JPH08231567A - メタンジホスホン酸テトラエステルの製造方法 - Google Patents
メタンジホスホン酸テトラエステルの製造方法Info
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- JPH08231567A JPH08231567A JP3710695A JP3710695A JPH08231567A JP H08231567 A JPH08231567 A JP H08231567A JP 3710695 A JP3710695 A JP 3710695A JP 3710695 A JP3710695 A JP 3710695A JP H08231567 A JPH08231567 A JP H08231567A
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- dihalomethane
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Abstract
(57)【要約】
【目的】医薬品、農薬及びビタミン類の合成中間原料と
して広く用いられているメタンジホスホン酸テトラエス
テルの新規製造法 【構成】亜リン酸トリエステルとジハロメタンとを反応
させ、メタンジホスホン酸テトラエステルを製造する方
法において、生成するハロゲン化炭化水素を反応系外に
除去することを特徴とするメタンジホスホン酸テトラエ
ステルの製造法 【効果】メタンジホスホン酸テトラエステルを容易にか
つ高純度、高収量で得ることができる。
して広く用いられているメタンジホスホン酸テトラエス
テルの新規製造法 【構成】亜リン酸トリエステルとジハロメタンとを反応
させ、メタンジホスホン酸テトラエステルを製造する方
法において、生成するハロゲン化炭化水素を反応系外に
除去することを特徴とするメタンジホスホン酸テトラエ
ステルの製造法 【効果】メタンジホスホン酸テトラエステルを容易にか
つ高純度、高収量で得ることができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はメタンジホスホン酸テト
ラエステルの工業的製法に関する。メタンジホスホン酸
テトラエステルは医薬品、農薬またはビタミン類の中間
原料等として用いられる。
ラエステルの工業的製法に関する。メタンジホスホン酸
テトラエステルは医薬品、農薬またはビタミン類の中間
原料等として用いられる。
【0002】
【従来の技術】メタンジホスホン酸テトラエステルは、
医薬品、農薬またはビタミン類の合成中間原料として広
く用いられている。ジャーナル・ヒュア・プラクティシ
ュ・ヘミー(Journal fur Praktische Chemie)、第3
24巻、537頁〜544頁、1982年には、例え
ば、亜リン酸ジエチルエステル・Na塩とジブロモメタ
ンとを紫外線照射下、0℃で反応させ、メタンジホスホ
ン酸テトラエチルエステルを製造する方法が記載されて
いる。
医薬品、農薬またはビタミン類の合成中間原料として広
く用いられている。ジャーナル・ヒュア・プラクティシ
ュ・ヘミー(Journal fur Praktische Chemie)、第3
24巻、537頁〜544頁、1982年には、例え
ば、亜リン酸ジエチルエステル・Na塩とジブロモメタ
ンとを紫外線照射下、0℃で反応させ、メタンジホスホ
ン酸テトラエチルエステルを製造する方法が記載されて
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記の方法に
おいては紫外線の照射下、0℃で反応させるために操作
が煩雑で、しかも特別な製造装置が必要であり、収量も
十分なものではなく工業的製法として満足できるもので
はない。
おいては紫外線の照射下、0℃で反応させるために操作
が煩雑で、しかも特別な製造装置が必要であり、収量も
十分なものではなく工業的製法として満足できるもので
はない。
【0004】
【課題を解決するための手段】メタンジホスホン酸テト
ラエステルは亜リン酸トリエステル 2モルとジハロメ
タン 1モルが2段階で反応して生成する。即ち、第一
段階の反応は、亜リン酸トリエステル 1モルとジハロ
メタン 1モルが反応しハロメタンホスホン酸ジエステ
ルができる。第2段階の反応は、このハロメタンホスホ
ン酸ジエステルが亜リン酸トリエステルと反応し目的と
するメタンジホスホン酸テトラエステルが生成する。本
発明者らは、第1段階及び第2段階の反応で副生するハ
ロゲン化炭化水素が亜リン酸トリエステルを消費し、そ
の結果目的物のメタンジホスホン酸テトラエステルの収
量が低下することを見い出した。本発明者らはかかる現
状に鑑み、第1段階及び第2段階の反応で生成するハロ
ゲン化炭化水素と亜リン酸トリエステルとの反応を防ぐ
方法につき検討した結果、溶媒を反応液に添加し、生成
するハロゲン化炭化水素を添加した溶媒とともに除去し
ながら反応を行うと、メタンジホスホン酸テトラエステ
ルの収量が大幅に向上することを見出した。これらの知
見にもとづきさらに研究を続けた結果本発明を完成し
た。
ラエステルは亜リン酸トリエステル 2モルとジハロメ
タン 1モルが2段階で反応して生成する。即ち、第一
段階の反応は、亜リン酸トリエステル 1モルとジハロ
メタン 1モルが反応しハロメタンホスホン酸ジエステ
ルができる。第2段階の反応は、このハロメタンホスホ
ン酸ジエステルが亜リン酸トリエステルと反応し目的と
するメタンジホスホン酸テトラエステルが生成する。本
発明者らは、第1段階及び第2段階の反応で副生するハ
ロゲン化炭化水素が亜リン酸トリエステルを消費し、そ
の結果目的物のメタンジホスホン酸テトラエステルの収
量が低下することを見い出した。本発明者らはかかる現
状に鑑み、第1段階及び第2段階の反応で生成するハロ
ゲン化炭化水素と亜リン酸トリエステルとの反応を防ぐ
方法につき検討した結果、溶媒を反応液に添加し、生成
するハロゲン化炭化水素を添加した溶媒とともに除去し
ながら反応を行うと、メタンジホスホン酸テトラエステ
ルの収量が大幅に向上することを見出した。これらの知
見にもとづきさらに研究を続けた結果本発明を完成し
た。
【0005】即ち、本発明は、(1)亜リン酸トリエス
テルとジハロメタンとを反応させ、生成するハロゲン化
炭化水素を反応系外に除去することを特徴とするメタン
ジホスホン酸テトラエステルの製造法、(2)溶媒の添
加下に反応させる上記(1)記載の製造法、(3)生成
するハロゲン化炭化水素を加熱下留去する上記(1)記
載の製造法、及び(4)亜リン酸トリエステル及びジハ
ロメタンの沸点のいずれよりも沸点が低く、生成するハ
ロゲン化炭化水素より高い沸点を有する有機溶媒を添加
する上記(2)記載の製造法に関する。
テルとジハロメタンとを反応させ、生成するハロゲン化
炭化水素を反応系外に除去することを特徴とするメタン
ジホスホン酸テトラエステルの製造法、(2)溶媒の添
加下に反応させる上記(1)記載の製造法、(3)生成
するハロゲン化炭化水素を加熱下留去する上記(1)記
載の製造法、及び(4)亜リン酸トリエステル及びジハ
ロメタンの沸点のいずれよりも沸点が低く、生成するハ
ロゲン化炭化水素より高い沸点を有する有機溶媒を添加
する上記(2)記載の製造法に関する。
【0006】本発明の製造法で原料として用いられる亜
リン酸トリエステルは、好ましくは一般式P(OR)3
で表される。ここにおいてRは炭化水素基を示す。この
ような炭化水素基としては、好ましくは例えばアルキル
基、シクロアルキル基などの炭素数1から5の炭化水素
基などが挙げられる。アルキル基としては、好ましくは
炭素数1から4のアルキル基、例えばメチル、エチル、
プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、sec−
ブチル、tert−ブチルなどが挙げられる。このうち炭素
数1から3のアルキル基、例えばメチル、エチル、プロ
ピル、イソプロピルなどが更に好ましい。シクロアルキ
ル基としては、好ましくは炭素数3から5のシクロアル
キル基、例えばシクロプロピル、シクロブチル、シクロ
ペンチルなどが挙げられる。
リン酸トリエステルは、好ましくは一般式P(OR)3
で表される。ここにおいてRは炭化水素基を示す。この
ような炭化水素基としては、好ましくは例えばアルキル
基、シクロアルキル基などの炭素数1から5の炭化水素
基などが挙げられる。アルキル基としては、好ましくは
炭素数1から4のアルキル基、例えばメチル、エチル、
プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、sec−
ブチル、tert−ブチルなどが挙げられる。このうち炭素
数1から3のアルキル基、例えばメチル、エチル、プロ
ピル、イソプロピルなどが更に好ましい。シクロアルキ
ル基としては、好ましくは炭素数3から5のシクロアル
キル基、例えばシクロプロピル、シクロブチル、シクロ
ペンチルなどが挙げられる。
【0007】本発明の製造方法で原料として用いられる
ジハロメタンは、好ましくはジクロロメタン、ジブロモ
メタン、ジアイオドメタン及びジフルオロメタン等が用
いられる。このうちジブロモメタン、ジアイオドメタン
などがさらに好ましい。本発明の製造方法におけるメタ
ンジホスホン酸テトラエステル合成反応では、まず亜リ
ン酸トリエステルとジハロメタンとの混合液を調製す
る。亜リン酸トリエステルとジハロメタンとの混合比
は、好ましくはジハロメタン 1モルに対し約1.0〜
約3モル、特に好ましくは約1.5〜約2.5モルであ
る。
ジハロメタンは、好ましくはジクロロメタン、ジブロモ
メタン、ジアイオドメタン及びジフルオロメタン等が用
いられる。このうちジブロモメタン、ジアイオドメタン
などがさらに好ましい。本発明の製造方法におけるメタ
ンジホスホン酸テトラエステル合成反応では、まず亜リ
ン酸トリエステルとジハロメタンとの混合液を調製す
る。亜リン酸トリエステルとジハロメタンとの混合比
は、好ましくはジハロメタン 1モルに対し約1.0〜
約3モル、特に好ましくは約1.5〜約2.5モルであ
る。
【0008】メタンジホスホン酸テトラエステルは亜リ
ン酸トリエステルとジハロメタンとの混合液を加熱して
反応させ、副生するハロゲン化炭化水素を反応系外に除
去することにより製造することができる。加熱温度は、
好ましくは約100℃〜約160℃、特に好ましくは約
110℃〜約140℃である。反応時間は、好ましくは
約18〜64時間、特に好ましくは約24〜約48時間
である。副生するハロゲン化炭化水素は、好ましくは加
熱下留去することにより反応系外に除去する。加熱下留
去する方法として、好ましくはジムロート冷却管、スニ
ーダー管、ガラスビーズ等の充填物を好ましくは約60
容量%から約90容量%詰めた充填管等の精留管を付し
た装置等を用いる。ジムロート冷却管を用いる場合に
は、該装置の冷却媒体としては水ないし温水等が用いら
れる。該装置を用い反応系から低沸点生成物を除去し、
高沸点物質を反応系に残す。
ン酸トリエステルとジハロメタンとの混合液を加熱して
反応させ、副生するハロゲン化炭化水素を反応系外に除
去することにより製造することができる。加熱温度は、
好ましくは約100℃〜約160℃、特に好ましくは約
110℃〜約140℃である。反応時間は、好ましくは
約18〜64時間、特に好ましくは約24〜約48時間
である。副生するハロゲン化炭化水素は、好ましくは加
熱下留去することにより反応系外に除去する。加熱下留
去する方法として、好ましくはジムロート冷却管、スニ
ーダー管、ガラスビーズ等の充填物を好ましくは約60
容量%から約90容量%詰めた充填管等の精留管を付し
た装置等を用いる。ジムロート冷却管を用いる場合に
は、該装置の冷却媒体としては水ないし温水等が用いら
れる。該装置を用い反応系から低沸点生成物を除去し、
高沸点物質を反応系に残す。
【0009】本反応は副生するハロゲン化炭化水素の反
応系外への除去を促進する為に、好ましくは溶媒の添加
下に行われる。本反応において溶媒はあらかじめ反応液
に一度に加えておいてもよく、また反応液に溶媒を数回
に分けるか少しずつ添加してもよい。これらの添加方法
は適宜組み合わせて用いてもよい。このうち溶媒を反応
液に少しずつ添加するのが特に好ましい。溶媒を反応液
に添加すると、ハロゲン化炭化水素は溶媒と共に反応系
外に速やかに除去される。工業的にメタンジホスホン酸
テトラエステルを製造する場合、溶媒の添加下に反応を
行うとハロゲン化炭化水素が容易に除去でき、目的物が
高収量、高純度で製造できるので好都合である。ジムロ
ート冷却管を用いる場合の冷却媒体の温度は、添加する
溶媒の沸点に近い温度が好ましい。該溶媒はメタンジホ
スホン酸テトラエステル合成反応条件下において、亜リ
ン酸トリエステルおよびメタンジハライドと反応しない
か、ほとんど反応しない溶媒が好ましい。該溶媒は、原
料として用いる亜リン酸トリエステル及びジハロメタン
の沸点のいずれより沸点が低く、生成するハロゲン化炭
化水素より高い沸点を有する有機溶媒が好ましい。亜リ
ン酸トリエステル及びジハロメタンの沸点のいずれより
も約5℃以上、さらに好ましくは20℃以上沸点が低
く、生成するハロゲン化炭化水素の沸点よりも高い沸点
を有する有機溶媒が特に好ましい。
応系外への除去を促進する為に、好ましくは溶媒の添加
下に行われる。本反応において溶媒はあらかじめ反応液
に一度に加えておいてもよく、また反応液に溶媒を数回
に分けるか少しずつ添加してもよい。これらの添加方法
は適宜組み合わせて用いてもよい。このうち溶媒を反応
液に少しずつ添加するのが特に好ましい。溶媒を反応液
に添加すると、ハロゲン化炭化水素は溶媒と共に反応系
外に速やかに除去される。工業的にメタンジホスホン酸
テトラエステルを製造する場合、溶媒の添加下に反応を
行うとハロゲン化炭化水素が容易に除去でき、目的物が
高収量、高純度で製造できるので好都合である。ジムロ
ート冷却管を用いる場合の冷却媒体の温度は、添加する
溶媒の沸点に近い温度が好ましい。該溶媒はメタンジホ
スホン酸テトラエステル合成反応条件下において、亜リ
ン酸トリエステルおよびメタンジハライドと反応しない
か、ほとんど反応しない溶媒が好ましい。該溶媒は、原
料として用いる亜リン酸トリエステル及びジハロメタン
の沸点のいずれより沸点が低く、生成するハロゲン化炭
化水素より高い沸点を有する有機溶媒が好ましい。亜リ
ン酸トリエステル及びジハロメタンの沸点のいずれより
も約5℃以上、さらに好ましくは20℃以上沸点が低
く、生成するハロゲン化炭化水素の沸点よりも高い沸点
を有する有機溶媒が特に好ましい。
【0010】該有機溶媒としては、例えばケトン類
(例、アセトン、メチルエチルケトン等)、炭化水素類
(例、n−ヘキサン、シクロヘキサン等)、アルコール
類(例、メタノール、エタノール、イソプロパノール
等)、エステル類(例、酢酸メチル、酢酸エチル、ギ酸
メチル、ギ酸エチル等)、エーテル類(例、ジエチルエ
ーテル、ジイソプロピルエーテル等)及びジハロメタン
(ジクロロメタン、ジブロモメタン、ジアイオドメタン
等)等が挙げられる。例えば、原料として亜リン酸トリ
エチルとジブロモメタンとを用いる場合、該溶媒として
はアセトンが用いられる。該溶媒を反応液にあらかじめ
一度に添加する場合、溶媒の添加量は反応時間により異
なるが、亜リン酸トリエステル仕込み重量に対し、好ま
しくは1時間当たり約1〜約30(容量/重量)%、特
に好ましくは約5〜約20(容量/重量)%である。該
溶媒を反応液に数回に分けて添加する場合、溶媒は上記
したあらかじめ一度に添加する量を好ましくは約2回〜
約10回、特に好ましくは約4回〜約8回に分けて添加
する。該溶媒を反応液に少しずつ添加する場合、溶媒の
添加速度は、生成するハロゲン化炭化水素の生成速度に
より異なるが、亜リン酸トリエステル仕込み重量に対
し、好ましくは1時間当たり約1〜約30(容量/重
量)%、特に好ましくは約5〜約20(容量/重量)%
である。
(例、アセトン、メチルエチルケトン等)、炭化水素類
(例、n−ヘキサン、シクロヘキサン等)、アルコール
類(例、メタノール、エタノール、イソプロパノール
等)、エステル類(例、酢酸メチル、酢酸エチル、ギ酸
メチル、ギ酸エチル等)、エーテル類(例、ジエチルエ
ーテル、ジイソプロピルエーテル等)及びジハロメタン
(ジクロロメタン、ジブロモメタン、ジアイオドメタン
等)等が挙げられる。例えば、原料として亜リン酸トリ
エチルとジブロモメタンとを用いる場合、該溶媒として
はアセトンが用いられる。該溶媒を反応液にあらかじめ
一度に添加する場合、溶媒の添加量は反応時間により異
なるが、亜リン酸トリエステル仕込み重量に対し、好ま
しくは1時間当たり約1〜約30(容量/重量)%、特
に好ましくは約5〜約20(容量/重量)%である。該
溶媒を反応液に数回に分けて添加する場合、溶媒は上記
したあらかじめ一度に添加する量を好ましくは約2回〜
約10回、特に好ましくは約4回〜約8回に分けて添加
する。該溶媒を反応液に少しずつ添加する場合、溶媒の
添加速度は、生成するハロゲン化炭化水素の生成速度に
より異なるが、亜リン酸トリエステル仕込み重量に対
し、好ましくは1時間当たり約1〜約30(容量/重
量)%、特に好ましくは約5〜約20(容量/重量)%
である。
【0011】亜リン酸トリエステルとジハロメタンとを
混合して得られる混合液を撹拌しながら加熱する際に、
亜リン酸トリエステルとジハロメタンの種類により、混
合液の温度の昇温を目的として、ハロメチルホスホン酸
ジエステル等の反応中間体等、または目的物であるメタ
ンジホスホン酸テトラエステルを、単独または適宜の割
合で混合して亜リン酸トリエステルとジハロメタンとの
混合液に加えてもよい。該反応中間体及び目的物である
メタンジホスホン酸テトラエステルの添加量はジハロメ
タン 1モルに対し、好ましくは約0.05〜約0.5
モルである。反応終了後得られる反応液は通常の単離精
製法、例えば濃縮、減圧濃縮、クロマトグラフィー等に
よって精製してもよい。このようにして得られたメタン
ジホスホン酸テトラエステルは、米国特許第49162
50号公報に記載の方法によりビタミンAに転換するこ
とができる。
混合して得られる混合液を撹拌しながら加熱する際に、
亜リン酸トリエステルとジハロメタンの種類により、混
合液の温度の昇温を目的として、ハロメチルホスホン酸
ジエステル等の反応中間体等、または目的物であるメタ
ンジホスホン酸テトラエステルを、単独または適宜の割
合で混合して亜リン酸トリエステルとジハロメタンとの
混合液に加えてもよい。該反応中間体及び目的物である
メタンジホスホン酸テトラエステルの添加量はジハロメ
タン 1モルに対し、好ましくは約0.05〜約0.5
モルである。反応終了後得られる反応液は通常の単離精
製法、例えば濃縮、減圧濃縮、クロマトグラフィー等に
よって精製してもよい。このようにして得られたメタン
ジホスホン酸テトラエステルは、米国特許第49162
50号公報に記載の方法によりビタミンAに転換するこ
とができる。
【0012】以下に実施例を挙げて本発明を更に具体的
に説明するが、これらによって本発明が限定されるもの
ではない。得られたメタンジホスホン酸テトラエステル
の含量は、下記の条件によりガスクロマトグラフィー
(以下、GCと略称することもある)で測定した。 ガスクロマトグラフ装置:GC-14A 、島津製作所製 カラム:島津製作所製 ガラスカラム 長さ 2.1 m × 内径 3.2 mm 充填剤:信和化工製 坦 体:シマライト(Shimalite)W(AW-DMCS) 固定相:SBS-300 (20%w/w) キャリアガス:窒素ガス(流速:50ml/分) 検出方法:フレームイオン検出法 水素ガス:0.5kg/cm2 空 気:0.5kg/cm2 温度条件 初期温度:80 ℃、3 分 昇温速度:10 ℃/分 定常温度:200 ℃、15 分
に説明するが、これらによって本発明が限定されるもの
ではない。得られたメタンジホスホン酸テトラエステル
の含量は、下記の条件によりガスクロマトグラフィー
(以下、GCと略称することもある)で測定した。 ガスクロマトグラフ装置:GC-14A 、島津製作所製 カラム:島津製作所製 ガラスカラム 長さ 2.1 m × 内径 3.2 mm 充填剤:信和化工製 坦 体:シマライト(Shimalite)W(AW-DMCS) 固定相:SBS-300 (20%w/w) キャリアガス:窒素ガス(流速:50ml/分) 検出方法:フレームイオン検出法 水素ガス:0.5kg/cm2 空 気:0.5kg/cm2 温度条件 初期温度:80 ℃、3 分 昇温速度:10 ℃/分 定常温度:200 ℃、15 分
【0013】実施例1 亜リン酸トリエチル 486g、ジブロモメタン 260
gおよびメタンジホスホン酸テトラエチルエステル 6
0gを含む反応液を撹拌しながら約120℃に加熱し
た。この反応液に、n−ヘキサン/ジブロモメタン混合
液(97:3,容量比)を80ml/時間の割合で添加
しつつ24時間副生するブロモエタンを留去した。留去
するための精留管としてはジムロート冷却管を用いた。
この間反応液の温度は約120℃〜約130℃に保持し
た。反応終了後、反応液を室温まで冷却し、減圧濃縮し
無色油状物 138gを得た。GC分析によりメタンジ
ホスホン酸テトラエチルエステルの含量は100%であ
った。減圧濃縮により得られた除去液には、亜リン酸ト
リエチル 372g及びブロモメチルホスホン酸ジエチ
ルエステル 6gが含まれていた。 実施例2 亜リン酸トリエチル 483g、ジブロモメタン 260
gおよびメタンジホスホン酸テトラエチルエステル 6
0gを含む反応液を撹拌しながら約120℃に加熱し
た。この反応液に、酢酸エチル/ジブロモメタン混合液
(19:1,容量比)を80ml/時間の割合で添加し
つつ24時間副生するブロモエタンを留去した。留去す
るための精留管としてはジムロート冷却管を用いた。こ
の間反応液の温度は約120℃〜約130℃に保持し
た。反応終了後、反応液を室温まで冷却し、減圧濃縮し
無色油状物 130gを得た。GC分析によりメタンジ
ホスホン酸テトラエチルエステルの含量は100%であ
った。減圧濃縮により得られた除去液には、亜リン酸ト
リエチル 370g及びブロモメチルホスホン酸ジエチ
ルエステル 23gが含まれていた。
gおよびメタンジホスホン酸テトラエチルエステル 6
0gを含む反応液を撹拌しながら約120℃に加熱し
た。この反応液に、n−ヘキサン/ジブロモメタン混合
液(97:3,容量比)を80ml/時間の割合で添加
しつつ24時間副生するブロモエタンを留去した。留去
するための精留管としてはジムロート冷却管を用いた。
この間反応液の温度は約120℃〜約130℃に保持し
た。反応終了後、反応液を室温まで冷却し、減圧濃縮し
無色油状物 138gを得た。GC分析によりメタンジ
ホスホン酸テトラエチルエステルの含量は100%であ
った。減圧濃縮により得られた除去液には、亜リン酸ト
リエチル 372g及びブロモメチルホスホン酸ジエチ
ルエステル 6gが含まれていた。 実施例2 亜リン酸トリエチル 483g、ジブロモメタン 260
gおよびメタンジホスホン酸テトラエチルエステル 6
0gを含む反応液を撹拌しながら約120℃に加熱し
た。この反応液に、酢酸エチル/ジブロモメタン混合液
(19:1,容量比)を80ml/時間の割合で添加し
つつ24時間副生するブロモエタンを留去した。留去す
るための精留管としてはジムロート冷却管を用いた。こ
の間反応液の温度は約120℃〜約130℃に保持し
た。反応終了後、反応液を室温まで冷却し、減圧濃縮し
無色油状物 130gを得た。GC分析によりメタンジ
ホスホン酸テトラエチルエステルの含量は100%であ
った。減圧濃縮により得られた除去液には、亜リン酸ト
リエチル 370g及びブロモメチルホスホン酸ジエチ
ルエステル 23gが含まれていた。
【0014】実施例3 亜リン酸トリエチル 1657g、ジブロモメタン 86
9gおよびメタンジホスホン酸テトラエチルエステル
203gを含む反応液を撹拌しながら約120℃に加熱
した。この反応液に、アセトン/ジブロモメタン混合液
(97:3,容量比)を260ml/時間の割合で添加
しつつ48時間副生するブロモエタンを留去した。留去
するための精留管としてはジムロート冷却管を用いた。
この間反応液の温度は約120℃〜約130℃に保持し
た。反応終了後、反応液を冷却し、減圧濃縮し無色油状
物 926gを得た。GC分析によりメタンジホスホン
酸テトラエチルエステルの含量は100%であった。減
圧濃縮により得られた除去液には、亜リン酸トリエチル
642g及びブロモメチルホスホン酸ジエチルエステ
ル 78gが含まれていた。 実施例4 亜リン酸トリエチル 497g、ジブロモメタン 261
gおよびメタンジホスホン酸テトラエチルエステル/ブ
ロモメチルホスホン酸ジエチルエステル/エチルリン酸
ジエチルエステル混合物 100g(23:65:1
2,重量比)を含む反応液を撹拌しながら約120℃に
加熱した。この反応液に、アセトン/ジブロモメタン混
合液(97:3,容量比)を80ml/時間の割合で添
加しつつ24時間副生するブロモエタンを留去した。留
去するための精留管としてはジムロート冷却管を用い
た。この間反応液の温度は約120℃〜約130℃に保
持した。反応終了後、反応液を冷却し、減圧濃縮し無色
油状物 298gを得た。GC分析によりメタンジホス
ホン酸テトラエチルエステルの含量は100%であっ
た。減圧濃縮により得られた除去液には、亜リン酸トリ
エチル 158g及びブロモメチルホスホン酸ジエチル
エステル 44gが含まれていた。
9gおよびメタンジホスホン酸テトラエチルエステル
203gを含む反応液を撹拌しながら約120℃に加熱
した。この反応液に、アセトン/ジブロモメタン混合液
(97:3,容量比)を260ml/時間の割合で添加
しつつ48時間副生するブロモエタンを留去した。留去
するための精留管としてはジムロート冷却管を用いた。
この間反応液の温度は約120℃〜約130℃に保持し
た。反応終了後、反応液を冷却し、減圧濃縮し無色油状
物 926gを得た。GC分析によりメタンジホスホン
酸テトラエチルエステルの含量は100%であった。減
圧濃縮により得られた除去液には、亜リン酸トリエチル
642g及びブロモメチルホスホン酸ジエチルエステ
ル 78gが含まれていた。 実施例4 亜リン酸トリエチル 497g、ジブロモメタン 261
gおよびメタンジホスホン酸テトラエチルエステル/ブ
ロモメチルホスホン酸ジエチルエステル/エチルリン酸
ジエチルエステル混合物 100g(23:65:1
2,重量比)を含む反応液を撹拌しながら約120℃に
加熱した。この反応液に、アセトン/ジブロモメタン混
合液(97:3,容量比)を80ml/時間の割合で添
加しつつ24時間副生するブロモエタンを留去した。留
去するための精留管としてはジムロート冷却管を用い
た。この間反応液の温度は約120℃〜約130℃に保
持した。反応終了後、反応液を冷却し、減圧濃縮し無色
油状物 298gを得た。GC分析によりメタンジホス
ホン酸テトラエチルエステルの含量は100%であっ
た。減圧濃縮により得られた除去液には、亜リン酸トリ
エチル 158g及びブロモメチルホスホン酸ジエチル
エステル 44gが含まれていた。
【0015】実施例5 亜リン酸トリメチル 534g、ジブロモメタン 374
gおよびメタンジホスホン酸テトラメチルエステル/ブ
ロモメチルホスホン酸ジメチルエステル/メチルリン酸
ジエチルエステル混合物 150g(85:13:2,
重量比)を含む反応液を撹拌しながら約120℃に加熱
した。この反応液に、アセトン/ジブロモメタン混合液
(19:1,容量比)を40ml/時間の割合で添加し
つつ48時間副生するブロモメタンを留去した。留去す
るための精留管としてはジムロート冷却管を用いた。こ
の間反応液の温度は約110℃〜約130℃に保持し
た。反応終了後、反応液を冷却し、減圧濃縮し無色油状
物 232.3gを得た。GC分析によりメタンジホス
ホン酸テトラメチルエステルの含量は98.9%であっ
た。減圧濃縮により得られた除去液には、亜リン酸トリ
メチル 332g及びブロモメチルホスホン酸ジメチル
エステル 105gが含まれていた。 実施例6 亜リン酸トリイソプロピル 430g、ジブロモメタン
180gおよびメタンジホスホン酸テトライソプロピル
エステル 30gを含む反応液を撹拌しながら約130
℃に加熱した。この反応液に、アセトン/ジブロモメタ
ン混合液(97:3,容量比)を100ml/時間の割
合で添加しつつ48時間副生するブロモイソプロパンを
留去した。留去するための精留管としてはジムロート冷
却管を用いた。この間反応液の温度は約130℃に保持
した。反応終了後、反応液を冷却し、減圧濃縮し無色油
状物 239gを得た。GC分析によりメタンジホスホ
ン酸テトライソプロピルエステルの含量は100%であ
った。減圧濃縮により得られた除去液には、亜リン酸ト
リイソプロピル 83g及びブロモメチルホスホン酸ジ
イソプロピルエステル 26gが含まれていた。
gおよびメタンジホスホン酸テトラメチルエステル/ブ
ロモメチルホスホン酸ジメチルエステル/メチルリン酸
ジエチルエステル混合物 150g(85:13:2,
重量比)を含む反応液を撹拌しながら約120℃に加熱
した。この反応液に、アセトン/ジブロモメタン混合液
(19:1,容量比)を40ml/時間の割合で添加し
つつ48時間副生するブロモメタンを留去した。留去す
るための精留管としてはジムロート冷却管を用いた。こ
の間反応液の温度は約110℃〜約130℃に保持し
た。反応終了後、反応液を冷却し、減圧濃縮し無色油状
物 232.3gを得た。GC分析によりメタンジホス
ホン酸テトラメチルエステルの含量は98.9%であっ
た。減圧濃縮により得られた除去液には、亜リン酸トリ
メチル 332g及びブロモメチルホスホン酸ジメチル
エステル 105gが含まれていた。 実施例6 亜リン酸トリイソプロピル 430g、ジブロモメタン
180gおよびメタンジホスホン酸テトライソプロピル
エステル 30gを含む反応液を撹拌しながら約130
℃に加熱した。この反応液に、アセトン/ジブロモメタ
ン混合液(97:3,容量比)を100ml/時間の割
合で添加しつつ48時間副生するブロモイソプロパンを
留去した。留去するための精留管としてはジムロート冷
却管を用いた。この間反応液の温度は約130℃に保持
した。反応終了後、反応液を冷却し、減圧濃縮し無色油
状物 239gを得た。GC分析によりメタンジホスホ
ン酸テトライソプロピルエステルの含量は100%であ
った。減圧濃縮により得られた除去液には、亜リン酸ト
リイソプロピル 83g及びブロモメチルホスホン酸ジ
イソプロピルエステル 26gが含まれていた。
【0016】実施例7 亜リン酸トリエチル 502g、ジブロモメタン 248
gおよびメタンジホスホン酸テトラエチルエステル/ブ
ロモメチルホスホン酸ジエチルエステル混合物200g
(99:1,重量比)を含む反応液を撹拌しながら約1
20℃に加熱した。この反応液に、ジブロモメタンを7
0ml/時間の割合で添加しつつ22時間副生するブロ
モエタンを留去した。留去するための精留管としてはジ
ムロート冷却管を用いた。この間反応液の温度は約12
0℃〜約130℃に保持した。反応終了後、反応液を冷
却し、減圧濃縮し無色油状物 475gを得た。GC分
析によりメタンジホスホン酸テトラエチルエステルの含
量は100%であった。減圧濃縮により得られた除去液
には、亜リン酸トリエチル 5g及びブロモメチルホス
ホン酸ジエチルエステル 170gが含まれていた。
gおよびメタンジホスホン酸テトラエチルエステル/ブ
ロモメチルホスホン酸ジエチルエステル混合物200g
(99:1,重量比)を含む反応液を撹拌しながら約1
20℃に加熱した。この反応液に、ジブロモメタンを7
0ml/時間の割合で添加しつつ22時間副生するブロ
モエタンを留去した。留去するための精留管としてはジ
ムロート冷却管を用いた。この間反応液の温度は約12
0℃〜約130℃に保持した。反応終了後、反応液を冷
却し、減圧濃縮し無色油状物 475gを得た。GC分
析によりメタンジホスホン酸テトラエチルエステルの含
量は100%であった。減圧濃縮により得られた除去液
には、亜リン酸トリエチル 5g及びブロモメチルホス
ホン酸ジエチルエステル 170gが含まれていた。
【0017】
【発明の効果】本発明の製造法によれば目的とするメタ
ンジホスホン酸テトラエステルを容易にかつ高純度、高
収量で得ることができる。
ンジホスホン酸テトラエステルを容易にかつ高純度、高
収量で得ることができる。
Claims (4)
- 【請求項1】亜リン酸トリエステルとジハロメタンとを
反応させ、生成するハロゲン化炭化水素を反応系外に除
去することを特徴とするメタンジホスホン酸テトラエス
テルの製造法。 - 【請求項2】溶媒の添加下に反応させる請求項1記載の
製造法。 - 【請求項3】生成するハロゲン化炭化水素を加熱下留去
する請求項1記載の製造法。 - 【請求項4】亜リン酸トリエステル及びジハロメタンの
いずれよりも沸点が低く、生成するハロゲン化炭化水素
より高い沸点を有する有機溶媒を添加する請求項2記載
の製造法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3710695A JPH08231567A (ja) | 1995-02-24 | 1995-02-24 | メタンジホスホン酸テトラエステルの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3710695A JPH08231567A (ja) | 1995-02-24 | 1995-02-24 | メタンジホスホン酸テトラエステルの製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08231567A true JPH08231567A (ja) | 1996-09-10 |
Family
ID=12488352
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3710695A Withdrawn JPH08231567A (ja) | 1995-02-24 | 1995-02-24 | メタンジホスホン酸テトラエステルの製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08231567A (ja) |
-
1995
- 1995-02-24 JP JP3710695A patent/JPH08231567A/ja not_active Withdrawn
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