JPH08230341A - 感熱転写記録媒体セット - Google Patents

感熱転写記録媒体セット

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JPH08230341A
JPH08230341A JP8013083A JP1308396A JPH08230341A JP H08230341 A JPH08230341 A JP H08230341A JP 8013083 A JP8013083 A JP 8013083A JP 1308396 A JP1308396 A JP 1308396A JP H08230341 A JPH08230341 A JP H08230341A
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 耐熱性基材上に剥離層および熱溶融性インク
層が順次積層された感熱転写記録媒体と、基材上にオー
バーコート層が設けられた受理媒体とからなる感熱転写
記録媒体セットにおいて、該剥離層が50〜120℃で
溶融する材料からなり、該熱溶融性インク層は、一部ま
たは全部を硬化させた熱可塑性樹脂および着色剤を主成
分として含有し、かつ、ワックス成分の含有量が30重
量%以下であり、該オーバーコート層は熱可塑性樹脂か
らなることを特徴とする感熱転写記録媒体セット。 【効果】 オーバーコート層と転写された印字の熱溶融
性インク層とが一体化するため、擦り汚れに対して非常
に強く、耐熱性及び耐溶剤性にすぐれた印字が得られ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は感熱転写記録媒体セッ
ト、特に転写されたインク層の擦り汚れを防止するのに
有効な感熱転写記録媒体、受理媒体及びこれらの組合せ
に関する。
【0002】
【従来の技術】ポリエステル樹脂やポリイミド樹脂など
からできたフィルム、および、グラシン紙、トレーシン
グ紙やコンデンサー紙など薄用紙からなる基材上に熱溶
融性インク層を設けた感熱転写記録媒体の熱溶融性イン
ク層の面に普通紙やタッグを重ね合わせて前記基材側よ
りサーマルヘッドで加熱し、熱溶融性インク層を溶融さ
せて普通紙やタッグに転写させる感熱転写記録方法が知
られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、この様な方
法で熱溶融性インク層を転写した普通紙やタッグは、熱
溶融性インク層を擦ることにより容易に汚れてしまうと
いう欠点が有った。
【0004】したがって本発明の目的は、普通紙やタッ
グに転写された熱溶融性インク層の擦り汚れを防止する
ことが可能な感熱転写記録系を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】従来の感熱転写記録媒体
の熱溶融性インク層は、着色剤とワックスが主成分で、
中でもワックスが全体の30〜80重量パーセントを占
めていた。一方、樹脂は20重量パーセント以下であっ
た。
【0006】本発明者は、感熱転写された印字の擦り汚
れを防止するために種々検討した結果、熱溶融性インク
層中のワックス成分が少ないものほど擦過性(=擦り汚
れ性)が良く、ワックス成分が30重量パーセントを越
えると擦過性が悪くなることを見い出した。しかしなが
ら本発明者はまた、ワックス成分が少なくなると転写性
が悪くなることをも見出した。
【0007】この発明は、以上の知見に基づく本発明者
の創意及び工夫によりなされたものであり、基材上に熱
溶融性インク層を設けた感熱転写記録媒体及び印字がな
される受理媒体に於いて、該感熱転写記録媒体の基材と
熱溶融性インク層との間に、転写性を上げるために剥離
層を設け、かつ該受理媒体にオーバーコート層を設けた
ことを特徴とする。
【0008】基材としては、前述のポリエステル樹脂や
ポリイミド樹脂などからできたフィルム、および、グラ
シン紙、トレーシング紙やコンデンサー紙など薄用紙が
使用できる。
【0009】剥離層は、50〜120℃で溶融する材料
から成り、通常はワックスを単独で、またはこれを樹脂
と併用したものを主成分とするものであり、他に充填剤
などを合せて使用することも出来る。
【0010】ワックスとしては、カルナバ、モンタン、
キャンデリラ、パラフィン、ライスワックス、ポリエチ
レンワックスなどで50〜120℃で溶融するものを使
用すれば良い結果が得られる。
【0011】樹脂成分としては、エチレン−酢酸ビニル
共重合体、アクリル樹脂、エチレン−アクリル共重合
体、ポリ酢酸ビニル、エチルセルロース、ポリビニルブ
チラール、ロジン、ポリエステルなどを使用すれば良い
結果が得られる。
【0012】充填剤としては、炭酸カルシウム、硫酸バ
リウム、酸化アルミニウム、シリカなどの微粉末が使用
できる。
【0013】次に、熱溶融性インク層は、一般に知られ
ているカーボンブラックやグラファイトなどの顔料を含
む着色剤と、カルナバ、マイクロクリスタリンワックス
などのワックス類、およびポリプロピレン、エチレン−
酢酸ビニル共重合体、アクリル樹脂、飽和ポリエステル
樹脂、アイオノマー樹脂などの熱可塑性樹脂とから成
る。耐油性、耐アルコール性、耐酸性等を考慮する場合
には、アクリル樹脂、飽和ポリエステル樹脂又はアイオ
ノマー樹脂を使用するのが有利である。特に、ガラス転
移温度が−20〜70℃のものを使用すればより良い結
果が得られる。また、ポリエステル樹脂を用い、それを
一部硬化させるとさらに良い結果が得られる。
【0014】樹脂は熱溶融性インク層中で30重量パー
セント以上使用することが好ましい。30重量パーセン
ト未満であると、擦過性が悪くなり、また、耐油性、耐
アルコール性、耐酸性等が悪くなってくる。35重量パ
ーセント以上用いれば特に良い結果が得られる。
【0015】一方、ワックスは熱溶融性インク層中で3
0重量パーセント以下とすることが好ましい。30重量
パーセントを越えると、擦過性が悪くなる。
【0016】また、炭酸カルシウム、硫酸バリウム、酸
化アルミニウム、シリカなどの微粉末からなる充填剤、
潤滑油等の添加剤を加えることができる。
【0017】オーバーコート層は、熱可塑性樹脂から成
り、前記熱溶融性インク層として使用できる樹脂をオー
バーコート層に使用できる。好ましくは、オーバーコー
ト層に使用される樹脂と熱溶融性インク層に使用される
樹脂は、同種の樹脂とされる。
【0018】本発明の感熱転写記録媒体は、必要に応じ
て前記基材の片面にシリコン樹脂や界面活性剤を塗布し
て、サーマルヘッドの熱に依る基材の溶融に起因するス
ティックを防止するための層を設け、該基材の他方の面
に、ワックスを単独で、またはこれを樹脂と併用したも
のを主成分とした塗剤をソルベントコーティング法、ま
たは、エマルジョンコーティング法など通常に使われる
コーティング法により塗布して剥離層を形成(好適な厚
みは、1〜4μ)したのち、この剥離層上に通常の方法
により熱溶融性インク層を形成する(好適な厚みは、1
〜5μ)ことにより容易に製造することができる。
【0019】
【実施例】実施例1 剥離層 片面にスティック防止の為の耐熱処理層を設けた厚さ5
μのポリエステルフィルムの他の面にカルナバワックス
からなる塗剤を1μの厚さになるように塗布した。熱溶融性インク層 バイロナールMD1930(ポリエステル樹脂水分散体 30%溶液、東洋紡績(株)製) 50部 DISPERSE BLACK(カーボンブラック水分散体 40%溶液、大日本インキ化学工業(株)製) 50部 上記配合で、撹拌機などで混合して塗剤を作成する。こ
のものを剥離層の上に2μの厚みになるように塗布し
た。オーバーコート層 厚み25μのポリエステルフィルムに、バイロナールM
D−1930を塗布して1μの厚みになるようにオーバ
ーコート層を設けた。この感熱転写記録媒体セットを用
いて文字を印字したところ、良好な印字が得られた。こ
の感熱転写記録媒体セットを用いてバーコードを印字し
てJIS規格(L0823)の摩擦試験機I型の摩擦子
の白綿布に替えてシードゴム工業株式会社製「レーダー
S50」を貼り付けてテストを行なったところ、50往
復テストを行なっても印字には何の変化も見られなかっ
た。次に、35℃の水中に4時間浸せきしたもの、及び
70℃で紫外線を100時間照射したものを前記と同じ
様にテストしたところ何等擦り汚れは見えなかった。ま
た、エンジンオイルに浸せきしたのち、前記と同じ様に
テストしたところ何等擦り汚れは見えなかった。ガソリ
ンに対しても同様のテストをしたところ同じ様な効果が
有った。さらに、印字したものを布に挟んでアイロン
(150℃)をかけて耐熱テストを行なったところ、印
字には変化は見られなかった。
【0020】比較例1 オーバーコート層を設けなかった以外は実施例1と同様
にして感熱転写記録媒体セットを作製し、これを用いて
文字を印字したところ、良好な印字が得られた。しかし
ながら、この感熱記録媒体セットを用いてバーコードを
印字して、実施例1で使用した試験機I型の摩擦子の白
綿布に替えてシードゴム工業株式会社製「レーダーS5
0」を貼り付けてテストを行なったところ、20往復テ
ストの後から汚れがではじめた。
【0021】実施例2 剥離層 片面にスティック防止の為の耐熱処理層を設けた厚さ5
μのポリエステルフィルムの他の面にカルナバワックス
からなる塗剤を1μの厚さになるように塗布した。熱溶融性インク層 セビアン46704(アクリル樹脂水分散体30%溶液、 ダイセル化学工業(株)製) 40部 DISPERSE BLACK(カーボンブラック水分散体 40%溶液 40部 カルナバエマルジョン(水分散体30%溶液) 20部 上記配合による塗剤を2μの厚さになるように塗布し
た。オーバーコート層 厚み25μのポリエステルフィルムに、セビアン467
04を塗布して1μの厚みになるようにオーバーコート
層を設けた。実施例1と同様にして感熱転写記録媒体セ
ットをつくり、さらに、同様のテストを行なったところ
同じ様な結果を得た。
【0022】実施例3 剥離層 片面にスティック防止の為の耐熱処理層を設けた厚さ5
μのポリエステルフィルムの他の面にカルナバワックス
からなる塗剤を1μ厚さになるように塗布した。熱溶融性インク層 バイロナールND1930(ポリエステル樹脂水分散体 30%溶液) 25部 ケミパールS120(アイオノマー樹脂水分散体27%溶液、 三井石油化学工業(株)製) 25部 DISPERSE BLACK(カーボンブラック水分散体 40%溶液 50部 上記配合による塗剤を2μの厚さになるように塗布し
た。オーバーコート層 厚み25μのポリエステルフィルムに、バイロナールM
D1930とケミパールS120を1対1に配合した塗
剤を塗布して1μの厚みになるようにオーバーコート層
を設けた。実施例1と同様にして感熱転写記録媒体セッ
トをつくり、さらに、同様のテストを行なったところ同
じ様な結果を得た。
【0023】比較例2 オーバーコート層を設けなかった以外は実施例3と同様
にして感熱記録媒体セットをつくり、印字を行った後、
同様のテストを行ったところ、比較例1と同様な結果を
得た。
【0024】実施例4 剥離層 片面にスティック防止の為の耐熱処理層を設けた厚さ5
μのポリエステルフィルムの他の面にカルナバワックス
からなる塗剤を1μの厚さになるように塗布した。熱溶融性インク層 バイロン56ES(酢酸エチル溶液に溶解されたポリエステル 樹脂45%溶液、東洋紡績(株)製) 100部 コロネートEX(ポリイソシアネート、日本ポリウレタン 工業(株)製) 6部 カーボンブラック 20部 軽質炭酸カルシウム 30部 酢酸エチル 181部 上記配合による塗剤を120℃の熱風にて一部を硬化し
て2μの厚さになるように塗布した。オーバーコート層 厚み25μのポリエステルフィルムに、バイロン56E
SとコロネートEXを100対6に配合した塗剤を12
0℃の熱風にて一部を硬化して塗布して1μの厚みにな
るようにオーバーコート層を設けた。実施例1と同様に
して感熱転写記録媒体セットをつくり、さらに、同様の
テストを行なったところ実施例1よりトリクレンに対し
て耐溶剤性が向上した。
【0025】比較例3 オーバーコート層を設けなかった以外は実施例4と同様
にして感熱転写記録媒体セットをつくり、印字を行った
後、同様のテストを行ったところ、比較例1と同様な結
果を得た。
【0026】
【発明の効果】本発明の感熱転写記録媒体セットを用い
て普通紙やタッグ、ラベル、シールとか言ったものに熱
溶融性インク層を転写したとき、オーバーコート層と熱
溶融性インク層とが一体化し、擦り汚れに対して非常に
強くなった。それとともに、耐熱性、耐溶剤性にすぐ
れ、その上剥離層の離型効果も有り転写性が向上し、普
通紙や紙製のタッグ、ラベル、シールのみならず繊維製
のタッグ、ラベル、シールまで使用する事ができるよう
になった。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成8年2月28日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】発明の詳細な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は感熱転写記録媒体セッ
ト、特に転写されたインク層の擦り汚れを防止し耐溶剤
性を向上させるのに有効な感熱転写記録媒体、受理媒体
及びこれらの組合せに関する。
【0002】
【従来の技術】ポリエステル樹脂やポリイミド樹脂など
からできたフィルム、および、グラシン紙、トレーシン
グ紙やコンデンサー紙など薄用紙からなる基材上に熱溶
融性インク層を設けた感熱転写記録媒体の熱溶融性イン
ク層の面に普通紙やタッグを重ね合わせて前記基材側よ
りサーマルヘッドで加熱し、熱溶融性インク層を溶融さ
せて普通紙やタッグに転写させる感熱転写記録方法が知
られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、この様な方
法で熱溶融性インク層を転写した普通紙やタッグは、熱
溶融性インク層を擦ることにより容易に汚れてしまうと
いう欠点が有った。また、エチルアルコール等に対する
耐溶剤性も悪かった。
【0004】したがって本発明の目的は、普通紙やタッ
グに転写された熱溶融性インク層の擦り汚れを防止し、
耐溶剤性を向上させることが可能な感熱転写記録系を提
供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】従来の感熱転写記録媒体
の熱溶融性インク層は、着色剤とワックスが主成分で、
中でもワックスが全体の30〜80重量パーセントを占
めていた。一方、樹脂は20重量パーセント以下であっ
た。
【0006】本発明者は、まず感熱転写された印字の擦
り汚れを防止するために種々検討した結果、熱溶融性イ
ンク層中のワックス成分が少ないものほど擦過性(=擦
り汚れ性)が良く、ワックス成分が30重量パーセント
を越えると擦過性が悪くなることを見い出した。しかし
ながら本発明者はまた、ワックス成分が少なくなると転
写性が悪くなることをも見出した。さらに本発明者は、
熱溶融性インク層に一部又は全部硬化させた熱可塑性樹
脂を用いると、耐溶剤性が向上することを見い出した。
【0007】この発明は、以上の知見に基づく本発明者
の創意及び工夫によりなされたものであり、基材上に熱
溶融性インク層を設けた感熱転写記録媒体及び印字がな
される受理媒体に於いて、該感熱転写記録媒体の基材と
熱溶融性インク層との間に、転写性を上げるために剥離
層を設け、かつ該受理媒体にオーバーコート層を設ける
とともに、該熱溶融性インク層に一部又は全部を硬化さ
せた熱可塑性樹脂を用いることを特徴とする。
【0008】基材としては、前述のポリエステル樹脂や
ポリイミド樹脂などからできたフィルム、および、グラ
シン紙、トレーシング紙やコンデンサー紙など薄用紙が
使用できる。
【0009】剥離層は、50〜120℃で溶融する材料
から成り、通常はワックスを単独で、またはこれを樹脂
と併用したものを主成分とするものであり、他に充填剤
などを合せて使用することも出来る。
【0010】ワックスとしては、カルナバ、モンタン、
キャンデリラ、パラフィン、ライスワックス、ポリエチ
レンワックスなどで50〜120℃で溶融するものを使
用すれば良い結果が得られる。
【0011】樹脂成分としては、エチレン−酢酸ビニル
共重合体、アクリル樹脂、エチレン−アクリル共重合
体、ポリ酢酸ビニル、エチルセルロース、ポリビニルブ
チラール、ロジン、ポリエステルなどを使用すれば良い
結果が得られる。
【0012】充填剤としては、炭酸カルシウム、硫酸バ
リウム、酸化アルミニウム、シリカなどの微粉末が使用
できる。
【0013】次に、熱溶融性インク層は、一般に知られ
ているカーボンブラックやグラファイトなどの顔料を含
む着色剤と、エチレン−酢酸ビニル共重合体、アクリル
樹脂、飽和ポリエステル樹脂、アイオノマー樹脂などの
熱可塑性樹脂とから成り、それらの樹脂は一部又は全部
を硬化させて用いる。耐油性、耐アルコール性、耐酸性
等を考慮する場合には、アクリル樹脂又は飽和ポリエス
テル樹脂を使用するのが有利である。特に、ガラス転移
温度が−20〜70℃のものを使用すればより良い結果
が得られる。
【0014】一部又は全部硬化させた樹脂は熱溶融性イ
ンク層中で30重量パーセント以上使用することが好ま
しい。30重量パーセント未満であると、擦過性が悪く
なり、また、耐油性、耐アルコール性、耐酸性等が悪く
なってくる。35重量パーセント以上用いれば特に良い
結果が得られる。
【0015】また、炭酸カルシウム、硫酸バリウム、酸
化アルミニウム、シリカなどの微粉末からなる充填剤、
潤滑油等の添加剤を加えることができる。
【0016】オーバーコート層は熱可塑性樹脂から成
り、前記熱溶融性インク層として使用できる樹脂をオー
バーコート層に使用できる。好ましくは、オーバーコー
ト層に使用される樹脂と熱溶融性インク層に使用される
樹脂は、同種の樹脂とする。
【0017】本発明の感熱転写記録媒体は、必要に応じ
て前記基材の片面にシリコン樹脂や界面活性剤を塗布し
て、サーマルヘッドの熱に依る基材の溶融に起因するス
ティックを防止するための層を設け、該基材の他方の面
に、ワックスを単独で、またはこれを樹脂と併用したも
のを主成分とした塗剤をソルベントコーティング法、ま
たは、エマルジョンコーティング法など通常に使われる
コーティング法により塗布して剥離層を形成(好適な厚
みは、1〜4μ)したのち、この剥離層上に通常の方法
により一部又は全部を硬化させた熱溶融性インク層を形
成する(好適な厚みは、1〜5μ)ことにより容易に製
造することができる。
【0018】
【実施例】実施例1 剥離層の形成 片面にスティック防止の為の耐熱処理層を設けた厚さ5
μのポリエステルフィルムの他方の面にカルナバワック
スからなる塗剤を1μの厚さになるように塗布した。
【0019】熱溶融性インク層の形成 上記で形成した剥離層上に、下記配合による塗剤を12
0℃の熱風で一部を硬化して塗布することにより、厚さ
2μの熱溶融性インク層を設け、感熱転写記録媒体(感
熱転写リボン)を作製した。 バイロン56ES(酢酸エチル溶液に溶解されたポリエス テル樹脂45%溶液、東洋紡績(株)製) 100部 コロネートEX(ポリイソシアネート、日本ポリウレタン 工業(株)製) 6部 カーボンブラック 20部 軽質炭酸カルシウム 30部 酢酸エチル 181部
【0020】オーバーコート層の形成 厚さ25μのポリエステルフィルム上に、バイロン56
ESとコロネートEXを100対6に配合した塗剤を1
20℃の熱風で一部を硬化して塗布することにより、厚
さ1μのオーバーコート層を設け、受理媒体(受け紙)
を作製した。
【0021】印字の耐久性の評価 この感熱転写記録媒体セットを用いてバーコードを印字
してJIS規格(L0823)摩擦試験機I型の摩擦子
の白綿布に替えてシードゴム工業株式会社製「レーダー
S50」を貼り付けてテストを行ったところ、50往復
テストを行っても印字には何の変化も見られなかった。
次に、35℃の水中に4時間浸漬したもの、及び70℃
で紫外線を100時間照射したものを前記と同じように
テストしたところ、何ら擦り汚れは見られなかった。更
に、エンジンオイルに浸漬したものを前記と同じように
テストしたところ、何ら擦り汚れは見られなかった。ま
た、ガソリンに浸漬したものを前記と同じようにテスト
しても、同様の効果が得られた。エチルアルコールに浸
漬した場合も同様であった。更に、印字したものを布に
挟んでアイロン(150℃)をかけて耐熱テストを行っ
たところ、印字には変化は見られなかった。
【0022】実施例2 実施例1のオーバーコート層の配合よりコロネートES
を除いた他は、実施例1と同様にして感熱転写記録媒体
セットを作製した。この感熱転写記録媒体セットを用い
て実施例1と同じ方法にて印字テスト及び評価を行った
ところ、実施例1とほぼ同様の結果が得られた。
【0023】実施例3 実施例1の熱溶融性インク層及びオーバーコート層の配
合において、バイロン56ESに替えてアクリル樹脂
(45%溶液、三菱レーヨン株式会社製)を用いた他
は、実施例1と同様にして感熱転写記録媒体セットを作
製した。この感熱転写記録媒体セットを用いて実施例1
と同じ方法にて印字テスト及び評価を行ったところ、実
施例1とほぼ同様の結果が得られた。
【0024】実施例4 実施例3のオーバーコート層の配合よりコロネートES
を除いた他は、実施例3と同様にして感熱転写記録媒体
セットを作製した。この感熱転写記録媒体セットを用い
て実施例1と同じ方法にて印字テスト及び評価を行った
ところ、実施例1とほぼ同様の結果が得られた。
【0025】実施例5 実施例1の感熱転写リボンと実施例3の受け紙を使用し
て感熱転写記録媒体セットを作製した。この感熱転写記
録媒体セットを用いて実施例1と同じ方法にて印字テス
ト及び評価を行ったところ、実施例1とほぼ同様の結果
が得られた。
【0026】比較例1 実施例1の熱溶融性インク層及びオーバーコート層の配
合よりコロネートESを除いた他は、実施例1と同様に
して感熱転写記録媒体セットを作製した。この感熱転写
記録媒体セットを用いて実施例1と同じ方法にて印字テ
スト及び評価を行ったところ、実施例1〜5と比べて印
字性はほぼ同等であったが、耐摩擦性、特に耐溶剤性に
おいてかなり劣る結果となった。
【0027】比較例2 実施例1の熱溶融性インク層の配合よりコロネートES
を除き、受理媒体にはオーバーコート層を設けなかった
他は、実施例1と同様にして感熱転写記録媒体セットを
作製した。この感熱転写記録媒体セットを用いて実施例
1と同じ方法にて印字テスト及び評価を行ったところ、
実施例1〜5、さらには比較例1と比べても、印字性、
耐擦過性、耐溶剤性のいずれにおいてもかなり劣る結果
となった。
【0028】
【発明の効果】本発明の感熱転写記録媒体セットを用い
て普通紙やタッグ、ラベル、シールとか言ったものに熱
溶融性インク層を転写したとき、オーバーコート層と熱
溶融性インク層とが一体化し、擦り汚れに対して非常に
強くなった。それとともに、耐熱性、耐溶剤性にすぐ
れ、その上剥離層の離型効果も有り転写性が向上し、普
通紙や紙製のタッグ、ラベル、シールのみならず繊維製
のタッグ、ラベル、シールまで使用する事ができるよう
になった。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 耐熱性基材上に剥離層および熱溶融性イ
    ンク層が順次積層された感熱転写記録媒体と、基材上に
    オーバーコート層が設けられた受理媒体とからなる感熱
    転写記録媒体セットにおいて、該剥離層が50〜120
    ℃で溶融する材料からなり、該熱溶融性インク層は、一
    部または全部を硬化させた熱可塑性樹脂および着色剤を
    主成分として含有し、かつ、ワックス成分の含有量が3
    0重量%以下であり、該オーバーコート層は熱可塑性樹
    脂からなることを特徴とする感熱転写記録媒体セット。
  2. 【請求項2】 該熱溶融性インク層および該オーバーコ
    ート層の熱可塑性樹脂が、それぞれ、ポリエステル樹脂
    およびアクリル樹脂の少なくとも1種を30重量%以上
    含むことを特徴とする請求項1記載の感熱転写記録媒体
    セット。
  3. 【請求項3】 耐熱性基材上に剥離層および熱溶融性イ
    ンク層が順次積層された感熱転写記録媒体において、該
    剥離層が50〜120℃で溶融する材料からなり、該熱
    溶融性インク層は、一部または全部を硬化させた熱可塑
    性樹脂および着色剤を主成分として含有し、かつ、ワッ
    クス成分の含有量が30重量%以下であることを特徴と
    する感熱転写記録媒体。
  4. 【請求項4】 該熱溶融性インク層の熱可塑性樹脂が、
    ポリエステル樹脂およびアクリル樹脂の少なくとも1種
    を30重量%以上含むことを特徴とする請求項3記載の
    感熱転写記録媒体。
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