JPH0823121A - 光反射センサ - Google Patents

光反射センサ

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JPH0823121A
JPH0823121A JP15710494A JP15710494A JPH0823121A JP H0823121 A JPH0823121 A JP H0823121A JP 15710494 A JP15710494 A JP 15710494A JP 15710494 A JP15710494 A JP 15710494A JP H0823121 A JPH0823121 A JP H0823121A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 散乱光の発生を低減し、S/N比等の光学特
性の向上をはかることの出来る光反射センサを提供す
る。 【構成】 ヘッダー3に発光素子1と受光素子2とを載
置し、この両素子1,2の載置領域を互いに分離するよ
うに分離壁12を突出して形成する。スリット板4は、
発光素子1と受光素子2との対向位置に開孔された出射
光と入射光とをそれぞれ通過させる穴径の小さいスリッ
ト41と、分離壁12の突起部9の対向位置に設けられ
た係合部10とを有する薄い板材で構成され、スリット
板4をヘッダー3上に載置し、突起部9に係合部10を
嵌入して係合させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光反射センサに関す
る。
【0002】
【従来の技術】図3(A),(B)は、それぞれ従来の
光反射センサの構造断面図である。図3(A)及び
(B)は異なった断面形状を有しているが、いずれも発
光素子ダイス1及び受光素子ダイス2がヘッダー3上に
ダイスボンディングされることにより載置されている。
【0003】図3(A)の構造では、発光素子ダイス1
及び受光素子ダイス2が載置されるヘッダー3の表面は
平坦で、この平坦な同一面状に載置されるのに対し、図
3(B)の構造では、ヘッダー3の表面に載置用の凹部
3aが形成され、発光素子ダイオード1及び受光素子ダ
イオード2はこの凹部3の底面にそれぞれ載置される。
発光素子ダイオード1と受光素子ダイオード2とは、図
示しないワイヤーボンディング線によりヘッダー3から
外部に導出されるリード7へ結線される。両ダイス1,
2の上方には光を絞り込むためのスリット板4が設けら
れており、これにより発光素子ダイス1からの出射光と
受光素子ダイス2への入射光とが絞り込まれる。
【0004】また、スリット板4の上方にはレンズ5が
設けられ、出射光と入射光とは図中に矢印で示すように
集光されて目標物8に到達し、目標物8からの反射光が
入射光となって受光素子ダイス2へ到達するように構成
されている。発光素子ダイス1と受光素子ダイス2とを
載置したヘッダー3、スリット板4及びレンズ5は、そ
れぞれケース6に固定されて収納されている。なお、図
3(A)の構造ではケース6がレンズ5を覆うように形
成されているが、図3(B)の構造ではレンズ5がケー
ス6の一部を形成するような構成となっている。
【0005】さらに、スリット板4が二つのスリット4
aを有し、それぞれのスリット4aから出射光と入射光
とが出入りするような構造となっている。リード7から
発光素子ダイス1に電流を供給することにより発光素子
ダイス1が発光し、出射光がスリット板4によりある程
度絞り込まれてレンズ5により集光され、目標物8に照
射される。目標物8からの反射光がレンズ5により集光
され、スリット板4により絞り込まれて受光素子ダイス
2の受光エリアに入射され、リード7から光電流として
取り出される。
【0006】このような構成の光反射センサは、主にバ
ーコードエントリーに使用されている。また、紙等の境
界を読み取り、位置検出等を行う用途にも使用される。
【0007】バーコードの読み取りに使用する場合、白
の面が光の像位置にある場合に多量に光が反射され、受
光素子ダイス2に多量の光電流を発生させる。また、黒
の面が光の像位置にあるとき、受光素子ダイス2に少量
の光電流を発生させる。このような光電流の強弱によ
り、バーコードのパターン認識を行う。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述した従来
の光反射センサでは、ケース6の内壁面に当たって発生
する散乱光によりセンサの特性が劣化するという問題点
があった。
【0009】図4は、これらの問題点を説明するための
図である。すなわち、図4(A)に示すような構造の光
反射センサでは、発光素子ダイス1からの出射光がスリ
ット板4やケース6の内壁面に照射され、図中に矢印で
示すような散乱光が発生し、その一部が受光素子ダイス
2へ入射してしまう。その結果、発光素子ダイス1を駆
動した時に、目標物8の有無に関係なくある程度の散乱
光が受光素子ダイス2に入射し、光電流として検出され
る。したがって、受光側の信号の0レベルの変動やS/
N比(この場合白/黒比)の低下となって現れる。
【0010】また、図4(B)に示すような構造を採用
した場合、スリット板4の板厚が比較的厚く、例えば2
mm以上あるものもあったため、発光素子ダイス1から
の出射光が図中に矢印で示すようにスリット板4の内面
に反射して、レンズ5に入射する事態が発生する。この
場合、目標物8における光のスポット像がぼけることに
なる。したがって、S/N比の低下が起こる。
【0011】さらに、組立精度上スリット板4とヘッダ
ー3との間に隙間が生じると、スリット板4とヘッダー
3とを反射面として散乱光が受光素子ダイス2に照射
し、図4(A)に示す構造の場合と同様の問題が発生す
る。
【0012】これらの問題点は、すべてバーコードの誤
読という結果となって現れる。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、発光素子と受
光素子を載置したヘッダーと、前記発光素子からの出射
光と前記受光素子への入射光とを絞り込むスリット板
と、前記出射光及び前記入射光を集光するレンズと、前
記ヘッダー、前記スリット板及び前記レンズを収納する
ケースとを備えた光反射センサにおいて、前記ヘッダー
は、前記発光素子と前記受光素子の載置領域を分離する
よう突出して形成される分離壁と、この分離壁上に設け
られた突起部とを有し、前記スリット板は、前記発光素
子と前記受光素子との対向位置に開孔された前記出射光
と前記入射光とをそれぞれ通過させる穴径の小さいスリ
ットと、前記分離壁上の突起部の対向位置に設けられた
係合部とを有する薄い板材で構成され、前記スリット板
を前記ヘッダー上に載置し、前記突起部に前記係合部を
嵌入して係合させたものである。
【0014】
【作用】本発明では、発光素子ダイスと受光素子ダイス
の対向位置に設けられた穴径の小さいスリットから、出
射光と入射光とが出入りする。しかも、スリットの穴径
が小さいため、発光素子ダイスからの出射光は、そのほ
とんどがこのスリットを通過してレンズに入射されて集
光される。したがって、出射光がスリット板やケースの
内壁面に当たって発生する散乱光が極めて少なくなる。
また、目標物からの反射光もそのほとんどがレンズを通
ってスリット孔に収束するため、散乱光の発生が少なく
なる。仮に散乱光が、出射光と反射光とがスリット板の
側面やケースの内壁面に当たってわずかに発生したとし
ても、スリット板に設けられた開孔が穴径が小さいた
め、ほとんど受光素子ダイスに到達することはない。し
たがって、S/N比の優れた光反射センサを実現するこ
とができる。
【0015】
【実施例】図1は、本発明の一実施例を示す構造断面図
である。なお、図3及び図4に示す光反射センサの同一
部分には同一符号を付し、その詳細説明は省略する。
【0016】まず本発明では、発光素子ダイス1及び受
光素子ダイス2が載置されるヘッダー3の載置面の構造
が、従来の構造と異なっている。すなわちヘッダー3
は、発光素子ダイス1と受光素子ダイス2の載置領域を
分離するよう突出して形成された分離壁12を有してい
る。このように分離壁12でそれぞれ分離されたダイス
ボンディングエリア3b上に、発光素子ダイス1と受光
素子ダイス2とがそれぞれ載置される。すなわち二つの
ダイスボンディングエリア3bは、分離壁12によりそ
れぞれ分離され、発光素子ダイス1からの出射光が直接
には受光素子ダイス2の受光面に到達しないような構成
となっている。
【0017】また、分離壁12の上面には突起部9が設
けられる。この突起部9は、後述するようにスリット板
に設けられた係合用のスリットに嵌入されてスリット板
4を係合するために用いられる。両ダイス1,2の上方
には、光を絞り込むための穴径が極めて小さい(例えば
0.15mm幅)スリット41を有する極めて板厚の薄
い(例えば0.1mm)スリット板4が配置され、その
上方にはレンズ5が配置され、全体の部品がケース6内
に収納される。スリット板4は、中央部にスリット状の
穴が開孔され、係合部10が形成される。この係合部1
0は、分離壁12の上面に設けられた突起部9に嵌入さ
れる。
【0018】図2(A),(B),(C)は、それぞれ
分離壁12部の形状を示す図である。
【0019】発光素子ダイス1及び受光素子ダイス2が
載置されるボンディングスペース11は、図中に点線で
示してある。スリット板4の中心部に係合部10として
形成された開孔が突起部9に嵌入されて、スリット板4
が発光素子ダイス1及び受光素子ダイス2の上方に固定
される。分離壁12上の突起部9は、ヘッダー3内が狭
い場合、図2(B)に示すように二つ以上に分けて配置
してもよい。また、可能であれば、二つの分離した突起
部9を一つに結び、図2(C)に示すようにかぎ状の構
成にしてもよい。このような構造はボンディングエリア
を広げたい場合に特に有効である。図2(b)より図2
(c)の方がより遮光性が良くなり光学特性の向上とな
る。
【0020】また、スリット板4の板厚は、前述したよ
うに散乱光の発生を防ぐため薄くする必要があり、これ
を実現するために、例えば材質にステンレス材SUS3
04(JIS G−4309による成分 C:0.08
%以下 Si:1.00%以下 Mn:2.00%以下
P:0.045%以下 S:0.030%以下 N
i:8.00〜10.50% Cr:18.00〜2
0.00%)を用いるとよい。
【0021】また、スリット板4に形成された係合部1
0は、突起部9を嵌通させるように形成され、突起部9
を係合部10に嵌入し、接着剤等により固定させる。こ
のような構造とすることにより、スリット41の位置出
しが容易で安定した製品の供給が可能となる。なお、ス
リット板4の固定に際しては、接着剤を用いることなく
嵌入のみにより機械的に固定することができる場合に
は、嵌入のみでもよい。
【0022】また、図2(B)に示すように、突起部9
を分割して構成した場合、スリット板4の固定をより確
実に行うことができ、しかも回転ずれを防止することが
できる。また、図2(C)に示すように、分離した突起
部9を結んでかぎ状の形状とした場合、遮光効果がさら
に大きくなり、S/N比が一層向上する。また、スリッ
ト板4の固定がより確実となり、回転ずれ等も一層少な
くなる。しかも、ヘッダー3内の発光素子ダイス1及び
受光素子ダイス2のボンディングエリア3bを広げるこ
とが可能となる。
【0023】
【発明の効果】以上実施例に基づいて詳細に説明したよ
うに、本発明では板厚の薄いスリット板を用い、しかも
発光素子及び受光素子の対向部分には穴径の小さいスリ
ットを開孔したため、散乱光の発生が低減され、S/N
比等の光学特性の向上が期待できる。また、ヘッダー分
離壁と突起部とを設けたため、発光素子からの出射光の
一部がスリット板とヘッダーとの間の隙間を通って受光
素子に入射するのを防止することができる。しかも、突
起部とスリット板に設けた係合部とを係合させてスリッ
ト板の固定を行うため、固定が確実に実行でき、しかも
回転ずれ等を低減することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す構造断面図。
【図2】分離壁部の形状を示す図。
【図3】従来品の構造を示す断面図。
【図4】従来品の問題点を示す断面図。
【符号の説明】
1 発光素子ダイス 2 受光素子ダイス 3 ヘッダー 3b ダイスボンディングエリア 4 スリット板 41 スリット 5 レンズ 6 ケース 9 突起部 10 係合部 11 ボンディングスペース 12 分離壁

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発光素子と受光素子とを載置したヘッダ
    ーと、前記発光素子からの出射光と前記受光素子への入
    射光とを絞り込むスリット板と、前記出射光及び前記入
    射光を集光するレンズと、前記ヘッダー、前記スリット
    板及び前記レンズを収納するケースとを備えた光反射セ
    ンサにおいて、 前記ヘッダーは、前記発光素子と前記受光素子の載置領
    域を分離するよう突出して形成される分離壁と、この分
    離壁上に設けられた突起部とを有し、 前記スリット板は、前記発光素子と前記受光素子との対
    向位置に開孔された前記出射光と前記入射光とをそれぞ
    れ通過させる穴径の小さいスリットと、前記分離壁上の
    突起部の対向位置に設けられた係合部とを有する薄い板
    材で構成され、前記スリット板を前記ヘッダー上に載置
    し、前記突起部に前記係合部を嵌入して係合させた事を
    特徴とする光反射センサ。
  2. 【請求項2】 前記突起部を複数に分割して前記分離壁
    上に設けた事を特徴とする請求項1記載の光反射セン
    サ。
  3. 【請求項3】 前記突起部をかぎ状の形状とした事を特
    徴とする請求項1記載の光反射センサ。
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