JPH08228533A - 水田作業車の対地作業装置姿勢変更構造 - Google Patents
水田作業車の対地作業装置姿勢変更構造Info
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- JPH08228533A JPH08228533A JP3479495A JP3479495A JPH08228533A JP H08228533 A JPH08228533 A JP H08228533A JP 3479495 A JP3479495 A JP 3479495A JP 3479495 A JP3479495 A JP 3479495A JP H08228533 A JPH08228533 A JP H08228533A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 対地作業装置を昇降制御自在に連結した作業
車において、昇降制御によるハンチング現象を未然に防
止する。 【構成】 水平面に対する機体の前後の傾斜角度を検出
する前後傾斜センサー14を備えて、機体が前下がり姿
勢になると、昇降制御手段における制御感度を自動的に
鈍感側に変更する。
車において、昇降制御によるハンチング現象を未然に防
止する。 【構成】 水平面に対する機体の前後の傾斜角度を検出
する前後傾斜センサー14を備えて、機体が前下がり姿
勢になると、昇降制御手段における制御感度を自動的に
鈍感側に変更する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、乗用型田植機や乗用型
直播機等のように苗植付装置や直播装置等の対地作業装
置を機体に対し昇降操作自在に連結した水田作業車にお
いて、対地作業装置の姿勢変更構造に関する。
直播機等のように苗植付装置や直播装置等の対地作業装
置を機体に対し昇降操作自在に連結した水田作業車にお
いて、対地作業装置の姿勢変更構造に関する。
【0002】
【従来の技術】前述のような水田作業車の一例である乗
用型田植機においては、機体の後部に苗植付装置(対地
作業装置に相当)を昇降自在に連結し、苗植付装置を機
体に対して昇降操作するアクチュエータを備えている。
この場合、田面から苗植付装置までの高さを検出する高
さセンサー(後部側の横軸芯周りに前部側が上下揺動し
ながら田面に接地追従して、苗植付装置に対する上下角
度により田面から苗植付装置までの高さを検出するも
の)を備えており、高さセンサーの検出値に基づいて苗
植付装置が田面から設定高さに維持されるように、アク
チュエータによって苗植付装置を昇降操作する昇降制御
手段を備えている。これにより、苗植付装置が田面から
設定高さに維持されて、苗植付装置により苗が所定の植
付深さで植え付けられていく。
用型田植機においては、機体の後部に苗植付装置(対地
作業装置に相当)を昇降自在に連結し、苗植付装置を機
体に対して昇降操作するアクチュエータを備えている。
この場合、田面から苗植付装置までの高さを検出する高
さセンサー(後部側の横軸芯周りに前部側が上下揺動し
ながら田面に接地追従して、苗植付装置に対する上下角
度により田面から苗植付装置までの高さを検出するも
の)を備えており、高さセンサーの検出値に基づいて苗
植付装置が田面から設定高さに維持されるように、アク
チュエータによって苗植付装置を昇降操作する昇降制御
手段を備えている。これにより、苗植付装置が田面から
設定高さに維持されて、苗植付装置により苗が所定の植
付深さで植え付けられていく。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】乗用型田植機において
植付作業が進行していくと、機体の前輪及び後輪が接地
する耕盤の凹凸により、機体が前上がり姿勢になったり
前下がり姿勢になったりする。これにより、前述のよう
に後部側の横軸芯周りに前部側が上下揺動しながら田面
に接地追従して、苗植付装置に対する上下角度により田
面から苗植付装置までの高さを検出する高さセンサーで
あると、特に機体が前下がり姿勢になれば高さセンサー
も前下がり姿勢(後上がり姿勢)となる。
植付作業が進行していくと、機体の前輪及び後輪が接地
する耕盤の凹凸により、機体が前上がり姿勢になったり
前下がり姿勢になったりする。これにより、前述のよう
に後部側の横軸芯周りに前部側が上下揺動しながら田面
に接地追従して、苗植付装置に対する上下角度により田
面から苗植付装置までの高さを検出する高さセンサーで
あると、特に機体が前下がり姿勢になれば高さセンサー
も前下がり姿勢(後上がり姿勢)となる。
【0004】このように、高さセンサーが前下がり姿勢
になれば高さセンサーの前部が田面に多く接地すること
になり、高さセンサーが田面の凹凸に敏感に反応して上
下揺動することになるので、田面の凹凸が激しい状態で
あれば、昇降制御手段がハンチング現象を引き起こし
て、浮き苗や苗の極端な深植え状態が発生することがあ
る。この場合、機体が前下がり姿勢になれば作業者が切
換スイッチにより、昇降制御手段の制御感度を鈍感側に
変更すればよいのであるが、作業者は機体の操縦に集中
しているので、機体の前下がり姿勢に気が付かずに昇降
制御手段の制御感度を鈍感側に変更せず、適切ではない
制御感度のままで植付作業を行ってしまうことがある。
本発明は対地作業装置を機体に対して昇降操作自在に連
結した水田作業車において、機体の前後の姿勢変化によ
り昇降制御手段の制御感度が適切ではないものとなって
も、このままで作業を行ってしまう状態を防止すること
を目的としている。
になれば高さセンサーの前部が田面に多く接地すること
になり、高さセンサーが田面の凹凸に敏感に反応して上
下揺動することになるので、田面の凹凸が激しい状態で
あれば、昇降制御手段がハンチング現象を引き起こし
て、浮き苗や苗の極端な深植え状態が発生することがあ
る。この場合、機体が前下がり姿勢になれば作業者が切
換スイッチにより、昇降制御手段の制御感度を鈍感側に
変更すればよいのであるが、作業者は機体の操縦に集中
しているので、機体の前下がり姿勢に気が付かずに昇降
制御手段の制御感度を鈍感側に変更せず、適切ではない
制御感度のままで植付作業を行ってしまうことがある。
本発明は対地作業装置を機体に対して昇降操作自在に連
結した水田作業車において、機体の前後の姿勢変化によ
り昇降制御手段の制御感度が適切ではないものとなって
も、このままで作業を行ってしまう状態を防止すること
を目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の特徴は以上のよ
うな水田作業車の対地作業装置姿勢変更構造において次
のように構成することにある。 〔1〕対地作業装置を機体に昇降自在に連結して、対地
作業装置を機体に対して昇降操作するアクチュエータを
備え、後部側の横軸芯周りに前部側が上下揺動しながら
田面に接地追従して、対地作業装置に対する上下角度に
より田面から対地作業装置までの高さを検出する高さセ
ンサーと、水平面に対する機体の前後の傾斜角度を検出
する前後傾斜センサーとを備えると共に、高さセンサー
の検出値に基づいて対地作業装置が田面から設定高さに
維持されるように、アクチュエータを作動操作する昇降
制御手段と、前後傾斜センサーの検出値に基づいて水平
面に対し機体が前下がり姿勢になると、昇降制御手段に
おける制御感度を鈍感側に変更する感度調整手段とを備
えてある。
うな水田作業車の対地作業装置姿勢変更構造において次
のように構成することにある。 〔1〕対地作業装置を機体に昇降自在に連結して、対地
作業装置を機体に対して昇降操作するアクチュエータを
備え、後部側の横軸芯周りに前部側が上下揺動しながら
田面に接地追従して、対地作業装置に対する上下角度に
より田面から対地作業装置までの高さを検出する高さセ
ンサーと、水平面に対する機体の前後の傾斜角度を検出
する前後傾斜センサーとを備えると共に、高さセンサー
の検出値に基づいて対地作業装置が田面から設定高さに
維持されるように、アクチュエータを作動操作する昇降
制御手段と、前後傾斜センサーの検出値に基づいて水平
面に対し機体が前下がり姿勢になると、昇降制御手段に
おける制御感度を鈍感側に変更する感度調整手段とを備
えてある。
【0006】〔2〕対地作業装置を機体に昇降自在及び
ローリング自在に連結し、対地作業装置を機体に対して
昇降操作する第1アクチュエータと、対地作業装置を機
体に対してローリング操作する第2アクチュエータと、
後部側の横軸芯周りに前部側が上下揺動しながら田面に
接地追従して、対地作業装置に対する上下角度により田
面から対地作業装置までの高さを検出する高さセンサー
と、水平面又は田面に対する対地作業装置の左右の傾斜
角度を電気的に検出する左右傾斜センサーと、左右傾斜
センサーの検出値から水平面に対する機体の前後の傾斜
角度を割り出す傾斜角割出手段とを備えると共に、高さ
センサーの検出値に基づいて対地作業装置が田面から設
定高さに維持されるように、第1アクチュエータを作動
操作する昇降制御手段と、左右傾斜センサーの検出値に
基づいて対地作業装置が水平面又は田面に対し左右方向
で平行に維持されるように、第2アクチュエータを作動
操作するローリング制御手段と、傾斜角割出手段による
傾斜角度に基づいて水平面に対し機体が前下がり姿勢に
なると、昇降制御手段における制御感度を鈍感側に変更
する感度調整手段とを備えてある。
ローリング自在に連結し、対地作業装置を機体に対して
昇降操作する第1アクチュエータと、対地作業装置を機
体に対してローリング操作する第2アクチュエータと、
後部側の横軸芯周りに前部側が上下揺動しながら田面に
接地追従して、対地作業装置に対する上下角度により田
面から対地作業装置までの高さを検出する高さセンサー
と、水平面又は田面に対する対地作業装置の左右の傾斜
角度を電気的に検出する左右傾斜センサーと、左右傾斜
センサーの検出値から水平面に対する機体の前後の傾斜
角度を割り出す傾斜角割出手段とを備えると共に、高さ
センサーの検出値に基づいて対地作業装置が田面から設
定高さに維持されるように、第1アクチュエータを作動
操作する昇降制御手段と、左右傾斜センサーの検出値に
基づいて対地作業装置が水平面又は田面に対し左右方向
で平行に維持されるように、第2アクチュエータを作動
操作するローリング制御手段と、傾斜角割出手段による
傾斜角度に基づいて水平面に対し機体が前下がり姿勢に
なると、昇降制御手段における制御感度を鈍感側に変更
する感度調整手段とを備えてある。
【0007】
〔I〕前項〔1〕のように構成すると、高さセンサーの
検出値に基づいて対地作業装置が田面から設定高さに維
持されるように、アクチュエータ及び昇降制御手段によ
って対地作業装置が自動的に昇降操作される。これと同
時に前後傾斜センサーにより水平面に対する機体の前後
の傾斜角度が検出されて、水平面に対して機体が前下が
り姿勢になると、例えば図4に示すような高さセンサー
16も前下がり姿勢(後上がり姿勢)となり、高さセン
サー16の前部(紙面左側)が田面に多く接地して、高
さセンサー16が田面の凹凸に敏感に反応して上下揺動
する状態であると判断される。
検出値に基づいて対地作業装置が田面から設定高さに維
持されるように、アクチュエータ及び昇降制御手段によ
って対地作業装置が自動的に昇降操作される。これと同
時に前後傾斜センサーにより水平面に対する機体の前後
の傾斜角度が検出されて、水平面に対して機体が前下が
り姿勢になると、例えば図4に示すような高さセンサー
16も前下がり姿勢(後上がり姿勢)となり、高さセン
サー16の前部(紙面左側)が田面に多く接地して、高
さセンサー16が田面の凹凸に敏感に反応して上下揺動
する状態であると判断される。
【0008】このような状態となれば、高さセンサーの
検出値に基づいて作動する昇降制御手段がハンチング現
象を引き起こすことが予想されるので、このように機体
が前下がり姿勢になると、昇降制御手段の制御感度が自
動的に鈍感側に変更されて、昇降制御手段のハンチング
現象が未然に防止される。
検出値に基づいて作動する昇降制御手段がハンチング現
象を引き起こすことが予想されるので、このように機体
が前下がり姿勢になると、昇降制御手段の制御感度が自
動的に鈍感側に変更されて、昇降制御手段のハンチング
現象が未然に防止される。
【0009】〔II〕水田作業車においては、対地作業
装置を機体に昇降自在及びローリング自在に連結し、対
地作業装置を機体に対して昇降操作する第1アクチュエ
ータ、及び対地作業装置を機体に対してローリング操作
する第2アクチュエータを備えているものがある。前項
〔2〕の構成の場合、前項〔1〕の構成と同様な高さセ
ンサーと、水平面又は田面に対する対地作業装置の左右
の傾斜角度を電気的に検出する左右傾斜センサーとを備
えている。これにより、前項〔2〕のように構成する
と、高さセンサーの検出値に基づいて対地作業装置が田
面から設定高さに維持されるように、第1アクチュエー
タ及び昇降制御手段によって対地作業装置が自動的に昇
降操作され、左右傾斜センサーの検出値に基づいて対地
作業装置が水平面又は田面に対して平行に維持されるよ
うに、第2アクチュエータ及びローリング制御手段によ
って対地作業装置が自動的にローリング操作される。
装置を機体に昇降自在及びローリング自在に連結し、対
地作業装置を機体に対して昇降操作する第1アクチュエ
ータ、及び対地作業装置を機体に対してローリング操作
する第2アクチュエータを備えているものがある。前項
〔2〕の構成の場合、前項〔1〕の構成と同様な高さセ
ンサーと、水平面又は田面に対する対地作業装置の左右
の傾斜角度を電気的に検出する左右傾斜センサーとを備
えている。これにより、前項〔2〕のように構成する
と、高さセンサーの検出値に基づいて対地作業装置が田
面から設定高さに維持されるように、第1アクチュエー
タ及び昇降制御手段によって対地作業装置が自動的に昇
降操作され、左右傾斜センサーの検出値に基づいて対地
作業装置が水平面又は田面に対して平行に維持されるよ
うに、第2アクチュエータ及びローリング制御手段によ
って対地作業装置が自動的にローリング操作される。
【0010】前述のように電気的な検出値を出力する左
右傾斜センサーは、対地作業装置の左右の傾斜ばかりで
はなく、対地作業装置の前後の傾斜の影響も受けるの
で、左右傾斜センサーの検出値は水平面に対する対地作
業装置の左右の傾斜角度のみを含んでいるわけではな
く、水平面に対する対地作業装置の前後の傾斜角度も含
んでいる。これにより、左右傾斜センサーの検出値から
水平面に対する対地作業装置の前後の傾斜角度を実験的
に割り出すことができるのであり、この割り出された傾
斜角度から水平面に対する機体の前後の傾斜角度を求め
ることができる。
右傾斜センサーは、対地作業装置の左右の傾斜ばかりで
はなく、対地作業装置の前後の傾斜の影響も受けるの
で、左右傾斜センサーの検出値は水平面に対する対地作
業装置の左右の傾斜角度のみを含んでいるわけではな
く、水平面に対する対地作業装置の前後の傾斜角度も含
んでいる。これにより、左右傾斜センサーの検出値から
水平面に対する対地作業装置の前後の傾斜角度を実験的
に割り出すことができるのであり、この割り出された傾
斜角度から水平面に対する機体の前後の傾斜角度を求め
ることができる。
【0011】従って、前項〔2〕のように構成すると、
左右傾斜センサーの検出値から水平面に対する機体の前
後の傾斜角度が割り出されるのであり、前項〔1〕の構
成の場合と同様に水平面に対して機体が前下がり姿勢に
なると、昇降制御手段の制御感度が自動的に鈍感側に変
更されて、昇降制御手段のハンチング現象が未然に防止
される。この場合、既存の構成と言ってよいローリング
制御手段の左右傾斜センサーの検出値を利用しているの
で、水平面に対する機体の前後の傾斜角度を検出する専
用のセンサー等は必要ない。
左右傾斜センサーの検出値から水平面に対する機体の前
後の傾斜角度が割り出されるのであり、前項〔1〕の構
成の場合と同様に水平面に対して機体が前下がり姿勢に
なると、昇降制御手段の制御感度が自動的に鈍感側に変
更されて、昇降制御手段のハンチング現象が未然に防止
される。この場合、既存の構成と言ってよいローリング
制御手段の左右傾斜センサーの検出値を利用しているの
で、水平面に対する機体の前後の傾斜角度を検出する専
用のセンサー等は必要ない。
【0012】
【発明の効果】請求項1のように構成すると、対地作業
装置を機体に対して昇降操作自在に連結した水田作業車
において、特に機体が前下がり姿勢になった場合に昇降
制御手段の制御感度を自動的に鈍感側に変更することに
より、昇降制御手段のハンチング現象を防止することが
できた。これにより、昇降制御手段がハンチング現象を
引き起こすことによる作業の不具合(苗の植付作業にお
ける浮き苗や苗の極端な深植え状態の発生)を未然に防
止して、水田作業車の作業性能を向上させることができ
た。そして、昇降制御手段の制御感度の鈍感側への変更
が自動的に行われるので、操作性も良いものとなる。
装置を機体に対して昇降操作自在に連結した水田作業車
において、特に機体が前下がり姿勢になった場合に昇降
制御手段の制御感度を自動的に鈍感側に変更することに
より、昇降制御手段のハンチング現象を防止することが
できた。これにより、昇降制御手段がハンチング現象を
引き起こすことによる作業の不具合(苗の植付作業にお
ける浮き苗や苗の極端な深植え状態の発生)を未然に防
止して、水田作業車の作業性能を向上させることができ
た。そして、昇降制御手段の制御感度の鈍感側への変更
が自動的に行われるので、操作性も良いものとなる。
【0013】請求項2のように構成すると、対地作業装
置を機体に対して昇降操作自在及びローリング操作自在
に連結した作業車において、特に機体が前下がり姿勢に
なった場合に昇降制御手段の制御感度を自動的に鈍感側
に変更することにより、昇降制御手段のハンチング現象
を防止することができた。これにより、昇降制御手段が
ハンチング現象を引き起こすことによる作業の不具合
(苗の植付作業における浮き苗や苗の極端な深植え状態
の発生)を未然に防止して、水田作業車の作業性能を向
上させることができた。そして、昇降制御手段の制御感
度の鈍感側への変更が自動的に行われるので、操作性も
良いものとなるのであり、既存のローリング制御手段の
左右傾斜センサーの検出値を利用することによって、水
平面に対する機体の前後の傾斜角度を検出する専用のセ
ンサー等が不要になるので、生産コストの低減の面でも
有利なものとなる。
置を機体に対して昇降操作自在及びローリング操作自在
に連結した作業車において、特に機体が前下がり姿勢に
なった場合に昇降制御手段の制御感度を自動的に鈍感側
に変更することにより、昇降制御手段のハンチング現象
を防止することができた。これにより、昇降制御手段が
ハンチング現象を引き起こすことによる作業の不具合
(苗の植付作業における浮き苗や苗の極端な深植え状態
の発生)を未然に防止して、水田作業車の作業性能を向
上させることができた。そして、昇降制御手段の制御感
度の鈍感側への変更が自動的に行われるので、操作性も
良いものとなるのであり、既存のローリング制御手段の
左右傾斜センサーの検出値を利用することによって、水
平面に対する機体の前後の傾斜角度を検出する専用のセ
ンサー等が不要になるので、生産コストの低減の面でも
有利なものとなる。
【0014】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。 (1)図1に示すように、前輪1及び後輪2で支持され
た機体の後部にリンク機構4が昇降自在に支持され、リ
ンク機構4の後端の前後軸芯P2周りにローリング自在
に、苗植付装置3(対地作業装置に相当)が連結され
て、水田作業車の一例である乗用型田植機が構成されて
いる。リンク機構4を昇降操作する油圧シリンダ5(ア
クチュエータ及び第1アクチュエータに相当)が備えら
れ、リンク機構4に対し苗植付装置3を前後軸芯P2周
りにローリング操作する駆動機構13(第2アクチュエ
ータに相当)が、リンク機構4の後部と苗植付装置3の
背面とに亘って接続されている。
する。 (1)図1に示すように、前輪1及び後輪2で支持され
た機体の後部にリンク機構4が昇降自在に支持され、リ
ンク機構4の後端の前後軸芯P2周りにローリング自在
に、苗植付装置3(対地作業装置に相当)が連結され
て、水田作業車の一例である乗用型田植機が構成されて
いる。リンク機構4を昇降操作する油圧シリンダ5(ア
クチュエータ及び第1アクチュエータに相当)が備えら
れ、リンク機構4に対し苗植付装置3を前後軸芯P2周
りにローリング操作する駆動機構13(第2アクチュエ
ータに相当)が、リンク機構4の後部と苗植付装置3の
背面とに亘って接続されている。
【0015】苗植付装置3は、一対の植付爪7を備えた
植付ケース8を支持ケース6の後部に回転駆動自在に支
持し、苗のせ台9を支持ケース6に対し左右に往復横送
り駆動自在に支持して、植付ケース8の回転に伴い苗の
せ台9から一対の植付爪7が交互に苗を取り出して田面
Gに植え付けて行くように構成されている。
植付ケース8を支持ケース6の後部に回転駆動自在に支
持し、苗のせ台9を支持ケース6に対し左右に往復横送
り駆動自在に支持して、植付ケース8の回転に伴い苗の
せ台9から一対の植付爪7が交互に苗を取り出して田面
Gに植え付けて行くように構成されている。
【0016】図2及び図1に示すように、苗植付装置3
の左右中央に1個のセンサーフロート16(高さセンサ
ーに相当)が配置され、センサーフロート16の左右両
側に一対のサイドフロート25が配置されており、セン
サーフロート16は後部側が支持ケース6の支持アーム
17の横軸芯P1周りに揺動自在に支持されて、センサ
ーフロート16の前部側が上下揺動しながら田面Gに接
地追従していく。図2及び図3に示すように支持ケース
6の前端に固定されたフレーム18に、天秤状の第1ア
ーム26及び第2アーム27が上下揺動自在に支持さ
れ、第1及び第2アーム26,27の先端に平面視L字
状のブラケット28が支持されて、第1及び第2アーム
26,27によりブラケット28が平行に上下動できる
ように支持されている。
の左右中央に1個のセンサーフロート16(高さセンサ
ーに相当)が配置され、センサーフロート16の左右両
側に一対のサイドフロート25が配置されており、セン
サーフロート16は後部側が支持ケース6の支持アーム
17の横軸芯P1周りに揺動自在に支持されて、センサ
ーフロート16の前部側が上下揺動しながら田面Gに接
地追従していく。図2及び図3に示すように支持ケース
6の前端に固定されたフレーム18に、天秤状の第1ア
ーム26及び第2アーム27が上下揺動自在に支持さ
れ、第1及び第2アーム26,27の先端に平面視L字
状のブラケット28が支持されて、第1及び第2アーム
26,27によりブラケット28が平行に上下動できる
ように支持されている。
【0017】ブラケット28にポテンショメータ19が
固定されており、ポテンショメータ19の検出アーム1
9aとセンサーフロート16の前部とがロッド20によ
り連結されている。センサーフロート16の前部に支持
されたロッド23が、ブラケット28に固定されたブラ
ケット24に上下動自在に挿通されており、ロッド23
とブラケット24との間に、センサーフロート16を下
方側に付勢するバネ21が設けられている。
固定されており、ポテンショメータ19の検出アーム1
9aとセンサーフロート16の前部とがロッド20によ
り連結されている。センサーフロート16の前部に支持
されたロッド23が、ブラケット28に固定されたブラ
ケット24に上下動自在に挿通されており、ロッド23
とブラケット24との間に、センサーフロート16を下
方側に付勢するバネ21が設けられている。
【0018】(2)次に、乗用型田植機における苗植付
装置3の昇降制御手段及びローリング制御手段について
説明する。図4に示すように、センサーフロート16の
ポテンショメータ19からの検出値が、制御装置10に
入力されており、昇降制御手段の制御感度を人為的に設
定可能なダイヤル式の感度設定スイッチ11が備えられ
ている。
装置3の昇降制御手段及びローリング制御手段について
説明する。図4に示すように、センサーフロート16の
ポテンショメータ19からの検出値が、制御装置10に
入力されており、昇降制御手段の制御感度を人為的に設
定可能なダイヤル式の感度設定スイッチ11が備えられ
ている。
【0019】以上の構造により、植付走行に伴いセンサ
ーフロート16が田面Gに接地追従して行くと、ポテン
ショメータ19からの検出値に基づき、この検出値が目
標値Cとなるように(ポテンショメータ19の検出アー
ム19aが目標値Cの姿勢となるように)、制御装置1
0により制御弁12が操作され油圧シリンダ5が伸縮操
作されて、苗植付装置3が自動的に昇降操作される。こ
れにより、苗植付装置3が田面Gから設定高さに自動的
に維持されて、苗の植付深さが設定値に維持される(昇
降制御手段に相当)。
ーフロート16が田面Gに接地追従して行くと、ポテン
ショメータ19からの検出値に基づき、この検出値が目
標値Cとなるように(ポテンショメータ19の検出アー
ム19aが目標値Cの姿勢となるように)、制御装置1
0により制御弁12が操作され油圧シリンダ5が伸縮操
作されて、苗植付装置3が自動的に昇降操作される。こ
れにより、苗植付装置3が田面Gから設定高さに自動的
に維持されて、苗の植付深さが設定値に維持される(昇
降制御手段に相当)。
【0020】図2及び図3に示すように、センサーフロ
ート16の支持アーム17の基部に植付深さの調節レバ
ー29が固定されている。これにより、調節レバー29
を上下に操作してレバーガイド30に係合固定すると、
支持アーム17の上下角度(苗植付装置3に対する横軸
芯P1及びセンサーフロート16の位置)が上下に変更
され、田面G(センサーフロート16)に対して維持す
べき苗植付装置3の設定高さが上下に変更されて、苗の
植付深さが変更される。
ート16の支持アーム17の基部に植付深さの調節レバ
ー29が固定されている。これにより、調節レバー29
を上下に操作してレバーガイド30に係合固定すると、
支持アーム17の上下角度(苗植付装置3に対する横軸
芯P1及びセンサーフロート16の位置)が上下に変更
され、田面G(センサーフロート16)に対して維持す
べき苗植付装置3の設定高さが上下に変更されて、苗の
植付深さが変更される。
【0021】この場合、図3に示すように調節レバー2
9のピン29aに第1アーム26の他端が係合してお
り、調節レバー29により苗の植付深さを変更しても、
これに伴って第1アーム26及びブラケット28が上下
に揺動操作される。これによって、苗の植付深さの変更
に関係なく、センサーフロート16とポテンショメータ
19及びロッド23等の上下間隔が図2に示す上下間隔
に維持されるので、感度設定スイッチ11で設定してい
る目標値Cに変化はない。
9のピン29aに第1アーム26の他端が係合してお
り、調節レバー29により苗の植付深さを変更しても、
これに伴って第1アーム26及びブラケット28が上下
に揺動操作される。これによって、苗の植付深さの変更
に関係なく、センサーフロート16とポテンショメータ
19及びロッド23等の上下間隔が図2に示す上下間隔
に維持されるので、感度設定スイッチ11で設定してい
る目標値Cに変化はない。
【0022】図1及び図4に示すように、重垂式で水平
面に対する苗植付装置3の左右の傾斜角度を電気的に検
出する左右傾斜センサー15が、苗のせ台9の背面に配
置されており、左右傾斜センサー15の検出値が制御装
置10に入力されている。これにより、左右傾斜センサ
ー15の検出値に基づき制御装置10により駆動機構1
3が作動操作されて、駆動機構13により苗植付装置3
が左右方向で水平になるように自動的にローリング操作
される(ローリング制御手段に相当)。
面に対する苗植付装置3の左右の傾斜角度を電気的に検
出する左右傾斜センサー15が、苗のせ台9の背面に配
置されており、左右傾斜センサー15の検出値が制御装
置10に入力されている。これにより、左右傾斜センサ
ー15の検出値に基づき制御装置10により駆動機構1
3が作動操作されて、駆動機構13により苗植付装置3
が左右方向で水平になるように自動的にローリング操作
される(ローリング制御手段に相当)。
【0023】(3)次に、乗用型田植機における苗植付
装置3の昇降制御手段の制御感度の設定について説明す
る。前述のような苗植付装置3の昇降制御手段におい
て、田面Gの凹凸が多い場合には感度設定スイッチ11
を鈍感側に操作する。この場合、図4に示す目標値C
が、感度設定スイッチ11の操作位置に対応して上向き
側に変更される。
装置3の昇降制御手段の制御感度の設定について説明す
る。前述のような苗植付装置3の昇降制御手段におい
て、田面Gの凹凸が多い場合には感度設定スイッチ11
を鈍感側に操作する。この場合、図4に示す目標値C
が、感度設定スイッチ11の操作位置に対応して上向き
側に変更される。
【0024】これにより、ポテンショメータ19からの
検出値が上向きの目標値Cとなるように(ポテンショメ
ータ19の検出アーム19aが上向きの目標値Cの姿勢
となるように)、苗植付装置3が自動的に昇降操作され
る。この上向きの目標値Cにおけるセンサーフロート1
6の姿勢は図2に示す姿勢よりも上向きになるので、セ
ンサーフロート16の田面Gへの接地面積が減少し、バ
ネ21が圧縮されてバネ21の付勢力が強められる。従
って、センサーフロート16の田面Gへの接地追従感
度、つまり昇降制御手段の制御感度が鈍感側に変更され
ることになる。
検出値が上向きの目標値Cとなるように(ポテンショメ
ータ19の検出アーム19aが上向きの目標値Cの姿勢
となるように)、苗植付装置3が自動的に昇降操作され
る。この上向きの目標値Cにおけるセンサーフロート1
6の姿勢は図2に示す姿勢よりも上向きになるので、セ
ンサーフロート16の田面Gへの接地面積が減少し、バ
ネ21が圧縮されてバネ21の付勢力が強められる。従
って、センサーフロート16の田面Gへの接地追従感
度、つまり昇降制御手段の制御感度が鈍感側に変更され
ることになる。
【0025】逆に、田面Gの凹凸が少ない場合には感度
設定スイッチ11を敏感側に操作する。この場合、図4
に示す目標値Cが、感度設定スイッチ11の操作位置に
対応して下向き側に変更される。これにより、ポテンシ
ョメータ19からの検出値が下向きの目標値Cとなるよ
うに(ポテンショメータ19の検出アーム19aが下向
きの目標値Cの姿勢となるように)、苗植付装置3が自
動的に昇降操作される。この下向きの目標値Cにおける
センサーフロート16の姿勢は図2に示す姿勢よりも下
向きになるので、センサーフロート16の田面Gへの接
地面積が増加し、バネ21が伸長してバネ21の付勢力
が弱められる。従って、センサーフロート16の田面G
への接地追従感度、つまり昇降制御手段の制御感度が敏
感側に変更されることになる。
設定スイッチ11を敏感側に操作する。この場合、図4
に示す目標値Cが、感度設定スイッチ11の操作位置に
対応して下向き側に変更される。これにより、ポテンシ
ョメータ19からの検出値が下向きの目標値Cとなるよ
うに(ポテンショメータ19の検出アーム19aが下向
きの目標値Cの姿勢となるように)、苗植付装置3が自
動的に昇降操作される。この下向きの目標値Cにおける
センサーフロート16の姿勢は図2に示す姿勢よりも下
向きになるので、センサーフロート16の田面Gへの接
地面積が増加し、バネ21が伸長してバネ21の付勢力
が弱められる。従って、センサーフロート16の田面G
への接地追従感度、つまり昇降制御手段の制御感度が敏
感側に変更されることになる。
【0026】(4)次に昇降制御手段において、事前に
感度設定スイッチ11で設定される制御感度(目標値
C)の自動的な修正について、図5及び図6に基づいて
説明する。図4及び図1に示すように、後輪2への伝動
軸(図示せず)の回転数を検出して機体の走行速度を検
出する速度センサー22、及び水平面に対する機体の前
後の傾斜角度を検出する前後傾斜センサー14が備えら
れており、速度センサー22及び前後傾斜センサー14
の検出値が制御装置10に入力されている。
感度設定スイッチ11で設定される制御感度(目標値
C)の自動的な修正について、図5及び図6に基づいて
説明する。図4及び図1に示すように、後輪2への伝動
軸(図示せず)の回転数を検出して機体の走行速度を検
出する速度センサー22、及び水平面に対する機体の前
後の傾斜角度を検出する前後傾斜センサー14が備えら
れており、速度センサー22及び前後傾斜センサー14
の検出値が制御装置10に入力されている。
【0027】感度設定スイッチ11により制御感度(目
標値C)を任意に設定して、ポテンショメータ19の検
出値に基づく苗植付装置3の昇降操作が行われている状
態、及び左右傾斜センサー15の検出値に基づいて苗植
付装置3のローリング操作が行われている状態におい
て、積算値Aがクリアされた状態で、左右傾斜センサー
15の検出値の変化の積算が開始されて、積算値Aとし
て積算され始め(ステップS1)、第1設定時間T1及
び第2設定時間T2のカウントが同時に開始される(ス
テップS2)。
標値C)を任意に設定して、ポテンショメータ19の検
出値に基づく苗植付装置3の昇降操作が行われている状
態、及び左右傾斜センサー15の検出値に基づいて苗植
付装置3のローリング操作が行われている状態におい
て、積算値Aがクリアされた状態で、左右傾斜センサー
15の検出値の変化の積算が開始されて、積算値Aとし
て積算され始め(ステップS1)、第1設定時間T1及
び第2設定時間T2のカウントが同時に開始される(ス
テップS2)。
【0028】ステップS1で積算が開始されてから第1
設定時間T1が経過すると(ステップS3)、第1設定
時間T1が経過した現在の積算値Aと第1設定値B1と
が比較される(ステップS4)。この場合、第1設定時
間T1が経過した現在の積算値Aが第1設定値B1より
も小さいと、左右傾斜センサー15の検出値があまり変
化しておらず、苗植付装置3が全体的に下がってセンサ
ーフロート16及びサイドフロート25が田面G内に沈
み込み気味であると判断されて、速度センサー22及び
前後傾斜センサー14により、第1設定時間T1が経過
した現在の機体の走行速度、及び水平面に対する機体の
前後の傾斜角度が検出される(ステップS5,S6)。
設定時間T1が経過すると(ステップS3)、第1設定
時間T1が経過した現在の積算値Aと第1設定値B1と
が比較される(ステップS4)。この場合、第1設定時
間T1が経過した現在の積算値Aが第1設定値B1より
も小さいと、左右傾斜センサー15の検出値があまり変
化しておらず、苗植付装置3が全体的に下がってセンサ
ーフロート16及びサイドフロート25が田面G内に沈
み込み気味であると判断されて、速度センサー22及び
前後傾斜センサー14により、第1設定時間T1が経過
した現在の機体の走行速度、及び水平面に対する機体の
前後の傾斜角度が検出される(ステップS5,S6)。
【0029】前述の状態において機体が前下がり姿勢又
は水平姿勢であれば、現在の目標値Cから速度補正値E
が引かれたもの(目標値C−速度補正値E)が、新たに
目標値Cとして設定され(ステップS7)、機体が前上
がり姿勢であれば、現在の目標値Cから姿勢補正値Dが
引かれ速度補正値Eが加えられたもの(目標値C−姿勢
補正値D+速度補正値E)が、新たに目標値Cとして設
定される(ステップS8)。
は水平姿勢であれば、現在の目標値Cから速度補正値E
が引かれたもの(目標値C−速度補正値E)が、新たに
目標値Cとして設定され(ステップS7)、機体が前上
がり姿勢であれば、現在の目標値Cから姿勢補正値Dが
引かれ速度補正値Eが加えられたもの(目標値C−姿勢
補正値D+速度補正値E)が、新たに目標値Cとして設
定される(ステップS8)。
【0030】姿勢補正値Dは水平面に対する機体の前後
の傾斜角度に応じて設定されているもので、水平姿勢を
零として機体が前上がり姿勢になるほど(機体が前下が
り姿勢になるほど)大きくなるように設定されている。
速度補正値Eも図4に示す感度設定スイッチ11の操作
位置及び機体の走行速度に応じて設定されているもの
で、感度設定スイッチ11の操作位置が鈍感側であるほ
ど大きく、機体の走行速度が速いほど大きくなるように
設定されており、速度補正値Eよりも姿勢補正値Dの方
が大きいものに設定されている。
の傾斜角度に応じて設定されているもので、水平姿勢を
零として機体が前上がり姿勢になるほど(機体が前下が
り姿勢になるほど)大きくなるように設定されている。
速度補正値Eも図4に示す感度設定スイッチ11の操作
位置及び機体の走行速度に応じて設定されているもの
で、感度設定スイッチ11の操作位置が鈍感側であるほ
ど大きく、機体の走行速度が速いほど大きくなるように
設定されており、速度補正値Eよりも姿勢補正値Dの方
が大きいものに設定されている。
【0031】これにより、センサーフロート16及びサ
イドフロート25が田面G内に沈み込み気味で、機体が
前下がり姿勢又は水平姿勢の場合には(ステップS
7)、機体の走行速度が速くなるほど目標値Cが下向き
側(昇降制御手段の制御感度の敏感側)に変更される。
逆にセンサーフロート16及びサイドフロート25が田
面G内に沈み込み気味で、機体が前上がり姿勢の場合に
は(ステップS8)、姿勢補正値D及び速度補正値Eの
差(速度補正値Eよりも姿勢補正値Dの方が大)によ
り、目標値Cが下向き側(昇降制御手段の制御感度の敏
感側)に変更される。第1設定時間T1が経過した現在
の積算値Aが第1設定値B1よりも大きいと(ステップ
S4)、正常な状態と判断されて目標値Cの変更は行わ
れない。
イドフロート25が田面G内に沈み込み気味で、機体が
前下がり姿勢又は水平姿勢の場合には(ステップS
7)、機体の走行速度が速くなるほど目標値Cが下向き
側(昇降制御手段の制御感度の敏感側)に変更される。
逆にセンサーフロート16及びサイドフロート25が田
面G内に沈み込み気味で、機体が前上がり姿勢の場合に
は(ステップS8)、姿勢補正値D及び速度補正値Eの
差(速度補正値Eよりも姿勢補正値Dの方が大)によ
り、目標値Cが下向き側(昇降制御手段の制御感度の敏
感側)に変更される。第1設定時間T1が経過した現在
の積算値Aが第1設定値B1よりも大きいと(ステップ
S4)、正常な状態と判断されて目標値Cの変更は行わ
れない。
【0032】次に、ステップS1で積算が開始されてか
ら第2設定時間T2が経過すると(ステップS9)、第
2設定時間T2が経過した現在の積算値Aと第2設定値
B2(第1設定値B1よりも大)とが比較される(ステ
ップS10)。この場合、第2設定時間T2が経過した
現在の積算値Aが第2設定値B2よりも大きいと、左右
傾斜センサー15の検出値の変化が激しく、苗植付装置
3が全体的に上がってセンサーフロート16及びサイド
フロート25が田面Gから浮き気味であると判断され
て、速度センサー22及び前後傾斜センサー14によ
り、第2設定時間T2が経過した現在の機体の走行速
度、及び水平面に対する機体の前後の傾斜角度が検出さ
れる(ステップS11,S12)。
ら第2設定時間T2が経過すると(ステップS9)、第
2設定時間T2が経過した現在の積算値Aと第2設定値
B2(第1設定値B1よりも大)とが比較される(ステ
ップS10)。この場合、第2設定時間T2が経過した
現在の積算値Aが第2設定値B2よりも大きいと、左右
傾斜センサー15の検出値の変化が激しく、苗植付装置
3が全体的に上がってセンサーフロート16及びサイド
フロート25が田面Gから浮き気味であると判断され
て、速度センサー22及び前後傾斜センサー14によ
り、第2設定時間T2が経過した現在の機体の走行速
度、及び水平面に対する機体の前後の傾斜角度が検出さ
れる(ステップS11,S12)。
【0033】前述の状態において機体が前下がり姿勢で
あれば、現在の目標値Cに姿勢補正値D及び速度補正値
Eが加えられたもの(目標値C+姿勢補正値D+速度補
正値E)が、新たに目標値Cとして設定され(ステップ
S13)、機体が前上がり姿勢又は水平姿勢であれば、
現在の目標値Cに速度補正値Eが加えられたもの(目標
値C+速度補正値E)が、新たに目標値Cとして設定さ
れる(ステップS14)。
あれば、現在の目標値Cに姿勢補正値D及び速度補正値
Eが加えられたもの(目標値C+姿勢補正値D+速度補
正値E)が、新たに目標値Cとして設定され(ステップ
S13)、機体が前上がり姿勢又は水平姿勢であれば、
現在の目標値Cに速度補正値Eが加えられたもの(目標
値C+速度補正値E)が、新たに目標値Cとして設定さ
れる(ステップS14)。
【0034】これにより、センサーフロート16及びサ
イドフロート25が田面Gから浮き気味で、機体が前下
がり姿勢の場合には(ステップS13)、機体が前下が
り姿勢になるほど、機体の走行速度が速くなるほど目標
値Cが上向き側(昇降制御手段の制御感度の鈍感側)に
変更される(感度調整手段に相当)。逆に、センサーフ
ロート16及びサイドフロート25が田面Gから浮き気
味で、機体が前上がり姿勢又は水平姿勢の場合には(ス
テップS14)、機体の走行速度が速くなるほど目標値
Cが上向き側(昇降制御手段の制御感度の鈍感側)に変
更される。第2設定時間T2が経過した現在の積算値A
が第2設定値B2よりも小さいと(ステップS10)、
正常な状態と判断されて目標値Cの変更は行われない。
イドフロート25が田面Gから浮き気味で、機体が前下
がり姿勢の場合には(ステップS13)、機体が前下が
り姿勢になるほど、機体の走行速度が速くなるほど目標
値Cが上向き側(昇降制御手段の制御感度の鈍感側)に
変更される(感度調整手段に相当)。逆に、センサーフ
ロート16及びサイドフロート25が田面Gから浮き気
味で、機体が前上がり姿勢又は水平姿勢の場合には(ス
テップS14)、機体の走行速度が速くなるほど目標値
Cが上向き側(昇降制御手段の制御感度の鈍感側)に変
更される。第2設定時間T2が経過した現在の積算値A
が第2設定値B2よりも小さいと(ステップS10)、
正常な状態と判断されて目標値Cの変更は行われない。
【0035】以上のようにして、昇降制御手段の制御感
度(目標値C)の一回の修正のサイクルを終了するので
あり、この一回の修正のサイクルが終了すると左右傾斜
センサー15の検出値の変化の積算値Aがクリアされて
(ステップS15)、ステップS1に戻り次の修正のサ
イクルが開始される。
度(目標値C)の一回の修正のサイクルを終了するので
あり、この一回の修正のサイクルが終了すると左右傾斜
センサー15の検出値の変化の積算値Aがクリアされて
(ステップS15)、ステップS1に戻り次の修正のサ
イクルが開始される。
【0036】〔別実施例〕前述の実施例のように、重垂
式で水平面に対する苗植付装置3の左右の傾斜角度を電
気的に検出する左右傾斜センサー15は、苗植付装置3
の左右の傾斜ばかりではなく、苗植付装置3の前後の傾
斜の影響も受けるので、左右傾斜センサー15の検出値
は水平面に対する苗植付装置3の左右の傾斜角度のみを
含んでいるわけではなく、水平面に対する苗植付装置3
の前後の傾斜角度も含んでいる。従って、左右傾斜セン
サー15の検出値から水平面に対する苗植付装置3の前
後の傾斜角度を実験的に割り出すことができるのであ
り、この割り出された傾斜角度から水平面に対する機体
の前後の傾斜角度を求めることができる。これにより、
図1及び図4に示す前後傾斜センサー14を廃止し、左
右傾斜センサー15の検出値から水平面に対する機体の
前後の傾斜角度を割り出して(傾斜角割出手段に相
当)、これを図5及び図6のステップS6,S12にお
いて使用するように構成してもよい。
式で水平面に対する苗植付装置3の左右の傾斜角度を電
気的に検出する左右傾斜センサー15は、苗植付装置3
の左右の傾斜ばかりではなく、苗植付装置3の前後の傾
斜の影響も受けるので、左右傾斜センサー15の検出値
は水平面に対する苗植付装置3の左右の傾斜角度のみを
含んでいるわけではなく、水平面に対する苗植付装置3
の前後の傾斜角度も含んでいる。従って、左右傾斜セン
サー15の検出値から水平面に対する苗植付装置3の前
後の傾斜角度を実験的に割り出すことができるのであ
り、この割り出された傾斜角度から水平面に対する機体
の前後の傾斜角度を求めることができる。これにより、
図1及び図4に示す前後傾斜センサー14を廃止し、左
右傾斜センサー15の検出値から水平面に対する機体の
前後の傾斜角度を割り出して(傾斜角割出手段に相
当)、これを図5及び図6のステップS6,S12にお
いて使用するように構成してもよい。
【0037】前述の実施例では、図5及び図6のステッ
プS7,S8,S13,S14において目標値Cを変更
するように構成しているが、目標値Cを変更せずに目標
値Cに設定される不感帯の幅を変更するように構成して
もよい(不感帯の幅が広くなると鈍感側で、狭くなると
敏感側)。
プS7,S8,S13,S14において目標値Cを変更
するように構成しているが、目標値Cを変更せずに目標
値Cに設定される不感帯の幅を変更するように構成して
もよい(不感帯の幅が広くなると鈍感側で、狭くなると
敏感側)。
【0038】図1及び図4に示す水平面に対する苗植付
装置3の左右の傾斜角度を検出する左右傾斜センサー1
5に代えて、田面Gに対する苗植付装置3の左右の傾斜
角度を検出する左右傾斜センサー(図示せず)を装備し
てもよい。このような左右傾斜センサーを装備すると、
左右傾斜センサーの検出値に基づき制御装置10により
駆動機構13が作動操作されて、駆動機構13により苗
植付装置3が左右方向で田面Gと平行になるように自動
的にローリング操作される。
装置3の左右の傾斜角度を検出する左右傾斜センサー1
5に代えて、田面Gに対する苗植付装置3の左右の傾斜
角度を検出する左右傾斜センサー(図示せず)を装備し
てもよい。このような左右傾斜センサーを装備すると、
左右傾斜センサーの検出値に基づき制御装置10により
駆動機構13が作動操作されて、駆動機構13により苗
植付装置3が左右方向で田面Gと平行になるように自動
的にローリング操作される。
【0039】図1及び図4に示す前後傾斜センサー14
を装備した場合、前後傾斜センサー14の検出値を昇降
制御手段における目標値Cの変更だけではなく、次のよ
うに使用することもできる。図1においてリンク機構4
の上リンク部分を伸縮駆動自在に構成して、この上リン
ク部分を伸縮駆動することにより、機体に対する苗植付
装置3の姿勢を前後方向で変更操作する。これにより、
苗植付装置3の自動的な昇降操作及びローリング操作に
加えて、前後傾斜センサー14の検出値により苗植付装
置3を前後方向で水平に維持する。本発明は乗用型田植
機ばかりでなく、直播装置(対地作業装置に相当)を機
体後部に昇降操作自在及びローリング操作自在に連結し
た乗用型直播機にも適用できる。
を装備した場合、前後傾斜センサー14の検出値を昇降
制御手段における目標値Cの変更だけではなく、次のよ
うに使用することもできる。図1においてリンク機構4
の上リンク部分を伸縮駆動自在に構成して、この上リン
ク部分を伸縮駆動することにより、機体に対する苗植付
装置3の姿勢を前後方向で変更操作する。これにより、
苗植付装置3の自動的な昇降操作及びローリング操作に
加えて、前後傾斜センサー14の検出値により苗植付装
置3を前後方向で水平に維持する。本発明は乗用型田植
機ばかりでなく、直播装置(対地作業装置に相当)を機
体後部に昇降操作自在及びローリング操作自在に連結し
た乗用型直播機にも適用できる。
【0040】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にする為に符号を記すが、該記入により本発明は添
付図面の構成に限定されるものではない。
便利にする為に符号を記すが、該記入により本発明は添
付図面の構成に限定されるものではない。
【図1】乗用型田植機の全体側面図
【図2】センサーフロート及びポテンショメータ付近の
側面図
側面図
【図3】センサーフロート及びポテンショメータ付近の
正面図
正面図
【図4】感度設定スイッチ、センサーフロート及びポテ
ンショメータ、制御弁等の連係状態を示す図
ンショメータ、制御弁等の連係状態を示す図
【図5】昇降制御手段の制御感度(目標値C)の変更の
流れの前半を示す図
流れの前半を示す図
【図6】昇降制御手段の制御感度(目標値C)の変更の
流れの後半を示す図
流れの後半を示す図
3 対地作業装置 5 アクチュエータ、第1アクチュエータ 13 第2アクチュエータ 14 前後傾斜センサー 15 左右傾斜センサー 16 高さセンサー G 田面 P1 横軸芯
Claims (2)
- 【請求項1】 対地作業装置(3)を機体に昇降自在に
連結して、前記対地作業装置(3)を機体に対して昇降
操作するアクチュエータ(5)を備え、 後部側の横軸芯(P1)周りに前部側が上下揺動しなが
ら田面(G)に接地追従して、前記対地作業装置(3)
に対する上下角度により田面(G)から前記対地作業装
置(3)までの高さを検出する高さセンサー(16)
と、水平面に対する機体の前後の傾斜角度を検出する前
後傾斜センサー(14)とを備えると共に、 前記高さセンサー(16)の検出値に基づいて前記対地
作業装置(3)が田面(G)から設定高さに維持される
ように、前記アクチュエータ(5)を作動操作する昇降
制御手段と、 前記前後傾斜センサー(14)の検出値に基づいて水平
面に対し機体が前下がり姿勢になると、前記昇降制御手
段における制御感度を鈍感側に変更する感度調整手段と
を備えてある水田作業車の対地作業装置姿勢変更構造。 - 【請求項2】 対地作業装置(3)を機体に昇降自在及
びローリング自在に連結し、前記対地作業装置(3)を
機体に対して昇降操作する第1アクチュエータ(5)
と、前記対地作業装置(3)を機体に対してローリング
操作する第2アクチュエータ(13)と、 後部側の横軸芯(P1)周りに前部側が上下揺動しなが
ら田面(G)に接地追従して、前記対地作業装置(3)
に対する上下角度により田面(G)から前記対地作業装
置(3)までの高さを検出する高さセンサー(16)
と、 水平面又は田面(G)に対する前記対地作業装置(3)
の左右の傾斜角度を電気的に検出する左右傾斜センサー
(15)と、前記左右傾斜センサー(15)の検出値か
ら水平面に対する機体の前後の傾斜角度を割り出す傾斜
角割出手段とを備えると共に、 前記高さセンサー(16)の検出値に基づいて前記対地
作業装置(3)が田面(G)から設定高さに維持される
ように、前記第1アクチュエータ(5)を作動操作する
昇降制御手段と、 前記左右傾斜センサー(15)の検出値に基づいて前記
対地作業装置(3)が水平面又は田面(G)に対し左右
方向で平行に維持されるように、前記第2アクチュエー
タ(13)を作動操作するローリング制御手段と、 前記傾斜角割出手段による傾斜角度に基づいて水平面に
対し機体が前下がり姿勢になると、前記昇降制御手段に
おける制御感度を鈍感側に変更する感度調整手段とを備
えてある水田作業車の対地作業装置姿勢変更構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3479495A JPH08228533A (ja) | 1995-02-23 | 1995-02-23 | 水田作業車の対地作業装置姿勢変更構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3479495A JPH08228533A (ja) | 1995-02-23 | 1995-02-23 | 水田作業車の対地作業装置姿勢変更構造 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08228533A true JPH08228533A (ja) | 1996-09-10 |
Family
ID=12424178
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3479495A Pending JPH08228533A (ja) | 1995-02-23 | 1995-02-23 | 水田作業車の対地作業装置姿勢変更構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08228533A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2012044897A (ja) * | 2010-08-25 | 2012-03-08 | Iseki & Co Ltd | 苗移植機 |
-
1995
- 1995-02-23 JP JP3479495A patent/JPH08228533A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2012044897A (ja) * | 2010-08-25 | 2012-03-08 | Iseki & Co Ltd | 苗移植機 |
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