JPH08231213A - 撥水性を有する透光性多孔体の製造方法 - Google Patents
撥水性を有する透光性多孔体の製造方法Info
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- JPH08231213A JPH08231213A JP7065192A JP6519295A JPH08231213A JP H08231213 A JPH08231213 A JP H08231213A JP 7065192 A JP7065192 A JP 7065192A JP 6519295 A JP6519295 A JP 6519295A JP H08231213 A JPH08231213 A JP H08231213A
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- C03—GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
- C03B—MANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
- C03B19/00—Other methods of shaping glass
- C03B19/12—Other methods of shaping glass by liquid-phase reaction processes
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 シリカアルコゲルの超臨界乾燥を行う媒体と
して二酸化炭素を用いた場合でも、耐水性、耐湿性に優
れ、水分の影響による性能の劣化をきたさない透光性多
孔体を得ることのできる、撥水性を有する透光性多孔体
の製造方法を提供する。 【構成】 4官能アルコキシシランを溶媒中にて加水分
解し縮重合して得たシリカアルコゲルを、3官能アルコ
キシシランまたは2官能アルコキシシラン中にて浸漬処
理した後、二酸化炭素を用いて超臨界乾燥する。
して二酸化炭素を用いた場合でも、耐水性、耐湿性に優
れ、水分の影響による性能の劣化をきたさない透光性多
孔体を得ることのできる、撥水性を有する透光性多孔体
の製造方法を提供する。 【構成】 4官能アルコキシシランを溶媒中にて加水分
解し縮重合して得たシリカアルコゲルを、3官能アルコ
キシシランまたは2官能アルコキシシラン中にて浸漬処
理した後、二酸化炭素を用いて超臨界乾燥する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、撥水性を有する透光性
多孔体の製造方法に関する。
多孔体の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、透光性多孔体の製造方法として、
テトラメトキシシラン、テトラエトキシシラン等の4官
能アルコキシシランを加水分解し縮重合して得たシリカ
アルコゲルを超臨界乾燥することにより、軽量の透光性
多孔体が得られることは知られている。ここで、超臨界
乾燥を行う媒体として、エタノール、メタノール、二酸
化炭素等が用いられるが、二酸化炭素を用いた場合、臨
界温度、臨界圧力ともエタノール、メタノールよりも緩
やかな条件で行うことができ有利な方法である。しかし
ながら、かかる媒体を用いて製造した多孔体は、吸水性
が高く、水に浸漬した場合、吸水が生じることが問題と
なっていた。
テトラメトキシシラン、テトラエトキシシラン等の4官
能アルコキシシランを加水分解し縮重合して得たシリカ
アルコゲルを超臨界乾燥することにより、軽量の透光性
多孔体が得られることは知られている。ここで、超臨界
乾燥を行う媒体として、エタノール、メタノール、二酸
化炭素等が用いられるが、二酸化炭素を用いた場合、臨
界温度、臨界圧力ともエタノール、メタノールよりも緩
やかな条件で行うことができ有利な方法である。しかし
ながら、かかる媒体を用いて製造した多孔体は、吸水性
が高く、水に浸漬した場合、吸水が生じることが問題と
なっていた。
【0003】これに対応するものとして、特開平3−2
57027号公報には、出発原料として、2官能または
3官能アルコキシシラン、或いは2官能または3官能ア
ルコキシシランと4官能アルコキシシランを用い、これ
らを加水分解し縮重合して得たシリカアルコゲルを超臨
界乾燥することにより、20℃、湿度40〜50%の条
件下において、透明性の経時変化の少ない多孔体を得ら
れることが開示されている。
57027号公報には、出発原料として、2官能または
3官能アルコキシシラン、或いは2官能または3官能ア
ルコキシシランと4官能アルコキシシランを用い、これ
らを加水分解し縮重合して得たシリカアルコゲルを超臨
界乾燥することにより、20℃、湿度40〜50%の条
件下において、透明性の経時変化の少ない多孔体を得ら
れることが開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、かかる
方法で得られた多孔体の評価が、20℃、湿度40〜5
0%の緩やかな条件下でなされたものであり、撥水性の
評価は不明である。また出発原料として2官能または3
官能アルコキシシランを用いる場合、透明性が十分でな
い。出発原料として2官能または3官能アルコキシシラ
ンと4官能アルコキシシランを用いる場合、各原料の反
応性が大きく異なるため得られる多孔体にクラックを生
じやすい等の問題があった。
方法で得られた多孔体の評価が、20℃、湿度40〜5
0%の緩やかな条件下でなされたものであり、撥水性の
評価は不明である。また出発原料として2官能または3
官能アルコキシシランを用いる場合、透明性が十分でな
い。出発原料として2官能または3官能アルコキシシラ
ンと4官能アルコキシシランを用いる場合、各原料の反
応性が大きく異なるため得られる多孔体にクラックを生
じやすい等の問題があった。
【0005】このように、シリカアルコゲルの超臨界乾
燥を行う媒体として二酸化炭素を用いた場合、臨界温度
や臨界圧力ともエタノール、メタノールよりも緩やかな
条件下で行うことができ有利な方法であるが、かかる媒
体を用いて製造した多孔体は、吸水性が大であり、水に
浸漬した場合吸水が生じ破壊に至ること、或いは多湿条
件下において吸湿が生じ、性能(熱伝導率や透光性)の
劣化が起こり易いことが問題となっていた。
燥を行う媒体として二酸化炭素を用いた場合、臨界温度
や臨界圧力ともエタノール、メタノールよりも緩やかな
条件下で行うことができ有利な方法であるが、かかる媒
体を用いて製造した多孔体は、吸水性が大であり、水に
浸漬した場合吸水が生じ破壊に至ること、或いは多湿条
件下において吸湿が生じ、性能(熱伝導率や透光性)の
劣化が起こり易いことが問題となっていた。
【0006】そこで、本発明は、シリカアルコゲルの超
臨界乾燥を行う媒体として二酸化炭素を用いた場合で
も、耐水性、耐湿性に優れ、水分の影響による性能の劣
化をきたさない透光性多孔体を得ることのできる、撥水
性を有する透光性多孔体の製造方法を提供することを目
的とする。
臨界乾燥を行う媒体として二酸化炭素を用いた場合で
も、耐水性、耐湿性に優れ、水分の影響による性能の劣
化をきたさない透光性多孔体を得ることのできる、撥水
性を有する透光性多孔体の製造方法を提供することを目
的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本発明の撥水性を有する透光性多孔体の製造方法
は、4官能アルコキシシランを溶媒中にて加水分解し縮
重合して得たシリカアルコゲルを、3官能アルコキシシ
ランまたは2官能アルコキシシラン中にて浸漬処理した
後、二酸化炭素を用いて超臨界乾燥すること、を特徴と
している。
めに、本発明の撥水性を有する透光性多孔体の製造方法
は、4官能アルコキシシランを溶媒中にて加水分解し縮
重合して得たシリカアルコゲルを、3官能アルコキシシ
ランまたは2官能アルコキシシラン中にて浸漬処理した
後、二酸化炭素を用いて超臨界乾燥すること、を特徴と
している。
【0008】本発明の好ましい態様において、3官能ア
ルコキシシランまたは2官能アルコキシシラン中でのシ
リカアルコゲルの浸漬温度を10〜70℃とすることが
できる。また、本発明の好ましい他の態様において、シ
リカアルコゲルをアセトン溶媒中にて得るようにするこ
とができる。
ルコキシシランまたは2官能アルコキシシラン中でのシ
リカアルコゲルの浸漬温度を10〜70℃とすることが
できる。また、本発明の好ましい他の態様において、シ
リカアルコゲルをアセトン溶媒中にて得るようにするこ
とができる。
【0009】発明の具体的説明 本発明において、シリカアルコゲル製造の出発原料とし
て、4官能アルコキシシランを用いる。このように出発
原料として同種のものを用いることにより、反応性が均
一で、クラックの発生し難い透光性多孔体を得ることが
できる。4官能アルコキシシランとしては、テトラメト
キシシラン、テトラエトキシシラン等の1種または2種
以上の混合物が挙げられるが、反応の均一性の点から単
一物が好ましい。ここで、4官能アルコキシシランと
は、モノマーだけでなく、2〜8量体程度のオリゴマー
の1種または2種以上の混合物、或いはこれらとモノマ
ーとの混合物をも含む。かかる4官能アルコキシシラン
に水、溶媒及び触媒を加え、混合し、アルコキシシラン
を加水分解し、縮重合してシリカアルコゲルを得る。こ
こで溶媒としては、エタノール、メタノール、アセトン
等が挙げられるが、アセトンが好ましい。エアロゲルの
作製は、先ずアルコゲルを作製し、ゲル内部を溶媒で置
換し、さらに液体二酸化炭素で置換した後、二酸化炭素
による超臨界乾燥を行って作製する。ここで、溶媒置換
の際の溶媒として液体二酸化炭素と相溶性の良好なアセ
トンを用いるのが好ましく、従って、アルコゲル作製の
際にアセトンを溶媒として用いれば、溶媒置換が簡単
で、処理時間の短縮が可能となる。また、触媒として
は、アンモニア、フッ化アンモニウム、ピペリジン等の
アルカリ触媒が挙げられる。
て、4官能アルコキシシランを用いる。このように出発
原料として同種のものを用いることにより、反応性が均
一で、クラックの発生し難い透光性多孔体を得ることが
できる。4官能アルコキシシランとしては、テトラメト
キシシラン、テトラエトキシシラン等の1種または2種
以上の混合物が挙げられるが、反応の均一性の点から単
一物が好ましい。ここで、4官能アルコキシシランと
は、モノマーだけでなく、2〜8量体程度のオリゴマー
の1種または2種以上の混合物、或いはこれらとモノマ
ーとの混合物をも含む。かかる4官能アルコキシシラン
に水、溶媒及び触媒を加え、混合し、アルコキシシラン
を加水分解し、縮重合してシリカアルコゲルを得る。こ
こで溶媒としては、エタノール、メタノール、アセトン
等が挙げられるが、アセトンが好ましい。エアロゲルの
作製は、先ずアルコゲルを作製し、ゲル内部を溶媒で置
換し、さらに液体二酸化炭素で置換した後、二酸化炭素
による超臨界乾燥を行って作製する。ここで、溶媒置換
の際の溶媒として液体二酸化炭素と相溶性の良好なアセ
トンを用いるのが好ましく、従って、アルコゲル作製の
際にアセトンを溶媒として用いれば、溶媒置換が簡単
で、処理時間の短縮が可能となる。また、触媒として
は、アンモニア、フッ化アンモニウム、ピペリジン等の
アルカリ触媒が挙げられる。
【0010】このようにして得たシリカアルコゲルを3
官能アルコキシシランまたは2官能アルコキシシラン中
にて一定時間浸漬処理する。かかる浸漬処理により撥水
性が付与され、その後の二酸化炭素による超臨界乾燥に
よって撥水性を有する透光性多孔体を得ることができ
る。ここで、3官能アルコキシシランとしては、メチル
トリエトキシシラン、メチルトリメトキシシラン、エチ
ルトリエトキシシラン、エチルトリメトキシシラン等が
挙げられる。また、2官能アルコキシシランとしてはジ
メチルジエトキシシラン、ジメチルジメトキシシラン、
ジエチルジエトキシシラン、ジエチルジメトキシシラン
等が挙げられる。なお、本発明において、3官能アルコ
キシシランまたは2官能アルコキシシランとは、モノマ
ーだけでなく、2〜8量体程度のオリゴマーの1種また
は2種以上の混合物、或いはこれらとモノマーとの混合
物をも含む。
官能アルコキシシランまたは2官能アルコキシシラン中
にて一定時間浸漬処理する。かかる浸漬処理により撥水
性が付与され、その後の二酸化炭素による超臨界乾燥に
よって撥水性を有する透光性多孔体を得ることができ
る。ここで、3官能アルコキシシランとしては、メチル
トリエトキシシラン、メチルトリメトキシシラン、エチ
ルトリエトキシシラン、エチルトリメトキシシラン等が
挙げられる。また、2官能アルコキシシランとしてはジ
メチルジエトキシシラン、ジメチルジメトキシシラン、
ジエチルジエトキシシラン、ジエチルジメトキシシラン
等が挙げられる。なお、本発明において、3官能アルコ
キシシランまたは2官能アルコキシシランとは、モノマ
ーだけでなく、2〜8量体程度のオリゴマーの1種また
は2種以上の混合物、或いはこれらとモノマーとの混合
物をも含む。
【0011】シリカアルコゲルの3官能アルコキシシラ
ンまたは2官能アルコキシシラン中での浸漬時間は、シ
リカアルコゲルの寸法、浸漬温度等によって異なるが、
1時間〜7日間程度、作業能率等を考慮し好ましくは8
〜100時間程度である。浸漬時間が1時間未満では充
分に3官能アルコキシシランまたは2官能アルコキシシ
ランがアルコゲル内に拡散されず充分な撥水性が得られ
ない。一方、浸漬時間が7日間以上であると撥水性は充
分に得られるが、得られる多孔体の透明度が低下する。
また、浸漬温度は、10〜70℃程度、作業性等を考慮
し好ましくは30〜50℃程度である。浸漬温度が10
℃未満では、充分な撥水性が得られず、70℃を越える
と3官能アルコキシシランまたは2官能アルコキシシラ
ンの蒸発が大となる。なお、浸漬温度と浸漬時間との関
係は、浸漬温度が高ければ浸漬時間は短時間でよく、低
ければ長時間を要すると考えられるが、シリカアルコゲ
ル作製時の溶媒の種類や浸漬する溶液の種類等によって
異なり、適宜選択する。
ンまたは2官能アルコキシシラン中での浸漬時間は、シ
リカアルコゲルの寸法、浸漬温度等によって異なるが、
1時間〜7日間程度、作業能率等を考慮し好ましくは8
〜100時間程度である。浸漬時間が1時間未満では充
分に3官能アルコキシシランまたは2官能アルコキシシ
ランがアルコゲル内に拡散されず充分な撥水性が得られ
ない。一方、浸漬時間が7日間以上であると撥水性は充
分に得られるが、得られる多孔体の透明度が低下する。
また、浸漬温度は、10〜70℃程度、作業性等を考慮
し好ましくは30〜50℃程度である。浸漬温度が10
℃未満では、充分な撥水性が得られず、70℃を越える
と3官能アルコキシシランまたは2官能アルコキシシラ
ンの蒸発が大となる。なお、浸漬温度と浸漬時間との関
係は、浸漬温度が高ければ浸漬時間は短時間でよく、低
ければ長時間を要すると考えられるが、シリカアルコゲ
ル作製時の溶媒の種類や浸漬する溶液の種類等によって
異なり、適宜選択する。
【0012】また、使用する溶媒、浸漬処理する溶液に
よって、同じ浸漬時間、浸漬温度でも、得られる透光性
多孔体の撥水性が異なる。その傾向を下記の表1に示
す。
よって、同じ浸漬時間、浸漬温度でも、得られる透光性
多孔体の撥水性が異なる。その傾向を下記の表1に示
す。
【0013】
【表1】
【0014】上記のようにしてシリカアルコゲルを浸漬
処理した後、ゲル内部の溶媒置換を行う。次いで、液体
二酸化炭素中に保持してゲル内部の二酸化炭素置換を行
った後、二酸化炭素を超臨界状態にして乾燥する。ここ
で、溶媒置換に用いる溶媒としては、液体二酸化炭素と
相溶性の良好な溶媒、具体的にはアセトンが好ましい。
処理した後、ゲル内部の溶媒置換を行う。次いで、液体
二酸化炭素中に保持してゲル内部の二酸化炭素置換を行
った後、二酸化炭素を超臨界状態にして乾燥する。ここ
で、溶媒置換に用いる溶媒としては、液体二酸化炭素と
相溶性の良好な溶媒、具体的にはアセトンが好ましい。
【0015】
【作用】4官能アルコキシシランを加水分解し、縮重合
して得たシリカアルコゲルを3官能または2官能アルコ
キシシラン中にて一定時間浸漬処理することにより、撥
水性が付与される。その理由は明らかでないが、例えば
メチルトリメトキシシランを例に説明すると、化1に示
すように、アルコゲル中の親水基であるSiOHとメチ
ルトリメトキシシランが反応し、結果としてCH3 −S
iという疎水基が存在することにより、撥水性が得られ
るものと考えられる。
して得たシリカアルコゲルを3官能または2官能アルコ
キシシラン中にて一定時間浸漬処理することにより、撥
水性が付与される。その理由は明らかでないが、例えば
メチルトリメトキシシランを例に説明すると、化1に示
すように、アルコゲル中の親水基であるSiOHとメチ
ルトリメトキシシランが反応し、結果としてCH3 −S
iという疎水基が存在することにより、撥水性が得られ
るものと考えられる。
【0016】
【化1】
【0017】
【実施例】以下の実施例は、本発明をさらに具体的に説
明するためのものである。これらの実施例は本発明を例
示的に示したものであって、本発明を制限するものでは
ない。
明するためのものである。これらの実施例は本発明を例
示的に示したものであって、本発明を制限するものでは
ない。
【0018】実施例1 テトラメトキシシランと水をモル比1:4とし、これに
アセトン及び触媒としてピペリジンを混合し、これを円
筒状容器(80mmφ、高さ15mm)に流し込み、常
温で24時間放置することによりシリカアルコゲルを作
製した。この際、混合比は、モル比でテトラメトキシシ
ラン:水:アセトン:ピペリジン=1:4:12:5×
10-5であった。このシリカアルコゲルを円筒状容器か
ら取り外し、メチルトリメトキシシラン中で40℃にて
3日間浸漬処理を行った。次いでアセトン中に3日間放
置してゲル内部を溶媒置換した後、7〜10℃、40〜
80気圧の液体二酸化炭素中に2日間保持して二酸化炭
素置換を行った。その間に交換を3回程度行った。次い
で、系内を100℃、100気圧にし、超臨界乾燥を1
時間行うことにより、透光性多孔体を得た。
アセトン及び触媒としてピペリジンを混合し、これを円
筒状容器(80mmφ、高さ15mm)に流し込み、常
温で24時間放置することによりシリカアルコゲルを作
製した。この際、混合比は、モル比でテトラメトキシシ
ラン:水:アセトン:ピペリジン=1:4:12:5×
10-5であった。このシリカアルコゲルを円筒状容器か
ら取り外し、メチルトリメトキシシラン中で40℃にて
3日間浸漬処理を行った。次いでアセトン中に3日間放
置してゲル内部を溶媒置換した後、7〜10℃、40〜
80気圧の液体二酸化炭素中に2日間保持して二酸化炭
素置換を行った。その間に交換を3回程度行った。次い
で、系内を100℃、100気圧にし、超臨界乾燥を1
時間行うことにより、透光性多孔体を得た。
【0019】この透光性多孔体の熱伝導率を熱伝導率測
定装置(英弘精機株式会社製、HC−072)で測定し
た。熱伝導率は0.0121kcal/m・hr・℃であった。
この透光性多孔体を10日間水面に浮かべたが、水没は
ほとんど見られず、充分な撥水性を示した。また、この
処理後に熱伝導率を測定したが、熱伝導率は0.012
2kcal/m・hr・℃で、ほとんど断熱性能の劣化はみられ
なかった。かかる処理前後において、外見上透光性の劣
化も見られなかった。また、得られた透光性多孔体を、
40℃、湿度90%の条件下に30日間放置したとこ
ろ、透光性の劣化は見られなかった。
定装置(英弘精機株式会社製、HC−072)で測定し
た。熱伝導率は0.0121kcal/m・hr・℃であった。
この透光性多孔体を10日間水面に浮かべたが、水没は
ほとんど見られず、充分な撥水性を示した。また、この
処理後に熱伝導率を測定したが、熱伝導率は0.012
2kcal/m・hr・℃で、ほとんど断熱性能の劣化はみられ
なかった。かかる処理前後において、外見上透光性の劣
化も見られなかった。また、得られた透光性多孔体を、
40℃、湿度90%の条件下に30日間放置したとこ
ろ、透光性の劣化は見られなかった。
【0020】実施例2 実施例1において、シリカアルコゲル作製の出発原料と
して、テトラメトキシシランに替えてテトラエトキシシ
ランを用い、浸漬処理溶液として、メチルトリメトキシ
シランに替えてメチルトリエトキシシランを用いた他
は、実施例1と同様に処理して透光性多孔体を得た。
して、テトラメトキシシランに替えてテトラエトキシシ
ランを用い、浸漬処理溶液として、メチルトリメトキシ
シランに替えてメチルトリエトキシシランを用いた他
は、実施例1と同様に処理して透光性多孔体を得た。
【0021】この透光性多孔体の熱伝導率を実施例1に
おけると同様に測定した。熱伝導率は0.0136kcal
/m・hr・℃であった。この透光性多孔体を10日間水面
に浮かべたが、水没はほとんど見られず、充分な撥水性
を示した。また、この処理後に熱伝導率を測定したが、
熱伝導率は0.0139kcal/m・hr・℃で、ほとんど断
熱性能の劣化はみられなかった。かかる処理前後におい
て、外見上透光性の劣化も見られなかった。また、得ら
れた透光性多孔体を、40℃、湿度90%の条件下に3
0日間放置したところ、透光性の劣化は見られなかっ
た。
おけると同様に測定した。熱伝導率は0.0136kcal
/m・hr・℃であった。この透光性多孔体を10日間水面
に浮かべたが、水没はほとんど見られず、充分な撥水性
を示した。また、この処理後に熱伝導率を測定したが、
熱伝導率は0.0139kcal/m・hr・℃で、ほとんど断
熱性能の劣化はみられなかった。かかる処理前後におい
て、外見上透光性の劣化も見られなかった。また、得ら
れた透光性多孔体を、40℃、湿度90%の条件下に3
0日間放置したところ、透光性の劣化は見られなかっ
た。
【0022】比較例1 実施例1と同様に処理してシリカアルコゲルを得、この
シリカアルコゲルを円筒状容器から取り外し、そのまま
アセトン中に3日間放置してゲル内部を溶媒置換した
後、実施例1と同様に処理して透光性多孔体を得た。
シリカアルコゲルを円筒状容器から取り外し、そのまま
アセトン中に3日間放置してゲル内部を溶媒置換した
後、実施例1と同様に処理して透光性多孔体を得た。
【0023】この透光性多孔体の熱伝導率を実施例1に
おけると同様に測定した。熱伝導率は0.0129kcal
/m・hr・℃であった。この透光性多孔体は、水面に浮か
べると吸水が生じてすぐに水没し、クラックが多数生じ
た。この処理後の熱伝導率の測定は、試料に割れが生じ
たためできなかった。また、得られた透光性多孔体を、
40℃、湿度90%の条件下に30日間放置したとこ
ろ、白濁した。
おけると同様に測定した。熱伝導率は0.0129kcal
/m・hr・℃であった。この透光性多孔体は、水面に浮か
べると吸水が生じてすぐに水没し、クラックが多数生じ
た。この処理後の熱伝導率の測定は、試料に割れが生じ
たためできなかった。また、得られた透光性多孔体を、
40℃、湿度90%の条件下に30日間放置したとこ
ろ、白濁した。
【0024】以上の実施例及び比較例から明らかなよう
に、撥水処理を行わない未処理品が水面に浮かべた場
合、吸水が生じてすぐ水没するのに対し、本発明の撥水
処理を行って作製した透光性多孔体は、10日間以上水
面に浮かんでおり、全く水没は見られず、充分な撥水性
を示した。また、40℃、湿度90%の条件下におい
て、撥水処理を行わない未処理品が白濁するのに対し、
本発明の撥水処理を行って作製した透光性多孔体は、ほ
とんど変化がみられず、このような高温、多湿条件に対
しても充分な抵抗性を示した。
に、撥水処理を行わない未処理品が水面に浮かべた場
合、吸水が生じてすぐ水没するのに対し、本発明の撥水
処理を行って作製した透光性多孔体は、10日間以上水
面に浮かんでおり、全く水没は見られず、充分な撥水性
を示した。また、40℃、湿度90%の条件下におい
て、撥水処理を行わない未処理品が白濁するのに対し、
本発明の撥水処理を行って作製した透光性多孔体は、ほ
とんど変化がみられず、このような高温、多湿条件に対
しても充分な抵抗性を示した。
【0025】
【発明の効果】本発明の製造方法によれば、シリカアル
コゲルの超臨界乾燥に先立ち、シリカアルコゲルを撥水
処理するようにしたので、耐水性、耐湿性に優れ、水分
の影響による断熱性能、透光性の劣化のほとんどない透
光性多孔体を得ることができる。
コゲルの超臨界乾燥に先立ち、シリカアルコゲルを撥水
処理するようにしたので、耐水性、耐湿性に優れ、水分
の影響による断熱性能、透光性の劣化のほとんどない透
光性多孔体を得ることができる。
Claims (3)
- 【請求項1】4官能アルコキシシランを溶媒中にて加水
分解し縮重合して得たシリカアルコゲルを、3官能アル
コキシシランまたは2官能アルコキシシラン中にて浸漬
処理した後、二酸化炭素を用いて超臨界乾燥することを
特徴とする、撥水性を有する透光性多孔体の製造方法。 - 【請求項2】3官能アルコキシシランまたは2官能アル
コキシシラン中でのシリカアルコゲルの浸漬温度が10
〜70℃である、請求項1に記載の撥水性を有する透光
性多孔体の製造方法。 - 【請求項3】シリカアルコゲルをアセトン溶媒中にて得
る、請求項1または2に記載の撥水性を有する透光性多
孔体の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7065192A JPH08231213A (ja) | 1995-02-27 | 1995-02-27 | 撥水性を有する透光性多孔体の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7065192A JPH08231213A (ja) | 1995-02-27 | 1995-02-27 | 撥水性を有する透光性多孔体の製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08231213A true JPH08231213A (ja) | 1996-09-10 |
Family
ID=13279819
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7065192A Pending JPH08231213A (ja) | 1995-02-27 | 1995-02-27 | 撥水性を有する透光性多孔体の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08231213A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6855759B2 (en) | 1998-05-18 | 2005-02-15 | Shin-Etsu Chemical Co., Ltd. | Silica particles surface-treated with silane, process for producing the same and uses thereof |
| JP2007238794A (ja) * | 2006-03-09 | 2007-09-20 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | シリカ乾燥ゲル |
| JP2008144053A (ja) * | 2006-12-11 | 2008-06-26 | Dow Corning Toray Co Ltd | 複合微粒子及びその製造方法 |
| JP2009173701A (ja) * | 2008-01-22 | 2009-08-06 | National Institute Of Advanced Industrial & Technology | 有機・無機ハイブリッド材料の製造方法及び有機・無機ハイブリッド材料 |
| JP2009184853A (ja) * | 2008-02-04 | 2009-08-20 | Nippon Chem Ind Co Ltd | ピペリジンが固定化されたシリカ粒子よりなるコロイダルシリカ |
-
1995
- 1995-02-27 JP JP7065192A patent/JPH08231213A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6855759B2 (en) | 1998-05-18 | 2005-02-15 | Shin-Etsu Chemical Co., Ltd. | Silica particles surface-treated with silane, process for producing the same and uses thereof |
| JP2007238794A (ja) * | 2006-03-09 | 2007-09-20 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | シリカ乾燥ゲル |
| JP2008144053A (ja) * | 2006-12-11 | 2008-06-26 | Dow Corning Toray Co Ltd | 複合微粒子及びその製造方法 |
| JP2009173701A (ja) * | 2008-01-22 | 2009-08-06 | National Institute Of Advanced Industrial & Technology | 有機・無機ハイブリッド材料の製造方法及び有機・無機ハイブリッド材料 |
| JP2009184853A (ja) * | 2008-02-04 | 2009-08-20 | Nippon Chem Ind Co Ltd | ピペリジンが固定化されたシリカ粒子よりなるコロイダルシリカ |
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