔16を
開設し、灯具ボディ1の外部に低温室8を開放する構造
に成っている。灯室7と低温室8間を通気させる連通部
15の具体的構造として、前面レンズ4に接する上記仕
切壁12に両室7,8を連通させる1又は2以上の孔1
5aを穿設(図3(a)参照)して構成し、又は仕切壁
12の先端を前面レンズ4の内面から分離させるような
スリット状の連通構造15b(図3(b)参照)を形成
してもよい。17は、上記通気孔16を囲むように灯具
ボディ1の後面に形成した空気放出筒であり、その開口
端には適宜低温室8内に対して灯具ボディ1の外側から
浸水することがないように開口方向を灯具ボディ1の下
方後面側に曲成させたグロメット18を装着する構造に
なっている(図4参照)。従って、灯室7内に担持した
バルブ9の点灯によって高温化した灯室7内の空気がこ
の仕切壁12の先端に形成された連通部15を経由して
低温室8側へ流入し、上記通気孔16から排気されるよ
うに作用すると共に、該通気孔16を介して灯具ボディ
1内へ冷気を吸入し、灯室7及び低温室8内の呼吸作用
を行う。また、上記低温室8内には、その前面を密閉し
ている部分の前面レンズ6の内側に再帰反射板5を固設
してあるため、該再帰反射板5によって車両用灯具の外
部から照射される外光、特に、後続車両からの照射光束
を再帰反射して輝光し、注意喚起性を向上すると共に、
同時に本発明においては、低温室8内に対する透視を防
ぎ、その後方に開設形成してある通気孔16部分に対す
るボロ隠し、又は暗部の発生を防止する効果がある。
尚、符号19はバルブ9に対する給電のためのハーネス
であり、一端が灯具ボディ1の後面に固定された後、車
両Cの車体内へ引き出されるように成っている。また、
低温室8を構成した灯具ボディ1の後面にはグロメット
18の構成部を囲んで周方向に立設したリブ20が形成
してあり、該部分の防水作用を奏するように構成してあ
る。
【0009】図5は、本発明に係る車両用灯具に関する
第二の実施例を示すものである。本実施例においては、
灯具ボディ21は、後部内面に放物反射鏡面22を有す
る略楕円体形状のリフレクタ23を形成すると共に、こ
のリフレクタ23の光軸CL上における略焦点F位置に
フィラメント24aが位置すべくバルブソケット25に
装着されたバルブ24を支持して発光部Aを構成し、こ
の発光部Aの両側に非発光部B,Bを構成したものであ
る。これらの発光部A及び非発光部B,Bを構成する灯
具ボディ21の前面開口縁には前面レンズ26を被せて
密閉された発光部A側の灯室27を形成すると共に、該
灯室27の両側に灯具ボディ21の後部から延出した仕
切壁28,28によって区画された非発光部B,Bと成
る低温室29,29を形成したものである。上記仕切壁
28,28の先端部分28a,28aは、前面レンズ2
6の内面に対してやや分離した位置まで延出しており、
両者が対向する位置で灯室27と低温室29,29側を
連通する連通部30を形成し、各低温室29,29の後
部に通気孔31,31を穿設して灯具ボディ21の外部
に各低温室29,29を開放する構造に成っている。こ
のように発光部Aを構成する灯室27の両側に低温室2
9,29を連続形成することにより、密閉された構造に
成る車両用灯具の灯室27内の対流を積極的、且つ効率
的に行うことが可能となり、前面レンズ26の内面に発
生する温度変化による曇りの発生や灯具破損の原因を取
り除く作用効果をより向上することができる。図中、符
号32は通気孔31,31を囲むように立設した空気放
出筒、33は、該各空気放出孔32,32の端部に取り
付けたグロメットである。また各低温室29,29内に
は、前面レンズ26の内面に固定される再帰反射板3
4,34をそれぞれ配置して各低温室29,29内への
透視を防止するように構成することができる。
【0010】
【発明の効果】本発明に係る車両用灯具は、以上のよう
に構成したから、光源用のバルブを点滅させたときに、
発光部側の灯室と非発光部側の低温室側との間で強制的
に対流現象を発生させ、発光部側の前面レンズの内面に
高温部と低温部が形成されることなく、前面レンズ内面
に対する曇りの発生を防止することができる。また、低
温室側の前面レンズは再帰反射板によって覆われた構造
に成ると共に、上記の如く非発光部として構成されてい
るため、低温室内で曇り現象が発生しても外部から視認
することができない。しかも、発光部側の灯室及び非発
光部側の低温室間における呼吸作用がスムーズに行われ
るように成るため両室内部の圧力差による灯具自体の破
損等が発生することがない等、本発明の実施により得ら
れる効果は極めて大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る車両用灯具の第一の実施例を示す
正面図である。
【図2】図1におけるII−II線断面図である。
【図3】連通部の具体的構成例に関するものであり、
(a)は複数の連通孔を形成した例を示す斜視図、また
(b)はスリットを形成した例を示す斜視図である。
【図4】図1におけるIII−III線断面図である。
【図5】本発明に係る車両用灯具の第二の実施例を示す
平断面図である。
【図6】従来の車両用灯具の構造を示す平断面図であ
る。
【符号の説明】 1 灯具ボディ 2 放物反射鏡面 3 リフレクタ 4 側方反射部 5 再帰反射板 6 前面レンズ 7 灯室 8 低温室 9 バルブ 10 バルブソケット固定孔 11 バルブソケット 12 仕切壁 15 連通部 16 通気孔 17 空気放出筒 18 グロメット 21 灯具ボディ 23 リフレクタ 24 バルブ 26 前面レンズ 27 灯室 28 仕切壁 29 低温室 30 連通部 31 通気孔 34 再帰反射板

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 灯具ボディの前面に開口する開口縁に前
    面レンズを被着し、内側に密閉された灯室を形成して成
    る車両用灯具において、 前記灯室の後部にはリフレクタを構成し、その内面に反
    射鏡面を形成し、該反射鏡面の光軸上に光源用のバルブ
    を装着して発光部を形成すると共に、この発光部に連続
    して灯具ボディの後部から延出形成された仕切壁で区画
    され、且つ非発光部と成る低温室を形成し、前記仕切壁
    の先端に発光部と非発光部間を連通する連通部を形成し
    たことを特徴とする車両用灯具。
  2. 【請求項2】 前記非発光部側を被蓋している前面レン
    ズの裏面に再帰反射板を装着したことを特徴とする請求
    項1の車両用灯具。
  3. 【請求項3】 前記再帰反射板の後方に灯具ボディの外
    側に連通する通気孔を穿設したことを特徴とする請求項
    2の車両用灯具。
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