JPH08228267A - 画像読み取り装置 - Google Patents

画像読み取り装置

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JPH08228267A
JPH08228267A JP7033836A JP3383695A JPH08228267A JP H08228267 A JPH08228267 A JP H08228267A JP 7033836 A JP7033836 A JP 7033836A JP 3383695 A JP3383695 A JP 3383695A JP H08228267 A JPH08228267 A JP H08228267A
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Akito Yamada
明人 山田
Yuji Toyomura
祐士 豊村
Hidetoshi Ikeda
英敏 池田
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 バッファオーバーラン発生等により、画像読
み取りの中断が生じた場合、再読み取り動作時に繋ぎ目
のところで画像の位置ズレを生じさせないようにする。 【構成】 原稿の副走査方向の画像読み取り位置を計測
する距離計測手段としてのモータエンコーダ32と、基準
クロック信号35の分周信号から水平同期信号37を生成す
る手段としての水平同期信号生成回路25と、この水平同
期信号37を再同期化信号36を得る手段のCPU28を有す
る。この構成で、バッファオーバーラン発生等により読
み取り動作を中断する場合、中断時の副走査読み取り位
置をバッファメモリ21に記憶し、再読み取り動作時に再
読み取り開始位置を通過するタイミングで水平同期信号
37を再同期化することにより、繋ぎ目部分の位置ズレを
なくし、画像の劣化のないようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は読み取り位置合わせ機能
を備えたスキャナ,複写機等の画像読み取り装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】近年、ワークステーションやパーソナル
コンピュータ等が高機能化され、フルカラー画像の編
集、電子ファイリングやOCR等による文字読み取りが
高速に処理できるようになった。これに伴い画像を簡易
に読み取ることができるフラットベッドタイプのイメー
ジスキャナ装置が普及してきているが、画像の読み取り
精度の向上、および画像読み取り速度の高速化に伴いホ
スト装置との画像データの転送において協調が問題とな
る。特にイメージスキャナ装置の画像読み取り速度が、
ホスト装置との画像データ転送速度より高速である場合
には、何らかの手段により両者の協調を図る必要があ
る。
【0003】このような場合、通常はイメージスキャナ
装置の画像データをバッファメモリに蓄積したり、画像
読み取り動作を途中停止させるなどの対策がとられてい
る。画像データをバッファメモリに一旦蓄積し、ホスト
装置の処理速度に応じて送信する対策は有効かつ容易で
あるが、高解像度化,カラー化に伴い画像データ量が膨
大となり、画像1枚分のバッファメモリを搭載すること
は費用の面での負担が大きく得策とはいえない。
【0004】そのため、より簡易かつ経済的対策とし
て、読み取り動作を一時的に途中で停止させる機能を付
与したものがある。このような途中停止機能を有する装
置にあっては、途中停止、読み取り再開の再読み取り動
作に伴う読み取り画像の読み取り位置合わせが問題とな
る。
【0005】その従来技術において画像読み取り装置の
副走査方向の駆動にDCモータを用いた場合、読み取り
位置精度を上げるためにモータエンコーダから水平同期
信号を得る方法がある。
【0006】図4は本発明が実施される画像読み取り装
置の概略を示す図である。図4において、1は画像読み
取り装置本体、2は原稿(図示せず)をセットする原稿ガ
ラス、3は原稿を走査して読み取るキャリッジ、4は内
部にベアリング等を有する支持部材であり、キャリッジ
3に装着されている。5は支持部材4を介してキャリッ
ジ3を支持するシャフトであり、このシャフト5により
キャリッジ3は副走査方向のみに移動が規制される。6
は駆動力をキャリッジ3に伝達する駆動ワイヤ、7は駆
動プーリ、8は従動プーリであり、キャリッジ3には駆
動ワイヤ6が接続され、駆動ワイヤ6は駆動プーリ7,
従動プーリ8を介して係合されている。9はDCモータ
であり、駆動プーリ7は連結シャフトおよび減速機構
(共に図示せず)によりDCモータ9に接続され、DCモ
ータ9を回転させることでキャリッジ3を駆動する。10
は従動プーリ支持部材、11は付勢手段であり、従動プー
リ8は従動プーリ支持部材10を介して付勢手段11により
付勢され駆動ワイヤ6に張力を付与する。12は原稿ガラ
ス2に原稿を密着させる原稿カバーである。上記キャリ
ッジ3ないし付勢手段11が原稿と後述する光学系とを副
走査方向に相対運動させる駆動手段を構成する。
【0007】図5は図4に示す光学系の概略を示す図で
ある。図5において、13は光源手段としての原稿を照射
する光源ランプ、14はアパーチャであり、キャリッジ3
に設けられた原稿読み取り部の副走査方向の読み取りラ
イン幅を絞るものである。15は原稿からの反射光を反射
する反射ミラー、16は光学情報を電気信号に変換するラ
インセンサ手段としてのカラーイメージセンサ、17は前
記カラーイメージセンサ16上にイメージを結像させる結
像レンズである。
【0008】図6は第1の従来例におけるモータエンコ
ーダカウント値から水平同期信号を得るタイミングチャ
ートである。図6(1)は水平同期信号H0、図6(2)は
副走査の読み取り位置P0(縦軸)と時間t(横軸)の関係
を示す図である。ここでは、例として副走査読み取り位
置P0は、モータエンコーダ(図示せず)のカウント値が1
00カウント毎に読み取る解像度であり、そのモータエン
コーダのカウント値が100の倍数毎に水平同期信号H0を
生成している。なお、図6(2)の右上がりに示す破線が
目標位置P1を示し、この破線に沿った実線が実際の副
走査読み取り位置P2である。
【0009】次に図4,図5の画像読み取り装置を用い
て第1の従来例の動作を説明する。
【0010】外部ホスト(図示せず)より原稿の読み取り
命令が出されると、CPU(図示せず)は光源ランプ13を
点灯すると共にDCモータ9を回動させ、駆動プーリ7
および駆動ワイヤ6にて連結されたキャリッジ3を一定
速度で駆動する。また、イメージセンサ駆動回路(図示
せず)よりカラーイメージセンサ16の読み取り動作を開
始する。
【0011】原稿(図示せず)はガラス窓2bを通して光
源ランプ13により照射され、原稿からの反射光はアパー
チャ14により副走査方向の読み取りライン幅を絞られ、
キャリッジ3内部に入射する。入射された原稿からの反
射光は、反射ミラー15により反射され、結像レンズ17に
よりカラーイメージセンサ16上に結像され、電気信号に
変換される。このカラーイメージセンサ16は、通常、電
荷蓄積型のため図6(1)に示すところの水平同期信号H
0の周期が蓄積時間となる。
【0012】今、キャリッジ3が副走査読み取り位置P
0でモータエンコーダカウント値が1000の位置にあり、
図6(2)に破線で示す目標位置P1になるようにCPU
(図示せず)が制御を行ったとすると、実際には制御の遅
延のため実線のようにやや目標位置P1との間に差がで
き、実際の副走査読み取り位置P2のモータエンコーダ
カウント値が100カウント毎に水平周期信号H0を生成し
た場合、この水平同期信号H0は正確に読み取り位置で
パルスを生成することになるが、その周期は一定にはな
らなくなる。これにより、図6(1)に示したように蓄積
時間がtaとtbのように変動することになり、カラー
イメージセンサ16の電荷蓄積量が読み取り位置で変動し
画像ムラが発生する。
【0013】また、上記従来の問題を解決するために、
従来、基準クロック分周信号から一定周期の水平同期信
号を得る構成で蓄積時間を一定にする手段がある。
【0014】図7は第2の従来例における基準クロック
分周信号から一定周期の水平同期信号H0を得るタイミ
ングチャートを示している。この図7はバッファメモリ
の使用量がある所定値以上になり(以後バッファオーバ
ーランK0と呼ぶ)読み取り動作を一時停止し、バッファ
オーバーランK0の解除K1後に再読み取り動作が発生し
た場合である。
【0015】ここで、図7(1)の信号は、データを一時
的に保存しているバッファメモリ(図示せず)の状況を表
す信号Kである。また図7(2)の信号は基準クロック分
周信号から得た一定周期で固定された水平同期信号H0
を表し、このタイミングで画像の読み取りを行ってい
る。また、図7(3)の信号はモータエンコーダカウント
値が100カウント毎に生成する同期信号H1である。ま
た、図7(4)のグラフは時間t(横軸)の推移に伴う副走
査読み取り位置P0(縦軸)を表し、ここでは、例として
副走査絶対位置を表わすモータエンコーダカウント値が
100カウント毎に読み取るとして目盛を表示している。
【0016】この図7の第2の従来例に示すように、図
7(1)のバッファの状況信号Kにおいてバッファオーバ
ーランK0の発生後は、再読み取り動作時に等速でキャ
リッジ3が同じ位置を通過するためにキャリッジ3を副
走査読み取り方向とは逆の方向に後退させバッファ内デ
ータが吐き出され、バッファメモリがある所定のメモリ
使用量以下になるまで待機する。ある所定のメモリ使用
量以下になると読み取り動作を再開する。以後これを再
読み取り動作と呼ぶ。
【0017】次に図4、図5の画像読み取り装置を用い
て、第2の従来例の動作を説明する。
【0018】前記第1の従来例と同様に外部ホスト(図
示せず)より原稿の読み取り命令が出されると、CPU
(図示せず)は光源ランプ13を点灯すると共にDCモータ
9を回動させ、駆動プーリ7および駆動ワイヤ6にて連
結されたキャリッジ3を一定速度で駆動する。また、イ
メージセンサ駆動回路(図示せず)によりカラーイメージ
センサ16の読み取り動作を開始する。
【0019】原稿(図示せず)はガラス窓2bを通して光
源ランプ13により照射され、原稿からの反射光はアパー
チャ14により副走査方向の読み取りライン幅を絞られ、
キャリッジ3内部に入射する。入射された原稿からの反
射光は、反射ミラー15により反射され、結像レンズ17に
よりカラーイメージセンサ16上に結像され、電気信号に
変換される。
【0020】今、キャリッジ3が図7(4)に示す副走査
読み取り位置P0でモータエンコーダカウント値が1200
の位置にあり、読み取り解像度がモータエンコーダカウ
ント値の100カウント毎に読み取る解像度を指定されて
いるものとすると、この場合、最初は、図7(2)の水平
同期信号H0と図7(3)のモータエンコーダ100カウント
毎の同期信号H1が理想的には同期しており、副走査絶
対位置はほぼ等間隔であり、水平同期信号H0は一定周
期のため蓄積時間は一定で読み取られていく。
【0021】この読み取りで、図7(4)のAの位置でモ
ータエンコーダカウント値が1800を通過後にバッファ使
用量が所定値以上になり図7(1)に示すようにバッファ
オーバーランK0が発生し、Aの位置で読み取りの前の
画像データまでを有効とすると、Aの位置から読み取り
を再開しなければならない。そのため、再読み取りの助
走距離を確保するためキャリッジ3をAの位置から所定
の距離、例えば10mmだけ戻す必要がある。
【0022】その後、バッファメモリの使用量が所定値
以下になるまでキャリッジ3を待機させ、図7(1)に示
すようにバッファオーバーランK0が解除K1されるとキ
ャリッジ3を再び読み取り方向に移動させキャリッジ3
を読み取り速度と同一にする。そして、モータエンコー
ダカウント値が図7(4)のA´の位置から読み取りを再
開する必要があるが、実際には、図7(2)の水平同期信
号H0で読み取りのタイミングを決めているのでA´の
位置の後のBの位置から読み取りを再開することにな
る。
【0023】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記図
6に示す第1の従来例では、図6(1)に示すようにカラ
ーイメージセンサ16の電荷蓄積量が読み取りライン毎に
変動し、画像ムラが発生する。更に、1ライン毎にカラ
ーイメージセンサ16の電荷の転送や画像処理等を図6
(1)の水平同期信号H0の周期以内に実行しなければな
らず、図6(1)において、最小のtb以内に実行しなけ
ればならない。そのためには、あらかじめ水平同期信号
H0の最小周期が1ライン当たりの画像処理時間以上に
なるようにマージンを確保する必要があり、副走査の読
み取りスピードを落さざるを得なくなる。
【0024】また図7に示す第2の従来例では、図7
(2)の水平同期信号H0と図7(4)の実際の副走査読み
取り位置P0がずれているため、図7(4)において、B
の位置あるいは前もって読み取るとするとB´の位置か
ら読み取りを再開してしまうこととなり、絶対位置に対
し最悪の場合±1画素だけ読み取り位置がずれることに
なり、繋ぎの部分の画像を二重読みしたり、読み取り抜
けが生じたりしてしまう。
【0025】また、再読み取り位置から副走査読み取り
方向とは逆の方向に決まった固定距離だけキャリッジ3
を移動させるため、キャリッジ3の最高読み取り速度に
合わせて、助走距離を決定する必要があり、第2の従来
例では、この距離を10mmとしたが低速度で原稿を読み取
る場合には、再読み取り位置までキャリッジ3が移動す
るのに長時間かかり、システムのスループットが低下す
る。
【0026】本発明は上記従来例の問題を解決するもの
で、副走査方向の駆動に原稿と光学系が相対移動する画
像読み取り装置において、画像ムラがなく、バッファオ
ーバーラン発生後、再読み取り動作を行った場合でも画
像繋ぎ目の位置ずれを発生させず、また読み取り再開ま
での駆動手段の動作を最小限にする画像読み取り装置を
提供することにを目的とする。
【0027】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、原稿を照射する光源手段と、各ライン毎
に主走査方向の読み取りを行うラインセンサ手段と、前
記原稿の副走査方向に対して前記原稿との間に相対移動
可能な光学系を有し、前記原稿と前記光学系とを副走査
方向に相対移動させる駆動手段と、前記原稿の副走査方
向の画像読み取り位置を計測する距離計測手段と、前記
原稿の副走査方向の画像読み取り速度を計測する速度計
測手段と、前記ラインセンサ手段で読み取った画像デー
タを一時的に格納するバッファメモリ手段と、基準クロ
ック分周信号から水平同期信号を生成する手段と、前記
水平同期信号を再同期化する手段を有することを特徴と
する。
【0028】
【作用】本発明によれば、上記構成により、周期の一定
した水平同期信号を得ることができるためラインセンサ
の蓄積時間が読み取り位置によって変動することがな
く、画像ムラが発生しない。また、任意のタイミングで
水平同期信号を同期化できることにより、読み取り位置
ずれが発生する場合に同期化でき、再読み取り動作に伴
う画像の二重読みや読み取り抜けがなくなる。
【0029】また、再読み取り動作を早期に行うことが
でき、システムとしての読み取りのスループットが向上
するだけでなく、駆動手段の無駄な動きがないため低消
費電力であり、長寿命となる。
【0030】
【実施例】本発明が実施される画像読み取り装置本体お
よび光学系の構成は、前述した図4,図5と同じである
ので、その説明は省略する。
【0031】図1は本発明の一実施例における画像読み
取り装置の電気系ブロック図である。図1において、18
はラインセンサとしてのカラーイメージセンサ16からの
出力を増幅するアンプ、19は増幅されたアナログ出力を
ディジタルに変換するA/Dコンバータ、20は、一様な
濃度の原稿に対して、一様な出力を得るよう正規化補正
するシェーディング補正回路、21はバッファメモリ、22
はバッファメモリ21上の出力を外部ホスト(図示せず)へ
CPU28を介さずに直接高速に画像データの転送を制御
するDMAコントローラ、23は外部ホスト(図示せず)と
のデータ転送を制御するインタフェース(I/F)コント
ローラ、27は、画像データがバッファメモリ21に書き込
まれるときはそのデータ数だけ増加し、外部ホストへ転
送されたときにはそのデータ数だけ減少するバッファカ
ウンタ、また、24はカラーイメージセンサ16を駆動する
回路で、カラーイメージセンサ16へ副走査位置ライン毎
のライン同期信号33と画素毎の画素クロック34を生成し
ている。25は水平同期信号生成回路で水晶発振器26から
の基準クロック信号35を読み取り解像度で決められたカ
ウントに分周して、基準クロック分周信号を発生し、か
つ、CPU28からの再同期化信号(H2)36で水平同期信
号(H0)37の発生タイミングをリセットする機能を有す
る。また、30はCPU28が出力するディジタル値をアナ
ログレベルに変換するD/Aコンバータであり、モータ
ドライバ31を制御し、DCモータ9の回転方向および回
転速度を変化させることができる。32は距離計測手段と
してのモータエンコーダであり、DCモータ9の回転に
伴い2相のモータエンコーダパルスを発生する。そのパ
ルスはCPU内蔵のカウンタ(図示せず)でカウントされ
読み取りの副走査絶対位置の値として処理される。ま
た、2相のモータエンコーダパルスのうち1相のみはプ
リスケーラ29にてCPU28で指定するべき乗の値に分周
され、基準クロックとの比較から速度計算手段としての
CPU28により速度情報に変換される。その速度情報と
目標速度を比較し、D/Aコンバータ30へのディジタル
出力を変化させることにより、DCモータ9の回転速度
を制御することができる。
【0032】以上のように構成された図1の画像読み取
り装置の電気系ブロック図と本発明が実施される図4お
よび図5に示す画像読み取り装置本体の動作を説明す
る。
【0033】原稿ガラス2に原稿(図示せず)を置き原稿
カバー12を閉じた状態で、外部ホスト(図示せず)より原
稿の読み取り命令が出されると、CPU28は光源ランプ
13を点灯するとともに、D/Aコンバータ30でモータド
ライバ31を制御し、DCモータ9を回動させ、駆動プー
リ7および駆動ワイヤ6にて連結されたキャリッジ3を
読み取り開始位置に読み取り指定解像度で決まる一定速
度で副走査読み取り方向へ駆動する。また、イメージセ
ンサ駆動回路24によりカラーイメージセンサ16の読み取
り動作を開始する。
【0034】原稿はガラス窓2bを通して光源ランプ13
により照射され、原稿からの反射光はアパーチャ14によ
り副走査方向からの読み取りライン幅を絞られ、キャリ
ッジ3内部に入射する。入射された原稿からの反射光
は、反射ミラー15により反射され、結像レンズ17により
カラーイメージセンサ16上に結像され、電気信号に変換
される。
【0035】次にこの電気信号への変換について説明す
る。水晶発振器26から基準クロック信号35が水平同期信
号生成回路25に入力され、この基準クロック信号35を分
周して生成される水平同期信号(H0)37は、本発明でポ
イントとなるCPU28によってリセット可能である。そ
して水平同期信号(H0)37はイメージセンサ駆動回路24
によりライン同期信号33に変換する。実質的にはライン
同期信号33は水平同期信号(H0)37と同じである。この
ライン同期信号33の周期を電荷蓄積時間とし、カラーイ
メージセンサ16の電荷蓄積部に蓄積された電荷を電荷転
送部にシフトするとともに次の周期で電荷転送部内を順
次転送させることにより1ラインの画像データを読み取
っている。
【0036】1ライン分の画像データは画素クロック34
によって1画素毎に電気信号としてRGBそれぞれ同時
に転送される。その後、カラーイメージセンサ16の出力
をアンプ18で増幅し、A/Dコンバータ19でディジタル
データに変換する。そして、一様な濃度の原稿に対し
て、一様な出力を得るようにシェーディング補正回路2
0によって正規化し画像データ38が得られる。この画
像データ38はCPU28の書き込み許可に従って、外部ホ
ストへの転送要求された画像データのみバッファカウン
タ27のカウント値を加算しながらバッファメモリ21に取
り込んでいく。
【0037】この動作とは非同期にインターフェース
(I/F)コントローラ23を介して外部ホスト(図示せず)
へバッファメモリ21に取り込まれた画像データ38をDM
Aコントローラ22により転送する。その際にバッファカ
ウンタ27のカウント値は、転送データ数だけ減算してい
く。DCモータ9は、CPU28より8ビットのディジタ
ルデータの出力値をD/Aコンバータ30によりアナログ
出力に変換され、モータドライバ31によって電流値とな
り回転する。その際にモータエンコーダ32よりDCモー
タ9の回転に伴い2相のモータエンコーダパルスを発生
する。そのモータエンコーダパルスはCPU28内蔵のカ
ウンタでカウントされ読み取りの副走査絶対位置の値と
して処理される。
【0038】また、2相のモータエンコーダパルスのう
ち1相のみはプリスケーラ29にてCPU28で指定するべ
き乗の値に分周され、CPU28により速度情報に変換さ
れる。その速度情報と目標速度を比較し、D/Aコンバ
ータ30へのディジタル出力を変化させることにより、D
Cモータ9の回転速度、即ちキャリッジ3の副走査移動
速度を制御することができる。
【0039】このように動作する画像読み取り装置にお
いて、本発明でポイントとなるバッファメモリ21がある
所定値よりも多く蓄積された場合、即ち、バッファオー
バーラン発生時の再読み取り動作について図2を参照し
ながら説明する。
【0040】図2は本発明の第1の実施例における再読
み取り動作時の水平同期信号の再同期化を説明するタイ
ミングチャートである。図2(1)の信号は、画像データ
を一時的に保存しているバッファメモリ21の状況を表す
信号Kで、従来例と同様にバッファオーバーラン発生K
0およびバッファオーバーランK0の解除K1後に再読み
取り動作が発生した場合について示している。また、図
2(2)の信号は基準クロック信号35の分周信号から得た
一定周期で固定された水平同期信号生成回路25からの水
平同期信号(H0)37を表わし、このタイミングで画像の
読み取りを行っている。
【0041】また図2(3)の信号は、本発明のポイント
となる水平同期信号(H0)37の再同期化信号H2である。
この再同期化信号H2は、モータエンコーダカウント値
がバッファオーバーランK0発生時点のカウント値にな
ったときのモータエンコーダ100カウント毎の同期信号
H1(図2(4))によって生成される再同期化信号であ
り、この再同期化信号がアクティブ(この図ではL)にな
ることによって図2(2)の水平同期信号H0が再同期化
する。
【0042】また図2(4)の信号は副走査読み取り位置
P0のモータエンコーダカウント値が100カウント毎に生
成する同期信号H1である。
【0043】また図2(5)のグラフは時間t(横軸)の推
移に伴う副走査の読み取り位置P0(縦軸)を表し、ここ
では、一例として副走査絶対位置を表すモータエンコー
ダカウント値が100カウント毎に読み取るとして目盛を
表示している。
【0044】以下図2のタイミングチャートを用いて本
発明のポイントとなる動作について説明する。
【0045】今、キャリッジ3が、読み取り開始位置か
ら読み取り解像度で決まる速度で副走査読み取り方向に
移動しており、図2(5)に示すモータエンコーダカウン
ト値が1000の位置を通過し、1100,1200,……と一定の
周期でカウントしている。この各ポイントと図2(2)の
水平同期信号(H0)37は、理想的に同期しているが、水
平同期信号H0は、正確に基準クロック信号35から同一
周期で生成されているのに対し、モータエンコーダカウ
ント値は、前述の速度制御によって一定周期に発生する
ように制御されている。従って、カラーイメージセンサ
16の蓄積時間は常に一定であり、画像の階調性は忠実に
再現されている。
【0046】この状態で、モータエンコーダカウント値
が1800の値になって画像データを取り込んだ時点でバッ
ファメモリ21のメモリ使用量が所定値より多くなると、
図2(1)に示すバッファメモリ21の状況信号KがHにな
りバッファオーバーランK0が発生する。この際に画像
データとしては、モータエンコーダカウント値が1700か
ら1800にかけての水平同期信号H0で蓄積された画像デ
ータまでが有効となる。その位置からDCモータ9を制
御して減速させモータエンコーダカウント値が増加しな
くなるまで減速する(図2(5)では1900を越えた位置)。
その後、キャリッジ3をモータエンコーダカウント値が
1800の位置よりも少ない値になるようにDCモータ9を
逆回転させる。
【0047】充分戻った段階(図2(5)ではモータエン
コーダカウント値が1600よりも戻った位置)で、DCモ
ータ9を制御してキャリッジ3を停止させる。その後、
バッファメモリ21のメモリ使用量が所定値以下になるま
で待機し、図2(1)に示すバッファメモリ21の状況信号
KのバッファオーバーランK0の解除K1の信号とともに
再読み取り動作を開始し、キャリッジ3を副走査読み取
り方向に読み取り速度まで加速し等速度にする。そし
て、先ほどバッファオーバーランK0の発生した図2
(5)のモータエンコーダカウント値が1800になった位置
で水平同期信号(H0)37の図2(3)に示す再同期化信号
H2がアクティブ(図ではL)になり、その前縁で図2
(2)に示す水平同期信号H0が再同期化される。
【0048】その後、水平同期化信号H0はその時点か
ら一定周期となり、モータエンコーダカウント値が1800
から1900にかけての水平同期信号H0に蓄積された画像
データからバッファメモリ21に書き込まれていく。以上
のように上記バッファオーバーラン発生時に再読み取り
動作を繰り返しながら画像を読み取っていく。
【0049】なお、キャリッジ3の再読み取り動作時に
図2(5)のモータエンコーダカウント値が1800の後1900
を越えた位置からDCモータ9の減速を行っているが、
これは、バッファオーバーラン発生後すぐに行ってもよ
い。
【0050】また、図2(1)のバッファメモリの状況信
号に、図2(2)の水平同期信号H0、図2(5)のモータ
エンコーダ100カウント毎の図2(4)に示す同期信号H1
はHでアクティブ、図2(2)に示す水平同期信号H0の
図2(3)に示す再同期化信号H2はLでアクティブとな
っているが、これらは正論理でも負論理でもどちらでも
よい。
【0051】また、図2(4)ではモータエンコーダカウ
ント値が100毎の同期信号H1を生成しているが、モータ
エンコーダ32のカウント値をリアルタイムでモニタでき
る構成においては、この信号自体生成する必要はない。
【0052】また、キャリッジ3は再読み取り動作にお
いて、図2(5)に示す再読み取り位置Xよりモータエン
コーダカウント値で200カウント前の1600カウント以下
まで戻っているが、この戻り距離はX´位置で読み取り
速度に達するのに必要な助走距離以上であればよい。
【0053】第2の実施例として、バッファオーバーラ
ン処理の再読み取り動作時に再読み取り位置で、読み取
り速度に達するための助走距離を、副走査読み取り速度
に応じて変化させることを説明する。
【0054】画像読み取り装置本体、光学系および電気
系ブロック図は第1の実施例と同じなのでその説明を省
略する。図3は本発明の第2の実施例におけるバッファ
オーバーラン発生後、再読み取り動作時のキャリッジ3
の助走距離を説明するタイミングチャートである。図3
において、(1)〜(3)および(5)は前記図2の(1)〜
(3)および(5)と同様の信号と副走査読み取り位置を示
し、(4)はモータエンコーダ16カウント毎の同期信号H
3を示す。
【0055】今、A4サイズ(副走査方向が297mm)のフ
ル画面を副走査読み取りが400DPIの解像度(A4の長
手方向の場合、4677画素)で10秒で読み取るとすると、
キャリッジ3の副走査読み取り方向の移動速度は29.7mm
/sec、カラーイメージセンサ16の蓄積時間、即ち水平
同期信号H0の周期は、2.13msecとなる。
【0056】ここで、モータエンコーダカウント値の最
小距離単位が1/9600インチとすると、400DPIで
は、カウント値が図3(4)に示すように16カウント毎に
読み取っていく。その状態で、A位置の800カウントま
で画像を読み取り、B位置でバッファオーバーランK
0(図3(1))が発生した場合、バッファオーバーランK0
の発生後すぐにキャリッジ3は等加速度運動(キャリッ
ジ速度v=−αt、ここで、αはキャリッジ3の加速度
であり、そのシステムで決まる値、tは時間を表す)で
停止するよう制御する。
【0057】次にC位置で停止後、副走査画像読み取り
方向とは逆の方向へ等加速度運動(v=αt)で加速を行
い、副走査読み取り方向とは逆の方向で読み取り速度2
9.7mm/secになった時点で等速度運動になるようにCP
U28はD/Aコンバータ30を介してモータドライバ31を
制御する。その後、モータエンコーダカウント値が800
カウントの位置(D位置)を通過した時点でモータドライ
バ31を制御して等加速度運動(v=−αt)で減速させ、
停止させる(E位置)。
【0058】この状態で待機し、バッファオーバーラン
K0が解除されるまでDCモータ9を停止させる。F位
置でバッファオーバーランK0が解除K1されると、CP
U28はD/Aコンバータ30を介してモータドライバ31を
制御して、キャリッジ3を29.7mm/secになるまで等加
速度運動(v=αt)で加速する。このとき、丁度29.7mm
/secの速度になった位置(G位置)が、再読み取り位置
のA位置となる。よって、そのG位置からキャリッジ3
を等速度運動に変え、なおかつ水平同期信号H0を再同
期化して図3(3)の再同期化信号H2とし読み取りを再
開する。
【0059】以上のバッファオーバーラン発生による再
読み取り動作を繰り返しながら画像を読み取っていく。
【0060】なお、ここではキャリッジ3の加速,減速
の加速度をともにαとしたため再読取り時の助走距離が
図のYで表す距離になったが、通常のシステムでは、加
速,減速の加速度が同一とは限らないので、ある程度、
助走距離にマージンを取る必要がある。そのマージンの
取り方として、D位置からある一定の時間、例えば10ms
ecの時間だけ、キャリッジ3を等速度運動させ、その
後、等加速度運動で減速することによって助走距離を多
く取ることが可能となる。その際には、F位置で等加速
度運動で加速後、読み取り速度29.7mm/secに達した後
は等速度運動に切り替えてG位置を通過することにな
る。
【0061】以上のようにDCモータ9の加減速の制御
および等速度運動の時間マージンによって、助走距離を
確保することができる。
【0062】また、本実施例では、キャリッジ3を等加
速度運動で加減速を行っているが、段階的に速度を制御
し加減速を行うシステムについても同様に助走距離を確
保することができる。
【0063】以上は、400DPIの読み取りについて説
明したが、他の解像度のときも読み取り速度が一意に決
まるため同様にDCモータ9の加減速の制御および等速
度運動の時間マージンによって助走距離を確保すること
ができ、読み取り解像度によって助走距離を取り過ぎる
ことなく最適に制御することができる。
【0064】また、上記各実施例では、ラインセンサと
してカラーイメージセンサ16を用いているが、これは単
色のラインセンサでもよい。
【0065】また、上記各実施例では、駆動手段として
DCモータ9を用いているが、パルスモータやリニヤモ
ータを含めいかなる駆動手段でもよい。
【0066】また、上記各実施例では、距離計測手段と
して、モータエンコーダ32にて行っているが、リニヤエ
ンコーダを含めた他のいかなる距離計測手段でもよい。
【0067】また、上記各実施例では、速度計測手段を
モータエンコーダパルスの分周信号からCPU28にて速
度情報に変換しているが、他のいかなる速度計測手段で
もよい。
【0068】また、上記各実施例では、キャリッジ移動
型の画像読み取り装置となっているが、原稿移動型等を
含めた原稿に対し光学系を副走査方向に相対的に移動す
る画像読み取り装置であればよい。
【0069】
【発明の効果】以上説明したように本発明の画像読み取
り装置は、周期の一定した水平同期信号を得ることがで
きるためラインセンサの蓄積時間が読み取りライン毎に
変動することがなく、画像ムラが発生しない。また、任
意のタイミングで水平同期信号を同期化できることによ
り、再読み取り動作に伴う画像の二重読みや読み取り抜
けがなくなり、外部ホストの受信処理速度等に依存せ
ず、かつ膨大なバッファメモリを搭載することがなく、
常に高精度に読み取れる画像読み取り装置を提供でき
る。
【0070】また、助走距離を副走査読み取り速度に応
じて変化させることで、再読み取り動作を早期に行うこ
とができ、システムとしての読み取り速度を上げるだけ
でなく、駆動手段の無駄な動きがないため低消費電力か
つ駆動手段の長寿命となる画像読み取り装置を提供でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における画像読み取り装置の
電気系ブロック図である。
【図2】本発明の第1の実施例における再読み取り動作
時の水平同期信号の再同期化を説明するタイミングチャ
ートである。
【図3】本発明の第2の実施例におけるバッファオーバ
ーラン発生後、再読み取り動作等のキャリッジの助走距
離を説明するタイミングチャートである。
【図4】本発明が実施される画像読み取り装置の概略を
示す図である。
【図5】図4の光学系の概略を示す図である。
【図6】第1の従来例におけるモータエンコーダカウン
ト値から水平同期信号を得るタイミングチャートであ
る。
【図7】第2の従来例における基準クロック分周信号か
ら一定周期の水平同期信号を得るタイミングチャートで
ある。
【符号の説明】
9…DCモータ、 16…カラーイメージセンサ、 18…
アンプ、 19…A/Dコンバータ、 20…シェーディン
グ補正回路、 21…バッファメモリ、 22…DMAコン
トローラ、 23…I/Fコントローラ、 24…イメージ
センサ駆動回路、 25…水平同期信号生成回路、 26…
水晶発振器、 27…バッファカウンタ、28…CPU、
29…プリスケーラ、 30…D/Aコンバータ、 31…モ
ータドライバ、 32…モータエンコーダ、 33…ライン
同期信号、 34…画素クロック、 35…基準クロック信
号、 36…再同期化信号、 37…水平同期信号、 38…
画像データ。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿を照射する光源手段と、各ライン毎
    に主走査方向の読み取りを行うラインセンサ手段と、前
    記原稿の副走査方向に対して前記原稿との間に相対移動
    可能な光学系を有し、前記原稿と前記光学系とを副走査
    方向に相対移動させる駆動手段と、前記原稿の副走査方
    向の画像読み取り位置を計測する距離計測手段と、前記
    原稿の副走査方向の画像読み取り速度を計測する速度計
    測手段と、前記ラインセンサ手段で読み取った画像デー
    タを一時的に格納するバッファメモリ手段と、基準クロ
    ック分周信号から水平同期信号を生成する手段と、前記
    水平同期信号を再同期化する手段を有することを特徴と
    する画像読み取り装置。
  2. 【請求項2】 前記バッファメモリ手段は、そのメモリ
    使用量が所定値以上になったとき、前記距離計測手段に
    より計測された現在の距離を記憶し、データの読み取り
    を中断することを特徴とする請求項1記載の画像読み取
    り装置。
  3. 【請求項3】 前記データ読み取り中断後、前記駆動手
    段により、読み取り中断位置よりも前に戻し、前記バッ
    ファメモリ手段のメモリ使用量が所定値以下になったと
    き、再読み取り動作を行うことを特徴とする請求項1ま
    たは2記載の画像読み取り装置。
  4. 【請求項4】 前記再読み取り動作において、再読み取
    り開始位置で読み取り速度に達するのに十分な助走距離
    を確保することを特徴とする請求項1,2または3記載
    の画像読み取り装置。
  5. 【請求項5】 前記再読み取り動作の開始位置で水平同
    期信号を再同期化することを特徴とする請求項1,2,
    3または4記載の画像読み取り装置。
  6. 【請求項6】 前記助走距離を副走査読み取り速度に応
    じて変化させることを特徴とする請求項1,2,3,4
    または5記載の画像読み取り装置。
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