JPH08232575A - シールド発進基地の構築方法 - Google Patents
シールド発進基地の構築方法Info
- Publication number
- JPH08232575A JPH08232575A JP34686995A JP34686995A JPH08232575A JP H08232575 A JPH08232575 A JP H08232575A JP 34686995 A JP34686995 A JP 34686995A JP 34686995 A JP34686995 A JP 34686995A JP H08232575 A JPH08232575 A JP H08232575A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- existing
- shield
- ground
- starting base
- caisson
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
- 238000010276 construction Methods 0.000 title abstract description 50
- 238000000034 method Methods 0.000 claims abstract description 58
- 230000015572 biosynthetic process Effects 0.000 claims abstract description 31
- 238000011144 upstream manufacturing Methods 0.000 claims description 52
- 239000000463 material Substances 0.000 claims description 20
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims description 10
- 239000002689 soil Substances 0.000 claims description 3
- 230000008569 process Effects 0.000 abstract description 16
- 230000006872 improvement Effects 0.000 abstract description 9
- 238000009412 basement excavation Methods 0.000 description 23
- 229910000831 Steel Inorganic materials 0.000 description 14
- 239000010959 steel Substances 0.000 description 14
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 12
- XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N Iron Chemical compound [Fe] XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 10
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 7
- 230000008859 change Effects 0.000 description 6
- 238000007796 conventional method Methods 0.000 description 6
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 5
- 229910052742 iron Inorganic materials 0.000 description 5
- 230000008021 deposition Effects 0.000 description 3
- 230000012447 hatching Effects 0.000 description 2
- 238000007689 inspection Methods 0.000 description 2
- 238000009434 installation Methods 0.000 description 2
- 230000001681 protective effect Effects 0.000 description 2
- 230000001012 protector Effects 0.000 description 2
- 230000006641 stabilisation Effects 0.000 description 2
- 238000011105 stabilization Methods 0.000 description 2
- 238000009423 ventilation Methods 0.000 description 2
- 235000006506 Brasenia schreberi Nutrition 0.000 description 1
- 244000267222 Brasenia schreberi Species 0.000 description 1
- 230000009471 action Effects 0.000 description 1
- 230000001174 ascending effect Effects 0.000 description 1
- 230000008014 freezing Effects 0.000 description 1
- 238000007710 freezing Methods 0.000 description 1
- 238000002347 injection Methods 0.000 description 1
- 239000007924 injection Substances 0.000 description 1
- 230000001788 irregular Effects 0.000 description 1
- 238000005192 partition Methods 0.000 description 1
- 239000011347 resin Substances 0.000 description 1
- 229920005989 resin Polymers 0.000 description 1
- 239000007787 solid Substances 0.000 description 1
- 239000004575 stone Substances 0.000 description 1
- 239000000126 substance Substances 0.000 description 1
- 238000004804 winding Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Excavating Of Shafts Or Tunnels (AREA)
Abstract
形成する際に、簡潔な施工工程で、また、小規模な地盤
改良で、シールド発進基地を構築する。 【構成】既設軌道41と水平方向に隣接した場所に坑口
3aを設定し、ガイド体6を、坑口3aからシールドト
ンネル46の形成予定箇所に向けた形で斜め方向に設置
し、内部に斜坑空間が形成されたケーソン50を、坑口
3aからガイド体6をガイドとする形でシールドトンネ
ル46の形成予定箇所に達するまで沈設して斜坑3を形
成し、ケーソン50の底部に底部コンクリート10を打
設して、シールド発進基地30とする。
Description
設道路や既設河川などの地下に、新規軌道や新規道路や
新規河川などのためのシールドトンネルを建設する際に
適用するに好適な、シールド発進基地の構築方法に関す
る。
進基地の一例を示す断側面図、図14は図11のXI、XI
矢視断面図、図15は従来の既設軌道下のシールド発進
基地の別の例を示す断側面図、図16は図15のXIV、X
IV矢視断面図である。従来、地上に既設された軌道(即
ち鉄道の線路等)、道路、河川等の地上流通路施設を供
用しながら、該既設の地上流通路施設の地下に、新たな
軌道、道路、河川等の地下流通路施設を通すため、シー
ルドトンネルを建設せんとすることがあり、このとき、
用地確保等の問題により、シールド発進基地を既設の地
上流通路施設直下に配置させることが要求される場合が
ある。こうした場合に、従来の方法の一例として、図1
3乃至図14に示すように、既設軌道41に隣接して立
坑42を設け、該立坑42の坑底42a近傍から横坑4
3を掘削構築し、該横坑43の前記既設軌道41直下に
対応した箇所を、シールド掘削機45の発進基地44と
して、図14一点鎖線で示すように、シールドトンネル
46の掘削を開始する。また、別の従来の方法として、
図15乃至図16に示すように、既設軌道41下に軌道
防護工47を構築し、該軌道防護工47に既設軌道41
を仮受させておいて、該既設軌道41下に立坑48を掘
削し、該立坑48の坑底部分を発進基地49として、シ
ールド掘削機45を発進させる。
14に示す方法では、立坑42の掘削のための図13矢
印A方向向きの掘削工程、横坑43の掘削のための図1
3矢印B方向向きの掘削工程、さらに、シールドトンネ
ル46を掘削するための図14矢印C、C’方向向きの
掘削工程、と掘削方向を少なくとも3回変更する必要が
生じるところから、工程及び掘削機械、設備等が複雑に
なり、非常に手間がかかる。また、立坑42の坑底42
a付近から横坑43を構築する場合、その掘削箇所が大
深度になり、高水圧下での掘削となるところから、掘削
領域全域に対して(即ち図13に示す幅W1をなす領域
分だけ)の地盤安定化を図る必要が生じ、これには莫大
な量の補助工法、例えば凍結工法等が必要となる。ま
た、図15乃至図16に示す方法では、軌道防護工47
を構築し、これに既設軌道41を仮受させる、という作
業が立坑掘削と別個に必要となり、特に既設軌道41が
供用中の鉄道路線である場合等は、その工程が非常に煩
雑なものとなる。さらに、立坑48は、仮受けされた既
設軌道41下の地盤を開削する形で掘削するために、該
既設軌道41を支持する軌道防護工47の基礎部47a
は、立坑48の掘削によって揺らぐことがないよう堅固
に構築される必要がある。このため、基礎部47aを支
持するための改良地盤51を形成したり、土留壁50を
構築し、大規模なる地盤改良によって確実なる地盤安定
化を図る必要が生じる。そこで本発明は、上記事情に鑑
み、既設の地上流通路施設の地下に新たなシールドトン
ネルを形成するに際し、施工工程が簡潔で、小規模な地
盤改良で施工出来る、シールド発進基地の構築方法を提
供するものである。
1記載の発明は、既設の地上流通路施設(41)、(5
6)、(57)の鉛直方向下方に位置する地盤(2)中
に、該既設の地上流通路施設(41)、(56)、(5
7)に沿って伸延するシールドトンネル(46)を形成
するに際し、前記既設の地上流通路施設(41)、(5
6)、(57)と水平方向に隣接した場所に坑口(3
a)、(4a)を設定し、筒状の地盤支持手段(90)
を、前記坑口(3a)、(4a)から前記シールドトン
ネル(46)の形成予定箇所に向けた形で、斜め方向に
設置すると共に、前記地盤支持手段(90)の内部の地
盤(2)を掘削して、斜坑(3)、(4)を、前記坑口
(3a)、(4a)と前記シールドトンネル(46)の
形成予定箇所を連絡する形で形成し、前記斜坑(3)、
(4)の底部に底部コンクリート(10)を打設して、
シールド発進基地(30)を構築して、構成される。ま
た、本発明のうち請求項2記載の発明は、請求項1記載
の発明において、前記既設の地上流通路施設は既設軌道
(41)であることを特徴として、構成される。また、
本発明のうち請求項3記載の発明は、請求項1記載の発
明において、前記既設の地上流通路施設は既設道路(5
6)であることを特徴として、構成される。また、本発
明のうち請求項4記載の発明は、請求項1記載の発明に
おいて、前記既設の地上流通路施設は既設河川(57)
であることを特徴として、構成される。また、本発明の
うち請求項5記載の発明は、請求項1記載の発明におい
て、前記地盤支持手段(90)は、前記斜坑(3)、
(4)の周囲に配置する形の土留め材(9)からなるよ
うにして、構成される。また、本発明のうち請求項6記
載の発明は、既設の地上流通路施設(41)、(5
6)、(57)の鉛直方向下方に位置する地盤(2)中
に、該既設の地上流通路施設(41)、(56)、(5
7)に沿って伸延するシールドトンネル(46)を形成
するに際し、前記既設の地上流通路施設(41)、(5
6)、(57)と水平方向に隣接した場所に坑口(3
a)、(4a)を設定し、ガイド手段(6)、(7)、
(8)を、前記坑口(3a)、(4a)から前記シール
ドトンネル(46)の形成予定箇所に向けた形で、斜め
方向に設置し、内部に斜坑空間(50s)、(51
s)、(52s)が形成されたケーソン(50)、(5
1)、(52)を、前記坑口(3a)、(4a)から前
記ガイド手段(6)、(7)、(8)をガイドとする形
で前記シールドトンネル(46)の形成予定箇所に達す
るまで沈設し、前記ケーソン(50)、(51)、(5
2)の底部に底部コンクリート(10)を打設して、シ
ールド発進基地(30)を構築して、構成される。ま
た、本発明のうち請求項7記載の発明は、請求項6記載
の発明において、前記既設の地上流通路施設は既設軌道
(41)であることを特徴として、構成される。また、
本発明のうち請求項8記載の発明は、請求項6記載の発
明において、前記既設の地上流通路施設は既設道路(5
6)であることを特徴として、構成される。また、本発
明のうち請求項9記載の発明は、請求項6記載の発明に
おいて、前記既設の地上流通路施設は既設河川(57)
であることを特徴として、構成される。また、本発明の
うち請求項10記載の発明は、請求項6記載の発明にお
いて、前記ガイド手段(6)、(7)、(8)は、前記
ケーソン(50)、(51)、(52)の外周形状に沿
って配置される複数の柱状部材(61)からなるように
して、構成される。また、本発明のうち請求項11記載
の発明は、請求項6記載の発明において、前記ガイド手
段(6)、(8)は、前記ケーソン(50)、(5
1)、(52)の外周形状に対応した形で筒状に設置す
ることを特徴として、構成される。また、本発明のうち
請求項12記載の発明は、請求項6記載の発明におい
て、前記ガイド手段(7)は、前記ケーソン(50)、
(51)、(52)のトンネル形成位置(5p)を除外
した形で設置されることを特徴として、構成される。な
お、( )内の番号等は、図面における対応する要素を
示す、便宜的なものであり、従って、本記述は図面上の
記載に限定拘束されるものではない。以下の作用の欄に
ついても同様である。
載の発明は、シールドトンネル(46)の形成予定箇所
にシールド発進基地(30)が配置するように作用す
る。また、本発明のうち請求項2記載の発明は、既設軌
道(41)の仮受けをしないで済む。また、本発明のう
ち請求項3記載の発明は、既設道路(56)の仮受けを
しないで済む。また、本発明のうち請求項4記載の発明
は、既設河川(57)の仮受けをしないで済む。また、
本発明のうち請求項5記載の発明は、土留め材(9)か
らなる地盤支持手段(90)が斜坑の周囲の地盤を土留
めするように作用する。また、本発明のうち請求項6記
載の発明は、ケーソン(50)、(51)、(52)の
設置によって斜坑空間(50s)、(51s)、(52
s)を、坑口(3a)、(4a)とシールドトンネル
(46)の形成予定箇所を連絡する形で直状に配置させ
るように作用する。また、本発明のうち請求項7記載の
発明は、既設軌道(41)の仮受けをしないで済む。ま
た、本発明のうち請求項8記載の発明は、既設道路(5
6)の仮受けをしないで済む。また、本発明のうち請求
項9記載の発明は、既設河川(57)の仮受けをしない
で済む。また、本発明のうち請求項10記載の発明は、
複数の柱状部材(61)を地盤(2)中に列状に並べて
打設することによりガイド手段(6)、(7)、(8)
の設置を行うように作用する。また、本発明のうち請求
項11記載の発明は、ケーソン(50)、(51)、
(52)を、ガイド手段(6)、(8)に包囲された地
盤(2)中に沈設させるように作用する。また、本発明
のうち請求項12記載の発明は、トンネル形成位置5p
にはガイド手段(6)、(7)、(8)が配置しないよ
うに作用する。
ルド発進基地における地上部分の平面図、図2は図1の
II、II矢視断面図、図3は図2のIII、III矢視断面図、
図4は図3のIV、IV矢視断面図、図5は図4に示すシー
ルド発進基地の別の例を示す断面図、図6は本発明の別
の実施例により構築中のシールド発進基地における地上
部分の平面図、図7は図6に示すシールド発進基地にお
ける地下部分の平断面図、図8は本発明のさらに別の実
施例の施工手順を示す図、図9は本発明のさらに別の実
施例の施工手順を示す図、図10は本発明のさらに別の
実施例の施工手順を示す図、図11は本発明のさらに別
の実施例の施工手順を示す図、図12は本発明のさらに
別の実施例の施工手順を示す図である。
ように、地面2a上に形成された路盤上に設けられた形
で、上り線41aと下り線41bからなる既設軌道41
が図1一点鎖線で示すように敷設されており、既設軌道
41の図1上下に示す両側のハッチングで示す箇所に
は、図2に示すようにプラットフォーム40、40が設
けられている。なお既設軌道41は、既設の地上流通路
施設の一具体例である。地上流通路施設とは地上におい
て人や物が流通する流通路のことであり、具体的には、
上述した鉄道などの軌道のほか、自動車が通行し得る道
路、或いは水が流通する河川などがある。既設軌道41
の鉛直方向下方に位置する地盤2中には、図1及び図2
に示すように、シールドトンネル46が、図1破線で示
すように、該既設軌道41に沿って即ちその伸延方向を
既設軌道41の伸延方向と略一致させた形で構築される
ことが予定されており、従って、既設軌道41の線路中
心CT1とシールドトンネル46の線路中心CT2は、
図2に示すように、略一致している。
及び図2に示すように、斜坑3が、既設軌道41に隣接
した地面2aの所定箇所と前記形成予定のシールドトン
ネル46を斜め方向に接続した形で掘削形成されてお
り、斜坑3はその坑口3aが図1に示すように既設軌道
41と水平方向に隣接した位置において略円形をなし、
その斜坑軸心CT3が、図2及び図3に示すように既設
軌道41の線路中心CT1と直交し且つ所定の勾配αを
なす形で、斜円柱状に形成されている。なお、斜坑3
は、その斜坑軸心CT3と直交方向に形成される横断面
形状が円形をなすように形状設定されているため、坑口
3aの平面形状は図1に示すように、若干長円形をな
す。
うに、内部に斜坑空間50sが形成されたオープンタイ
プのケーソン50を地盤2中に沈設してなるコンクリー
ト製の側壁5が、所定の巻厚をなす斜円筒状に設けられ
ており、さらに、側壁5の周囲には鋼製のガイド体6
が、斜坑3の全長に亙って斜円筒状をなす形で配置され
ている。ガイド体6は、図1に示すように、地面2aか
ら坑口3aを介して斜坑3の周囲を包囲し得る形で、即
ちケーソン50の外周形状に対応した形で地盤2中に列
状に並んで配置された、その各々が柱状をなす複数本の
鋼管61によって形成されている。
うに、遮水性を有する底部コンクリート10が、図2ハ
ッチングで示すように、天端10aが水平方向に形成さ
れた形で打設されており、底部コンクリート10上は、
前記側壁5によって支保された空間から前記シールドト
ンネル46を掘削形成するシールド掘削機45が発進し
得る形で、発進基地30となっている。従って、発進基
地30は、ケーソン50からなる側壁5を側壁とし、底
部コンクリート10を床版とする構造体により形成され
ている。発進基地30には、図3乃至図4に示すよう
に、シールド掘削機45が、側壁5を構成しているケー
ソン50に設定されたトンネル形成位置5pを切り破っ
て地盤2中にシールドトンネル46を掘進自在な形で配
置されており、従って、シールド掘削機45は、図2に
示すように、発進基地30において、前記構築すべきシ
ールドトンネル46の断面位置と整合配置されている。
等は以上のような構成を有しているので、該既設軌道4
1の鉛直方向下方に位置する地盤2中にシールドトンネ
ル46を構築するに際しては、まず、斜坑3の構築形成
を行う。これにはまず、図1乃至図3に示すように、地
面2a上において、既設軌道41から、該既設軌道41
の線路中心CT1と直交する方向に、既設軌道41の供
用に影響がない距離だけ離隔した地点、即ち既設軌道4
1と水平方向に所定距離をもって隣接した場所に、坑口
3aとすべき場所を測量によって設定する。
に、坑口3aとなるべき箇所の外周から、後に沈設すべ
きケーソン50による側壁5の外周形状に対応した形
で、即ち、該鋼管61のそれぞれが図2に示す所定の勾
配αをなす形で、該坑口3aに対応した地面2aからシ
ールドトンネル46の形成箇所予定箇所に向けて、地盤
2中に斜め方向に打設する。なお、鋼管61は、斜坑3
の深さに対応した地点まで到達し得るように、適宜継ぎ
足し打設する。こうして複数の鋼管61を地盤2中に打
設すると、斜円筒状のガイド体6が、これから沈設する
ケーソン50のガイド手段として設置される。この際、
1本1本の鋼管61は、斜坑3に比して極小径であると
ころから、ガイド体6の地中打ち込みは容易であり、ま
た、これによって地盤2が掻き乱される懸念もない。
形状に対応した形状をなし、内部に斜坑空間50sが形
成されたケーソン50を、所定の勾配αをなすよう傾け
て、該ケーソン50の部材軸心が斜坑軸心CT3に一致
した形になるよう坑口3aに据付ける。そして、該ケー
ソン50を設置すべき箇所の地盤2を掘削除去すること
により、該ガイド体6をガイドとする形で、シールドト
ンネル46の形成予定箇所に達するまで地盤2中に圧入
沈設する。すると、ケーソン50は、既に所定の勾配α
をなす形で地盤2中に打設設置されたガイド体6をガイ
ドとする形で、円滑に地盤2中に圧入沈設され、これに
より、斜坑3の形成と側壁5の構築が同時進行されてい
く。この際、ケーソン50は、その沈設姿勢を、既に地
盤2中に打設されたガイド体6によりガイドされ、斜坑
3の形成形状に的確に対応した形で所定の勾配αをもっ
て沈設される。また、沈設中のケーソン50の外周には
ガイド体6が配置する形になるため、該ケーソン50沈
設に伴う掘削箇所は、ガイド体6の内方側となり、掘削
作業も好適に行われる。この結果、斜坑3のように勾配
αをなす大きな斜め状の空間であっても安定的に形成さ
れる。
ル46の形成予定箇所に達する所定深さまで沈設して、
側壁5の構築及び斜坑3の形成を完了させたところで、
底部コンクリート10を、図2乃至図3ハッチングで示
すように打設する。なお、斜坑3は、斜め状の空間であ
るところから、側壁5は、図2右側に示す低い側の全長
が、図2左側に示す高い側の全長より次第に長くなって
いるが、底部コンクリート10は、その天端10aが略
水平に形成されるところから、図2に示す実施例におい
ては、上面側と下面側が平行しない異形形状となってい
るが、斜坑3の底部が地面2aと平行するようなケーソ
ンを用いても構わない。
ると、該底部コンクリート10上の空間は、図2に示す
ように、新たに構築すべきシールドトンネル46の路線
上に重なった形で配置し、ガイド体6及び側壁5によっ
て支保され、底部コンクリート10によって遮水された
形の安定的な空間となる。そこで、該底部コンクリート
10上の空間を、発進基地30として用いることが出来
る。従って、ケーソン50を用いて斜坑3を形成し、そ
の坑底部に底部コンクリート10を打設するだけで、側
壁5と底部コンクリート10を構造体とする発進基地3
0の構築を行うことが出来、該発進基地30構築に係る
工程は極めて簡潔である。また、発進基地30は、既設
軌道41の鉛直方向下方の地盤2中に配置させる必要が
あるため、その構築に際しては、地盤2に薬液注入等を
施して該斜坑3の周囲及びその下側の地盤2の改良安定
化を図ることがあるが、こうした地盤改良の対象となる
領域は、斜坑3の周辺及びその下側の領域に限定される
ので、小規模な地盤改良ですむ。
坑口3aから斜坑3を介して底部コンクリート10上に
シールド掘削機45を降ろして来て、該シールド掘削機
45を、図3乃至図4に示すように、シールドトンネル
46の掘進方向に向けて配置させる。すると、斜坑3内
においてシールド掘削機45の向きを変える必要なく、
直ちにシールドトンネル46の掘削を開始することが出
来る。そこで、シールド掘削機45を、ケーソン50の
トンネル形成部5p及びこれに対応したガイド体6を切
り破って地盤2中に推進させる形で、発進させる。する
と、既設軌道41の鉛直方向下方においてシールドトン
ネル46を、該既設軌道41の伸延方向に沿った形で掘
削形成していくことが安全且つ的確に出来る。従って、
シールドトンネル46を掘削開始するまでの段取りが簡
単であり、また、坑口3aとケーソンのトンネル形成位
置5pが、斜坑3を介して一直線状に連絡しているの
で、斜坑3を作業坑として利用したときの作業性にも優
れる。また、上述した手順により形成された斜坑3は、
ガイド体6、ケーソン50、底部コンクリート10によ
って堅固に支保された形となるため、シールドトンネル
46の構築完了後には、斜坑3を、換気塔、駅舎の一
部、点検用立坑、非難通路等の目的に、有用且つ安全に
利用することが出来る。
手段であるガイド体6を、ケーソン50の外周形状に対
応した形で筒状に設置するようにした例を述べたが、ガ
イド体6は、必ずしも筒状を呈している必要はない。即
ち、図5に示す例においては、ガイド体7が、先に述べ
たケーソン50のトンネル形成位置5pを除外した形で
形成設置される。すると、ガイド体7は、ケーソン50
が所定の勾配αをもって地盤2中に設置されるようにこ
れをガイドする機能は果たしながら、トンネル形成位置
5pを切り破って発進するシールド掘削機45の発進動
作の障害とならない。従って、シールド掘削機45を円
滑に発進させることが可能となる。なお、図5に示すガ
イド体7の非設置箇所は、ケーソン50のトンネル形成
位置5p付近のみでも良く、また、該斜坑3の全長に亙
っていても良い。
状に形成されたケーソン50の利用によって、斜坑3を
斜円柱状に形成した例を述べたが、斜坑の形成形状はこ
れに限定されるものではなく、例えば、図6乃至図7に
示すように、断面形状が矩形をなす形の斜坑4を形成し
ても構わない。矩形の斜坑4の形成には、既設軌道41
と水平方向に隣接した地面2aの所定場所に坑口4aを
矩形に設定し、該坑口4aからシールドトンネル46の
形成予定箇所に向けた形で斜め方向に複数の鋼管61
を、角筒状に配置させた形で設置してガイド体8とし、
該ガイド体8をガイド手段として内部に斜坑空間51s
が形成された矩形のケーソン51を、シールドトンネル
46の形成予定箇所に達するまで沈設し、該ケーソン5
1の底部に打設した底部コンクリート10上を発進基地
30とする。従って、その施工手順は、先に述べた斜円
柱状の斜坑3の場合と何等変わりなく、斜坑断面形状の
選択は自由である。即ち、斜坑3、4等の斜坑の形成形
状は、本実施例で述べたようにその断面が円形、或いは
矩形を呈しているものに限定されることはなく、例え
ば、長円形、楕円形、馬蹄形、眼鏡形等、如何様であっ
ても差し支えない。
手段は、実施例のように複数の鋼管61を列状に並べる
形で1本1本打設施工されなくても差し支えなく、即
ち、継手を介して何本かづつ連結された鋼管61をガイ
ド手段として打ち込み設置していっても良い。また、最
初から筒状に組み立てたガイド手段を坑口3a、4a等
の坑口から斜め方向に打設しても構わない。さらに、ガ
イド手段は、鋼管61等の鋼製材料によって構成されて
いなくても良く、樹脂製の素材、或いはPC部材、石
材、その他であっても構わない。
等の斜坑を形成して、その底部コンクリート10上に発
進基地30を配置させるために、オープンタイプのケー
ソン50、51を用いた例を述べたが、発進基地30の
構築のためには、ケーソン50、51以外のケーソン
や、或いはその他の地盤支持手段が用いられても差し支
えない。図8乃至図10にその他のケーソン或いはその
他の地盤支持手段を用いた斜坑3による発進基地30の
例を示す。なお、図8乃至図10に示す斜坑3は、紙面
の手前側から奥側に向けて所定の勾配αをなす形で形成
されている。
うに、内部に斜坑空間52sが形成されたニューマチッ
クタイプのケーソン52があり、ケーソン52の底部に
は、刃口52aによって包囲され、隔壁52bによって
斜坑空間52s側と隔絶された形の作業室52cが設け
られている。図8において作業室52cには、ケーソン
52の底部部分として既に底部コンクリート10が打設
されており、従って、ケーソン52と底部コンクリート
10は斜坑空間52sによって形成された斜坑3の底部
からシールド掘削機45を発進させ得る形で、発進基地
30を構成している。
と同様のガイド体6を設置し、該ガイド体6をガイド手
段としてケーソン52を、坑口3aからシールドトンネ
ル46の形成予定箇所に達するまで沈設し、該沈設後、
作業室52cに底部コンクリート10を打設する。する
と、斜坑空間52sの底部は、ニューマチックタイプの
ケーソン52によって、ケーソン沈設作業中も高水圧に
耐え、その後は底部コンクリート10によって遮水され
る形で、的確に支保される。よって、発進基地30を大
深度に構築せんとする場合にも、安全且つ的確な作業が
可能である。
0を用いて、斜坑3の掘削形成を行った例を示す。地盤
支持手段90は、例えば、遮水性を有する土留め材9
を、斜坑3の周囲に筒状に配置する形で地盤2中に斜め
方向に打設したものによって、構成されている。こうし
た地盤支持手段90を用いても、発進基地30を的確に
構築することが出来る。即ち、図9に示す例の施工手順
は、先に述べたケーソンを用いた発進基地30の構築手
順と同様に、まず地上2aにおいて既設軌道41の水平
方向に隣接した場所に坑口3aを設定し、土留め材9か
らなる地盤支持手段90を、坑口3aからシールドトン
ネル46の形成予定箇所に向けた形で斜め方向に設置す
る。これと共に、地盤支持手段90の底部付近に改良地
盤2kを形成しておいて、該地盤支持手段90の内部の
地盤2を掘削して、斜坑3を、坑口3aと該シールドト
ンネル46の形成予定箇所を連絡する形で形成する。そ
して、斜坑3の底部に底部コンクリート10を打設する
と、該底部コンクリート10上が発進基地30となる。
従って、ケーソンの設置を行わなくても、斜坑3を形成
して、該斜坑3を支保している地盤支持手段90と、斜
坑3の底部に打設された底部コンクリート10により、
発進基地30を構築することは可能であり、これにより
一層簡潔な施工工程で、即ち一層短い工期で発進基地3
0を構築することが可能となる。また、必要とされる資
材、機材、設備が簡素ですむ。
内周側に側壁コンクリート11を現場打設した例を示
す。図10の施工手順は、図9の例と同様に、地盤支持
手段90を、坑口3aからシールドトンネル46の形成
予定箇所に向けた形で斜め方向に設置すると共に、地盤
支持手段90の底部付近に改良地盤2kを形成しておい
て、該地盤支持手段90の内部の地盤2を掘削して、斜
坑3を、坑口3aと該シールドトンネル46の形成予定
箇所を連絡する形で形成する。その後、底部コンクリー
ト10を打設し、さらに、側壁コンクリート11を現場
打設する。すると、斜坑3aの底部に打設された底部コ
ンクリート10と地盤支持手段90及び側壁コンクリー
ト11は、これらによって形成された斜坑3を安定的に
支保する形で、発進基地30が構築完了される。従っ
て、該発進基地30からシールド掘削機45を発進させ
て、シールドトンネル46の構築を行って後も、斜坑3
を、換気塔、駅舎の一部、点検用斜坑、非難通路等とし
て、有用且つ安全に利用出来る。
通路施設が既設軌道41である例を説明したが、本発明
では、既設の地上流通路施設は地上での人や物の流通路
であればその他ものでもよい。例えば、図11に示すよ
うに、既設の地上流通路施設が、自動車等が流通する既
設道路56であってもよい(なお、この場合図中の番号
CT1は道路中心を示す。)。また、例えば、図12に
示すように、既設の地上流通路施設が、雨水などが流通
する既設河川57であってもよい(なお、この場合図中
の番号CT1は河川中心を示す。)。更にこれらの例以
外にも、既設の地上流通路施設が、既設歩道などであっ
てもよい。
項1記載の発明によれば、既設軌道41、既設道路5
6、既設河川57等の既設の地上流通路施設の鉛直方向
下方に位置する地盤2中に、該既設の地上流通路施設に
沿って伸延するシールドトンネル46を形成するに際
し、前記既設の地上流通路施設と水平方向に隣接した場
所に坑口3a、4a等の坑口を設定し、筒状の地盤支持
手段90を、前記坑口から前記シールドトンネル46の
形成予定箇所に向けた形で、斜め方向に設置すると共
に、前記地盤支持手段90の内部の地盤2を掘削して、
斜坑3、4等の斜坑を、前記坑口と前記シールドトンネ
ル46の形成予定箇所を連絡する形で形成し、前記斜坑
の底部に底部コンクリート10を打設して、発進基地3
0等のシールド発進基地を構築して、構成したので、シ
ールドトンネル46の形成予定箇所にシールド発進基地
を配置させることが簡潔な施工工程によって容易に出来
る。即ち、シールド掘削機45は既設の地上流通路施設
の鉛直方向下方に位置するシールドトンネル46の形成
予定箇所から発進させることが要求されるが、このため
のシールド発進基地を構築する際に必要とされる掘削工
程は、斜坑の掘削工程だけですみ、掘削方向を途中で変
更する必要はない。また、底部コンクリート10をシー
ルド掘削機45を据付けるための床版として利用出来る
ので、シールド発進基地下方に対する遮水対策と、構造
体としての床部分の構築が一度に施工されてしまう。ま
た、掘削に際し、既設の地上流通路施設を仮受けする作
業は不要である。また、シールド発進基地の構築に際し
て地盤安定を図るべき領域は斜坑の周囲だけですみ、さ
らに、地盤支持手段90は斜坑掘削に伴う地盤の緩みの
発生を極力防止することが出来るので、シールド発進基
地の構築に必要とされる地盤改良は小規模なものです
む。さらに、シールドトンネル46の形成予定箇所と坑
口は、斜坑によって直状に連絡された形となるため、シ
ールド発進時のシールド掘削機45の底部コンクリート
10上への据付け作業が簡単であり、加えて、シールド
トンネル46構築作業に必要とされる資材、機材等は斜
坑を作業坑として利用することにより円滑に搬送され
る。即ち、立坑及び該立坑に連結された横坑による作業
坑(従来のもの)は、資材、機材の搬送方向が途中で向
きが変わるため、搬送手段も複数種類必要になるが、本
発明のように斜坑を利用すれば、搬送方向が一直線状と
なるため、何種類もの搬送手段を組み合わせて用いる必
要はない。
は、請求項1記載の発明において、前記既設の地上流通
路施設は既設軌道41等の既設軌道であることを特徴と
して、構成されるので、請求項1記載の発明による効果
に加えて以下の効果を生む。即ち本発明は、従来の工法
の1つである仮受工法、即ち既設軌道を、軌道防護工等
により仮受させる形で施工する工法に比べて、次の点で
優れている。即ち従来のこの仮受工法では、特に既設軌
道が供用中の鉄道路線である場合等は、その仮受けの工
程が非常に煩雑なものとなり不都合が生じていたが、本
発明ではこの仮受け作業が不要になることにより作業工
程が簡潔となり好都合である。また、供用中の鉄道路線
である既設軌道が施工前の状態と略同一の状態で使用で
きるので、従来のように既設軌道が仮受けされることに
より列車の徐行運転などが必要となるようなこともなく
好都合である。
は、請求項1記載の発明において、前記既設の地上流通
路施設は既設道路56等の既設道路であることを特徴と
して、構成されるので、請求項1記載の発明による効果
に加えて以下の効果を生む。即ち本発明は、従来の工法
の1つである仮受工法、即ち既設道路を仮受させる形で
施工する工法に比べて、次の点で優れている。即ち従来
のこの仮受工法では、既設道路を仮受させるという作業
を行う場合には、例えば既設道路の路面を鉄板材などに
より構成し、該鉄板材を仮受けするという方法をとって
いたので、自動車等がこの鉄板材上を通過する際には震
動などが生じ、不快感を生む原因になっていた。しか
し、本発明ではこの仮受け作業が不要になるため、供用
中の既設道路が施工前の状態と略同一の状態で使用でき
るので(つまり鉄板材等を使用しないので)、従来のよ
うに震動が生じて不快感を生むといった不都合がなく好
都合である。また、供用中の既設道路が施工前の状態と
略同一の状態で使用できるので、自動車の徐行運転など
が必要となるようなこともなく好都合である。
は、請求項1記載の発明において、前記既設の地上流通
路施設は既設河川57等の既設河川であることを特徴と
して、構成されるので、請求項1記載の発明による効果
に加えて以下の効果を生む。即ち本発明は、従来の工法
の1つである仮受工法、即ち既設河川を仮受させる形で
施工する工法に比べて、次の点で優れている。即ち従来
のこの仮受工法では、既設河川を仮受させるという作業
を行う場合には、漏水対策など困難な点が多かった。し
かし、本発明ではこの仮受け作業が不要になり、供用中
の既設河川が施工前の状態と略同一の状態で使用できる
ので、漏水対策は不要になり好都合である。また、供用
中の既設河川が施工前の状態と略同一の状態で使用でき
るので、河川流量の不用意な増減などが生じず好都合で
ある。
は、請求項1記載の発明において、前記地盤支持手段9
0は、前記斜坑の周囲に配置する形の土留め材9からな
るようにして構成したので、土留め材からなる地盤支持
手段が斜坑の周囲の地盤を土留めすることが出来る。従
って、斜坑は土留め材9からなる地盤支持手段90によ
り一層安定的に支保された空間となり、既設の地上流通
路施設下の地盤が斜坑側に崩落することも防止されるの
で、斜坑を介しての新たなシールドトンネルの構築と、
既設の地上流通路施設の供用の両面において、安全性が
増大する。また、斜坑周囲の地盤の緩みは地盤支持手段
によって一層確実に抑制された形となり、この結果、所
望の地盤安定性を得るために必要とされる地盤改良は低
減される。
は、既設軌道41、既設道路56、既設河川57等の既
設の地上流通路施設の鉛直方向下方に位置する地盤2中
に、該既設の地上流通路施設に沿って伸延するシールド
トンネル46を形成するに際し、前記既設の地上流通路
施設と水平方向に隣接した場所に坑口3a、4a等の坑
口を設定し、ガイド体6、7、8等のガイド手段を、前
記坑口3a、4a等の坑口から前記シールドトンネル4
6の形成予定箇所に向けた形で、斜め方向に設置し、内
部に斜坑空間50s、51s、52s等の斜坑空間が形
成されたケーソン50、51、52等のケーソンを、前
記坑口から前記ガイド手段をガイドとする形で前記シー
ルドトンネル46の形成予定箇所に達するまで沈設し、
前記ケーソンの底部に底部コンクリート10を打設し
て、発進基地30等のシールド発進基地を構築して、構
成したので、ケーソンの設置によって斜坑空間を、坑口
とシールドトンネル46の形成予定箇所を連絡する形で
直状に配置させることが出来る。従って、こうして配置
されたケーソンの斜坑空間は、前述した請求項1記載の
発明で述べた斜坑として機能する形になるため、該ケー
ソンの利用によって、シールドトンネル46の形成予定
箇所にシールド発進基地を配置させることが簡潔な施工
工程によって容易に出来る。即ち、既設の地上流通路施
設下におけるシールド発進基地構築に際して掘削方向の
変更や該既設の地上流通路施設の仮受けは不要である。
また、ケーソンは公知のようにその沈設作業を斜坑空間
内部で行う形になるため、大規模な地盤改良を必要とせ
ず、さらに、地盤中に配置された斜坑空間はケーソンに
よって安全に支保された形となるため、シールド発進基
地構築並びにその利用に要する地盤改良は小規模なもの
ですむ。また、ケーソンは、その沈設工程(即ち斜坑側
壁部分の構築)と地盤掘削(即ち斜坑内部空間の形成)
が同時進行するので、施工効率が良い。さらに、ガイド
手段は、ケーソンの沈設時にこれを、坑口からシールド
トンネル46の形成予定箇所に向けて正確に斜め方向に
ガイドすることが出来るので、ケーソンの沈設姿勢を保
持するのが容易であり、従って、ケーソンの設置方向が
斜めであることがケーソン沈設作業の障害とならない。
は、請求項6記載の発明において、前記既設の地上流通
路施設は既設軌道41等の既設軌道であることを特徴と
して、構成されるので、請求項6記載の発明による効果
に加えて以下の効果を生む。即ち本発明は、従来の工法
の1つである仮受工法に比べて、煩雑な仮受け作業が不
要になることにより作業工程が簡潔となり好都合であ
る。また、供用中の鉄道路線である既設軌道が施工前の
状態と略同一の状態で使用できるので、列車の徐行運転
などが必要となるようなこともなく好都合である。
は、請求項6記載の発明において、前記既設の地上流通
路施設は既設道路56等の既設道路であることを特徴と
して、構成されるので、請求項6記載の発明による効果
に加えて以下の効果を生む。即ち本発明は、従来の工法
の1つである仮受工法に比べて、仮受け作業が不要にな
るため、供用中の既設道路が、鉄板材等を使用した仮設
路面により形成されるのでなく、施工前の状態と略同一
の状態で使用できるので、震動が生じて不快感を生むと
いった不都合がなく好都合でである。また、供用中の既
設道路が施工前の状態と略同一の状態で使用できるの
で、自動車の徐行運転などが必要となるようなこともな
く好都合である。
は、請求項6記載の発明において、前記既設の地上流通
路施設は既設河川57等の既設河川であることを特徴と
して、構成されるので、請求項6記載の発明による効果
に加えて以下の効果を生む。即ち本発明は、従来の工法
の1つである仮受工法に比べて、既設河川を仮受させる
という作業が不要になり、供用中の既設河川が施工前の
状態と略同一の状態で使用できるので、漏水対策は不要
になり好都合である。また、供用中の既設河川が施工前
の状態と略同一の状態で使用できるので、河川流量の不
用意な増減などが生じず好都合である。
は、請求項6記載の発明において、前記ガイド手段を、
前記ケーソンの外周形状に沿って配置される複数の鋼管
61等の柱状部材からなるようにして、構成したので、
複数の柱状部材を地盤中に列状に並べて打設することに
よりガイド手段の設置を行うことが出来る。すると、柱
状部材を地盤に打設するのは比較的容易な作業であるた
め、該柱状部材を複数並べてなるガイド手段であれば、
これがケーソンをガイドし得る形となるよう、坑口から
シールドトンネル46の形成予定箇所に向けた形で、斜
め方向に打設するのが、作業性良く出来る。
は、請求項6記載の発明において、前記ガイド体6、8
等のガイド手段を、前記ケーソンの外周形状に対応した
形で筒状に設置することを特徴として構成したので、ケ
ーソンを、ガイド手段に包囲された地盤中に沈設させる
ことが可能となる。従って、ケーソンは筒状のガイド手
段から逸れることなく、一層確実にシールドトンネルの
形成予定箇所に向けて斜め方向に沈設設置される。ま
た、ケーソン沈設のために掘削される箇所は、該ケーソ
ン沈設より先に打設された筒状のガイド手段の内方とな
るため、掘削及びこれに伴うケーソン沈設を一層安全に
行うことが出来る。
は、請求項6記載の発明において、前記ガイド体6等の
ガイド手段を、前記ケーソンのトンネル形成位置5pを
除外した形で設置されることを特徴として構成したの
で、トンネル形成位置5pにはガイド手段が配置しな
い。このため、シールド掘削機45はその発進時には、
ケーソンのトンネル形成位置5pを切り破る形で地盤中
に掘進していくが、このとき、トンネル形成位置5pに
ガイド手段がないことによって、シールド掘削機45が
円滑に発進することが出来る。
基地における地上部分の平面図である。
面図である。
進基地における地上部分の平面図である。
の平断面図である。
である。
である。
図である。
図である。
図である。
を示す断側面図、
例を示す断側面図である。
Claims (12)
- 【請求項1】既設の地上流通路施設の鉛直方向下方に位
置する地盤中に、該既設の地上流通路施設に沿って伸延
するシールドトンネルを形成するに際し、 前記既設の地上流通路施設と水平方向に隣接した場所に
坑口を設定し、 筒状の地盤支持手段を、前記坑口から前記シールドトン
ネルの形成予定箇所に向けた形で、斜め方向に設置する
と共に、 前記地盤支持手段の内部の地盤を掘削して、斜坑を、前
記坑口と前記シールドトンネルの形成予定箇所を連絡す
る形で形成し、 前記斜坑の底部に底部コンクリートを打設して、シール
ド発進基地を構築して構成した、シールド発進基地の構
築方法。 - 【請求項2】前記既設の地上流通路施設は既設軌道であ
ることを特徴とする、請求項1記載のシールド発進基地
の構築方法。 - 【請求項3】前記既設の地上流通路施設は既設道路であ
ることを特徴とする、請求項1記載のシールド発進基地
の構築方法。 - 【請求項4】前記既設の地上流通路施設は既設河川であ
ることを特徴とする、請求項1記載のシールド発進基地
の構築方法。 - 【請求項5】前記地盤支持手段は、前記斜坑の周囲に配
置する形の土留め材からなる、請求項1記載のシールド
発進基地の構築方法。 - 【請求項6】既設の地上流通路施設の鉛直方向下方に位
置する地盤中に、該既設の地上流通路施設に沿って伸延
するシールドトンネルを形成するに際し、 前記既設の地上流通路施設と水平方向に隣接した場所に
坑口を設定し、 ガイド手段を、前記坑口から前記シールドトンネルの形
成予定箇所に向けた形で、斜め方向に設置し、 内部に斜坑空間が形成されたケーソンを、前記坑口から
前記ガイド手段をガイドとする形で前記シールドトンネ
ルの形成予定箇所に達するまで沈設し、 前記ケーソンの底部に底部コンクリートを打設して、シ
ールド発進基地を構築して構成した、シールド発進基地
の構築方法。 - 【請求項7】前記既設の地上流通路施設は既設軌道であ
ることを特徴とする、請求項6記載のシールド発進基地
の構築方法。 - 【請求項8】前記既設の地上流通路施設は既設道路であ
ることを特徴とする、請求項6記載のシールド発進基地
の構築方法。 - 【請求項9】前記既設の地上流通路施設は既設河川であ
ることを特徴とする、請求項6記載のシールド発進基地
の構築方法。 - 【請求項10】前記ガイド手段は、前記ケーソンの外周
形状に沿って配置される複数の柱状部材からなる、請求
項6記載のシールド発進基地の構築方法。 - 【請求項11】前記ガイド手段は、前記ケーソンの外周
形状に対応した形で筒状に設置することを特徴とする、
請求項6記載のシールド発進基地の構築方法。 - 【請求項12】前記ガイド手段は、前記ケーソンのトン
ネル形成位置を除外した形で設置されることを特徴とす
る、請求項6記載のシールド発進基地の構築方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP34686995A JP3710106B2 (ja) | 1994-12-15 | 1995-12-13 | シールド発進基地の構築方法 |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6-333525 | 1994-12-15 | ||
| JP33352594 | 1994-12-15 | ||
| JP34686995A JP3710106B2 (ja) | 1994-12-15 | 1995-12-13 | シールド発進基地の構築方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08232575A true JPH08232575A (ja) | 1996-09-10 |
| JP3710106B2 JP3710106B2 (ja) | 2005-10-26 |
Family
ID=26574542
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP34686995A Expired - Fee Related JP3710106B2 (ja) | 1994-12-15 | 1995-12-13 | シールド発進基地の構築方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3710106B2 (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN109630146A (zh) * | 2019-02-20 | 2019-04-16 | 中铁隧道局集团有限公司 | 盾构机组装方法及组装洞室 |
| CN114352288A (zh) * | 2021-12-30 | 2022-04-15 | 南京工大交通科学研究院(滁州)有限公司 | 一种盾构近距离上穿既有盾构隧道施工结构及施工方法 |
| CN120061855A (zh) * | 2025-04-27 | 2025-05-30 | 中铁工程装备集团隧道设备制造有限公司 | 一种地下空间斜井矩形顶管机及其施工方法 |
-
1995
- 1995-12-13 JP JP34686995A patent/JP3710106B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN109630146A (zh) * | 2019-02-20 | 2019-04-16 | 中铁隧道局集团有限公司 | 盾构机组装方法及组装洞室 |
| CN109630146B (zh) * | 2019-02-20 | 2024-02-13 | 中铁隧道局集团有限公司 | 盾构机组装方法及组装洞室 |
| CN114352288A (zh) * | 2021-12-30 | 2022-04-15 | 南京工大交通科学研究院(滁州)有限公司 | 一种盾构近距离上穿既有盾构隧道施工结构及施工方法 |
| CN114352288B (zh) * | 2021-12-30 | 2024-04-16 | 南京工大交通科学研究院(滁州)有限公司 | 一种盾构近距离上穿既有盾构隧道施工结构及施工方法 |
| CN120061855A (zh) * | 2025-04-27 | 2025-05-30 | 中铁工程装备集团隧道设备制造有限公司 | 一种地下空间斜井矩形顶管机及其施工方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3710106B2 (ja) | 2005-10-26 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| CN207777770U (zh) | 一种预制拼接管件顶进系统 | |
| US6406220B1 (en) | Arched support structure | |
| JP3908464B2 (ja) | 水底トンネルの構築方法 | |
| KR102632451B1 (ko) | 기설치된 흙막이벽체를 이용한 지하층 해체공법 | |
| JP7021419B2 (ja) | 地中拡幅部の施工方法 | |
| RU2209268C1 (ru) | Способ разработки котлована | |
| JP3710106B2 (ja) | シールド発進基地の構築方法 | |
| JP2000291398A (ja) | 地下構造物およびその構築方法 | |
| JP6935640B2 (ja) | 地中拡幅部の施工方法 | |
| JP2006112137A (ja) | 分岐トンネル分合流部構造およびその構築方法 | |
| US4008577A (en) | Cut and cover construction of subway with utility chamber and air conditioning with minimum street traffic disturbance | |
| JPH07139300A (ja) | 地下構造物の構築方法 | |
| JP6019690B2 (ja) | トンネル拡幅工法 | |
| Lin et al. | A case study of piping failure associated with shield tunnelling | |
| JPH0584773B2 (ja) | ||
| JP5167578B2 (ja) | 地下構造物の構築工法 | |
| JP2733542B2 (ja) | 地下構造物の構築方法 | |
| CN217811059U (zh) | 一种组合型临时基坑支护结构 | |
| JPH0828199A (ja) | 土留壁及びその構築方法 | |
| JP3646698B2 (ja) | 地下構造物の構築工法 | |
| JP4319122B2 (ja) | 分岐トンネルの分合流部構造及びその構築方法 | |
| JP6019689B2 (ja) | トンネル拡幅工法 | |
| JP2003206697A (ja) | 地下構造物の構築工法 | |
| JP2878525B2 (ja) | 橋脚とその施工方法 | |
| JP2960316B2 (ja) | 土留構造体及びその構築方法 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A977 | Report on retrieval |
Effective date: 20050324 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 |
|
| TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20050802 |
|
| A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Effective date: 20050808 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 |
|
| R150 | Certificate of patent (=grant) or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080819 Year of fee payment: 3 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110819 Year of fee payment: 6 |
|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |