JPH08228917A - 炊飯器 - Google Patents

炊飯器

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JPH08228917A
JPH08228917A JP3740095A JP3740095A JPH08228917A JP H08228917 A JPH08228917 A JP H08228917A JP 3740095 A JP3740095 A JP 3740095A JP 3740095 A JP3740095 A JP 3740095A JP H08228917 A JPH08228917 A JP H08228917A
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lid
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pot
pan
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Kazuya Miyake
一也 三宅
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 蓋閉力を軽くし、かつ、鍋の取手部の強度を
強くして十分に持ちやすい取手幅を確保する。 【構成】 鍋11の外側面13上部に取手部15を設ける。こ
の取手部15の上面16の最上部17を、外周18と内周19の中
間20よりも内周19側に配置する。また、取手部15の外径
と略同じ外径で、シール部を有する蓋パッキンを配設す
る。 【効果】 蓋パッキンは、弱い荷重で弾性変形する先端
側部が、取手部15の最上部17に最初に当接する。したが
って、蓋閉時の蓋パッキンの反発力が最小になる。ま
た、最上部17が中間20よりも内周19側にあるため,取手
部15の付根部は厚肉になり、取手部15の強度が強くな
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、蓋パッキンにより鍋と
蓋体との隙間をシールし、炊飯時に蒸気の外洩れを防止
した炊飯器に関し、特に蓋体の開閉性を改良し、鍋の取
手部の強度向上を図った炊飯器に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、この種の炊飯器においては、鍋
と蓋体すなわち蓋との隙間をシール(密閉)し、炊飯時
に蒸気の外洩れを防止するために、蓋の下面に弾性を有
する蓋パッキンを備えている。そして、蓋を閉じると、
蓋パッキンのシール部が鍋上部の上部外側面に備えた取
手部の上面に接触し、鍋と蓋との隙間をシールする構成
になっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術の炊飯器
では、蓋を閉じる時に蓋パッキンのシール部が取手部の
上面に当接すると、蓋パッキンの反発力により蓋閉め操
作が重くなり、操作性を悪化させる要因となっている。
また、鍋は炊飯準備時に被炊飯物である米と水が所定量
入り、この重い状態の鍋を持って炊飯器本体内に鍋を収
容する操作が毎回行われる。したがって、鍋の取手部の
取付け部分には、毎炊飯時に加重が加わり、この取手部
の取付け部は強い強度が要求される。取手部の幅を広く
すると、持ちやすくはなるもののさらに強い強度が必要
となる。このため、実際には取手部の幅は強度上の制約
があり、幅が狭くて持ちにくいという問題もある。
【0004】例えば、図4に示す従来の鍋 101の場合、
取手部 102の上面 103が平坦状に形成されるため、弾性
変形力の強い蓋パッキンのシール部の付根部が上面 103
に当接し、蓋閉力が強くなって操作性が悪化する。ま
た、蓋パッキンのシール部の先端周縁が取手部 102の上
面 103に当接するので、先端周縁にしわがあると、波打
ちの隙間から蒸気が洩れる不具合点がある。一方、図5
に示す従来の鍋 111の場合、取手部 112の上面 113の最
も高い位置にある最上部 114が、取手部 112の外周 115
と内周 116の略中間に形成される。このため、取手部 1
12の最上部 114に対向する蓋パッキンのシール部は、弾
性変形力の強い付根部側となり、この付根部が最初に取
手部 112の上面 113に当接して、蓋閉力が同様に強くな
る。
【0005】そこで本発明は上記問題点に鑑み、炊飯時
における蒸気洩れを確実に防止しつつ、蓋閉力を軽く
し、かつ、鍋の取手部の強度を強くして十分に持ちやす
い取手幅を確保できる炊飯器を提供することをその目的
とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明の炊飯器
は、上部外側面に略水平状に突出した取手部を有する鍋
と、この鍋を覆う蓋体と、この蓋体下面に備えられ前記
取手部の外径と略同じ外径で該取手部の上面に接触させ
たシール部を有する蓋パッキンとを備え、前記取手部の
上面は最も高い位置がこの取手部の外周と内周の中間よ
りも内周側に配置されるように構成したものである。
【0007】また、請求項2の発明の炊飯器は、前記請
求項1の構成に加えて、前記取手部の上面は円弧状をな
し、この取手部の最上部から外周への円弧半径を、最上
部から内周への円弧半径よりも大きく形成したものであ
る。
【0008】
【作用】請求項1の発明の炊飯器では、蓋体を閉じる
と、蓋パッキンのシール部は、弱い荷重で弾性変形する
先端側の部分が、取手部の上面の最上部に最初に当接す
る。したがって、蓋閉時における蓋パッキンの反発力は
最小限になる。また、蓋パッキンのシール部の付根部に
位置する外周部は、鍋の取手部の外周と略同じ外径を有
するが、この取手部の外周近傍は、シール部の最初に当
接する取手部の最上部よりも下方に位置するため、弾性
変形力の強いシール部の外周部が取手部に最初に当接し
なくなり、蓋体を閉じる力は軽くなる。さらに、取手部
の上面は、最も高い位置が取手部の外周と内周の中間よ
りも内周側に配置されているので、鍋の最上部の内周面
近傍に位置する取手部の付根部は必然的に厚肉になり、
取手部の強度が強くなる。
【0009】また、請求項2の発明の炊飯器では、取手
部の上面が全体にわたって滑らかな曲面になり、最も高
い位置である最上部が中間よりも内周側に偏って配置さ
れていても、鍋の外観性が損なわれない。しかも、取手
部の外周の端部の材料厚さがある程度確保されるので、
取手部の強度が低下せずさらに強くなる。また、外観上
も取手部の外周の端部が厚肉で上部に見え、視覚上の安
心感が得られる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の一実施例について、添付図面
を参照しながら説明する。炊飯器の全体断面図を示す図
1において、1は炊飯器本体で、この炊飯器本体1は、
その外郭を形成するプラスチック製の外枠2および底板
3と、外枠2内に設けられた鍋収容部をなす内枠4とを
備えている。外枠2は、上下面を開口した筒状で、その
下面開口を覆って底板3が固定されている。一方、内枠
4は、赤外線の反射率が高いアルミニウム材料からなる
板をプレス加工して成形したものであり、上面を開口し
た有底筒状に形成されている。また、外枠2の上部には
内向き鍔部5が形成されており、この内向き鍔部5に6
PA(ポリアミド6)樹脂などからなる内枠スペーサ6
が設けられる。前記内枠4のフランジ部7は、炊飯器本
体1の上部において内枠スペーサ6に取付け固定され
る。
【0011】11は鍋で、この鍋11は、熱伝導性に優れ、
かつ耐蝕性に優れたA3004系のアルミニウム材料を
主体にして構成され、その内部には被炊飯物である米お
よび水が収容される。鍋11の形状は、下部から上部にか
けて直径が大きくなる傾斜した側面を有し、底部外面の
最下部12(テーブルに鍋11を載置したときに接する部
位)の直径が、外側面13下部の直径の半分以下になるよ
うな有底筒状に形成される。また、外側面13の最上部14
には、外方に水平状に突出したフランジ状の取手部15が
全周にわたって形成される。
【0012】ここで取手部15の詳細構成を、図2に基づ
いてさらに説明すると、この取手部15の上面16は、鍋11
を炊飯器本体1に収容したときに最も高い位置にある最
上部17が、取手部15の最外周面に相当する外周18と、鍋
11の最上部14の内周面に相当する内周19の中間20の位置
よりも、内周19側に配置される。つまり、最上部17の直
径φAは、(外周18の直径φB+内周19の直径φC)÷
2として算出される中間20の直径φDよりも小さく、最
上部17は中間20よりも内周19側にある。また、取手部15
の上面16は円弧状をなし、最上部17から外周18に至る円
弧半径R1が、最上部17から内周19に至る円弧半径R2
よりも大きく形成される。例えば、本実施例では、円弧
半径R1を10mm、円弧半径R2を6mmとしてい
る。取手部15の下面21は、上面16とは相似しない形状に
形成され、その外周18側の近傍には平坦な水平状部22が
形成される。水平状部22は、下面21の内周19側と単一の
円弧(例えば、円弧半径R3を4mmとする。)で面し
ており、この水平状部22にて取手部15が持ちやすい形状
にする。
【0013】鍋11の内面は、アルミナ粉末などでブラス
ト処理を施して表面を粗面化し、FEP樹脂を主体にし
た塗料で塗装した後乾燥させ(200℃で15分程
度)、プライマー層を形成する。次に、プライマー層の
表面にこのプライマー層と異なる色のFEP樹脂を主体
にした塗料でパッド印刷などにより所定の位置に水位線
を印刷する。さらに、透明色のPFA樹脂を主体にした
塗料を塗装し、その後乾燥させて(380℃で20分程
度)、鍋11の内面に弗素系樹脂を主体にしたコーティン
グ層を形成する。また、鍋11の外面は、アルミナ粉末な
どでブラスト処理を施して表面を粗面化し、ポリエーテ
ルサルフォン樹脂とPTFE樹脂を主体にした塗料で塗
装した後乾燥させ(360℃で15分程度)、鍋11の外
面に弗素系樹脂を主体にしたコーティング層を形成す
る。この鍋11の内面あるいは外面のコーティング層の形
成は、どちらが先でも構わない。また、プライマー層と
外面コーティング層は、各々同色系の色でも異なる色調
でよいが、好ましくは同色系の色調にし、取手部15の最
外周端部に位置する鍋11内外のコーティング層の境目を
分かりにくくさせた方が、外観上好ましい。また、鍋11
内外のコーティング層は、いずれも弗素系樹脂で形成す
ることが好ましい。これによって、相互の塗膜の密着性
が向上し、かつ、コーティング層の境目から剥離しにく
い鍋11を得ることができる。
【0014】鍋11の外形形状は、アルミ溶湯鍛造製法、
アルミダイカスト製法、鋳造製法などにより成形し、鍋
11の内面は凹凸のない滑らかな面に形成する。また、こ
れらの成形方法によって、取手部15における上面16と下
面21とを異なる形状に形成できる。すなわち、アルミ板
をプレス加工して得た鍋11では、材料の厚さが均一にな
るため、取手部15の上面16と下面21は、相似した形状で
なければ形成できないという不具合点があり、後述する
本願発明の効果が発揮しにくくなる。
【0015】再度図1に基づきその他の構成を説明する
と、前記内枠4の底面中央部には、上方へ膨出した膨出
部31が形成され、この膨出部31の上面部には開口部32が
形成される。また、内枠4の内底部には、前記鍋11を輻
射加熱する加熱手段たるシーズヒータなどの炊飯ヒータ
33が鍋11と非接触状態に設けられている。炊飯ヒータ33
は、ヒータ台34により内枠4に対して離隔した状態に設
けられる。内枠4の内底面上には、膨出部31と炊飯ヒー
タ33との間に位置して鋼板製のプレートサポート35が固
定されており、このプレートサポート35により下から支
えられて、熱伝導性に優れたアルミニウム材料からなる
板状のヒータプレート36が設けられている。ヒータプレ
ート36は、炊飯ヒータ33の上方に位置しており、受熱し
た熱を鍋11へ伝導するために、鍋11を内枠4に収容した
ときに鍋11の外底面に接触するようになっている。ま
た、このヒータプレート36は、鍋11の側面を炊飯ヒータ
33の輻射熱で加熱する加熱空間37を形成するために、鍋
11の外側面13の外形よりも外径が小さく、しかも、炊飯
ヒータ33の露出を防止するために、炊飯ヒータ33よりも
外径が大きく形成される。そして、ヒータプレート36の
外側面と内枠4の内側面との間には、加熱空間37に炊飯
ヒータ16の輻射熱を供給するための隙間38が形成され
る。
【0016】前記内枠4の外側面上部には、この内枠4
の保温用のコードヒータなどからなる胴ヒータ41が設け
られる。また、42は鍋11の外面温度を検出する温度検出
手段たる鍋センサであり、これは、スプリング43を介し
て上下動自在にかつ上方へ付勢して設けられる。鍋セン
サ42は、内枠4の開口部32を介してヒータプレート36の
上方まで突出し、鍋11の外底面に弾発的に接触するもの
である。そして、鍋センサ42は、鍋11の外面温度を検出
する負温度サーミスタなどからなる感熱素子を内蔵して
いる。44は炊飯器本体1の下部に設けられた電源基板で
あり、この電源基板44は、マイコン駆動用の定電圧回路
や、炊飯ヒータ33の駆動手段などの他に、鍋スイッチ45
も備えている。この鍋スイッチ45は、スイッチレバー46
を介して鍋センサ42に連動しており、この鍋センサ42の
上下動に連動して、鍋11の有無を検出するものである。
なお、47は電源コードを巻き取るコードリールである。
一方、内枠4の前方には、操作基板51が設けられる。こ
の操作基板51は、外枠2の前面に取り付けられた操作パ
ネル52に支持されており、LED表示器53およびLCD
表示器54や、操作スイッチ55などを備えている。
【0017】61は炊飯器本体1の上面開口を開閉する蓋
体で、この蓋体61は、左右方向のヒンジ軸62により前記
外枠2の上部後側に回動自在に支持されるとともに、ヒ
ンジ軸62に設けられたヒンジスプリング63により開く方
向へ付勢されている。このヒンジスプリング63に抗し
て、蓋体61は、クランプ装置64により閉じた状態に保持
される。蓋体61は、外蓋66と、この外蓋66の下側に固定
された裏板67と、この裏板67の下側に固定されたアルミ
ニウム部材からなる放熱板68と、この放熱板68の下側に
内蓋ホルダ69を介して着脱自在に係止された内蓋70とか
らなっている。内蓋70は、アルミニウム部材からなり、
前記鍋11の上面開口を開閉自在に塞ぐものである。
【0018】放熱板68の外周部と裏板67との間には、シ
リコーンゴムなどの弾性部材からなる円環状の蓋パッキ
ン71が設けられる。この蓋パッキン71の構造を、図3に
基づきさらに詳述すると、蓋パッキン71は断面同一形状
をなし、鍋11とのシール面積を最大限多くし、かつ、蓋
体61の外形ができるだけ大きくならないように、その外
周部72の外径は前記鍋11の外周18の外形と略同一に形成
される。また、蓋パッキン71は、放熱板68の外周部と裏
板67との間に挾持される挾持部73と、この挾持部73より
も下方に形成される舌状のシール部74とを有している。
シール部74は、断面略L字状をなし、その付根部が蓋パ
ッキン71の外周部72を形成している。また、この外周部
72の下端よりも内方には、蓋閉時に取手部15の上面16に
当接する接触部75が形成される。そして、蓋体61を閉じ
たときに、シール部74の接触部75が弾性変形しながら取
手部15の上面16に当接することで、鍋11と蓋体61との隙
間をシールするようになっている。
【0019】なお、図1において、外蓋46と裏板47との
間には、断熱材77が設けられる。また、放熱板68の裏面
には、放熱板68を加熱するコードヒータなどからなる蓋
ヒータ78が設けられる。この蓋ヒータ78は、電気的に前
記胴ヒータ41と並列回路をなしている。さらに、蓋体61
には蒸気孔79が設けられている。
【0020】上記構成の炊飯器は、鍋センサ42からの温
度データと、マイコンに内蔵した各種カウンターの時間
情報などにより、炊飯ヒータ33,胴ヒータ41および蓋ヒ
ータ78を、予めマイコンの記憶手段たるROMで設定し
たシーケンスに基づき炊飯および保温の各制御を行う。
この場合、炊飯時および保温時における鍋センサ42の制
御温度は、−10℃〜130℃の温度範囲内で管理す
る。例えば、米の吸水を促進する本炊飯前のひたし炊き
は、45℃〜70℃の範囲で温度制御し、炊飯加熱を停
止してむらしに移行する温度は120℃とし、さらに、
保温は65℃〜72℃の範囲で温度制御する。これらの
温度制御は、従来の炊飯器と同じ構成である。
【0021】次に、上記構成につき、その作用および効
果を説明する。先ず、鍋11の取手部15の上面16は、最も
高い位置にある最上部17が、取手部15の外周18と内周19
の中間20よりも内周19側に配置されている。この場合、
蓋体61を閉じると、蓋パッキン71のシール部74は、弱い
荷重で弾性変形する接触部75の内方側すなわち先端側の
部分が、取手部15の上面16の最上部17に最初に当接する
ことになる。したがって、蓋閉時における蓋パッキン71
の反発力はこれにより最小限になる。また、蓋パッキン
71のシール部74の付根部に位置する外周部72が、鍋11の
取手部15の外周18と略同じ外径を有している点も注目さ
れる。すなわち、シール部74の外周部72が、鍋11の取手
部15の上面16に最初に当接すると、その強い弾性変形力
により蓋閉め操作が重くなるが、本実施例では、シール
部74の外周部72に対向する取手部15の外周18近傍が、シ
ール部74の最初に当接する取手部15の最上部17よりも下
方に位置するため、シール部74の外周部72が接触部75の
先端面よりも最初に当接するようなことはなく、この点
からも蓋体61を閉じる力を軽くして、操作性を向上する
ことができる。
【0022】また、蓋パッキン71のシール部74が取手部
15の上面16に当接する位置は、接触部75の先端周縁より
も、最上部17に対向した外方の先端面になるため、多少
先端周縁にしわなどがあっても密着性に影響を与えず、
炊飯時における蒸気洩れを確実に防止できる利点もあ
る。しかも、前述のように、取手部15の上面16は、最も
高い位置にある最上部17が取手部15の外周18と内周19の
中間20よりも内周19側に配置されているので、鍋11の最
上部17の内周面近傍に位置する取手部15の付根部すなわ
ち取付け部は必然的に厚肉になり、取手部15自体の強度
が強くなる。したがって、取手部15の取付け部の強度を
確保しつつ、取手部15の幅を最大限に伸ばすことがで
き、従来のような取手部15の幅が狭くて持ちにくいとい
う問題を一掃することができる。
【0023】このように、本実施例では、取手部15の上
面16の最も高い位置を、この取手部15の外周18と内周19
の中間20よりも内周19側に配置し、かつ、取手部15の上
面16にシール部74が接触する蓋パッキン71の外周部72
を、鍋11の取手部15の外周18と略同じ外径に形成したこ
とによって、炊飯時における蒸気洩れを確実に防止しつ
つ、蓋閉力を軽くし、かつ、鍋11の取手部15の強度を強
くして十分に持ちやすい取手幅を確保することができ
る。
【0024】また、本実施例では、取手部15の上面16を
円弧状に形成し、かつ、この取手部15の最上部17から外
周18への円弧半径R1を、最上部17から内周19への円弧
半径R2よりも大きく形成している。この場合、取手部
15の上面16は全体にわたって滑らかな曲面になり、最も
高い位置である最上部17が中間20よりも内周19側に偏っ
て配置されていても、鍋11の外観性が損なわれない。し
かも、取手部15の外周18の端部の材料厚さがある程度確
保されるので、取手部15の強度が低下せずさらに強くな
るという利点が得られる。また、外観上も取手部15の外
周18の端部が厚肉で丈夫に見え、視覚上の安心感が得ら
れる。
【0025】さらに、鍋11の上部を形成する取手部15が
厚肉になるので、鍋11をアルミ溶湯鍛造製法、アルミダ
イカスト製法、鋳造製法などで成形すると、取手部15に
設けた湯口かんの湯流れがスムーズに行えるという製造
上の効果も得られる。
【0026】なお、本発明は上記実施例に限定されるも
のではなく、本発明の要旨の範囲内において種々の変形
実施が可能である。
【0027】
【発明の効果】請求項1の発明の炊飯器は、上部外側面
に略水平状に突出した取手部を有する鍋と、この鍋を覆
う蓋体と、この蓋体下面に備えられ前記取手部の外径と
略同じ外径で該取手部の上面に接触させたシール部を有
する蓋パッキンとを備え、前記取手部の上面は最も高い
位置がこの取手部の外周と内周の中間よりも内周側に配
置して構成したものであるから、炊飯時における蒸気洩
れを確実に防止しつつ、蓋閉力を軽くし、かつ、鍋の取
手部の強度を強くして十分に持ちやすい取手幅を確保す
ることができる。
【0028】また、請求項2の発明の炊飯器は、前記請
求項1の構成に加えて、前記取手部の上面は円弧状をな
し、この取手部の最上部から外周への円弧半径を、最上
部から内周への円弧半径よりも大きく形成したものであ
るから、炊飯時における蒸気洩れを確実に防止しつつ、
蓋閉力を軽くし、かつ、鍋の取手部の強度をさらに強く
して十分に持ちやすい取手幅を確保することができる。
また、鍋の取手部周辺の外観性も向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す炊飯器の全体断面図で
ある。
【図2】同上鍋の取手部周辺を示す断面図である。
【図3】同上蓋パッキンの断面図である。
【図4】従来の鍋の取手部周辺を示す断面図である。
【図5】従来の鍋の取手部周辺を示す断面図である。
【符号の説明】
11 鍋 15 取手部 16 上面 17 最上部 18 外周 19 内周 20 中間 61 蓋体 71 蓋パッキン 73 シール部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上部外側面に略水平状に突出した取手部
    を有する鍋と、この鍋を覆う蓋体と、この蓋体下面に備
    えられ前記取手部の外径と略同じ外径で該取手部の上面
    に接触させたシール部を有する蓋パッキンとを備え、前
    記取手部の上面は最も高い位置がこの取手部の外周と内
    周の中間よりも内周側に配置されていることを特徴とす
    る炊飯器。
  2. 【請求項2】 前記取手部の上面は円弧状をなし、この
    取手部の最上部から外周への円弧半径を、最上部から内
    周への円弧半径よりも大きく形成したことを特徴とする
    請求項1記載の炊飯器。
JP3740095A 1995-02-24 1995-02-24 炊飯器 Pending JPH08228917A (ja)

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JP2020192055A (ja) * 2019-05-28 2020-12-03 タイガー魔法瓶株式会社 炊飯器の内鍋および炊飯器

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011030807A (ja) * 2009-08-03 2011-02-17 Gls:Kk 電磁誘導加熱容器、及び電磁誘導加熱調理器
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