JPH08232977A - 両方向トルクリミッタ - Google Patents
両方向トルクリミッタInfo
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- JPH08232977A JPH08232977A JP3982095A JP3982095A JPH08232977A JP H08232977 A JPH08232977 A JP H08232977A JP 3982095 A JP3982095 A JP 3982095A JP 3982095 A JP3982095 A JP 3982095A JP H08232977 A JPH08232977 A JP H08232977A
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- outer ring
- ring
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- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 abstract description 22
- 230000001105 regulatory effect Effects 0.000 description 10
- 238000005452 bending Methods 0.000 description 4
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- 239000000470 constituent Substances 0.000 description 1
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- 239000004033 plastic Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Transmission Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 コンパクトな形状と簡単な構造により、両方
向で大きな伝達トルクを設定できるトルクリミッタを提
供する。 【構成】 周面の1ヶ所が分離した外輪2に、ローラ1
0を収納するポケット9を設け、各ポケット9の底面
に、反対方向に縮径する対の傾斜面11、12を設け、
ポケット9の両側にストッパ面14、15を形成する。
外輪2に加わる負荷が増大すると、外輪2が拡径し、ロ
ーラ10が傾斜面11、12と内輪1の間に喰い込んで
トルクを伝達する。ローラ10がストッパ面14、15
に当接した時点で、ローラ10によるロック作用が喪失
し、内輪1が空転する。
向で大きな伝達トルクを設定できるトルクリミッタを提
供する。 【構成】 周面の1ヶ所が分離した外輪2に、ローラ1
0を収納するポケット9を設け、各ポケット9の底面
に、反対方向に縮径する対の傾斜面11、12を設け、
ポケット9の両側にストッパ面14、15を形成する。
外輪2に加わる負荷が増大すると、外輪2が拡径し、ロ
ーラ10が傾斜面11、12と内輪1の間に喰い込んで
トルクを伝達する。ローラ10がストッパ面14、15
に当接した時点で、ローラ10によるロック作用が喪失
し、内輪1が空転する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、両方向の回転で大き
な伝達トルクを設定できるトルクリミッタに関するもの
である。
な伝達トルクを設定できるトルクリミッタに関するもの
である。
【0002】
【従来の技術及びその課題】従来、一方向クラッチにつ
いては多くの提案がなされている。例えば、本出願人に
おいても、特開平3−14922号公報や特開平5−3
12227号公報等により一方向クラッチを提案してい
る。
いては多くの提案がなされている。例えば、本出願人に
おいても、特開平3−14922号公報や特開平5−3
12227号公報等により一方向クラッチを提案してい
る。
【0003】しかし、これらのクラッチは、いずれも回
転の一方向で大きなトルクを発生できるが、逆方向には
小さいトルクしか発生できないものであり、両方向に大
きな発生トルクを必要とする用途には使用できない。
転の一方向で大きなトルクを発生できるが、逆方向には
小さいトルクしか発生できないものであり、両方向に大
きな発生トルクを必要とする用途には使用できない。
【0004】一方、両方向に所要のトルクを発生できる
トルクリミッタとして、本出願人が実開平4−7182
7号公報により提案したものがある。しかし、これは外
輪を2重構造とし、一方向クラッチを2層に組合せた形
状であるため、ローラやバネ部材などの部品点数が多く
なり、トルクリミッタの外径寸法が比較的大きくなりや
すい問題を有している。
トルクリミッタとして、本出願人が実開平4−7182
7号公報により提案したものがある。しかし、これは外
輪を2重構造とし、一方向クラッチを2層に組合せた形
状であるため、ローラやバネ部材などの部品点数が多く
なり、トルクリミッタの外径寸法が比較的大きくなりや
すい問題を有している。
【0005】また、上述した従来の一方向クラッチやト
ルクリミッタは、いずれも発生できるトルクが一定であ
り、発生トルクの大きさを任意に調節できる機能を持っ
ていない。例えば、特開平5−312227号公報で提
案された一方向クラッチにおいて、発生トルクを大きく
するためには、クラッチ係合子と噛み合う外輪の肉厚を
厚くし、外輪の曲げ応力を大きくする必要があるが、こ
れでは発生トルクの大きさが外輪の許容曲げ応力により
制限されることになり、また、クラッチの構造上、任意
に発生トルクの大きさを調節できない不具合がある。
ルクリミッタは、いずれも発生できるトルクが一定であ
り、発生トルクの大きさを任意に調節できる機能を持っ
ていない。例えば、特開平5−312227号公報で提
案された一方向クラッチにおいて、発生トルクを大きく
するためには、クラッチ係合子と噛み合う外輪の肉厚を
厚くし、外輪の曲げ応力を大きくする必要があるが、こ
れでは発生トルクの大きさが外輪の許容曲げ応力により
制限されることになり、また、クラッチの構造上、任意
に発生トルクの大きさを調節できない不具合がある。
【0006】そこで、この発明は、上記の問題を解決
し、コンパクトで簡単な構造により回転の両方向に大き
な伝達トルクを発生できる両方向トルクリミッタを提供
することを目的としている。
し、コンパクトで簡単な構造により回転の両方向に大き
な伝達トルクを発生できる両方向トルクリミッタを提供
することを目的としている。
【0007】また、この発明の他の目的は、上記の課題
に加えて、トルクリミッタの発生トルクを大きく増大さ
せることができ、かつその大きさを任意に調節すること
ができる構造を提供しようとするものである。
に加えて、トルクリミッタの発生トルクを大きく増大さ
せることができ、かつその大きさを任意に調節すること
ができる構造を提供しようとするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、この発明は、径方向に弾性変形する外輪の内側に、
円筒状の外径面をもつ内方部材を挿入し、その外輪の内
径面と内方部材の外径面との間にローラを締め代をもっ
て組込み、外輪の内径面に、上記ローラが中立位置から
正逆方向に回転した時に外輪を拡径させる対の傾斜面を
形成し、この各傾斜面に、外輪の弾性変形の範囲内で各
傾斜面に対するローラの喰い込みを防止するストッパ面
を設けたのである。
め、この発明は、径方向に弾性変形する外輪の内側に、
円筒状の外径面をもつ内方部材を挿入し、その外輪の内
径面と内方部材の外径面との間にローラを締め代をもっ
て組込み、外輪の内径面に、上記ローラが中立位置から
正逆方向に回転した時に外輪を拡径させる対の傾斜面を
形成し、この各傾斜面に、外輪の弾性変形の範囲内で各
傾斜面に対するローラの喰い込みを防止するストッパ面
を設けたのである。
【0009】なお、上記外輪の周面の1ヶ所を円周方向
に分離し、この分離により外輪を径方向に弾性変形可能
とすることができる。
に分離し、この分離により外輪を径方向に弾性変形可能
とすることができる。
【0010】また、この発明の第2の手段は、上記の構
造において、外輪を、径方向に積層嵌合する複数の弾性
リングにより形成し、その各弾性リングの嵌合面の一部
又は全部を、軸方向に傾斜するテーパ面をもって対向さ
せ、かつ各弾性リングを相互に軸方向に相対移動させる
移動手段を備えた構造を採用したのである。
造において、外輪を、径方向に積層嵌合する複数の弾性
リングにより形成し、その各弾性リングの嵌合面の一部
又は全部を、軸方向に傾斜するテーパ面をもって対向さ
せ、かつ各弾性リングを相互に軸方向に相対移動させる
移動手段を備えた構造を採用したのである。
【0011】さらに、この発明の第3の手段は、上記各
傾斜面の中立位置から各ストッパ面までの距離を互いに
異ならせた構造としたのである。
傾斜面の中立位置から各ストッパ面までの距離を互いに
異ならせた構造としたのである。
【0012】なお、上記の第3の手段において、外輪の
拡径量を規制する規制部材を設け、この部材による外輪
の変形規制量を、一方のストッパ面とローラが当接した
時の外輪の弾性変形量よりも小さく、他方のストッパ面
とローラが当接した時の弾性変形量よりも大きく設定す
るようにしてもよい。
拡径量を規制する規制部材を設け、この部材による外輪
の変形規制量を、一方のストッパ面とローラが当接した
時の外輪の弾性変形量よりも小さく、他方のストッパ面
とローラが当接した時の弾性変形量よりも大きく設定す
るようにしてもよい。
【0013】一方、第4の手段は、上記外輪の変形量を
制限する変形制限部材を設け、その変形制限部材の一部
又は全部を、温度変化によって弾性率が変化する材料で
形成したのである。
制限する変形制限部材を設け、その変形制限部材の一部
又は全部を、温度変化によって弾性率が変化する材料で
形成したのである。
【0014】また、第5の手段は、上記外輪の変形量を
制限する変形制限部材を設け、その変形制限部材の一部
又は全部を、線膨張係数が外輪とは異なる材料で形成し
たのである。
制限する変形制限部材を設け、その変形制限部材の一部
又は全部を、線膨張係数が外輪とは異なる材料で形成し
たのである。
【0015】第6の手段は、前記の外輪を、内外に積層
嵌合した内側弾性リングと外側弾性リングとにより形成
し、各弾性リングを相互に軸方向に相対移動させる移動
手段をケーシングに回転自在に嵌合した蓋により形成
し、該蓋の内面に上記いずれか一方の弾性リングを押圧
する押さえ面と他方の弾性リングと対向した周方向数箇
所の傾斜面とを設け、該傾斜面と対向した弾性リングの
端面に該傾斜面に押圧される突起を設けたものである。
嵌合した内側弾性リングと外側弾性リングとにより形成
し、各弾性リングを相互に軸方向に相対移動させる移動
手段をケーシングに回転自在に嵌合した蓋により形成
し、該蓋の内面に上記いずれか一方の弾性リングを押圧
する押さえ面と他方の弾性リングと対向した周方向数箇
所の傾斜面とを設け、該傾斜面と対向した弾性リングの
端面に該傾斜面に押圧される突起を設けたものである。
【0016】
【作用】上記構成のトルクリミッタにおいては、内方部
材を一方向に回転させると、ローラが外輪の一方の傾斜
面と内方部材の間の喰い込んでロック状態となり、内方
部材に対して外輪が一体に回転する。この状態から外輪
に作用する負荷が増大すると、外輪が拡径する方向に変
形してローラの喰込み量が増大する。さらに、負荷が増
大してローラがストッパ面に当接すると、ロック作用が
喪失し、それ以上の負荷を支えることができなくなり、
内方部材が空転する。
材を一方向に回転させると、ローラが外輪の一方の傾斜
面と内方部材の間の喰い込んでロック状態となり、内方
部材に対して外輪が一体に回転する。この状態から外輪
に作用する負荷が増大すると、外輪が拡径する方向に変
形してローラの喰込み量が増大する。さらに、負荷が増
大してローラがストッパ面に当接すると、ロック作用が
喪失し、それ以上の負荷を支えることができなくなり、
内方部材が空転する。
【0017】また、内方部材を逆方向に回転させると、
ローラが外輪の他方の傾斜面と内方部材の間に喰い込
み、上記と同様の作用を行う。なお、内方部材側に負荷
をかけ、外輪を回転させるようにしても、同じ作用を得
ることができる。
ローラが外輪の他方の傾斜面と内方部材の間に喰い込
み、上記と同様の作用を行う。なお、内方部材側に負荷
をかけ、外輪を回転させるようにしても、同じ作用を得
ることができる。
【0018】一方、第2の手段のように、外輪を積層嵌
合する複数の弾性リングにより形成した場合、内側の弾
性リングが拡径すると、その拡径に伴って外側の弾性リ
ングが拡径し、外輪からローラに加わる力は、内側の弾
性リングの拡径によるものと、外側の弾性リングの拡径
によるものとの合計になる。
合する複数の弾性リングにより形成した場合、内側の弾
性リングが拡径すると、その拡径に伴って外側の弾性リ
ングが拡径し、外輪からローラに加わる力は、内側の弾
性リングの拡径によるものと、外側の弾性リングの拡径
によるものとの合計になる。
【0019】上記の構造では、ローラ径やポケットのス
トッパ面の位置が決まると、そのポケットを設けた内側
の弾性リングの拡径量が決まるため、内側と外側の弾性
リングの嵌合すき間を変化させ、外側の弾性リングの拡
径量を変化させることにより、外輪全体からローラに加
わる力が変化し、発生トルクを変化させることができ
る。
トッパ面の位置が決まると、そのポケットを設けた内側
の弾性リングの拡径量が決まるため、内側と外側の弾性
リングの嵌合すき間を変化させ、外側の弾性リングの拡
径量を変化させることにより、外輪全体からローラに加
わる力が変化し、発生トルクを変化させることができ
る。
【0020】この場合、各弾性リングの嵌合面を軸方向
のテーパ面で対向させたことにより、各弾性リングの軸
方向の相対位置を変えると、各弾性リング間の嵌合すき
間を変化させることができる。したがって、移動手段に
より各弾性リングを軸方向に相対移動させることによ
り、外側の弾性リングの拡径量を変化させることがで
き、発生トルクの大きさを調節することができる。
のテーパ面で対向させたことにより、各弾性リングの軸
方向の相対位置を変えると、各弾性リング間の嵌合すき
間を変化させることができる。したがって、移動手段に
より各弾性リングを軸方向に相対移動させることによ
り、外側の弾性リングの拡径量を変化させることがで
き、発生トルクの大きさを調節することができる。
【0021】また、第3の手段のように、各傾斜面の中
立位置に対する各ストッパ面の距離を異ならせると、ロ
ーラが各ストッパ面に当接するまでの外輪の弾性変形量
に違いが生じ、ローラと外輪の間で伝達できるトルクの
大きさに違いがでる。このため、回転の両方向において
異なる伝達トルクを設定することができる。
立位置に対する各ストッパ面の距離を異ならせると、ロ
ーラが各ストッパ面に当接するまでの外輪の弾性変形量
に違いが生じ、ローラと外輪の間で伝達できるトルクの
大きさに違いがでる。このため、回転の両方向において
異なる伝達トルクを設定することができる。
【0022】なお、上記第3の手段において、外輪の拡
径量を規制する規制部材を設けると、ローラが一方のス
トッパ面に当接する前に外輪の弾性変形が規制され、そ
れ以上の外輪の変形が止められるため、外輪の傾斜面と
内方部材の間でローラがロックし、一方向ロックのトル
クリミッタになる。
径量を規制する規制部材を設けると、ローラが一方のス
トッパ面に当接する前に外輪の弾性変形が規制され、そ
れ以上の外輪の変形が止められるため、外輪の傾斜面と
内方部材の間でローラがロックし、一方向ロックのトル
クリミッタになる。
【0023】また、第4の手段のように、外輪の弾性変
形を制限する部材に、温度により弾性率が変化する材料
を用いると、温度変化によって外輪の弾性変形を制限す
る力が変化するため、外輪よりローラに加わる力が変化
し、伝達トルクを変化させることができる。
形を制限する部材に、温度により弾性率が変化する材料
を用いると、温度変化によって外輪の弾性変形を制限す
る力が変化するため、外輪よりローラに加わる力が変化
し、伝達トルクを変化させることができる。
【0024】一方、第5の手段のように、変形制限部材
に外輪と線膨張係数が異なる材料を用いると、温度変化
による膨張量の差によって外輪を規制する力が変化する
ため、伝達トルクも変化する。したがって、変形制限部
材の材料を選定することにより、温度変化対する伝達ト
ルクの変化率を任意に設定できる。
に外輪と線膨張係数が異なる材料を用いると、温度変化
による膨張量の差によって外輪を規制する力が変化する
ため、伝達トルクも変化する。したがって、変形制限部
材の材料を選定することにより、温度変化対する伝達ト
ルクの変化率を任意に設定できる。
【0025】第6の手段のような移動手段を採用する
と、ケーシングにねじ山を形成する加工が不要となり、
また構成部材が少なくなる。
と、ケーシングにねじ山を形成する加工が不要となり、
また構成部材が少なくなる。
【0026】
【実施例】以下、この発明の実施例を添付図面に基づい
て説明する。図1乃至図4に示すように、実施例のトル
クリミッタは、内方部材としての内輪1と、その内輪1
に嵌合する外輪2と、外輪2の外側に嵌合する有底筒状
のケーシング3とを有し、そのケーシング3の開口部を
押え蓋4で塞いでいる。
て説明する。図1乃至図4に示すように、実施例のトル
クリミッタは、内方部材としての内輪1と、その内輪1
に嵌合する外輪2と、外輪2の外側に嵌合する有底筒状
のケーシング3とを有し、そのケーシング3の開口部を
押え蓋4で塞いでいる。
【0027】内輪1は、外径面が円筒形のものであり、
その内部に軸5が挿通される。この内輪1と軸5は、切
欠き6とピン7の係合により一体で回転する。
その内部に軸5が挿通される。この内輪1と軸5は、切
欠き6とピン7の係合により一体で回転する。
【0028】外輪2は、金属等の弾性を有する素材で形
成され、その周面の1ヶ所に半径方向の切れ目8が設け
られており、この分割構造により径方向に弾性変形す
る。
成され、その周面の1ヶ所に半径方向の切れ目8が設け
られており、この分割構造により径方向に弾性変形す
る。
【0029】外輪2の内径面には、円周方向に独立する
複数のポケット9が一定間隔をおいて形成され、その各
ポケット9にそれぞれローラ10が組込まれている。
複数のポケット9が一定間隔をおいて形成され、その各
ポケット9にそれぞれローラ10が組込まれている。
【0030】上記各ポケット9は、外輪2の内径面を軸
方向に貫通し、各ポケット9の底面には、その底面の中
央部からそれぞれ円周方向の反対方向に向かって縮径す
る対の傾斜面11、12が形成されている。この対の傾
斜面11、12は、ローラ10が喰い込んだ時ロック作
用を生じるような傾斜角度をもっており、ポケット9の
中央部(以下、この位置をローラの中立位置13とす
る)に対して同じ長さ寸法で対称形に形成されている。
方向に貫通し、各ポケット9の底面には、その底面の中
央部からそれぞれ円周方向の反対方向に向かって縮径す
る対の傾斜面11、12が形成されている。この対の傾
斜面11、12は、ローラ10が喰い込んだ時ロック作
用を生じるような傾斜角度をもっており、ポケット9の
中央部(以下、この位置をローラの中立位置13とす
る)に対して同じ長さ寸法で対称形に形成されている。
【0031】また、各ポケット9の両側には、各傾斜面
11、12に連続して半径方向に内輪1に向うストッパ
面14、15が形成されている。この各ストッパ面1
4、15は、外輪2の弾性変形の範囲内でローラ10の
喰い込みを止める機能をもっており、各傾斜面11、1
2及び内輪1の外径面との間でくさび形空所16を形成
している。
11、12に連続して半径方向に内輪1に向うストッパ
面14、15が形成されている。この各ストッパ面1
4、15は、外輪2の弾性変形の範囲内でローラ10の
喰い込みを止める機能をもっており、各傾斜面11、1
2及び内輪1の外径面との間でくさび形空所16を形成
している。
【0032】上記ローラ10は、ポケット9の中立位置
13に組込まれるが、このローラ10の径は、中立位置
13におけるローラを組込み前のポケット9の底面と内
輪1の外径面の間の距離よりもわずかに大きく設定さ
れ、この寸法差により、ローラ10が微小な締め代をも
ってくさび形空所16に組込まれるようになっている。
13に組込まれるが、このローラ10の径は、中立位置
13におけるローラを組込み前のポケット9の底面と内
輪1の外径面の間の距離よりもわずかに大きく設定さ
れ、この寸法差により、ローラ10が微小な締め代をも
ってくさび形空所16に組込まれるようになっている。
【0033】ケーシング3は、プラスチック製とされ、
外輪2の外径面を囲む円筒部3aと閉塞壁3bとからな
り、その円筒部3aと外輪2との間にすき間17が設け
られている。このすき間17は、ローラ10の各傾斜面
11、12に対する喰込み量が増大して外輪2が最大限
に拡径しても、その外輪2と円筒部3aが干渉しないよ
うな大きさに設定されている。
外輪2の外径面を囲む円筒部3aと閉塞壁3bとからな
り、その円筒部3aと外輪2との間にすき間17が設け
られている。このすき間17は、ローラ10の各傾斜面
11、12に対する喰込み量が増大して外輪2が最大限
に拡径しても、その外輪2と円筒部3aが干渉しないよ
うな大きさに設定されている。
【0034】また、ケーシング3の閉塞壁3bの内面側
には、外輪2の各ポケット9に嵌入する複数の突起18
が形成され、この突起18とポケット9の係合によりケ
ーシング3と外輪2間のトルク伝達を行っている。
には、外輪2の各ポケット9に嵌入する複数の突起18
が形成され、この突起18とポケット9の係合によりケ
ーシング3と外輪2間のトルク伝達を行っている。
【0035】また、上記閉塞壁3bの外面には、外部部
材に対してトルク伝達を行う係合用凸部19が形成され
ている。
材に対してトルク伝達を行う係合用凸部19が形成され
ている。
【0036】押え蓋4は、内輪1の外径面とケーシング
3の円筒部3aの間に嵌合する大きさで形成され、その
外周面に設けたリブ20をケーシング開口部の嵌合溝2
1に嵌合することにより固着されている。
3の円筒部3aの間に嵌合する大きさで形成され、その
外周面に設けたリブ20をケーシング開口部の嵌合溝2
1に嵌合することにより固着されている。
【0037】実施例のトルクリミッタは上記のような構
造であり、次にその作用を説明する。図2において、軸
5と内輪1が矢印A方向に回転すると、ローラ10が、
図4のように中立位置13からポケット9の傾斜面11
と内輪1の間に喰い込んでロックし、そのロック作用に
より外輪2が内輪1と一体に回転してケーシング3にト
ルクが伝達される。
造であり、次にその作用を説明する。図2において、軸
5と内輪1が矢印A方向に回転すると、ローラ10が、
図4のように中立位置13からポケット9の傾斜面11
と内輪1の間に喰い込んでロックし、そのロック作用に
より外輪2が内輪1と一体に回転してケーシング3にト
ルクが伝達される。
【0038】この状態から、ケーシング3を通じて外輪
2に作用する負荷が大きくなると、外輪2の切れ目8が
拡開してローラ10の喰い込み量が増大し、さらに負荷
が増大すると、ローラ10がポケット9のストッパ面1
4に当接する。
2に作用する負荷が大きくなると、外輪2の切れ目8が
拡開してローラ10の喰い込み量が増大し、さらに負荷
が増大すると、ローラ10がポケット9のストッパ面1
4に当接する。
【0039】この時点で、ローラ10の傾斜面11に対
する喰い込みが止められ、ローラ10によるロック作用
が喪失するため、それ以上の負荷を支えることができ
ず、内輪1は空転する。
する喰い込みが止められ、ローラ10によるロック作用
が喪失するため、それ以上の負荷を支えることができ
ず、内輪1は空転する。
【0040】一方、内輪1を上記とは反対方向に回転さ
せると、ローラ10が傾斜面12と内輪1との間に喰い
込み、上記と同様の作用を行う。このため、両方向の回
転において、ローラ10が各ストッパ面14、15に当
接する範囲でトルクを伝達するトルクリミッタとして機
能することになる。
せると、ローラ10が傾斜面12と内輪1との間に喰い
込み、上記と同様の作用を行う。このため、両方向の回
転において、ローラ10が各ストッパ面14、15に当
接する範囲でトルクを伝達するトルクリミッタとして機
能することになる。
【0041】図5は第2の実施例を示す。この例では、
ポケット9の各傾斜面11、12の長さを互いに異なら
せ、中立位置13に対するストッパ面15の距離を、中
立位置13からストッパ面14までの距離よりも大きく
している。
ポケット9の各傾斜面11、12の長さを互いに異なら
せ、中立位置13に対するストッパ面15の距離を、中
立位置13からストッパ面14までの距離よりも大きく
している。
【0042】この構造では、内輪1をA方向とB方向に
回転させた場合、各ストッパ面14、15に当接するま
でのローラ10の喰い込み量に違いが生じ、外輪2の拡
径量が違ってくる。このため、外輪2からローラ10に
対する弾性力、すなわちトルクの伝達力に違いを生じる
ため、回転の両方向における空転時トルク(トルクリミ
ッタが伝達可能なトルク)に違いが生じる。
回転させた場合、各ストッパ面14、15に当接するま
でのローラ10の喰い込み量に違いが生じ、外輪2の拡
径量が違ってくる。このため、外輪2からローラ10に
対する弾性力、すなわちトルクの伝達力に違いを生じる
ため、回転の両方向における空転時トルク(トルクリミ
ッタが伝達可能なトルク)に違いが生じる。
【0043】なお、上記トルクリミッタの伝達トルク
(空転時トルク)は、上記のようなストッパ面14、1
5の位置変更以外に、各傾斜面11、12のくさび角度
や、外輪2の弾性変形のばね定数を変化させることによ
っても任意に設定することができる。
(空転時トルク)は、上記のようなストッパ面14、1
5の位置変更以外に、各傾斜面11、12のくさび角度
や、外輪2の弾性変形のばね定数を変化させることによ
っても任意に設定することができる。
【0044】図6及び図7は第3の実施例を示す。この
例は、ケーシングと外輪の間の嵌合すき間を小さくし、
ケーシングを外輪の拡径量を規制する規制部材として使
用したものである。
例は、ケーシングと外輪の間の嵌合すき間を小さくし、
ケーシングを外輪の拡径量を規制する規制部材として使
用したものである。
【0045】すなわち、上述した第2実施例の構造にお
いて、ケーシング3と外輪2間の嵌合すき間17を、ロ
ーラ10がストッパ面15に当接した時の外輪2の拡径
量よりも小さく設定し、ローラ10がストッパ面15に
当接する前に外輪2の外径面とケーシング3が干渉し、
外輪2の変形を止めるようにしている。
いて、ケーシング3と外輪2間の嵌合すき間17を、ロ
ーラ10がストッパ面15に当接した時の外輪2の拡径
量よりも小さく設定し、ローラ10がストッパ面15に
当接する前に外輪2の外径面とケーシング3が干渉し、
外輪2の変形を止めるようにしている。
【0046】一方、上記嵌合すき間17は、ローラ10
が他方のストッパ面14と当接した時の外輪2の拡径量
よりも大きく設定され、その方向で外輪2が自由に拡散
できるようになっている。
が他方のストッパ面14と当接した時の外輪2の拡径量
よりも大きく設定され、その方向で外輪2が自由に拡散
できるようになっている。
【0047】この構造では、内輪1がA方向に回転した
場合はローラ10がストッパ面14に当接して空転する
が、B方向に回転した場合は、ローラ10がストッパ面
15に当たらずに傾斜面12と内輪1の間でロックする
ため、一方向ロックのトルクリミッタを構成する。
場合はローラ10がストッパ面14に当接して空転する
が、B方向に回転した場合は、ローラ10がストッパ面
15に当たらずに傾斜面12と内輪1の間でロックする
ため、一方向ロックのトルクリミッタを構成する。
【0048】なお、上記の第3実施例において、外輪2
の弾性変形量の規制は、切れ目8の間を連結具等で連結
し、この連結具の緊張により外輪の変形を止めるように
してもよい。
の弾性変形量の規制は、切れ目8の間を連結具等で連結
し、この連結具の緊張により外輪の変形を止めるように
してもよい。
【0049】一方、図8乃至図11は第4の実施例を示
し、発生トルクの大きさを調節できる機能を備えた例を
示している。この実施例の基本的なトルクリミッタの構
造は、上述した第1の実施例と同じであるが、外輪の構
造に大きな違いがある。
し、発生トルクの大きさを調節できる機能を備えた例を
示している。この実施例の基本的なトルクリミッタの構
造は、上述した第1の実施例と同じであるが、外輪の構
造に大きな違いがある。
【0050】すなわち、この例の外輪2は、周面の1個
所を分離した2つの弾性リング31、32を径方向に積
層嵌合させて形成され、その内側の弾性リング31の内
径面に、ローラ10を収納する複数のポケット9を形成
している。
所を分離した2つの弾性リング31、32を径方向に積
層嵌合させて形成され、その内側の弾性リング31の内
径面に、ローラ10を収納する複数のポケット9を形成
している。
【0051】また、外側の弾性リング32の切れ目34
には、内側の弾性リング31の切れ目33から径方向に
突出した突起35、35が嵌合しており、その対向する
各突起35、35の側面と弾性リング32の切れ目34
の端面とに、軸方向に傾斜するテーパ面36、37が形
成されている。
には、内側の弾性リング31の切れ目33から径方向に
突出した突起35、35が嵌合しており、その対向する
各突起35、35の側面と弾性リング32の切れ目34
の端面とに、軸方向に傾斜するテーパ面36、37が形
成されている。
【0052】この実施例では、外側の弾性リング32の
内径面と内側の弾性リング31の外径面とのすきまは、
内側の弾性リング31が最大限に拡径しても、その外径
面が外側の弾性リング32の内径面に干渉しないすきま
とする。
内径面と内側の弾性リング31の外径面とのすきまは、
内側の弾性リング31が最大限に拡径しても、その外径
面が外側の弾性リング32の内径面に干渉しないすきま
とする。
【0053】この両テーパ面36、37は、各弾性リン
グ31、32の幅方向の全長にわたって同じ角度で平行
に傾斜している。
グ31、32の幅方向の全長にわたって同じ角度で平行
に傾斜している。
【0054】一方、外輪2を収納するケーシング3の内
径面には、ねじ山38が形成され、そのねじ山38に、
ねじリング39が取付けられている。このねじリング3
9の内径寸法は、内側の弾性リング31の外径寸法より
も大きく設定され、ねじリング39を回転操作した場
合、外側の弾性リング32だけにねじリング39が当接
し、その弾性リング32をケーシング3の奥側に向かっ
て移動させるようになっている。
径面には、ねじ山38が形成され、そのねじ山38に、
ねじリング39が取付けられている。このねじリング3
9の内径寸法は、内側の弾性リング31の外径寸法より
も大きく設定され、ねじリング39を回転操作した場
合、外側の弾性リング32だけにねじリング39が当接
し、その弾性リング32をケーシング3の奥側に向かっ
て移動させるようになっている。
【0055】また、ケーシング3の閉塞壁3bと外側の
弾性リング32との間には、弾性リング32をねじリン
グ39に向かって押圧する押圧ばね40が組込まれてお
り、この押圧ばね40の弾性力により、ねじリング39
と外側の弾性リング32が一体で軸方向に移動する。
弾性リング32との間には、弾性リング32をねじリン
グ39に向かって押圧する押圧ばね40が組込まれてお
り、この押圧ばね40の弾性力により、ねじリング39
と外側の弾性リング32が一体で軸方向に移動する。
【0056】ここで、ケーシング3の内径面と外側の弾
性リング32との間には、弾性リング32(すなわち外
輪2)が最大に拡径した場合でも、その両者の干渉が生
じないようなすき間41が設けられている。
性リング32との間には、弾性リング32(すなわち外
輪2)が最大に拡径した場合でも、その両者の干渉が生
じないようなすき間41が設けられている。
【0057】また、外輪2とケーシング3とのトルク伝
達は、内側の弾性リング31に設けたポケット9とケー
シング3から突出した突起18との嵌合によって行なっ
ている。
達は、内側の弾性リング31に設けたポケット9とケー
シング3から突出した突起18との嵌合によって行なっ
ている。
【0058】なお、図8における蓋42は、ねじリング
39と内輪1間のすき間を塞ぐ蓋であり、この蓋42
は、圧入によって内輪1に固定されている。
39と内輪1間のすき間を塞ぐ蓋であり、この蓋42
は、圧入によって内輪1に固定されている。
【0059】上記構造で成るトルクリミッタにおいて
は、内輪1の外径とローラ10の外径、及びローラ10
の喰い込みを止めるストッパ面14、15の位置が決ま
ると、内側の弾性リング31の最大拡径量が決まり、ト
ルクリミッタ組立後は、空転時の弾性リング31の拡径
量は一定となる。
は、内輪1の外径とローラ10の外径、及びローラ10
の喰い込みを止めるストッパ面14、15の位置が決ま
ると、内側の弾性リング31の最大拡径量が決まり、ト
ルクリミッタ組立後は、空転時の弾性リング31の拡径
量は一定となる。
【0060】いま、この内側の弾性リング31の最大拡
径量に対して、内外側の弾性リング31、32間の嵌合
すき間を小さく設定した場合、内側の弾性リング31が
拡径すると、切れ目33が拡がり、突起35が左右に開
くが、それに伴って外側の弾性リング32の切れ目34
が拡がり、弾性リング32が拡径する。このとき、内側
の弾性リング31の拡径量が一定であるため、弾性リン
グ32の切れ目34と突起35に設けたテーパ面36、
37間のすき間量の大きさによって、外側の弾性リング
32の拡径量が変化する。
径量に対して、内外側の弾性リング31、32間の嵌合
すき間を小さく設定した場合、内側の弾性リング31が
拡径すると、切れ目33が拡がり、突起35が左右に開
くが、それに伴って外側の弾性リング32の切れ目34
が拡がり、弾性リング32が拡径する。このとき、内側
の弾性リング31の拡径量が一定であるため、弾性リン
グ32の切れ目34と突起35に設けたテーパ面36、
37間のすき間量の大きさによって、外側の弾性リング
32の拡径量が変化する。
【0061】上記の場合、外輪2からローラ10に加わ
る力(伝達トルクを発生する力)は、内側の弾性リング
31の拡径によるものと、外側の弾性リング32の拡径
によるものの総和したものとなり、外側の弾性リング3
2の拡径量を変化させることにより、外輪2全体よりロ
ーラ10に加わる力が変化し、伝達トルクが変化する。
る力(伝達トルクを発生する力)は、内側の弾性リング
31の拡径によるものと、外側の弾性リング32の拡径
によるものの総和したものとなり、外側の弾性リング3
2の拡径量を変化させることにより、外輪2全体よりロ
ーラ10に加わる力が変化し、伝達トルクが変化する。
【0062】ここで、ねじリング39を回転操作して外
輪の弾性リング32をケーシング3の奥側に押し込み、
図11aに示すように、切れ目34と突起35のテーパ
面36、37をすき間なく密着させた場合は、ローラ1
0の喰い込みによって内側の弾性リング31が拡径する
と、同時に外側の弾性リング32が拡径し、突起35の
開き量と弾性リング32の切れ目34の開き量は同じに
なる。これにより、外輪2からローラ10に加わる力
は、常に内側と外側の弾性リング31、32の弾性反発
力を足し合わせた大きさになり、各弾性リング31、3
2の許容曲げ応力の範囲内で大きなトルクを発生させる
ことができる。
輪の弾性リング32をケーシング3の奥側に押し込み、
図11aに示すように、切れ目34と突起35のテーパ
面36、37をすき間なく密着させた場合は、ローラ1
0の喰い込みによって内側の弾性リング31が拡径する
と、同時に外側の弾性リング32が拡径し、突起35の
開き量と弾性リング32の切れ目34の開き量は同じに
なる。これにより、外輪2からローラ10に加わる力
は、常に内側と外側の弾性リング31、32の弾性反発
力を足し合わせた大きさになり、各弾性リング31、3
2の許容曲げ応力の範囲内で大きなトルクを発生させる
ことができる。
【0063】また、上記の状態から、ねじリング39の
回転操作により外側の弾性リング32を外向きに移動さ
せ、内側の弾性リング31の最大拡径量t1 の範囲内
で、突起35と切れ目34のテーパ面36、37間にす
き間を設けた場合は、内側の弾性リング31と外側の弾
性リング32の拡径に時間的なずれが生じる。すなわ
ち、両弾性リング31、32が接触するまでは、内側の
弾性リング31の弾性反発力だけがローラ10に加わ
り、接触した後は、内外側の弾性リング31、32の弾
性反発力の総和がローラ10に加わる。
回転操作により外側の弾性リング32を外向きに移動さ
せ、内側の弾性リング31の最大拡径量t1 の範囲内
で、突起35と切れ目34のテーパ面36、37間にす
き間を設けた場合は、内側の弾性リング31と外側の弾
性リング32の拡径に時間的なずれが生じる。すなわ
ち、両弾性リング31、32が接触するまでは、内側の
弾性リング31の弾性反発力だけがローラ10に加わ
り、接触した後は、内外側の弾性リング31、32の弾
性反発力の総和がローラ10に加わる。
【0064】この場合、各弾性リング31、32の弾性
反発力は、リングの拡径量に比例して増減するため、各
弾性リング31、32間の嵌合すき間を調整することに
より外輪2全体としての弾性反発力を連続して変化させ
ることができ、発生トルクの大きさを連続的に調節する
ことができる。
反発力は、リングの拡径量に比例して増減するため、各
弾性リング31、32間の嵌合すき間を調整することに
より外輪2全体としての弾性反発力を連続して変化させ
ることができ、発生トルクの大きさを連続的に調節する
ことができる。
【0065】一方、外側の弾性リング32をさらに外向
きに移動させ、図11bのように、両弾性リング31、
32のテーパ面36、37間のすき間t2 を、内側の弾
性リング31の最大拡径量t1 よりも大きくすると、外
側の弾性リング32は拡径しなくなるため、内側の弾性
リング31の弾性反発力だけが発生トルクに寄与するこ
とになる。
きに移動させ、図11bのように、両弾性リング31、
32のテーパ面36、37間のすき間t2 を、内側の弾
性リング31の最大拡径量t1 よりも大きくすると、外
側の弾性リング32は拡径しなくなるため、内側の弾性
リング31の弾性反発力だけが発生トルクに寄与するこ
とになる。
【0066】図12及び図13は、第5の実施例を示
す。この例は、内側の弾性リング31と外側の弾性リン
グ32の嵌合面に、その嵌合面全体にわたって軸方向に
傾斜するテーパ面43、44を形成したものであり、外
側の弾性リング32を軸方向に移動させることにより、
両弾性リング31、32の嵌合すき間を変化させ、発生
トルクを調節するようになっている。
す。この例は、内側の弾性リング31と外側の弾性リン
グ32の嵌合面に、その嵌合面全体にわたって軸方向に
傾斜するテーパ面43、44を形成したものであり、外
側の弾性リング32を軸方向に移動させることにより、
両弾性リング31、32の嵌合すき間を変化させ、発生
トルクを調節するようになっている。
【0067】他の構造は、第4の実施例と同じであるた
め、同一部品には同一の符号を付して説明を省略する。
め、同一部品には同一の符号を付して説明を省略する。
【0068】なお、上記第4と第5の実施例において
は、外輪2を2つの弾性リング31、32で形成した
が、3つ以上の弾性リングを積層嵌合させて形成しても
よく、これにより、さらに大きなトルクを発生させるこ
とができる。
は、外輪2を2つの弾性リング31、32で形成した
が、3つ以上の弾性リングを積層嵌合させて形成しても
よく、これにより、さらに大きなトルクを発生させるこ
とができる。
【0069】図14及び図15は第6の実施例を示して
いる。この例は、前述した第4の実施例において、トル
クリミッタが使用される雰囲気温度の変化に応じて伝達
トルクの大きさを任意に設定できる調整構造を付加した
ものである。
いる。この例は、前述した第4の実施例において、トル
クリミッタが使用される雰囲気温度の変化に応じて伝達
トルクの大きさを任意に設定できる調整構造を付加した
ものである。
【0070】すなわち、この実施例では、外輪2の内側
の弾性リング31の切れ目33に、全体がゴムで形成さ
れた変形制限部材51を挿入し、その変形制限部材51
の両側を切れ目33の端面に接着している。
の弾性リング31の切れ目33に、全体がゴムで形成さ
れた変形制限部材51を挿入し、その変形制限部材51
の両側を切れ目33の端面に接着している。
【0071】上記の構造においては、内輪1が回転する
ことにより外輪2が拡径すると、ゴム製の変形制限部材
51が引っ張られて、弾性リング31の拡径量を規制す
る。これにより、変形制限部材51を挿入していない状
態に比べて、外輪2全体の剛性が高くなり、空転時に外
輪2よりローラ4に加わる力が大きくなるため、伝達ト
ルクが大きくなる。
ことにより外輪2が拡径すると、ゴム製の変形制限部材
51が引っ張られて、弾性リング31の拡径量を規制す
る。これにより、変形制限部材51を挿入していない状
態に比べて、外輪2全体の剛性が高くなり、空転時に外
輪2よりローラ4に加わる力が大きくなるため、伝達ト
ルクが大きくなる。
【0072】この状態で、雰囲気温度が低温になると、
ゴムのバネ定数が常温に比べて大きくなるため、外輪2
の拡径を規制する力は大きくなる。従って、低温時は外
輪2の剛性がさらに高くなり、伝達トルクも大きくな
る。また、ゴムのバネ定数は低温になるほど大きくなる
ため、それに伴い伝達トルクも大きくなる。さらに、外
輪2とゴムの線膨張係数の差より、変形制限部材51が
外輪2を規制する力が強くなり、伝達トルクはいっそう
大きくなる。
ゴムのバネ定数が常温に比べて大きくなるため、外輪2
の拡径を規制する力は大きくなる。従って、低温時は外
輪2の剛性がさらに高くなり、伝達トルクも大きくな
る。また、ゴムのバネ定数は低温になるほど大きくなる
ため、それに伴い伝達トルクも大きくなる。さらに、外
輪2とゴムの線膨張係数の差より、変形制限部材51が
外輪2を規制する力が強くなり、伝達トルクはいっそう
大きくなる。
【0073】図16及び図17は、第7の実施例を示
し、この例では、上記弾性リング31の切れ目33に形
成した突起35、35の外側面に、それぞれゴム製の変
形制限部材52、52を配置し、この各制限部材52、
52により外輪2の拡径量を制限している。
し、この例では、上記弾性リング31の切れ目33に形
成した突起35、35の外側面に、それぞれゴム製の変
形制限部材52、52を配置し、この各制限部材52、
52により外輪2の拡径量を制限している。
【0074】上記第6及び第7の実施例では、変形制限
部材51、52のゴムの材質を選定することにより、温
度変化に対する伝達トルクの変化率を任意に設定でき
る。このため、雰囲気温度が低温になると摺動抵抗等の
増加により駆動に必要な動力が大きくなる機械にトルク
リミッタを組込んだ場合でも、温度変化に応じて伝達ト
ルクを適切に変化させることができ、低温時に機械を駆
動する動力が増加したり、トルクリミッタが空転して機
械を作動できないという不都合を無くすことができる。
部材51、52のゴムの材質を選定することにより、温
度変化に対する伝達トルクの変化率を任意に設定でき
る。このため、雰囲気温度が低温になると摺動抵抗等の
増加により駆動に必要な動力が大きくなる機械にトルク
リミッタを組込んだ場合でも、温度変化に応じて伝達ト
ルクを適切に変化させることができ、低温時に機械を駆
動する動力が増加したり、トルクリミッタが空転して機
械を作動できないという不都合を無くすことができる。
【0075】ここで、上記第6と第7の実施例において
は、変形制限部材51、52全体をゴムで形成し、温度
変化によって弾性率が変化する特性と、線膨張係数が外
輪とは異なる特性とを合わせもつ材料で形成したが、そ
の一方の特性だけをもつ材料で制限部材を形成しても、
上記と同様の作用を得ることができる。
は、変形制限部材51、52全体をゴムで形成し、温度
変化によって弾性率が変化する特性と、線膨張係数が外
輪とは異なる特性とを合わせもつ材料で形成したが、そ
の一方の特性だけをもつ材料で制限部材を形成しても、
上記と同様の作用を得ることができる。
【0076】また、変形制限部材51、52は、外輪2
の外側の弾性リング32に取付けても、外輪全体の変形
量を温度変化に応じて変化させることができる。
の外側の弾性リング32に取付けても、外輪全体の変形
量を温度変化に応じて変化させることができる。
【0077】図18乃至図20は第8の実施例を示して
いる。トルクリミッタの基本構造は、図8乃至図11に
示した第4の実施例と同様であるが、図8の蓋42とね
じリング39とに代えてこれらの一部品の蓋55を用い
たものである。即ち、内輪1のまわりに若干のすき間を
もって嵌合した蓋55の外径面にリブ56を形成し、そ
のリブ56をケーシング3の嵌合溝57に若干の締め代
(組み込み後もある程度の力で回転させることができる
程度)をもって嵌合している。
いる。トルクリミッタの基本構造は、図8乃至図11に
示した第4の実施例と同様であるが、図8の蓋42とね
じリング39とに代えてこれらの一部品の蓋55を用い
たものである。即ち、内輪1のまわりに若干のすき間を
もって嵌合した蓋55の外径面にリブ56を形成し、そ
のリブ56をケーシング3の嵌合溝57に若干の締め代
(組み込み後もある程度の力で回転させることができる
程度)をもって嵌合している。
【0078】上記の蓋55の内側端面には、図20に示
すように、軸穴58のまわりに内側弾性リング31の押
さえ面59が設けられ、その押さえ面59の径方向外側
に周方向の傾斜面61が数箇所(本実施例では3箇所)
に等配に設けられている。
すように、軸穴58のまわりに内側弾性リング31の押
さえ面59が設けられ、その押さえ面59の径方向外側
に周方向の傾斜面61が数箇所(本実施例では3箇所)
に等配に設けられている。
【0079】また、外側の弾性リング32は、その蓋側
端面に前記各傾斜面61に対向した位置に同じ数の突起
62が等配に設けられ、ばね40に押し付けられて各傾
斜面61に接触している。その他の構成は前述の第4実
施例と同じである。
端面に前記各傾斜面61に対向した位置に同じ数の突起
62が等配に設けられ、ばね40に押し付けられて各傾
斜面61に接触している。その他の構成は前述の第4実
施例と同じである。
【0080】上記の第8の実施例において、蓋55を回
転させると、その各傾斜面61と弾性リング32の突起
62との接触位置が変わり、弾性リング32が軸方向に
移動する。これによりテーパ面36、37の嵌合状態が
変化し、拡径量が変化して伝達トルクが変化する。この
作用は第4の実施例と同じであるが、本実施例の場合
は、第4の実施例のごときねじ山38(図8参照)を形
成する必要がなくまた第4の実施例の蓋42とねじリン
グ39の2部材の機能を一部材の蓋55により果すこと
ができる。
転させると、その各傾斜面61と弾性リング32の突起
62との接触位置が変わり、弾性リング32が軸方向に
移動する。これによりテーパ面36、37の嵌合状態が
変化し、拡径量が変化して伝達トルクが変化する。この
作用は第4の実施例と同じであるが、本実施例の場合
は、第4の実施例のごときねじ山38(図8参照)を形
成する必要がなくまた第4の実施例の蓋42とねじリン
グ39の2部材の機能を一部材の蓋55により果すこと
ができる。
【0081】なお、上述した各実施例では、外輪2を1
つ割りの形状としたが、外輪は径方向に弾性変形できる
機能があればよく、例えば、多数のセグメントを弾性部
材で連結して外輪を構成し、各弾性部材の変形により拡
径させるようにしてもよい。
つ割りの形状としたが、外輪は径方向に弾性変形できる
機能があればよく、例えば、多数のセグメントを弾性部
材で連結して外輪を構成し、各弾性部材の変形により拡
径させるようにしてもよい。
【0082】さらに、内方部材として内輪1と軸5を組
合せたものを示したが、内輪1又は軸5だけを外輪2の
内側に挿入してトルク伝達を行うこともできる。
合せたものを示したが、内輪1又は軸5だけを外輪2の
内側に挿入してトルク伝達を行うこともできる。
【0083】
【効果】以上のように、この発明のトルクリミッタは、
外輪と内方部材の間にローラを組込み、そのローラによ
り外輪を変形させてトルクを伝達するので、簡単な構造
により両方向で大きな伝達トルクを発生させることがで
きる。
外輪と内方部材の間にローラを組込み、そのローラによ
り外輪を変形させてトルクを伝達するので、簡単な構造
により両方向で大きな伝達トルクを発生させることがで
きる。
【0084】また、外輪の内径面に設けた傾斜面にロー
ラを組込むだけであるので、部品点数を大幅に少なくで
きると共にコンパクトな形状に形成でき、組立ての容易
な低コストのトルクリミッタを提供できる利点がある。
ラを組込むだけであるので、部品点数を大幅に少なくで
きると共にコンパクトな形状に形成でき、組立ての容易
な低コストのトルクリミッタを提供できる利点がある。
【0085】一方、第2の手段のように、外輪を積層嵌
合する複数の弾性リングで形成し、その各弾性リングの
嵌合すき間を変化できるようにすると、外輪の許容曲げ
応力の範囲内で発生トルクを大きく増大させることがで
き、発生トルクの大きさを任意に調節できる効果があ
る。
合する複数の弾性リングで形成し、その各弾性リングの
嵌合すき間を変化できるようにすると、外輪の許容曲げ
応力の範囲内で発生トルクを大きく増大させることがで
き、発生トルクの大きさを任意に調節できる効果があ
る。
【0086】また、第3の手段のように、傾斜面の中立
位置に対してストッパ面の距離を異ならせることによ
り、回転の両方向において異なる伝達トルクを設定する
ことができ、一方向ロックのトルクリミッタとして利用
することも可能となる。
位置に対してストッパ面の距離を異ならせることによ
り、回転の両方向において異なる伝達トルクを設定する
ことができ、一方向ロックのトルクリミッタとして利用
することも可能となる。
【0087】さらに、第4及び第5の手段を採用する
と、温度変化に伴って伝達トルクを任意に変化させるこ
とができるため、使用雰囲気温度の変化に応じて伝達ト
ルクの大きさを適切に設定することができ、安全装置と
して安定した作動を維持できる効果がある。
と、温度変化に伴って伝達トルクを任意に変化させるこ
とができるため、使用雰囲気温度の変化に応じて伝達ト
ルクの大きさを適切に設定することができ、安全装置と
して安定した作動を維持できる効果がある。
【0088】第6の手段によると、加工が容易になると
共に部品点数が少なくなり、コストを低減することがで
きる。
共に部品点数が少なくなり、コストを低減することがで
きる。
【図1】実施例のトルクリミッタを示す縦断正面図
【図2】図1のII−II線の断面図
【図3】図2の要部を拡大して示す断面図
【図4】a、bはそれぞれ同上の作用状態を示す断面図
【図5】第2の実施例を示す断面図
【図6】第3の実施例を示す断面図
【図7】同上の作用状態を示す断面図
【図8】第4の実施例を示す縦断正面図
【図9】図8のIX−IX線の縦断正面図
【図10】同上のトルクリミッタの頂部を一部破断して
示す平面図
示す平面図
【図11】a、bはそれぞれ同上のトルクリミッタの作
用状態を示す図
用状態を示す図
【図12】第5の実施例を示す縦断正面図
【図13】図12のXIII−XIII線の縦断側面図
【図14】第6の実施例を示す縦断正面図
【図15】図14のXV−XV線の縦断側面図
【図16】第7の実施例を示す縦断正面図
【図17】図16のXVII−XVII線の縦断側面図
【図18】第8の実施例を示す縦断正面図
【図19】図18のXIX −XIX 線の縦断側面図
【図20】同上の一部分解斜視図
1 内輪 2 外輪 3 ケーシング 4 押え蓋 5 軸 9 ポケット 10 ローラ 11、12 傾斜面 13 中立位置 14、15 ストッパ面 17 嵌合すき間 31、32 弾性リング 33、34 切れ目 35 突起 36、37 テーパ面 39 ねじリング 40 押圧ばね 43、44 テーパ面 51、52 変形制限部材 55 蓋 61 傾斜面 62 突起
Claims (8)
- 【請求項1】 径方向に弾性変形する外輪の内側に、円
筒状の外径面をもつ内方部材を挿入し、その外輪の内径
面と内方部材の外径面との間にローラを締め代をもって
組込み、外輪の内径面に、上記ローラが中立位置から正
逆方向に回転した時に外輪を拡径させる対の傾斜面を形
成し、この各傾斜面に、外輪の弾性変形の範囲内で各傾
斜面に対するローラの喰い込みを防止するストッパ面を
設けた両方向トルクリミッタ。 - 【請求項2】 上記外輪の周面の1ヶ所を円周方向に分
離し、この分離により外輪を径方向に弾性変形可能とし
た請求項1に記載の両方向トルクリミッタ。 - 【請求項3】 上記外輪を、径方向に積層嵌合する複数
の弾性リングにより形成し、その各弾性リングの嵌合面
の一部又は全部を、軸方向に傾斜するテーパ面をもって
対向させ、上記各弾性リングを相互に軸方向に相対移動
させる移動手段を備えて成る請求項1又は2に記載の両
方向トルクリミッタ。 - 【請求項4】 上記各傾斜面の中立位置から各ストッパ
面までの距離を互いに異ならせた請求項1乃至3のいず
れかに記載の両方向トルクリミッタ。 - 【請求項5】 請求項4に記載のトルクリミッタにおい
て、外輪の拡径量を規制する規制部材を設け、この部材
による外輪の変形規制量を、上記一方のストッパ面とロ
ーラが当接した時の外輪の弾性変形量よりも小さく、他
方のストッパ面とローラが当接した時の弾性変形量より
も大きく設定した両方向トルクリミッタ。 - 【請求項6】 上記外輪の変形量を制限する変形制限部
材を設け、その変形制限部材の一部又は全部を、温度変
化によって弾性率が変化する材料で形成した請求項1乃
至5のいずれかに記載の両方向トルクリミッタ。 - 【請求項7】 上記外輪の変形量を制限する変形制限部
材を設け、その変形制限部材の一部又は全部を、線膨張
係数が外輪とは異なる材料で形成した請求項1乃至5の
いずれかに記載の両方向トルクリミッタ。 - 【請求項8】 請求項3乃至7のいずれかに記載のトル
クリミッタにおいて、その外輪を内外に積層嵌合した内
側弾性リングと外側弾性リングとにより形成し、各弾性
リングを相互に軸方向に相対移動させる移動手段をケー
シングに回転自在に嵌合した蓋により形成し、該蓋の内
面に上記いずれか一方の弾性リングを押圧する押さえ面
と他方の弾性リングと対向した周方向数箇所の傾斜面と
を設け、該傾斜面と対向した弾性リングの端面に該傾斜
面に押圧される突起を設けてなる両方向トルクリミッ
タ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3982095A JPH08232977A (ja) | 1994-02-28 | 1995-02-28 | 両方向トルクリミッタ |
Applications Claiming Priority (7)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3001194 | 1994-02-28 | ||
| JP20488894 | 1994-08-30 | ||
| JP6-30011 | 1994-12-28 | ||
| JP32704494 | 1994-12-28 | ||
| JP6-327044 | 1994-12-28 | ||
| JP6-204888 | 1994-12-28 | ||
| JP3982095A JPH08232977A (ja) | 1994-02-28 | 1995-02-28 | 両方向トルクリミッタ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08232977A true JPH08232977A (ja) | 1996-09-10 |
Family
ID=27459165
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3982095A Pending JPH08232977A (ja) | 1994-02-28 | 1995-02-28 | 両方向トルクリミッタ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08232977A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100594487B1 (ko) * | 2004-10-22 | 2006-06-30 | 박재붕 | 토크 리미터 |
| KR100638991B1 (ko) * | 2000-10-19 | 2006-10-25 | 아이치기카이고교 가부시키가이샤 | 2방향 클러치 |
-
1995
- 1995-02-28 JP JP3982095A patent/JPH08232977A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100638991B1 (ko) * | 2000-10-19 | 2006-10-25 | 아이치기카이고교 가부시키가이샤 | 2방향 클러치 |
| KR100594487B1 (ko) * | 2004-10-22 | 2006-06-30 | 박재붕 | 토크 리미터 |
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