JPH0823041B2 - 高炭素鋼圧粉体の製造方法 - Google Patents
高炭素鋼圧粉体の製造方法Info
- Publication number
- JPH0823041B2 JPH0823041B2 JP62089364A JP8936487A JPH0823041B2 JP H0823041 B2 JPH0823041 B2 JP H0823041B2 JP 62089364 A JP62089364 A JP 62089364A JP 8936487 A JP8936487 A JP 8936487A JP H0823041 B2 JPH0823041 B2 JP H0823041B2
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- JP
- Japan
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- carbon steel
- powder
- high carbon
- steel powder
- powder compact
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- Powder Metallurgy (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は焼結することにより耐摩耗性に秀れた鉄系焼
結金属製品を製造できる粉末冶金における高炭素鋼圧粉
体の製造方法に関するものである。
結金属製品を製造できる粉末冶金における高炭素鋼圧粉
体の製造方法に関するものである。
[従来の技術とその問題点] 近年粉末冶金の発展にはめざましいものがあり、ます
ます多用途になつている。特に粉末冶金独自の合金設計
に基づく耐摩耗部品への進出には著しいものがあり、自
動車の動弁部品には多数粉末冶金製品が使われている。
他方その耐摩耗性を生かして工具・金型への進出も大な
るものがあり、性能向上、コスト低減など粉末冶金の特
徴を発揮している。
ます多用途になつている。特に粉末冶金独自の合金設計
に基づく耐摩耗部品への進出には著しいものがあり、自
動車の動弁部品には多数粉末冶金製品が使われている。
他方その耐摩耗性を生かして工具・金型への進出も大な
るものがあり、性能向上、コスト低減など粉末冶金の特
徴を発揮している。
このように粉末冶金の用途が拡大するにつけ、他製造
法との競合も激化し、更に要求される特性もますます激
しくなり、必然的により高性能化、換言すれば高炭素化
への移行が促進される。この高炭素化は粉末冶金の合金
設計面では得意とするところであるが炭素が0.5%以上
になると焼鈍粉においても圧縮性の低下が問題になりと
くに1%以上になると成形不良のトラブルをしばしば引
き起している。
法との競合も激化し、更に要求される特性もますます激
しくなり、必然的により高性能化、換言すれば高炭素化
への移行が促進される。この高炭素化は粉末冶金の合金
設計面では得意とするところであるが炭素が0.5%以上
になると焼鈍粉においても圧縮性の低下が問題になりと
くに1%以上になると成形不良のトラブルをしばしば引
き起している。
従来、これらの問題を解決する方法として複合粉末な
どの方法が提案されているが製造コストがかかり、また
製品の特性上も組織的にムラの認められるものがあつた
ので必ずしも満足のいくものではなかつた。
どの方法が提案されているが製造コストがかかり、また
製品の特性上も組織的にムラの認められるものがあつた
ので必ずしも満足のいくものではなかつた。
[問題点を解決するための手段] そこで本発明は鉄系粉末を圧縮して炭素を0.5%以上
含んだ所要形状の圧粉体を成形するのに先立ち該鉄系粉
末を熱処理することによりその炭素を1%〜20%減少さ
せることを特徴としたものである。
含んだ所要形状の圧粉体を成形するのに先立ち該鉄系粉
末を熱処理することによりその炭素を1%〜20%減少さ
せることを特徴としたものである。
即ち本発明では高炭素鋼粉末を意識的に脱炭すること
により粉末の圧縮性を改善しようとするものである。
により粉末の圧縮性を改善しようとするものである。
[作用] 粉末の硬度、とりわけ表層の硬さ(酸化,窒化なども
含む)が圧縮性に悪影響を与えることは周知であり、こ
のことから推定すれば本発明による圧縮性向上は光学顕
微鏡ではミクロ組織的には必ずしも明確ではないが表層
の脱炭による軟化が有効に作用して圧縮性が向上したも
のと推定される。
含む)が圧縮性に悪影響を与えることは周知であり、こ
のことから推定すれば本発明による圧縮性向上は光学顕
微鏡ではミクロ組織的には必ずしも明確ではないが表層
の脱炭による軟化が有効に作用して圧縮性が向上したも
のと推定される。
[実施例] 水噴霧法により高速度工具鋼(2C−4Cr−2Mo−15W−5
V−8Co)相当の粉末を製造し、これを−100メツシユに
分級する。この粉末を850℃に加熱し5時間保持してか
ら600℃まで15℃/hrの冷却速度で除冷することにより熱
処理した。なお雰囲気ガスは脱炭に必要なH2ガスとし、
比較のために真空中にても行なつた。次表はNo.1〜No.4
が焼鈍前炭素含有率が1.95%のもの、No.5が2.21%,No.
6が2.13%の粉末を夫々上記条件の基で熱処理しその脱
炭率,圧粉密度等を示したものである。
V−8Co)相当の粉末を製造し、これを−100メツシユに
分級する。この粉末を850℃に加熱し5時間保持してか
ら600℃まで15℃/hrの冷却速度で除冷することにより熱
処理した。なお雰囲気ガスは脱炭に必要なH2ガスとし、
比較のために真空中にても行なつた。次表はNo.1〜No.4
が焼鈍前炭素含有率が1.95%のもの、No.5が2.21%,No.
6が2.13%の粉末を夫々上記条件の基で熱処理しその脱
炭率,圧粉密度等を示したものである。
なおそのときの圧縮条件は成形圧力6ton/cm2で使用潤
滑剤はステアリン酸亜鉛1%とした。
滑剤はステアリン酸亜鉛1%とした。
また、この表のNo.1〜No.6の圧粉体の炭素含有率と圧
粉密度との関係を図面にプロツトした。同図から判るよ
うに、H2雰囲気ガスで焼鈍することにより脱炭率1.0%
以上にすることによつて圧粉密度は脱炭率0%の比較例
と比較して大幅に向上させることができる。なおこの脱
炭率はNo.2,No.5,No.6に示されるようにさらに高いほう
が圧粉密度を一層向上させることができる。このような
傾向から脱炭率は5%以上が好ましい。一方20%以上も
の脱炭は工業的なメリツトが低く、またこのように脱炭
率を高くすればするほど脱炭むらが生じて製品むらを作
ることになるので脱炭率は1〜20%の範囲が可能である
が好ましい脱炭率は 5〜20%の範囲である。
粉密度との関係を図面にプロツトした。同図から判るよ
うに、H2雰囲気ガスで焼鈍することにより脱炭率1.0%
以上にすることによつて圧粉密度は脱炭率0%の比較例
と比較して大幅に向上させることができる。なおこの脱
炭率はNo.2,No.5,No.6に示されるようにさらに高いほう
が圧粉密度を一層向上させることができる。このような
傾向から脱炭率は5%以上が好ましい。一方20%以上も
の脱炭は工業的なメリツトが低く、またこのように脱炭
率を高くすればするほど脱炭むらが生じて製品むらを作
ることになるので脱炭率は1〜20%の範囲が可能である
が好ましい脱炭率は 5〜20%の範囲である。
[発明の効果] 以上説明したように本発明は所定範囲の脱炭を行なつ
てからその鉄系粉末を圧縮して圧粉体を成形するもので
あるから圧縮性が大幅に向上し圧縮密度を高めることに
より焼結部品等の耐摩耗性等の特性を一層向上させる有
益なものである。
てからその鉄系粉末を圧縮して圧粉体を成形するもので
あるから圧縮性が大幅に向上し圧縮密度を高めることに
より焼結部品等の耐摩耗性等の特性を一層向上させる有
益なものである。
図面は本発明に係る高炭素鋼圧粉体の炭素含有率と圧粉
密度との関係をプロツトしたグラフである。
密度との関係をプロツトしたグラフである。
Claims (1)
- 【請求項1】鉄系粉末を圧縮して炭素を0.5%以上含ん
だ所要形状の圧粉体を成形するのに先立ち該鉄系粉末を
熱処理することによりその炭素を1%〜20%減少させる
ことを特徴とした高炭素鋼圧粉体の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62089364A JPH0823041B2 (ja) | 1987-04-10 | 1987-04-10 | 高炭素鋼圧粉体の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62089364A JPH0823041B2 (ja) | 1987-04-10 | 1987-04-10 | 高炭素鋼圧粉体の製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS63255301A JPS63255301A (ja) | 1988-10-21 |
| JPH0823041B2 true JPH0823041B2 (ja) | 1996-03-06 |
Family
ID=13968648
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP62089364A Expired - Lifetime JPH0823041B2 (ja) | 1987-04-10 | 1987-04-10 | 高炭素鋼圧粉体の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0823041B2 (ja) |
-
1987
- 1987-04-10 JP JP62089364A patent/JPH0823041B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS63255301A (ja) | 1988-10-21 |
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