JPH08230120A - 積層体 - Google Patents
積層体Info
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- JPH08230120A JPH08230120A JP7040826A JP4082695A JPH08230120A JP H08230120 A JPH08230120 A JP H08230120A JP 7040826 A JP7040826 A JP 7040826A JP 4082695 A JP4082695 A JP 4082695A JP H08230120 A JPH08230120 A JP H08230120A
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Abstract
開封性容器の製造に好適に用いられる積層体であって、
開封剥離層(シール層)の易剥離性を確保しつつ、耐熱
性、耐油性を有する積層体を提供するものである。 【構成】 ポリプロピレン系樹脂よりなる最内層(A)
、ポリプロピレン20〜90重量%と4メチルペンテ
ン1樹脂80〜10重量%からなる混合物よりなる中間
層(B)、及びポリプロピレン系樹脂よりなる基材層(C)
が順に積層されており、(A) (B) 間の層間剥離強度が
0.2〜2.5kg/15mm(引張速度度300mm/
分)であり、少なくとも3層以上からなる積層体。 【効果】 本発明の積層体は、高温処理後の易開封性,
密封性を安定制御することができる。また、この積層体
から得られた易開封性容器は、密封性及び開封性に優
れ、その実用価値は大である。
Description
製造に好適に用いられる積層体と、これを用いて製造し
た食品,薬品等を収納、包装する為の密封性、開封性に
優れた易開封性容器に関する。
の殺菌処理を行い、保存流通する容器が増加している。
消費者のニーズとしては密封性に優れ、さらに開封性が
優れている事にある。密封性、易開封性に優れた容器と
して、使用時の開封を一般に行われているシール部の剥
離で行うのではなく、容器として、多層容器を用いて、
多層容器の層間を開封剥離面とし、密封性と易開封性を
両立された容器が数多く提案されている(特開昭50−
37598号公報、特公平5−63385号公報、特公
平5−79587号公報)。しかしこれらの容器は、剥
離層がPE(ポリエチレン)であることから、高温処理
条件が120℃が上限であること、特に油分を多く含ん
でいる調理食品を充填した場合、剥離層に膨潤が見られ
ること,および蓋材との密封が高温によるシール層の軟
化の為、破壊される等の欠点があった。これらの欠点を
補う目的で、特公平7−2409号公報に示されている
ようなポリプロピレン系樹脂を最内層として、耐熱性を
増した層構成の容器が提案され、従来のPE最内層のも
のに比較して耐熱性は向上するが、これらの構成では剥
離を可能とさせる為に依然としてPEを中間層として用
いており、ある程度の耐熱性の向上は認められるもの
の、さらに高温の殺菌(ex 130℃)になると中間
層の軟化、溶融のため急激に中間層と表面層との間のラ
ミネート強度が低下し、殺菌中に剥離が発生し、密封性
が損なわれるという欠点があった。
トシール層と開封剥離層とを別にする易開封性容器の製
造に好適に用いられる積層体であって、開封剥離層(シ
ール層)の易剥離性を確保しつつ、耐熱性、耐油性を有
する積層体を提供するものである。
を達成する為に鋭意検討を行った結果、易開封性容器の
製造に用いられる積層体を特定な層構成とすることによ
り、前記課題を解決できることを見出し、この知見に基
づいて本発明を完成するに至った。すなわち本発明は、
ポリプロピレン系樹脂よりなる最内層(A) 、ポリプロ
ピレン20〜90重量%と4メチルペンテン1樹脂80
〜10重量%からなる混合物よりなる中間層(B)、及び
ポリプロピレン系樹脂よりなる基材層(C)が順に積層さ
れており、(A) (B) 間の層間剥離強度が0.2〜2.5
kg/15mm(引張速度度 300mm/分)であ
り、少なくとも3層以上からなることを特徴とする積層
体であり、必要により中間層(B)が、ポリプロピレン2
0〜90重量%と4メチルペンテン1樹脂80〜10重
量%からなる混合物100重量部に対し、ポリエチレン
又は不飽和カルボン酸変性ポリプロピレンを3〜20重
量部を添加してなる組成物である積層体であり、好まし
くは最内層(A) の厚みが、80μ以下である積層体で
ある。
よりなつており、ポリプロピレンを用いる事により、耐
熱性、耐油性を有する積層体を得ることができる。使用
するポリプロピレンとしては、ホモ,ブロック,ランダ
ムの種々のPPを用いる事ができる。また、蓋とのシー
ル性及び成形性を考慮して、ポリプロピレン100重量
部に対して3〜20重量のポリエチレンをブレンドする
ことも可能である。またポリエチレンの他に不飽和カル
ボン酸変性ポリオレフィンやエチレン酢酸ビニル等の熱
可塑性樹脂のブレンドも中間層との耐熱剥離性を損なわ
ない範囲で可能である。本発明の(C)の基材層は、積
層体の強度、耐熱性、成形性の保持を目的とする。主に
ポリプロピレンが用いられ、その種類としてホモ,ラン
ダム,ブロック等各種のポリプロピレンが用いられる。
また基材層は、積層体の多くの厚み比率を占め、成形性
等に影響を与える可能性がある為、成形性を向上させる
為に、ポリエチレン等の任意の熱可塑性樹脂層をブレン
ドさせても良い。
て最も重要な役割を果たすものであり、この層はポリプ
ロピレンと4メチルペンテン1樹脂のブレンド物を主体
とする。ブレンド比は任意であるが、ポリプロピレン量
として90〜20重量%及び4メチルペンテン1樹脂と
して80〜10重量%が好ましいが、最も好適な配合比
はポリプロピレン量として90〜60重量%である。ま
た微妙な層間剥離強度を調整する為に、ポリエチレンを
ブレンドすることも可能であるが、ブレンド量が多すぎ
ると目的とする耐熱性を損なう場合があり、ブレンド量
としてはポリプロピレン100重量部に対して、20重
量部を上限とし、またブレンド量が少ないとその層間剥
離強度を調整することができない為、3重量部を下限と
することが望ましい。また同様に微妙な層間剥離強度を
調整する為に、不飽和カルボン酸変性ポリプロピレンを
ブレンドすることがあるが、このブレンドについても、
ブレンド量が多すぎると、剥離強度を強め、かつブレン
ド量が少ないと層間剥離強度を失うことがある為20重
量部以下3重量部以上が望ましい。
(C)層の外側に任意の樹脂を積層できることができ
る。積層する樹脂としては、ポリカーボネート(P
C)、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリブ
チレンテレフタレート(PBT)、ポリプロピレン(P
P)、塩化ビニリデン樹脂(PVDC)、エチレンビニ
ルアルコール共重合体(EVOH)、無機物充填ポリプ
ロピレン等がある。また(C)の外層は単層に限らず、
多層に積層したもの等任意に選択できる。この場合その
接着層(AD)としては不飽和カルボン酸変性ポリプロ
ピレンが好ましい。即ち外層としては、PP/AD/E
VOH/AD/PP、PC/AD/EVOH/AD/P
C、PET/AD/EVOH/AD/PET等の5層に
積層したもの等任意に選択できる。EVOHは酸素ガス
バリア性、PCは耐熱性及び表面光沢性、PETは容器
としての腰の強度及び表面光沢性を、それぞれ特に必要
な場合に用いることができる。またその他(C)層の外
側にはプラスチックに限らず、アルミニウム箔、スチー
ル箔等の金属層も使用することができる。特に積層体の
酸素ガスバリア性を向上させる必要がある場合には、エ
チレンビニルアルコール共重合体が(C)層の外側に積
層されて用いられ、そのエチレン重合比率としては20
〜50重量%のものが目的にあわせ任意に用いられる。
本発明の層構成は、前記の樹脂を用いて、共押出,ラミ
ネート加工等で得ることができる。ラミネート加工とし
ては、エキストルーションラミネート,共押出ラミネー
ト,ドライラミネート,サーマルラミネート等の任意の
方法を用いることができる。図1は本発明の積層体の一
例PP/[PP+MP]/PP/PP/AD/EVOH
/AD/PPの8層構成を示すものである。
ロピレンと4メチルペンテン1樹脂をブレンドしたこと
にある。ポリプロピレンの融点は通常、ランダムPPで
約150℃,ホモPPで約170 ℃である。一方4メチル
ペンテン1の融点は約240℃である。 これらをブレ
ンドすることにより従来のポリエチレンを主体とする中
間層に比較して、15℃以上の耐熱性を有し、内容物の
温度が殺菌時に高温(例えば140℃以上)になっても
中間層が軟化および溶融することがない。例えば従来の
PEのケースと比較すると最も耐熱性の優れたHDPE
(高密度ポリエチレン)の融点は、135℃付近であ
る。120℃を越すと軟化が急激に進み、シール層と中
間層の層間剥離強度は、120℃以下では、1.0〜1.
5kg/15mm巾あったものでも、125℃の熱を一
時的にも経験すると剥離強度は0〜0.2kg/15m
mと急激に低下してしまう。この為、125℃以上の高
温である殺菌では、殺菌中の圧力変化が少しでも蓋材が
膨らむような事が生じると、シール層と中間層は容易に
剥離してしまい、密封容器としての形態をとどめられな
い状態となる。一方、本発明によると中間層を用いる
と、130℃以上の高温処理でも中間層自体の耐熱性が
優れている為、前述のような形態になる事はなく、安定
した高温処理が可能となる。また、ポリプロピレンと4
メチルペンテン1樹脂とのブレンド物を積層した場合に
易剥離性を発現する。その強度は、ブレンド比により左
右されるが、例えば混合比がポリプロピレン重量比で5
0〜90%重量%の範囲では層間接着強度が0.5〜2.
5kg/15kgの易剥離強度の範囲となる。この為、
シール層の剥離は容易に行う事ができる。本発明の積層
体は成形して容器として用いられ、蓋材とシールされる
が、蓋の開封は(A)層と(B)層の間で行われ、易開
封性でなければならない。従って(A) (B) 間の層間剥
離強度が0.2〜2.5kg/15mm(引張速度度 3
00mm/分)でなければならず、そのために蓋材のシ
ール層と最内層(A)とは強固に接着されていなければ
ならず、通常は蓋材のシール層の材質は最内層(A)の
材質と同質か同じ材料が使用される。更に開封性のきれ
をよくするためには最内層(A) の厚みが、80μ以下
である事が好ましい。
するが、本発明はこれに限定されるものではない。表1
及び表2には実施例および比較例の積層体構成の構成樹
脂と層の厚み、これらの積層体の加熱前後のラミネート
強度、各積層体を用いて作成した容器の殺菌適正,耐内
圧性を示している。これらの積層体は、別々の押出機に
て混練押出され多層ダイに導かれる共押出法により積層
された。
は下記のとおりである。 ・PP1:ポリプロピレン(チタン 顔料入り) ・PP2:ポリプロピレン(ホモ) ・PP3:ポリプロピレン(ランダム) ・PP4:ポリプロピレン(85%)とポリエチレン
(15%)の混合物 ・PP5:ポリプロピレン(ホモ50%)とポリプロピ
レン(ランダム50%)の混合物 ・PP6:無機物充填剤いりポリプロピレン ・接着 :無水カルボン酸変性ポリプロピレン ・EVOH:エチレンビニルアルコール共重合体 ・MP :4−メチルペンテン1 ・HDPE:高密度ポリエチレン ・変PP:カルボン酸変性ポリプロピレン ・PC :ポリカーボネート ・PET:ポリエチレンテレフタレート
法で行った。 ・加熱前ラミネート強度:積層体の(A)と(B)間の
ラミネート強度を測定。引張り速度 300mm/分。
(180度剥離) ・加熱後ラミネート強度:積層体を135度乾熱条件に
て1時間放置しその後、積層体の(A)と(B)間のラ
ミネート強度を測定。引張り速度 300mm/分。
(180度剥離) ・殺菌適正(破袋率):実施例および比較例の積層体を
用いて、口径65mmφ、高さ25mm、容量70cc
の丸型容器を真空成形により作成した。容器内に水を9
0%充填し、PET/アルミ箔/PET/PPよりなる
4層構成、厚み100μmの蓋フィルムでヒ―トシ―ル
法により密封した。その後加圧下130℃の熱水中に
て、n=10にて殺菌を行い、殺菌終了後、外観検査に
より水漏れの有無を計数した。分子が水漏れの発生した
数、分母がテスト数。 ・耐内圧性:殺菌適性評価後で殺菌後水漏れのないもの
について、圧縮エアーを漏れないように、蓋材側より注
入し、密封が解除される時の圧力を測定した。
性,密封性を安定制御することができる。また、この積
層体から得られた易開封性容器は、密封性及び開封性に
優れ、その実用価値は大である。
る。
Claims (3)
- 【請求項1】 ポリプロピレン系樹脂よりなる最内層
(A) 、ポリプロピレン20〜90重量%と4メチルペ
ンテン1樹脂80〜10重量%からなる混合物よりなる
中間層(B)、及びポリプロピレン系樹脂よりなる基材層
(C)が順に積層されており、(A) (B) 間の層間剥離強
度が0.2〜2.5kg/15mm(引張速度度 300
mm/分)であり、少なくとも3層以上からなることを
特徴とする積層体。 - 【請求項2】 中間層(B)が、ポリプロピレン20〜9
0重量%と4メチルペンテン1樹脂80〜10重量%か
らなる混合物100重量部に対し、ポリエチレン又は不
飽和カルボン酸変性ポリプロピレンを3〜20重量部を
添加してなる組成物である請求項1記載の積層体。 - 【請求項3】 最内層(A) の厚みが、80μ以下であ
る請求項1又は2記載の積層体。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP07040826A JP3124206B2 (ja) | 1995-02-28 | 1995-02-28 | 積層体 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP07040826A JP3124206B2 (ja) | 1995-02-28 | 1995-02-28 | 積層体 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08230120A true JPH08230120A (ja) | 1996-09-10 |
| JP3124206B2 JP3124206B2 (ja) | 2001-01-15 |
Family
ID=12591474
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP07040826A Expired - Fee Related JP3124206B2 (ja) | 1995-02-28 | 1995-02-28 | 積層体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3124206B2 (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1997002141A1 (en) * | 1995-06-30 | 1997-01-23 | Sumitomo Bakelite Company Limited | Laminate |
| EP0858885A3 (en) * | 1997-02-17 | 2001-11-28 | Idemitsu Petrochemical Co., Ltd. | Multi-layer structure, container using same, and its manufacturing method |
| JP2016203589A (ja) * | 2015-04-28 | 2016-12-08 | レック株式会社 | 合成樹脂製シート状部材 |
-
1995
- 1995-02-28 JP JP07040826A patent/JP3124206B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| WO1997002141A1 (en) * | 1995-06-30 | 1997-01-23 | Sumitomo Bakelite Company Limited | Laminate |
| EP0870603A4 (ja) * | 1995-06-30 | 1998-10-14 | ||
| US5976651A (en) * | 1995-06-30 | 1999-11-02 | Sumitomo Bakelite Company Limited | Propylene packaging laminate comprising methylpentene resin blend layer |
| EP0858885A3 (en) * | 1997-02-17 | 2001-11-28 | Idemitsu Petrochemical Co., Ltd. | Multi-layer structure, container using same, and its manufacturing method |
| US6723403B2 (en) | 1997-02-17 | 2004-04-20 | Idemitsu Petrochemical Co., Ltd. | Multi-layer container structure |
| JP2016203589A (ja) * | 2015-04-28 | 2016-12-08 | レック株式会社 | 合成樹脂製シート状部材 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3124206B2 (ja) | 2001-01-15 |
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